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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-04
(45)【発行日】2022-02-15
(54)【発明の名称】風力と潮流の浮体型発電装置
(51)【国際特許分類】
   F03D 9/25 20160101AFI20220207BHJP
【FI】
F03D9/25
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021099037
(22)【出願日】2021-05-07
【審査請求日】2021-05-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000185879
【氏名又は名称】小野寺 修三
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 修三
【審査官】所村 陽一
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-040306(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0062088(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0299301(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03D 9/25
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
風力発電体の内部の中央を後方から外側に貫通して回転可能に出っ張った水平軸に駆動羽根が取り付けられ、
前記内部の前記水平軸に変速歯車が取り付けられ、
前記水平軸の周壁の一方側に前記変速歯車に接続された発電機が配置され、
前記水平軸の周壁の他方側に前記変速歯車に接続されたクラッチ板Bを設けて備えられ、
前記風力発電体の上部に風速の度合で起動するように調整をした起動板が取り付けられ、
前記起動板に連動される調整バネと制御発電機が連結され、
前記制御発電機の軸にクラッチ板Aが取り付けられ、
前記起動板に連動される前記クラッチ板Aを前記備えられた前記クラッチ板Bに接触可能に隣接して配置され、
前記起動板に連動するそれぞれを連結して装備をした前記起動板を設けて前記風力発電体の上部に備え、
前記風力発電体の上部の前記起動板に繋いだロープが上側板に取り付けた滑車を通して前記風力発電体の内部の台車に乗せた前記制御発電機に繋がれ、
前記台車の後方の固定部からの前記調整バネが前記台車に繋がれ、
前記制御発電機の軸に前記クラッチ板Aを連結して連動するように装備をした補助役の前記起動板を設けたことを特徴とする風力と潮流の浮体型発電装置。
【請求項5】
箱型浮き材の下側部に保持材が取り付けられ、前記保持材の貫通した穴の内側と回転吊り棒の周壁との間に、軸受とシールリングの防水手段を有して、前記回転吊り棒が回転可能に前記保持材から下に出っ張って設けたことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の風力と潮流の浮体型発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱型浮き材の上部に風力発電体と、箱型浮き材の下部に潮流発電体を取り付けた合同発電装置に関するものです。
【背景技術】
【0002】
従来の浮体式洋上風力発電システムには、海底の固定体に固定された1本の繋留体に浮体が取り付けられ、浮体の上のタワー上部に回転可能に発電機を内蔵する風を受けて回転エネルギー変換する洋上風力発電システムが配置され、前記繋留体の1カ所に、海流を受けて抗力を発生する繋留安定体が配置されているものがある(例えば特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平2020-84813
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上に述べた従来の浮体式洋上風力発電システムでは、海上において約360度に変わる強風に対して1本の繋留体に取り付けられた浮体が海面の一定位置に止まることができず、また、タワーと、繋留体の角度の変化により安定した効率ある発電の電力を得るとは思えずエネルギーを逃す構成は、問題です。
【0005】
