(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-01
(45)【発行日】2022-02-09
(54)【発明の名称】テーブル用天板
(51)【国際特許分類】
A47B 13/08 20060101AFI20220202BHJP
【FI】
A47B13/08 A
A47B13/08 B
(21)【出願番号】P 2019003820
(22)【出願日】2019-01-11
【審査請求日】2020-09-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000140007
【氏名又は名称】株式会社稲葉製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001379
【氏名又は名称】特許業務法人 大島特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】久保田 健太
【審査官】油原 博
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-315630(JP,A)
【文献】実公昭49-003201(JP,Y1)
【文献】実開昭51-120801(JP,U)
【文献】特開平07-143916(JP,A)
【文献】実開昭60-115042(JP,U)
【文献】実開昭48-039155(JP,U)
【文献】実開昭53-042001(JP,U)
【文献】再公表特許第2008/023794(JP,A1)
【文献】実開昭57-071430(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表板及び裏板と、コーナ部材と、前記表板と前記裏板との間に設けられた芯材とを含むテーブル用天板であって、
前記表板及び前記裏板は、平面視で各コーナ部が円弧形状の略矩形の主板部と、前記表板及び前記裏板の一方の前記主板部の直線状の各辺に沿って延在し且つ前記主板部に対して起立して前記表板及び前記裏板の他方に接合された第1縁板部とを有し、
前記コーナ部材は、前記コーナ部の円弧形状に対応する円弧形状の外周面を画定する円弧部と、前記円弧部の両端から延出して前記第1縁板部に重なり合い且つ前記第1縁板部に接合された接合用片部とを有し、
前記芯材は矩形の板状をなしており、
各コーナ部材は、前記芯材の対応する角部を受容して前記芯材の位置決めを行う芯材係合部を含んでいるテーブル用天板。
【請求項2】
前記表板、前記裏板及び前記コーナ部材はプレス成形品である請求項1に記載のテーブル用天板。
【請求項3】
前記芯材は発泡樹脂製である請求項1又は2に記載のテーブル用天板。
【請求項4】
前記コーナ部材は前記円弧部の上下の各縁部から内方に延出して前記表板及び前記裏板の前記主板部に重なり合うフランジ部を含み、各フランジ部は前記主板部に接合されている請求項1~3の何れか一項に記載のテーブル用天板。
【請求項5】
前記フランジ部に当該フランジ部の遊端から前記円弧部に向けて延在する少なくとも一つのスリットを有する請求項4に記載のテーブル用天板。
【請求項6】
前記表板及び前記裏板の他方の前記主板部の直線状の各辺に沿って延在し且つ前記主板部に対して起立した第2縁板部を有し、
各第2縁板部が対応する前記第1縁板部より内方に偏倚しており、
前記主板部と前記第1縁板部と前記第2縁板部とが互いに協働して箱形断面部を構成している請求項1から
5の何れか一項に記載のテーブル用天板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブル用天板に関し、更に詳細には、スチール板等の金属板製のテーブル用天板に関する。
【背景技術】
【0002】
机や会議用テーブル等に用いられるテーブル用天板として、金属板、合成樹脂板等による表板及び裏板と、表板と裏板との間に設けられた発泡樹脂等による芯材と、表板と芯材と裏板とによる積層体の外端面に当該外端面を被覆するように貼着された帯状のエッジ部材とを含むテーブル用天板が知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】登録実用新案公報第3030238号公報
【文献】特開2016-195636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のテーブル用天板においては、エッジ部材が積層体の厚さ方向の強度を向上させる作用が少ないため、表板と裏板との間の全域に亘って芯材が満遍なく配置される必要がある。このため、テーブル用天板の生産性が低下する。特に、テーブル用天板のコーナ部が円弧形状(R形状)である場合には、表板及び裏板のコーナ部に加えてエッジ部材がコーナ部に対応する部分も円弧形状にする加工する必要が生じ、テーブル用天板の生産性が低下する。