(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-28
(45)【発行日】2022-02-07
(54)【発明の名称】システム、チケット管理装置、及びチケット仲介装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/34 20120101AFI20220131BHJP
【FI】
G06Q20/34
(21)【出願番号】P 2021561918
(86)(22)【出願日】2021-04-14
(86)【国際出願番号】 JP2021015458
【審査請求日】2021-10-21
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 [令和3年4月9日]、ウェブサイト(QUADRAC株式会社)(https://quadrac.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/〔最終版・確定〕20210409福岡市実証実験ニュースリリース_HP用.pdf)にて公表。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 [令和3年4月9日]、ウェブサイト(福岡市交通局)(https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/82957/1/fukuokashi_fullsupport_kikakukippu20210409.pdf?20210604152059)にて公表。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 [令和3年4月9日]、ウェブサイト(株式会社PR TIMES)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000006846.html)にて公表。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509288585
【氏名又は名称】QUADRAC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097102
【氏名又は名称】吉澤 敬夫
(74)【代理人】
【識別番号】100119301
【氏名又は名称】蟹田 昌之
(72)【発明者】
【氏名】村上 陽子
【審査官】岡北 有平
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第01/71588(WO,A1)
【文献】特開2003-36328(JP,A)
【文献】特開2002-279322(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信するシステムであって、
さらに、サービス提供装置を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したチケット番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号に対応付けて文字列を記憶し、前記文字列を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信した文字列を前記ユーザ装置に送信し、
前記ユーザ装置は、前記文字列が埋め込まれた画像を前記ユーザ装置の画面に表示し、
前記サービス提供装置は、前記ユーザ装置の画面に表示された画像を読み取り、前記読み取った画像から前記文字列を取り出し、前記取り出した文字列を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信した文字列に対応してチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るシステム。
【請求項2】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信するシステムであって、
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るシステム。
【請求項3】
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信する
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記チケット管理装置は、複数の前記アクティベーション要求を受信した場合、最後に受信した前記アクティベーション要求で特定されるチケット番号に対応付けて記憶されているクレジットカード番号に対してのみ、クレジットカード番号の利用が可能であることを示す情報を対応付けて記憶する
請求項2または3に記載のシステム。
【請求項5】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット管理装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信し、
前記システムは、さらに、サービス提供装置を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したチケット番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号に対応付けて文字列を記憶し、前記文字列を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信した文字列を前記ユーザ装置に送信し、
前記ユーザ装置は、前記文字列が埋め込まれた画像を前記ユーザ装置の画面に表示し、
