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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-08
(45)【発行日】2022-02-17
(54)【発明の名称】染毛料組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/49 20060101AFI20220209BHJP
   A61Q 5/10 20060101ALI20220209BHJP
   A61K 8/40 20060101ALI20220209BHJP
   A61K 8/41 20060101ALI20220209BHJP
   A61K 8/42 20060101ALI20220209BHJP
   A61K 8/60 20060101ALI20220209BHJP
   A61K 8/89 20060101ALI20220209BHJP
【FI】
A61K8/49
A61Q5/10
A61K8/40
A61K8/41
A61K8/42
A61K8/60
A61K8/89
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021032196
(22)【出願日】2021-03-02
(62)【分割の表示】P 2016184829の分割
【原出願日】2016-09-21
(65)【公開番号】P2021080292
(43)【公開日】2021-05-27
【審査請求日】2021-03-02
(31)【優先権主張番号】P 2015188199
(32)【優先日】2015-09-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(74)【代理人】
【識別番号】110002239
【氏名又は名称】特許業務法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長尾 久美子
(72)【発明者】
【氏名】井口 顕策
(72)【発明者】
【氏名】田尻 美喜
(72)【発明者】
【氏名】原 真也
【審査官】▲高▼ 美葉子
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-059565(JP,A)
【文献】特表2012-518614(JP,A)
【文献】特開2014-101292(JP,A)
【文献】特表平08-501322(JP,A)
【文献】特開2002-220329(JP,A)
【文献】特開2003-226622(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00- 8/99
A61Q 1/00-90/00
CAPLUS(STN)
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含有し、
前記成分Aの含有量が0.01~0.5質量%であり、
前記成分Bの含有量が0.1~1.0質量%であり、
前記成分Cの含有量が0.01~0.5質量%であり、
前記成分Dの含有量が0.2~1.5質量%であり、
カラーシャンプーであることを特徴とする染毛料組成物。
成分A:下記式(1)で表される染料
【化1】
成分B:塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料
成分C:HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料
成分D:HC青2
成分E:カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分
【請求項2】
前記成分C100質量%中の、前記HC黄2の含有量が50.0質量%以上である請求項1に記載の染毛料組成物。
【請求項3】
前記成分Eの含有量が0.5~10.0質量%である請求項1又は2に記載の染毛料組成物。
【請求項4】
白髪染め用の染毛料組成物である請求項1~3のいずれか1項に記載の染毛料組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、染毛料組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、白髪染め、おしゃれ染めといった毛髪を染色する処理剤としては、アルカリ剤と酸化染毛料とを含む第1剤と、過酸化水素を含む第2剤とからなる酸化染毛剤などが汎用されている。しかしながら、これら酸化染毛剤は、優れた染色効果を発揮し、望む髪色へと染色することができる反面、毛髪や頭皮へのダメージが生じる場合があるといった欠点がある。また、施術時に薬剤を毛髪上に留め、長時間放置しなければならないことから、セルフで処理を施す場合には非常に手間がかかるだけでなく、アルカリ剤の刺激臭や皮膚刺激が生じるといった欠点がある。また、施術の仕方によっては、染め上がりにムラが生じて均一に染色し難いといった欠点もある。
【0003】
これに対して、毛髪や頭皮へのダメージが小さい処理剤として、塩基性染料やHC染料を用いた染毛料が知られている。上記染毛料の中でも、洗髪時のシャンプーと同時に毛髪を染色することができるカラーシャンプーや、洗髪後のリンス、トリートメントと同時に毛髪を染色することができるカラーリンス又はカラートリートメントは、簡便性に優れ、さらに、染色の均一性にも優れるという利点がある(特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、従来の上記染毛料は、皮膚への染着性が高く、即ち、皮膚に付着した場合に皮膚に色がつきやすいという欠点があり、特に、カラーシャンプー、カラーリンスやカラートリートメントの場合には、洗髪時に手袋などを用いずに使用するため、指先や頭皮が着色してしまう問題があった。上記着色を抑制するために、染毛料中の染料濃度を低くする場合には、毛髪に対する染色性が低下する。このため、毛髪に対する染色性は高く、皮膚への染着性は抑えられた染毛料が求められているのが現状である。
【0005】
なお、近年、青色染料であるベーシックブルー(Basic Blue)124を配合した染毛料組成物が知られている(特許文献2、3)。しかしながら、上記染毛料組成物の染着性については、一切知られていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2014-101292号公報
【文献】特開2015-17108号公報
【文献】特開2015-17109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、毛髪に対する十分な染色性を有するにもかかわらず、皮膚への染着性は抑えられた染毛料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち、本発明は、
〔1〕下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含有することを特徴とする染毛料組成物;
成分A:下記式(1)で表される染料
【化1】
成分B:塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料
成分C:HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料
成分D:HC青2
〔2〕上記成分Aの含有量が0.005~0.5質量%であり、上記成分Bの含有量が0.05~1.0質量%であり、上記成分Cの含有量が0.01~0.5質量%であり、上記成分Dの含有量が0.1~1.5質量%である上記〔1〕に記載の染毛料組成物;
〔3〕上記成分C100質量%中の、上記HC黄2の含有量が50.0質量%以上である上記〔1〕又は〔2〕に記載の染毛料組成物;
〔4〕カラーリンス又はカラートリートメントである上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の染毛料組成物;
