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特許7018511LEDアレイための波長変換層パターニング
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-02
(45)【発行日】2022-02-10
(54)【発明の名称】LEDアレイための波長変換層パターニング
(51)【国際特許分類】
   G02B 5/20 20060101AFI20220203BHJP
   H01L 33/50 20100101ALI20220203BHJP
   F21V 9/32 20180101ALI20220203BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220203BHJP
【FI】
G02B5/20
H01L33/50
F21V9/32
F21Y115:10
【請求項の数】 32
(21)【出願番号】P 2020534926
(86)(22)【出願日】2018-12-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-22
(86)【国際出願番号】 US2018066963
(87)【国際公開番号】W WO2019126591
(87)【国際公開日】2019-06-27
【審査請求日】2020-08-19
(31)【優先権主張番号】62/609,440
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18164362.8
(32)【優先日】2018-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】16/226,616
(32)【優先日】2018-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500507009
【氏名又は名称】ルミレッズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チャンバレン,ダニエル ラッセル
(72)【発明者】
【氏名】ローリング,エリック マリア
(72)【発明者】
【氏名】ロイトマン,ダニエル ベルナルド
(72)【発明者】
【氏名】シミズ,ケンタロウ
【審査官】岩井 好子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/134820(WO,A1)
【文献】特表2018-512614(JP,A)
【文献】国際公開第2017/054898(WO,A1)
【文献】特表2018-531421(JP,A)
【文献】特開2016-141744(JP,A)
【文献】特表2016-511701(JP,A)
【文献】特開2016-143875(JP,A)
【文献】特表2017-521859(JP,A)
【文献】特開2009-164117(JP,A)
【文献】国際公開第2010/137384(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/163041(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第107170876(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0176852(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0108518(KR,A)
【文献】国際公開第2015/088021(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 5/20
H01L 33/50
F21V 9/32
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の:
波長変換層を表面上に堆積させることであって、前記波長変換層は、光開始剤及びバインダー材料を含み、及び
ナノインプリントリソグラフィプロセスを前記波長変換層に適用することによって、前記波長変換層をパターニングすること、を含み、前記ナノインプリントリソグラフィプロセスは、
ナノインプリントモールドを前記波長変換層に適用すること、
前記光開始剤によって吸収された紫外線で前記波長変換層を照射して、前記光開始剤が脱炭酸を起こすように前記波長変換層を硬化させること、及び
前記硬化後に前記ナノインプリントモールドを前記波長変換層から除去すること、
を含む方法であって、ここで、前記光開始剤は光脱炭酸を起こすことができる化合物である、方法。
【請求項2】
前記波長変換層のパターニングが、波長変換ピクセルのアレイを画定する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アレイ中のピクセルの、幅が100ミクロン以下、隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下、又は幅が100ミクロン以下及び隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
発光半導体ダイオードのアレイを波長変換ピクセルの前記アレイと位置合わせすること、及び各波長変換ピクセルを対応する発光半導体ダイオードに取り付けることを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記バインダー材料は、シロキサン材料、ポリシラザン、又はゾルゲル材料のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記光開始剤が塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
脱炭酸された光開始剤が、前記バインダー材料の反応性鎖末端又は架橋性基質の反応を触媒する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
脱炭酸された光開始剤が、前記バインダー材料の縮合重合又は開環重合を触媒する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記脱炭酸が超塩基を生成する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
バインダーの硬化後に前記超塩基の蒸発又は熱分解により前記超塩基を除去することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法であって、
前記バインダー材料は、シロキサン材料、ポリシラザン、又はゾルゲル材料のうち1つ以上を含み、
前記光開始剤は塩であり、
前記波長変換層を硬化することは、前記光開始剤によって吸収された紫外線で前記波長変換層を照射して、前記光開始剤の脱炭酸を引き起こすことを含み、
前記光開始剤の脱炭酸は、塩基を生成する、方法。
【請求項12】
超塩基が、前記バインダー材料の鎖末端又は架橋可能な基質の反応を触媒する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
超塩基が、前記バインダー材料の縮合重合又は開環重合を触媒する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記バインダーの硬化後に超塩基の蒸発又は熱分解により超塩基を除去することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記波長変換層のパターニングが、波長変換ピクセルのアレイを規定する、請求項1~1のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
