(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-01
(45)【発行日】2022-02-09
(54)【発明の名称】プロトコルデータユニットセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/15 20180101AFI20220202BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20220202BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2020543386
(86)(22)【出願日】2019-02-14
(86)【国際出願番号】 CN2019075010
(87)【国際公開番号】W WO2019158095
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2020-09-17
(31)【優先権主張番号】201810152247.3
(32)【優先日】2018-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ,チイ
(72)【発明者】
【氏名】ゾーン,ザイフオン
(72)【発明者】
【氏名】ジュウ,フェンチン
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,TS 23.501: SM subscription data management on slice and DNN granularity[online],3GPP TSG SA WG2 #124,3GPP,2017年12月01日,S2-178626,検索日[2021.09.10],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_124_Reno/Docs/S2-178626.zip>
【文献】Samsung,User Plane Selection Criteria[online],3GPP TSG SA WG2 #118bis,3GPP,2016年01月20日,S2-170178,検索日[2021.09.10],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118BIS_Spokane/Docs/S2-170178.zip>
【文献】Huawei, HiSilicon,How multiple PDU sessions to same DN are transferred to EPS[online],3GPP TSG SA WG2 #125,3GPP,2018年01月26日,S2-180348,検索日[2021.09.10],Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_125_Gothenburg/Docs/S2-180348.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法であって、
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含む、ステップと、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップと
を含
み、
当該方法は、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、前記第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコア(EPC)ネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップを更に含む、方法。
【請求項2】
当該方法は、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップを更に含み、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより決定された前記第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、端末により確立される前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、前記第2の指示情報に従って、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の指示情報は、セッション及びサービス継続(SSC)モード1である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を更に含み、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
当該方法は、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップを更に含み、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより決定された前記第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のPDUセッションが以降にEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップは、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降に前記EPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項8】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法であって、
モビリティ管理デバイスにより、端末から第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含む、ステップと、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、
前記モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップと
を含
み、
当該方法は、
前記モビリティ管理デバイスにより、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降にEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップを更に含む、方法。
【請求項9】
当該方法は、
前記モビリティ管理デバイスにより、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップを更に含み、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記モビリティ管理デバイスにより決定された前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記端末により確立される前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第2の指示情報に従って、前記端末により確立される前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む、請求項
8又は
9に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の指示情報は、セッション及びサービス継続(SSC)モード1である、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、
前記モビリティ管理デバイスにより、第1の対応関係セット及び前記第1のDNNに基づいて、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含み、
前記第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、前記第1の対応関係セットは、前記第1のDNNと前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む、請求項
8又は
9に記載の方法。
【請求項13】
当該方法は、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するステップであり、前記第1の指示情報は、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップと、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1の指示情報に基づいて、前記第1のDNNと前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の前記対応関係を記憶するステップと
を更に含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を更に含み、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである、請求項
8乃至
13のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
当該方法は、
前記モビリティ管理デバイスにより、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップを更に含み、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記モビリティ管理デバイスにより決定された前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置であって、
モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニットであり、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含む、トランシーバユニットと、
前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成された処理ユニットと
を含み、
前記処理ユニットは、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成され
、
前記処理ユニットは、前記第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコア(EPC)ネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される、装置。
【請求項17】
前記処理ユニットは、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記処理ユニットにより決定された前記第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
16に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、端末により確立される前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
前記処理ユニットは、
前記第2の指示情報に従って、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成される、請求項
16又は
17に記載の装置。
【請求項19】
前記第2の指示情報は、セッション及びサービス継続(SSC)モード1である、請求項
18に記載の装置。
【請求項20】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を更に含み、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである、請求項
16乃至
19のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記処理ユニットは、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記処理ユニットにより決定された前記第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
20に記載の装置。
【請求項22】
前記処理ユニットは、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降に前記EPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される、請求項
16に記載の装置。
【請求項23】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置であって、
端末から第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニットであり、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含む、トランシーバユニットと、
前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成された処理ユニットと
を含み、
前記処理ユニットは、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成され
、
前記処理ユニットは、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降にEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される、装置。
【請求項24】
前記処理ユニットは、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、
同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
23に記載の装置。
【請求項25】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第2の指示情報を含み、前記第2の指示情報は、前記端末により確立される前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
前記処理ユニットは、
前記第2の指示情報に従って、前記端末により確立される前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成される、請求項
23又は
24に記載の装置。
【請求項26】
前記第2の指示情報は、セッション及びサービス継続(SSC)モード1である、請求項
25に記載の装置。
【請求項27】
前記処理ユニットは、
第1の対応関係セット及び前記第1のDNNに基づいて、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成され、
前記第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、前記第1の対応関係セットは、前記第1のDNNと前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む、請求項
23又は
24に記載の装置。
【請求項28】
前記トランシーバユニットは、
前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するように更に構成され、前記第1の指示情報は、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
前記処理ユニットは、前記第1の指示情報に基づいて、前記第1のDNNと前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の前記対応関係を記憶するように更に構成される、請求項
27に記載の装置。
【請求項29】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を更に含み、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである、請求項
23乃至
28のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項30】
前記処理ユニットは、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、
前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記処理ユニットにより決定された前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
29に記載の装置。
【請求項31】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するための
制御プレーン機能ネットワークエレメントであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、当該
制御プレーン機能ネットワークエレメントに請求項1乃至
7のうちいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラム命令を記憶しているメモリと
を含む
制御プレーン機能ネットワークエレメント。
【請求項32】
プロトコルデータユニット(PDU)セッション・サービスネットワークエレメントを決定するためのモビリティ管理デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されたとき、当該モビリティ管理デバイスに請求項8乃至15のうちいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラム命令を記憶しているメモリと
を含むモビリティ管理デバイス。
【請求項33】
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより実行されたとき、前記
制御プレーン機能ネットワークエレメントに請求項1乃至
7のうちいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項34】
モビリティ管理デバイスにより実行されたとき、前記モビリティ管理デバイスに請求項8乃至15のうちいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項35】
第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントと、モビリティ管理デバイスとを含む通信システムであって、
前記モビリティ管理デバイスは、端末から第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含み、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定し、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求を前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信する、ように構成され、
前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、前記モビリティ管理デバイスから前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求を受信し、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、前記第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定するように構成され
、
前記モビリティ管理デバイスは、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降にEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される、システム。
【請求項36】
第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントと、モビリティ管理デバイスとを含む通信システムであって、
前記モビリティ管理デバイスは、端末から第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1のデータネットワーク名(DNN)を含み、前記第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが前記第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定し、前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求を前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信する、ように構成され、
前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、前記モビリティ管理デバイスから前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求を受信し、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、前記第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定するように構成され、
前記制御プレーン機能ネットワークエレメントは、加入データに基づいて、前記第1のPDUセッションが以降にEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される、システム。
【請求項37】
前記モビリティ管理デバイスは、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
35又は36に記載のシステム。
【請求項38】
前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、前記第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
35乃至37のうちいずれか1項に記載のシステム。
【請求項39】
前記第1のPDUセッションを確立するための前記要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)を更に含み、前記第1のDNNに対応する前記PDUセッションは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである、請求項
35に記載のシステム。
【請求項40】
前記モビリティ管理デバイスは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションに対応する制御プレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
39に記載のシステム。
【請求項41】
前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するように更に構成され、前記第1のDNN及び前記第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、前記第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する前記確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである、請求項
39又は
40に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
この出願は、2018年2月14日に、「METHOD AND APPARATUS FOR DETERMINING PROTOCOL DATA UNIT SESSION SERVICE NETWORK ELEMENT」という名称で中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第201810152247.3号に対する優先権を主張し、その全内容を援用する。
【0002】
[技術分野]
この出願は、通信分野に関し、より具体的には、通信分野におけるプロトコルデータユニットセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信技術の急速な発展によって、第5世代(Fifth Generation, 5G)移動通信技術が出現している。ネットワーク展開の初期の期間では、5Gネットワークカバレッジが不十分であるので、ユーザ機器(User Equipment, UE)の位置が変化したとき、UEは、5Gネットワークと第4世代(Fourth Generation, 4G)ネットワークとの間でセッションを切り替える必要がある。
【0004】
4Gネットワークにおいてパケットデータネットワーク(packet data network, PDN)接続を確立することは、アクセスポイント名(access point name, APN)のパラメータを必要とし、5Gにおいてプロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)セッションを作成することは、データネットワーク名(data network name, DNN)を必要とする。4GにおけるAPNは5GにおけるDNNと等価である。
【0005】