また、従来の洋上式風力発電システム以外の大型風力発電は、風力方向をセンサーでキヤツチしてブレード方向をヨー駆動装置で風方向に向ける構成になっている、ナセルの前方ブレードの重量がタワーとの取り付け部分の片側にバランスの負担を生じている。であるためタワーからブレードを離して取り付けることは、より負担を生じるためできない。また、ブレードを重くすることは寿命の点で問題であります。
【0006】
また、高額な大型風車は強風によって破損などの損傷をすることは大きな問題であり、現在の対策では風速25m/s付近でブレードの角度調整、また、ロターに対してのブレーキの調整、また、ブレードの回転の停止など行われているがこの制御対策も強風のエネルギーを無駄にしていることから問題であります。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、それぞれの箇所において、支障のない対応と機能性を有し、風力と潮流のエネルギーを効率よく安定して取り入れ、無駄のない電気に変える構成を目的としたものであります。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、本発明は上記の目的を達成するために風力発電体の内部の中央を後方か前方の外側に貫通して回転可能に出っ張った水平軸に駆動羽根が取り付けられ、前記内部の前記水平軸に変速歯車が取り付けられ、前記水平軸の周壁の一方側に前記変速歯車に接続された発電機が配置され、前記水平軸の周壁の他方側に前記変速歯車に接続されたクラッチ板Bを設けて備えられ、前記風力発電体の上部に風速の度合で起動するように調整をした起動板が取り付けられ、前記起動板に連動される調整バネと制御発電機が連結され、前記制御発電機の軸にクラッチ板Aが取り付けられ、前記起動板に連動される前記クラツチ板Aを前記備えられた前記クラツチ板Bに接触可能に隣接して配置され、前記起動板に連動するそれぞれを連結して装備をした前記起動板を設けて前記風力発電体の上部に備えている。
【0009】
また、第2の課題解決手段の作用は、最も強い風力に対応するため、風力発電体の上部に起動板と起動板Aを設けて並べて備えられ、アームの上部に起動板Aを取り付けた、そのアームの途中が、風力発電体の上部の上側板に取り付けた軸材にアームの上部と下部が前後に動くようにアームの途中が軸材に取り付けられて、アームの下部が風力発電体の内部に配置された台車に取り付けられています。
【0010】
また、ローラーを付けた台車の後方の固定部に繋がれた調整バネが台車に繋がれ、台車の上に制御発電機Bが乗せられ、その制御発電機Bの軸にクラツチ板Cが取り付けられ、それぞれを連結する調整バネの調整で起動する起動板Aの起動でクラッチ板Cが連動するように装備をした起動板Aが設けられています。
【0011】
また、このクラッチ板Cが、風力発電体の内部の中央に配置された水平軸の周壁の一方側に接続された発電機の後方の軸に取り付けられたクラッチ板Dに接触可能に隣接してクラッチ板Cが配置されています。
【0012】
また、強い風力で起動するように連結する調整バネの調整で、起動する起動板Aの起動で連動するクラッチ板Cが連動され、クラツチ板Dに接触して連結されることで、制御発電機Bの軸を回転させる付加が、接続された発電機から水平軸の回転に付加が伝わり、水平軸の回転スピードを抑える制御になり、一方制御発電機Bの軸の回転で発電電力を得ることができます。
【0013】
また、第3の課題解決手段では、潮流による転流時の流れの方向が変わる時の潮流発電体の状態は、流れてくる方向に対して潮流発電体の後方の垂直尾翼と、箱型浮き材の下側部の回転吊り棒の回転により、潮流発電体の前方が流れてくる方向に位置させ、潮流発電体の正常な発電を可能にさせます。
【発明の効果】
【0014】
上述したように本発明の風力と潮流の浮体型発電装置は、風力発電体と、潮流発電体を組み合わせることで、風のない時でも潮流と、海流、または、水流に配置した場合には、常に発電を得ることが可能です。
【0015】
また、風力発電体の上部に装備と調整をした起動板と、起動板Aを備えたことで、弱風から強風の変化において、水平軸の回転速度が速すぎる時に制御され、支障の少ない回転の速度の対応が可能であると共に、風力エネルギーの無駄を少なく、電気に変換して得ることを提供できます。
【0016】
また、風力を受けその作用で起動する起動板と、起動板Aは、その両方の起動板の大きさと、装備したバネの弾力の強さを変えることで風速に対応した調整が可能になります。
【0017】