発光半導体ダイオードのアレイを波長変換ピクセルの前記アレイと位置合わせすること、及び各波長変換ピクセルを対応する発光半導体ダイオードに取り付けることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記アレイ中のピクセルの、幅が100ミクロン以下、隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下、又は幅が100ミクロン以下及び隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下である、請求項15又はに記載の方法。
【請求項18】
以下の:
光開始剤及び硬化性材料を含む層を表面上に堆積させること、
硬化性材料の前記層にナノインプリントモールドを適用して、キャビティを規定する交差する壁を含むメッシュを形成すること、
前記ナノインプリントモールドを適用した後、前記光開始剤によって吸収された紫外線で前記波長変換層を照射して、前記光開始剤の脱炭酸を引き起こして、前記硬化性材料の硬化を開始すること、
前記硬化性材料を硬化させた後、前記ナノインプリントモールドを除去すること、及び
前記ナノインプリントモールドを除去した後、前記キャビティに波長変換材料を堆積させて、波長変換ピクセルのアレイを形成すること、
を含む方法であって、ここで、前記光開始剤は光脱炭酸を起こすことができる化合物である、方法。
【請求項19】
前記アレイ中のピクセルの、幅が100ミクロン以下、隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下、又は幅が100ミクロン以下及び隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
発光半導体ダイオードのアレイを波長変換ピクセルの前記アレイと位置合わせすること、及び各波長変換ピクセルを対応する発光半導体ダイオードに取り付けることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記硬化性材料は、シロキサン材料、ポリシラザン、又はゾルゲル材料のうちの1つ以上を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記光開始剤が塩である、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
脱炭酸された光開始剤が、前記硬化性材料の鎖末端又は架橋性基質の反応を触媒する、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
脱炭酸された光開始剤が、前記硬化性材料の縮合重合又は開環重合を触媒する、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記脱炭酸が超塩基を生成する、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記硬化性材料の硬化後に前記超塩基の蒸発又は熱分解により前記超塩基を除去することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項27】
請求項18に記載の方法であって、
前記硬化性材料は、シロキサン材料、ポリシラザン、又はゾルゲル材料のうち1つ以上を含み、
前記光開始剤は塩であり、
前記硬化性材料を硬化することは、前記光開始剤によって吸収された紫外線で前記波長層を照射して、前記光開始剤の脱炭酸を引き起こすことを含み、
前記光開始剤の脱炭酸は、塩基を生成する、方法。
【請求項28】
超塩基が、前記硬化性材料の鎖末端又は架橋可能な基質の反応を触媒する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
超塩基が、前記硬化性材料の縮合重合又は開環重合を触媒する、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記硬化性材料の硬化後に超塩基の蒸発又は熱分解により超塩基を除去することを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
発光半導体ダイオードのアレイを波長変換ピクセルの前記アレイと位置合わせすること、及び各波長変換ピクセルを対応する発光半導体ダイオードに取り付けることを含む、請求項27~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記アレイ中のピクセルの、幅が100ミクロン以下、隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下、又は幅が100ミクロン以下及び隣接するピクセル間の間隔が20ミクロン以下である、請求項27~3に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
精密制御照明アプリケーションでは、発光ダイオード(LED)ピクセルシステムの生産と製造が必要になる場合がある。このようなLEDピクセルシステムの製造では、ピクセルのサイズが小さく、システム間のレーンスペースが小さいため、材料を正確に堆積する必要がある。このようなLEDピクセルシステムに使用されるコンポーネントの小型化は、より大きなLEDピクセルシステムには存在しない意図しない影響をもたらす可能性がある。
【背景技術】
【0002】
LED、共振キャビティ発光ダイオード(RCLED)、垂直キャビティレーザーダイオード(VCSEL)、及び端面発光レーザーを包含する半導体発光デバイスは、現在利用可能な最も効率的な光源の中のものである。可視スペクトル全域で動作可能な高輝度発光デバイスの製造に現在興味関心のある材料システムには、III-V族半導体、III属窒化物材料とも呼ばれる、特にガリウム、アルミニウム、インジウム、及び窒素の二元、三元、及び四元合金が含まれる。典型的には、III族窒化物発光デバイスは、有機金属化学気相成長法(MOCVD)、分子線エピタキシー(MBE)、又はその他のエピタキシャル技術により、サファイア、炭化ケイ素、III族窒化物、複合材料、又は他の好適な基板上に、異なる組成及びドーパント濃度の半導体層のスタックをエピタキシャル成長させることによって製造される。スタックは、基板上に形成された、例えば、Siでドープされた1つ以上のn型層、n型層又は複数の層の上に形成された活性領域に1つ以上の発光層、及び活性領域上に形成された、例えば、Mgでドープされた1つ以上のp型層を含むことが多い。電気的コンタクトは、n型領域及びp型領域に形成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
III族窒化物デバイスは、多くの場合、反転又はフリップチップデバイスとして形成され、ここで、n及びpコンタクトの両方が、半導体構造の同じ側に形成され、且つほとんどの光は、半導体構造の接点の反対側から抽出される。
【0004】
概要
サイズが50~500nmの、セリウムを含まないYAGシェルに封入された、複数の蛍光体粒子(phosphor grains)及び複数の蛍光体粒子を結合するバインダー材料を含む波長変換層が開示されている。波長変換層は、発光面に取り付けられた5~20ミクロンの厚さを有する。5~20ミクロンの厚さを有する波長変換層が発光面に取り付けられている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図面の簡単な説明
