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特許7016167ガラスパネルを締付けるためのプロファイル
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  • 特許-ガラスパネルを締付けるためのプロファイル 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-27
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】ガラスパネルを締付けるためのプロファイル
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/58 20060101AFI20220128BHJP
   E06B 3/24 20060101ALI20220128BHJP
【FI】
E06B3/58 C
E06B3/24
E06B3/58 B
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018525762
(86)(22)【出願日】2016-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2018-12-27
(86)【国際出願番号】 EP2016077073
(87)【国際公開番号】W WO2017084919
(87)【国際公開日】2017-05-26
【審査請求日】2019-10-15
(31)【優先権主張番号】15195100.1
(32)【優先日】2015-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】515002012
【氏名又は名称】クナップ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】クナップ,フリードリヒ
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0204504(US,A1)
【文献】特開2002-046469(JP,A)
【文献】英国特許出願公開第02269622(GB,A)
【文献】米国特許第05544457(US,A)
【文献】特開2015-140533(JP,A)
【文献】蘭国特許発明第01034396(NL,C)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/58
E06B 3/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラスパネル(1)を枠体(3)に締付けるためのプラスチック材料から成るプロファイル(12)であって、前記ガラスパネル(1)に対して配置可能な第1締付部(14)と、前記枠体(3)に対して固定され得る第2締付部(18)と、前記締付部(14、18)から外に向かって突出し、かつ互いに対向する2つの自由側面を有する、少なくとも1つの挟持部(23、25)と、を備え、前記挟持部は、かぶせ板(13)を挟持するための接手(30)を備え、前記接手(30)は、前記挟持部(23、25)の片側もしくは両方の前記側面上で突出しており、前記接手(30)の一部(33)は、前記接手(30)の残部(34)を備える前記挟持部(23、25)よりもより高弾性のプラスチック材料から形成されており、
前記接手(30)の前記残部(34)は、より高弾性の前記一部(33)とは異なる部分(フック)であって、より高弾性の前記一部(33)によって隆起に仕上がることを特徴とする、プロファイル(12)。
【請求項2】
前記一部(33)は、前記挟持部(23、25)と共に共押出しされることを特徴とする、請求項1に記載のプロファイル。
【請求項3】
前記接手(30)は、前記挟持部(23、25)の端部に横たわることを特徴とする、請求項1または2に記載のプロファイル。
【請求項4】
2つの前記挟持部(23、25)の前記接手(30)が互いに対向することを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のプロファイル。
【請求項5】
前記第1締付部(14)は、少なくとも1つのシールリップ部(15)を支持し、前記シールリップ部(15)が、前記第1締付部(14)よりも高弾性のプラスチック材料から成ることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のプロファイル。
【請求項6】
前記第2締付部(18)は、前記枠体(3)の相補的凹部(37、38)内に係止するための少なくとも1つの突起部(35、36)を備えることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のプロファイル。
【請求項7】
前記第2締付部(18)は、端部に正反対の方向に突出するリブ形状の2つの突起部(35、36)が形成されていることを特徴とする、請求項に記載のプロファイル。
【請求項8】