前記サービス提供装置は、前記ユーザ装置の画面に表示された画像を読み取り、前記読み取った画像から前記文字列を取り出し、前記取り出した文字列を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信した文字列に対応してチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るチケット管理装置。
【請求項6】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット管理装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信し、
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るチケット管理装置。
【請求項7】
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信する
請求項5に記載のチケット管理装置。
【請求項8】
前記チケット管理装置は、複数の前記アクティベーション要求を受信した場合、最後に受信した前記アクティベーション要求で特定されるチケット番号に対応付けて記憶されているクレジットカード番号に対してのみ、クレジットカード番号の利用が可能であることを示す情報を対応付けて記憶する
請求項6または7に記載のチケット管理装置。
【請求項9】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット仲介装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信し、
前記システムは、さらに、サービス提供装置を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したチケット番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したチケット番号に対応付けて文字列を記憶し、前記文字列を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信した文字列を前記ユーザ装置に送信し、
前記ユーザ装置は、前記文字列が埋め込まれた画像を前記ユーザ装置の画面に表示し、
前記サービス提供装置は、前記ユーザ装置の画面に表示された画像を読み取り、前記読み取った画像から前記文字列を取り出し、前記取り出した文字列を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信した文字列に対応してチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るチケット仲介装置。
【請求項10】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット仲介装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信し、
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信す
るチケット仲介装置。
【請求項11】
前記ユーザ装置は、前記チケット番号を特定可能なアクティベーション要求を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したアクティベーション要求を前記チケット管理装置に対して送信し、
前記チケット管理装置は、前記チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、前記特定されたチケット番号についてアクティベーションの登録を行い、当該登録が完了したことを示す応答信号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を前記ユーザ装置に送信し、
前記サービス提供装置は、前記クレジットカード番号を読み取り、前記読み取ったクレジットカード番号を前記チケット管理装置に送信し、
前記チケット管理装置は、前記サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応して前記アクティベーション登録がなされたチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号を前記サービス提供装置に送信する
請求項9に記載のチケット仲介装置。
【請求項12】
前記チケット管理装置は、複数の前記アクティベーション要求を受信した場合、最後に受信した前記アクティベーション要求で特定されるチケット番号に対応付けて記憶されているクレジットカード番号に対してのみ、クレジットカード番号の利用が可能であることを示す情報を対応付けて記憶する
請求項10または11に記載のチケット仲介装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チケットを用いたサービスの利用に関する。
【背景技術】
【0002】
クレジットカード番号に対応付けられたIDを用いてクレジットカード決済を行うシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態は、サービスを利用する度にクレジットカード決済を行うのではなく、サービスの利用に先立ちクレジットカード決済を予め行っておき、サービスの利用時には決済不要とすることができるシステム、チケット管理装置、及びチケット仲介装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題は、例えば、次の本発明の一実施形態により解決することができる。
