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特許7016814書取り学習支援システム、書取り学習支援サーバ、書取り学習支援装置、書取り学習支援方法、及び書取り学習支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-28
(45)【発行日】2022-02-07
(54)【発明の名称】書取り学習支援システム、書取り学習支援サーバ、書取り学習支援装置、書取り学習支援方法、及び書取り学習支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G09B 11/00 20060101AFI20220131BHJP
   G09B 5/02 20060101ALI20220131BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20220131BHJP
   G06Q 50/20 20120101ALI20220131BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALI20220131BHJP
【FI】
G09B11/00
G09B5/02
G09B19/00 H
G06Q50/20
G06F3/0488 130
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018554835
(86)(22)【出願日】2017-09-28
(86)【国際出願番号】 JP2017035106
(87)【国際公開番号】W WO2018105203
(87)【国際公開日】2018-06-14
【審査請求日】2020-05-25
(31)【優先権主張番号】P 2016236229
(32)【優先日】2016-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】501273978
【氏名又は名称】株式会社 スプリックス
(74)【代理人】
【識別番号】100115808
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 真司
(74)【代理人】
【識別番号】100113549
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 守
(72)【発明者】
【氏名】平石 明
【審査官】宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-063174(JP,A)
【文献】特開2001-014100(JP,A)
【文献】特開2016-114652(JP,A)
【文献】国際公開第2014/114187(WO,A2)
【文献】特開2013-130678(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 1/00-19/26
G06F 3/01、 3/048- 3/0489
G06Q50/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部と、
前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出する学習処理部と、
を備え、
前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、
前記学習処理部は、前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了して、次の書取り対象の文字又は文字列の書取り学習に移行する、書取り学習支援システム。
【請求項2】
前記書取り学習画面は、前記書取り学習の終了を指示するための終了指示手段を含み、
前記学習処理部は、前記終了指示手段に対する指示がされたときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する、請求項1に記載の書取り学習支援システム。
【請求項3】
前記学習処理部は、前記書取り学習画面に対して手書き入力された文字又は文字列が正しいか否かを判断し、正しい場合に、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了可能とする、請求項1又は2に記載の書取り学習支援システム。
【請求項4】
画面表示及び手書き入力が可能な学習者端末と通信を行う書取り学習支援サーバであって、
前記学習者端末から前記手書き入力の信号を受信し、
前記学習者端末に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、
前記書取り学習画面を表示した前記学習者端末に対する手書き入力を検出し、
前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、
