(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-04
(45)【発行日】2022-02-15
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20120101AFI20220207BHJP
【FI】
G06Q10/06 328
(21)【出願番号】P 2017010486
(22)【出願日】2017-01-24
【審査請求日】2019-11-15
(73)【特許権者】
【識別番号】506201518
【氏名又は名称】株式会社ラーニングエージェンシー
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】眞▲崎▼ 大輔
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 健太
(72)【発明者】
【氏名】成田 友彦
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2008/108104(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0064671(US,A1)
【文献】国際公開第2011/128961(WO,A1)
【文献】特開2010-257031(JP,A)
【文献】特開2005-100004(JP,A)
【文献】特開2015-102994(JP,A)
【文献】特開2002-140451(JP,A)
【文献】国際公開第2012/169075(WO,A1)
【文献】国際公開第2007/063605(WO,A1)
【文献】特開平01-218891(JP,A)
【文献】橋渡 亮太 RYOTA HASHIDO,小学校低学年を対象とした道徳教育支援システム A System Supporting Moral Education for Lower-grade Schoolchildren,情報処理学会研究報告 2011(平成23)年度▲4▼ [CD-ROM],日本,一般社団法人情報処理学会,2011年11月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のグループを構成する複数のメンバーの夫々の行動を定着させて習慣化させるための支援を行う情報処理装置において、
予め作成された問いであって、前記メンバーの夫々に所定行動を身に付けさせることを目的として作成された1以上の問いを管理する問い管理部と、
前記問い管理部が管理する前記1以上の問いのうち、配信予定の問いを、一定以上の期間をあけて複数回繰り返して、前記複数のメンバーの夫々の端末に対して送信する制御を実行する第1送信制御部と、
前記複数回のうち、前記第1送信制御部により送信の制御の対象となった回を対象回として、当該対象回の前記問いに対して前記複数のメンバーの夫々の端末から提供される当該複数のメンバーの夫々の回答に基づいて、前記所定のグループ全体としての当該対象回における前記所定行動の定着の度合いを示す情報
であって、前記複数のメンバーの夫々が特定されない情報を、グループ単位情報として生成する生成部と、
前記対象回における前記グループ単位情報を前記複数のメンバーの端末に夫々送信する制御を実行する第2送信制御部と、
前記対象回における前記グループ単位情報を、前記複数のメンバーの夫々の回答を含む当該複数のメンバーの夫々を特定可能な情報と共に、前記所定のグループの管理者の端末に送信する制御を行う第3送信制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記対象回に送信された前記問いについての前記グループ単位情報に基づいて、前記所定のグループの前記管理者による評価を、前記管理者の端末から取得する評価取得部
、
をさらに備え、
前記
第2送信制御部は、さらに、前記所定のグループの前記管理者による前記評価を、前記グループ単位情報に含めて、前記複数のメンバーの端末に夫々送信する制御を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記所定のグループの管理者からの、前記対象回に送信された前記問いをメンバーにした他のグループの管理者に対するコンタクト要求を受け付け、当該コンタクト要求があった旨を、前記他のグループの管理者に通知する中継部、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、若手社員が良い行動を習慣化しにくい環境の中で、若手社員に良い行動を習慣化させるための支援システムは存在する(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来のシステムによる支援は、組織に属する各メンバー個別に行われるものであった。
このため、支援による結果はメンバー個人にのみ帰属し、良い行動の重要性を説くことで習慣化できる人は、ごくわずかであった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、良い行動の習慣化を集団で取り組むことで、他者と一緒に取り組むことができ、効率的に良い行動習慣が身に着くことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態である情報処理装置は、
