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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-14
(45)【発行日】2022-02-22
(54)【発明の名称】リップ突起を有するシール
(51)【国際特許分類】
   F16J 15/10 20060101AFI20220215BHJP
   F16L 21/06 20060101ALI20220215BHJP
   F16L 23/08 20060101ALI20220215BHJP
   F16L 23/18 20060101ALI20220215BHJP
【FI】
F16J15/10 L
F16J15/10 A
F16J15/10 N
F16L21/06
F16L23/08
F16L23/18
【請求項の数】 83
(21)【出願番号】P 2018529620
(86)(22)【出願日】2016-09-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-02-28
(86)【国際出願番号】 US2016051655
(87)【国際公開番号】W WO2017099858
(87)【国際公開日】2017-06-15
【審査請求日】2018-06-07
【審判番号】
【審判請求日】2020-07-15
(31)【優先権主張番号】14/963,361
(32)【優先日】2015-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510218928
【氏名又は名称】ビクターリック カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】バンクロフト, フィリップ ウェイン
(72)【発明者】
【氏名】ボウマン, マシュー エー.
(72)【発明者】
【氏名】ヨバノビッチ, キャサリン イー.
【合議体】
【審判長】平田 信勝
【審判官】段 吉享
【審判官】内田 博之
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0021911(US,A1)
【文献】実公平6-33258(JP,Y2)
【文献】登録実用新案第3162992(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16J 15/00-15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールであって、
リングであって、前記リングは、前記リングの周囲に円周方向に延在する周辺壁を有する、リングと、
前記周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のシール表面は、遊離縁を有し、前記リングの周囲の円周方向に延在し、前記遊離縁は、前記第1のローブから軸方向に延在し、半径方向に変形可能である、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と
を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁上に位置付けられる、シール。
【請求項2】
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項1に記載のシール。
【請求項3】
前記第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、請求項2に記載のシール。
【請求項4】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項3に記載のシール。
【請求項5】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項3に記載のシール。
【請求項6】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項5に記載のシール。
【請求項7】
前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、請求項2に記載のシール。
【請求項8】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項7に記載のシール。
【請求項9】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項7に記載のシール。
【請求項10】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項9に記載のシール。
【請求項11】
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、請求項1に記載のシール。
【請求項12】
前記第1の突起は、半球形状を有する、請求項11に記載のシール。
【請求項13】
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断してそれぞれの閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項4に記載のシール。
【請求項14】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、請求項13に記載のシール。
【請求項15】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、請求項13に記載のシール。
【請求項16】
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、請求項13に記載のシール。
【請求項17】
前記第1のシール表面から延在する、第5および第6の突起をさらに備え、前記第5および第6の突起は、前記第1のシール表面を横断してそれぞれの閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項13に記載のシール。
【請求項18】
前記第5および第6の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、請求項17に記載のシール。
【請求項19】
前記第5および第6の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、請求項17に記載のシール。
【請求項20】
前記第5および第6の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第3および第4の突起に対して離間関係において位置付けられ、前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、請求項17に記載のシール。
【請求項21】
前記第5および第6の突起は、前記第3および第4の突起から120°離れて位置付けられ、前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から120°離れて位置付けられる、請求項20に記載のシール。
【請求項22】
前記第1のローブの反対の前記周辺壁に取り付けられる、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と
をさらに備える、請求項1に記載のシール。
【請求項23】
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項22に記載のシール。
【請求項24】
シールであって、
第1のリングであって、前記第1のリングは、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有する、第1のリングと、
前記第1の周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のシール表面は、遊離縁を有し、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在し、前記遊離縁は、前記第1のローブから軸方向に延在し、半径方向に変形可能である、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
第2のリングであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する第2の周辺壁を有する、第2のリングと、
前記第2の周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
前記第1および第2のリングを相互に接続する、管と、
を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁上に位置付けられる、シール。
【請求項25】
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項24に記載のシール。
【請求項26】
前記第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、請求項25に記載のシール。
【請求項27】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項26に記載のシール。
【請求項28】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項26に記載のシール。
【請求項29】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項28に記載のシール。
【請求項30】
前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、請求項25に記載のシール。
【請求項31】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項30に記載のシール。
【請求項32】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項30に記載のシール。
【請求項33】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項32に記載のシール。
【請求項34】
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、請求項24に記載のシール。
【請求項35】
前記第1の突起は、半球形状を有する、請求項34に記載のシール。
【請求項36】