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、厚さ方向の強度を十分に備え、且つ天板のコーナ部が円弧形状であっても生産性に優れたテーブル用天板が得られるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの実施形態によるテーブル用天板は、表板(20)及び裏板(22)と、コーナ部材(24)と、前記表板(20)と前記裏板(22)との間に設けられた芯材(46)とを含むテーブル用天板(10)であって、前記表板(20)及び前記裏板(22)は、平面視で各コーナ部が円弧形状の略矩形の主板部(20B、22B)と、前記表板(20)及び前記裏板(22)の一方の前記主板部(20B、22B)の直線状の各辺に沿って延在し且つ前記主板部(20B、22B)に対して起立して前記表板(20)及び前記裏板(22)の他方に接合された第1縁板部(20C)とを有し、前記コーナ部材(24)は、前記コーナ部の円弧形状に対応する円弧形状の外周面を画定する円弧部(24A)と、前記円弧部(24A)の両端から延出して前記第1縁板部(20C)に重なり合い且つ前記第1縁板部(20C)に接合された接合用片部(24B)とを有する。
【0007】
この構成によれば、表板(20)に設けられた第1縁板部(20C)とコーナ部材(24)とによって表板(20)と裏板(22)とが全周に亘って結合されるから、外周及びその近傍の厚さ方向の強度がテーブル用天板(10)の全周に亘って向上し、テーブル用天板(10)のコーナ部が円弧形状であっても生産性に優れたものになる。
【0008】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記表板(20)、前記裏板(22)及び前記コーナ部材(24)はプレス成形品である。
【0009】
この構成によれば、テーブル用天板(10)が安価なものになる。
【0010】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記芯材(46)は発泡樹脂製である。
【0011】
この構成によれば、芯材(46)によるテーブル用天板(10)の重量の増加が抑えられる。
【0012】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記コーナ部材(24)は前記円弧部(24A)の上下の各縁部から内方に延出して前記表板(20)及び前記裏板(22)の前記主板部(20B、22B)に重なり合うフランジ部(24C)を含み、各フランジ部(24C)は前記主板部(20B、22B)に接合されている。
【0013】
この構成によれば、コーナ部材(24)と表板(20)及び裏板(22)との接合強度が簡単に向上する。
【0014】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記フランジ部(24C)に当該フランジ部(24C)の遊端から前記円弧部(24A)に向けて延在する少なくとも一つのスリット(24D)を有する。
【0015】
この構成によれば、コーナ部材(24)のプレス成形時にフランジ部(24C)に皺が発生することが抑制され、フランジ部(24C)と主板部(20B、22B)との接合が適切に行われるようになる。
【0016】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記芯材(46)は矩形の板状をなしており、各コーナ部材(24)は、前記芯材(46)の対応する角部(46A)を受容して前記芯材(46)の位置決めを行う芯材係合部(24E)を含んでいる。
【0017】
この構成によれば、別部品を要することなく表板(20)及び裏板(22)に対する芯材(46)の位置決めが行われる。
【0018】
上記テーブル用天板(10)において、好ましくは、前記表板(20)及び前記裏板(22)の他方の前記主板部(20B、22B)の直線状の各辺に沿って延在し且つ前記主板部(20B、22B)に対して起立した第2縁板部(22C)を有し、各第2縁板部(22C)が対応する前記第1縁板部(20C)より内方に偏倚しており、前記主板部(20B、22B)と前記第1縁板部(20C)と前記第2縁板部(22C)とが互いに協働して箱形断面部(A)を構成している。
【0019】
この構成によれば、テーブル用天板(10)の各辺部の強度が補強部材を要することなく向上する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によるテーブル用天板によれば、厚さ方向の強度を十分に備え、且つ天板のコーナ部が円弧形状であっても優れた生産性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一つの実施形態によるテーブル用天板が用いられた事務用テーブルの側面図
【
図2】本実施形態によるテーブル用天板の分解斜視図
【
図4】本実施形態によるテーブル用天板の表板が取り外された状態の平面図
【
図5】本実施形態によるテーブル用天板のコーナ部の拡大平面図
【
図8】他の実施形態によるテーブル用天板の分解斜視図
【
図9】他の実施形態によるテーブル用天板の表板が取り外された状態の平面図
【
図10】他の実施形態によるテーブル用天板のコーナ部の拡大平面図
【
図11】他の実施形態によるテーブル用天板の表板と裏板との接合構造を示す部分的な斜視図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、本発明によるテーブル用天板及び当該テーブル用天板が用いられた事務用テーブルの一つの実施形態を、
図1~
図7を参照して説明する。
【0023】