〔5〕さらに、下記成分Eを含有する上記〔4〕に記載の染毛料組成物、に関する。
成分E:カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分
【発明の効果】
【0009】
本発明の染毛料組成物は、十分に優れた毛髪に対する染色性を有する。このため、カラーシャンプー、カラーリンスやカラートリートメントとして用いる場合には、少ない回数の使用によって、十分に毛髪の染色効果を発揮し得る。また、ヘアマニキュアとして用いる場合にも、比較的短時間の施術時間で十分な染色効果を得ることができる。
さらに、本発明の染毛料組成物は、皮膚への染着性が低く、使用時の指や頭皮の着色が極めて少ない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の染毛料組成物は、染毛料として用いられる組成物である。上記染毛料としては、カラーリンス、カラートリートメント、ヘアマニキュア、カラーシャンプーなどが挙げられる。中でも、簡便に染毛を行うことができ、1回あたりの施術時間が短時間であるという利点を有する観点から、本発明の染毛料組成物は、カラーリンス若しくはカラートリートメント、又は、カラーシャンプーであることが好ましい。
【0011】
本発明の染毛料組成物は、上記式(1)で表される染料;塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料;HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料;並びに、HC青2を少なくとも含有する。本明細書においては、上記「式(1)で表される染料」を「成分A」と称する場合がある。また、上記「塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料」を「成分B」と称する場合がある。また、上記「HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料」を「成分C」と称する場合がある。さらに、上記「HC青2」を「成分D」と称する場合がある。
【0012】
本発明の染毛料組成物は、成分Aと成分Bと成分Cと成分Dとを少なくとも含む。本発明の染毛料組成物は、用途に応じて、さらに、必須成分である上記成分A~D以外の成分を含んでいてもよい。中でも、本発明の染毛料組成物がカラーリンス又はカラートリートメントである場合には、本発明の染毛料組成物は、さらに、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分を含むことが好ましい。本明細書においては、上記「カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分」を「成分E」と称する場合がある。
【0013】
本発明の染毛料組成物は、さらに上記A~E以外の成分(他の成分)を含んでいてもよい。上記の成分、例えば、成分A、成分B、成分C、成分D、成分Eや他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0014】
以下に、本発明の染毛料組成物の必須成分である成分A~Dについて説明する。
【0015】
[成分A:式(1)で表される染料]
成分Aは、下記の式(1)で表される染料である。成分Aは、毛髪に対する染色性が非常に優れるにもかかわらず、皮膚への染着性が極めて低い。このため、成分Aを用いることにより、毛髪への高い染色性と皮膚への染着の抑止性を両立した染毛料組成物を得ることができる。
【化2】
【0016】
成分Aは、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.329):BASIC BLUE 124(ベーシックブルー124)で表記される化合物であり、3-アミノ-7-ジメチルアミノ-2-メトキシフェノキサジン-5-イウム・クロリド[3-Amino-7-(dimethylamino)-2-methoxyphenoxazin-5-ium chloride]である。
【0017】
成分Aは、市販品を用いることもできる。成分Aの市販品としては、例えば、BASF社製、商品名「Vibracolor Moonlight Blue」が挙げられる。
【0018】
本発明の染毛料組成物100質量%中の、成分Aの含有量は、特に限定されないが、0.005~0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.01~0.2質量%であり、さらに好ましくは0.02~0.1質量%である。上記含有量が0.005質量%以上であることにより、毛髪に対する染色性、特に白髪を染色する効果が向上するため好ましい。上記含有量が0.5質量%以下であることにより、安全性がより一層向上するため好ましい。また、水洗後に水に溶けだした染料によるタオルや衣服等への色移りがより一層抑制されるため好ましい。
【0019】
[成分B:塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料]
成分Bは、塩基性茶16及び塩基性茶17からなる群より選ばれた染料(少なくとも1の染料)であり、即ち、塩基性茶16及び/又は塩基性茶17である。上記塩基性茶16は、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.330):BASIC BROWN 16(ベーシックブラウン16)で表記される化合物であり、8-[(p-アミノフェニル)アゾ)-7-ヒドロキシ-2-ナフチル]トリメチルアンモニウムクロリド:[8-[(p-Aminophenyl)azo]-7-hydroxy-2-naphthyl]trimethylammonium chlorideである。上記塩基性茶17は、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.330):BASIC BROWN 17(ベーシックブラウン17)で表記される化合物であり、[8-[(4-アミノ-3-ニトロフェニル)アゾ]-7-ヒドロキシ-2-ナフチル]トリメチルアンモニウムクロリド:[8-[(4-Amino-3-nitrophenyl)azo]-7-hydroxy-2-naphthyl]trimethylammonium chlorideである。成分Bは、1種のみが用いられてもよく、2種が用いられてもよい。
【0020】
成分Bは、市販品を用いることもできる。塩基性茶16の市販品としては、例えば、センシエント テクノロジーズ ジャパン株式会社製、商品名「ARIANOR MAHOGANY」;保土ヶ谷化学工業株式会社製、商品名「AHC BROWN SP」が挙げられる。塩基性茶17の市販品としては、例えば、センシエント テクノロジーズ ジャパン株式会社製、商品名「ARIANOR SIENNA BROWN」が挙げられる。
【0021】
本発明の染毛料組成物100質量%中の、成分Bの含有量は、特に限定されないが、0.05~1.0質量%が好ましく、より好ましくは0.1~0.5質量%である。上記含有量が0.05質量%以上であることにより、毛髪に対する染色性、特に白髪を染色する効果が向上するため好ましい。上記含有量が1.0質量%以下であることにより、安全性がより一層向上するため好ましい。また、水洗後に水に溶けだした染料によるタオルや衣服等への色移りがより一層抑制されるため好ましい。上記成分Bの含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての成分Bの含有量の合計量である。
【0022】
[成分C:HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料]
