(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-26
(45)【発行日】2022-02-03
(54)【発明の名称】骨伝導用ヘッドセット
(51)【国際特許分類】
H04R 1/00 20060101AFI20220127BHJP
H04R 1/10 20060101ALI20220127BHJP
G10K 15/04 20060101ALI20220127BHJP
A61M 21/02 20060101ALI20220127BHJP
【FI】
H04R1/00 317
H04R1/10 104A
G10K15/04 302M
A61M21/02 H
(21)【出願番号】P 2020564940
(86)(22)【出願日】2019-08-22
(86)【国際出願番号】 KR2019010675
(87)【国際公開番号】W WO2020197003
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2020-11-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0036041
(32)【優先日】2019-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520409589
【氏名又は名称】株式会社エムアイジェー
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ホ、ジン スク
【審査官】殿川 雅也
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1773357(KR,B1)
【文献】国際公開第2018/131762(WO,A1)
【文献】特開2003-18683(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108853682(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/00-1/14
1/42-1/46
G10K 15/04
A61M 21/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭の前頭部または後頭部を包み込むように曲線方向に延びる連結バンドと、
前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の後側の乳様突起を向くように下方に突出する突出フレームと、
前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、使用者の乳様突起に密着されて振動として音を伝達する骨伝導部と、
前記骨伝導部の周方向に対して着脱自在に結合され、前記骨伝導部から出力される音響の波動を耳殻軟骨と耳殻と向かい合う側頭部に伝達するイヤー(ear)骨伝導部と、
を備えてなることを特徴とする骨伝導用ヘッドセット。
【請求項2】
前記イヤー骨伝導部は、
前記骨伝導部に対応する結合貫通部を形成した胴体部と、
前記胴体部から延び、耳殻に引っ掛けられるように曲線方向に延びる耳掛け部と、
前記胴体部と耳掛け部の内部に埋め込まれる振動プレートと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項3】
前記耳掛け部は、前記胴体部から端部に向かって進むにつれて断面の厚さが次第に減少するとともに、耳殻と側頭部との間に容易に固定されるために長手方向の両側面が鋭角を保持する角度に折れ曲がった形状であることを特徴とする請求項2に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項4】
前記振動プレートは、前記結合貫通部の形状に対応する円形プレートと、前記円形プレートから耳掛け部を向く方向に延びる延長プレートと、前記延長プレートの端部から幅が狭くなる方向に分岐される複数枚以上の分岐プレートと、を備えることを特徴とする請求項3に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項5】
前記分岐プレートの一枚は耳殻の軟骨側を向く方向に延び、もう一枚は耳殻と側頭部との間の境界区間を横切る方向に延び、さらにもう一枚は側頭部を向く方向に延びることを特徴とする請求項4に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項6】
前記突出フレームには、前記イヤー骨伝導部への結合接触面積を広げて固定力を増大させるとともに、前記イヤー骨伝導部の回転範囲を規制する段付き結合溝が形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項7】
前記連結バンドには、日常生活の中で生じる疲労感、睡眠誘導、ストレスによる集中力減少、緊張感の誘発及びその他の精神的な障害要素が生じる場合、光と音との同調化現象を用いて脳波(θ波)を刺激して安定化させ得る視聴覚修復手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【請求項8】
