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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-25
(45)【発行日】2022-02-02
(54)【発明の名称】コインランドリー装置
(51)【国際特許分類】
   D06F 33/43 20200101AFI20220126BHJP
   D06F 25/00 20060101ALI20220126BHJP
【FI】
D06F33/43
D06F25/00 A
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018167654
(22)【出願日】2018-09-07
(65)【公開番号】P2020039476
(43)【公開日】2020-03-19
【審査請求日】2019-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】517164556
【氏名又は名称】株式会社TOSEI
(74)【代理人】
【識別番号】100107928
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正則
(72)【発明者】
【氏名】日吉 政宏
【審査官】石黒 雄一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-141538(JP,A)
【文献】特開2014-069033(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 1/00-105/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパンチ穴を有し、洗濯物が投入されるドラムと、
前記ドラムを収容する外胴と、
前記ドラムを回転させる回転駆動部と、
前記外胴の後方側の頂部に接続されるゴムホースを用いて前記外胴の内部に向けて帯電微粒子を供給する帯電微粒子発生部と、
前記回転駆動部と前記帯電微粒子発生部を制御する制御部と、
を備え、
前記ドラムと前記外胴が水平配置され、
前記帯電微粒子発生部が前記外胴の、開閉扉から離れた後方側の頂部に接続され、
前記制御部は、現在時刻が予め設定された所定時間帯であるか否かを判定する時間帯判定手段と、洗濯物処理運転中であるか否かを判定する運転判定手段を有し、前記時間帯判定手段が前記所定時間帯であると判定し、かつ、前記運転判定手段が前記洗濯物処理運転中ではないと判定したときに、前記帯電微粒子発生部から前記外胴の内部に向けて帯電微粒子を供給するコインランドリー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、洗濯槽内における悪臭の発生を防止できるコインランドリー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機器には、所謂家庭用の洗濯機器と、業務用の洗濯機器がある。業務用の洗濯機器としては、一般顧客向けに、洗濯機、乾燥機等を貸与するコインランドリー装置と、顧客からの洗濯依頼を受けて、大量に洗濯乾燥を行う為の一般業務用洗濯機器がある。一般業務用洗濯機器を業務用ランドリー装置と呼ぶ。
業務用ランドリー装置の特徴としては、大量の洗濯物を取り扱う点にある。このため、汗や皮脂などの汚れが洗濯槽に残りやすい。そして、この汚れが栄養分となって洗濯槽で雑菌が繁殖して、悪臭を発生させる。
ランドリー装置の開閉扉を開けたときに、洗濯槽に匂いが残っていると、ユーザーが不快に思い、利用を控えてしまうおそれがある。
そこで、洗濯槽にイオン発生機を取り付ける技術が家庭用洗濯機において提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-45619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、コインランドリー装置や業務用ランドリー装置の洗濯槽は、家庭用洗濯機に比べて、容量が大きい。また、不特定多数の人が使用するため、開閉扉の開閉頻度が多い。このため、イオン発生機を取り付けたとしても十分に脱臭できずに匂いが残ってしまうという問題がある。
また、イオン発生機は、ランドリー装置の回転駆動部等に比べて、製品寿命が短い。このため、イオン発生機を長時間にわたって稼働させ続けることができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑み提案されたものであり、洗濯槽内における悪臭の発生を効率的に防止できるコインランドリー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のコインランドリー装置(以下、単にランドリー装置と称する)は、複数のパンチ穴を有し、洗濯物が投入されるドラムと、前記ドラムを収容する外胴と、前記ドラムを回転させる回転駆動部と、前記外胴の後方側の頂部に接続されるゴムホースを用いて前記外胴の内部に向けて帯電微粒子を供給する帯電微粒子発生部と、前記回転駆動部と前記帯電微粒子発生部を制御する制御部と、を備え、前記ドラムと前記外胴が水平配置され、前記帯電微粒子発生部が前記外胴の、開閉扉から離れた後方側の頂部に接続され、前記制御部は、現在時刻が予め設定された所定時間帯であるか否かを判定する時間帯判定手段と、洗濯物処理運転中であるか否かを判定する運転判定手段を有し、前記時間帯判定手段が前記所定時間帯であると判定し、かつ、前記運転判定手段が前記洗濯物処理運転中ではないと判定したときに、前記帯電微粒子発生部から前記外胴の内部に向けて帯電微粒子を供給することを特徴とする。