成分Cは、HC黄4及びHC黄2からなる群より選ばれた染料(少なくとも1の染料)であり、即ち、HC黄4及び/又はHC黄2である。上記HC黄4は、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.1445):HC YELLOW NO.4で表記される化合物であり、2-[[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-4-ニトロフェニル]アミノ]エタノール:2-[[2-(2-hydroxyethoxy)-4-nitrophenyl]amino]ethanolである。上記HC黄2は、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.1445):HC YELLOW NO.2で表記される化合物であり、2-[(2-ニトロフェニル)アミノ]エタノール:2-[(2-Nitrophenyl)amino]ethanolである。成分Bは、1種のみが用いられてもよく、2種が用いられてもよい。
【0023】
成分Cは、市販品を用いることもできる。HC黄4の市販品としては、例えば、テルカ社製、商品名「COLOREX HCY4」が挙げられる。HC黄2の市販品としては、例えば、テルカ社製、商品名「COLOREX HCY2」が挙げられる。
【0024】
本発明の染毛料組成物100質量%中の、成分Cの含有量は、特に限定されないが、0.01~0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.01~0.2質量%であり、さらに好ましくは0.02~0.1質量%である。上記含有量が0.01質量%以上であることにより、堅牢性が向上するため好ましい。上記含有量が0.5質量%以下であることにより、安全性がより一層向上するため好ましい。また、水洗後に水に溶けだした染料によるタオルや衣服等への色移りがより一層抑制されるため好ましい。上記成分Cの含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての成分Cの含有量の合計量である。
【0025】
成分Cとしては、耐光性(光安定性)により一層優れる観点から、HC黄2がより好ましい。即ち、成分CはHC黄2を必須成分として含むことが好ましく、HC黄2であることがより好ましい。成分C100質量%中のHC黄2の含有量は、50.0質量%以上(即ち、50.0~100質量%)が好ましく、より好ましくは70.0質量%以上、さらに好ましくは90.0質量%以上である。成分CはHC黄2のみからなることが最も好ましい。成分CがHC黄2を必須成分として含むことにより、黄色の退色がより一層抑制されるため好ましい。特に、黄色の染料を用いて調製した灰色を呈色する染毛料の場合には、黄色成分の退色により、染毛料全体の呈する色調の変化が大きいため、上記範囲でのHC黄2の使用が有効である。
【0026】
[成分D:HC青2]
成分Dは、HC青2である。上記HC青2は、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第15版,第1巻,2014年,p.1447):HC BLUE NO.2で表記される化合物であり、2,2’-[[4-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-3-ニトロフェニル]イミノ]ビスエタノール:2,2’-[[4-[(2-Hydroxyethyl)amino]-3-nitrophenyl]imino]bisethanolである。
【0027】
成分Dは、市販品を用いることもできる。成分Dの市販品としては、例えば、テルカ社製、商品名「COLOREX HCB2」が挙げられる。
【0028】
本発明の染毛料組成物100質量%中の、成分Dの含有量は、特に限定されないが、0.1~1.5質量%が好ましく、より好ましくは0.2~1.5質量%であり、さらに好ましくは0.5~1.0質量%である。上記含有量が0.1質量%以上であることにより、堅牢性が向上するため好ましい。さらに、青色の染料として、塩基性染料である成分AとHC染料である成分Dを組み合わせることにより、染色速度を適切に調節できるため、ダメージ毛(例えば、ブリーチ毛)に対する染色ムラが生じにくくなるため好ましい。上記含有量が1.5質量%以下であることにより、安全性がより一層向上するため好ましい。また、水洗後に水に溶けだした染料によるタオルや衣服等への色移りがより一層抑制されるため好ましい。
【0029】
以下に、本発明の染毛料組成物がカラーリンス、カラートリートメント、及びヘアマニキュアのうちのいずれかである場合の好ましい任意成分について説明する。
【0030】
[成分E:カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分]
成分Eは、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、及びシリコーン油からなる群より選ばれた成分である。成分Eにより、染毛料組成物による水洗時のきしみ感の低減の効果が向上するため好ましい。成分Eは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0031】
上記カチオン性界面活性剤としては、例えば、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩、アルキルアミン、脂肪酸アミドアミンなどが挙げられる。
【0032】
上記モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベへニルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化アルキル(20~22)トリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウムなどが挙げられる。
【0033】
上記脂肪酸アミドアミンとしては、例えば、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミドなどが挙げられる。
【0034】
上記脂肪酸アミドアミンは、有機酸及び/又は無機酸により塩として用いられることが好ましい。上記有機酸としては、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、酢酸などが挙げられる。また、上記無機酸としては、リン酸、塩酸、硫酸などが挙げられる。中でも、乳酸が好ましい。上記有機酸及び無機酸の含有量は、配合される脂肪酸アミドアミンを中和できる量であれば特に限定されない。
【0035】
上記カチオン性界面活性剤(カチオン界面活性剤)としては、上記の中でも、モノアルキル型4級アンモニウム塩、脂肪酸アミドアミンが好ましく、より好ましくは、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベへニルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化アルキル(20~22)トリメチルアンモニウム、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドである。
【0036】
上記カチオン性ポリマー(カチオンポリマー)としては、例えば、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース等の第4級窒素含有セルロースエーテル誘導体;塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム等の第4級窒素含有グァーガム誘導体;カチオン性澱粉、ジアリル第4級アンモニウム塩重合物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、第4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、アジピン酸・ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合物、カチオン化デキストランなどが挙げられる。上記の中でも、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、ジアリル第4級アンモニウム塩重合物、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物が好ましく、より好ましくは、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウムである。