また、風力発電体の前方には、水平軸に取り付けられた同方向に回転する第1元部と、第2元部の周壁に支持材を取り付けた駆動羽根が、風を受けて回転に適した角度で、方射状に複数立設された第1元部と、第2元部の駆動羽根を互い違いに位置して水平軸に並べて取り付けられた、その複数の駆動羽根が、水平軸の円の中心を支点として、支点から遠くなる程離れた位置に風を受ける面積を多くしたことは、水平軸の回転力に、高い高率を上げるため、箇所の構成をしました。
【0018】
また、潮流発電体の前後の中央上部に係止部を設けられた係止部を中心に、予め前後のバランスを、潮流発電体の内部の後方に第3水槽部と、第4水槽部に給水口から水を入れバランスを取って装備し、箱型浮き材の下側部の回転吊り棒からの吊り板に係止部を連結して、潮流発電体を潮流に配置することで、安定した発電が可能になります。
【0019】
そして、風力と潮流の浮体型発電装置の取り付けと、取り外しができる部分は、上部板と円板に垂直に固定して取り付けた軸受の軸穴に、風力発電体の下側部に設けた筒状垂直軸の下部を挿入して、取り付け取り外し可能にした部分と、また風力発電体の前方に出っ張った水平軸の溝に、第2元部と第1元部の形成された穴を挿入して、第1元部の前面の中央に形成されたボルト穴に、ネジボルトで取り付け取り外し可能にした部分、また、鉄塔型の4方の支柱ベースプレートが、箱型浮き材の上部に出っ張ったボルトにナットで取り付け取り外し可能にした部分と、及び箱型浮き材の下側部に取り付けた、回転吊り棒から吊り板を有して、潮流発電体の上部の係止部に、ボルトとナットで、取り付け取り外しを自在にした部分があり、上記した部分の取り付け取り外しが自在にできることで、施工と、損傷部分の取り替えが容易にできる効果と、コストを抑えることができます。
【0020】
また、設置場所の状態においては、箱型浮き材から一方を取り除いた、設置も可能であります。
【0021】
また、風力発電体を箱型浮き材から取り除いた場合には、取り除かれた風力発電体を陸地に設置して、発電をすることが可能であります。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態を示す側面図。
図2】本発明の実施形態を示す正面図。
図3】風力発電体の内部の一方側面を示す図5におけるB-B線部分断面図。
図4】風力発電体の内部を示す平面図。
図5】風力発電体の前面部を示す図1におけるA-A線部分断面図。
図6】筒状垂直の側面を示す図1におけるC-C線断面図。
図7】駆動羽根の風を受ける前面を示す正面図。
図8】駆動羽根の後面を示す背面図。
図9】箱型浮き材から潮流発電体の中央を示す図1におけるD-D線断面図。
図10】潮流発電体の内部を示す図1におけるE-E線断面図。
図11】風力発電体の内部の一方側面を示す図5におけるF-F線部分断面図。
図12】駆動羽根を途中から切断したへ字状の形状を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図1図12に基づいて説明します。
【0024】
そして、図1図2に示すように、海面に浮かせた箱型浮き材31の周りには、海底2に固定された固定材34に繋いだロープ状33が複数取り付けられ、海面に固定されたように箱型浮き材31が設けられています。
【0025】
また、箱型浮き材31の上部に、鉄塔型26が四方の支柱26aと、筋交26bで組立てられた下端の支柱ベースプレート26cが、箱型浮き材31の外板31bの内部側にあるボルト穴9bから上面板32と支柱ベースプレート26cを通したボルト9とナット9aで、支柱ベースプレート26cが取り付けられ、海上Xに鉄塔型26が立設されています。
【0026】
また、鉄塔型26の上部には、上部板27と円筒29及び円板30を積み重ねて、固定して取り付けられています。
【0027】
また、積み重ねた上部板27と、円板30の上面中央に、筒状垂直軸23を挿入する軸受4の2つが、垂直にされて固定して取り付けられています。
【0028】
また、風力発電体1の一部分である箱体1aの下側部に、筒状垂直軸23の上部を固定して、下部が垂直に下がって取り付けられています。
【0029】
また、図6に示すように、筒状垂直軸23の内側の貫通した穴には、発電される電力の配線22aがされ、配線22aの端が筒状垂直軸23の下先端から出っ張って回転コネクター式24が取り付けられた、筒状垂直軸23が設けられています。
【0030】
また、箱体1aの下側部に筒状垂直軸23を垂直に取り付けた周囲には、下方に配置される円板30の上面に位置するように複数のキャスター状25の上部を箱体1aの下側面に固定して取り付けてあります。
【0031】
