(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-03
(45)【発行日】2022-02-14
(54)【発明の名称】データ収集管理システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20220204BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20220204BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2021129672
(22)【出願日】2021-08-06
【審査請求日】2021-08-06
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521334594
【氏名又は名称】株式会社ファンプ
(74)【代理人】
【識別番号】100146020
【氏名又は名称】田村 善光
(74)【代理人】
【識別番号】100062328
【氏名又は名称】古田 剛啓
(72)【発明者】
【氏名】近藤 諸人
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0058410(US,A1)
【文献】特表2017-524188(JP,A)
【文献】特開2020-140404(JP,A)
【文献】特開2002-123652(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントへの複数のデータ提供者からのデータを収集管理するデータ収集管理システムであって、
データ収集管理アプリケーションプログラムをインストールしたプログラムサーバと、複数のデータ提供者のデータ提供者情報端末と、イベント管理者の管理者情報端末とがネットワークを介して接続され、
収集対象のデータの進捗管理をするデータ収集進捗管理手段と、イベント管理者からデータ提供者へのメールを管理するメール管理手段と、前記データに対する必要な是正をデータ提供者に促すデータ収集是正手段と、を備え、
前記データ収集進捗管理手段が、
前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURL別に、少なくとも識別情報、管理者情報端末から入力可能なデータ提供者情報、データを格納するデータファイル、及び、該データファイルを格納するファイルフォルダを含む基本登録情報を行ごとに表示した一覧表を、前記識別情報、ファイルフォルダ名及びデータファイル名を同一名にしてCSVファイルで作成し記憶する進捗状況一覧表作成・記憶手段と、
前記データ提供者情報端末から前記プログラムサーバへデータが送信されると、前記データを、前記データ提供者情報端末のURLと一致するURLの行の前記ファイルフォルダ及び前記データファイルに、前記データ提供者情報端末から送信されたデータ名を前記識別情報に自動的に変更して、自動的に格納され記憶されるアップロード手段と、を備えることを特徴とするデータ収集管理システム。
【請求項2】
前記メール管理手段が、
前記データ提供者への連絡用に予め作成したメールテンプレートを記憶させておくメールテンプレート記憶手段と、
メール送信の履歴を監視し、メール未送信を検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール未送信一覧表、及び、メール送信済みを検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール送信済み一覧表を作成し記憶するメール送信履歴監視・記憶手段と、
前記管理者情報端末の表示画面に表示された前記メール未送信一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、前記管理者情報端末から前記
データ提供者情報端末へ送信するメール編集・送信手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ収集管理システム。
【請求項3】
前記データ収集是正手段が、
前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、データの格納の有無を検知し、データの未登録者情報の一覧表作成、及び、データの登録済み者情報の一覧表作成をして記憶するデータ登録・未登録把握手段と、
前記管理者情報端末の表示画面に表示した前記データの登録済み者情報の一覧表から、データの視聴をしたいデータの登録済み者が選択され、該選択されたデータの登録済み者のファイルフォルダ及びデータファイルを表示し、
管理者により前記ファイルフォルダ又は前記データファイルに格納されているデータをストリーミング再生されて視聴され、前記データの登録済み者情報の一覧表に設けられた視聴確認欄に視聴確認済みが入力されると視聴確認済みを記憶する視聴確認手段と、
管理者による視聴時に前記データに修正すべき箇所が確認されたときに、前記管理者情報端末から前記データ提供者情報端末へデータの修正・再アップ依頼の送信を可能とし、該送信とともに前記データの修正・再アップ依頼したファイルフォルダ及びデータファイルの上書きロックを解除可能とし、前記データ提供者情報端末から送信された修正後のデータを前記プログラムサーバが受信したときに、修正後のデータが再アップロードされ自動的に上書き保存がされる再アップロード手段と、
前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、前記再アップロードしたデータの再アップロード済み一覧表を作成して記憶する再アップロード一覧表作成手段と、
前記管理者情報端末の表示画面に表示したデータの未登録者情報の一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、
データ提供者情報端末へ送信する登録催促メール送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ収集管理システム。
【請求項4】
前記データ収集進捗管理手段が、
前記管理者情報端末から前記プログラムサーバのデータ収集管理アプリケーションプログラムにログインされ、前記管理者情報端末の表示画面に前記基本登録情報を行ごとに表示した一覧表とともに表示したキーワード検索欄に管理者によりキーワードがテキスト入力されると、
前記キーワードを含む前記基本登録情報を検索
し、前記キーワードを含む前記基本登録情報を抽出するキーワード検索手段と、
抽出された前記基本登録情報の一覧表を作成したキーワード基本登録情報一覧表作成手段と、を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のデータ収集管理システム。
【請求項5】
前記データ収集進捗管理手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示された前記基本登録情報の一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行の基本登録情報を順次表示させる収集状況一覧表表示画面スクロール手段を備え、