【0037】
上記シリコーン油としては、例えば、メチルポリシロキサン、平均重合度が650~7000である高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノール等の鎖状シリコーン;メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン;アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン等の変性シリコーンなどが挙げられる。中でも、鎖状シリコーン、アミノ変性シリコーンが好ましい。
【0038】
本発明の染毛料組成物100質量%中の、成分Eの含有量は、特に限定されないが、0.5~10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~5.0質量%である。上記含有量が0.5質量%以上であることにより、水洗時にきしみ感がより一層低減するため好ましい。上記含有量が10.0質量%を超える場合には、連続使用で蓄積され、ごわつきが生じる場合がある。上記成分Eの含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての成分Eの含有量の合計量である。
【0039】
本発明の染毛料組成物がカラーリンス、カラートリートメント、及びヘアマニキュアのうちのいずれかである場合、本発明の染毛料組成物は、多価アルコールを含むことが好ましい。上記多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオールなどが挙げられる。本発明の染毛料組成物100質量%中の、多価アルコールの含有量は、特に限定されないが、染料の溶解性の観点から、0.5~10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~5.0質量%である。上記多価アルコールの含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての多価アルコールの含有量の合計量である。
【0040】
本発明の染毛料組成物がカラーリンス、カラートリートメント、及びヘアマニキュアのうちのいずれかである場合、本発明の染毛料組成物は、高級アルコールを含むことが好ましい。上記高級アルコールとしては、例えば、炭素数16~22のアルコールが挙げられ、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。本発明の染毛料組成物100質量%中の、高級アルコールの含有量は、特に限定されないが、経時での安定性の観点から、1.0~10.0質量%が好ましく、より好ましくは3.0~8.0質量%である。上記高級アルコールの含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての高級アルコールの含有量の合計量である。
【0041】
本発明の染毛料組成物がカラーリンス、カラートリートメント、及びヘアマニキュアのうちのいずれかである場合、本発明の染毛料組成物は、炭化水素油を含むことが好ましい。上記炭化水素油としては、例えば、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、流動イソパラフィン、流動パラフィンなどが挙げられる。本発明の染毛料組成物100質量%中の、炭化水素油の含有量は、特に限定されないが、塗布時の染毛料組成物のなじみやすさの観点から、0.5~10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~5.0質量%である。上記炭化水素油の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての炭化水素油の含有量の合計量である。
【0042】
本発明の染毛料組成物は、毛髪の染色性をより一層向上させる観点から、脂肪酸部分の炭素数が12以下であるエステル化合物を含んでもよい。上記エステル化合物としては、例えば、カプリン酸グリセリル等のカプリン酸エステル、カプリル酸エステル、2-エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニルなどが挙げられる。本発明の染毛料組成物100質量%中の、上記エステル化合物の含有量は、特に限定されないが、染色性の観点から、0.5~5.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~3.0質量%である。上記エステル化合物の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての上記エステル化合物の含有量の合計量である。
【0043】
本発明の染毛料組成物は、経時での安定性観点から、ノニオン性界面活性剤(ノニオン界面活性剤)を含んでもよい。上記ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油、脂肪酸アルキロールアミドなどが挙げられる。本発明の染毛料組成物100質量%中の、ノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、経時での安定性の観点から、0.5~10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~5.0質量%である。上記ノニオン性界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全てのノニオン性界面活性剤の含有量の合計量である。
【0044】
本発明の染毛料組成物は、水を含む。水は、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、水の含有量は、特に限定されないが、50.0~90.0質量%が好ましく、より好ましくは60.0~80.0質量%である。
【0045】
本発明の染毛料組成物は、l-メントール、1,8-シネオール、カンファ等の清涼剤;フェノキシエタノール等の防腐剤;オリーブ油、マカデミアナッツ油、アルガンオイル等の植物油;シリカ等の吸湿剤;ヒアルロン酸又はその誘導体、コラーゲン又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、抗酸化剤、金属封鎖剤、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、香料、などを含んでいてもよい。
【0046】
以下に、本発明の染毛料組成物がカラーシャンプーである場合の好ましい任意成分について説明する。
【0047】
本発明の染毛料組成物がカラーシャンプーである場合、本発明の染毛料組成物は、洗浄性の観点から、アニオン性界面活性剤(アニオン界面活性剤)、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群より選ばれた界面活性剤(少なくとも1の界面活性剤)を含む。中でも、染色性を維持しながら洗浄性を向上させる観点から、ノニオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤が好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、染色性と洗浄性の観点から、1.0~20.0質量%が好ましく、より好ましくは5.0~15.0質量%である。上記界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての界面活性剤の含有量の合計量である。
