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特許7023271調整可能な抵抗バンドシステムを使用したエクササイズチェアー
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-10
(45)【発行日】2022-02-21
(54)【発明の名称】調整可能な抵抗バンドシステムを使用したエクササイズチェアー
(51)【国際特許分類】
   A63B 23/00 20060101AFI20220214BHJP
   A63B 21/055 20060101ALI20220214BHJP
【FI】
A63B23/00 F
A63B21/055
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019500755
(86)(22)【出願日】2017-03-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-05-23
(86)【国際出願番号】 US2017024009
(87)【国際公開番号】W WO2017165763
(87)【国際公開日】2017-09-28
【審査請求日】2020-03-23
(31)【優先権主張番号】62/313,088
(32)【優先日】2016-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/467,942
(32)【優先日】2017-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518338356
【氏名又は名称】ワイズ,エヴァン
(74)【代理人】
【識別番号】100088904
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100124453
【弁理士】
【氏名又は名称】資延 由利子
(74)【代理人】
【識別番号】100135208
【弁理士】
【氏名又は名称】大杉 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100163544
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 緑
(72)【発明者】
【氏名】ワイズ,エヴァン
【審査官】宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】英国特許出願公開第02415150(GB,A)
【文献】米国特許第06634998(US,B2)
【文献】米国特許出願公開第2008/0203776(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0214369(US,A1)
【文献】米国特許第05044633(US,A)
【文献】特開2007-259972(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 1/00 - 26/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人用エクササイズチェアーであって
座面の後端と下端で固定されている背もたれを含むイスフレームであって、前記背もたれおよび前記座面のそれぞれは、前記背もたれおよび前記座面の側縁で固定されており、前記背もたれおよび前記座面から横方向に突き出ている少なくとも一つの上部アンカーノブを含む、前記イスフレームと、
前記座面の下端で固定されており、サポート表面上で前記エクササイズチェアーをサポートするよう適合されている土台であって、突き出ている少なくとも一つの下部アンカーノブを有する、前記土台と、
前記上部アンカーノブおよび前記下部アンカーノブのいずれかに選択的に固定されるように適合した少なくとも一つのエラストマー抵抗バンドと、を備え、
はイスに座り、そのイスはサポート表面上に置かれ、少なくとも一つの前記エラストマー抵抗バンドを押したり引いたりして人が運動できるように、少なくとも一つ前記エラストマー抵抗バンドは前記上部アンカーノブおよび前記下部アンカーノブのいずれかに固定され、
少なくとも一つの前記上部アンカーノブは、前記イスフレームにおける一つの前記側縁から延びる延長チューブに取り外し可能なように取り付けられ、
少なくとも一つの前記下部アンカーノブは、前記土台の中央垂直軸および前記中央垂直軸から延びる複数の脚のうちの少なくとも一つの土台脚の少なくともいずれか一つに取り外し可能なように取り付けられている、人用エクササイズチェアー。
【請求項2】
前記背もたれおよび前記座面の少なくともいずれか一つにおける少なくとも一部を覆っている少なくとも一つのクッションまたはカバーをさらに備え、
少なくとも一つの前記上部アンカーノブのそれぞれは、少なくとも一つの前記カバーを横切る前記延長チューブと共に前記背もたれおよび前記座面のいずれか一つの前記側縁に固定されており、
少なくとも一つの前記上部アンカーノブは、少なくとも一つの前記カバーから横方向に離れるように突出し、
少なくとも一つの前記上部アンカーノブは、少なくともいずれか一つの前記延長チューブまたは前記土台におけるレシーバーにねじ込まれる軸を含む、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項3】
前記中央垂直軸は、前記座面の下端に固定されている軸受けメカニズムにその上端で固定されており、
前記中央垂直軸の下端には、下方向に突き出ている複数の前記土台脚が配置され、
各土台脚は、その末端でサポート表面に接触するように適合されている、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項4】
前記エラストマー抵抗バンドは、少なくとも一つの前記上部アンカーノブおよび少なくとも一つの前記下部アンカーノブのいずれかと選択的に固定されるように適合される少なくとも一つのアパーチャまたはスロットを含み、
前記上部アンカーノブおよび前記下部アンカーノブのそれぞれは、前記背もたれ、前記座面および前記土台のいずれか一つのレシーバーにねじ込まれる軸を含む、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項5】