前記メール管理手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示されたメール未送信一覧表画面又はメール送信済み一覧表画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のメール未送信者情報又はメール送信者情報を順次表示させるメール一覧表表示画面スクロール手段を備え、
前記データ収集是正手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示されたデータの未登録者情報の一覧表表示画面又はデータの登録済み者情報の一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のデータの未登録者情報又はデータの登録済み者情報を順次表示させる登録一覧表表示画面スクロール手段と、を備えたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のデータ収集管理システム。
【請求項6】
前記プログラムサーバのコンピュータを、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ収集管理システムの各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多くの発表者が発表する学会の発表データの進捗管理などの、イベントの参加を申し込んだ多くのデータ提供者のデータ登録を円滑に収集し管理することが容易なデータ収集管理システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、学術団体の研究集会における論文の投票を補助する学会運営支援システムであって、前記研究集会の参加者を識別する参加者識別情報が記憶され、前記参加者が携行する参加者識別情報記憶手段と、前記参加者識別情報、当該参加者に関する参加者情報、論文を識別する論文識別情報、当該論文に関する論文情報を記憶する学会情報記憶手段と、前記参加者識別情報記憶手段から前記参加者識別情報を読み取る参加者識別情報読取手段と、参加者識別情報読取手段が、前記参加者識別情報記憶手段から前記参加者識別情報を読み取った場合に、前記参加者識別情報記憶手段を携行する前記参加者が、所定の論文群の 中から一または複数の論文を選択して投票した論文に対応する前記論文識別情報と、当該参加者の前記参加者識別情報と、を対応づける投票情報を学会情報記憶手段に記憶させる投票処理手段と、前記論文識別情報に基づいて、前記投票情報を論文毎に蓄積することにより第一投票集計情報を作成し、前記学会情報記憶手段に記憶させる第一集計手段と、前記参加者識別情報、前記参加者情報、前記論文識別情報および前記論文情報を用いることにより、前記第一集計手段において蓄積される前記投票情報から、投票した前記参加者と関連する論文に対応する前記論文識別情報を含む前記投票情報を除く関連投票情報排除手段と、を有する学会運営支援システムが開示されている。
【0003】
特許文献2には、発表会運営用のメイン端末と、発表会に参加した複数の参加者用のサブ端末と、を有する発表会支援システムにおいて、発表で用いられる元ドキュメントを複数のサブ端末へ配信する元ドキュメント配信手段と、サブ端末から1又は複数の加工ドキュメントを受信する加工ドキュメント受信手段と、それぞれの加工ドキュメントを弁別してメイン端末にリスト表示するリスト表示手段と、前記リスト表示手段で表示された加工ドキュメントリストから選択された加工ドキュメ ントを、発表会の進行中に発表者又は運営者の指示に基づいて選択された出力先へ送信する加工ドキュメント送信手段と、を備える発表会支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2006-178806号公報
【文献】特開2006-134094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明は、学術団体の研究集会における論文の投票処理を補助する学会運営支援システムを提供であり、多くの発表者が発表する学会や発表会の発表データ進捗作業を改善できないという問題があった。
【0006】
特許文献2の発明は、情報を伝えたい人(発表者)から情報を入手する目的でその会議に参加した人(参加者)への情報提供において、発表者の主導権を支援する仕組みに係る技術であり、多くの発表者が発表する学会や発表会の発表データ進捗作業を改善できないという問題があった。
【0007】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、例えば多くの発表者が発表する学会や発表会の発表データ進捗作業を容易に管理することができる、イベントに申し込んだデータ提供者のデータ登録状況の把握を容易にし、ミスをなくすことができるデータ収集管理システム及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明において、データとは、文章、図、写真、動画などから作成されたものを意味する。
【0009】
請求項1に記載のデータ収集管理システムは、イベントへの複数のデータ提供者からのデータを収集管理するデータ収集管理システムであって、データ収集管理アプリケーションプログラムをインストールしたプログラムサーバと、複数のデータ提供者のデータ提供者情報端末と、イベント管理者の管理者情報端末とがネットワークを介して接続され、収集対象のデータの進捗管理をするデータ収集進捗管理手段と、イベント管理者からデータ提供者へのメールを管理するメール管理手段と、前記データに対する必要な是正をデータ提供者に促すデータ収集是正手段と、を備え、前記データ収集進捗管理手段が、前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURL別に、少なくとも識別情報、管理者情報端末から入力可能なデータ提供者情報、データを格納するデータファイル、及び、該データファイルを格納するファイルフォルダを含む基本登録情報を行ごとに表示した一覧表を、前記識別情報、ファイルフォルダ名及びデータファイル名を同一名にしてCSVファイルで作成し記憶する進捗状況一覧表作成・記憶手段と、前記データ提供者情報端末から前記プログラムサーバへデータが送信されると、前記データを、前記データ提供者情報端末のURLと一致するURLの行の前記ファイルフォルダ及び前記データファイルに、前記データ提供者情報端末から送信されたデータ名を前記識別情報に自動的に変更して、自動的に格納され記憶されるアップロード手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載のデータ収集管理システムは、請求項1において、前記メール管理手段が、前記データ提供者への連絡用に予め作成したメールテンプレートを記憶させておくメールテンプレート記憶手段と、メール送信の履歴を監視し、メール未送信を検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール未送信一覧表、及び、メール送信済みを検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール送信済み一覧表を作成し記憶するメール送信履歴監視・記憶手段と、
