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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-15
(45)【発行日】2022-02-24
(54)【発明の名称】受け口部材及び継手
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/12 20060101AFI20220216BHJP
   F16L 21/00 20060101ALI20220216BHJP
【FI】
E03C1/12 E
F16L21/00 D
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2017191259
(22)【出願日】2017-09-29
(65)【公開番号】P2019065546
(43)【公開日】2019-04-25
【審査請求日】2020-06-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100152272
【弁理士】
【氏名又は名称】川越 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(72)【発明者】
【氏名】木村 英治
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 総
(72)【発明者】
【氏名】渕上 斉太
(72)【発明者】
【氏名】福屋 博史
【審査官】津熊 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-138763(JP,A)
【文献】特開2013-167140(JP,A)
【文献】特開2004-036854(JP,A)
【文献】特開2014-218890(JP,A)
【文献】特開2011-106560(JP,A)
【文献】特開平11-241383(JP,A)
【文献】特開2003-083495(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/12
F16L 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水システムの継手の受け口に内嵌可能、且つ前記排水システムの管材を外嵌可能に構成された受け口部材であって、
前記受け口に内嵌される方向の先端側には、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ後退する案内面が形成され
前記案内面は周方向に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数のリブの先端側の面で構成されていることを特徴とする受け口部材。
【請求項2】
前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ線形に後退するように形成された請求項1に記載の受け口部材。
【請求項3】
前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ階段状に後退するように形成された請求項1に記載の受け口部材。
【請求項4】
前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ湾曲しつつ後退するように形成された請求項1に記載の受け口部材。
【請求項5】
前記案内面において前記受け口部材の軸芯に直交する方向に平行な平行部分の前記直交する方向における幅は10mm以下である請求項3又は請求項4に記載の受け口部材。
【請求項6】
周方向における前記リブ同士の最大間隔は20mm以下である請求項1から請求項5の何れか一項に記載の受け口部材。
【請求項7】
請求項1から請求項の何れか一項に記載の受け口部材が受け口に対して内嵌されていることを特徴とする継手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水システム等に適用可能な受け口部材及び継手に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、集合住宅等の多層建築物では、各階の衛生機器等から排出される排水は、各階の衛生機器等から横枝管を介してパイプシャフト内に設けられた排水立管路に集められ、曲管路や横管路を介して下水路に排水されるようになっている。このように各階の衛生機器等から排出される排水を下水道に排水するための排水システム(以下、単に排水システムという)では、排水立管路を構成する立管と横枝管とを接続するために、上端部及び下端部のそれぞれに立管を接続可能な本管と、該本管の側面に連結され、横枝管を接続可能な分岐管とを有する集合継手(継手)が用いられている。
【0003】
集合継手の内部には、流入した排水を適度に旋回させるための旋回羽根が設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
近年、排水システムの施工を行う作業者の減少、技術低下や、排水システムを構成する各種管材の耐久性の確保の観点から、樹脂製の管材を用いること、即ち排水ステムの樹脂化が進められている。立管、横枝管をはじめ、集合継手や脚部継手を全て樹脂製とすることで、軽量で耐久性に優れた排水システムを構成することができる。