【0048】
上記アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのα-オレフィンスルホン酸塩;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムなどのN-アシルメチルタウリン塩;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリルニナトリウムなどのスルホコハク酸アルキル塩;スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウムなどのスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩;ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ジエタノールアミンなどのモノアルキルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミンなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ミリストイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウムなどのN-アシルサルコシン塩;ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウムなどのN-アシル-N-メチル-β-アラニン塩;ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウム、ステアロイルグルタミン酸二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミンなどのN-アシルグルタミン酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN-アシルグリシン塩;ラウリルグリコール酢酸ナトリウム(ドデカン-1,2-ジオール酢酸ナトリウム)、ラウリルグリコール酢酸カリウム、ミリスチルグリコール酢酸ナトリウム、ミリスチルグリコール酢酸カリウム、パルミチルグリコール酢酸ナトリウム、パルミチルグリコール酢酸カリウム、ステアリルグリコール酢酸ナトリウム、ステアリルグリコール酢酸カリウム、ベヘニルグリコール酢酸ナトリウム、ベヘニルグリコール酢酸カリウムなどのアルキルエーテルグリコール酢酸塩など挙げられる。中でも、染色性の観点から、N-アシル-N-メチル-β-アラニン塩、N-アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸由来のアニオン性界面活性剤が好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、アニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、染色性と洗浄性の観点から、0.5~5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5~2.0質量%である。上記アニオン性界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全てのアニオン性界面活性剤の含有量の合計量である。
【0049】
上記両性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のアルキルアミドベタイン型両性界面活性剤;アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N-アシルアミノエチル-N-2-ヒドロキシエチルグリシン塩等のグリシン型両性界面活性剤;アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩等のアミノプロピオン酸型両性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤;N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-プロピルスルホン酸塩、N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩及びN-脂肪酸アミドプロピル-N,N-ジメチルアンモニウム-N-(2-ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤;アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウム型両性界面活性剤などが挙げられる。中でも、洗浄性の観点から、アルキルアミドベタイン型両性界面活剤が好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、両性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、洗浄性の観点から、1.0~20.0質量%が好ましく、より好ましくは5.0~15.0質量%である。上記両性界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全ての両性界面活性剤の含有量の合計量である。
【0050】
上記ノニオン性界面活性剤としては、本発明の染毛料組成物がカラーリンス又はカラートリートメントである場合の任意成分として例示したノニオン性界面活性剤が挙げられる。中でも、粘性の付与の観点から、脂肪酸アルキロールアミドが好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、ノニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、粘性の付与の観点から、0.5~10.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0~5.0質量%である。上記ノニオン性界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全てのノニオン性界面活性剤の含有量の合計量である。
【0051】
上記カチオン性界面活性剤としては、成分Eとして例示したカチオン性界面活性剤が挙げられる。中でも、使用後の毛髪の風合いを良好とする観点から、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベへニルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、塩化アルキル(20~22)トリメチルアンモニウムが好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、カチオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、使用後の毛髪の風合いの観点から、0.1~5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5~3.0質量%である。上記カチオン性界面活性剤の含有量は、本発明の染毛料組成物中の全てのカチオン性界面活性剤の含有量の合計量である。
【0052】
本発明の染毛料組成物は、水を含む。水は、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の染毛料組成物100質量%中の、水の含有量は、特に限定されないが、50.0~90.0質量%が好ましく、より好ましくは60.0~80.0質量%である。
【0053】
