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特許7015917タッチパネルを用いた設備管理装置および管理画面生成方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-26
(45)【発行日】2022-02-03
(54)【発明の名称】タッチパネルを用いた設備管理装置および管理画面生成方法
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20220127BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20220127BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20220127BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20220127BHJP
   F24F 11/52 20180101ALI20220127BHJP
【FI】
H04Q9/00 301C
G06F3/0481
G06F3/0488
G06F3/14 320A
G06F3/14 360A
F24F11/52
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020522502
(86)(22)【出願日】2018-05-31
(86)【国際出願番号】 JP2018020946
(87)【国際公開番号】W WO2019229929
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2020-11-19
(73)【特許権者】
【識別番号】505461072
【氏名又は名称】東芝キヤリア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 廣一郎
(72)【発明者】
【氏名】川合 英充
【審査官】小太刀 慶明
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-030437(JP,A)
【文献】特開2000-236585(JP,A)
【文献】特開2012-150297(JP,A)
【文献】特開2015-114057(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0319232(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
G06F 3/0481
G06F 3/0488
G06F 3/14
F24F 11/52
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理対象の設備機器の現在の運転内容を示す情報を異なる形態で表示する第1エリアと第2エリアとを並べて表示させる表示情報を生成する表示情報生成部と、
前記表示情報生成部で生成された表示情報を表示するとともに、表示した前記表示情報内のいずれかの位置におけるタッチ操作を検出するタッチパネルと、を備え、
前記表示情報生成部は、前記タッチパネルで前記第1エリアまたは前記第2エリアにおけるタッチ操作が検出されると、前記第1エリアおよび前記第2エリアの表示情報を変更し、
前記タッチパネル上における前記第1エリアおよび前記第2エリアの横幅が12mm以上である
ことを特徴とする設備管理装置。
【請求項2】
前記第1エリアには、前記設備機器の運転内容を示す図形情報を表示し、第2エリアには、当該運転内容を示すテキスト情報を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の設備管理装置。
【請求項3】
前記表示情報生成部は、前記タッチパネルでタッチ操作が検出される都度、前記第1エリアおよび前記第2エリアの表示情報を段階的に変更することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の設備管理装置。
【請求項4】
前記表示情報生成部は、前記タッチパネルでタッチ操作が検出される都度、前記第1エリアおよび前記第2エリアの表示情報をサイクリックに変更する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の設備管理装置。
【請求項5】
前記表示情報生成部は、前記第1エリアと前記第2エリアとを、横方向に並べて表示情報を生成する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の設備管理装置。
【請求項6】
前記タッチパネルでタッチ操作が検出されると、前記設備機器の運転内容を変更する制御情報を生成する制御情報生成部と、
前記制御情報生成部が生成した制御情報を前記設備機器に送信する通信部とをさらに備えた
ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の設備管理装置。
【請求項7】
管理対象の空調機の現在の風量を示す図形情報を表示する風量第1エリアと、当該風量を示すテキスト情報を表示する風量第2エリアとを並べて表示させる表示情報を生成する表示情報生成部と、
前記表示情報生成部で生成された表示情報を表示するとともに、表示した表示情報内のいずれかの位置におけるタッチ操作を検出するタッチパネルと、を備え、