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断してそれぞれの閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項27に記載のシール。
【請求項37】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、請求項36に記載のシール。
【請求項38】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、請求項36に記載のシール。
【請求項39】
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、請求項36に記載のシール。
【請求項40】
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、請求項39に記載のシール。
【請求項41】
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備える、請求項24に記載のシール。
【請求項42】
前記第1および第2のリングは、相互に対してある角度を有するように配向される、請求項24に記載のシール。
【請求項43】
前記第1および第2のリングは、90°の配向角度を有する、請求項42に記載のシール。
【請求項44】
少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手であって、
相互に取り付けられ、前記パイプ要素を受容するための少なくとも第1および第2のレセプタクルを画定する、第1および第2の筐体部分であって、前記第1および第2のレセプタクル間に延在する流体路をさらに画定する、筐体部分と、
前記第1および第2の筐体部分間に位置付けられる、シールであって、前記シールは、
第1のリングであって、前記第1のリングは、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有し、前記第1のリングは、前記第1のレセプタクル内に受容される、第1のリングと、
前記第1の周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のシール表面は、遊離縁を有し、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在し、前記遊離縁は、前記第1のローブから軸方向に延在し、半径方向に変形可能である、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
第2のリングであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する第2の周辺壁を有し、前記第2のレセプタクル内に受容される、第2のリングと、
前記第2の周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
前記第1および第2のリングを相互に接続し、前記流体路に沿って延在する、管と
を備えるシールと、
前記第1および第2の筐体部分を相互に取り付ける、複数の調節可能接続部材であって、前記筐体部分は、前記筐体部分が相互に取り付けられる間、前記パイプ要素が前記レセプタクルの中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持され、前記第1および第2のシール表面はそれぞれ、前記パイプ要素に接触し、前記第1の突起は、前記パイプ要素のうちの1つに係合し、前記第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持し、各前記接続部材は、前記筐体部分を相互に向かって牽引し、かつ前記第1のシール表面の前記一部を前記1つのパイプ要素とシール係合するように圧縮し、それによって、前記漏出経路を閉鎖するように、調節可能に緊締可能である、調節可能接続部材と
を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁上に位置付けられる、継手。
【請求項45】
前記筐体部分は、事前に組み立てられた状態と、組み立てられた状態とのうちの1つにあるように構成され、
前記事前に組み立てられた状態において、前記筐体部分は、前記パイプ要素が前記レセプタクルの中に挿入されることを可能にするために相互からの離間関係にあり、
前記組み立てられた状態において、前記筐体部分は、前記シールを圧縮するようにともに牽引される、請求項44に記載の継手。
【請求項46】
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項44に記載の継手。
【請求項47】
前記第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、請求項46に記載の継手。
【請求項48】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項47に記載の継手。
【請求項49】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項47に記載の継手。
【請求項50】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項49に記載の継手。
【請求項51】
前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、請求項46に記載の継手。
【請求項52】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項51に記載の継手。
【請求項53】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項51に記載の継手。
【請求項54】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項53に記載の継手。
【請求項55】
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、請求項44に記載の継手。
【請求項56】
前記第1の突起は、半球形状を有する、請求項55に記載の継手。
【請求項57】
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断してそれぞれの閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項48に記載の継手。
【請求項58】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、請求項57に記載の継手。
【請求項59】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、請求項57に記載の継手。
【請求項60】
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、請求項57に記載の継手。
【請求項61】
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、請求項60に記載の継手。
【請求項62】
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項44に記載の継手。
【請求項63】
前記第1および第2のリングは、相互に対してある角度を有するように配向される、請求項44に記載の継手。
【請求項64】
前記第1および第2のリングは、90°の配向角度を有する、請求項63に記載の継手。
【請求項65】
パイプ要素を端間関係において継合するためのカップリングであって、
相互の端間に取り付けられ、中心空間を囲繞する、複数の区画であって、前記区画はそれぞれ、前記中心空間の周囲に円周方向に延在し、前記中心空間に面する、チャネルを有する、複数の区画と、
前記区画のそれぞれの両端に位置付けられる、接続部材であって、前記区画を相互に向かって牽引するために調節可能に緊締可能である、接続部材と、
前記区画間に位置付けられる、シールであって、前記シールは、
リングであって、前記リングは、前記リングの周囲に円周方向に延在する周辺壁を有し、前記リングは、前記チャネル内に受容される、リングと、
前記周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のシール表面は、遊離縁を有し、前記リングの周囲の円周方向に延在し、前記遊離縁は、前記第1のローブから軸方向に延在し、半径方向に変形可能である、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
前記第1のローブの反対の前記周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
を備える、シールと
を備え、前記区画は、前記区画が相互に取り付けられる間、前記パイプ要素が前記中心空間の中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持され、前記第1および第2のシール表面はそれぞれ、前記パイプ要素に接触し、前記第1の突起は、前記パイプ要素のうちの1つに係合し、前記第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持し、
前記接続部材の緊締は、前記区画を相互に向かって牽引し、それによって、前記第1のシール表面の前記一部を前記1つのパイプ要素とシール係合するように圧縮し、それによって、前記漏出経路を閉鎖し、
前記第1の突起は、前記遊離縁上に位置付けられる、カップリング。
【請求項66】
前記区画は、事前に組み立てられた状態と、組み立てられた状態とのうちの1つにあるように構成され、
前記事前に組み立てられた状態において、前記区画は、前記パイプ要素が前記中心空間の中に挿入されることを可能にするために相互からの離間関係にあり、
前記組み立てられた状態において、前記区画は、前記シールを圧縮するようにともに牽引される、請求項65に記載のカップリング。
【請求項67】
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項65に記載のカップリング。
【請求項68】
前記第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、請求項67に記載のカップリング。
【請求項69】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項68に記載のカップリング。
【請求項70】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項68に記載のカップリング。