UEは、5Gにおいて同じDNNを使用する1つ以上のPDUセッションを確立してもよい。同じDNNを有するセッションについてどのようにセッション管理ネットワークエレメントを選択するかは、従来技術では規定されていない。したがって、同じDNNを有する1つ以上のPDUセッションについて、異なるセッション管理ネットワークエレメントが選択される可能性がある。4Gにおいて、APN集約最大ビットレート(aggregated maximum bit rate, AMBR)を制御するために、同じAPNを有する1つ以上のPDN接続について、1つのセッション管理デバイスのみが選択できることが必要とされる。したがって、同じDNNを有し、異なるセッション管理ネットワークエレメントが選択された複数のPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要があるとき、AMBRを制御することができない。
【発明の概要】
【0006】
この出願は、AMBRを制御するのを支援するための、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法及び装置を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法が提供され、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、ステップと、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1の指示情報をモビリティ管理デバイスに送信するステップであり、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップとを含む。
【0008】
この出願のこの実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じDNNに対応する複数のPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する。このように、同じDNNを有する複数のPDUセッションが5Gネットワークから4Gネットワークに切り替えられるとき、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが依然として選択されてもよく、それにより、AMBRを制御することができる。
【0009】
第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNNにより示されるデータネットワークにアクセスする1つ以上のPDUセッションを示すことが理解されるべきである。第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNNを搬送し且つ端末により確立される1つ以上のPDUセッションでもよい。任意選択で、第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ異なる端末により確立される複数のPDUセッションでもよい。
【0010】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0011】
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む。
【0012】
言い換えると、この場合、第2の指示情報は、端末を粒度として使用することにより、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。このように、端末により確立される同じDNNを有する複数のPDUセッションが同時に4Gネットワークに切り替えられることができ、それにより、端末のPDUセッションの継続性が確保でき、AMBRが実現できる。
【0013】
いくつかの実現方式では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0014】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップであり、指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップを含む。ここでの指示情報は、以下の第3の指示情報でもよく、或いは、第4の指示情報でもよい。
【0015】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップであり、第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである、ステップを含む。
【0016】
言い換えると、この場合、第3の指示情報は、端末を粒度として使用することにより、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。この場合、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0017】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップであり、第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、
第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである、ステップを含む。
【0018】
言い換えると、この場合、第4の指示情報は、DNNを粒度として使用することにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。この場合、第4の指示情報は、制御プレーン機能ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。この場合、同じDNNを有する全てのPDUセッションは、同時に4Gネットワークに切り替えられることができる。これは、切り替え効率を改善し、AMBRを実現できる。
【0019】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する前に、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコアEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップを更に含む。
【0020】
任意選択で、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションのSSCモードに基づいて、第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があるか否かを決定してもよい。第1のPDUセッションのSSCモードがモード1である場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があることを決定する。第1のPDUセッションのSSCモードがモード2又はモード3である場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要がないことを決定する。言い換えると、端末により確立される第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があることが決定された場合、第1のDNNを搬送し且つ端末により確立される他のPDUセッションも、以降にEPCに切り替えられる必要がある。
【0021】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した後に、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントを第1のPDUセッションに割り当て、第1のDNNと割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するステップを更に含む。このように、第1のDNNを搬送する他のPDUセッションを以降に受信したとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択してもよい。
【0022】
いくつかの実現方式では、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、モビリティ管理デバイスにより送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNNを含む、ステップと、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定するステップとを更に含む。
【0023】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定してもよい。第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1のPDUセッションについて制御プレーン機能ネットワークエレメントにより選択されるユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントである。第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されていないとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、従来技術に従って、第1のPDUセッションについてユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する。
【0024】
第2の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法が提供され、モビリティ管理デバイスにより、端末により送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の対応関係セットに基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップであり、第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第2のPDUセッションを確立するための要求を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信するステップとを含む。
【0025】
この出願のこの実施形態では、モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットを記憶する。第2のPDUセッションを受信したとき、モビリティ管理デバイスは、第2のPDUセッションで搬送されたDNNに基づいて、第1の対応関係セットを照会してもよい。第2のPDUセッションで搬送されたDNNに関連する対応関係が見つかったとき、第2のPDUセッションについて、対応関係における指定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることが決定される。このように、同じDNNを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択できる。
【0026】
いくつかの実現方式では、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するステップであり、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の指示情報に従って、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するステップとを更に含む。
【0027】
任意選択で、モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットを形成するために、複数の制御プレーン機能ネットワークエレメントのそれぞれにより送信された第1の指示情報を受信し、第1の対応関係セットを記憶してもよい。
【0028】
いくつかの実現方式では、第1の対応関係セット内の各要素(対応関係)は、1つのDNNと1つの制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係と、1つのDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があるか否かとを示すために使用される。
【0029】
いくつかの実現方式では、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0030】
いくつかの実現方式では、第1の対応関係セットは、具体的には、特定のDNN及び特定のS-NSSAIを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットを検索し、第2のPDUセッションで搬送された第1のDNN及び第1のS-NSSAIに関連する対応関係を見つけたとき、第2のPDUセッションについて、対応関係における指定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。このように、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択できる。いくつかの実現方式では、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するステップであり、第1の指示情報は、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の指示情報に従って、第1のDNNとS-NSSAIと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するステップとを更に含む。
【0031】
いくつかの実現方式では、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第5の指示情報を含み、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。第3の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法が提供され、モビリティ管理デバイスにより、端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを含む。
【0032】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスは、同じDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、同じDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じDNNを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。
【0033】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、モビリティ管理デバイスにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む。
【0034】
いくつかの実現方式では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0035】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、モビリティ管理デバイスにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択する必要があることを決定するステップを含む。第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0036】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、モビリティ管理デバイスにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む。第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又はモビリティ管理ネットワークエレメントからのものである。
【0037】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した場合、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第5の指示情報を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信するステップであり、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションが同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントに対応することを示すために使用される、ステップを更に含む。
【0038】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ端末により初めて確立されるPDUセッションであるか、或いは、第1のPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ端末により初めて確立されるのではないPDUセッションである。
【0039】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0040】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されていないとき、モビリティ管理デバイスは、従来技術に従って、第1のPDUセッションについて第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントを選択する。
【0041】
第3の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法が提供される。当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを含む。
【0042】
いくつかの実現方式では、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップと、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNNを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを更に含む。
【0043】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、モビリティ管理デバイスにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む。
【0044】
いくつかの実現方式では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0045】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、第1の対応関係セット及び第1のDNNに基づいて、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含み、第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む。
【0046】
いくつかの実現方式では、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するステップであり、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップと、モビリティ管理デバイスにより、第1の指示情報に従って、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するステップとを更に含む。
【0047】
いくつかの実現方式では、モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した場合、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第5の指示情報を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信するステップであり、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される、ステップを更に含む。
【0048】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0049】
いくつかの実現方式では、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップと、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップを更に含む。
【0050】
第4の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法が提供され、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、モビリティ管理デバイスにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するステップであり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、ステップと、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップと、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを含む。
【0051】
いくつかの実現方式では、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップと、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNNを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを更に含む。
【0052】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第2の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップを含む。
【0053】
いくつかの実現方式では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0054】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップであり、第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである、ステップを含む。
【0055】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するステップであり、第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0056】
いくつかの実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0057】
いくつかの実現方式では、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するステップと、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するステップとを更に含む。
【0058】
いくつかの実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する前に、当該方法は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコアEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するステップを更に含む。
【0059】
第5の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供され、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。具体的には、当該装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0060】
第6の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供され、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。具体的には、当該装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0061】
第7の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供され、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。具体的には、当該装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0062】
第8の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供され、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成される。具体的には、当該装置は、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行するように構成されたユニットを含む。
【0063】
第9の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供される。当該装置は、トランシーバ(送信機及び受信機を含んでもよい)と、メモリと、プロセッサとを含む。トランシーバ、メモリ及びプロセッサは、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行し、信号を受信するように受信機を制御し、信号を送信するように送信機を制御し、それにより、当該装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行する。
【0064】
