特許7021712IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

被搬送物の搬送経路上に設定された仕分け位置において、被搬送物を側方へ重力で滑動させて仕分けることの出来る搬送仕分け装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1には、各傾動コンベヤユニットを水平搬送姿勢と傾斜姿勢とに切り換えるための手段として、搬送方向に平行な軸線を中心に各傾動コンベヤユニットを傾斜させる傾斜アクチュエーターが設けられていることと、各傾動コンベヤユニットに設けられた被搬送物の搬送用摩擦ベルトが、傾動コンベヤユニット(傾斜構成部材)に取り付けられた電気モーターによって駆動されることが記載されている。換言すれば、水平搬送姿勢と傾斜姿勢との間で揺動せしめられる全ての傾動コンベヤユニットに、当該傾動コンベヤユニットが備える搬送用コンベヤを駆動するコンベヤ駆動用モーターが取り付けられる構成が記載されている。この構成では、傾動コンベヤユニットの台数と同じ数のコンベヤ駆動用モーターが必要であるばかりでなく、揺動運動する傾動コンベヤユニットに取り付けられているコンベヤ駆動用モーターに対する給電系に、傾動コンベヤユニットの揺動運動を阻害しない長さの可撓性のある給電線や、これに代わる手段、例えば傾動コンベヤユニットの揺動軸心と同心状の円弧形通電レールとこれに摺接する給電子などが必要になり、非常にコスト高になる問題点が考えられる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、のような従来の問題点を解消することのできる搬送仕分け装置を提案するものであって、本発明に係る搬送仕分け装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、搬送方向に並設された複数の傾動コンベヤユニット(10,11)を備え、各傾動コンベヤユニット(10,11)は、水平搬送姿勢と、被搬送物を被搬送物搬送方向に対し側・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の構成によれば、複数の傾動コンベヤユニットそれぞれが備える被搬送物の搬送用コンベヤを1台のコンベヤ駆動用モーターによって駆動することが出来ることと、各傾動コンベヤユニットを揺動可能に支持する支軸を、各傾動コンベヤユニットの搬送用コンベヤに対する伝動系に必要な伝動軸に兼用させているので、大幅な設備コストの低減を図ることが出来る。又、従来のように、各傾動コンベヤユニットの搬送用コンベヤを駆動するコンベヤ駆動用モーターが、揺動運動する傾動コンベヤユニットに取り付けられていた場合のように、当該コンベヤ駆動用モーターへの給電系に、傾動コンベヤユニットの揺動運動を阻害しない長さの可撓性のある給電線や、これに代わる円弧形通電レールとこれに摺接する給電子から成る給電手段も不要であるから、給電系のコストダウンも図れると共に、給電系の故障などが生じる恐れも殆んど無くなる。

本発明を実施する場合、具体的には、各傾動コンベヤユニット(10,11)には、前記搬送用コンベヤ(24a,24b)と連動連結する1本の駆動軸(32)を、被搬送物搬送方向と平行な向きで前記連動伝動軸(19)の上側に配設し、この1本の駆動軸(32)と前記連動伝動軸(19)とは巻掛け伝動手段(33)によって連動連結することが出来る。又、各傾動コンベヤユニット(10,11)には、この傾動コンベヤユニット(10,11)を前記連動伝動軸(19)の周りで揺動可能に支持するための軸受け(8a~9b)を取り付け、この軸受け(8a,9b)に隣接する位置で前記連動伝動軸(19)に相対回転可能に嵌合する受動用回転体(38b,39b)を当該軸受け(8a,9b)に固着し、各傾動コンベヤユニット(10,11)に対応して配置された前記傾動用モーター(12,13)の出力軸(36,37)の回転力が、当該出力軸(36,37)に取り付けられた伝動用回転体(38a,39a)と前記受動用回転体(38b,39b)との間に掛張された巻掛け伝動具(38c,39c)を介して傾動コンベヤユニット(10,11)に伝達されるように構成することが出来る。これらの構成によれば、傾動コンベヤユニットを前記連動伝動軸の周りで揺動可能に支持するために当然必要な傾動コンベヤユニット側の軸受けを、傾動用モーターの出力軸の回転力を受けるための部材に兼用させることにより、必要な部品点数を少なくして全体をシンプルに構成し、より一層のコストダウンを図ることが出来る。