【請求項71】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項70に記載のカップリング。
【請求項72】
前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、請求項67に記載のカップリング。
【請求項73】
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、請求項72に記載のカップリング。
【請求項74】
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、請求項72に記載のカップリング。
【請求項75】
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、請求項74に記載のカップリング。
【請求項76】
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、請求項65に記載のカップリング。
【請求項77】
前記第1の突起は、半球形状を有する、請求項76に記載のカップリング。
【請求項78】
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断してそれぞれの閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項69に記載のカップリング。
【請求項79】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、請求項78に記載のカップリング。
【請求項80】
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、請求項78に記載のカップリング。
【請求項81】
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、請求項78に記載のカップリング。
【請求項82】
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、請求項81に記載のカップリング。
【請求項83】
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、請求項65に記載のカップリング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2015年12月9日に出願された米国特許出願第14/963,361号の国際出願であり、該米国特許出願は、その全体が参照により本明細書中に援用される。
【0002】
本発明は、パイプ要素を継合するための機械的カップリングおよび継手のためのシールに関する。
【背景技術】
【0003】
パイプ要素を継合するための機械的カップリングおよび継手(エルボおよびT形継手等)は、可撓性の弾力性シールを採用し、特定の用途のための点検圧力に耐えることが可能な液密継合部を形成する。動作時、シールが、それぞれ、カップリングまたは継手を形成するようにともにボルト締めされる、区画または筐体部分間に位置付けられる。シールは、パイプ要素が、カップリングまたは継手の中に挿入される、もしくは別様にそれと係合されると、パイプ要素の外側表面に係合する、円周方向シール表面を有する。ボルトの適切な緊締に応じて、シールは、カップリング区画または筐体部分とパイプ要素との間に圧縮され、区画または筐体部分は、パイプ要素に係合し、それを機械的に拘束し、要求される設計点検圧力に耐えることが可能な液密継合部が、形成される。
【0004】
しかしながら、数十または数百の機械的カップリングおよび継手を有する、配管網では、1つまたはそれを上回るカップリングもしくは継手が不適切に据え付けられ得ることが可能性として考えられる。最も一般的問題は、ボルトが緊締されていない、または十分に緊締されていないことである。そのようなカップリングまたは継手は、点検圧力下で液密にされ得ないが、シールが、ボルトの緊締前にパイプ要素に係合するシール表面を有するため、そのような不適切に据え付けられたカップリングまたは継手は、配管網の完全性を確認するために使用される、比較的により低い試験圧力下で液密シールを維持する傾向にあり得、したがって、適切な据付の誤ったインジケーションを与え得る。不適切に据え付けられたカップリングは、試験圧力下で漏出しないため、それらは、完全点検圧力が配管網に印加されるまで見出され得ない。本状況を回避することが望ましく、したがって、それらが一部であるカップリングまたは継手が不適切に据え付けられる場合、意図的に漏出する、シールを有することが有利である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、シールに関する。一例示的実施形態では、シールは、その周囲に円周方向に延在する周辺壁を有する、リングを備える。第1のローブが、周辺壁に取り付けられる。第1のローブは、リングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面は、第1のローブ上に位置付けられる。第1のシール表面は、リングの周囲に円周方向に延在する。少なくとも第1の突起が、第1のシール表面から延在する。第1の突起は、第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。
【0006】
一例として、第1のローブは、遊離縁を備えてもよく、第1の突起は、遊離縁に近接して位置付けられる。別の実施例では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。さらに一例として、シールは、第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起を備え、第2の突起は、第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。
【0007】
例示的実施形態では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1および第2の突起は、遊離縁に近接して位置付けられる。一例として、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられてもよい。さらなる実施例では、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。特定の実施例では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。さらなる実施例では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1および第2の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。別の実施例では、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる。さらなる実施例では、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。特定の実施例では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。
【0008】
さらに一例として、第1のローブは、遊離縁を備えてもよく、第1の突起は、遊離縁に隣接して位置付けられ、第2の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。別の実施例では、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる。さらに一例として、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。具体的実施例では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。具体的例示的実施形態では、第1の突起は、凸状湾曲形状を有する。特定の実施例では、第1の突起は、半球形状を有する。
【0009】
さらに実施例として、シールは、第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起を備える。第3および第4の突起は、第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する。一例示的実施形態では、第3および第4の突起は、遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる。特定の実施例では、第3および第4の突起は、遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる。別の実施例では、第3および第4の突起は、リングのまわりである角度を有するように第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる。
【0010】
例示的シール実施形態は、第1のシール表面から延在する、第5および第6の突起を備えてもよい。第5および第6の突起は、第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する。特定の実施例では、第5および第6の突起は、遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる。別の実施例では、第5および第6の突起は、遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる。さらに一例として、第5および第6の突起は、リングのまわりである角度を有するように第3および第4の突起に対して離間関係において位置付けられ、第3および第4の突起は、リングのまわりである角度を有するように第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる。具体的例示的実施形態では、第5および第6の突起は、第3および第4の突起から120°離れて位置付けられ、第3および第4の突起は、第1および第2の突起から120°離れて位置付けられる。
【0011】
一例として、シールはさらに、第1のローブの反対の周辺壁に取り付けられる、第2のローブを備えてもよい。第2のシール表面は、第2のローブ上に位置付けられる。第2のシール表面は、リングの周囲に円周方向に延在する。別の実施例では、少なくとも第2の突起は、第2のシール表面から延在し、第2の突起は、第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。
【0012】