前記視聴覚修復手段は、前記連結バンドの中央から離れる両側面に設けられる発光ダイオード(LED)と、前記発光ダイオード(LED)及び作動プログラムを制御する制御部と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の骨伝導用ヘッドセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨伝導用ヘッドセットに係り、さらに詳しくは、活動的な身体的動きから骨伝導部が遊動したり骨伝導部の局部圧迫により痛症を引き起こしたりすることを防ぐだけではなく、骨伝導部から出力される音響の波動を耳殻軟骨に伝達して音響の聴き取り効率性を大幅に向上させることのできる骨伝導用ヘッドセットに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、人間の耳に聞こえる音は、波動の形態で伝達される。外部の音は、人間の外耳を介して入ってきて鼓膜を振動させ、鼓膜の内側の内耳において細胞が刺激を受けて脳に伝達される。人間が聞き取れる音の周波数範囲は、約20~20000Hzであり、人間が話し合う音の周波数範囲は、約500~2000Hzである。
【0003】
しかしながら、難聴者の場合には、音の周波数範囲のうち、すべての周波数または一部の周波数の音を聞き取れない虞がある。したがって、最近には、頭蓋骨の振動を通じて音を伝達する骨伝導方式が用いられている。
【0004】
骨伝導方式は、頭蓋骨を振動させた音が蝸牛殻に伝達され、聴覚神経を経て脳に伝達する方式である。耳の周りの骨を振動させて音を伝達するので、耳の不自由な人だけではなく、騒音が甚だしいところで働く人々もまた有効に用いることができる。
【0005】
一方、従来の第1の骨伝導方式のヘッドセット(特許文献1)は、単に音を伝達する骨伝導部の出力の向上に対する機能のみを提供しているため、使用者が激しい運動をするときや不規則的な動きがあるときに滑り落ち現象が生じて骨伝導ヘッドセットの位置を頻繁に補正することを余儀なくされるという不便さがあり、特に、骨伝導部が使用者のこめかみ部位を持続的に圧迫し続けることにより頭痛を引き起こすという不都合があった。
【0006】
また、従来の第2の骨伝導方式のヘッドセット(特許文献2)は、使用者と骨伝導スピーカーとの間の密着性を改善して使用者のこめかみ部位に対する痛症を引き起こすことを抑制できるようにヘッド据置き部とイヤーバンド部に対してそれぞれの長さ調節部及び角度調節部を構成した技術が開示されている。
【0007】
ところが、従来の第2の骨伝導方式のヘッドセットは、頭像の大きさに応じてイヤーバンド部の幅を調節して使用者のこめかみ部位に対する痛症を減らすことができるが、運動をするときや不規則的な動きによりスピーカーが遊動する現象が依然として生じるという不都合がある。
【0008】
また、従来の第1及び第2の骨伝導方式のヘッドセットは、骨伝導スピーカーが使用者の側骨部、すなわち、こめかみを介して音響を伝達するため、聴き取り効率性を高めるのに限界があっただけではなく、使用者の耳の前方に位置する骨伝導部は見栄えがよくないという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】韓国登録特許第1849041号公報
【文献】韓国登録特許第0921524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記のような問題を解決するために案出されたものであり、その目的は、活動的な身体的動きから骨伝導部が遊動したり骨伝導部の局部圧迫により痛症を引き起こしたりすることを防ぐだけではなく、骨伝導部から出力される音響の波動を耳殻軟骨に伝達して音響の聴き取り効率性を大幅に向上させることのできる骨伝導用ヘッドセットを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するために、本発明に係る骨伝導用ヘッドセットは、頭の前頭部または後頭部を包み込むように曲線方向に延びる連結バンドと、前記連結バンドの長手方向の両側に形成され、使用者の耳の後側の乳様突起を向くように下方に突出する突出フレームと、前記突出フレームの下部の内側面に設けられ、使用者の乳様突起に密着されて振動として音を伝達する骨伝導部と、前記骨伝導部の周方向に対して着脱自在に結合され、前記骨伝導部から出力される音響の波動を耳殻軟骨と耳殻と向かい合う側頭部に伝達するイヤー(ear)骨伝導部と、を備えてなることを特徴とする。
【0012】
前記イヤー骨伝導部は、前記骨伝導部に対応する結合貫通部を形成した胴体部と、前記胴体部から延び、耳殻に引っ掛けられるように曲線方向に延びる耳掛け部と、前記胴体部と耳掛け部の内部に埋め込まれる振動プレートと、を備えることを特徴とする。
【0013】
前記耳掛け部は、前記胴体部から端部に向かって進むにつれて断面の厚さが次第に減少するとともに、耳殻と側頭部との間に容易に固定されるために長手方向の両側面が鋭角を保持する角度に折れ曲がった形状であることを特徴とする。
【0014】
前記振動プレートは、前記結合貫通部の形状に対応する円形プレートと、前記円形プレートから耳掛け部を向く方向に延びる延長プレートと、前記延長プレートの端部から幅が狭くなる方向に分岐される複数枚以上の分岐プレートと、を備えることを特徴とする。
