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  • 特許-荷重測定装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-07
(45)【発行日】2022-02-16
(54)【発明の名称】荷重測定装置
(51)【国際特許分類】
   G01L 25/00 20060101AFI20220208BHJP
   G01L 1/22 20060101ALI20220208BHJP
   G01G 3/14 20060101ALI20220208BHJP
【FI】
G01L25/00 B
G01L1/22 Z
G01G3/14
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018008896
(22)【出願日】2018-01-23
(65)【公開番号】P2019128198
(43)【公開日】2019-08-01
【審査請求日】2020-12-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000135036
【氏名又は名称】ニプロ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 智之
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-184750(JP,A)
【文献】特開昭58-113724(JP,A)
【文献】国際公開第2016/157280(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0241266(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 1/22
G01L 1/26
G01L 25/00
G01G 3/14
G01G 23/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定対象物の荷重が負荷される起歪体、および、該起歪体に取り付けられた歪みゲージを含むロードセルと、
前記起歪体に間隔をあけて配置され、前記起歪体に電磁力を作用可能に設けられた電磁石と、
前記歪みゲージの出力に基づいて前記荷重を算出する制御部とを備え、
前記制御部は、前記歪みゲージの出力が互いに同一となる前記荷重と前記電磁力との相関関係に基づいて、前記ロードセルのキャリブレーションを行なう、荷重測定装置。
【請求項2】
前記起歪体を片持ち梁状に支持する支持部をさらに備え、
前記電磁石は、前記起歪体の支持部側とは反対側の端部の下方に配置されている、請求項1に記載の荷重測定装置。
【請求項3】
前記起歪体は、前記電磁石と対向する位置に取り付けられた磁性体部を含む、請求項1または請求項2に記載の荷重測定装置。
【請求項4】
前記電磁石が前記起歪体に電磁力を作用させていない状態において、前記起歪体と前記電磁石との間隔は、前記起歪体の最大許容変位と略同一である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の荷重測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷重測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
荷重測定装置に用いられるロードセルの構成を開示した先行文献として、特開平8-271357号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載されたロードセルは、片持ち梁状に固定された起歪体と、起歪体に取り付けられた歪みゲージとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平8-271357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロードセルを用いた荷重測定装置においては、ロードセルの起歪体および歪みゲージの少なくとも一方の経時劣化によりロードセルの検出特性が変化する。そのため、ロードセルの検出結果が正しいかどうかを確認するために、ロードセルのキャリブレーションが必要となる。
【0005】
一般的に、ロードセルのキャリブレーションは、重さが既知の錘をロードセルの起歪体に取り付けたときのロードセルの検出結果と既知の重さとの差がなくなるように、スパン調整およびオフセット調整することにより行なわれる。
【0006】
ロードセルの起歪体への錘の取り付けを人為的に行なう場合、キャリブレーション作業が煩雑となる。ロードセルの起歪体への錘の取り付けを機械的に行なう場合、荷重測定装置の機械的構成が複雑となる。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な機械的構成を有しつつ簡易にキャリブレーションを行なうことができる荷重測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に基づく荷重測定装置は、ロードセルと、電磁石と、制御部とを備える。ロードセルは、測定対象物の荷重が負荷される起歪体、および、起歪体に取り付けられた歪みゲージを含む。電磁石は、起歪体に間隔をあけて配置され、起歪体に電磁力を作用可能に設けられている。制御部は、歪みゲージの出力に基づいて上記荷重を算出する。制御部は、上記電磁力による歪みゲージの出力と上記荷重による歪みゲージの出力との相関関係に基づいて、ロードセルのキャリブレーションを行なう。
