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特許7015269無線端末、無線通信ネットワークのノード、及びこれらの運用方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-25
(45)【発行日】2022-02-02
(54)【発明の名称】無線端末、無線通信ネットワークのノード、及びこれらの運用方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220126BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20220126BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W28/06 110
【請求項の数】 20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019075014
(22)【出願日】2019-04-10
(62)【分割の表示】P 2017535645の分割
【原出願日】2015-11-10
(65)【公開番号】P2019149817
(43)【公開日】2019-09-05
【審査請求日】2019-05-08
【審判番号】
【審判請求日】2021-04-02
(31)【優先権主張番号】62/102,685
(32)【優先日】2015-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/149,899
(32)【優先日】2015-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ベルグストレム, マティアス
(72)【発明者】
【氏名】スタッティン, マグヌス
(72)【発明者】
【氏名】スジタイヴァル, リーッカ
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】横田 有光
【審判官】國分 直樹
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第2693820(EP,A1)
【文献】国際公開第2012/165821(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークと通信する無線端末(UE)を動作させる方法であって、
前記無線通信ネットワークからメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を受信することであって、前記MAC CEはコンポーネントキャリアの有効化/無効化のための複数のフォーマットのうちの1つを有し、前記複数のフォーマットのうちの第1のフォーマットは第1のビットマップサイズを有し、前記第1のフォーマットは第1の論理チャネルアイデンティティ(LCID)に関連付けられ、前記複数のフォーマットのうちの第2のフォーマットは第2のビットマップサイズを有し、前記第2のフォーマットは第2のLCIDに関連付けられ、前記第1および第2のビットマップサイズは異なり、前記第1および第2のLCIDは異なる、受信することと、
前記MAC CEと共に前記第1および第2のLCIDのうちの1つを受信したことに応じて、前記MAC CEと共に受信した前記第1および第2のLCIDのうちの前記1つに基づいて、コンポーネントキャリアのグループのうちのコンポーネントキャリアを有効化/無効化するために、前記第1および第2のビットマップサイズのうちの1つを用いて前記MAC CEのビットマップを適用することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第1のLCIDは前記MAC CEと共に受信され、前記MAC CEは前記第1のフォーマットを有し、前記ビットマップは前記第1のフォーマットの前記第1のビットマップサイズを有し、前記ビットマップを適用することは、前記MAC CEと共に前記第1のLCIDを受信したことに応じてコンポーネントキャリアの前記グループのうちの前記コンポーネントキャリアのうちの個別の1つを有効化/無効化するために前記第1のビットマップサイズを用いて前記MAC CEのうちの前記ビットマップを適用することを含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、コンポーネントキャリアの前記グループはセカンダリコンポーネントキャリアのグループを含み、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのそれぞれは前記MAC CEの前記ビットマップのうちの個別のビットに対応することを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、個別のコンポーネントキャリアインデックスはセカンダリコンポーネントキャリアの前記グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのうちの前記コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリアインデックスのうちの少なくとも1つは閾値を超え、前記第1のビットマップサイズは前記第2のビットマップサイズより大きいことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項2に記載の方法であって、前記MAC CEは第1のMAC CEであり、前記ビットマップは第1のビットマップであり、前記コンポーネントキャリアは第1のグループの第1のコンポーネントキャリアであり、前記方法はさらに、
前記無線通信ネットワークから第2のMAC CEを受信することであって、前記第2のMAC CEは前記第2のLCIDと共に受信され、前記第2のMAC CEは前記第2のフォーマットを有し、前記第2のMAC CEは前記第2のフォーマットの前記第2のビットマップサイズの第2のビットマップを有する、受信することと、
前記第2のMAC CEと共に前記第2のLCIDを受信したことに応じて、コンポーネントキャリアの第2のグループのうちの第2のコンポーネントキャリアを有効化/無効化するために前記第2のビットマップサイズを用いて前記第2のMAC CEの前記第2のビットマップを適用することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
無線端末であって、
無線インタフェースを介して無線通信ネットワークとの無線通信を提供するよう構成された送受信器と、
前記送受信器と結合されたプロセッサであって、
前記無線通信ネットワークから、メディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、前記MAC CEはコンポーネントキャリアの有効化/無効化のための複数のフォーマットのうちの1つを有し、前記複数のフォーマットのうちの第1のフォーマットは第1のビットマップサイズを有し、前記第1のフォーマットは第1の論理チャネルアイデンティティ(LCID)に関連付けられ、前記複数のフォーマットのうちの第2のフォーマットは第2のビットマップサイズを有し、前記第2のフォーマットは第2のLCIDに関連付けられ、前記第1および第2のビットマップサイズは異なり、前記第1および第2のLCIDは異なる、前記MAC CEを受信し、
前記MAC CEと共に前記第1および第2のLCIDのうちの1つを受信したことに応じて、前記MAC CEと共に受信した前記第1および第2のLCIDのうちの前記1つに基づいて、コンポーネントキャリアのグループのうちのコンポーネントキャリアを有効化/無効化するために、前記第1および第2のビットマップサイズのうちの1つを用いて前記MAC CEのビットマップを適用する、
よう構成された前記プロセッサを有することを特徴とする無線端末。
【請求項7】
請求項6に記載の無線端末であって、前記第1のLCIDは前記MAC CEと共に受信され、前記MAC CEは前記第1のフォーマットを有し、前記ビットマップは前記第1のフォーマットの前記第1のビットマップサイズを有し、前記ビットマップを適用することは、前記MAC CEと共に前記第1のLCIDを受信したことに応じてコンポーネントキャリアの前記グループのうちの前記コンポーネントキャリアのうちの個別の1つを有効化/無効化するために前記第1のビットマップサイズを用いて前記MAC CEのうちの前記ビットマップを適用することを含むことを特徴とする無線端末。
【請求項8】
請求項7に記載の無線端末であって、コンポーネントキャリアの前記グループはセカンダリコンポーネントキャリアのグループを含み、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのそれぞれは前記MAC CEの前記ビットマップのうちの個別のビットに対応することを特徴とする無線端末。
【請求項9】
請求項8に記載の無線端末であって、個別のコンポーネントキャリアインデックスはセカンダリコンポーネントキャリアの前記グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのうちの前記コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリアインデックスのうちの少なくとも1つは閾値を超え、前記第1のビットマップサイズは前記第2のビットマップサイズより大きいことを特徴とする無線端末。
【請求項10】
請求項7に記載の無線端末であって、前記MAC CEは第1のMAC CEであり、前記ビットマップは第1のビットマップであり、前記コンポーネントキャリアは第1のグループの第1のコンポーネントキャリアであり、前記プロセッサはさらに、
前記無線通信ネットワークから第2のMAC CEであって、前記第2のMAC CEは前記第2のLCIDと共に受信され、前記第2のMAC CEは前記第2のフォーマットを有し、前記第2のMAC CEは前記第2のフォーマットの前記第2のビットマップサイズの第2のビットマップを有する、前記第2のMAC CEを受信し、
前記第2のMAC CEと共に受信した前記第2のLCIDを受信したことに応じて、コンポーネントキャリアの第2のグループのうちの第2のコンポーネントキャリアを有効化/無効化するために、前記第2のビットマップサイズを用いて前記第2のMAC CEの前記第2のビットマップを適用する、
よう構成されることを特徴とする無線端末。
【請求項11】
無線通信ネットワークのノードを動作させる方法であって、
コンポーネントキャリアの有効化/無効化のためのメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)のための第1および第2のフォーマットのうちの1つを選択することであって、前記複数のフォーマットのうちの前記第1のフォーマットは第1のビットマップサイズを有し、前記第1のフォーマットは第1の論理チャネルアイデンティティ(LCID)に関連付けられ、前記第2のフォーマットは第2のビットマップサイズを有し、前記第2のフォーマットは第2のLCIDに関連付けられ、前記第1および第2のビットマップサイズは異なり、前記第1および第2のLCIDは異なる、選択することと、
前記MAC CEであって、前記MAC CEのために選択された前記複数のフォーマットのうちの前記1つに関連付けられた前記第1および第2のビットマップサイズのうちの1つを有するビットマップを含み、前記ビットマップのうちのビットはコンポーネントキャリアのグループのうちの個別のコンポーネントキャリアに対応し、前記グループのうちの前記個別のコンポーネントキャリアの有効化状態を含む、前記MAC CEを、前記MAC CEのために選択された前記第1および第2のフォーマットのうちの前記1つに関連付けられた前記第1および第2のLCIDのうちの1つと共に無線端末に送信することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、選択することは前記MAC CEのための前記第1のフォーマットを選択することを含み、前記第1のLCIDは前記MAC CEと共に送信され、前記MAC CEは前記第1のフォーマットを有し、前記ビットマップは前記第1のフォーマットの前記第1のビットマップサイズを有していることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、コンポーネントキャリアの前記グループはセカンダリコンポーネントキャリアのグループを含み、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのそれぞれは前記MAC CEの前記ビットマップのうちの個別のビットに対応することを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、個別のコンポーネントキャリアインデックスはセカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのうちの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、前記第1のビットマップサイズは前記第2のビットマップサイズより大きく、前記MAC CEの前記第1のフォーマットは、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループの内の前記コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリアインデックスの少なくとも1つが閾値を超えると判定したことに応じて選択される、ことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法であって、前記MAC CEは第1のMAC CEであり、前記ビットマップは第1のビットマップであり、前記コンポーネントキャリアは第1のグループの第1のコンポーネントキャリアであり、前記方法はさらに、
第2のMAC CEのための前記第2のフォーマットを選択し、
前記第2のMAC CEであって、前記MAC CEのために選択された前記第2のフォーマットに関連付けられた前記第2のビットマップサイズを有する第2のビットマップを含み、前記第2のビットマップのうちのビットはコンポーネントキャリアの第2のグループのうちの個別のコンポーネントキャリアに対応し、前記第2のグループのうちの前記個別のコンポーネントキャリアの有効化状態を含む、前記第2のMAC CEを、前記第2のフォーマットに関連付けられた前記第2のLCIDと共に前記無線端末に送信することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
無線通信ネットワークのノードであって、
無線インタフェースを介して無線端末との無線通信を提供するよう構成された送受信器と、
前記送受信器と結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、
コンポーネントキャリアの有効化/無効化のためのメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)のための第1および第2のフォーマットのうちの1つであって、前記複数のフォーマットのうちの前記第1のフォーマットは第1のビットマップサイズを有し、前記第1のフォーマットは第1の論理チャネルアイデンティティ(LCID)に関連付けられ、前記第2のフォーマットは第2のビットマップサイズを有し、前記第2のフォーマットは第2のLCIDに関連付けられ、前記第1および第2のビットマップサイズは異なり、前記第1および第2のLCIDは異なる、前記第1および第2のフォーマットのうちの前記1つを選択し、
前記MAC CEであって、前記MAC CEのために選択された前記複数のフォーマットのうちの前記1つに関連付けられた前記第1および第2のビットマップサイズのうちの1つを有するビットマップを含み、前記ビットマップのうちのビットはコンポーネントキャリアのグループのうちの個別のコンポーネントキャリアに対応し、前記グループのうちの前記個別のコンポーネントキャリアの有効化状態を含む、前記MAC CEを、前記MAC CEのために選択された前記第1および第2のフォーマットのうちの前記1つに関連付けられた前記第1および第2のLCIDのうちの1つと共に無線端末に送信する、
よう設定されることを特徴とするノード。
【請求項17】
請求項16に記載のノードであって、選択することは前記MAC CEのための前記第1のフォーマットを選択することを含み、前記第1のLCIDは前記MAC CEと共に送信され、前記MAC CEは前記第1のフォーマットを有し、前記ビットマップは前記第1のフォーマットの前記第1のビットマップサイズを有していることを特徴とするノード。
【請求項18】
請求項17に記載のノードであって、コンポーネントキャリアの前記グループはセカンダリコンポーネントキャリアのグループを含み、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのそれぞれは前記MAC CEの前記ビットマップのうちの個別のビットに対応することを特徴とするノード。
【請求項19】
請求項18に記載のノードであって、個別のコンポーネントキャリアインデックスはセカンダリコンポーネントキャリアの前記グループのうちの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、前記第1のビットマップサイズは前記第2のビットマップサイズより大きく、前記MAC CEの前記第1のフォーマットは、セカンダリコンポーネントキャリアの前記グループの内の前記コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリアインデックスの少なくとも1つが閾値を超えると判定したことに応じて選択される、ことを特徴とするノード。
【請求項20】
請求項17に記載のノードであって、前記MAC CEは第1のMAC CEであり、前記ビットマップは第1のビットマップであり、前記コンポーネントキャリアは第1のグループの第1のコンポーネントキャリアであり、前記プロセッサはさらに、
第2のMAC CEのための前記第2のフォーマットを選択し、
前記第2のMAC CEであって、前記MAC CEのために選択された前記第2のフォーマットに関連付けられた前記第2のビットマップサイズを有する第2のビットマップを含み、前記第2のビットマップのうちのビットはコンポーネントキャリアの第2のグループのうちの個別のコンポーネントキャリアに対応し、前記第2のグループのうちの前記個別のコンポーネントキャリアの有効化状態を含む、前記第2のMAC CEを、前記第2のフォーマットに関連付けられた前記第2のLCIDと共に前記無線端末に送信する、
よう設定されることを特徴とするノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される実施形態は、一般には無線通信を対象にし、より具体的には、無線通信のためのメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を対象にし、無線端末及び無線通信ネットワークのノードに関する。
【背景技術】
【0002】
Long Term Evolution(LTE)規格は20MHz(LTE Rel-8の最大キャリア帯域幅であってよい)までのコンポーネントキャリア(CC)帯域幅をサポートするように標準化されている。従って、20MHzより広い帯域幅を用いたLTE動作が可能であってもよく、LTE端末への複数のLTEキャリアとして現れてよい。
【0003】
このような動作を提供するための単純な方法が、キャリアアグリゲーション(CA)を用いることでありうる。CAは、LTE Rel-10端末が複数のコンポーネントキャリア(CC)(キャリアとしても称される)を受信でき、各CCはRel-8キャリアと同一の構造を有する(又は少なくとも有する可能性を持つ)ということを意味する。キャリアアグリゲーション(CA)の例を図1に示す。
【0004】
LTEスタンダードは、5つまでの集約されたキャリアをサポートしてもよく、ここで各キャリアは、6つの帯域幅、つまり6、15、25,50,75又は100個のリソースブロック(RB)(それぞれ1.4、3、5、10、15、及び20MHzに対応する)の内の1つを有するように、無線周波数(RF)規格で限定されている。
【0005】
集約されたコンポーネントキャリア(CC)の数及び各個別のCCの帯域幅は、アップリンクとダウンリンク(一般的には無線通信リンク、通信リンク、又は簡単にリンクと称されてよい)で異なってよい。対称な構成は、ダウンリンク及びアップリンクにおけるCC数が同じ場合を指し、一方で、非対称な構成は、ダウンリンク及びアップリングにおけるCC数が異なる場合を指す。ネットワークにおいて構成されるCC数は端末によって認識されるCC数と異なってよい。例えば、ネットワークは同じ数のアップリンク及びダウンリンクCCを提供していても、端末は、アップリンクCCより多くのダウンリンクCCをサポートし及び/又は構成されてもよい。
【0006】
初期アクセスの間、LTE CAが可能な端末は、CAが可能ではない端末と同様の方法でふるまってよい。ネットワークへの接続が成功した際に、端末はUL及びDLにおいて(自身の能力及びネットワーク次第で)追加のCCを用いて構成されてよい。構成は無線リソース制御(RRC)に基づいてよい。重いシグナリング及びRRCシグナリングの非常に遅い速度のため、端末は複数のCCで、それらのすべてが現在使用されなくても、構成されてよいことが想定される。端末が複数のCCで有効化される場合、端末はPDCCH(物理下りリンク制御チャネル)及びPDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)のための全てのダウンリンク(DL)CCをモニタしなくてはならないということを意味する。この動作は、より広い受信帯域幅、より高いサンプリングレート、等を必要とするかもしれず、電力消費量を増加させる結果となる。
【0007】
CAにおいて、端末は、プライマリセル又はPCellと称される、プライマリ・コンポーネントキャリア(CC)(又はセル又はサービングセル)を用いて構成される。例えば、制御信号がPCellで伝えられうるため、及び/又はUEがPCell上の無線品質をモニタすることを実行しうるため、PCellは特に重要でありうる。CAが可能な端末は、上述したように、セカンダリセル(SCell)と称される追加のコンポーネントキャリア(又はセル又はサービングセル)を用いて構成されることもできる。
【0008】
端末、無線端末、UE(ユーザ装置)、及びユーザ装置ノードという用語は、本明細書では区別せずに用いられるであろう。
【0009】
LTEにおいて、eNodeB(基地局とも称される)及びUEは、バッファ状態レポート、パワーヘッドルーム・レポート等といった情報を交換するために、メディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を使用する。MAC CEの包括的なリストは、非特許文献1の6.1.3節にて提供される。更に、各MAC CEは、受信器がMAC CEを正しく解釈できるように、MAC CEのための識別子として用いられる、LCID(論理チャネルアイデンティティ)によって特定されうる。しかしながら、既存のLTE規格では、コンポーネントキャリアの数は限定されうる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
【文献】3GPP TS 36.321 v12.3.0(2014-09),"LTE; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Medium Access Control (MAC) protocol specification."