前記背もたれの上側には対をなす2つの端部を有する伸長可能な第1のTバーが配置されており、
前記端部のそれぞれにはTバーアンカーノブまたはアンカーアパーチャが形成されており、
前記第1のTバーは、前記背もたれの上の収納位置と伸びた位置との間で配置可能である、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項6】
前記座面の前面には対をなす2つの端部を有する伸長可能な第2のTバーが配置されており、
前記端部のそれぞれにはTバーアンカーノブまたはアンカーアパーチャが形成されており、
前記第2のTバーは、前記座面の前の収納位置と伸びた位置との間で配置可能である、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項7】
前記第2のTバーが伸びた位置にある際に、前記第2のTバーが上がった位置と低い位置との間で回転するように、前記第2のTバーは前記座面に回転式に取り付けられている、請求項6に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項8】
各延長チューブは、第1の固定されたスリーブと、前記第1の固定されたスリーブの中に収納可能な第2の延長可能なインナーチューブと、を含み、
前記第2の延長可能なインナーチューブは、手動で伸長されたり、前記第1の固定されたスリーブ内に収納されたりする、請求項2に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項9】
少なくとも二つの前記エラストマー抵抗バンドと、二つの前記エラストマー抵抗バンドのうちの一つと各端で固定可能なアタッチメントバーとをさらに備え、
各エラストマー抵抗バンドは、前記上部アンカーノブの一つとは反対側の端部で固定され、これにより腕の運動のために人がアタッチメントバーを押したり引いたりする、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項10】
少なくとも二つの前記上部アンカーノブに取り付けられるように適合されている一対のブラケットをさらに備え、
各ブラケットは、前記背もたれから横方向に離れるように側壁から延びるカップを含み、
各カップは、上向きで配置され、Uバーアタッチメントを回転可能に保持しており、
各Uバーアタッチメント同士は、背もたれの後ろ側のあたりで少なくとも一つの前記エラストマー抵抗バンドによって固定されており、
これによりイスに座った人は一つのUバーアタッチメントに肘または腕を入れ、腕と胸部の筋肉を鍛えるため一緒に腕を動かす、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項11】
少なくとも一つの前記エラストマー抵抗バンドは、アパーチャの辺りで隆起し、強化されたセクションを含み、
前記アンカーノブが前記エラストマー抵抗バンドに固定される際に前記アンカーノブ上で前記エラストマー抵抗バンドが回転可能なようにキャプチャーするために、前記アンカーノブは前記セクションに対応する凹み部分を含む、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項12】
前記座面に選択的に固定可能で取り外し可能なケースをさらに備え、
前記取り外し可能なケースは、内部の収納スペースにアクセス可能なように選択的に開くことができる側面を有し、
前記取り外し可能なケースは、突き出ている複数のアンカーノブおよび/または複数のアンカーアパーチャをさらに含む、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【請求項13】
前記アンカーノブの少なくとも一つは、少なくとも一つの前記エラストマー抵抗バンドの一つのフックが周辺で結ばれるウエストと共にキャップされたノブを含み、および/または少なくとも一つの前記エラストマー抵抗バンドの一つのフックが結ばれる外側に突き出た輪を含む、請求項1に記載の人用エクササイズチェアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連した申請へのクロスリファレンス
本出願は、リファレンスによりここに盛り込まれている2016年3月24日にファイルされた米国仮特許申請62/313,088および2017年3月23日にファイルされた米国実用新案登録申請15/467,942の利益を主張する。
連邦支援研究開発に関する記述
該当なし
発明の分野
【0002】
本発明はエクササイズデバイスに関連し、イスと組み合わせた抵抗バンドタイプのエクササイズデバイスにさらに特化する。
【背景技術】
【0003】
エクササイズデバイスは、従来の技術ではほとんどがフロアスペースを必要とすると知られている。さらに、多くのエクササイズ機器はわずかな異なるエクササイズのみができるよう設計され、多種多様な筋肉群を鍛えようとすると、複数のエクササイズ機器が提供されなければならない。典型的なジムは多くの異なる機器を設置する。
【0004】
ジムでのエクササイズが出来ない、または望まない人々にとって、特に一日中オフィスのイスに座っている人々にとって、個々の強度や運動の必要性に応じた多種多様な異なるエクササイズを製品が提供できる、オフィスのイスとエクササイズチェアーの組み合わせが有益となる。
【0005】
それゆえ、オフィスまたはデスクのイスとエクササイズチェアーを組み合わせたデバイスの必要性があるのである。このような薄型のイスは多種多様な異なるエクササイズを可能にし、運動の追加を容易にし、簡単に取り付けられるさまざまなアクセサリーを含む。このように、従来のエクササイズ機器と比べ、必要とされた発明は、耐久性があり、製造や使用が比較的容易である。本発明はこのような目的を達成する。
【発明の概要】
【0006】
本デバイスはイスに座ったまま使用する人のためのエクササイズチェアーである。エクササイズチェアーはまた薄型のオフィスまたはデスクのイスとしても使用される。イスのフレームは、下側でその座面の後端と固定された背もたれを含む。各フレームは、フレームの一つの側縁に固定され、横方向に突き出ている上部アンカーノブを選択的に固定するために適合した少なくとも一つのノブアパーチャを含む。
【0007】