【0006】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備え、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信するシステム。
【0007】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット管理装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信するチケット管理装置。
【0008】
ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備えたシステムにおける前記チケット仲介装置であって、
前記ユーザ装置は、前記チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、
前記チケット仲介装置は、前記ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を前記決済装置に送信し、
前記決済装置は、前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、
前記チケット管理装置は、前記決済装置及び/又は前記チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、前記チケット番号を前記チケット仲介装置に送信し、
前記チケット仲介装置は、前記チケット管理装置から受信したチケット番号を前記ユーザ装置に送信するチケット仲介装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、サービスを利用する度にクレジットカード決済を行うのではなく、サービスの利用に先立ちクレジットカード決済を予め行っておき、サービスの利用時には決済不要とすることができるシステム、チケット管理装置、及びチケット仲介装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態1に係るシステムの構成例を示す図である。
【
図4A】チケット番号を発行する際の動作例を説明する図である。
【
図4B】チケット番号を発行する際の動作例を説明する図である。
【
図5】チケット番号を利用する際の動作例を説明する図である。
【
図6】実施形態2に係るシステムの動作例を説明する図である。
【
図7】実施形態3に係るシステムの動作例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[実施形態1に係るシステム]
図1は、実施形態1に係るシステムの構成例を示す図である。
図1に示すように、実施形態1に係るシステムは、ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、サービス提供装置と、を備えたシステムである。各装置は、例えば、インターネットなどのネットワークを介して互いに接続することが可能である。本実施形態によれば、チケット番号を用いてサービスを提供することが可能となるため、サービスを利用する度にクレジットカード決済を行うのではなく、サービスの利用に先立ちクレジットカード決済を予め行っておき、サービスの利用時には決済不要とすることができる。
【0012】
(チケット番号)
チケット番号は、サービスの利用に用いられる番号である。サービスの一例には、駅の改札機のゲートの開閉、バスの運賃支払の確認処理、遊園地や映画館などにある入場ゲートの開閉、ホテルの部屋や会議室などに取り付けられたドアロック機構の開閉、所定のゲートや入り口や出口などを通過する権限を有しているかどうかの情報を画面に表示する処理などが含まれる。
【0013】
(サービス提供装置)
サービス提供装置は、上記したサービスを提供する装置である。サービス提供装置の一例には、駅の改札機、バスの運賃支払の確認装置、遊園地や映画館などにある入場ゲート、ホテルの部屋や会議室などに取り付けられたドアロック機構、所定のゲートや入り口や出口などを通過する権限を有しているかどうかの情報を表示する画面の制御装置などが含まれる。サービス提供装置は、後述の文字列が埋め込まれた画像やクレジットカード番号を非接触で読み取ることが可能な機能を備えていることが好ましい。サービス提供装置は、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。つまり、サービス提供装置が実行する処理は、1台のコンピュータにより実行されてもよいし、複数台のコンピュータが連携して動作することにより実行されてもよい。
【0014】
(ユーザ装置)
ユーザ装置は、ユーザが操作する装置である。ユーザとはチケット番号を利用する者をいう。ユーザ装置の一例には、スマートフォン、ウェアラブル端末、ラップトップコンピュータなどが含まれる。ウェアラブル端末の一例には、スマートウォッチや指輪型装置などが含まれる。
【0015】
(チケット仲介装置)
チケット仲介装置は、ユーザ装置とチケット管理装置の仲介を行う装置である。チケット仲介装置は、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。つまり、チケット仲介装置が実行する処理は、1台のコンピュータにより実行されてもよいし、複数台のコンピュータが連携して動作することにより実行されてもよい。
【0016】
(決済装置)
決済装置は、クレジットカード番号を用いて決済処理を実行する装置である。決済処理を実行する方法には、公知の方法を含む様々な方法を用いることができる。決済装置も、チケット仲介装置と同様に、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。
【0017】
図2は決済IDの記憶例を示す図である。