第10の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供される。当該装置は、トランシーバ(送信機及び受信機を含んでもよい)と、メモリと、プロセッサとを含む。トランシーバ、メモリ及びプロセッサは、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行し、信号を受信するように受信機を制御し、信号を送信するように送信機を制御し、それにより、当該装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行する。
【0065】
第11の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供される。当該装置は、トランシーバ(送信機及び受信機を含んでもよい)と、メモリと、プロセッサとを含む。トランシーバ、メモリ及びプロセッサは、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行し、信号を受信するように受信機を制御し、信号を送信するように送信機を制御し、それにより、当該装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行する。
【0066】
第12の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置が提供される。当該装置は、トランシーバ(送信機及び受信機を含んでもよい)と、メモリと、プロセッサとを含む。トランシーバ、メモリ及びプロセッサは、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行し、信号を受信するように受信機を制御し、信号を送信するように送信機を制御し、それにより、当該装置は、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行する。
【0067】
第13の態様によれば、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するためのシステムが提供され、第5の態様又は第5の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置と、第6の態様又は第6の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置とを含む。任意選択で、当該システムは、第7の態様又は第7の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置と、第8の態様又は第8の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置とを含む。任意選択で、当該システムは、第9の態様又は第9の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置と、第10の態様又は第10の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置とを含む。任意選択で、当該システムは、第11の態様又は第11の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置と、第12の態様又は第12の態様のいずれかの任意選択の実現方式における装置とを含む。
【0068】
第14の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0069】
第15の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0070】
第16の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0071】
第17の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0072】
第18の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0073】
第19の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0074】
第20の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0075】
第21の態様によれば、この出願は、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で動作したとき、コンピュータは、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
【0076】
第22の態様によれば、この出願は、PDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するためのチップを提供する。チップは命令を記憶し、命令が制御プレーン機能ネットワークエレメント又はモビリティ管理デバイス上で動作したとき、制御プレーン機能ネットワークエレメント又はモビリティ管理デバイスは、上記の態様におけるいずれかの方法を実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【
図1】この出願の実施形態による、4Gネットワークと5Gネットワークとの間の相互接続を実現するアーキテクチャシステムの概略図である。
【
図2】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法の概略図である。
【
図3】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための他の方法の概略図である。
【
図4】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための他の方法の概略図である。
【
図5】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の方法の概略図である。
【
図6】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の方法の概略図である。
【
図7】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置の概略ブロック図である。
【
図8】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための他の装置の概略ブロック図である。
【
図9】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【
図10】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【
図11】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するためのシステムの概略ブロック図である。
【
図12】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための他のシステムの概略ブロック図である。
【
図13】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【
図14】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【
図15】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【
図16】この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0078】
この出願の実施形態における技術的解決策を理解するのを容易にするために、以下に、まず、この出願に関連する技術について簡単に説明する。
【0079】
本発明の実施形態は、
図1に示す4Gネットワークと5Gネットワークとの間の相互接続を実現するアーキテクチャシステム100に適用されてもよいモビリティ管理方法を提供する。
図1に示すように、アーキテクチャシステム100は、4Gネットワーク及び5Gネットワークにより共有されるユーザプレーン機能(user plane function, UPF)エンティティ+PDNゲートウェイユーザプレーン機能(PDN gateway user plane function, PGW-U)エンティティ、セッション管理機能(session management function, SMF)エンティティ+PDNゲートウェイ制御プレーン機能(PDN gateway control plane function, PGW-C)エンティティ、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)エンティティ+ポリシー及び課金ルール機能(policy and charging rules function, PCRF)エンティティ、ホーム加入者サーバ(home subscriber server, HSS)+統一データ管理(unified data management, UDM)エンティティティを含む。ここで、「+」は、統合構成を示す。UPFは5Gネットワークのユーザプレーン機能であり、PGW-UはUPFに対応する4Gネットワークのゲートウェイユーザプレーン機能である。SMFは5Gネットワークのセッション管理機能であり、PGW-CはSMFに対応する4Gネットワークのゲートウェイ制御プレーン機能である。PCFは5Gネットワークのポリシー制御機能であり、PCRFはPCFに対応する4Gネットワークのポリシー及び課金ルール機能である。ここでの「統合構成」は、同じデバイスが2つのエンティティの機能を有することを意味する。この出願の実施形態では、説明を容易にするために、HSS+UDMエンティティがユーザデータ管理ネットワークエレメントと呼ばれ、PGW-Cエンティティ+SMFエンティティが制御プレーン機能ネットワークエレメントと呼ばれ、UPFエンティティ+PGW-Uエンティティがユーザプレーン機能ネットワークエレメントと呼ばれる。これは、ここで主として記載され、以下では再び説明しない。明らかに、統合構成を通じて取得される上記のネットワークデバイスはまた、他の名称を使用してもよい。これは、この出願の実施形態にでは具体的に限定されない。
【0080】
さらに、
図1に示すように、4Gネットワークと5Gネットワークとの間の相互接続を実現する上記のアーキテクチャは、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity, MME)と、サービングゲートウェイ(Serving Gateway, SGW)と、5Gネットワークにおけるアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function, AMF)エンティティとを更に含んでもよい。端末は、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(evolved universal terrestrial radio access network, E-UTRAN)デバイスを使用することにより4Gネットワークにアクセスし、端末は、次世代無線アクセスネットワーク(next generation radio access network, NG-RAN)デバイスを使用することにより5Gネットワークにアクセスする。E-UTRANデバイスはS1-MMEインタフェースを使用することによりMMEと通信し、E-UTRANデバイスはS1-Uインタフェースを使用することによりSGWと通信し、MMEはS11インタフェースを使用することによりSGWと通信し、MMEはS6aインタフェースを使用することによりユーザデータ管理ネットワークエレメントと通信し、MMEはN26インタフェースを使用することによりAMFエンティティと通信し、SGWはS5-Uインタフェースを使用することによりPGW-Uエンティティ+UPFエンティティと通信し、SGWはS5-Cインタフェースを使用することによりPGW-Cエンティティ+SMFエンティティと通信し、PGW-Uエンティティ+UPFエンティティはN3インタフェースを使用することによりNG-RANデバイスと通信し、PGW-Uエンティティ+UPFエンティティはN4インタフェースを使用することによりPGW-Cエンティティ+SMFエンティティと通信し、PGW-Cエンティティ+SMFエンティティはN7インタフェースを使用することによりPCRFエンティティ+PCFエンティティと通信し、HSS+UDMエンティティはN10インタフェースを使用することによりPGW-Cエンティティ+SMFエンティティと通信し、HSS+UDMエンティティはN8インタフェースを使用することによりAMFエンティティと通信し、PCRFエンティティ+PCFエンティティはN15インタフェースを使用することによりAMFエンティティと通信し、PGW-Cエンティティ+SMFエンティティはN11インタフェースを使用することによりAMFエンティティと通信し、AMFエンティティはN2インタフェースを使用することによりNG-RANデバイスと通信し、AMFエンティティはN1インタフェースを使用することにより端末と通信する。上記の相互接続アーキテクチャでは、MMEとAMFとの間のN26インタフェースは、いくつかのシナリオにおいて存在しなくてもよく、N26インタフェースは、端末コンテキスト転送及びハンドオーバプロセスにおいて使用されてもよい。この出願は、MMEとAMFの間にN26インタフェースが存在するシナリオと、MMEとAMFの間にN26インタフェースが存在しないシナリオとについて、関連する可能な実現方式について別々に説明する。
【0081】
端末がUEであることが、
図1における例として単に使用されており、
図1におけるネットワークエレメントの間のインタフェースの名称は単なる例である点に留意すべきである。具体的な実現方式では、インタフェース名は他の名称でもよく、これはこの出願の実施形態では具体的に限定されない。
【0082】
5GネットワークにおけるNG-RANデバイスはまた、アクセスデバイスとも呼ばれてもよい点に留意すべきである。アクセスデバイスは、コアネットワークにアクセスするデバイスであり、例えば、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway, BNG)、アグリゲーションスイッチ又は非3GPPアクセスデバイスでもよい。基地局は、様々なタイプの基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局及びアクセスポイントを含んでもよい。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
【0083】
明らかに、4Gネットワーク及び5Gネットワークに他のネットワークエレメントが存在してもよい。例えば、4Gネットワークは、サービング汎用パケット無線システム(general packet radio system, GPRS)サポートノード(serving GPRS support node, SGSN)を更に含んでもよく、5Gネットワークは、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)エンティティ及びネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)エンティティを更に含んでもよい。これは、この出願の実施形態では具体的に限定されない。
【0084】
この出願の実施形態において言及される端末(terminal)は、様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス又は無線通信機能を有する無線モデムに接続された他の処理デバイスを含んでもよい。端末は、加入者ユニット(subscriber unit)、携帯電話(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、無線データカード、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話(cordless phone)又は無線ローカルループ(wireless local loop, WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication, MTC)端末、ユーザ機器(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、端末デバイス(terminal device)等を更に含んでもよい。説明を容易にするために、この出願では、上記のデバイスはまとめて端末と呼ばれる。
【0085】
APN:
4Gネットワークでは、端末は、パケットサービスを開始するとき、MMEに対してAPNを提供してもよい。MMEは、セッション管理ネットワークエレメントのアドレス(例えば、インターネットプロトコルアドレス)を取得し、端末をAPNに対応するPDNに接続するために、端末により提供されたAPNに基づいてドメインネームサーバ(domain name server, DNS)を使用することによりドメイン名の解決を実行する。
【0086】
DNN:
5Gネットワークでは、端末は、PDUセッション確立を開始するとき、AMFに対してS-NSSAI及びDNNを提供してもよい。AMFは、S-NSSAI、DNN及び他の情報(端末の加入情報及びローカルオペレータポリシー等)に基づいてセッション管理ネットワークエレメントのアドレスを決定する。決定されたセッション管理ネットワークエレメントは、S-NSSAI及びDNNに基づいて端末のPDUセッションを確立する。
【0087】
4GネットワークにおけるAPNは5GネットワークにおけるDNNと等価である。AMBRを制御するために、この出願の実施形態では、同じDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよい。PDUセッションが5Gネットワークから4Gネットワークに切り替えられる必要があるとき、PDUセッションの継続性が確保でき、AMBRを制御することができる。
【0088】
添付の図面を参照して、以下に、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法について詳細に説明する。
【0089】
この出願の実施形態では、可能な適用シナリオにおいて、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント、又は同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよい。他の可能な適用シナリオにおいて、第1のDNNに対応するPDUセッションは、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションに制限されてもよく、すなわち、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント、又は同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよい。説明を容易にするために、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよいことのみが、説明のための例として使用される。同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント、又は同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよいことは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択されてもよいことと同様である。繰り返しを避けるために、詳細はここでは説明しない。
【0090】
図2は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法を示す。方法200は、以下のステップを含む。
【0091】
S210.制御プレーン機能ネットワークエレメントは、モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションのセッション及びサービス継続(session and service continuity, SSC)モード、第1のPDUセッションのセッション識別子、第1のPDUセッションに対応する単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information, S-NSSAI)及び第1のPDUセッションを開始する端末の端末識別子のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。
【0092】
S220.制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0093】
第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNNにより示されるデータネットワークにアクセスする1つ以上のPDUセッションを示すことが理解されるべきである。第1のDNNに対応するPDUセッションは、1つの端末により開始される1つ以上のPDUセッションでもよく、或いは、異なる端末により開始される1つ以上のPDUセッションでもよいことも理解されるべきである。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0094】
任意選択の実施形態では、S210の後且つS220の前に、方法200は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコア(evolved packet core, EPC)ネットワークに切り替えられる必要があることを決定することを更に含む。第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があることを決定したとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があるか否かを更に決定する。第1のPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要がないと決定したとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、従来技術に従って、第1のPDUセッションについてユーザプレーン機能ネットワークエレメントを更に選択してもよい。
【0095】
可能な実現方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、PDUセッションを確立するための要求内のSSCモードに基づいて、PDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があるか否かを決定してもよい。具体的には、PDUセッションで搬送されたSSCモードがSSCモード1であるとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、PDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があることを決定してもよく、或いは、PDUセッションで搬送されたSSCモードがSSCモード2又はSSCモード3であるとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、PDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要がないことを決定してもよい。
【0096】
同じ端末により開始され且つ同じDNNを搬送する複数のPDUセッションは、同じSSCモードを有すると仮定してもよく、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、SSCモードに基づいて、PDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があるか否かを決定してもよい。例えば、端末により開始され且つ第1のDNNを搬送する複数のPDUセッションのSSCモードが全てモード1である場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNに対応するPDUセッションが以降にEPCに切り替えられる必要があることを決定してもよく、或いは、第1のDNNを搬送する複数のPDUセッションのSSCモードがモード2又はモード3であるとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNを搬送する複数のPDUセッションがEPCに切り替えられる必要がないこと決定する。第1のDNNを搬送する複数のPDUセッションは、第1のPDUセッションを含む。
【0097】
任意選択の実施形態では、同じ端末により開始され且つ同じDNNを搬送する複数のPDUセッションは、異なるS-NSSAIを有してもよく、すなわち、端末は、異なるネットワークスライス(又はネットワークスライスインスタンス)を使用することによりデータネットワークにアクセスしてもよいと仮定してもよい。このシナリオにおいて、S220における第1のDNNに対応するPDUセッションは、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションに更に限定されてもよい。制御プレーン機能ネットワークエレメントは、端末により開始され且つ同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択してもよい。
【0098】
S220において、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するために、以下の3つの方式のうち1つ以上が使用されてもよい。
【0099】