【0007】
また、実施形態のランドリー装置は、前記所定時間帯は、夜遅くから明け方までの時間帯であることを特徴とする。
【0008】
また、実施形態のランドリー装置は、前記所定時間帯は、午後10時から午前6時であることを特徴とする。
【0009】
また、実施形態のランドリー装置は、前記ドラムと前記外胴が水平配置され、前記帯電微粒子発生部が前記外胴の頂部に接続されることを特徴とする。
【0010】
また、実施形態のランドリー装置は、前記ドラムの容量が100L以上であることを特徴とする。
【0011】
実施形態のランドリー装置は、洗濯物が投入される洗濯槽と、前記洗濯槽を収容する外胴と、前記洗濯槽を駆動させる駆動部と、前記外胴の内部に向けて帯電微粒子を供給する帯電微粒子発生部と、前記駆動部と前記帯電微粒子発生部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記駆動部が非稼働で、時刻が所定時間帯のときに、前記帯電微粒子発生部を稼働させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態のランドリー装置を示す正面図である。
図2】ランドリー装置の概略構成を示す模式図である。
図3】ランドリー装置の縦断面図である。
図4】ランドリー装置の制御系統を示すブロック図である。
図5】消臭処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施形態のランドリー装置1を、図面を参照して説明する。各図において、同一構成については同一の符号を付す。
【0014】
〔ランドリー装置1〕
図1は、実施形態のランドリー装置1を示す正面図である。
図2は、ランドリー装置1の概略構成を示す模式図である。
図3は、ランドリー装置1の縦断面図である。
【0015】
ランドリー装置1は、利用料金の支払いを要する洗濯乾燥機等である。
ランドリー装置1は、直方体形の筐体2と、この筐体2の内部に配置された外胴3およびドラム4を備える。ドラム4には、多数のパンチ孔が設けられる。
外胴3は、横向きの有底円筒体であり、筐体2の内部に配置される。ドラム4も横向きの有底円筒体であり、外胴3の内部に配置(収容)される。
【0016】
筐体2は、フロントパネル2aのほぼ中央に、円形状のパネル開口2bを有する。外胴3は、衣類やシーツなどの洗濯物を出し入れする投入口6を有し、この投入口6がパネル開口2bに露出するように固定される。
フロントパネル2aには、投入口6を開閉する開閉扉7が配置される。開閉扉7は、投入口6閉塞できる円板形を有し、中央部分には窓が設けられる。開閉扉7と投入口6の縁部との間には、気密性を高めるためのシール材(不図示)が配置される。
【0017】
投入口6の縁部には、ハンドル式の扉ロック8が設けられる。利用者は、ハンドルを用いて開閉扉7を開閉したり、開閉扉7をラッチ(空締まり)したり、ラッチを外したりできる。
また、扉ロック8は、後述する制御部30により開閉扉7の施解錠(施錠と解錠)が制御される。すなわち、制御部30は、開閉扉7を閉じてラッチした状態でハンドルを固定することができる。つまり、制御部30は、扉ロック8により開閉扉7を施錠して投入口6を密閉した状態を維持できる。
一方、制御部30が開閉扉7を解錠すると、手動でハンドルを引いてラッチを外すことが可能になり、さらに開閉扉7を開いて投入口6を開放できる。
扉ロック8には、開閉扉7を閉じてラッチした状態を検出する開閉センサー41も設けられる。開閉センサー41は、検出データーを制御部30に出力する。
【0018】
外胴3は、給水管15や排水管16が接続される。外胴3は、給水管15から供給された水を貯留したり、貯留された水を排水管16からランドリー装置1の外部に排出したりする。
外胴3には、水位を検出する水位センサー42が設けられる。水位センサー42は、検出データーを制御部30に出力する。
【0019】
外胴3には、乾燥用の温風を供給する温風供給路20と温風排出路21が接続される。
温風供給路20には、加熱ユニット22や過熱防止装置、安全装置等が配置される。加熱ユニット22は、ガスバーナーである。
温風排出路21には、フィルタ、ファン23、過熱防止装置、チャッキダンバー等が配置される。
