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特許7025218自動化されたパッケージ配達のための機械可読の配達プラットフォーム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-15
(45)【発行日】2022-02-24
(54)【発明の名称】自動化されたパッケージ配達のための機械可読の配達プラットフォーム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20220216BHJP
   B65G 61/00 20060101ALI20220216BHJP
【FI】
G06Q10/08 300
B65G61/00 530
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018004268
(22)【出願日】2018-01-15
(62)【分割の表示】P 2016575971の分割
【原出願日】2015-05-01
(65)【公開番号】P2018085134
(43)【公開日】2018-05-31
【審査請求日】2018-04-10
【審判番号】
【審判請求日】2020-06-25
(31)【優先権主張番号】14/268,683
(32)【優先日】2014-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・ダニエル・シューカー
(72)【発明者】
【氏名】ブランドン・カイル・トリュー
【合議体】
【審判長】高瀬 勤
【審判官】相崎 裕恒
【審判官】関口 明紀
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0032034(US,A1)
【文献】特開2014-12575(JP,A)
【文献】特開2003-300626(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
B65G61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージ配達を自動化するためのコンピュータ実装方法であって、
1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、パッケージ配達に対する要求を受信するステップであって、前記要求は、パッケージの識別および配達先住所を含む、ステップと、
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、配達デバイスに前記パッケージを関連付けるステップと、
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、前記配達先住所に配達情報を関連付けるステップであって、前記配達情報は、機械可読コードを含む、ステップと、
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、前記配達先住所で特定の配達場所をマークするためにユーザが前記配達先住所で特定した特定の配達場所で表示する前記機械可読コードを、前記ユーザのために送信するステップと、
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、前記配達デバイスが、前記配達先住所で前記機械可読コードを表示する前記特定の配達場所に前記パッケージを配達するために、前記配達デバイスに、前記配達先住所に関連付けられた前記配達情報を送信するステップと、
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、前記配達デバイスに前記配達先住所への配達経路を送信するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記配達場所に関連付けられた前記配達情報は、前記配達場所のGPS場所をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記配達場所に関連付けられた前記配達情報は、前記配達デバイスが、前記配達場所で前記機械可読コードを見つけ、前記機械可読コードを表示する前記特定の場所に前記パッケージを置くための命令をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記配達デバイスは、空中無人機である請求項1に記載の方法
【請求項5】
記機械可読コードは、前記ユーザに関連付けられたユーザコンピューティングデバイスに送信される請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記機械可読コードは、QRコード(登録商標)、バーコード、または画像である請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、前記パッケージが前記配達場所に置かれたという前記配達デバイスからの確認を受信するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
指定されたユーザ場所にパッケージを配達するためのパッケージ配達システムであって、
配達デバイスに関連付けられた記憶デバイスと、
前記配達デバイスの記憶デバイスに通信可能に結合されたプロセッサであって、前記プロセッサは、前記配達デバイスに、
パッケージ配達システムプロセッサから、パッケージに関連付けられた配達情報を受信することであって、前記配達情報は、配達先住所で特定の配達場所に関連付けられた機械可読コードを含む、受信することと、
前記配達先住所に前記パッケージを輸送することと、
前記配達先住所の前記特定の配達場所で表示上に前記機械可読コードを見つけることと、
前記見つけられた機械可読コードが前記パッケージに関連付けられていることを検証することと、
前記特定の配達場所に前記パッケージを置くことと
を行わせるために前記記憶デバイスに記憶されたアプリケーションコード命令を実行する、プロセッサと、
パッケージ配達システム記憶デバイスと、
前記パッケージ配達システム記憶デバイスに通信可能に結合されたプロセッサであって、前記プロセッサは、前記システムに、
パッケージ配達に対する要求を受信することであって、前記要求は、パッケージの識別および配達先住所を含む、受信することと、
配達デバイスに前記パッケージを関連付けることと、
前記配達先住所に配達情報を関連付けることであって、前記配達情報は、機械可読コードを含む、関連付けることと、
前記配達先住所で前記特定の配達場所をマークするためにユーザが前記配達先住所で特定した特定の配達場所で表示する前記機械可読コードを、前記ユーザに送信することと、
前記配達デバイスが、前記配達先住所で前記機械可読コードを表示する前記特定の配達場所に前記パッケージを配達するために、前記配達デバイスに、前記配達先住所に関連付けられた前記配達情報を送信することと、
前記配達デバイスに、前記配達先住所への配達経路を送信することと、
を行わせるために前記記憶デバイスに記憶されたアプリケーションコード命令を実行する、プロセッサと
を含むシステム。
【請求項9】
前記配達場所に関連付けられた前記配達情報は、前記配達場所のGPS場所をさらに含む請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記機械可読コードはQRコード(登録商標)である請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記配達デバイスは空中無人機である請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記機械可読コードが前記パッケージに関連付けられていることを検証することは、
前記パッケージ配達システムに、前記機械可読コードを送信することと、
前記パッケージ配達システムから、前記機械可読コードが前記パッケージに関連付けられているという検証を受信することと
を含む請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
コンピュータによって実行されたときに、前記コンピュータに、指定されたユーザ場所にパッケージを配達させる、そこに一体化されたコンピュータ可読プログラム命令を持つ非一時的コンピュータ可読媒体
を含み、前記コンピュータ可読プログラム命令は、
パッケージ配達に対する要求を受信するためのコンピュータ可読プログラム命令であって、前記要求は、パッケージの識別および配達先住所を含む、コンピュータ可読プログラム命令と、