前記表示情報生成部は、前記タッチパネルで前記風量第1エリアまたは前記風量第2エリアにおけるタッチ操作が検出される都度、前記風量第1エリアおよび前記風量第2エリアの表示情報を変更し、
前記タッチパネル上における前記風量第1エリアおよび前記風量第2エリアの横幅が12mm以上である
ことを特徴とする設備管理装置。
【請求項8】
設備機器を管理する設備管理装置が、
前記設備機器の運転内容を異なる形態で表示する第1エリアと第2エリアとを並べて表示させ、前記第1エリアおよび前記第2エリアの横幅が12mm以上となるように表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
生成された表示情報をタッチパネルに表示する表示ステップと、
前記タッチパネルで前記第1エリアまたは前記第2エリアにおけるタッチ操作が検出されると、前記第1エリアおよび前記第2エリアの表示情報を変更する表示情報変更ステップと
を有することを特徴とする管理画面生成方法。
【請求項9】
前記表示情報生成ステップ及び前記表示情報変更ステップにおいて、第1エリアおよび第2エリアの一方には、前記設備機器の運転内容を示す図形情報を表示し、他方には、当該運転内容を示すテキスト情報を表示する
ことを特徴とする請求項記載の管理画面生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、タッチパネルを用いた設備管理装置および管理画面生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、空調機は、通信可能に接続されたリモートコントロール装置を用いてユーザにより運転内容が操作される。空調機のリモートコントロール装置には、当該空調機の各機能に関する運転内容を操作するための操作ボタンと、各機能に関する運転内容等を表示するための表示部とが別箇に設置されている。ユーザは、リモートコントロール装置の操作ボタンを操作したときに、表示部に表示された該当機能の運転内容に関する表示情報が変化したことを視認することで、当該操作が正常に受け付けられたことを認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5646797号公報
【発明の概要】
【0004】
近年は、空調機の運転内容を操作するリモートコントロール装置に、静電容量式等のタッチパネルが多く用いられている。タッチパネルを用いたリモートコントロール装置では、機能によっては、運転内容を示す表示情報の位置が、当該機能に関する操作ボタンとして設定されている。この場合ユーザは、タッチパネル上で当該運転内容の表示位置をタッチ操作することで、簡易に当該機能の運転内容を変更させることができる。
【0005】
しかし、所定機能に関する運転内容の表示情報と当該機能の操作ボタンとが同じ位置に設定されていると、タッチ操作時に当該表示情報がユーザの指で隠れてしまうため、操作による表示情報の変化をユーザが視認することができない。表示情報の変化を視認することができないと、ユーザは当該操作が正常に受け付けられたか不安に感じることがある。
【0006】
これに鑑み、運転内容の表示情報を大きくし、タッチ操作時にその一部が指からはみ出すようにすれば表示情報の変化をユーザに認識させることができる可能性もあるが、確実ではない。また、タッチパネルの大きさには制限があるため、すべての機能に関する表示情報を極端に大きくすることは困難である。
【0007】
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザがタッチパネル上で設備機器の運転内容を操作する際に、操作による運転内容の変化を視認できるようにするための設備管理装置および管理画面生成方法を提供することを目的とする。
【0008】
上記目的を達成するために、実施形態に係る設備管理装置は、表示情報生成部とタッチパネルとを有する。表示情報生成部は、管理対象の設備機器の現在の運転内容を示す情報を異なる形態で表示する第1エリアと第2エリアとを並べて表示させる表示情報を生成する。タッチパネルは、生成された表示情報を表示するとともに、表示した表示情報内のいずれかの位置におけるタッチ操作を検出する。また表示情報生成部は、タッチパネルで第1エリアまたは第2エリアにおけるタッチ操作が検出されると、第1エリアおよび第2エリアの表示情報を変更する。また、タッチパネル上における第1エリアおよび第2エリアの横幅が12mm以上である
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末を利用した空調システムを示す全体図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末の構成を示すブロック図である。
図3図3は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末に表示された全空調機管理画面の一例である。
図4図4は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末に表示された横長の個別空調機管理画面の一例である。
図5図5は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末に表示された個別空調機管理画面内の風量変更ボタン情報位置における表示情報の遷移図である。
図6図6は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末に表示された個別空調機管理画面内の風向変更ボタン情報位置における表示情報の遷移図である。
