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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-07
(45)【発行日】2022-02-16
(54)【発明の名称】特許文献の画像自動表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/134 20200101AFI20220208BHJP
   G06F 40/106 20200101ALI20220208BHJP
【FI】
G06F40/134
G06F40/106
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020005529
(22)【出願日】2020-01-16
(65)【公開番号】P2020135865
(43)【公開日】2020-08-31
【審査請求日】2020-01-16
(31)【優先権主張番号】108105661
(32)【優先日】2019-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】516040154
【氏名又は名称】雲拓科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】INTEGRAL SEARCH INTERNATIONAL LTD.
【住所又は居所原語表記】7F.,No.14-1,Aly.21,Ln.69,Sec.5,Minsheng E.Rd.,Songshan Dist.,Taipei City 10572,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100175064
【弁理士】
【氏名又は名称】相澤 聡
(72)【発明者】
【氏名】蔡宏興
【審査官】長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2002/0077832(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0200880(US,A1)
【文献】特開2017-211993(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0006410(US,A1)
【文献】特開2003-186870(JP,A)
【文献】特開2000-268025(JP,A)
【文献】特開2010-49393(JP,A)
【文献】特開2000-322444(JP,A)
【文献】特開平8-339380(JP,A)
【文献】特開2013-125432(JP,A)
【文献】特開2016-167148(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00-58
G06Q 50/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも“図面の簡単な説明”“発明を実施するための形態”及び式”を有する特許文献のセグメントが対応する図面を表示する特許文献の画像自動表示装置であって、
プロセッサの計算により前記特許文献の前記“図面の簡単な説明”から表示図面番号を読み取り、前記特許文献の図面番号配分データを得て、前記図面番号配分データをメモリーに保存させる図面番号配分定義モジュールと、
前記図面番号配分定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記図面番号配分データを得て、かつ前記特許文献の前記式”の各図面を読み取り、前記図面番号配分データの前記表示図面番号に基いて、前記式”において各図面対応する図面対応番号を得て、その対応する関係の図面対番号対応データを得て、そして前記図面対番号対応データを前記メモリーに保存させる図面対番号対応定義モジュールと、
前記図面対番号対応定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記図面対番号対応データを得て、かつ前記図面対番号対応データ及び図面対応番号が前記特許文献の前記“発明を実施するための形態”に存在する位置に基いて、前記“発明を実施するための形態”の各セグメントが対応する“図式”図面を得て、その対応する関係の明細書対図面対応データを得て、そして前記明細書対図面対応データを前記メモリーに保存させる明細書対図面対応定義モジュールと、
前記明細書対図面対応定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記明細書対図面対応データを得ることにより、前記セグメントが選択された時、前記明細書対図面対応データに基いて、前記セグメントに対応する前記図面を表示する画像表示モジュールと、
が含まれる特許文献の画像自動表示装置。
【請求項2】