図2に示すように、決済装置は、例えば、決済装置内部にある記憶手段や決済装置からアクセス可能な決済装置外部の記憶手段などに、決済IDとクレジットカード番号を対応付けて記憶する。決済IDとクレジットカード番号に決済金額、決済日時、店番号(例:ショップID)などがさらに対応付けて記憶されていてもよい。
【0018】
決済IDとは、決済処理を特定する番号である。例えば、クレジットカード番号Aで1000円の決済処理を行い、続けてクレジットカード番号Aで500円の決済処理を行い、クレジットカード番号Bで2000円の決済処理を行った場合において、クレジットカード番号Aによる1000円の決済処理に対して番号「1」が割り当てられ、クレジットカード番号Aによる500円の決済処理に対して番号「2」が割り当てられ、クレジットカード番号Bによる2000円の決済処理に対して番号「3」が割り当てられると仮定する。この場合、番号「1」によりクレジットカード番号Aによる1000円の決済処理を特定することが可能であり、番号「2」によりクレジットカード番号Aによる500円の決済処理を特定することが可能であり、番号「3」によりクレジットカード番号Bによる2000円の決済処理を特定することが可能であるため、番号「1」、「2」、「3」はいずれも決済IDの一例となる。
【0019】
(チケット管理装置)
チケット管理装置は、チケット番号を管理する装置である。チケット番号の管理には、チケット番号の発行の管理、チケット番号を用いたサービスの利用の管理、及びアクティベーションの管理の少なくとも一つが含まれる。チケット管理装置は、1台のコンピュータで構成されてもよいし、複数台のコンピュータで構成されてもよい。つまり、チケット管理装置が実行する処理は、1台のコンピュータにより実行されてもよいし、複数台のコンピュータが連携して動作することにより実行されてもよい。
【0020】
図3はチケット番号の記憶例を示す図である。
図3に示すように、チケット管理装置は、例えば、チケット管理装置内部にある記憶手段やチケット管理装置からアクセス可能なチケット管理装置外部の記憶手段などに、チケット番号とクレジットカード番号と文字列を対応付けて記憶する。チケット番号に、さらにアクティベーションの有無を示す情報、チケット番号の有効期限、文字列の有効期限、その他の情報などが対応付けて記憶されていてもよい。なお、後述のとおり、アクティベーションの登録は、
図3に示すようにアクティベーションの有無を示す情報をチケット番号に対応付けて記憶するのではなく、チケット番号をアクティベーション登録テーブルに記憶することにより行ってもよい。
【0021】
文字列は、画像に埋め込まれる情報である。画像の一例には2次元コードや一次元コードなどが含まれる。文字列を画像に埋め込む方法や画像から文字列を取り出す方法は、公知の方法を含む様々な方法を用いることが可能であり、特に限定されない。文字列が悪用されることを防止すべく、文字列には有効期限(例:5分、30分、1時間、1日)が設けられていることが好ましく、有効期限を過ぎると文字列は例えば
図3に示すテーブルから削除されたり無効化などされることが好ましい。
【0022】
(チケット番号を発行する際の動作例)
図4Aはチケット番号を発行する際の動作例を説明する図である。以下、
図4Aを参照しつつ、説明する。
【0023】
(Step101)
まず、ユーザ装置は、チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信する。ユーザ装置は、クレジットカード番号とともに、決済金額や決済日時などの情報をチケット仲介装置に送信してもよい。
【0024】
(Step102)
次に、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を決済装置に送信する。チケット仲介装置は、クレジットカード番号とともに、決済金額や決済日時などの情報を決済装置に送信してもよい。
【0025】
(Step103)
次に、決済装置は、チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行する。これにより、チケット番号の発行に対する決済が完了する。ただし、チケット番号を発行し利用可能とするためには、さらに、以下の工程が実行される必要がある。つまり、本工程による決済は、サービスの利用前に行われる事前決済である。決済装置は、
図2に示したように、クレジットカード番号と決済IDを対応付けて記憶する。
【0026】
(Step104、Step105)
次に、決済装置が、決済IDをチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置が、決済装置から受信した決済IDをチケット管理装置に送信する。これにより、チケット管理装置が、決済IDを用いて、決済装置からクレジットカード番号の提供を受けることが可能となる。
【0027】
(Step106、Step107)
次に、チケット管理装置が、チケット仲介装置から受信した決済IDを決済装置に送信し、決済装置が、チケット管理装置から受信した決済IDに対応付けて記憶されているクレジットカード番号をチケット管理装置に送信する。このようにして、チケット管理装置は、決済IDを介して、決済装置からクレジットカード番号の提供を受ける。
【0028】
(Step108)
次に、チケット管理装置は、チケット番号を発行する。具体的には、チケット番号の発行は、
図3に示したように、決済装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶することにより実行される。チケット管理装置は、例えば、本工程において新たにチケット番号を生成してもよいし、本工程の前にあらかじめ生成されていた未使用の番号をチケット番号として用いてもよい。