図7図7は、本発明の一実施形態に係る設備管理装置としてのタブレット端末に表示された縦長の個別空調機管理画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〈一実施形態による設備管理装置を用いた空調システムの構成〉
本発明の一実施形態として、タブレット端末を用いた空調システムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態による空調システム1は、10階建ての建物内に設置された、管理対象の複数の空調機(室内機)10-1~10-100と、これらの空調機10-1~10-100に接続された中央管理装置としてのコントローラ20と、コントローラ20にハブ30を介して接続された無線通信のアクセスポイント40-1~40-3と、アクセスポイント40-1に無線接続されたタブレット端末50-1と、アクセスポイント40-2に無線接続されたタブレット端末50-2と、アクセスポイント40-3に無線接続されたタブレット端末50-3とを備える。タブレット端末50-1~50-3は、当該空調システム1の管理者により操作される。なお、当該空調システム1内で用いられるタブレット端末は、1台でも良い。
【0011】
当該建物内の1階にはA店舗が入居しており、A店舗内に空調機10-1~10-10が設置されている。また、2階にはB店舗が入居しており、B店舗内に空調機10-11~10-20が設置されている。同様にして、3階~10階にはそれぞれC店舗~J店舗が入居しており、それぞれの店舗内に空調機10-21~10-30・・・10-91~10-100が設置されている。
【0012】
各空調機10-1~10-100は、冷房機能、暖房機能、送風機能、および除湿機能を有しているが、冷房機能と送風機能のみを備える場合もある。また、空調機10-1~10-100は、これらの機能による運転を行う際に、送風の風向が5段階で変更可能になるように構成されるとともに、送風の風量が5段階で変更可能になるように構成されている。
【0013】
この空調システム1においては、建物内に設置された複数の空調機10-1~10-100が設備機器に該当し、タブレット端末50-1~50-3が設備管理装置に該当する。
【0014】
以下、空調機10-1~10-100に関し、これらの中のいずれかを特定する必要がない場合には「空調機10」と記載する。同様に、タブレット端末50-1~50-3に関し、これらの中のいずれかを特定する必要がない場合には「タブレット端末50」と記載する。同様に、アクセスポイント40-1~40-3に関し、これらの中のいずれかを特定する必要がない場合には「アクセスポイント40」と記載する。
【0015】
コントローラ20は、空調機10-1~10-100と通信を行うことにより、必要に応じて空調機10-1~10-100の動作を制御するための動作制御情報を送信するとともに、空調機10-1~10-100の稼動状態情報を所定時間間隔で取得する。
【0016】
各タブレット端末50はそれぞれ、図2に示すように、タッチパネル51と、CPU52と、通信部53とを有する。タッチパネル51は、操作情報検出部511と、表示部512とを有する。操作情報検出部511は、タッチパネル51上での管理者の指などの接触による操作を検出する。表示部512は、後述する表示情報生成部522で生成される空調機10-1~10-100の管理画面を表示する。
【0017】
CPU52は、操作内容判定部521と、表示情報生成部522と、動作制御情報生成部523とを有する。操作内容判定部521は、操作情報検出部511で検出された操作情報および表示部512に表示された表示情報に基づいて、管理者が行った操作内容を判定する。操作内容としては例えば、管理操作の対象とする空調機を指定する操作、指定した空調機の運転内容を変更する操作等がある。表示情報生成部522は、操作内容判定部521で判定された操作内容に基づいて、表示部512に表示させるための表示情報を生成する。動作制御情報生成部523は、操作内容判定部521で判定された操作内容に基づいて、操作対象の空調機10の動作制御情報を生成する。通信部53は、アクセスポイント40を介してコントローラ20との通信を行う。
〈一実施形態による設備管理装置を用いた空調システムの動作〉
次に、本実施形態による空調システム1の動作について説明する。空調システム1内では、コントローラ20により、空調機10-1~10-100の稼動状態情報が所定時間間隔で取得され保持されている。
【0018】
管理者がタブレット端末50を用いて空調機10-1~10-100の管理作業を行う際には、表示情報生成部522においてコントローラ20から最新の空調機10-1~10-100の稼動状態情報が取得され、これらの情報を用いて全空調機管理画面60の表示情報が生成される。
【0019】
全空調機管理画面60は、図3に示すように、1階(A店舗)~10階(J店舗)それぞれに対応した、エリア表示部61-1~61-10および空調機アイコン表示部62-1~62-10を有する。1階に対応するエリア表示部61-1内にはテキスト情報「1階(店舗A)」が配置され、空調機アイコン表示部62-1内には、1階に設置された空調機10-1~10-10それぞれに対応する空調機アイコン63-1~63-10が配置される。また、2階に対応するエリア表示部61-2内には、テキスト情報「2階(店舗B)」が配置され、空調機アイコン表示部62-2内には、2階に設置された空調機10-11~10-20それぞれに対応する空調機アイコン63-11~63-20が配置される。同様にして、3階~10階に対応するエリア表示部61-3~61-10内にはそれぞれ、テキスト情報「3階(店舗C)」~「10階(店舗J)」が配置され、空調機アイコン表示部62-3~62-10内にはそれぞれ、対応する空調機10-21~10-30・・・10-91~10-100に対応する空調機アイコン63-21~63-30・・・63-91~63-100が配置される。