前記図面対番号対応定義モジュールにさらに図面数量配分計算サブモジュールが含まれ、前記図面数量配分計算サブモジュールが前記プロセッサの計算により前記“図式”の各図面が対応する前記図面対応番号が定義される前に、前記“図式”の各ページをスキャンし、各ページが備える図面の数を定義することにより前記特許文献の図面数量データと図面配分データを得てメモリーに保存させ、前記図面対番号対応定義モジュールが前記図面数量データ、前記図面配分データ及び前記図面番号配分データに基いて前記図面対番号対応データを定義し、前記図面番号対応データをメモリーに保存させることを特徴とする請求項1に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【請求項3】
前記明細書対番号対応定義モジュールが前記“発明を実施するための形態”に存在する一つの前記図面対応番号から次の前記図面対応番号の間の前記セグメントを上述一つの前記図面対応番号に対応させることを特徴とする請求項1に記載する画像自動表示装置。
【請求項4】
“発明を実施するための形態”前記明細書対番号対応定義モジュールが前記“発明を実施するための形態”に存在する前記図面対応番号から次の前記図面対応番号の間の文を上述一つの前記図面対応番号に対応させるであることを特徴とする請求項1に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【請求項5】
特許請求の範囲の構成要素名詞または連接関係定義を選択する場合、前記画像表示モジュールが前記構成要素名詞あるいは前記連接関係定義が前記“発明を実施するための形態”に存在する位置により、該当位置における対応する図面を表示することを特徴とする請求項1に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【請求項6】
前記画像表示モジュールが選択される前記セグメント及び前記セグメントに対応する図面を表示させることを特徴とする請求項1に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【請求項7】
前記画像表示モジュールが前記セグメントに対応する前記図面を表示スクリーンに固定して、前記セグメントの縦スクロールを許す状態で前記図面を表示させることを特徴とする請求項6に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【請求項8】
前記画像表示モジュールが前記“発明を実施するための形態”の一つの段落が複数の図面に対応する場合に前記複数の図面を表示させるように設置されることを特徴とする請求項6に記載する特許文献の画像自動表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は特許文献の画像自動表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献の分析は専門的な作業であり、特許文献の各特許セクション(要約、技術分野、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、特許請求の範囲及び図面が含まれる)を仔細に読取り、かつ各特許セクションを照合する必要がある。一般的には、特許の閲覧者は特許文献の技術内容を簡潔に、正確に理解するため、図面を繰り返し確認する必要がある。しかしながら、図面と他が異なる位置に位置しており、特許の閲覧者が特許文書を度々読み返さなければならず、非常に不便である。また、特許の閲覧者は閲覧中のセグメントが対応する明細書の段落及び図面を自力で判断する必要があり、繰り返し照合を行う中、無駄な集中力と時間が消耗され、その上間違える可能性もあり、さらに時間が掛かることになる。
【0003】
故に、如何に人工知能を導入し、自動化した設備を用いて特許文献のセグメントと図面との関連を自動的に判断させて構成させ、そして特許の閲覧者に最適な明細書と図面の表示方法を自動的に提供するかが重要であり、特に如何に特許の閲覧者に図式の自動表示を提供するかに関しての課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
故に、本発明の目的は人工知能が含まれる自動化設備により特許文献のセグメントと図面との関連の自動判断を実現し、人工知能が含まれる自動化設備により特許文献のセグメントが対応する図面を前記セグメントと同時に表示させ、特許の閲覧者がより正確的に、そしてより素早く、より効率的に特許文献の読み取りが行えるように補助し、自動化させた設備により特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の問題を解決する為に、本発明の課題は少なくとも“図面の簡単な説明”“発明を実施するための形態”及び“図式”を有する特許文献のセグメントに対応する図面を表示する特許文献の画像自動表示装置であって、プロセッサの計算により前記特許文献の前記“図面の簡単な説明”から表示図面番号を読み取り、前記特許文献の図面番号配分データを得て、前記図面番号配分データをメモリーに保存させる図面番号配分定義モジュールと、前記図面