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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-15
(45)【発行日】2022-02-24
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20220216BHJP
【FI】
A63F5/04 661
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020086156
(22)【出願日】2020-05-15
(65)【公開番号】P2021178135
(43)【公開日】2021-11-18
【審査請求日】2020-05-15
(73)【特許権者】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】100135666
【弁理士】
【氏名又は名称】原 弘晃
(74)【代理人】
【識別番号】100131680
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 健一
(72)【発明者】
【氏名】前野 仁彦
(72)【発明者】
【氏名】松野 勝
(72)【発明者】
【氏名】畑中 敏宏
(72)【発明者】
【氏名】平野 彰一
(72)【発明者】
【氏名】半田 将之
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 卓也
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 俊介
(72)【発明者】
【氏名】秋葉 正人
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 貴
(72)【発明者】
【氏名】柳原 侑加
【審査官】森田 真彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-055071(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技開始操作を契機として複数のリールを回転させ、停止操作を契機として回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
停止操作の操作順序を報知する遊技補助演出を表示装置に実行させる制御を行う演出制御手段と、を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段が、
前記遊技補助演出では、遊技開始操作が行われると、停止操作の操作順序を示す複数の操作順序表示物を表示装置の表示領域に出現させ、
前記遊技補助演出において前記複数の操作順序表示物を出現させる場合に前記複数の操作順序表示物を拡大表示させ
前記複数の操作順序表示物のそれぞれを拡大表示する時間が同一となるようにしていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技開始操作を契機として複数のリールを回転させ、停止操作を契機として回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
停止操作の操作順序を報知する遊技補助演出を表示装置に実行させる制御を行う演出制御手段と、を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段が、
前記遊技補助演出では、遊技開始操作が行われると、停止操作の操作順序を示す複数の操作順序表示物を表示装置の表示領域に出現させ、
前記遊技補助演出において前記複数の操作順序表示物を出現させる場合に前記複数の操作順序表示物を拡大表示させ、前記拡大表示が終了すると、表示態様を維持する演出態様で前記複数の操作順序表示物を表示させ、
前記複数の操作順序表示物のそれぞれにおける前記拡大表示の開始から前記表示態様を維持する演出態様に移行するまでの時間が同一となるようにしていることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者の停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
【0003】
近年では、停止操作の操作順序を報知して役の入賞を補助する入賞補助演出を所定条件下で実行することによって、役の入賞確率を変動させ、入賞補助演出が実行可能な遊技区間においてメダル等の遊技媒体を獲得しやすくするアシストタイム遊技を行うことができる遊技機が好評を博している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2018-99252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そしてアシストタイム遊技を実行可能な遊技機では、入賞補助演出において遊技者に誤解を与えないようにして効果的な演出を行うことが望まれている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、効果的な演出を行うことができる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、遊技開始操作を契機として複数のリールを回転させ、停止操作を契機として回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、停止操作の操作順序を報知する遊技補助演出を表示装置に実行させる制御を行う演出制御手段と、を備えた遊技機であって、前記演出制御手段が、前記遊技補助演出では、遊技開始操作が行われると、停止操作の操作順序を示す複数の操作順序表示物を表示装置の表示領域に出現させ、前記遊技補助演出において前記複数の操作順序表示物を出現させる場合に前記複数の操作順序表示物のそれぞれの表示態様を同一の所定表示時間で変化させる遊技機に関するものである。
【0008】
本発明では、遊技補助演出では、停止操作の操作順序を示す複数の操作順序表示物を表示装置の表示領域に出現させることによって停止操作の操作順序を報知し、遊技補助演出において複数の操作順序表示物を出現させる場合に複数の操作順序表示物のそれぞれの表示態様を同一の所定表示時間で変化させるため、操作順序表示物の出現に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0009】
(2)本発明の遊技機では、前記演出制御手段が、前記遊技補助演出を実行した遊技において少なくとも2回以上の停止操作を実行可能な場合に前記遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応する前記操作順序表示物の表示態様を前記所定表示時間で変化させるようにしてもよい。
【0010】
このようにすれば、遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると、操作順序表示物の出現させる場合における操作順序表示物の表示態様の変化に要する所定表示時間と同一の表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応する操作順序表示物の表示態様を変化させるため、次に操作すべき操作順序表示物の表示態様の変化に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0011】
(3)本発明の遊技機では、前記演出制御手段が、前記遊技補助演出を実行した遊技において前記遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応する所定の前記操作順序表示物を消去し、前記遊技補助演出において前記所定の操作順序表示物を消去する場合に前記所定の操作順序表示物の表示態様を前記所定表示時間とは異なる表示時間で変化させるようにしてもよい。
【0012】
このようにすれば、遊技補助演出において所定の操作順序表示物を消去する場合に、操作順序表示物の出現させる場合における操作順序表示物の表示態様の変化に要する所定表示時間とは異なる表示時間で所定の操作順序表示物の表示態様を変化させるため、所定の操作順序表示物が消去されることを認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態の遊技機の機能ブロックを説明する図である。
図3】本発明の実施形態の遊技機における内部抽選テーブルを説明する図である。
図4】本発明の実施形態の遊技機における役の当選態様を説明する図である。
図5】本発明の実施形態の遊技機におけるリールの図柄配列を説明する図である。
図6】本発明の実施形態に係る遊技機におけるストップボタンの押下順序と入賞役との関係を説明する図である。
図7】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図8】本発明の実施形態の遊技機における入賞役と図柄組合せとの関係を説明する図である。
図9】本発明の実施形態の遊技機における遊技状態の状態遷移図である。
図10】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
図11】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図12】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
図13】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図14】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
図15】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図16】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
図17】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図18】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図19】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図20】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図21】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図22】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図23】本発明の実施形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
図24】本発明の実施形態の変形例に係る遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0015】
1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
【0016】
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体(遊技価値)として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
【0017】
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、前面上扉UD、および前面下扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1~第3リールR3(複数のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。ホッパーユニットは、遊技に供するメダルを貯蔵するメダル貯蔵タンク(図示省略)と、ステッピングモータからなる払出モータ(図示省略)と、払出モータに軸支された回転ディスク(図示省略)とを備えており、回転ディスクが払出モータによって回転駆動されて、1枚単位でメダルを払い出すことができるように構成されている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU(演算手段の一例)、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM(一時記憶手段の一例)等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。なお本実施形態では、制御基板として遊技の進行を制御するメイン基板と、メイン基板から送信される信号を受けて遊技の進行状況に合わせた遊技演出を実行するための制御を行うサブ基板とを含む複数種類の電子回路基板が設けられている。
【0018】
図1に示す第1リールR1~第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で20の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1~第3リールR3は、ステッピングモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステッピングモータの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステッピングモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1~第3リールR3を回転駆動し、制御基板から全相励磁の駆動パルスが供給されると、ステッピングモータの回転が停止することに伴って第1リールR1~第3リールR3が停止する。
【0019】
前面上扉UDと前面下扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、前面上扉UDには第1リールR1~第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1~第3リールR3の停止状態では、第1リールR1~第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
【0020】
また本実施形態の遊技機では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。また本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が3枚に設定され、規定投入数に相当するメダルが投入されると、第1リールR1~第3リールR3のそれぞれの中段によって構成される有効ラインL1が有効化される。
【0021】
そして遊技結果は表示窓DW内の有効ライン上に停止表示された図柄組合せによって判断され、有効ライン上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。
【0022】
また前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計等の各種遊技情報が表示される。
【0023】
また前面上扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
【0024】
また前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うためのベットボタン(投入操作手段)B0、第1リールR1~第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバー(遊技開始操作手段)SL、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1~第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタン(停止操作手段)B1~B3などが設けられている。
【0025】
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、第1リールR1~第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、制御基板において第1リールR1~第3リールR3をステッピングモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数値を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1~第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇したことを条件に、ストップボタンB1~B3の押下操作が許可(有効化)される。
【0026】
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1~B3を押下していくと、ストップボタンB1~B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
【0027】
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1~B3を解放すると、ストップボタンB1~B3それぞれに対応するストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
【0028】
そして制御基板は、ストップボタンB1~B3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1~第3リールR3を停止させる。
【0029】
また前面下扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。
【0030】
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
【0031】
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段(メイン基板およびサブ基板)100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット320、表示装置330、音響装置340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
【0032】
そして遊技制御手段100は、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、特典付与手段175、演出制御手段180、遊技情報記憶手段190a、演出情報記憶手段190bを含む。なお本実施形態では、投入受付手段105、乱数発生手段110、内部抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、および特典付与手段175は、メイン基板のCPUが各種のプログラムを実行することによって実現され、演出制御手段180は、サブ基板のCPUが各種のプログラムを実行することによって実現される。また遊技情報記憶手段190aは、メイン基板に搭載されているメインROMおよびメインRAMによって構成され、演出情報記憶手段190bは、サブ基板に搭載されているサブROMおよびサブRAMによって構成されている。またメイン基板のCPUが実行する各種のプログラムは、遊技情報記憶手段190aのメインROMに記憶されており、サブ基板のCPUが実行する各種のプログラムは、演出情報記憶手段190bのサブROMに記憶されている。またサブ基板には、内部抽選の結果や遊技状態などの各種情報がメイン基板から適宜通知される。
【0033】
投入受付手段105は、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数(3枚)に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバー(遊技開始操作手段)SLに対する遊技開始操作を有効化する処理を行う。なお本実施形態の遊技機では、規定投入数に相当するメダルの投入に基づいて有効化されたスタートレバーSLの最初の押下操作が、遊技開始操作として受け付けられ、第1リールR1~第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。
【0034】
また本実施形態の遊技機では、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ210が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態(ベット状態)に設定する。また本実施形態の遊技機では、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたクレジット情報記憶領域1914にクレジット上限枚数(本実施形態では50枚)を限度としてメダルをクレジット記憶(貯留記憶)することが可能となっており、遊技機にメダルがクレジット記憶された状態で、ベットボタンB0が押下されると、ベットスイッチ220が作動することに伴って、投入受付手段105が、規定投入数を限度して、クレジット情報記憶領域1914にクレジット記憶されたメダルを投入状態に設定する。