前記ガラスパネル(1)に向かって配置可能な前記第1締付部(14)の側部は、締付けされ得る前記ガラスパネル(1)の厚みに適合する(M)量だけ、前記枠体(3)に固定され得る前記第2締付部(18)の側部に対して、前方または後方に変位することを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載のプロファイル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラスパネルに向かって配置可能な第1締付部と、枠体に対して固定され得る第2締付部と、締付部から離間して突出する少なくとも1つの挟持部とを備え、上記挟持部がかぶせ板を挟持するための接手を有する、ガラスパネルを枠体に締付けるためのプラスチック材料から成るプロファイルに関する。
【背景技術】
【0002】
上記のようなプロファイルは、WO2009/122305A2に開示されており、窓、ドア、展示ケース等の枠体内に積層ガラスパネル、内壁パネル、ドアパネルのようなガラスパネルを取り付けるために使用されている。ガラスパネルがプロファイルを補助として枠体に取り付けられた後、かぶせ板は、ガラスパネルと枠体との間の継手部分を覆うために、プロファイルの上部に配置される。さらに通常、美しさ、絶縁および保護を目的として、かぶせ板がプロファイル全体を均等に覆う。
【0003】
既知のプロファイルは、互いに対向するフック型の接手を備えた2つの挟持板を使用する。2つの挟持版の間には、かぶせ板が突起部とともに挟まれている。これにより、かぶせ板を確実に係止できる。しかしながら例えば、もしガラスパネルを交換しなければならない場合、特にかぶせ板が木製の場合、かぶせ板を破壊せずに後者を取り除くことはできない。
【0004】
NL1 034 396 C2には、請求項1の前段に従うプロファイルが開示されている。この既知のプロファイルの接手は、全体的に可撓性の材料で形成されている。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、ガラスパネル用の締付プロファイルを形成することを目的とし、この締付プロファイルにより、かぶせ板を破壊することなく取り除くことができ、ガラスパネルの除去と交換とが可能になる。
【0006】
この目的は、序文で言及した種類のプロファイルで達成される。本プロファイルは、本発明における、接手が挟持部の片側もしくは両側上で突出し、かつ接手の一部分が、接手の残部を備える挟持部よりもより高弾性のプラスチック材料で形成されている点で特徴づけられている。一方では、これによりかぶせ板に対して良好な挟持効果を達成し、他方では、ガラスパネルの交換等のために、かぶせ板を簡単に取り外すことができる。さらに、特にプロファイルが木製のような繊細な材料でできている場合でも、かぶせ板を破壊することなく、簡単にかぶせ板を取り除くことができる。
【0007】
本発明の特に有利な実施形態では、より高弾性の上記弾性部が挟持部とともに共押出しされる点に特徴がある。これにより、プロファイルは、挟持部、接手、および接手のより高弾性の弾性部と一緒に、単一の製造工程で製造可能となる。
【0008】
好ましくは、接手は、挟持部の隆起、肥厚部、突起部、またはフックであって、良好な挟持効果が生じる。
【0009】
特に有利なことは、もし接手の残部が、より高弾性の上記弾性部とは異なる部分である場合、すなわち、フックであると、残部が、より高弾性の上記弾性部によって隆起に仕上がることである。その結果接手は、まるで2つの部分から形成されることになり、第1部分は、より低弾性なフック形状部分であるため、良好な挟持効果を達成でき、第2部分は、より高弾性な材料から成るため、フックを「ソフトな」隆起に仕上げることが可能になる。この第2部分は、かぶせ板が後方に引っ張られた際に弾性的に変形するため、後者に対して緩衝する。
【0010】
あるいは、接手を挟持部内の凹部の壁とすることも可能である。すなわち接手は突出しないが、逆にかぶせ板が接手の後方と係止する突起部を有している。
【0011】
特に有利なこととして、いかなる場合であっても、もし接手が挟持部の末端に存在すれば、仮にこれの弾性効果が小さい場合であっても、全長を越えて突出する挟持部の弾性効果を利用できる点がある。
【0012】
原則、プロファイルは、1つ以上の挟持部を備えることがきる。挟持部は、かぶせ板の対応する溝部と係合、かつ/またはかぶせ板の対応する突起部を保持する。好ましくは、2つの挟持部が提供され、その接手は、互いに対向する。その結果、接手は、それらの間のかぶせ板の突起部を保持または挟持することができる。
【0013】
プロファイルは、他のより高弾性な部分を備えることができ、好ましくは共押出しされる複数のものを備えることができる。例として、第1締付部は、少なくとも1つのシールリップ部を支持することができ、ここではシールリップ部は、高弾性の締付部よりもより高弾性のプラスチック材料から成る。
【0014】
第2締付部は、ネジ止め等の種々の方法で枠体に固定され得る。しかしながら、本発明の所望の特徴によれば、第2締付部は、枠体内の相補的凹部内に少なくとも1つの突起部を係止させることが可能となる。その結果、ネジなしで枠体をプロファイルに取り付けることができる。
【0015】
特に好ましくは、第2締付部は、その端部において、正反対の方向において突出するリブ形状の2つの突起部を備えていればよい。これにより概ねT形状の構造体を製造でき、上記構造体を枠体内の対応する凹部内に係止させることが可能となる。
