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  • 特許-食器消毒保管庫 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-14
(45)【発行日】2022-02-22
(54)【発明の名称】食器消毒保管庫
(51)【国際特許分類】
   A47B 81/04 20060101AFI20220215BHJP
   A61L 2/04 20060101ALI20220215BHJP
【FI】
A47B81/04 C
A61L2/04
A47B81/04 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020173293
(22)【出願日】2020-10-14
【審査請求日】2020-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】593141344
【氏名又は名称】新日本厨機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉村 二三夫
【審査官】中村 百合子
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1880992(KR,B1)
【文献】特開2005-237495(JP,A)
【文献】実開昭56-116046(JP,U)
【文献】特開2001-252336(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 81/04
A47B 31/02
F26B 1/00-25/22
A47L 15/00-21/06
A61L 2/00-12/14
A47J 39/00-47/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板および側板を有し、複数の棚が配置された食器収容室と、
前記天板に設けられた排気口を通じて前記食器収容室の空気を排出する気流を発生させるファンと、
前記ファンにより排出された空気を温めるヒータと、
前記ヒータにより温められた空気を前記食器収容室の下方から前記食器収容室の内側に送る第1ダクトと、
前記ファンにより排出された空気を前記側板に設けられた開口を通じて前記食器収容室の内側に送る第2ダクトと、
前記第1ダクトと前記第2ダクトを隔てる仕切板と、
を備え
前記仕切板は、前記側板に対向する内面と、この内面の反対側の外面とを有し、
前記第1ダクトは、前記仕切板の前記外面側に設けられ、
前記第2ダクトは、前記仕切板の前記内面と前記側板の間に設けられている、食器消毒保管庫。
【請求項2】
前記開口は、前記側板の鉛直方向における中心よりも下方に位置し、
前記側板のうち前記鉛直方向における中心よりも上方には前記第2ダクトに通じる開口が設けられていない、
請求項に記載の食器消毒保管庫。
【請求項3】
前記ヒータは、前記第1ダクトに配置されている、
請求項1または2に記載の食器消毒保管庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器を熱風により消毒する食器消毒保管庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、多数の食器を保管するための食器収容室を備え、この収容室内に熱風を供給することにより食器を消毒する食器消毒保管庫が知られている。
【0003】
この種の食器消毒保管庫は、例えば特許文献1に開示されたように、天板や側板で構成された食器収容室の上方に当該収容室内の空気を排出するためのファンを備えている。さらに、食器収容室の外部には、ファンにより排出された空気を温めるヒータ(発熱ユニット)や、温められた空気を食器収容室の下方に導くためのダクトが設けられている。ダクトを通じて導かれた空気は、熱風として食器収容室内の下方から当該収容室の内側に送られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実開昭58-101641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように食器収容室の下方から熱風が送り込まれる場合、食器収容室の内部に温度むらが生じ得る。特に、食器収容室の中央付近が高温となり易く、食器収容室のうち互いに対向する一対の側板の近傍が低温となり易い。このような低温の領域においては、食器を十分に乾燥および消毒できない可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、食器収容室内の温度むらを抑制可能な食器消毒保管庫を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る食器消毒保管庫は、天板および側板を有し、複数の棚が配置された食器収容室と、前記天板に設けられた排気口を通じて前記食器収容室の空気を排出する気流を発生させるファンと、前記ファンにより排出された空気を温めるヒータと、前記ヒータにより温められた空気を前記食器収容室の下方から前記食器収容室の内側に送る第1ダクトと、前記ファンにより排出された空気を前記側板に設けられた開口を通じて前記食器収容室の内側に送る第2ダクトと、前記第1ダクトと前記第2ダクトを隔てる仕切板と、を備えている。