【0035】
乱数発生手段110は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
【0036】
内部抽選手段120は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作(有効化されたスタートレバーSLへの最初の押下操作)により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
【0037】
抽選テーブル選択処理では、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられたメイン抽選テーブル記憶領域1910に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、メイン抽選テーブル記憶領域1910に、図3に示すような3種類の内部抽選テーブル(内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3)が記憶されている。そして各内部抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0~65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役、およびボーナスなどの各種の役やハズレ(不当選)が対応づけられている。
【0038】
また本実施形態の遊技機では、小役として、小役1~小役18が用意されており、小役の当選態様として、打順ベル(打順ベル1~打順ベル6:複数種類の第1当選態様)、スイカ、チャンス役、弱チェリー、強チェリー、3枚役、JAC1、およびJAC2が設定されている。
【0039】
各小役の当選態様について図4を参照しながら具体的に説明すると、図4に示すように、打順ベル1~打順ベル6は、1種類の15枚小役(配当が15枚の小役:正解小役、特定小役)と1種類~3種類の1枚小役(配当が1枚の小役:不正解小役)とが重複して当選し、スイカ、チャンス役、弱チェリー、強チェリーは、2種類~3種類の1枚小役が重複して当選し、3枚役は、3種類の3枚小役(配当が3枚の小役)が重複して当選し、JAC1は、6種類の15枚小役と3種類の3枚小役と9種類の1枚小役とが重複して当選し、JAC2は、9種類の1枚小役が重複して当選することを示している。
【0040】
そして本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2において小役の抽選態様(当選確率および当選態様)が同一に設定され、内部抽選テーブル3では、各小役の当選確率が内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2よりも高くかつ小役全体の当選確率が内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2よりも高く設定されている。
【0041】
また内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル2では、打順ベルによって6種類の15枚小役(小役1~小役6)が互いに重複せずに当選するようになっており、内部抽選テーブル3ではJAC1によって6種類の15枚小役(小役1~小役6)が重複して当選するようになっている。
【0042】
また本実施形態の遊技機では、リプレイとしてリプレイ1が用意されており、リプレイの当選態様として、通常リプレイが設定されている。リプレイの当選態様について図4を参照しながら具体的に説明すると、通常リプレイは、リプレイ1が単独で当選することを示している。
【0043】
そして本実施形態の遊技機では、内部抽選テーブル2においてリプレイの当選確率が内部抽選テーブル1よりも高く設定され、内部抽選テーブル3では、リプレイが抽選対象から除外されている。
【0044】
また本実施形態の遊技機では、ボーナスとして、ビッグボーナス(BB)が用意されており、内部抽選テーブル1では、ビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されているが、内部抽選テーブル2~内部抽選テーブル3では、ビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外されている。
【0045】
また本実施形態の遊技機では、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、抽選テーブル選択処理では、遊技状態に応じて内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のいずれか1つを内部抽選で使用する内部抽選テーブルとして選択する。
【0046】
乱数判定処理では、スタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、遊技毎に乱数発生手段110から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられたメイン抽選テーブル記憶領域1910に記憶されている内部抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
【0047】
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。本実施形態の遊技機では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。なお抽選フラグの設定情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた抽選フラグ記憶領域1915に格納される。
【0048】
また本実施形態の遊技機では、入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、ビッグボーナス(BB)があり、小役およびリプレイは後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選すると、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナス(BB)が入賞するまで持ち越す処理を行う。このとき内部抽選手段120は、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、小役およびリプレイについての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、ビッグボーナス(BB)の抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、小役やリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナス(BB)の抽選フラグと内部抽選で当選した小役やリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
【0049】
リール制御手段130は、スタートレバーSLに対する遊技開始操作により作動するスタートスイッチ230からのスタート信号に基づいて、ステッピングモータにより第1リールR1~第3リールR3の回転駆動を開始し、第1リールR1~第3リールR3が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)で定常回転しているリールに対応するストップボタンB1~B3(停止操作手段)を押下することによる停止操作を有効化する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1~第3リールR3を抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じた態様で停止させる制御を行う。
【0050】
そしてリール制御手段130は、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化された状態において、遊技者がストップボタンB1~B3を押下することによりストップスイッチ240が作動すると、ストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、リールユニット310のステッピングモータへ全相励磁の駆動パルスを供給することにより、第1リールR1~第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。
【0051】
すなわちリール制御手段130は、ストップボタンB1~B3の各ボタンが押下される毎に、第1リールR1~第3リールR3のうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1を押下することが第1リールR1を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB2を押下することが第2リールR2を停止させるための操作に対応し、ストップボタンB3を押下することが第3リールR3を停止させるための操作に対応する。すなわち本実施形態の遊技機では、ストップボタンB1~B3の押下順序が変化すると、第1リールR1~第3リールR3の停止順序が変化する。
【0052】
また本実施形態の遊技機では、第1リールR1~第3リールR3について、ストップボタンB1~B3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールが停止するようになっている。そしてストップボタンの押下時点から190ms以内に回転中のリールを停止させる場合には、回転している各リールの停止位置は、ストップボタンの押下時点からリールが停止するまでに要するコマ数が0コマ~4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で決定される。そして、リール制御手段130は、ストップボタンB1~B3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ライン上の表示位置に対して0コマ~4コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄が有効ライン上の表示位置に表示されるように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
【0053】
そして本実施形態では、図5に示すように、リールユニット310を構成する第1リールR1~第3リールR3の外周面に対して、赤7図柄「赤7」、青7図柄「青7」、BAR図柄「BAR」、リプレイ図柄「RP」、ベル図柄A「BLA」、ベル図柄B「BLB」、スイカ図柄「WM」、チェリー図柄「CH」、ダミー図柄1「DUM1」、およびダミー図柄2「DUM2」が配列されており、役の入賞形態を構成する図柄がリールの外周面において4コマ以内の間隔で配列されていれば、ストップスイッチ240の作動時点(ストップボタンの押下が検出された時点)におけるリールの位置である押下検出位置に関わらずに、有効ライン上に表示させることができるようになっている。
【0054】
なお本実施形態の遊技機では、リールユニット310がフォトセンサからなるリールインデックス315を備えており、リール制御手段130は、リールが1回転する毎にリールインデックス315で検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(リールインデックス315によって検出されるコマ)からの回転角度(ステッピングモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわちリール制御手段130は、ストップスイッチ240の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
【0055】
またリール制御手段130は、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられた停止制御データ記憶領域1911に記憶されている停止制御テーブルを参照して回転中のリールの停止位置を決定する処理(テーブル参照処理)を行っている。停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と実際の停止位置との対応関係が設定されている。なお停止制御テーブルでは、抽選フラグの設定状態に応じて、押下検出位置と、押下検出位置から実際の停止位置までの回転量を示す滑りコマ数との対応関係が設定されていてもよい。
【0056】
そして内部抽選で打順ベル1~打順ベル6のいずれかが当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、図6に示すように、それぞれの打順ベルに対して打順ベル(15枚小役)の種類に応じた正解打順が予め設定されており、正解打順とも異なる押下順序は不正解打順として扱われる。そして本実施形態では、いずれかの打順ベルが当選した場合に、正解打順では15枚小役が入賞し、不正解打順では1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
【0057】
またJAC1が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、15枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されており、JAC2が当選した場合に参照される停止制御テーブルでは、1枚小役が入賞するように押下検出位置に対する停止位置が設定されている。
【0058】
入賞判定手段140は、第1リールR1~第3リールR3の停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する入賞判定処理を行う。具体的には、遊技情報記憶手段190aのメインROMに設けられた入賞判定テーブル記憶領域1912に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リールR1~第3リールR3の全てが停止した時点で有効ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。そして、各リールが停止した状態における有効ライン上に表示された図柄組合せによって、図7図8に示すように、ビッグボーナス(BB)、リプレイ1、小役1~小役18の入賞の有無が判定できるように入賞判定テーブルが用意されている。
【0059】
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、入賞判定時処理が実行される。入賞判定時処理としては、例えば、払出制御手段150によってメダルの払出制御処理が行われ、リプレイ処理手段160によってリプレイ処理が行われ、遊技状態移行制御手段170によって遊技状態を移行させる状態移行制御処理が行われる。
【0060】
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパーユニット320(払出装置)に払い出させる制御を行う。
【0061】
ホッパーユニット320は、払出制御手段150によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。ホッパーユニット320には、メダルを1枚払い出す毎に作動する払出メダル検出スイッチ325が備えられており、払出制御手段150は、払出メダル検出スイッチ325からの入力信号に基づいてホッパーユニット320から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。
【0062】
なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパーユニット320によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたクレジット情報記憶領域1914に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
【0063】
リプレイ処理手段160は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイが入賞した場合には、前回の遊技(当該リプレイが入賞した遊技)において投入状態に設定された枚数と同じ枚数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインを設定した状態で次回のスタートレバーSLに対する遊技開始操作を待機する。
【0064】
遊技状態移行制御手段170は、図9に示すように、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。本実施形態では、滞在している遊技状態を示す情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた状態記憶領域1916に格納される。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の予め定められた条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の予め定められた条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態に移行させることができる。
【0065】
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。具体的には、通常状態においてビッグボーナス(BB)が当選した場合にボーナス成立状態に移行する。また通常状態では、図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象として設定されている内部抽選テーブル1を参照した内部抽選が行われる。
【0066】
ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナス(BB)に当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち、リプレイの当選確率が約1/3.9に設定され、かつビッグボーナス(BB)が抽選対象から除外された内部抽選テーブル2を参照した内部抽選が行われる。
【0067】
またボーナス成立状態では、ビッグボーナス(BB)が入賞するまでビッグボーナス(BB)に対応する抽選フラグが当選状態に維持され、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されると、遊技状態移行制御手段170は、遊技状態をボーナス成立状態からボーナス状態へ移行させる。
【0068】
ボーナス状態は、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を示す図柄組合せが有効ライン上に表示されたことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス状態では、図3に示す内部抽選テーブル1~内部抽選テーブル3のうち内部抽選テーブル3を参照した内部抽選が行われる。
【0069】
またボーナス状態では、ボーナス状態によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、予め定められた所定枚数(例えば、100枚)を超えるメダルが払い出されると、遊技状態移行制御手段170は、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる制御を行う。なお本実施形態では、ボーナス状態の終了条件がメダルの払出数の合計によって定められているが、ボーナス状態での遊技回数や小役の入賞回数によって終了条件が定められていてもよい。またボーナス状態は、1回の遊技で終了するように終了条件が定められたものであってもよい。
【0070】
また本実施形態の遊技機では、ボーナス成立状態において、ビッグボーナス(BB)と小役とがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)の入賞形態を構成する図柄に優先して小役の入賞形態を構成する図柄を有効ライン上に表示させ、ビッグボーナス(BB)とリプレイとがともに当選した状態では、ビッグボーナス(BB)に優先してリプレイが入賞するように回転中のリールを停止させ、内部抽選でハズレとなった場合に限って、ビッグボーナス(BB)が入賞するようになっている。
【0071】