所定のグループを構成する複数のメンバーの夫々の行動を習慣化させるための支援を行う情報処理装置において、
予め作成された問いであって、前記メンバーの夫々に所定行動を身に付けさせることを目的として作成された1以上の問いを管理する問い管理部と、
前記問い管理部が管理する前記1以上の問いのうち、配信予定の問いを、所定日の所定のタイミングに前記複数のメンバーの夫々の端末に対して送信する制御を実行する問い送信制御部と、
前記複数のメンバーの夫々に対して送信された前記問いに対する回答の夫々を蓄積し、蓄積した前記回答を前記所定のグループを単位として分類し、整理し、体系化する回答分析部と、
前記回答の履歴情報、前記回答分析部による分析結果、又はこれらの加工情報を、前記所定のグループを単位とする情報として同一フォーマットで、前記複数のメンバーの端末に夫々送信する制御を行うメンバー用情報送信制御部と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、良い行動の習慣化を集団で取り組むことで、他者と一緒に取り組むことができ、効率的に良い行動習慣が身に着くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態の情報処理システムの全体構成を示している。
【
図2】
図1の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】
図2のハードウェア構成のサーバの機能的構成を示す機能ブロック図である。
【
図4】
図3の情報処理システムの処理のうちサーバ1とメンバー端末3との間の一連の処理の概要を示す図である。
【
図5】
図3のサーバのDBに記憶される問いの具体例を示す図である。
【
図6】
図3のメンバー端末3に表示される問いの内容を表示し、それに対する回答を入力するための画像の例を示す図である。
【
図7】
図3のメンバー端末3に表示されるメンバー用情報を示す画像の例を示す図である。
【
図8】
図3のメンバー端末3に表示されるメンバー用情報を示す画像の例を示す図である。
【
図9】
図3のメンバー端末3に表示されるメンバー用情報を示す画像の例を示す図である。
【
図10】
図3の情報処理システムの処理のうちサーバ1と管理者端末2との間の一連の処理の概要を示す図である。
【
図11】
図3の管理者端末に表示される管理者用情報を示す画像の例を示す図である。
【
図12】
図3のサーバにより実行される習慣化支援サービス処理の流れを説明するフローチャートである。
【
図13】所定のグループの管理者端末から他のグループの管理者端末に対するコンタクト要求の概略を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態の情報処理システムの全体構成を示している。
【0011】
図1に示す情報処理システムは、サーバ1と、n個のグループG1乃至Gn(nは1以上の任意の整数値)内に属する各メンバーや管理者が操作する各種端末とが、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されることによって構成されている。
【0012】
ここで、グループG1乃至Gnは、例えば企業内の各部署であり、1人以上の管理者(本例では便宜上各部署の長等1人とする)と、所定人数のメンバーとにより構成される。管理者と各メンバーの夫々は、スマートフォン等の情報処理装置を1台以上(本例では便宜上1台とする)操作するものとする。なお、以下、管理者が操作する端末を「管理者端末」と呼ぶ。また、メンバーが操作する端末を「メンバー端末」と呼ぶ。
【0013】
メンバーの人数は、各部署によりまちまちであり、例えば、グループG1ではm人(mは、nとは独立した1以上の任意の整数値)のメンバーが存在し、グループGnではp人(pは、n,mの夫々とは独立した1以上の任意の整数値)のメンバーが存在する。
【0014】
つまり、グループG1では、管理者端末2-1と、メンバー端末3-11乃至3-1mの夫々とが、ネットワークNに接続されている。
ここで、管理者端末2-1と、メンバー端末3-11及至3-1mの夫々は、同一のグループG1に所属する。
また、グループGnでは、管理者端末2-nと、メンバー端末3-n1乃至3-nqの夫々とが、ネットワークNに接続されている。
ここで、メンバー端末3-11及至3-1mの夫々と、メンバー端末3-n1乃至3-nqの夫々は、異なるグループに所属するメンバーが所有するメンバー端末である。
【0015】
なお、以下、グループG1乃至Gnを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「グループG」と呼ぶ。「グループG」と呼ぶ場合には、管理者端末2-1乃至2-nをまとめて「管理者端末2」と呼ぶ。さらに、各メンバーを個々に区別する必要がない場合、メンバー端末3-11乃至3-npをまとめて「メンバー端末3」と呼ぶ。
【0016】
ここで、情報処理システムにおいて、サーバ1は、所定のグループG(