前記管理者情報端末の表示画面に表示された前記メール未送信一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、前記管理者情報端末から前記データ提供者情報端末へ送信するメール編集・送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載のデータ収集管理システムは、請求項1又は2において、前記データ収集是正手段が、前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、データの格納の有無を検知し、データの未登録者情報の一覧表作成、及び、データの登録済み者情報の一覧表作成をして記憶するデータ登録・未登録把握手段と、前記管理者情報端末の表示画面に表示した前記データの登録済み者情報の一覧表から、データの視聴をしたいデータの登録済み者が選択され、該選択されたデータの登録済み者のファイルフォルダ及びデータファイルを表示し、管理者により前記ファイルフォルダ又は前記データファイルに格納されているデータがストリーミング再生されて視聴され、前記データの登録済み者情報の一覧表に設けられた視聴確認欄に視聴確認済みが入力されると視聴確認済みを記憶する視聴確認手段と、管理者による視聴時に前記データに修正すべき箇所が確認されたときに、前記管理者情報端末から前記データ提供者情報端末へデータの修正・再アップ依頼の送信を可能とし、該送信とともに前記データの修正・再アップ依頼したファイルフォルダ及びデータファイルの上書きロックを解除可能とし、前記データ提供者情報端末から送信された修正後のデータを前記プログラムサーバが受信したときに、修正後のデータが再アップロードされ自動的に上書き保存がされる再アップロード手段と、前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、前記再アップロードしたデータの再アップロード済み一覧表を作成して記憶する再アップロード一覧表作成手段と、前記管理者情報端末の表示画面に表示したデータの未登録者情報の一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、データ提供者情報端末へ送信する登録催促メール送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載のデータ収集管理システムは、請求項1~3のいずれかにおいて、前記データ収集進捗管理手段が、前記管理者情報端末から前記プログラムサーバのデータ収集管理アプリケーションプログラムにログインされ、前記管理者情報端末の表示画面に前記基本登録情報を行ごとに表示した一覧表とともに表示したキーワード検索欄に管理者によりキーワードがテキスト入力されると、前記キーワードを含む前記基本登録情報を検索し、前記キーワードを含む前記基本登録情報を抽出するキーワード検索手段と、抽出された前記基本登録情報の一覧表を作成したキーワード基本登録情報一覧表作成手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載のデータ収集管理システムは、請求項1~4のいずれかにおいて、前記データ収集進捗管理手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示された前記基本登録情報の一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行の基本登録情報を順次表示させる収集状況一覧表表示画面スクロール手段を備え、前記メール管理手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示されたメール未送信一覧表表示画面又はメール送信済み一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のメール未送信者情報又はメール送信者情報を順次表示させるメール一覧表表示画面スクロール手段を備え、前記データ収集是正手段が、前記管理者情報端末の表示画面に表示されたデータの未登録者情報の一覧表表示画面又はデータの登録済み者情報の一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のデータの未登録者情報又はデータの登録済み者情報を順次表示させる登録一覧表表示画面スクロール手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載のプログラムは、前記プログラムサーバのコンピュータを、請求項1~5のいずれか1項に記載のデータ収集管理システムの各手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載のデータ収集管理システムは、多数のデータ提供者から送付されるデータを自動的に登録することができるので、すぐに反映させることができる。そして、データの登録済み者やデータの未登録者を監視して最新のデータの収集状況を常時正確に把握できるので収集ミスを防止することができる。
【0016】
また、識別情報、ファイルフォルダ名及びデータファイル名を同一名にしたので、データの保存先を識別情報で探せるので探す時間がかかないという効果を奏する。そして、データファイルをそのまま、ひとまとめにして格納したファイルフォルダーを設けたので、データファイルをアップロードさせやすいという効果を奏する。
【0017】
請求項2に記載のデータ収集管理システムは、例えばイベントへの参加申し込みをしたが、所定の日数が経過してもまだデータを登録していない多数のデータ提供者に対して催促メールをもれなく効率的にすることができるので、イベント主催者の管理ミスを防止させることができるという効果を奏する。
【0018】
請求項3に記載のデータ収集管理システムは、例えばイベントへの参加申し込みをしたが、データを登録した申込者と、データを登録していない申込者の把握を自動的にするのでイベント主催者の管理ミスを防止させることができ、登録されたデータを管理者が視聴して、例えば聞こえにくい時間帯などの不具合を確認すると、データ提供者に不具合の修正依頼をし、データ提供者が修正後のデータを自動的に再アップロードでき、再アップロード済みのデータ提供者情報を一覧表示できるので、イベント管理者の管理ミス防止に効果を奏する。
【0019】
請求項4に記載のデータ収集管理システムは、キーワード検索ができるので、管理者が知りたいデータを容易に迅速に知ることがきる。
【0020】
請求項5に記載のデータ収集管理システムは、表示画面に表示された一覧表に表示されておらず隠れている情報を一覧表の記載順に容易に表示できるので、情報を探す時間を短くすることができる。
【0021】
請求項6に記載のプログラムは、請求項1~5のいずれかに記載の効果と同じ効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明のデータ収集管理システムの全体システム構成説明図である。
【
図2】本発明のデータ収集管理システムを構成する情報端末の説明図である。
【
図3】本発明のデータ収集管理システムにログインしたときの表示画面の説明図である。
【
図4】
図3における「CSVファイルダウンロード」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図5】
