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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-24
(45)【発行日】2022-02-01
(54)【発明の名称】放熱機能が強化されたLED照明ランプ
(51)【国際特許分類】
   F21K 9/237 20160101AFI20220125BHJP
   F21K 9/00 20160101ALI20220125BHJP
   F21K 9/69 20160101ALI20220125BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20220125BHJP
   F21V 29/78 20150101ALI20220125BHJP
   F21V 29/83 20150101ALI20220125BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220125BHJP
   F21Y 105/12 20160101ALN20220125BHJP
【FI】
F21K9/237
F21K9/00 100
F21K9/69
F21V29/503
F21V29/78
F21V29/83
F21Y115:10
F21Y105:12
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019567314
(86)(22)【出願日】2018-05-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-30
(86)【国際出願番号】 KR2018006068
(87)【国際公開番号】W WO2018225973
(87)【国際公開日】2018-12-13
【審査請求日】2019-12-05
(31)【優先権主張番号】10-2017-0070872
(32)【優先日】2017-06-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519429392
【氏名又は名称】イノカンパニー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ホ ジョン
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-076450(JP,A)
【文献】特開2009-267082(JP,A)
【文献】登録実用新案第3164202(JP,U)
【文献】韓国登録特許第10-1351986(KR,B1)
【文献】特開2016-076500(JP,A)
【文献】特開2012-195127(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 9/237
F21K 9/00
F21K 9/69
F21V 29/503
F21V 29/78
F21V 29/83
F21Y 115/10
F21Y 105/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部面中心部を介して内側に挿入孔(21)が形成され、前記挿入孔(21)の外側周面に沿って複数個の放熱フィン(22)が形成される一方、下部には、単一または複数個の環形の熱放出溝(24)が設けられた装着面(23)が形成された本体部(20)と、
前記本体部(20)の下部に形成された装着面(23)に密着された状態で設けられ、底面部に複数個のLED(31)が設けられたLEDモジュール(30)と、
前記本体部(20)の上方から挿入孔(21)に挿入され且つ挟まれて結合された状態で、本体部(20)上の装着面に密着されたLEDモジュール(30)とスクリュー締結される筒状の締結ボス(40)と、
前記締結ボス(40)の上部外側が挿入されて固定された状態で、天井や壁面等に設けられるソケットに挟まれて電気的に接続される接続部(50)と、
前記LEDモジュール(30)の底面部に対して所定間隔離間するように挟まれて結合され、前記LEDモジュール(30)を構成するそれぞれのLED(31)と対応する位置には、LED(31)から発生される照明光を拡散して照射させるレンズ(61)が装着されたレンズホルダ(60)と、
前記LEDモジュール(30)及びレンズホルダ(60)を覆った状態で、前記本体部(20)の下端部に結合されてスクリュー締結されるリング状の固定ギャップ(70)と、
を備え、
前記本体部(20)上の挿入孔(21)の内周面を所定角度の分だけ分割する位置には、ガイド溝(21a)が縦方向に形成され、
前記ガイド溝(21a)と対応する位置に該当する締結ボス(40)の外周面には、下端部内側に締結孔(41a)が形成され且つ前記ガイド溝(21a)に挿入されるガイド突起(41)が縦方向に形成される一方、
前記ガイド突起(41)上の締結孔(41a)と対応する位置に該当する本体部(20)上の装着面(23)とLEDモジュール(30)の面上には、各々スクリュー挿入孔(80)が形成されるように構成され