また本実施形態の遊技機では、通常状態およびボーナス成立状態では、複数種類の正解小役(小役1~小役6)が互いに重複せずに当選する複数種類の第1当選態様(打順ベル1~打順ベル6)が存在するように内部抽選を行い、ボーナス状態では、複数種類の正解小役が重複して当選する第2当選態様(JAC1)が存在し、ボーナス状態において内部抽選で第2当選態様となる確率が、通常状態およびボーナス成立状態において内部抽選で複数種類の第1当選態様のいずれかとなる確率よりも低く、かつ複数種類の正解小役のそれぞれの当選確率は通常状態およびボーナス成立状態よりも高くなるように内部抽選を行っている。すなわち本実施形態のボーナス状態では、規定投入数(3枚)より配当の高い小役1~小役6のそれぞれの当選確率は通常状態やボーナス成立状態よりも上昇し、かつ小役全体の当選確率も通常状態やボーナス成立状態よりも上昇しているが、規定投入数より配当の高い小役1~小役6を含む第2当選態様(JAC1)が得られる確率が通常状態やボーナス成立状態において小役1~小役6を含む第1当選態様(打順ベル1~打順ベル6)が得られる確率よりも低くなっているため、ボーナス状態でのメダルの獲得率(払出数/投入数)の期待値を100%未満とすることができるようになっている。
【0072】
特典付与手段175は、非AT状態(通常演出状態)およびAT状態(特別演出状態、補助演出状態)を含む複数種類の演出状態の間で演出状態を変化させており、所定条件下で演出状態をAT状態に設定し、AT状態の終了条件の成立に伴いAT状態を終了させる制御を行う。特に本実施形態では、ボーナス成立状態において演出状態を変化させるようにしており、ボーナス成立状態においてAT状態に設定可能となっている。また本実施形態では、滞在している演出状態を示す情報は、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられた演出状態記憶領域1917に格納される。
【0073】
また本実施形態では、AT状態においていずれかの打順ベルが当選した場合に、演出制御手段180によって、液晶ディスプレイLCDに正解打順に対応する画像を表示することにより正解打順を報知して15枚小役(正解小役)の入賞を補助する入賞補助演出が行われ、非AT状態に滞在している遊技よりもメダルが獲得しやすいアシストタイム遊技を行うことができるようになっている。
【0074】
そして本実施形態では、特典付与手段175は、非AT状態において内部抽選で弱チェリー、強チェリー、スイカ、またはチャンス役が当選したことを契機としてAT抽選を行い、AT抽選に当選したことに基づいて演出状態をAT状態に移行させる。
【0075】
また特典付与手段175は、AT抽選に当選したことに基づいて、遊技情報記憶手段190aのメインRAMに設けられたATカウンタ1919の値をAT状態の初期遊技回数に相当する値に設定する処理を行う。本実施形態では、ATカウンタ1919に設定される値が例えば、50回分の遊技に相当する値として「50」に設定される。
【0076】
そして特典付与手段175は、AT状態においてATカウンタ1919の更新を行う。具体的には、AT状態での遊技が行われる毎にATカウンタ1919の値から1回分の遊技回数に相当する値(例えば、1)を減算するデクリメント更新を行う。そしてATカウンタ1919の値がしきい値(例えば、0)に達するとAT状態の終了条件が成立し、AT状態を終了させて演出状態を非AT状態に移行させる。
【0077】
また特典付与手段175は、AT状態において内部抽選で弱チェリー、スイカ、または強チェリーが当選したことを契機として上乗せ抽選を行い、上乗せ抽選に当選したことに基づいて、ATカウンタ1919の値に所与の値を加算する上乗せ処理を行う。
【0078】
演出制御手段180は、演出情報記憶手段190bのサブROMに設けられた演出データ記憶領域1930に記憶されている演出データに基づいて、表示装置330(演出装置の一例)を用いて行う表示演出や音響装置340(演出装置の一例)を用いて行う音響演出に関する制御を行う。例えば、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1~B3に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカから音を出力させたりすることにより、遊技の進行状況に応じて、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出の実行制御を行う。遊技において実行される演出の内容は、演出情報記憶手段190bのサブROMに設けられたサブ抽選テーブル記憶領域1931に記憶されている演出抽選テーブルを、遊技状態、RT状態、演出状態、内部抽選の結果等に応じて参照して決定される。なお本実施形態では、サブROMの演出データ記憶領域1930から遊技の進行状況等に応じた画像データをサブRAMに設けられたイメージバッファ1932に読み込んで、イメージバッファ1932に読み込まれた画像データに基づく画像が液晶ディスプレイLCDに出力され、サブROMの演出データ記憶領域1930から遊技の進行状況等に応じたサウンドデータをサブRAMに設けられたサウンドバッファ1933に読み込んで、サウンドバッファ1933に読み込まれたサウンドデータに基づく音がスピーカから出力されるようになっている。
【0079】
また本実施形態では、内部抽選の結果、遊技状態、演出状態、AT抽選の結果、ATカウンタ1919の値などの各種情報がメイン基板からサブ基板に通知され、演出制御手段180は、メイン基板から通知された情報に基づいて演出の実行制御を行う。
【0080】
そして演出制御手段180は、AT状態において打順ベル1~打順ベル6のずれかが当選した場合に、液晶ディスプレイLCDに正解打順に対応する画像を表示することにより正解打順(停止操作の操作順序)を報知して15枚小役の入賞を補助する入賞補助演出(遊技補助演出)を表示装置330や音響装置340に実行させる。
【0081】
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310、ホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
【0082】
2.本実施形態の手法
以下、図10図23を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法について説明する。なお図10図12図14図16は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出において表示される画像を示す図であり、図11図13図15図17図23は、本実施の形態の遊技機における入賞補助演出の演出態様を説明する図である。
【0083】
本実施の形態では演出制御手段180は、AT状態においていずれかの打順ベルが当選すると、正解打順(停止操作の操作順序)を報知して15枚小役の入賞を補助する入賞補助演出(遊技補助演出)を実行し、入賞補助演出では、図10(J)に示すように、1番目の停止操作を示す第1ナビ数字表示物(第1ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG1、2番目の停止操作を示す第2ナビ数字表示物(第2ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG2、および3番目の停止操作を示す第3ナビ数字表示物(第3ナビ数字画像、停止操作の操作順序を示す操作順序表示物)IMG3を含む演出画像を液晶ディプレイLCDに表示させることによって正解打順を報知する。また本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1として数字の「1」を表示させ、第2ナビ数字表示物IMG2として数字の「2」を表示させ、第3ナビ数字表示物IMG3として数字の「3」を表示させるとともに、これら3種類のナビ数字表示物IMG1~IMG3を、液晶ディプレイLCDの表示領域においてストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示させることによって各ストップボタンの操作順序を示すようにしている。例えば、図10(J)に示す例では、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB2に対応する位置(図10(J)中の中央下の位置)に第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を表示させ、ストップボタンB1に対応する位置(図10(J)中のストップボタンB2に対応する位置の左側の位置)に第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を表示させ、ストップボタンB3に対応する位置(図10(J)中のストップボタンB2に対応する位置の右側の位置)に第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を表示させることによって、ストップボタンB2の操作順序が1番目でストップボタンB1の押下順序が2番目でストップボタンB3の操作順序が3番目であること(すなわち正解打順が打順3(B2→B1→B3)の押下順序であること)を示している。
【0084】
以下、入賞補助演出の演出態様について、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合を例に取り説明する。
【0085】
まず入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3を「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番で液晶ディプレイLCDの表示領域に出現させる。具体的には、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合には、図10(A)に示すように最初に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB2に対応する位置(図10(A)中の中央下の位置)に第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて図10(A)~図10(C)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる。例えば、図10(C)に示すように拡大表示が終了すると、図10(D)~図10(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を所定の縮小サイズ(例えば、80%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、図10(I)~図10(J)に示すように、第2サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0086】
また第1ナビ数字表示物IMG1を出現させると、図10(C)に示すように次に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB1に対応する位置(図10(C)中のストップボタンB2に対応する位置の左側の位置)に第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて図10(C)~図10(E)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図10(F)~図10(J)に示すように、第2サイズで第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。
【0087】
また第2ナビ数字表示物IMG2を出現させると、図10(E)に示すように次に、液晶ディプレイLCDの表示領域において、ストップボタンB3に対応する位置(図10(E)中のストップボタンB2に対応する位置の右側の位置)に第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第1サイズ(例えば、60%の表示倍率:第1スケール)で表示させ、続いて図10(E)~図10(G)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率:第2スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図10(H)~図10(J)に示すように、第2サイズで第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。
【0088】
また本実施の形態では、液晶ディスプレイLCDに表示させる画像のフレームレートは、30fps(すなわち、1秒間に30フレームの画像が描画される)となっており、図11に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3のそれぞれの第1サイズから第2サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、これらのナビ数字表示物の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了するように設定されている。またこれら3種類のナビ数字表示物IMG1~IMG3は、2フレーム(2/30秒)ずつ表示開始のタイミングをずらして表示されるように設定されている。
【0089】
また第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第1ナビ数字表示物IMG1の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0090】
そして本実施の形態では、図11に示すように、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されると、T1のタイミング(演出開始から2フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2である「2」が表示されて拡大表示が開始され、T2のタイミング(演出開始から3フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(演出開始から4フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3である「3」が表示されて拡大表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して第2サイズで表示され、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して第2サイズで表示され、T6のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T7のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1は1番目(最初)の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示され(拡大縮小ループ表示)、T4のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2は1番目(最初)の停止操作が行われるまで第2サイズで表示され(表示維持)、T5のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3は1番目(最初)の停止操作が行われるまで第2サイズで表示される(表示維持)。
【0091】
具体的には、図11に示すように、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3(複数の操作順序表示物)を出現させる場合に、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理を開始し、この拡大表示処理の開始から所定時間(例えば、2フレーム)が経過すると、第2ナビ数字表示物IMG2を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理を開始し、この拡大表示処理の開始から所定時間(例えば、2フレーム)が経過すると、第3ナビ数字表示物IMG3を第1サイズで表示させて第2サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理を開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理が終了すると続けて第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第1ナビ数字表示物IMG1の拡大縮小ループ処理を行う。
【0092】
また本実施形態では、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ数字表示物IMG2、および第3ナビ数字表示物IMG3に透明度(透過率)が設定される場合があり、透明度が高いほど画像は透明になる。例えば、透明度は0~100%の範囲内で設定され、透明度が100%とは、完全に透明な画像であり、画像が消去された状態(非表示)に相当する。
【0093】
そして本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物の透明度を変化させないようにしている。
【0094】
具体的には、図11に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させず、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示が開始されてからT4のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の表示が開始されてからT5のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわちそれぞれのナビ数字表示物の拡大表示処理では、拡大対象のナビ数字表示物の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0095】
なお本実施の形態では、図11に示すように、各ナビ数字表示物IMG1~IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させている間もナビ数字表示物の透明度を変化させいないようにしているが、ナビ数字表示物を拡大表示させる場合とナビ数字表示物の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させる場合とで透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、ナビ数字表示物を拡大表示させる場合には、ナビ数字表示物の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示または一定の大きさ(第2サイズ)で表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で拡大対象のナビ数字表示物を表示させるようにしてもよい。
【0096】
このように本実施の形態の入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」、「2」、「3」の第1ナビ数字表示物IMG1~3をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示することによって正解打順を報知する。そして1番目の停止操作が行われると、演出制御手段180は、次(2番目)に操作すべきストップボタンの種類が分かり易くなるように表示態様を変化させる。具体的には、正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB2に対する停止操作が1番目(最初)に行われると、演出制御手段180は、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を拡大表示させる。
【0097】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0098】
詳細には、図10に示す例において、例えば、図12(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って1番目の停止操作(ストップボタンB2)が行われると、図12(B)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図12(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第1ナビ数字表示物IMG1の表示を消去する(非表示とする)。
【0099】