別の例示的シールは、その周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有する、第1のリングを備える。第1のローブは、第1の周辺壁に取り付けられる。第1のローブは、第1のリングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面は、第1のローブ上に位置付けられる。第1のシール表面は、第1のリングの周囲に円周方向に延在する。少なくとも第1の突起は、第1のシール表面から延在する。第1の突起は、第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。第2のリングは、第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2の周辺壁を有する。第2のローブは、第2の周辺壁に取り付けられる。第2のローブは、第2のリングの周囲に円周方向に延在する。第2のシール表面は、第2のローブ上に位置付けられる。第2のシール表面は、第2のリングの周囲に円周方向に延在する。管が、第1および第2のリングを相互に接続する。
【0013】
一例として、第1のローブは、遊離縁を備える。第1の突起は、遊離縁に近接して位置付けられる。別の実施例では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。さらなる実施例では、少なくとも第2の突起は、第1のシール表面から延在する。第2の突起は、第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。例示的実施形態では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1および第2の突起は、遊離縁に近接して位置付けられる。一例として、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる。別の実施例では、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。具体的例示的実施形態では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。
【0014】
例示的実施形態では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1および第2の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。別の実施例では、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる。さらに一例として、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。具体的実施例では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。
【0015】
例示的実施形態では、第1のローブは、遊離縁を備え、第1の突起は、遊離縁に隣接して位置付けられ、第2の突起は、遊離縁の遠位に位置付けられる。一例として、第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる。別の実施例では、第1および第2の突起は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。具体的実施例では、第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる。
【0016】
一例として、第1の突起は、凸状湾曲形状を有する。特定の実施例では、第1の突起は、半球形状を有する。
【0017】
例示的実施形態はさらに、第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起を備えてもよい。第3および第4の突起は、第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する。例示的実施形態では、第3および第4の突起は、遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる。別の実施例では、第3および第4の突起は、遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる。さらに一例として、第3および第4の突起は、リングのまわりである角度を有するように第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる。具体的例示的実施形態では、第3および第4の突起は、第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる。別の例示的実施形態では、シールはさらに、第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起を備える。一例として、第1および第2のリングは、相互に対してある角度を有するように配向される。特定の実施例では、第1および第2のリングは、90°の配向角度を有する。
【0018】
本発明はさらに、少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手を包含する。一例示的実施形態では、継手は、相互に取り付けられ、パイプ要素を受容するために少なくとも第1および第2のレセプタクルを画定する、第1および第2の筐体部分を備える。筐体部分はさらに、第1および第2のレセプタクル間に延在する流体路を画定する。シールは、第1および第2の筐体部分間に位置付けられる。例示的実施形態では、シールは、その周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有する、第1のリングを備える。第1のリングは、第1のレセプタクル内に受容される。第1のローブは、第1の周辺壁に取り付けられる。第1のローブは、第1のリングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面は、第1のローブ上に位置付けられる。第1のシール表面は、第1のリングの周囲に円周方向に延在する。少なくとも第1の突起は、第1のシール表面から延在する。第1の突起は、第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する。第2の周辺壁を有する、第2のリングは、第2のリングの周囲に円周方向に延在する。第2のリングは、第2のレセプタクル内に受容される。第2のローブは、第2の周辺壁に取り付けられる。第2のローブは、第2のリングの周囲に円周方向に延在する。第2のシール表面は、第2のローブ上に位置付けられる。第2のシール表面は、第2のリングの周囲に円周方向に延在する。管が、第1および第2のリングを相互に接続し、流体路に沿って延在する。複数の調節可能接続部材が、第1および第2の筐体部分を相互に取り付ける。筐体部分は、筐体部分が相互に取り付けられる間、パイプ要素がレセプタクルの中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持される。第1および第2のシール表面はそれぞれ、パイプ要素に接触する。第1の突起は、パイプ要素のうちの1つに係合し、第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持する。各接続部材は、筐体部分を相互に向かって牽引し、第1のシール表面の一部をパイプ要素のうちの1つとのシール係合するように圧縮し、それによって、漏出経路を閉鎖するように、調節可能に緊締可能である。
【0019】
特定の例示的実施形態では、筐体部分は、パイプ要素がレセプタクルの中に挿入されることを可能にするために十分な相互からの離間関係において、事前に組み立てられた状態でシール上に支持される。
【0020】
本発明はさらに、パイプ要素を端間関係において継合するためのカップリングを備える。例示的実施形態では、カップリングは、相互の端間に取り付けられ、中心空間を囲繞する、複数の区画を備える。区画はそれぞれ、中心空間の周囲に円周方向に延在し、それに面する、チャネルを有する。接続部材が、区画のそれぞれの反対端に位置付けられる。接続部材は、区画を相互に向かって牽引するために調節可能に緊締可能である。シールが、区画間に位置付けられる。一例として、シールは、その周囲に円周方向に延在する周辺壁を有する、リングを備える。リングは、チャネル内に受容される。第1のローブが、周辺壁に取り付けられる。第1のローブは、リングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面が、第1のローブ上に位置付けられる。第1のシール表面が、リングの周囲に円周方向に延在する。少なくとも第1の突起が、第1のシール表面から延在する。第2のローブが、第1のローブと反対の周辺壁に取り付けられる。第2のローブは、リングの周囲に円周方向に延在する。第2のシール表面が、第2のローブ上に位置付けられる。第2のシール表面は、リングの周囲に円周方向に延在する。区画は、区画が相互に取り付けられる間、パイプ要素が中心空間の中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持される。第1および第2のシール表面はそれぞれ、パイプ要素に接触する。第1の突起は、パイプ要素のうちの1つに係合し、第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持する。接続部材の緊締は、区画を相互に向かって牽引し、それによって、第1のシール表面の一部をパイプ要素のうちの1つとのシール係合するように圧縮し、それによって、漏出経路を閉鎖する。例示的実施形態では、区画は、パイプ要素が中心空間の中に挿入されることを可能にするために十分な相互からの離間関係において、事前に組み立てられた状態でシール上に支持される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
シールであって、
リングであって、前記リングは、前記リングの周囲に円周方向に延在する周辺壁を有する、リングと、
前記周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記リングの周囲の円周方向に延在する、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
を備える、シール。
(項目2)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目1に記載のシール。
(項目3)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目1に記載のシール。