番号配分定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記図面番号配分データを得て、かつ前記特許文献の前記“図式”の各図面を読み取り、前記図面番号配分データの前記表示図面番号に基いて、前記“図式”の各図面が対応する図面対応番号を定義して図面対番号対応データを得て、そして前記図面対番号対応データを前記メモリーに保存させる図面対番号対応定義モジュールと、前記図面対番号対応定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記図面対番号対応データを得て、かつ前記図面対番号対応データ及び前記特許文献の前記“発明を実施するための形態”に存在する前記図面対応番号の位置に基いて、前記“発明を実施するための形態”の各セグメントが対応する前記“図式”における図面を定義して明細書対図面対応データを得て、そして前記明細書対図面対応データを前記メモリーに保存させる明細書対図面対応定義モジュールと、前記明細書対図面対応定義モジュールに接続し、前記プロセッサの計算により前記メモリーから前記明細書対図面対応データを得ることにより、前記セグメントが選択された時、前記明細書対図面対応データに基いて、前記セグメントに対応する前記図面を表示する画像表示モジュール、が含まれる特許文献の画像自動表示装置を提供することである。
【0006】
本発明の一つの実施形態では前記図面対番号対応定義モジュールにさらに図面数量配分計算サブモジュールが含まれ、前記図面数量配分計算サブモジュールが前記プロセッサの計算により前記“図式”の各図面が対応する前記図面対応番号が定義される前に、前記“図式”の各ページをスキャンし、各ページが備える図面の数を定義することにより前記特許文献の図面数量データと図面配分データを得てメモリーに保存させ、前記図面対番号対応定義モジュールが前記図面数量データ、前記図面配分データ及び前記図面番号配分データに基いて前記図面対番号対応データを定義し、前記図面番号対応データをメモリーに保存させることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0007】
本発明の一つの実施形態では前記明細書対番号対応定義モジュールが前記“発明を実施するための形態”に存在する一つの前記図面対応番号から次の前記図面対応番号の間の前記セグメントを上述一つの前記図面対応番号に対応させることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0008】
本発明の一つの実施形態では“発明を実施するための形態”前記明細書対番号対応定義モジュールが前記“発明を実施するための形態”に存在する前記図面対応番号から次の前記図面対応番号の間の文を上述一つの前記図面対応番号に対応させるであることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0009】
本発明の一つの実施形態では特許請求の範囲の構成要素名詞または連接関係定義を選択する場合、前記画像表示モジュールが前記構成要素名詞あるいは前記連接関係定義が前記“発明を実施するための形態”に存在する位置により、該当位置における対応する図面を表示することを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0010】
本発明の一つの実施形態では前記画像表示モジュールが選択される前記セグメント及び前記セグメントに対応する図面を表示させることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0011】
本発明の一つの実施形態では前記画像表示モジュールが前記セグメントに対応する前記図面を表示スクリーンに固定して、前記セグメントの縦スクロールを許す状態で前記図面を表示させることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【0012】
本発明の一つの実施形態では前記画像表示モジュールが前記“発明を実施するための形態”の一つの段落が複数の図面に対応する場合に前記複数の図面を表示させるように設置されることを特徴とする特許文献の画像自動表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の特許文献の画像自動表示装置は以下の効果を有する。本発明の特許文献の画像自動表示装置は人工知能を備えた自動化設備であり、特許文献のセグメントと図面との関連の自動判断を実現し、人工知能が含まれる自動化設備により特許文献のセグメントが対応する図面を前記セグメントと同時に表示させ、特許の閲覧者がより正確的に、そしてより素早く、より効率的に特許文献の読み取りが行えるように補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置を示すブロック図である。
図2】特許文献を表示するセグメントを示す図である。