第1の方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。S220は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第1の方式では、2つの可能な場合が存在する。第1の場合、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。例えば、第1のPDUセッションのSSCモードがモード1であるとき、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、次いで、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために、第2の指示情報を制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信する。第2の場合、モビリティ管理デバイスは、第2の指示情報を制御プレーン機能ネットワークエレメントに直接送信する。この場合、第2の指示情報は、第1のPDUセッションのセッション及びサービス継続SSCがSSCモード1であることを示す。言い換えると、この場合、モビリティ管理デバイスは、第1のPDUセッションを確立するための要求内のSSCモード1を制御プレーン機能ネットワークエレメントに転送する。第1のPDUセッションを確立するための要求を受信した後に、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションを確立するための要求で搬送されたSSCモード1に基づいて、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0100】
第2の方式では、S220は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含み、第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0101】
言い換えると、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される第3の指示情報は、UDM又はPCFからのものでもよい。第3の指示情報は、UDMの加入データからのものでもよい。例えば、UDMの加入データからの第3の指示情報は、端末により開始される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。代替として、第3の指示情報は、PCFの第1のDNNのポリシールールからのものでもよい。
【0102】
第3の方式では、S220は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含み、第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0103】
言い換えると、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される第4の指示情報は、PCFからのものでもよく、或いは、制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものでもよく、すなわち、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、DNNに関連するルールをローカルに構成する。例えば、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、いくつかの特定のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があり、いくつかの他の特定のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がないことを構成する。
【0104】
第2の方式と第3の方式との間の相違は以下の通りである。第2の方式における第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及びユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示し、第3の方式における第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。言い換えると、第3の指示情報は、端末を粒度として使用し、第4の指示情報は、第1のDNNを粒度として使用する。第1のDNNに対応するPDUセッションは、1つ以上の端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションを含んでもよい。異なる粒度は、指示情報の異なるソースを示す。端末が粒度として使用されるとき、第3の指示情報は、UDM又はPCFからのものである。DNNが粒度として使用されるとき、第4の指示情報は、PCF又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0105】
上記は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを、どのように制御プレーン機能ネットワークエレメントが決定するかを記載している。可能な実現方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNN及び第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを含む。以下の2つの方式は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを、どのように制御プレーン機能ネットワークエレメントが決定するかを記載する。
【0106】
第1の方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第3の指示情報に従って、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、第3の指示情報は、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送し且つ端末により開始されたPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント内の加入データからのものでもよく、加入データは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送し且つ端末により開始されたPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示してもよい。
【0107】
第2の方式では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第4の指示情報に従って、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0108】
言い換えると、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される第4の指示情報は、PCFからのものでもよく、或いは、制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものでもよく、すなわち、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、DNN及びS-NSSAIに関連するルールをローカルに構成する。例えば、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、いくつかの特定のDNN及び特定のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があり、いくつかの他の特定のDNN及び他のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がないことを構成する。
【0109】
第2の方式と第3の方式との間の相違は以下の通りである。第2の方式における第3の指示情報は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送し且つ端末により開始されたPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示し、第3の方式における第4の指示情報は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。言い換えると、第3の指示情報は、同じDNN及び同じS-NSSAIを搬送し且つ端末により開始されたPDUセッションを粒度として使用し、第4の指示情報は、PDUセッションが同じ端末により開始されたか否かにかかわらず、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションを粒度として使用する。この場合、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションは、1つ以上の端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションを含んでもよい。異なる粒度は、指示情報の異なるソースを示す。同じDNN及び同じS-NSSAIを有し且つ端末により開始されたPDUセッションが粒度として使用されるとき、第3の指示情報は、UDM又はPCFからのものである。同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションが粒度として使用されるとき、第4の指示情報は、PCF又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0110】
第2の指示情報、第3の指示情報及び第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すことが理解されるべきである。S220において、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第2の指示情報、第3の指示情報及び第4の指示情報のうち少なくとも1つに従って、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定してもよい。言い換えると、肯定的な場合のみが上記に記載されている。実際の用途では、第2の指示情報、第3の指示情報及び第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要があるか否かを示す。第2の指示情報、第3の指示情報及び第4の指示情報が、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がないことを示すとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第2の指示情報、第3の指示情報及び第4の指示情報のうち少なくとも1つに従って、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がないことを決定してもよく、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、この出願のこの実施形態における以降のステップを実行しない。
【0111】
S220の後に、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、制御プレーン機能ネットワークエレメント自体を、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)についての制御プレーン機能ネットワークエレメントとして決定し、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントを第1のPDUセッションに割り当て、第1のDNN(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAI)と割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶する。例えば、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、現在のネットワークトポロジにおけるユーザプレーン機能ネットワークエレメントの位置、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントの負荷等に基づいて、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントを第1のPDUセッションに割り当ててもよい。第1のPDUセッションに割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)に割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントである。
【0112】
第1のDNN(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAI)と割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係は、端末のコンテキストに記憶されてもよく、或いは、別々に記憶されてもよいことが理解されるべきである。対応関係を記憶する方式は、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0113】
任意選択の実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、モビリティ管理デバイスにより送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNNを含み、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定する。具体的には、制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第2のPDUセッションを確立するための要求で搬送されたDNNが第1のDNNと同じであるとき、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションに割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントを第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして使用してもよい。
【0114】
任意選択の実施形態では、第2のPDUセッションを確立するための要求が第1のDNN及び第1のS-NSSAIを含み、制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のDNN及び第1のS-NSSAIと割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶する場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定する。
【0115】
任意選択の実施形態では、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第5の指示情報を含み、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0116】
制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定することは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第5の指示情報に従って、端末のコンテキストにおいて第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを決定し、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定することを含む。
【0117】
任意選択の実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定することは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNN及び対応関係(第1のDNNは第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントに対応する)に基づいて、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを決定するか、或いは、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNN、第1のS-NSSAI及び対応関係(第1のDNN及び第1のS-NSSAIは第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントに対応する)に基づいて、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを決定し、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第5の指示情報に従って、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定することを含む。
【0118】
S230.制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1の指示情報をモビリティ管理デバイスに送信し、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0119】
S240.モビリティ管理デバイスは、制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信し、モビリティ管理デバイスは、第1の指示情報に従って、第1のDNNと制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するか、或いは、第1のDNNと第1のS-NSSAIと制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶する。
【0120】
モビリティ管理デバイスは、N個の制御プレーン機能ネットワークエレメントにより送信された第1の指示情報を受信してもよい。このように、モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットを形成するように、N個の制御プレーン機能ネットワークエレメントにより送信された第1の指示情報に従って、N個のDNNとN個の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶してもよく、或いは、第1の対応関係セットを形成するように、N個のDNNとN個のS-NSSAIとN個の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の1対1の対応関係を記憶してもよく、Nは正の整数である。
【0121】
S250.モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットに基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。第1の対応関係セットは、モビリティ管理デバイスが、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む。具体的には、第1の対応関係セットは、1つ以上の要素を含み、各要素は、DNNと制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係であり、DNNを搬送するいずれかのPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、モビリティ管理デバイスは、DNNに対応する制御プレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がある。代替として、第1の対応関係セットは、特定のDNN及び特定のS-NSSAIを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。モビリティ管理デバイスは、第1の対応関係セットを検索し、第2のPDUセッションで搬送された第1のDNN及び第1のS-NSSAIに関連する対応関係を見つけたとき、対応関係における指定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。このように、同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択できる。
【0122】
S260.モビリティ管理デバイスは、第2のPDUセッションを確立するための要求を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信する。
【0123】
任意選択で、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNNを搬送する。代替として、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送する。
【0124】
したがって、この出願のこの実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じDNNに対応するPDUセッション(同じDNN及び同じS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定してもよい。このように、5Gネットワークから4Gネットワークへの切り替えが実行されるとき、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが依然として選択されてもよく、それにより、AMBRを制御することができる。
【0125】
上記は、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを、どのように制御プレーン機能ネットワークエレメントが決定するかを記載している。以下に、第1のDNNに対応するPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを、どのようにモビリティ管理デバイスが決定するかを記載する。モビリティ管理ネットワークエレメントを決定する方式は、制御プレーン機能ネットワークエレメントを決定する方式と同様である。以下に簡単な説明を提供する。同様に、方法300において、第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションと置き換えられてもよい。方法300において、第1のDNNに対応するPDUセッションのみが説明のための例として使用される。
【0126】
図3は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法300を示す。方法300は、以下のステップを含む。
【0127】
S310.モビリティ管理デバイスは、端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。
【0128】
任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションのSSCモード、第1のPDUセッションのセッション識別子、第1のPDUセッションに対応するS-NSSAI及び第1のPDUセッションを開始する端末の端末識別子のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。
【0129】
S320.モビリティ管理デバイスは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0130】
代替として、S320は以下のものでもよい。モビリティ管理デバイスは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0131】
S320において、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するために、以下の3つの方式のうち1つ以上が使用されてもよい。
【0132】
第1の方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。S320は、モビリティ管理デバイスにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。
【0133】
第1の方式では、2つの可能な場合が存在する。第1の場合、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。例えば、第1のPDUセッションのSSCモードがモード1であるとき、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定し、次いで、モビリティ管理デバイスは、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために、第2の指示情報を制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信する。第2の場合、モビリティ管理デバイスは、第2の指示情報を制御プレーン機能ネットワークエレメントに直接送信する。この場合、第2の指示情報は、第1のPDUセッションのセッション及びサービス継続SSCがSSCモード1であることを示す。言い換えると、この場合、モビリティ管理デバイスは、第1のPDUセッションを確立するための要求内のSSCモード1を制御プレーン機能ネットワークエレメントに転送する。第1のPDUセッションを確立するための要求を受信した後に、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のPDUセッションを確立するための要求で搬送されたSSCモード1に基づいて、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0134】
第2の方式では、S320は、モビリティ管理デバイスにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0135】