添付の図面と共に例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1A図1Aは、3×3ピクセルマトリクスの上面図である。
図1B図1Bは、10×10ピクセルマトリックスの上面図である。
図1C図1Cは、サファイア基板上の3×3ピクセルマトリクスの図である。
図1D図1Dは、LEDアレイの断面図である。
図1E図1Eは、発光デバイスの断面図である。
図1F図1Fは、波長変換層セグメントを生成する方法である。
図1G図1Gは、シロキサン化合物の図である。
図1H図1Hは、コンバータ材料上のナノインプリントリソグラフィモールドの図である。
図1I図1Iは、図1Hのコンバータ材料上のナノインプリントリソグラフィモールドの中間ステップの図である。
図1J図1Jは、メッシュの上面図である。
図1K図1Kは、図1Jのメッシュの断面図である。
図2A図2Aは、一実施形態における、LEDデバイス取り付け領域で基板に取り付けられたLEDアレイを有するエレクトロニクスボードの上面図である。
図2B図2Bは、回路基板の2つの表面に電子部品が搭載された2チャネル一体型LED照明システムの一実施形態の図である。
図2C図2Cは、車両前照灯システムの例である。
図3図3は、例示的な照明システムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
詳細な説明
異なる光照明システム及び/又は発光ダイオード(「LED」)の実装の例は、添付の図面を参照して、以下でより完全に説明される。これらの例は相互に排他的ではなく、追加の実装を実現するため、1つの例に見られる特徴は、1つ以上の他の例に見られる特徴と組み合わせることができる。したがって、添付の図面に示される例は、図示のみを目的として提供されており、これらは、決して本開示を限定することを意図していないことが理解されよう。類似の番号は全体を通して類似の要素を指す。
【0008】
本明細書では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な要素を説明することができるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するために使用される場合がある。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、関連するリストされたアイテムのうち1つ以上のありとあらゆる組み合わせを包含し得る。
【0009】
層、領域、又は基板などの要素が別の要素の「上に(on)」ある又は「上に(onto)」に延在すると呼ばれる場合、それは、他の要素の上に直接あるか、他の要素の上に直接延在していてもよいし、又は介在する要素が存在してもよい。対照的に、要素が別の要素の「上に直接」ある、又は別の要素「の上に直接」延在すると呼ばれる場合、介在する要素がない可能性がある。要素が別の要素に「接続」又は「結合」されていると呼ばれる場合、それは、他の要素に直接接続又は結合され、及び/又は1つ以上の介在要素を介して他の要素に接続又は結合され得ることが理解されよう。対照的に、要素が別の要素に「直接接続されている」又は「直接結合されている」と呼ばれる場合、要素と他の要素との間に介在要素は存在しない。これらの用語は、図に示される任意の向きに加えて、要素の異なる向きを包含することが意図されていることが理解されよう。
【0010】
「下(below)」、「上(above)」、「上(upper)」、「下(lower)」、「水平(horizontal)」又は「垂直(vertical)」などの相対的な用語は、本明細書では、ある要素、層、又は領域と別の要素との関係を説明するために使用され得る。これらの用語は、図に描かれている向きに加えて、要素の異なる向きを包含することを意図していることが理解されよう。
【0011】
半導体発光デバイス(LED)又は紫外(UV)又は赤外(IR)光パワー(optical power)を放出するデバイスなどの光パワー放出デバイスは、現在利用可能な最も効率的な光源の中のものである。これらのデバイス(以下、「LED」)は、発光ダイオード、共振キャビティ発光ダイオード、垂直キャビティレーザーダイオード、端面発光レーザーなどを包含し得る。例えば、それらのコンパクトなサイズと低電力需要のため、LEDは多くの異なるアプリケーションの魅力的な候補になる可能性がある。例えば、それらは、カメラや携帯電話などのハンドヘルドバッテリー式デバイスの光源(フラッシュライトやカメラフラッシュなど)として使用できる。それらはまた、自動車の照明、ヘッドアップディスプレイ(HUD)照明、園芸照明、街路照明、ビデオ用トーチ、一般照明(例えば、家、店、オフィス、スタジオの照明、劇場/舞台照明、建築照明)、拡張現実(AR)照明、仮想現実(VR)照明、ディスプレイ用バックライトとして、及びIR分光法などに使用できる。単一のLEDは、白熱光源よりも明るくない光を提供する可能性があるため、マルチジャンクションデバイス又はLEDアレイ(モノリシックLEDアレイ、マイクロLEDアレイなど)は、より高い輝度が必要又は要求されるアプリケーションに使用できる。
【0012】
開示される主題の実施形態によれば、LEDアレイ(例えば、マイクロLEDアレイ)は、図1A、1B、及び/又は1Cに示されるようなピクセルのアレイを包含し得る。LEDアレイは、LEDアレイセグメントの正確な制御を必要とするアプリケーションなど、あらゆるアプリケーションに使用できる。LEDアレイのピクセルは、個別にアドレス指定できるか、グループ/サブセットでアドレス指定できるか、又はアドレス指定できない場合がある。図1Aでは、ピクセル111を有するLEDアレイ110の上面図が示されている。LEDアレイ110の3×3部分の分解図も図1Aに示されている。3×3部分分解図に示されるように、LEDアレイ110は、約100μm以下(例えば、40μm)の幅wを有するピクセル111を包含し得る。ピクセル間のレーン113は、約20μm以下(例えば、5μm)の幅wによって分離され得る。レーン113は、図1B及び1Cに示され、本明細書でさらに開示されるように、ピクセル間にエアギャップを提供するか、又は他の材料を含有することができる。1つのピクセル111の中心から隣接するピクセル111の中心までの距離dは、約120μm以下(例えば、45μm)であり得る。本明細書で提供される幅及び距離は単なる例であり、実際の幅及び/又は寸法は変化し得ることが理解されよう。
【0013】
対称マトリックスに配置された長方形のピクセルが図1A、B及びCに示されているが、いずれの形状及び配置のピクセルが本明細書に開示された実施形態に適用されてもよいことが理解されよう。例えば、図1AのLEDアレイ110は、100×100マトリクス、1200×50マトリクス、対称マトリクス、非対称マトリクス等のようないずれの適用可能な配置で10,000を超えるピクセルを包含し得る。本明細書に開示される実施形態を実施するために、ピクセル、マトリクス、及び/又はボードの複数のセットが、いずれの適用可能なフォーマットで配置され得ることもまた理解される。
【0014】