また図12(A)に示す状態において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(B)~図12(D)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率:第3スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させる。例えば、図12(D)に示すように拡大表示が終了すると、図12(E)~図12(I)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を所定の縮小サイズ(例えば、120%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、図12(J)に示すように、第3サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0100】
また本実施の形態では、図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の第2サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第1ナビ数字表示物IMG1の第2サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。また第2ナビ数字表示物IMG2の第2サイズから第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了し、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第2ナビ数字表示物IMG2の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0101】
そして本実施の形態では、図13に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の表示が消去される。
【0102】
またT0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T5のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2は2番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示される(拡大縮小ループ表示)。また正解打順に沿って行われた1番目の停止操作によっては第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様は変化せず、第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)での表示が維持される。また第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を第2サイズ(例えば、100%の表示倍率)で表示させているタイミングで正解打順に沿って1番目の停止操作が行われた場合には、第1ナビ数字表示物IMG1の表示態様(第2サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示を開始する。
【0103】
具体的には、図13に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を第2サイズまで拡大表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理と、第2ナビ数字表示物IMG2を第3サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理とを開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理が終了すると続けて第1ナビ数字表示物IMG1を最小サイズまで縮小表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理が終了すると続けて第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第2ナビ数字表示物IMG2の拡大縮小ループ処理を行う。
【0104】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物(所定の操作順序表示物)を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0105】
具体的には、図13に示すように、T1のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の縮小表示が開始されてからT3のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化(変動)させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了するT3のタイミングにおいて第1ナビ数字表示物IMG1の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)では、第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0106】
なお、図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させないようにしている。すなわち第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第1ナビ数字表示物IMG1を消去する場合には、第1ナビ数字表示物IMG1を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第1ナビ数字表示物IMG1の透明度を変化させる。
【0107】
また図13に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させている間も第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにしている。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理および拡大縮小ループ処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0108】
なお第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させる場合と第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合とで第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させる場合には、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で第2ナビ数字表示物IMG2を表示させるようにしてもよい。
【0109】
また図13に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3を一定の大きさ(第2サイズ)で表示させている間も第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわち図11に示すT5のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して第2サイズでの表示が開始されてから2番目の停止操作が行われるまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0110】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB2に対する停止操作が最初(1番目)に行われると、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の表示を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を拡大表示させることによって次(2番目)の停止操作はストップボタンB1であることが分かり易くなるように表示態様を変化させる。そして2番目の停止操作が行われると、演出制御手段180は、3番目に操作すべきストップボタンの種類が分かり易くなるように表示態様を変化させる。具体的には、正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB1に対する停止操作が2番目に行われると、演出制御手段180は、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を拡大表示させる。
【0111】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0112】
詳細には、図10および図12に示す例において、例えば、図14(A)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って2番目の停止操作(ストップボタンB1)が行われると、図14(B)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図14(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第2ナビ数字表示物IMG2の表示を消去する(非表示とする)。
【0113】
また図14(A)に示す状態において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(B)~図14(D)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率:第3スケール)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させる。例えば、図14(D)に示すように拡大表示が終了すると、図14(E)~図12(I)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を所定の縮小サイズ(例えば、120%の表示倍率:縮小スケール)まで縮小表示させ、縮小表示が終了すると、図14(J)に示すように、第3サイズまで拡大表示させ、以降も拡大と縮小を繰り返す。
【0114】
また本実施の形態では、図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第2ナビ数字表示物IMG2の第3サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。また第3ナビ数字表示物IMG3の第2サイズから第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、3フレーム(3/30秒)で終了し、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了した後に拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第3ナビ数字表示物IMG3の動画像(アニメーション)を表示させる場合に、拡大表示と縮小表示とではそれぞれ第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、例えば、5フレーム(5/30秒)で拡大と縮小とが切り替わるように設定されている。
【0115】
そして本実施の形態では、図15に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の表示が消去される。
【0116】
またT0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T4のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して拡大表示が開始され、T5のタイミング(演出開始から13フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始される。なおT2のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3は3番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で表示される(拡大縮小ループ表示)。また第2ナビ数字表示物IMG2である「2」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)で表示させているタイミングで正解打順に沿って2番目の停止操作が行われた場合には、第2ナビ数字表示物IMG2の表示態様(第3サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示を開始する。
【0117】
具体的には、図15に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2を第3サイズまで拡大表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理と、第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理とを開始し、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理が終了すると続けて第2ナビ数字表示物IMG2を最小サイズまで縮小表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理が終了すると続けて第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示と縮小表示とを繰り返す第3ナビ数字表示物IMG3の拡大縮小ループ処理を行う。
【0118】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0119】
具体的には、図15に示すように、T1のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の縮小表示が開始されてからT3のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化(変動)させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了するT3のタイミングにおいて第2ナビ数字表示物IMG2の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0120】
なお、図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させないようにしている。すなわち第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第2ナビ数字表示物IMG2を消去する場合には、第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第2ナビ数字表示物IMG2の透明度を変化させる。
【0121】
また図15に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されてからT2のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させず、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させている間も第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにしている。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理および拡大縮小ループ処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。
【0122】
なお第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させる場合と第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合とで第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させる場合には、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して拡大縮小ループ表示させる場合よりも高い透明度または低い透明度で第3ナビ数字表示物IMG3を表示させるようにしてもよい。
【0123】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB1に対する停止操作が2番目に行われると、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の表示を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を拡大表示させることによって次(3番目)の停止操作がストップボタンB3であることが分かり易くなるように表示態様を変化させる。そして3番目(最後)の停止操作が行われると、演出制御手段180は、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の表示を消去する。
【0124】
本実施の形態では、停止操作に応答してナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を一旦拡大表示させ、その後、縮小表示させることによって消去する。
【0125】
詳細には、図10図12、および図14に示す例において、例えば、図16(A)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)より小さいサイズで表示させているタイミングで正解打順に沿って3番目(最後)の停止操作(ストップボタンB3)が行われると、図16(B)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図16(C)~(F)に示すように、最小サイズ(例えば、0%の表示倍率:最小スケール)まで縮小表示させることによって第3ナビ数字表示物IMG3の表示を消去する(非表示とする)。
【0126】
また図10図12、および図14に示す例において正解打順に沿って3番目(最後)の停止操作が行われて15枚小役(正解小役)が入賞すると、図16(I)に示すように、「GET!」の文字を表示させて15枚のメダルを獲得したこと(15枚小役が入賞したこと)を報知する。
【0127】
また本実施の形態では、図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の第3サイズへの拡大表示の動画像(アニメーション)は、1フレーム(1/30秒)で終了し、第3ナビ数字表示物IMG3の第3サイズから最小サイズへの縮小表示の動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の表示倍率を徐々に変化させ、4フレーム(4/30秒)で終了するように設定されている。
【0128】
そして本実施の形態では、図17に示すように、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了して縮小表示が開始され、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して第3ナビ数字表示物IMG3の表示が消去される。なお第3ナビ数字表示物IMG3である「3」を第3サイズ(例えば、140%)で表示させているタイミングで正解打順に沿って3番目の停止操作が行われた場合には、第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様(第3サイズでの表示)を維持し、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示を開始する。
【0129】
具体的には、図17に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3を第3サイズまで拡大表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理を開始し、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理が終了すると続けて第3ナビ数字表示物IMG3を最小サイズまで縮小表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)を行う。
【0130】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしている。