言い換えると、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される第3の指示情報は、UDM又はPCFからのものでもよい。例えば、第3の指示情報は、UDMの加入データからのものでもよい。例えば、UDMの加入データからの第3の指示情報は、端末により開始される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。代替として、第3の指示情報は、PCFの第1のDNNのポリシールールからのものでもよい。
【0136】
第3の方式では、S320は、モビリティ管理デバイスにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又はモビリティ管理ネットワークエレメントからのものである。
【0137】
言い換えると、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される第4の指示情報は、PCFからのものでもよく、或いは、モビリティ管理デバイスからのものでもよく、すなわち、モビリティ管理デバイスは、DNNに関連するルールをローカルに構成する。例えば、いくつかの特定のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があり、いくつかの他の特定のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントを選択する必要がない。
【0138】
第2の方式と第3の方式との間の相違は以下の通りである。第2の方式における第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示し、第3の方式における第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示す。言い換えると、第3の指示情報は、端末を粒度として使用し、第4の指示情報は、第1のDNNを粒度として使用する。第1のDNNに対応するPDUセッションは、1つ以上の端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションを含んでもよい。異なる粒度は、指示情報の異なるソースを示す。端末が粒度として使用されるとき、第3の指示情報は、UDM又はPCFからのものである。DNNが粒度として使用されるとき、第4の指示情報は、PCF又はモビリティ管理ネットワークエレメントからのものである。
【0139】
モビリティ管理デバイスは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを、以下の3つの方式のうち1つ以上で決定してもよい。
【0140】
第1の方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することは、モビリティ管理デバイスにより、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。
【0141】
可能な実現方式では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0142】
第2の方式では、モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することは、モビリティ管理デバイスにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0143】
第3の方式では、モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することは、モビリティ管理デバイスにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又はモビリティ管理ネットワークエレメントからのものである。
【0144】
任意選択の実施形態では、S320は、モビリティ管理デバイスが、第1の対応関係セットに基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定したとき、モビリティ管理デバイスにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含んでもよく、第1の対応関係セットは、モビリティ管理デバイスが、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む。
【0145】
この出願のこの実施形態では、以下の3つの方式のうち1つ以上で、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することに加えて、モビリティ管理デバイスは、S250において第1の対応関係セットに基づいて第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントを第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントとして決定するとき、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを更に決定してもよい。言い換えると、第1のDNNに対応する特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1の対応関係セットに見つかった場合、モビリティ管理デバイスは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があるとことを決定してもよい。
【0146】
任意選択の実施形態では、モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した場合、当該方法は、モビリティ管理デバイスにより、第5の指示情報を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信することを更に含み、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションが同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントに対応することを示すために使用される。例えば、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第5の指示情報を搬送してもよい。
【0147】
S330.モビリティ管理デバイスは、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。
【0148】
S340.モビリティ管理デバイスは、第1のPDUセッションを確立するための要求を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信し、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、モビリティ管理デバイスにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。
【0149】
S350.制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する。
【0150】
S350において、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることは、以下の3つの方式で決定されてもよい。
【0151】
第1の方式では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0152】
制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することは、
制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第2の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。
【0153】
任意選択で、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0154】
第2の方式では、S350は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第3の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第3の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第3の指示情報は、ユーザデータ管理ネットワークエレメント又はポリシー管理ネットワークエレメントからのものである。
【0155】
第3の方式では、S350は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第4の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。第4の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第4の指示情報は、ポリシー管理ネットワークエレメント又は制御プレーン機能ネットワークエレメントからのものである。
【0156】
制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式は、制御プレーン機能ネットワークエレメントが、S220において第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式と同じである。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0157】
任意選択の実施形態では、S350は、制御プレーン機能ネットワークエレメントにより、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定することを含む。この場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、上記の3つの方式で、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定しなくてもよく、モビリティ管理ネットワークエレメントにより送信された第5の指示情報に従った決定を直接実行する。これは、制御プレーン機能ネットワークエレメントのシグナリングオーバヘッドを低減するのに役立つ。
【0158】
S360.制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。
【0159】
任意選択の実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNNを有する確立されたPDUセッションについての同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。この出願のこの実施形態では、第1のPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ端末により初めて確立されるPDUセッションでもよく、或いは、第1のDNNを搬送し且つ端末により初めて確立されるのではないPDUセッションでもよい。第1のPDUが初めて確立されるPDUセッションである場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、現在のネットワークトポロジにおけるユーザプレーン機能ネットワークエレメントの位置、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントの負荷等に基づいて、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントを決定してもよい。第1のPDUセッションが初めて確立されるのではないPDUセッションである場合、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、第1のDNNを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントが第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定する。
【0160】
モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式は、制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式と同様であることが理解されるべきである。モビリティ管理デバイスが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式は、制御プレーン機能ネットワークエレメントが、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する3つの方式と同様である。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0161】
この出願のこの実施形態では、例えば、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントは、いずれかの制御プレーン機能ネットワークエレメントでもよく、同じデバイスを示すものではないことが理解されるべきである。言い換えると、この出願のこの実施形態では、「第1」及び「第2」は、それぞれ、特定のものを具体的に示すものではなく、一般的には、いずれか1つを示すものである。他の例として、この出願のこの実施形態では、同じ名詞が異なる方法の実施形態において異なる意味を示してもよい。方法200において、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。方法300において、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0162】
図4~
図6を参照して、以下に、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法について詳細に説明する。方法400~600は、モビリティ管理デバイスがAMFであり、制御プレーン機能ネットワークエレメントが(SMF+PGW-C)である例を使用することにより記載される。しかし、この出願の実施形態は、これに限定されない。
【0163】
現在、同じDNNを有する複数のPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)又はUPFを選択することは制限されていない。例えば、異なる(SMF+PGW-C)は、同じDNNを有する複数のPDUセッションをサービス提供してもよい。さらに、これらのPDUセッションについての(SMF+PGW-C)が同じであっても、(UPF+PGW-C)は異なってもよい。この場合、APNがDNNと等価であり、同じDNNを有する全てのPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要がある場合、問題が発生する。同じAPNを有するPDN接続について、4Gネットワークの同じPGW-Cが選択されることが確保できないので、APN AMBRが実現できない。
【0164】
上記の問題を解決するために、4Gネットワークに切り替えられる必要があるDNNを有するPDUセッションは、同じネットワークスライスに構成又は制限されると仮定する。端末が同じDNNを有するPDUセッションを要求するが、PDUセッションが異なるS-NSSAIを有する場合、ネットワークデバイスは、端末の要求を拒否してもよい。
【0165】
この出願のこの実施形態では、以下の2つの場合について説明する。第1の場合、(SMF+PGW-C)は、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定する。第2の場合、AMFは、同じ(SMF+PGW-C)を選択すること、又は、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定する。
【0166】
第1の場合、端末がDNNを有するPDUセッションを初めて要求したとき、SMFは、DNNに関連する全てのPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要があること、又は、DNNに関連する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを検出する(例えば、SMFのローカル構成、DNNの加入データ内の指示又はPCFからSMFにより受信された指示に基づく)。(SMF+PGW-C)は、DNNと(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶し、次いで、次にAMFが同じDNNを有するPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFに対して同じ(SMF+PGW-C)を選択するように命令する。AMFは、DNNとSMFとの間の対応関係を記憶する。次にAMFが同じDNNを有する新たなPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFは、同じ(SMF+PGW-C)を選択する。(SMF+PGW-C)は、DNNに対応する以前に確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、新たなPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として使用する。この場合、同じDNNを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択されるので、同じDNNを有する全てのPDUセッションは衝突なしに4Gネットワークに切り替えられることができる。
【0167】
任意選択で、第1の場合、端末が特定のDNN及び特定のS-NSSAIを搬送するPDUセッションを確立することを初めて要求したとき、SMFは、DNN及びS-NSSAIに関連する全てのPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要があること、又は、DNN及びS-NSSAIに関連する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを検出する(例えば、SMFのローカル構成、DNNの加入データ内の指示又はPCFからSMFにより受信された指示に基づく)。(SMF+PGW-C)は、DNNと(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶し、次いで、次にAMFが同じDNN及び同じS-NSSAIを有するPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFに対して同じ(SMF+PGW-C)を選択するように命令する。AMFは、DNNとS-NSSAIとSMFとの間の対応関係を記憶する。次にAMFが同じDNN及び同じS-NSSAIを搬送する新たなPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFは、同じ(SMF+PGW-C)を選択する。(SMF+PGW-C)は、DNN及びS-NSSAIに対応する以前に確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、新たなPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として使用する。この場合、同じDNN及び同じS-NSSAIを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択されるので、同じDNN及び同じS-NSSAIを有する全てのPDUセッションは衝突なしに4Gネットワークに切り替えられることができる。
【0168】
第2の場合、端末がDNNを有するPDUセッションを初めて要求したとき、AMFは、DNNを有する全てのPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要があることを検出し、AMFは、DNNを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)を選択することを決定する(例えば、AMFのローカル構成、DNNの加入データ内の指示又はPCFからAMFにより受信された指示に基づく)。AMFは、DNNと(SMF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。任意選択で、AMFは、DNNを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定し、AMFは、DNNを有するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択されることを(SMF+PGW-C)に示す。任意選択で、(SMF+PGW-C)は、DNNを有するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定する。AMFが(同じ端末について)DNNを有する新たなPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFは、対応関係に基づいて(SMF+PGW-C)を選択する。(SMF+PGW-C)は、DNNに対応する以前に確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、新たなPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として使用する。この場合、同じDNNを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択されるので、同じDNNを有する全てのPDUセッションは衝突なしに4Gネットワークに切り替えられることができる。
【0169】
任意選択で、第2の場合、端末が特定のDNN及び特定のS-NSSAIを搬送するPDUセッションを確立することを初めて要求したとき、AMFは、DNNを有する全てのPDUセッションが4Gネットワークに切り替えられる必要があることを検出し、AMFは、DNN及びS-NSSAIを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)を選択することを決定する(例えば、AMFのローカル構成、DNNの加入データ内の指示又はPCFからAMFにより受信された指示に基づく)。AMFは、DNNとS-NSSAIと(SMF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。任意選択で、AMFは、DNN及びS-NSSAIを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定し、AMFは、DNN及びS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択されることを(SMF+PGW-C)に示す。任意選択で、(SMF+PGW-C)は、DNN及びS-NSSAIを有するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)を選択することを決定する。AMFが(同じ端末について)DNN及びS-NSSAIを有する新たなPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、AMFは、対応関係に基づいて(SMF+PGW-C)を選択する。(SMF+PGW-C)は、DNNに対応する以前に確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、新たなPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として使用する。この場合、同じDNN及び同じS-NSSAIを有する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択されるので、同じDNN及び同じS-NSSAIを有する全てのPDUセッションは衝突なしに4Gネットワークに切り替えられることができる。
【0170】
以下に、第1の場合におけるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法400について説明する。
図4に示すように、方法400は、以下のステップを含む。
【0171】
S401.端末は、第1のPDUセッションを確立するための要求をAMFに送信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションの識別子及び第1のDNNを搬送する。
【0172】
任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、端末の識別子、第1のS-NSSAI、SSCモード等のうち少なくとも1つを更に搬送してもよい。
【0173】
S402.AMFは、端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、端末が第1のDNNにより示されるデータネットワークにアクセスするPDUセッションを初めて確立することを決定し、AMFは、第1のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)を決定する。
【0174】
具体的には、端末により送信され且つ第1のDNNを搬送するPDUセッションを確立するための要求を受信した後に、AMFは、端末が第1のDNNを搬送するPDUセッションを確立するか否かを決定するために、AMFにより記憶された端末の関連情報を検索する。端末が第1のDNNを搬送するPDUセッションを確立していない場合、第1のPDUセッションは、端末により初めて確立される第1のDNNを搬送するPDUセッションであり、AMFは、第1のDNNに関する情報を端末の関連情報に記録し、それにより、次にAMFが第1のDNNを搬送するPDUセッションを受信したとき、AMFは、次に受信した第1のDNNを搬送するPDUセッションが初めて確立されるセッションではないことを決定する。
【0175】