前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了して、次の書取り対象の文字又は文字列の書取り学習に移行する、
書取り学習支援サーバ。
【請求項5】
画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部と、
前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出する学習処理部と、
を備え、
前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、
前記学習処理部は、前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了して、次の書取り対象の文字又は文字列の書取り学習に移行する、書取り学習支援装置。
【請求項6】
画面表示及び手書き入力が可能な学習者端末と通信を行う書取り学習支援サーバにて、
前記学習者端末から前記手書き入力の信号を受信し、
前記学習者端末に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、
前記書取り学習画面を表示した前記学習者端末に対する手書き入力を検出し、
前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、
前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了して、次の書取り対象の文字又は文字列の書取り学習に移行する、
書取り学習支援方法。
【請求項7】
画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部を備えた書取り学習支援装置のコンピュータに、
前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させるステップと、ここで、前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、
前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出するステップと、
前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了して、次の書取り対象の文字又は文字列の書取り学習に移行するステップと、
を実行させる書取り学習支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願では、2016年12月5日に日本国に出願された特許出願番号2016-236229の利益を主張し、当該出願の内容は引用することによりここに組み込まれているものとする。
【技術分野】
【0002】
本発明は、書取り(又は反復筆記)学習を支援する書取り学習支援システム、およびそれに用いる書取り学習支援サーバ、並びに学習支援装置、書取り学習支援方法、書取り学習支援方法に関する。
【背景技術】
【0003】
従来、漢字、アルファベット、単語等の書取り学習において、個人に合わせて最適な書取り回数を提示することで効率的な学習方法を提供するための書取り学習支援システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
このシステムでは、過去の書取り回数とテストの結果を保存して、かつ、利用者から集計した成績から判定した単語別の難易度を参照し、学習開始時に対象の単語の最適な書取り回数を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2016-65987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のシステムでは、過去の書取り回数とテストの結果に基づいて書取り回数を決定しているので、各単語の最初の書取りでは、学習者の状態によらずにシステムによって書取り回数が決定されることになる。
【0007】
本発明は、学習者が自らの判断で書取りの反復回数を決定して書取り学習を行うことができる書取り学習支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様の書取り学習支援システムは、画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部と、前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出する学習処理部とを備え、前記学習処理部は、前記手書き入力の状態に基づく任意の反復回数で、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する構成を有している。
【0009】
この構成により、学習処理部は、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り対象の文字又は文字列の書取り学習を終了することができる。