配達デバイスに前記パッケージを関連付けるコンピュータ可読プログラム命令と、
前記配達先住所に配達情報を関連付けるコンピュータ可読プログラム命令であって、前記配達情報は、機械可読コードを含む、コンピュータ可読プログラム命令と、
前記配達先住所で特定の配達場所をマークするためにユーザが前記配達先住所で特定した特定の配達場所で表示する前記機械可読コードを、前記ユーザのために送信するコンピュータ可読プログラム命令と、
前記配達デバイスが、前記配達先住所で前記機械可読コードを表示する前記特定の配達場所に前記パッケージを配達するために、前記配達デバイスに、前記配達先住所に関連付けられた前記配達情報を送信するコンピュータ可読プログラム命令と、
前記配達デバイスに、前記配達先住所への配達経路を送信するコンピュータ可読プログラム命令と
を含む
コンピュータプログラム
【請求項14】
記配達場所に関連付けられた前記配達情報は、前記配達場所のGPS場所を含む請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記機械可読コードはQRコード(登録商標)である請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に、自動化されたパッケージ配達に関し、より詳細には、自動化されたパッケージ配達のための機械可読の配達プラットフォームを提供することに関する。
【背景技術】
【0002】
米国郵政公社および商業運送業者によって提供されるものなど、配達サービス(宅配サービス、メールサービス、および発送サービスとしても知られている)は、国中の住居および企業との間で手紙、パッケージ、および小包(以下、「パッケージ」と呼ぶ)の配達を提供する。他の配達サービスは、ユーザに製品を配達することを望む販売主、小売業者、製造業者、または他の組織によって提供され得る。典型的には、そのようなサービスはハブアンドスポークアーキテクチャで運用される。
【0003】
典型的な全国的または国際的な配達サービスは、輸送手段の大きな隊を保持している。そのような輸送手段は、ハブとスポークの間でパッケージを移動するための飛行機およびセミトレーラートラック、およびスポークのエンドポイントから配達の目的地(たとえば家または企業)への「ラストマイル(last mile)」のためのより小型の輸送手段を含む。中間において、米国における2つの最大商業配達サービスは、100,000を超えるラストマイルの輸送手段を運用しており、そのそれぞれは人間の作業者を必要とする。特定の状況では、たとえば、配達証明のため、配達時の支払いのため(また「現金引き換え払い」または「COD」としても知られている)、または受け取り時の配達費の支払いのために、受け取りまたは配達において人との何らかの対話が望まれる。たとえばオンラインショッピングなど、企業と消費者間の電子商取引の成長は、配達サービスに対する需要、それゆえラストマイルにおける能力および効率に対するニーズを増加させ続けることが予想される。
【0004】
無人の空中配達デバイスは、ユーザへの配達には問題である。たとえば、回転翼またはインペラー(impeller)によって駆動される空中配達デバイスは、配達場所のペット、架空送電線、天井扇風機、または他の地勢もしくは居住者にとって危険な場合がある。さらに、空中配達デバイスは、パッケージを配達するべき安全な位置を認識しない場合がある。たとえば、人通りが多い通りにある住所のフロントポーチの上にパッケージを残すことは、パッケージが盗まれる可能性を高くする場合がある。無人の空中配達デバイスへの詳細な配達指示は、空中配達デバイスの制限された視覚システムが解釈するのは難しい場合がある。したがって、従来の空中配達デバイスによる方法は、配達場所への安全で確かなパッケージの配達を可能にしない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に記述した特定の例示的な態様では、自動化されたパッケージ配達のためのコンピュータ実装方法が提供される。例示的な実施形態では、方法は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって、パッケージ配達に対する要求を受信するステップを提供し、要求は、パッケージの識別および配達先住所の識別を含む。コンピューティングデバイスは、配達デバイスにパッケージを関連付け、配達先住所に、機械可読コードを関連付ける。機械可読コードは、パッケージが置かれるべき場所における表示のためのものである。コンピューティングデバイスは、配達デバイスに、配達先住所の配達場所に関連付けられた情報および機械可読コードを含む情報を送信する。
【0006】
本明細書に記述した特定の他の例示的な態様では、自動化されたパッケージ配達のためのシステムおよびコンピュータプログラム製品が提供される。
【0007】
例示的な実施形態のこれらおよび他の態様、目的、特徴、および利点は、図示した例示的な実施形態の以下の詳細な説明を考察すると、当業者には明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】特定の例示的な実施形態による、空中配達デバイスがパッケージを配達するためのシステムを示すブロック図である。
図2】特定の例示的な実施形態による、空中配達デバイスがパッケージを配達するための方法を示すブロック流れ図である。
図3】特定の例示的な実施形態による、配達のためにパッケージが割り当てられる方法を示すブロック流れ図である。
図4】特定の例示的な実施形態による、空中配達デバイスが配達場所を識別する方法を示すブロック流れ図である。
図5】特定の例示的な実施形態による、コンピューティング機械およびモジュールを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
概要
本明細書に記述した例示的な実施形態は、無人機を介して自動化されたパッケージ配達のために機械可読の「ランディングパッド」配達場所を提供するためのコンピュータに実装された手法を提供する。例示的な実施形態では、ユーザには、ランディングパッドに表示するためにQRコード(登録商標、以下同じ)などの機械可読コードが提供される。無人機などの空中配達デバイスは、QRコードを検出し、配達されるパッケージが、表示されたQRコードに一致することを検証する。空中配達デバイスは、ランディングパッドにパッケージを置く。
【0010】
例では、パッケージ配達システムは、ユーザに配達するパッケージを識別する。パッケージ配達システムは、販売主システムまたは製造業者のための倉庫の集積所の場合がある。パッケージ配達システムは、宅配サービス、パッケージ配達代理業者、または任意の適切なシステムの場合がある。パッケージ配達システムは、ユーザの住居などパッケージの目的地を識別する。パッケージは、配達のために空中配達デバイスに関連付けられる。
【0011】
ユーザには、好ましい配達場所で表示するために機械可読コードが提供される。機械可読コードは、空中配達デバイスによって検出できる任意のコードの場合がある。コードは、QRコード、バーコード、または他の適切なコードの場合がある。ユーザには、デジタルバージョンのコードまたはコードの印刷表示が提供され得る。ユーザは、表示するためにコードのバージョンを印刷することができる。
【0012】
ユーザは、コードを表示するための場所を識別する。場所は、パッケージを安全で確かに置くことを可能にするために選択され得る。たとえば、ユーザが、空中配達デバイスの回転ブレードによって傷つけられる可能性があるペットを飼っている場合、地面より高くされた場所によって、ペットが空中配達デバイスに接触することを防ぐことができる。別の例では、ユーザは、電力線またはアンテナの直下にない場所を選択することができる。別の例では、ユーザは、パッケージが通行人に見えない場所を選択することができる。ユーザは、空中配達デバイスによって上から見られ得る方法でコードを表示する。たとえば、ユーザは、配達のためのプラットフォームに印刷されたコードを張り付けるか、またはプラットフォームにコードの電子ディスプレイを配置する。
【0013】
パッケージ配達システムは、空中配達デバイスに配達場所を提供する。たとえば、パッケージ配達システムは、ユーザの住居の住所を提供する。別の例では、パッケージ配達システムは、空中配達デバイスにGPS場所を提供する。空中配達デバイスが配達場所を見つけることを可能にする任意の適切な命令が使用され得る。
【0014】