図1の例ではグループG1乃至Gnの夫々)の各メンバーに対する同一の問いを、当該グループGに属する各メンバーの夫々のメンバー端末3に送信する。
【0017】
ここで、問いとは、メンバーの行動が良い行動となるよう促し、習慣化させるために各メンバーの夫々に提示される質問である。そして、詳細については後述するが、上述のごとく、この問いはサーバ1からメンバー端末3へと送信され、各メンバーの夫々に提示される。
なお、問いの具体的な内容については、特に規定はないが、例えば「自分から先に挨拶をしていますか」といった良い行動を習慣化させるためのコンピテンシー(企業等のグループGの管理者評価における業績優秀者の行動の様式や特性)の実践を促す質問で構成されている。
【0018】
所定のグループGに属する各メンバーの夫々は、自身のメンバー端末3を操作して、その問いに対する回答を入力して、サーバ1に送信する。
サーバ1は、各メンバーからの回答の夫々を蓄積し、蓄積した各回答をグループGを単位として分類し、整理し、体系化する。そして、サーバ1は、回答の履歴情報、分析結果、又はこれらの加工情報を、グループGを単位とする情報として同一フォーマットで、そのグループGに属する各メンバー端末3に夫々送信する。なお、このようなグループGを単位として、当該グループGに属するメンバー端末3の夫々に送信される同一フォーマットの情報を、以下、「メンバー用情報」と呼ぶ。本実施形態では、このメンバー用情報には、回答の履歴情報、分析結果、又はこれらの加工情報の他に、下記に示すように、管理者によりなされた評価も含まれる。
【0019】
即ち、情報処理システムにおいて、サーバ1は、回答の履歴情報、分析結果、又はこれらの加工情報、即ちグループGを単位とする情報を、所定のグループGの管理者端末2に送信する。なお、このようなグループGを単位とする情報であって、当該グループGに属する管理者端末2に送信される情報を、以下、「管理者用情報」と呼ぶ。
管理者は、管理者端末2を操作して、管理者用情報を取得して、この管理者用情報の内容を参照しながら、当該グループGに対する評価を行う。この評価は、管理者端末2からサーバ1へ送信される。
サーバ1は、当該評価を取得すると、上述の所定のグループと単位とする情報と共に、同一フォーマットのメンバー用情報として、グループGに属する各メンバー端末3に夫々送信する。
【0020】
ここで評価とは、各グループGの管理者による、各メンバーの問いに対する回答(無回答含む)に対する、グループG全体の評価である。
なお、後述するが、管理者端末2には、各グループに所属する各メンバー問いについての回答内容(無回答の場合その旨)を含む管理者用情報が、まとめて表示される。各グループの管理者は、この管理者用情報に基づいて、グループG全体について「良い」、「悪い」等の評価をする。
【0021】
このような
図1の構成の情報処理システムを適用することで、所定のグループG(
図1の例ではグループG1乃至Gnの夫々)において、各メンバー個人ではなくグループGという集団で取り組むことができ、その結果、そのグループGを構成する複数のメンバーの夫々の行動について、良い行動習慣を身につけさせることができる。
【0022】
図2は、
図1の情報処理システムのうちサーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0023】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、バス24と、入出力インターフェース25と、出力部26と、入力部27と、記憶部28と、通信部29と、ドライブ30と、を備えている。
【0024】
CPU21は、ROM22に記録されているプログラム、又は、記憶部28からRAM23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0025】
CPU21、ROM22及びRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インターフェース25も接続されている。入出力インターフェース25には、出力部26、入力部27、記憶部28、通信部29及びドライブ30が接続されている。
【0026】
出力部26は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
入力部27は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。
【0027】
記憶部28は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部29は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(
図1の例では管理者端末2及びメンバー端末3)との間で通信を行う。
【0028】
ドライブ30には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア40が適宜装着される。ドライブ30によってリムーバブルメディア40から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部28にインストールされる。