二つのオプションひじかけが、背もたれの側縁の一つにそれぞれ固定されうる。ひじかけはそれぞれ背もたれの前面から突き出ている。運動する際の収納位置とエクササイズチェアーがオフィスのイスとして使用される際の伸長された位置の間で、それぞれのひじかけは好みにより選択的に回転可能に配置可能である。
【0008】
土台は座面の下端に固定され、床のようなサポート表面の上でエクササイズチェアーをサポートする。土台はそこから突き出ているアンカーノブの一つを受け取るために少なくとも一つの下部アンカーノブアパーチャを有する。好みにより、座面の下端に固定された軸受けメカニズムにその上端に固定された中央垂直軸を土台は含む。中央垂直軸の下端は、そこから下方向へ突き出ている複数の土台脚内で終わり、各土台脚はその遠位端でサポート表面に接触するよう適合されている。エクササイズチェアーがサポート表面の上を転がるよう各土台脚にはホイールがある。
【0009】
好みにより、高さ調整アクチュエータが作動すると垂直軸の高さが調整されるように、中央垂直軸はテレスコープメカニズムと高さ調整アクチュエータを含む。さらに、チルトアクチュエータが作動するとイスフレームの傾きが土台に合わせて調整されるように、軸受けメカニズムはさらにチルトメカニズムとチルトアクチュエータを含む。
【0010】
少なくとも一つのオプションのクッション、メッシュカバーまたはそのようなものがフレームの少なくとも一部を覆うことができる。このようにそこから突き出ている上部アンカーノブを除いたイスフレーム全体をクッションは覆うことができる。少なくとも一つのクッションがフレームの側縁を覆っているところで、上部アンカーノブが少なくとも一つのカバーで覆われないように、複数の延長チューブが弾性カバーを横切るために含まれていることができる。
【0011】
イスの上部および下部両方の内部フレームワークは、個々のモジュラーセクションから構成されてもよい。これらのセクションはグリッドパターンに設けられた相互接続されたチューブで構成されうる。インナーチューブがイスの背もたれと座面両方の中央カラムに向かって隣接するセクションを通って配置されるように、個々のセクションは並ぶ。各セクションのインナーチューブは、イスの上部または前面のどちらかから伸長されるTバーを形成するために水平に固定されたチューブに接続されている。一旦伸長されると、Tバーは固定ピンで運動をするための位置に固定される。
【0012】
インナーチューブはまた個々のセクション内で水平に設計されたチューブから伸び、運動する位置まで伸びて固定され得る。水平インナーチューブは、それらの外向きのセクション内に固定されたスレッドスリーブを有する。運動するために細長い抵抗バンドを固定するためにスレッドアンカーノブと一緒にこれらのスリーブは使用される。個々のセクションはまたセクションをイスの外側フレームに固定するため少なくとも二つのスレッドアパーチャを有する。このように、個々のセクションは簡単に修理できるようフレームから取り外しが可能である。
【0013】
少なくとも一つのエラストマー抵抗バンドは、スレッドアンカーノブまたは取り付け可能なエクササイズデバイスに選択的に固定するためそれぞれ適合した複数の縦スロットを有する。スレッドアンカーノブは細長い抵抗バンドといくつかの取り付け可能なエクササイズデバイス両方に適用する。使用されないとき比較的薄型の外観となるようイスカバー、クッションまたはフレームに対してより平らな位置にノブはしまわれる。エクササイズをしたいときは、アンカーノブを緩め、エクササイズデバイスまたは抵抗バンドがアンカーノブにぴったりと取り付けられる。
【0014】
一旦ノブの上に固定されると、アンカーノブをフレームにねじ込むことで調整バンドまたはデバイスはフレームに固定される。アンカーノブはイスの複数の位置にあり、抵抗バンドはいろいろな長さと縦スロットがある。抵抗を増やすような設定には一つ以上の抵抗バンドが使われる。さらに、異なる抵抗のためにいろいろな厚さの複数のタイプの抵抗バンドが使用される。抵抗バンドはコネクターでつないで延長でき、さまざまな長さとなり得る。このように、抵抗バンドは多種多様な抵抗レベルで多種多様な個々のエクササイズのためにどのアンカーノブにでも簡単に再設定、再設置することが可能である。
【0015】
抵抗バンドはまた、イスに内蔵されたスロット付き固定デバイスに取り付けることも可能である。取り付けのため、抵抗バンドは安全フック上に配置され、安全フックはイスに固定されたスロット付きアンカーに取り付けられる。
【0016】
これにより人はイスに座り、イスはサポート表面に置かれ、取り付けられたハンドルまたは他の取り付けられたエクササイズデバイスと少なくとも一つの抵抗バンドを押したり引いたりすることで運動できるように、少なくとも一つの抵抗バンドがどこかのアンカーノブに固定される。
【0017】
一つの実施形態では、上部アンカーノブを覆い、フレームの側縁に少なくとも一つのクッションを伸ばすために、二つのサイドバッククッションと二つのサイドシートクッションは選択的に上部アンカーノブに固定可能である。いくつかの実施形態では、カラビナまたはフックで終わる抵抗バンドのような抵抗バンドの一つに固定する追加のアンカーポイントを提供するために、複数の水平アンカーバーがサイドバッククッションとサイドシートクッションに出ている。
【0018】
いくつかの実施形態では、背もたれの上側はさらに各抵抗バンドの縦スロットが固定されるTバーアンカーノブでそれぞれ終わっている二つの反対側の端を有する伸縮可能な最初のTバーを含む。最初のTバーは、背もたれの上で伸縮可能である。同様に、さらに各抵抗バンドの縦スロットが固定されるTバーアンカーノブでそれぞれ終わっている二つの反対側の端を有する伸縮可能な2番目のTバーを、座面の前面は含む。2番目のTバーは最初のTバーと同様に座面の前面または下面で伸縮可能である。ここでの「アンカーノブ」の使用はまた取り外し可能なアンカーノブを伴うオプションのアンカーアパーチャを意味していることは理解可能である。
【0019】
2番目のTバーはさらに座面に回転式に取り付けられる。2番目のTバーが引っ張る運動では伸びた状態で固定され、足上げ運動では低い位置に回転し固定されるように回転式デバイス上に穴が設けられている。Tバーは外側セクション内にブレンドするクッションのセクション内にしまい込まれ、薄い外観となるようシートの見えるセクションの下にしまわれる。このフラップは、イスのクッションまたはカバー素材に取り付けられる。Tバーデバイスを使う際フラップが開きTバーが伸びる。