【文献】3GPP TS 36.331: "Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specification"
【文献】3GPP TS 36.133: "Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Requirements for support of radio resource management"
【文献】3GPP TS 36.101: "Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);User Equipment (UE) radio transmission and reception"
【文献】3GPP TR 36.213: "Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Physical Layer Procedures"
【発明の概要】
【0011】
発明思想のいくつかの実施形態に従うと、無線通信ネットワークと通信する無線端末を動作させる方法は、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することを含んでよく、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)が通信されてよい。前記第一のMAC CEは、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、前記第一のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップを含んでよい。コンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループは、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのために構成されてよい。コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEが通信されてよい。前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを含み、ここで、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズと異なってよい。
【0012】
発明思想のいくつかの他の実施形態に従うと、無線通信ネットワークのノードを動作させる方法は、前記通信ネットワークと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することを含んでよい。前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して第一のMAC CEであって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、当該第一のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEが通信されてよい。コンポーネントキャリアの第二グループは、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのために構成されてよく、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEは前記通信リンクを介して通信されてよい。前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを含み、ここで、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズと異なってよい。
【0013】
発明思想のさらに別の実施形態に従うと、無線端末は、無線インタフェースを介して無線通信ネットワークとの無線通信を提供するよう構成された送受信器と、前記送受信器に結合されたプロセッサとを含んでよい。前記プロセッサは前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記送受信器を通じて第一のMAC CEを通信するように構成されてよい。前記第一のMAC CEは、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、前記第一のビットマップのビットコがンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットを含んでよい。前記プロセッサは、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記送受信器を通じて第二のMAC CEを通信するように構成されてよい。コンポーネントキャリアの前記第一グループは、コンポーネントキャリアの前記第二グループとは異なってよく、前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットと、を含んでよく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なってよい。
【0014】
発明思想のさらに他の実施形態に従うと、無線端末は、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のMAC CEを通信するように適合されてよい。前記第一のMAC CEは、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを含んでよい。前記無線端末はさらに、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記送受信器を通じて第二のMAC CEを通信するように適合されてよい。コンポーネントキャリアの前記第一グループは、コンポーネントキャリアの前記第二グループとは異なってよく、前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットとを含んでよく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズは異なってよい。
【0015】
発明思想のいくつかのさらなる実施形態に従うと、無線通信ネットワークのノードは、無線インタフェースを介して1つ以上の無線端末との通信を提供するよう構成される送受信器と、前記送受信器に接続されたプロセッサとを含んでよい。前記プロセッサは前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成し、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して第一のMAC CEを通信するように構成されてよい。前記第一のMAC CEは、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを含んでよい。前記プロセッサはさらに、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して第二のMAC CEを通信するように構成されてよい。前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを含んでよい。さらに、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なってよい。
【0016】
発明思想のさらなる実施形態に従うと、無線通信ネットワークのノードは、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成するよう適合されてよい。前記ノードは、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間に、前記通信リンクを介して第一のMAC CEであって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを含む、前記第一のMAC CEを通信するように適合されてよい。前記ノードはまた、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して第二のMAC CEを通信するように適合されてよい。前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを含み、ここで、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズと異なってよい。
【0017】
異なるサイズのビットマップを持つメディアアクセス制御コントロールエレメント(MAC CE)を提供することで、無線端末のためのコンポーネントキャリアの異なるグループの動的な構成をサポートする一方、制御信号の効率が改善されてよい。例えば、無線端末とネットワークノードとの間で通信されるMAC CEのビットマップサイズは、前記無線端末に対して構成された特定のコンポーネントキャリアによって変わってよい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、本発明思想の特定の非限定的な実施形態を示す。
図1】100MHzの集約帯域幅のキャリアアグリゲーションを示す図である。
図2A】非特許文献1の表6.2.1-2から抜き出したアップリンク共有チャネル(UL-SCH)のための論理チャネルアイデンティフィケーション(LCID)の値を示す表である。
図2B】非特許文献1の表6.2.1-1から抜き出したダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)のための論理チャネルアイデンティフィケーション(LCID)の値を示す表である。
図2C】非特許文献1の表6.1.3.6-1から抜き出したパワーヘッドルーム・レポート(PHR)のためのパワーヘッドルーム・レベルの値を示す表である。
図3】非特許文献1の表6.1.3.6a-2から抜き出したメディアアクセス制御(MAC)のコントロールエレメント(CE)における拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)を示す表である。
図4】本発明思想のいくつかの実施形態による32セルのメディアアクセス制御(MAC)のコントロールエレメント(CE)における拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)を示す表である。
図5】非特許文献1の表6.1.3.6a-1から抜き出した拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)のための名目UE送信電力レベルを示す表である。
図6】非特許文献1の表6.1.3.8-1から抜き出したメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)の有効化/無効化を示す表である。
図7】本発明思想のいくつかの実施形態に従う、32セルに対するメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)の有効化/無効化を示す表である。
図8】本発明思想のいくつかの実施形態に従う、メディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)の拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)を示す表である。
図9】非特許文献1の表6.1.3.6a-1から抜き出した拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)のための名目UE送信電力レベルを示す表である。
図10】本発明思想のいくつかの実施形態に従う、メディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)の有効化/無効化を示す表である。
図11】本発明思想のいくつかの実施形態に従う、無線端末(UEs)及びコアネットワークノードと通信する無線アクセスネットワーク(RAN)におけるエレメントを示すブロックダイアグラムである。
図12】本発明思想のいくつかの実施形態に従う図11の基地局を示すブロックダイアグラムである。
図13】本発明思想のいくつかの実施形態に従う図11の無線端末(UE)を示すブロックダイアグラムである。
図14】本発明思想のいくつかの実施形態に従う図11のコアネットワークノードを示すブロックダイアグラムである。
図15A】、
図15B】、
図15C】、
図16】、
図17】、
図18】本発明思想のいくつかの実施形態に従う端末/ノードの運用を示すフローチャートである。
図19A】、
図19B】、
図19C】本発明思想のいくつかの実施形態に従う無線端末(UEs)の運用を示すフローチャートである。
図20】本発明思想のいくつかの実施形態に従う基地局(eNB)の運用を示すフローチャートである。
図21A】、
図21B】本発明思想のいくつかの実施形態に従うメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明思想の実施形態の例が示されている添付の図面を参照して、本発明思想が以下により詳細に説明される。しかしながら、本発明思想は多くの異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は本開示が終始かつ完全であり、本発明思想の範囲を当業者に完全に伝えるように提供される。これらの実施形態は互いに排他的ではないことにも留意されるべきである。1つの実施形態の構成要素は、別の実施形態では暗黙のうちに存在/使用されると仮定されてよい。
【0020】
説明及び解説のみを目的とし、本発明思想のこれら及び他の実施形態は、無線通信チャネルを介して無線端末(UEとも呼ばれる)と通信するRAN(無線アクセスネットワーク)で動作する状況で本明細書において説明される。しかしながら、本発明思想はそのような実施形態に限定されず、一般に任意のタイプの通信ネットワークで実施されてよいことが理解されよう。本明細書で用いられるレガシー又は非レガシー無線端末(UE、ユーザ装置ノード、移動端末、無線機器などとも呼ばれる)は、通信ネットワークからデータを受信し、及び/又は通信ネットワークへデータを送信する任意の機器を含むことができる携帯電話(「セルラ」電話機)、ラップトップ/ポータブルコンピュータ、ポケットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、M2M機器、IoT(モノのインターネット)機器、及び/又はデスクトップコンピュータを含むが、これらに限定されない。
【0021】
本開示において、本発明思想の実施形態例を提供するために、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)のLTE(Long Term Evolution)からの用語が使用されているが、これは本発明思想の範囲を上記のシステムのみに限定するものとみなすべきではない。本開示でカバーされたアイデア/思想を利用することで、WCDMA(登録商標)、WiMax、UMB及びGSM(登録商標)を含む他の無線システムもまた利益を得ることができてよい。
【0022】
また、eNodeB(基地局、eNBなどとしても呼ばれる)及びUE(無線端末、移動端末などとも呼ばれる)のような用語は非限定的であると考えるべきであることに留意されたい。
【0023】
図11は本発明思想のいくつかの実施形態に従う無線アクセスネットワーク(RAN)を示すブロック図である。図示されるように、基地局と1つ以上のコアネットワークノード(例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)又はサービスGPRSサポートノード(SGSN))との間の通信は、それぞれのS1インタフェースを用いて提供されてよい。各基地局BSは無線インタフェース(アップリンク及びダウンリンクを含む)を介して、基地局によってサポートされる個別のセル又はセル群の中の個別の無線端末と通信してもよい。例として、基地局BS-1は無線端末UE-1及びUE-2と通信して示され、基地局BS-2は無線端末UE-3及びUE-4と通信して示され、そして基地局BS-nは無線端末UE-5及びUE-6と通信して示される。
【0024】
図12図11の基地局BSの構成要素を示すブロック図である。図示されるように、基地局BSは、複数の無線端末との無線通信を提供するよう構成された送受信回路201(送受信又は無線インタフェース又は通信インタフェースとしても呼ばれる)、RANの他の基地局との(例えばX2インタフェースを介した)通信を提供するよう構成されたネットワークインタフェース回路205(ネットワークインタフェースとも称される)、送受信回路及びネットワークインタフェース回路に連結されたプロセッサ回路203(プロセッサとも称される)、及びプロセッサ回路に連結されたメモリ回路207を含んでよい。メモリ回路207は、プロセッサ回路203によって実行される際に本明細書に開示された実施形態による動作をプロセッサ回路に実行させるコンピュータ可読プログラムコードを含んでよい。他の実施形態に従うと、メモリ回路が個別に提供されないようにメモリを含むようにプロセッサ回路203が定義されてもよい。
【0025】
図13図11の無線端末UEの構成要素を示すブロック図である。図示されるように、無線端末UEは、基地局BSとの無線通信を提供するように構成された送信器及び受信器を含む送受信回路301(送受信器としても呼ばれる)、送受信回路に連結されるプロセッサ回路303(プロセッサとしても呼ばれる)、及びプロセッサ回路に連結されるメモリ回路307を含んでよい。メモリ回路307は、プロセッサ回路303によって実行された際に本明細書で開示された実施形態による動作をプロセッサ回路に実行させるコンピュータ可読プログラムコードを含んでよい。他の実施形態によれば、メモリ回路が個別に提供されないようにメモリを含むようにプロセッサ回路303が定義されてもよい。
【0026】
図14は、図11のコアネットワークノード(例えばMME及び/又はSGSN)の構成要素を示すブロック図である。図示されるように、RANの基地局との(例えばS1インタフェースを介した)通信を提供するよう構成されたネットワークインタフェース回路401(ネットワークインタフェース又は通信インタフェースとしても呼ばれる)、ネットワークインタフェース回路に連結されたプロセッサ回路403(プロセッサとしても呼ばれる)、及びプロセッサ回路に連結されたメモリ回路407を含んでよい。メモリ回路407は、プロセッサ回路403によって実行される場合に、本明細書で開示された実施形態による動作をプロセッサ回路に実行させるコンピュータ可読プログラムコードを含んでよい。他の実施形態によれば、メモリ回路が個別に提供されないように、メモリを含むようプロセッサ回路403が定義されてもよい。
【0027】
LTE向けのキャリアアグリゲーション(CA)において、現在PCell及び4個のSCell(つまり合計5個のセル)のアグリゲーションがサポートされうる。その一方で、CAで用いられる多くのMAC CEは7つまでのSCellインデックスを指示可能でありうる。
【0028】
LTEシステムにおけるスループットに対する要求が高まるにつれて、5個以上のセルのアグリゲーションをサポートすることは有益でありうる。しかしながら、MAC規格は5個以上のセル又はいくつかの場合において7個以上のセルをサポートするよう設計されていない。例えば、インデックス7より大きなセルインデックスを有するセルを有効化することができないかもしれない。それゆえ、MAC規格はスループットの潜在的なボトルネックとなりうる。
【0029】
本発明思想のいくつかの実施形態によれば、MAC規格におけるキャリア数のサポートを拡張する効率的で後方互換性のある方法のシグナリングを提供するように、7以上のセルインデックスをサポートするようMAC CEが拡張されうる。
【0030】
本発明思想のいくつかの実施形態によれば、MAC CEの複数のバージョンが異なるキャリア数をサポートしてよい。
【0031】
本発明思想のいくつかの実施形態によれば、異なるバージョンが異なるキャリア数をサポートする当該異なるバージョンでMAC CEが定義されてよい。例えば、より少ないサービングセル(例えば7個又は8個までのセル)をサポートする第一のバージョンと、より多いサービングセル(例えば31個又は32個までのセル)をサポートする第二のバージョンとについて、MAC CEの有効化/無効化の2つの異なるバージョンが定義されてよい。これらの実施形態の一つの代替案では、MAC CEの異なるバージョンは同一の論理チャネル識別子(LCID)を有してよい。これらの実施形態の別の代替案では、MAC CEの異なるバージョンは異なるLCIDを有してよい。
【0032】
送信するためのMAC CEバージョンの送信器の選択については後述する。
【0033】
以下の開示ではUEとeNB(又はネットワーク)との間でMAC CEを送信する実施形態について論じてもよいが、他の実施形態はネットワークにおける任意の種類のノード間(例えば、デバイス間通信の場合は2つのUE間)でMAC CEを送信してもよいことを理解されたい。しかしながら、単純化、可読性、及び/又は簡潔さのために、ネットワークにおける他ノード間のそのようなMAC CEの送信を議論することなく、UEとネットワークとの間のMAC CEの送信が例として論じられうる。
【0034】
選択はネットワーク構成に基づいてもよい。
【0035】
ネットワークは、適用されるMAC CEのバージョンを構成してもよい(例えば、ネットワークは端末にMAC CEのどのバージョンが適用されるべきか指定してよい)。
【0036】
送信器(例えば、UE又はネットワークの基地局)は、UEが使用(送信及び受信)するようにネットワークが構成したものに応じて送信するMAC CEのバージョンを選択してもよい。言い換えれば、UEがMAC CEの第一のバージョンを使用するようにネットワークが構成した場合、次にUEは第一のバージョンを選択し、UEが第一のバージョンを期待しているため、ネットワークも第一のバージョンのMAC CEをUEに送信してもよい。
【0037】
(不要なシグナリングオーバーヘッドを費やしうる)UEごとのシグナリングを必要とすることなく、(特徴をサポートしている)全ての端末がMAC CEの同一バージョンを適用するであろう利点を有してもよいブロードキャスト・シグナリングを用いて(例えば、システム・インフォメーション・ブロックSIBを介して)MAC CEのバージョンが構成されてよい。他の実施形態によれば、MAC CEのバージョンは個別のシグナリングを使用して構成されてもよく、その結果、ネットワークは異なるUEがMAC CEの異なるバージョンを適用するように構成することが可能になる。
【0038】
選択は構成されたキャリアの数に基づいてもよい。
【0039】
MAC CEのどのバージョンが利用されるかは、UEとネットワークとの間の通信で利用されるキャリアの数を元に判断されてよい。UE及びネットワークがNより少ないキャリアを用いて通信している場合、1つのMAC CEバージョンが適用されてよく、一方でN個以上のキャリアが利用される場合、別のMAC CEバージョンが適用されてよく、ここでNはキャリア数の閾値である。
【0040】
本選択機構の1つの代替案において、MAC CEのどのバージョンが利用されるかは、UEが構成される最大のインデックスを持つセルのインデックスを基に判断されてよい。UEが構成される全てのセルがNより小さなインデックスを有する場合、1つのMAC CEバージョンが適用されてよく、そうでなければ別のMAC CEバージョンが適用されてよい。
【0041】
いくつかの実施形態によれば、例えば8個より少ないキャリアが使用される場合、MAC CEバージョンには8(又は7)個までのキャリアについての情報/指示/その他を含みうるもの(つまり「非拡張MAC CEバージョン」)が選択されてよい。8個より多いキャリアが構成される場合、MAC CEバージョンには32(又は31)個までのキャリアの情報/指示/その他を含みうるMAC CEバージョン(つまり、「拡張MAC CEバージョン」)が選択されてよい。複数レベルが使用されるように、本選択機構は一般化できる:
・1からN個のキャリアが用いられる場合、第一のMAC CEバージョンが適用され、
・N+1からN個のキャリアが用いられる場合、第二のMAC CEバージョンが適用され、
・N+1からN個のキャリアが用いられる場合、第三のMAC CEバージョンが適用され、
・...