図4における識別情報SOL入力したときの表示画面の説明図である。
【
図6】
図5における識別情報SOLの「修正」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図7】「メールテンプレート管理」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図8】
図7における「修正」ボタンをクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図9】
図8における「確認画面へ」ボタンを表示した画面の説明図である。
【
図10】
図7における「メールテンプレート新規追加」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図11】
図10の表示画面に入力した状態の画面の説明図である。
【
図12】
図3における「メール未送信一覧」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図13】
図12における「一覧表示」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図14】
図13における「メール送信画面へ」ボタンをクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図15】
図14でテンプレート名をプルダウンメニューで表示した画面の説明図である。
【
図16】
図15で特定のテンプレート名を選択しテンプレートに必要な修正をした画面の説明図である。
【
図17】
図3における「メール送信済み一覧」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図18】
図17の「一覧表示」をクリックしたときの表示画面の説明図である。
【
図19】
図3における「データ未登録者一覧」をクリックしたときの表示画面に表示されたデータ未登録者一覧表の例の説明図である。
【
図20】
図19の1つの行をクリックした後に表示画面に表示されたデータ未登録者一覧の例の説明図である。
【
図21】
図3における「データ登録者一覧」をクリックしたときの表示画面に表示されたデータ登録者一覧表の例の説明図である。
【
図22】
図21の1つの行をクリックした後に表示画面に表示されたデータ登録者一覧の例の説明図である。
【
図23】
図22における詳細をクリックしたときの表示画面に表示されたデータ登録者の詳細の説明図である。
【
図24】
図3における「データ再アップ済み一覧」をクリックしたときの表示画面に表示されたデータ再アップ済み一覧表の例の説明図である。
【
図25】
図24の1つの行をクリックした後に表示画面に表示されたデータ再アップ済み一覧の例の説明図である。
【
図26】
図25における「詳細」をクリックしたときの表示画面に表示されたデータ再アップ済み者の詳細の説明図である。
【
図27】データ収集管理システムを構成する各手段の構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明のデータ収集管理システム1は、多くの発表者が発表する学会の発表データの収集管理や、多くのブースを提供するビジネスフェアの展示内容説明用の情報収集管理の収集管理などに使用できる。
【0024】
本発明のデータ収集管理システム1は、
図1又は
図2に示すように、イベントへの複数のデータ提供者からのデータを収集管理するデータ収集管理システム1であって、データ収集管理アプリケーションプログラムをインストールしたプログラムサーバ2と、複数のデータ提供者のデータ提供者情報端末4a~4dと、イベント管理者の管理者情報端末3とがネットワーク5を介して接続されている。
【0025】
前記プログラムサーバ2は、データ収集管理アプリケーションプログラムに基づき制御をする制御部21と、データ収集管理アプリケーションプログラムを記憶し制御部21の指示により記憶する記憶部23と、制御部21の指示により他の情報端末と送受信する送受信部22と、制御部21の指示により情報処理をする情報処理部24と、を備える。
【0026】
前記管理者情報端末3は、前記プログラムサーバ2からの指示や管理者による入力により指示を出す制御部31と、制御部31の指示により表示画面36に表示させる表示部35と、制御部31の指示により記憶する記憶部33と、制御部31の指示により他の情報端末と送受信する送受信部32と、制御部31の指示により情報処理をする情報処理部34と、を備える。
【0027】
前記データ提供者情報端末4は、前記プログラムサーバ2からの指示やデータ提供者による入力により指示を出す制御部41と、制御部41の指示により表示画面46に表示させる表示部45と、制御部41の指示により記憶する記憶部43と、制御部41の指示により他の情報端末と送受信する送受信部42と、制御部41の指示により情報処理をする情報処理部44と、を備える。
【0028】
そして、
図27に示すように、収集対象のデータの進捗管理をするデータ収集進捗管理手段6と、イベント管理者からデータ提供者へのメールを管理するメール管理手段7と、前記データに対する必要な是正をデータ提供者に促すデータ収集是正手段8と、を備えている。前記データ収集進捗管理手段6、前記メール管理手段7、及び、前記データ収集是正手段8は、データ収集管理アプリケーションプログラムをインストールしたプログラムサーバ2が実行する機能である。
【0029】
まず、データ提供者から管理者へイベント参加の申し込みがあり、前記データ提供者情報端末4から管理者情報端末3に送信された、例えば所属先、氏名、メールアドレスなどのデータ提供者情報を管理者情報端末3の記憶部33に記憶する。
【0030】
前記データ提供者情報は、イベントの管理者がデータ収集をミスなく効率的にするために定めた所定の項目であればよく、例えば、所属先、氏名、メールアドレス等がある。
【0031】
前記管理者情報端末3から、所定のログイン名と所定のパスワードでログインすると、前記管理者情報端末3の表示画面36に、前記データ収集進捗管理手段6、前記メール管理手段7及び前記データ収集是正手段8とリンク可能なトップページ、例えば、
図3に示すように、前記データ収集進捗管理手段6とリンクした情報登録管理の表示部6a、前記メール管理手段7とリンクしたメール管理の表示部7a、及び前記データ収集是正手段8とリンクしたデータ管理の表示部8aが表示されたトップページが表示される。本発明のデータ収集管理システム1は、前記ログインして
図3に示すようなデータ収集管理システム1のトップページを表示させてから実行が開始される。
【0032】
まず、前記データ収集進捗管理手段6について説明する。前記データ収集進捗管理手段6が、
図27に示すように、前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURL別に、少なくとも識別情報、管理者情報端末3から入力可能なデータ提供者情報、データを格納するデータファイル、及び、該データファイルを格納するファイルフォルダを含む基本登録情報を行ごとに表示した一覧表を、前記識別情報、ファイルフォルダ名及びデータファイル名を同一名にしてCSVファイルで作成し記憶する進捗状況一覧表作成・記憶手段61と、前記データ提供者情報端末4から前記プログラムサーバ2へデータが送信されると、前記データを、前記データ提供者情報端末4のURLと一致するURLの行の前記ファイルフォルダ及び前記データファイルに、前記データ提供者情報端末4から送信されたデータ名を前記識別情報に自動的に変更して、自動的に格納され記憶されるアップロード手段62と、を備える。