本発明の染毛料組成物は、l-メントール、1,8-シネオール、カンファ等の清涼剤;フェノキシエタノール等の防腐剤;オリーブ油、マカデミアナッツ油、アルガンオイル等の植物油;シリカ等の吸湿剤;ヒアルロン酸又はその誘導体、コラーゲン又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、抗酸化剤、金属封鎖剤、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、香料などを含んでいてもよい。
【0054】
以下に、本発明の染毛料組成物の特徴や製造方法について説明する。
【0055】
本発明の染毛料組成物の製造方法は、特に限定されず、常法に従って、製造することができる。具体的には、以下の方法などが挙げられる。例えば、カラーリンス又はカラートリートメントの場合には、70~90℃に加熱して十分溶解させた水相に、70~90℃に加熱した油相を徐々に入れ、5分間しっかり攪拌し、乳化を行う。乳化後、20~40℃まで冷却し、精製水に溶解させた染料を入れ、十分に均一攪拌した後、pH調整剤を入れ、十分に均一攪拌してクリーム状の染毛料組成物を得る。カラーシャンプーの場合には、常温において十分溶解させた水相に、各種界面活性剤を徐々に入れて攪拌し、安定剤、pH調整剤を入れて十分に均一攪拌して、粘性のある液状の染毛料組成物を得る。
【0056】
本発明の染毛料組成物のpHは、特に限定されないが、染色性の観点から、4.0~8.0が好ましく、より好ましくは5.0~8.0である。さらに、染毛料組成物の安定性の観点から、上記pHは、6.5以下であることが好ましい。特に、本発明の染毛料組成物がカラーリンス、カラートリートメントやヘアマニキュアの場合、pHは4.0~6.5が好ましく、カラーシャンプーの場合、pHは5.0~6.5が好ましい。
【0057】
本発明の染毛料組成物の剤型は、特に限定されないが、例えば、液状、粘性液状、ジェル状、乳液状、クリーム状などが挙げられる。中でも、染色性と風合いの観点から、クリーム状が好ましい。
【0058】
本発明の染毛料組成物は、毛髪を灰色、黒色、茶色、緑色、青紫色等に染色することができる。より好ましくは、灰色、黒色、茶色である。このため、白髪染め、おしゃれ染め等の染毛料組成物として用いることができ、色調の観点から、好ましくは白髪染め用の染毛料組成物である。
【0059】
本発明の染毛料組成物は、カラーリンス若しくはカラートリートメント、ヘアマニキュア、又は、カラーシャンプーであることが好ましい。
【0060】
上記カラーシャンプーは、洗髪に用いられる毛髪の洗浄剤であり、洗髪と同時に毛髪の染色を行うことができる。上記カラーシャンプーは、毛髪に塗布し泡立てて毛髪を洗浄し、洗浄後には洗い流す使用方法で用いられる。
【0061】
また、上記カラーリンス及びカラートリートメントは、一般的に洗髪時に用い、洗髪後に毛髪に塗布した後に洗い流して使用される毛髪処理剤である。上記カラーリンス及びカラートリートメントは、シャンプーにより毛髪を洗浄した後、カラーリンス又はカラートリートメントを毛髪に塗布し、塗布後直ぐに又は3~10分間程度毛髪に馴染ませた後、洗い流す使用方法で用いられる。なお、上記カラーリンス及びカラートリートメントは、洗髪前に用いてもよい。その場合には、上記カラーリンス及びカラートリートメントは、濡れた毛髪にカラーリンス又はカラートリートメントを塗布し、塗布後直ぐに又は3~10分間程度毛髪に馴染ませた後洗い流し、さらにシャンプーにより洗髪する使用方法で用いられる。
【0062】
上記ヘアマニキュアは、一般的に乾いた毛髪に塗布して使用される毛髪処理剤である。上記ヘアマニキュアは、例えば、乾いた毛髪にヘアマニキュアを塗布し、塗布後5~30分間程度放置した後洗い流し、さらにシャンプーにより洗髪する使用方法で用いられる。
【実施例
【0063】
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り「質量%」を表す。また、表中の配合量は商品自体の配合量で示した。
【0064】
実施例1-1~1-24、比較例1-1~1-11:カラーリンス(又はカラートリートメント)
表に記した組成に従い、各染毛料組成物を調製し、下記試験1~4の評価試験に供した。上記各染毛料組成物はカラーリンス(又はカラートリートメント)である。評価結果は表に併記する。
【0065】
実施例2-1~2-13、比較例2-1~2-2:カラーシャンプー
表に記した組成に従い、各染毛料組成物を調製し、下記試験1~4の評価試験に供した。上記各染毛料組成物はカラーシャンプーである。評価結果は表に併記する。
【0066】
実施例および比較例の各染毛料組成物のpHは全て5.0であった。上記pHは、pHメーター(堀場製作所社製、商品名「卓上型pHメータ F-74」)を用いて測定した。
【0067】
試験1:染色性の評価
試験用毛束として、未処理の白色人毛毛束(ビューラックス社製、長さ10cm、重さ1g)を用いた。
【0068】
(評価用毛束の調製:カラーリンスの場合)
試験用毛束を市販のシャンプーを用いて洗浄した後、軽く水気を切り、以下の調製に用いた。上記試験用毛束に、製造直後の実施例および比較例で得られた各染毛料組成物0.5gを塗布し、1分間ハケを用いて毛束(毛髪)全体に馴染ませた。次いで、5分間放置後、40℃のぬるま湯を用いて、毛束から染毛料組成物を十分に洗い流し、タオルドライを行った後、ドライヤーを用いて十分に乾燥し、評価用毛束を調製した。
【0069】
(評価用毛束の調製:カラーシャンプーの場合)
試験用毛束を40℃のぬるま湯により十分に洗浄した後、以下の調製に用いた。上記試験用毛束に、製造直後の実施例および比較例で得られた各染毛料組成物0.2gを塗布し、1分間手で泡立たせて馴染ませた。次いで、5分間放置後、40℃のぬるま湯を用いて、毛束から染毛料組成物を十分に洗い流し、タオルドライを行った後、ドライヤーを用いて十分に乾燥し、評価用毛束を調製した。
【0070】
上記で得られた評価用毛束を観察し、染色性を以下の基準で評価した。なお、染色性の評価は、4名の専門評価員が行った。
<染色性の評価基準>
◎(優れる):非常に濃く染色されている。
○(良好):十分に染色されている。
×(不良):染色が薄い。
【0071】
さらに、試験1で得られた評価用毛束の色調を表に示した。
【0072】
試験2:皮膚汚れ(染着性)の評価
製造直後の実施例および比較例で得られた各染毛料組成物0.5gをそれぞれ、前腕内側部における直径1cmの円形のエリアに塗布した。5分間放置後、塗布部を、ぬるま湯で洗い流し、次いで、石鹸を使用して30秒間軽く擦り、ぬるま湯で洗い流した。
【0073】
上記塗布部を観察し以下の基準で評価した。なお、皮膚汚れの評価は、4名の専門評価員が行った。
<皮膚汚れの評価基準>
◎(優れる):皮膚汚れが全く残らない。
○(良好):皮膚汚れが僅かに残る。
×(不良):皮膚汚れが明らかに残る。
【0074】
試験3:堅牢性の評価
試験1(染色性の評価)の評価の後、各評価用毛束を、40℃のぬるま湯にて十分に洗った後、市販のシャンプーを用いて1分間しっかり洗浄した。さらに、40℃のぬるま湯にて十分に洗い流しを行い、タオルドライ後、ドライヤーを用いて十分に乾燥した。
【0075】
上記で得られた評価用毛束を観察し、堅牢性を以下の基準で評価した。なお、堅牢性の評価は、4名の専門評価員が行った。
<堅牢性の評価基準>
○(良好):試験後に毛髪の色の落ち方が小さい。
×(不良):試験後に毛髪の色の落ち方が大きい。
【0076】
試験4:放置時間延長時の変色抑制の評価
試験1(染色性の評価)の評価用毛束の調製において、「5分間放置」を「30分間放置」に変更した以外は、試験1と同様にして評価用毛束を調製した。
【0077】
各実施例、各比較例ごとに、試験4で調製した評価用毛束と、試験1で調製した評価用毛束の染色された色調を対比して、放置時間延長時の変色抑制の度合を以下の基準で評価した。なお、評価は、4名の専門評価員が行った。