・Nn-1+1からN個のキャリアが用いられる場合、第nのMAC CEバージョンが適用される。
【0042】
ネットワーク及びUEの両方が、UEに対して構成されるキャリア(又はセル)の数及びキャリアのインデックスを認識している。従って、どのMAC CEバージョンが使用されるべきか判断するための明示的な調整(例えばシグナリング)の必要はなくてよい。
【0043】
端末に対して構成されたキャリアの数に応じたMAC CEの複数バージョンの例は以下で説明される。
【0044】
異なる2つのMAC CEバージョンがどのように利用されるか、及びUEを構成しているキャリア(又はセル又はサービングセル)の数に基づいてMAC CEバージョンがどのように選択されるかの例を以下に説明する。この例はLTE MAC規格(非特許文献1)でどのように実装されうるかを示す。
【0045】
いくつかの実施形態に従い、拡張パワーヘッドルーム・レポートMAC CEが説明される。
【0046】
以下で説明されるいくつかの実施形態によれば、UEはUEが7より大きいServCellIndex又はSCellIndex(第二のセルインデックス、SCellインデックス、又はサービングセルインデックスとも称される)で構成されたセルを有しない場合は、拡張パワーヘッドルーム・レポートMAC CEの1つのバージョンを、そうでなければ別のバージョンを適用してよい。
【0047】
図2Aの表(非特許文献1の表6.2.1-2)で規定されるように、拡張ヘッドルーム・レポート(PHR)MAC制御エレメントCEは、LCID(論理チャネルアイデンティティ)を持つMAC PDU(プロトコルデータユニット)サブヘッダによって識別される。拡張PHR MAC CEは可変サイズを有してもよく、図3(非特許文献1の図6.1.3.6a-2)及び図4の表で示すように定義されてよい。
【0048】
図3に示すように、PHR MAC CEの第一のバージョンは、1つのプライマリ・コンポーネントキャリア及び(セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックス1から7を有する)7個までの構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアをサポートするための複数のCビットを含む8ビット(1オクテット)のビットマップ(Cフィールドとも称される)を含んでよい。プライマリ・コンポーネントキャリアは常に構成、有効化されなければならず、すべてのPHR MAC CEはプライマリ・コンポーネントキャリアのタイプ1レポートを含むため、ビットマップの最初のビットは予約Rであってよい。各Cビット(例えばCからC)は個別のセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するあり得るコンポーネントキャリア・インデックスに対応する(例えば、インデックス1によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、インデックス2によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、...、インデックス7によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC)。構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアが7より大きなセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスを持たない限り、PHR MAC CEの第一のバージョンが用いられてよい。いくつかの実施形態によれば、セカンダリ・コンポーネントキャリアは不連続なセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスで構成されてよい。例えば、CビットC、C、及びCが、パワーヘッドルームがセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して報告されていない場合は0、又はパワーヘッドルームがセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して報告される場合は1となるように、(構成されていないセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して)CビットC、C、C、Cが0となるよう、インデックスが1、3、及び5の3つのセカンダリ・コンポーネントキャリアは無線端末向けに構成されてよい。
【0049】
図4に示すように、PHR MAC CEの第二のバージョンは、1個のプライマリ・コンポーネントキャリア及び(セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックス1から31を有する)31個までの構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアをサポートするために32ビット(4オクテット)ビットマップ(Cフィールドとしても称される)を含んでよい。プライマリ・コンポーネントキャリアは、常に構成及び有効化されなければならず、全てのPHR MAC CEはプライマリ・コンポーネントキャリアのタイプ1レポートを含むであろうから、ビットマップの最初のビットは予約Rであってよい。各Cビット(例えばCからC31)は、個別のセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するあり得るコンポーネントキャリア・インデックスに対応する(例えば、インデックス1によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、インデックス2によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、...、インデックス31によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC31)。
【0050】
PHR MAC CEの第二のバージョンは、少なくとも1つのセカンダリ・コンポーネントキャリアが7より大きなコンポーネントキャリア・インデックスを有するときはいつでも用いられてよい。いくつかの実施形態によれば、セカンダリ・コンポーネントキャリアは不連続なセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスで構成されてよい。例えば、CビットC、C、及びC13のそれぞれが、パワーヘッドルームがセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して報告されていない場合は0、又はパワーヘッドルームがセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して報告される場合は1となるように、(構成されていないセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して)CビットC、C乃至C12、及びC14乃至C31が0となるように、インデックスが1、3、及び13の3つのセカンダリ・コンポーネントキャリアが無線端末向けに構成されてよい。
【0051】
構成されているセカンダリ・コンポーネントキャリアに対する最大のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスが閾値を超える(例えば、構成されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対する最大のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスが7より大きい)場合にのみ図4のPHR MAC CEの第二のバージョンを用いることで、最大の構成されたコンポーネントキャリア・インデックスが閾値を越えない場合に、より小さなPHR MAC CEを用いることができ、それゆえシグナリングのオーバーヘッドを削減できる。
【0052】
UEが少なくとも1つのセルにおいて7より大きなServCellIndexで構成される場合、図4における定義が用いられてよい、又は用いられるだろう。そうでなければ(UEが少なくとも1つのセルにおいて7より大きなServCellIndexで構成されない場合)、図3における定義が用いられてよい、又は用いられるだろう。タイプ2のPHが報告される場合、タイプ2のPHのフィールドを含むオクテットは、SCellごとのPHの存在を示すオクテットのすぐ後ろに含まれ、(報告される場合は)関連付けられたPCMAX,Cフィールドを含むオクテットが後に続く。その後、ServCellIndex(非特許文献2)に基づき、昇順でタイプ1PHフィールドのオクテット、ビットマップで示されるPCell及びSCellに対する(報告される場合は)関連付けられたPCMAX,Cフィールド、が続く。
【0053】
拡張PHR MACコントロールエレメントは以下のように定義されてよい:
-C:このフィールドは、非特許文献2で規定されるようなSCellIndex iのSCellに対するPHフィールドの存在を示す。「1」に設定されたCフィールドはSCellIndex iのSCellに対してPHフィールドが報告されることを示す。「0」に設定されたCフィールドはSCellIndex iのSCellに対してPHフィールドが報告されないことを示す。
-R:「0」に設定される予約ビット。
-V:このフィールドは、実際の送信に基づくか参照フォーマットに基づくかを示す。タイプ1のPHに対しては、V=0はPUSCHでの実際の送信を示し、V=1はPUSCH参照フォーマットが用いられることを示す。タイプ2のPHに対しては、V=0はPUCCHでの実際の送信を示し、V=1はPUCCH参照フォーマットが用いられることを示す。さらに、タイプ1及びタイプ2のPHの両方に対して、V=0は関連付けられたPCMAX,Cフィールドを含むオクテットの存在を示し、V=1は関連付けられたPCMAX,Cフィールドを含むオクテットが省略されることを示す。
-パワーヘッドルーム(PH):このフィールドは、パワーヘッドルーム・レベルを示す。フィールド長は6ビットである。報告されるPH及び関連付けられるパワーヘッドルーム・レベルは図2Cの表(非特許文献1の表6.1.3.6-1)に示される(dB単位での対応する測定値は非特許文献3の従属節9.1.8.4に記載されている)。
-P:このフィールドは、(非特許文献4のP-MPRcによって許可されているように)電力管理による電力バックオフをUEが適用するかどうかを示す。電力管理による電力バックオフが適用されない場合に対応するPCMAX,Cフィールドが異なる値を有する場合、UEはP=1に設定しなければならず、
-PCMAX,c:存在する場合、このフィールドは前述のPHフィールドの計算に利用されるPCMAX,c又はP'CMAX,c(非特許文献5)を示す。報告されるPCMAX,c及び対応する名目UE送信電力レベルは図5(非特許文献1の表6.1.3.6a-1)に示す(dBm単位での対応する測定値は非特許文献3の従属節9.6.1に記載されている)。
【0054】
図5(非特許文献1の表6.1.3.6a-1)は拡張PHRのための名目UE送信電力レベルを示す表である。
【0055】
以下に説明される実施形態において、2つの有効化/無効化MACコントロールエレメントのバージョンが定義されてよい。1つのバージョンは、UEが7より大きいServCellIndex(セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックス又はSCellIndexとしても称される)で構成されるセルを持たない場合に提供されてよい。
【0056】
有効化/無効化MACコントロールエレメントは図2Bの表(非特許文献1の表6.2.1-1)で規定されるようにLCIDをもつMAC PDUサブヘッダによって識別される。これは固定サイズを持ち、7つのCフィールド及び1つのRフィールドを含む単一のオクテットからなる。有効化/無効化MACコントロールエレメントは、図6に示す第一のバージョン(非特許文献1の表6.1.3.8-1)及び図7に示す第二のバージョンに関して以下に説明される。UEが7より大きいServCellIndexを持つ少なくとも1つのセルで構成される場合、図7の定義が用いられてよい又は用いられるだろう。そうでなければ図6の定義が用いられてよい、又は用いられるだろう。
【0057】
図6に示すように、有効化/無効化MAC CEの第一のバージョンは1つのプライマリ・コンポーネントキャリアをサポートするための8ビット(1オクテット)のビットマップ(Cフィールドとしても称される)及び(1から7のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスを有する)7つの構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアを含んでよい。プライマリ・コンポーネントキャリアは常に構成され有効化されなければならないため、ビットマップの最初のビットは予約Rとしてもよい。各Cビット(例えばCからC)は個別のセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するあり得るコンポーネントキャリア・インデックスに対応する(例えば、インデックス1によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、インデックス2によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、...、インデックス7によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC)。構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアが7より大きいコンポーネントキャリア・インデックスを有しない限り、有効化/無効化MAC CEの第一のバージョンが用いられてよい。いくつかの実施形態によれば、セカンダリ・コンポーネントキャリアは不連続なセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスで構成されてよい。例えば、CビットC、C、及びCが、個別のセカンダリ・コンポーネントキャリアが無効化される場合は0となり、又はセカンダリ・コンポーネントキャリアが有効化される場合は1となるように、(構成されていないセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して)CビットC、C、C、Cが0となるよう、インデックスが1、3、及び5の3個のセカンダリ・コンポーネントキャリアが無線端末向けに構成されてよい。
【0058】
図7に示すように、有効化/無効化MAC CEの第二のバージョンは、1つのプライマリ・コンポーネントキャリア及び(セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックス1から31を有する)31個までの構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアをサポートするための32ビット(4オクテット)のビットマップ(Cフィールドとも称される)を含んでよい。プライマリ・コンポーネントキャリアは常に構成され有効化されなければならないため、ビットマップの最初のビットは予約Rとしてもよい。各Cビット(例えばCからC31)は個別のセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するあり得るコンポーネントキャリア・インデックスに対応する(例えば、インデックス1によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、インデックス2によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC、...、インデックス31によって識別されるセカンダリ・コンポーネントキャリアに対するC31)。有効化/無効化MAC CEの第二のバージョンは、少なくとも1つのセカンダリ・コンポーネントキャリアが7より大きなコンポーネントキャリア・インデックスを有するときはいつでも用いられてよい。いくつかの実施形態によれば、セカンダリ・コンポーネントキャリアは、不連続なセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスで構成されてよい。例えば、CビットC、C、及びC13が、セカンダリ・コンポーネントキャリアが無効化される場合は0、又はセカンダリ・コンポーネントキャリアが有効化される場合は1となるように、(構成されていないセカンダリ・コンポーネントキャリアに対して)CビットC、C乃至C12、及びC14乃至C31が0となるよう、インデックスが1、3、及び13の3個のセカンダリ・コンポーネントキャリアが無線端末向けに構成されてよい。
【0059】
構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアに対する最大のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスが閾値を超える(例えば、構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアに対する最大のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスが7より大きい)場合にのみ図7の有効化/無効化MAC CEの第二のバージョンを用いることで、最大の構成されたコンポーネントキャリア・インデックスが閾値を越えない場合に、より小さな有効化/無効化MAC CEを用いることができ、それゆえシグナリングのオーバーヘッドを削減する。
【0060】
図6及び図7のエレメントの定義は以下に説明される。
-C:非特許文献2に規定されるように、SCellIndex iで構成されたSCellがある場合、このフィールドはSCellIndex iをもつSCellの有効化/無効化状態を示す、又はUEはCフィールドを無視すべきである。SCellIndex iをもつSCellは有効化されるべきであることを示すためにCフィールドは「1」に設定される。SCellIndex iをもつSCellは無効化されるべきであることを示すためにCフィールドは「0」に設定される。
-R:「0」に設定される予約ビット。
【0061】
いくつかの他の実施形態によれば、同一のMAC CE(又は上記の実施形態からの表現が用いられるべき場合には「MAC CEバージョン」)が使用される/合図される/指示されるキャリアの数に関わらず適用される。それゆえ同一のLCIDも用いられる。しかしながら、MAC CEのサイズはキャリア数に基づき変化してよく、又はより具体的には、セルを示すために用いられるビット数(及びしたがってオクテットの数)は使用されるキャリア数に基づき動的に変化してよい。
【0062】
これはMAC CEにおけるサービングセルを参照するために用いられるオクテットの数(つまりビットマップ又はCフィールド)を変えることで実装されうる。例えば、UEが構成される全てのサービングセルが7(又は8)より小さなインデックスを有する場合には1つだけのオクテットが必要とされるが、7より大きく15より小さいインデックスを有する少なくとも1つのセルでUEが構成される場合には2つのオクテットが必要とされる。より一般的には、使用されるオクテットの数は、ceiling((index+1)/8)であり、ここでindexはUEが構成されている最も大きいサービングセル・インデックス(又はセカンダリセルインデックス)である。そしてceiling(x)はx以上の最小の整数を与える関数である。(最小のインデックスが1の場合、式中の「+1」は必要とされなくてもよいことに注意されたい)
本実施形態と構成されたキャリア数に基づく選択機構で上述した実施形態との違いは、本実施形態ではキャリアを示すために使用されるビット数を低減し、及び/又は最小に抑えてもよい点である。例えば、UEがインデックス9のサービングセルで構成される場合を考える。本実施形態によれば、セルを示すために2つのオクテットだけが使用されるであろう。構成されたキャリアの数に基づく選択機構で上述した実施形態において、UEはセルを示すために4オクテットを使用しうる拡張MAC CEバージョンを適用するであろう。それゆえ、本実施形態はシグナリング効率がより高くなりうる。
【0063】
発明思想のいくつかの実施形態によれば、MAC CEは、端末のための構成されたキャリアの数に基づくサイズを持つ動的サイズを有してよい。
【0064】
以下で説明する実施形態において、使用されるサービングセルの数に基づき、UEが構成される最大のセルインデックスに基づきCフィールド(SCellインデックスを示すために使用されるフィールド)の数が変化するMAC CEを使用してもよい。
【0065】
拡張パワーヘッドルーム・レポート(PHR)MACコントロールエレメントは、図2Aで規定されるように、LCIDをもつMAC PDUサブヘッダによって識別される。これは可変サイズを有し、図3において定義される。タイプ2のPHが報告された場合、タイプ2のPHフィールドを含むオクテットは、SCellごとのPHの存在を示すオクテットのすぐ後に含められ、(報告されれば)PCMAX,cを含むオクテットが後に続く。UEは、最大のインデックスをもつ構成されたSCellを示せるように、SCellごとにPHの存在を示すための十分なオクテットを含むべきである。次にServCellIndex(非特許文献2)に基づき、昇順でタイプ1PHフィールドのオクテットと、ビットマップにおいて示されるPCell及び各SCellに対して関連付けられたPCMAX,cフィールドを持つオクテットとが続く。
【0066】
拡張PHR MACコントロールエレメントは以降のように定義される。
-C:このフィールドは非特許文献2に規定されるように、SCellIndexをもつSCellに対するPHフィールドの存在を示す。「1」に設定されたCフィールドは、SCellIndex iを持つSCellに対するPHフィールドが報告されることを示す。「0」に設定されたCフィールドは、SCellIndex iを持つSCellに対するPHフィールドが報告されないことを示す。
-R:「0」に設定される予約ビット。
-V:このフィールドは実際の送信又は参照フォーマットに基づくかどうかを示す。タイプ1のPHに対しては、V=0はPUSCHでの実際の送信を示し、V=1はPUSCH参照フォーマットが使用されることを示す。タイプの2PHに対しては、V=0はPUCCHでの実際の送信を示し、V=1はPUCCH参照フォーマットが使用されることを示す。さらに、タイプ1及びタイプ2PHの両方に対して、V=0は関連付けられたPCMAX,Cフィールドを含むオクテットの存在を示し、V=1は関連付けられたPCMAX,Cフィールドを含むオクテットが省略されることを示す。
-パワーヘッドルーム(PH):このフィールドはパワーヘッドルーム・レベルを示す。フィールド長は6ビットである。報告されるPH及び対応するパワーヘッドルーム・レベルは図2Cの表(非特許文献1の表6.1.3.6-1)に示される(dB単位の対応する測定値は非特許文献3の従属節9.1.8.4に記載されている)。
-P:(P-MPRc(非特許文献4)で許可されるように)UEが電力管理による電力バックオフを適用しているかどうかを示す。適用されている電力管理による電力バックオフがない場合、対応するPCMAX,Cフィールドが異なる値を有する場合、UEはP=1に設定すべきである。
-PCMAX,c:存在する場合、このフィールドは前述のPHフィールドの計算に利用されるPCMAX,c又はP'CMAX,c(非特許文献5)を示す。報告されるPCMAX,c及び対応する名目UE送信電力レベルは図5の表(非特許文献1の表6.1.3.6a-1)に示される(dBm単位の対応する測定値は非特許文献3の従属節9.6.1に記載されている)。
【0067】
図8は発明思想のいくつかの実施形態に従う拡張PHR MACコントロールエレメントを示す。
【0068】
図9(非特許文献1の表6.1.3.6a-1)の表は拡張PHRのための名目UE送信電力レベルを示す。
【0069】
以下で説明する実施形態において、使用されるサービングセルの数に基づき、Cフィールド(SCellインデックスを示すために使用されるフィールド)を持つオクテットの数が、UEが構成される最大のセルインデックスに基づき変化するようにMAC CEが使用される。
【0070】
有効化/無効化MACコントロールエレメントは、図2Bの表において規定されるLCIDをもつMAC PDUサブヘッダによって識別される。これは動的サイズを有し、32個までのCフィールドと1個のRフィールドを含む1個以上のオクテットを含む。有効化/無効化MACコントロールエレメントは図10を参照して説明されるように定義される。オクテットの数は最大のSCellIndexを持つSCellの有効化/無効化状態を示すために十分であるようなものであるべきである。
-C:非特許文献2で規定されるようなSCellIndex iで構成されたSCellがある場合、このフィールドはSCellIndex iをもつSCellの有効化/無効化状態を示し、そうでなければUEはCフィールドを無視すべきである。SCellIndex iをもつSCellは、有効化されるべきであることを示すためにCフィールドは「1」に設定される。SCellIndex iをもつSCellは、無効化されるべきであることを示すためにCフィールドは「0」に設定される。
-R:「0」に設定される予約ビット。
【0071】
図10は発明思想のいくつかの実施形態に従う有効化/無効化MACコントロールエレメントを示す。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、送信器は所定のタイプのMAC CEのセット/リストを送信してよく、ここでリスト内の各MAC CEはいくつかのセルにアドレスする能力を有するが、同一タイプのMAC CEのセット/リストはより多くのセルにアドレスするだろう。言い換えれば、リスト内の第一のMAC CEはセルの第一セットにアドレスしてよく、リスト内の第二のMAC CEはセルの第二セットにアドレスしてよく、リスト内の第三のMAC CEはセルの第三セットにアドレスしてよく、以下同様である。言い換えれば、MAC CEの連結も使用されてよい。
【0073】
ネットワークがUEに有効化/無効化命令を送信し、各有効化/無効化MAC CEは8(又は7)セルにアドレスできる例を考える。合計32のセルがアドレスされるべきである場合、ネットワークは次に4つの有効化/無効化MAC CEを送信するであろう:
・第一の有効化/無効化MAC CEがインデックス0乃至7(又は1乃至7)を有するセルにアドレスし、
・第二の有効化/無効化MAC CEがインデックス8乃至15を有するセルにアドレスし、
・第三の有効化/無効化MAC CEがインデックス16乃至23を有するセルにアドレスし、
・第四の有効化/無効化MAC CEがインデックス24乃至31を有するセルにアドレスする。
順番は次のように逆にすることもできる:
・第一の有効化/無効化MAC CEがインデックス24乃至31を有するセルにアドレスし、
・第二の有効化/無効化MAC CEがインデックス16乃至23を有するセルにアドレスし、
・第三の有効化/無効化MAC CEがインデックス8乃至15を有するセルにアドレスし、
・第四の有効化/無効化MAC CEがインデックス0乃至7(又は1乃至7)を有するセルにアドレスする。