また、筒状垂直軸23の下端を、円板30と上部板27に垂直に取り付けられた2つの軸受4の軸穴4aに挿入して上部板27の下面から回転コネクター式24部分が貫通した位置で、停止するように筒状垂直軸23の上部が太くなっている位置で停止され、その停止位置と、他方の箱体1aの下側面の複数のキャスター状25が、円板30の上面に接触して、共に停止されることで風力発電体1が、筒状垂直軸23を中心に回転可能にキャスター状25に支えられた状態になっています。
【0032】
また、回転コネクター式24の接触盤24aに接触させる接触板28aと送電配線28bとを取り付けた伝達盤28が、接触板28aを接触させて、上部板27の下側面に伝達盤28が設けられています。
【0033】
また、この回転コネクター式24を設けたことで、風力発電体1の回転で、発電された配線22aが支障のないように固定された送電配線28bに伝達されることになります。
【0034】
また、箱体1aの後方が延長された上部、または、下部も含めて後方端に円筒状2aを取り付けた垂直尾翼2が立設され、円筒状2aの上部端に避雷針2bが取り付けてあります。
【0035】
また、箱体1aの内部の中央を水平軸3が、後方から前方にかけて底面に平行にして軸受4とシャフトシールリング4bを有して、前方を外側に貫通して出っ張って丸棒状の水平軸3が回転可能に設けられています。
【0036】
また、外側に出っ張った水平軸3に、第2元部6と第1元部5が取り付け取り外しができるように、水平軸3の先端の中心にネジボルト9を取り付けるボルト穴9bが形成され、その水平軸3の出っ張った部分に、水平軸3の円を二等分する周壁の2ヶ所の位置に、凹状3aの溝が平行して形成されています。
【0037】
また、溝を形成した水平軸3に最初に取り付けられる筒管状の第2元部6の円の中央を後方6bから前方6aに水平軸3に合わせた貫通した穴と、穴の内側に凹状3aに合わせた凸状6cの出っ張りが形成され、水平軸3の先端から第2元部6の後方6bから挿入して取り付けられる第2元部6の周壁には、駆動羽根7が立設角度を20-30度以内で、第2元部6から離れた位置の駆動羽根7の幅を大きく、駆動羽根7の後面7bから第2元部6にかけて支持材8を取り付けた駆動羽根7が方射状に複数立設した第2元部6が後方6bから水平軸3に挿入して、取り付けられています。
【0038】
また、水平軸3に取り付けた第2元部6の後に取り付けられる第1元部5の円の中央を後方5eから前方5dの前面側を残して、水平軸3に挿入できる穴と、穴の内側に凹状3aの溝に合わせた凸状6cの出っ張りに形成される位置が、水平軸3に取り付けられた第2元部6の複数の駆動羽根7の間に位置して、第1元部5の駆動羽根5aを位置させた位置で、穴の内側に凸状5Fが形成され、水平軸3に、第1元部5の後方から挿入して前方5dの前面側の中央のボルト穴9bから内側の水平軸3の先端のネジボルト穴にかけてボルト9が取り付け、取り外しが可能にできます。
【0039】
また、水平軸3に第2元部6の複数の駆動羽根7と、第1元部5の複数の駆動羽根5aが互い違いに前方向きで、並べて取り付け取り外しができるように、この箇所の構成がされています。
【0040】
また、箱体1aの内部の後方から前方の中央に回転可能に配置された水平軸3の周壁の一方側に、取り付けた変速歯車10に噛み合った小変速歯車10bの軸に接続した発電機12と、その発電機12の後方の軸に、クラッチ板D、12aを取り付けて備えられています。
【0041】
また、図11に示すように、箱体1aの上部に風速で起動する起動板A、18をアーム18aの上部に前方向きで取り付けたアーム18aの途中が、上側板1bの軸材18bにアーム18aの上部と、下部が前後して動くように取り付けられ、アーム18aの下部が内部に配置された、ローラー21aを下に付けた台車21の後方に取り付けられ、台車21の後方の固定部20aから調整バネ20が、台車21の後方部に繋がれ、台車21の上に制御発電機B、19が乗せられ、その制御発電機B、19の軸にクラッチ板C、19bを取り付け、それぞれを連結して装備をした起動板A、18の起動でクラツチ板C、19bが連動され、備えられたクラッチ板D、12aに接触可能に隣接してクラッチ板C、19bを配置した起動板A、18を箱体1aの上部に調整バネ20の調整をして備えられています。
【0042】
また、図3に示すように内部の水平軸3の周壁から他方側に変速歯車10に噛み合う小変速歯車10cの軸に、クラッチ板B、11を取り付けて備えられています。
【0043】