図1Bは、例示的なLEDアレイ1000の断面図を示す。示されるように、ピクセル1010、1020、及び1030は、分離セクション1041及び/又はn型コンタクト1040がピクセルを互いに分離するように、LEDアレイ内の3つの異なるピクセルに対応する。一実施形態によれば、ピクセル間の空間は、エアギャップによって占められてもよい。示されるように、ピクセル1010は、例えばサファイア基板などのいずれの適用可能な基板上に成長させることができるエピタキシャル層1011を含み、これは、エピタキシャル層1011から除去することができる。コンタクト1015から遠位の成長層の表面は、実質的に平面であってもよく、又はパターン化されていてもよい。p型領域1012は、pコンタクト1017に近接して配置され得る。活性領域1021は、n型領域及びp型領域1012に隣接して配置され得る。あるいは、活性領域1021は、半導体層又はn型領域とp型領域1012との間にあり得、且つ、活性領域1021が光ビームを放射するように電流を受け取ることができる。pコンタクト1017は、SiO層1013及び1014、ならびにめっき金属層1016(例えば、めっき銅)と接触していてもよい。n型コンタクト1040は、Cuなどの適用可能な金属を包含することができる。金属層1016は、反射性であり得るコンタクト1015と接触し得る。
【0015】
特に、図1Bに示されるように、n型コンタクト1040は、ピクセル1010、1020、及び1030の間に作成されたトレンチ1130に堆積されてもよく、且つ、エピタキシャル層を越えて延在してもよい。分離セクション1041は、(図示のように)波長変換層1050の全部又は一部を分離し得る。LEDアレイは、そのような分離セクション1041なしで実装され得るか、又は分離セクション1041はエアギャップに対応し得ることが理解される。分離セクション1041は、n型コンタクト1040の延長であり得、その結果、分離セクション1041は、n型コンタクト1040と同じ材料(例えば、銅)から形成される。あるいは、分離セクション1041は、n型コンタクト1040とは異なる材料から形成され得る。一実施形態によれば、分離セクション1041は、反射性材料を包含し得る。分離セクション1041及び/又はn型コンタクト1040内の材料は、例えば、n型コンタクト1040及び/又は分離の堆積を包含する又は可能にするメッシュ構造を適用するなど、いずれの適用可能な方法で堆積され得る。波長変換層1050は、図1Dの波長変換層205と同様の特徴/特性を有することができる。本明細書で述べるように、1つ以上の追加の層が分離セクション1041を被覆することがある。そのような層は、反射層、散乱層、吸収層、又はいずれの他の適用可能な層とすることができる。1つ以上のパッシベーション層1019は、nコンタクト1040をエピタキシャル層1011から完全に又は部分的に分離することができる。
【0016】
エピタキシャル層1011は、サファイア、SiC、GaN、シリコーンを包含する、励起されたときに光子を放出するためのいずれの適用可能な材料から形成されてもよく、且つ、より具体的には、AlN、AlP、AlAs、AlSb、GaN、GaP、GaAs、GaSb、InN、InP、InAs、InSbを含むがこれらに限定されないIII-V族半導体、限定されないが、ZnS、ZnSe、CdSe、CdTeを含むIIーVI半導体、Ge、Si、SiCを含むがこれらに限定されないIV族半導体、それらの混合物又は合金から形成され得る。これらの例示的な半導体は、それらが存在するLEDの典型的な発光波長で、約2.4から約4.1の範囲の屈折率を有し得る。例えば、GaNなどのIII族窒化物半導体は、500nmで約2.4の屈折率を有することができ、InGaPなどのIII族リン化物半導体は、600nmで約3.7の屈折率を有することができる。LEDデバイス1200に結合された接点は、AuSn、AuGa、AuSi又はSACはんだなどのはんだから形成され得る。
【0017】
n型領域は、成長基板上で成長することができ、且つ、例えば、バッファ又は核生成層などの準備層、及び/又は成長基板の除去を容易にするように設計された層を包含する、異なる組成及びドーパント濃度を包含する半導体材料の1つ以上の層を包含し得る。これらの層は、n型であっても意図的にドープされていなくてもよく、又はp型デバイス層であってもよい。層は、発光領域が効率的に発光するために望ましい特定の光学的、材料的、又は電気的特性のために設計されてもよい。同様に、p型領域1012は、意図的にドープされていない層、又はn型層を包含する、異なる組成、厚さ、及びドーパント濃度の複数の層を包含し得る。電流は、(例えば、接点を介して)pーn接合を通って流れるようにされ得、ピクセルは、少なくとも部分的に材料のバンドギャップエネルギーによって決定される第1の波長の光を生成し得る。ピクセルは、直接発光する場合があるか(例えば、通常の発光又は直接発光LED)、又は放出された光の波長をさらに修正して第2の波長の光を出力するように作用する波長変換層1050(例えば、蛍光体変換LED、「PCLED」など)に光を放出することができる。
【0018】
図1Bは、例示的な配置におけるピクセル1010、1020、及び1030を有する例示的なLEDアレイ1000を示すが、LEDアレイにおけるピクセルは、いくつかの配置のうちのいずれの1つで提供され得ることが理解される。例えば、ピクセルは、フリップチップ構造、垂直注入薄膜(VTF)構造、多接合構造、薄膜フリップチップ(TFFC)、横型デバイスなどにある。例えば、横型LEDピクセルは、フリップチップLEDピクセルに似ているが、電極を基板又はパッケージに直接接続するために上下を逆にすることはできない。TFFCもフリップチップLEDピクセルに似ているが、成長基板が除去されている場合がある(支持されない薄膜半導体層を残す)。対照的に、成長基板又は他の基板は、フリップチップLEDの一部として含まれ得る。
【0019】
波長変換層1050は、活性領域1021によって放出された光の経路にあり得、その結果、活性領域1021によって放出された光は、1つ以上の中間層(例えば、フォトニック層)を横断し得る。実施形態によれば、波長変換層1050は、LEDアレイ1000に存在してもしなくてもよい。波長変換層1050は、例えば、1つの波長の光を吸収して異なる波長の光を放出する、透明又は半透明のバインダー又はマトリックス中の蛍光体粒子、又はセラミック蛍光体要素などのいずれの発光材料を包含し得る。波長変換層1050の厚さは、LEDアレイ1000又は個々のピクセル1010、1020及び1030が配置される、使用される材料又は用途/波長に基づいて決定され得る。例えば、波長変換層1050は、約20μm、50μm又は1200μmであり得る。波長変換層1050は、示されるように、各個々のピクセル上に提供されてもよく、又はLEDアレイ1000全体の上に配置されてもよい。
【0020】
一次オプティック(primary optic)1022は、1つ以上のピクセル1010、1020、及び/又は1030の上(on)又は上に(over)あってもよく、光が活性領域101及び/又は波長変換層1050から一次オプティックを通過することを可能にし得る。一次オプティックを介した光は、一般にランバート分布パターンに基づいて放射されまする。そのため、一次オプティック1022を介して放出される光の光度は、理想的な拡散ラジエーターから観察される場合、入射光の方向と表面法線との間の角度の余弦に正比例する。一次オプティック1022の1つ以上の特性を変更して、ランバート分布パターンとは異なる光分布パターンを生成することができることが理解されよう。
【0021】
レンズ1065及び導波路1062の一方又は両方を包含する二次オプティック(secondary optics)は、ピクセル1010、1020、及び/又は1030を備えることができる。複数のピクセルを有する図1Bに示される例に従って二次オプティクスが論じられているが、二次オプティクスは単一のピクセルに提供されてもよいことが理解されるであろう。二次オプティックは、入射光を広げるために(発散オプティック)、又は入射光を平行ビームに集める(コリメートオプティック)ために使用できる。導波路1062は、誘電材料、メタライゼーション層などでコーティングされてもよく、且つ、入射光を反射又は方向転換するために提供されてもよい。代替実施形態では、照明システムは、波長変換層1050、一次オプティック1022、導波路1062及びレンズ1065のうちの1つ又は以上を包含しなくてもよい。