【0016】
本発明の別の好ましい実施形態は、枠体に固定され得る第2締付部の側面に対して、ガラスパネルに向かって配置可能な第1締付部の上記側面を、ガラスパネルの締付が可能となる厚さに適合する量だけ、前方または後方に変位させるように提供できる。これにより、枠体を越えて突出するガラスパネルを備える場合、または枠体に対して種々の距離だけ引っ込んでいるガラスパネルを備える場合であっても、プロファイルは、ガラスパネルおよび枠体の可能な限り全ての組み合わせにおいて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明は、添付図面にて示された例示的実施形態を使用して以下にその詳細を説明する。図面は以下の通りである。
図1】窓枠に取り付けられた本発明のプロファイルの断面図である。
図2図1のプロファイルの断面の拡大図である。
図3】本発明の別の実施形態に係るプロファイルの詳細な断面図である。
図4】さらに別の実施形態に係るプロファイルの詳細な断面図である。
図5】本発明の別の実施形態に係る、窓枠に取り付けられたプロファイルの断面図である。
図6】本発明の別の実施形態に係る、窓枠に取り付けられたプロファイルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、弾性シール4、5が挿入された枠体3の溝2にガラスパネルの端部が取り付けられたガラスパネル1を示す。図示された例では、ガラスパネル1は、2つのガラス板7、8(つまり単層枠安全ガラス(ESG)7及び2重層安全ガラス(VSG)8)から成る積層された絶縁性のガラスパネルであり、それぞれは、周囲を囲う分離ストリップ部材6によって互いに分離されている。しかしながら、ガラスパネル1は、いかなる他の種類のガラスパネル1であってもよく、あるいは内壁の羽目板枠体、もしくは構造上の設計のための木製、金属製、またはプラスチック製のブラインドパネル、またはドアパネルであってもよい。
【0019】
図示された例では、枠体3は、窓またはドア用に、木材とアルミニウムとが複合された枠体であり。上記枠体3は、建造物の内側に木のプロファイル9を備え、および建造物の外側にアルミニウムのプロファイル10を備えており、対応する溝形接続部11を介して、互いに嵌合している。しかしながら、枠体3は、1つ以上の溝2を備えた簡素な木製、プラスチック製または金属製の枠体であって良く、ガラスパネル1は、相補的方法で1つ以上の溝2内に係合することもできる。
【0020】
以下により詳細に説明するように、ガラスパネル1は、プラスチック製のプロファイル12によって枠体3の(複数の)溝2内に締付けされており、プロファイル12上に、例えば、プラスチック製、金属製、または好ましくは、木製のかぶせ板13が押し込まれるか、もしくは挟持される。カバープロファイル13は、ガラスパネル1と枠体3との間の継手を覆うが、締付プロファイル12全体を均一に覆うことが好ましい。
【0021】
図2は、プロファイル12を詳細に示す。プロファイル12は、ガラスパネル1に向かって(より正確には、ガラスパネル1の端部に対して(図1に示す))押し込み可能な第1締付部14を有し、さらに1つ以上のシールリップ部15~17を備えていてもよい。さらには、プロファイル12は、プロファイル12を枠体3(本明細書では、木製のプロファイル9)に固定させる第2締付部18を有し、このために、枠体3または木製のプロファイル9は、その内部に係合する締付けネジ19、20の経路のための孔等を有する(図1)。第2締付部18は、プロファイル12を枠体3に対して封着する別の弾性シール21、22を備えていてもよい。
【0022】
ガラスパネル1に向かって配置可能な第1締付部14のその側面は、締付けされ得るガラスパネル1の厚みに適合するために、枠体3に固定され得る第2締付部18のその側面に対して、M量だけ前方または後方へ変位する。図1および図2に示す実施形態では、締付部14は、ガラスパネル1の上記側面から見て、締付部18に対して、M量だけ前方に突出することで、薄手のガラスパネル1が枠体に締付けられる。図3図5の実施形態では、M量は0である。つまり本明細書では、第1および第2締付部14、18は、実質的に同一平面上に並んでいる。図6に示す実施形態では、第1締付部14は、ガラスパネル1の側面から見た際に、第2締付部18に対して、M量だけ後退することで、厚手のガラスパネル1を保持する。
【0023】
ガラスパネル1から離間して対向するプロファイル12の側面上には、締付部14、18から離れて突出する、1つ以上の挟持部23、24、25がある。これらの挟持部は、かぶせ板13を挟持するように機能する。図1および図2に示す実施形態では、3つの挟持部が提供されている。単一の挟持部のみを備える実施形態、または3つ以上の挟持部を備える実施形態(図示しない)もまた可能であることは言うまでもない。
【0024】
挟持部23~25の全ては、図1および図5に示されるように、かぶせ板13において対応する溝部26、27内と係合すること、もしくはかぶせ板13において対応する突起部28、29を保持することのいずれも可能である。
【0025】