ユーザの住所に到着したときに、空中配達デバイスは、コードを見つけるために光学的検出技術を使用する。たとえば、空中配達デバイスは、指定された住所の上で空中停止し、コードを見つけることができる。次に、空中配達デバイスは、コードを含む場所に近づく。空中配達デバイスは、コードを含む場所へパッケージを置き、パッケージの配達を記録する。
【0015】
例示的なシステムアーキテクチャ
ここで、図面の全体を通じて同様の数字は同様の要素(しかし、必ずしも同一でない)を示している図面を見ると、例示的な実施形態について詳細に記述されている。
【0016】
図1は、特定の例示的な実施形態による、空中配達デバイスがパッケージを配達するためのシステム100を示すブロック図である。図1に描写したように、システム100は、1つまたは複数のネットワーク105を介して相互に通信するように構成されたネットワークコンピューティングデバイス110、120、および140を含む。一部の実施形態では、デバイスに関連付けられたユーザは、本明細書に記述された手法の利点を得るために、アプリケーションをインストールし、および/または機能を選択する必要がある。
【0017】
ネットワーク105は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、イントラネット、インターネット、ストレージエリアネットワーク(「SAN」)、パーソナルエリアネットワーク(「PAN」)、メトロポリタンエリアネットワーク(「MAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、仮想プライベートネットワーク(「VPN」)、セルラー方式もしくは他のモバイル通信ネットワーク、Bluetooth(登録商標)、NFC、もしくは、それらの任意の組合せ、または信号、データ、および/もしくはメッセージの通信を促進する他の適切なアーキテクチャもしくはシステムを含むことができる。例示的な実施形態の記述の全体にわたって、「データ」および「情報」という用語は、テキスト、画像、オーディオ、ビデオ、またはコンピュータベースの環境に存在することができる他の形態の情報を表すために区別なく本明細書に使用されることを理解されたい。
【0018】
各ネットワークコンピューティングデバイス110、120、および140は、ネットワーク105を通じてデータを送信および受信できる通信モジュールを持つデバイスを含む。たとえば、各ネットワークコンピューティングデバイス110、120、および140は、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、1つもしくは複数のプロセッサがそこに組み込まれ、および/もしくはそこに結合されたテレビ、スマートフォン、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(「PDA」)、または任意の他のワイヤードもしくはワイヤレスのプロセッサで駆動されるデバイスを含むことができる。図1に描写した例示的な実施形態では、ネットワークコンピューティングデバイス110、120、および140は、ユーザ101、空中配達デバイスのオペレータ、およびパッケージ配達システムのオペレータによってそれぞれ運用または構成され得る。
【0019】
例示的なユーザコンピューティングデバイス110は、データ記憶ユニット113、配達アプリケーション115、および通信アプリケーション112を含む。例示的な実施形態では、ユーザインターフェースは、ユーザ101が、配達アプリケーション115および/または通信アプリケーション112と対話することを可能にする。たとえば、ユーザインターフェースは、タッチスクリーン、音声ベースのインターフェース、またはユーザ101が入力を提供し、ユーザコンピューティングデバイス110のアプリケーションまたはモジュールから出力を受信することを可能にする他のインターフェースの場合がある。
【0020】
例示的な実施形態では、データ記憶ユニット113は、情報を記憶するのに適したユーザコンピューティングデバイス110にアクセス可能なローカルまたはリモートのデータ記憶構造を含む。例示的な実施形態では、データ記憶ユニット113は、HTML5ローカルストレージなど暗号化された情報を記憶する。
【0021】
例示的な実施形態では、ユーザ101は、分散ネットワーク105を介して文書またはウェブページを閲覧、ダウンロード、アップロード、またはそうでなければアクセスするために、ウェブブラウザアプリケーションまたは配達アプリケーション115など、通信アプリケーション112を使用することができる。
【0022】
例示的な実施形態では、配達アプリケーション115は、ユーザコンピューティングデバイス110に存在し、動作を実行するプログラム、関数、ルーチン、アプレット、または同様のエンティティである。特定の実施形態では、ユーザ101は、本明細書に記述した手法の利点を得るために、配達アプリケーション115をインストールし、および/またはユーザコンピューティングデバイス110の機能選択を行わなければならない。例示的な実施形態では、ユーザ101は、ユーザインターフェースを介してユーザコンピューティングデバイス110の配達アプリケーション115にアクセスすることができる。例示的な実施形態では、ユーザ101は、製品の配達を手配、変更、またはキャンセルするために、ユーザ101が、パッケージ配達システム140、販売主システム、または他のシステムと対話することを可能にする、配達アプリケーション115にサインインする。
【0023】
例示的なパッケージ配達システム140は、ウェブサーバ144およびデータ記憶ユニット147を含む。例示的な実施形態では、パッケージ配達システム140は、ユーザデバイス110、販売主システム、他のパッケージ配達システム、またはパッケージを配達または受け取る他の人、グループ、もしくはシステムと通信する。例示的な実施形態では、ユーザデバイス110は、ユーザ101がパッケージに関するアカウントまたは情報にアクセスすることを可能にするパッケージ配達システム140によって配布された配達アプリケーション115を持つ。別の例示的な実施形態では、ユーザ101は、ユーザデバイス110の通信アプリケーション112を介してアカウントにアクセスする。例示的な実施形態では、ユーザ101が、配達アプリケーション115または通信アプリケーション112を介して自身のアカウントにアクセスすると、ウェブサーバ144は、ユーザデバイス110場所データをログ記録する。
【0024】
パッケージ配達システム140は、パッケージを配達または受け取る任意のシステムを表すことができる。たとえば、パッケージ配達システム140は、宅配業者、販売主システム、小売業者、発送会社、郵便サービス、または任意の適切なシステムの場合がある。
【0025】
空中配達デバイス120は、無人機または他の無人の輸送手段の場合がある。空中配達デバイス120は、ヘリコプタ、クアッドコプタ、または他の空中配達デバイスの場合がある。代替実施形態では、飛行によってパッケージを配達しない、空中配達デバイス以外のデバイスが利用され得る。たとえば、飛行を用いずにパッケージを配達する車輪付きの輸送手段または他の輸送手段が使用され得る。
【0026】
例では、非飛行型の配達デバイスは、車輪、関節付きの脚部、または推進力のための適切な手段を利用することができる。非飛行型の配達デバイスは、回転、歩行、または任意の適切な推進力を介して、場所へと移動、QRコード103をスキャン、およびQRコード103に向かって前進することができる。非飛行型の配達デバイスは、関節付きの腕部、コンベヤベルト、または他の適切な手段を介してパッケージを置くことができる。
【0027】
空中配達デバイス120は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121を用いる。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、ハードウェア、ソフトウェア、ならびに通信、ナビゲーション、画像取り込み、画像処理、および他の適切なコンピュータ化された機能または自動化された機能のための他のデバイスを含む。
【0028】
空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、通信アプリケーション122、光学的検出モジュール124、およびデータ記憶ユニット123を含む。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージ配達のための命令を受信するために通信アプリケーション122を利用することができる。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、通信アプリケーション122を介して、配達先住所、GPS場所、パッケージ詳細、または他の配達情報を受信することができる。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、通信アプリケーションを介して受信された情報、および他の適切なデータを記憶するためにデータ記憶ユニット123を利用することができる。