【0020】
これらの空調機アイコン63-1~63-100はそれぞれ、対応する空調機10-1~10-100のON/OFFを制御するための操作スイッチとして機能する。なお、これらのエリア表示部および空調機アイコン表示部の表示情報は、管理対象とする建物の階床数や空調機の設置台数に応じて適宜変更される。
【0021】
生成された全空調機管理画面60の表示情報は、タッチパネル51の表示部512に送出されて表示される。なお、図3においては、表示部512内に全空調機管理画面60の全情報を表示しきれないため、全空調機管理画面60内の1階~3階に対応する情報のみが表示されている。現在表示されていない階に対応する情報は、画面右端のスクロールバー70が操作されることで、全空調機管理画面60内の表示領域が移動され表示される。
【0022】
本実施形態においては、1つの空調機アイコンに対して1台の空調機を対応させた場合を示しているが、これには限定されず、1つの空調機アイコンに対して複数台の空調機を対応させてもよい。1つの空調機アイコンに対して複数台の空調機を対応させた場合は、当該空調機アイコンを操作することにより、対応する複数台の空調機の動作を一括して制御することができる。
【0023】
このように表示された全空調機管理画面60において、管理者がいずれかの空調機アイコン、例えば空調機アイコン63-11上で所定の操作(例えば、ダブルタップ操作)を行うと、表示情報生成部522により該当する空調機10-11の詳細な運転内容を操作するための個別空調機管理画面80Aが生成され、表示部512に表示される。
【0024】
表示部512に表示された個別空調機管理画面80Aの一例を、図4に示す。図4の個別空調機管理画面80Aは横長に構成されており、電源ボタン情報801と、自動運転モードボタン情報802と、冷房モードボタン情報803と、暖房モードボタン情報804と、送風モードボタン情報805と、除湿モードボタン情報806と、設定温度情報807と、設定温度変更ボタン情報808と、風向変更ボタン情報809と、風量変更ボタン情報810と、ロックボタン情報811と、オプションボタン情報812とが表示されている。
【0025】
電源ボタン情報801は、該当する空調機10-11の現在の電源ON/OFF状態を示す図形情報と、テキスト情報「ON」および「OFF」とで構成され、電源ONのときには図形情報およびテキスト情報「ON」が点灯し、電源OFFのときにはテキスト情報「OFF」のみが点灯する。自動運転モードボタン情報802は、自動運転モードを示す当該図形情報およびテキスト情報「Auto」で構成され、自動運転モードで運転しているときに当該図形情報およびテキスト情報が点灯する。冷房モードボタン情報803は、冷房モードを示す図形情報およびテキスト情報「cold」で構成され、冷房モードで運転しているときに当該図形情報およびテキスト情報が点灯する。暖房モードボタン情報804は、暖房モードを示す図形情報およびテキスト情報「heat」で構成され、暖房ボートで運転しているときに当該図形情報およびテキスト情報が点灯する。送風モードボタン情報805は、送風モードを示す図形情報およびテキスト情報「fan」で構成され、送風モードで運転しているときに当該図形情報およびテキスト情報が点灯する。除湿モードボタン情報806は、除湿モードを示す図形情報およびテキスト情報「dry」で構成され、除湿モードで運転しているときに当該図形情報およびテキスト情報が点灯する。
【0026】
設定温度情報807は、該当する空調機10-11の現在の設定温度を示すテキスト情報「23.5℃」で構成される。設定温度変更ボタン情報808は、該当する空調機10の設定温度を所定値ずつ上昇させるための上矢印の図形情報808-1と、設定温度を所定値ずつ下降させるための下矢印の図形情報808-2とで構成される。
【0027】
風向変更ボタン情報809は、現在の風向を示す図形情報を表示する風向第1エリア809-1と、現在の風向を示すテキスト情報「F1」を表示する風向第2エリア809-2とが、横方向に並べられて構成されている。風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2はそれぞれ、人間の人差し指と同程度の横幅を有している。人間の人差し指の横幅は、例えば、IEC61032の規格で示される一般的な大人の指直径(12mm)よりも大きいことが望ましい。このサイズにすることで、管理者が風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2のいずれか一方をタッチしても、他方のエリアの表示を視認することができる。ただし、画面の大きさに制限がある場合には、丁度指直径となる12mmとする。
【0028】
風量変更ボタン情報810は、現在の風量を示す図形情報を表示する風量第1エリア810-1と、現在の風量を示すテキスト情報「H+」を表示する風量第2エリア810-2とが、横方向に並べられて構成されている。風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2はそれぞれ、上述した風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2と同様に、人間の人差し指程度の横幅を有している。なお、風量第1エリア810-1と風量第2エリア810-2とは、完全に接している必要はなく、図4に示すようにわずかな隙間を開けて近接配置されていてもよい。