【0033】
さらに、前記データ収集進捗管理手段6は、一旦登録した情報を修正する修正手段63、一旦登録した情報を削除する削除手段64、多くの中からキーワードを含む情報を検索するキーワード検索手段65、キーワード含有基本登録情報一覧表作成手段66、及び、収集状況一覧表表示画面スクロール手段67を備える。
【0034】
前記進捗状況一覧表作成・記憶手段61は、データ提供者から管理者に送信された前記データ提供者に係る情報を、前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURL別に1つの行となるように、少なくとも識別情報、管理者情報端末から入力可能なデータ提供者情報、データを格納するデータファイル、及び、該データファイルを格納するファイルフォルダを含む基本登録情報を行ごとに表示するように、CSVファイルで作成された一覧表が記憶部23に記憶されており、管理者が管理者情報端末3からテキスト入力しアップロードすると、そのテキスト入力された内容がプログラムサーバ2の記憶部23に記憶される。このときに、識別情報、データファイル名及びファイルフォルダ名は同一名にしてCSVファイルで作成されている。
【0035】
例えば、管理者情報端末3から管理者がログインして表示された、例えば
図3に示すようなデータ収集管理システムトップページからの「CSVファイルダウンロード」の入力情報をプログラムサーバ2が受信すると、プログラムサーバ2は、表示画面36に
図4に示すような、データ提供者別に基本登録情報を行ごとにテキスト入力可能な一覧表をダウンロードさせる。
【0036】
管理者は、ダウンロードされたCSVファイルで作成された前記一覧表に、前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURL別に1つの行となるように、前記データ提供者から送信されたデータ提供者所属、データ提供者氏名、データ提供者メールアドレスをテキスト入力し、さらに管理者側で設定した識別情報、開催日、開催会場、イベント準備項目をテキスト入力し、ファイルフォルダー及びデータファイルの項目を有する一覧表を作成する。そして、管理者によるトップページからの「CSVファイルアップロード画面へ」の入力情報をプログラムサーバ2が受信すると、プログラムサーバ2によりアップロード画面が表示され、管理者のアップロード完了の入力情報をプログラムサーバ2が受信すると、プログラムサーバ2はテキスト入力された一覧表をアップロードし記憶部23に記憶する。このアップロードのときに、前記識別情報、ファイルフォルダー名、データファイル名は、自動的に同一となるようにプログラムサーバ2の情報処理部24が処理し記憶される。なお、テキスト入力する項目は管理者の判断で自由に設定することができ、例えば、
図4に示すように会員登録などを設定することもできる。
【0037】
該アップロードした基本登録情報は、識別情報別に、前記データ提供者にそれぞれ個別に自動で発行したURLとファイルフォルダ及びデータファイルとをリンク可能にしてプログラムサーバ2の記憶部23に記憶される。なお、前記ファイルフォルダー及びデータファイルは管理者が登録、修正、削除をできないようにしている。
【0038】
次に、前記アップロード手段62は、前記ファイルフォルダ及びデータファイルにデータを自動的に格納させる手段であって、データ提供者情報端末4から前記プログラムサーバ2へデータが送信されると、前記プログラムサーバ2の制御部21が、情報処理部24に、受信した前記データを、前記データ提供者情報端末4のURLと一致するURLの行の前記ファイルフォルダ及び前記データファイルに、送信されたデータ名を所定の識別情報に自動的に変更させて、自動的に格納させ記憶部23で記憶させる。
【0039】
次に、テキスト入力されアップロードされた基本登録情報等の修正の手段について説明する。
【0040】
前記ファイルフォルダ及び前記データファイルに格納されデータ以外のすでに登録されている、例えば所属、氏名、メールアドレス等の基本登録情報を修正する場合は、管理者情報端末3のみで修正することができる。
【0041】
例として、所属、氏名、メールアドレス等の基本登録情報の修正をする修正手段63について説明する。まず、管理者が管理者情報端末3からプログラムサーバ2にログインした後に、プログラムサーバ2は、例えば
図3に示すようなトップページからの「登録情報一覧画面へ」の選択情報を受信すると、表示画面36に
図4に示すような一覧表を表示し、選択された識別情報の入力情報を受信すると、
図5に示すような選択された識別情報の基本登録情報を表示画面36に表示し、修正の入力情報を受信すると、例えば
図6に示すような入力画面を表示する。そして、前記基本登録情報を修正可能状態にする。
【0042】
そして、管理者が修正したい項目の修正のテキスト入力を実施し、修正完了の情報を前記プログラムサーバ2に送信すると、修正後の基本登録情報がプログラムサーバ2の記憶部23に記憶される。
【0043】
次に、テキスト入力されアップロードされた基本登録情報の削除をする削除手段64について説明する。削除は、管理者情報端末3のみができる機能にしている。管理者情報端末3の表示画面36に、基本登録情報を表示させ、削除したい基本登録情報を選択して削除情報をプログラムサーバ2に送信すると選択された基本登録情報は削除される。前記削除は、データ提供者がデータを登録していない期間に限定することができる。
【0044】
例として、管理者が管理者情報端末3からプログラムサーバ2にログインした後に、プログラムサーバ2は、例えば
図3に示すようなトップページからの「登録情報一覧画面へ」の入力情報を受信すると、
図4に示すような登録情報一覧表を表示画面36に表示し、管理者による削除したい特定の登録情報の削除情報を受信すると、該削除情報に該当する基本登録情報を削除する。
【0045】
次に、キーワード検索について説明する。前記データ収集進捗管理手段6は、キーワード検索手段65とキーワード含有基本登録情報一覧表作成手段66を備えている。前記キーワード検索手段65とキーワード含有基本登録情報一覧表作成手段66の実行は、管理者情報端末3のみからできるようにしている。
【0046】
前記データ収集進捗管理手段6は、前記管理者情報端末3から前記プログラムサーバ2のデータ収集管理アプリケーションプログラムにログインされ、前記管理者情報端末3の表示画面に前記基本登録情報を行ごとに表示した一覧表とともに表示したキーワード検索欄に管理者によりキーワードがテキスト入力されると、前記キーワードを含む前記基本登録情報を検索し、該検索結果でキーワードを含む前記基本登録情報を抽出するキーワード検索手段65と、抽出された前記基本登録情報の一覧表を作成したキーワード基本登録情報一覧表作成手段66と、を備える。
【0047】
例として、管理者が管理者情報端末3からプログラムサーバ2にログインし、