【0029】
光学的検出モジュール124は、画像を取り込むビデオカメラまたはスチールカメラの場合がある。光学的検出モジュール124は、バーコードスキャナ、QRコード103スキャナ、または任意の適切な光学的検出モジュール124の場合がある。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103を識別するために画像を分析する。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103の場所を決定し、場所の画像を分析して、QRコード103に向けて移動するために他のデータを利用することによって、コードに向けて移動する。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103の一定の光学画像を維持し、QRコード103を映像内に維持するように移動することができる。
【0030】
空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、また、全地球測位システム(「GPS」)または他のナビゲーションシステムなど、ナビゲーションシステムを含むことができる。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121の移動を支援するために、単独でまたは搭載されているGPS技術に関連して機能するデータ記憶ユニット123に記憶されたマッピングシステムを持つことができる。
【0031】
配達場所104は、空中配達デバイス120からパッケージを受け取るためのプラットフォーム、ランディングパッド、テーブル、妨げられていない芝生の領域、または他の適切な場所である。QRコード103は、本明細書に記述するような配達場所に表示され得る。
【0032】
図示したネットワーク接続は例を示すものであり、コンピュータとデバイスの間に通信リンクを確立する他の手段が使用され得ることを理解されるであろう。加えて、本開示の恩恵を受ける当業者は、図1に示したユーザコンピューティングデバイス110、空中配達デバイス120、およびパッケージ配達システム140は、他の複数の適切なコンピュータシステム構成のいずれか持つことができることを理解されるであろう。たとえば、携帯電話またはハンドヘルドコンピュータとして一体化されたユーザコンピューティングデバイス110は、上に記述したすべてのコンポーネントを含む場合があるか、または含まない場合がある。
【0033】
例示的なプロセス
図2図4に示した例示的な方法について、例示的な動作環境100のコンポーネントに関して以下に記述する。図2図4の例示的な方法は、また、他のシステムおよび他の環境で実行され得る。
【0034】
図2は、特定の例示的な実施形態により、空中配達デバイスがパッケージを配達するための方法200を示すブロック図である、方法200は、図1に示したコンポーネントに関して記述されている。
【0035】
ブロック205で、パッケージが配達のために割り当てられる。パッケージは、ユーザ101、販売主、または他の受取人に配達する任意の製品の場合がある。ブロック205の詳細は、図3により詳しく記述している。
【0036】
図3は、特定の例示的な実施形態による、配達のためにパッケージが割り当てられる方法205を示すブロック図である。方法205は、図1に示したコンポーネントに関して記述されている。
【0037】
ブロック305で、パッケージ配達システム140は、配達のためにパッケージを受け取る。パッケージ配達システム140は、ある場所から別の場所にパッケージを配達する任意のシステム、会社、組織、政府サービス、または個人の場合がある。たとえば、パッケージ配達システム140は、宅配業者、郵便サービス、パッケージ配達会社、販売主システム、小売業者、またはパッケージを配達する他の適切なシステムの場合がある。配達するパッケージは、ユーザ101に配達するために適切な書類とともにパッケージ配達システム140に到着する。書類は、デジタル、バーコードもしくは他の機械可読コード、ステッカー、または任意の適切な書類の場合がある。書類は、ユーザ101の名前、ユーザの住所、確認番号、送信者の名前および住所、ならびに受取人、送り主、起点の場所、および/または配達場所104に対する他の識別情報を含むことができる。
【0038】
配達情報は、パッケージの送り主、またはユーザ101によって提供され得る。たとえば、送り主またはユーザ101は、パッケージ配達システム140のウェブサイトに配達情報を入力することができる。別の例では、送り主またはユーザ101は、配達アプリケーション115に配達情報を入力することができるか、または任意の適切な方法で、パッケージ配達システム140に通信される配達指示を入力することができる。
【0039】
ブロック310で、目的地の住所は、パッケージに関連付けられる。たとえば、パッケージ配達システム140は、パッケージに関連付けられた書類またはデジタル情報から配達先住所を取得する。配達先住所は、パッケージ配達システム140にパッケージの識別とともに記憶される。
【0040】
ブロック315で、パッケージ配達システム140は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121にパッケージを関連付ける。パッケージ配達システム140は、配達先住所が位置する配達地域に関連付けられた空中配達デバイス120を識別することができる。たとえば、特定の空中配達デバイス120には、特定の地理的な領域を包含する配達ルートが割り当てられ得る。配達先住所がその地理的な領域に位置する場合、パッケージは、その特定の空中配達デバイス120に関連付けられ得る。代替実施形態では、パッケージは、空中配達デバイス120のキューにおいて次の空中配達デバイス120に関連付けられる。
【0041】
ブロック320で、パッケージを配達するための命令は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121に提供される。例示的な実施形態では、命令は、近距離通信、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、または任意の利用可能な通信を介して空中配達デバイスコンピューティングシステム121の通信アプリケーション122に伝達される。命令は、パッケージ配達システム140に関連付けられたコンピューティングシステムによって空中配達デバイスコンピューティングシステム121に送信され得る。たとえば、パッケージ配達システム140のオペレータは、命令を伝達するようにコンピューティングシステムに指示するか、またはオペレータは、空中配達デバイスコンピューティングシステム121のユーザインターフェースへ命令を直接的に入力することができる。空中配達デバイスコンピューティングシステム121に命令を送信する任意の適切な方法が使用され得る。
【0042】
たとえば、パッケージ配達システム140は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121にユーザの住居の住所を提供する。別の例では、パッケージ配達システムは、空中配達デバイスにGPS場所を提供する。加えて、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージが配達されるべき着地プラットフォームに関連付けられたQRコード103が提供される。すなわち、パッケージの受取人がパッケージの受け取りのために表示するQRコード103は、パッケージとの関連付けのために空中配達デバイスコンピューティングシステム121に送信される。空中配達デバイスが配達場所104を見つけることを可能にする任意の適切な命令が使用され得る。
【0043】
ブロック320から、方法305は、図2のブロック210に戻る。
【0044】
