(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-08
(45)【発行日】2022-02-17
(54)【発明の名称】管ライニング材及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
F16L 58/10 20060101AFI20220209BHJP
B29C 63/36 20060101ALI20220209BHJP
B32B 1/08 20060101ALI20220209BHJP
B32B 27/12 20060101ALI20220209BHJP
【FI】
F16L58/10
B29C63/36
B32B1/08 Z
B32B27/12
(21)【出願番号】P 2018018301
(22)【出願日】2018-02-05
【審査請求日】2020-12-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000207562
【氏名又は名称】タキロンシーアイシビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102211
【氏名又は名称】森 治
(72)【発明者】
【氏名】家高 渉
(72)【発明者】
【氏名】前田 尚久
【審査官】▲高▼藤 啓
(56)【参考文献】
【文献】特開平05-162200(JP,A)
【文献】特開2010-201887(JP,A)
【文献】特開2001-116165(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 58/10
B29C 63/34-63/36
B32B 1/08
B32B 27/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯状の不織布基材の幅方向の両端部を
重ね合わせてなる管状体の重ね合わせ部を結合し
、その外周面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる管ライニング材
を形成するために用いられる、一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材において、
前記一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材は、前記
帯状の不織布基材の幅方向の
一端部側において前記重ね合わせ部の寸法分だけ合成樹脂製フィルムを設けない部分を形成し、前記合成樹脂製フィルムには、前記帯状の不織布基材の幅方向の他端からはみ出すように延長した延長部が設けられており、かつ、前記帯状の不織布基材の幅方向の他端部側において前記重ね合わせ部の寸法分だけ前記合成樹脂製フィルムと融着しない部分を設けるようにしたことを特徴とする
一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材。
【請求項2】
前記帯状の不織布基材が、合成繊維製不織布とガラスマットをニードルパンチ加工によって接合したものからなることを特徴とする請求項1に記載の
一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材を用いて形成された管ライニング材であって、前記帯状の不織布基材の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合し、前記
合成樹脂製フィルムの延長部によって
前記重ね合わせ部が覆われるとともに、該
重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの幅方向の端部が、
前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着されてなることを特徴とする
管ライニング材。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の一方の面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる不織布基材を用いて形成される管ライニング材の製造方法
であって、前記帯状の不織布基材の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合した後、
前記合成樹脂製フィルムの延長部によって前記重ね合わせ部を覆うとともに、該重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの
幅方向の端部を
、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工に
よって融着するようにしたことを特徴とする管ライニング材の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、老朽化した既設管を修復するために用いる管ライニング材及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、老朽化した下水管や電力管等の管路を修復するために、管ライニング材が用いられている。
この管ライニング材は、帯状の不織布基材を管状に成形することにより作製されるものであり、この管ライニング材を修復が必要な既設管路内に挿入し、流体圧によって管ライニング材を既設管路の内壁に押し付け、不織布に含浸させた熱硬化性樹脂を硬化させることにより、既設管路の内面にパイプ状の樹脂硬化物からなる更生層を形成して管路を修復するようにするものである。
【0003】
ところで、帯状の不織布基材を管状に成形する場合、一般的に、帯状の不織布基材の幅方向の両端部を縫合することによって結合する方法が採用されている(例えば、特許文献1参照。)が、管ライニング材を既設管路の内壁に押し付ける際にかかる張力によって、縫合部が開き、当該部分の更生層の強度が低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記帯状の不織布基材の幅方向の両端部を縫合する従来の管ライニング材の有する問題点に鑑み、管ライニング材を既設管路の内壁に押し付ける際にかかる張力によって接合部が開くことがなく、強度の高い更生層を形成することができる管ライニング材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の管ライニング材は、帯状の不織布基材の幅方向の両端部を結合して形成した管状体の外周面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる管ライニング材において、前記管状体が、帯状の不織布基材の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合してなるとともに、前記管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの端部が、管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着されてなることを特徴とする。
【0007】
この場合において、前記管状体の重ね合わせ部を含む管状体の外周面の全面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなるようにすることができる。
【0008】