本実施形態において、MAC CEが同一ブロックのメッセージ(例えば同一MAC PDU)でシグナリングされなければならないようにすることができる。UEの全ての構成されたサービスセルにアドレスできるようにするにはMAC PDU内のMAC CEの数が少なすぎる場合は、UEはMAC CEのセットを拒絶(又は別の動作を適用)してよく、例えばUEがインデックス0(例えばPCell)、3、4、及び18を有するサービングセルで構成される場合、18までのインデックスを有するサービングセルにアドレスするために3つのMAC CEが必要であってよい。同様に、MAC PDU内のMAC CEの数が多すぎで、UEが構成されるより多くのセルにアドレスする場合、MAC CEのセットを拒絶(又は別の動作を適用)してもよい。
【0074】
発明思想のいくつかの実施形態によれば、異なるバージョンが異なる数のキャリアをサポートする、異なるバージョンのMAC CEが導入される。発明思想のいくつかの他の実施形態によれば、指示されうるサポートされるキャリア数を動的に変更可能な動的MAC CEが導入される。発明思想のさらに他の実施形態によれば、各MAC CEは少しのセルにしかアドレスできないが、複数MAC CEは全体でより多くのセルにアドレスできる場合、所定のタイプの複数MAC CEが連結される/同時に送信される。
【0075】
いくつかの実施形態に従う無線端末UEの動作が、図15A図15B、及び図15Cのフローチャートを参照して以下に説明される。ブロック1501において、無線端末UEのプロセッサ303は、コンポーネントキャリアの変更が生じるべきかどうかを、例えば送受信器301を介して基地局BSから受信した命令に基づき判断しうる。コンポーネントキャリアの構成における変更がブロック1501において生じるべきである場合、プロセッサ303はブロック1503においてコンポーネントキャリアを構成してよく、MAC CEはブロック1505において構成されたCCに従って基地局BSと通信してよい。
【0076】
無線端末UEの構成されたCCは、プライマリCC及び0、1、又は複数のセカンダリCCを含んでよく、セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスは上述したように各セカンダリ・コンポーネントキャリアに関連付けられてよい。さらに、各PHR又は有効化/無効化MAC CEは、ビットマップの個別のビットに関連付けられた構成されたセカンダリ・コンポーネントキャリアの各セカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスを有するビットマップを含んでよい。図3及び図4図6及び図7、そして図8及び図10を参照して上述したように、MAC CEビットマップのサイズは、構成されたコンポーネントキャリアの最大のセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスを収容するように変わってよい。
【0077】
従って、プロセッサ301は、ブロック1503において通信ネットワークの無線端末UEと基地局BS間の通信リンクに対してコンポーネントキャリアの第一グループを構成してよい。コンポーネントキャリアの第一グループで構成する間(例えばブロック1501においてCC構成に変更があるまで)、ブロック1505において第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)(例えばPHR MAC CE又は有効化/無効化MAC CE)であって、コンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットを有し、第一のサイズを有する第一のビットマップを含む、第一のMAC CEをプロセッサ301が通信してよい。ブロック1505からブロック1501へ、そしてブロック1505へ戻る(ブロック1503を迂回する)ループによって示されるように、任意の数のMAC CEは第一グループのコンポーネントキャリアを使用し、構成される間に通信されてもよい。
【0078】
ブロック1501におけるCC構成の変化に反応して、プロセッサ301は、コンポーネントキャリアの第一グループと異なるコンポーネントキャリアの第二グループを用いて、通信ネットワークの無線端末と基地局BSとの間の通信リンクに対してコンポーネントキャリアの第二グループを構成してよい。コンポーネントキャリアの第二グループを用いて構成される間(例えば、ブロック1501におけるCCの構成に別の変更があるまで)、プロセッサ301は、ブロック1505における第二のMAC CE(例えばPHR MAC CE又は有効化/無効化MAC CE)であって、第二のサイズを有し、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のビットマップのビットを持つ第二のビットマップを含む、第二のMAC CEを通信してもよい。さらには、第一及び第二のビットマップのサイズは、異なるグループのコンポーネントキャリアを収容するように異なってよい。ブロック1505からブロック1501へ、そしてブロック1505への戻る(ブロック1503を迂回する)ループによって示されるように、任意の数のMAC CEはコンポーネントキャリアの第二グループを用いて、構成される間に通信されてもよい。
【0079】
本明細書で使用されるように、無線端末UEのためのコンポーネントキャリアのグループはプライマリ・コンポーネントキャリア及び0、1又は複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含んでもよく、各セカンダリ・コンポーネントキャリアはMAC CEに含まれるビットマップ(例えば、PHR MAC CE又は有効化/無効化MAC CEのビットマップ)の個別のビット(例えばCビット)と関連付けられるセカンダリ・コンポーネントキャリア・インデックスを使用して識別されてよい。同一の無線端末UEのための2つの異なるグループのコンポーネントキャリア(例えば、ブロック1501に関して上述した第一及びコンポーネントキャリアの第二グループ)は、従って、他のグループに含まれない少なくとも1つのセカンダリ・コンポーネントキャリアを含む少なくとも1つのグループを持つ同一のプライマリ・コンポーネントキャリアを含んでよい。例えば、コンポーネントキャリアの第一グループは、(図3図6図8、又は図10の1つのオクテットビットマップが第一グループで使用されてよいように)プライマリCCと、CビットC及びCに関連付けられた個別のインデックスを持つ2つのセカンダリCCとを含んでよく、CCの第二グループは、(図4図7図8、又は図10の複数/2つのオクテットビットマップが第二グループで使用されてよいように)プライマリCCと、CビットC、C、及びC12に関連付けられた個別のインデックスを持つ3つのセカンダリCCを含んでよい。従って、無線端末のためのCCの異なるグループは、同一プライマリ及び/又はセカンダリCCの一部を共有してよい。さらに、無線端末のための異なるグループのCCのサイズは同一であってよい(つまり、同じ数のコンポーネントキャリアを有する)が、2つのグループのための異なる最大のセカンダリCCインデックスは異なるサイズのMAC CEビットマップを与えてよい。例えば、コンポーネントキャリアの第一グループは、(図3図6図8、又は図10の1つのオクテットビットマップが第一グループで使用されてよいように)プライマリCCと、CビットC及びCに関連付けられた個別のインデックスを持つ2つのセカンダリCCとを含んでよく、第二グループのCCは(図4図7図8、又は図10の複数/2つのオクテットビットマップが第二グループで使用されてよいように)プライマリCCと、CビットC及びC12に関連付けられた個別のインデックスを持つ2つのセカンダリCCを含んでよい。
【0080】
従って、コンポーネントキャリアの第一グループを構成することはプライマリ・コンポーネントキャリア及び第一グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含んでよく、コンポーネントキャリアの第二グループを構成することはプライマリ・コンポーネントキャリア及び第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含んでよく、セカンダリ・コンポーネントキャリアの第一及び第二グループは異なってよく、セカンダリ・コンポーネントキャリアの第一グループの各々は第一のビットマップの個別のビットに対応してよく、そしてセカンダリ・コンポーネントキャリアの第二グループの各々は第二のビットマップの個別のビットに対応してよい。さらに、個別のコンポーネントキャリア・インデックスはセカンダリ・コンポーネントキャリアの第一グループの各々に関連付けられてよく、個別のコンポーネントキャリア・インデックスはセカンダリ・コンポーネントキャリアの第二グループの各々に関連付けられてよく、セカンダリ・コンポーネントキャリアの第一グループのコンポーネントキャリア・インデックスのうちの少なくとも1つは閾値を越えてよく、セカンダリ・コンポーネントキャリアの第二グループのコンポーネントキャリア・インデックスはどれも閾値を越えなくてよく、第一のビットマップのサイズは第二のビットマップのサイズより大きくてよい。
【0081】
PHR MAC CEがブロック1505のMAC CEである場合、PHR MAC CEの通信は、(送受信器301を通じた)図15Bのブロック1505'の少なくとも1つの構成されたCCのためのパワーヘッドルーム・レポートの送信を含んでよい。
【0082】
有効化/無効化MAC CEがブロック1505のMAC CEである場合、有効化/無効化MAC CEの通信は、ブロック1505''における有効化/無効化MAC CEを(送受信器301を通じて)受信することと、ブロック1505b''における第一のビットマップに対応するコンポーネントキャリアの第一グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化することとを含んでよい。
【0083】
いくつかの実施形態によれば、異なる論理チャネルアイデンティティ(LCID)は、異なるビットマップサイズを有する同一タイプの異なるMAC CE(例えば、異なるビットマップサイズを有する異なるPHR MAC CE、又は異なるビットマップサイズを有する有効化/無効化MAC CE)に対して使用されてよい。例えば、ブロック1505における第一のMAC CEの通信は、第一のMAC CEを受信することと、第一のLCIDに対応するコンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに第一のビットマップのビットを適用することとを含んでよく、第二のMAC CEの通信は、第二のMAC CEを受信することと、(第一のLCIDとは異なる)第二のLCIDに対応するコンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントに第二のビットマップのビットを適用することとを含んでよい。別の例によれば、ブロック1505における第一のMAC CEの通信は、コンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに適用された第一のビットマップのビットを示すために第一のLCIDをもつ第一のMAC CEを送信することを含んでよく、第二のMAC CEの通信は、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに適用された第二のビットマップのビットを示すために(第一のLCIDとは異なる)第二のLCIDをもつ第二のMAC CEを送信することを含んでよい。
【0084】
他の実施形態によれば、同一のLCIDは異なるビットマップサイズを有する同一タイプの異なるMAC CEに対して提供されてよい。そのような場合、プロセッサ303はコンポーネントキャリアの現在の構成に基づき、適切なビットマップサイズを判断してよい。例えば、ブロック1505における第一のMAC CEの通信は、通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの第一グループに対応する第一のサイズを有する第一のビットマップを含むように第一のMAC CEを翻訳/生成することを含んでよく、ブロック1505における第二のMAC CEの通信は、通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のサイズを有する第二のビットマップを含むように第二のMAC CEを翻訳/生成することを含んでよい。
【0085】
発明思想のいくつかの他の実施形態によれば、同一タイプであり同一ビットマップサイズ(例えば1オクテット)を有する1つ以上のMAC CE(例えば、1つ以上のPHR MAC CE又は1つ以上の有効化/無効化MAC CE)は、異なるCC構成を収容するためにコンポーネントキャリアの同一グループに用いられてよく、CCの同一グループのための1つ以上のMAC CEは同一MAC PDUに含められてよい。例えば、パワーヘッドルーム・レポートPHRに対して、構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得る場合、図3の1つのPHR MAC CEは、パワーヘッドルーム・レポートに対するMAC PDUに含められてよい。構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得ない場合、図3の2つ以上のPHR MAC CEはパワーヘッドルーム・レポートに対するMAC PDUに含められてよい。例えば、有効化/無効化命令に対して、構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容されうる場合、図6の1つの有効化/無効化MAC CEは、有効化/無効化命令に対するMAC PDUに含められてよい。構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得ない場合、図6の2つ以上の有効化/無効化MAC CEは有効化/無効化命令に対するMAC PDUに含められてよい。
【0086】
ブロック16のフローチャートに示すように、無線端末UEのプロセッサ303は、例えばブロック1601においてコンポーネントキャリアの変更が生じるべきかどうかを、例えば送受信器301を介して基地局BSから受信した命令に基づき判断してもよい。コンポーネントキャリア構成における変更がブロック1601において生じるべきである場合、プロセッサ303はブロック1603においてコンポーネントキャリアを構成してよく、MAC CEはブロック1605において構成されたCCに従って基地局BSと通信してよい。
【0087】
従って、プロセッサ303は、ブロック1603において通信ネットワークの無線端末UEと基地局BSとの間の通信リンクに対してコンポーネントキャリアの第一グループを構成してよい。コンポーネントキャリアの第一グループで構成される間、プロセッサ303は第一及び第二のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を通信(例えば送受信器301を介して送信及び/又は受信)してよい。第一のMAC CEは、コンポーネントキャリアのグループの第一のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットを持つ第一のビットマップを含んでよく、第二のMAC CEは、コンポーネントキャリアのグループのサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のビットマップのビットをもつ第二のビットマップを含んでよい。例えば、第一及び第二のMAC CEは図3の第一及び第二のPHR MAC CEであってよく、又は第一及び第二のMAC CEは図6の第一及び第二の有効化/無効化MAC CEであってよく、そして第一及び第二のMAC CEは同一のMAC PDUに含まれてよい。
【0088】
CCの構成がブロック1601において変わらないままである限り、プロセッサ303は、相互排他的である第一及び第二のサブセットをもつ、構成されたCCの第一のサブセットについての情報を提供するPDUの1つのMAC CEと、構成されたCCの第二のサブセットについての情報を提供するPDUの別のMAC CEと、を有するMAC PDUにおける複数MAC CEを使用してブロック1601及び1605の動作をループしてよい。
【0089】
ブロック1601においてCC構成の変化があれば、プロセッサ303は、コンポーネントキャリアの第一グループと異なるコンポーネントキャリアの第二グループを用いて通信ネットワークの無線端末と基地局BSとの間の通信リンクに対してコンポーネントキャリアの第二グループを構成してよい。例えば、1オクテットのビットマップはキャリアの第二グループのインデックスを収容するのに十分であってよい。コンポーネントキャリアの第二グループで構成される間、プロセッサ303は、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第三のビットマップのビットを持つ第三のビットマップを含む第三のMAC CEを用いて、(送受信器301を介して)第三のMAC CEを通信してよい。さらに、第三のMAC CEは、ブロック1605を参照して上述される第一及び第二のMAC CEに使用されるMAC PDUとは異なる第二のMAC PDUに含まれてよい。
【0090】
(ブロック1605を参照して上述される第一、第二、及び第三のMAC CEの)第一、第二、及び第三のビットマップは同一サイズを有してよい。さらに、コンポーネントキャリアの第一グループはプライマリ・コンポーネントキャリア及び第一の複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含んでよく、第一の複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアの第一のサブセットの各々は第一のビットマップの個別のビット(Cビット)に対応してよく、第一の複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアの第二のサブセットの各々は第二のビットマップの個別のビット(Cビット)に対応してよい。加えて、コンポーネントキャリアの第二グループは、第三のビットマップのビットの個別の一つに対応するセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々をもつ、プライマリ・コンポーネントキャリア及び第二の複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含んでよい。
【0091】
図17は、発明思想のいくつかの実施形態に従う図15Aの無線端末の動作に対応する基地局BSの動作を示す。プロセッサ203は、ブロック1701において、無線端末UEのためのCC構成の変化が適当かどうかを判断し、適当である場合、プロセッサ203は、ブロック1703において、無線端末UEにCC構成の命令を(送受信器201を介して)送信することで無線端末UEのためのコンポーネントキャリアCCを構成しうる。ブロック1705において、プロセッサ203は構成されたCCに対するMAC CEを無線端末UEと通信(例えば有効化/無効化MAC CEの送信及び/又はPHR MAC CEの受信)しうる。
【0092】
例えば、ブロック1703において、プロセッサ203は、(例えば送受信器201を介して無線端末にCC構成命令を送信することで)通信ネットワークのノードと無線端末との間の通信リンクに対するコンポーネントキャリアの第一グループを構成しうる。通信リンクに対するコンポーネントキャリアの第一グループで構成される間、プロセッサ203はブロック1705において通信リンクを介して、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のサイズ(例えば1より大きいオクテットではない)を有し、コンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットを持つ第一のビットマップを通信(例えば有効化/無効化MAC CEの送信又はPHR MAC CEの受信)しうる。任意の数のMAC CEは、ブロック1701及び1703においてCC構成が変化するまで、ブロック1705におけるコンポーネントキャリアの第一グループに対して送信/受信されてよい。
【0093】
ブロック1701において、無線端末UEのCC構成が変更されるべきであると判断されることに応じて、プロセッサ203は、通信ネットワークのノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成しうる。コンポーネントキャリアの第二グループで構成される間、プロセッサ203は、第二のサイズ(例えば1より大きいオクテット)を有する第二のビットマップを有し、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のビットマップのビットを持ち、第二のビットマップの第二のサイズと異なる第一のビットマップの第一のサイズを持つ第二のMAC CEを、通信リンクを介して通信してもよい。コンポーネントキャリアのグループは図15A図15B、及び図15Cを参照する上記の詳細で説明される。
【0094】
いくつかの実施形態に従うと、ブロック1705における第一のMAC CEの通信は、(送受信器201を介する)第一の拡張パワーヘッドルーム(PHR) MAC CEの受信を含んでよく、ブロック1705における第二のMAC CEの通信は、(送受信器201を介する)第二の拡張PHR MAC CEの受信を含んでよい。
【0095】
いくつかの実施形態に従うと、ブロック1705における第一のMAC CEの通信は、第一の有効化/無効化MAC CEの送信を含んでよく、第二のMAC CEの通信は、第二の有効化/無効化MAC CEの送信を含んでよい。例えば、第一のMAC CEの通信は、第一のビットマップに従ってコンポーネントキャリアの第一グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化するための第一の有効化/無効化MAC CEを送信することを含んでよく、第二のMAC CEの通信は、第二のビットマップに従ってコンポーネントキャリアの第二グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化するための第二の有効化/無効化MAC CEを送信することを含んでよい。
【0096】
いくつかの実施形態に従うと、第一の論理チャネルアイデンティティ(LCID)は第一のMAC CEに対して提供されてよく、第二のLCIDは第二のMAC CEに対して提供されてよく、第一及び第二のLCIDは異なっていてよい。例えば、第一のMAC CEの通信は、第一のMAC CE(例えば第一のPHR MAC CE)を受信すること及び第一のLCIDに対応するコンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに第一のビットマップのビットを適用することを含んでよく、第二のMAC CEの通信は、第二のMAC CE(例えば第二のPHR MAC CE)を受信すること及び第二のLCIDに対応するコンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントに第二のビットマップのビットを適用することを含んでよい。
【0097】
いくつかの他の実施形態に従うと、第一の論理チャネルアイデンティティ(LCID)は第一のMAC CEに対して提供されてよく、第二のLCIDは第二のMAC CEに対して提供されてよく、第一及び第二のLCIDは異なっていてよい。第一のMAC CEの通信は、通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの第一グループに対応する第一のサイズを有する第一のビットマップを含むように第一のMAC CEを翻訳/生成することを含んでよく、第二のMAC CEの通信は、通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のサイズを有する第二のビットマップを含むように第二のMAC CEを翻訳/生成することを含んでよい。
【0098】
ブロック1701においてコンポーネントキャリアの第一グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリア及び第一グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含んでよく、ブロック1701においてコンポーネントキャリアの第二グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリア及び第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含んでよく、第一及び第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアは異なってよく、第一グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は第一のビットマップの個別のビットに対応してよく、そして第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は第二のビットマップの個別のビットに対応してよい。
【0099】
個別のコンポーネントキャリア・インデックスは第一グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアに関連付けられてよく、個別のコンポーネントキャリア・インデックスは第二グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアに関連付けられてよく、第一グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアのコンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つは閾値を超えてよく、第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアのコンポーネントキャリア・インデックスはいずれも閾値を超えなくてよく、第一のビットマップのサイズは第二のビットマップのサイズより大きくてよい。
【0100】
第一のビットマップはビット群の第一の数のオクテットに配置されてよく、第二のビットマップはビット群の第二の数のオクテットに配置されてよく、ビット群の第一及び第二の数のオクテットは異なってよい。
【0101】
コンポーネントキャリアの第一グループのコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの第二グループのコンポーネントキャリアの数より大きくてよく、第一のビットマップのサイズは第二のビットマップのサイズより大きくてよい。
【0102】
コンポーネントキャリアの第一グループのコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの第二グループのコンポーネントキャリアの数より小さくてよく、第一のビットマップのサイズは第二のビットマップのサイズより小さくてよい。
【0103】
個別のコンポーネントキャリア・インデックスは第一グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられてよく、個別のコンポーネントキャリア・インデックスは第二グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられてよく、第一グループのコンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つは閾値を超えてよく、コンポーネントキャリア・インデックスはいずれも閾値を超えなくてよく、第一のビットマップのサイズは第二のビットマップのサイズより大きくてよい。
【0104】