【0029】
ロックボタン情報811は、上述したすべてのボタン情報(801~810)の操作を受け付けない状態に設定する操作に対応する図形情報およびテキスト情報「lock」で構成される。オプションボタン情報812は、当該空調機10に関するオプション機能を設定する操作に対応する図形情報およびテキスト情報「option」で構成される。
【0030】
これらの情報が表示された状態で、個別空調機管理画面80A上で管理者によりいずれかのボタン情報の位置がタッチ操作されると、操作情報検出部511により、当該操作情報が検出される。そして、操作内容判定部521により、操作情報検出部511で検出された操作情報および表示部512に表示された表示情報に基づいて、管理者が行った操作内容が判定される。つまり、どのボタンが操作されたかが判定される。操作内容判定部521で操作内容が判定されると、動作制御情報生成部523において、判定された操作内容に基づいて操作対象の空調機10-11の運転内容を変更する動作制御情報が生成される。生成された動作制御情報は、通信部53およびコントローラ20を介して該当する空調機10-11に送信され、運転内容が変更される。
【0031】
また、操作内容判定部521で操作内容が判定されたときには、表示情報生成部522により、判定された操作内容に基づいて個別空調機管理画面80A内の該当するボタン情報が変更される。例えば、個別空調機管理画面80A上で、電源ボタン情報801~除湿モードボタン情報806のいずれかが操作されたときには、表示情報生成部522により、該当するボタン情報が点灯される。
【0032】
また、個別空調機管理画面80A上で、ロックボタン情報811またはオプションボタン情報812が操作されたときには、表示情報生成部522によりさらに詳細設定を行うためのポップアップ画面が表示され、当該画面で操作された内容が操作内容判定部521で判定されることで、動作制御情報生成部523により動作制御情報が生成されて該当する空調機の運転内容が変更される。
【0033】
個別空調機管理画面80Aの右側と左側には、現在表示している空調機10-11の前後の空調機番号に対応する個別空調機管理画面のごく一部が表示される。図4内の左側の個別空調機管理画面82Aは、空調機10-10に対応する個別空調機管理画面の端部であり、右側の個別空調機管理画面81Aは、空調機10-12の個別空調機管理画面の端部である。これらの画面情報が表示されたタッチパネル51上で管理者が右方向にフリック操作することで、左側にある空調機10-10の個別空調機管理画面82Aを中央に移動させることができる。同様に、タッチパネル51上で管理者が左方向にフリック操作することで、右側にある空調機10-12の個別空調機管理画面81Aを中央に移動させることができる。
【0034】
ここで、空調機10-11が最大風量で運転しているときに、個別空調機管理画面80A上で風量変更ボタン情報810が操作された場合に実行される処理について説明する。以下の説明において、空調機10の運転で設定可能な5段階の風量について、最大風量から最小風量まで順に、第1風量(High+)、第2風量(High)、第3風量(Middle)、第4風量(Low)、第5風量(Low-)として説明する。本実施形態において動作制御情報生成部523には、風量変更操作が行われる都度、該当する空調機10の風量を段階的に小さくし、最小風量(第5風量)で運転しているときに風量変更操作が行われると、自動で風量が調整される自動風量運転(Auto)に移行し、自動風量運転中に風量変更操作が行われると、最大風量(第1風量)に戻すように、サイクリックに変更処理を行うための風量制御情報の生成基準が設定されている。図5に、風量変更操作が行われる都度、変更される個別空調機管理画面80A内の風量変更ボタン情報810の表示情報の遷移を示す。
【0035】
まず、現在空調機10-11が最大風量である第1風量(High+)で運転している場合には、図5のX1のように、個別空調機管理画面80A内の風量変更ボタン情報810内の風量第1エリア810-1には第1風量(High+)に対応する図形情報が表示され、風量第2エリア810-2には第1風量(High+)に対応するテキスト情報「H+」が表示される。
【0036】
そして、風量変更ボタン情報810の風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該操作情報が操作情報検出部511で検出される。そして、操作内容判定部521により、操作情報検出部511で検出された操作情報および表示部512に表示された表示情報に基づいて、風量変更操作が行われたと判定される。
【0037】
風量変更操作が行われたと判定されると、動作制御情報生成部523において、操作対象の空調機10-11の風量を変更するための動作制御情報である風量制御情報が、上述した生成基準に従って生成される。ここでは、現在空調機10-11に設定されている第1風量(High+)よりも一段階低いレベルの風量である第2風量(High)に変更するための風量制御情報が生成される。生成された風量制御情報は、通信部53およびコントローラ20を介して該当する空調機10-11に送信される。空調機10-11では、風量の設定が第2風量(High)に変更されて運転が継続される。
