(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-07
(45)【発行日】2022-02-16
(54)【発明の名称】プラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械
(51)【国際特許分類】
B29C 65/18 20060101AFI20220208BHJP
【FI】
B29C65/18
(21)【出願番号】P 2018563655
(86)(22)【出願日】2017-07-05
(86)【国際出願番号】 IB2017054051
(87)【国際公開番号】W WO2018007958
(87)【国際公開日】2018-01-11
【審査請求日】2020-06-12
(31)【優先権主張番号】IT201600071193
(32)【優先日】2016-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】518088141
【氏名又は名称】グラフ シナジー エス.アール.エル.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ヴァッカーリ,アンドレア
【審査官】▲高▼橋 理絵
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第01837163(EP,A2)
【文献】特表2016-504976(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105050797(CN,A)
【文献】国際公開第2013/132406(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第104284769(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0108040(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第1538905(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 65/00-65/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともベースフレーム(6)と、
第1の主な面(2)と、第2の主な面(3)と、第1の側面(4)と、第2の側面(5)と、それぞれの密封する領域(Z)とを有しているプラスチック材料
のプロフィール付き要素(P)の
支持要素(7、8)であって、前記ベースフレーム(6)と関連している
支持要素(7、8)であって、第1の摺動の方向(A)に沿って移動可能な第1の支持要素(7)と、前記第1の支持要素(7)上に取り付けられており、前記第1の摺動の方向(A)を実質的に横断している第2の摺動の方向(B)に沿ってそれに対して移動可能
な第2の支持要素(8)とを有し、前記主な面(2、3)は前記支持要素(7、8)にそれぞれ接触するように適合している、
支持要素(7、8)と、
前記ベースフレーム(6)上に取り付けられており、加熱される前記密封する領域(Z)を接触して配置することができる相互に対向している2個の面を有している、加熱されているプレートを備えてい
る熱密封素子(11)と、
前記ベースフレーム(6)と前記
支持要素(7、8)との間に配置され、前記プロフィール付き要素(P)を相互に離れている位置と加熱されている前記密封する領域(Z)を1つに結合させる相互に近づいている位置との間でシフトするように適合している前記
支持要素(7、8)の摺動手段(9、10)と、
を有し、
前記
支持要素(7、8)に関連しており、少なくとも1個の前記側面(4、5)の少なくとも一部を受け入れて支持するように適合している
当接要素(13、14)と、
前記
支持要素(7、8)に移動可能に関連しており、少なくとも1個の前記主な面(2、3)が少なくとも1個の前記支持要素(7、8)に接触した状態に維持されており、少なくとも1個の前記側面(4、5)が前記
当接要素(13、14)に接触して配置されているロック構成に前記プロフィール付き要素(P)を維持するように適合しているロック手段(15、28)であって、前記ロック構成において、該ロック手段(15、28)は前記プロフィール付き要素(P)がプロフィール付き要素自体の長さ方向の軸線を中心に回転するのを防止するように適合している、ロック手段(15、28)と、
を有することを特徴とする、プラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械(1)。
【請求項2】
前記
当接要素(13、14)は、前記第1の支持要素(7)に関連してい
る第1の当接要素(13)と、前記第2の支持要素(8)に関連してい
る第2の当接要素(14)とを有し、前記当接要素(13、14)の各々は、前記側面(4、5)の少なくとも1個
のそれぞれの部分を受け入れて支持するように適合している、ことを特徴とする、請求項1に記載の機械(1)。
【請求項3】
前記ロック手段(15、28)は、
前記第1の支持要素(7)に関連しており、
前記プロフィール付き要素(P)
の側面(4、5)
の第1の接触領域(18)に接触するように適合してい
る第1の端部(17)を有す
る第1の運動要素(16)と、
前記第1の支持要素(7)に
固定されており、前記第1の運動要素(16)を移動の第1の方向(D)に沿って案内するように適合してい
る第1の移動ガイド(19)と、
前記第1の運動要素(16)に接続されており、前記第1の運動要素(16)を移動させるように適合してい
る第1のアクチュエータ要素(20)と、