発明思想のいくつかの実施形態に従うと、図17を参照して上述した動作は、基地局BS(例えば基地局BS-1)との通信において複数の無線端末UE(例えば無線端末UE1及びUE2)に対して個別に及び/又は並列に行われてよい。異なる無線端末UEに対するMAC CEのビットマップのサイズは異なるサイズを有してよい。
【0105】
従って、基地局BS-1のプロセッサ203は、ブロック1703における基地局BS-1と第一の無線端末UE1との第一の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成してよく、第一の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループで構成される間、プロセッサ203はブロック1705において、コンポーネントキャリアの第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットをもち、第一のサイズを有する第一のビットマップを含む、第一のMAC CEを用いて、第一の通信リンクを介して第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を通信してよい。加えて、基地局BS-1のプロセッサ203はブロック1703において、基地局BS-1と無線端末UE2との間の第二の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成してよく、第二の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループが構成される間、プロセッサ203はブロック1705において、第二のMAC CEであって、第二のサイズであって、第一のビットマップの第一のサイズとは異なる、第二のサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のビットマップのビットをも持つ第二のMAC CEを、第二の通信リンクを介して通信してよい。
【0106】
いくつかの実施形態に従うと、図17の基地局の動作は図15A図15B、及び図15Cの無線端末の動作と対応してよく、図15A図15B、及び図15Cを参照して上述したMAC CEの定義は図17のMAC CEに適用されてよい。
【0107】
図18のフローチャートに示した発明思想のいくつかの実施形態によれば、同一タイプであり同一ビットマップサイズ(例えば1オクテット)を有する1つ以上のMAC CE(例えば、1つ以上のPHR MAC CE又は1つ以上の有効化/無効化MAC CE)は、異なるCC構成を収容するためにコンポーネントキャリアの同一グループに用いられてよく、CCの同一グループに対する1つ以上のMAC CEは同一MAC PDUに含められてよい。例えば、(基地局BSによって受信される、無線端末からの)パワーヘッドルーム・レポートPHRに対して、構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得る場合、図3の1つのPHR MAC CEは、パワーヘッドルーム・レポートに対するMAC PDUに含められてよい。構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得ない場合、図3の2つ以上のPHR MAC CEはパワーヘッドルーム・レポートに対するMAC PDUに含められてよい。例えば、(基地局BSから無線端末UEに送信される)有効化/無効化命令に対して、構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容されうる場合、図6の1つの有効化/無効化MAC CEは、有効化/無効化命令に対するMAC PDUに含められてよい。構成されたCCのグループのインデックスが1オクテットのビットマップに収容され得ない場合、図6の2つ以上の有効化/無効化MAC CEは有効化/無効化命令に対するMAC PDUに含められてよい。
【0108】
図18に示すように、ブロック1801においてCC構成を変更するべきと判断することに応じて、基地局BSのプロセッサ203はブロック1803において、無線端末UEと基地局BSとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成してよい。コンポーネントキャリアの第一グループで構成される間、プロセッサ203は、第一及び第二のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のMAC CEはブロック1805において第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアのグループの第一のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する第一のビットマップのビットを持つ第一のビットマップを含む第一のMAC CEと、コンポーネントキャリアのグループのサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する第二のビットマップのビットをもつ第二のビットマップを含む第二のMAC CEとを(送受信器201を介して)通信してよい。ブロック1801においてCC構成が変化しない限り、通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの第一グループの異なるサブセットに対する第一及び第二のMAC CEを使用して、ブロック1801及びブロック1805の動作が繰り返されてよい。
【0109】
ブロック1801におけるCC構成の変化に反応して、プロセッサ203は、コンポーネントキャリアの第一グループと異なるコンポーネントキャリアの第二グループを使用して、通信ネットワークの無線端末と基地局BSとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成してよい。コンポーネントキャリアの第二グループが構成される間、コンポーネントキャリアの第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する第三のビットマップのビットを持つ第三のビットマップを含む第三のMAC CEを用いて、プロセッサ203はブロック1805において第三のMAC CEを(送受信器201を介して)送信してよい。ブロック1801においてCC構成が変化しない限り、コンポーネントキャリアの第二グループのためのただ1つのMAC CEを用いてブロック1801及びブロック1805の動作が繰り返されてよい。
【0110】
さらに、第一、第二、及び第三のビットマップは、プライマリ・コンポーネントキャリア及び複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含むコンポーネントキャリアの第二グループと、第三のビットマップのビットの1つに対応する複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々と、と同一のサイズを有してよい。
【0111】
加えて、第一及び第二のMAC CEは同一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれてよい。例えば、第一及び第二のMAC CEは第一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれてよく、第三のMAC CEは第二のMAC PDUに含まれてよい。いくつかの実施形態に従って、図18の基地局の動作は図16の無線端末の動作と対応してよく、図16を参照して上述したMAC CEの定義は図18のMAC CEに適用されてよい。
【0112】
上述した実施形態のいくつかにおいて、MAC CEの送信器は、無線端末のために構成されたキャリアの数/グループに基づき、又は1つの特定の実施形態においては、無線端末が閾値を超えるセルインデックス(例えば7より大きいセルインデックス)を有するセルを用いるために構成されるか否かに基づき、いくつかのMAC CEバージョンのうちの1つを選択してよい。
【0113】
無線端末UEはRRCレイヤを介して(1つ又は複数の)サービングセルで構成されてよく、基地局eNBはRRCメッセージに示されているサービングセルを追加するように指示するRRCメッセージ(RRCConnectionReconfiguration)を無線端末UEに送ってよい。RRCメッセージに対して、無線端末UEは構成を適用するために用いられる工程/動作を無線端末UEが実行する間の所定の処理時間が許可されてよい。サービングセルの追加(又は構成)の例において、無線端末UEは20msの処理時間を許可されてよい。従って、時刻Tにおいて無線端末UEがコンポーネントキャリア(サービングセルとしても称される)を追加するよう指示するRRCメッセージを受信する場合、無線端末UEは、サービングセルの追加(又は構成)を遅くとも時刻T+20msまでに完了しなければならず、しかしながら無線端末UEはより早く構成を完了してよい。無線端末UEがRRCメッセージによって要求された構成をうまく適用できた際に、無線端末UEは構成が完了したことを示す完了メッセージ(RRCConnectionReconfigurationComplete)をネットワークに応答するであろう。このメッセージはUEが新しい構成(RRCメッセージに示される構成)を適用していることをネットワークに示す。
【0114】
完了メッセージ(RRCConnectionReconfigurationComplete)を送信可能にするために、無線端末UEはネットワークによってPUSCH(物理アップリンク共有チャネル)に(PUSCHの任意の他の送信とともに)スケジューリングされなければならず、PUSCHの送信は同期HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロトコルを用いる。
【0115】
HARQプロトコルは、送信器がデータを送信し、受信器が送信をうまく受信したか、又は送信器が再送を行うべきかどうかについて、受信器からのフィードバックを待つストップアンドウェイト型のプロトコルである。LTE(Long Term Evolution)において、送信と期待されるフィードバックとの間の時間は4ミリ秒(ms)であり、後続の再送は(もしあれば)4ミリ秒後に行われる。これは送信器が8ミリ秒ごとに送信していることを意味する。しかしながら、LTEにおいて、無線端末UEは8つの並列HARQプロセスを有してよく、これはサブフレームごとに、無線端末UEが各サブフレームにおいて異なるHARQを用いて送信を行うことができることを意味する。
【0116】
HARQプロトコル及び並列HARQプロセスの規定により、送信器からのデータパケットは受信器にばらばらの順番で到着してよい。無線端末UEが2つのデータセットS1及びS2(例えばデータパケットS1及びS2)を送信すべき場合、第一のデータセットS1はサブフレームnにおいて第一のHARQプロセスを用いて送信されてよく、(後続の)第二のデータセットS2はサブフレームn+1において送信される第二のHARQプロセスを用いて送信されてよい。サブフレームnにおけるデータS1の送信が失敗したがサブフレームn+1におけるデータS2の送信が成功した場合、受信器は第一のデータセットS1を受信する前に第二のデータセットS2を最初に受信するであろう。
【0117】
RRC完了メッセージに戻ると、RRC完了メッセージはサブフレームnにおいて送信されてよく、MAC CEはサブフレームn+1において送信されてよい。しかしながら、上述したように、RRC完了メッセージが基地局に受信される前にMAC CEが基地局eNBにうまく受信されてよい(例えば、eNB基地局においてRRC完了メッセージの最初の受信が失敗した場合)。この状況において、基地局eNBがサブフレームn+1においてMAC CEを受信する際、基地局eNBはまだRRC完了メッセージを受信していないため、基地局UEが新しいRRC構成を適用していることを知らないであろう。
【0118】
要約すると、基地局eNBは無線端末UEのためのサービングセルのセットを追加(又は除去)してもよいが、HARQプロトコルに起因し、基地局eNBは無線端末UEがうまく構成を行ったかどうか知らなくてもよい。この状況において、基地局eNBはそれゆえ無線端末UEが送信しているMAC CEのバージョンを知らないであろうし、基地局eNBはそれゆえ無線端末UEから受信したMAC CEをどのように復号するか知らないであろうし、結果として、基地局がMAC CEと同一の送信に含まれるすべてのデータユニットを復号できず、復号されていないデータユニットを廃棄する必要があってよい。
【0119】
上述したMAC CEのいくつかの実施形態を適用する際、ネットワークの基地局eNBは、UEがRRC再構成メッセージを適用している時間(例えば、基地局eNBがRRCConnectionReconfigurationメッセージを送信する時刻と基地局eNBがRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを受信する時刻との間)、無線端末UEが適用しているMAC CEのバージョンを知らなくてもよい。
【0120】
後述するいくつかの実施形態に従うと、例えば、無線端末UEが、送信しているMAC CEのバージョンを判断するためにネットワークの基地局eNBによって用いられることができるインジケータ(MAC CEバージョンのインジケータとしても称される)をネットワークの基地局eNBへ送信させることで、この問題に対処/解決するための方法/動作が提供されてよい。バージョンインジケータと称されるこのインジケータはMAC CEのバージョンインジケータ・フィールドに含まれてよい。MAC CEのバージョンインジケータ・フィールドにバージョンインジケータを提供することで、受信する基地局eNBがMAC CEを正しく復号するために送信されるMAC CEバージョンを判断できる。
【0121】
いくつかの他の実施形態に従うと、基地局eNBがRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージのHARQ通知ACKを受信するまで、RRCConnectionReconfigurationメッセージの受信に対応するMAC CEの送信を中断してもよい。
【0122】
無線端末UEがネットワークの基地局eNBにMAC CEバージョンを示す例が用いられているものの、ネットワークの基地局eNBが送信しているMAC CEのバージョンを無線端末UEに示すことを可能にするために実施形態が用いられることもできることは理解されるべきである。さらに、異なるバージョンのMAC CEを用いて実施形態が開示されるものの、MACヘッダ、MACサブヘッダ、及び/又はペイロードのような、バージョンの不確実性が生じてもよい他のメッセージの異なるバージョンを示すために実施形態が適用されてもよい。
【0123】
いくつかの実施形態に従うと、バージョンインジケータ・フィールドの値とMAC CEバージョンとの間のマッピングを確立することができる。無線端末UEは、バージョンインジケータ・フィールドを、第一の値はMAC CEが第一のバージョンであることを示し、第二の値はMAC CEが第二のバージョンであることを示し、第三の値はMAC CEが第三のバージョンであることを示す、など、設定することで、MAC CEバージョンインジケータ・フィールドでMAC CEのバージョンを指示することができる。特に、バージョンインジケータ・フィールドが1ビットのフラグである場合、MAC CEの第一のバージョンが用いられる際には無線端末はフラグを0(又は1)にセットしてよく、MAC CEの第二のバージョンが用いられる際には無線端末はフラグを1(又は0)にセットしてよい。
【0124】
このバージョンインジケータ・フィールドは既存のMAC CEの予約ビットを用いて実施されてよい。図21A及び図21Bに示す拡張されたパワーヘッドルームMAC CEにおいて、図の右上の位置にあるRフィールドは、図21Aに示すように、(1つのプライマリ・コンポーネントキャリア及び7つのセカンダリ・コンポーネントキャリアCからCを支援する)第一のバージョンのMAC CEが送信される場合は0にセットされてよく、一方で図21Bに示すように(1つのプライマリ・コンポーネントキャリア及び31のセカンダリ・コンポーネントキャリアを支援する)他のバージョンのMAC CEが送信される場合は、Rフィールドは1にセットされてよい。図21A及び21Bの例において、バージョンインジケータ・フィールドは、MAC CEのコンポーネントキャリア・ビットマップを提供するために用いられる第一のオクテットに含まれてよい。図3及び4の実施形態、図6及び7の実施形態、図8の実施形態、及び図10の実施形態に従うと、バージョンインジケータ・フィールドは、(Rとラベル付けられたビットを用いて)MAC CEのコンポーネントキャリア・ビットマップを提供するために用いられる最後のオクテットに含まれてよい。
【0125】
バージョンインジケータ・フィールドに含まれるMAC CEバージョンインジケータに基づき、基地局eNBは、MAC CEを受信した際に、バージョンインジケータのビットが0か1かに基づき、無線端末UEが第一のMAC CEバージョンと第二のMAC CEバージョンとのいずれを送信したのかを知ることができる。本実施形態が用いられた場合、バージョンインジケータ・フィールドの名前は、名前「R」(当該フィールドが「予約」を示す)から別の名前、例えばI(インジケータを示す)、に変更されてよい。
【0126】
他の実施形態に従うと、無線端末UEは、フラグを当該フラグが以前の送信で有していた値とは異なる値に変更することで、どのバージョンが用いられるのかをMAC CE内で示してよい。例えば、2つのMAC CEバージョンが用いられる際、1ビットのフラグはMAC CEのバージョンを変更する際に切り替えられる1ビットのフラグを用いることができる。1ビットフラグの切り替えへの1つの代替案として、2つより多い値を取りうる複数ビットのバージョンインジケータ・フィールドを用いることができ、バージョンインジケータの値はMAC CEバージョンが変化する際に増加/インクリメント(又は減少/デクリメント又は何らかの他のルールやシーケンスに従って変更)されてよい。3つ以上の値又は状態を識別できるバージョンインジケータ・フィールドは、以前のバージョンの変更が確認される前に、バージョンが再構成されるイベントの際にバージョンの一貫性をもたらしうる。言い換えると、複数ビットのバージョンインジケータ・フィールドは再構成の重複を可能にしてよい。また、3つ以上の値を取りうる複数ビットのバージョンインジケータ・フィールドは、識別する3つ以上の(MAC CE)バージョンがある場合に特に有用であってよい。
【0127】
基地局eNBは、バージョンインジケータ・フィールドの値がバージョンインジケータ・フィールドの以前の値と比較して(つまり、MAC CEが送信された前回と比較して)変化し、無線端末UEがMAC CEの異なるバージョンを送信しているかどうかを知ることができる。
【0128】
図19Aは発明思想のいくつかの実施形態に従う図11の無線端末UEの動作を示すフローチャートである。ブロック1900において、UEのプロセッサ303は送受信器301を介して基地局BSとの接続(例えばRRC接続)を確立してよい。接続確立に際し、コンポーネントキャリア(CC)の初期構成は接続に対して定義されてよく、この初期構成は(接続確立の前に構成されたコンポーネントキャリアがないものと比較して)ブロック1901におけるCC構成の変更とみなされてよい。ブロック1903において、プロセッサ303はコンポーネントキャリアを構成してよく、ブロック1903の一部として、プロセッサ303はCC構成の完了を示す完了メッセージを(送受信器301を介して)基地局BSに送信してよい。無線端末は以前に基地局BSに接続されなかったため、接続の第一のCC構成のための第一のMAC CEバージョンはブロック1905で(以前定義されたMAC CEバージョンがないものから)変化するであろうし、結果としてプロセッサ303はブロック1907aにおいて適切なMAC CEバージョン及びバージョンインジケータを選択してよい。MAC CEの各送信のためのブロック1909、ブロック1911、及びブロック1901において、プロセッサ303は、ブロック1901において基地局BSから(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージを用いて)CC構成の変更を受信するまで、初期MAC CEバージョン及びMAC CEバージョンインジケータを用いてMAC CEを(送受信器301を介して)送信してよい。
【0129】
ブロック1901におけるCC構成を変更するメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージ)の(送受信器301を介した)受信に際し、プロセッサ301はブロック1903において新たなコンポーネントキャリアを構成してよい。上述したように、ブロック1903におけるコンポーネントキャリアの構成は、送受信器301を介して基地局BSへ完了メッセージ(例えばRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージ)を送信することを含んでよい。CC構成のそのような変更は、新たなMAC CEバージョン及び新たなバージョンインジケータの使用を要求してもしなくてもよい。
【0130】
例えば、初期CC構成がコンポーネントキャリアC、C、及びCを含み、次のコンポーネントキャリアC、C,及びCを含む場合、両方のCC構成は、図21AのMAC CEバージョンを用いてコンポーネントキャリアのための7ビットのビットマップに収容されてよく、ブロック1905におけるMAC CEバージョンの変更はなくてよい。そのような場合、プロセッサ303は、ブロック1901におけるCC構成の次の変更まで、新たなMAC CEバージョン及びバージョンインジケータを選択することなくブロック1909、1911、及び1901の動作に進みうる。
【0131】
一方、初期CC構成がコンポーネントキャリアC、C、及びCを含み、次のCC構成がコンポーネントキャリアC、C、及びC14を含む場合、初期CC構成は(コンポーネントキャリアに対する7ビットのビットマップを有する)図21AのMAC CEバージョンを使用してサポートされてよいが、第二のCC構成は(コンポーネントキャリアのための31ビットのビットマップを有する)図21BのMAC CEバージョンを必要としてよい。従って、MAC CEの変更はブロック1905で示されてよい。ブロック1905においてMAC CEバージョンの変更が示されていると判断することに応じて、プロセッサ303はブロック1907aで新たなMAC CEバージョン及びバージョンインジケータを選択してよく、新たなCC構成がブロック1901で受信されるまで、ブロック1911における後続のMAC CEの送信のために当該新たなMAC CEバージョン及びバージョンインジケータが使用されてよい。
【0132】
プロセッサ303は、ブロック1905においてMAC CEバージョンの変更を指示するCC構成の変更をブロック1901で受信するまで、同一のMAC CEバージョン及びバージョンインジケータを用いてMAC CEの送信を行いブロック1901、1909、及び1911の動作を繰り返してよい。
【0133】
図19Aの実施形態において、各バージョンインジケータは個別のMAC CEバージョンと対応してよい。例えば、1ビットのバージョンインジケータは、図21A及び図21Bの2つのMAC CEバージョンとそれぞれ対応する2つの値(0及び1)を有してよく、2ビットのバージョンインジケータは4つのMAC CEバージョンとそれぞれ対応する4つの値(00、01、10、及び11)を有してよい。そのような実施形態では、バージョンインジケータは、使用されているMAC CEを効果的に特定してよい。
【0134】
図19Bのいくつかの他の実施形態に従うと、バージョンインジケータは、用いられる特定のMAC CEを識別する必要なしにMAC CEバージョンの変更を示すために用いられてよい。ブロック1900、1901、1903、1905、1909、及び1911の動作は、図19Aを参照して上述されたものと実質的に同一であってよい。しかしながら、ブロック1907bにおいて、バージョンインジケータはMAC CEバージョンの変更を示すために切り替えられる又は増加/減少されてよい。1ビットのバージョンインジケータでは、MAC CEバージョンが変化した場合、バージョンインジケータの値は切り替えられ(1から0又は0から1に変更され)てよい。従って、1ビットのバージョンインジケータは、利用可能であってよいMAC CEバージョンの数に関わらず、MAC CEバージョンの変更を示すために用いられてよい。同様に、(4つの取りうる値をもつ)2ビットのバージョンインジケータは、MAC CEバージョンが変化するたびに増加/減少されてよい。増加することで、バージョンインジケータの値は1ずつ(例えば00から01、01から10、10から11、又は11から00に)増加されてよく、減少することで、バージョンインジケータの値は1ずつ(例えば00から11、11から10、10から01、又は01から00に)減少されてよい。
【0135】
LTEにおいて、無線端末UEは、(どのタイプの再構成が行われるかに基づく)10から20ミリ秒の範囲でありうる所定の時間のあとで、RRCメッセージをコンパイルしたことを期待されてよい。基地局eNBは、無線端末UEにMAC CEバージョンを変更させることを期待されるRRCメッセージを送信した後、所定時間(例えば10から20ミリ秒の遅延時間、モニタ期間とも称される)バージョンインジケータ・フィールドをモニタするだけでよい。モニタ期間が経過した後、基地局BSは、無線端末UEが新しいMAC CEバージョンを用いていると見なしてよい。それゆえ、本実施形態は、モニタ期間が経過した後、基地局eNBがバージョンインジケータ・フィールドをモニタすることをやめることを可能にし、モニタ期間が経過した後、バージョンインジケータ・フィールドの値を判断するために用いられる追加の論理回路を適用する必要がないため、いくらかの処理ゲインを達成することができる。
【0136】
また、RRC構成が適用されたことを無線端末UEが確認する(例えば、基地局eNBがRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを受信する)まで、基地局eNBはバージョンインジケータ・フィールドをモニタするだけでよい。従って、eNBは、2つの持続時間の短い方(モニタ期間の完了又はRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージの受信)のバージョンインジケータ・フィールドをモニタするだけでよい。
【0137】
図20は上述したいくつかの実施形態に従う基地局の動作を示すフローチャートである。ブロック2001において、プロセッサ203は送受信器201を介して無線端末UEとの接続を確立してよく、接続を確立することは1つのコンポーネントキャリア(プライマリ・コンポーネントキャリアPCell)で無線端末UEを構成することを含んでよい。ブロック2005においてCC構成に変更があるまで、プロセッサ203はブロック2005、2021、及び2023の動作を繰り返してよく、プロセッサ203はブロック2023において、(例えばバージョンインジケータを考慮することなく)期待されるMAC CEバージョンに基づき無線端末UEからMAC CEを受信/復号してよい。
【0138】
