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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-01
(45)【発行日】2022-02-09
(54)【発明の名称】電動ポンプ
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/50 20060101AFI20220202BHJP
   F04D 29/62 20060101ALI20220202BHJP
   H02K 3/52 20060101ALI20220202BHJP
【FI】
H02K3/50 A
F04D29/62 A
H02K3/52 E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020022028
(22)【出願日】2020-02-13
(65)【公開番号】P2021129374
(43)【公開日】2021-09-02
【審査請求日】2020-11-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000106944
【氏名又は名称】シナノケンシ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100135622
【弁理士】
【氏名又は名称】菊地 挙人
(72)【発明者】
【氏名】宮坂 武
(72)【発明者】
【氏名】手塚 貴久
(72)【発明者】
【氏名】小山 直実
(72)【発明者】
【氏名】中野 拓哉
【審査官】中島 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-196754(JP,A)
【文献】特開2014-176211(JP,A)
【文献】国際公開第2020/026710(WO,A1)
【文献】特開2019-210924(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/00- 3/52
F04D 29/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インペラと、
前記インペラに連結されたロータと、
前記ロータを収容したハウジングと、
前記ハウジングを外側から包囲した複数の分割鉄心と、
前記複数の分割鉄心のそれぞれに取り付けられた複数の分割コイルボビンと、
前記複数の分割コイルボビンにそれぞれ巻回された複数の分割コイルと、
複数のバスバーを含むバスバーユニットと、を備え、
複数の前記バスバーの少なくとも一つは、略C字状のリング部、及び前記リング部の径方向外側の外周縁から径方向外側に延びて途中で湾曲して径方向内側に延びたフック部、を含み、
複数の前記分割コイルの少なくとも一つは、前記分割コイルボビンに巻回された巻回部、及び前記巻回部から引き出された引出部、を含み、
前記引出部の一部は、前記フック部に係合して溶接されており、
前記リング部は、径方向の幅よりも前記ロータの軸心方向の厚みの方が薄い、電動ポンプ。
【請求項2】
前記フック部に係合した箇所での前記引出部の中心軸は、前記ロータの軸心方向から見た場合に、前記リング部よりも径方向外側に位置している、請求項1の電動ポンプ。
【請求項3】
前記フック部を逃がす開口部を有するとともに複数の前記バスバーを覆う絶縁部材を備え、
前記フック部に係合して溶接された前記引出部は、前記絶縁部材を介して、当該フック部が設けられた前記バスバーよりも径方向外側に位置した他の前記バスバーの一部に交差して前記巻回部から引き出されている、請求項1又は2の電動ポンプ。
【請求項4】
複数の前記バスバーはそれぞれ、前記リング部、及び前記フック部、を含み、
複数の前記分割コイルのそれぞれは、前記巻回部、及び引出部と、を含み、
複数の前記引出部の一部は、それぞれ、複数の前記フック部に係合して溶接されている、請求項1乃至3の何れかの電動ポンプ。
【請求項5】
複数の前記バスバーは、前記ロータの軸心方向に直交する直交方向で複数の前記分割コイルに重なっている、請求項1乃至4の何れかの電動ポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の分割鉄心と、複数の分割鉄心のそれぞれに取り付けられた複数の分割コイルボビンと、複数の分割コイルボビンにそれぞれ巻回された複数の分割コイルと、複数の分割コイルと導通接続された複数のバスバーと、を備えた電動ポンプが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-196754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バスバーと分割コイルとの間に導通不良が発生すると、電動ポンプが適切に駆動しない可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、導通不良の発生が抑制された電動ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、インペラと、前記インペラに