また、箱体1aの上部に、風力で起動する起動板13に繋いだロープ14が、上側板1bに取り付けられた滑車14aを通して内部に配置した、ローラー21aを付けた台車16に乗せた制御発電機15に繋がれ、台車16の後方の固定部17aに取り付けた調整バネ17が台車16の後方部に繋がれ、台車16の上の制御発電機の軸15aにクラツチ板A15bが取り付けられ、備えられたクラッチ板B11に接触可能に隣接してクラッチ板A、15bの配置と、調整バネ17の調整をして装備をした補助役の起動板13を、箱体1aの上部に前方向きで。備えられています。
【0044】
また、希望する風速に対応するように、予め、装備した調整バネ17の調整と、及び起動板13と、起動板A、18の大きさを調整をして、箱体1aの上部に並べて備える必要があります。
【0045】
また、以上に述べた構成は、箱型浮き材31の上部に鉄塔型26と、風力発電体1を設けた構成であります。
【0046】
また、箱型浮き材31の下側面に、保持材35が取り付けられ、その中央に、底板を貫通した穴が設けられ、その貫通した上側に抜け止め部分に形成された長い丸棒状の回転吊り棒36が、穴の内側との間隔に軸受4とシールリング4cの防水手段を有して、保持材35から下方に垂直に下がった途中から下先端にかけて二股状に切り込みが形成され、その切り込みに交差してボルト穴9bが形成された、回転吊り棒36が回転可能に設けられています。
【0047】
また、回転吊り棒36の二股状の切り込みに、厚さを合わせた吊り板37を有して、その上部を差し込み、二股状のボルト穴9bに合わせたボルト穴9bが形成され、吊り板37の下部は、下方に配置される潮流発電体38の上部に取り付けた係止部40のボルト穴9bに合わせたボルト穴9bが吊り板37下部に形成されて、吊り板37が設けられています。
【0048】
また、回転吊り棒36の二股状の切り込に、吊り板37の上部を差し込みボルト9とナット9aで取り付け、吊り板37の下部を係止部40のボルト穴9bに合わせてボルト9とナット9aで取り付けることで、箱型浮き材31の下方に、潮流発電体38が、回転吊り棒36を中心に回転可能に連結されています。
【0049】
また、潮流発電体38の後方端の上部に、海流が流れてくる方向に前方を向ける垂直尾翼39が立設されています。
【0050】
また、潮流発電体38の長い筒状39aの内部は、図10に示すように、仕切り壁41で、第1空間部42、第2空間部43、第3水槽部44、第4水槽部45、に仕切られて設けられています。
【0051】
また、内部の第1空間部42に、増速機50と、第2空間部に、発電機51と、コンデンサー52、及び底部に回転コネクター状55が配置され、第3水槽部44の上面板に、水を給水する給水キャプ44aが外側に設けられ、第3水槽部44から第4水槽部45の間を仕切る壁41に連通する連通孔44bが設けられ、第4水槽部45の底板に、排水をする排水口45aと、その外側に排水キャプ45bが設けられています。
【0052】
また、この潮流発電体38を設置する予め前に、第3水槽44の給水口キャプ44aから水を入れ、上部の係止部40を中心に前後のバランスを取るため、第3水槽部44と、第4水槽部45が設けられています。
【0053】
また、潮流発電体38の前方には、内部に配置された増速機50と、発電機51の軸に連結した水平軸46が、前方に軸受4とシールリング4cの防水手段を有して前方の外側に貫通して、前方に長く出っ張った水平軸46が回転可能に設けられています。
【0054】
また、丸棒状の水平軸46の円を2等分するように周壁の位置に、先端から長手方向に凹状46aの溝が2ケ所に平行して形成された水平軸46に、挿入できる穴と、その穴の内側部分に、凹状46aに嵌めてスライドできる凸状の出っ張りが形成された第1元部47と第2元部48の周壁には、支持材49bを有して駆動羽根49が方射状に複数立設された、第1元部47と第2元部48が水平軸46に並べて取り付けられる構成は、前記に述べた風力発電体1の前方に出っ張った水平軸3に第1元部5と第2元部6を並べて取り付けられる構成と、全く同じであります。
【0055】
また、潮流発電体38の内部の発電機51からコンデンサー52に繋いだ配線が底部の回転コネクター状55に繋がれ、この回転コネクター状55の下部に達した穴53aが、潮流発電体38の下側部に取り付けられた、保持部材53の中央に設けられています。
【0056】
また、保持部材53の貫通した穴53aの内側に取り付けられる筒状54の上部端が抜け止めに形成され、穴53aの内側と、筒状54の周壁の間に軸受4とシールリング4cの防水手段を有して、保持部材53の下端より幾分下がって、筒状54が回転可能に取り付けてあります。
【0057】