【0020】
エクササイズチェアーはさらに一つの抵抗バンドの一端にそれぞれ固定可能なアタッチメントバーを含む。腕や足の運動でアタッチメントバーを押したり引いたりするために、抵抗バンドのもう一つの端はアンカーノブの一つに固定される。
【0021】
エクササイズチェアーはさらに曲がったチューブアタッチメントを含む。一つまたはそれ以上の抵抗バンドは曲がったチューブを通ってねじ込まれ、各抵抗バンドの反対の端は一つのアンカーノブに固定される。曲がったチューブは、イスの上部のハンドルとして、イスの下部の足を上げるデバイスとして使用される。
【0022】
少なくとも二つの上部アンカーノブをそれぞれつなげるよう適合されたブラケットの組は、背もたれから横方向にブラケットの側壁から伸びているカップを含む。各カップは上向きで、そこで回転式にUバーアタッチメントを保持するよう適合する。各Uバーアタッチメントは少なくとも一つの抵抗バンドと背もたれの後ろ側あたりで共に固定されている。このように、イスに座った人は一つのUバーアタッチメントに肘または前腕を入れ、腕や胸部の筋肉を鍛えるよう腕を一緒に動かすことが可能である。
【0023】
いくつかの実施形態では、ペダルアッセンブリが少なくとも一つの下部アンカーノブで、少なくとも一つの抵抗バンドとともに土台に固定されうる。足でペダルを回転させるペダルアッセンブリを使用するために、ペダルアッセンブリはエクササイズチェアーの前面に配置されている。このエクササイズは、抵抗運動と同様にエアロビックスタイルの運動を提供する。
【0024】
いくつかの実施形態では、スロットのあるゴムバンドがイスの底でアンカーに固定されうる。他のさらに長いゴムバンドは、足または足首のところで輪を作るようそれらのスロットの間にねじ込まれている。両方のバンドはアンカーノブに取り付けられている。
【0025】
そして、足を交互に反対方向へ出したり引いたりするエクササイズが行われる。
【0026】
任意に持ち運び用バッグがエクササイズチェアーに含まれている。この持ち運び用バッグは、抵抗バンド、エクササイズアタッチメント、エクササイズチェアーで使用するその他の道具類をしまえる様複数の部分に分かれている。
【0027】
本発明は、オフィスまたはデスクのイスとエクササイズチェアーの組み合わせである。この薄型エクササイズチェアーは多種多様な異なる運動を提供し、追加の運動を容易にするために簡単に装着できるアクセサリーを含んでいる。本発明は耐久性があり製造や使用が比較的簡単で、従来のエクササイズ機器と比較して比較的安価である。本発明のその他の特徴や利点は、本発明の本質の例法によって図解された添付の図と共に記されている以下のより詳細な説明から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1図1は、本発明の透視図である。
図2図2はカバー無しで描かれた本発明のイスフレームの透視図である。
図3図3A は、本発明の背もたれの部分斜視図で、イスフレームに取り付けられているオプションのサイドバッククッションとサイドシートクッションが描かれ、サイドバッククッションはその内側を見せるため部分的に壊されている。図3B は、図3A の一つのサイドシートクッションの後方斜視図で、イスフレームから取り外され、水平アンカーバーの分解された格子と共に示されている。
図4図4は、本発明の土台の部分斜視図で、二つの下部アンカーノブの間で伸びている抵抗バンドが描かれている。
図5図5は、土台の部分斜視図で、中心湾曲ハンドルのある抵抗バンドの一つの実施形態を示す。
図6図6は、土台と二つの抵抗バンドが添付されたペダルアッセンブリの部分斜視図である。
図7図7は、本発明の透視図で、背もたれと座面を見せるために部分的に壊し、さらに発明のTバーアッセンブリの組を示す。
図8図8は、抵抗バンドの一つの実施形態の拡大した斜視図で、そこに固定されたハンドル、ねじ込まれたアンカーノブ、ねじ込まれた受けを示す。
図9図9は、本発明の斜視図で、抵抗バンドの組とイスフレームに固定されているオプションのアタッチメントバーを示す。
図10図10は、Uバーアタッチメントのあるブラケットを持つ実施形態の部分斜視図である。
図11図11は、イスの後ろの二つのUバーアタッチメントの間で伸びている抵抗バンドとイスに付けられているブラケットの組とUバーアタッチメントの部分斜視図である。
図12図12は、本発明の斜視図で、中央湾曲ハンドルを持つ抵抗バンドの組を示す。
図13-1】図13A は、本発明のエクササイズチェアーに座って上腕二頭筋運動を行っている人の斜視図である。図13B は、本発明のエクササイズチェアーに座ってベンチプレスタイプの運動を行っている人の斜視図である。図13C は、本発明のエクササイズチェアーに座って胸部の運動を行っている人の斜視図である。図13D は、本発明のエクササイズチェアーに座って持ち上げるタイプの運動を行っている人の斜視図である。
図13-2】図13E は、本発明のエクササイズチェアーに座って懸垂タイプの運動を行っている人の斜視図である。図13F は、本発明のエクササイズチェアーに座って曲げるタイプの運動を行っている人の斜視図である。図13G は、本発明のエクササイズチェアーに座って漕ぐタイプの運動を行っている人の斜視図である。図13H は、本発明のエクササイズチェアーに座ってペダルをこぐ運動を行っている人の斜視図である。
図14図14は、本発明の交換可能なフレームセクションの斜視図である。
図15図15は、抵抗バンドとアンカーノブの他の実施形態の分解した部分斜視図である。
図16図16は、アンカーノブとフックのある抵抗バンドの他の実施形態の分解した部分斜視図である。
図17図17は、フック、スロットまたはアパーチャと抵抗バンドを付けることができるアンカーノブの他の実施形態の斜視図である。
図18図18は、座面から取り外し可能な持ち運び用収納ケースを有する発明の実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
発明のイラスト化された実施形態が以下に記されている。以下の説明は、これらの実施形態のための記載を十分に理解し可能にするための特化した詳細を提供する。このような詳細なしでも発明が実施されることは当業者には理解可能である。言いかえれば、実施形態の不必要で不明瞭な記載を避けるため、よく知られた構造や機能は、詳細に示したり記したりされていない。