を有してい
る第1のロック機構(15)を有することを特徴とする、
請求項1または2に記載の機械(1)。
【請求項4】
前記第1のロック機構(15)は、
前記第1の端部(17)が、前記面(2、3、4、5)の少なくとも1個を前記第1の支持要素(7)と前記第1の当接要素(13)との少なくとも1個に実質的に当接している状態に維持するように、前記第1の接触領域(18)に圧力の第1の方向(G)に沿って力を及ぼすように適合している第1の把持構成と、
前記第1の端部(17)が前記第1の接触領域(18)から離れるように移動している第1の開放構成と、
の間で切り替え可能なことを特徴とする、
請求項3に記載の機械(1)。
【請求項5】
前記第1の支持要素(7)は、実質的に水平なベース平面(I)上に置かれており、前記圧力の第1の方向(G)は、前記ベース平面(I)を実質的に横切ることを特徴とする、
請求項4に記載の機械(1)。
【請求項6】
前記ロック手段(15、28)は、
前記第2の支持要素(8)に関連しており、
前記側面(4、5)のもう一方の
、第2の接触領域(31)に接触するように適合してい
る第2の端部(30)を有す
る第2の運動要素(29)と、
前記第2の支持要素(8)に
固定されており、前記第2の運動要素(29)を移動の第2の方向(E)に沿って案内するように適合してい
る第2の移動ガイド(32)と、
前記第2の運動要素(29)に接続されており、前記第2の運動要素(29)を移動させるように適合してい
る第2のアクチュエータ要素(33)と、
を有してい
る第2のロック機構(28)を有することを特徴とする、
請求項1から5のいずれか1項に記載の機械(1)。
【請求項7】
前記第2のロック機構(28)は、
前記第2の端部(30)が、前記面(2、3、4、5)の少なくとも1個を前記第2の支持要素(8)と前記第2の当接要素(14)との少なくとも1個に実質的に当接している状態に維持するように、前記第2の接触領域(31)に圧力の第2の方向(H)に沿って力を及ぼすように適合している第2の把持構成と、
前記第2の端部(30)が前記第2の接触領域(31)から離れるように移動している第2の開放構成と、
の間で切り替え可能なことを特徴とする、
請求項6に記載の機械(1)。
【請求項8】
前記圧力の第2の方向(H)は、前記移動の第2の方向(E)に実質的に平行であることを特徴とする、請求項4または7のいずれか1項に記載の機械(1)。
【請求項9】
加熱されているプレートを備えている前記熱密封素子(11)が前記プロフィール付き要素(P)の間に位置している作動状態と、加熱されているプレートを備えている前記熱密封素子(11)が前記プロフィール付き要素(P)から離れるように移動している非作動状態との間で、加熱されているプレートを備えている前記熱密封素子(11)をシフトの方向(C)に沿ってシフトするように適合してい
るシフト機構(12)を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の機械(1)。
【請求項10】
前記ベースフレーム(6)に取り付けられており、材料の除去のための前記密封する領域(Z)の機械加工に適合しており
、主な溝を前記密封する領域(Z)に作るのに適合している除去手段(35、36)を有することを特徴とする、請求項1から9の
いずれか1項に記載の機械(1)。
【請求項11】
前記ベースフレーム(6)上に取り付けられており、主な密封ビードを収容するように前記密封する領域(Z)に当接するように適合しており、前記主な溝と共に主な密封ビードの主な収容コンパートメントを定めている押さえ手段(37)を有することを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の機械(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック製の、特にPVC製のプロフィール付き要素を密封する機械に関する。
【背景技術】
【0002】
最新技術において、枠として主に使用されているPVC等のプラスチック製のプロフィール付き要素は、ドアや窓に嵌められる囲む構造またはそれらの壁枠を作るために、それぞれの頭部の表面を溶融させることによって1つに密封される。
【0003】
特に、適切な熱密封プレートを使用して接続される部分を加熱し、それからそれらの結合を促進するように、加熱されている部分を相互に押し付けることによって溶融が行われる。
【0004】
一般に、加熱されている部分は、それぞれの枠のたとえばまっすぐな角の部分を定めるために45°に切断されていることが適切なプロフィール付き要素の頭部の端部である。
【0005】
この方法は、密封される加熱されている端部を接触させるように相互に近づくように移動可能なプロフィール付き要素のそれぞれの保持手段を備えている密封機械によって実装される。
【0006】
他の機械には、2個のプロフィール付き要素を結合する間に形成される密封継ぎ目つまりビードを取り除くように適合している仕上げシステムもさらに備わっている。
【0007】
実際に、2個のプロフィール付き要素(45°に切断されている表面)の結合線の位置で、溶融された材料の余分な部分が、外に出て、プロフィール付き要素の見える表面から突き出しているビードを形成し、それは見栄えが悪いだけでなく、プロフィール付き要素自体の正しい装着に悪影響を及ぼす可能性のある不整合である。
【0008】
このため、仕上げがされた枠が魅力的な外観になり、構造的に不整合のない枠を得るために、いったん密封されたプロフィール付き要素は、密封ビードを取り除く処理を受ける。
【0009】
しかし、簡単に前述した既知の密封装置は、前述の密封ビードの形成に主に関する大きな欠点を有している。