【0010】
本発明の第2の態様の書取り学習支援システムは、第1の態様の書取り学習支援システムにおいて、前記書取り学習画面は、書取り対象の文字又は文字列を手書き入力するため書取り枠を含み、前記学習処理部は、前記書取り枠に対する手書き入力が所定の時間継続して検出されなかったときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する。
【0011】
この構成により、学習者は、書取り学習の反復を終了するために特別な手書き入力を行うことなく、単に手書き入力をやめて時間の経過を待つだけでよい。
【0012】
本発明の第3の態様の書取り学習支援システムは、第1の態様の書取り学習支援システムにおいて、前記書取り学習画面は、前記書取り学習の終了を指示するための終了指示手段を含み、前記学習処理部は、前記終了指示手段に対する指示がされたときに、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する。
【0013】
この構成により、学習者は、書取り学習画面に設けられた終了指示手段を指示することで書取り学習の反復を終了することができる。
【0014】
本発明の第4の態様の書取り学習支援システムは、第1ないし第3のいずれかの態様の書取り学習支援システムにおいて、前記学習処理部は、前記書取り学習画面に対して手書き入力された文字又は文字列が正しいか否かを判断し、正しい場合に、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了可能とする。
【0015】
この構成により、正しい書取りができた場合に書取り学習の反復を終了することができるので、誤った書取りが行われたまま書取り学習の反復を終了することを回避できる。
【0016】
本発明の第5の態様の書取り学習支援サーバは、画面表示及び手書き入力が可能な学習者端末と通信を行う書取り学習支援サーバであって、前記学習者端末から前記手書き入力の信号を受信し、前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出し、前記手書き入力の状態に基づく任意の反復回数で、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する構成を有している。
【0017】
この構成によっても、書取り学習支援サーバは、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができる。
【0018】
本発明の第6の態様の書取り学習支援装置は、画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部と、前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための、書取り学習画面を表示し、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出する学習処理部とを備え、前記学習処理部は、前記手書き入力の状態に基づく任意の反復回数で、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する構成を有している。
【0019】
この構成によっても、学習支援装置は、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができる。
【0020】
本発明の第7の態様の書取り学習支援方法は、画面表示及び手書き入力が可能な学習者端末と通信を行う書取り学習支援サーバにて、前記学習者端末から前記手書き入力の信号を受信し、前記学習者端末に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、前記書取り学習画面を表示した前記学習者端末に対する手書き入力を検出し、前記手書き入力の状態に基づく任意の反復回数で、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了する構成を有している。
【0021】
この構成によっても、書取り学習支援サーバが、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができる。
【0022】
本発明の第8の態様の書取り学習支援プログラムは、画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部を備えた書取り学習支援装置のコンピュータに、前記表示入力部に書取り対象の文字又は文字列を反復して手書き入力する書取り学習をするための書取り学習画面を表示させるステップと、前記書取り学習画面を表示した前記表示入力部に対する手書き入力を検出するステップと、前記手書き入力の状態に基づく任意の反復回数で、前記書取り対象の文字又は文字列の前記書取り学習を終了するステップとを実行させる構成を有している。
【0023】