【0030】
文脈が十分な解説やクレームを明確に必要としない限り、用語「含む」「構成する」は、排他的または網羅的な意味とは対照的に包含的な意味、つまり「含まれるがその限りではない」といった意味で解釈されるべきである。単数または複数で使用される用語もまたそれぞれ複数または単数を含む。さらに、用語「ここでの」「上」「下」や同様な用語は、本申請で使用される際には、本申請の特別な部分ではなく全体として、本申請に言及する。二つまたはそれ以上のアイテムのリストの言及に用語「または」をクレームが使用する際、用語(リスト内のいかなるアイテム、リスト内のすべてのアイテム、リスト内のアイテムのいかなる組み合わせの)用語の以下の解釈のすべてをその用語はカバーする。用語「各」が少なくとも一つであるように前に紹介されているエレメントを言及するのに使用される際、用語「各」は複数のエレメントを必然的に暗示することはありませんが、単一のエレメントを意味することもある。
【0031】
図1と2は、イス10に座ったまま人20が使用するエクササイズチェアー10を示す。エクササイズチェアー10はまた、オフィスまたはデスクのイスとしても使用される。背もたれのある実施形態が図に示されているが、(図1に)示されているようなイス設計とは反対にスツール設計(示されていない)である代わりに背もたれ40をイス10が有する必要はない。
【0032】
堅いイスフレーム30は、座面50の後端52と下端42で固定されている背もたれ40を含む。フレーム40、50それぞれは、フレーム40、50の一つの側縁45、55に固定された少なくとも一つの上部アンカーノブ60を含む。各上部アンカーノブ60はフレーム40、50から横方向に突き出ている。さまざまな運動をするためにフレーム30から各上部アンカーノブ60がある程度伸びるように、各フレーム40、50は伸縮自在である。(図2)さらに、一つのセクションが壊れてもすぐに他の予備セクションに交換されるよう交換可能なモジュールセクション32で、背もたれ40と座面50の各セクションはできていることができる(図14)。できればフレーム40、50は、堅い金属材で作られる。
【0033】
二つの堅い回転式サイドアーム70は、背もたれ40の側縁45の一つにそれぞれ固定されている。サイドアーム70はそれぞれ背もたれ40の前面41から突き出ている。各サイドアーム70は収納位置140と伸ばされた位置150の間で選択的に回転式に配置可能である。他にサイドアーム70は(示されていないが)T型をとり、座面40に固定され、そこから上向きに突き出ていることができる。
【0034】
土台80は、座面50の下端59に固定されており、床のようなサポート表面15の上でエクササイズチェアー10を支えるように適合する(図1)。土台80は、そこから突き出ている少なくとも一つの下部アンカーノブ61および/または土台脚180のトップ189を通って横断している少なくとも一つのアンカーアパーチャ64を有する(図4)。
【0035】
土台80は、座面50の下端59と固定されている軸受けメカニズム170と上端168で固定されている中央垂直軸160を含む。中央垂直軸160の下端162はそこから下方向に突き出ている複数の土台脚180の中で終わり、各土台脚180は遠位端188でサポート表面15に接触するように適合されている。エクササイズチェアーがサポート表面15上を転がるよう各土台脚180はホイール190を含む。
【0036】
好ましくは、高さ調整アクチュエータ210が調整されると垂直軸160の高さが調整されるように、中央垂直軸160はテレスコープメカニズム200と高さ調整アクチュエータ210を含む。いくつかの実施形態では、テレスコープメカニズム200は負荷なしで完全に伸びる位置へ偏り、そして(イス10に座っている人20のような)負荷有りでテレスコープメカニズム200は後退した位置に促される。
【0037】
さらに、好ましくは、チルトアクチュエータが作動するとイスフレーム30の傾きが土台80に関して調整されるように、軸受けメカニズム170はチルトメカニズム220とチルトアクチュエータ230を含む。
【0038】
他には土台80は当該分野において一般的であるように少なくとも三つの下方向に突き出た垂直脚(示されていない)を含む。しかし、従来技術とは異なり、このような垂直脚はまたそこから突き出ている少なくとも一つの下部アンカーノブ61を含んでいる。このような垂直脚それぞれは、またホイール190の一つを含む。
【0039】
少なくとも一つのクッションまたはカバー90はフレーム40、50の少なくとも一部を覆っている。このようなクッション90はそこから突き出ている上部アンカーノブ60を除いてイスフレーム30の全体を覆う。少なくとも一つのクッション90が側縁45、55を覆っているところで、上部アンカーノブ60が少なくとも一つのカバー90で覆われないように、弾性カバー90を横断するために複数の延長チューブ110が含まれることができる。
【0040】
いくつかの実施形態では、エクササイズチェアー10の背もたれ40と座面50の両方の内部フレームワークは、個々のモジュールセクション32で構成されうる。これらのモジュールセクションはグリッドパターンに設定された相互接続チューブ33で構成されている。エクササイズチェアー10の背もたれ40と座面50両方の中央カラム34に向かって調整セクションを通って各インナーチューブ33が配置される方法で、個々のセクション32は並ぶ。このインナーチューブ33はTバー230、260を形成するために水平に固定されたチューブと接続されている。Tバー230、260は、イス10の上部と前面の両方から伸びることが可能である。一旦伸ばされると、運動を実行するために配置されたアパーチャ37を通って固定ピンで固定される。
【0041】
インナーチューブ33はまた、個々のセクション32の中で水平に設定された延長チューブ110から伸び、エクササイズのために所定の場所に固定される。水平延長チューブ110は、セクションに対して外側に固定されているスレッドスリーブまたはレシーバー305を有する。これらのスリーブ305は、エクササイズのために細長い抵抗バンド100を固定するためねじ込まれたアンカーノブ60、61,62と一緒に使用される。個々のセクション32にはまた、イス10の外側フレーム30にセクション32を固定するため少なくとも二つのスレッド穴36がある。このように、個々のセクション32は簡単な修理のためにフレーム30から取り外し可能である。