更に、複数の傾動コンベヤユニット(10,11)は、隣接する2台の傾動コンベヤユニット(10,11)を1つの組立体として複数の組立体(1A~1E)に分割し、各組立体(1A~1E)内では、両端部が支持部材(14,15,17)に軸受け(5,6)を介して支承された1本の前記支軸(7)によって2台の傾動コンベヤユニット(10,11)を支持させ、隣接する2つの組立体(1A~1E)間において前記支軸(7)同士を継ぎ手(18)によって連動連結して前記連動伝動軸(19)を構成し、1台のコンベヤ駆動用モーター(20)は、一端に位置する組立体(1E)の外側に配置し、各組立体(1A~1E)内の2台の傾動コンベヤユニット(10,11)を駆動する2台の前記傾動用モーター(12,13)は、平面視において前記連動伝動軸(19)の左右両側で前記伝動用回転体(38a,39a)が前後逆向きとなるように設置することが出来る。この構成によれば、各傾動コンベヤユニットの姿勢を切り換える傾動用モーターとして、駆動能力の大きな大型長尺の減速機付きモーターが必要になる場合でも、この2台の傾動用モーターを平面視で左右点対称に配置することにより、1つの組立体内の領域に無理なく組み込むことが出来、2台の傾動コンベヤユニットとその両傾動コンベヤユニットを傾動させる2台の傾動用モーター、及び2台の傾動コンベヤユニットの被搬送物搬送用コンベヤと連動連結する1本の支軸(連動伝動軸の一部)から成る組立体をコンパクトに構成することが出来る。そしてこの組立体を複数直列設置して、支軸(連動伝動軸の一部)同士を継ぎ手により接続すると共に、一端に設置したコンベヤ駆動用モーターを連動伝動軸の一端に連動連結するだけで、傾動コンベヤユニットの整数倍の全長の搬送仕分け装置を簡単に組み立てることが出来る。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1Aは、搬送仕分け装置の一部省略側面図、図1Bは、同平面図である。
【図2】 図2は、搬送仕分け装置の出口側領域を示す要部の側面図である。
【図3】 図3は、搬送仕分け装置の出口側領域を示す要部の平面図である。
【図4】 図4は、搬送仕分け装置の出口側を示す一部切欠き正面図である。
【図5】 図5は、搬送仕分け装置を構成する各組立体を示す縦断背面図である。
【図6】 図6は、傾動コンベヤユニットの仕分け動作を示す正面図である。
【図7】 図7Aは、搬送仕分け装置の搬送仕分け動作の第一段階を示す概略側面図、図7Bは、同第二段階を示す概略側面図である。
【図8】 図8Aは、同第三段階を示す概略側面図、図8Bは、同第四段階を示す概略側面図である。
【図9】 図9Aは、同第五段階を示す概略側面図、図9Bは、同第六段階を示す概略側面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1A~1E 組立体 2 搬入用コンベヤ 3 搬出用コンベヤ 5,6,8a~9b,27a,27b,41a,41b 軸受け 7 支軸 10,11 傾動コンベヤユニット 12,13 傾動用モーター 14,15,17 柱状支持部材 16 架台 18,31a,31b 回転伝達用継ぎ手 19 連動伝動軸 20 コンベヤ駆動用モーター 21,33,44,45 巻掛け伝動手段 23 矩形躯体 24a,24b ベルトコンベヤ 25a,25b サイドガイド 29 ギヤボックス 42,43 結合用ボルト 46 シュート T 被搬送物積載用トレイ W 被搬送物

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