【0131】
具体的には、図17に示すように、T1のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の縮小表示が開始されてからT2のタイミングにおいて縮小表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化(変動)させ、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了するT2のタイミングにおいて第3ナビ数字表示物IMG3の透明度が100%となるように0%から徐々に透明度を高くする。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を0%から100%となるように徐々に高くする。
【0132】
なお、図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示が開始されてからT1のタイミングにおいて拡大表示が終了するまでの間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させないようにしている。すなわち第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させいないようにし、一定の透明度(例えば、0%)で表示させる。このように第3ナビ数字表示物IMG3を消去する場合には、第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させてから縮小表示させ、拡大表示させている間は第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させず、縮小表示が開始されてから第3ナビ数字表示物IMG3の透明度を変化させる。
【0133】
このように正解打順(B2→B1→B3)に沿ってストップボタンB3に対する停止操作が3番目(最後)に行われると、第3ナビ数字表示物IMG2である「3」の表示を消去し、入賞補助演出が終了する。
【0134】
以上に述べたように本実施の形態の入賞補助演出では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する位置に表示することによって正解打順を報知する。特に本実施の形態では、スタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を液晶ディスプレイLCDの表示領域に出現させる際には、第1サイズから第2サイズまで拡大表示させることによってこれらのナビ数字表示物IMG1~3を登場させる。そして入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1を最小サイズまで縮小表示させることによって「1」を消去するとともに第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させることによって次(2番目)の停止操作を分かり易く報知し、正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2を最小サイズまで縮小表示させることによって「2」を消去するとともに第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させることによって次(3番目)の停止操作を分かり易く報知し、正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3を最小サイズまで縮小表示させることによって「3」を消去する。
【0135】
そして本実施の形態では、図11に示すように、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させず、一定の透明度(例えば、0%)で表示させるため、出現するナビ数字表示物IMG1~3を認識し易くすることができ、図13図15図17に示すように、入賞補助演出において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を0%から100%まで徐々に変化させるため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0136】
また本実施の形態では、停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に限りナビ数字表示物の透明度を変化させ、図13図15図17に示すように、入賞補助演出において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合には消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示(消去)し、拡大表示させている間は消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化せず、拡大表示が終了して縮小表示が開始されてから消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるため、消去するナビ数字表示物を認識し易くすることができる。
【0137】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合には、図10図11に示すように、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番で順次出現させる。そして本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合に、それぞれのナビ数字表示物IMG1~3の表示態様を同一の所定表示時間で変化させる。具体的には、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合には、それぞれのナビ数字表示物IMG1~3を同一の所定表示時間で拡大表示させ、図11に示すように、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれの拡大表示に要する表示時間は、それぞれ3フレーム(3/30秒)に設定されており、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれの拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で拡大対象のナビ数字表示物を拡大し終える。これにより本実施の形態によれば、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合にそれぞれのナビ数字表示物IMG1~3を同一の表示時間で拡大表示させるため、ナビ数字表示物の出現に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0138】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると(遊技補助演出を実行した遊技において少なくとも2回以上の停止操作を実行可能な場合に遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると)、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させ、この場合に、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させる。例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(B)~(D)、図13に示すように、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2を拡大表示させ、図13に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示に要する表示時間は、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(3フレーム)と同一の3フレーム(3/30秒)に設定されており、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で第2ナビ数字表示物IMG2を拡大し終える。
【0139】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(B)~(D)、図15に示すように、遊技開始時に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合と同一の所定表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3を拡大表示させ、図15に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示に要する表示時間は、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(3フレーム)と同一の3フレーム(3/30秒)に設定されており、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、3フレーム(3/30秒)で第3ナビ数字表示物IMG3を拡大し終える。
【0140】
このように本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合にナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する表示時間と同一の表示時間で当該ナビ数字表示物を拡大表示させるため、当該ナビ数字表示物の拡大表示に対して違和感を与えないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0141】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去し、この場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間(所定表示時間とは異なる表示時間)で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させる。例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(C)~(F)、図13に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1を縮小表示させ、図13に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第1ナビ数字表示物IMG1を縮小(消去)し終える。
【0142】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(C)~(F)、図15に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2を縮小表示させ、図15に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第2ナビ数字表示物IMG2を縮小(消去)し終える。
【0143】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、図16(C)~(F)、図17に示すように、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3を縮小表示させ、図17に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の縮小表示に要する表示時間は、所定表示時間(3フレーム)よりも長い4フレーム(4/30秒)に設定されており、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)では、4フレーム(4/30秒)で第3ナビ数字表示物IMG3を縮小(消去)し終える。
【0144】
このように本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目、2番目、または3番目の停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合にナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する表示時間よりも長い表示時間で当該ナビ数字表示物を縮小表示させるため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができるとともに当該ナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができ、効果的な演出を行うことができる。特に1番目または2番目の停止操作時では、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間よりも長い表示時間で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物させるため、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示との比較によって効果的に当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができる。
【0145】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を出現させる場合に、図10(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクト(エフェクト)を発生させる。この出現エフェクトは、第1ナビ数字表示物IMG1の出現を演出するとともに第1ナビ数字表示物IMG1に対応するストップボタン(図10に示す例ではストップボタンB2)を最初に操作することを強調するものであり、本実施の形態では、ハート型の光を現す出現エフェクト表示物(出現エフェクト画像)IMG4を動的に変化させることによりハート型の光の大きさが変化する動画像(アニメーション)を表示させる。具体的には、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、図10(A)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて図10(A)~図10(C)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図10(D)~図10(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像(第2動画像)の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、図10(I)~図10(J)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0146】
そして本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像(第1動画像)を表示させるとともに、第1ナビ数字表示物IMG1(所定の操作順序表示物)の出現エフェクト動画像(第2動画像)を表示させ、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでにナビ出現動画像を表示し終える。
【0147】
具体的には、図18に示すように、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されると、T2のタイミング(演出開始から3フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了し、T1のタイミング(演出開始から2フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2である「2」が表示されて拡大表示が開始されると、T4のタイミング(演出開始から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了し、T3のタイミング(演出開始から4フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3である「3」が表示されて拡大表示が開始されると、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了する。このようにT0のタイミング(入賞補助演出の開始時)でナビ出現動画像の表示が開始されると、T5のタイミング(演出開始から7フレーム経過)においてナビ出現動画像の表示が終了する。
【0148】
そして本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(入賞補助演出の開始時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」が表示されて拡大表示が開始されるとともに第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクトの表示が開始されると、T6のタイミング(演出開始から8フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は1番目の停止操作が行われるまで継続し、1番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0149】
詳細には、図18に示すように、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、スタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像を表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト表示処理を開始し、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行う。
【0150】
このように本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番でナビ数字表示物を順次出現させるとともに、第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させ、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終えるため、第1ナビ数字表示物IMG1の出現を演出する出現エフェクトによってこれらのナビ数字表示物IMG1~3の出現を演出しつつこれらのナビ数字表示物IMG1~3を遊技者が速やかに認識できるようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0151】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、「第1ナビ数字表示物IMG1→第2ナビ数字表示物IMG2→第3ナビ数字表示物IMG3」の順番でナビ数字表示物を順次出現させるため、操作順序を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0152】
また本実施の形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答して「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に、第1ナビ数字表示物IMG1である「1」を最初に出現させるため、最初に操作すべきストップボタンの種類を遊技者が速やかに認識できるようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0153】
また本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3と出現エフェクト表示物IMG4とは異なるレイヤーに描画され、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画される。このため本実施の形態によれば、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作に応答してこれらのナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に出現するナビ数字表示物IMG1~3を認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0154】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると(遊技補助演出を実行した遊技において少なくとも2回以上の停止操作を実行可能な場合に遊技補助演出に係る操作順序に沿って停止操作が行われると)、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去するとともに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様を変化させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示態様の変化を完了させる。