事務用テーブルは、
図1に示されているように、平面形状が略矩形で、床面上に水平に配置されるテーブル用天板10と、テーブル用天板10の各コーナ部に取り付けられた脚体12とを有する。各脚体12の下端にはキャスタ14が取り付けられている。
【0024】
テーブル用天板10は、
図2及び
図3に示されているように、鋼板等の金属板のプレス加工品である表板20及び裏板22と、同じくプレス加工品である4個のコーナ部材24とを含む。
【0025】
表板20は、平面視で各コーナ部20Aが円弧形状(R形状)の略矩形の水平方向に延在する平板状の主板部20Bと、主板部20Bの直線状の各辺(4辺)に沿って延在し、且つ主板部20Bに対して下方に向けて垂直に起立(垂下)した直線状の第1縁板部20Cとを有する。各第1縁板部20Cは、下端において鉤形に折曲して垂直面をなす接合代20Dを含む。
【0026】
裏板22は、平面視で各コーナ部22Aが円弧形状(R形状)の略矩形の水平方向に延在する平板状の主板部22Bと、主板部22Bの直線状の各辺(4辺)に沿って延在し、且つ主板部22Bに対して上方に向けて垂直に起立した直線状の第2縁板部22Cとを有する。
【0027】
表板20の各コーナ部20Aと裏板22の各コーナ部22Aとは、互いに同一形状であって、上下に整合している。各第2縁板部22Cは対応する第1縁板部20Cより所定量だけ内方にオフセットされた位置にある。
【0028】
表板20の接合代20Dと裏板22の第2縁板部22Cとは接着剤によって互いに接合されている。これにより、表板20の各コーナ部20Aと裏板22の各コーナ部22Aとが上下に互い整合した状態で、表板20と裏板22とが上下に所定の間隔をおいて接合される。
【0029】
各コーナ部材24は、
図5に示されているように、コーナ部20A及び22Aの円弧形状に対応する円弧形状の円弧部24Aと、より詳細には同円弧形状と略同一の円弧形状の外周面(1/4円弧面)を画定する円弧部24Aと、円弧部24Aの両端から外方に延出して表板20のコーナ部20Aに両側に存在する第1縁板部20Cの各々の内面に重なり合う接合用片部24Bとを有する。各接合用片部24Bは重なり合った第1縁板部20Cにスポット溶接或いは接着剤によって接合されている。各接合用片部24Bは第1縁板部20Cの板厚に相当する量だけ円弧部24Aより内側にオフセットされており、各接合用片部24Bと円弧部24Aとの境界部に段差がある。これにより、円弧部24Aの外面は対応する第1縁板部20Cの外面に段差なく滑らかに接続される。
【0030】
各コーナ部材24は、円弧部24Aの上下の各縁部から内方に水平方向に延出して主板部20B及び22Bに重なり合う互いに平行なフランジ部24Cを含む。各フランジ部24Cは重なり合う表板20の主板部20B及び裏板22の主板部22Bにスポット溶接或いは接着剤によって接合されている。これにより、表板20と裏板22とは、接合代20Dと第2縁板部22Cとの接合に加えて、各コーナ部材24によっても上下に所定の間隔をおいて接合される。
【0031】
各コーナ部材24は、上下の各フランジ部24Cに、フランジ部24Cの遊端から円弧部24Aに向けて延在する3個のスリット24Dを有する。これにより、コーナ部材24のプレス成形時にフランジ部24Cに皺が発生することが抑制され、フランジ部24Cと主板部20B及び22Bとの接合が適切に行われるようになる。
【0032】
表板20の主板部20Bの上面には平らな樹脂製の化粧板26(
図2及び
図3参照)が接着剤によって貼着されている。各第1縁板部20C及び各コーナ部材24の外周面には、テーブル用天板10の外周を一周するように、樹脂製の化粧用帯体28(
図1、
図3、
図5参照)が接着剤によって貼着されている。化粧用帯体28は第1縁板部20Cとコーナ部材24との継ぎ目を目隠する。これにより、テーブル用天板10の美観が向上する。
図3は、化粧板26及び化粧用帯体28が取り付けられた完成状態のテーブル用天板10を示している。
【0033】
裏板22の主板部22Bの上面(表板20の主板部20Bの下面に対向する面)の左右両側には、
図2、
図4及び
図6に示されているように、各々補強板30が設けられている。各補強板30は、矩形の平板状の主板部30Aと、主板部30Aの左右の各縁部から垂直に起立した起立片部30B及び各起立片部30Bの上端から折曲されて水平方向に延在する接合片部30Cを有する。各補強板30は、主板部30Aをスポット溶接或いは接着剤によって裏板22の主板部22Bの上面に接合され、各接合片部30Cをスポット溶接或いは接着剤によって表板20の主板部20Bの下面に接合されている。
【0034】
各補強板30の主板部30Aの上面には複数のナット32が溶接によって固定されている。各補強板30及び裏板22には各脚体12の位置決め用の貫通孔34及び各ナット32に対応するボルト通し用の貫通孔36が形成されている。
【0035】
左右の補強板30間には表板20と裏板22とによって上下に挟まれるようにして矩形板状に成形或いは裁断された発泡ポリプロピレンや発泡ポリエステル等の発泡樹脂製の芯材46が配置されている。芯材46は表板20の主板部20Bの下面及び裏板22の主板部22Bの上面に接着剤等によって貼着されている。これにより、重量の増加を抑えてテーブル用天板10の厚さ方向の強度(剛性)が向上する。