端末が、第1のDNNにより示されるデータネットワークにアクセスするPDUセッションを初めて確立することを決定したとき、AMFは、従来技術に従って、第1のPDUセッションについてアンカー(SMF+PGW-C)を決定してもよい。例えば、AMFは、第1のPDUセッションを確立するための要求内の第1のS-NSSAI及びDNN、端末の加入情報及びローカルオペレータポリシーに従って、(SMF+PGW-C)を決定する。
【0176】
S403.AMFは、第1のPDUセッションを確立するための要求を、S402において決定された(SMF+PGW-C)に送信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションの識別子及び第1のDNNを搬送する。
【0177】
S404.(SMF+PGW-C)は、AMFにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信し、第1のPDUセッションを確立するための要求内の第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。
【0178】
具体的には、S404において、第1のPDUセッションを確立するための要求内の第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定するために、以下の5つの方式のうち1つ以上が使用される。
【0179】
第1の方式では、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNの加入データを取得し、第1のDNNの加入データは、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、第1のDNNに対応する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、第1のDNN及びS-NSSAIに対応する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを示すために使用される。
【0180】
具体的には、端末により確立された第1のDNNの加入データはUDMに記憶されてもよく、(SMF+PGW-C)は、UDMから、端末により確立された第1のDNNの加入データを取得してもよい。複数の端末により確立された第1のDNNの加入データは、UDM、(SMF+PGW-C)又はAMFに記憶されてもよい。(SMF+PGW-C)は、UDM、AMF又は(SMF+PGW-C)自体から、複数の端末により確立された第1のDNNの加入データを取得してもよい。
【0181】
可能な実現方式では、(SMF+PGW-C)がAMFにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、(SMF+PGW-C)は、UDMから端末の加入データを要求し、端末の加入データは、第1のDNNの加入データを含む。(SMF+PGW-C)は、第1のDNNの加入データに基づいて、第1のDNNを搬送する現在受信中の第1のPDUセッションと、同じ第1のDNNを搬送し且つ端末により開始された他のPDUセッションとについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。同じ第1のDNNを搬送し且つ端末により開始された他のPDUセッションは、具体的には、現在のPDUセッションの前に端末により開始されたPDUセッションでもよく、或いは、以降に開始され得るPDUセッションでもよい。
【0182】
第2の方式では、(SMF+PGW-C)は、予め設定されたルールに従って、第1のDNNに対応する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。例えば、予め設定されたルールは、いくつかの特定のDNNに対応する1つ以上のPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があり、いくつかの特定のDNNに対応する1つ以上のPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択する必要がないことでもよい。代替として、予め設定されたルールは、いくつかの特定のDNN及び特定のS-NSSAIに対応する1つ以上のPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があり、いくつかの特定のDNN及び特定のS-NSSAIに対応する1つ以上のPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択する必要がないことでもよい。
【0183】
具体的には、(SMF+PGW-C)がAMFにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNに対応する予め設定されたルールを見つけ、第1のDNNを搬送する現在受信中の第1のPDUセッションと、同じ第1のDNNを搬送する他のPDUセッションとについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。代替として、(SMF+PGW-C)は、第1のDNN及び第1のS-NSSAI(第1のPDUセッションを確立するための要求で搬送される)に対応する予め設定されたルールを見つけ、同じ第1のDNN及び同じ第1のS-NSSAIを搬送する現在受信中の第1のPDUセッションと、同じ第1のDNN及び同じ第1のS-NSSAIを搬送する他のPDUセッションとについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。同じ第1のDNNを搬送するか、或いは、同じ第1のDNN及び同じ第1のS-NSSAIを搬送する他のPDUセッションは、具体的には、現在のPDUセッションの前に異なる端末により開始されたPDUセッションでもよく、或いは、以降に異なる端末により開始され得るPDUセッションでもよい。第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且ついずれかの異なる端末により確立されるPDUセッションでもよく、或いは、第1のDNNに対応するPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ1つの端末により確立されるPDUセッションでもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションは、いずれかの異なる端末により確立されるPDUセッションでもよく、或いは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションは、1つの端末により確立されるPDUセッションでもよい。これは、この出願のこの実施形態では限定されない。
【0184】
第3の方式では、(SMF+PGW-C)は、第1のPDUセッションのSSCモードに基づいて、第1のDNNを搬送し且つ端末により確立されるPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。例えば、第1のPDUセッションのSSCモードがSSCモード1である場合、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNを搬送し且つ端末により確立されるPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを決定する(第1のDNNを搬送し且つ端末により確立される全てのPDUセッションのSSCモードは同じであると仮定してもよい)。第1のPDUセッションのSSCモードがSSCモード2又はSSCモード3である場合、(SMF+PGW-C)は、PDUセッションについて同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)を選択する必要がないことを決定する。
【0185】
第4の方式では、(SMF+PGW-C)は、PCFから第3の指示情報を取得し、第3の指示情報は、第1のDNNに対応する全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを示すために使用される。このように、第1のDNNに対応する全てのPDUセッションは、第1のDNNを搬送し且つ1つの端末により確立される全てのPDUセッションでもよく、或いは、第1のDNNを搬送し且つ異なる端末により確立される全てのPDUセッションでもよい。代替として、(SMF+PGW-C)は、PCFから第3の指示情報を取得し、第3の指示情報は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを示すために使用される。このように、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションは、1つの端末により確立されるPDUセッションでもよく、或いは、異なる端末により確立されるPDUセッションでもよい。
【0186】
(SMF+PGW-C)がAMFにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信したとき、(SMF+PGW-C)は、第3の指示情報を要求するために、要求メッセージをPCFに送信する。(SMF+PGW-C)は、第3の指示情報に従って、第1のDNNを搬送する現在受信中の第1のPDUセッションと、同じ第1のDNNを搬送する他のPDUセッションとについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。代替として、(SMF+PGW-C)は、第3の指示情報に従って、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送する現在受信中の第1のPDUセッションと、同じ第1のDNN及び同じ第1のS-NSSAIを搬送する他のPDUセッションとについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。同じ第1のDNNを搬送する他のPDUセッションは、具体的には、現在のPDUセッションの前に異なる端末により開始されたPDUセッションでもよく、或いは、以降に異なる端末により開始され得るPDUセッションでもよい。
【0187】
第5の方式では、端末は、第4の指示情報を、S401における第1のPDUセッションを確立するための要求に追加し、第4の指示情報は、第1のDNNを搬送し且つ端末により確立される全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを示すために使用される。代替として、第4の指示情報は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送し且つ端末により確立される全てのPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを示すために使用される。S403において、第4の指示情報は、第1のPDUセッションを確立するための要求を使用することにより(SMF+PGW-C)に送信される。(SMF+PGW-C)は、第1のPDUセッションを確立するための要求内の第4の指示情報に従って、第1のDNNを搬送し且つ端末により開始されるPDUセッション(又は第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッション)について、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを決定する。例えば、第4の指示情報はSSCモード1でもよい。
【0188】
S405.S404において、第1のDNNを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることが決定された場合、(SMF+PGW-C)は同じ(SMF+PGW-C)であり、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNを搬送するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)を選択する。代替として、S404において、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があることが決定された場合、(SMF+PGW-U)は、同じ(UPF+PGW-U)を選択し、(SMF+PGW-U)は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)を選択する。
【0189】
具体的には、AMFにより送信された、第1のDNNを搬送する第1のPDUセッションを確立するための要求を受信した後に、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定するために、(SMF+PGW-C)により記憶されている関連情報を検索する。第1のDNNを搬送するPDUセッションが確立されていない場合、第1のPDUセッションは、初めて確立される第1のDNNを搬送するPDUセッションであり、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNに関する情報を関連情報に記録し、それにより、次に(SMF+PGW-C)が第1のDNNを搬送するPDUセッションを受信したとき、(SMF+PGW-C)は、次に受信される第1のDNNを搬送するPDUセッションが初めて確立されるセッションではないことを決定する。
【0190】
第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNNを搬送するPDUセッションであることが決定されたとき、(SMF+PGW-C)は、従来技術に従って第1のPDUセッションについてのアンカー(UPF+PGW-U)を決定してもよい。例えば、(SMF+PGW-C)は、(UPF+PGW-U)の位置情報、負荷情報等に基づいて、第1のPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択してもよい。
【0191】
任意選択で、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。例えば、表1に示すように、第1列はDNNを表し、第2列は(UPF+PGW-U)識別子を表す。具体的には、DNN1に対応するPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)及び(UPF+PGW-U)1が選択される必要があり、DNN2に対応するPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)及び(UPF+PGW-U)2が選択される必要がある。
【表1】
【0192】
任意選択で、(SMF+PGW-C)は、DNNとS-NSSAIと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。例えば、表2に示すように、第1列はDNNを表し、第2列はS-NSSAIを表し、第3列は(UPF+PGW-U)識別子を表す。具体的には、DNN1及びS-NSSAI1に対応するPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)及び(UPF+PGW-U)1が選択される必要があり、DNN2及びS-NSSAI2に対応するPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)及び(UPF+PGW-U)2が選択される必要がある。
【表2】
【0193】
S406.(SMF+PGW-C)は、第5の指示情報をAMFに送信し、第5の指示情報は、AMFが第1のDNNに対応するPDUセッションを再度受信したとき、同じ(SMF+PGW-C)を選択するように命令するために使用されるか、或いは、第5の指示情報は、AMFが第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションを再び受信したとき、同じ(SMF+PGW-C)を選択するように命令するために使用される。
【0194】
任意選択で、(SMF+PGW-C)は、第1のPDUセッションを確立するための要求に対する応答メッセージを使用することにより、第5の指示情報をAMFに送信してもよく、或いは、(SMF+PGW-C)は、第5の指示情報をAMFに別々に送信してもよい。
【0195】
S407.AMFは、(SMF+PGW-C)により送信された第5の指示情報を受信する。AMFは、複数の(SMF+PGW-C)により送信された第5の指示情報を受信し、複数のDNNと複数の(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶してもよく、或いは、複数のDNNと複数のS-NSSAIと複数の(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶してもよい。
【0196】
例えば、表3に示すように、第1列はDNNを表し、第2列は(SMF+PGW-C)識別子を表す。AMFは、(SMF+PGW-C)1及び(SMF+PGW-C)2により送信された第5の指示情報を受信する。(SMF+PGW-C)1により送信された第5の指示情報は、AMFがDNN1に対応するPDUセッションを再び受信したとき、(SMF+PGW-C)1を選択するように命令するために使用され、(SMF+PGW-C)2により送信された第5の指示情報は、AMFがDNN2に対応するPDUセッションを再び受信したとき、(SMF+PGW-C)2を選択するように命令するために使用される。言い換えると、(SMF+PGW-C)1は、DNN1に対応するPDUセッションについて選択される必要があり、(SMF+PGW-C)2は、DNN2に対応するPDUセッションについて選択される必要がある。
【表3】
【0197】
代替として、表4に示すように、第1列はDNNを表し、第2列はS-NSSAIを表し、第3列は(SMF+PGW-C)識別子を表す。AMFは、(SMF+PGW-C)1及び(SMF+PGW-C)2により送信された第5の指示情報を受信する。(SMF+PGW-C)1により送信された第5の指示情報は、AMFがDNN1及びS-NSSAI1に対応するPDUセッションを再び受信したとき、(SMF+PGW-C)1を選択するように命令するために使用され、(SMF+PGW-C)2により送信された第5の指示情報は、AMFがDNN2及びS-NSSAI2に対応するPDUセッションを再び受信したとき、(SMF+PGW-C)2を選択するように命令するために使用される。言い換えると、(SMF+PGW-C)1は、DNN1及びS-NSSAI1に対応するPDUセッションについて選択される必要があり、(SMF+PGW-C)2は、DNN2及びS-NSSAI2に対応するPDUセッションについて選択される必要がある。
【表4】
【0198】
1つの(SMF+PGW-C)は1つ以上のDNNに対応してもよいが、1つのDNNは1つの(SMF+PGW-C)に対応することが理解されるべきである。S-NSSAIが考慮される場合、1つのDNN及び1つのS-NSSAIは1つの(SMF+PGW-C)に対応する。
【0199】
任意選択で、AMFは、DNNと(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶してもよく、対応関係を端末のコンテキストに記憶してもよく、或いは、対応関係を別々に記憶してもよい。任意選択で、AMFは、DNNと(SMF+PGW-C)との間の対応関係と、DNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを示す情報とを別々に記憶してもよく、或いは、端末のコンテキストに記憶してもよい。例えば、表5に示すように、(SMF+PGW-C)1は、DNN1に対応するPDUセッションについて選択されてもよく、(SMF+PGW-C)2は、DNN2に対応するPDUセッションについて選択されてもよく、DNN3に対応する全てのPDUセッションについて(SMF+PGW-C)3を選択する必要はない。明らかに、記憶する間に、表5の最初の3つの列のみが記憶されてもよく、第4列は記憶されない。この場合、記憶されたDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要がある。
【表5】
【0200】
任意選択で、AMFは、DNNとS-NSSAIと(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶してもよく、対応関係を端末のコンテキストに記憶してもよく、或いは、対応関係を別々に記憶してもよい。任意選択で、AMFは、DNNとS-NSSAIと(SMF+PGW-C)との間の対応関係と、DNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを示す情報とを別々に記憶してもよく、或いは、端末のコンテキストに記憶してもよい。例えば、表6に示すように、(SMF+PGW-C)1は、DNN1及びS-NSSAI1に対応するPDUセッションについて選択されてもよく、(SMF+PGW-C)2は、DNN2及びS-NSSAI2に対応するPDUセッションについて選択されてもよく、DNN3及びS-NSSAI3に対応する全てのPDUセッションについて(SMF+PGW-C)3を選択する必要はない。明らかに、記憶する間に、表6の最初の4つの列のみが記憶されてもよく、第5列は記憶されない。この場合、記憶されたDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要がある。
【表6】
【0201】
S408.端末、RAN、AMF、(SMF+PGW-C)、(UDM+HSS)、PCF及び(UPF+PGW-U)により第1のPDUセッションを確立するプロセスについては、従来技術を参照する。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0202】
S409.端末は、AMFへの第2のPDUセッションを確立するための要求を開始し、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第2のPDUセッションの識別子及び第1のDNNを含む。ここで、第2のPDUセッション及び第1のPDUセッションは同じ第1のDNNを有すると仮定し、第1のDNNはDNN1であると仮定する。
【0203】
任意選択で、第2のPDUセッションを確立するための要求は、端末の識別子、S-NSSAI、SSCモード等のうち少なくとも1つを更に搬送してもよい。
【0204】
S410.AMFは、表3に従って、DNN1に対応する(SMF+PGW-C)が(SMF+PGW-C)1であることを決定してもよい((SMF+PGW-C)1は上記の(SMF+PGW-C)である)。代替として、AMFは、表5に従って、DNN1に対応する(SMF+PGW-C)が(SMF+PGW-C)1であり、DNN1に対応する全てのPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)1が選択されてもよいことを決定してもよい。代替として、AMFは、表4に従って、DNN1及びS-NSSAI1に対応する(SMF+PGW-C)が(SMF+PGW-C)1であることを決定してもよい((SMF+PGW-C)1は上記の(SMF+PGW-C)である)。代替として、AMFは、表5に従って、DNN1及びS-NSSAI1に対応する(SMF+PGW-C)が(SMF+PGW-C)1であり、DNN1及びS-NSSAI1に対応する全てのPDUセッションについて、(SMF+PGW-C)1が選択されてもよいことを決定してもよい。
【0205】
AMFが、S410において、第2のPDUセッションに対応する(SMF+PGW-C)を決定しない場合、AMFは、従来技術に従って、第2のPDUセッションのS-NSSAI及びDNNと、端末の加入情報と、ローカルオペレータポリシーとに基づいて(SMF+PGW-C)を決定することが理解されるべきである。
【0206】
S411.AMFは、第2のPDUセッションを確立するための要求を(SMF+PGW-C)1に送信し、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第2のPDUセッションの識別子及びDNNを搬送する。
【0207】
任意選択で、第2のPDUセッションを確立するための要求は、端末の識別子、S-NSSAI及びSSCモードのうち少なくとも1つを搬送してもよい。
【0208】
S412.(SMF+PGW-C)1は、表1におけるDNNと選択された(UPF+PGW-U)との間の記憶された対応関係に基づいて、第2のPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択してもよく、第2のPDUセッションのDNNはDNN1であり、したがって、第2のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)により決定された(UPF+PGW-U)は(UPF+PGW-U)1である。代替として、(SMF+PGW-C)1は、表2におけるDNNとS-NSSAIと選択された(UPF+PGW-U)との間の記憶された対応関係に基づいて、第2のPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択してもよく、第2のPDUセッションのDNNはDNN1であり、第2のPDUセッションのS-NSSAIはS-NSSAI1であり、したがって、第2のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)により決定された(UPF+PGW-U)は(UPF+PGW-U)1である。
【0209】
S413.端末、RAN、AMF、(SMF+PGW-C)、(UDM+HSS)、PCF及び(UPF+PGW-U)により第2のPDUセッションを確立するプロセスについては、従来技術を参照する。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0210】