連結されたロータと、前記ロータを収容したハウジングと、前記ハウジングを外側から包囲した複数の分割鉄心と、前記複数の分割鉄心のそれぞれに取り付けられた複数の分割コイルボビンと、前記複数の分割コイルボビンにそれぞれ巻回された複数の分割コイルと、複数のバスバーを含むバスバーユニットと、を備え、複数の前記バスバーの少なくとも一つは、略C字状のリング部、及び前記リング部の径方向外側の外周縁から径方向外側に延びて途中で湾曲して径方向内側に延びたフック部、を含み、複数の前記分割コイルの少なくとも一つは、前記分割コイルボビンに巻回された巻回部、及び前記巻回部から引き出された引出部、を含み、前記引出部の一部は、前記フック部に係合して溶接されている、電動ポンプによって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、導通不良の発生が抑制された電動ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1Aは電動ポンプの斜視図、図1Bは電動ポンプの上面図である。
図2図2は、ケース内に収納されたモータの説明図である。
図3図3は、ケース内に収納されたモータの説明図である。
図4図4は、モータのハウジングの外観図である。
図5図5A及び図5Bは、バスバーユニットの説明図である。
図6図6A及び図6Bは、絶縁紙の説明図である。
図7図7A及び図7Bは、溶接する前のバスバーのフック部周辺の拡大図である。
図8図8A及び図8Bは、溶接する前の変形例のバスバーのフック部周辺の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1Aは電動ポンプ1の斜視図、図1Bは電動ポンプ1の上面図である。電動ポンプ1は、ケース10及び20を備える。ケース10は、インペラ48を収納した内部空間が形成されている。この内部空間には、液体である流体を導入するための導入管部14と、排出するための排出管部15とが連通している。導入管部14及び排出管部15は、略平行であって、インペラ48の回転中心軸に平行な軸心方向D1とは垂直な方向に延びている。また、ケース10内には、後述するプリント基板が設けられている。ケース20は、モータMを収納している。尚、図1には軸心方向D1に直交する直交方向D2を示している。
【0010】
図2及び図3は、ケース20内に収納されたモータMの説明図である。図4は、モータMのハウジング70の外観図である。モータMは、ロータR、ロータRを収納するハウジング70、ハウジング70周辺に配置された固定子S、バスバーユニット80等を含む。固定子Sは、複数の分割鉄心30、複数の分割鉄心30のそれぞれに取り付けられた複数の分割コイルボビン32、複数の分割コイルボビン32のそれぞれに巻回された複数の分割コイル34を含む。分割鉄心30、分割コイルボビン32、及び分割コイル34は、12対設けられおり、詳しくは後述する。ロータRは、ハウジング70の円筒部75の内周面と対向する複数の永久磁石が設けられている。インペラ48が永久磁石と固定され、ロータRとインペラ48とが一体に回転する。インペラ48が回転することにより、流体が導入管部14からケース10内に導入されて排出管部15から排出される。
【0011】
図4に示すように、ハウジング70は、円筒部75、底壁部77、支持板78、及びフランジ部79を有している。ロータRは、円筒部75に包囲されるように収納されている。具体的には、ロータRはその回転軸が底壁部77に対して垂直となる姿勢で底壁部77に支持されている。そして回転軸とロータRとの間にすべり軸受けを設けることで、ロータRは回転可能に支持されている。円筒部75の内周面は、ロータRの外周面に固定された複数の永久磁石と対向している。フランジ部79は、底壁部77とは反対側の円筒部75の端部から径方向外側に延在している。支持板78は、フランジ部79から軸心方向D1に突出している。支持板78のフランジ部79からの軸心方向D1の突出高さは、底壁部77を越えない高さに設定されている。また、支持板78は、図2に示すように固定子Sには接触しない位置に設けられている。支持板78の、フランジ部79から円筒部75が形成されている側の先端には、ガイド溝781~783が形成されている。図2及び図3に示すように、複数の分割鉄心30は、周方向に並ぶように配置されており、ハウジング70の円筒部75を外側から包囲している。ハウジング70は、合成樹脂製であるが、これに限定されず例えば非磁性金属製であってもよい。
【0012】
図2図3、及び図4に示すように、ハウジング70の底壁部77の外面には、バスバーユニット80と絶縁紙100とが配置される。バスバーユニット80は、後述する分割コイル34から引き出された引出部36により複数の分割コイル34に導通接続されている。また、バスバーユニット80も、引出部36によりターミナルピン90u、90v、及び90wに導通接続されている。ターミナルピン90u、90v、及び90wは、モータMの駆動制御用のプリント基板と導通接続されている。ターミナルピン90u、90v、及び90wは、支持板78に支持されてフランジ部79に形成された挿入孔にそれぞれ挿入されて保持されている。支持板78は、支持部の一例である。