この構成によっても、書取り学習支援装置が、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施の形態の書取り学習支援システムの構成を示す図
図2】本発明の実施の形態の進捗画面の例を示す図
図3】本発明の実施の形態の書取り学習画面の例
図4】本発明の実施の形態の学習処理部の処理を示すフローチャート
図5】本発明の実施の形態の書取り学習画面の例
図6】本発明の実施の形態の書取り学習画面の変形例
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態の書取り学習支援システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態の書取り学習支援システムの構成を示す図である。図1に示すように、書取り学習支援システム1は、書取り学習支援サーバ10と、データベース20と、学習者端末30とで構成される。書取り学習支援サーバ(以下単に「サーバ」という。)10は、ハードウェア構成としては、CPU、メモリ、二次記憶装置、通信モジュール、各種インターフェイス等を備えている。サーバ10は、インターネットを介して学習者端末30と通信可能に接続され、学習者端末30をクライアントとするウェブサーバとして機能する。また、サーバ10は、データベース20に接続されており、データベース20に対する書き込み、読み出し、検索等の処理を行うウェブアプリケーションサーバとしての機能も有している。
【0028】
データベース20には、ユーザテーブル21と、学習コンテンツ22とが記憶されている。ユーザテーブル21は、ユーザの情報として、登録情報、進捗情報が記憶されている。学習コンテンツ22には、書取り学習をするための文字及び文字列が記憶されている。
【0029】
サーバ10では、上記のハードウェア構成によってCPUが書取り学習支援プログラムを実行することで、ユーザ管理部11と、学習処理部12が構成される。ユーザ管理部11は、ユーザテーブル21に対して、書き込み、読み出し、検索等の処理を行うことで、ユーザの登録、認証、進捗管理等の処理を行う。学習処理部12は、学習コンテンツ22を読み出して、表示入力部32に特定の文字又は文字列を反復して書取り学習をするための書取り学習画面を表示させ、書取り学習画面を表示した表示入力部32に対する手書き入力を検出するとともに、手書き入力の状態に基づいて書取り学習の反復の終了を判断する。
【0030】
学習者端末30は、画面表示及び手書き入力が可能な表示入力部32と、表示入力部32の画面表示及び手書き入力を制御し、サーバ10との間で通信を行う演算部31とを備えている。本実施の形態において、表示入力部32は、具体的には、専用のペンを用いて手書き入力が可能なタッチパネルである。学習者端末30は、ハードウェア構成として、CPU、メモリ、二次記憶装置、通信モジュール、各種インターフェイス等からなるコンピュータを備えており、典型的にはタッチパネルを備えたタブレットコンピュータである。
【0031】
以下、書取り学習支援システム1の各構成要素の構成及び動作を具体的に説明する。
【0032】
ユーザテーブル21には、ユーザの情報として、少なくとも登録情報と進捗情報が記憶されている。具体的には、ユーザテーブル21には、登録情報として、氏名、パスワード、学校区分(小学校、中学校)、学年(小1、小2、小3、小4、小5、小6、中1、中2、中3)、進捗情報として、学習中の学年、学習中の月、学習中の(学習月内の)順番が記憶されている。
【0033】
本実施の形態では、学習コンテンツ22として、文字(漢字1文字、又はアルファベット1文字)又は文字列(複数の漢字からなる熟語、漢字1文字とその送り仮名、複数のアルファベットからなる単語)の各々について、学習学年、学習月、(学習月内の)順番、書取り対象文字の文字コード、書取り対象文字の読み仮名(あるいは発音記号)、文字のイメージ(画像)が記憶されている。
【0034】
ユーザ管理部11は、学習者端末30からユーザ登録の要求を受けて、学習者端末30にユーザ登録のためのフォーム画面を送る。学習者端末30にてフォーム画面の各入力欄に入力する形式でユーザ情報がサーバ10に送られてくると、ユーザ管理部11は、この情報をもってユーザテーブル21に新たなユーザのレコードを立ち上げて、ユーザの情報をユーザテーブル21に書き込むことで、新規のユーザ登録を行う。
【0035】
ユーザ管理部11は、学習者端末30からのユーザ認証の要求を受けて、学習者端末330にユーザ認証のためのログイン画面を送る。ユーザ管理部11は、学習者端末30にてログイン画面の各入力欄に入力されたログイン情報(氏名、及びパスワード)が送られてくると、このログイン情報がユーザテーブル21に記憶されているか否かを判断して、ログイン情報がユーザテーブル21と照合できた場合に、当該ユーザのログインを許可する。ユーザ管理部11は、さらに、ログインを許可したユーザ(学習者)について、ユーザテーブル21から当該学習者の進捗情報を読み出して、進捗画面を生成し、この進捗画面を学習者端末30に送って、表示入力部32に表示させる。この進捗画面をサーバ10から受けた学習者端末30の演算部31は、表示入力部32にこの進捗画面を表示させる。