可能な実現方式では、AMFは、DNN1を搬送する現在受信中の第2のPDUセッション及び同じDNN1を搬送する他のPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを示すために、第6の指示情報を、S411において(SMF+PGW-C)1に送信される第2のPDUセッションを確立するための要求に追加してもよい。任意選択で、(SMF+PGW-C)1は、DNN1に基づいて端末のPDUセッションコンテキストを照会し、確立された第1のPDUセッションのDNNが現在の第2のPDUセッションのDNNと同じであることを見つけ、(SMF+PGW-C)1は、第1のPDUセッションのコンテキストにおいて、第1のPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)1を取得し、第1のPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)1を、第2のPDUセッションについての(UPF+PGW-U)1として決定する。任意選択で、(SMF+PGW-C)1は、別々に記憶されたDNN1及びDNN1に対応する(UPF+PGW-U)1に基づいて、第2のPDUセッションについての(UPF+PGW-U)が(UPF+PGW-U)1であることを決定する。
【0211】
以下に、第2の場合におけるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法500について説明する。
図5に示すように、方法500は、以下のステップを含む。
【0212】
S501はS401と同じである。第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のS-NSSAIを更に含んでもよい。
【0213】
S502.AMFは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを決定し、第1のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)を決定するか、或いは、AMFは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを決定し、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて(SMF+PGW-C)を決定する。
【0214】
AMFが第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否か、或いは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを決定する具体的な決定方式については、方法400のS404における5つの方式を参照する。
【0215】
第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があることを決定したとき、AMFは、同じ(SMF+PGW-C)を決定し、同じ(SMF+PGW-C)はまた、第1のPDUセッションに対応する(SMF+PGW-C)である。AMFは、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNNに対応するPDUセッションであるか否かに依存して、同じ(SMF+PGW-C)を決定する。2つの場合が存在してもよい。
【0216】
第1の場合、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNNに対応するPDUセッションである場合、AMFは、第1のPDUセッションのS-NSSAI及びDNNと、端末の加入情報と、ローカルオペレータポリシーとに基づいて(SMF+PGW-C)を決定し、DNNと(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶する。
【0217】
任意選択で、第1の場合、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションである場合、AMFは、第1のPDUセッションのS-NSSAI及びDNNと、端末の加入情報と、ローカルオペレータポリシーとに基づいて(SMF+PGW-C)を決定し、DNNとS-NSSAIと(SMF+PGW-C)との間の対応関係を記憶する。
【0218】
第2の場合、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNNに対応するPDUセッションでない場合、AMFは、第1の場合に記憶された第1のDNNに対応する(SMF+PGW-C)が第1のPDUセッションについての(SMF+PGW-C)であることを決定する。
【0219】
任意選択で、第2の場合、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションでない場合、AMFは、第1の場合に記憶された第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応する(SMF+PGW-C)が第1のPDUセッションについての(SMF+PGW-C)であることを決定する。
【0220】
S503.AMFは、第1のPDUセッションを確立するための要求を第1のPDUセッションについての(SMF+PGW-C)に送信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションの識別子及び第1のDNNを搬送する。
【0221】
任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、端末の識別子、S-NSSAI、SSCモード等のうち少なくとも1つを搬送してもよい。
【0222】
S504.(SMF+PGW-C)は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択する。以下の2つの場合について説明する。
【0223】
第1の場合、S502における第1の場合が存在する場合、(SMF+PGW-C)は、S404における少なくとも5つの方式のうち1つで、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要がある場合、(SMF+PGW-C)は、(UPF+PGW-U)の位置情報、負荷情報等に基づいて、第1のDNNに対応するPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択してもよい。例えば、S405において、(SMF+PGW-C)は、DNNと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。
【0224】
任意選択で、S502における第1の場合が存在する場合、(SMF+PGW-C)は、S404における少なくとも5つの方式のうち1つで、第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。第1のDNN及び第1のS-NSSAIに対応するPDUセッションについて、同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要がある場合、(SMF+PGW-C)は、(UPF+PGW-U)の位置情報、負荷情報等に基づいて、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択してもよい。例えば、S405において、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNと第1のS-NSSAIと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。
【0225】
第2の場合、S502における第2の場合が存在する場合、S504における第1の場合において記憶されたDNNと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係において、第1のPDUセッションについて(UPF+PGW-U)が選択される。
【0226】
任意選択で、S502における第2の場合が存在する場合、S504における第1の場合において記憶された第1のDNNと第1のS-NSSAIと選択された(UPF+PGW-U)との間の対応関係において、第1のPDUセッションについて(UPF+PGW-U)が選択される。
【0227】
S505.端末、RAN、AMF、(SMF+PGW-C)、(UDM+HSS)、PCF及び(UPF+PGW-U)により第1のPDUセッションを確立するプロセスについては、従来技術を参照する。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0228】
以下に、第2の場合においてPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法600について説明する。方法500では、AMFは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを決定する。方法500とは異なり、方法600では、AMFは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。代替として、方法500では、AMFは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)が選択される必要があるか否かを決定し、方法600では、AMFは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する。
図6に示すように、方法600は、以下のステップを含む。
【0229】
S601はS401と同じである。
【0230】
S602.AMFは、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定し、第1のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)を決定する。
【0231】
AMFが第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する方式については、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定するためのS404における5つの方式を参照する。
【0232】
第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを決定したとき、AMFは、まず、同じ(SMF+PGW-C)を決定し、決定方式は、方法500におけるS502と同じである。
【0233】
任意選択で、S602は以下のものでもよい。AMFは、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定し、第1のPDUセッションについて(SMF+PGW-C)を決定する。
【0234】
AMFが第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定する方式については、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があるか否かを決定するためのS404における5つの方式を参照する。
【0235】
第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(SMF+PGW-C)及び同じ(UPF+PGW-U)が選択される必要があることを決定したとき、AMFは、まず、同じ(SMF+PGW-C)を決定し、決定方式は、方法500におけるS502と同じである。
【0236】
S603.AMFは、第1のPDUセッションを確立するための要求をS602において決定された(SMF+PGW-C)に送信し、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のPDUセッションの識別子及び第1のDNNを搬送する。
【0237】
任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、端末の識別子、S-NSSAI、SSCモード等のうち少なくとも1つを搬送してもよい。
【0238】
任意選択で、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第6の指示情報を含み、第6の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ(UFP+PGW-U)を選択するように命令するために使用される。代替として、第6の指示情報は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて、同じ(UFP+PGW-U)を選択するように命令するために使用される。
【0239】
S604.(SMF+PGW-C)は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択する。(UPF+PGW-U)を選択する具体的な方式については、方法500におけるS504を参照する。
【0240】
任意選択で、S603の可能な実現方式では、第1のPDUセッションが初めて確立される第1のDNNに対応するPDUセッションである場合、AMFは、第6の指示情報を、(SMF+PGW-C)に送信される第1のPDUセッションを確立するための要求に追加してもよく、初めて確立されるのではないPDUセッションを確立するための要求は、第6の指示情報を搬送しない。(UPF+PGW-U)を選択した後に、(SMF+PGW-C)は、DNNと(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。次に(SMF+PGW-C)が第1のDNNに対応するPDUセッションを受信したとき、(SMF+PGW-C)は、第1のPDUセッションについてのものと同じ(UPF+PGW-U)を選択する。
【0241】
任意選択で、S603の他の可能な実現方式では、AMFは、第6の指示情報を、(SMF+PGW-C)に送信されるPDUセッションを確立するための各要求に追加してもよい。このように、PDUセッションを確立するための要求が受信される毎に、(SMF+PGW-C)は、同じDNNを有するPDUセッションを決定するために、DNNに基づいてPDUセッションのコンテキストを検索し、同じDNNを有する確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、現在のPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として決定する。
【0242】
任意選択で、S604において、(SMF+PGW-C)は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションについて(UPF+PGW-U)を選択する。(UPF+PGW-U)を選択する具体的な方式については、方法500におけるS504を参照する。
【0243】
任意選択で、S603の可能な実現方式では、第1のPDUセッションが第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送し且つ初めて確立されるPDUセッションである場合、AMFは、第6の指示情報を、(SMF+PGW-C)に送信される第1のPDUセッションを確立するための要求に追加してもよく、初めて確立されるのではないPDUセッションを確立するための要求は、第6の指示情報を搬送しない。(UPF+PGW-U)を選択した後に、(SMF+PGW-C)は、第1のDNNと第1のS-NSSAIと(UPF+PGW-U)との間の対応関係を記憶する。次に(SMF+PGW-C)が第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションを受信したとき、(SMF+PGW-C)は、第1のPDUセッションについてのものと同じ(UPF+PGW-U)を選択する。
【0244】
任意選択で、S603の他の可能な実現方式では、AMFは、第6の指示情報を、(SMF+PGW-C)に送信されるPDUセッションを確立するための各要求に追加してもよい。このように、PDUセッションを確立するための要求が受信される毎に、(SMF+PGW-C)は、同じDNNを有するPDUセッションを決定するために、DNNに基づいてPDUセッションのコンテキストを検索し、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについて選択された(UPF+PGW-U)を、現在のPDUセッションについての(UPF+PGW-U)として決定する。
【0245】
S605.端末、RAN、AMF、(SMF+PGW-C)、(UDM+HSS)、PCF及び(UPF+PGW-U)により第1のPDUセッションを確立するプロセスについては、従来技術を参照する。繰り返しを避けるために、詳細はこの出願のこの実施形態では説明しない。
【0246】
この出願の実施形態において、上記の方法200~方法600におけるステップの順序は限定されず、各方法におけるステップの順序番号は順序を表すものではないことが理解されるべきである。実際の用途では、各方法におけるステップの順序は調整されてもよい。例えば、各方法におけるステップの順序は、内部ロジックに基づいて決定されてもよい。
【0247】
図2~
図6を参照して、上記に、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための方法について詳細に説明している。
図7~
図16を参照して、以下に、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置及びシステムについて詳細に説明する。
【0248】
図7は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置700を示す。装置700は、
モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニット710であり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、トランシーバユニット710と、
第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成された処理ユニット720と
を含み、トランシーバユニット710は、第1の指示情報をモビリティ管理デバイスに送信するように更に構成され、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0249】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を更に含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。処理ユニット720は、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように具体的に構成される。
【0250】
任意選択の実施形態では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0251】
任意選択の実施形態では、処理ユニット720は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する前に、第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコアEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される。
【0252】
任意選択の実施形態では、処理ユニット720は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した後に、ユーザプレーン機能ネットワークエレメントを第1のPDUセッションに割り当て、第1のDNNと割り当てられたユーザプレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するように更に構成される。
【0253】
任意選択の実施形態では、トランシーバユニット710は、モビリティ管理デバイスにより送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信するように更に構成され、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のDNNを含み、処理ユニット720は、第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントを、第2のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントとして決定するように更に構成される。
【0254】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0255】
ここでの装置700は、機能ユニットの形式で具現されることが理解されるべきである。ここでの「ユニット」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)及びメモリ、統合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントでもよい。任意選択の例では、当業者は、装置700が、具体的には、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントでもよく、装置700が、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよいことを理解し得る。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明しない。
【0256】
図8は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置800を示す。装置800は、
端末により送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニット810であり、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、トランシーバユニット810と、
第1の対応関係セットに基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように構成された処理ユニット820であり、第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用され、第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む、処理ユニット820と
を含み、トランシーバユニット810は、第2のPDUセッションを確立するための要求を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信するように更に構成される。
【0257】
任意選択の実施形態では、トランシーバユニット810は、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントから第1の指示情報を受信するように更に構成され、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。処理ユニット820は、第1の指示情報に従って、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を記憶するように更に構成される。
【0258】
任意選択の実施形態では、第1の対応関係セット内の各要素は、1つのDNNと1つの制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係と、1つのDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があるか否かとを示すために使用される。
【0259】
任意選択の実施形態では、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第5の指示情報を含み、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0260】
ここでの装置800は、機能ユニットの形式で具現されることが理解されるべきである。ここでの「ユニット」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)及びメモリ、統合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントでもよい。任意選択の例では、当業者は、装置800が、具体的には、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスでもよく、装置800が、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよいことを理解し得る。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明しない。
【0261】
図9は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置900を示す。装置900は、
端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニット910であり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、トランシーバユニット910と、
第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成された処理ユニット920と
を含み、処理ユニット920は、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0262】
任意選択の実施形態では、処理ユニット920は、同じDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、同じDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じDNNを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0263】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。処理ユニットは、第2の指示情報に従って、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように具体的に構成される。