(項目4)
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目1に記載のシール。
(項目5)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目4に記載のシール。
(項目6)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目5に記載のシール。
(項目7)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目5に記載のシール。
(項目8)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目7に記載のシール。
(項目9)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目4に記載のシール。
(項目10)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目9に記載のシール。
(項目11)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目9に記載のシール。
(項目12)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目11に記載のシール。
(項目13)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目4に記載のシール。
(項目14)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目13に記載のシール。
(項目15)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目13に記載のシール。
(項目16)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目15に記載のシール。
(項目17)
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、項目1に記載のシール。
(項目18)
前記第1の突起は、半球形状を有する、項目17に記載のシール。
(項目19)
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する、項目6に記載のシール。
(項目20)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、項目19に記載のシール。
(項目21)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、項目19に記載のシール。
(項目22)
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、項目19に記載のシール。
(項目23)
前記第1のシール表面から延在する、第5および第6の突起をさらに備え、前記第5および第6の突起は、前記第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する、項目19に記載のシール。
(項目24)
前記第5および第6の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、項目23に記載のシール。
(項目25)
前記第5および第6の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、項目23に記載のシール。
(項目26)
前記第5および第6の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第3および第4の突起に対して離間関係において位置付けられ、前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、項目23に記載のシール。
(項目27)
前記第5および第6の突起は、前記第3および第4の突起から120°離れて位置付けられ、前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から120°離れて位置付けられる、項目26に記載のシール。
(項目28)
前記第1のローブの反対の前記周辺壁に取り付けられる、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
をさらに備える、項目1に記載のシール。
(項目29)
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目28に記載のシール。
(項目30)
シールであって、
第1のリングであって、前記第1のリングは、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有する、第1のリングと、
前記第1の周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する第2の周辺壁を有する、第2のリングと、
前記第2の周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
前記第1および第2のリングを相互に接続する、管と、
を備える、シール。
(項目31)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目30に記載のシール。
(項目32)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目30に記載のシール。
(項目33)
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目30に記載のシール。
(項目34)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目33に記載のシール。
(項目35)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目34に記載のシール。
(項目36)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目34に記載のシール。
(項目37)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目36に記載のシール。
(項目38)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目33に記載のシール。
(項目39)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目38に記載のシール。
(項目40)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目38に記載のシール。
(項目41)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目40に記載のシール。
(項目42)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目33に記載のシール。
(項目43)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目42に記載のシール。
(項目44)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目42に記載のシール。
(項目45)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目44に記載のシール。
(項目46)
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、項目30に記載のシール。
(項目47)
前記第1の突起は、半球形状を有する、項目46に記載のシール。
(項目48)
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する、項目35に記載のシール。
(項目49)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、項目48に記載のシール。
(項目50)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、項目48に記載のシール。
(項目51)
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、項目48に記載のシール。
(項目52)
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、項目51に記載のシール。
(項目53)
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備える、項目30に記載のシール。
(項目54)
前記第1および第2のリングは、相互に対してある角度を有するように配向される、項目30に記載のシール。
(項目55)
前記第1および第2のリングは、90°の配向角度を有する、項目54に記載のシール。
(項目56)
少なくとも2つのパイプ要素をともに接続するための継手であって、
相互に取り付けられ、前記パイプ要素を受容するための少なくとも第1および第2のレセプタクルを画定する、第1および第2の筐体部分であって、前記第1および第2のレセプタクル間に延在する流体路をさらに画定する、筐体部分と、
前記第1および第2の筐体部分間に位置付けられる、シールであって、
第1のリングであって、前記第1のリングは、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する第1の周辺壁を有し、前記第1のリングは、前記第1のレセプタクル内に受容される、第1のリングと、
前記第1の周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記第1のリングの周囲に円周方向に延在する、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起であって、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、第1の突起と、
前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する第2の周辺壁を有する、第2のリングであって、前記第2のレセプタクル内に受容される、第2のリングと、
