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  • 特許-顔部マッサージ装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-07
(45)【発行日】2022-02-16
(54)【発明の名称】顔部マッサージ装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20220208BHJP
   A61H 15/00 20060101ALI20220208BHJP
   A61N 1/36 20060101ALN20220208BHJP
【FI】
A61H7/00 323F
A61H15/00 370B
A61N1/36
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020564298
(86)(22)【出願日】2018-06-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-06-17
(86)【国際出願番号】 CN2018089790
(87)【国際公開番号】W WO2019153606
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2020-08-01
(31)【優先権主張番号】201810129981.8
(32)【優先日】2018-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520289316
【氏名又は名称】深▲セン▼市▲バイ▼▲テイ▼科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN BEITI TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Room 301, 3/F, Bldg. H, Gangzhilong Sci-Tech. Park No.6 Qinglong Rd., Longhua New Dist Shenzhen, Guangdong 518000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【弁理士】
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】兪 勇
【審査官】佐藤 智弥
(56)【参考文献】
【文献】実開昭48-82066(JP,U)
【文献】特開2000-126310(JP,A)
【文献】特開2015-228(JP,A)
【文献】特開2015-84777(JP,A)
【文献】実開平4-95031(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
A61H 15/00
A61N 1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間を形成する上部カバーと下部カバーと、前記空間内に配置された制御回路および駆動モータとを含む顔部マッサージ装置であって、
前記顔部マッサージ装置は、2個のマッサージ爪部を更に含み
前記マッサージ爪部は、上部カバーおよび下部カバーの外側に位置しているマッサージ端部と、上部カバーおよび下部カバーの内側に位置している固定端部とを含み、前記固定端部は、上部カバーと下部カバーとの間に形成される固定孔から前記空間へ挿入され、
前記駆動モータは、前記制御回路に電気接続されかつ、前記2個のマッサージ爪部転駆前記駆動モータが1個である場合、前記2個のマッサージ爪部の間には、前記駆動モータに連結されかつ、前記2個のマッサージ爪部の前記固定端部を逆方向に回転させるように駆動する伝動構造が設けられ、前記駆動モータが2個である場合、前記マッサージ爪部の前記固定端部前記駆動モータは1つずつ連結され、前記2個の駆動モータは、前記2個のマッサージ爪部を方向に回転させるように駆動し、
前記固定端部には、環形の固定溝が設けられ、前記上部カバーと下部カバーとの間の前記固定孔は、前記環形の固定溝に配置され、
前記2個のマッサージ爪部の表面には、導電層が形成され、
前記固定溝内には、前記導電層と電気的に接続された電気接触部が設けられ、
前記固定孔の内壁には、前記電気接触部と接触する電気接点が配置され、前記電気接点は、前記制御回路に電気的に接続されていることにより、前記2個のマッサージ爪部の前記導電層はそれぞれ制御回路の正極と負極に電気接続され、2個のマッサージ爪部が顔部と接触するとき、前記2個のマッサージ爪部の間の皮膚に電流が流れることを特徴とする顔部マッサージ装置。
【請求項2】
前記伝動構造は、前記駆動モータの回転軸に連結される主動歯車と当該主動歯車に伝動可能に結合される第一受動歯車とを含み、前記第一受動歯車と主動歯車は、前記2個のマッサージ爪部にそれぞれ連結されることを特徴とする請求項1に記載の顔部マッサージ装置。
【請求項3】
前記伝動構造は、前記駆動モータの回転軸に連結される主動歯車を含み、
前記主動歯車の一側には1個の前記マッサージ爪部に連結される第一受動歯車が取り付けられ、
前記主動歯車の他側には第二受動歯車と他の1個の前記マッサージ爪部に連結される第三受動歯車とが取り付けられ、