【0022】
レンズ1065は、SiC、酸化アルミニウム、ダイヤモンドなど、又はそれらの組み合わせなどであるがこれらに限定されないいずれの適用可能な透明材料から形成することができる。レンズ1065は、レンズ1065からの出力ビームが効率的に所望の測光仕様を満たすように、レンズ1065に入力される光線を修正するために使用されてもよい。さらに、レンズ1065は、複数のLEDデバイス1200Bの点灯及び/又は消灯の外観を決定することなどによって、1つ以上の審美的目的を果たすことができる。
【0023】
図1Cは、LEDアレイ1100の3次元図の断面図を示す。示されるように、LEDアレイ1100内のピクセルは、nコンタクト1140を形成するために充填されるトレンチによって分離され得る。ピクセルは、基板1114上に成長させることができ、且つ、pコンタクト1113、p-GaN半導体層1112、活性領域1111、及びn-Gan半導体層1110を包含し得る。この構造は例としてのみ提供されていること、及び1つ以上の半導体又は半導体が含まれていること、及び本明細書で提供される開示を実施するために、1つ又は複数の半導体又は他の適用可能な層を追加、除去、又は部分的に追加又は除去することができることは理解されるであろう。波長変換層1117は、半導体層1110(又は他の適用可能な層)上に堆積されてもよい。
【0024】
図示のように、パッシベーション層1115をトレンチ1130内に形成することができ、nコンタクト1140(例えば、銅コンタクト)をトレンチ1130内に堆積することができる。パッシベーション層1115は、nコンタクト1140の少なくとも一部を半導体の1つ以上の層から分離することができる。実装によれば、トレンチ内のnコンタクト1140又は他の適用可能な材料は、nコンタクト1140又は他の適用可能な材料がピクセル間に完全又は部分的な光学的分離を提供するように、波長変換層1117内に延在することができる。
【0025】
図1Dは、本明細書に開示される技術に従って製造される例示的なピクセルアレイ1200を示し、GaN層1250、活性領域1290、はんだ1280、及びパターンサファイア基板(PSS)パターン1260を包含する発光デバイス1270を包含し得る。波長変換層1220は、ピクセル1275を作成するために、本明細書に開示されている技術に従って発光デバイス1270上に配置されてもよい。
【0026】
光学的アイソレーション材料1230は、波長変換層1220に適用されてもよい。波長変換層は、パターンサファイア基板(PSS)パターン1260を介してGaN層1250上に取り付けられてもよい。GaN層1250は、活性領域1290に結合されるか、又はその上に成長されてもよく、且つ、発光デバイス1270は、はんだ1280を包含してもよい。光アイソレータ材料1240はまた、GaN層1250の側壁に適用されてもよい。
【0027】
一例として、図1Dのピクセル1275は、図1bのピクセル111に対応し得る。ピクセル111又は1275がアクティべートされるとき、ピクセルのそれぞれの活性領域1290は、光を生成することができる。光は、波長変換層1220を通過し得、波長変換層1220の表面から実質的に放出され得る。
【0028】
図1Eは、波長変換層1220が発光デバイス1270上に配置される前の図1Dのピクセルアレイのコンポーネントを示す。
【0029】
図1Fは、ゾルゲル又はシロキサンバインダーを用いて波長変換層を生成するための方法1400を示す。ステップ1410に示すように、波長変換層を表面上に堆積させることができる。表面は、ガラス支持表面などの支持表面、伸縮性テープなどのテープ、青色テープ、白色テープ、UVテープ、又は波長変換層を保持するように構成された他のいずれの表面などのいずれの適用可能な表面であり得る。表面は、波長変換層材料を保持するための壁を含有することができる。
【0030】
希土類イオンからの活性化を伴う又は伴わない蛍光体粒子などであるがこれらに限定されない複数の光学的に分離する粒子(optically isolating particles)、ホウ酸亜鉛バリウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム(AlON)、硫酸バリウム、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、立方晶ジルコニア、ダイヤモンド、ガドリウムガリウムガーネット(GGG)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、サファイア、酸窒化ケイ素アルミニウム(SiAlON)、炭化ケイ素、酸窒化ケイ素(SiON)、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)、セレン化亜鉛、硫化亜鉛、及びテルル化亜鉛、ダイヤモンド、炭化ケイ素(SiC)、単結晶窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、又は窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)、又は透明、半透明、又は散乱セラミック、光学ガラス、高屈折率ガラス、サファイア、アルミナ、リン化ガリウムなどのIII-V半導体、硫化亜鉛、セレン化亜鉛、及びテルル化亜鉛などのII-VI半導体、IV族半導体及び化合物、金属酸化物、金属フッ化物、以下: アルミニウム、アンチモン、ヒ素、ビスマス、カルシウム、銅、ガリウム、ゲルマニウム、ランタン、鉛、ニオブ、リン、テルル、タリウム、チタン、タングステン、亜鉛、又はジルコニウム、のいずれかの酸化物、多結晶酸化アルミニウム(透明アルミナ)、酸窒化アルミニウム(AlON)、立方晶ジルコニア(CZ)、ガドリニウムガリウムガーネット(GGG)、リン化ガリウム(GaP)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸窒化ケイ素アルミニウム(SiAlON)、炭化ケイ素(SiC)、酸窒化ケイ素(SiON)、チタン酸ストロンチウム、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)、硫化亜鉛(ZnS)、スピネル、SchottガラスLaFN21、LaSFN35、LaF2、LaF3、LaF10、NZK7、NLAF21、LaSFN18、SF59、又はLaSF3、OharaガラスSLAM60又はSLAH51、を包含し得、且つ、窒化物発光材料、ガーネット発光材料、オルトケイ酸塩発光材料、SialON発光材料、アルミン酸塩発光材料、酸窒化物発光材料、ハロゲン化物発光材料、オキシハロゲン化物発光材料、硫化物発光材料及び/又は酸硫化物発光材料、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、硫化亜鉛、セレン化亜鉛から選択されるコア材料を含む発光量子ドット、を含むことができ、且つ、SrLiAl:Eu(II)(ストロンチウム-リチウム-窒化アルミニウム:ユーロピウム(II))クラス、(Ba,Sr,Ca)2Si5-xAlxOxN8:Eu、(Sr,Ca)SiAlN3:Eu又はSrLiAl3N4:EuなどのEu(II)ドープ窒化物蛍光体、又はそれらのいずれの組み合わせ、から選択することができる。
【0031】