また、リムーバブルメディア40は、記憶部28に記憶されている各種データも、記憶部28と同様に記憶することができる。
【0029】
管理者端末2及びメンバー端末3は、スマートフォン等で構成される。
管理者端末2のハードウェア構成は、サーバ1と基本的に同様であり、ここでは、その説明は省略する。なお、管理者端末2及びメンバー端末3は、サーバ1と比較して、入出力インナーフェイスとしてタッチパネルを採用している点で異なるが、タッチパネルについては後述する。
【0030】
図3は、
図2のハードウェア構成を有するサーバ1、管理者端末2、及びメンバー端末3の機能的構成を示す機能ブロック図である。
【0031】
サーバ1のCPU21においては、
図3に示すように、問い管理部51と、問い送信制御部52と、回答分析部53と、メンバー用情報送信制御部54と、管理者用情報送信制御部55と、評価取得部56とが機能する。
記憶部28の一領域には、問い情報DB60が設けられている。この問い情報DB60には、複数の問いのデータが予め格納されている。
【0032】
管理者端末2は、ハードウェアとして、タッチパネル71と、通信部72と、CPU73とを少なくとも備える。
【0033】
タッチパネル71は、入力部174と、表示部173とを備える。
入力部174は、例えば表示部173に積層される静電容量式又は抵抗膜式(感圧式)の位置入力センサにより構成され、タッチ操作がなされた位置の座標を検出する。
ここで、タッチ操作とは、入力部174に対する物体の接触又は近接の操作をいう。入力部174に対して接触又は近接する物体は、例えばプレイヤーの指やタッチペン等である。なお、以下、タッチ操作がなされた位置を「タッチ位置」と呼び、タッチ位置の座標を「タッチ座標」と呼ぶ。
表示部173は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
このように、本実施形態では、入力部174と表示部173とにより、タッチパネルが構成されている。
【0034】
管理者端末2のCPU73においては、
図3に示すように、管理者用情報受信制御部171と、管理者用情報表示御部172と、評価取得部175と、評価送信制御部176とが機能する。
【0035】
メンバー端末3のCPU93においては、
図3に示すように、問い受信制御部191と、表示制御部192と、回答取得部195と、回答送信制御部196と、メンバー用情報受信制御部197とが機能する。
【0036】
ここで、サーバ1の機能的構成のうち、問い管理部51乃至メンバー用情報送信制御部54について、
図4を参照しつつ、詳細に説明する。
図4は、
図3の情報処理システムの処理のうちサーバ1とメンバー端末3との間の一連の処理の概要を示す図である。
【0037】
問い管理部51は、予め作成された問いであって、グループGKの6人のメンバーの夫々に所定行動を身に付けさせることを目的として作成された1以上の問いを、問い情報DB60を用いて管理する。
【0038】
ここで、問い情報DB60に管理される問いの具体例について、
図5を参照して説明する。
図5は、サーバ1の問い情報DB60に記憶される問いの例を示している。
複数の問いは、行動習慣一覧200に含められて、サーバ1の問い情報DB60に記憶されている。
本実施形態の問いは、グループGKを構成する複数のメンバーの夫々の行動を習慣化させるための支援を行うためのものである。
このような習慣は、複数種のカテゴリに分類されている。例えば、「マナー・ルールを守る」、「仕事の指示を受ける」等のカテゴリが存在する。
さらに、1つのカテゴリ(習慣)は、複数種のコンピテンシーに分類される。例えば、「明るい挨拶をする」、「気持ちの良い受け答えをする」等のコンピテンシーが存在する。
そして、グループGKの各メンバーが1つのコンピテンシーを身に着けるべく、コンピテンシー毎に複数の問いが用意されている。例えば、「気持ちの良い受け答えをする」というコンピテンシーを身に着けるべく、「自分から先に挨拶していますか」や、「相手の気分が明るくなる声で挨拶していますか」等の問いが存在する。
【0039】
図4に戻り、問い送信制御部52は、問い管理部51が問い情報DB60を用いて管理する1以上の問いのうち、配信予定の問いを、所定日の所定のタイミングに、グループGKに属する複数のメンバー端末3(
図4の例ではメンバー端末3-K1乃至3-K6)の夫々に対して通信部29から送信する制御を実行する。
例えば
図4の例では、「自分から挨拶していますか?」という問いが、問い送信制御部52の制御により、サーバ1から、グループGKに属する複数のメンバー端末3(
図4の例ではメンバー端末3-K1乃至3-K6)の夫々に送信される。
【0040】
図3に戻り、メンバー端末3の問い受信制御部191は、サーバ1から送信されてきた問いを通信部72で受信させる制御を実行し、その問いを取得する。
表示制御部192は、その問いに関する情報を表示部193に表示させるための制御を実行する。
【0041】
メンバーは、このようにして表示部193に表示された「問いに関する情報」を視認し、その問いに対する回答を、入力部194を操作して入力する。
【0042】