【0155】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(B)~(F)、図19に示すように、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示(表示態様の変化)を完了させる。具体的には、図19に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1である「1」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了して縮小表示が開始されて第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了し、第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示については、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)で完了する。このように本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了するまでに第2ナビ数字表示物IMG2を拡大し終える。
【0156】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(B)~(F)、図20に示すように、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示(表示態様の変化)を完了させる。具体的には、図20に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2である「2」の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了して縮小表示が開始されて第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了し、第3ナビ数字表示物IMG3である「3」の拡大表示については、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で開始されると、T2のタイミング(T0から3フレーム経過)で完了する。このように本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了するまでに第3ナビ数字表示物IMG3を拡大し終える。
【0157】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示(表示態様の変化)を完了させるため、ナビ数字表示物の消去を効果的に演出しつつ早打ちをする遊技者に対しても次に操作すべきストップボタンの種類を分かり易く演出することができ、効果的な演出を行うことができる。
【0158】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、図12図14に示すように、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対して出現エフェクト(エフェクト)を発生させる。この出現エフェクトは、拡大対象のナビ数字表示物に対応するストップボタン(図12に示す例ではストップボタンB1、図14に示す例ではストップボタンB3)を次に操作することを強調するものであり、本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる際に第1ナビ数字表示物IMG1に対して発生させる出現エフェクトと同様の表示態様となっている。
【0159】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(B)に示すように、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて図12(B)~図12(D)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図12(E)~図12(I)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、図12(J)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0160】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(B)に示すように、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4を表示させ、続いて図14(B)~図14(D)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に拡大表示させ、拡大表示が終了すると、図14(E)~図14(I)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示に連動させて出現エフェクト表示物IMG4を徐々に縮小表示させ、縮小表示が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3に対して出現エフェクトを発生させる出現エフェクト動画像の表示(出現エフェクト表示)が終了し、出現エフェクト動画像の表示が終了すると、図14(J)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3の表示態様の変化(拡大縮小)に合わせて拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で出現エフェクト表示物IMG4を表示させるループ表示動画像を表示させる(ループ表示)。
【0161】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に対する出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了した後も第2ナビ数字表示物IMG2に対する出現エフェクトを表示させる。
【0162】
具体的には、図19に示すように、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示が終了して第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第1ナビ数字表示物IMG1の消去が開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する。
【0163】
そして本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は2番目の停止操作が行われるまで継続し、2番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0164】
詳細には、図19に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像を表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理を開始し、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0165】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に対する出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了した後も第3ナビ数字表示物IMG3に対する出現エフェクトを表示させる。
【0166】
具体的には、図20に示すように、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始され、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示が終了して第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第2ナビ数字表示物IMG2の消去が開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する。
【0167】
そして本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い8フレーム(8/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が開始され、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が終了するとともに出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像の表示(ループ表示)が開始される。なおこの表示(ループ表示)は3番目の停止操作が行われるまで継続し、3番目の停止操作が行われると、出現エフェクト表示物IMG4は消去される。
【0168】
詳細には、図20に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像を表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理を開始し、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理が終了すると続けて出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させる出現エフェクト表示物IMG4のループ表示処理を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0169】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトを表示させるため、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前に次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を終了させても拡大表示したナビ数字表示物に注目させることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0170】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目、2番目、または3番目の停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合に、図12図14図16に示すように、当該停止操作に対応するナビ数字表示物(消去するナビ数字表示物)に対して消失エフェクト(エフェクト、第1エフェクト)を発生させる。この消失エフェクトは、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去(消失)を演出するものであり、本実施の形態では、光が溢れる様子を現す消失エフェクト表示物(消失エフェクト画像)IMG5を動的に変化させることにより光が溢れ出る動画像(アニメーション)を表示させる。
【0171】
例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、図12(B)に示すように、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて図12(B)~図12(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、図12(H)に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0172】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、図14(B)に示すように、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて図14(B)~図14(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、図14(H)に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0173】
また例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、図16(B)に示すように、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5を表示させ、続いて図16(B)~図16(H)に示すように、消失エフェクト表示物IMG5の表示態様を変化させ、図16(H)に示すように、第3ナビ数字表示物IMG3に対して消失エフェクトを発生させる消失エフェクト動画像の表示(消失エフェクト表示)が終了すると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は消去される。
【0174】
そして本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了する前から第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消去が終了した後も第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトを表示させる。
【0175】
具体的には、図21に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の消去は、上述の如く、T1のタイミング(T0(1番目の停止操作の実行時)から1フレーム経過)で開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において終了する。
【0176】
そして本実施の形態では、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が開始されるとともに第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0177】
詳細には、図21に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像を表示させる第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理を行い、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクトを表示させる。
【0178】
なお第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理は、2番目の停止操作が行われるまで継続して実行される。具体的には、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトが消去された後は、消失エフェクト表示物IMG5を描画するレイヤーに消失エフェクト表示物IMG5を描画しないまま当該レイヤーを含む複数のレイヤー(例えば、背景画像を描画するレイヤーや、ナビ数字表示物を描画するレイヤーなど)を重ね合わせて演出画像を表示させる。そして2番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前に2番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトは強制的に消去される。
【0179】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消去が終了した後も第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトを表示させる。
【0180】
具体的には、図22に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の消去は、上述の如く、T1のタイミング(T0(2番目の停止操作の実行時)から1フレーム経過)で開始されると、T3のタイミング(T0から5フレーム経過)において終了する。
【0181】
そして本実施の形態では、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2の拡大表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトの表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0182】
詳細には、図22に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像を表示させる第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理を行い、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0183】
なお第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理は、3番目の停止操作が行われるまで継続して実行され、3番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前に3番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトは強制的に消去される。
【0184】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第1エフェクト)の表示を開始させ、第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了した後も第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトを表示させる。
【0185】
具体的には、図23に示すように、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されると、T1のタイミング(T0から1フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が終了するとともに縮小表示が開始されて第3ナビ数字表示物IMG3の消去が開始され、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示が終了して第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する。このようにT1のタイミング(T0から1フレーム経過)で第3ナビ数字表示物IMG3の消去が開始されると、T2のタイミング(T0から5フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の消去が終了する。
【0186】
そして本実施の形態では、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示(消去)に要する表示時間(4フレーム)よりも長い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(3番目の停止操作の実行時)で第3ナビ数字表示物IMG3の拡大表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像)の表示が開始され、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトの表示が開始されると、T3のタイミング(T0から7フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5は消去される。
【0187】
詳細には、図23に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って3番目の停止操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト動画像を表示させる第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を行い、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理では、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトの表示を開始させ、第3ナビ数字表示物IMG3の縮小表示処理(消去処理)の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0188】