前記第2の周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記第2のリングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
前記第1および第2のリングを相互に接続し、前記流体路に沿って延在する、管と、
前記第1および第2の筐体部分を相互に取り付ける、複数の調節可能接続部材であって、前記筐体部分は、前記筐体部分が相互に取り付けられる間、前記パイプ要素が前記レセプタクルの中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持され、前記第1および第2のシール表面はそれぞれ、前記パイプ要素に接触し、前記第1の突起は、前記パイプ要素のうちの1つに係合し、前記第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持し、各前記接続部材は、前記筐体部分を相互に向かって牽引する、および前記第1のシール表面の一部を前記1つのパイプ要素とのシール係合するように圧縮し、それによって、前記漏出経路を閉鎖するように調節可能に緊締可能である、調節可能接続部材と、
を備える、シールと、
を備える、継手。
(項目57)
前記筐体部分は、前記パイプ要素が前記レセプタクルの中に挿入されることを可能にするために十分な相互からの離間関係において、事前に組み立てられた状態で前記シール上に支持される、項目56に記載の継手。
(項目58)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目56に記載の継手。
(項目59)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目56に記載の継手。
(項目60)
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目56に記載の継手。
(項目61)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目60に記載の継手。
(項目62)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目61に記載の継手。
(項目63)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目61に記載の継手。
(項目64)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目63に記載の継手。
(項目65)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目60に記載の継手。
(項目66)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目65に記載の継手。
(項目67)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目65に記載の継手。
(項目68)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目67に記載の継手。
(項目69)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目60に記載の継手。
(項目70)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目69に記載の継手。
(項目71)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目69に記載の継手。
(項目72)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目71に記載の継手。
(項目73)
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、項目56に記載の継手。
(項目74)
前記第1の突起は、半球形状を有する、項目73に記載の継手。
(項目75)
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する、項目62に記載の継手。
(項目76)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、項目75に記載の継手。
(項目77)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、項目75に記載の継手。
(項目78)
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、項目75に記載の継手。
(項目79)
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、項目78に記載の継手。
(項目80)
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目56に記載の継手。
(項目81)
前記第1および第2のリングは、相互に対してある角度を有するように配向される、項目56に記載の継手。
(項目82)
前記第1および第2のリングは、90°の配向角度を有する、項目81に記載の継手。
(項目83)
パイプ要素を端間関係において継合するためのカップリングであって、
相互の端間に取り付けられ、中心空間を囲繞する、複数の区画であって、前記区画はそれぞれ、前記中心空間の周囲に円周方向に延在し、それに面する、チャネルを有する、複数の区画と、
前記区画のそれぞれの反対端に位置付けられる、接続部材であって、前記区画を相互に向かって牽引するために調節可能に緊締可能である、接続部材と、
前記区画間に位置付けられる、シールであって、
リングであって、前記リングは、前記リングの周囲に円周方向に延在する周辺壁を有し、前記リングは、前記チャネル内に受容される、リングと、
前記周辺壁に取り付けられる、第1のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第1のローブと、
前記第1のローブ上に位置付けられる、第1のシール表面であって、前記リングの周囲の円周方向に延在する、第1のシール表面と、
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第1の突起と、
前記第1のローブの反対の前記周辺壁に取り付けられる、第2のローブであって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のローブと、
前記第2のローブ上に位置付けられる、第2のシール表面であって、前記リングの周囲に円周方向に延在する、第2のシール表面と、
を備え、
前記区画は、前記区画が相互に取り付けられる間、前記パイプ要素が前記中心空間の中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において支持され、前記第1および第2のシール表面はそれぞれ、前記パイプ要素に接触し、前記第1の突起は、前記パイプ要素のうちの1つに係合し、前記第1のシール表面の一部をそこから離れた離間関係に維持する、シールと、
前記接続部材の緊締は、前記区画を相互に向かって牽引し、それによって、前記第1のシール表面の一部を前記1つのパイプ要素とのシール係合するように圧縮し、それによって、前記漏出経路を閉鎖する、カップリング。
(項目84)
前記区画は、前記パイプ要素が前記中心空間の中に挿入されることを可能にするために十分な相互からの離間関係において、事前に組み立てられた状態で前記シール上に支持される、項目83に記載のカップリング。
(項目85)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目83に記載のカップリング。
(項目86)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目83に記載のカップリング。
(項目87)
前記第1のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第1のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目83に記載のカップリング。
(項目88)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁に近接して位置付けられる、項目87に記載のカップリング。
(項目89)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目88に記載のカップリング。
(項目90)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目88に記載のカップリング。
(項目91)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目90に記載のカップリング。
(項目92)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1および第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目87に記載のカップリング。
(項目93)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目92に記載のカップリング。
(項目94)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目92に記載のカップリング。
(項目95)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目94に記載のカップリング。
(項目96)
前記第1のローブは、遊離縁を備え、前記第1の突起は、前記遊離縁に隣接して位置付けられ、前記第2の突起は、前記遊離縁の遠位に位置付けられる、項目87に記載のカップリング。
(項目97)
前記第1および第2の突起は、相互に隣接して位置付けられる、項目96に記載のカップリング。
(項目98)
前記第1および第2の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる、項目96に記載のカップリング。
(項目99)
前記第1および第2の突起は、相互から180°離れて位置付けられる、項目98に記載のカップリング。
(項目100)
前記第1の突起は、凸状湾曲形状を有する、項目83に記載のカップリング。
(項目101)
前記第1の突起は、半球形状を有する、項目100に記載のカップリング。
(項目102)
前記第1のシール表面から延在する、第3および第4の突起をさらに備え、前記第3および第4の突起は、前記第1のシール表面を横断して個別の閉鎖可能漏出経路を画定する、項目89に記載のカップリング。