また、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの延長部によって管状体の重ね合わせ部が覆われるとともに、該管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの端部が、管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着されてなるようにすることができる。
【0009】
また、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムと別体の合成樹脂製フィルムによって管状体の重ね合わせ部が覆われるとともに、該管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの両端部が、管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着されてなるようにすることができる。
【0010】
また、本発明の管ライニング材の製造方法は、帯状の不織布基材の幅方向の両端部を結合して形成した管状体の外周面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなる管ライニング材の製造方法において、一方の表面に、幅方向の両端部を除いて、合成樹脂製フィルムがラミネートされた帯状の不織布基材の長手方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合した後、管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの端部を管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着するようにしたことを特徴とする。
【0011】
この場合において、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの延長部によって管状体の重ね合わせ部を覆い、該管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの端部を管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着するようにすることができる。
【0012】
また、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムと別体の合成樹脂製フィルムによって管状体の重ね合わせ部を覆い、該管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの両端部を管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着するようにすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の管ライニング材及びその製造方法によれば、管状体が、帯状の不織布基材の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合してなることから、管ライニング材を既設管路の内壁に押し付ける際にかかる張力によって管状体の重ね合わせ部をニードルパンチ加工によって結合した接合部が開くことがなく、強度の高い更生層を形成することができる。
また、合成樹脂製フィルムが、管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムの端部を管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの表面にラミネート加工によって融着してなることから、管状体の重ね合わせ部を覆った合成樹脂製フィルムと管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムとの融着状態を確実なものとし、不織布基材に含浸させた熱硬化性樹脂の漏洩のない、高品質の管ライニング材とすることができる。
【0014】
また、前記管状体の重ね合わせ部を含む管状体の外周面の全面に合成樹脂製フィルムがラミネート加工によって融着されてなるようにすることにより、均一な強度を有する管ライニング材とすることができる。
【0015】
また、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムの延長部によって管状体の重ね合わせ部を覆うようにするようにしたり、前記管状体の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルムと別体の合成樹脂製フィルムによって管状体の重ね合わせ部を覆うようにすることにより、管ライニング材の製造方法の多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の管ライニング材及びその製造方法の一実施例を示す説明図である。
【
図2】同管ライニング材の製造装置を示す全体説明図である。
【
図3】本発明の管ライニング材及びその製造方法の変形実施例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の管ライニング材及びその製造方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0018】
図1に、本発明の管ライニング材及びその製造方法の一実施例を示す。
この管ライニング材は、
図1(f)に示すように、帯状の不織布基材1の幅方向の両端部を結合して形成した管状体10の外周面に合成樹脂製フィルム2がラミネート加工によって融着されてなる管ライニング材において、管状体10が、帯状の不織布基材1の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体10の重ね合わせ部13をニードルパンチ加工によって結合してなるとともに、管状体10の重ね合わせ部13を覆った合成樹脂製フィルム2の延長部21の端部を管状体10の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルム2の表面にラミネート加工によって融着してなるようにしている。
【0019】
この場合において、不織布基材1は、従来、管ライニング材として汎用されている合成繊維製や無機繊維製のもののほか、これらを混紡したものや、積層体、具体的には、合成繊維製不織布11とガラスマット12をニードルパンチ加工によって接合したものを好適に用いることができる。
【0020】
ここで、合成繊維製不織布11は、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維等の各種合成繊維を単体で又は混紡したものからなる不織布を用いることができるが、本実施例においては、ポリエステル繊維からなる不織布を用いるようにしている。
また、ガラスマット12は、本実施例においては、ガラスロービングとガラスチョップをステッチボンドしたガラスマットを用い、合成繊維製不織布11を構成するポリエステル繊維からなる不織布とニードルパンチ加工によって接合、積層したものを用いるようにしている。
【0021】
合成樹脂製フィルム2は、融着機能を有するポリエチレンフィルムを基本とし、これを芯材層に積層した積層体、具体的には、ポリアミド樹脂(ナイロン)層の両面にポリエチレン層を形成した積層フィルムを用いるようにしている。