図3】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の図面対番号対応データを示す図である。
図4】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の図面対番号定義モジュールを示すブロック図である。
図5】特許文献画像特許セクションを表示するセグメントを示す図である。
図6】特許文献の“発明を実施するための形態”を示す図である。
図7】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の明細書対図面対応データを示す図である。
図8】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の図面表示モジュールの表示画面を示す図である。
図9】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の図面表示モジュールの表示画面を示す図である。
図10】本発明の一つの実施形態の特許文献の画像自動表示装置の図面表示モジュールの表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は図1図10に基いて、本発明の実施形態について説明する。該当説明は本発明の実施形態の一つの例示にすぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。
【0016】
図1は本発明の一つの実施形態に基いた特許文献の図面自動表示装置のシステム構造のブロック図であり、前記特許文献の図面自動表示装置100は特許文献のセグメントが対応する対応図面を表示させる。本発明の以下の実施形態では英語の特許明細書を例に挙げて説明するが、本発明はその限りではなく、いずれの言語の特許明細書にも利用可能である。特許文献には要約と、技術分野と、背景技術と、発明の概要と、“図面の簡単な説明”と、“発明を実施するための形態”と、特許請求の範囲と図面複数と、複数が含まれる。前記セグメントは一つにおける一つの段落である。例えば、前記セグメントが:前記“発明を実施するための形態”の段落、前記“発明を実施するための形態”のサブ段落、または前記特許請求の範囲の連接関係であってもいい。図2が示すように、前記段落Sは段落に指し、前記サブ段落SSは一つの段落におけるサブ段落である。
【0017】
本発明の特許文献の画像自動表示装置は、人工知能を備えた自動化設備により、特許文献のセグメントと図面との関連の自動判断を実現して、特許文献のセグメントが対応する図面を前記セグメントと同時に表示させることが特徴である。
【0018】
本発明の一つの実施形態の前記特許文献の画像自動表示装置100は 図面番号配分定義モジュール1が含まれ、前記図面番号定義モジュール1がプロセッサPの計算により前記特許文献の“図面の簡単な説明”の表示番号を読み取り、前記特許文献の図面番号配分データを得て、前記図面番号配分データをメモリーMに保存させる。
【0019】
“図面の簡単な説明”(英語の特許明細書の図面簡単説明(BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS))は特許文献であり、一般的には以下のような表示形態である:「
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS

The above and other objects, features and advantages of the present invention will be made more apparent by the following description of the preferred embodiments thereof, with reference to the accompanying drawings, wherein:
FIG. 1a shows a schematic configuration of a robot system according to the present invention;
FIG. 1b shows a detailed constitution of a robot controller as shown in FIG. 1a;
FIG. 2 shows a display of a teaching operation panel of the robot controller;
FIG. 3 shows an example of a setting display of the composition of a control network.
」。
【0020】
本発明の前記図面番号配分定義モジュール1が、プロセッサPの計算により前記“図面の簡単な説明”を読み取り、前記“図面の簡単な説明”から複数の図面対応番号(即ち「Fig. 1a」、「Fig. 1b」、「Fig. 2」、「Fig. 3」)を読み取り、得られた複数の図面対応番号が即ち:前記特許文献の図面番号配分データであり、前記図面番号配分データが各図面対応番号の存在及びその配分を説明し、特に「Fig. 1a」及び「Fig. 1b」のような番号に英字が振り分けられた番号の存在を説明する。前記図面番号配分データがメモリーMに保存される。