また、筒状54の内側のくり抜かれた貫通した穴の下端から送電配線56の端を挿入した、その端に、接触板56を取り付け、その接触板56を内部側の回転コネクター状55の接触盤55aに、接触板56を接触させた状態にした、送電配線56の周壁と、筒状54の貫通した穴との間にグリスなどの防水手段を有して、密着して固定された送電配線56が筒状54の下方に配置されています。
【0058】
また、回転する潮流発電体38に対して、回転コネクター状55を設けたことで、発電された電力が、回転可能にした筒状54に取り付けた送電配線56とを、固定した状態で発電が伝達され、送電配線56のねじれ、などの支障がなく配置することができます。
【0059】
また、送電配線56と、伝達盤28からの送電配線28bとを1本にまとめて、海底Zから陸上の受電設備に繋いで、発電された電力を伝達できるようにされています。
【符号の説明】
【0060】
1・・・風力発電体 5b・・・前面
1a・・・箱体 5c・・・後面
1b・・・上側板 5d・・・前方
2・・・・垂直尾翼 5e・・・後方
2a・・・円筒状 5F・・・凸状
2b・・・避雷針 6・・・・第2元部
3・・・・水平軸 6a・・・前方
3a・・・凹状 6b・・・後方
4・・・・軸受 6c・・・凸状
4a・・・軸穴 7・・・・駆動羽根
4b・・・シャフトシール 7a・・・前面
4c・・・シールリンク 7b・・・後面
5・・・・第1元部 8・・・・支持材
5a・・・駆動羽根 8a・・・・ゴムパッキン
9・・・・ボルト 34・・・・固定部
9a・・・ナット 35・・・・保持材
9b・・・ボルト穴 35a・・・注入口キャプ
10・・・変速歯車 36・・・・回転吊り棒
10a・・軸 37・・・・吊り板
10b・・小変速歯車 37a・・・ボルト穴
10c・・小変速歯車 38・・・・潮流発電体
11・・・クラッチ板B 39・・・・垂直尾翼
12・・・発電機 39a・・・筒状
12a・・クラッチ板D 40・・・・係止部
13・・・起動板 41・・・・仕切り壁
14・・・ロープ 41a・・・外壁
14a・・滑車 42・・・・第1空間部
15・・・制御発電機 43・・・・第2空間部
15a・・制御発電機の軸 44・・・・第3水槽部
15b・・クラッチ板A 44a・・・給水口キャプ
16・・・台車 44b・・・連通孔
17・・・調整バネ 45・・・・第4水槽部
17a・・固定部 45a・・・排水口
18・・・起動板A 45b・・・排水口キャプ
18a・・アーム 46・・・・水平軸
18b・・軸材 46a・・・凹状
19・・・制御発電機B 47・・・・第1元部
19a・・制御発電機Bの軸 48・・・・第2元部
19b・・クラッチ板C 49・・・・駆動羽根
20・・・調整バネ 49b・・・支持材
20a・・固定部 50・・・・増速機
21・・・台車 51・・・・発電機
21a・・ローラー 52・・・・コンデンサー
22・・・コンデンサー 53・・・・保持部材
22a・・配線 53a・・・穴
23・・・筒状垂直軸 54・・・・筒状
24・・・回転コネクター式 55・・・・回転コネクター状
24a・・接触盤 55a・・・接触盤
25・・・キャスター状 56・・・・送電配線
26・・・鉄塔型 56a・・・接触板
26a・・支柱 57・・・・海面
26b・・筋交 R・・・・・回転方向
26c・・支柱ベースプレート X・・・・・毎上
27・・・上部板 Y・・・・・海中
28・・・伝達盤 Z・・・・・海底
28a・・接触板
28b・・送電配線
29・・・円筒
30・・・円板
31・・・箱型浮き材
31a・・支柱状
31b・・外板
32・・・上面板
33・・・ロープ状
【要約】
【課題】
従来のプロペラによる風力発電では、風速25m/s以上になると破損を防ぐため、羽根の角度を変えたり、ブレーキを使うことは、自然エネルギーを無駄にしているので問題です。
【解決手段】強風で、駆動羽根に接続する水平軸の回転が規定以上にならないように、風速の度合で起動する装備と調整をした起動板が、風力発電体の上部に前方に向けて備えられる装備が、風力発電体の内部の中央を後方から前方の外側に貫通した水平軸の周壁の側に接続されたクラッチ板Bに、接触可能に隣接したクラッチ板Aを取り付けた制御発電機を連結して装備された起動板が、起動板の起動により連動されるクラツチ板Aが、クラッチ板Bに接触され、連結することで水平軸の回転にブレーキをかけるように制御発電機と、介在される歯車の負荷が加わり、水平軸の回転の制御をすると共に、電力を追加して得ることが可能であります。
【選択図】図1
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