図2に戻ると、ブロック210で、ユーザ101には、配達場所104で提示するためにQRコード103が提供される。例示的な実施形態では、QRコード103は、印刷表示としてユーザに提供される。たとえば、QRコード103は、耐候性のシート上に印刷され、多様に使用するためにユーザの場所へ郵送され得る。別の例では、ユーザは、多様に使用するためにQRコード表示を購入または作成することができる。代替実施形態では、デジタルQRコード103は、パッケージ配達システム140、販売主システム、または他のエンティティによってユーザ101に送信され得る。ユーザ101は、デジタルQRコード103を印刷することができるか、もしくは他の方法で表示シートにQRコード103を転写するか、またはラップトップコンピュータ、電子読み取りデバイス、もしくは他の電子ディスプレイを介してQRコード103をデジタルで表示することができる。
【0045】
「QRコード」103は、任意の機械可読コードを表している。たとえば、コードは、バーコード、英数字コード、または他の適切な機械可読の識別子の場合がある。代替の環境では、コードは、写真、アイコン、ロゴ、または任意の適切な画像の場合がある。「QRコード」103という語句は、本明細書では、任意の適切な画像またはコードを表すために使用される。
【0046】
例示的な実施形態では、QRコード103は、ユーザ101、またはトランザクションに特有である。QRコード103を読み取ることは、空中配達デバイスコンピューティングシステム121またはパッケージ配達システム140が、配達場所104が正確であると信用するのに十分であることを指し示している。例示的な実施形態では、QRコード103は、ユーザ101の識別情報を保護する。たとえば、ユーザ101またはパッケージ配達システム140に関連付けられていない読み取りデバイスが、ランディングパッドのQRコード103を読み込んだ場合、読み取りデバイスは、ユーザ101の名前または他のユーザ情報へのアクセスを得ない。特に、読み取りデバイスは、不正な注文を行うまたは他の方法の不正行為をするために、ユーザ101または注文に関する十分な情報を得ることは許可されない。
【0047】
適切なQRコード103を生成するための1つの方法は、ユーザ101のパスワードおよび識別を取得することである。パッケージ配達システム140に関連付けられたQRコードジェネレータは、一意のQRコード103を作成するために様々なデータを使用することができる。あるいは、QRコードジェネレータは、ユーザコンピューティングデバイス110または別のデバイスに関連付けられる。QRコードジェネレータは、ユーザ101に対する一意の識別番号とパスワードを組み合わせ、SHA-1など暗号のハッシュ関数を通じてデータの組合せを処理する。暗号のハッシュは不可逆である。したがって、ハッシュコードは、パスワードおよび識別から生成され得る。しかし、ハッシュコードのみを用いて、QRコード103は、パスワードまたは識別を取得するために反転され得ない。さらに、QRコード103は、衝突耐性があるため、ハッシュコードを用いて、同じハッシュコードを作成するパスワードおよび識別の他の組合せを見つけるための方法は存在しない。つまり、この方法ではコードは一意であり、コードを読んだ傍観者は、視覚的か読み取りデバイスを介してかに関係なく、有益なデータを取得することができない。
【0048】
QRコード103は、QRコードジェネレータによって生成され、ユーザ101およびパッケージに関連付けられる。QRコード103は、ユーザ101およびパッケージの識別とともにパッケージ配達システム140によって記憶される。
【0049】
ブロック215で、ユーザ101は、配達場所104でQRコード103を表示する。ユーザ101は、コードを表示するための場所を識別する。場所は、パッケージを安全で確かに置くことを可能にするために選択され得る。たとえば、ユーザ101が、空中配達デバイスの回転ブレードによって傷つけられる可能性があるペットを飼っている場合、地面より高くされた場所によって、ペットが空中配達デバイス120に接触するのを防ぐことができる。別の例では、ユーザ101は、電力線またはアンテナの直下にない場所を選択することができる。別の例では、ユーザ101は、パッケージが通行人に見えない場所を選択することができる。ユーザ101は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121によって上から見られ得る方法でコードを表示する。たとえば、ユーザ101は、配達のためのプラットフォームに印刷されたコードを張り付ける。
【0050】
ブロック220で、パッケージは、空中配達デバイス120に載せられる。パッケージは、空中配達デバイス120が配達場所104へパッケージを輸送することを可能にする任意の適切な方法で載せられ得る。たとえば、空中配達デバイス120は、輸送の間にパッケージを支持するためのプラットフォームが装備され得る。別の例では、空中配達デバイス120は、ストラップ、フック、付属されたネット、ウィンチ、または任意の適切な取り付けデバイスを用いてパッケージを支持することができる。パッケージは、自動化されたパッケージングプロセスを用いて載せられ得る。あるいは、パッケージは、パッケージ配達システム140でオペレータによって手作業で載せられ得る。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージ配達システム140のオペレータまたはコンピューティングシステムからパッケージの識別のデジタル確認を受信することができる。
【0051】
ブロック225で、空中配達デバイス120は、配達場所104に関連付けられた住所にパッケージを輸送する。空中配達デバイス120は、ユーザ101に関連付けられた住所に行くことができる。たとえば、空中配達デバイス120は、事前に決定されたルートを経由して住所に飛ぶことができる。例示的な実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、ユーザ101の目的地住所に到達するためにマッピングプログラムによって提供されるルートに従うことによって、住所に行くマッピングプログラムを介して移動することができる。代替の例示的な実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、ユーザ101の目的地住所に、全地球測位システム(「GPS」)技術を介して移動することができる。空中配達デバイス120は、距離の一部を個別の輸送手段によって配達先住所に輸送され得る。たとえば、配達用トラックは、複数の配達先住所の中心である場所内に複数の空中配達デバイス120を配達することができる。次に、空中配達デバイス120は、配達用トラックを離れ、パッケージとともに残りの距離を移動する。
【0052】
例示的な実施形態では、空中配達デバイス120が住所にある建造物のすぐ前にある通りまたは通りの上にあるときに、空中配達デバイス120は、配達場所104の住所に到着する。別の例では、空中配達デバイス120は、住所に位置する所有物の上で空中停止する。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達先住所の外観をパッケージ配達システム140または他の適切な提供者によって提供されるデジタル住所のデジタル画像と比較することによって、配達先住所への到着を確認することができる。
【0053】
ブロック230で、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達先住所で好ましい配達場所104を識別する。ブロック230については、図4に関してより詳しく記述している。
【0054】
図4は、特定の例示的な実施形態による、空中配達デバイス120が配達場所104を識別する方法230を示すブロック流れ図である。方法230は、図1に示したコンポーネントに関して記述されている。
【0055】
ブロック405で、空中配達デバイス120は、配達に関連付けられた住所に近づく。特定の実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達先住所で配達プラットフォームの位置決めが提供されていない。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121には、QRコード103が目的地住所に関連付けられた所有物に配置されることを指定する情報のみが提供される。空中配達デバイス120は、改善された見通しを達成するために配達先住所の所有物の上部の位置に行くことができる。あるいは、空中配達デバイス120は、光学的検出モジュール124が配達先住所の完全な視覚的な有効範囲を取得することを可能にするために、配達先住所の所有物の上部の空域を通過することができる。
【0056】