【0008】
前記第1ダクトは、前記仕切板の外面側に設けられ、前記第2ダクトは、前記仕切板の内面と前記側板の間に設けられてもよい。
【0009】
前記開口は、前記側板の鉛直方向における中心よりも下方に位置し、前記側板のうち前記鉛直方向における中心よりも上方には前記第2ダクトに通じる開口が設けられていなくてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、食器収容室内の温度むらを抑制可能な食器消毒保管庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、一実施形態に係る食器消毒保管庫の外観の一例を示す斜視図である。
図2図2は、食器消毒保管庫の本体の内部を概略的に示す斜視図である。
図3図3は、食器消毒保管庫の内部における空気の流れを説明するための概略的な断面図である。
図4図4は、食器消毒保管庫の他の一例を示す概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る食器消毒保管庫1の外観の一例を示す斜視図である。図示したように、幅方向X、奥行き方向Y、鉛直方向Zを定義する。これらの方向X,Y,Zは、例えば互いに直交する方向である。
【0013】
食器消毒保管庫1は、直方体の箱状の本体2を備えている。本体2は、支柱20と、第1扉21Aと、第2扉21Bと、第3扉21Cと、第4扉21Dと、前面パネル22とを前面側に備えている。
【0014】
支柱20は、本体2の幅方向Xの中央において鉛直方向Zに延びている。第1扉21Aおよび第2扉21Bは支柱20の右方に配置され、第3扉21Cおよび第4扉21Dは支柱20の左方に配置されている。前面パネル22は、支柱20および扉21A~21Dの上方に配置されている。
【0015】
さらに、本体2は、一対の側面パネル23A,23Bと、上面パネル24と、底面パネル25とを備えている。側面パネル23A,23Bは、幅方向Xにおいて互いに対向している。上面パネル24と底面パネル25は、鉛直方向Zにおいて互いに対向している。
【0016】
第1扉21Aは、側面パネル23Aに対しヒンジによって回動可能に連結されている。第2扉21Bおよび第3扉21Cは、支柱20に対しヒンジによって回動可能に連結されている。第4扉21Dは、側面パネル23Bに対しヒンジによって回動可能に連結されている。
【0017】
前面パネル22には、コントロールパネル3が設けられている。コントロールパネル3は、例えば食器消毒保管庫1の動作に関する各種ボタンや、食器消毒保管庫1の内部の温度等を表示するディスプレイを含む。
【0018】
図2は、本体2の内部を概略的に示す斜視図である。本体2は、図1に示した要素に加え、背面パネル26と、仕切板27とをさらに備えている。図2においては、仕切板27の一部のみを示すとともに、背面パネル26および仕切板27以外の本体2の要素を省略している。
【0019】
食器消毒保管庫1は、食器収容室4を本体2の内部に備えている。食器収容室4は、天板40と、一対の側板41A,41Bと、背板42とを有している。側板41A,41Bは、幅方向Xにおいて互いに対向している。背板42は、側板41A,41Bの側縁部に接続されている。天板40は、側板41A,41Bおよび背板42の上縁部に接続されている。
【0020】
食器収容室4の前面側は、図1に示した扉21A~21Dが閉じられた状態においては扉21A~21Dの内面で閉塞され、扉21A~21Dが開けられた状態においては本体2の外部に開放される。食器収容室4の下面側は、本体2の内部の空間に開放されている。
【0021】
図2の例においては、食器収容室4の内部の下方に棚43が配置されている。棚43は、幅方向Xに延びる一対の支持材43a,43bと、これら支持材43a,43bの間で奥行き方向Yに延びる複数の横桟43cとを有している。幅方向Xにおいて隣り合う横桟43cの間には、隙間43dが形成されている。なお、図2においては省略しているが、このような棚43は食器収容室4の内部に複数配置される。
【0022】
天板40は、排気口40aを有している。排気口40aは、例えば円形であり、天板40の幅方向Xにおける中央に設けられている。
【0023】
側板41A,41Bは、それぞれ複数の開口APを有している。これら開口APは、例えば円形であり、側板41A,41Bのそれぞれにおいて奥行き方向Yに並んでいる。開口APは、側板41A,41Bの鉛直方向Zにおける中心よりも下方に位置している。本実施形態においては、側板41A,41Bの鉛直方向Zにおける中心付近やその上方には開口APが設けられていない。
【0024】
食器消毒保管庫1は、ファン5と、モータ6と、一対のヒータ7A,7Bと、制御部8とをさらに備えている。ファン5は、天板40と仕切板27の間に配置されており、排気口40aを通じて食器収容室4の内部の空気を吸い込み、天板40と仕切板27の間の空間に吹き出す。このようなファン5としては、例えばシロッコファンを用いることができる。モータ6は、仕切板27と図1に示した上面パネル24との間に配置されており、ファン5を回転させる。