【0010】
実際に、プラスチック製のプロフィール付き要素の密封領域は完全には均質ではなく、そのため、プロフィール付き要素を規則的にするために、大量の材料を溶融し、それから大きなビードを形成し、そのため、取り除かなければならない廃棄する材料が大量になることを考慮しなければならない。
【0011】
さらに、ビードを取り除き、密封領域をきれいにするように適合している仕上げ作業は、枠の機械加工の全時間にかなり影響する。
【0012】
実際に、枠の密封作業ごとに、プロフィール付き要素を以降で機械加工しなければならないことを認識しなければならない。
【0013】
さらに、放射状のプロフィール付き要素については、ビードの除去は非常に複雑である。
【0014】
前述の仕上げ作業に使用される機械類は、扱いにくく、複雑で、特に高価であることもこれに付け加えなければならない。
【0015】
これには、追加のコスト、処理時間、ならびに追加の扱いにくい装置及び工具の存在に対応する必要がある。
【0016】
特許文献1は、前述の欠点を克服できる方法及び装置を示している。
【0017】
特許文献1に示しているシステムは、実際に、プロフィール付き要素がその上に取り付けられており、密封ビードをいっさい形成することなくそれらを密封できるようにする2個の移動可能な保持部材を備えており、密封する領域の事前のミリング作業によってプロフィール付き要素上に密封ビード用の収容コンパートメントを得るように適合しており、密封中に加熱されたプロフィール付き要素の近くに移動する収容押さえを適用することによって、溶融した材料が収容コンパートメントから出てくるのを防止する。
【0018】
改良された種類の押さえ要素が、特許文献2に示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0019】
【文献】国際公開第2013/132406号
【文献】国際公開第2014/122572号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
特許文献1及び特許文献2に示している方法及び装置は、いっそうより良い品質のドア及び窓用の囲む構造を得ることを目的としているさらなる改良も可能である。
【0021】
そのような改良は、プロフィール付き要素の頭部の端部を、保持手段の移動によって、相互に接触するようにいったん移動させると、プロフィール付き要素は、ロック構成において、相対的な長さ方向の延長軸線を中心としたプロフィール付き要素自体の相対的な回転または基準位置に対する移動を防止するように、ロック構成にある保持手段の間に挟まれることを保証することを目的としている。
【0022】
そのため、得られた枠の囲む構造は、可能な限り整合的で、特に目に見えるような構造的な不規則性がなくなる。
【0023】
本発明の主な目的は、プロフィール付き要素の密封作業を簡略化し容易にすることを可能にし、したがって、美的基準が高く、頭部の表面を相互に接近させる作業中のプロフィール付き要素の突然の移動による構造的な不規則性のない枠の囲む構造を得るために、関連する頭部の表面の密封中にプロフィール付き要素を固定された位置に維持するプラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械を提供することである。
【0024】
特に、本発明の1つの目的は、市場で入手可能な特定の形状または様々な種類の枠にかかわらず、あらゆる種類のプロフィール付き要素を密封できるプラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械を提供することである。
【0025】
本発明の他の目的は、簡素で、合理的で、容易で、使用が効果的で、手頃な解決策において、従来技術の前述の欠点を克服可能なプラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0026】
前述の目的は、請求項1の特徴を有しているプラスチック製のプロフィール付き要素を密封する本機械によって達成される。
【0027】
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面において例示的ではあるが非限定的な例として示しているプラスチック製のプロフィール付き要素を密封する機械の好適なしかし排他的ではない実施形態の説明から、より明らかになることであろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】
図1は、本発明の機械の不等角投影図である。
【
図1a】
図1aは、本発明の機械を使用して密封されるプロフィール付き要素の詳細の拡大された不等角投影図である。
【
図1b】
図1bは、本発明の機械を使用して密封されるプロフィール付き要素の模式的な断面図である。
【
図2】
図2は、本発明の機械の詳細の拡大された不等角投影図である。
【
図3】
図3は、本発明の機械によるプロフィール付き要素のロック手段の移動の一連の側面図の1つである。
【
図4】
図4は、本発明の機械によるプロフィール付き要素のロック手段の移動の一連の側面図の1つである。
【
図5】
図5は、本発明の機械によるプロフィール付き要素のロック手段の移動の一連の側面図の1つである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
これらの図を特に参照して、参照番号1は、プラスチック製のプロフィール付き要素Pを密封する機械を全体を通して指している。
【0030】
プロフィール付き要素Pが作られているプラスチック材料は、たとえばPVCでできているが、PVC以外の熱密封が可能な種類のプラスチック材料を除外することはできない。
