(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-25
(45)【発行日】2022-02-02
(54)【発明の名称】二次電池充放電試験装置
(51)【国際特許分類】
H01M 10/6563 20140101AFI20220126BHJP
H01M 10/04 20060101ALI20220126BHJP
H01M 10/613 20140101ALI20220126BHJP
H01M 10/617 20140101ALI20220126BHJP
H01M 10/647 20140101ALI20220126BHJP
H01M 10/6565 20140101ALI20220126BHJP
H01M 10/6566 20140101ALI20220126BHJP
H01M 50/204 20210101ALI20220126BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20220126BHJP
【FI】
H01M10/6563
H01M10/04 Z
H01M10/613
H01M10/617
H01M10/647
H01M10/6565
H01M10/6566
H01M50/204 401H
H02J7/00 301A
(21)【出願番号】P 2020214287
(22)【出願日】2020-12-23
【審査請求日】2021-09-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595098011
【氏名又は名称】東洋システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大森 淳
(72)【発明者】
【氏名】山野辺 賢司
(72)【発明者】
【氏名】庄司 秀樹
【審査官】宮本 秀一
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/026105(WO,A1)
【文献】特開2015-087204(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R31/36-31/396
H01M10/00-10/04
H01M10/06-10/34
H01M10/42-10/667
H01M50/20-50/298
H02J7/00-7/12
H02J7/34-7/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二次電池を収容する断熱された収容部と、
前記収容部内に温調された空気を取り込むために前記収容部の上部に設けられた吸気口と、
前記収容部内の空気を強制排出するために前記収容部の下部に設けられた排気口と、
前記収容部の上壁から間隔を存して上流空間を形成するとともに、前記収容部内の前記吸気口よりも下方に配置され吸引された温調空気を下方の全て領域に向かって拡散する拡散板と、
前記収容部内に設けられ、二次電池が載置可能で且つ互いに並列されて設けられた複数の載置部と、
前記載置部上に載置される前記二次電池の上方に設けられ、前記拡散板を介して流入する温調空気を前記二次電池それぞれに向かって送風自在な複数の送風機と、
を備え、
前記載置部に載置された各二次電池の下方に位置して前記送風機から送られてくる送風を下方の排気口側へ流す通気孔が設けられていることを特徴とする二次電池充放電試験装置。
【請求項2】
請求項1記載の二次電池充放電試験装置であって、
前記送風機の送風量を個別に制御自在な制御部を備え、
前記載置
部に載置された各二次電池に近接して温調空気の流路に温度センサを設け、前記温度センサに出力に応じて前記制御部は各前記送風機の送風量を制御することを特徴とする二次電池充放電試験装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の二次電池充放電試験装置であって、
前記載置部は、前記二次電池を載置自在であり且つ前記送風機に向かって昇降自在に設けられた昇降台を備え、
前記昇降台を上昇させたとき、載置された前記二次電池の上端位置を係止して前記送
風機との距離を一定に規制する係止部を備えることを特徴とする二次電池充放電試験装置。
【請求項4】
請求項3に記載の二次電池充放電試験装置であって、
前記係止部は互いに間隔を存して一対設けられており、
一対の前記係止部は、互いの間の距離を調節自在な調節機構によって調整自在に構成されていることを特徴とする二次電池充放電試験装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の二次電池充放電試験装置であって、
前記送風機と前記載置部との間に位置させて前記送風機から送られてくる風を拡散させるフィルタを設けることを特徴とする二次電池充放電試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池充放電試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、恒温槽内に複数の試験用二次電池の載置部を出し入れ操作可能に構成された二次電池充放電試験装置が知られている。載置部に装着された試験用二次電池は所定の環境温度で充放電の試験が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の装置では、充放電を繰り返す充放電サイクル試験が行われる。その際に、試験される複数の二次電池の環境温度にむらが生じると、その影響を受けて電池容量や電圧値の差が発生してしまい、不確定な試験となってしまうことが判明した。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、従来よりも温度むらを抑えることができる二次電池充放電試験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の二次電池充放電試験装置は、