前記本体部(20)上の装着面(23)には、前記環形の熱放出溝(24)と連通しながら外部の空気が熱放出溝(24)に流入するようにしたり、熱放出溝(24)内に流入した熱気が外部に流出するようにする複数個の空気通路(25)が放射状に形成され、
前記複数個の空気通路(25)の各々の一端は、外部に開放され、
前記複数個の空気通路(25)の各々の他端は、前記環形の熱放出溝(24)と連通される、
ことを特徴とする放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【請求項2】
上部面中心部を介して内側に挿入孔(21)が形成され、前記挿入孔(21)の外側周面に沿って複数個の放熱フィン(22)が形成される一方、下部には、単一または複数個の環形の熱放出溝(24)が設けられた装着面(23)が形成された本体部(20)と、
前記本体部(20)の下部に形成された装着面(23)に密着された状態で設けられ、底面部に複数個のLED(31)が設けられたLEDモジュール(30)と、
前記本体部(20)の上方から挿入孔(21)に挿入され且つ挟まれて結合された状態で、本体部(20)上の装着面に密着されたLEDモジュール(30)とスクリュー締結される筒状の締結ボス(40)と、
前記締結ボス(40)の上部外側が挿入されて固定された状態で、天井や壁面等に設けられるソケットに挟まれて電気的に接続される接続部(50)と、
前記LEDモジュール(30)の底面部に対して所定間隔離間するように挟まれて結合され、前記LEDモジュール(30)を構成するそれぞれのLED(31)と対応する位置には、LED(31)から発生される照明光を拡散して照射させるレンズ(61)が装着されたレンズホルダ(60)と、
前記LEDモジュール(30)及びレンズホルダ(60)を覆った状態で、前記本体部(20)の下端部に結合されてスクリュー締結されるリング状の固定ギャップ(70)と、
を備え、
前記本体部(20)上の装着面(23)には、前記環形の熱放出溝(24)と連通しながら外部の空気が熱放出溝(24)に流入するようにしたり、熱放出溝(24)内に流入した熱気が外部に流出するようにする複数個の空気通路(25)が放射状に形成され、
前記複数個の空気通路(25)の各々の一端は、外部に開放され、
前記複数個の空気通路(25)の各々の他端は、前記環形の熱放出溝(24)と連通される、
ことを特徴とす放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【請求項3】
前記本体部(20)上の装着面(23)に形成される環形の熱放出溝(24)は、放熱フィン(22)と当接することができる深さを有するように上方に突出されるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【請求項4】
前記リング状の固定ギャップ(70)の内周面に沿って外部の空気が流入し得るようにするための隙間が形成されるように複数個の突出フランジ(71)が所定間隔を隔てて形成されることを特徴とする請求項1に記載の放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【請求項5】
前記LEDモジュール(30)とレンズホルダ(60)とが互いに離間した状態で結合されるようにするために、前記LEDモジュール(30)の端面には、複数個の結合孔(32)が形成され、
前記結合孔(32)と対応する位置に該当するレンズホルダ(60)の上端面には、前記結合孔(32)に挟まれる結合突起(62)が形成される一方、
前記結合突起(62)の中間部位には、結合孔(32)の一端を支える支持フランジ(62a)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【請求項6】
前記締結ボス(40)の中間部位には、本体部(20)に形成された挿入孔(21)の上端を覆う蓋部(42)が形成され、
前記蓋部(42)の上方には、複数個の放熱孔(42a)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の放熱機能が強化されたLED照明ランプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱機能が強化されたLED照明ランプに関し、より詳細には、ソケットに挟んで接続させることができる形態で構成し、LEDの点灯の際に発生される高温の熱が本体部に形成される放熱フィンを介して速やかに外部へ放出され得るようにすることで、放熱機能が一層向上し得るようにし、組立が簡単になされ得るようにすることで、生産性及び修理作業性を大きく向上させ得るようにした、放熱機能が強化されたLED照明ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、LED(Light Emitting Diode)は、電気エネルギーが光エネルギーに直接変換されるので、電力が少なく消費され、エネルギー効率に優れた高光度を発し、既存の光源に比べて小型であり、寿命が長く延長された照明手段であることはよく知られている。
【0003】