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページからの「登録情報一覧画面へ」の入力情報をプログラムサーバ2が受信すると、プログラムサーバ2は、
図4に示すような前記基本登録情報を行ごとに表示した一覧表と、キーワード検索欄とを表示画面36に表示する。そして、管理者により前記キーワード検索欄にキーワードがテキスト入力されると、プログラムサーバ2によりキーワードが含まれる基本登録情報、データファイル及びファイルフォルダを抽出し特定する。
【0048】
そして、プログラムサーバ2は、キーワード含有基本登録情報一覧表作成手段66により、前記キーワード検索結果で抽出された基本登録情報、データファイル及びファイルフォルダを表示した、キーワード含有基本登録情報一覧表(図示なし)を作成し、該キーワード含有基本登録情報一覧表を、キーワード検索を要求した管理者情報端末3の表示画面36に表示する。
【0049】
また、前記データ収集進捗管理手段6は、前記管理者情報端末の表示画面に表示された、前記基本登録情報を行ごとに表示した一覧表、又は、前記キーワード含有基本登録情報一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行の基本登録情報を順次表示させる収集状況一覧表表示画面スクロール手段67を備えている。
【0050】
次に、前記メール管理手段7について説明する。前記メール管理手段7は、
図27に示すように、メールテンプレート記憶手段71と、メール送信履歴監視・記憶手段72と、メール編集・送信手段73とを備える。さらに、メール一覧表表示画面スクロール手段74を備える。
【0051】
前記メールテンプレート記憶手段71は、前記データ提供者への連絡用に予め作成したメールテンプレートを記憶させておく手段である。前記データ提供者への連絡用の未入力のメールテンプレートと、管理者によりテキスト入力された入力済みのメールテンプレートを記憶する。データの登録が遅れているデータ提供者や、データに何らかの不備があり登録されたデータの修正・再登録を依頼するデータ提供者に送信するメールのひな型を予め作成して記憶する手段である。多人数のデータ提供者にメールをするので事前にテンプレートを作成し記憶させておくことは管理者側の管理ミスを防止し作業の効率化に寄与する。
【0052】
前記メールテンプレート記憶手段71は、管理者が情報端末3からプログラムサーバ2へログインすると、表示画面36に、
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページを表示し、管理者による「メールテンプレート管理」の選択情報を受信すると、
図7に示すような作成済みのメールテンプレートがすべて表示されたメールテンプレート表示画面を表示し、該表示画面から「メールテンプレート新規作成」の選択情報を受信すると、
図10に示すように、テンプレート名、メール件名、メール本文が未入力のメールテンプレートの編集画面を表示する。
【0053】
そして、
図11に示すように、テンプレート名、メール件名、メール本文を管理者が管理者情報端末3からテキスト入力し、メールテンプレートの内容を確認画面で確認後に完了情報を送信すると、受信した前記メールテンプレート記憶手段71であるプログラムサーバ2は、作成済みの新規のメールテンプレートを登録し記憶部23に記憶する。
【0054】
次に、一旦登録したメールテンプレートを修正することもできる。プログラムサーバ2は、表示画面36に表示された
図7に示すような作成済みのテンプレートがすべて表示されたテンプレート表示画面からの選択されたメールテンプレートの「修正」の選択情報を受信すると、
図8に示すような、テンプレート名、メール件名、メール本文が入力済みのメールテンプレートの編集画面を表示する。そして、プログラムサーバ2は、この画面で管理者によるテキスト入力の修正が実施され「確認画面へ」の入力情報を受けると、
図9に示すような「修正完了」の画面を表示するとともに記憶部23に記憶する。
【0055】
次に、プログラムサーバ2の記憶部23に記憶したメールテンプレートを削除することもできる。特定のメールテンプレートを削除させたい場合は、管理者情報端末3からログインして、表示画面36に表示された
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページの「メールテンプレート管理」を選択する。プログラムサーバ2は、前記選択情報を受信すると
図7に示すようなメールテンプレート一覧表を表示し、該メールテンプレート一覧表の中から特定のメールテンプレート別の削除情報を受信すると該当するメールテンプレートを削除する。
【0056】
次に、メール送信履歴監視・記憶手段72について説明する。前記メール送信履歴監視・記憶手段72は、メール送信の履歴を監視し、メール未送信を検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール未送信一覧表、及び、メール送信済みを検知したデータ提供者のデータ提供者情報を一覧表示するメール送信済み一覧表を作成し記憶する。
【0057】
例として、前記メール送信履歴監視・記憶手段72は、プログラムサーバ2内で制御部21により情報処理部24がメール履歴を監視し、メール未送信を検知したデータ提供者のデータ提供者情報の、例えば
図12に示すようなメール未送信一覧表、及び、メール送信済みを検知したデータ提供者の、例えば
図17に示すようなメール送信済み一覧表を作成し、記憶部23に記憶する。
【0058】
次に、メール編集・送信手段73について説明する。前記メール編集・送信手段73は、前記管理者情報端末3の表示画面36に表示された前記メール未送信一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、前記管理者情報端末3から前記データ提供者情報端末4へ送信する。
【0059】
例として、メール編集・送信手段73は、管理者が前記管理者情報端末3から前記プログラムサーバ2にアクセスすると、前記管理者情報端末3の表示画面36に「メール未送信一覧」を含むトップページを表示し、「メール未送信一覧」の入力情報を受信すると、例えば
図12に示すようなメール未送信一覧表を表示し、該メール未送信一覧表の中からデータの登録の催促をするデータ提供者の「一覧表示」が選択された選択情報を受信すると、
図13に示すような選択された前記データ提供者情報を表示し、そのデータ提供者情報のメール送信画面への指示情報を受信すると、
図14に示すようなメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示する。このときにメールテンプレートの編集をしないで、そのままの文面で送付する場合は、前記メール編集・送信手段73は、そのままの文面で確認画面にする指示情報を受信すると確認画面を表示し、送信指示情報を受信すると前記メールテンプレートのメールを前記管理者情報端末3から
データ提供者情報端末4に送信する。
【0060】
一方、メールテンプレートを編集する場合は、前記メール編集・送信手段73は、管理者情報端末3の表示画面36に表示した、
図14に示すようなメール送信画面でテンプレート変更の指示情報を受信すると、