【0009】
本発明の一形態においては、荷重測定装置は、起歪体を片持ち梁状に支持する支持部をさらに備える。電磁石は、起歪体の支持部側とは反対側の端部の下方に配置されている。
【0010】
本発明の一形態においては、起歪体は、電磁石と対向する位置に取り付けられた磁性体部を含む。
【0011】
本発明の一形態においては、電磁石が起歪体に電磁力を作用させていない状態において、起歪体と電磁石との間隔は、起歪体の最大許容変位と略同一である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、キャリブレーションを簡易に行なうことができる荷重測定装置を簡易な機械的構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る荷重測定装置の構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る荷重測定装置が備える起歪体が変形する前の状態を示す部分側面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る荷重測定装置が備える起歪体が、過負荷時に最大許容変位まで撓んだ状態を示す部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態に係る荷重測定装置について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る荷重測定装置の構成を示す図である。図2は、本発明の一実施形態に係る荷重測定装置が備える起歪体が変形する前の状態を示す部分側面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る荷重測定装置が備える起歪体が、過負荷時に最大許容変位まで撓んだ状態を示す部分側面図である。図3においては、撓む前の状態の起歪体を点線で示している。
【0016】
図1図3に示すように、本発明の一実施形態に係る荷重測定装置100は、ロードセル110と、電磁石130と、制御部150とを備える。荷重測定装置100は、起歪体111を片持ち梁状に支持する支持部120をさらに備える。
【0017】
ロードセル110は、測定対象物の荷重が負荷される起歪体111、および、起歪体111に取り付けられた歪みゲージ112を含む。本実施形態においては、起歪体111は、円柱状の外形を有している。なお、起歪体111の外形は、円柱状に限られず、角柱状などでもよい。
【0018】
起歪体111の支持部側とは反対側の先端部の上部および下部の各々に、歪みゲージ112が1つずつ取り付けられている。また、起歪体111の支持部側の根元部の上部および下部の各々に、歪みゲージ112が1つずつ取り付けられている。すなわち、起歪体111に4つの歪みゲージ112が取り付けられている。4つの歪みゲージ112の各々は、抵抗体膜を含んでいる。
【0019】
4つの歪みゲージ112は、ブリッジ回路を構成しており、接続ケーブル180と電気的に接続されている。ただし、起歪体111に対する歪みゲージ112の取り付け位置および取り付け数は、上記に限られず、少なくとも1つの歪みゲージ112が起歪体111に取り付けられていればよい。
【0020】
本実施形態においては、起歪体111は、起歪体111の本体の電磁石130と対向する位置に取り付けられた磁性体部113を含む。具体的には、起歪体111の本体の先端部の下部に、磁性体部113が取り付けられている。磁性体部113は、残留磁化の小さい軟鉄などの材料で構成されている。なお、起歪体111の本体が磁性体で構成されている場合には、磁性体部113は必ずしも設けられていなくてもよい。
【0021】
電磁石130は、起歪体111に間隔をあけて配置され、起歪体111に電磁力を作用可能に設けられている。電磁石130は、起歪体111の支持部120側とは反対側の先端部の下方に配置されている。電磁石130は、円柱状の外形を有し、ベース140上に固定されている。電磁石130は、芯部および芯部に巻き回されたコイルを含む。なお、電磁石130の外形は、円柱状に限られず、角柱状などでもよい。電磁石130の芯部は、鉄などの磁性体で構成されている。
【0022】
図1に示すように、起歪体111の下端と電磁石130の上端との間隔は、Lである。具体的には、磁性体部113の下端と電磁石130の芯部の上端との間隔は、Lである。
【0023】
