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特許7021422壁にかけるインテリアのためのスケートボード用フック
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  • 特許-壁にかけるインテリアのためのスケートボード用フック 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-08
(45)【発行日】2022-02-17
(54)【発明の名称】壁にかけるインテリアのためのスケートボード用フック
(51)【国際特許分類】
   A63C 17/01 20060101AFI20220209BHJP
   A47G 29/00 20060101ALI20220209BHJP
   F16B 5/10 20060101ALI20220209BHJP
【FI】
A63C17/01
A47G29/00 C
A47G29/00 H
F16B5/10 D
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021080661
(22)【出願日】2021-03-22
【審査請求日】2021-05-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501170459
【氏名又は名称】株式会社シルクマスター
(72)【発明者】
【氏名】戸塚 明
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3191499(JP,U)
【文献】特開2018-176648(JP,A)
【文献】特開2013-27683(JP,A)
【文献】特開2011-250913(JP,A)
【文献】特開2003-305995(JP,A)
【文献】特開2000-051058(JP,A)
【文献】特開平11-206547(JP,A)
【文献】米国特許第9291304(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0167657(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63C 17/00-17/28
A47G 29/00
A47G 1/16
F16B 5/00
F16B 15/00-15/02
F16B 45/00
B43M 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
L字型のスケートボード用フック本体(1)を、ブッシュ(3)、ピース(4)、3本又は4本の細いピン(5)、キャップ(6)、フック本体(1)の順に取り付けて壁に固定したもので、フック本体(1)を取り付ける際には、ダルマ型の穴(2)の下部に、壁に固定したブッシュ(3)、ピース(4)、3本又は4本以上の細いピン(5)、キャップ(6)を通し、ブッシュの厚み(3a)とフック本体(1)の厚みが同じであるから、ブッシュ(3)と壁の隙間にフック本体(1)が挟まるようにしてフック本体(1)を下げて固定することができ、更にブッシュ(3)の傘の部分にフック本体(1)が引っかかるため、フック本体(1)が落ちることがなく、また、3本又は4本の細いピン(4)で固定している為、壁の損傷を最小限に抑えることを可能にしたスケートボード用フック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インテリアとして壁にスケートボードを取り付けるためのフックに関するものである。
【背景技術】
【0002】
インテリアとしてスケートボードを展示するためには、専用器具を壁に釘やネジを用いて取り付ける必要があり、その場合には壁に傷が残ってしまうため、賃貸物件などでの取り付けが困難であった。また、ホッチキスで専用器具を止める場合もあるが、展示するためにある程度の時間を要してしまい、複数枚のスケートボードを飾りたい場合には不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実登第3191499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スケートボードを壁に展示しようとする場合、釘やネジを用いて専用の器具を固定する方法があるが、壁に大きな傷または穴をあけてしまうことになり、賃貸物件の場合は使用できない。また、取り外した際の釘やネジの後が目立つため、何度も展示場所を変えることがためらわれる。展示した際にも、フック部分が見えてしまうと見栄えが悪くなり、スケートボードに印刷されている絵柄を隠してしまう場合もあるため、インテリアとしての要素を損なう恐れがある。スケートボードをより手軽に壁に設置できるように専用フックを設計した上で、前述の欠点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、フック本体を壁に取り付ける際に、細いピンを複数本使用してフックを固定することで、壁には小さな刺し跡が付くのみで、賃貸物件でも使用できるものである。また、細いピンのみで固定するため、壁の傷を気にせずに何度も展示場所を変えることができる。スケートボードのトラックを取り付けるためのビス穴にフック本体をかけるため、展示した際に、スケートボードの絵柄を印刷された面がフックで隠れることなく展示もできる。また、取り付ける際に使用する部品数や取り付ける工程を減らすことで、スケートボードを手軽に壁に設置できるようにフック本体を含めたパーツの形状を設計する。以上が、課題に対する解決策である。
【発明の効果】
【0006】
上述のように、本発明は、壁の損傷を最小限に抑えて何度も展示できることは勿論、フック本体がスケートボードの絵柄を印刷された面を隠すことなく、誰にでも手軽に展示できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明のインテリアのためのスケートボード用フックの実施例を表す分解図
図2】本フックを壁に取り付けた図
図3】本フックをスケートボードに取り付けた図
図4】ピンでピースとブッシュを壁に固定した正面図(キャップは省略)
図5】ピンでピースとブッシュを壁に固定した側面図(キャップは省略)
図6】ピンでピースとブッシュを壁に固定したものに本フックをかける手順1(正面図)
図7】ピンでピースとブッシュを壁に固定したものに本フックをかける手順2(側面図)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1は内角80度程のL字型のスケートボード用フック本体であり、1を取り付ける際には、3のブッシュ、4のピース、5の細いピンを複数本、6のキャップ、1の順に取り付けていき壁に固定する。3aの長さは、1の厚みと同じである。1を取り付ける際には、2のダルマ型の穴の下部の大きい円のような部分に、壁に固定してある3、4、5、6を通し、1のダルマ型の穴が空いている背面の部分を壁に密着させた状態で、3と壁の隙間に1がはまるように1を下げて、ダルマ型の穴の上部に壁に固定した3、4、5、6を移動させてフックを固定させる。こうすることにより、3の傘の部分に1が引っかかるため、1が落ちることはない。
【0009】
7の端末キャップを1の先端に取り付けて、8のスケートボードの9のビス穴に7を通して、8を固定させる。
【符号の説明】
【0010】
1 フック本体
2 ダルマ穴
3 ブッシュ
4 ピース
5 細いピン
6 キャップ
7 端末キャップ
8 スケートボード
9 スケートボードのトラックを取り付けるためのビス穴
【要約】
【課題】スケートボード用フックを製作することで、壁の傷を最小限にとどめ、誰でも手軽にかつ簡単に、スケートボードを展示する。
【解決手段】1はL字型のスケートボード用フック本体で、3のブッシュ、4のピース、5の細いピンを複数本、6のキャップ、1の順に取り付けていき壁に固定する。3aの長さは、1の厚みと同じである。1を取り付ける際には、2のダルマ型の穴の下部に、壁に固定した3、4、5、6を通し、壁に1を密着させたうえで、3と壁の隙間に1がはまるようにして1を下げて固定させる。これにより、3の傘の部分が引っかかるため、1が落ちることがない。また、複数本の5で固定している為、壁の損傷を最小限に抑えられる。7の端末キャップを1の先端に取り付けて、8のスケートボードの9のビス穴に7を通して、スケートボードを固定させる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7