【0031】
本明細書において、プラスチック製のプロフィール付き要素という表現は、少なくとも部分的にプラスチックでできている全てのプロフィール付き要素を意味している。
【0032】
言い換えると、プラスチック製のプロフィール付き要素は、全体がプラスチックでできているプロフィール付き要素の任意の種類とすることができるし、一部がプラスチックでできており、一部が、たとえば、金属、木材等の異なる材料でできているプロフィール付き要素の種類とすることもできる。
【0033】
特に、少なくとも部分的にプラスチックでできており、プラスチック以外の材料で作られている部分を備えているプロフィール付き要素は、プロフィール付き要素自体、プロフィール付き要素の外側の表面を覆っている要素、または、たとえば、プロフィール付き要素の内側に定められている中空の空間内に収容されている補強のための芯に関連している、または単一の胴体片内に定められている凸部を有することがある。
【0034】
プロフィール付き要素Pは、ドアまたは窓の囲む構造を製造するように、1つに組み立てられることを意味しているが、機械1は、その壁枠のプロフィール付き要素を組み立てるのにも使用できる。
【0035】
各プロフィール付き要素Pは、第1の主な面2、第2の主な面3、第1の側面4、及び第2の側面5を有しており、本明細書において以下のように理解されなければならない:
第1の主な面2及び第2の主な面3は、囲む構造が組み立てられたときにドア/窓の平面上に実質的に置かれるプロフィール付き要素Pの面である。実際には、それらは、ドア/窓の「見える」面である;
第1の側面4は、囲む構造が組み立てられたときにドア/窓の外側の周囲に実質的に置かれるプロフィール付き要素Pの面である。実際に、それらは、対応する壁枠に結合するドア/窓の周囲の側部である;
第2の側面5は、囲む構造が組み立てられたときにドア/窓の内側の周囲に実質的に置かれるプロフィール付き要素Pの面である。実際には、それらは、ドア/窓自体のガラスまたは他の材料で作られている内側のパネルに結合するドア/窓の周囲の側部である。
【0036】
密封によって結合できるようにするために、プロフィール付き要素Pは、2個のプロフィール付き要素Pの間の直角の結合を定めるように、45°で適切に切断されているそれぞれの密封する領域Zを有している。
【0037】
密封する領域Zは、それぞれ第1の主な面2、第2の主な面3、第1の側面4、及び第2の側面5の密封する領域Zの結合しろに該当する第1の主な縁2a、第2の主な縁3a、第1の側方の縁4a、及び第2の側方の縁5aを有している。
【0038】
本発明の以降の箇所では、2個のそれぞれのプロフィール付き要素Pの端部を密封するように適合している単一の機械1を示す。
【0039】
しかしながら、機械1は、各々がプロフィール付き要素Pのそれぞれの端部上で作業をする一連の機械1を備えているより大きなシステムの一部とすることができることを理解するのは容易である。
【0040】
たとえば、長方形の囲む構造を枠として使用可能にするには、前述の囲む構造の直角の位置でプロフィール付き要素Pを密封するように各々が設計されている4個の機械1が提供される。
【0041】
機械1は、相互に対向している対応している密封する領域Zをそれぞれ備えているプロフィール付き要素Pを保持するように適合している1対の保持手段7、8を支持しているベースフレーム6を有している。
【0042】
保持手段7、8の各対は、第1の摺動の方向Aに沿って移動可能な第1の支持要素7と第1の支持要素7上に取り付けられており、第1の摺動の方向Aを実質的に横断している第2の摺動の方向Bに沿ってそれに対して移動可能な第2の支持要素8とを有している。
【0043】
主な面2、3の各々は、それぞれの支持要素7、8と接触するように適合している。
【0044】
特に、第1の支持要素7は、プロフィール付き要素P、より詳細には第1の主な面2を受け入れて支持するように適合しているのに対して、第2の支持要素8は、第1の支持要素7の上方に配置されており、第2の主な面3上に置かれている。
【0045】
第2の支持要素8は、第1の支持要素7に向けてシフトさせ、したがって、水平に配置されているプロファイル付き要素Pを保持するように第2の摺動の方向Bに沿って垂直に移動させるのに適している。
【0046】
そのため、各プロフィール付き要素Pは、それぞれの頭部の端部が突き出している状態で第1の支持要素7と第2の支持要素8との間に配置される。
【0047】
プロフィール付き要素Pの頭部の端部は、密封する領域Zを表しており、そのため、相互に対向している。
【0048】
機械1は、ベースフレーム6と保持手段自体との間に配置されており、2個のプロフィール付き要素Pの密封する領域Zが対向しており相互に間隔がある、相互に離れている位置と、加熱されている密封する領域Zを1つに結合させる相互に近づいている位置との間でプロフィール付き要素Pをシフトするように適合している保持手段7、8の摺動手段9、10を有している。
【0049】
特に、摺動手段9、10は、各保持手段7、8に対して、プロフィール付き要素Pの長さ方向の延長部分に対して直交して水平に延びている摺動ガイド9を有している。
【0050】
第1の支持要素7と1つにロックされているキャリッジ10であって、詳細には説明しない、保持手段7、8の両キャリッジ10を相互に近づく/離れる方向にシフトするように適合している移動システムに結合されているキャリッジ10が摺動ガイド9上に取り付けられている。
【0051】
機械1は、ベースフレーム6上に取り付けられており、加熱される密封する領域Zを接触して配置することができる相互に対向している2個の面を有している、加熱されているプレートを備えている少なくとも熱密封素子11を備えている。