(項目103)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁に近接して、相互に隣接して位置付けられる、項目102に記載のカップリング。
(項目104)
前記第3および第4の突起は、前記遊離縁の遠位に、相互に隣接して位置付けられる、項目102に記載のカップリング。
(項目105)
前記第3および第4の突起は、前記リングのまわりである角度を有するように前記第1および第2の突起に対して離間関係において位置付けられる、項目102に記載のカップリング。
(項目106)
前記第3および第4の突起は、前記第1および第2の突起から180°離れて位置付けられる、項目105に記載のカップリング。
(項目107)
前記第2のシール表面から延在する、少なくとも第2の突起をさらに備え、前記第2の突起は、前記第2のシール表面を横断して閉鎖可能漏出経路を画定する、項目83に記載のカップリング。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、本発明による、シールの例示的実施形態の軸方向図である。
図1A図1Aおよび1Bは、本発明による、シールの付加的例示的実施形態の部分的図である。
図1B図1Aおよび1Bは、本発明による、シールの付加的例示的実施形態の部分的図である。
図2図2は、図1の線2-2において得られた断面図である。
図3図3は、図1に示される例示的シールを使用した例示的カップリングの軸方向図である。
図4図4は、図3の線4-4において得られた断面図である。
図5図5は、図1に示される例示的シールを使用したパイプ継合部の形成を図示する、縦方向断面図である。
図5A図5Aは、拡大スケールにおける図5の一部を示す。
図5B図5Bおよび5Cは、それぞれ、図5の線5Bおよび5Cにおいて得られた拡大スケールにおける部分的断面軸方向図を示す。
図5C図5Bおよび5Cは、それぞれ、図5の線5Bおよび5Cにおいて得られた拡大スケールにおける部分的断面軸方向図を示す。
図6図6は、図1に示される例示的シールを使用したパイプ継合部の形成を図示する、縦方向断面図である。
図6A図6Aは、拡大スケールにおける図6の一部を示す。
図6B図6Bおよび6Cは、それぞれ、図6の線6Bおよび6Cにおいて得られた拡大スケールにおける部分的断面軸方向図を示す。
図6C図6Bおよび6Cは、それぞれ、図6の線6Bおよび6Cにおいて得られた拡大スケールにおける部分的断面軸方向図を示す。
図7図7は、本発明による、シールの別の例示的実施形態の縦方向断面図である。
図8図8は、図7に示されるシールの等角図である。
図9図9は、本発明による、例示的シールの別の実施形態の分解等角図である。
図10図10は、図7に示される例示的シールを使用した例示的継手の等角図である。
図11図11は、図10における線11-11において得られた継手の縦方向断面図である。
図12図12は、図7に示される例示的シールを使用した例示的継手の等角図である。
図13図13は、図12における線13-13において得られた継手の縦方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1および2は、本発明による、例示的シール10を示す。シール10は、EPDM、ニトリルゴム、ならびに他のエラストマ等の可撓性の弾力性材料から形成され、リングの周囲に円周方向に延在する周辺壁14を有する、リング12を備える。第1のローブ16は、周辺壁14に取り付けられ、第1のローブもまた、リングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面18は、第1のローブ上に位置付けられる。シール表面18は、リング12の周囲に円周方向に延在し、パイプ要素に係合し、以下に説明されるように、液密シールをもたらす(また、図5および6参照)。少なくとも1つの突起20が、シール表面18から延在する。シール表面18が、パイプ要素に係合すると、突起は、シール表面の一部をパイプ要素から離れた離間関係に維持することによって、シール表面を横断して閉鎖可能漏出経路22を画定する。
【0023】
例示的シール10では、6つの突起20が、3つの対24、26、および28に配列され、各対の突起20は、相互に隣接して配列される。各突起は、突起20間かつそれに隣接して潜在的漏出経路22を形成する。突起対24、26、および28は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係においてシール表面18上に配列される。本特定の実施例では、対は、相互から120°離れて位置付けられる(図1参照)。他の角度構成も、当然ながら、実行可能である。
【0024】
ローブ16は、遊離縁30を有し、突起20は、遊離縁30に近接してシール表面18上に位置付けられるように図1および2に示される。他の構成もまた、図1Aに示されるように、閉鎖可能漏出経路22を生成する際に効果的であることが予期され、隣接する突起20は、リング12のまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において、遊離縁30の遠位にシール表面18上に位置付けられる。図1Bは、別の構成を示し、一対の隣接する突起20が、シール表面18上に位置付けられ、一方の突起は、遊離縁30に近接し、他方は、その遠位にある。本実施例では、突起20は、リング12のまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。
【0025】
例示的シール実施形態10では、突起は、凸状湾曲形状を有する。図1および2に示されるように、形状は、半球32の形態をとる。楕円形、卵形、および同等物等の他の凸形状もまた、実行可能である。円錐、立方体、平行六面体、および角錐等の非凸形状もまた、突起20として効果的であることが予期される。
【0026】
図1および2の例示的シール実施形態10は、機械的カップリング34と併用するためのものであって、その実施例は、図3および4に示される。カップリング34と併用するためのシール10は、第1のローブ16と反対の周辺壁14に取り付けられる、第2のローブ36を有し、第2のローブは、リング12の周囲に円周方向に延在する。第2のシール表面38が、第2のローブ36上に位置付けられ、第2のシール表面もまた、リング12の周囲に円周方向に延在する。第2のローブ36は、遊離縁40を有する。図2に示されるように、突起20はまた、上記に説明されるような種々の構成において、第2のローブ36上に位置付けられてもよい。本例示的実施形態では、単一突起20のみが、第2のローブ36上に存在する。
【0027】
図3および4に示されるように、カップリング34は、相互の端間に取り付けられ、それによって、中心空間46を囲繞する、複数の区画、本実施例では、2つの区画42および44を備える。図4に示されるように、各区画42および44は、中心空間46の周囲に円周方向に延在し、それに面する、チャネル48を有する。図3に示されるように、接続部材50が、各区画42および44の反対端に位置付けられる。接続部材50は、区画42および44を相互に向かって牽引するために調節可能に緊締可能である。本実施例では、接続部材50は、区画42および44の端部から外向きに突出する、つまみ52を備える。つまみ52は、緊締に応じて区画を相互に向かって牽引するための機械的調節を提供する、締結具54を受容する。
【0028】
図4に示されるように、シール10は、各区画42および44のチャネル48内に受容され、区画間に位置付けられる。特定の例示的実施形態では、シール10は、パイプ要素が図3に示される事前に組み立てられた状態でカップリングの中に挿入されることを可能にするために十分な離間関係において、区画を支持するように定寸される。事前に組み立てられた状態では、区画42および44は、離間関係において支持され、締結具54によってシール10に対して保持される。
【0029】
図5および6は、本発明による、例示的シール10を使用してパイプ継合部を形成する方法を図示する。図5に示されるように、パイプ要素56および58は、その事前に組み立てられた状態にある間、カップリング34の区画42および44によって画定された中心空間46の中に挿入される。パイプ要素は、シール10のシール表面18および38に係合し、それを偏向させることに留意されたい。シール表面18または38のうちの少なくとも1つ上の1つもしくはそれを上回る突起20の不在下では、締結具54が、まだ緊締されていない、または適切なシール継合部を形成するために十分に緊締されていないという事実にもかかわらず、低圧シールがシール10とパイプ要素との間に形成されることが可能性として考えられる。その結果、配管網の低圧試験の間、配管網は、圧力を維持し、液密であるように考えられ、それによって、全てのカップリングが適切に据え付けられているという誤ったインジケーションを与え得る。しかしながら、(はるかに高い)点検圧力が配管網に印加されると、緊締されていない、または十分に緊締されていない、それらの継合部は、漏出し得る。
【0030】
別の実施形態では、カップリングは、挿入によってパイプ要素を受容するように事前に組み立てられず、最初に、シールを区画間から除去するように分解されなければならない。除去に応じて、シールは、最初に、潤滑され、次いで、パイプ要素のうちの第1のものを受容するように伸展され、シールは、1つのパイプ要素上に完全に位置付けられる。第2のパイプ要素が、次いで、第1のパイプ要素と端間関係において位置付けられ、シールが、個別のシール表面が個別のパイプ要素に係合するように移動される。シールが両方パイプ要素上の定位置に来ると、区画は、次いで、一度に1つずつ設置され、パイプ要素の端部に跨架し、リングシールをそれらの間に捕捉する。
【0031】