図6は、メンバー端末3に表示される問いの内容を表示し、それに対する回答を入力するための画像の例を示す図である。
【0043】
図6(A)は、グループGkに属する複数のメンバーに対する問いの内容を表示し、それに対する回答を入力するための画像300Aを示している。
図6(B)は、ループGkに属する複数のメンバーに対する問いの内容を表示し、それに対する回答を入力するための画像300Bを示している。
【0044】
画像300Aには、上方から順に、問いの内容を表示する表示欄310と、問いに対する回答を選択するボタン320とが設けられている。
即ち、選択肢A乃至Dから1つを回答として選択させる問いのパターンの場合、画像300Aが採用される。
【0045】
画像300Bには、上方から順に、問いの内容を表示する表示欄330と、問いに対する回答をテキストで入力する入力欄340とが設けられている。
即ち、回答をテキストで入力させる問いのパターンの場合、画像300Bが採用される。
【0046】
図3に戻り、回答取得部195は、このような画像300A又は画像300Bに対してメンバーにより入力部194を介して入力(選択)された回答を取得する。
回答送信制御部196は、その回答を通信部92からサーバ1へ送信するための制御を実行する。
【0047】
図4に示すように、回答分析部53は、グループGK内の複数のメンバー端末3(
図4の例ではメンバー端末3-K1乃至3-K6)の夫々に対して送信された問いに対して、その回答が複数のメンバー端末3の夫々から送信されてきた場合、それらを通信部29を介して取得する。そして、回答分析部53は、グループGK内の複数のメンバーの各回答の夫々を蓄積し、蓄積した回答をグループGKを単位として分類し、整理し、体系化する。
【0048】
メンバー用情報送信制御部54は、回答の履歴情報、回答分析部による分析結果、又はこれらの加工情報を、グループGrを単位とするメンバー用情報として同一フォーマットで、グループGK内の複数のメンバー端末3に通信部29から夫々送信する制御を行う。
より正確には、メンバー用情報には、後述するように、管理者によるグループGKに対する評価も含まれる。
【0049】
図3に戻り、メンバー端末3のメンバー用情報受信制御部197は、サーバ1から送信されてきたメンバー用情報を通信部92で受信させる制御を実行し、そのメンバー用情報を取得する。
表示制御部192は、そのメンバー用情報を表示部193に表示させるための制御を実行する。
【0050】
図7乃至
図9は、メンバー端末3に表示されるメンバー用情報を示す画像の例を示す図である。
【0051】
図7の画像400Aには、上方から順に、(前回各メンバーに問われた)問いの内容が表示される表示欄401と、グループGKの回答結果の時系列の推移を示す表示欄402と、複数のグループG1乃至GNのランキング結果を示す表示欄403とが設けられている。
ここで、表示欄401には、所定の条件を満たすと、表示されていた問いに対する、各メンバーの回答結果の分布状態により示されるグループGKの回答結果404も表示される。
また、表示欄403に表示されるランキング結果のうち、当該グループGKについてのランキング結果は、色付等他のグループGとは異なった表示形態で表示される。
【0052】
詳細については後述するが、管理者は、問いに対する各メンバーの各回答等に基づいて、グループGK全体に対して評価(例えばGood/Bad)をする。この評価を示すシンボル405もまた、表示欄401に表示される。具体的には例えばシンボル405として、Goodに対応する笑顔の顔画像、又はBadに対応する怒り顔の顔画像が表示される。
【0053】
このような画像400Aにより表示されるメンバー用情報とは、グループGK全体についての情報であって、統一フォーマットで、当該グループGKに属する複数のメンバー端末3に送信されるものである。
当該グループGKに属する複数のメンバーの夫々は、表示部193に表示されたメンバー用情報を視認することができ、前回の問いに対する回答に関するグループGK全体の情報を認識することができる。このようにして、各メンバー個人ではなくグループGという集団で取り組むことができ、その結果、そのグループGを構成する複数のメンバーの夫々の行動について、良い行動習慣を身につけさせることができる。
【0054】
図8の画像400Bには、グループGKに対する管理者の各評価の履歴が時系列に配置されたリストが表示される表示欄411と、これらの各評価に対するグループGKの行動の履歴が時系列に配置されたリストが表示される表示欄412とが設けられている。
【0055】
図9の画像400Cには、問いに対するグループGKの結果(各メンバーの回答結果に基づくグループGK全体の結果)の履歴をカテゴリ毎に表示するためのボタン421が設けられている。
メンバーは、所望のカテゴリが表示されたボタン421を押下操作することで、当該所望のカテゴリに対するグループGKの結果を示す画像430を視認することができる。
この画像430には、当該所望のカテゴリのグループGKの結果の推移を示す画像431と、各種コメント等が表示されるメモ欄432及びメモ欄433が設けられている。
【0056】
次に、サーバ1の機能的構成のうち、主に、管理者用情報送信制御部55と、評価取得部56とについて、