ファン23を回転させると、温風供給路20に導入した空気が加熱ユニット22により加熱されて、外胴3に温風が供給される。これにより、ドラム4に投入された洗濯物が乾燥する。そして、湿気を含んだ空気が外胴3から温風排出路21に導入されて、外部に排出される。
【0020】
温風排出路21の下流には、温度センサー18が配置される。温度センサー18は、外胴3から温風排出路21に導入された空気の温度を測定する。そして、温度センサー18は、測定データーを制御部30に出力する。
【0021】
ドラム4は、外胴3に対して隙間を隔てつつ、その開口が外胴3の投入口6に一致するように配置される。ドラム4は、後方に向けて延びる回転軸(不図示)を有し、この回転軸が外胴3により回転可能に支持される。
回転軸の後端には、モータ28等を備える回転駆動部(駆動部)が接続される。回転駆動部は、モータ28の回転をプーリとベルトを介して回転軸に伝達して、ドラム4を回転駆動する。
【0022】
フロントパネル2aの上部には、操作入力部11が配置される。操作入力部11は、制御部30に接続されており、利用者が洗濯物処理運転に対する操作を行う。
操作入力部11に隣接して、表示部が配置される。表示部は、洗濯物処理運転に関する情報等を表示する。表示部には、洗濯物処理運転に関する情報として、例えばランドリー装置1の利用時間、利用料金が表示される。
【0023】
操作入力部11の右側には、料金受付部12が配置される。料金受付部12は、ランドリー装置1の利用料金を受け付ける。料金受付部12は、利用料金として、金銭の他、クレジットカードや各種ポイント等による支払いも受け付けることができる。
【0024】
外胴3の頂部には、帯電微粒子発生部50が接続される。帯電微粒子発生部50は、外胴3およびドラム4の内部に向けて帯電微粒子を供給する。
帯電微粒子とは、酸素のマイナスイオンや水素のプラスイオン、帯電微粒子水、活性酸素等であり、消臭効果、殺菌効果を有する。
帯電微粒子発生部50は、本体51とゴムホース52を備える。
本体51は、帯電微粒子発生ユニットとファンを内蔵する(いずれも不図示)。
ゴムホース52は、本体51と外胴3に接続して、本体51から放出された帯電微粒子を外胴3に向けて送る。ゴムホース52は、例えば内径15mm、長さ500mmである。ゴムホース52の長さはできるだけ短いのが望ましい。
帯電微粒子発生部50は、外胴3の後方側に接続される。言い換えれば、帯電微粒子発生部50は、開閉扉7からできるだけ離れた位置に配置される。帯電微粒子が外胴3とドラム4の内部に滞留しやすくし、この帯電微粒子を開閉扉7から外部に漏れにくくするためである。
【0025】
ゴムホース52の排出口(外胴3側の口)は、ランドリー装置1が動作した際、内部の水が渦流となり、水はねが生じたとしても、水が届きにくいような位置となっている。このような位置の設定により、ランドリー装置1が通常動作を行っても、水がゴムホース52の排出口に当たらない。これにより、ゴムホース52に水の力も加わらず、帯電微粒子発生部50に与える影響を小さくできる。
【0026】
筐体2の内部には、ランドリー装置1を統括的に制御する制御部30が配置される。
制御部(計時部)30は、例えばCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータにより構成される。
制御部30は、ドラム4に投入された洗濯物に対する洗濯物処理運転(洗濯処理、乾燥処理)を、予め設定された複数の運転工程を経て行う制御を実行する。
【0027】
また、制御部30は、洗濯物処理運転が行われていないときに、帯電微粒子発生部50を、予め設定された所定時間帯に稼働する制御を実行する。制御部30は、計時機能を有しており、夜遅くから明け方までの時間帯に帯電微粒子発生部50を稼働する。所定時間帯は、具体的には午後10時から午前6時である。
夜遅くから明け方までの時間帯は、ランドリー装置1の利用が少ない。つまり、開閉扉7の開閉が少ない。このため、帯電微粒子発生部50から供給された帯電微粒子が外胴3とドラム4の内部に充満する。したがって、外胴3とドラム4における悪臭の発生を効率的に抑制できる。
【0028】
〔消臭処理〕
次に、ランドリー装置1の消臭処理について説明する。
図4は、ランドリー装置1の制御系統を示すブロック図である。
図5は、消臭処理を示すフローチャートである。
【0029】
まず、ランドリー装置1の制御部30は、現在時刻が予め設定された所定時間帯に属するか否かを判定する(ステップS1)。所定時間帯とは、前述したように、夜遅くから明け方までの時間帯であり、例えば午後10時から午前6時である。
【0030】
次いで、現在時刻が午後10時から午前6時に属するときは、洗濯物処理運転中であるか否か判定する(ステップS2)。
洗濯物処理運転が行われていないときは、制御部30は、帯電微粒子発生部50を稼働する(ステップS3)。つまり、帯電微粒子発生部50から外胴3とドラム4に向けて帯電微粒子を供給する。
【0031】
ステップS2において洗濯物処理運転が行われてるときは、制御部30は、帯電微粒子発生部50を非稼働にする(ステップS4)。つまり、洗濯物処理運転が完了するまで、帯電微粒子の供給を停止する。