二次電池を収容する断熱された収容部と、
前記収容部内に温調された空気を取り込むために前記収容部の上部に設けられた吸気口と、
前記収容部内の空気を強制排出するために前記収容部の下部に設けられた排気口と、
前記収容部の上壁から間隔を存して上流空間を形成するとともに、前記収容部内の前記吸気口よりも下方に配置され吸引された温調空気を下方の全て領域に向かって拡散する拡散板と、
前記収容部内に設けられ、二次電池が載置可能で且つ互いに並列されて設けられた複数の載置部と、
前記載置部上に載置される前記二次電池の上方に設けられ、前記拡散板を介して流入する温調空気を前記二次電池それぞれに向かって送風自在な複数の送風機と、
を備え、
前記載置部に載置された各二次電池の下方に位置して前記送風機から送られてくる送風を下方の排気口側へ流す通気孔が設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、温調された空気は拡散板を介して、載置部に載置された各二次電池の直上にある送風機により二次電池上に吹き付けられる。二次電池に吹き付けられた温調空気は載置部に載置された各二次電池の下方に位置して設けられた通気孔を介して排気口側へ排出される。
【0008】
このようにして各二次電池に吹き付けられた温調空気は各二次電池の外周に沿って流れ各二次電池が均一に加温されることができ、精度の高い充放電試験の環境を作ることができる。
【0009】
また、本発明においては、
前記送風機の送風量を個別に制御自在な制御部を備え、
前記載置部に載置された各二次電池に近接して温調空気の流路に温度センサを設け、前記温度センサに出力に応じて前記制御部は各前記送風機の送風量を制御することが好ましい。
【0010】
二次電池の温度を目的の温度に調整するために空気の温度を調整するが、全体との温度調整だけでは最適な温度のならない場合がある。本発明によれば、各二次電池に近接して温調空気の流路に温度センサを設け、前記温度センサに出力に応じて制御部によって各送風機の送風量を制御することができるので、各二次電池の温度を所望の温度にすることができる。
【0011】
また、本発明においては、
前記載置部は、前記二次電池を載置自在であり且つ前記送風機に向かって昇降自在に設けられた昇降台を備え、
前記昇降台を上昇させたとき、載置された前記二次電池の上端位置を係止して前記送風機との距離を一定に規制する係止部を備えることが好ましい。
【0012】
本発明によれば、係止部によって、大きさや形状の異なる二次電池の充放電試験を行う場合であっても、送風機と二次電池との間の距離を一定に保つことができる。これによって、試験する二次電池の高さが異なっても二次電池の温調を適切に行うことができる。
【0013】
また、本発明においては、
前記係止部は互いに間隔を存して一対設けられており、
一対の前記係止部は、互いの間の距離を調節自在な調節機構によって調整自在に構成されていることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、一対の係止部の間の距離を調整機構で調整することができるため、様々な大きさや形状の二次電池に対応させて係止部で二次電池を係止させて位置決めして温調することができる。
【0015】
また、本発明においては、
前記送風機と前記載置部との間に位置させて前記送風機から送られてくる風を拡散させるフィルタを設けることが好ましい。
【0016】
本発明によれば、送風機から載置部で載置された二次電池に向けて送られる風がフィルタによって拡散される。これにより、送風機の風量が一部に集中することなく二次電池に満遍ない送風を行うことができ、二次電池の温調を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施形態の二次電池充放電試験装置を示す説明図。
【
図2】本実施形態の恒温槽内を模式的に示す説明図。
【
図3】本実施形態の恒温槽内を正面から示す説明図。
【
図4】本実施形態の充放電制御装置を模式的に示す説明図。
【
図5】本実施形態の恒温槽内の上方に配置された送風機を示す説明図。
【
図8】本実施形態の昇降台を折り畳んだ状態で示す説明図。
【
図9】本実施形態の昇降台を開いた状態で示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図を参照して、発明の二次電池充放電試験装置の実施形態を説明する。
図1を参照して、本実施形態の二次電池充放電試験装置1は、充電及び放電を繰り返すサイクル試験によって、各種の二次電池、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池などの充放電特性を評価するものである。
【0019】
二次電池充放電試験装置1は、複数の二次電池を収容して充放電自在な試験装置本体2と、試験装置本体2を制御して試験装置本体2内の二次電池の充放電試験を行う制御装置3(例えば、パーソナルコンピュータ)と、を備えている。
【0020】