無線端末UEのためのCC構成が変更されたはずであるとプロセッサ203がブロック2005において判断した場合、プロセッサ203は新たなCC構成を指し示すRRCConnectionReconfigurationメッセージを送信することで、ブロック2007において新たなCC構成を提供してよい。ブロック2009において新たなCC構成がMAC CEバージョンに変更をもたらすと予想されない場合、プロセッサ203はブロック2021、2023、2005の動作を継続してよく、プロセッサ203は(バージョンインジケータを考慮することなく)期待されるMAC CEバージョンに基づきブロック2023において無線端末UEからのMAC CEを受信/復号してよい。以前のCC構成がコンポーネントキャリアC、C、及びCを構成する場合、ブロック2007の新たなCC構成はコンポーネントキャリアC、C、及びCを構成し、図21AのMAC CEバージョンはCC構成が変化する前及び後の両方に用いられてよい。
【0139】
しかしながら、ブロック2009において新たなCC構成がMAC CEバージョンに変更をもたらすと予想される場合、プロセッサ203はブロック2010において、新たなMAC CEバージョン及び新たなバージョンインジケータを選択してよい。以前のCC構成がコンポーネントキャリアC、C、及びCを構成する場合、ブロック2007の新たなCC構成はコンポーネントキャリアC、C、及びC14を構成し、例えば、図21AのMAC CEバージョンはCC構成が変化する前に用いられてよく、図21BのMAC CEバージョンはCC構成が変化した後に用いられてよい。図19A及び図19Bを参照して上述したように、後続の受信されたMAC CEが第一又は第二のバージョンであるかどうかをプロセッサ201が判断することを可能にするために、バージョンインジケータが第一の値から第二の値に変更されてよい。例えば、バージョンインジケータは、第一のMAC CEバージョンにマッピングされた第一の値から第二のMAC CEバージョンにマッピングされた第二の値に変更され、第一の値から第二の値へ切り替えられ、第一の値から次の値へ増加され、などであってよい。
【0140】
ブロック2011及び2015において、ブロック2007においてRRCConnectionReconfigurationメッセージを送信した後のモニタ期間の間(例えば、送信後20msまで)、MAC CEが受信されたかどうかをプロセッサ203が判断してもよい。このモニタ期間の間にブロック2011において無線端末UEからMAC CEが受信された場合、プロセッサ203はバージョンインジケータを使用/考慮するMAC CEを受信/復号してよい。例えば、プロセッサ203はブロック2017においてMAC CEを二度、一度は以前のMAC CEバージョンを想定し、一度は期待されるMAC CEバージョンインジケータを想定して受信/復号してよく、適切に復号された結果が用いられてよい。受信されたMAC CEがブロック2019において以前のバージョンインジケータを有する場合、モニタ期間がブロック2015で完了するか、又は新たなバージョンインジケータをもつMAC CEがブロック2019において受信されるまで、モニタ期間のブロック2011、2015、2017、及び2019の動作をプロセッサ203が繰り返してよい。ブロック2015においてモニタ期間が完了すると、又は新たなバージョンインジケータをもつMAC CEがブロック2019において受信されると、ブロック2005においてCC構成に次の変更があるまで、プロセッサ203はブロック2021、2023(バージョンインジケータを考慮せずに新たな現在のMAC CEバージョンに基づき受信/復号)、及び2005の動作を繰り返してよい。
【0141】
いくつかの他の実施形態に従うと、用いられるMAC CEバージョンを無線端末UEが変えるように求めるRRCメッセージを無線端末UEが受信/復号/適用する際に、無線端末UEは影響されるタイプのMAC CEの送信を一時停止してよい。言い換えると、プロセッサ203は遅延期間の間、無線端末UEがそのようなMAC CEを送信すべきであると無線端末UEの他のプロセスが提案しても、影響を受ける任意のMAC CEの送信を遅らせてよい。いくつかの実施形態に従うと、一時停止されたMAC CEタイプの送信を以下の場合に再開してよい:
・所定の時間遅延が経過した後(例えば、UEがRRCメッセージを受信してからRRC処理時間が経過した後)、
・所定数の新たな無線フレームが通過した後、及び/又は
・所定のイベントの発生時(例えば、基地局eNBがRRC完了メッセージ(RRCConnectionReconfigurationComplete)を受信したことを示す承認の基地局eNBからの受信)。
【0142】
図19Cは遅延に関して上述したいくつかの実施形態に従って動作する無線端末を示すフローチャートである。ブロック1901、1903、1905、及び1909の動作は図19A及び19Bを参照して上述したものと同一であってよく、ブロック1907cにおいて、プロセッサ293は新たなCC構成のための適切なMAC CEバージョンを(バージョンインジケータを選択することなく)選択してよい。しかしながら、ブロック1907d及び1907eにおいて、プロセッサ303は影響されたMAC CEタイプの任意のMAC CEを遅延させてよく、これは基地局がどのMAC CEバージョンを期待するかが不確かであってよい期間の間に生じてよい。ブロック1907d及び1907eの遅延は以下の場合に終了するよう定義されてよい:ブロック1901においてCC構成を変更する命令を受信した後、ブロック1901においてCC構成を変更する命令を受信した後に設定された数の無線フレーム(例えば3つの無線フレーム)の後、及び/又は例えばブロック1903においてコンポーネントキャリアを構成する際に、送信された完了メッセージ(RRCConnectionReconfigurationComplete)の受信を確認する承認ACKを基地局BSから受信したことに応じる場合。MAC CEバージョンに関する不確かさの可能性は基地局において減少されてよいため、バージョンインジケータは図19Cの実施形態(例えばブロック1911)からは省略されてよい。
【0143】
<実施形態例>
<実施形態1> 無線通信ネットワークで通信する無線端末を動作させる方法であって、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって当該第一のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって当該第二のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第二のビットマップを含む前記第二のMAC CEを通信することと、を含み、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なることを特徴とする方法。
【0144】
<実施形態2> 前記第一のMAC CEを通信することが、第一の拡張パワーヘッドルーム(PHR) MAC CEを送信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、第二の拡張PHR MAC CEを送信することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
【0145】
<実施形態3> 前記第一の拡張PHR MAC CEがコンポーネントキャリアの前記第一のグループの各コンポーネントキャリアに対するパワーヘッドルーム情報を含むことを特徴とする実施形態2に記載の方法。
【0146】
<実施形態4> 前記第一のMAC CEを通信することが、第一の有効化/無効化MAC CEを受信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、第二の有効化/無効化MAC CEを受信する工程を含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
【0147】
<実施形態5> 前記第一の有効化/無効化MAC CEに応じて、前記第一のビットマップに対応するコンポーネントキャリアの前記第一グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化することと、前記第二の有効化/無効化MAC CEに応じて、前記第二のビットマップに対応するコンポーネントキャリアの前記第二グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化することとをさらに含むことを特徴とする実施形態4に記載の方法。
【0148】
<実施形態6> 前記第一のMAC CEは拡張パワーヘッドルーム(PHR) MAC CEであり、前記第二のMAC CEは有効化/無効化MAC CEであり、もしくは前記第一のMAC CEは有効化/無効化MAC CEであり前記第二のMAC CEは拡張PHR MAC CEであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
【0149】
<実施形態7> 第一の論理チャネルアイデンティティ(LCID)は前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが異なることを特徴とする実施形態1乃至6の何れか1つに記載の方法。
【0150】
<実施形態8> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のLCIDに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに前記第一のビットマップのビットを適用することと、を含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二のLCIDに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに前記第二のビットマップのビットを適用することと、を含むことを特徴とする実施形態7に記載の方法。
【0151】
<実施形態9> 第一の論理チャネルアイデンティティLCIDは前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが異なることを特徴とする実施形態1乃至5の何れか1つに記載の方法。
【0152】
<実施形態10> 前記第一のMAC CEが第一のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第二のMAC CEが第二のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第一及び第二のMAC CEバージョンインジケータが異なることを特徴とする実施形態1乃至5及び9の何れか1つに記載の方法。
【0153】
<実施形態11> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第一の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第二の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含むことを特徴とする実施形態10に記載の方法。
【0154】
<実施形態12> 前記第一の再構成メッセージを受信することに応じて、前記第一のビットマップサイズを有する第一のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第一のMAC CEを通信することは、前記第一のMAC CEバージョンを選択することに応じて前記無線通信ネットワークへ前記第一のMAC CEを送信することを含み、前記第一のMAC CEは前記第一のビットマップサイズ及び前記第一のバージョンインジケータをもつ前記第一のMAC CEバージョンを有し、前記第二の再構成メッセージを受信することに応じて、前記第二のビットマップサイズを有する第二のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第二のMAC CEを通信することは、前記第二のMAC CEバージョンを選択することに応じて前記第二のMAC CEを送信することを含み、前記第二のMAC CEは前記第二のビットマップサイズ及び前記第二のバージョンインジケータをもつ前記第二のMAC CEバージョンを有することをさらに含むことを特徴とする実施形態11に記載の方法。
【0155】
<実施形態13> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第一の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第二の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含み、前記方法がさらに、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じて、遅延期間が経過する及び/又は複数の無線フレームが経過するまで、前記第二のMAC CEを含む任意の後続のMAC CEを送信することを遅延させることを含むことを特徴とする実施形態1乃至5及び9乃至12の何れか1つに記載の方法。
【0156】
<実施形態14> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第一の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第二の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含み、前記方法がさらに、前記第二の再構成メッセージを受信することに応じ、前記無線通信ネットワークへ再構成完了メッセージを送信することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じて、前記無線通信ネットワークから前記再構成完了メッセージの応答を受信するまで、前記第二のMAC CEを含む任意の後続のMAC CEを送信することを遅延させることを含むことを特徴とする実施形態1乃至5及び9乃至12の何れか1つに記載の方法。
【0157】
<実施形態15> 前記第一のMAC CEを通信する工程が、前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含む第一のパワーヘッドルーム・レポート(PHR) MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信する工程を含み、前記第二のMAC CEを通信する工程が、前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含む第二のPHR MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信する工程を含むことを特徴とする実施形態1乃至5及び9乃至14の何れか1つに記載の方法。
【0158】
<実施形態16> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの前記第一グループに対応する前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含むように前記第一のMAC CEを翻訳/生成することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの前記第二グループに対応する前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含むように前記第二のMAC CEを翻訳/生成することを含むことを特徴とする実施形態1乃至6及び9の何れか1つに記載の方法。
【0159】
<実施形態17> コンポーネントキャリアの前記第一グループが8つより多いコンポーネントキャリアを含まず、コンポーネントキャリアの前記第二グループが8つより多いコンポーネントキャリアを含み、前記第二のビットマップサイズが前記第一のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態1乃至16の何れか1つに記載の方法。
【0160】
<実施形態18> 前記第一のビットマップサイズが1オクテットより大きくなく、前記第二のビットマップサイズが1オクテットより大きいことを特徴とする実施形態17に記載の方法。
【0161】
<実施形態19> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアとセカンダリ・コンポーネントキャリアの第一グループとを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアとセカンダリ・コンポーネントキャリアの第二グループとを構成することを含み、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第一及び前記第二グループは異なり、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第一グループの各々は、前記第一のビットマップの個別のビットに対応し、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第二グループの各々は、前記第二のビットマップの個別のビットに対応することを特徴とする実施形態1乃至18の何れか1つに記載の方法。
【0162】
<実施形態20> 個別のコンポーネントキャリア・インデックスが、前記第一グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアと関連付けられ、個別のコンポーネントキャリア・インデックスが、前記第二グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアと関連付けられ、前記第一グループの前記セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つが閾値を超えており、前記第二グループの前記セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリア・インデックスのいずれもが前記閾値を超えておらず、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズが、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態19に記載の方法。
【0163】
<実施形態21> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、プライマリ・コンポーネントキャリア及びグループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含み、前記グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は前記第一のビットマップの個別のビットに対応し、前記第二グループのコンポーネントキャリアを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態1乃至18の何れか1つに記載の方法。
【0164】
<実施形態22> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第二グループの任意のセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することなく、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを実施形態21に記載の方法。
【0165】
<実施形態23> 前記第一のビットマップが第一の数のビットオクテットに配置され、前記第二のビットマップが第二の数のビットオクテットに配置され、前記第一及び第二の数のビットオクテットが異なることを特徴とする実施形態1乃至22の何れか1つに記載の方法。
【0166】
<実施形態24> コンポーネントキャリアの前記第一グループ内のコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの前記第二グループ内のコンポーネントキャリアの数より大きく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態1乃至23の何れか1つに記載の方法。
【0167】
<実施形態25> コンポーネントキャリアの前記第一グループ内のコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの前記第二グループ内のコンポーネントキャリアの数より小さく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより小さいことを特徴とする実施形態1乃至20及び23の何れか1つに記載の方法。
【0168】
<実施形態26> 個別のコンポーネントキャリア・インデックスが前記第一グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、個別のコンポーネントキャリア・インデックスが前記第二グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、前記第一グループの前記コンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つが閾値を超えており、前記第二グループの前記コンポーネントキャリア・インデックスのいずれもが前記閾値を超えておらず、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズが前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態1乃至25の何れか1つに記載の方法。
【0169】
<実施形態27> 前記第一のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成した後に前記第一のMAC CEを通信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第一のMAC CEを通信した後にコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成した後に前記第二のMAC CEを通信することを含むことを特徴とする実施形態1乃至26の何れか1つに記載の方法。
【0170】
<実施形態28> 前記第二のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成した後に前記第二のMAC CEを通信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記第二のMAC CEを通信した後にコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、前記第一のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成した後に前記第一のMAC CEを通信することを含むことを特徴とする実施形態1乃至26の何れか1つに記載の方法。
【0171】
<実施形態29> 無線通信ネットワークと通信する無線端末を動作させる方法であって、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアのグループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記グループで構成される間、第一及び第二のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップであってコンポーネントキャリアの前記グループの第一のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを有する前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEと、第二のビットマップであってコンポーネントキャリアの前記グループの第二のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを有する前記第二のビットマップを含む前記第二のMAC CE、を通信することを含むことを特徴とする方法。
【0172】
<実施形態30> コンポーネントキャリアの前記グループがコンポーネントキャリアの第一グループであり、前記方法がさらに、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第三のMAC CEであって、第三のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに他王する前記第三のビットマップのビットを有する前記第三のビットマップを含む前記第三のMAC CEを通信することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態29に記載の方法。
【0173】
<実施形態31> 前記第一、第二、及び第三のビットマップが同一のビットマップサイズを有し、コンポーネントキャリアの前記第二グループはプライマリ・コンポーネントキャリア及び複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含み、複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は前記第三のビットマップの前記ビットの1つに対応することを特徴とする実施形態30に記載の方法。
【0174】
<実施形態32> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリア及びグループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記グループの前記第一のサブセットはセカンダリ・コンポーネントキャリアの前記グループの第一のサブセットを含み、コンポーネントキャリアの前記グループの前記第二のサブセットはセカンダリ・コンポーネントキャリアの前記グループの第二のサブセットを含むことを特徴とする実施形態30又は31の何れか1つに記載の方法。
【0175】
<実施形態33> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第二グループの任意のセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することなく、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態32に記載の方法。
【0176】
<実施形態34> 前記第一及び第二のMAC CEが同一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれることを特徴とする実施形態29乃至33の何れか1つに記載の方法。
【0177】
<実施形態35> 前記第一及び第二のMAC CEが第一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれ、前記第三のMAC CEが第二のMAC PDUに含まれることを特徴とする実施形態29乃至33の何れか1つに記載の方法。
【0178】
<実施形態36> 無線インタフェースを介して無線通信ネットワークとの無線通信を提供するよう構成された送受信器と、前記送受信機に接続されたプロセッサであって、実施形態1乃至35の何れか1つの動作を実行するよう構成される前記プロセッサとを含む無線端末。
【0179】
<実施形態37> 実施形態1乃至35の何れか1つの動作を実行するよう適合された無線端末。
【0180】