【0036】
図2は、進捗画面の例を示す図である。進捗画面200には、学習者の登録情報として、氏名201、学校区分202、及び学年203が表示される。また、当該学習者の進捗状況として、学習中の学年、及び学習中の月が数直線で示される。図2の例では、小学3年生の学習太郎という氏名の学習者が現在小学5年生の12月に習うことが予定されている漢字の書取りを学習していることを示している。また、進捗画面200では、次のステップに進むためまでの書取り学習の残量が示されている。図2の例では、次のステップである次の月に進むのにあと5枚の書取り学習をしなければならないことを示している。
【0037】
図3は、書取り学習画面の例を示す図である。学習処理部12は、学習者の進捗状況に応じて、現在実施すべき書取り学習のコンテンツを学習コンテンツ22から抽出して書取り学習画面300を生成する。学習処理部12は、例えば、学習者の進捗状況が、5年生の12月の4番目を学習済であることを示しているときは、学習コンテンツ22から5年生の12月の5番目の文字又は文字列(漢字)の文字コードおよびその読み仮名の文字コードを読み出して、書取り学習画面300を生成する。図3の例では、文字列の文字コードが読み出されて、これらの文字コードをコード表に従って変換することで書取り学習画面300が生成されている。学習処理部12は、生成した学習画面300を学習者端末30に送信し、学習者端末30の表示入力部32はこれを表示する。
【0038】
書取り学習画面300は、当該ページの書取り学習の経過時間を示すインジケータ301と、当該ページの書取り学習の経過時間を示す経過時間表示部302と、書取りエリア303とを含む。インジケータ301及び経過時間表示部302は、当該ページの書取り学習を開始した後の経過時間を示している。書取りエリア303には、複数の書取り枠304が設けられ、その一つには書取りを行うべき文字又は文字列があらかじめ表示されており、各書取り枠の横には書取りを行うべき文字の読み仮名が表示されている。
【0039】
学習者が、書取り学習画面300が表示された学習者端末30の表示入力部32の書取り枠304に対応する位置に手書き入力(ペン入力)を行うと、その入力情報は演算部31を経て学習者端末30からサーバ10に送信される。
【0040】
図4は、書取り学習画面300が表示された後の学習処理部12の処理を示すフローチャートである。学習処理部12は、まず、表示入力部32の書取り枠304に手書き入力があるか否かを判断する(ステップS41)。最初の手書き入力がない場合には(ステップS41にてNO)、他の処理をせずに最初の手書き入力があるまで待つ。手書き入力があった場合には、その手書き入力がなくなったかを判断する(ステップS42)。手書き入力が継続する場合には(ステップS42にてNO)、手書き入力がなくなるまで待つ。
【0041】
手書き入力がなくなると(ステップS42にてYES)、手書き入力がなくなってから2秒経過したか否かを判断する(ステップS43)。2秒経過していない場合には(ステップS43にてNO)、再度の手書き入力があるか否かを判断する(ステップS44)。再度の手書き入力がない場合には(ステップS44にてNO)、ステップS43に戻って再び2秒が経過したかを判断する(ステップS44)。2秒が経過する前に再度の手書き入力があった場合は(ステップS44にてYES)、ステップS42に戻ってその入力がなくなったかを判断する(ステップS42)。
【0042】
入力がなくなってから再度の入力がないまま2秒が経過したときは(ステップS43にてYES)、学習処理部12は、当該書取り枠304への手書き入力が終わったものとみなして、当該書取り枠304に手書き入力された文字が正確であるか否かを判断する(ステップS45)。このとき、学習処理部12は、手書き入力された文字に対して文字認識を行い、認識された文字の文字コードと学習コンテンツ22に記憶されている該当する書取り対象文字の文字コードとが一致するか否かにより、手書き入力された文字が正確であるか否かを判断する。また、学習処理部12は、これに代えて、又はこれに加えて、手書き入力された文字のイメージ(画像)と該当する書取り対象文字のイメージ(画像)とのマッチングを行って、そのスコアが所定の閾値である場合に正確であると判断してもよい。
【0043】
手書き入力された文字が正確である場合は(ステップS45でYES)、当該手書き入力された文字に対して正解表示をする(ステップS46)。本実施の形態では、正解表示として、図3に示すように、手書き入力された文字に対して丸印(あるいはチェック印でもよい)を表示する。手書き入力された文字が不正確である場合は(ステップS45でNO)、当該手書き入力された文字に対して不正解表示をする(ステップS47)。本実施の形態では、不正解表示として、図5に示すように、手書き入力された文字に対してバツ印を表示する。