【0021】
図3が示すように、本発明の一つの実施形態の前記特許文献の自動表示装置100は図面対番号対応定義モジュール2が含まれ、前記図面対番号対応定義モジュール2が前記図面番号配分定義モジュール1に接続し、前記プロセッサPの計算により前記メモリーMから前記図面配分データを得て、かつ前記特許文献の前記“図式”の各図面を読み取り、前記図面番号配分データの前記表示図面番号に基いて、前記“図式”の各図面が対応する図面対応番号を定義して図面対番号対応データを得て、そして前記図面対番号対応データを前記メモリーMに保存させる。
【0022】
即ち、図3が示すように、本発明の前記特許文献の前記図面対番号対応定義モジュール2が前記メモリーMから前記図面番号配分データを得て(即ち、「Fig. 1a」、「Fig. 1b」、「Fig. 2」、「Fig. 3」)、かつ前記“図式”における図面を読み取り、前記“図式”の各図面を得ると、前記図面番号配分データにおける番号を順序に前記“図式”における各図F1、F2、F3、F4に対応させて、その対応関係を図面対番号対応データとして作成する。図3が示した前記図面対番号対応データをメモリーMに保存させる。前記図面対番号対応定義モジュール2が前記“図式”の図面を読み取ることで、各図面が対応する図面対応番号を生成する。
【0023】
図4が示すように、本発明の一つの実施形態では、前記図面対番号対応モジュール2にさらに図面数量配分計算サブモジュール21が含まれ、前記図面数量配分計算サブモジュール21が前記プロセッサPの計算により前記“図式”の各図面が対応する前記図面対応番号が定義される前に、前記“図式”の各ページをスキャンし、各ページが備える図面の数を定義することにより前記特許文献の図面数量データと図面配分データを得てメモリーMに保存させ、前記図面対番号対応定義モジュール2が前記図面数量データ、前記図面配分データ及び前記番号配分データに基いて前記図面対番号対応データを定義し、前記図面番号対応データをメモリーMに保存させる。
【0024】
即ち、図5が示すように、“図式”は一般的に複数のページで構成され、それぞれのページには一つ又は二つ以上の図面が含まれている。前記図面数量配分計算サブモジュール21がさらに各ページが備える図面の数を数える。前記図面数量配分計算サブモジュール21が前記“図式”の各図面を読み取り、前記“図式”の各ページを読み取って、図面の集合の面積、図面の集合の形状などの特徴により各ページが備える図面の数を定義する。一つの実施形態では、PythonのライブラリにあるOpenCVを使用し、OpenCVによる図面の面積、形状及び照合の機能を使用することにより、一つのページに含まれる図面の数を判断することができる。例えば、間隔閾値として8%を設定することにより、一つのページにおいては二つの画像がそれぞれ30%及び60%の面積を占めていて、かつその間には10%の面積が開いている(閾値8%を超えた)場合、そのページが二つの図面が含まれていると判断することができる。これにより前記特許文献の図面の数量データ及び図面配分データを得ることができる。例えば、図5が示すように、3ページが含まれる“図式”において、1ページ目では一つの図面が含まれ、2ページ目では二つの図面が含まれ、3ページ目では一つの図面が含まれる場合、前記“図式”には合計四つの図面が含まれることになり、かつ二つ目と三つ目の図面が2ページ目に位置される。合計四つの図面が含まれることが前記図面数量データに記録され、各ページが含まれる図面が前記図面配分データに記録されて、メモリーMに保存させることになる。
【0025】
図1が示すように、本発明の一つの実施形態の前記特許文献の画像自動表示装置100は明細書対図面対応定義モジュール3が含まれて、前記明細書対図面対応定義モジュール3が前記図面対番号対応定義モジュール2に接続し、前記プロセッサPの計算により前記メモリーMから前記図面対番号対応データを得て、前記図面対番号対応データ及び前記特許文献の前記“発明を実施するための形態”に存在する前記図面対応番号の位置に基いて、前記“発明を実施するための形態”の各セグメントが対応する前記“図式”における図面を定義して明細書対図面対応データを得て、そして前記明細書対図面対応データを前記メモリーMに保存させる。
【0026】
即ち、前記明細書対図面対応定義モジュールは前記特許文献の前記“発明を実施するための形態”の各セグメント(前記“発明を実施するための形態”の段落、サブ段落、或いは特許請求の範囲の構成要素名詞または連接関係定義が含まれる)のそれぞれが対応する図面を定義させる。本発明の一つの実施形態では、前記特許文献の“発明を実施するための形態”に存在する前記図面対応番号の位置により前記“発明を実施するための形態”の各セグメントが対応する前記図面対応番号が定義される。
【0027】