なお第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト(消失エフェクト画像IMG5の表示)は所定の表示時間(7フレーム)が経過すると消去されるが、消失エフェクトが消去された後も第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理は、メダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われるまで継続して実行され、メダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を終了させる。このため第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理の実行中において消失エフェクトが消去される前にメダルの投入やベットボタンB0に対する操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクトは強制的に消去される。ここで第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理については、入賞判定処理、メダルの払出処理、遊技機にクレジット(貯留)されたメダルを精算する操作を行うための精算ボタンに対する操作、またはスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われるまで継続して実行し、入賞判定処理、メダルの払出処理、精算ボタンに対する操作、またはスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第3ナビ数字表示物IMG3の消失エフェクト表示処理を終了させるようにしてもよい。
【0189】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を速やかに消去し、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も当該消失エフェクトを表示させるため、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去に対して余韻を与えることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0190】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1エフェクト)を消去する前から、次に操作すべ的停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2エフェクト)の表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクトを消去した後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0191】
具体的には、図21に示すように、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示に要する表示時間(8フレーム)よりも短い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(1番目の停止操作の実行時)で第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が開始されるとともに第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト(第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5が消去され、T5のタイミング(T0から8フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト動画像)の表示が終了して出現エフェクト表示物IMG4が消去される。
【0192】
詳細には、図21に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理と第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理とを行い、第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクト表示処理では、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理が終了する前から第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトの表示を開始させ、第1ナビ数字表示物IMG1の消失エフェクト表示処理の終了後も第2ナビ数字表示物IMG2の出現エフェクトを表示させる。
【0193】
また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第1エフェクト)を消去する前から、次に操作すべき停止操作に対応する第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第2エフェクト)の表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクトを消去した後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0194】
具体的には、図22に示すように、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像(アニメーション)は、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示に要する表示時間(8フレーム)よりも短い7フレーム(7/30秒)で終了するように設定されており、T0のタイミング(2番目の停止操作の実行時)で第2ナビ数字表示物IMG2に重ね合わせて消失エフェクト表示物IMG5が表示されて第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が開始されるとともに第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト表示物IMG4が表示されて第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が開始されると、T4のタイミング(T0から7フレーム経過)において第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト(第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト動画像)の表示が終了して消失エフェクト表示物IMG5が消去され、T5のタイミング(T0から8フレーム経過)において第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト(第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト動画像)の表示が終了して出現エフェクト表示物IMG4が消去される。
【0195】
詳細には、図22に示すように、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目の停止操作が行われると、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理と第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理とを行い、第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクト表示処理では、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理が終了する前から第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトの表示を開始させ、第2ナビ数字表示物IMG2の消失エフェクト表示処理の終了後も第3ナビ数字表示物IMG3の出現エフェクトを表示させる。
【0196】
このように本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトよりも先に消去するため、次に操作すべきストップボタンの種類を誤解させないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0197】
また本実施の形態では、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3と消失エフェクト表示物IMG5とは異なるレイヤーに描画され、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画される。このため本実施の形態によれば、入賞補助演出を実行した遊技において停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合にナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0198】
また本実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、表示中のナビ数字表示物、表示中の出現エフェクト表示物IMG4、および表示中の消失エフェクト表示物IMG5を消去して入賞補助演出を終了し、入賞補助演出を終了する場合に表示中のナビ数字表示物を消去する場合には、表示中のナビ数字表示物を最小サイズまで縮小表示(例えば、0%の表示倍率)させるとともに、表示中のナビ数字表示物の透明度を0%から100%となるように徐々に高くし、正解打順に沿って行われた停止操作に応答して当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去する場合と同一または異なる表示時間(長い表示時間もしくは短い表示時間)で表示中のナビ数字表示物を消去する。またこの場合には、「ミス!」などの文字を液晶ディスプレイLCDに表示させて正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われたことを報知する。
【0199】
また本実施の形態では、入賞補助演出の演出態様について、打順3(B2→B1→B3)の押下順序が正解打順である場合を例に取り説明したが、打順1、打順2、打順4、打順5、または打順6の押下順序が正解打順である場合についても同様の演出態様で入賞補助演出を実行させる。
【0200】
3.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
【0201】
上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させる場合を例に取り説明したが、これらのナビ数字表示物IMG1~3を順次出現させなくてもよく、これらのナビ数字表示物IMG1~3を同時に出現させるようにしてもよいし、「1」のナビ数字表示物IMG1を最初に出現させ、「1」に続けて「2」、「3」のナビ数字表示物IMG2~3を同時に出現させるようにしてもよい。
【0202】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~IMG3を2フレーム(2/30秒)ずつ表示開始のタイミングをずらして表示させる場合を例にとり説明したが、表示開始のタイミングをずらす時間は2フレーム(2/30秒)に限られるものではなく、1フレーム(1/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、また「1」の表示を開始させてから「2」の表示を開始させるまでの待機時間を、「2」の表示を開始させてから「3」の表示を開始させるまでの待機時間よりも長い時間または短い時間としてもよいし、同一の時間としてもよい。
【0203】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれを同一の所定表示時間で拡大表示させる場合を例に取り説明したが、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のうち一部のナビ数字表示物(例えば、第1ナビ数字表示物IMG1)の拡大表示に要する表示時間を他のナビ数字表示物(例えば、第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3)の拡大表示に要する表示時間よりも長くまたは短くしてもよい。例えば、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を所定の待機時間(例えば、2フレーム(2/30秒))ずつ表示開始のタイミングをずらして表示させ、全てのナビ数字表示物IMG1~3の拡大表示を同時に終了させるようにしてもよいし、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を同時に表示させて拡大表示を開始させ、ナビ数字表示物の種類に応じたタイミングで拡大表示を終了させて一部のナビ数字表示物の拡大表示を他のナビ数字表示物とは異なるタイミングで終了させるようにしてもよい。
【0204】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれを3フレーム(3/30秒)で拡大表示させる場合を例に取り説明したが、ナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は3フレーム(3/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や4フレーム(4/30秒)など任意に設定することができる。
【0205】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に第1ナビ数字表示物IMG1の拡大表示が終了すると、1番目の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示が終了すると、1番目の停止操作が行われるまで一定のサイズ(例えば、第2サイズ)で第1ナビ数字表示物IMG1を表示させるようにしてもよい。この例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応する第1ナビ数字表示物IMG1を第3サイズ(例えば、140%の表示倍率)まで拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1を拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0206】
同様に、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われた場合に次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了すると、次の停止操作が行われるまで拡大表示と縮小表示とを繰り返す表示態様で次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示が終了すると、次の停止操作が行われるまで一定のサイズ(例えば、第3サイズ)で次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を表示させるようにしてもよい。この例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って2番目または3番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を第4サイズ(例えば、180%の表示倍率)まで拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0207】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合に第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終える場合を例に取り説明したが、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化されるまでにナビ出現動画像を表示し終えることが望ましい。なお第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像については、ストップボタンB1~B3に対する停止操作が有効化されるまでに表示し終えなくてもよい。
【0208】
また上記実施形態では、入賞補助演出において「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させる場合にこれらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させいない場合を例に取り説明したが、これらのナビ数字表示物IMG1~3の透明度を変化させるようにしてもよく、例えば、透明度を100%から0%まで徐々に低下させるようにしてもよい。
【0209】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、ナビ数字表示物を消去する場合の消去対象のナビ数字表示物の表示態様の変化は拡大表示や縮小表示に限られるものではなく、例えば、消去対象のナビ数字表示物の形状を変形させるなどとしてもよい。すなわち入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の表示態様を変化させる第1の動画像(アニメーション)と第2の動画像(アニメーション)とを表示させ、第1の動画像を表示させている間は消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させず、第1の動画像に続いて第2の動画像の表示が開始されてから消去対象のナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよい。
【0210】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物の透明度を0%から100%まで変化させる場合を例に取り説明したが、消去対象のナビ数字表示物の透明度を100%まで変化させなくてもよく、80%や90%など100%未満の値まで透明度を変化させるようにしてもよい。
【0211】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させている間は当該ナビ数字表示物の透明度を変化させず、消去対象のナビ数字表示物の縮小表示が開始されてから当該ナビ数字表示物の透明度を変化させる場合を例に取り説明したが、消去対象のナビ数字表示物を拡大表示(第1の動画像を表示)させている間も当該ナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよいし、消去対象のナビ数字表示物を縮小表示(第2の動画像を表示)させている間も当該ナビ数字表示物の透明度を変化させないようにしてもよい。
【0212】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に消去対象のナビ数字表示物を拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【0213】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に当該停止操作に対応するナビ数字表示物を1フレーム(1/30秒)で拡大表示させてから縮小表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は1フレーム(1/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))以下の表示時間であればよい。