特定の実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121には、配達先住所で配達プラットフォームの位置決めに関連付けられた情報が提供されている。たとえば、パッケージ配達システム140に、QRコード103を用いる配達プラットフォームが後ろの中庭に配置されているという情報が提供されている場合、空中配達デバイス120は、事前に決定されたルートを通じて、または可能な限り短い経路を通って後ろの中庭に直接的に飛ぶ。他の例示的な配達場所は、フロントポーチの上、階上のバルコニーの上、フェンスゲートの後ろ、積載場所の上、または任意の適切な場所を含む場合がある。空中配達デバイスコンピューティングシステム121に、配達プラットフォームの場所が提供されている場合、空中配達デバイス120は、ユーザ101の所有物上のその一般的な場所に行くことができる。
【0057】
ブロック410で、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達プラットフォームのQRコード103を探すために光学的検出技術を使用する。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103を探して配達先住所をスキャンするために、カメラまたは他の光検出装置124を利用する。光学文字認識、画像認識、コード認識、または他のデジタル処理アプリケーションは、配達プラットフォーム上のQRコード103または他のコードもしくは画像を識別するために利用され得る。
【0058】
ブロック415で、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103を見つける。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達先住所の所有物に表示された1つまたは複数のQRコード103を見つける。特定の実施形態では、QRコード103は、着地プラットフォームなど指定着地エリアに表示され得る。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達先住所の所有物でQRコード103を見つけ識別するために、任意の適切な画像処理アルゴリズムを利用することができる。
【0059】
ブロック420で、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、QRコード103を検証する。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、光学的検出技術を用いてQRコード103を識別し、QRコードデータを取得する。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、検出されたQRコードデータを配達先住所に対して期待されるQRコードデータと比較する。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、検出されたQRコード103を、パッケージ配達システム140によって以前に空中配達デバイスコンピューティングシステム121に送信された情報と比較する。代替実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージ配達システム140によって配達場所104の確認のためにパッケージ配達システム140にQRコード103を送信する。検出されたQRコード103が期待されるQRコードと一致する場合、方法230は、図2のブロック240に進む。QRコード103が期待されるQRコードと一致しない場合、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、1つまたは複数の次のQRコードを検出する。次のQRコードの1つが期待されるQRコードと一致する場合、方法230は、図2のブロック240に進む。期待されるQRコードと一致するQRコード103が検出されない場合、方法230は配達を中断する。配達が中断された場合、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、配達が中断されたことをパッケージ配達システム140に通知する。あるいは、空中配達デバイス120は、他の処理のためにパッケージ配達サービス140にパッケージを返す。
【0060】
特定の実施形態では、配達先住所は、配達のために2つ以上のQRコード103表示を用いることができる。たとえば、商業上の場所は、異なる場所で異なるパッケージを受け取ることを望む場合がある。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージに関連付けられたQRコード103を見つける。
【0061】
ブロック420から、方法230は、図2のブロック235に戻る。
【0062】
図2に戻ると、ブロック235で、空中配達デバイス120は、QRコード103によって識別された配達場所104に近づく。適切なQRコード103を検証した後、配達デバイスは、QRコード103を用いる配達プラットフォームに近づくために適切な方法を決定する。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、場所の光学分析を介して、配達プラットフォームが、屋根の輪郭、電力線、木、または他の障害物の下にあるかどうかを決定する。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、場所の光学的スキャンを分析し、適切な経路を描くことによって、障害物を回避する経路を選択する。別の例では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、隣接する住所に侵入することを最小限にする配達プラットフォームへの経路を選択する。
【0063】
特定の実施形態では、空中配達デバイスコンピューティングシステム121には、パッケージ配達システム140によって配達プラットフォームへの接近経路が提供される。たとえば、パッケージ配達システム140のユーザ101またはオペレータは、通りから配達プラットフォームへの最も安全な配達経路を決定することができる。最も安全な配達経路は、パッケージ配達システム140によって記憶され、配達先住所に関連付けられ得る。最も安全な配達経路は、配達のための命令を用いて空中配達デバイスコンピューティングシステム121に送信され得るか、またはQRコード103が識別された後に送信され得る。
【0064】
ブロック240で、空中配達デバイス120は、QRコード103を表示している配達プラットフォームにパッケージを置く。たとえば、空中配達デバイス120は、伸縮自在の線またはケーブルによってパッケージを低下させ、次に、配達プラットフォーム上にパッケージを解放することができる。別の例では、空中配達デバイス120は、配達プラットフォームの上で空中停止し、パッケージを解放してパッケージが配達プラットフォームへ落ちることを可能にし、ここで垂直落下距離は、パッケージの破損を防ぐために事前に決定されたしきい値の高さを下回るように維持される。空中配達デバイス120は、任意の適切な方法でパッケージを置くことができる。
【0065】
パッケージを置いた後、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージが配達されたという視覚的な映像検証を取得することができる。たとえば、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、空中配達デバイスコンピューティングシステム121に配置された光学的検出モジュール124を用いて、QRコード103に載せられたパッケージのデジタル画像を取り込むことができる。配達を検証する他の方法が利用され得る。空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージが配達されたという確認を記憶する。さらにまたはあるいは、空中配達デバイスコンピューティングシステム121は、パッケージ配達システム140および/またはユーザコンピューティングデバイス110に配達確認を送信する。
【0066】
空中配達デバイス120は、パッケージ配達システムの場所に戻るか、または次のパッケージを配達し始める。
【0067】
他の例示的な実施形態