波長変換層は、バインダー材料は、シロキサン材料、ゾルゲル材料、又はゾルゲルとシロキサンのハイブリッドの組み合わせのいずれかであるように、バインダー材料、並びにシロキサンと組み合わせたポリシラザン前駆体ポリマーを含んでよい。シロキサン材料及び/又はゾル-ゲル材料は、バインダーとしてあり得る。このような材料は、LEDピクセルとピクセルアレイの高い光束と温度の要件の下でも機能を維持するように構成できるためである。
【0032】
シロキサン材料は、シロキサンポリマーであり得、ここで、シロキサンは、図1Gに示されるように、Si-O-Si結合を伴う有機ケイ素化学における官能基である。親シロキサンは、式H(OSiHOH及び(OSiHを有するオリゴマー及びポリマー水素化物を包含し得る。シロキサンはまた、分岐化合物を包含してもよく、その特徴的な特徴は、ケイ素中心の各対が1つの酸素原子によって分離されていることであり得る。シロキサン材料は、リンクされた四面体(「spのような」)中心に期待される構造を採用する場合がある。SiーO結合は1.64Å(vs SiーC距離 1.92Å)で、SiーOーSi角度は142.5°で開いている可能性があります。シロキサンは、立体障害が低いため、SiーO結合を中心とした回転に対する障壁が低い場合があります。
【0033】
シロキサンバインダーは、水又はメタノールなどの副産物として小分子を失うことによって分子が結合するように、縮合反応を介して形成され得る。あるいは又はさらに、シロキサンバインダーは、ポリマー鎖の末端が反応中心として作用し、さらなる環式モノマーがその環系を開くことにより反応してより長いポリマー鎖を形成できるように、開環重合により形成され得る。縮合反応及び/又は開環重合は、連鎖成長重合の形態と考えることができる。
【0034】
ゾル-ゲルバインダーは、湿式化学技術を使用するゾル-ゲルプロセスを介して作成することができる。そのようなプロセスでは、溶液は、液相と固相の両方を含有するゲル様ネットワークの形成に向かって徐々に進化する可能性がある。加水分解及び重縮合反応を受ける金属アルコキシド及び金属塩化物のような前駆体は、ゾル-ゲルプロセス中に使用されてもよい。溶液(ゾル)はコロイドを含有することができ、コロイド分散液は、液体媒体中に様々な程度で分散された固体粒子を含有する固液及び/又は液/液混合物であってよい。ゾルゲルバインダーは、水又はメタノールなどの副産物として小分子を失うことによって分子が結合するように、縮合反応を介して形成される。ポリシラザン及びポリシラザン-シロキサンハイブリッド材料などの前駆体ポリマーもバインダーとして使用することができる。ポリシルザンは、シラノール(Si-OH)及びアルコール(C-OH)と反応性が高く、アンモニア(NH3)を除去してシロキサン結合(Si-O-)を形成する-HN-Siモチーフを含有する前駆体ポリマーである。ポリシラザンベースの前駆体液体は、「スピンオングラス」材料として市販されている。それらは典型的には、SiO2誘電体膜をキャストする(cast)のに使用されます。
【0035】
本明細書に開示されるナノインプリントリソグラフィ(NIL)プロセスを容易にするために、波長変換層を結合するバインダーは、急速な硬化及び低い揮発性を経験する必要があるかもしれない。したがって、波長変換層は、光開始剤を含むことができ、光開始剤は、バインダーの硬化プロセスを触媒するために使用することができる。NILプロセスを波長変換層に適用して、波長変換層を、発光デバイスに適用できる波長変換層セグメントにセグメント化することができる。図1Fに示されるように、ステップ1420では、NILモールドが波長変換層に適用されてもよい。図1Hは、波長変換層1620に適用されているNILモールド1610の断面図を示す。示されるように、NILモールド1610は、波長変換層1620がその形状をモールド1610の形状に変えるように堆積され得る。モールド1610の歯の間の空間は、波長変換層セグメントを離間した発光デバイス上に配置するために必要な間隔に対応し得ることに留意されたい。
【0036】
図1Fのステップ1430で、波長変換層を硬化させることができる。硬化は、UV放射又はUV放射と熱硬化との組み合わせを使用して行われ得る。波長変換層のすべて又は一部は、それらのセクションが硬化できるようにUV放射に曝されてもよい。UV光は、いずれの適用可能な方向から波長変換層上に放出され得、且つモールドが完全に又は部分的に透明である場合、NILモールドを通してUV光を適用することができる。
【0037】
UV光は、硬化を完了するために必要とされる反応を促進するために、触媒の使用を介して迅速な硬化プロセスを生み出すことができる。UV光は、波長変換層に含まれる光開始剤に放射することができ、光開始剤はUV光と反応することができる。光開始剤は、例えば、光脱炭酸を受けることができる酸との塩基の相互作用により生成される塩であり得る。光開始剤は、酸と塩基が対になって中性種を形成するときに生成される塩化合物であってよい。
【0038】
光開始剤は、UV光が光開始剤上に放出されるときに光脱炭酸プロセスを受けるように構成されてもよい。有機酸などの光開始剤に含まれる化合物は、光と反応して、二酸化炭素(CO)を失うことにより分解する可能性がある。このような脱炭酸は、光開始剤から酸を効果的に除去することができ、脱炭酸の副産物は、例えば、他の非酸性残留物と共に超塩基であり得る。超塩基は、例えば、1,5-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ-5-エン(DBU)、1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デセ-5-エン(TBD)であり得る。超塩基は、他の分子を探して過剰な電子をパークし、ゾルゲル又はシロキサンバインダーの反応性連鎖末端又は架橋可能な基質に触媒作用をもたらす可能性があるという特性を持っている可能性がある。
【0039】
超塩基又は他の非酸性残留物は、熱硬化又はポストベーク中に蒸発又はさらなる分解によって波長変換層から除去することができる。
【0040】
図1Fのステップ1440に示されるように、波長変換層は、硬化プロセス中に成形される波長変換層セグメントを含有し得るので、ナノインプリントモールドは、波長変換層から除去され得る。図1Fのステップ1450において、波長変換層セグメントは図1Eの発光デバイス1201のアレイなどの発光デバイスのアレイに取り付けられて、図1Dのピクセルアレイ1200を生成できるようなサイズ及び配置にすることができる。波長変換層を分離して波長変換層セグメントを形成するために分離ステップが必要となる場合があつこと、ソーイング(sawing)、エッチング、レーザーエッチングなどの適用可能なものを包含し得る含み得ることに留意されたい。波長変換層セグメントは、転写テープ、転写基板などを使用することによるなど、いずれの適用可能な転写方法を介して発光デバイスに取り付けることができることにも留意されたい。
【0041】
図1Iは、図1Iの波長変換層1620に適用されているNILモールド1610の断面図の中間ステップを示す。示されるように、波長変換層1620は、光変換剤が脱炭酸を経験するように、例えばUV光を介して硬化される部分に波長変換層1620が対応するように部分的に形成されてもよい。第2の波長変換層1630は、それが脱炭酸を経験し得るように部分的に形成され得る。図示のように、超塩基1631の副産物がこの中間ステップに残る場合がある。
【0042】
開示される主題の実装によれば、インクジェット又は類似の印刷機を使用する直接印刷を使用して、波長変換層を発光デバイス上に堆積させることができる。パターンは、フォトリソ又はインプリントリソなどの解放可能な基板上に生成されてもよい。原子層堆積(ALD)を使用して、例えばリフトオフを使用して層をパターン化し、望ましくない領域を除去することができる。Kateeva又は同様のプリンターを使用して、例えば、蛍光体層の下にあるTiOx層で各層を印刷できる。特に、そのような直接印刷は、蛍光体粒子が、ノズルを介して利用可能にされるスペースよりも著しく小さいことを必要とする場合がある。したがって、1μm以下の蛍光体粒子サイズがそのような堆積に使用されてもよい。