【0052】
加熱されているプレートを備えている熱密封要素11は、実質的に垂直に置かれている平面上に配置されており、摺動ガイド9に対して45°傾斜しており、密封する領域Zに平行である。
【0053】
加熱されているプレートを備えている熱密封素子11は、たとえば実質的に板状の形状の電気加熱素子で構成されている。
【0054】
機械1は、加熱されているプレートを備えている熱密封素子11がプロフィール付き要素Pの間に配置されている作動状態と、加熱されているプレートを備えている熱密封素子11がプロフィール付き要素Pから離れるように移動している非作動状態との間を、加熱されているプレートを備えている熱密封素子11を移動の方向Cに沿ってシフトするように適合しているシフト機構12を少なくとも有している。
【0055】
プロフィール付き要素Pが摺動手段9、10によって相互に離れている位置に配置されている時に、プロフィール付き要素Pは加熱されているプレートを備えている熱密封素子11の通過領域を定めていることに特に注意すべきである。
【0056】
このように、密封する領域Zがいったん加熱されると、プロフィール付き要素Pを相互に接近させ、それぞれの頭部の端部を相互に押し付ける。
【0057】
図面に示している好ましい実施形態において、機械1は:
支持手段7、8に関連しており、少なくとも1個の側面4、5の少なくとも一部を受け入れて支持するように適合している位置決め手段13、14と;
保持手段7、8に移動可能に関連しており、少なくとも1個の主な面2、3が少なくとも1個の支持要素7、8に接触した状態に維持されており、少なくとも1個の側面4、5が位置決め手段13、14に接触して配置されているロック構成にプロフィール付き要素(P)を維持するように適合しているロック手段15、28と、
を有している。
【0058】
ロック手段15、28は、プロフィール付き要素Pがプロフィール付き要素自体の長さ方向の軸線を中心に回転するのを防止するように適合しているのが便利である。
【0059】
位置決め手段13、14は、第1の支持要素7に関連している第1の当接要素13と、第2の支持要素8に関連している第2の当接要素14とを有している。
【0060】
当接要素13、14は、各々が、側面4、5の少なくとも1個の少なくともそれぞれの部分を受け入れて支持するような形状の種類の胴体であることが好ましい。
【0061】
より具体的には、第1の当接要素13の表面の1つが第1の支持要素7上に置かれるように配置されているのに対して、第2の当接要素14の表面の1つが、第2の当接要素14が第2の支持要素自体から吊り下げられ、第1の支持要素7に対向するように、第2の支持要素8に関連している。
【0062】
当接要素13、14は、実質的に直方体の形状であって、図からわかるように、当接要素13、14の表面の1つは、プロフィール付き要素Pの第1の側面に対向しており、第1及び第2の支持要素7、8の表面に対して実質的に垂直方向に向いている。
【0063】
当接要素13、14の特定の整合性によって、当接要素13、14の各々の表面の1つは、第1の側面4のそれぞれの部分を完全に接触した状態で受け入れるように適合している。
【0064】
より詳細には、プロフィール付き要素Pは、第1の主な面2の一部が第1の支持要素7上に配置されており、第1の主な面2の近傍の第1の側面4の一部が第1の当接要素13に接触して配置されている基準構成に配置されている。
【0065】
そのような基準構成において、第2の支持要素8は、第1の支持要素7に垂直に近づけられ、第2の主な面3の一部を第2の支持要素8に接触させるのに対して、同時に、第2の主な面3の近傍の第1の側面4の他の部分が第2の当接要素14に接触して配置される。
【0066】
当接要素13、14は、プロフィール付き要素自体の特定の形状及び寸法に従って、プロフィール付き要素Pが所望の基準位置にあるように、寸法が選択されている。
【0067】
しかし、第1の当接要素13及び第2に当接要素14が、相互に近づいている構成において、第1の主な面2と第2の主な面3とにそれぞれ隣接している第2の側面5の2個の部分を受け入れて支持するように適合しているような形状をプロフィール付き要素Pが有している代替の実施形態を除外することはできない。
【0068】
ロック手段15、28は、第1の支持要素7に関連しており:
プロフィール付き要素Pの側面4、5の少なくとも第1の接触領域18に接触するように適合している第1の端部17を有する第1の運動要素16と;
第1の支持要素7に1つにロックされており、第1の運動要素16を移動の第1の方向Dに沿って案内するように適合している少なくとも第1の移動ガイド19と;
第1の運動要素16に接続されており、第1の運動要素自体を移動させるように適合している第1のアクチュエータ要素20と、
を有している少なくとも第1のロック機構15を有している。
【0069】
図面に示している好ましい実施形態において、第1の運動要素16は、実質的に長い形状を備えており、第1のアクチュエータ要素20に関連している外部の部分を備えているアーム要素である。
【0070】
特に、第1のアクチュエータ要素20は、シリンダ及びシリンダ自体の長さ方向の軸線に沿ってシリンダの内側で摺動するピストンを備えている実質的に空圧部材である。
【0071】
第1のアクチュエータ要素20の移動は、それにリンクされている適切な自動操作手段によって発生し、詳細には説明しないが、それによって第1の運動要素16は、プロフィール付き要素Pをロック構成に維持するように適合している。
【0072】