【0264】
任意選択の実施形態では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0265】
任意選択の実施形態では、処理ユニット920が、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定した場合、トランシーバユニット910は、第5の指示情報を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信し、第5の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションが同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントに対応することを示すために使用される。
【0266】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0267】
任意選択の実施形態では、処理ユニット920は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0268】
ここでの装置900は、機能ユニットの形式で具現されることが理解されるべきである。ここでの「ユニット」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)及びメモリ、統合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントでもよい。任意選択の例では、当業者は、装置900が、具体的には、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスでもよく、装置900が、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよいことを理解し得る。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明しない。
【0269】
図10は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための装置900を示す。装置900は、
モビリティ管理デバイスにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成されたトランシーバユニット1010であり、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む、トランシーバユニット1010と、
第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成された処理ユニット1020と、
を含み、処理ユニット1020は、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0270】
任意選択の実施形態では、処理ユニット1020は、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、同じ第1のDNNを有するPDUセッションが確立されているとき、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNNを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0271】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、端末により確立される第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0272】
処理ユニット1020は、第2の指示情報に従って、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように具体的に構成される。
【0273】
任意選択の実施形態では、第2の指示情報は、セッション及びサービス継続SSCモード1である。
【0274】
任意選択の実施形態では、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1の単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAIを更に含み、第1のDNNに対応するPDUセッションは、具体的には、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションである。
【0275】
任意選択の実施形態では、処理ユニット1020は、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているか否かを決定し、第1のDNN及び第1のS-NSSAIを搬送するPDUセッションが確立されているとき、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが、同じ第1のDNN及び第1のS-NSSAIを有する確立されたPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0276】
任意選択の実施形態では、処理ユニット1020は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定する前に、第1のPDUセッションが以降に進化型パケットコアEPCネットワークに切り替えられる必要があることを決定するように更に構成される。
【0277】
ここでの装置1000は、機能ユニットの形式で具現されることが理解されるべきである。ここでの「ユニット」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば、共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)及びメモリ、統合論理回路、及び/又は記載の機能をサポートする他の適切なコンポーネントでもよい。任意選択の例では、当業者は、装置1000が、具体的には、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントでもよく、装置1000が、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよいことを理解し得る。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明しない。
【0278】
図11は、この出願の実施形態による通信システム1100を示す。システム1100は、装置700及び装置800を含む。
図12は、この出願の実施形態による通信システム1200を示す。システム1200は、装置900及び装置1000を含む。
【0279】
装置700は、方法200及び方法400の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに完全に対応する。装置800は、方法200及び方法400の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに完全に対応する。装置900は、方法300、方法500又は方法600の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに完全に対応する。装置1000は、方法300、方法500又は方法600の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに完全に対応する。対応するステップは、対応するユニットにより実行される。例えば、トランシーバユニットは、方法の実施形態における送信及び受信ステップを実行し、送信及び受信を除く他のステップは、処理ユニットにより実行されてもよい。具体的なユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照する。詳細は再び説明しない。
【0280】
上記の解決策における装置700~1000は、上記の方法における制御プレーン機能ネットワークエレメント及びモビリティ管理ネットワークエレメントにより実行される対応するステップを実現する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することにより実現されてもよく、或いは、ハードウェアを使用することにより対応するソフトウェアを実行することにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。例えば、各方法の実施形態において送信動作、受信動作及び関連する処理動作をそれぞれ実行するために、送信ユニットは送信機に置き換えられてもよく、受信ユニットは受信機に置き換えられてもよく、決定ユニットのような他のユニットはプロセッサに置き換えられてもよい。
【0281】
この出願の実施形態では、
図7~
図10における装置は、代替として、システムオンチップ(System on Chip, SoC)のようなチップ又はチップシステムでもよい。対応して、受信ユニット及び送信ユニットは、チップのトランシーバ回路でもよい。これは、ここでは限定されない。
【0282】
図13は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置1300を示す。装置1300は、プロセッサ1310と、トランシーバ1320と、メモリ1330とを含む。プロセッサ1310、トランシーバ1320及びメモリ1330は、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリ1330は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ1310は、メモリ1330に記憶された命令を実行し、信号を送信及び/又は信号を受信するようにトランシーバ1320を制御するように構成される。
【0283】
トランシーバ1320は、モビリティ管理デバイスから第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成され、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。プロセッサ1310は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成される。
【0284】
トランシーバ1320は、第1の指示情報をモビリティ管理デバイスに送信するように更に構成され、第1の指示情報は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。
【0285】
装置1300は、具体的には、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントでもよく、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことが理解されるべきである。任意選択で、メモリ1330は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサのための命令及びデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ1310は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ1310がメモリに記憶された命令を実行したとき、プロセッサ1310は、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
図14は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置1400を示す。装置1400は、プロセッサ1410と、トランシーバ1420と、メモリ1430とを含む。プロセッサ1410、トランシーバ1420及びメモリ1430は、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリ1430は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ1410は、メモリ1430に記憶された命令を実行し、信号を送信及び/又は信号を受信するようにトランシーバ1420を制御するように構成される。
【0286】
トランシーバ1420は、端末により送信された第2のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成され、第2のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。プロセッサ1410は、第1の対応関係セットに基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第2のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように構成され、第1の対応関係セットは、特定のDNNを搬送する複数のPDUセッションについて、同じ特定の制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを示すために使用される。第1の対応関係セットは、第1のDNNと第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントとの間の対応関係を含む。トランシーバ1420は、第2のPDUセッションを確立するための要求を第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントに送信するように更に構成される。
【0287】
装置1400は、具体的には、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスでもよく、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことが理解されるべきである。任意選択で、メモリ1430は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサのための命令及びデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ1410は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ1410がメモリに記憶された命令を実行したとき、プロセッサ1410は、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
【0288】
図15は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置1500を示す。装置1500は、プロセッサ1510と、トランシーバ1520と、メモリ1530とを含む。プロセッサ1510、トランシーバ1520及びメモリ1530は、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリ1530は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ1510は、メモリ1530に記憶された命令を実行し、信号を送信及び/又は信号を受信するようにトランシーバ1520を制御するように構成される。
【0289】
トランシーバ1520は、端末により送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成され、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。プロセッサ1510は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があること、又は、同じ制御プレーン機能ネットワークエレメント及び同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成される。プロセッサ1510は、第1の制御プレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについての制御プレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0290】
装置1500は、具体的には、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスでもよく、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことが理解されるべきである。任意選択で、メモリ1530は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサのための命令及びデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ1510は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ1510がメモリに記憶された命令を実行したとき、プロセッサ1510は、上記の方法の実施形態におけるモビリティ管理デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
【0291】
図16は、この出願の実施形態によるPDUセッション・サービスネットワークエレメントを決定するための更に他の装置1600を示す。装置1600は、プロセッサ1610と、トランシーバ1620と、メモリ1630とを含む。プロセッサ1610、トランシーバ1620及びメモリ1630は、内部接続チャネルを通じて互いに通信する。メモリ1630は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ1610は、メモリ1630に記憶された命令を実行し、信号を送信及び/又は信号を受信するようにトランシーバ1620を制御するように構成される。
【0292】
トランシーバ1620は、モビリティ管理デバイスにより送信された第1のPDUセッションを確立するための要求を受信するように構成され、第1のPDUセッションを確立するための要求は、第1のデータネットワーク名DNNを含む。プロセッサ1610は、第1のDNNに対応するPDUセッションについて、同じユーザプレーン機能ネットワークエレメントが選択される必要があることを決定するように構成される。プロセッサ1610は、第1のユーザプレーン機能ネットワークエレメントが第1のPDUセッションについてのユーザプレーン機能ネットワークエレメントであることを決定するように更に構成される。
【0293】
装置1600は、具体的には、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントでもよく、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてもよいことが理解されるべきである。任意選択で、メモリ1630は、読み取り専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサのための命令及びデータを提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えば、メモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ1610は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ1610がメモリに記憶された命令を実行したとき、プロセッサ1610は、上記の方法の実施形態における制御プレーン機能ネットワークエレメントに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成される。
【0294】
トランシーバは、送信機及び受信機を含んでもよいことが理解されるべきである。トランシーバは、アンテナを更に含んでもよい。1つ以上のアンテナが存在してもよい。メモリは、独立したデバイスでもよく、或いは、プロセッサに統合されてもよい。上記のコンポーネント全部又は一部は、実現のためにチップに統合されてもよく、例えば、実現のためにベースバンドチップに統合されてもよい。
【0295】
この出願の実施形態では、
図13~
図16におけるトランシーバは、代替として通信インタフェースでもよい。これはここでは限定されない。
【0296】
この出願の実施形態では、制御プレーン機能ネットワークエレメントは、物理エンティティのデバイスでもよく、或いは、仮想機能のネットワークエレメントでもよい。これはここでは限定されない。
【0297】
この出願の実施形態では、理解を容易にするために、複数の例が説明のために使用されている。しかし、これらの例は単なる例であり、これらの例がこの出願を実現するための最良の実現方式であることを意味するものではない。
【0298】
この出願の実施形態では、説明を容易にするために、要求メッセージ、応答メッセージ及び様々な他のメッセージの名称が使用される。しかし、これらのメッセージは、搬送される必要がある内容又は実現される機能を記述するための例としてのみ使用される。メッセージの具体的な名称は、この出願に対する制限を構成しない。例えば、メッセージは、第1のメッセージ、第2のメッセージ及び第3のメッセージでもよい。これらのメッセージは、特定のメッセージでもよく、或いは、メッセージ内のいくつかのフィールドでもよい。これらのメッセージはまた、様々なサービス動作を表してもよい。
【0299】
この出願の実施形態における上記の装置内のプロセッサは、中央処理装置(central processing unit, CPU)でもよく、或いは、他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等でもよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよく、或いは、プロセッサは、いずれかの従来のプロセッサ等でもよい。
【0300】
実現プロセスにおいて、上記の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより実現されてもよい。この出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてもよく、或いは、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアユニットとの組み合わせを使用することにより実行されてもよい。ソフトウェアユニットは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の命令を実行し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再び説明しない。
【0301】
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。
【0302】
コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに送信されてもよい。
【0303】
コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk, SSD))等でもよい。
【0304】
当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の例を参照して、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えられるべきではない。
【0305】
説明の便宜上及び簡潔さのため、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスに参照が行われてもよく、詳細はここでは再び説明しないことが当業者により明確に理解され得る。
【0306】
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニット分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムに結合又は統合されてもよく、或いは、いくつかの特徴は無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、図示又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的或いは他の形式で実現されてもよい。
【0307】
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離されてもよく或いは分離されていなくてもよく、ユニットとして示される部分は、物理的ユニットでもよく或いは物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に従って選択されてもよい。
【0308】
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0309】
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは、従来技術に寄与する部分又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でもよい)に対して、この出願の実施形態に記載される方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
【0310】
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実現方式であり、この出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。この出願に開示された技術的範囲内で当業者により容易に理解される如何なる変更又は置換も、この出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。