前記第二受動歯車が、前記主動歯車と前記第三受動歯車に伝動可能にそれぞれ結合され、前記主動歯車は、前記第一受動歯車に伝動可能に結合されることを特徴とする請求項1に記載の顔部マッサージ装置。
【請求項4】
前記2個のマッサージ爪部の前記固定端部は、前記第一受動歯車と前記第三受動歯車にそれぞれ連結されることを特徴とする請求項3に記載の顔部マッサージ装置。
【請求項5】
前記マッサージ爪部は略L形に形成され、前記マッサージ端部には弧状のマッサージ面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の顔部マッサージ装置。
【請求項6】
前記顔部マッサージ装置は、前記制御回路に電気接続され、かつ、前記2個のマッサージ爪部が回転する角度を検出する位置検出センサーを更に含むことを特徴とする請求項4に記載の顔部マッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人のスキンケアの技術分野に属し、特に、顔部をマッサージする顔部マッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
顔部は外部に長く露出しており、外部の環境の影響を受けているので、マッサージ等のスキンケアを度々することにより皮膚の乾燥等を防止することができる。従来の顔部マッサージ装置は通常、振動等によりマッサージをするが、マッサージの効果がよくないという欠点を有している。また、マッサージをする部位の面積は大きく、マッサージをする顔部には不規則な区域例えば三角区域等が含まれているので、マッサージを有効にすることができない。したがって、顔部のすべての区域をマッサージすることができず、使用者の要求を満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題は、顔部マッサージ装置を提供し、該顔部マッサージ装置を顔部の不規則な区域に適用させることによりマッサージの効果を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術的課題を解決するため、本発明は顔部マッサージ装置を提供する。前記顔部マッサージ装置は上部カバーと下部カバーを含み、前記上部カバーと下部カバーにより形成される空間内には制御回路が取り付けられている。前記顔部マッサージ装置は、上部カバーと下部カバーの内側と外側にそれぞれ両端が配置されたマッサージ爪部と、制御回路に電気接続されかつマッサージ爪部が回転するように駆動する駆動モーターとを更に含み、駆動モーターが1個である場合、2個のマッサージ爪部の間には駆動モーターに連結されかつ2個のマッサージ爪部が同期して逆方向に回転するように駆動する伝動構造が設けられる。駆動モーターが2個である場合、マッサージ爪部と駆動モーターは1つずつ連結され、2個の駆動モーターは2個のマッサージ爪部が同期して逆方向に回転するように駆動する。
【0005】
本発明の実施例において、前記伝動構造は駆動モーターの回転軸に連結される主動歯車と当該主動歯車に伝動可能に結合される第一受動歯車とを含み、前記第一受動歯車と主動歯車は2個のマッサージ爪部にそれぞれ連結される。
【0006】
本発明の実施例において、前記伝動構造は駆動モーターの回転軸に連結される主動歯車を含み、前記主動歯車の一側には1個のマッサージ爪部に連結される第一受動歯車が取り付けられ、前記主動歯車の他側には第二受動歯車と他の1個のマッサージ爪部に連結される第三受動歯車とが取り付けられ、前記第二受動歯車が主動歯車と第三受動歯車に伝動可能にそれぞれ結合され、主動歯車は第一受動歯車に伝動可能に結合される。
【0007】
本発明の実施例において、前記マッサージ爪部は、上部カバーおよび下部カバーの外側に位置しているマッサージ端部と、上部カバーおよび下部カバーに位置している固定端部とを含み、前記固定端部は上部カバーと下部カバーとの間に形成される固定孔に挿入され第一受動歯車と第三受動歯車に連結される。
【0008】
本発明の実施例において、前記マッサージ爪部の表面には導電層が形成され、前記導電層は制御回路の正極と負極に電気接続され、2個のマッサージ爪部が顔部と接触するとき、2個のマッサージ爪部の間の皮膚に電流が流れるようにする。
【0009】
本発明の実施例において、前記固定端部には上部カバーと下部カバーとの間の固定孔に結合される環形の固定溝が形成されている。
【0010】
本発明の実施例において、前記固定溝内にはマッサージ爪部の表面に形成される導電層と接触する電気接触部が設けられ、前記固定孔の内壁には電気接触部と接触する電気接触部が形成され、前記電気接触部は制御回路に電気接続される。
【0011】
本発明の実施例において、前記マッサージ爪部は略L形に形成され、前記マッサージ端部には弧状のマッサージ面が形成されている。
【0012】
本発明の実施例において、前記顔部マッサージ装置は制御回路に電気接続される位置検出センサーを更に含む。
【0013】
本発明の実施例において、前記顔部マッサージ装置は制御回路に電気接続される2個の弾性部を含み、各弾性部はマッサージ爪部の表面に形成される導電層と接触する。
【0014】
本発明の実施例において、前記顔部マッサージ装置は制御回路とモーターに電気接続されるバッテリーとを更に含む。
【発明の効果】
【0015】