【0015】
前記分岐プレートの一枚は耳殻の軟骨側を向く方向に延び、もう一枚は耳殻と側頭部との間の境界区間を横切る方向に延び、さらにもう一枚は側頭部を向く方向に延びることを特徴とする。
【0016】
前記突出フレームには、前記イヤー骨伝導部への結合接触面積を広げて固定力を増大させるとともに、前記イヤー骨伝導部の回転範囲を規制する段付き結合溝が形成されたことを特徴とする。
【0017】
前記連結バンドには、日常生活の中で生じる疲労感、睡眠誘導、ストレスによる集中力減少、緊張感の誘発及びその他の精神的な障害要素が生じる場合、光と音との同調化現象を用いて脳波(θ波)を刺激して安定化させ得る視聴覚修復手段が設けられたことを特徴とする。
【0018】
前記視聴覚修復手段は、前記連結バンドの中央から離れる両側面に設けられる発光ダイオード(LED)と、前記発光ダイオード(LED)及び作動プログラムを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
前述したような構成の本発明によれば、骨伝導部から出力される音響の波動を耳殻軟骨と耳殻と向かい合う側頭部に伝達するイヤー骨伝導部を構成することにより、音響の聴き取り効率性を大幅に向上させることができるだけではなく、着用感と固定力をなお一層高めることができるという効果がある。
【0020】
また、光と音との同調化現象を用いて脳波と目の疲れを安定化させ得る視聴覚修復手段を構成することにより、集中力は向上させ、緊張感、疲労感、ストレスなどを解消させるのに役立つという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施形態に係る骨伝導用ヘッドセットを示す斜視図である。
【
図2】
図1の骨伝導部とイヤー骨伝導部の着脱結合構造を示す分解斜視図である。
【
図3】
図1のイヤー骨伝導部の構成を示す斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る骨伝導用ヘッドセットの着用状態を示す部分拡大図である。
【
図5】
図1の連結バンドに視聴覚修復手段が設けられた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る骨伝導用ヘッドセットの好適な実施形態について詳しく説明する。
【0023】
参考までに、本明細書及び特許請求の範囲において用いられた用語と単語は、通常的もしくは辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は、自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則を踏まえて本発明の技術的思想に見合う意味と概念として解釈しなければならない。
【0024】
また、この明細書に記載されている実施形態と図面に示されている構成は、本発明の最も好適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて開示するものではないため、この出願時点はもとより、それ以降にこれらに取り替えできる種々の均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
【0025】
以下、添付の
図1から
図5に基づいて、本発明の好適な実施形態について詳しく説明する。
【0026】
図示のごとく、本発明に係る骨伝導用ヘッドセットは、頭の前頭部または後頭部を包み込むように曲線方向に延びる連結バンド100と、前記連結バンド100の長手方向の両側に形成され、使用者の耳の後側の乳様突起を向くように下方に突出する突出フレーム200と、前記突出フレーム200の下部の内側面に設けられ、使用者の乳様突起に密着されて振動として音を伝達する骨伝導部300と、前記骨伝導部300の周方向に対して着脱自在に結合され、前記骨伝導部300から出力される音響の波動を耳殻A軟骨と耳殻と向かい合う側頭部に伝達するイヤー(ear)骨伝導部400と、を備えてなる。
【0027】
まず、前記連結バンド100は、使用者の頭前頭部または後頭部を弾性的に包み込む帯状を呈する。
【0028】
ここで、前記連結バンド100は、ゴム、シリコンなどの弾性力を有する合成樹脂から作製することが好ましく、外観の形状は、四角い形状、円形状などの様々な形状を呈するように製作してもよい。
【0029】
前記連結バンド100の内部には、後述する突出フレーム200に設けられる骨伝導部300、視聴覚修復手段500などに電源を供給するためのバッテリー及び制御モジュール(図示せず)が設けられる。そして、前記連結バンド100の長手方向の一個所には前記バッテリーに必要な電源を供給する充電メス端子(図示せず)が形成される。
【0030】
前記突出フレーム200は、前記連結バンド100の長手方向の両側に形成されるものであって、使用者の耳の後側の乳様突起を向くように下方に一定の長さだけ突出する構成要素である。
【0031】
前記突出フレーム200の長手方向の下部は、前記骨伝導部300が設けられるように表面積が広い形状を呈し、後述するイヤー骨伝導部400への結合接触面積を広げて固定力を増大させるとともに、前記イヤー骨伝導部の回転範囲を規制する段付き結合溝210が形成される。