図15に示すように、すべての前記メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、プルダウンされたメールテンプレート名の中から特定のメールテンプレート名の選択情報を受信すると、
図16に示すように、テキスト入力可能な、選択された前記メールテンプレートを表示し、前記メールテンプレートが管理者により編集され、確認画面への指示情報を受信すると確認画面にし、メール送信指示情報を受信すると、該メールテンプレートをもとに編集されたメールを前記管理者情報端末3から
データ提供者情報端末4へ送信する。これにより、例えば、データの未登録者に対して催促のメールを同じ文面で送信することができ、送信先が多いほど効果も大きい。
【0061】
次に、メール送信済みのデータ提供者にメールの再送が必要になった場合は、すなわち、追加の依頼や、1回目の催促メールを送信して日数が経過しているのにまだデータの登録などがない場合には、
例えば、管理者情報端末3からプログラムサーバ2にログインすると、プログラムサーバ2は、管理者情報端末3の表示画面36に、
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページを表示し、「メール送信済み一覧」の選択情報を受信すると、
図17に示すようなメール送信済み一覧表を表示し、表示した一覧表から再送させたいデータ提供者の選択情報を受信すると、
図18に示すような画面を表示し、該画面からの「未登録に変更」情報を受信すると、表示画面36に
図19に示すようなメール未登録一覧表を表示する。そして、プログラムサーバ2は、該一覧表示から送信したいデータ未送信者の選択情報を受信すると、
図20に示すようなメール再送信を実行可能な画面を表示し、該画面の「メール再送信画面へ」の入力情報を受信すると、その後は、メール編集・送信手段73における、
図13に示すような画面の「メール送信画面へ」以降の手順と同じ手順でメールが再送される。
【0062】
また、前記メール管理手段7は、前記管理者情報端末3の表示画面36に表示されたメール未送信一覧表画面又はメール送信済み一覧表画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のメール未送信者情報又はメール送信者情報を順次表示させるメール一覧表表示画面スクロール手段74を備えている。
【0063】
次に、データ収集是正手段8について説明する。前記データ収集是正手段8は、
図27に示すように、データが登録されたか否かを把握するデータ登録・未登録把握手段81と、登録されたデータが視聴に支障がないか否かを管理者がチェックしたか否かを記憶する視聴確認手段82と、管理者がデータ提供者に依頼した既に登録されたデータの修正をデータ提供者が実施し再アップロードする再アップロード手段83と、データ提供者が再アップロードしたかを確認しやすくする再アップロード一覧表作成手段84と、データが未登録のデータ提供者に対する催促の登録催促メール送信手段85及び登録一覧表表示画面スクロール手段86を備える。
【0064】
前記データ収集是正手段8は、前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、データの格納の有無を検知し、データの未登録者情報の一覧表作成、及び、データの登録済み者情報の一覧表作成をして記憶するデータ登録・未登録把握手段81と、前記管理者情報端末の表示画面に表示した前記データの登録済み者情報の一覧表から、データの視聴をしたいデータの登録済み者が選択され、該選択されたデータの登録済み者のファイルフォルダ及びデータファイルを表示し、管理者により前記ファイルフォルダ又は前記データファイルに格納されているデータがストリーミング再生されて視聴され、前記データの登録済み者情報の一覧表に設けられた視聴確認欄に視聴確認済みが入力されると視聴確認済みを記憶する視聴確認手段82と、管理者による視聴時に前記データに修正すべき箇所が確認されたときに、前記管理者情報端末から前記データ提供者情報端末へデータの修正・再アップ依頼の送信を可能とし、該送信とともに前記データの修正・再アップ依頼したファイルフォルダ及びデータファイルの上書きロックを解除可能とし、前記データ提供者情報端末から送信された修正後のデータを前記プログラムサーバが受信したときに、修正後のデータが再アップロードされ自動的に上書き保存がされる再アップロード手段83と、前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視して、前記再アップロードしたデータの再アップロード済み一覧表を作成して記憶する再アップロード一覧表作成手段84と、前記管理者情報端末3の表示画面36に表示したデータの未登録者情報の一覧表から選択されたメール送信対象者宛てのメール送信画面を表示し、表示要求のあった記憶されている全メールテンプレート名をプルダウンメニューで表示し、前記全メールテンプレート名の中から選択されたメールテンプレート名のメールテンプレートをテキスト入力可能に表示し、表示された前記メールテンプレートをもとに編集されたメールを、データ提供者情報端末4へ送信する登録催促メール送信手段85と、を備える。
【0065】
前記データ登録・未登録把握手段81は、前記プログラムサーバ2の制御部21が情報処理部24に前記一覧表の前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視させて、データの格納の有無を検知させ、データの未登録者情報の一覧表作成、及び、データの登録済み者情報の一覧表作成をさせて、記憶部23に、例えば
図19に示すような前記データの未登録者情報の一覧表、及び、例えば
図21に示すような前記データの登録済み者情報の一覧表を記憶させる。
【0066】
そして、データの登録者が抽出された場合には、管理者は前記データの視聴を行う。すなわち前記視聴確認手段82は、管理者が前記管理者情報端末3から前記プログラムサーバ2にアクセスすると、前記管理者情報端末3の表示画面36に
図3に示すような「データ登録済み一覧」を含むトップページを表示し、「データ登録済み一覧」の入力情報を受信すると
図21に示すような「データ登録者一覧」を表示し、管理者により視聴をしたいデータの登録済み者の選択情報を受信すると、例えば
図22に示すような選択されたデータの登録済み者の基本登録情報を抽出して表示する。
【0067】
管理者情報端末3が表示画面36に受信した、
図22に示すようなデータの登録済み者の基本登録情報を表示させるので、管理者により前記基本登録情報のファイルフォルダに格納されているデータがストリーミング再生されて視聴される。そして、管理者により、前記データの登録済み者情報の一覧表に設けられた視聴確認欄に視聴確認済みが入力されると、該入力情報を受信した前記視聴確認手段82は、視聴確認済み情報を記憶部23に記憶する。
【0068】
そして、管理者が視聴時に前記データに修正すべき箇所を確認したときには、再アップロードをデータ提供者に依頼することになる。
【0069】
再アップロード手段83は、すなわちプログラムサーバ2は、
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページからデータ登録済み一覧の選択情報を受信すると、