第1の移動ガイド19は、間隔の距離が第1の運動要素16の厚さよりも長く、第1の支持要素7に関連している1対の鏡面胴体を有していることが好ましい。
【0073】
第1の運動要素16は、第1の移動ガイド19の1対の鏡面胴体の間に配置されている。
【0074】
第1の移動ガイド19の鏡面胴体の各々は、相互に同一で、揃っており、移動の第1の方向Dが第1の運動要素16がそれに沿って移動する実質的に非直線の軌跡であるように形状が適切に設定されている第1の穴21を有していることが好ましい。
【0075】
第1の運動要素16は、対向している側に取り付けられている1対の回転要素23を備えている上への締結部分22を有しており、第1の運動要素16が、第1のスロット自体の形状によって定まる第1の移動の方向Dに沿って移動可能なように回転要素には、遊びがあり、回転の相対軸線Fに対して回転可能な態様で、第1のスロット21の内側に嵌められている。
【0076】
より詳細には、上への締結部分22は、第1のアクチュエータ要素20の動作に続いて第1のスロット21に沿った移動中に、第1の運動要素16が回転の軸線Fに対する回転の自由度を有している実質的にてこの支点である。
【0077】
第1の運動要素16は、遊びのある状態で、第1のアクチュエータ要素20のピストンの端部に関連している補助回転要素26を備えている上への締結要素25が嵌められる上への締結座24を内部に備えていることが有利である。
【0078】
より詳細には、上への締結座24は、第1の運動要素16の胴体内に定められており、長い構造を有しており、第1の運動要素16の長さ方向の軸線に対して実質的に45°に向けられている、実質的な開口である。
【0079】
第1のアクチュエータ要素20自体の長さ方向の軸線に沿った第1のアクチュエータ要素20のシリンダの移動によって、上への締結要素25は、上への締結座24の内部を移動可能になる。
【0080】
上への締結要素25は、上への締結要素25と第1の端部17とは反対側の第1の運動要素16の一部との間に位置しているばねの型式等の弾性のある戻し手段27によって第1の運動要素16に関連している。
【0081】
第1のアクチュエータ要素20のピストンの第1のアクチュエータ要素自体の長さ方向の軸線に沿った移動に依存して、上への締結要素25は、上への締結座24に沿って摺動し、第1の運動要素16は、回転要素23によって第1の移動の方向Dに摺動する。
【0082】
特に、第1のロック機構15は:
第1の端部17が、面2、3、4、5の少なくとも1個を第1の支持要素7と第1の当接要素13との少なくとも1個に実質的に当接している状態に維持するように、第1の接触領域18に圧力の第1の方向Gに沿って力を及ぼすように適合している第1の把持構成と;
第1の端部17が第1の接触領域18から離れるように移動している第1の開放構成と、
の間で切り替え可能である。
【0083】
第1の支持要素7は、実質的に水平なベース平面I上に置がれており、圧力の第1の方向Gは、ベース平面Iを実質的に横切っている。
【0084】
図面に示している好ましい実施形態において、圧力の第1の方向Gは、ベース平面Iに実質的に直交しており、垂直である。
【0085】
より詳細には、第1の把持構成において、第1の端部17は、第1の側面4の一部が第1の当接要素13に当接し、第1の主な面2が第1の支持要素7に当接した状態を維持するように、第1の圧力の方向Gに沿って第1の接触領域18に力を作用させる。
【0086】
他方、第1の開放構成において、第1の端部17は、第1の接触領域18から開放され、離れるように移動し、より詳細には、第1の移動ガイド19の1対の鏡面胴体の間に配置される。
【0087】
第1の開放構成から第1の把持構成への、そしてその逆の切換によって上への締結座24の長さ方向の延長線に対して、上への締結要素25が実質的に中間位置に配置される中間の構成が実現される。
【0088】
この中間構成において、第1の運動要素16は、プロフィール付き要素Pに近づくように第1の移動ガイド19に沿って移動可能であって、上への締結部分22の回転の軸線Fを中心とした回転によって、第1の端部17が、開放構成において占めていた基準位置に対して上向きにシフトする。
【0089】
プロフィール付き要素Pへの相対的な接近中の第1の端部17の上向きの移動によって、第1の端部自体を第1の接触領域18に配置させることができる。
【0090】
第1の運動要素16は、把持構成において、第1の当接要素13に接触して配置され、その結果、第1の端部17が第1の接触領域18に配置可能になる位置決め表面を有している。
【0091】
第1の端部17が、第1の接触領域18に接触していったん配置されると、自動操作手段が、プロフィール付き要素Pに近づく相対的な長さ方向の軸線に沿った第1のアクチュエータ要素20のピストンの移動を中断させ、弾性戻し手段27は、引く力を作用させ第1の側面4の部分を第1の当接要素13に密着させたままにするように適合している。
【0092】
同様に、第1の把持構成から第1の開放構成への切換時に、第1の自動操作手段は、第1の端部をプロフィール付き要素Pに向けて押して、それを第1の接触領域18から上向きにシフトさせるように第1のアクチュエータ要素20を移動させ、それを第1の側面4から離すように移動させる前に、まず第1の中間構成を取り、それから第2の開放構成を取るように適合している。
【0093】
ロック手段15、28は、第1の支持要素8に関連しており:
側面4、5のその他の、少なくとも第2の接触領域31に接触するように適合している第2の端部30を有する少なくとも第2の運動要素29と;
第2の支持要素8に1つにロックされており、第2の運動要素29を移動の第2の方向Eに沿って案内するように適合している少なくとも第2の移動ガイド32と;