【0044】
次に、学習処理部12は、手書き入力があるか否かを判断する(ステップS48)。手書き入力があった場合には(ステップS48にてYES)、最初の入力があった場合(ステップS41でYES)と同様に、ステップS42に戻って、その手書き入力がなくなるのを待つ(ステップS42)。手書き入力がない場合には(ステップS48でNO)、ステップS43にて2秒が経過してからさらに3秒が経過したか否か、すなわち、ステップS42で手書き入力がなくなってから5秒が経過したか否かを判断する(ステップS49)。
【0045】
3秒が経過していない場合は(ステップS49でNO)、ステップS48に戻って手書き入力があったか否かを判断する(ステップS48)。手書き入力がないまま3秒が経過した場合(ステップS49でYES)、すなわち、ステップS43で手書き入力がなくなってから5秒が経過した場合には、次の文字又は文字列の書取り学習を行うための次のページに移行する(ステップS50)。ステップS50では、学習処理部12は、学習コンテンツ22を参照して、次の文字又は文字列の書取り学習画面300を生成して、学習者端末30に送信する。
【0046】
本実施の形態の学習支援システム1は、学習者が各家庭で学習者端末30を用いて学習を行うことも可能であるが、学習塾のように所定の場所、所定の時間(帯)に学習者が集合して、そこで学習者が学習者端末30を用いて学習を行うという集合学習に適用することもできる。このように所定の場所、所定の時間(帯)で学習を行うという集合学習については、専門の指導者が学習者による学習端末30を用いた学習をサポートとすることができ、学習を怠けがちな学習者に対しても学習を促すことが可能となり、また、学習者が他の学習者との競争意識を持つことで学習がされる等の種々のメリットがある。
【0047】
また、従来は、紙の教材を用いた書取り学習が集合学習で行われており、上記の種々のメリットが得られていた。以下では、従来の紙教材から本実施の形態の学習支援システム1に代えた場合、ないしは、学習支援システム1が上記のような集合学習に用いられる場合において、特に有効な種々の機能について説明する。
【0048】
(学習済量の可視化)
従来、紙の教材を用いていた時には、学習済の紙教材をファイルしてストックしていくことで、学習者がこれまでに学習した量が、ストックされた学習済の紙教材の物理的な量(厚さ、ファイルの冊数)によって可視化されていた。本実施の形態では、学習者は学習者端末30を用いて書取り学習を行い、学習の進捗状況は、データベース20に電子的に記憶される。
【0049】
そこで、本実施の形態では、ユーザ管理部11は、学習の進度を示す進捗画面200の他に、当該学習者がこれまでに学習した量(学習済量)を示すゲージを表示する画面を生成してよい。また、学習済量が所定量に達した場合に、褒賞のメッセージを表示し、あるいはゲージを強調する等のイベントを発生するようにしてもよい。
【0050】
すなわち、本実施の形態の学習支援システム1は、学習済量を可視化する画像を生成するユーザ管理部21を備えている。
【0051】
(書取りが不正確な場合の指導)
従来の集合学習では、学習者が不正確な書取りをした場合に、指導者が紙教材に書き込みをすることで、学習者の何がどのように不正確であったのか指導することができた。しかしながら、典型的にはタブレットコンピュータである学習者端末30を用いる場合には、指導者による任意の個所への任意の書き込みができない。また、従来の集合学習の場合には、学習者の間違えをリアルタイムで把握して修正することができず、学習者が不正確な文字を何度も書取り学習してしまうという問題があった。
【0052】
そこで、学習支援システム1では、学習処理部12が、手書き入力された文字又は文字列が正確であるか否かを判断し(ステップS45でNO)、手書き入力された文字又は文字列が不正解である場合には不正確表示(ステップS47)とともに、手書き入力された文字又は文字列のどこが不正確であるのかを表示する。これにより、学習者が不正確な書取りを何度も行うことによって不正確な文字を覚えてしまう可能性を低減できる。
【0053】
すなわち、本実施の形態の学習支援システム1は、書取り学習が不正確な場合に不正確な個所を示す表示をする学習処理部12を備えている。
【0054】
(学習状況の保護者による確認)
ユーザ管理部11は、ユーザテーブル21を参照して、保護者用画面を生成する。学習者端末30はサーバ10にアクセスしてサーバ10からこの保護者画面を受信し、表示することができる。また、保護者画面は、学習者端末30以外の保護者が所持する任意の端末(例えば、スマートフォン、PC、タブレットコンピュータ等)からサーバ10にアクセスして、サーバ10からこの保護者画面を受信し、表示することができる。保護者画面には、学習した文字及び文字列の一覧、正答率、進捗スピード、集中状況を表示する。
【0055】