<実施形態38> 無線通信ネットワークのノードを動作させる方法であって、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することと、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、通信リンクを介して第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって当該第一のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、当該第二のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第二のビットマップを含む前記第二のMAC CEを、前記通信リンクを介して通信することと、を含み、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なることを特徴とする方法。
【0181】
<実施形態39> 前記第一のMAC CEを通信することが、第一の拡張パワーヘッドルーム(PHR) MAC CEを受信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、第二の拡張PHR MAC CEを受信することを含むことを特徴とする実施形態38に記載の方法。
【0182】
<実施形態40> 前記第一のMAC CEを通信することが、第一の有効化/無効化MAC CEを送信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、第二の有効化/無効化MAC CEを送信することを含むことを特徴とする実施形態38に記載の方法。
【0183】
<実施形態41> 前記第一のビットマップに従いコンポーネントキャリアの前記第一グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化することと、前記第二のビットマップに従いコンポーネントキャリアの前記第二グループの各コンポーネントキャリアを有効化/無効化することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態40に記載の方法。
【0184】
<実施形態42> 第一の論理チャネルアイデンティティ(LCID)は前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが異なることを特徴とする実施形態38乃至41の何れか1つに記載の方法。
【0185】
<実施形態43> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のLCIDに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに前記第一のビットマップのビットを適用することと、を含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二のLCIDに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに前記第二のビットマップのビットを適用することと、を含むことを特徴とする実施形態42に記載の方法。
【0186】
<実施形態44> 第一の論理チャネルアイデンティティLCIDは前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが同じことを特徴とする実施形態38乃至43の何れかに記載の方法。
【0187】
<実施形態45> 前記第一のMAC CEが第一のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第二のMAC CEが第二のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第一及び第二のMAC CEバージョンインジケータが異なることを特徴とする実施形態38乃至41及び44の何れか1つに記載の方法。
【0188】
<実施形態46> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線端末へ第一の再構成メッセージを送信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線端末へ第二の再構成メッセージを送信することを含むことを特徴とする実施形態45に記載の方法。
【0189】
<実施形態47> 前記第一の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第一のビットマップサイズを有する第一のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第一のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第一のMAC CEをデコードすることを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記第二の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第二のビットマップサイズを有する第二のMAC CEバージョンを選択することであって、前記無線端末から前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記第二のMAC CEバージョンを想定して前記第二のMAC CEをデコードすることを含む前記第二のMAC CEを通信することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態46に記載の方法。
【0190】
<実施形態48> 前記第一の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第一のビットマップサイズを有する第一のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第一のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第一のMAC CEをデコードすることを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記第二の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第二のビットマップサイズを有する第二のMAC CEバージョンを選択することであって、前記無線端末から前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二の再構成メッセージを送信した後のモニタリングピリオドが完了する前に、前記第一のMAC CEバージョンを受信することに応じて、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第二のMAC CEをデコードすることと、をさらに含むことを特徴とする実施形態46に記載の方法。
【0191】
<実施形態49> 前記第一のMAC CEを通信する工程が、前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含む第一のパワーヘッドルーム・レポート(PHR) MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信する工程を含み、前記第二のMAC CEを通信する工程が、前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含む第二のPHR MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信する工程を含むことを特徴とする実施形態38乃至41及び44乃至48の何れか1つに記載の方法。
【0192】
<実施形態50> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの前記第一グループに対応する前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含むように前記第一のMAC CEを翻訳/生成することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記通信リンクに対して構成されたコンポーネントキャリアの前記第二グループに対応する前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含むように前記第二のMAC CEを翻訳/生成することを含むことを特徴とする実施形態38乃至41及び44の何れか1つに記載の方法。
【0193】
<実施形態51> コンポーネントキャリアの前記第一グループが8つより多いコンポーネントキャリアを含まず、コンポーネントキャリアの前記第二グループが8つより多いコンポーネントキャリアを含み、前記第二のビットマップサイズが前記第一のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態38乃至50の何れか1つに記載の方法。
【0194】
<実施形態52> 前記第一のビットマップサイズが1オクテットより大きくなく、前記第二のビットマップサイズが1オクテットより大きいことを特徴とする実施形態51に記載の方法。
【0195】
<実施形態53> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアと第一グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアとを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアと第二グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアとを構成することを含み、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第一及び前記第二グループは異なり、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第一グループの各々は、前記第一のビットマップの個別のビットに対応し、セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記第二グループの各々は、前記第二のビットマップの個別のビットに対応する、ことを特徴とする実施形態38乃至52の何れか1つに記載の方法。
【0196】
<実施形態54> 個別のコンポーネントキャリア・インデックスが、前記第一グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアと関連付けられ、個別のコンポーネントキャリア・インデックスが、前記第二グループの各セカンダリ・コンポーネントキャリアと関連付けられ、前記第一グループの前記セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つが閾値を超えており、前記第二グループの前記セカンダリ・コンポーネントキャリアの前記コンポーネントキャリア・インデックスのいずれもが前記閾値を超えておらず、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズが、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態38乃至53の何れか1つに記載の方法。
【0197】
<実施形態55> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、プライマリ・コンポーネントキャリア及びグループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含み、前記グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は前記第一のビットマップの個別のビットに対応し、前記第二グループのコンポーネントキャリアを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態38乃至52の何れか1つに記載の方法。
【0198】
<実施形態56> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第二グループの任意のセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することなく、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態55に記載の方法。
【0199】
<実施形態57> 前記第一のビットマップが第一の数のビットオクテットに配置され、前記第二のビットマップが第二の数のビットオクテットに配置され、前記第一及び第二の数のビットオクテットが異なることを特徴とする実施形態38乃至56の何れか1つに記載の方法。
【0200】
<実施形態58> コンポーネントキャリアの前記第一グループ内のコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの前記第二グループ内のコンポーネントキャリアの数より大きく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態38乃至57の何れか1つに記載の方法。
【0201】
<実施形態59> コンポーネントキャリアの前記第一グループ内のコンポーネントキャリアの数は、コンポーネントキャリアの前記第二グループ内のコンポーネントキャリアの数より小さく、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより小さいことを特徴とする実施形態38乃至57の何れか1つに記載の方法。
【0202】
<実施形態60> 個別のコンポーネントキャリア・インデックスが前記第一グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、個別のコンポーネントキャリア・インデックスが前記第二グループの各コンポーネントキャリアに関連付けられ、前記第一グループの前記コンポーネントキャリア・インデックスの少なくとも1つが閾値を超えており、前記第二グループの前記コンポーネントキャリア・インデックスのいずれもが前記閾値を超えておらず、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズが前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズより大きいことを特徴とする実施形態38乃至59の何れか1つに記載の方法。
【0203】
<実施形態61> 前記第一のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成した後に前記第一のMAC CEを通信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第一のMAC CEを通信した後にコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成した後に前記第二のMAC CEを通信することを含むことを特徴とする実施形態38乃至60の何れか1つに記載の方法。
【0204】
<実施形態62> 前記第二のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成した後に前記第二のMAC CEを通信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記第二のMAC CEを通信した後にコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、前記第一のMAC CEを通信することが、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成した後に前記第一のMAC CEを通信することを含むことを特徴とする実施形態38乃至60の何れか1つに記載の方法。
【0205】
<実施形態63> 無線通信ネットワークのノードを動作させる方法であって、前記通信ネットワークの前記ノードと第一の無線端末との間の第一の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することと、前記第一の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記第一の通信リンクを介して、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって当該第一のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記通信ネットワークの前記ノードと第二の無線端末との間の第二の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成することと、前記第二の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記第二の通信リンクを介して、第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって当該第二のビットマップのビットがコンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応するような前記第二のビットマップを含む前記第二のMAC CEを通信することと、を含み、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは、前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なることを特徴とする方法。
【0206】
<実施形態64> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、プライマリ・コンポーネントキャリア及びグループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含み、前記グループのセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は前記第一のビットマップの個別のビットに対応し、前記第二グループのコンポーネントキャリアを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態63に記載の方法。
【0207】
<実施形態65> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第二グループの任意のセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することなく、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態64に記載の方法。
【0208】
<実施形態66> 無線通信ネットワークのノードを動作させる方法であって、無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアのグループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記グループで構成される間、第一及び第二のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップであってコンポーネントキャリアの前記グループの第一のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを有する前記第一のビットマップを含む前記第一のMAC CEと、第二のビットマップであってコンポーネントキャリアの前記グループの第二のサブセットの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを有する前記第二のビットマップを含む前記第二のMAC CEと、を通信することを含むことを特徴とする方法。
【0209】
<実施形態67> コンポーネントキャリアの前記グループがコンポーネントキャリアの第一グループであり、前記方法がさらに、前記無線端末と前記通信ネットワークの前記ノードとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第三のMAC CEであって、第三のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第三のビットマップのビットを有する前記第三のビットマップを含む前記第三のMAC CEを通信することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態66に記載の方法。
【0210】
<実施形態68> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することは、プライマリ・コンポーネントキャリア及びグループのセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記グループの前記第一のサブセットはセカンダリ・コンポーネントキャリアの前記グループの第一のサブセットを含み、コンポーネントキャリアの前記グループの前記第二のサブセットはセカンダリ・コンポーネントキャリアの前記グループの第二のサブセットを含むことを特徴とする実施形態67に記載の方法。
【0211】
<実施形態69> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記第二グループの任意のセカンダリ・コンポーネントキャリアを構成することなく、プライマリ・コンポーネントキャリアを構成することを含むことを特徴とする実施形態68に記載の方法。
【0212】
<実施形態70> 前記第一、第二、及び第三のビットマップが同一のビットマップサイズを有し、コンポーネントキャリアの前記第二グループはプライマリ・コンポーネントキャリア及び複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアを含み、複数のセカンダリ・コンポーネントキャリアの各々は前記第三のビットマップの前記ビットの1つに対応することを特徴とする実施形態67に記載の方法。
【0213】
<実施形態71> 前記第一及び第二のMAC CEが同一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれることを特徴とする実施形態66乃至70の何れか1つに記載の方法。
【0214】
<実施形態72> 前記第一及び第二のMAC CEが第一のMACプロトコルデータユニット(PDU)に含まれ、前記第三のMAC CEが第二のMAC PDUに含まれることを特徴とする実施形態66乃至70の何れか1つに記載の方法。
【0215】
<実施形態73> 無線通信ネットワークのノードであって、無線インタフェースを介して1つ以上の無線端末との通信を提供するよう構成される通信インタフェースと、前記通信インタフェースと接続されたプロセッサであって、前記プロセッサが実施形態38乃至72の何れか1つに記載の動作を実行するよう構成されることを特徴とする無線通信ネットワークのノード。
【0216】
<実施形態74> 実施形態38乃至72の何れか1つの動作を実行するよう適合された無線通信ネットワークのノード。
【0217】
<実施形態75> 無線通信ネットワークと通信する無線端末を動作させる方法であって、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することに応じ、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)バージョンを選択することと、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記第一のMAC CEバージョンを使用する第一のMAC CEを通信することと、前記第一のMAC CEの通信の後に、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じ、前記第一のMAC CEバージョンとは異なる第二のMAC CEバージョンを選択することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記第二のMAC CEバージョンを用いて第二のMAC CEを通信することと、を含むことを特徴とする方法。
【0218】
<実施形態76> 前記第一のMAC CEバージョンがMAC CEの第一のビットマップサイズを定義し、前記第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップが、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを有する前記第一のビットマップを前記第一のMAC CEが含み、前記第二のMAC CEバージョンが、前記第一のビットマップサイズとは異なるMAC CEの第二のビットマップサイズを定義し、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを有する前記第二のビットマップを前記第二のMAC CEが含むことを特徴とする実施形態75に記載の方法。
【0219】
<実施形態77> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することに応じ、第一のMAC CEバージョンインジケータを選択し、ここで前記第一のMAC CEは前記第一のMAC CEバージョンインジケータを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じ、前記第一のMAC CEバージョンインジケータとは異なる第二のMAC CEバージョンインジケータを選択することであって、前記第二のMAC CEは前記第二のMAC CEバージョンインジケータを含むことを特徴とする実施形態75又は76に記載の方法。
【0220】
<実施形態78> 前記第一のMAC CEバージョンインジケータは前記第一のMAC CEバージョンにマッピングする第一の値を持ち、前記第二のMAC CEバージョンインジケータは前記第二のMAC CEバージョンにマッピングする第二の値を持つことを特徴とする実施形態77に記載の方法。
【0221】
<実施形態79> 前記第二のMAC CEバージョンインジケータを選択することは、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じ、前記第一のMAC CEバージョンインジケータを前記第二のMAC CEバージョンインジケータに変更することを含むことを特徴とする実施形態77に記載の方法。
【0222】
<実施形態80> 変更することが、MAC CEバージョンインジケータのビットを第一のMAC CEバージョンインジケータの値から第二のMAC CEバージョンインジケータの値に切り替えることを含むことを特徴とする実施形態79に記載の方法。
【0223】
<実施形態81> 前記第二のMAC CEを通信した後、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第三グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとも、コンポーネントキャリアの前記第二グループとも異なるコンポーネントキャリアの前記第三グループを構成することと、前記第一及び第二のMAC CEバージョンと異なる第三のMAC CEバージョンと、前記第二のMAC CEバージョンインジケータと異なる第三のMAC CEバージョンインジケータを選択することであって、前記MAC CEバージョンインジケータのビットを前記第二のMAC CEバージョンインジケータの値から前記第一のMAC CEバージョンインジケータの値へ切り替えることを含む、前記第三のMAC CEバージョンインジケータを選択することと、コンポーネントキャリアの前記第三グループで構成される間、前記第三のMAC CEバージョンを用い、前記第三のMAC CEバージョンインジケータを含める第三のMAC CEを通信することと、を含むことを特徴とする実施形態80に記載の方法。