【0022】
そして、不織布基材1に合成樹脂製フィルム2をラミネート加工によって融着されてなるようにするが、その態様としては、例えば、以下のものを採用することができる。
(a)合成樹脂製フィルム2、合成繊維製不織布11、ガラスマット12の順に積層(本実施例)
(b)合成樹脂製フィルム2、ガラスマット12、合成繊維製不織布11の順に積層
(c)合成樹脂製フィルム2、合成繊維製不織布11、ガラスマット12、合成繊維製不織布11の順に積層
【0023】
次に、この管ライニング材の製造方法について説明する。
まず、
図1(a)及び(b)に示すように、合成繊維製不織布11とガラスマット12をニードルパンチ加工によって接合した帯状の不織布基材1(厚さ:2~4mm)に、不織布基材1のガラスマット12側に、幅方向の両端部を除いて、合成樹脂製フィルム2がラミネートされたラミネート品を用意する。
帯状の不織布基材1の幅寸法L1は、既設管径や施工条件等に合わせて適宜設定することができる(以下の他の寸法に関しても同じ。)が、例えば、295~690mm(295mm(既設管径φ100用)、365mm(φ125用)、420mm(φ150用)、555mm(φ200用)、690mm(φ250用))とし、また、長さは、例えば、最長300m程度まで可能である。
帯状の不織布基材1と合成樹脂製フィルム2がラミネートされていない、帯状の不織布基材1の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体10の重ね合わせ部13の幅寸法L01、L02は、例えば、30~40mmとし、その間の帯状の不織布基材1と合成樹脂製フィルム2がラミネートされている融着部30の幅寸法L12は、例えば、L1-(60~80mm)とする。
また、管状体10の重ね合わせ部13を覆う合成樹脂製フィルム2の延長部21となる合成樹脂製フィルム2の幅寸法L21は、例えば、60~80mmとする。
【0024】
合成樹脂製フィルム2がラミネートされた長尺の帯状の不織布基材1を、
図1(c)~(d)及び
図2に示すように、順次送り出しながら、フォーマ4を用いて、長手方向の両端部が重ね合わさるように変形させることで管状体10を形成し、この管状体10の重ね合わせ部13を、合成樹脂製フィルム2の延長部21で覆わないように露出させた状態で、パンチング装置5を用いてニードルパンチ加工することによって結合する。
このようにして結合した管状体10の重ね合わせ部13の物性値は、例えば、引張強度が100N/cm以上、剥離強度(90°方向の引張強度)が10N/cm以上とすることができる。
なお、管状体10の重ね合わせ部13は、本実施例においては、端部をテーパ加工せずに重ね合わせるようにしているが、不織布基材1の厚さが厚い場合、例えば、3mmを超える場合は、端部をテーパ加工することで管状体10の重ね合わせ部13の全体の厚さが厚くならないようにすることもできる。
【0025】
その後、
図1(e)及び
図2に示すように、合成樹脂製フィルム2の延長部21で、管状体10の重ね合わせ部13を覆い、ラミネートロール6を用いて、この合成樹脂製フィルム2の延長部21の端部を管状体10の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルム2の表面にラミネート加工によって融着(融着部31)するようにする。このとき、必要に応じて、合成樹脂製フィルム2の延長部21と管状体10の重ね合わせ部13も融着(融着部32)するようにすることができる。
【0026】
ところで、本実施例において、管状体10の重ね合わせ部13を覆う合成樹脂製フィルムは、合成樹脂製フィルム2の延長部21として、合成樹脂製フィルム2と一体にしたものを用いるようにしたが、
図3に示す変形実施例のように、合成樹脂製フィルム2と別体にした合成樹脂製フィルム20を用い、露出した状態の管状体10の重ね合わせ部13をパンチング装置5を用いてニードルパンチ加工することによって結合した後、合成樹脂製フィルム20によって管状体10の重ね合わせ部13を覆い、その合成樹脂製フィルム20の端部を、重ね合わせ部13を挟んで両側に位置する管状体10の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルム2の表面に、ラミネート加工によって融着するようにすることもできる。このとき、必要に応じて、合成樹脂製フィルム20と管状体10の重ね合わせ部13も融着するようにすることができる。
これにより、管ライニング材の製造方法の多様化を図ることができる。
【0027】
このようにして形成された管ライニング材は、不織布基材1に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた状態で、修復が必要な既設管路内に反転させながら挿入し、流体圧によって管ライニング材を既設管路の内壁に押し付け、不織布基材1に含浸させた熱硬化性樹脂を硬化させることにより、既設管路の内面にパイプ状の樹脂硬化物からなる更生層を形成して管路を修復するようにする。
【0028】
このように、この管ライニング材及びその製造方法によれば、管状体10が、帯状の不織布基材1の幅方向の両端部を重ね合わせて形成した管状体10の重ね合わせ部13をニードルパンチ加工によって結合してなることから、管ライニング材を既設管路の内壁に押し付ける際にかかる張力によって管状体10の重ね合わせ部13をニードルパンチ加工によって結合した接合部が開くことがなく、強度の高い更生層を形成することができる。
また、合成樹脂製フィルム2が、管状体10の重ね合わせ部13を覆った合成樹脂製フィルム2の延長部21の端部(合成樹脂製フィルム2と別体にした合成樹脂製フィルム20の場合は、合成樹脂製フィルム20の両端部。)を管状体10の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルム2の表面にラミネート加工によって融着してなることから、管状体10の重ね合わせ部13を覆った合成樹脂製フィルム2と管状体10の外周面を覆って融着されている合成樹脂製フィルム2との融着状態を確実なものとし、不織布基材1に含浸させた熱硬化性樹脂の漏洩のない、高品質の管ライニング材とすることができる。
【0029】
また、管状体10の重ね合わせ部13を含む管状体10の外周面の全面に合成樹脂製フィルム2がラミネート加工によって融着されてなるようにすることにより、均一な強度を有する管ライニング材とすることができる。
【0030】
以上、本発明の管ライニング材及びその製造方法について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の管ライニング材及びその製造方法は、管ライニング材を既設管路の内壁に押し付ける際にかかる張力によって接合部が開くことがなく、強度の高い更生層を形成することができることから、老朽化した下水管や電力管等の管路を修復するために用いられる管ライニング材の用途に広く用いることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 不織布基材(帯状の不織布基材)
10 管状体(不織布基材)
11 合成繊維製不織布
12 ガラスマット
13 重ね合わせ部
2 合成樹脂製フィルム
20 合成樹脂製フィルム
21 延長部
30 融着部
31 融着部
32 融着部
4 フォーマ
5 パンチング装置
6 ラミネートロール