【0038】
また、操作内容判定部521で風量変更操作が行われたと判定されると、表示情報生成部522により、個別空調機管理画面80A内の風量変更ボタン情報810の表示情報が、X2に示すように変更される。具体的には、風量第1エリア810-1の表示情報が第2風量(High)に対応する図形情報に変更されるとともに、風量第2エリア810-2の表示情報が第2風量(High)に対応するテキスト情報「H」に変更される。
【0039】
同様にして、空調機10-11が第2風量(High)で運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、動作制御情報生成部523で生成される制御情報に基づいて、当該空調機10-11の風量が第3風量(Middle)に変更される。また、表示情報生成部522により、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、X3に示すように第3風量(Middle)に対応した情報に変更される。
【0040】
また、空調機10-11が第3風量(Middle)で運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、動作制御情報生成部523で生成される制御情報に基づいて、当該空調機10-11の風量が第4風量(Low)に変更される。また、表示情報生成部522により、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、X4に示すように第4風量(Low)に対応した情報に変更される。
【0041】
また、空調機10-11が第4風量(Low)で運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、動作制御情報生成部523で生成される制御情報に基づいて、当該空調機10-11の風量が第5風量(Low-)に変更される。また、表示情報生成部522により、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、X5に示すように第5風量(Low-)に対応した情報に変更される。
【0042】
また、空調機10-11が第5風量(Low-)で運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、動作制御情報生成部523で生成される制御情報に基づいて、当該空調機10が自動風量運転(Auto)に変更される。また、表示情報生成部522により、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、X6に示すように自動風量運転(Auto)に対応した情報に変更される。
【0043】
また、空調機10-11が自動風量運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、動作制御情報生成部523で生成される制御情報に基づいて、当該空調機10の風量が第1風量(High+)に変更される。また、表示情報生成部522により、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、X1に示すように第1風量(High+)に対応した情報に変更される。
【0044】
なお、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置が、所定時間(例えば0.5秒)内に複数回タッチ操作されると、操作内容判定部521において当該操作内容が都度判定される。そして、動作制御情報生成部523において、当該所定時間内のタッチ操作の回数に応じて変更後の風量が決定され、決定された風量に変更するための風量制御情報が該当する空調機10に送信される。例えば、空調機10が第1風量(High+)で運転しているときに、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2内のいずれかの位置が極めて短い時間間隔で3回タッチ操作された場合には、動作制御情報生成部523において変更後の風量が第4風量(Low)に決定され、第4風量(Low)に変更するための風量制御情報が空調機10に送信される。
【0045】
一方、表示情報生成部522は、操作内容判定部521において当該操作内容が判定されたとき、すなわち、タッチ操作の都度、風量第1エリア810-1および風量第2エリア810-2の表示情報が、第1風量(High+)に対応した情報→第2風量(High)に対応した情報→第3風量(Middle)に対応した情報→第4風量(Low)に対応した情報に、順次変更される。
【0046】
このように、短時間における繰り返し操作については、動作制御情報生成部523における制御情報の生成処理および出力処理と、表示情報生成部522における表示情報の変更処理とが、操作内容判定部521で判定された操作内容に基づいて別箇のタイミングでそれぞれ実行される。なお、空調システム1中の通信データ量が多くなることが許容されるのであれば、表示情報の変更と同様にタッチ操作の都度、制御情報を生成し送信しても良い。
【0047】
また、個別空調機管理画面80A上で、風向変更ボタン情報809に対応する風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置が操作されたときにも、操作の都度、該当する空調機10-11の風向が段階的に変更されるとともに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が変更される。