【0224】
<実施形態82> 変更することが、MAC CEバージョンインジケータの値を第一のMAC CEバージョンインジケータの値から第二のMAC CEバージョンインジケータの値に増やす/減らすことを含むことを特徴とする実施形態79に記載の方法。
【0225】
<実施形態83> 前記第二のMAC CEを通信した後、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第三グループであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループと異なるコンポーネントキャリアの前記第三グループを構成することと、前記第二のMAC CEバージョンと異なる第三のMAC CEバージョンと、前記第二のMAC CEバージョンインジケータと異なる第三のMAC CEバージョンインジケータを選択することであって、前記MAC CEバージョンインジケータのビットを前記第二のMAC CEバージョンインジケータの値から前記第一のMAC CEバージョンインジケータの値へ増やす/減らすことを含む、前記第三のMAC CEバージョンを選択することと、コンポーネントキャリアの前記第三グループで構成される間、前記第三のMAC CEバージョンを用い、前記第三のMAC CEバージョンインジケータを含める第三のMAC CEを通信することと、を含むことを特徴とする実施形態82に記載の方法。
【0226】
<実施形態84> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第一の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線通信ネットワークから第二の再構成メッセージを受信することに応じてコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することを含むことを特徴とする実施形態75乃至83の何れか1つに記載の方法。
【0227】
<実施形態85> コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じて、遅延期間が経過するまで及び/又は複数の無線フレームが通過するまで、前記第二のMAC CEを含む前記第一及び第二のMAC CEのタイプの任意の後続のMAC CEの送信を遅延することをさらに含むことを特徴とする実施形態84に記載の方法。
【0228】
<実施形態86> 前記第二の再構成メッセージを受信することに応じて、前記無線通信ネットワークへ再構成完了メッセージを送信することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することに応じて、前記無線通信ネットワークから前記再構成完了メッセージの承認を受信するまで、前記第二のMAC CEを含む前記第一及び第二のMAC CEのタイプの任意の後続のMAC CEの送信を遅延することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態84に記載の方法。
【0229】
<実施形態87> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含む第一のパワーヘッドルーム・レポート(PHR) MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含む第二のPHR MAC CEを前記無線通信ネットワークに送信することを含むことを特徴とする実施形態75乃至86の何れか1つに記載の方法。
【0230】
<実施形態88> 第一の論理チャネルアイデンティティLCIDは前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが同じことを特徴とする実施形態75乃至86の何れかに記載の方法。
【0231】
<実施形態89> 無線インタフェースを介して無線通信ネットワークとの無線通信を提供するよう構成された送受信器と、前記送受信機に接続されたプロセッサであって、実施形態75乃至88の何れか1つの動作を実行するよう構成される前記プロセッサとを含む無線端末。
【0232】
<実施形態90> 実施形態75乃至88の何れか1つの動作を実行するよう適合された無線端末。
【0233】
<実施形態91> 無線通信ネットワークのノードを動作させる方法であって、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成することと、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して、第一のMAC CEバージョンを用いて第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を通信することと、前記第一のMAC CEを通信した後、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成することと、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して、前記第一のMAC CEバージョンとは異なる第二のMAC CEバージョンを用いて第二のMAC CEを通信することと、を含むことを特徴とする方法。
【0234】
<実施形態92> 前記第一のMAC CEバージョンがMAC CEの第一のビットマップサイズを定義し、前記第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップが、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリア対応する前記第一のビットマップのビットを有する前記第一のビットマップを前記第一のMAC CEが含み、前記第二のMAC CEバージョンが、前記第一のビットマップサイズとは異なるMAC CEの第二のビットマップサイズを定義し、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを有する前記第二のビットマップを前記第二のMAC CEが含むことを特徴とする実施形態91に記載の方法。
【0235】
<実施形態93> 前記第一のMAC CEが第一のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第二のMAC CEが第二のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第一及び第二のMAC CEバージョンインジケータが異なることを特徴とする実施形態91又は92に記載の方法。
【0236】
<実施形態94> コンポーネントキャリアの前記第一グループを構成することが、前記無線端末へ第一の再構成メッセージを送信することを含み、コンポーネントキャリアの前記第二グループを構成することが、前記無線端末へ第二の再構成メッセージを送信することを含むことを特徴とする実施形態91乃至93の何れか1つに記載の方法。
【0237】
<実施形態95>前記第一の再構成メッセージを送信することに応じ、第一のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第一のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第一のMAC CEをデコードすることを含む前記第一のMAC CEを通信することと、前記第二の再構成メッセージを送信することに応じ、第二のMAC CEバージョンを選択することであって、前記第二のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二のMAC CEバージョンを想定して前記第二のMAC CEをデコードすることを含む前記第二のMAC CEを通信することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態94に記載の方法。
【0238】
<実施形態96> 前記第一の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第一のMAC CEを通信することが、前記第一のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第一のMAC CEを受信することと、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第一のMAC CEをデコードすることを含む、第一のMAC CEバージョンを選択することと、前記第二の再構成メッセージを送信することに応じ、前記第二のMAC CEを通信することが、前記第二のMAC CEバージョンを選択することに応じて、前記無線端末から前記第二のMAC CEを受信することと、前記第二のMAC CEバージョンを想定して前記第二のMAC CEをデコードすることと、前記第二の再構成メッセージを送信した後でモニタ期間が完了する前に前記第二のMAC CEを受信することに応じて、前記第一のMAC CEバージョンを想定して前記第二のMAC CEをデコードすることを含む、第二のMAC CEバージョンを選択することと、をさらに含むことを特徴とする実施形態94に記載の方法。
【0239】
<実施形態97> 前記第一のMAC CEが第一のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第二のMAC CEが第二のMAC CEバージョンインジケータを含み、前記第一及び第二のMAC CEバージョンインジケータが異なり、そして前記第二のMAC CEをデコードすることが、前記第二のMAC CEの前記MAC CEインジケータの値に基づく前記第一及び第二のMAC CEを想定し、前記第二のMAC CEをデコードした結果おひとつを用いることをさらに含むことを特徴とする実施形態91乃至97の何れか1つに記載の方法。
【0240】
<実施形態98> 前記第一のMAC CEを通信することが、前記無線通信ネットワークへの前記第一のビットマップサイズを有する前記第一のビットマップを含む第一のパワーヘッドルーム・レポート(PHR) MAC CEを受信することを含み、前記第二のMAC CEを通信することが、前記無線通信ネットワークへの前記第二のビットマップサイズを有する前記第二のビットマップを含む第二のPHR MAC CEを受信することを含むことを特徴とする実施形態91乃至97の何れか1つに記載の方法。
【0241】
<実施形態99> 第一の論理チャネルアイデンティティLCIDは前記第一のMAC CEに対して提供され、第二のLCIDは前記第二のMAC CEに対して提供され、前記第一及び第二のLCIDが同じことを特徴とする実施形態91乃至98の何れか1つに記載の方法。
【0242】
<実施形態100> 無線通信ネットワークのノードであって、無線インタフェースを介して1つ以上の無線端末との通信を提供するよう構成される通信インタフェースと、前記通信インタフェースと接続されたプロセッサであって、前記プロセッサが実施形態91乃至99の何れか1つに記載の動作を実行するよう構成されることを特徴とする無線通信ネットワークのノード。
【0243】
<実施形態101> 実施形態91乃至99の何れか1つの動作を実行するよう適合されることを特徴とする無線通信ネットワークのノード。
【0244】
<実施形態102> 無線端末であって、前記無線端末と通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構築し、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットとを含む前記第一のMAC CEを通信し、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットとを含む前記第二のMAC CEを通信し、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なる、ように適合されたことを特徴とする無線端末。
【0245】
<実施形態103> 無線通信ネットワークのノードであって、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構築し、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットとを含む前記第一のMAC CEを通信し、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットとを含む前記第二のMAC CEを通信し、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なる、ように適合されたことを特徴とする無線端末。
【0246】
<実施形態104> 無線インタフェースを介して無線通信ネットワークとの無線通信を提供するよう構成された送受信器と、前記送受信機に接続されたプロセッサとを備えることを特徴とする無線端末。前記プロセッサは、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構築し、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットとを含む前記第一のMAC CEを前記送受信器を介して通信し、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループとは異なるコンポーネントキャリアの前記第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットとを含む前記第二のMAC CEを前記送受信器を介して通信し、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なるように適合されたことを特徴とする。
【0247】
<実施形態105> 無線通信ネットワークのノードであって、無線インタフェースを介して1つ以上の無線端末との通信を提供するよう構成される送受信器と、前記送受信器と接続されたプロセッサとを含むことを特徴とするノード。前記プロセッサは、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構築し、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)であって、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットとを含む前記第一のMAC CEを通信し、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成し、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して第二のMAC CEであって、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップと、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットとを含む前記第二のMAC CEを通信し、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なる、ように構成されることを特徴とする。
【0248】
<実施形態106> 構成モジュール及び通信モジュールを備える無線端末であって、前記構成モジュールは、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成するために配置され、前記通信モジュールは、コンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を通信するために配置され、前記第一のMAC CEは、第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを含み、前記構成モジュールは、前記無線端末と前記通信ネットワークとの間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成するためにさらに配置され、コンポーネントキャリアの前記第一グループはコンポーネントキャリアの前記第二グループとは異なり、前記通信モジュールは、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、第二のMAC CEを通信するためにさらに配置され、前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを含み、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なることを特徴とする無線端末。
【0249】
<実施形態107> 構成モジュール及び通信モジュールを備える無線通信ネットワークのノードであって、前記構成モジュールは、前記通信ネットワークの前記ノードと無線端末との間の通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第一グループを構成するために配置され、前記通信モジュールは、前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの前記第一グループで構成される間、前記通信リンクを介して第一のメディアアクセス制御(MAC)コントロールエレメント(CE)を通信するために配置され、前記第一のMAC CEは第一のビットマップサイズを有する第一のビットマップであって、コンポーネントキャリアの前記第一グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第一のビットマップのビットを有する前記第一のビットマップを含み、前記構成モジュールが、前記通信ネットワークの前記ノードと前記無線端末との間の前記通信リンクのためのコンポーネントキャリアの第二グループを構成するためにさらに配置され、前記通信モジュールが、コンポーネントキャリアの前記第二グループで構成される間、前記通信リンクを介して第二のMAC CEを通信するためにさらに配置され、前記第二のMAC CEは、第二のビットマップサイズを有する第二のビットマップであて、コンポーネントキャリアの前記第二グループの個別のコンポーネントキャリアに対応する前記第二のビットマップのビットを有する前記第二のビットマップを含み、前記第一のビットマップの前記第一のビットマップサイズは前記第二のビットマップの前記第二のビットマップサイズとは異なることを特徴とする。
【0250】
実施形態106に従う無線端末の前記構成モジュール及び通信モジュールは、少なくとも1つの実施形態において、(図13のプロセッサ303のような)プロセッサ上で動作するコンピュータプログラムとして実施されてよい。実施形態106に従う無線端末が実施形態1に従う処理を行う間、構成モジュール及び通信モジュールを備える無線端末の他の実施形態は、実施形態2乃至35の何れか1つに従う処理を実行してよい。
【0251】
実施形態107に従うノードの前記構成モジュール及び通信モジュールは、少なくとも1つの実施形態において、(図12のプロセッサ203のような)プロセッサ上で動作するコンピュータプログラムとして実施されてよい。実施形態107に従う無線通信ネットワークのノードが実施形態38に従う処理を行う間、構成モジュール及び通信モジュールを備えるノードの他の実施形態は、実施形態39乃至72の何れか1つに従う処理を実行してよい。
【0252】
<さらなる定義>
エレメントが別のエレメントに「接続」「結合」「応答」又はそれらの変形として称されるとき、それは他のエレメントに直接的に接続、結合又は応答でき、又は1つ以上の介在要素が存在してよい。対照的に、エレメントが別のエレメントに「直接接続」「直接結合」「直接応答」又はそれらの変形として称されるとき、介在要素は存在しない。同様の番号は、全体を通して同様のノード/エレメントを指す。さらに、本明細書で用いられる「結合」「接続」「応答」又はそれらの変形は無線的な結合、接続、又は応答を含んでよい。本明細書で使用されるように、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことが意図される。簡潔さ及び/又は明瞭さのために、周知の機能又は構成を詳細に説明されなくてよい。用語「及び/又は」、略記された「/」、は、関連する列挙された項目の1つ以上の任意の及び全ての組み合わせを含む。
【0253】
本明細書で使用される場合、用語「含む(comprise)」、「備える(comprising)」、「含む(comprises)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」、又はそれらの変形は変更可能であり、1つ以上の規定された特徴、整数、ノード、ステップ、構成要素、機能を含むが、1つ以上の他の特徴、整数、ノード、ステップ、構成要素、機能又はそれらのグループの存在又は追加を排除しない。さらに、本明細書で使用されるように、ラテン語の語句「exempli gratia」に由来する一般的な略語「e.g.」は、一般的な例又は以前言及されたアイテムを導入又は特定するために用いられてよく、そのようなアイテムに限定することを意図していない。ラテン語の語句「id est」に由来する一般的な略語「i.e.」は、より一般的な記述から特有のアイテムを特定するために用いられてよい。
【0254】
第一、第二、第三、などの用語は、様々なエレメント/動作を説明するために本明細書で使用されてよいが、これらのエレメント/動作は、これらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、あるエレメント/動作を別のエレメント/動作から区別するためだけに使用される。従って、いくつかの実施形態における第一のエレメント/動作は、本発明思想の教示から逸脱することなく、他の実施形態において第二のエレメント/動作と呼ぶことができる。本明細書で説明及び例示される本発明思想の態様の実施形態の例は、それらの相補的な対応物を含む。同一の参照符号又は同一の参照識別子は、明細書全体を通して同一又は類似のエレメントを示す。
【0255】
例示的な実施形態は、コンピュータに実装される方法、装置(システム及び/又は機器)及び/又はコンピュータプログラム製品のブロック図及び/又はフローチャート図を参照して本明細書で説明される。ブロック図のブロック及び/又はフローチャート図、及びブロック図のブロック及び/又はフローチャート図の組み合わせは、1つ以上のコンピュータ回路によって実行されるコンピュータプログラム製品によって実施できることが理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、及び/又は他のプログラム可能なデータ処理回路のプロセッサ回路(プロセッサとも呼ばれる)に提供されて、機械を製造することができ、ブロック図及び/又はフローチャートのブロックで指定された機能/動作を実施するために、コンピュータ及び/又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、メモリ位置に格納された値及び変換回路、及びそのような回路内の他のハードウェア構成要素ブロック図及び/又はフローチャートのブロックで指定された機能/動作を実装するための手段(機能)及び/又は構造を作成することができる。
【0256】
また、これらのコンピュータプログラム命令は、有形のコンピュータ可読媒体に格納された命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロックに特定された機能/動作を実施する命令を含む製造品を提供するように、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、又は他の装置を、特定の方法で機能するように指示できるコンピュータ可読媒体に格納されてよい。
【0257】
有形の、非一過性のコンピュータ可読媒体は電子、磁気、光学、電磁気、又は半導体データ記憶システム、装置、又は機器を含んでよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例は、ポータブルコンピュータ・ディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)回路、読み出し専用メモリ(ROM)回路、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)回路、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、及びポータブルデジタルディスク読み出し専用メモリ(DVD/BlueRay)を含む。
【0258】
また、コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で実行される命令が、ブロック図及び/又はフローチャートのブロックに特定された機能/動作を実施するための工程を提供するように、プロセスが実装されたコンピュータを提供するために、コンピュータ及び/又は他のプログラム可能な装置上で実行されるべき一連の動作ステップをもたらすために、コンピュータ及び/又は他のプログラム可能なデータ処理装置に読み込まれてよい。従って、本発明思想の実施形態は、デジタル信号プロセッサのようなプロセッサ上で動作する、総称して「回路」「モジュール」又はその変形として称される、ハードウェア及び/又はソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)で実施されてよい。
【0259】
また、いくつかの代替的な実施形態において、ブロックに記されている機能/動作は、フローチャートに記されている順番から外れてもよい。例えば、実際に、連続して示される2つのブロックは、実質的に同時に実行されてもよく、又は、関係する機能/動作に応じ、時にはブロックが逆の順序で実行されてもよい。さらに、フローチャート及び/又はブロック図の所与のブロックの機能は、複数のブロックに分離されてもよく、及び/又はフローチャート及び/又はブロック図の2つ以上のブロックの機能は、少なくとも部分的には統合されてもよい。最後に、他のブロックは、説明されるブロック間に追加/挿入されてよい。さらに、図のいくつかは、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、図示された矢印と逆の方向に通信が発生してもよいことは理解されたい。
【0260】
上記の説明及び図に関連して、多くの異なる実施形態が本明細書に開示されている。これらの実施形態の組み合わせ及びサブコンビネーションの全てをそのまま説明及び図示することは過度に反復的であり、わかりにくくなるであろうことは理解されたい。従って、図面を含む本明細書は、実施形態及び方法の様々な例示的な組み合わせ及びサブコンビネーション、及びそれらを製造使用する工程、の完全な記載を構成すると解釈されるべきで、そして任意のそのような組み合わせ又はサブコンビネーションへの請求項を支援すべきである。
【0261】
発明思想の実施形態に従う他のネットワークエレメント、通信機器及び/又は方法は、当業者が現在の図面及び説明を精査することで明白になるであろう。このような追加のネットワークエレメント、機器、及び/又は方法の全てが、本発明思想の範囲内にある本説明に含まれることが意図される。さらに、本明細書で開示される実施形態の全てが、別々に実施される又は、任意の方法及び/又は組み合わせで組み合わされることが意図される。
図1
図2A
図2B
図2C
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図15A
図15B
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図19C
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図21A
図21B