第2の運動要素29に接続されており、第2の運動要素29を移動させるように適合している第2のアクチュエータ要素33と、
を有している第2のロック機構28を有していることが便利である。
【0094】
図面に示している好ましい実施形態において、第2の運動要素29は、移動の第2の方向Eに沿って延びている実質的に長い胴体であって、第2の端部30は、移動の第2の方向Eに対して実質的に直交している方向を有している。
【0095】
移動の第2の方向Eは、実質的にまっすぐで水平である。
【0096】
第2の移動ガイド32は、第2の支持要素8に関連しているガイド胴体及び第2の運動要素29を摺動させる1対の回転ローラー要素を有している。
【0097】
第2の運動要素29は、第2の移動の方向Eの長さ方向の延長部分を有している関連している第2のスロット34を備えている。
【0098】
そのような第2のスロット34は、第2の移動ガイド32上に嵌められており、ローラー要素は、第2の運動要素29を第2の移動の方向Eに沿って移動可能にしている。
【0099】
第1のアクチュエータ要素20と同様に、第2のアクチュエータ要素33は、ベースフレーム6に関連しているシリンダ及びシリンダに対して移動可能であって、ピストンと第2の運動要素29との間に介在しており詳細には説明しない機械式アームに今度は関連しているピストンを備えている実質的な空圧部材である。
【0100】
第2のロック機構28は:
第2の端部30が、面2、3、4、5の少なくとも1個を第2の支持要素8と第2の当接要素14との少なくとも1個に実質的に当接している状態に維持するように、第2の接触領域31に圧力の第2の方向Hに沿って力を及ぼすように適合している第2の把持構成と;
第2の端部30が第2の接触領域31から離れるように移動している第2の開放構成と、
の間で切り替え可能である。
【0101】
より詳細には、圧力の第2の方向Hは、移動の第2の方向Eに実質的に平行である。
【0102】
第2の把持構成において、第2の主な面3に隣接している第1の側面4の一部は、第2の当接要素14に接触して配置されている。
【0103】
第2の開放構成から第2の把持構成への切換によって、第2の端部30は第2の接触領域31に接触するように配置され、これに、第2の当接要素14に向いている圧力の第2の方向Hに沿って力を作用させることになる。
【0104】
第1及び第2のロック機構15、28が第1及び第2のロック構成でそれぞれいったん動作すると、プロフィール付き要素Pは、ロック構成に維持され、それ自体の長さ方向の軸線を中心にした相対的な回転が防止されるようにロックされる。
【0105】
機械1は、加熱される前に密封する領域Zを機械加工するように、ベースフレーム6に取り付けられている除去手段35、36も備えている。
【0106】
除去手段35、36によって実行される機械加工は:
密封する領域Zの第1の主な縁2a及び/または第2の主な縁3a上の少なくとも主な溝;及び
第1の側部の縁4a上の少なくとも側部の溝
を作る。
【0107】
除去手段35、36は、主な溝及び側方の溝を作る以外に、溝自体が存在していない密封する領域Zの部分の高さ揃えることも可能で便利である。
【0108】
実際に、除去手段35、36を、密封する領域Zの実質的に全体を以下のさまざまな作業深さで通過させることができる:
密封する領域Zの縁の位置では、除去手段35、36の作業深さは、より深く、主な溝及び側部の溝を定める深さである;
他方、密封する領域Zの残りの部分では、除去手段35、36の作業深さは、より浅く、密封する領域Zを滑らかで平にするのに十分なプラスチック材料のわずかな層だけを取り除く深さである。
【0109】
言い換えると、除去手段35、36は、溝を形作る以外に、壁を平坦にし、プロフィール付き要素Pのあらゆる切断誤差を修正するように適合している。
【0110】
除去手段35、36は、たとえば、ミリングによる除去手段からなる;しかし、除去手段35、36が異なる種類で、たとえば、溶融によってプラスチック材料を除去する1個または2個以上の高温の先端または1個または2個以上の超音波先端を想定する代替の実施形態を除外することはできない。
【0111】
ミリングによる除去のための除去手段35、36は、保持部材7、8の上方に配置されている保持フレーム35及び密封する領域Zで作業するためにプロフィール付き要素Pに実質的に向くように配置可能な少なくとも作業工具36(カッター)を有している。
【0112】
作業工具36は、プロフィール付き要素Pの間に配置されていないアイドル状態と、プロフィール付き要素Pの間に配置されている作業状態との間を移動可能である。
【0113】
より詳細には、ミリングによる除去のための除去手段35、36は、それぞれの密封する領域Zの周囲の縁上で作動するヘッドを各々が有している1対の作業工具36を有していることが好ましい。
【0114】
図1に示しているように、両方のプロフィール付き要素P上で同時に作業をするように、作業工具36は、相互に対向しており、保持フレーム35の対向している側に取り付けられている。
【0115】
保持フレーム35は、作業ツール36をホーム状態から作業状態に切り替えることが可能なだけではなく、密封する領域Zに沿ってシフトして必要な操作も実施する制御軸線のシステムによって水平及び垂直の両方に移動可能である。
【0116】
機械1は、ベースフレーム6に取り付けられており、主な密封ビードを収容するように第1の主な縁2a及び第2の主な縁3aの少なくとも一方で密封する領域Zに当接するように適合している押さえ手段37も有している。
【0117】