図10を参照しつつ、詳細に説明する。
図10は、
図3の情報処理システムの処理のうちサーバ1と管理者端末2との間の一連の処理の概要を示す図である。
【0057】
図4を用いて上述した様に、グループGKの複数のメンバー端末3(
図10の例ではメンバー端末3-K1乃至3-K6)は、サーバ1から問いが送信されると、その回答を各メンバーから取得して、サーバ1に送信する。
すると、サーバ1の回答分析部53は、グループGK内の複数のメンバーの各回答の夫々を蓄積し、蓄積した回答をグループGKを単位として分類し、整理し、体系化する。
【0058】
管理者用情報送信制御部55は、回答の履歴情報、回答分析部による分析結果、又はこれらの加工情報を、グループGrを単位とする管理者用情報として同一フォーマットで、管理者端末2-Kに通信部29から送信する制御を行う。
【0059】
図3に戻り、管理者端末2-Kの管理者用情報受信制御部171は、サーバ1から送信されてきた管理者用情報を通信部72で受信させる制御を実行し、その管理者用情報を取得する。
管理者用情報表示制御部172は、その管理者用情報を表示部173に表示させるための制御を実行する。
【0060】
図11は、管理者端末2に表示される管理者用情報を示す画像の例を示す図である。
【0061】
図11(A)の画像500には、上方から順に、複数のグループG1乃至GN(全社)の回答結果の時系列の推移を示す表示欄501と、複数のグループG1乃至GN(全社)の各メンバーの回答の正答(できた)率や回答率が表示される表示欄502と、複数のグループG1乃至GNのランキング結果を示す表示欄403とが設けられている。
ここで、表示欄403には、管理者自身のグループGKに対する評価(Good/Bad)をするためのボタンも設けられている。
【0062】
図11(B)の画像510は、上方から順に、(前回各メンバーに問われた)問いの内容が表示される表示欄511と、グループGの各メンバーの回答の正答(できた)率や回答率が表示される表示欄512と、グループGの各メンバーの各回答結果が表示される表示欄513と、グループGの各メンバーのうち直近未回答者のリストを表示するためのボタン514と、グループGKの回答結果の時系列の推移を示す表示欄515とが設けられている。
管理者は、このボタン514を押下操作することで、グループGの各メンバーのうち直近未回答者のリスト530を視認することができる。
【0063】
図11(C)の画像520においては、所定のカテゴリについての各問いに対する、グループGKの達成度等が表示される。
【0064】
図3に戻り、管理者は、表示部173に表示された管理者用情報を示す画像500乃至520を用いて、グループGKの管理者による評価を入力部174を介して入力する。
評価取得部175は、入力部174より評価を取得する。
評価送信制御部176は、評価を通信部72を介してサーバ1に送信する。
【0065】
図10に戻り、評価取得部56は、このようなグループGKの管理者による評価を、通信部29を介して取得し、メンバー用情報送信制御部54に提供する。
メンバー用情報送信制御部54は、さらに、グループGKを単位とするメンバー用情報に、グループGKの管理者による評価を含めて、同一フォーマットで、複数のメンバー端末3(
図10の例ではメンバー端末3-K1乃至3-K6)に夫々送信する制御を行う。
【0066】
以上、
図3乃至
図10を参照して説明した機能的構成を有するサーバ1が実行する上述した一連の処理を、以下、「習慣化支援サービス処理」と呼ぶ。
次に、
図12を参照して、上述したような機能的構成を有するサーバ1が実行する、習慣化支援サービス処理の流れについて説明する。
図12は、
図3のサーバ1による習慣化支援サービス処理の流れを説明するフローチャートである。
【0067】
ステップS1において、サーバ1の問い管理部51は、問いに関する情報を問い情報DB60から取得する。
【0068】
ステップS2において、問い送信制御部52は、ステップS1で取得された問いに関する情報を、グループGに属する複数のメンバー端末3へ送信する。
【0069】
ステップS3において、回答分析部53は、複数のメンバー端末3のうち回答を送信してきたものについて、当該回答を取得する。
ステップS4において、回答分析部53は、所定の時間が経過したか否かを判定する。
所定の時間が未だ経過していない場合、ステップS4においてNOであると判定されて、処理はステップS3に戻される。即ち、所定時間が経過するまでの間、ステップS3及びS4NOのループ処理が繰り返し実行されて、複数のメンバー端末3の夫々から回答が送信されてくる毎に、その回答が回答分析部53に取得される。なお、当然にメンバーが未回答である場合、そのメンバーのメンバー端末3からは回答は送信されてこない。
その後所定時間が経過すると、ステップS4においてYESであると判定されて、処理はステップS5に進む。
【0070】
ステップS5において、回答分析部53は、ステップS3で複数のメンバー端末3から夫々取得された回答を分析して加工する。
ステップS6において、管理者用情報送信制御部55は、ステップS5で分析されて加工された情報等を、管理者用情報として管理者端末2へ送信する。