【0029】
(Step109、Step110)
次に、チケット管理装置は、クレジットカード番号に対応付けて記憶されるチケット番号をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、チケット管理装置から受信したチケット番号をユーザ装置に送信する。このようにして、ユーザ装置は、チケット仲介装置からチケット番号の提供を受け、以後、チケット番号を使用することが可能となる。
【0030】
なお、
図4Aに示す例では、チケット管理装置が決済IDを用いて決済装置からクレジットカード番号の提供を受けるものとしたが、チケット仲介装置からチケット管理装置に対してクレジットカード番号を提供することにしてもよい。この場合は、
図4Bに示すように、Step104(決済装置からチケット仲介装置への決済IDの送信)、Step105(チケット仲介装置からチケット管理装置への決済IDの送信)、Step106(チケット管理装置から決済装置への決済IDの送信)、及びStep107(決済装置からチケット管理装置へのクレジットカード番号の送信)は、実行されてもよいが、適宜省略することも可能である。このように、チケット管理装置は、決済装置からクレジットカード番号を受信してもよいし(
図4A参照)、チケット仲介装置からクレジットカード番号を受信してもよいし(
図4B参照)、決済装置とチケット仲介装置の双方からクレジットカード番号を受信してもよい。
【0031】
(チケット番号を利用する際の動作例)
図5はチケット番号を利用する際の動作例を説明する図である。以下、
図5を参照しつつ、説明する。
【0032】
(Step201、Step202)
まず、ユーザ装置は、チケット仲介装置から受信したチケット番号をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したチケット番号をチケット管理装置に送信する。これにより、チケット番号に紐付けられた文字列の要求がなされる。
【0033】
(Step203)
次に、チケット管理装置は、チケット仲介装置から受信したチケット番号に対応付けて文字列を記憶する。文字列が悪用されることを防止すべく、チケット管理装置は、例えば、チケット仲介装置から文字列の要求を受ける度に、新たに文字列を生成し、チケット番号に対応付けて記憶することが好ましい。
【0034】
(Step204、Step205)
次に、チケット管理装置は、文字列をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、チケット管理装置から受信した文字列をユーザ装置に送信する。これにより、ユーザ装置において文字列を利用することが可能となる。
【0035】
(Step206、Step207)
次に、ユーザ装置は、文字列が埋め込まれた画像をユーザ装置の画面に表示し、サービス提供装置は、ユーザ装置の画面に表示された画像を読み取る。
【0036】
(Step208)
次に、サービス提供装置は、読み取った画像から文字列を取り出し、取り出した文字列をチケット管理装置に送信する。
【0037】
(Step209)
次に、チケット管理装置は、サービス提供装置から受信した文字列に対応してチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号(例:記憶されていれば正常応答を示す信号、記憶されていなければ異常応答を示す信号)をサービス提供装置に送信する。応答信号の一例には、記憶されている旨を示す信号(例:正常応答)、記憶されていない旨を示す信号(例:異常応答)、ゲートを開く制御信号、ゲートを閉じたままにする制御信号などが含まれる。
【0038】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、クレジットカード番号ではなく、文字列(文字列が埋め込まれた画像)を用いてサービスの提供を受けることができる。このため、本実施形態によれば、サービスを利用する度にクレジットカード決済を行うのではなく、サービスの利用に先立ちクレジットカード決済を予め行っておき、サービスの利用時には決済不要とすることができる。なお、後述するアクティベーションを行えば、文字列(文字列が埋め込まれた画像)を用いてサービスの提供を受けることができることに加えて、クレジットカード番号を用いても、サービスの提供を受けることができるようになる。
【0039】
[実施形態2に係るシステム]
実施形態2に係るシステムは、アクティベーションにより、クレジットカード番号を利用することが可能となる点で、実施形態1に係るシステムと相違する。以下、
図6を参照しつつ、相違点を中心に説明する。
図6は実施形態2に係るシステムの動作例を説明する図である。
【0040】
(Step301、Step302)
まず、ユーザ装置は、チケット仲介装置から受信したチケット番号を特定可能なアクティベーション要求をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したアクティベーション要求をチケット管理装置に対して送信する。
【0041】
(Step303)
次に、チケット管理装置は、アクティベーション要求で特定されるチケット番号について、アクティベーションの登録を行う。アクティベーションの登録を行う方法の一例には、チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、特定されたチケット番号に対応付けて記憶されているクレジットカード番号に、クレジットカード番号の利用が可能であることを示す情報(例:「YES」の文字列)を対応付けて記憶する方法(