【0048】
空調機10-11の風向が最上方向で運転しているときに、個別空調機管理画面80A上で風向変更ボタン情報809が操作された場合に実行される処理について説明する。以下の説明において、空調機10の運転で設定可能な5段階の風向について、最上方向から最下方向まで順に、第1方向(F1)、第2方向(F2)、第3方向(F3)、第4方向(F4)、第5方向(F5)として説明する。本実施形態において動作制御情報生成部523には、風向変更操作が行われる都度、該当する空調機10の風向を段階的に下方向に変更し、最下方向(第5方向)で運転しているときに風向変更操作が行われると、風向を第1方向から第5方向の間で行き来させるスイング運転(SWING)に移行し、スイング運転中に風向変更操作が行われると、第1方向(F1)に戻すように、サイクリックに変更処理を行うための風向制御情報の生成基準が設定されている。図6に、風向変更操作が行われる都度、変更される個別空調機管理画面80A内の風向変更ボタン情報809の表示情報の遷移を示す。
【0049】
まず、現在空調機10-11の風向が最上方向である第1方向(F1)で運転している場合には、図6のY1のように、個別空調機管理画面80A内の風向変更ボタン情報809位置の風向第1エリア809-1に第1方向に対応する図形情報が表示され、風向第2エリア809-2に第1方向に対応するテキスト情報「F1」が表示される。
【0050】
そして、風向変更ボタン情報809に対応する風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、操作情報検出部511により、当該操作情報が検出される。そして、操作内容判定部521により、操作情報検出部511で検出された操作情報および表示部512に表示された表示情報に基づいて、風向変更操作が行われたと判定される。
【0051】
風向変更操作が行われたと判定されると、動作制御情報生成部523において、操作対象の空調機10-11の風向を変更するための動作制御情報である風向制御情報が、上述した生成基準に従って生成される。ここでは、現在空調機10-11に設定されている第1方向(F1)よりも一段階下向きの第2方向(F2)に変更するための風向制御情報が生成される。生成された風向制御情報は、通信部53およびコントローラ20を介して該当する空調機10-11に送信される。空調機10-11では、風向の設定が第2方向(F2)に変更されて運転が継続される。
【0052】
また、操作内容判定部521で風向変更操作が行われたと判定されると、表示情報生成部522により、個別空調機管理画面80A内の風向変更ボタン情報809の表示情報が、Y2に示すように変更される。具体的には、風向第1エリア809-1の表示情報が第2方向に対応する図形情報に変更されるとともに、風向第2エリア809-2の表示情報が第2方向に対応するテキスト情報「F2」に変更される。
【0053】
同様にして、空調機10-11が第2方向(F2)で運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該空調機10-11の風向が第3方向(F3)に変更されるとともに、個別空調機管理画面80A内の風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、Y3に示すように第3方向(F3)に対応した情報に変更される。
【0054】
また、空調機10-11が第3方向(F3)で運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該空調機10-11の風向が第4方向(F4)に変更されるとともに、個別空調機管理画面80A内の風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、Y4に示すように第4方向(F4)に対応した情報に変更される。
【0055】
また、空調機10-11が第4方向(F4)で運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該空調機10-11の風向が第5方向(F5)に変更されるとともに、個別空調機管理画面80A内の風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、Y5に示すように第5方向(F5)に対応した情報に変更される。
【0056】
また、空調機10-11が第5方向(F5)で運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該空調機10がスイング運転(SWING)に変更されるとともに、個別空調機管理画面80A内の風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、Y6に示すようにスイング運転(SWING)に対応した情報に変更される。
【0057】
また、空調機10-11がスイング運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置がタッチ操作されると、当該空調機10の風向が第1方向(F1)に変更されるとともに、個別空調機管理画面80A内の風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、Y1に示すように第1方向(F1)に対応した情報に変更される。
【0058】