このため、最近には、既存の白熱電球固定フレームまたは12V小型ハロゲンランプ固定フレームに互換設置が可能な小型LEDなど、様々な照明が開発されている。
【0004】
しかし、既存のLED照明灯は、小さいワット(Watt)であるにもかかわらず、略80℃の高温が発生されているところ、このような高温は、LEDランプの寿命を短縮させる直接的な要因となっており、このような問題は、LEDランプが既存の白熱電灯や蛍光灯に比べて照度面で優れた長所を有しているにもかかわらず、広く普及できない問題として残っている実情である。
【0005】
これにより、放熱機能を改善するためのLED照明ランプの開発が持続的になされており、その一例として、大韓民国登録実用新案公報登録番号第20-0455749号(放熱機能を有するLED照明灯、以下、「先行技術」とする)が提案された。
【0006】
上記した先行技術は、「電源と接続され、LEDランプ及びPCBからなる光源部が内蔵される円錘状の外部ケースと、前記外部ケースの内部に接触する状態をなして脱着するように設けられ、前記LEDランプの光を外部に照射されるように反射する円錘形の反射体と、前記反射体と同一の直径を有するリング(Ring)形態をなして、前記外部ケース及び前記反射体と接するように設けられ、前記外部ケースで前記反射体の前方に位置する照明レンズを前記外部ケースに脱着するように固定する固定フレームとを備えてなるLED照明灯において、前記外部ケースは、熱伝導特性に優れたセラミック(Ceramics)、アルミニウム(Al)、または超硬合金のうち、いずれか1つの材質で形成され、傘骨形態のリブをなすようにして、前記リブの間は、熱排出のための放熱孔として提供されるようにしたこと」をその技術的構成の要旨としている。
【0007】
しかし、このような先行技術は、部品数が多くて組立作業が非常に不便なため、生産性が低下することはもちろん、修理作業性も顕著に不良であるという問題がある。
【0008】
また、前記先行技術では、光源部が外部ケースの内部に深く設けられるので、使用中に発生される高温の熱が速かに外部へ放出されることができずに外部ケースの内側に残留して、光源部を構成するLEDランプを劣化させることにより、LED照明灯の寿命が短縮されるという深刻な問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、その目的は、ソケットに挟んで接続させることができる形態で構成し、LEDの点灯の際に発生される高温の熱が本体部に形成される放熱フィンを介して速かに外部へ放出され得るようにすることで、放熱機能が一層向上し得るようにした、新しい放熱機能が強化されたLED照明ランプを提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、部品間組立が簡単になされ得るようにすることで、生産性及び修理作業性を大きく向上させることができるようにした、新しい放熱機能が強化されたLED照明ランプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明は、上部面中心部を介して内側に挿入孔が形成され、前記挿入孔の外側周面に沿って複数個の放熱フィンが形成される一方、下部には、単一または複数個の環形の熱放出溝が設けられた装着面が形成された本体部と、前記本体部の下部に形成された装着面に密着された状態で設けられ、底面部に複数個のLEDが設けられたLEDモジュールと、前記本体部の上方から挿入孔を介して挟まれて結合された状態で、本体部上の装着面に密着されたLEDモジュールとスクリュー締結される筒状の締結ボスと、前記締結ボスの上部外側に挟まれて固定された状態で、天井や壁面等に設けられるソケットに挟まれて電気的に接続される接続部と、前記LEDモジュールの底面部に対して所定間隔離間するように挟まれて結合され、前記LEDモジュールを構成するそれぞれのLEDと対応する位置には、LEDから発生される照明光を拡散して照射させるレンズが装着されたレンズホルダと、前記LEDモジュール及びレンズホルダを覆った状態で前記本体部の下端部に結合されて、スクリューに締結されるリング状の固定ギャップとを備えて構成される。
【0012】
本発明において前記本体部上の挿入孔の内周面を所定角度の分だけ分割する位置には、ガイド溝が縦方向に形成され、前記ガイド溝と対応する位置に該当する締結ボスの外周面には、下端部内側に締結孔が形成されたガイド突起が縦方向に形成される一方、前記ガイド突起上の締結と対応する位置に該当する本体部上の装着面とLEDモジュールの面上には、各々スクリュー挿入孔が形成されるように構成された特徴を有する。
【0013】
本発明において前記本体部上の装着面には、前記環形の熱放出溝と連通しながら外部の空気が熱放出溝に流入するようにしたり、熱放出溝内に流入した熱気が外部に流出するようにする複数個の空気通路が放射状に形成された特徴を有する。
【0014】
本発明において前記本体部上の装着面に形成される環形の熱放出溝は、放熱フィンと当接することができる深さを有するように上方に突出されるように形成された特徴を有する。
【0015】