図5は、特定の例示的な実施形態に従ってコンピューティング機械2000およびモジュール2050を示している。コンピューティング機械2000は、様々なコンピュータ、サーバ、モバイルデバイス、組み込まれたシステム、または本明細書に提示されたコンピューティングシステムのいずれかに対応することができる。モジュール2050は、本明細書に提示された様々な方法および処理関数を実行する際に、コンピューティング機械2000を促進するように構成された1つまたは複数のハードウェアまたはソフトウェア要素を含むことができる。コンピューティング機械2000は、プロセッサ2010、システムバス2020、システムメモリ2030、記憶媒体2040、入力/出力インターフェース2060、およびネットワーク2080と通信するためのネットワークインターフェース2070など、様々な内部コンポーネントまたは接続されたコンポーネントを含むことができる。
【0068】
コンピューティング機械2000は、従来のコンピュータシステム、組み込み型コントローラ、ラップトップ、サーバ、モバイルデバイス、スマートフォン、セットトップボックス、キオスク、乗り物の情報システム、1つまたは複数のプロセッサがそこに組み込まれている、および/またはそこに結合されたテレビ、カスタマイズされた機械、他のハードウェアプラットフォーム、またはそれらの任意の組合せもしくは多数として実装され得る。コンピューティング機械2000は、データネットワークまたはバスシステムを介して相互に接続された複数のコンピューティング機械を使用して機能するように構成された分散型システムの場合がある。
【0069】
プロセッサ2010は、本明細書に記述された動作および機能を実行するためにコードまたは命令を実行する、要求フローおよびアドレスマッピングを管理する、ならびに計算を実行しコマンドを生成するように構成され得る。プロセッサ2010は、コンピューティング機械2000のコンポーネントの動作を監視および制御するように構成され得る。プロセッサ2010は、汎用プロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、再構成可能なプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、グラフィック処理ユニット(「GPU」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プログラマブルロジックデバイス(「PLD」)、コントローラ、状態機械、ゲートロジック(gated logic)、個別のハードウェアコンポーネント、他の処理ユニット、またはそれらの任意の組合せもしくは多数の場合がある。プロセッサ2010は、単一の処理ユニット、複数の処理ユニット、単一の処理コア、複数の処理コア、専用処理コア、コプロセッサ、またはそれらの任意の組合せの場合がある。特定の実施形態によると、コンピューティング機械2000の他のコンポーネントとともにプロセッサ2010は、1つまたは複数の他のコンピューティング機械内で実行される仮想化されたコンピューティング機械の場合がある。
【0070】
システムメモリ2030は、読み取り専用メモリ(「ROM」)、プログラム可能読み取り専用メモリ(「PROM」)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(「EPROM」)、フラッシュメモリ、または印加された電力を用いて、または用いずにプログラム命令もしくはデータを記憶することができる他のデバイスなど不揮発性メモリを含むことができる。システムメモリ2030は、また、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、静的ランダムアクセスメモリ(「SRAM」)、動的ランダムアクセスメモリ(「DRAM」)、および同期的な動的ランダムアクセスメモリ(「SDRAM」)など揮発性メモリを含むことができる。他のタイプのRAMも、システムメモリ2030を実装するために使用され得る。システムメモリ2030は、単一のメモリモジュールまたは複数のメモリモジュールを使用して実装され得る。システムメモリ2030は、コンピューティング機械2000の一部として描写されているが、システムメモリ2030は、主題となる技術の範囲から逸脱することなくコンピューティング機械2000から分離され得ることを当業者は認識されるであろう。また、システムメモリ2030は、記憶媒体2040など不揮発性記憶デバイスを含むか、またはそれと連携して動作することができることを理解されたい。
【0071】
記憶媒体2040は、ハードディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスクを使った読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク、磁気テープ、フラッシュメモリ、他の不揮発性メモリデバイス、ソリッドステートドライブ(SSD)、任意の磁気記憶装置、任意の光学記憶デバイス、任意の電気記憶デバイス、任意の半導体記憶デバイス、任意の物理ベースの記憶デバイス、他のデータ記憶デバイス、またはそれらの任意の組合せもしくは多数を含むことができる。記憶媒体2040は、1つまたは複数のオペレーティングシステム、モジュール2050などアプリケーションプログラムおよびプログラムモジュール、データ、または他の情報を記憶することができる。記憶媒体2040は、コンピューティング機械2000の一部である場合があるか、そこに接続され得る。記憶媒体2040は、また、サーバ、データベースサーバ、クラウド記憶装置、ネットワーク接続された記憶装置など、コンピューティング機械2000との通信状態にある1つまたは複数の他のコンピューティング機械の一部の場合がある。
【0072】
モジュール2050は、本明細書に提示された様々な方法および処理関数を実行するとともに、コンピューティング機械2000を促進するように構成された1つまたは複数のハードウェアまたはソフトウェア要素を含むことができる。モジュール2050は、システムメモリ2030、記憶媒体2040、または両方と関連してソフトウェアまたはファームウェアとして記憶された命令の1つまたは複数の連続を含むことができる。したがって、記憶媒体2040は、命令またはコードがプロセッサ2010によって実行するために記憶され得る機械またはコンピュータ可読媒体の例を表す場合がある。機械またはコンピュータ可読媒体は、一般的に、プロセッサ2010に命令を提供するために使用される任意の媒体を指すことができる。モジュール2050に関連付けられたそのような機械またはコンピュータ可読媒体は、コンピュータソフトウェア製品を含むことができる。モジュール2050を含むコンピュータソフトウェア製品は、また、ネットワーク2080、任意の信号伝達媒体、または他の通信もしくは伝達技術を介して、コンピューティング機械2000にモジュール2050を送信するために、1つまたは複数のプロセスまたは方法に関連付けられ得ることを理解されたい。モジュール2050は、また、マイクロコードなどハードウェア回路を構成するためのハードウェア回路または情報またはFPGAまたは他のPLDに対する構成情報を含むことができる。
【0073】
入力/出力(「I/O」)インターフェース2060は、1つまたは複数の外部デバイスに結合し、1つまたは複数の外部デバイスからデータを受信し、1つまたは複数の外部デバイスへデータを送るように構成され得る。様々な内部デバイスとともにそのような外部デバイスも、周辺デバイスとして認識され得る。I/Oインターフェース2060は、コンピューティング機械2000またはプロセッサ2010に様々な周辺デバイスを動作可能に結合するための電気的接続および物理的接続の両方を含むことができる。I/Oインターフェース2060は、周辺デバイス、コンピューティング機械2000、またはプロセッサ2010の間でデータ、アドレス、および制御信号を通信するように構成され得る。I/Oインターフェース2060は、スモールコンピュータシステムインターフェース(「SCSI」)、直列接続されたSCSI(「SAS」)、ファイバチャネル、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(「PCI」)、PCI Express(PCIe)、シリアルバス、パラレルバス、アドバンストテクノロジアタッチメント(「ATA」:advanced technology attachment)、シリアルATA(「SATA」)、ユニバーサルシリアルバス(「USB」)、Thunderbolt、FireWire、様々なビデオバスなど、任意の標準インターフェースを実装するように構成され得る。I/Oインターフェース2060は、唯一のインターフェースまたはバス技術を実装するように構成され得る。あるいは、I/Oインターフェース2060は、複数のインターフェースまたはバス技術を実装するように構成され得る。I/Oインターフェース2060は、システムバス2020の一部、全部として、またはそれと連携して動作するように構成され得る。I/Oインターフェース2060は、1つまたは複数の外部デバイス、内部デバイス、コンピューティング機械2000、またはプロセッサ2010の間の送信をバッファリングするために1つまたは複数のバッファを含むことができる。