【0025】
ヒータ7Aは、側板41Aと図1に示した側面パネル23Aとの間に配置されている。ヒータ7Bは、側板41Bと図1に示した側面パネル23Bとの間に配置されている。例えば、ヒータ7A,7Bの上端は仕切板27に固定されている。ヒータ7A,7Bとしては、例えばステンレスシーズヒータを用いることができる。
【0026】
制御部8は、仕切板27と図1に示した上面パネル24との間に配置されており、コントロールパネル3を介した入力等に基づいてモータ6やヒータ7A,7Bを制御する。
【0027】
食器消毒保管庫1は、一対の仕切板9A,9Bをさらに備えている。仕切板9Aは、側板41Aとヒータ7Aの間に配置されている。仕切板9Bは、側板41Bとヒータ7Bの間に配置されている。
【0028】
図2の例において、仕切板9Aは、上端部91Aと、下端部92Aとを有した矩形状である。仕切板9Aは、下端部92Aが上端部91Aよりも側板41Aに近づくように鉛直方向Zに対し傾斜している。例えば、下端部92Aは、側板41Aの下端部に接続されている。上端部91Aは、鉛直方向Zにおいて天板40よりも突出している。
【0029】
同様に、仕切板9Bは、上端部91Bと、下端部92Bとを有した矩形状である。仕切板9Bは、下端部92Bが上端部91Bよりも側板41Bに近づくように鉛直方向Zに対し傾斜している。例えば、下端部92Bは、側板41Bの下端部に接続されている。上端部91Bは、鉛直方向Zにおいて天板40よりも突出している。
【0030】
なお、食器消毒保管庫1は、図2に示した要素以外にも、内部の蒸気を排出するためのダンパや各種のセンサなどを備えている。
【0031】
図3は、食器消毒保管庫1の内部における空気の流れを説明するための概略的な断面図である。この図の例においては、食器収容室4の内部に5つの棚43が配置されている。これらの棚43は、一定の間隔を空けて鉛直方向Zに並んでいる。なお、食器収容室4の内部に配置される棚43の数は5つに限られない。
【0032】
食器消毒保管庫1は、本体2の内部かつ食器収容室4の外側において、一対の共通ダクト10A,10B(共通流路)と、一対の第1ダクト11A,11B(第1流路)と、一対の第2ダクト12A,12B(第2流路)とを有している。
【0033】
共通ダクト10Aは、仕切板27と天板40の間の空間のうち、ファン5よりも側板41A側の領域に相当する。共通ダクト10Bは、仕切板27と天板40の間の空間のうち、ファン5よりも側板41B側の領域に相当する。
【0034】
仕切板9Aは、側板41Aに対向する内面93Aと、その反対側の外面94Aとを有している。第1ダクト11Aと第2ダクト12Aは、仕切板9Aによって隔てられている。具体的には、第1ダクト11Aの大部分は外面94A側(外面94Aと側面パネル23Aの間)に設けられ、第2ダクト12Aの大部分は内面93A側(内面93Aと側板41Aの間)に設けられている。
【0035】
同様に、仕切板9Bは、側板41Bに対向する内面93Bと、その反対側の外面94Bとを有している。第1ダクト11Bと第2ダクト12Bは、仕切板9Bによって隔てられている。具体的には、第1ダクト11Bの大部分は外面94B側(外面94Bと側面パネル23Bの間)に設けられ、第2ダクト12Bの大部分は内面93B側(内面93Bと側板41Bの間)に設けられている。
【0036】
なお、共通ダクト10A,10B、第1ダクト11A,11Bおよび第2ダクト12A,12Bは、奥行き方向Yにおいて適宜の部材により閉塞されている。また、第1ダクト11Aの幅方向Xにおける幅は、全体的に第2ダクト12Aの幅よりも大きい。同様に、第1ダクト11Bの幅方向Xにおける幅は、全体的に第2ダクト12Bの幅よりも大きい。
【0037】
ファン5が回転すると、破線矢印で示す空気の流れが生じる。すなわち、食器収容室4の内部の空気が排気口40aを通じてファン5に吸い込まれ、共通ダクト10A,10Bに吹き出される。共通ダクト10Aを流れる空気は、第1ダクト11Aおよび第2ダクト12Aのそれぞれに分流される。同様に、共通ダクト10Bを流れる空気は、第1ダクト11Bおよび第2ダクト12Bのそれぞれに分流される。
【0038】
第1ダクト11Aに入った空気は、ヒータ7Aによって消毒(殺菌)に適した温度に温められる。この温められた空気は、仕切板9Aの下端部92Aと底面パネル25の間を通り、食器収容室4の下方から食器収容室4の内側に送られる。
【0039】
同様に、第1ダクト11Bに入った空気は、ヒータ7Bによって消毒(殺菌)に適した温度に温められる。この温められた空気は、仕切板9Bの下端部92Bと底面パネル25の間を通り、食器収容室4の下方から食器収容室4の内側に送られる。
【0040】
一方、第2ダクト12Aに入った空気は、ヒータ7Aによって温められることなく側板41Aの下方に向かって流れ、側板41Aに設けられた開口APを通じて食器収容室4の内側に吹き出す。
【0041】
同様に、第2ダクト12Bに入った空気は、ヒータ7Bによって温められることなく側板41Bの下方に向かって流れ、側板41Bに設けられた開口APを通じて食器収容室4の内側に吹き出す。
【0042】