特に、密封する領域Zを密封する状態、つまり、プロフィール付き要素Pが相互に接触し押し付けられているときに、押さえ手段37の目的は、第1の主な面2及び/または第2の主な面3から出てきたプロフィール付き要素Pの溶融している材料をせき止めることである。
【0118】
それを考慮して、除去手段35、36は、第1の主な縁2a上及び/または第2の主な縁3a上に主な溝を作り、それから押さえ手段37が、主な溝と共に動作して、主な密封ビードの主な収容コンパートメントを定める。
【0119】
押さえ手段37が密封する領域Z上に定着すると、実際、第1の主な面2及び/または第2の主な面3が近づくことによって形成された主な密封ビードが主な溝及び押さえ手段37によって実質的に閉じられ区画されている主な収容コンパートメント内にとらわれたままとなる。
【0120】
押さえ手段37は、主な密封ビードを主な収容コンパートメントの側壁に逸らせるように、主な溝上に当接可能な少なくとも収容押さえを有しているのが便利である。
【0121】
収容押さえ37は、プロフィール付き要素Pの結合中に密封する領域Zに当接するように、第1の摺動の方向Aを横切って移動可能である。
【0122】
収容押さえ37は、たとえば、機械式アクチュエータなどの適切な移動手段のおかげで垂直に移動可能である。
【0123】
機械1は、ベースフレーム6上に取り付けられており、側方の密封ビードの収容のために第1の側方の縁4aの位置で密封する領域Zに当接するように適合している側方の収容手段38、39も有している。
【0124】
より詳細には、側方の収容手段38、39は、単一の一体の胴体に作られており、プロフィール付き要素Pのそれぞれの第1の側面4の少なくとも一部に当接するように適合しているV字状に配置されている2つの側部を有しているV形要素38を少なくとも有している。
【0125】
このように、V形要素38は、側方の溝と共に、側方の密封ビード用の側方の収容コンパートメントを定めている。
【0126】
V形要素が密封する領域Z上に当接すると、実際に、第1の側方の面4が近づくことによって形成された側方の密封ビードは、側方の溝及びV形要素38によって実質的閉じられて、区画されている側方の収容コンパートメント内にとらわれたままになる。
【0127】
V形要素38の水平方向の面での断面においては、同じく90°に配置されている第1の側面4に完全に当接するように、V形配置形態に、正確には90°の角度を構成するように関連する側部が配置されている。
【0128】
図面に示している特定の実施形態において、側部の収容手段38、39は、第1の側部の縁4aのそれぞれの部分に当接するように重ねて配置されている複数のV形要素38を有している。
【0129】
図示の実施形態において、第1の側方の縁4aは、非常に「不規則な形状」、つまり平坦ではなく、様々な凸部及び凹部が交互に現れる形状を有しており、プラスチックの溶融中にそれが完全に様々な変形現象を受ける可能性があって;複数のV形要素38の使用によって、側方の収容手段38、39が、プロフィール付き要素Pの様々な凸部及び凹部に対して、より容易に適合することができるようになる。
【0130】
しかし、第1の側方の縁4aの全範囲を実質的に覆うような1つのV形要素38だけが存在する本発明の代替の実施形態を除外することはできない。
【0131】
機械1は、市場に存在する全てのプロフィール付き要素Pで動作可能なように、V形要素38の数及び形状について相互に異なる側方収容手段38、39の様々なキットを備えることができることが容易に理解される。
【0132】
密封されるプロフィール付き要素Pの種類に依存して、実際、第1の側方の縁4aに整合する形状の1個のV形要素38または複数のV形要素38を有している側方の収容手段38、39を機械1に取り付けることで十分である。
【0133】
側方の収容手段38、39は、V形要素38を支持し、V形要素38がプロフィール付き要素Pの側面に当接するように、離れるように移動可能な態様でベースフレーム6に取り付けられている支持胴体39を少なくとも有している。
【0134】
機械1は、第1の側方の縁4aの位置で側方の収容手段38、39の移動に適合している詳細には説明しない移動機構を有していることが好ましい。
【0135】
実際に、密封する領域Zを溶融するようにプロフィール付き要素Pが相互に近づくように移動したときに、加熱されているプレートを備えている熱密封素子11を、V形要素38がプロフィール付き要素P上に置かれるまで、支持胴体39を押して前方に移動させる。
【0136】
V形要素38は、V形要素38と支持胴体39との間の柔軟な結合を得るように適合しているしなやかな支持手段を介在させて支持胴体39に取り付けられていることが便利である。
【0137】
しなやかな手段の存在によって、密封中に、V形要素38の位置を溶融した材料の変形現象に適合させて、V形要素38が第1の側面4に常に接触し、側方密封ビードSが側方収容コンパートメントから出てこない状態を維持することを保証することができる。
【0138】
実際に、説明した発明は、意図した目的を実現することが確認され、特に、このようにして作られたプラスチック製のプロフィール付き要素の密封用の機械は、プロフィール付き要素が正しい密封のために留まらなければならない基準位置から回転したり離れたりせずに、相互の密封のために密封する領域が相互に近づくように配置されているプロフィール付き要素の正しい位置決めとロックを、実用的で、容易で、速い動作によって可能にし、確実にするという事実が強調される。
【0139】
言い換えると、両方の主な面が関連する支持要素に当接し、側面が当接要素及び運動要素の端部に接触するように配置することによって、プロフィール付き要素は固定位置にロックされ、それらのそれら自体の長さ方向の軸線を中心にした回転が防止される。