<放置時間延長時の変色抑制の評価基準>
○(良好):試験4で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から変化が全くない。
×(不良):試験4で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から変化がある。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】
【表6】
【0084】
また、実施例1-1、実施例1-11~1-24、実施例2-1、実施例2-4~2-13、比較例1‐8~1-11、比較例2-2について、下記試験5~6の評価試験に供した。
【0085】
試験5:耐光性の評価
試験1(染色性の評価)の評価の後、各評価用毛束に、耐堅牢性試験機強キセノンフェードメーター(「キセノンウェザーメーターX-25」、スガ試験機社製)を用い、6300kJ/m2の条件で光を照射した。
【0086】
上記で得られた評価用毛束を観察し、耐光性を以下の基準で評価した。なお、耐光性の評価は、4名の専門評価員が行った。
<耐光性の評価基準>
○(良好):試験5で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から変化が全くない又はほとんどない。
△(やや不良):試験5で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から明らかに変化がある。
×(不良):試験5で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から非常に大きな変化がある。
【0087】
試験6:安定性の評価
実施例および比較例で得られた各染毛料組成物を50℃の恒温槽に4週間保管し、50℃・4週間保管後の各染毛料組成物を調製した。
試験1(染色性の評価)の評価用毛束の調製において、「製造直後の実施例および比較例で得られた各染毛料組成物」を、上記「50℃・4週間保管後の各染毛料組成物」に変更した以外は、試験1と同様にして評価用毛束を調製した。
【0088】
上記で得られた評価用毛束を観察し、試験1で調製した評価用毛束と比較して、安定性を以下の基準で評価した。なお、安定性の評価は、4名の専門評価員が行った。
<安定性の評価基準>
○(良好):試験6で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から変化がない。
×(不良):試験6で調製した評価用毛束の色調は、試験1で調製した評価用毛束の色調から明らかに変化がある。
【0089】
試験5(耐光性の評価)の結果、実施例1-14は耐光性がやや不良(△)であり、実施例1-1、実施例2-1、比較例1-8~比較例1-11、及び比較例2-2は耐光性が不良(×)であった。他の実施例、比較例は耐光性が良好(○)であった。
試験6(安定性の評価)の結果、実施例1-23、実施例2-8、実施例2-12、及び比較例1-9は安定性が不良(×)であり、他の実施例、比較例は安定性が良好(○)であった。
【0090】
さらに、実施例1-11、実施例1-24、実施例2-4、及び実施例2-13について、下記試験7の評価試験に供した。
【0091】
試験7:ブリーチ毛に対する色ムラの評価
試験1(染色性の評価)の評価用毛束の調製において、「未処理の白色人毛毛束(ビューラックス社製、長さ10cm、重さ1g)」を「ブリーチ処理した毛束(スタッフス社製、レベル14、長さ10cm、重さ1g)」に変更した以外は、試験1と同様にして評価用毛束を調製した。
【0092】
上記で得られた評価用毛束を観察し、ブリーチ毛に対する色ムラを以下の基準で評価した。なお、ブリーチ毛に対する色ムラの評価は、4名の専門評価員が行った。
<ブリーチ毛に対する色ムラの評価基準>
○(良好):毛束全体が均一に染まっている。
×(不良):毛束全体が均一に染まっておらず、色ムラがある。
【0093】
その結果、実施例1-11及び実施例2-4はブリーチ毛に対する色ムラが良好(○)であり、実施例1-24及び実施例2-13はブリーチ毛に対する色ムラが不良(×)であった。
【0094】
なお、表に記載の成分は、以下の通りである。
ベーシックブルー124:BASF社製、商品名「Vibracolor Moonlight Blue」
塩基性青75:保土ヶ谷化学工業株式会社製、商品名「AHC BLUE SP」
塩基性茶16:保土ヶ谷化学工業株式会社製、商品名「AHC BROWN SP」
塩基性茶17:センシエント テクノロジーズ ジャパン株式会社製、商品名「ARIANOR SIENNA BROWN」
HC黄4:テルカ社製、商品名「COLOREX HCY4」
HC黄2:テルカ社製、商品名「COLOREX HCY2」
HC青2:テルカ社製、商品名「COLOREX HCB2」
塩化アルキルトリメチルアンモニウム液(80%):クラリアントジャパン株式会社製、商品名「GENAMIN KDMP-J」、純分80質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28%):花王株式会社性、商品名「コータミン86W」、純分28質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(5E.O.):青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン CH-305」
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.):青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン CH-320L」
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液(40%):ナルコ社製、商品名「マーコート100」、純分40質量%
アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション(40%):東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名「DOW CORNING TORAY SM8704C」、純分40質量%
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液(30%):川研ファインケミカル株式会社製、商品名「アラノンALE」、純分30質量%
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液(30%):旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「アミノサーファクト ACMT-L」、純分30質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液(30%):新日本理化株式会社製、商品名「リカビオン B-300」、純分30質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%):新日本理化株式会社製、商品名「リカビオン B-200」、純分30質量%
【0095】
さらに、以下に、本発明の染毛料組成物の処方例を示す。
【0096】
(処方例1)カラーリンス(クリーム)
ベーシックブルー124 0.05質量%
塩基性茶16 0.3質量%
HC黄4 0.06質量%
HC青2 0.6質量%
ステアリルアルコール 7.0質量%
塩化アルキルトリメチルアンモニウム液(純分80質量%) 3.0質量%
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(5E.O.) 0.5質量%
流動パラフィン 3.0質量%