【0005】
ところが、上述の各種管材を樹脂製にすると、射出成形用の金型(以下、単に金型という場合がある)の形状及び構造が複雑になり、費用がかかる。建築物の構造や様々な制約条件等に合わせて、個々に形状やサイズの異なる管材を製造し、品揃えを多くすると、初期投資費用が増大してしまう。
【0006】
上述の事態を解決する一方法として、共通の集合継手や脚部継手を用い、これらの継手の受け口に、嵌入される管材のサイズや形状に合った開口を有する部材を介在させ、前述の開口に管材を嵌める方法がある。例えば、特許文献1には、集合継手を共通のものとし、集合継手の上部及び下部の受け口に接続される立管の口径に応じた変換部材(ブッシュと呼ばれる場合がある)を用いて口径を変換する方法が開示されている。
【0007】
また、特許文献2には、脚部継手の上部の受け口にオーバーハング部を設けた脚部ベンドの構造について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特許第5483937号公報
【文献】特許第4210503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているブッシュの外周部には、図7に示すように、継手2の上流側の受け口10Aに内嵌されたブッシュ(受け口部材)15の内嵌方向の先端側の端部には水平方向に平行する部分(即ち、オーバーハング部BK)があり、下流側から上流側(即ち、下層から上層)に洗浄ノズルを移動させながら管内を洗浄する際に、洗浄ノズルの先端がオーバーハング部に引っかかり、上流側に進行し難いという問題があった。このような問題が生じると、洗浄作業の効率が低下する虞がある。
【0010】
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、内部の洗浄時に先端側から挿入された洗浄ノズルの先端を円滑に基端側へと導くことが可能な受け口部材及び該受け口部材を備えた継手を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る継手の受け口部材は、排水システムの継手の受け口に内嵌可能、且つ前記排水システムの管材を外嵌可能に構成された受け口部材であって、
前記受け口に内嵌される方向の先端側には、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ後退する案内面が形成されていることを特徴とする。
上述の受け口部材において、前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ線形に後退するように形成されてもよい。
上述の受け口部材において、前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ階段状に後退するように形成されてもよい。
上述の受け口部材において、前記案内面は外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ湾曲しつつ後退するように形成されてもよい。
【0012】
上述の構成によれば、継手の受け口に向けて洗浄ノズルが挿入され、案内面に当接した際に、案内面の形状に応じて洗浄ノズルが外周側から内周側に向けて移動しつつ先端側から基端側に後退するように案内されるので、内部で引っかかることなく、基端側に向けて円滑に移動可能になる。
【0013】
上述の受け口部材において、前記案内面において前記軸芯に直交する方向に平行な平行部分の前記直交する方向における幅は10mm以下であることが好ましい。
【0014】
上述の構成によれば、案内面に平行部分があったとしても平行部分の幅が10mm以内に抑えられているので、洗浄ノズルが平行部分に留まり難く、基端側に向けて円滑に移動可能になる。
【0015】
上述の受け口部材において、前記案内面は周方向に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数のリブの先端側の面で構成されていてもよい。
上述の受け口部材では、周方向における前記リブ同士の最大間隔は20mm以下であることが好ましい。
【0016】
上述の構成によれば、継手の受け口に向けて洗浄ノズルが挿入され、リブに当接した際に、リブの先端側の面の形状に応じて洗浄ノズルが外周側から内周側に向けて移動しつつ先端側から基端側に後退するように案内されるので、基端側に向けて円滑に移動可能になる。また、周方向の全体に亘って案内面を設ける場合に比べて周方向におけるリブ同士の間が切り欠かれている分、受け口部材の軽量化が図られる。
周方向におけるリブ同士の最大間隔が20mm以下であることにより、洗浄ノズルが確実にリブ間に嵌らずに済む。
【0017】
本発明に係る継手は、上述の受け口部材が受け口に対して内嵌されていることを特徴とする。
【0018】