【0013】
図5A及び図5Bは、バスバーユニット80の説明図である。図5Aは、バスバーユニット80の正面を示し、図5Bは、バスバーユニット80の側面を示している。バスバーユニット80は、それぞれ略C字状に形成されたバスバー81n、81u、81v、及び81wを有している。バスバー81n、81u、81v、及び81wは、略同一平面上に略同心円状に配置されている。バスバー81n、81u、81v、及び81wは、銅等からなる平板状の金属板材をプレス加工等により打ち抜き、曲げ加工がなされたものである。コモン線であるバスバー81nが最も径方向外側に配置されており、バスバー81wが最も径方向内側に配置されている。バスバー81uは、バスバー81vよりも径方向外側に配置されている。従って、バスバー81n、81u、81v、81wの順に径が小さくなっている。バスバー81u、81v、及び81wは、それぞれU相、V相、及びW相用のバスバーである。
【0014】
バスバー81nは、リング部82nと、リング部82nに設けられた複数のフック部84nを有している。同様に、バスバー81uはリング部82uと複数のフック部84uとを有し、バスバー81vはリング部82vと複数のフック部84vとを有し、バスバー81wはリング部82wと複数のフック部84wとを有している。リング部82n、82u、82v、及び82wは、この順に周方向の長さが小さくなっている。リング部82n、82u、82v、及び82wはそれぞれ、両端部を有した略C字状であり、径方向の幅よりも軸心方向D1の厚みの方が薄く形成されている。尚、略C字状とは、図5Aに示すように完全な円弧を有したC字状に限定されず、複数の略直線状の部位から構成されて両端部が互いに対向した形状であってもよいし、略直線状の部位と略曲線状の部位とから構成されて両端部が互いに対向した形状であってもよい。
【0015】
フック部84n、84u、84v、及び84wは、それぞれ、リング部82n、82u、82v、及び82wの径方向外側の外周縁から径方向外側に延びて途中で湾曲して径方向内側に延びている。フック部84nは、略等しい角度間隔で、分割コイル34の数と等しい数だけ設けられており、具体的には12個設けられている。フック部84u、84v、及び84wはそれぞれ4個ずつ設けられている。尚、図5Bには、分割コイル34を示しているが詳しくは後述する。
【0016】
図6A及び図6Bは、絶縁紙100の説明図である。図6Aは、絶縁紙100の正面を示しており、図6Bは絶縁紙100の側面を示している。絶縁紙100は、略円形に形成されており、外周部にはフック部84nを露出するための切欠部104nが形成されている。また、絶縁紙100には、フック部84uを露出するための開口部104uが形成されている。また、絶縁紙100の中心には、4つのフック部84vと4つのフック部84wとを露出する開口部104vwが形成されている。絶縁紙100は、これらのフック部は露出するがリング部82n、82u、及び82vを覆っている。尚、絶縁紙100には、上述の用途以外の開口部も複数設けられている。
【0017】
図2及び図3に示すように、U相用の分割コイル34は、分割コイルボビン32に巻回された巻回部35と、巻回部35から引き出された引出部36u及び36nとを有している。引出部36nは分割コイル34の一端側から引き出されており、引出部36uは分割コイル34の他端側から引き出されている。同様に、V相用の分割コイル34は、巻回部35、引出部36v及び36nを有している。W相用の分割コイル34は、巻回部35、引出部36w及び36nを有している。各相の分割コイル34の引出部36nは、それぞれフック部84nに係合して溶接されている。引出部36u、36v、及び36wはそれぞれフック部84u、84v、及び84wに係合して溶接されている。このように係合して溶接されているため、分割コイルとバスバーとの導通不良が抑制される。
【0018】
バスバー81nの複数のフック部84nは、それぞれ複数の引出部36nに溶接されており、フック部84nは略等角度間隔で配置されている。バスバー81u、81v、及び81wについても同様である。このため、ハウジング70の底壁部77に、バスバー81n、81u、81v、及び81wのそれぞれの位置を規定するための位置決め部を設けていない場合であっても、これらの位置ずれを抑制できる。従って、例えばバスバー同士が位置ずれにより接触して短絡することを防止できる。
【0019】
また、図5B図2からわかるように、バスバーユニット80のバスバー81n、81u、81v、及び81wや絶縁紙100は、複数の分割コイル34に直交方向D2で重なる。このため、モータMの軸心方向D1での大型化が抑制され、ひいては電動ポンプ1の軸心方向D1での大型化が抑制されている。また、分割コイル34の引出部36n等をフック部84nに係合する作業が容易となる。
【0020】