本発明の顔部マッサージ装置は上部カバーと下部カバーを含み、前記上部カバーと下部カバーにより形成される空間内には制御回路が取り付けられている。前記顔部マッサージ装置は、上部カバーと下部カバーの内側と外側にそれぞれ両端が配置されたマッサージ爪部と、制御回路に電気接続されかつマッサージ爪部が回転するように駆動する駆動モーターとを更に含む。駆動モーターが1個である場合、2個のマッサージ爪部の間には駆動モーターに連結されかつ2個のマッサージ爪部が同期して逆方向に回転するように駆動する伝動構造が設けられる。駆動モーターが2個である場合、マッサージ爪部と駆動モーターは1つずつ連結され、2個の駆動モーターは2個のマッサージ爪部が同期して逆方向に回転するように駆動する。前記顔部マッサージ装置を使用するとき、駆動モーターと伝動構造との間の協力により2個のマッサージ爪部が同期して逆方向に回転するように駆動することができる。マッサージ爪部と顔部が接触するとき、2個のマッサージ爪部の回転を制御することによりマッサージ爪部を適当な位置まで回転させた後、顔部に対してマッサージをすることによりマッサージの快適性を向上させることができる。各マッサージ部の面積が小さいことにより、顔部の各区域を有効にマッサージし、使用者の要求を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の実施例または従来の技術の技術的事項をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例または従来の技術に係る図面を簡単に説明する。注意されたいことは、下記図面は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により他の図面を想到することができ、それらがあっても本発明に含まれることは勿論である。
図1】本発明の実施例に係る顔部マッサージ装置を示す構造図である。
図2】本発明の第一実施例に係る伝動構造を示す構造図である。
図3】本発明の第二実施例に係る伝動構造を示す構造図である。
図4】本発明の第三実施例に係る伝動構造を示す構造図である。
【0017】
以下、本発明の実施例と図面を参照することにより、本発明の実施方法、技術的特徴および発明の効果をより詳細に説明する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的、技術的事項および発明の効果をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例の図面により本発明の実施例に係る技術的事項をより詳細に説明する。下記実施例は、本発明の一部分の実施例にしか過ぎないものであり、本発明のすべての実施例を示すものでない。本技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記実施例により他の実施例を想到することができ、それらがあっても本発明に含まれることは勿論である。
【0019】
図1に示すとおり、本発明において本発明の実施例に係る顔部マッサージ装置を提供する。
【0020】
前記顔部マッサージ装置は上部カバー1と下部カバー(図示せず)を含み、前記上部カバー1と下部カバーにより形成される空間内には制御回路が取り付けられる。前記顔部マッサージ装置は、上部カバー1と下部カバーの内側と外側にそれぞれ両端が配置されたマッサージ爪部5と、制御回路に電気接続されかつマッサージ爪部が回転するように駆動する駆動モーター3とを更に含む。駆動モーター3が1個である場合、2個のマッサージ爪部5の間には駆動モーター3に連結されかつ2個のマッサージ爪部5を同期して逆方向に回転するように駆動する伝動構造が設けられる。駆動モーター3が2個である場合、マッサージ爪部5と駆動モーター3は1つずつ連結され、2個の駆動モーター3は2個のマッサージ爪部5を同期して逆方向に回転するように駆動する。
【0021】
具体的に、前記制御回路として従来の手段を採用することができ、前記制御回路は通常、回路基板上に取り付けられる。前記顔部マッサージ装置内には制御回路と駆動モーター3に電力を供給するバッテリー2が更に取り付けられているが、需要により外部電気により制御回路と駆動モーター3に電力を供給することもできる。前記上部カバー1と下部カバーには制御回路に電気接続される制御ボタン(図示せず)が取り付けられている。前記マッサージ爪部5は、上部カバーおよび下部カバーの外側に位置しているマッサージ端部と、上部カバーおよび下部カバーに位置している固定端部とを含む。前記固定端部は上部カバー1と下部カバーとの間に形成される固定孔(図示せず)に挿入されかつ第一受動歯車6と第三受動歯車8に連結される。
【0022】
駆動モーター3が1個である場合、2個のマッサージ爪部5の間には駆動モーター3に連結されかつ2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように駆動する伝動構造が設けられる。駆動モーター3が2個である場合、マッサージ爪部5と駆動モーター3は1つずつ連結され、2個の駆動モーター3は2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように駆動する。
【0023】