すなわち、本実施の形態の学習支援システム1は、学習者の学習状況を示す保護者画面を生成するユーザ管理部11を備えている。
【0056】
(適切なタイミングでの褒賞)
従来、教室内で紙教材を用いて集合学習を行っていたときには、各学習者は一定量の紙教材を手元に用意して、各自の席で書取り学習を行い、手元の紙教材の学習をすべて終えると、先生の席まで持っていき、あるいは先生が学習者の席まで取りにいくという授業形式がとられていた。学習者が学習済の紙教材を指導者の席に持っていくことで、指導者は、一定量の学習を終えた学習者を褒め、あるいは指導をすることができた。
【0057】
しかしながら、本実施の形態の学習支援システム1によれば、一定量の学習を終えたタイミングで指導者に提出する必要がなく、指導者は一定量の学習をした学習者を褒め、あるいは指導するきっかけを得ることが困難である。そこで、本実施の形態の学習処理部12は、特定の条件(トリガ)を満たした場合に、学習者端末30の表示入力部32にポップアップを表示させて、褒章のきっかけを作る。
【0058】
ポップアップには、学習者に対するメインメッセージとサブメッセージが表示される。メインメッセージは、指導者とのコミュニケーションをとることを促すメッセージであり、具体的には、指導者を呼ぶことを促すメッセージと、指導者の席まで行くことを促すメッセージとの2種類がある。サブメッセージは、学習者に対して褒賞、激励、注意等を与えるメッセージである。サブメッセージの具体的な内容は、トリガに応じて選択される。
【0059】
トリガとそれに対応するサブメッセージとの組み合わせの例は以下のとおりである。学習者端末30において授業モードが起動されることをトリガとして、その週の宿題の枚数を示すサブメッセージが表示される。授業モードが起動してから30分を経過した時点で進捗が目標ページ数の半分以上進んでいることをトリガとして、よいペースで学習していることをほめるサブメッセージが表示される。授業モードが起動してから30分を経過した時点で進捗が目標ページ数の半分未満であることをトリガとして、ペースを上げて学習を進めることを促す激励のサブメッセージが表示される。
【0060】
「月」(もしくは「学年」)が上がったことをトリガとして、その進捗をほめるサブメッセージが表示される。表示された問題のすべてを1回で正解した画面が所定数連続したことをトリガとして、連続で正解していることを褒めるサブメッセージが表示される。手書き入力された同じ文字又は文字列について所定回数連続して不正確であったことをトリガとして、丁寧に取り組むことを促すサブメッセージが表示される。
【0061】
画数の間違えによって不正確になる回数が所定数以上になったことをトリガとして、注意を喚起するサブメッセージが表示される。授業モードでの学習が終了したことをトリガとして、労をねぎらうサブメッセージが表示される。
【0062】
なお、サブメッセージを確認した指導者は、サブメッセージの内容に沿って学習者に、適切なタイミングで適切な内容の褒賞、激励、注意等の声掛けをすることができる。声掛けのタイミング及び内容が指導者個人の経験や力量に依存しがちであるところ、この機能によれば、指導者の経験や力量によらずに適切なタイミング及び内容で声掛けをすることができる。なお、ポップアップにはポップアップを閉じるためのボタンが表示されており、指導者は学習者に声掛けを行った後にポップアップを閉じることができる。
【0063】
すなわち、本実施の形態の学習支援システム1は、所定のトリガに応じて、指導者が学習者に声掛けをすることを促すポップアップを表示する学習処理部12を備えている。
【0064】
(効果音)
従来、紙教材を用いた集合学習においては、複数の学習者が教室に集まって各自で学習に取り組むにあたって、学習を進める際に、紙学習の頁を進める際の紙をめくる音、書取り学習を進める際の鉛筆で書く音が教室内で発生し、各学習者は周りの他の学習者の学習が進んでいることを音で確認でき、そのことが各学習者の集中力を高めるという効果があった。
【0065】
そこで、本実施の形態の学習支援システム1では、学習者端末30の演算部31は、手書き入力に対応して鉛筆で書く効果音を出力し、頁を次に進める操作がされたときに、紙をめくる効果音を出力する。これにより、各学習者は、教室内で他の学習者が学習を進めていることを効果音で体感でき、集中力を高めることができる。
【0066】
すなわち、本実施の形態の学習支援システム1は、学習が進んでいることを示す効果音を出力する演算部31を備えている。
【0067】
以上のように、本実施の形態の書取り学習支援システム1では、学習者が、用意されたすべての書取り枠304に対して書取りを行わなくても、書取りをやめた時点で、学習処理部12によって自動的に次のページに移行する。すなわち、学習者は、書取り学習支援システム1によってあらかじめ用意された書取り回数に満たなくても、当該書取り対象文字又は文字列の書取り学習を終了して、次の文字又は文字列の書取り学習に移行できる。よって、学習者は、自らがもう覚えた、ないし習得した、と感じた任意の段階で書取りの反復を終了して、次の文字又は文字列の書取り学習に移行でき、適切な反復回数で書取り学習を行うことができる。