試験装置本体2は、前方が開口した断熱性を有する筐体4と、筐体4を前後に隔てる断熱性を有した隔壁5と、筐体4の前方を気密に閉塞可能な片開きのドア6と、を備えている。
図2に一部断面で模式的に示すように、隔壁5で仕切られた筐体4の前方側は恒温槽部分41となっており、この恒温槽部分41には、二次電池を載置可能な5つの載置部7が前方へスライド自在に設けられている。本実施形態においては、恒温槽部分41が本発明の収容部に相当する。載置部7は互いに並列されて設けられている。
【0021】
隔壁5で仕切られた筐体4の後方側には、恒温槽部分41に温度調整した空気を循環させる空調機8と、10個の充放電電源9と、が収容された機械室部分42が設けられている。充放電電源9は所定の充放電サイクル試験を実行すべく制御装置3で制御される。隔壁5には、空調機8で恒温槽部分41の空気を循環させるための左右方向に延びる長孔形状の吸気口51と排気口52とが設けられている。吸気口51は、隔壁5の上方部分に設けられ、排気口52は、隔壁5の下方部分に設けられている。
【0022】
図3の模式図を参照して、機械室部分42を詳細に説明する。空調機8は、排気口52を介して恒温槽部分41から排出された空気を加湿する加湿器80と、加湿器80で加湿された空気を冷却する冷却器81と、冷却器81で冷却された空気を加熱する加熱器82と、恒温槽部分41内の空気の温度を測定する空調温度センサ83と、吸気口51を介して加熱器82で加熱された空気を恒温槽部分41内へ送り込むクロスフローファン84と、空調温度センサ83の検出温度に基づいて、恒温槽部分41内の空気の温度が設定された温度(以下、設定温度という)となるように加湿器80、冷却器81、加熱器82、クロスフローファン84を制御する空調制御装置85と、を備えている。なお、冷却器81は除湿器の役割も果たしている。
【0023】
図4は、恒温槽部分41を前方から示す図面である。恒温槽部分41の上方には、吸気口51から恒温槽部分41内に入り込んだ空気を均一に下方へ送るために複数の貫通孔10aを有する拡散板10が設けられている。拡散板10は、筐体4の上壁から間隔を存して配置されており、筐体4と拡散板10とで上流空間を画定している。
【0024】
拡散板10の下方には10個の送風機11が二次電池の載置箇所に対応させて設けられている。送風機11の下方には、送風機11から間隔を存してフィルタ12が設けられている。このフィルタ12によって、送風機11から送り出される空気が広範囲に分散され、比較的小型の送風機11を用いても二次電池100に十分な空気を供給することができる。
図5のフィルタ12を拡大して示す斜視図を参照して、フィルタ12は、十字状の格子部12aによって下方から支えられており、送風機11から供給される空気によってフィルタ12が下方へ垂れ下がることが阻止されている。また、フィルタ12の前方には、下方に垂れ下がり二次電池100の前方を覆って風が前方へ逃げることを防止する透明なカバー11aが開閉自在に設けられている。
【0025】
図6は、1つの載置部7を示している。1つの載置部7には、最大で2つの二次電池100を載置することができる。
図6では、一例として、手前側に小さい二次電池100が載置され、奥側に大きい二次電池100が載置された状態を示している。2つの二次電池100の間には、互いの二次電池100の発熱の影響を与えないように仕切板71で隔たれている。
【0026】
載置部7は、二次電池100を下方から支えるための底板72を備えている。底板72には、1つの二次電池100に対して前後に間隔を存して配置された2つの通気孔72aが設けられている。すなわち、底板72には、合計4つの通気孔72aが設けられていることとなる。
図2及び
図4を参照して、底板72は、恒温槽部分41の下壁から間隔を存して配置されており、底板72と恒温槽部分41の下壁との間で下流空間を画定している。
【0027】
また、
図6を参照して、載置部7には、二次電池100に電気的に接続されるプラス極とマイナス極とからなる一対の電極13が設けられている。各電極13は、二次電池100の端子の位置に合わせて接続ケーブル(図示省略)を介して電気的に接続される。
図7に拡大して示すように、電極13はL字形状に形成されており、電極13の先端に二次電池100の上縁に係止可能な係止片13aが設けられている。
図6を参照して、載置部7は側板13bを備えており、側板13bには前後方向に延びる案内溝13cが設けられている。
【0028】
この案内溝13cには、前後方向に移動自在なスライダ13dが嵌め込まれている。電極13は、スライダ13dに固定されており、スライダ13dを介して電極13を前後方向に移動させることができる。これによって、大きさや形状の異なる二次電池100を充放電するときにもしっかりと係止片で二次電池100の上縁を係止させることができる。
【0029】
底板71には、昇降台14が設けられている。昇降台14の上端には、二次電池100の下端を直接支えるテーブル15が設けられている。
図8に昇降台14を拡大して示す。昇降台14は、底板72に固定された横断面コ字状で上方へ延びる第1脚部14aと、第1脚部14aの内面に沿って上方へスライド自在な横断面コ字状の第2脚部14bと、第2脚部14bの内面に沿って上方へスライド自在な第3脚部14cとを備えている。
【0030】
第1脚部14aには、上方へ延びる昇降溝14dが設けられている。第2脚部14bには、昇降溝14dを通って調整ねじ14eが螺着されている。この調整ねじ14eを締めることによって、第2脚部14bを第1脚部14aに対して任意の位置で固定させることができる。同様にして、第2脚部14bに設けられた昇降溝14fを通って第3脚部14cに螺着される調整ねじ14gを締めることにより、第3脚部14cを第2脚部14bに対して任意の位置で固定させることができる。