【0042】
いくつかの実施形態では、運動を実行する、またはイスフレーム30の側縁45、55の中に延長チューブ110と上部アンカーノブ60を収縮するために人20が望むように、延長チューブ110は伸縮自在で比較的延長可能である。例えば、各延長チューブ110は最初の固定されたスリーブ111と最初の固定されたスリーブ111の中にしまわれた2番目の延長可能なインナーチューブ112を含み、延長可能なチューブ112はねじ込まれたレシーバー305を含んでいる(図8)。少なくとも一つのクッションまたはカバー90は発泡体または他の柔軟な素材を含む。他に、クッション90はメッシュ素材ことができる(示されていない)。
【0043】
少なくとも一つのエラストマー抵抗バンド110は複数の縦アパーチャ106またはスロット105を有し、アンカーノブ60、61またはエクササイズデバイスと選択的に固定するためにそれぞれ適合する。スロット105は、安全に固定するためアンカーノブ60、61のあたりにぴったりとフィットする。アンカーノブ60、61は薄型で、カバー90または二つか三つの抵抗バンド100が収まるフレーム30から十分遠くに伸びる。望めば、六角形ツールなどによって手動でアンカーノブ60、61をねじ込むことで各抵抗バンド100はフレーム30に取り付けられることができる(示されていない)。他には、ペダルアッセンブリ290、アタッチメントバー310、ハンドル320、Uバーアタッチメント350(以下参照)のようなさまざまなアクセサリーもまたアンカーノブ60、61に取り付けられる。
【0044】
少なくとも一つのエラストマー抵抗バンド100は、それを通って複数の縦スロット105またはアパーチャ106を有し、ねじ込まれたアンカーノブ60、61、62または取り付け可能なエクササイズデバイスと選択的に固定するためにそれぞれ適合する。アンカーノブ60、61、62は細長い抵抗バンド100と取り付け可能なエクササイズデバイス(以下に説明されている)の両方と対応するようになっている。使用しないとき各アンカーノブ60、61、62は薄型の外観のためカバー90またはフレーム30に対してより平らな位置に配置される。人20が運動をしたいとき、アンカーノブ60、61、62の一つはネジを外され、エクササイズデバイスまたは抵抗バンド100はアンカーノブ60、61、62のあたりにぴったりと置かれる。一旦アンカーノブ60、61、62の上に固定されると、アンカーノブ60、61、62をフレーム30にねじ込むことで調整バンド100またはデバイスはフレーム30に固定される。
【0045】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つの抵抗バンド100は、アンカーアパーチャ106のあたりに隆起し、強化されたセクション107を含み(図15)、アンカーノブ60、61、62が抵抗バンド100と固定され、ねじ込まれたレシーバー305の一つと完全にくっつくと、アンカーノブ60、61、62の上で抵抗バンド100を回転式に捕らえるために隆起し、強化されたセクション107と相対的に凹んだ部分65を各アンカーノブ60、61、62は含んでいる。いくつかの実施形態では、抵抗バンド100は、アンカーアパーチャ64の一つへの、またはアンカーノブ60の一つの輪68を通って(図16)、またはキャップされたアンカーノブ67のウエスト69の周り(図17)に挿入するように適合されたフック108を含んでいる。
【0046】
アンカーノブ60、61、62はイス10の複数の場所に配置され、抵抗バンド100は複数の長さと縦スロット105を有する。抵抗を高めるために一つ以上の抵抗バンド100が重ねて使用される。さらに、異なる抵抗のために異なる厚さの複数のタイプの抵抗バンド100が使用される。バンド100を延長するためにコネクター360(図13D )で抵抗バンド100はお互い繋げられ、さまざまな長さとなる。このように、多種多様な抵抗レベルで多種多様な個々のエクササイズのためにアンカーノブ60、61、62に簡単に抵抗バンド100を再設定、再配置することが可能である。
【0047】
好ましくは、各抵抗バンド100は取り付け可能なハンドル280(図8)を含み、それはおそらくカラビナクリップ285などで縦スロット105の一つに取り付けられる。このように、多種多様なエクササイズのためにアンカーノブ60、61の上で抵抗バンド100は簡単に再設定、再配置される。人20にかかる抵抗を高めるために一つ以上の抵抗バンド100が重ねて使用される。さらに、異なる抵抗のために異なる厚さの複数のタイプの抵抗バンド100が使用される。バンド100の長さを延長するためにコネクター360(図13D )で抵抗バンド100はお互い繋げられ、異なるタイプのエクササイズへの使用またはさまざまな大きさの人々のためにさまざまな長さにすることが可能である。
【0048】
イス10に座った人20とサポート表面15上に置かれたイス10とともに、ハンドル280または他のアクセサリーなど(図13A からH)を伴って、少なくとも一つの抵抗バンド100を押したり引いたりして人が運動できるように、少なくとも一つの抵抗バンド100がどこかのアンカーノブ60、61に固定される。エクササイズチェアー10上で異なるポジションを取り、どこかのアンカーノブ60、61、62にさまざまに固定されている抵抗バンド100を用いることで、屈強なフルボディワークアウト(体全体を鍛えること)が可能である。
【0049】
一つの実施形態では、二つのサイドバッククッション120(図3A と3B)と二つのサイドシートクッション130は、上部アンカーノブ60を覆い、フレーム40、50の側縁45、55まで少なくとも一つのクッション90を伸ばすために上部アンカーノブ60に選択的に固定されている。いくつかの実施形態では、カラビナまたはフック(示されていない)の中の抵抗バンド100のような抵抗バンド100の一つを固定する追加のアンカーポイントを提供するために、複数の水平アンカーバー122(図3B)がサイドバッククッション120やサイドシートクッション130の中に出ている。