【0036】
各脚体12は、
図7に示されているように、下端にキャスタ14を取り付けられた脚本体38及び脚本体38の上端にボルト40によって取り付けられたブラケット42を有する。ブラケット42には位置決め用の突起42A及び各ナット32に対応するボルト通し用の貫通孔42Bが形成されている。
【0037】
各脚体12は、突起42Aが貫通孔34に嵌合し、各貫通孔42B、36に挿入されて各ナット32に螺合した複数のボルト44によって裏板22に固定されている。
【0038】
本実施形態のテーブル用天板10は、表板20に設けられた第1縁板部20Cとコーナ部材24とによって表板20と裏板22とが全周に亘って結合されるから、外周及びその近傍の厚さ方向の強度がテーブル用天板10の全周に亘って向上する。これにより、表板20と裏板22との間の隅々まで満遍なく芯材46が設けられなくても必要な厚さ方向の強度(剛性)が得られる。
【0039】
コーナ部材24は円弧部24Aの両端から延出した接合用片部24Bによって表板20の第1縁板部20Cに接合されるから、コーナ部材24と表板20との接合か簡単な構成によって高い強度をもって的確に行われる。更にコーナ部材24はフランジ部24Cを表板20の主板部20B及び裏板22の主板部22Bに接合されるから、コーナ部材24と表板20及び裏板22との接合強度が簡単に向上する。
【0040】
テーブル用天板10のコーナ部の円弧形状は個別部品であるコーナ部材24の円弧部24Aによって画定されるから、エッジ部材のコーナ部に対応する部分を円弧形状にする加工する必要がなくなり、高い設計の自由度をもってテーブル用天板10の生産性が向上する。
【0041】
これらのことにより、厚さ方向の強度を十分に備え、且つコーナ部が円弧形状であっても生産性に優れたテーブル用天板10が得られる。また、表板20、裏板22及びコーナ部材24の全てがプレス成形品であることにより、安価なテーブル用天板10が得られる。
【0042】
次に、本発明によるテーブル用天板の他の実施形態を、
図8~
図11を参照して説明する。なお、
図8~
図11において、
図1~
図7に対応する部分は、
図1~
図7に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0043】
この実施形態では、各コーナ部材24は、
図8~
図10に示されているように、各フランジ部24Cの遊端側に開口して矩形板状の芯材46の対応する角部46Aを受容する平面視でL形に窪んだ芯材係合部24Eを含んでいる。各芯材係合部24Eが芯材46の対応する角部46Aを受容することにより、表板20及び裏板22に対する芯材46の水平方向に位置決めがなされ、表板20の主板部20B及び裏板22の主板部22Bの略中央部に芯材46が配置される。
【0044】
これにより、各コーナ部材24は芯材46の位置決め部材を兼ね、芯材46の位置決め部材を別途設ける必要がなくなる。これにより部品点数の削減が図られる。
【0045】
また、この実施形態では、
図8及び
図11に示されているように、各第2縁板部22Cは、対応する第1縁板部20Cより内方に偏倚しており、先端(上端)から水平方向内方に折曲して主板部20Bの下面に接合される接合用片部22Dを含んでいる。各第1縁板部20Cは先端(下端)から水平方向内方に折曲して第2縁板部22Cの外面に当接或いは接合される当接片部20Eを含んでいる。
【0046】
これにより、第1縁板部20C及び第2縁板部22Cと主板部20Bとが互いに協働してテーブル用天板10の直線状の各辺に沿って延在する箱形断面部A(
図11参照)を構成する。箱形断面部Aにより、テーブル用天板10の各辺部の強度が補強部材を要することなく向上する。
【0047】
その他のことについては前述の実施形態と同じ構成であるから、この実施形態でも前述の実施形態と同等の効果が得られる。
【0048】
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0049】
例えば、第1縁板部20Cに相当する縁板部が裏板22に形成され、第2縁板部22Cに相当する縁板部が表板20に形成されていてもよい。表板20、裏板22及びコーナ部材24は、必ずしもプレス成形品である必要なく、これらは樹脂成形品であってもよい。
【0050】
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
【符号の説明】
【0051】
10 :テーブル用天板
12 :脚体
14 :キャスタ
20 :表板
20A :コーナ部
20B :主板部
20C :第1縁板部
20D :接合代
20E :当接片部
22 :裏板
22A :コーナ部
22B :主板部
22C :第2縁板部
22D :接合用片部
24 :コーナ部材
24A :円弧部
24B :接合用片部
24C :フランジ部
24D :スリット
24E :芯材係合部
26 :化粧板
28 :化粧用帯体
30 :補強板
30A :主板部
30B :起立片部
30C :接合片部
32 :ナット
34 :貫通孔
36 :貫通孔
38 :脚本体
40 :ボルト
42 :ブラケット
42A :突起
42B :貫通孔
44 :ボルト
46 :芯材
46A :角部
A :箱形断面部