上述の構成によれば、継手の受け口に向けて洗浄ノズルが挿入され、案内面に当接した際に、案内面の形状に応じて洗浄ノズルが外周側から内周側に向けて移動しつつ先端側から基端側に後退するように案内されるので、内部で引っかかることなく、基端側に向けて円滑に移動可能になる。これにより、継手の管内の洗浄作業の効率が高まる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る受け口部材及び継手によれば、内部の洗浄時に先端側から挿入された洗浄ノズルの先端を円滑に基端側へと導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明を適用した一実施形態の継手を備えた排水システムの側面図である。
図2】本発明を適用した一実施形態の集合継手(継手)の一部の側断面図である。
図3】本発明を適用した一実施形態の別態様の集合継手の一部の側断面図である。
図4】本発明を適用した一実施形態の別態様の集合継手の一部の側断面図である。
図5】本発明を適用した一実施形態の別態様の受け口部材を先端側から見た斜視図である。
図6】本発明を適用した一実施形態の脚部継手の側断面図である。
図7】従来の継手の一部の側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を適用した継手用の遮音カバーおよび継手の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
【0022】
図1に示すように、本発明を適用した一実施形態の集合継手(継手)1は、上下方向に沿って延びる本管2と、本管2の外周面2rに着脱可能に構成された三本の分岐管3と、を備えている。三本の分岐管3A,3B,3Cのそれぞれの軸芯は左右方向(即ち、横方向)に沿って同一線上に配置され、互いに本管2の軸芯に直交している。なお、以下では、分岐管3A,3B,3Cについて、特に区別する必要がない場合は、分岐管3と記載し、関連する構成要素についてもこの記載を援用する。
【0023】
集合継手1の本管2の下部には筒状の短管5が内嵌され、短管5の下部にはテーパー管6が外嵌されている。すなわち、集合継手1と短管5とテーパー管6によって、継手構造8が構成されている。
【0024】
図1に示すように、継手構造8は、マンション等の多層階からなる建築物(図示略)の排水システムに用いられるものである。具体的には、継手構造8は、各階の衛生機器等から排出される排水を流下させるための横枝管7と、パイプシャフト内の排水立管路を構成し、横枝管7を流下した排水を排水システムの最下部へと流下させる立管9とを接続可能に構成されている。
【0025】
集合継手1の本管2の上部には立管9(例えば、立管9A)の下部が嵌合し、テーパー管6の下部には別の立管9(例えば、立管9B)の上部が嵌合している。テーパー管6は、下方向に進むに従って縮径するように形成されている。テーパー管6の上端部の内径および外径は、短管5の外径等を勘案して適当に設定されている。また、テーパー管6の下端部の内径および外径は、立管9の外径等を勘案して適当に設定されている。
【0026】
集合継手1の分岐管3のそれぞれには、横枝管7の下流側の端部が嵌合している。
【0027】
継手構造8は、上下方向で隣り合う各階の間に介在するコンクリート製の床スラブSに形成された貫通孔Hに挿通されている。貫通孔Hの側壁と継手構造8との間は、モルタルMが充填されている。特に、分岐管3の下端より下方の集合継手1と短管5とテーパー管6の上部とは、モルタルM内に埋設されている。
【0028】
建築物の最下階の床スラブSBに挿通された継手構造8のテーパー管6の下端6bには、上流側から所定の位置で水平方向に向けて屈曲した脚部継手(継手)62が嵌合されている。脚部継手62の下流側の端部に横主管63が嵌合している。横主管63の下流側の端部(図示略)は、不図示の下水道に接続されている。
【0029】
図2に示すように、本発明を適用した一実施形態の受け口部材20は、上述の排水システムにおける集合継手1や脚部継手62の受け口10に内嵌可能、且つ排水システムの立管(管材)9や横枝管(管材)7を外嵌可能に構成された筒状の部材であり、ブッシュと呼ばれる部材等である。即ち、受け口部材20は、径方向において集合継手1や脚部継手62の受け口10と立管9や横枝管7との間に介在する部材である。
【0030】
受け口部材20Aは、集合継手1の本管2の上流側の受け口10Aに内嵌可能とされている。受け口部材20Aにおいて、受け口10Aに内嵌される方向(以下、I方向とする)の先端側には、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ後退する案内面30が形成されている。
【0031】
案内面30の第一の態様として、図2に示すように、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ線形に後退するように形成されている案内面30Aが挙げられる。受け口部材20の軸芯Jに沿った方向(以下、J方向とする)に直交する方向(即ち、径方向)に対する案内面30Aの傾斜角度は、30度以上60度以下であることが好ましく、45度程度であることがより好ましい。案内面30Aの傾斜角度が上述のように設定されることで、二点鎖線で示す洗浄ノズルNの先端Tが受け口部材20Aの先端側から基端側に向けて(即ち、集合継手1の下流側から上流側に向けて)挿入され、案内面30Aに当接した際に、より円滑に受け口部材20Aの基端側に案内される。
【0032】
案内面30の第二の態様として、図3に示すように、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ階段状に後退するように形成されている案内面30Bが挙げられる。