図21に示すような開催日別・会場別のデータ登録者一覧を表示し、さらに開催日・会場を特定させた一覧表示の入力情報を受信すると、
図22に示すようなその開催日・会場のデータ登録者一覧を表示し、この一覧からの特定のデータ提供者の詳細を表示させるという入力情報を受信すると、
図23に示すような、例えば識別情報、データファイルのダウンロード、視聴確認、データファイルロック、メール送信などの指示情報が出せる詳細情報の画面を表示する。
【0070】
そして、再アップロード手段83は、すなわちプログラムサーバ2は、管理者が例えば
図23に示すような前記詳細情報が表示された画面上で、データファイルロックを解除状態にするという解除入力情報を受信すると、データファイルロックを解除して再アップロード可能にし、再アップロード依頼の「メール送信画面へ」の入力情報を受信すると、
図14に示すようなメール送信画面を表示し、テンプレート変更の入力情報を受信すると
図15に示すようなメールテンプレートのプルダウンメニューを表示し、該プルダウンメニューからの修正依頼のテンプレートの選択情報を受信すると該テンプレートを表示し、管理者により必要な編集がされ、メール送信の指示情報を受信すると、例えば
図16に示すようなメールを再アップロードを依頼するデータ登録者に送信する。このときの修正依頼はできるだけ具体的な表現でテキスト入力することが好ましい。例えば「〇分〇秒~〇分〇秒の音量だけ極端に小さいので、再度録音の上、データファイルアップロードをお願いします。」のように追加のテキスト入力をするのが、受信したデータ提供者に依頼内容が正確に伝えることができる。
【0071】
そして、データ提供者が、データ提供者情報端末4からデータを修正し、修正したデータをデータ提供者情報端末4からプログラムサーバ2に送信すると、送信された修正後のデータを前記プログラムサーバ2すなわち再アップロード手段83が受信すると、該再アップロード手段83は修正後のデータファイルを再アップロードし自動的に記憶部23に上書き保存する。
【0072】
そして、再アップロード一覧表作成手段84が実行される。前記再アップロード一覧表作成手段84は、プログラムサーバ2の制御部21が情報処理部24に、前記記憶部23に記憶されている前記ファイルフォルダ内又は前記データファイル内を監視させて、再アップロード済み一覧表を作成させて、記憶部23に記憶する。
【0073】
管理者が管理者情報端末3からプログラムサーバ2にログインした後、プログラムサーバ2すなわち再アップロード一覧表作成手段84は、管理者情報端末3に表示された
図3に示すようなデータ収集管理システムのトップページの「データ再アップ済み一覧」の入力情報を受信すると、例えば、
図24に示すような、発表日、発表会場、識別情報別に行ごとに表示されたデータ再アップ済み一覧表を表示する。これにより、管理者はデータの再アップロードしたデータの確認をすることができる。また、
図24に示すようなデータ再アップ済み一覧表の一覧表示の指示情報が入力されると、プログラムサーバ2すなわち再アップロード一覧表作成手段84は、
図25に示すような識別情報ごとに、識別情報、所属先、氏名、メールアドレス、データファイル名、アップ日時、視認確認済みの欄を設けた再アップ情報を表示する。
【0074】
また、前記再アップ情報の行に設けた詳細の指示情報を受信すると、プログラムサーバ2すなわち再アップロード一覧表作成手段84は、表示画面36に例えば
図26に示すような、識別情報、メールアドレス、アップ日時、データファイルダウンロードボタン、視聴確認済みボタン、ファイルロックボタン、再アップのメール送信画面ボタン等が表示されたデータファイル詳細を表示する。
ここからは、前記視聴確認手段82による視聴確認と、前記再アップロード手段83による再々アップロードを実行することができる。
【0075】
前記登録催促メール送信手段85は、すなわちプログラムサーバ2は、前記管理者情報端末3の表示画面36に表示した、例えば
図19に示すようなデータの未登録者情報の一覧表から管理者による開催日・会場を選択した選択情報を受信すると、例えば
図20に示すようなデータ未登録者別の基本登録情報を表示し、その行にある「メール再送信画面へ」の指示情報を受信すると、例えば
図14に示すようなメール送信画面を表示する。さらに、前記登録催促メール送信手段85は、
図14に示すような「テンプレート変更」の指示情報すなわち全メールテンプレート名の表示指示を受信すると前記管理者情報端末3に
図15に示すようなプルダウンメニューで全メールテンプレート名を表示し、前記全メールテンプレート名の中から登録催促に係るメールテンプレート名の選択情報を受信すると、
図16に示すようなメールテンプレートをテキスト入力可能に表示画面36に表示し、前記メールテンプレートの編集が完了しメール送信指示情報を受信すると、該登録催促のメールを前記メール送信対象者の
データ提供者情報端末4へ送信する。
【0076】
また、前記データ収集是正手段8が、前記管理者情報端末3の表示画面36に表示されたデータの未登録者情報の一覧表表示画面又はデータの登録済み者情報の一覧表表示画面に対するスクロール操作に応じて表示されていない行のデータの未登録者情報又はデータの登録済み者情報を順次表示させる登録一覧表表示画面スクロール手段86を有する。
【0077】
前記データ収集管理アプリケーションプログラムは、前記プログラムサーバ2のコンピュータを、前記データ収集管理システム1の各手段として機能させる。前記各手段には、前記データ収集進捗管理手段6、前記メール管理手段7、及び、前記データ収集是正手段8が含まれる。
【符号の説明】
【0078】
1 データ収集管理システム
2 プログラムサーバ
3 管理者情報端末
4 データ提供者情報端末
6 データ収集進捗管理手段
7 メール管理手段
8 データ収集是正手段
61 進捗状況一覧表作成・記憶手段
62 アップロード手段
63 修正手段
64 削除手段
65 キーワード検索手段
66 キーワード含有基本登録情報一覧表作成手段
67 収集状況一覧表表示画面スクロール手段
71 メールテンプレート記憶手段
72 メール送信履歴監視・記憶手段
73 メール編集・送信手段
74 メール一覧表表示画面スクロール手段
81 データ登録・未登録把握手段
82 視聴確認手段
83 再アップロード手段
84 再アップロード一覧表作成手段
85 登録催促メール送信手段
86 登録一覧表表示画面スクロール手段
【要約】 (修正有)
【課題】学会や発表会の発表データ進捗作業を容易に管理するデータ収集管理システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】データ収集管理アプリケーションプログラムをインストールしたプログラムサーバと、複数のデータ提供者のデータ提供者情報端末と、イベント管理者の管理者情報端末とが、ネットワークを介して接続され、イベントへの複数のデータ提供者からのデータを収集管理するデータ収集管理システム1であって、収集対象のデータの進捗管理をするデータ収集進捗管理手段6と、イベント管理者からデータ提供者へのメールを管理するメール管理手段7と、データに対する必要な是正をデータ提供者に促すデータ収集是正手段8と、を備える。
【選択図】
図27