【0071】
ステップS7において、評価取得部56は、管理者端末2から評価の返信があったか否かを判定する。
管理者端末2から評価が送信されてこない場合、ステップS7においてNOであると判定され、処理はステップS7に戻される。即ち、管理者端末2から評価が送信されてくるまでの間、ステップS7の判定処理が繰り返される。その後、管理者端末2から評価が送信されてきた場合、ステップS7においてYESであると判定されて、処理はステップS8に進む。
【0072】
ステップ8において、評価取得部56は、管理者端末2から送信されてきた評価を取得する。
【0073】
ステップ9において、メンバー用情報送信制御部54は、評価を含むメンバー用情報をメンバー端末3へ送信する。
【0074】
ステップ10において、サーバ1は、処理の終了指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了指示は、特に限定されないが、本実施形態ではサーバ1の電源遮断が採用されている。
つまり、サーバ1において電源が遮断されると、ステップS10においてYESであると判断されて、サーバ1の習慣化支援サービス処理は終了になる。
これに対して、サーバ1において電源が遮断されない限り、ステップS10においてNOであると判断されて処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
【0075】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0076】
例えば、所定のグループGKの管理者は、必要に応じて他のグループGT(Tは1乃至nのうちK以外の整数値)の管理者に対してコンタクトを要求することも可能である。
図13は、所定のグループGKの管理者端末2-Kから他のグループGTの管理者端末2-Tに対するコンタクト要求をする場合の概略例を示す図である。
【0077】
グループGKの管理者は、自身の管理するグループGKのメンバーの行動や良い行動習慣の達成状況等について、他のグループGTの管理者に意見やアドバイスを受けるために、管理者端末2-Kを操作して、当該他のグループGTの管理者端末2-Tとサーバ1を中継してコンタクトを取ることも出来る。
例えば、管理者端末2にHELPボタンを実装し、グループGKの管理者は、そのHELPボタンを押下場合に、他のグループの管理者にコンタクトを取ることが出来るようにしても良い。
具体的には例えば
図13に示すように、管理者端末2-Kからのコンタクトの要求は、サーバ1に送信される。
即ち、サーバ1の中継部800は、所定のグループGKの管理者からの、所定日に送信された問いをメンバーにした他のグループGKの管理者に対するコンタクト要求を受け付け、当該コンタクト要求があった旨を、他のグループGTの管理者端末2-Tに通知する。
このような仕組みを実装することにより、グループGKの管理者は、他のグループGTの管理者とコンタクトをとることが出来、自身の管理するグループGKのメンバーの行動や良い行動習慣の達成状況等について、他のグループGTの管理者から意見やアドバイスを受けることが出来る。
そして、結果的に、当該所定のグループGKの管理者は、自身の管理するグループGKのメンバーの行動や良い行動習慣の達成状況等を、より良い方向に導くことが出来る。
【0078】
また、例えば、上述の実施形態では、本発明が適用されるサーバ1は、リマインド機能を有するようにしてもよい。
例えば、サーバ1は、所定のグループGに関して、「自分から先に挨拶していますか」という問い情報をメンバー端末3に送信したものとする。
その後、サーバ1は、メンバー夫々が習慣化するまで、同一の問いをメンバー端末3に対して逐次送信し続ける。
具体的には例えば、「導入期」、「向上期」、「定着期」まで、同一の問いの繰り返し送信が続けられる。
そして、「移行・継続期」になると、サーバ1は、上述の問いに対して習慣化がされたとして、上述の問いとは異なる問いをメンバー端末3に送信開始し、「定着期」まで、当該異なる問いを逐次繰り返し送信する。
【0079】
ここで、「移行・継続期」や「定着期」においても、サーバ1は、一度定着した行動習慣をメンバーの夫々が実行しているかを再度認識するために、「導入期」等にした問いを定期的にメンバー端末3に送信するようにしてもよい。
これにより、前記グループのメンバー夫々は、「定着期」が過ぎても、前記問い情報に対して行動を実行しているか再度認識することができる。
【0080】
また例えば、上述の
図2に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0081】
また、
図3に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に
図3の例に限定されない。
【0082】
また、機能ブロックの存在場所も、
図3に限定されず、任意でよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0083】
各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0084】
