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▶ 株式会社光岡組の特許一覧

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  • 特許-仮設紐結束部付土のう袋 図1
  • 特許-仮設紐結束部付土のう袋 図2
  • 特許-仮設紐結束部付土のう袋 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-01
(45)【発行日】2022-02-09
(54)【発明の名称】仮設紐結束部付土のう袋
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/28 20060101AFI20220202BHJP
【FI】
E04G21/28 Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020212958
(22)【出願日】2020-12-04
【審査請求日】2020-12-23
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519299393
【氏名又は名称】株式会社光岡組
(72)【発明者】
【氏名】光岡 政勝
【審査官】土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-102540(JP,A)
【文献】特開2005-120754(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 21/28
E04G 21/24
E04G 23/03
E02B 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
土のう袋であって、前記土のう袋の側面に、少なくとも1つのタグを設け、前記タグに、3つのハトメ(4、6、5)を略三角形状に具設した構造の結束部を有することを特徴とする仮設紐結束部付土のう袋。
【請求項2】
請求項1に記載のタグに略三角形状に具設した前記3つのハトメ(4、6、5)に紐の先端部を接続して、前記土のう袋同士を結束する結束構造であって、 前記紐は、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐の中間部の下部に、先端部紐を交差させることにより、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐に張力が掛かる際に、交差部の下部に位置する先端の紐が、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐と密着し、紐の結束力が高まる事を特徴とする仮設紐結束部付土のう袋の結束構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、養生シート等の容易に動く物を紐を使用し、土のう袋に簡便に結束できる仮設紐結束部付土のう袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の土のう袋に土等を入れた災害における、屋根の養生シート等における防風対策において、土のう袋そのものを屋根の上に置くだけの設置が多い。
また、土のう袋を紐にて連結するとしても、土のう袋の口を紐等で縛り他の物品と連結をさせるという方法を採っていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
土のう袋そのものを屋根に置くだけの設置では、土のう袋が滑る可能性が高く、最悪の場合は落下するという事故に発展する危険性がある。
一方、土のう袋の口を紐等で縛り他の物品と連結させる場合は、紐等の取扱いに慣れた人しか出来ない。即ち、紐の取り扱いの素人が紐にて連結させた場合は縛りが緩みやすく連結が外れてしまうという結果となる。
本発明は、上記課題に鑑み、何人でも容易に土のう袋を紐にて固定できることを目的として開発された。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は上記課題を解決するために鋭意開発を行った。第一手段は、土のう袋であって、前記土のう袋の側面に少なくとも1つのタグを設け、前記タグに、3つのハトメ(4、6、5)を略三角形状に具設した構造の結束部を有することを特徴とする仮設紐結束部付土のう袋を提供するものである。
第2の手段は前記第一手段に記載のタグに略三角形状に具設した前記3つのハトメ(4、6、5)に紐の先端部を接続して、前記土のう袋同士を結束する結束構造であって、前記紐は、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐の中間部下部に、先端部紐を交差させることにより、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐に張力が掛かる際に、交差部の下部に位置する先端の紐が、三角形状の2つの頂点の間に位置する紐と密着し、紐の結束力が高まる事を特徴とする仮設紐結束部付土のう袋結束構造。
【発明の効果】
【0005】
本発明品を使用することで、何人でも容易に物品を固定(移動できないこと)することができるようになった。
例えば、災害等における屋根のシート養生において、シートの防風対策に土のう袋等の設置における土のう袋にタグ3、ハトメ4,6、5を略三角形状に取り付けた事により、紐等の連結が容易になり、また養生シートの端部の固定においても仮設紐結束部付土のう袋(固定体)を目的とする位置に設置し、その間を紐により連結する事がタグ3、ハトメ4,6、5を使用する事により、紐による連結が簡便に出来るようになった。
【発明を実施する為の形態】
【0006】
土のう袋に付する補強材形状(図1の2参照)は略円形及び、略長方形にて略材質の布を、等倍の布を折り返し中に一枚布を入れた三層構造とし縫い合わせ、土のう袋に縫い付けた事により(図3の7参照)、強度が保たれている構造として、タグ3については上記記載の布を折り返し縫い合わせ、8、ハトメ4,6、5を略三角形状に取付け補強材及び土のう袋に縫い付けた構造(図1および図3の7参照)。
【産業上の利用可能性】
【0007】
従来の土のう袋に土等を入れた状態において、災害における屋根のシート養生の防風対策における土のう袋等の紐における連結には、土のう袋の口紐を絞り込む部分にしか連結が出来ず、紐の取り扱いに慣れた者しか出来ない。土のう袋にタグ3.ハトメ4,6、5略三角形状を取付けた事により、紐の連結が容易となり、作業効率が上がり安全性も高まる。図2参照。
【符号の説明】
【0008】
1 土のう袋
2 補強材
3 タグ
4 ハトメ4A
5 ハトメ5B
6 ハトメ5C
7 縫い付け
8 縫い合わせ
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】全体図。全体図は、土のう袋の左右にタグ3を設置し、前記のタグに4,6、5のハトメを付けた状況を示した図。
図2】紐の結束状況図。拡大図は、タグ3に付するハトメを略三角形状に設置し、4,6、5のハトメを使用して、紐等で結束した状況図。
図3】断面図。断面図は、1の土のう袋に、2の補強材を介し、タグ3を縫い付け(7参照)、左記タグを縫い合わせ(8参照)、上記タグに付する4,5ハトメの設置状況図。
【要約】      (修正有)
【課題】何人でも容易に、紐により土のう袋と他の物品とを連結させて固定できる土のう袋を提供する。
【解決手段】補強材を付するタグに結束部を有する仮設紐結束部付土のう袋であって、前記タグに、略三角形状に設けた構造のハトメ4、6、5に紐の先端部を接続して、前記紐を三角形状の頂点4と6の中間に位置する紐の下部に、先端部紐を交差させることにより、他の固定する物方向に張力が掛かることにより、交差部の下部に位置する先端の紐が密着される構造より簡便に紐の結束力が高まる事を特徴とする。
【選択図】図1
図1
図2
図3