図6が示すように、一つ目の段落S1において、初めて現した図面対応番号があり、前記図面対応番号の名称は「FIG. 1a」で、一つ目の段落S1において他の図面対応番号がいない。故に、前記一つ目の段落S1が図面対応番号「FIG. 1a」に対応するものである。二つ目の段落S2において、図面対応番号がない。故に前記二つ目の段落S2が前の段落S1の図面対応番号「FIG. 1a」に対応するものである。即ち、二つ目の段落S2が対応する図面対応番号が「FIG. 1a」である。三つ目の段落S3において、図面対応番号「FIG. 1b」が現していて、かつ前記図面対応番号「FIG. 1b」が前記三つ目の段落S3の中央に現したものである。故に前記図面対応番号「FIG. 1b」の前のサブ段落SS31が対応する図面対応番号は「FIG. 1a」であり、前記図面対応番号「FIG. 1b」の後のサブ段落SS32が対応する図面対応番号は「FIG. 1b」である。なお、本発明の他の実施形態では、前記明細書対番号対応定義モジュール3が前記“発明を実施するための形態”においてに表した前記図面対応番号から次の前記図面対応番号までの間の文章を前述現した前記図面対応番号に対応させてもいい。
【0028】
図7が示すように、前記図面対番号対応定義モジュール2では既に前記図面対番号対応データ(即ち、前記“図式”における各図面が対応する図面対応番号)及び前記明細書対図面対応データ(即ち、前記)が得られた為、前記図面対番号対応データ及び前記明細書対図面対応データによって前記“発明を実施するための形態”の段落またはサブ段落が対応する前記図面を構成することができる。
【0029】
図1が示すように、本発明の実施形態において、本発明の特許文献の画像自動表示装置100では画像表示モジュール4が含まれて、前記画像表示モジュール4が前記明細書対図面対応定義モジュール3に接続し、前記プロセッサPの計算により前記メモリーMから前記明細書対図面対応データを得ることにより、前記セグメントが選択された時、前記明細書対図面対応データに基いて、前記セグメントに対応する前記図面を表示する。
【0030】
前述のように、前記“図式”の図面数量データが前記図面配分データの番号の合計数に差が存在する場合、前記差の値が2より大きい場合、全部の図面を表示する。当然、本発明は前記差に限らない。
【0031】
図8が示すように、本発明の実施形態の特許文献の画像自動表示装置100が、特許請求の範囲の構成要素名詞または連接関係定義を選択する場合、前記画像表示モジュール4が前記構成要素名詞あるいは前記連接関係定義が前記“発明を実施するための形態”に存在する位置により、該当位置における対応する図面を表示する。例えば、前記構成要素名詞ENまたは前記連接関係定義RDを選択する場合、“発明を実施するための形態”から前記構成要素名詞ENまたは前記連接関係定義RDの段落またはサブ段落を見つけ出して、前記段落またはサブ段落が有する図面対応番号が対応する図面を表示させる。
【0032】
図9が示すように、本発明の実施形態の特許文献の画像自動表示装置100が、前記画像表示モジュール4が選択された前記セグメント及び前記セグメントの前記図面対応番号に対応する図面を表示させる。例えば、「robot」の構成要素名詞番号「3」を選択すると、左側に枠線に囲われる「Fig. 1a」が表示される。
【0033】
図10が示すように、本発明の実施形態の特許文献の画像自動表示装置100が、図におけるカーソルが前記“発明を実施するための形態”から各段落(S1、S2及びS3)に移動されることにより、例えば、カーソルが段落S2に移動される場合、前記段落S2が対応する図面を固定して表示させる。前記画像表示モジュール4が前記セグメントの前記図面対応番号に対応する前記図面を表示スクリーンに固定して表示させる(即ち、図10の左側の画面が固定である)、前記セグメントの縦スクロール操作(図10における両矢印が示すように)により画面をスクロールすることを許す状態にして、使用者が図10のようにカーソルをいずれの段落S2に指す時、前記段落S2が対応するすべての図面を表示させる。
【0034】
図9及び図10が示すように、本発明の実施形態の特許文献の画像自動表示装置100が、前記画像表示モジュール4が前記“発明を実施するための形態”の一つの段落が複数の図面に対応する場合に前記複数の図面を表示させるように設置される。
【0035】
本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0036】
100 特許文献の画像自動表示装置
1 図面番号配分定義モジュール
2 図面対番号対応定義モジュール
21 図面数量配分計算サブモジュール
3 明細書対図面対応定義モジュール
4 画像表示モジュール
EN 構成要素名詞
F1、F2、F3、F4 図式
M メモリー
P プロセッサ
RD 連接関係定義
S 段落
S1、S2、S3 段落
SS、SS31、SS32 サブ段落
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10