図3に示すように、過負荷F2が負荷されたときの起歪体111の最大許容変位は、Lである。すなわち、図1および図3に示すように、電磁石130が起歪体111に電磁力を作用させていない状態において、起歪体111と電磁石130との間隔は、起歪体111の最大許容変位と略同一である。なお、過負荷F2が負荷されたときの起歪体111の最大許容変位は、起歪体111が塑性変形する直前の起歪体111の弾性変形による撓み量に設定されてもよいし、荷重測定装置100において予め定められた最大測定荷重が負荷されたときの起歪体111の撓み量に設定されてもよい。
【0024】
電磁石130は、電磁石130に一定の直流電流を供給する定電流源170と接続されている。具体的には、定電流源170は、電磁石130のコイルに接続されている。
【0025】
接続ケーブル180に含まれる2本の配線は、定電圧源160と接続されている。これにより、4つの歪みゲージ112によって構成されているブリッジ回路に、一定の直流電圧が印加される。
【0026】
歪みゲージ112は、測定対象物の荷重F1の負荷によって起歪体111が弾性変形した際の起歪体111の歪みに比例して電気抵抗値が変化する。歪みゲージ112は、電気抵抗値の変化を電圧の変化として出力する。F1<F2である。
【0027】
接続ケーブル180に含まれる他の2本の配線は、信号増幅部161と接続されている。これにより、4つの歪みゲージ112によって構成されているブリッジ回路の2つの中点が、信号増幅部161に電気的に接続される。ブリッジ回路の2つの中点間の出力電圧が、信号増幅部161にて差動増幅される。
【0028】
信号増幅部161は、ノイズ除去部162に接続されている。ノイズ除去部162にて、出力信号から不要な信号成分が取り除かれる。
【0029】
ノイズ除去部162は、A/D変換部163に接続されている。A/D変換部163にて、出力信号が、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0030】
A/D変換部163は、制御部150に接続されている。制御部150は、演算部151および記憶部152を含む。演算部151は、A/D変換部163から入力された出力信号と、後述するように記憶部152に記憶されているスパン調整値およびオフセット調整値とに基づいて、測定対象物の荷重F1を算出する。すなわち、制御部150は、歪みゲージ112の出力に基づいて測定対象物の荷重F1を算出する。
【0031】
制御部150は、定電流源170と電気的に接続されている。制御部150は、定電流源170による電磁石130への電力供給の開始および停止を制御する。
【0032】
制御部150は、起歪体111に作用させる電磁力による歪みゲージ112の出力と測定対象物の荷重F1による歪みゲージ112の出力との相関関係に基づいて、ロードセル110のキャリブレーションを行なう。
【0033】
以下、本実施形態に係る荷重測定装置100におけるロードセル110のキャリブレーション方法について説明する。
【0034】
まず、支持部120に支持された起歪体111に対して間隔をあけて位置するように電磁石130をベース140上に固定して、荷重測定装置100を構成した後、重さが既知の錘をロードセル110の起歪体111に取り付け、このときの歪みゲージ112の出力を基準出力とする。上記の錘による起歪体111への負荷を基準負荷とする。
【0035】
次に、起歪体111から錘を取り外し、電磁石130によって起歪体111に電磁力を作用させることにより歪みゲージ112の出力が基準出力となる定電流源170の基準電流供給量を決定する。このように決定された、電磁力による歪みゲージ112の出力と錘の荷重による歪みゲージ112の出力との相関関係は、制御部150の記憶部152に記憶される。
【0036】
なお、上記のようにロードセル110の起歪体111に錘を着脱させるのは、歪みゲージ112の基準出力および定電流源170の基準電流供給量を決定する時のみである。
【0037】
電磁石130による起歪体111に作用する電磁力の大きさは、コイル特性、電気的特性、機械的特性および環境的特性によって決まる。コイル特性は、コイルの、電気抵抗値、巻き数および巻き密度によって決まる。電気的特性は、コイルへの電流供給量によって決まる。機械的特性は、磁性体部113を含む起歪体111および電磁石130の芯部の各々の材質、並びに、磁性体部113および電磁石130の芯部の各々の大きさによって決まる。環境的特性は、周囲温度、および、磁性体部113と電磁石130の芯部との間隔によって決まる。上記のコイル特性、電気的特性、機械的特性および環境的特性が略一定であれば、電磁石130による起歪体111に作用する電磁力の大きさは略一定となる。
【0038】
コイルの電気抵抗値は、コイルに電流が流れた際のコイルの自己発熱により変化する。そのため、定電流源170は、コイルへの電流供給量を基準電流供給量で略一定となるように維持する。周囲温度の変化によって、磁性体部113および電磁石130の芯部の各々の大きさが僅かに変化するが、この変化量は荷重測定結果に影響が認められない範囲である。
【0039】
上記のコイル特性、電気的特性、機械的特性および環境的特性に影響を及ぼす要因のうち、コイルの電気抵抗値および周囲温度以外の要因は、経時的にほとんど変化することがない。そのため、定電流源170が基準電流供給量の電流を電磁石130に供給することにより、電磁石130は起歪体111に、歪みゲージ112の出力が基準出力となる略一定の電磁力を作用させることが可能である。