挟持部23~25上もしくは、その間でかぶせ板13を確実に挟持または係止するために、挟持部23~25の少なくとも1つ、つまり本明細書では、最も外側にある挟持部23、25の両方は、それぞれ接手30を備える。接手30は、溝部26、27の1つに挟持され、または突起部28、29の1つに対して弾性的に横たわる。または接手30は、溝部26、27の1つの逃げ溝31または突起部28、29に対して係止可能である。
【0026】
図2図4は、接手30の構造を詳細に示す図である。接手30は、隆起、肥厚部、突起、フック、またはそれぞれの挟持部23、25に類似した類似物であってよく、それぞれは、必要でない場合であっても、好ましくは各挟持部23、25の端部にあるのがよい。接手30は、挟持部23、25の一側面上、または両側面上(図示しない)で突出していてもよい。あるいは、接手30は、図4における挟持部25で図示されるように、各挟持部23、25内の凹部の外壁で形成されていてもよい。この場合、接手30は、挟持部25の側面から「外に」突出しない。しかしながら、かぶせ板13は、相補的な方法で、凹部32内に係合するフック形状の突起28、29等を補助としてその後ろに係止可能となる。
【0027】
図2図4から分かるように、接手30の少なくとも一部分33は、接手30の残部34よりもより高弾性のプラスチック材料から成る。残部34は、それぞれの挟持部23、25を備えた単体で形成されていてもよい。例えば、もし挟持部23、25および締付部14、18および挟持部24の残部が硬質プラスチック、つまり高い弾性率のプラスチック材料で形成されていれば、その結果、接手30の弾性部33は、軟性プラスチック材料、つまり硬質プラスチックと比べて低い弾性率のプラスチック材料で形成される。プロファイル12が製造される際、より高弾性の弾性部33を、残部34および挟持部分23、24と共に共押出しすることが可能である。さらには、シールリップ部15~17、21および22もまた、同様に、プロファイル12が製造される際に、部分33と同等の材料等のシール材料からプロファイル12と共押出しすることが可能である。
【0028】
接手30の残部34は、より高弾性の弾性部33以外の部分であって、ある種類のフックを形成でき、より高弾性の弾性部33によって隆起に仕上がる。より高弾性の弾性部33の断面は、概ね半円形状、または円弧形状である(図2、3)。より高弾性の弾性部33は、より低弾性のフック形状の弾性部34を僅かに越えて突出することが好ましい。
【0029】
図4は、接手30全体が、本明細書において隆起の形状で、挟持部25よりも高弾性のプラスチック材料から成る、ある実施形態を示す。あるいは、上記弾性部33は、本明細書において同時に接手30全体を形成し、挟持部25の肥厚部、突起部、またはフックに仕上げることができる。さらに任意に、その両側面上に形成されてもよい。
【0030】
図5は、第2締付部18が少なくとも1つの突起部35、36を備える、プロファイル12の別の実施形態を示す。突起部35、36のそれぞれは、枠体3の相補的凹部37、38内に係止される。例示では、リブ形状の2つの突起部35、36が提供される。突起部35、36は、「T」形状の第2締付部18の端部から突出しており、凹部37、38内に延びることが可能である。プロファイル12が、ガラスパネル1および枠体3に対向して配置される場合、第1リブ部35は、凹部37内に内挿される。一方、他方のリブ部36は、弾性的に変形し、最終的に凹部38内を「跳ねる」。その結果、リブ部36は、凹部38内に係止される。これによりプロファイル12、またはその第2締付部18をネジなしで枠体3に固定することが可能となる。
【0031】
図6は、3つのガラス板7、8、8′で形成された厚手のガラスパネル1を保持するためのプロファイル12のさらに別の実施形態を示す。これらのガラス板は、分離ストリップ6により互いに分離している。上述したように、ここにおいて、プロファイル12の第1締付部14は、ガラスパネル1の側面から見た場合、厚手のガラスパネル1を保持するために、第2締付部18に対して後退している。その結果、前方または後方への変位の量としてのMと一致する量を選択することで、枠体3またはその溝2、またはプロファイル9、10を変えずに、プロファイル12を種々の厚みのガラスパネルに適用することができる。
【0032】
接手33の特別な弾性特性のため、かぶせ板13が掴まれた際、もしくは押し付けられた際に、接手33は、変形し、かぶせ板13の溝部26、27または突起部28、29に好適に適合する。さらにかぶせ板13を引き離す際に、または取外す際に、接手30の比較的大きな弾性率により、かぶせ板13の溝部26、27および突起部28、29を可能な限り保護することができる。そのため、軟材のような壊れやすい材料でかぶせ板13が形成されていても、かぶせ板13を、破壊せずに取り外すことができる。例えば、かぶせ板13を取り外した後、プロファイル12は、例えば、ネジ19、20を緩めること、またはスナップ接続部35/37、36/38を外すことで取り外し可能となる。その結果、ガラスパネル1の交換のために、ガラスパネル1を枠体3の溝2から取り外すことが可能となる。
【0033】
本発明は、本実施形態に限定されることなく、関連するクレームの範囲内であれば全ての変形例および修正を含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6