ステップS2からS4の処理は、所定時間帯外となるまで継続される。
【0032】
そして、ステップS1において所定時間帯外と判定したときは、制御部30は、帯電微粒子発生部50を非稼働にする(ステップS5)。つまり、再び所定時間帯になるまで、帯電微粒子の供給を停止する。
【0033】
このように、ランドリー装置1は、洗濯物処理運転が行われておらず、現在時刻が夜遅くから明け方までの時間帯に属する場合は、帯電微粒子発生部50を稼働する。このため、帯電微粒子発生部50から放出された帯電微粒子が外胴3とドラム4の内部に効率よく充満する。
ドラム4の容量が100L以上の場合には、帯電微粒子が外胴3とドラム4の内部に充満するのに1時間程度の時間を要する。夜遅くから明け方までの時間帯は、ランドリー装置1の利用頻度が低いため、帯電微粒子を外胴3とドラム4の内部に充満させることができる。
したがって、外胴3とドラム4における悪臭の発生を効率的に抑制できる。
【0034】
ランドリー装置1は、一般顧客を対象にするので、所定時間帯であっても、顧客が、対象となるランドリー装置1を選択し、洗濯物の洗濯を行うことがある。この場合、帯電微粒子は、扉の開閉、乾燥工程の実施等により、装置内部から減少するか、場合によっては、消失する可能性もある。このような場合であっても、帯電微粒子の供給を継続しているので、洗濯プロセス終了後には、帯電微粒子の蓄積が出来るようになる。
顧客が洗濯中の場合、帯電微粒子発生部50を一体停止することも可能である。
【0035】
外胴3とドラム4が水平配置され、帯電微粒子発生部50が外胴3の頂部に接続されるので、外胴3の底部に帯電微粒子を滞留させることができる。外胴3の底部は、水分が残りやすく、悪臭の発生源になりやすい。外胴3の底部帯電微粒子を滞留させることにより、悪臭の発生を効率的に抑制できる。
【0036】
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0037】
上記実施形態では、帯電微粒子発生部50を稼働させる所定時間帯が午後10時から午前6時の場合について説明したが、これに限らない。午後11時から午前5時、午後9時から午前7時等の時間帯であってもよい。
午前中の1の稼働率が低い場合は、夜遅くから午前中(例えば午前9時まで)の時間帯であってもよい。つまり、所定時間帯は、ランドリー装置1の稼働状況(季節や地域事情等)に応じて、適宜変更してもよい。
【0038】
上記実施形態では、ランドリー装置1がコインランドリー装置の場合について説明したが、業務用ランドリー装置であってもよい。ドラム4以外の洗濯槽を用いてもよい。
【0039】
上記実施形態では、外胴3とドラム4が水平配置される場合について説明したが、これに限らない。外胴3とドラム4が縦配置や斜め配置される場合であってもよい。
【0040】
上記実施形態では、洗濯処理と乾燥処理とを実行可能な1を例示して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、洗濯物に対して洗濯処理のみを実行する洗濯機に本発明を適用してもよいし、あるいは、洗濯物に対して乾燥処理のみを実行する乾燥機に本発明を適用してもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、水を使用して洗濯を行う水洗タイプの機器を例示して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、石油系溶剤等の溶剤を使用して洗濯を行うドライクリーニングタイプの洗濯機(洗濯乾燥機)に本発明を適用してもよい。つまり、本発明は、コインランドリーまたは一般業務用洗濯機に適用できる。
【0042】
操作入力部11や料金受付部12等が筐体2に配置される場合について説明したが、これに限らない。操作入力部や料金受付部等が筐体とは別に配置される場合であってもよい。すなわち、各ランドリー装置1がそれぞれ料金受付部等を備える分離型に限らず、いわゆる集中精算機方式により複数のランドリー装置1の操作や支払を受け付ける場合であってもよい。また、ランドリー装置1が料金受付部12を備えない場合であってもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、所定時間帯が夜遅くから明け方までの時間帯の場合について説明したが、これに限らない。所定時間帯は、就業時間外(例えば午後6時から午前9時)や休業日(終日)であってもよい。また、所定時間帯を繁忙期に短縮(例えば午前0時から午前5時)し、閑散期に延長(午後7時から午前9時)してもよい。つまり、所定時間帯は任意に設定でき、特にランドリー装置1の稼働時間外に設定することが好ましい。
【符号の説明】
【0044】
1 ランドリー装置
3 外胴
4 ドラム(洗濯槽)
7 開閉扉
28 モータ(回転駆動部,駆動部)
30 制御部(計時部)
50 帯電微粒子発生部

図1
図2
図3
図4
図5