図3及び図5Aからわかるように、引出部36uは、絶縁紙100を介してバスバー81nのリング部82nに軸心方向D1で重なっている。このため、引出部36uがリング部82nに接触して短絡することを防止できる。同様に、引出部36vは、絶縁紙100を介してバスバー81n及び81uのリング部82n及び82uに軸心方向D1で重なっているため、引出部36vがリング部82n及び82uの何れかに接触して短絡することを防止できる。引出部36wは、絶縁紙100を介してバスバー81n、81u、及び81vのリング部82n、82u、及び82vに軸心方向D1で重なっているため、引出部36wがリング部82n、82u、及び82vの何れかに接触して短絡することを防止できる。また、絶縁紙100によりバスバーユニット80を覆うことにより、上記のような短絡を防止しつつ、引出部36u、36v、及び36wをできるだけバスバーユニット80に接近して沿うように配置できる。このため、電動ポンプ1の軸心方向D1での大型化が抑制されている。
【0021】
図2及び図3に示すように、U相用の分割コイル34の一つの引出部36u1は、フック部84uに係合して溶接されつつ、その先端が固定子Sの外側にまで引き出されて、支持板78のガイド溝781に挿入されてガイドされてターミナルピン90uに導通接続されている。同様に、V相用の分割コイル34の一つの引出部36v1も、その先端が支持板78に形成されたガイド溝782に挿入されてガイドされターミナルピン90vに導通接続されている。W相用の分割コイル34の一つの引出部36w1も、その先端が支持板78に形成されたガイド溝783に挿入されてガイドされターミナルピン90wに導通接続されている。ガイド溝781~783は、ガイド部の一例でありこれに限定されない。ガイド部は、例えば支持板78に形成されて分割コイルの引出部を挿通可能なガイド開口であってもよい。
【0022】
これにより、例えばターミナルピンを、固定子Sの外側から固定子Sを越えてフック部84uにまで延ばしてフック部84uに導通接続する場合と比較して、ターミナルピン90uは小型化されている。ターミナルピン90v及び90wも同様である。このため、製造コストを削減できる。
【0023】
図7A及び図7Bは、溶接する前のバスバー81nのフック部84n周辺の拡大図である。溶接の一例としては抵抗溶接であり、抵抗溶接後はフック部84nが軸心方向D1でバスバー81n側に屈曲し、引出部36nを包囲するように変形する。図7A及び図7Bには、引出部36nの中心軸Aを点線で示している。引出部36nのフック部84nに係合する箇所での中心軸Aは、軸心方向D1から見てリング部82nに重ならない。図8A及び図8Bは、溶接する前の変形例のバスバー81naのフック部84na周辺の拡大図である。なお、溶接の様態については先述の図7A及び図7Bと同様である。図8A及び図8Bには、引出部36nの中心軸Aaを点線で示している。変形例のバスバー81naにおいて、引出部36nのフック部84naに係合する箇所での中心軸Aaは、軸心方向D1から見てリング部82nに重なっている。変形例のように、中心軸Aaがリング部82nに重なっていると、引出部36nのフック部84naに係合する箇所の周辺で引出部36nが軸心方向D1でリング部82nから離れるように浮き上がる可能性がある。これにより、電動ポンプが軸心方向D1で大型化する可能性がある。また、引出部36nをフック部84naに係合してから抵抗溶接により両者を溶接するが、その際に引出部36nのフック部84na周辺で浮き上がった部位に抵抗溶接の電極がフック部84naよりも早く接触して、引出部36nから分割コイル34に電流が流れて、適切に溶接できない可能性がある。本実施例のように、引出部36nのフック部84nに係合する箇所での中心軸Aは、軸心方向D1から見てリング部82nに重ならないことにより、このような引出部36nの浮き上がりが防止され、適切に溶接することができる。このため、図7A及び図7Bに示すように、引出部36nのフック部84nに係合する箇所での中心軸Aは、軸心方向D1から見てリング部82nに重ならない方が好ましい。
【0024】
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
【0025】
上記電動ポンプ1は、液体を導入及び排出するものであるが、流体として気体を導入及び排出する電動ポンプに本発明を適用してもよい。
【0026】
上記実施例では、底壁部77は、直交方向D2で全ての分割コイル34に重なっているが、これに限定されず、複数の分割コイル34のうちの少なくとも一部が直交方向D2で重なっていればよい。
【0027】
絶縁部材の一例として絶縁紙100を説明したが、これに限定されず、例えばゴム製の薄いシート状の部材であってもよい。
【0028】
上記実施例では、溶接は抵抗溶接としたがこれに限定されず、アーク溶接、電子ビーム溶接、ろう付、ガス溶接、爆発溶接、常温圧接、摩擦圧接、超音波圧接、拡散接合およびレーザー溶接であってもよい。
【符号の説明】
【0029】
1 電動ポンプ
30 分割鉄心
32 分割コイルボビン
34 分割コイル
48 インペラ
70 ハウジング
77 底壁部
80 バスバーユニット
81n、81u、81v、81w バスバー
82n、82u、82v、82w リング部
84n、84u、84v、84w フック部
100 絶縁紙
R ロータ
M モータ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8