【0068】
(変形例)
上記の実施の形態では、手書き入力によって書取りが行われた文字が不正確であった場合にも(ステップS45にてNO)、不正確表示をするのみで(ステップS47)、他の書取り枠304への手書き入力や次ページへの移行が可能であったが、不正確であった場合に、学習処理部12は、不正確表示をするとともに、当該不正確な手書き入力をキャンセルして正確な書取りが行われるまで、他の書取り枠304への手書き入力や次ページへの移行ができないようにしてもよい。このために、書取り学習画面300において、書き直しを指示するボタンを設けてもよい。この書き直しボタンが指示されると、学習処理部12は、不正確に手書き入力された文字を消去して、学習者に再度の手書き入力を促す。
【0069】
学習コンテンツ22として記憶される文字及び文字列には、書き順の情報が含まれていてよく、この場合に、学習処理部12は、ステップS41及びステップS44にて手書き入力があるごとにその書き順を記憶して、手書き入力された文字が正確か否かを判断する際に(ステップS45)、その手書き入力された文字の書き順が学習コンテンツ22に記憶された書き順と一致するかを判断し、一致しない場合に不正確表示47をするようにしてもよい。
【0070】
また、図3に例示した書取り学習画面300では、あらかじめ書取り枠304が複数設けられていたが、書取り枠304は1つの文字又は文字列を書き取る分だけでもよい。図6は、この変形例の書取り学習画面300´を示す図である。書取り学習画面300´は、2文字の文字列の書取りを行うための画面であり、書取り枠が2つ設けられている(第1の文字を書き取るため書取り枠3041と、第2の文字を書き取るための書取り枠3042)。また、その隣には、書取り対象文字列305が表示されている。
【0071】
また、書取り学習画面300´には、書取りの反復回数306と、書取りの反復を終了するための終了ボタン307と、書取りを反復するための反復ボタン308とが表示されている。
【0072】
上記の実施の形態では、手書き入力された文字が正確であるか否かを判断した後に(ステップS45~S47)、他の枠への入力があるか否かを判断したが(ステップS48)、この変形例では、学習処理部12は、第1の文字と第2の文字が手書き入力された後には、ステップS48の代わりに、反復ボタン308が指示されたか否かを判断する。反復ボタン308が指示された場合には、学習処理部12は、反復回数306をカウントアップして、書取り枠3041、3042に手書き入力された文字を消去し、さらなる文字入力を待つ。また、学習処理部12は、手書き入力がないまま3秒が経過したか否かを判断する(ステップS48~S49)代わりに、終了ボタン307が指示されたか否かを判断する。終了ボタン307が指示された場合には、学習処理部12は、ステップS50と同様にして、次のページに移行する処理を行う。
【0073】
また、上記の実施の形態では、手書き入力が所定時間なかった場合に、その書取り対象の文字又は文字列の書取り学習を終了し、変形例では終了ボタン307が指示されることにより、その書取り対象の文字又は文字列の書取り学習を終了したが、書取り学習の終了を判断する方法はこれに限られない。例えば、学習者端末30がマイクと音声認識ソフトを備え、マイクに所定の文言が音声入力されたときに、書取り学習を終了させてもよい。また、表示入力部32に表示された書取り学習画面に対して、スワイプ、フリック、ダブルタップ、ピンチイン、ピンチアウト、長押し、所定の形状入力(例えば円形)等の入力がされたときに、書取り学習を終了させてもよい。さらに、書取り学習画面に表示された書取り対象の文字又は文字列(見本)をなぞることで、書取り学習を終了してもよい。
【0074】
また、上記の実施の形態では、書取り学習支援システム1の構成要素が、サーバ10と、データベース20と、学習者端末30とに分散されて配置されていたが、各構成要素の配置はこれに限られない。例えば、データベース20の構成がサーバ10に含まれており、データベース20とサーバ10とが一体の装置として構成されてもよい。また、書取り学習支援システム1のすべての構成要素が学習者端末30に備えられ、学習者端末30がスタンドアロンで書取り学習システム1を構成していてもよい。この場合には、学習者端末30が書取り学習支援プログラムを実行することで、上記の書取り学習システム1の構成要素を含む書取り学習支援装置が実現される。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、表示入力部への手書き入力の状態に基づく反復回数で書取り学習を終了するので、学習者は任意の反復回数で書取り学習を終了することができるという効果を有し、書取り学習を支援する書取り学習支援システム等として有用である。

図1
図2
図3
図4
図5
図6