【0050】
いくつかの実施形態では、各抵抗バンド100の縦スロット105が留めることができるあたりのTバーアンカーノブ62でそれぞれ終わっている二つの反対の端235を持つ伸長可能な最初のTバー230を背もたれ40の上側48はさらに含む。最初のTバー230は背もたれ40の上の収納位置240(図1)と伸びた位置250(図7)の間に配置可能である。少なくとも一つのカバー90は伸長可能な最初のTバー230を覆わないが、最初のTバー230が収納位置240にあると平らに広げられている。できれば、Tバー230、260が薄型の外観のために収納位置240にあるとフラップ(示されていない)が両方を覆う。このフラップは、イス10の上のクッションまたはカバー90に取り付けられている。人20が一つのTバー230、260に取り付けると、フラップは開けられ、Tバー230、260が伸長可能である。2番目のTバー260はさらに座面30に回転式に取り付けられている。2番目のTバー260が伸びた位置250にあると引っ張る運動のために上がった位置275で固定され(図13G)、2番目のTバー260が足上げ運動のために低い位置270に回転できるよう(図13G)、穴(示されていない)がピボット264の上に配置されている。
【0051】
いくつかの実施形態では、座面50の前面58はさらに二つの反対の端265を持つ伸長可能な2番目のTバー260を有し、各抵抗バンド100の縦スロット105が留められるあたりのTバーアンカーノブ62でそれぞれが終わっている。2番目のTバー260は、収納位置240(図1)と伸びた位置250(図7)の間で、最初のTバー230のように座面50の前に配置可能である。少なくとも一つのカバー90は伸長した2番目のTバー260を覆わないが、2番目のTバー260が収納位置240にあるとそれと一緒に平らに広がっている。2番目のTバー260が伸びた位置250にあると、2番目のTバー260が、ハンドグリップ(示されていない)による引っ張る運動のための上がった位置275や、足の運動の低い位置270の間で回転するように、2番目のTバー260はさらに座面50に回転式に取り付けられている。
【0052】
フレーム40、50、土台80、または伸縮自在な延長チューブ110のいずれか一つのねじ込まれたレシーバー305の中にねじ込むためにねじ込まれた軸300を各アンカーノブ60、61、62は含む。六角形のツール、通常のマイナスドライバー(示されていない)などでねじ込まれたレシーバー305の中にこのようなアンカーノブ60、61、62はねじ込められる。他には、ねじ込まれたレシーバー305とアンカーノブ60、61、62を手動で取り付けられるよう各アンカーノブ60、61、62はローレット外側表面66(図15)を含む。弾性バンド100が一旦縦スロット105の一つでヘッド63の上で伸ばされると弾性バンド100が手動で取り外されるまでそこにとどまるよう、ねじ込まれた軸300よりも大きな直径を持つヘッド63が各アンカーノブ60、61、62に含まれる。
【0053】
図9に示されたように、一つの抵抗バンド100の一つの端105と各端315で固定できるアタッチメントバー310をエクササイズチェアー10はさらに含む。人20が腕や足を運動するためにアタッチメントバー310を押したり引いたりするために、抵抗バンド100のもう一方の端105はアンカーノブ60、61の一つに固定されている。
【0054】
エクササイズチェアー10はさらに湾曲したチューブアタッチメント320を含む。一つまたはそれ以上の抵抗バンド100は湾曲したチューブアタッチメント320を通ってねじ込まれている。
【0055】
各抵抗バンド100の反対の端104はアンカーノブ60、61、62に固定されている。湾曲したチューブアタッチメント320は、イス10の背もたれ40にあるハンドルとイス10の土台80にある足上げデバイスの両方として使用される。いくつかの実施形態では、少なくとも二つの抵抗バンド100が含まれ、背もたれ40の共通面45(図12と13C)で上部アンカーノブ60のようなアンカー60、61に各抵抗バンド100の反対の端104が固定されているところで、各々が中央湾曲ハンドル(図5と12)を有する。このような中央湾曲ハンドル320は、抵抗バンド100を握りやすくするビニールまたはその他のタイプのスリーブである。
【0056】
図10と11は、少なくとも二つの上部アンカーノブ60を付けるよう適合されたブラケット330の組を示す。背もたれ40から横方向に離れたブラケット330の側壁335から伸びているカップ340を各ブラケット330は含んでいる。各カップは上向きで、そこで回転式にUバーアタッチメント350を保持するよう適合されている。背もたれ40の後ろ側49のあたりで少なくとも一つの抵抗バンド100と一緒に各Uバーアタッチメント350が固定されている。このように、イス10に座った人20は肘や上腕をUバーアタッチメント350の一つに入れ、腕や胸部の筋肉を鍛えるために一緒に腕を動かすことが可能である。
【0057】
いくつかの実施形態では、少なくとも一つの下部アンカーノブ61で少なくとも一つの抵抗バンド100と土台80にペダルアッセンブリ290(図6)が固定されうる。
【0058】
回転ペダル295に付けた足で人20がペダルアッセンブリ290を使えるように、ペダルアッセンブリ290はエクササイズチェアー10の前面に配置されている。このエクササイズは抵抗運動と同様にエアロビックスタイルの運動も提供する。
【0059】
いくつかの実施形態では、スロット105またはアパーチャ106のあるゴムバンド100の一つは、イス10の土台80の上にある下部アンカー61に固定されている。他のより長いゴム101(図4)は、足または足首の高さで輪102を作るためにそれらのスロット105の間にねじ込まれている。バンド100、101両方ともアンカーノブ61に取り付けられている。そして、足首の周りに固定された輪102に入れた足を反対方向に交互に押したり引いたりしてエクササイズが行われる。
【0060】
他の実施形態では、持ち運び用バッグ(示されていない)がエクササイズチェアー10に含まれている。この持ち運び用バッグは、抵抗バンド100、エクササイズアタッチメント、エクササイズチェアー10で使用される他の道具類をしまえる様複数の部分に分かれている。
【0061】