図8が昇降台14を最も伸ばした状態を示しており、
図9が昇降台14を最も縮めた状態を示している。昇降台14は、
図8から
図9の間で任意の位置に固定することができる。
【0031】
テーブル15は、第3脚部14cに固定された基台15aと、基台15aの前後の両端に蝶番15bを介して夫々連結された一対の開閉板15bとで構成される。
図8は開閉板15bを閉じた状態を示し、
図9は開閉板15bを開いた状態を示している。
図9から明らかなように、開閉板15bを前後に開くことにより、比較的大きな二次電池100で合ってもテーブル15でガタつくことなくしっかりと下方から支えることができる。
【0032】
図3を参照して、二次電池100の側面には温度センサ110が貼り付けられている。温度センサ110は制御装置3に接続されており、制御装置3は温度センサ110で検出された温度に基づいて送風機11の回転数を制御する。本実施形態においては、二次電池100の側面が本発明の温調空気の流路に該当する。
【0033】
本実施形態の二次電池充放電試験装置1によれば、恒温槽部分41に吸気口51から流入する温調された空気は拡散板10で拡散された後、載置部7に載置された各二次電池100の直上にある送風機11により二次電池100上に吹き付けられる。二次電池100に吹き付けられた温調空気は載置部7に載置された各二次電池100の下方に位置して設けられた通気孔72aを介して排気口52側へ排出される。このため、送風機11から送られる空気の流れが、底板72で邪魔されることなく、二次電池100の側面に沿うことができる。
【0034】
このようにして各二次電池100に吹き付けられた温調空気は各二次電池100の外周に沿って流れ各二次電池100が均一に加温されることができ、精度の高い充放電試験の環境を作ることができる。
【0035】
ここで、二次電池100の温度を目的の温度に調整するために空気の温度を空調機8で調整するが、全体との温度調整だけでは恒温槽部分41内の空気の温度が最適な温度のならない場合がある。本実施形態によれば、各二次電池100に近接して温調空気の流路に温度センサ110を設け、前記温度センサ110に出力に応じて制御部によって各送風機11の送風量を制御することができるので、各二次電池100の温度を所望の温度にすることができる。
【0036】
また、本実施形態によれば、係止部としての係止片13aによって、大きさや形状の異なる二次電池100の充放電試験を行う場合であっても、送風機11と二次電池100との間の距離を一定に保つことができる。これによって、試験する二次電池100の高さが異なっても二次電池100の温調を適切に行うことができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、一対の係止片13aの間の距離を調整機構としてのスライダ13dで調整することができるため、様々な大きさや形状の二次電池100に対応させて係止片13aで二次電池100を係止させて位置決めして温調することができる。
【0038】
また、本実施形態によれば、送風機11から載置部7で載置された二次電池100に向けて送られる風がフィルタ12によって拡散される。これにより、送風機11の風量が一部に集中することなく二次電池100に満遍ない送風を行うことができ、二次電池100の温調を適切に行うことができる。
【0039】
また、本実施形態においては、温度センサ110を二次電池100に貼り付けたものを説明したが、本発明の温度センサは二次電池に近接していればよく、二次電池100の側面に必ずしも張り付けられている必要はない。例えば、温度センサは二次電池の側面の近傍に位置するように、載置部7に設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 二次電池充放電試験装置
2 試験装置本体
3 制御装置
4 筐体
41 恒温槽部分(収容部)
42 機械室部分
5 隔壁
51 吸気口
52 排気口
6 ドア
7 載置部
71 仕切板
72 底板
72a 通気孔
8 空調機
80 加湿器
81 冷却器
82 加熱器
83 空調温度センサ
84 クロスフローファン
85 空調制御装置
9 充放電電源
10 拡散板
10a 貫通孔
11 送風機
11a カバー
12 フィルタ
12a 格子部
13 電極
13a 係止片(係止部)
13b 側板
13c 案内溝
13d スライダ(調整機構)
14 昇降台
14a 第1脚部
14b 第2脚部
14c 第3脚部
14d 昇降溝
14e 調整ねじ
14f 昇降溝
14g 調整ねじ
15 テーブル
15a 基台
15b 蝶番
15c 開閉板
100 二次電池
110 温度センサ
【要約】
【課題】従来よりも温度むらを抑えることができる二次電池充放電試験装置を提供する。
【解決手段】本発明の二次電池充放電試験装置1は、収容部41内に設けられ、二次電池100が載置可能で且つ互いに並列されて設けられた複数の載置部7と、載置部7上に載置される二次電池100の上方に設けられ、拡散板10を介して流入する温調空気を二次電池100それぞれに向かって送風自在な複数の送風機11と、を備え、載置部7に載置された各二次電池100の下方に位置して送風機11から送られてくる送風を下方の排気口側へ流す通気孔72aが設けられている。
【選択図】
図1