図5Aおよび5B(事前に組み立てられたカップリングおよび事前に組み立てられていないカップリングの両方)に示されるように、1つまたはそれを上回る突起20が、シール表面18および38(38が示される)の一方または両方上に存在する場合、それらは、カップリング34が依然として事前に組み立てられた状態にあるとき(または事前に組み立てられていないカップリングに関しては、締結具が緊締される前に)、漏出経路22をシール表面18および38とパイプ要素56および58との間に提供することによって、早期シールを防止する。突起20が、シール表面18および38の一方または両方の一部をパイプ要素から離れて離間関係に維持するため、漏出経路が形成される。突起20によって提供される漏出経路22は、低圧試験が全てのカップリングが適切に据え付けられているかどうかを確実に示すであろうことを確実にする。図6、6A、および6Bに示されるように、漏出経路22は、締結具54(また、図3参照)が、区画42および44を相互に向かって牽引するように十分に緊締され、それによって、シール10を圧縮および変形させ、区画とパイプ要素との間の係合を強制し、液密機械的継合部を形成すると、閉鎖し、効果的シールが、形成される。図5Aおよび6Aの比較は、漏出経路の閉鎖が、シール表面38の外側部分38aをパイプ要素58と接触させるためのローブ36の変形によってもたらされることを詳細に示す。図5Cおよび6Cは、2つの突起20を有する、ローブ16の類似挙動を図示し、シール表面18の外側部分18aは、パイプ要素56に対するシールをもたらす。緊締の充足は、例えば、区画42および44上の対向つまみ52(図3参照)間の「パッド間」係合によって、または締結具を設計および実験を通して既知の規定されたトルクまで緊締し、液密機械的継合部をもたらすことによって明白になり得る。カップリング34とパイプ要素との間の係合は、図6に示されるように、パイプ要素内の円周方向溝62に係合する各区画上の内向きに突出するキー60によってもたらされてもよい。溝付きパイプ要素が図示されるが、これは、一例であって、本発明によるシールはまた、単純端部パイプ要素ならびに肩端パイプ要素と併用されるときも効果的であることを理解されたい。
【0032】
図7および8は、本発明による、別の例示的シール64を示す。シール64は、EPDM、ニトリルゴム、ならびに他のエラストマ等の可撓性の弾力性材料から形成され、図10-13に示されるエルボ継手等の継手と併用される。シール64は、第1のリングの周囲に円周方向に延在する周辺壁68を有する、第1のリング66を備える。第1のローブ70は、周辺壁68に取り付けられ、第1のローブはまた、リングの周囲に円周方向に延在する。第1のシール表面72は、第1のローブ上に位置付けられる。シール表面72は、第1のリング66の周囲に円周方向に延在し、パイプ要素に係合し、以下に説明されるように、液密シールをもたらす。少なくとも1つの突起74が、第1のシール表面72から延在する。第1のシール表面72が、パイプ要素に係合すると、突起は、シール表面を横断して閉鎖可能漏出経路76を画定する。シール64はさらに、第2のリングの周囲に円周方向に延在する周辺壁80を有する、第2のリング78を備える。第2のローブ82は、周辺壁80に取り付けられ、第2のローブもまた、リングの周囲に円周方向に延在する。第2のシール表面84は、第2のローブ上に位置付けられる。シール表面84は、第2のリング78の周囲に円周方向に延在し、パイプ要素に係合し、以下に説明されるように、液密シールをもたらす。少なくとも1つの突起74が、第2のシール表面84から延在する。第2のシール表面84が、パイプ要素に係合すると、突起は、シール表面を横断して閉鎖可能漏出経路76を画定する。管86が、第1および第2のリングを相互に接続する。管86は、第1および第2のリング66ならびに78と一体的に形成されてもよい、または図9に示されるように、別個の構成要素を備えてもよい。
【0033】
図8に示される例示的シール64では、4つの突起74が、2つの対88および90に配列され、各対の突起74は、相互に隣接して配列される。各突起は、突起74間かつそれに隣接しての両方で潜在的漏出経路76を形成する。突起対88および90は、リングのまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において、シール表面72および84の一方または両方上に配列される(また、図7参照)。本特定の実施例では、対は、相互から180°離れて位置付けられる(図8参照)。他の角度構成も、当然ながら、実行可能である。
【0034】
図7に示されるように、第1および第2のローブ70ならびに82はそれぞれ、個別の遊離縁92および94を有する。突起74は、遊離縁92および94に近接するシール表面72ならびに84上に位置付けられように図7に示される。他の構成もまた、図9に示されるように、閉鎖可能漏出経路76を生成する際に効果的であることが予期され、隣接する突起74は、リング66のまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において、遊離縁92の遠位にシール表面72上に位置付けられる。図9は、別の構成を示し、一対の隣接する突起74は、シール表面72上に位置付けられ、一方の突起は、遊離縁92に近接し、他方は、その遠位にある。これらの実施例では、突起74は、リング66のまわりである角度を有するように相互に対して離間関係において位置付けられる。
【0035】
例示的シール実施形態64では、突起74は、凸状湾曲形状を有する。図7-9に示されるように、形状は、半球96の形態をとる。楕円形、卵形、および同等物等の他の凸形状もまた、実行可能である。円錐、立方体、平行六面体、および角錐等の非凸形状もまた、突起74として効果的であることが予期される。
【0036】
図7に示されるように、第1および第2のリング66ならびに78は、相互に対してある角度を有するように配向される。すなわち、リング66を含有する平面66aは、リング78を含有する平面78aに対してある角度を有するように配向される。示される例示的実施形態では、配向角度98は、90°エルボ継手と整合する90°であるが、他の配向角度も、当然ながら、実行可能である。
【0037】
図7および9に示される例示的シール実施形態64は、図10-13に示される継手100と併用される。継手100は、相互に取り付けられ、それによって、第1および第2のレセプタクル106および108と、その間に延在する流体路110とを画定する、第1および第2の筐体部分102ならびに104を備える(図11)。レセプタクル106および108は、パイプ要素112および114を受容する。図10および11に示されるように、シール64は、第1および第2の筐体部分102と104との間に位置付けられる。シール64のリング66は、レセプタクル106内に受容され、シール64のリング78は、レセプタクル108内に受容される。管86が、筐体部分102および104によって画定された流体路110に沿って延在する。
【0038】
図10に示されるように、接続部材116が、筐体部分102および104上に位置付けられる。接続部材116は、筐体部分102および104を相互に向かって牽引するために調節可能に緊締可能である。本実施例では、接続部材116は、筐体部分102および104から外向きに突出する、つまみ118を備える。つまみ118は、緊締に応じて筐体部分を相互に向かって牽引するための機械的調節を提供する、締結具120を受容する。
【0039】
図10-13に示される特定の例示的実施形態に関して、シール64のリング66および78は、パイプ要素が図10に示されるように継手の中に挿入されることを可能にするために十分な事前に組み立てられた状態で、筐体部分102および104を離間関係において支持するように定寸される。事前に組み立てられた状態では、筐体部分102および104は、離間関係において支持され、締結具120によってリング66および78に対して保持される。
【0040】
図10-13は、本発明による例示的シール64を使用してパイプ継合部を形成する方法を図示する。図10に示されるように、パイプ要素112および114は、その事前に組み立てられた状態にある間、継手100の筐体部分102および104によって画定されたレセプタクル106ならびに108の中に挿入される。図11に示されるように、挿入に応じて、パイプ要素112および114は、シール100のシール表面72および84に係合し、それを偏向させる。シール表面72または84のうちの少なくとも1つ上の1つもしくはそれを上回る突起74の不在下では、締結具120が、まだ緊締されていない、または適切なシール継合部を形成するために十分に緊締されていないという事実にもかかわらず、低圧シールがシール100とパイプ要素との間に形成されることが可能性として考えられる。その結果、配管網の低圧試験の間、配管網は、圧力を維持し、液密であると考えられ、それによって、全ての継手が適切に据え付けられているという誤ったインジケーションを与え得る。しかしながら、(はるかに高い)点検圧力が、配管網に印加されると、緊締されていないまたは十分に緊締されていないそれらの継合部は、漏出し得る。
【0041】
しかしながら、示されるように、1つまたはそれを上回る突起74が、シール表面72および84の一方または両方上に存在する場合、それらは、継手100が依然として事前に組み立てられた状態にあるとき、漏出経路76をシール表面72および84とパイプ要素112ならびに114との間に提供することによって、早期シールを防止する。突起74が、シール表面72および84の一方または両方の一部をパイプ要素から離れた離間関係に維持するため、漏出経路が、形成される。突起74によって提供される漏出経路76は、低圧試験が全ての継手が適切に据え付けられているかどうかを確実に示すであろうことを確実にする。図12および13に示されるように、漏出経路76は、締結具120が、筐体部分102および104を相互に向かって牽引し、それによって、シール64を圧縮および変形させ、筐体部分とパイプ要素との間の係合を強制し、液密機械的継合部を形成するように十分に緊締されると、閉鎖し、効果的シールが、形成される。図11および13の比較に見られるように、シール64の挙動は、締結具の緊締に応じて、シール表面72および80の外側部分72aならびに84aが、それぞれ、パイプ要素112および114に係合し、シールをもたらすように、ローブ70および82が変形するという点において、シール10のものに類似する。緊締の充足は、例えば、図12に示されるように、筐体部分102および104上の対向つまみ118間の「パッド間」係合によって、または締結具120を設計および実験を通して既知の規定されたトルクに緊締し、液密機械的継合部をもたらすことによって、明らかになり得る。継手100とパイプ要素112および114との間の係合は、図13に示されるように、パイプ要素内の円周方向溝124に係合する各レセプタクルを囲繞する、内向きに突出するキー122によってもたらされてもよい。溝付きパイプ要素が図示されるが、これは、一例であって、本発明によるシールはまた、単純端部パイプ要素ならびに肩端パイプ要素と併用されるときも効果的であることを理解されたい。
【0042】
本明細書に説明される実施例におけるような漏出経路特徴を有する、カップリングおよび継手のためのシールは、配管網の圧力試験の信頼性を改良し、したがって、機械的継合部の据付の効率を増加させることが予期される。
図1
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図5A
図5B
図5C
図6
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13