本発明において前記リング状の固定ギャップの内周面に沿って外部の空気が流入し得るようにするための隙間が形成されるように複数個の突出フランジが所定間隔を隔てて形成された特徴を有する。
【0016】
本発明において前記LEDモジュールとレンズホルダとが互いに離間した状態で結合されるようにするために、前記LEDモジュールの端面には、複数個の結合孔が形成され、前記結合孔と対応する位置に該当するレンズホルダの上端面には、前記結合孔に挟まれる結合突起が形成される一方、前記結合突起の中間部位には、結合孔の一端を支える支持フランジが形成された特徴を有する。
【0017】
本発明において前記締結ボスの中間部位には、本体部に形成された挿入孔の上端を覆う蓋部が形成され、前記蓋部の上方には、複数個の放熱孔が形成された特徴を有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明を適用すれば、ソケットに挟んで接続させることができる形態で構成し、LEDの点灯の際に発生される高温の熱が本体部の装着面上に形成された熱放出溝に流入した後、本体部外周面に形成される放熱フィンと締結ボス上の蓋部に形成された放熱孔を介して速かに外部に放出されるので、放熱機能が一層向上するという効果がある。
【0019】
また、本体部の装着面に対するLEDモジュールの締結及びレンズホルダと固定ギャップとの結合など、部品間組立が極めて簡単になされるので、生産性が大きく向上することはもちろん、修理作業性が大きく改善されて、使用上の利便性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプを示した平面分離斜視図である。
図2】本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプを示した底面分離斜視図である。
図3】本発明の他の例による放熱機能が強化されたLED照明ランプを示した底面分離斜視図である。
図4】本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプを示した分離状態正面図である。
図5】本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプの結合状態斜視図である。
図6】本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプの結合状態断面図である。
図7】本発明の他の例による放熱機能が強化されたLED照明ランプの結合状態断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付された図面によって本発明の好ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0022】
図1図7に示すように、本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプ10では、ソケットに挟まれて接続されるように構成される本体部20が設けられる。
【0023】
本発明において前記本体部20の上部面中心部を介して内側には挿入孔21が形成され、前記挿入孔21の外側周面に沿って複数個の放熱フィン22が形成されるように構成される。
【0024】
また、前記本体部20の下部には、装着面23が設けられ、前記装着面には、単一または複数個の環形の熱放出溝24が形成されるように構成される。
【0025】
本発明において前記本体部20の下部に形成された装着面23には、LEDモジュール30が密着された状態で脱着可能に設けられるが、前記LEDモジュール30の底面部には、複数個のLED(31)が設けられるように構成される。
【0026】
本発明において前記本体部20上に形成された挿入孔21を介して別の筒状の締結ボス40が挟まれて結合されるが、前記締結ボス40は、本体部20上の装着面23に密着されたLEDモジュール30とスクリュー締結されるように構成され、前記締結ボス40の上端部外側には、天井や壁面等に設けられるソケットに挟まれて電気的に接続される接続部50が挟まれて固定されるように構成される。
【0027】
また、前記LEDモジュール30の底面部には、別のレンズホルダ60が所定間隔離間するように挟まれて結合されるが、前記LEDモジュール30を構成するそれぞれのLED(31)と対応する位置に該当するレンズホルダ60の面上には、LED(31)から発生される照明光を拡散して照射させるレンズ61が装着されるように構成される。
【0028】
また、前記本体部20の下端部には、別のリング状の固定ギャップ70がねじ結合されるが、前記リング状の固定ギャップ70は、前記LEDモジュール30及びレンズホルダ60の一端を覆った状態で前記本体部20の下端部に結合された後、スクリュー締結されてLEDモジュール30及びレンズホルダ60の組立体が任意に分離されないようにする。
【0029】
このようになされる本発明において前記本体部20上の挿入孔21の内周面を所定角度の分だけ分割する位置には、ガイド溝21aが縦方向に形成され、前記ガイド溝21aと対応する位置に該当する締結ボス40の外周面には、ガイド突起41が縦方向に形成される一方、前記ガイド突起41の下端部内側に締結孔41aが形成される。