【0043】
開示された主題の実施によれば、図1Jは上面図を示し、図1Kは、図1Dのピクセルアレイを製造するときに図1Dの波長変換層1220に構造を提供するために生成され得るメッシュ壁1715の断面図を示す。図1Eの発光デバイス1270間の空間に対応する空間を有するキャビティ1714を含むことができる。それにより、図1Dの波長変換層1220を取り付ける前に、キャビティ1714が図1Eの発光デバイス1270と整列するようにメッシュ壁が離間されるようにする。メッシュ壁は、ナノインプリント(NIL)リソグラフィプロセス又はコンタクトプリントプロセスを使用して形成できる。NILプロセスを使用して、メッシュ壁材料を表面上に堆積させ、ナノインプリントモールドを材料に適用することにより、メッシュ壁を生成することができる。メッシュ壁材料は、熱硬化を使用して又はUV光を使用して硬化され得、ナノインプリントモールドは、メッシュ壁材料から除去され得る。結果として生じるメッシュ壁は、ピクセルアレイ上に堆積されて、図1Dの波長変換層1220の堆積のための支持体を作成し得る。あるいは、メッシュフィルムは、例えば、犠牲PMMAを用いて、又はUV硬化性材料を用いて、生成されたコンタクトプリンティングフォトニックカラムであり得る。
【0044】
図2Aは、一実施形態における、LEDデバイス取り付け領域318で基板に取り付けられたLEDアレイ410を有するエレクトロニクスボードの上面図である。エレクトロニクスボードは、LEDアレイ410と共に、LEDシステム400Aを表す。さらに、電力モジュール312は、Vin497での電圧入力及びトレース418Bを介して接続性及び制御モジュール316から制御信号を受信すし、且つトレース418Aを介してLEDアレイ410に駆動信号を提供する。LEDアレイ410は、電力モジュール312からの駆動信号を介してオン及びオフにされる。図2Aに示される実施形態では、接続性及び制御モジュール316は、トレース418Cを介してセンサーモジュール314からセンサー信号を受信する。LEDアレイ410内のピクセルは、図1Fで概説されたステップに従って生成されてもよく、1G~Iに関連して本明細書に開示された技術に基づくことができる。
【0045】
図2Bは、回路基板499の2つの表面に取り付けられた電子部品を備えた2チャネル一体型LED照明システムの一実施形態を示す。図2Bに示されるように、LED照明システム400Bは、調光器信号及びAC電力信号を受信するための入力を有する第1の表面445Aと、それに取り付けられたAC/DCコンバータ回路412とを包含する。LEDシステム400Bは、調光器インターフェース回路415を備えた第2の表面445B、DC-DCコンバータ回路440A及び440B、マイクロコントローラ472を有する接続性及び制御モジュール416(この例ではワイヤレスモジュール)、及びそれに取り付けられたLEDアレイ410を包含する。LEDアレイ410は、第1のチャネル411A及び第2のチャネル411Bなどの2つの独立したチャネルによって駆動される。代替実施形態では、単一のチャネルを使用して、駆動信号をLEDアレイに提供することができるか、又は任意の数の複数のチャネルを使用して、駆動信号をLEDアレイに提供することができる
【0046】
LEDアレイ410は、2つのグループのLEDデバイスを包含し得る。例示的な実施形態では、グループAのLEDデバイスは、第1のチャネル411Aに電気的に結合され、グループBのLEDデバイスは、第2のチャネル411Bに電気的に結合される。2つのDC-DCコンバータ440A及び440Bのそれぞれは、LEDアレイ410内のLED A及びBのそれぞれのグループを駆動するために、それぞれ単一チャネル411A及び411Bを介してそれぞれの駆動電流を提供し得る。LEDのグループの1つにあるLEDは、第2のグループのLEDにあるLEDとは異なるカラーポイントを有する光を放出するように構成することができる。LEDアレイ410によって放出された光の複合カラーポイントの制御は、単一のチャネル411A及び411Bをそれぞれ介して、個々のDC / DCコンバータ回路440A及び440Bによって適用される電流及び/又はデューティサイクルを制御することによって、範囲内で調整され得る。図2Bに示される実施形態は、(図2Aに記載されるような)センサーモジュールを包含しないが、代替の実施形態は、センサーモジュールを包含し得る。
【0047】
図示されたLED照明システム400Bは、LEDアレイ410及びLEDアレイ410を動作させるための回路が単一のエレクトロニクスボードに提供される統合システムである。回路基板499の同じ表面上のモジュール間の接続は、トレース431、432、433、434、及び435又はメタライゼーション(図示せず)などの表面又は表面下の相互接続によって、例えば、電圧、電流、及び制御信号をモジュール間で交換するために電気的に結合され得る。回路基板499の対向する表面上のモジュール間の接続は、ビア及びメタライゼーション(図示せず)などの基板相互接続を介して電気的に結合されてもよい。本明細書で開示されるように、LEDアレイ410のピクセルは、図1Fで概説されるステップに従って生成され得、図1G~Iに関連して本明細書で開示される技術に基づき得る。
【0048】
実施形態によれば、LEDシステムは、LEDアレイがドライバ及び制御回路とは別のエレクトロニクスボード上にある場合に提供され得る。他の実施形態によれば、LEDシステムは、ドライバ回路とは別のエレクトロニクスボード上のエレクトロニクスのいくつかとともにLEDアレイを有することができる。例えば、LEDシステムは、LEDアレイとは別のエレクトロニクスボード上に配置された電力変換モジュール及びLEDモジュールを包含し得る。
【0049】
実施形態によれば、LEDシステムは、マルチチャネルLEDドライバ回路を包含し得る。例えば、LEDモジュールは、埋め込まれたLED較正及び設定データ、及び例えば、LEDの3つのグループを包含し得る。当業者は、LEDの任意の数のグループが1つ以上の用途と一致して使用され得ることを認識するであろう。各グループ内の個々のLEDは、直列又は並列に配置されてもよく、異なるカラーポイントを有する光が提供されてもよい。例えば、暖かい白色光は第1のグループのLEDによって提供され得、冷たい白色光は第2のグループのLEDによって提供され得、そしてニュートラルな白色光は第3のグループによって提供され得る。
【0050】
図2Cは、データバス(data bus)304を包含する車両パワー302を包含する例示的な車両ヘッドランプシステム300を示す。センサーモジュール307は、データバス304に接続されて、環境条件(例えば、周囲の光条件、温度、時間、雨、霧など)、車両状態(駐車中、移動中、速度、方向)、他の車両の存在/位置、歩行者、物体などに関連するデータを提供し得る。センサーモジュール307は、図2Aのセンサーモジュール314と同様又は同じであってもよい。AC/DCコンバータ305は、車両電源302に接続され得る。
【0051】