【0040】
制御部150は、記憶部152に記憶された、電磁力による歪みゲージ112の出力と錘の荷重による歪みゲージ112の出力との相関関係に基づいて、ロードセル110のキャリブレーションを行なう。
【0041】
ここで、ロードセル110のキャリブレーションを行なう際に、制御部150の演算部151にて行なわれる演算方法の一例について説明する。なお、演算部151にて行なわれる演算手法は、下記の方法に限られず、種々の統計的手法を用いることができる。
【0042】
まず、演算部151は、電磁石130による電磁力を発生させていない状態における歪みゲージ112の出力のデジタル信号を取得する。このときのデジタル信号の大きさをX1とする。このときの起歪体111への負荷は、0であり、Y1とする。
【0043】
次に、定電流源170から基準電流供給量の電流を電磁石130に供給することにより電磁力を発生させた状態における歪みゲージ112の出力のデジタル信号を取得する。このときのデジタル信号の大きさをX2とする。このときの起歪体111への負荷は、上記の基準負荷であり、Y2とする。
【0044】
起歪体111への負荷は、デジタル信号の大きさに対して線形性を有する。そのため、下記の関係が成立する。
【0045】
Y1=A×X1+B ・・・(1)
Y2=A×X2+B ・・・(2)
Aは、スパン調整値であり、Bは、オフセット調整値である。
【0046】
上記の数式(1)および数式(2)から、次の数式(3)および数式(4)が成立する。
A=(Y1-Y2)/(X1-X2) ・・・(3)
B=(X1×Y2-X2×Y1)/(X1-X2) ・・・(4)
上記の数式(3)からスパン調整値を得ることができる。上記の数式(4)からオフセット調整値を得ることができる。
【0047】
演算部151による演算によって得られた、スパン調整値およびオフセット調整値は、記憶部152に記憶される。演算部151は、被測定物の荷重を測定する際に、歪みゲージ112の出力のデジタル信号に対して、記憶部152に記憶されているスパン調整値およびオフセット調整値を適用して、被測定物の荷重を算出する。
【0048】
本実施形態に係る荷重測定装置100においては、上記のように、ロードセル110のキャリブレーションが行なわれる。なお、デジタル信号の大きさX1およびX2の両方が0である場合は、制御部150は、歪みゲージ112、または、歪みゲージ112と接続されている電気系統が故障していると判断する。
【0049】
上記のように、ロードセル110の起歪体111に錘を着脱させるのは、歪みゲージ112の基準出力および定電流源170の基準電流供給量を決定する時のみである。歪みゲージ112の基準出力および定電流源170の基準電流供給量を決定した後は、ロードセル110の起歪体111に錘を着脱することなく、電磁石130によって起歪体111に電磁力を作用させることにより、ロードセル110のキャリブレーションを行なうことができる。
【0050】
そのため、歪みゲージ112の基準出力および定電流源170の基準電流供給量を決定した後は、キャリブレーションをする度に、ロードセル110の起歪体111への錘の取り付けを人為的に行なう必要がない。また、ロードセル110の起歪体111への錘の取り付けを機械的に行なう必要もない。その結果、本実施形態に係る荷重測定装置100は、簡易な機械的構成を有しつつ簡易にキャリブレーションを行なうことができる。
【0051】
本実施形態に係る荷重測定装置100においては、起歪体111が片持ち梁状に支持され、電磁石130が起歪体111の先端部の下方に配置されており、電磁石130が起歪体111に電磁力を作用させていない状態において、起歪体111と電磁石130との間隔が、起歪体111の最大許容変位と略同一である。これにより、図3に示すように、過負荷F2が負荷されたときに起歪体111の先端部を電磁石130の芯部で支持できるため、起歪体111が最大許容変位以上撓むことを抑制することができる。すなわち、電磁石130は、ロードセル110に過負荷が作用した際に起歪体111が許容限度以上に撓まないようにするストッパーとして機能する。
【0052】
本実施形態に係る荷重測定装置100においては、起歪体111が片持ち梁状に支持されて、起歪体111の先端部の下方に電磁石130が配置されているが、電磁石130の配置は、上記に限られず、たとえば、磁性体部113が起歪体111の中央部に配置されており、この磁性体部113の下方に電磁石130が配置されていてもよい。
【0053】
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0054】
100 荷重測定装置、110 ロードセル、111 起歪体、112 歪みゲージ、113 磁性体部、120 支持部、130 電磁石、140 ベース、150 制御部、151 演算部、152 記憶部、160 定電圧源、161 信号増幅部、162 ノイズ除去部、163 変換部、170 定電流源、180 接続ケーブル。
図1
図2
図3