【0214】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して対応するナビ数字表示物を消去する場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))よりも長い表示時間(例えば、4フレーム(3/30秒))で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を縮小表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の縮小表示に要する表示時間は4フレーム(4/30秒)に限られるものではなく、2フレーム(2/30秒)や3フレーム(3/30秒)など任意に設定することができ、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))よりも短い表示時間(所定表示時間とは異なる表示時間)または同一の表示時間で、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を縮小表示させるようにしてもよい。すなわちこの例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示が終了するまでに、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を消去するようにしてもよい。このようにすれば、当該停止操作に対応するナビ数字表示物を速やかに消去するため、ナビ数字表示物が消去されることを認識し易くすることができることによって次に操作すべきストップボタンの種類を誤解させないようにすることができ、効果的な演出を行うことができる。
【0215】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間(例えば、3フレーム(3/30秒))と同一の表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に要する表示時間は3フレーム(3/30秒)に限られるものではなく、1フレーム(1/30秒)や2フレーム(2/30秒)や4フレーム(4/30秒)など任意に設定することができ、ナビ数字表示物の出現時における拡大表示に要する所定表示時間よりも短い表示時間または長い表示時間で、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させるようにしてもよい。
【0216】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物を拡大表示させる場合に、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の透明度を変化させない場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の透明度を変化させるようにしてもよい。
【0217】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって第1ナビ数字表示物IMG1に対して出現エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、第1ナビ数字表示物IMG1の表示領域とは異なる表示領域に出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1ではなく第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって第2ナビ数字表示物IMG2や第3ナビ数字表示物IMG3に対して出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、全てのナビ数字表示物IMG1~3に対して出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0218】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を出現させるナビ出現動画像を表示し終える場合を例に取り説明したが、少なくとも、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了するまでに「1」のナビ数字表示物IMG1を拡大し終えればよく、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG2~3については第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了した後に拡大表示が終了するようにしてもよい。この例では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、3フレーム(3/30秒)または6フレーム(6/30秒)に設定し、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、ループ表示に移行させるようにしてもよい。またナビ出現動画像と第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像との表示終了のタイミングは同時であってもよい。この例では、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、7フレーム(7/30秒)に設定するようにしてもよい。
【0219】
また上記実施形態では、入賞補助演出において第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示(ループ表示)させる場合を例にと説明したが、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させなくてもよく、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4を消去するようにしてもよい。
【0220】
また上記実施形態では、入賞補助演出においてスタートレバーSLに対する遊技開始操作が行われると、「1」のナビ数字表示物IMG1の表示と出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、「1」のナビ数字表示物IMG1の表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから「1」のナビ数字表示物IMG1の表示を開始させてもよい。
【0221】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後に、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させるようにしてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するタイミングで、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を完了させるようにしてもよい。
【0222】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、遊技開始時にナビ数字表示物を出現させる場合に発生させる出現エフェクトと同様の表示態様の出現エフェクトを、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対して発生させる場合を例に取り説明したが、遊技開始時にナビ数字表示物を出現させる場合に発生させる出現エフェクトとは異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。また1番目の停止操作時と2番目の停止操作時とで異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0223】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に重ね合わせて出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の表示領域とは異なる表示領域に出現エフェクト画像IMG4を表示させることによって出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0224】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物に対する出現エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、5フレーム(5/30秒)以下に設定し、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、ループ表示に移行させるようにしてもよい。
【0225】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた1番目または2番目の停止操作に応答して次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示(ループ表示)させる場合を例にと説明したが、出現エフェクト表示物IMG4のループ表示動画像を表示させなくてもよく、第1ナビ数字表示物IMG1の出現エフェクト動画像の表示が終了すると、出現エフェクト表示物IMG4を消去するようにしてもよい。
【0226】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示と出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよい。また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に続いて行われる縮小表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよい。
【0227】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目、2番目、または3番目の停止操作が行われると、同様の表示態様の消失エフェクトを当該停止操作に対応するナビ数字表示物に対して発生させる場合を例に取り説明したが、1番目、2番目、3番目の停止操作のうち一部の停止操作時(例えば、3番目の停止操作時)と他の停止操作時(1番目および2番目の停止操作時)とで異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよいし、それぞれの停止操作時で異なる表示態様の出現エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0228】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物に重ね合わせて消失エフェクト画像IMG5を表示させることによって当該停止操作に対応するナビ数字表示物に対して消失エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の表示領域とは異なる表示領域に消失エフェクト画像IMG5を表示させることによって消失エフェクトを発生させるようにしてもよい。
【0229】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了する前から当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了した後も当該消失エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消去が終了するまでに当該消失エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、5フレーム(5/30秒)以下に設定するようにしてもよい。
【0230】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示と消失エフェクト画像IMG5の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよいし、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよいし、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示に続いて行われる縮小表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよい。また入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよいし、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の拡大表示を開始させてもよい。
【0231】
また上記実施の形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去する前から、次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトの表示を開始させ、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去した後も次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトを表示させる場合を例に取り説明したが、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを消去するまでに次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクトの表示を終了するようにしてもよい。この例では、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト動画像の表示に要する表示時間を、8フレーム(8/30秒)以上に設定するようにしてもよい。
【0232】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目または2番目の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクト画像IMG5の表示と次に操作すべき停止操作に対応するナビ数字表示物の出現エフェクト画像IMG4の表示とを同時に開始させる場合を例に取り説明したが、消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてから出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてもよいし、出現エフェクト画像IMG4の表示を開始させてから消失エフェクト画像IMG5の表示を開始させてもよい。
【0233】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って行われた停止操作に応答して表示させた消失エフェクトが消去される前に次の停止操作が行われると、当該停止操作に対応するナビ数字表示物の消失エフェクトを強制的に消去する場合を例に取り説明したが、消失エフェクトが消去される前に次の停止操作が行われても消去せずに消失エフェクトの表示を継続するようにしてもよい。なお3番目の停止操作時においては、消失エフェクトが消去される前に入賞判定処理、メダルの払出処理、メダルの投入、ベットボタンB0に対する操作、スタートレバーSLに対する遊技開始操作のいずれが行われても消去せずに消失エフェクトの表示を継続するようにしてもよい。ただし消失エフェクトが消去される前に精算ボタンに対する操作が行われた場合には消失エフェクトを強制的に消去するようにしてもよい。
【0234】
また本実施の形態では、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画される場合を例に取り説明したが、出現エフェクト表示物IMG4は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画されるようにしてもよい。また「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のそれぞれは別々のレイヤーに描画されるようにしてもよいし、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3のうち一部または全てのナビ数字表示物は同一のレイヤーに描画されるようにしてもよい。
【0235】
また本実施の形態では、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも上位のレイヤーに描画される場合を例に取り説明したが、消失エフェクト表示物IMG5は、「1」、「2」、「3」のナビ数字表示物IMG1~3を描画するレイヤーよりも下位のレイヤーに描画されるようにしてもよい。
【0236】
また上記実施形態では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、正解打順に沿って停止操作が行われた場合と同様の表示態様で表示中のナビ数字表示物を全て消去する場合を例に取り説明したが、正解打順に沿って停止操作が行われた場合とは異なる表示態様で表示中のナビ数字表示物を消去するようにしてもよく、例えば、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順とは異なる押下順序で停止操作が行われると、表示中のナビ数字表示物をグレースケールで表示させ、次の停止操作、メダルの投入、またはベットボタンB0に対する操作が行われると、表示中のナビ数字表示物を消去するようにしてもよい。
【0237】
また上記実施形態では、入賞補助演出において出現エフェクトや消失エフェクトを発生させる場合を例に取り説明したが、出現エフェクトや消失エフェクトの一方または双方は無くてもよいし、出現エフェクトや消失エフェクトを発生させる場合と発生させない場合とがあってもよい。
【0238】
また上記実施形態では、正解打順が6択である場合を例に取り説明したが、正解打順を、ストップボタンB1を最初に操作する押下順序、ストップボタンB2を最初に操作する押下順序、およびストップボタンB3を最初に操作する押下順序の3択としてもよい。この例では、図24に示すように、入賞補助演出では、1番目の停止操作を示す第1ナビ数字表示物IMG1、2番目の停止操作はいずれであってもよいことを示す第2ナビ表示物IMG6、および3番目の停止操作はいずれであってもよいことを示す第3ナビ表示物IMG7をストップボタンB1~B3のそれぞれに対応する表示位置に表示させることによって各ストップボタンの操作順序を報知するようにしてもよい。図24は、ストップボタンB2を最初に操作する押下順序が正解打順である場合に入賞補助演出において表示される画像を示す図である。そしてこの例においても上記実施形態と同様の演出態様で入賞補助演出を実行させるようにしてもよい。なおこの例では、入賞補助演出を実行した遊技において正解打順に沿って1番目の停止操作が行われると、第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ表示物IMG6、および第3ナビ表示物IMG7を消去し、この場合に第1ナビ数字表示物IMG1、第2ナビ表示物IMG6、および第3ナビ表示物IMG7のそれぞれを拡大表示させてから縮小表示させるようにしてもよいし、拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよいし、第1ナビ数字表示物IMG1については拡大表示させてから縮小表示させ、第2ナビ表示物IMG6および第3ナビ表示物IMG7については拡大表示させることなく縮小表示させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0239】
BX 収納箱、UD 前面上扉、DD 前面下扉、DW 表示窓、
L1 有効ライン、DS 遊技情報表示部、LCD 液晶ディスプレイ、
R1 第1リール、R2 第2リール、R3 第3リール、
B0 ベットボタン、SL スタートレバー、B1~B3 ストップボタン、
MI メダル投入口、MO メダル払い出し口、MP メダル受け皿、
100 遊技制御手段、
105 投入受付手段、110 乱数発生手段、120 内部抽選手段、
130 リール制御手段、140 入賞判定手段、150 払出制御手段、
160 リプレイ処理手段、170 遊技状態移行制御手段、
175 特典付与手段、180 演出制御手段、
190a 遊技情報記憶手段、1910 メイン抽選テーブル記憶領域、
1911 停止制御テーブル記憶領域、1912 入賞判定テーブル記憶領域、
1914 クレジット情報記憶領域、1915 抽選フラグ記憶領域、
1916 状態記憶領域、1917 演出状態記憶領域、1919 ATカウンタ、
190b 演出情報記憶手段、1930 演出データ記憶領域、
1931 サブ抽選テーブル記憶領域、
1932 イメージバッファ、1933 サウンドバッファ、
210 メダル投入スイッチ、220 ベットスイッチ、230 スタートスイッチ、
240 ストップスイッチ、310 リールユニット、315 リールインデックス、
320 ホッパーユニット、325 払出メダル検出スイッチ、
330 表示装置、340 音響装置、
IMG1 第1ナビ数字表示物、IMG2 第2ナビ数字表示物、
IMG3 第3ナビ数字表示物、IMG4 出現エフェクト表示物、
IMG5 消失エフェクト表示物、IMG6 第2ナビ表示物、
IMG7 第3ナビ表示物
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