前記伝動構造は駆動モーター3の回転軸に連結される主動歯車4を含み、前記主動歯車4の一側には1個のマッサージ爪部5に連結される第一受動歯車6が取り付けられ、前記主動歯車4の他側には第二受動歯車7と他の1個のマッサージ爪部5に連結される第三受動歯車8とが取り付けられている。前記第二受動歯車7が主動歯車4と第三受動歯車8に伝動可能にそれぞれ結合されることにより伝動をし、主動歯車4が第一受動歯車6に伝動可能に結合されることにより伝動をすることができる。前記制御ボタンをクリックすることにより、制御回路の作動を制御し、かつ駆動モーター3により主動歯車4が回転するように駆動することを制御することができる。前記主動歯車4は第一受動歯車6、第二受動歯車7および第三受動歯車8が回転するようにそれぞれ駆動し、それにより2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように駆動することができる。
【0024】
前記第一受動歯車6、主動歯車4、第三受動歯車8および第二受動歯車7は歯車ベース9にそれぞれ取り付けられる。
【0025】
前記マッサージ爪部5は略L形に形成され、前記マッサージ端部には弧状のマッサージ面が形成されている。2個のマッサージ爪部5が回転するとき、モーターと歯車との間の結合を制御することにより2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように制御し、マッサージ爪部5と顔部と接触するとき、マッサージ爪部5が往復に回転することにより顔部をマッサージすることができる。各マッサージ部の面積が小さいことにより、顔部の各区域がマッサージされることを確保し、使用者の要求を満たすことができる。前記マッサージ爪部5が略L形に形成されているので、2個のマッサージ爪部5を回転させるとき、2個のマッサージ爪部5の間の距離が変化することによりマッサージの効果を更に向上させることができる。
【0026】
必要に応じて、前記固定端部に上部カバー1および下部カバーと協働する環形の固定溝51が設けられている。上部カバーと下部カバーを結合させとき、上部カバーと下部カバーとの間に形成される固定孔(図示せず)が、環形の固定溝51に正確に配置されることによりマッサージ爪部5を固定、マッサージ爪部5と上部カバーとの間の隙間およびマッサージ爪部5と下部カバーとの間の隙間が大きいことにより、作動時大きいノイズが生ずることを防止することができる。
【0027】
必要に応じて、前記マッサージ爪部5の表面には導電層(図示せず)が設けられ、前記導電層はそれぞれ制御回路の正極と負極に電気接続されている。2個のマッサージ爪部5が顔部と接触するとき、2個のマッサージ爪部5の間の皮膚に電流が流れ、皮膚を刺激し、皮膚の新陳代謝を促進し、よりよいマッサージの効果を獲得することができる。下記構造によりマッサージ爪部5の表面に帯電させることもできる。すなわち制御回路に電気接続される2個の弾性提供され、各弾性は、マッサージ爪部5の表面に形成される導電層と接触している。下記構造によりマッサージ爪部5の表面に帯電させることもできる。すなわち前記固定溝51内にはマッサージ爪部5の表面に形成される導電層と電気的に接続された電気接触部(図示せず)が設けられ、前記固定孔の内壁には電気接触部と接続される電気接点が設けられ、前記電気接点は制御回路に電気的に接続されている。その構造によりマッサージ爪部5が任意の角度回転するとき、2個のマッサージ爪部5が帯電状態にあることが保証され得る。
【0028】
前記顔部マッサージ装置は制御回路に電気接続される位置検出センサーを更に含むことができる。前記位置検出センサーにより2個のマッサージ爪部5が回転する角度を検出することにより、L形のマッサージ爪部5が所定の位置において相手に干渉を与えることを避けることができる。
【0029】
図2に示すとおり、前記伝動構造は次の構造を有することもできる。図2の伝動構造は駆動モーター3の回転軸に連結される主動歯車4と当該主動歯車4に伝動可能に結合される第一受動歯車6とを含む。前記第一受動歯車6と主動歯車4が2個のマッサージ爪部5にそれぞれ固定されることにより2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように駆動することができる。それを制御することは前記実施例と一致するので、ここでそれを再び説明しない。
【0030】
図3に示すとおり、前記伝動構造は次の構造を有することもできる。図3の伝動構造は駆動モーター3の回転軸に連結される主動歯車4と当該主動歯車4に伝動可能に結合される2個の第一受動歯車6とを含む。前記第一受動歯車6が回転するとき、2個のマッサージ爪部5が不同方向に回転するように駆動することができる。それを制御することは前記実施例と一致するので、ここでそれを再び説明しない。
【0031】
図4に示すとおり、駆動モーター3が2個である場合、マッサージ爪部5と駆動モーター3は1つずつ連結され、各駆動モーター3は制御回路の出力端に電気接続される。本発明を適当に設けることにより、2個の駆動モーター3が不同方向に回転するようにし、前記発明の効果を奏することができる。ここではそれを再び説明しない。
【0032】
前記実施例は、本発明の技術的事項を説明するためのものであるが、本発明を制限するためのものではない。前記実施例により本発明を詳細に説明してきたが、本技術分野の技術者は本発明の要旨を逸脱しない範囲において本発明の技術的事項を変更するか或いは一部分の技術的特徴を取り替えることができ、かつそのような変更または取り替えがあっても本発明に含まれることは勿論である。
図1
図2
図3
図4