【0032】
そして、前記突出フレーム200の外側面には電源及び制御モジュールを操作するための操作制御部(図示せず)が形成され、外部から音響を記録するマイク(図示せず)が設けられることはいうまでもない。
【0033】
一方、前記骨伝導部300は、前記突出フレーム200に設けられるものであって、使用者の耳の後側の後頭部に位置する乳様突起に密着されて振動として音を伝達する役割を果たす。
【0034】
このような骨伝導部300は、通常の空気伝導方式のスピーカーとは異なり、入力される電気的な音響信号を振動信号に変換する振動スピーカー301が頭蓋骨の肌の表面に振動を伝達することにより、耳を介さずに音が聞き取れるようにしたものであり、その具体的な構成及び作用は、公知の従来の技術と同様ないし類似であるため、その構成及び作用についての説明は省略する。
【0035】
本発明に係る前記骨伝導部300は、前記突出フレーム200に設けられるものであって、耳殻Aの側後方側に位置する側頭骨の乳様突起に位置する。
【0036】
このように、前記骨伝導部300は、こめかみの位置よりも蝸牛殻に近い乳様突起に振動を伝達することにより、音響の聴き取り効率性をさらに高めることができるだけではなく、骨伝導用ヘッドセットを着用した使用者を正面から眺めるとき、前記骨伝導部300が見えないため、見栄えをよくすることができるという効果がある。
【0037】
また、本発明に係る骨伝導用ヘッドセットは、前記骨伝導部300から出力される音響の波動を耳殻Aの軟骨と耳殻と向かい合う側頭部に伝達するイヤー(ear)骨伝導部400を備える。
【0038】
前記イヤー骨伝導部400は、前記骨伝導部300の周方向に対して着脱自在に結合されるものであって、前記骨伝導部300から出力される音響の波動を耳殻Aの軟骨に伝達して音響の聴き取り効率性を大幅に向上させる効果を奏する。
【0039】
すなわち、前記イヤー骨伝導部400は、前記骨伝導部300の周面に結合された状態で、骨伝導部から伝達される振動を耳殻Aの軟骨と側頭部にそれぞれ伝達する役割を果たす。
【0040】
具体的に、前記イヤー骨伝導部400は、前記骨伝導部300に対応する結合貫通部401を形成した胴体部410と、前記胴体部410から延び、耳殻に引っ掛けられるように曲線方向に延びる耳掛け部420と、前記胴体部410と耳掛け部420の内部に埋め込まれる振動プレート430と、を備える。
【0041】
このような前記耳掛け部420は、前記胴体部410から端部に向かって進むにつれて断面の厚さが次第に減少するとともに、耳殻と側頭部との間に容易に固定されるために長手方向の両側面が鋭角を保持する角度に折れ曲がる。これにより、使用者ごとに異なる耳の形状及び屈曲面に対応して着用感と密着固定力を高めることができる。
【0042】
前記振動プレート430は、前記結合貫通部401の形状に対応する円形プレート431と、前記円形プレート431から耳掛け部420を向く方向に延びる延長プレート432と、前記延長プレート432の端部から幅が狭くなる方向に分岐される複数枚以上の分岐プレート433と、を備える。
【0043】
すなわち、前記振動プレート430は、骨伝導部300から伝達される音響の波動を耳殻軟骨と側頭部に伝達するものであって、前記分岐プレート433は3枚構成に製作することが好ましいが、必ずしもこれに限定されることはなく、3枚以上の構成に製作してもよい。
【0044】
前記分岐プレート433の一枚は耳殻の軟骨側を向く方向に延び、もう一枚は耳殻と側頭部との間の境界区間を横切る方向に延び、さらにもう一枚は側頭部を向く方向に延びる。
【0045】
一方、前記連結バンド100には、日常生活の中で生じる疲労感、睡眠誘導、ストレスによる集中力減少、緊張感の誘発及びその他の精神的な障害要素が生じる場合、光と音との同調化現象を用いて脳波(θ波)を刺激して安定化させ得る視聴覚修復手段500が設けられる。
【0046】
前記視聴覚修復手段500は、前記連結バンド100の中央から離れる両側面に設けられる発光ダイオード(LED)510と、前記発光ダイオード(LED)510及び作動プログラムを制御する制御部520と、を備える。
【0047】
前記発光ダイオード(LED)510を両側面の側方向に設ける理由は、前記発光ダイオード(LED)の光源が使用者の目に直接的に照射されないようにするためである。
【0048】
このような視聴覚修復手段500は、科学的に究明された光と音のリズムを用いて短い時間に集中力を向上させ、緊張感、疲労感、ストレスなどを解消するのに役立つ新たな概念の頭脳科学技術であるニューロテクノロジー(Neuro-Technology)を用いたブレインコントロールシステムである。
【0049】
前記視聴覚修復手段500を用いるためには、使用者が前記連結バンド100を前頭部の位置において着用して使用者の目を隠すようにする。
【0050】
以上において述べた本発明は、前述した実施形態及び添付図面により限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の置換、変形及び変形を加えることができるということは本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって自明である。