なお、各棚43は、図2に示したように隙間43dを有している。そのため、各棚43によって食器収容室4の内部における空気の流れが阻害されにくい。
【0043】
このように空気(熱風)を循環させた場合、食器収容室4の内部で温度むらが生じ得る。例えば第2ダクト12A,12Bや開口APが設けられておらず、食器収容室4の下方からのみ空気が送り込まれる場合、食器収容室4の幅方向Xにおける中央付近では下方から上方に向けた良好な空気の流れが発生し温度も好適に上昇するが、側板41A,41B近傍の領域RA,RBにおいては空気の流れが悪く、温度が十分に上昇しない可能性がある。
【0044】
この点に関し、本実施形態においては第2ダクト12A,12Bを通る空気が側板41A,41Bの開口APから食器収容室4の内側に吹き出す。この空気により領域RA,RB付近の空気が攪拌され、食器収容室4の内部の温度が均一化される。これにより、食器収容室4の内部の各所において良好な消毒作用を得ることができる。側板41A,41Bの鉛直方向Zにおける中心よりも下方、好ましくは一番下の棚43と下から2番目の棚43の間に開口APが位置していれば、領域RA,RB付近の空気をより良好に攪拌できる。
【0045】
また、本実施形態においては、ヒータ7A,7Bがそれぞれ第1ダクト11A,11Bに配置されている。これにより、第1ダクト11A,11Bを通じて下方から食器収容室4の内部に送られる空気よりも、第2ダクト12A,12Bを通じて開口APから吹き出す空気の方が低温となる。仮に、開口APから吹き出す空気も高温であれば、領域RA,RBにおいて温度が上昇し過ぎる可能性があるが、本実施形態の構成であればこのような事態を抑制できる。
【0046】
なお、食器収容室4の内部の温度が局所的に上昇し過ぎることがない場合には、開口APから吹き出す空気が高温であってもよい。この場合の食器消毒保管庫1の構成例を図4に示す。
【0047】
図4の例においては、共通ダクト10A,10Bにヒータ7A,7Bが配置されている。これにより、ファン5から吹き出す空気が温められ、この温められた空気が第1ダクト11A,11Bおよび第2ダクト12A,12Bのそれぞれに送られ、食器収容室4の下方および開口APから食器収容室4の内側に送られる。
【0048】
なお、図4の例において、個別のヒータ7A,7Bに代えて、ファン5を囲う形状の1つのヒータが配置されてもよい。また、第1ダクト11A,11Bおよび第2ダクト12A,12Bのそれぞれにヒータが配置されてもよい。
【0049】
以上の実施形態は、本発明の範囲を当該実施形態にて開示した構成に限定するものではない。その他にも、本発明は種々の形態にて実現することができる。
【0050】
例えば、上記実施形態においては4つの扉21A~21Dを有する食器消毒保管庫1を例示したが、食器消毒保管庫1は扉を1つ、2つ、3つ、あるいは5つ以上有するものであってもよい。本体2は、背面側にも背面パネル26に代えて1つまたは複数の扉を有してもよい。
【0051】
また、上記実施形態においては仕切板9A,9Bが平板状である場合を例示したが、仕切板9A,9Bは各所で折り曲げられてもよい。例えば、仕切板9A,9Bは、側板41A,41Bに対し平行な部分と、側板41A,41Bに対し傾斜した部分とを有してもよい。このように傾斜した部分は、上端部91A,91Bおよび下端部92A,92B付近に設けられてもよい。仕切板9A,9Bは、全体的または部分的に山なりに湾曲してもよい。また、仕切板9A,9Bの上端部91A,91Bがファン5の方向に湾曲してもよいし、下端部92A,92B付近がそれぞれ側板41A,41Bに向けて湾曲してもよい。上記実施形態においては仕切板9A,9Bの上端部91A,91Bが天板40よりも突出している場合を例示したが、上端部91A,91Bは天板40から突出しなくてもよい。
【0052】
また、第2ダクト12A,12Bに通じる開口APは、必要に応じて側板41A,41Bの鉛直方向Zにおける中央付近や上方にも設けられてもよい。
【符号の説明】
【0053】
1…食器消毒保管庫、2…本体、3…コントロールパネル、4…食器収容室、5…ファン、6…モータ、7A,7B…ヒータ、9A,9B…仕切板、10A,10B…共通ダクト、11A,11B…第1ダクト、12A,12B…第2ダクト、AP…開口。
【要約】      (修正有)
【課題】食器収容室内の温度むらを抑制可能な食器消毒保管庫を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る食器消毒保管庫1は、天板40および側板41A,41Bを有し複数の棚43が配置された食器収容室4と、天板40に設けられた排気口40aを通じて食器収容室4の空気を排出する気流を発生させるファン5と、ファン5により排出された空気を温めるヒータ7A,7Bと、ヒータ7A,7Bにより温められた空気を食器収容室4の下方から食器収容室4の内側に送る第1ダクト11A,11Bと、ファン5により排出された空気を側板41A,41Bに設けられた開口APを通じて食器収容室4の内側に送る第2ダクト12A,12Bと、第1ダクト11A,11Bと第2ダクト12A,12Bを隔てる仕切板9A,9Bとを備える。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4