図2Cの電力モジュール312(AC/DCコンバータ)は、図2BのAC/DCコンバータ412と同じ又は同様であり得、車両電力302からAC電力を受信し得る。それは、AC-DCコンバータ412について図2Bに記載されているように、AC電力をDC電力に変換することができる。車両ヘッドランプシステム300は、AC/DCコンバータ305、接続性及び制御モジュール306、及び/又はセンサモジュール307によって、又はこれらに基づいて提供される1つ以上の入力を受け取るアクティブヘッドランプ331を包含することができる。一例として、センサーモジュール307は、歩行者が十分に照らされないように歩行者の存在を検出することができ、それにより、運転者が歩行者を見る可能性を低減することができる。このようなセンサー入力に基づいて、接続性及び制御モジュール306は、AC/DCコンバータ305から提供される電力を使用してアクティブヘッドランプ331にデータを出力することができ、その結果、出力データは、アクティブヘッドランプ331内に含まれるLEDアレイ内のLEDのサブセットをアクティブにする。LEDアレイ内のLEDのサブセットは、アクティベートされると、センサーモジュール307が歩行者の存在を感知した方向に光を放出することができる。歩行者が車両のヘッドランプシステムを包含する車両の経路にもはやないことを確認する更新されたデータをセンサーモジュール207が提供した後に、非アクティブ化され得るか、そうでなければそれらの光線方向が変更され得る。アクティブヘッドランプ331内のLEDアレイ内のピクセルは、図1Fで概説されたステップに従って生成されてもよく、図1G~Iに関連して本明細書で開示された技術に基づいてもよい。
【0052】
図3は、アプリケーションプラットフォーム560、LEDシステム552及び556、及びオプティック(optics)554及び558を包含する例示的なシステム550を示す。LEDシステム552及び556のピクセルは、図1Fで概説されたステップに従って生成されてもよく、図1G~Iに関連して本明細書で開示された技法に基づくことができる。LEDシステム552は、矢印561aと561bとの間に示される光ビーム561を生成する。LEDシステム556は、矢印562aと562bとの間に光ビーム562を生成することができる。図3に示す実施形態では、LEDシステム552から放出された光は二次オプティック554を通過し、LEDシステム556から放出された光は二次オプティック558を通過する。代替実施形態では、光ビーム561及び562は、いずれの二次オプティックを通過しない。二次オプティックは、1つ以上の光ガイドであり得るか、又はそれをh包含し得る。1つ以上の光ガイドは、縁が照らされていてもよく、又は光ガイドの内部縁を画定する内部開口部を有していてもよい。LEDシステム552及び/又は556は、1つ以上の光ガイドの内部開口部に挿入され得、それらは、1つ以上の光ガイドの内縁(内部開口光ガイド)又は外縁(エッジ点灯光ガイド)に光を注入する。LEDシステム552及び/又は556のLEDは、光ガイドの一部であるベースの周囲に配置されてもよい。一実装によれば、ベースは熱伝導性であってもよい。一実施態様によれば、ベースは、光ガイドの上に配置される熱放散要素に結合されてもよい。熱放散要素は、LEDによって生成された熱を熱伝導性ベースを介して受け取り、受け取った熱を放散するように構成することができる。1つ以上の光ガイドは、LEDシステム552及び556によって放出された光が所望の方法、例えば、勾配、面取り分布、狭い分布、広い分布、角度分布など、で成形されることを可能にすることができる。
【0053】
例示的な実施形態では、システム550は、カメラのフラッシュシステムの携帯電話、屋内の住宅用又は商業用の照明、街路照明などの屋外の照明、自動車、医療デバイス、AR/VRデバイス、及びロボットデバイスであり得る。図2Aに示されるLEDシステム400A及び図2Cに示される車両ヘッドランプシステム300は、例示的な実施形態におけるLEDシステム552及び556を示す。
【0054】
本明細書で説明するように、アプリケーションプラットフォーム560は、ライン565又は他の適用可能な入力を介して電力バスを介してLEDシステム552及び/又は556に電力を提供することができる。さらに、アプリケーションプラットフォーム560は、LEDシステム552及びLEDシステム556の動作のためにライン565を介して入力信号を提供し得る。その入力は、ユーザー入力/選好、感知された測定値、事前にプログラムされた、又は自律的に決定された出力などに基づくことができる。1つ以上のセンサーは、アプリケーションプラットフォーム560のハウジングの内部又は外部であり得る。あるいは、又はさらに、図2AのLEDシステム400に示されるように、各LEDシステム552及び556は、それ自身のセンサーモジュール、接続性及び制御モジュール、電源モジュール、LEDデバイスを包含し得る。
【0055】
実施形態では、アプリケーションプラットフォーム560のセンサー及び/又はLEDシステム552及び/又は556のセンサは、視覚データ(例えば、LIDARデータ、IRデータ、カメラを介して収集されたデータなど)、オーディオデータ、距離ベースのデータ、運動データ、環境データなど、又はそれらの組み合わせなどのデータを収集し得る。データは、オブジェクト、個人、車両などの物理的なアイテム又はエンティティに関連している場合がある。例えば、センシング機器は、ADAS/AVベースのアプリケーションのオブジェクト近接データを収集できる。これにより、物理的なアイテム又はエンティティの検出に基づいて、検出とその後のアクションに優先順位を付けることができる。データは、例えば、IR信号などのLEDシステム552及び/又は556による光信号の放出、及び放出された光信号に基づくデータの収集に基づいて収集されてもよい。データは、データ収集のために光信号を発するコンポーネントとは異なるコンポーネントによって収集される場合がある。例を続けると、センシング機器は自動車に配置されてもよく、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を使用してビームを放射してもよい。1つ以上のセンサは、放出されたビーム又は他のいずれの適用可能な入力に対する応答を感知することができる。
【0056】
例示的な実施形態では、アプリケーションプラットフォーム560は自動車を表すことができ、LEDシステム552及びLEDシステム556は自動車のヘッドライトを表すことができる。様々な実施形態では、システム550は、LEDを選択的にアクティベートさせて操縦可能な光を提供することができる操縦可能な光ビームを備えた自動車を表すことができる。例えば、LEDのアレイを使用して、形状又はパターンを定義又は投影するか、道路の選択された部分のみを照明することができる。例示的な実施形態では、LEDシステム552及び/又は556内の赤外線カメラ又は検出器ピクセルは、照明を必要とするシーン(道路、横断歩道など)の部分を識別するセンサー(例えば、図2Aのセンサーモジュール314及び図2Cの307と同様)であってもよい。
【0057】
特徴及び要素は特定の組み合わせで上述されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解するであろう。さらに、本明細書で説明される方法は、ンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアで実装され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気媒体、例えば内蔵ハードディスクやリムーバブルディスク、光磁気メディア、光学メディア、例えばCD-ROMディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、が含まれるが、これらに限定されない。

図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図1I
図1J
図1K
図2A
図2B
図2C
図3