他の実施形態では、ケース400が使用されてないときケース400を座面50に収納するよう、取り外し可能なケース400(図18)が座面50に選択的に固定可能である。内部の収納スペース420にアクセスできる選択的に開く側面410を取り外し可能なケース400は有する。ケース400はさらに持ち運び用ハンドル430を含み、複数の抵抗バンド100と延長チューブ110を保持するよう適合されている。ケース400はさらにそこから突き出ている複数のアンカーノブ61および/またはその中の複数のアンカーアパーチャ64を含む。このように、ケース400は望めば特定の運動のためにイス10から離して使用されることができる。抵抗バンド100、エクササイズアタッチメント、エクササイズチェアー10で使用されるその他の道具類を保持する複数の異なるコンパートメント(示されていない)をケース400は含むことができる。ケース400はまたスリーブ305とテレスコープチューブ110を収納し、その上に人が立ったり座ったりできるような強度がある。
【0062】
発明の特定な形態が図に示され、記されているが、発明の精神と範囲を逸脱せずにさまざまな変更が行われ得ることは明らかである。さらに、添付のクレームによることを除き、発明は限定されるものではない。
【0063】
本発明の特定な特徴や様態を記すのに使用される特定の用語は、用語が関連付けられて発明の特定の特性、機能、または、態様に限定されるよう、ここで用語が再定義されることを意味するように解釈されるべきではない。一般に、上記の詳細な説明のセクションが明示的にこのような用語を定義しない限り、明確に開示されている特定の実施形態も発明を限定するため以下のクレームで使用される用語は解釈されるべきではない。したがって、本発明の実際の範囲は開示された実施形態だけでなく、発明の練習や実装のすべての同等の方法を網羅する。
【0064】
本発明の実施形態の上記の詳細な説明は、包括的であり、上に開示された精密な形態やこの開示で触れられている使用の特定分野に発明は限定されることを意図していない。発明の特定の実施形態や例はイラスト化の目的で上に記されているが、当業者には理解可能なように発明の範囲内においてさまざまな同等の変更が可能である。また、ここに提供された発明の教示は上に記されたシステムに限らず他のシステムにも適用可能である。上に記されたさまざまな実施形態のエレメントや行為はさらに実施形態を提供するために組み合わされる。
【0065】
添付して提出される書類に記載されていることを含み上記の特許、申請およびほかのリファレンスのすべては、リファレンスによりここに組み込まれている。
【0066】
必要であれば、発明の実施形態をさらに提供するために上記に記されたさまざまなリファレンスのシステム、機能、内容を採用するために発明の態様を変更可能である。
【0067】
上記の「詳細な説明」に照らして発明の変更は可能である。上の記述が発明の特定の実施形態を詳細にし、企図された最良のモードが記されているが、どんなに上に記した文章に表しても、発明は多くの方法で試されうる。それゆえ、ここに開示された発明により包含されても、実装の詳細はかなり異なる。上に記したように、発明の特定な特徴や様態を記すのに使用される特定の用語は、用語が関連付けられて発明の特定の特性、機能、または、態様に限定されるようここで用語が再定義されることを意味するように解釈されるべきではない。
【0068】
発明の特定の様態が以下の特定のクレーム形態で表されるが、本発明者は、任意の数のクレーム形態において本発明の様々な態様を企図する。さらに、本発明の他の態様のためのそのような追加のクレーム形態を追求するための申請後は、本発明者が追加請求を加える権利を留保する。
【符号の説明】
【0069】
10:イス
15:サポート表面
20:人
30:堅いイスフレーム
30:座面
32:モジュールセクション
33:インナーチューブ
33:相互接続チューブ
34:中央カラム
36:スレッド穴
37:アパーチャ
40:背もたれ
40,50:フレーム
41:前面
42:下端
45、55:側縁
45:背もたれ40の共通面
48:上側
49:背もたれ40の後ろ側
50:座面
52:後端
58:前面
59:下端
60:アンカーノブ
61:アンカーノブ
62:アンカーノブ
62:Tバーアンカーノブ
63:ヘッド
63:ヘッド
64:アンカーアパーチャ
65:凹んだ部分
66:ローレット外側表面
67:アンカーノブ
68:輪
69:ウエスト
70:回転式サイドアーム
80:土台
90:クッション
90:カバー
100:抵抗バンド
100,101:バンド
102:足首の周りに固定された輪
102:輪
104:端
105:端
105:縦スロット
105:スロット

106:縦アパーチャ
106:アンカーアパーチャ
106:アパーチャ
107:セクション
108:フック
110:延長チューブ
110:エラストマー抵抗バンド
111:スリーブ
112:インナーチューブ
120:サイドバッククッション
122:水平アンカーバー
130:サイドシートクッション
140:収納位置
150:伸ばされた位置
160:中央垂直軸
162:下端
168:上端
170:軸受けメカニズム
180:土台脚
188:遠位端
190:ホイール
200:テレスコープメカニズム
210:高さ調整アクチュエータ
220:チルトメカニズム
230:チルトアクチュエータ
230:Tバー
235:端
240:収納位置
250:伸びた位置
260:Tバー
260:Tバー
265:端
275:位置
270:足上げ運動のために低い位置
264:ピボット
270:足の運動の低い位置
275:運動のための上がった位置
280:ハンドル
285:カラビナクリップ
290:ペダルアッセンブリ
295:回転ペダル
300:軸
305:スレッドスリーブまたはレシーバー
305:ねじ込まれたレシーバー
305:レシーバー
310:アタッチメントバー
315:端
320:ハンドル
320:チューブアタッチメント
330:ブラケット
335:側壁
340:カップ
350:Uバーアタッチメント
360:コネクター
400:ケース
410:側面
420:内部の収納スペース
430:持ち運び用ハンドル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13-1】
図13-2】
図14
図15
図16
図17
図18