また、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置が、所定時間(例えば0.5秒)内に複数回タッチ操作されると、操作内容判定部521において当該操作内容が都度判定される。そして、動作制御情報生成部523において、当該所定時間内のタッチ操作の回数に応じて変更後の風向が決定され、決定された風向に変更するための風向制御情報が該当する空調機10に送信される。例えば、空調機10が第1方向(F1)で運転しているときに、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2内のいずれかの位置が極めて短い時間間隔で3回タッチ操作された場合には、動作制御情報生成部523において変更後の風向が第4方向(F4)に決定され、第4方向(F4)に変更するための風向制御情報が空調機10に送信される。
【0059】
この際、表示情報生成部522は、操作内容判定部521において当該操作内容が都度判定されたとき、すなわち、タッチ操作の都度、風向第1エリア809-1および風向第2エリア809-2の表示情報が、第1方向(F1)に対応した情報→第2方向(F2)に対応した情報→第3方向(F3)に対応した情報→第4方向(F4)に対応した情報に、都度、変更される。
【0060】
このように、風量変更ボタン情報810および風向変更ボタン情報809内のいずれかの位置がタッチ操作されると、テキスト情報の表示エリアおよび図形情報の表示エリア双方の表示情報が変更される。そのため、管理者が図形情報の表示エリアをタッチ操作して当該エリアの図形情報の表示情報が指で隠れていても、テキスト情報の表示情報は隠れていないため、テキスト情報が変わったことを視認することができる。また、管理者がテキスト情報の表示エリアをタッチ操作して当該エリアの表示情報が指で隠れていても、図形情報の表示情報は隠れていないため、図形情報が変わったことを視認することができる。これらの変更を視認したことにより、管理者は、風量変更または風向変更の操作が正常に受け付けられたことを認識することができる。ここで、テキスト情報とは文字情報であり、アルファベット、アラビア数字、ひらがな、カタカナ、及びこれらの組み合わせで構成される情報である。
【0061】
これに対し、ボタン情報の操作時にボタン情報の点灯/消灯が切り替えられる電源ボタン情報801~除湿モードボタン情報806、およびボタン情報の操作時にポップアップ画面が表示されるロックボタン情報811およびオプションボタン情報812に関しては、タッチ操作中でもユーザが運転内容の変更を視認することができるため、これらのボタン情報は1つのエリアで構成することで、表示部512の限られた表示エリアの中に、これらのボタン情報を効率よく表示させることができる。
【0062】
また、他の形態による個別空調機管理画面80Bの表示例を、図7に示す。図7の個別空調機管理画面80Bは縦長に構成されており、図4に示す横長の個別空調機管理画面80Aと同様の構成要素である電源ボタン情報801、自動運転モードボタン情報802、冷房モードボタン情報803、暖房モードボタン情報804、送風モードボタン情報805、除湿モードボタン情報806、設定温度情報807、設定温度変更ボタン情報808、風向変更ボタン情報809、風量変更ボタン情報810、ロックボタン情報811、およびオプションボタン情報812が、縦長の画面に収まるように表示されている。
【0063】
これらのうち、風向を段階的に変更するための風向変更ボタン情報809は、その構成要素である風向第1エリア809-1と風向第2エリア809-2とが、個別空調機管理画面80Aにおける表示状態と同様に横方向に並べて表示される。また、風量を段階的に変更するための風量変更ボタン情報810は、その構成要素である風量第1エリア810-1と風量第2エリア810-2とが、横方向に並べて表示される。また、個別空調機管理画面80Aが表示されたときと同様に、個別空調機管理画面80Bの左右には、その前後の空調機番号に対応する空調機の個別空調機管理画面81B、82Bの一部が表示されている。
【0064】
このように、縦長の個別空調機管理画面80Bにおいても、タッチ操作の都度、段階的に運転内容が変更される機能のボタン情報に関しては、図形情報の表示エリアとテキスト情報の表示エリアとを横方向に並べて表示させることで、管理者が操作したエリアの表示情報が指で隠れていても、他方のエリアの表示情報の変化を管理者が視認することができる。
【0065】
以上の実施形態によれば、ユーザがタッチパネル上で空調機の運転内容を操作する際に、操作ボタンの位置に運転状態が表示されている場合であっても、操作による運転内容の変化を視認できるようにすることができる。
【0066】
また、上述の実施形態においては、設備管理装置としてタブレット端末50を用いた例を説明したが、中央管理装置としてのコントローラ20にタッチパネルを搭載するとともに上述したCPU52と同様の機能を搭載することにより、当該コントローラ20を設備管理装置として構成しても良い。
【0067】
上述した実施形態においては、1台の空調機10に関する個別空調機管理画面を表示させ、当該画面上で、当該空調機10の機能に関する運転内容を変更する場合について説明したが、複数の空調機に対応した空調機アイコンを操作して空調機管理画面を表示させ、当該画面上で同様の操作を行うことにより、対応する複数の空調機の機能に関する運転内容を一括して変更するようにしてもよい。
【0068】
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7