図3参照)、チケット仲介装置から受信したアクティベーション要求を用いてチケット番号を特定し、特定されたチケット番号を、アクティベーション登録テーブルに記憶する方法などが含まれる。
【0042】
(Step304、Step305)
次に、チケット管理装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号をユーザ装置に送信する。
【0043】
(Step306、Step307)
次に、ユーザ装置は、チケット仲介装置からアクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号を受信した後、クレジットカードを提示し(例:サービス提供装置にかざす)、サービス提供装置は、クレジットカード番号を読み取る。
【0044】
(Step308)
次に、サービス提供装置は、読み取ったクレジットカード番号をチケット管理装置に送信する。
【0045】
(Step309、Step310)
次に、チケット管理装置は、サービス提供装置から受信したクレジットカード番号に対応してアクティベーション登録がなされているチケット番号が記憶されているかどうかを判断し、判断の結果に応じて異なる内容の応答信号をサービス提供装置に送信する。応答信号の一例には、記憶されている旨を示す信号(例:正常応答)、記憶されていない旨を示す信号(例:異常応答)、ゲートを開く制御信号、ゲートを閉じたままにする制御信号などが含まれる。
【0046】
以上説明したように、実施形態2によれば、アクティベーションによりクレジットカード番号の利用も可能となるため、ユーザは、文字列が埋め込まれた画像を処理できる端末は備えていないが、クレジットカード番号を読み取ることができる端末は備えている店舗などにおいても、サービスの利用を受けることができる。また、複数の異なるチケット仲介装置で決済されたチケット番号でも、一枚のクレジットカードでサービスを受けることができる。
【0047】
[実施形態3に係るシステム]
実施形態3に係るシステムは、チケット管理装置は、複数のアクティベーション要求を受信した場合、最後に受信したアクティベーション要求で特定されるチケット番号に対応付けて記憶されているクレジットカード番号に対してのみ、アクティベーション登録を行う点で、実施形態2と相違する。以下、
図7を参照しつつ、説明する。
図7は、実施形態3に係るシステムの動作例を説明する図である。
【0048】
(Step401)
まず、ユーザ装置は、チケット仲介装置から受信したチケット番号1を特定可能なアクティベーション要求をチケット仲介装置に送信する。
【0049】
(Step402)
次に、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したアクティベーション要求をチケット管理装置に対して送信する。
【0050】
(Step403)
次に、チケット管理装置は、チケット番号1に対してアクティベーションの登録を行う。
【0051】
(Step404、Step405)
次に、チケット管理装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号をチケット仲介装置に送信し、アクティベーションのチケット仲介装置は、登録が完了したことを示す応答信号をユーザ装置に送信する。
【0052】
(Step406)
次に、ユーザ装置は、チケット仲介装置から受信したチケット番号2を特定可能なアクティベーション要求をチケット仲介装置に送信する。
【0053】
(Step407)
次に、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したアクティベーション要求をチケット管理装置に対して送信する。
【0054】
(Step408)
次に、チケット管理装置は、チケット番号2に対してアクティベーションの登録を行う。このとき、チケット管理装置は、チケット番号1に対するアクティベーション登録を解除する。
【0055】
(Step409、Step410)
次に、チケット管理装置は、アクティベーションの登録が完了したことを示す応答信号をチケット仲介装置に送信し、アクティベーションのチケット仲介装置は、登録が完了したことを示す応答信号をユーザ装置に送信する。
【0056】
以上説明した実施形態3によれば、複数のチケット番号を1つのクレジットカード番号に対応付けて記憶することができるため、複数のチケット番号に紐付けられた1つのクレジットカードを用いて、複数のサービスを受けることができる。また、ユーザによるチケット番号の管理が容易になるというメリットがある。
【0057】
以上、実施形態について説明したが、これらの説明は一例を示すものであり、これらの説明によって請求の範囲に記載された構成は何ら限定されるものではない。上記の説明と異なる形態であっても、請求の範囲に記載された構成を備える形態であれば、本発明の効果を奏するものであり、本発明に含まれる。
【要約】
【課題】サービスを利用する度にクレジットカード決済を行うのではなく、サービスの利用に先立ちクレジットカード決済を予め行っておき、サービスの利用時には決済不要とすることができるシステムなど提供する。
【解決手段】ユーザ装置と、チケット仲介装置と、決済装置と、チケット管理装置と、を備え、ユーザ装置は、チケット仲介装置にクレジットカード番号を送信し、チケット仲介装置は、ユーザ装置から受信したクレジットカード番号を決済装置に送信し、決済装置は、チケット仲介装置から受信したクレジットカード番号を用いて決済処理を実行し、チケット管理装置は、決済装置及び/又はチケット仲介装置から受信したクレジットカード番号に対応付けてチケット番号を記憶し、チケット番号をチケット仲介装置に送信し、チケット仲介装置は、チケット管理装置から受信したチケット番号をユーザ装置に送信するシステム。
【選択図】
図1