【0033】
また、案内面30の第三の態様として、図4に示すように、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ凸状に湾曲しつつ後退するように形成されている案内面30Cが挙げられる。なお、図示していないが、案内面30Cは、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ凹状に湾曲しつつ後退するように形成されていても構わない。
【0034】
案内面30B,30Cにおいて、J方向に直交する方向(即ち、径方向)に平行な平行部分30pの径方向における幅wは0mm以上10mm以下であることが好ましい。なお、案内面30Cのように湾曲形状を有する面における平行部分30pとは、案内面30Cの接線が径方向に対してなす角度が例えば5度以内である部分をいう。平行部分30pの幅wが前述の範囲内であることにより、洗浄ノズルNの先端Tが平行部分30pに留まり難く、或いは引っかかり難く、基端側に向けて円滑に移動可能になる。
【0035】
図5に示すように、案内面30は周方向(図5に示すR方向)に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数のリブ32の先端側の面34で構成されていてもよい。R方向におけるリブ32,32同士の最大間隔は0mm以上20mm以下であることが好ましく、0mm以上10mm以下であることがより好ましい。リブ32,32同士の最大間隔が20mmより大きくなると、洗浄ノズルNの先端Tがリブ32,32の間に嵌まる虞がある。
【0036】
なお、受け口部材20と立管9との間の止水性を高める目的で、径方向における受け口部材20と立管9との間には、ゴム部材18が配置されている。
【0037】
図6に示すように、受け口部材20Bは、排水システムの脚部継手62(図1等も参照)の上流側の受け口10Bに内嵌可能とされている。
【0038】
受け口部材20Bにおいて、受け口10Bに内嵌されるI方向の先端側には、外周側から内周側に向けて先端側から基端側へ後退する案内面40が形成されている。なお、案内面40についても、案内面30における第一から第三の態様及び好適な条件を採用することができる。
【0039】
内部を流下する流体の旋回を良好に起こさせる観点から、受け口部材20Bは脚部継手62の上下方向に延びる部分に対して偏心している。従って、受け口部材20Bの径方向の内側の案内面40aの傾斜角度が径方向外側の案内面40bの傾斜角度より大きく設けられている。
【0040】
最下層の継手構造8では、床スラブSBの厚みに合わせて、受け口部材20Bに内嵌される管材を選択することができる。例えば、床スラブSBの厚みがかなり小さい場合は、短管5に替えて、集合継手1の本管2の下流側の受け口10Bを直接内嵌させることができる。また、床スラブSBの厚みがかなり大きい場合は、長めの短管5の一方の端部を内嵌させることができる。
【0041】
以上説明した本実施形態の受け口部材20A,20B、集合継手1及び脚部継手62によれば、受け口部材20A,20Bの内径や中心の位置を変更することにより、共通の集合継手1及び脚部継手62に対して接続する管材の外径や中心位置を容易に変えることができる。即ち、少ない品揃えで、集合継手1及び脚部継手62に嵌める管材の口径等を変更することができる。また、集合継手1や脚部継手62ことができる。これにより、洗浄時に洗浄ノズルNの先端Tをスムーズに上流側(上層)に導き、管内の洗浄作業を円滑に進めることができる。
【0042】
また、本実施形態の受け口部材20A,20B、集合継手1及び脚部継手62によれば、案内面30において平行部分30pの径方向(J方向に直交する方向)における幅は10mm以下であるので、案内面30に平行部分30pを設けても、洗浄ノズルNの先端Tを平行部分30pによって留めることなく、基端側に向けて円滑に移動させることができる。
【0043】
また、本実施形態の受け口部材20A,20B、集合継手1及び脚部継手62によれば、案内面30は複数のリブ32の先端側の面34で構成されているので、リブ32の面34によって洗浄ノズルNの先端Tを円滑に移動させつつ、リブ32を設けない場合に比べて受け口部材20A,20Bの軽量化を図ることができる。特に、リブ32同士の最大間隔は20mm以下であることによって、リブ32同士の間に洗浄ノズルNの先端Tが嵌らないようにすることができる。
【0044】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0045】
例えば、上述の各実施形態では本発明に関する部分以外の継手構造の構成については簡易に示しているが、例えば継手構造8の外周の一部又は全部に耐火機能や遮音機能を有するカバーが設けられていてもよい。また、継手構造8の内部には、立管9や横枝管7の内部を流れてきた流体の流れを整流化するための構造が設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0046】
1…集合継手(継手)
62…脚部継手(継手)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7