ジプロピレングリコール 5.0質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 2.0質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5質量%
メチルポリシロキサン 2.0質量%
乳酸 適量(pH5に調整)
フェノキシエタノール 0.5質量%
水溶性コラーゲン(3) 0.1質量%
アルガンオイル 0.1質量%
L-グルタミン酸 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0097】
(処方例2)カラーリンス(乳液)
ベーシックブルー124 0.1質量%
塩基性茶17 1.0質量%
HC黄4 0.08質量%
HC青2 1.2質量%
セタノール 6.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(5E.O.) 2.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.0質量%
流動パラフィン 5.0質量%
ジプロピレングリコール 3.0質量%
カプリン酸グリセリル 2.0質量%
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液(純分40質量%)1.0質量%
アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション(純分40質量%) 1.5質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム 0.5質量%
シリカ 0.2質量%
海藻エキス(1) 0.1質量%
l-メントール 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0098】
(処方例3)ヘアマニキュア(ジェル)
ベーシックブルー124 0.07質量%
塩基性茶16 0.3質量%
HC黄2 0.1質量%
HC青2 1.5質量%
ヒドロキシエチルセルロース 2.5質量%
エタノール 10.0質量%
ベンジルアルコール 5.0質量%
ポリプロピレングリコール 3.0質量%
イソノナン酸イソノニル 1.5質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5質量%
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5質量%
エデト酸二ナトリウム 0.2質量%
グリコール酸 適量(pH5に調整)
ツバキ油 0.1質量%
パンテノール 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0099】
(処方例4)カラーシャンプー
ベーシックブルー124 0.05質量%
塩基性茶16 0.2質量%
HC黄4 0.2質量%
HC青2 1.5質量%
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液(純分30質量%)5.0質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン液(純分30質量%) 30.0質量%
ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド 2.0質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.2質量%
ジプロピレングリコール 3.0質量%
カプリン酸グリセリル 1.0質量%
モノラウリン酸ポリグリセリル 0.1質量%
高重合メチルポリシロキサン(1) 0.1質量%
メチルポリシロキサン 0.4質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
フェノキシエタノール 0.5質量%
水溶性コラーゲン(3) 0.1質量%
ホホバ油 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0100】
(処方例5)カラーシャンプー
ベーシックブルー124 0.4質量%
塩基性茶16 1.0質量%
HC黄2 0.01質量%
HC青2 0.8質量%
N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液(純分30質量%)
5.0質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(純分30質量%) 30.0質量%
ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド 2.0質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガムジプロピレングリコール 0.2質量%
ポリプロピレングリコール 3.0質量%
カプリル酸グリセリル 1.0質量%
アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション(純分40質量%) 0.5質量%
クエン酸 適量(pH5に調整)
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1質量%
ラベンダー油 0.1質量%
クワエキス 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0101】
(処方例6)カラーリンス(クリーム)
ベーシックブルー124 0.05質量%
塩基性茶16 0.3質量%
HC黄2 0.03質量%
HC青2 0.6質量%
ステアリルアルコール 5.0質量%
ベヘニルアルコール 2.0質量%
塩化アルキルトリメチルアンモニウム液(純分80質量%) 3.0質量%
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0質量%
ポリオキシエチレンセチルエーテル(5E.O.) 0.5質量%
流動パラフィン 3.0質量%
ジプロピレングリコール 5.0質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 2.0質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0質量%
ポリメチルシルセスキオキサン 0.5質量%
エタノール 5.0質量%
乳酸 適量(pH5に調整)
シア脂 1.0質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
水溶性コラーゲン(3) 0.1質量%
加水分解シルク液 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%
【0102】
(処方例7)カラーリンス(クリーム)
ベーシックブルー124 0.05質量%
塩基性茶16 0.5質量%
HC黄2 0.035質量%
HC黄4 0.015質量%
HC青2 0.4質量%
セタノール 8.0質量%
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(純分28質量%) 5.8質量%
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0質量%
流動パラフィン 3.0質量%
1,3-ブチレングリコール 5.0質量%
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)デカグリセリル液 1.2質量%
濃グリセリン 0.8質量%
ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液(純分40質量%)1.0質量%
マイクロクリスタリンワックス 1.0質量%
エタノール 3.0質量%
乳酸 適量(pH5に調整)
安息香酸ナトリウム 0.5質量%
ケイ皮エキス 0.1質量%
カンゾウ抽出末 0.1質量%
精製水 残量
合計 100質量%