【0030】
また、前記ガイド突起41上の締結孔41aと対応する位置に該当する本体部20上の装着面23とLEDモジュール30の面上には、各々スクリュー挿入孔80が形成されるように構成される。
【0031】
本発明において前記本体部20上の装着面23には、前記環形の熱放出溝24と連通しながら外部の空気が熱放出溝24に流入するようにしたり、または前記熱放出溝24内に流入した熱気が外部に流出するようにする複数個の空気通路25が放射状に形成され得る。
【0032】
また、本発明において前記本体部20上の装着面23に形成される環形の熱放出溝24は、図7に示されたように、放熱フィン22と当接することができる深さを有するように上方に突出されるように形成される。
【0033】
また、本発明において前記リング状の固定ギャップ70の内周面には、外部の空気が流入し得るようにするための隙間を形成するために、複数個の突出フランジ71が所定間隔を隔てて形成されることができる。
【0034】
また、本発明において前記LEDモジュール30とレンズホルダ60とが互いに離間した状態で結合されるようにするために、前記LEDモジュール30の端面には、複数個の結合孔32が形成され、前記結合孔32と対応する位置に該当するレンズホルダ60の上端面には、前記結合孔32に挟まれる結合突起62が形成されるように構成されるが、前記結合突起62の中間部位には、結合孔32の一端を支える支持フランジ62aが形成される。
【0035】
一方、本発明において前記締結ボス40の中間部位には、本体部20に形成された挿入孔21の上端を覆う蓋部42が形成され、前記蓋部42の上方には、複数個の放熱孔42aが形成されるように構成される。
【0036】
このようになされる本発明の作用は、次のとおりである。
【0037】
本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプ10を組み立てようとする場合、まず、本体部20の中心部に形成された挿入孔21の上方から締結ボス40を挟んで結合し、本体部20の下部に形成された装着面23にLEDホルダ30の上部面を密着させて、前記装着面23上のLEDホルダ30上のスクリュー挿入穴80が一致されるようにした後、LEDホルダ30の下方からスクリュー挿入孔80を介してスクリューを挿入した後、締結ボス40上のガイドリブ41の底面に形成された締結孔41aにねじ結合すれば、本体部20に対するLEDホルダ30の締結が完了する。
【0038】
この状態で前記締結ボス40の上端部外周面にソケットとのコネックティングのための接続部50を挟んで固定した状態で、前記接続部50とLEDモジュール30との間に電気的な連結がなされるようにする。
【0039】
その後、前記LEDホルダ30の端面に形成された結合孔32にレンズホルダ60の上部面一端から突設された結合突起62を嵌合すれば、前記LEDホルダ30上の結合孔32が結合突起62上の支持フランジ62aにかかって支えられながら、LEDホルダ30とレンズホルダ60とが所定間隔離間した状態で結合される。
【0040】
この状態で前記LEDホルダ30とレンズホルダ60との外側面が前記リング状の固定ギャップ70に覆われるようにした状態で固定ギャップ70を本体部20の下端部外周面に結合し、スクリューで締結すれば、本発明に係る放熱機能が強化されたLED照明ランプの組立が完了する。
【0041】
この状態で前記締結ボス40の上端部に挟まれて結合された接続部50を天井や壁面に設けられたソケットに接続し、電源を印加すれば、LEDモジュール30に装着されたLED(31)が点灯されながら照明光が発生され、前記LEDから発生される照明光は、レンズホルダ60上のレンズを介して拡散されながら照射されるものである。
【0042】
一方、上記のようにLED(31)が点灯される場合、高温の熱が発生されるが、前記LED(31)から発生された熱のほとんどは、本体部20上の装着面23に形成された環形の熱放出溝24を介して本体部20上の放熱フィン22に伝達された後、外部に速かに放熱され、一部の熱は、締結ボス40の内部に流入した後、蓋部42上の放熱孔42aを介して外部に速かに放熱される。
【0043】
このような放熱過程で装着面23に空気通路25が形成されている場合、熱が前記空気通路25を介して外部へ放出されるか、または外部から涼しい空気が通気通路25を介して環形の熱放出溝24内に流入するので、放熱効率が大きく向上するものである。
【0044】
この他にも、前記したリング状の固定ギャップ70の内部面の突出フランジ71間に形成される隙間を介して外部の空気が流入するので、自然対流方式による放熱作用がなされることもできるものである。
【産業上利用可能性】
【0045】
本発明は、放熱機能が強化されたLED照明ランプに関するものであって、室内外電球、照明産業分野に適用されることができる技術である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7