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0085】
このようなプログラムを含む記録媒体は、各メンバーにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、リムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各メンバーに提供される記録媒体等で構成される。
【0086】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に添って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0087】
以上まとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、
所定のグループを構成する複数のメンバーの夫々の行動を習慣化させるための支援を行う情報処理装置において、
予め作成された問いであって、前記メンバーの夫々に所定行動を身に付けさせることを目的として作成された1以上の問いを管理する問い管理部(例えば
図3の問い管理部51)と、
前記問い管理部が管理する前記1以上の問いのうち、配信予定の問いを、所定日の所定のタイミングに前記複数のメンバーの夫々の端末に対して送信する制御を実行する問い送信制御部(例えば
図3の問い送信制御部52)と、
前記複数のメンバーの夫々に対して送信された前記問いに対する回答の夫々を蓄積し、蓄積した前記回答を前記所定のグループを単位として分類し、整理し、体系化する回答分析部(例えば
図3の回答分析部53)と、
前記回答の履歴情報、前記回答分析部による分析結果、又はこれらの加工情報を、前記所定のグループを単位とする情報として同一フォーマットで、前記複数のメンバーの端末に夫々送信する制御を行うメンバー用情報送信制御部(例えば
図3のメンバー用情報送信制御部54)と、
を備える。
【0088】
これにより、所定のグループ(例えば企業内の各部署)を構成する複数のメンバー(例えば社員)の夫々の行動について、良い行動習慣に習慣化させることが可能になる。
つまり、一定期間で(例えば半年間等で)、グループのメンバー全員に、ポジティブな習慣を身に付けるための問いを投げかける。グループの各メンバーは、それらの問いに回答していき、その結果をグループ全体のものとしてフィードバックを受ける。このようにして、各メンバー個人ではなくグループGという集団で取り組むことができ、その結果、そのグループGを構成する複数のメンバーの夫々の行動について、良い行動習慣を身につけさせることができる。
【0089】
ここで、前記メンバー用情報送信制御部は、さらに、
前記所定のグループを単位とする前記情報を、前記所定のグループの管理者の端末に送信する制御を行う管理者用情報送信制御部(例えば
図3の管理者用情報送信制御部55)と、
前記所定日に送信された前記問いについての前記所定のグループを単位とする前記情報に基づいて、前記所定のグループの前記管理者による前記評価を、前記管理者の端末から取得する評価取得部(例えば
図3の評価取得部56)と、
をさらに備え、
前記メンバー用情報送信制御部は、さらに、前記所定のグループと単位とする情報に加えてさらに、前記所定のグループの前記管理者による前記評価を、前記同一フォーマットで、前記複数のメンバーの端末に夫々送信する制御を行う(例えば
図3のメンバー用情報送信制御部54)、
ことができる。
【0090】
これにより、各メンバーは、管理者の評価を認識することができるので、容易に良い行動習慣を身に付けることができるようになる。
【0091】
また、前記管理者の端末は、前記所定のグループの前記管理者からの、前記所定日に送信された前記問いをメンバーにした他のグループの管理者に対するコンタクト要求を受け付け、当該コンタクト要求があった旨を、前記他のグループの管理者に通知する中継部(例えば
図13の中継部800)を、さらに備えることができる。
【0092】
これにより、グループの管理者が、他のグループの管理者とコンタクトをとることができる。
そして、グループの管理者は、他のグループの管理者の意見やアドバイスを受けることができ、各グループ全体でどのようにして各メンバーの行動を良い行動習慣が身につけられる。自身のグループをより良い方向に導くことが出来る。
【符号の説明】
【0093】
1・・・ サーバ
2・・・ 管理者端末
3・・・ メンバー端末
21・・・ CPU
22・・・ ROM
23・・・ RAM
24・・・ バス
25・・・ 入出力インターフェース
26・・・ 出力部
27・・・ 入力部
28・・・ 記憶部
29・・・ 通信部
30・・・ ドライブ
40・・・ リムーバブルメディア
51・・・ 問い管理部
52・・・ 問い送信制御部
53・・・ 回答分析部
54・・・ メンバー用情報送信制御部
55・・・ 管理者用情報送信制御部
56・・・ 評価取得部
57・・・ 中継部
60・・・ 問い情報DB
G、G1、Gn、Gk、GT・・・ グループ
2、2-1、2-n・・・ 管理者端末
3、3-11、3-1m、3-n1、3-np・・・ メンバー端末
N・・・ ネットワーク