【0074】
I/Oインターフェース2060は、マウス、タッチスクリーン、スキャナ、電子デジタイザ、センサ、受信機、タッチパッド、トラックボール、カメラ、マイクロフォン、キーボード、他のポインティングデバイス、またはそれらの任意の組合せを含む様々な入力デバイスにコンピューティング機械2000を結合することができる。I/Oインターフェース2060は、ビデオディスプレイ、スピーカ、プリンタ、プロジェクタ、触覚フィードバックデバイス、自動化制御、ロボットコンポーネント、アクチュエータ、モータ、ファン、ソレノイド、バルブ、ポンプ、送信機、信号エミッタ、光などを含む様々な出力デバイスにコンピューティング機械2000を結合することができる。
【0075】
コンピューティング機械2000は、ネットワーク2080を横断して、1つまたは複数の他のシステムまたはコンピューティング機械へのネットワークインターフェース2070を通じて、論理接続を使用して、ネットワーク化された環境で動作することができる。ネットワーク2080は、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、イントラネット、インターネット、ワイヤレスアクセスネットワーク、ワイヤードネットワーク、モバイルネットワーク、電話ネットワーク、光学ネットワーク、またはその組合せを含むことができる。ネットワーク2080は、パケット交換、回線交換、任意のトポロジの場合があり、任意の通信プロトコルを使用することができる。ネットワーク2080内の通信リンクは、光ファイバケーブル、自由空間光通信、導波路、導電体、ワイヤレスリンク、アンテナ、無線周波数通信など様々なデジタルまたはアナログの通信媒体を伴うことができる。
【0076】
プロセッサ2010は、システムバス2020を通じて本明細書に記述したコンピューティング機械2000または様々な周辺装置の他の要素に接続され得る。システムバス2020は、プロセッサ2010内、プロセッサ2010外、または両方にある場合があることを理解されたい。一部の実施形態によると、本明細書に記述したプロセッサ2010、コンピューティング機械2000の他の要素、または様々な周辺装置のいずれかは、システムオンチップ(「SOC」)、システムオンパッケージ(「SOP」)、またはASICデバイスなど単一デバイスへ統合され得る。
【0077】
本明細書に記述したシステムが、ユーザに関する個人情報を収集するか、または個人情報を利用することができる状況では、ユーザは、プログラムまたは機能がユーザ情報(たとえばユーザのソーシャルネットワークに関する情報、社会での活動または行動、職業、ユーザの好み、またはユーザの現在の場所)を収集するかどうかを制御するか、またはユーザにより関連する可能性があるコンテンツをコンテンツサーバから受信するかどうか、および/またはその方法を制御するための機会または選択肢を提供され得る。加えて、特定のデータは、個人的に識別可能な情報が削除されるように、記憶または使用される前に、1つまたは複数の方法で処理され得る。たとえば、ユーザに対して個人的に識別可能な情報が決定され得ないように、ユーザの識別情報が処理され得るか、またはユーザの特定の場所が決定され得ないように、位置情報が取得されるユーザの地理的な場所が一般化され得る(市、郵便番号、または州レベル(city, ZIP code, or state level)など)。したがって、ユーザは、ユーザに関する情報がどのように収集されるか、およびコンテンツサーバによってどのように使用されるかを制御することができる。
【0078】
実施形態は、本明細書に記述および図示した機能を一体化するコンピュータプログラムを含むことができ、コンピュータプログラムは、機械可読媒体に記憶された命令および命令を実行するプロセッサを含むコンピュータシステムに実装される。しかし、コンピュータプログラミングにおいて実施形態を実装する多数の異なる方法がある可能性があり、実施形態は、コンピュータプログラム命令の任意の1組に限定されるものと解釈されるべきでないことは明白であろう。さらに、熟練したプログラマは、アプリケーションテキストの添付された流れ図および関連する記述に基づいて、開示された実施形態の実施形態を実装するために、そのようなコンピュータプログラムを記述することができるであろう。したがって、プログラムコード命令の特定の組の開示は、実施形態をどのように実施および使用するかについて適切に理解するために必要であるとは考えられない。さらに、当業者は、本明細書に記述した実施形態の1つまたは複数の態様は、1つまたは複数のコンピューティングシステムで具体化され得るように、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せによって実行され得ることを理解するであろう。さらに、2つ以上のコンピュータが動作を実行することができるため、コンピュータによって実行されている動作への言及は、単一のコンピュータによって実行されるものとして解釈されるべきでない。
【0079】
本明細書に記述した例示的な実施形態は、本明細書に記述した方法および処理関数を実行するコンピュータハードウェアおよびソフトウェアを用いて使用され得る。本明細書に記述したシステム、方法、および手順は、プログラム可能なコンピュータ、コンピュータ実行可能なソフトウェア、またはデジタル回路で具体化され得る。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体に記憶され得る。たとえば、コンピュータ可読媒体は、フロッピーディスク、RAM、ROM、ハードディスク、リムーバブル媒体、フラッシュメモリ、メモリスティック、光学媒体、光磁気媒体、CD-ROMなどを含むことができる。デジタル回路は、集積回路、ゲートアレイ、ビルディングブロックロジック、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを含むことができる。
【0080】
以前に提示した実施形態に記述した例示的なシステム、方法、および動作は例示であり、代替実施形態では、特定の動作は、異なる順序で、並行して実行される、完全に省略される、および/または異なる例示的な実施形態間で組み合わせられ得て、および/または様々な実施形態の範囲および精神から逸脱することなく、特定の追加の動作が実行され得る。したがって、そのような代替実施形態は、本明細書に請求した発明に含まれている。
【0081】
特定の実施形態について上に詳細に記述してきたが、記述は単に説明を目的とするものである。したがって、上に記述した多くの態様は、そうでないことが明示的に記述されていない限り、必要とされる要素または必須の要素として意図するものではないことを理解されたい。上に記述したものに加えて、例示的な実施形態の開示された態様への変更、およびそれに対応する同等なコンポーネントまたは動作は、以下の特許請求の範囲に定義された実施形態の精神および範囲から逸脱することなく、本開示の恩恵を受ける当業者によってなし得るものであり、その範囲はそのような変更および同等な構造を包含するように最も広い解釈を与えられるものである。
【符号の説明】
【0082】
100 システム
100 動作環境
101 ユーザ
103 QRコード
104 配達場所
105 ネットワーク
105 分散ネットワーク
110 ネットワークコンピューティングデバイス、ユーザコンピューティングデバイス
112 通信アプリケーション
113 データ記憶ユニット
115 配達アプリケーション
120 ネットワークコンピューティングデバイス、空中配達デバイス
121 空中配達デバイスコンピューティングシステム
122 通信アプリケーション
123 データ記憶ユニット
124 光学的検出モジュール
124 光検出装置
140 ネットワークコンピューティングデバイス、パッケージ配達システム、パッケージ配達サービス
144 ウェブサーバ
147 データ記憶ユニット
2000 コンピューティング機械
2010 プロセッサ
2020 システムバス
2030 システムメモリ
2040 記憶媒体
2050 モジュール
2060 入力/出力(「I/O」)インターフェース
2070 ネットワークインターフェース
2080 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5