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特許7025309高速での空力抵抗の増加を伴う低コンプレッションスリーピースゴルフボール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-15
(45)【発行日】2022-02-24
(54)【発明の名称】高速での空力抵抗の増加を伴う低コンプレッションスリーピースゴルフボール
(51)【国際特許分類】
   A63B 37/00 20060101AFI20220216BHJP
【FI】
A63B37/00 644
A63B37/00 314
A63B37/00 328
A63B37/00 332
A63B37/00 422
A63B37/00 512
A63B37/00 530
A63B37/00 540
A63B37/00 618
A63B37/00 620
A63B37/00 636
A63B37/00 638
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018168397
(22)【出願日】2018-09-10
(62)【分割の表示】P 2017552021の分割
【原出願日】2016-03-28
(65)【公開番号】P2019000692
(43)【公開日】2019-01-10
【審査請求日】2018-09-11
【審判番号】
【審判請求日】2020-04-03
(31)【優先権主張番号】14/844,945
(32)【優先日】2015-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/149,367
(32)【優先日】2015-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】300044551
【氏名又は名称】キャラウェイ・ゴルフ・カンパニ
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100187964
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】バーテルス,デイビッド
【合議体】
【審判長】藤本 義仁
【審判官】吉村 尚
【審判官】藤田 年彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-298626(JP,A)
【文献】特開2009-95364(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0296075(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B37/00-47/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボールであって、
1.50インチ~1.60インチの範囲の直径を有する多層コアであって、220ポンドの荷重下で少なくとも0.230インチの撓みを有し、少なくとも0.780のCORを有し、少なくとも60のムーニー粘度を有する高シスネオジム触媒ポリブタジエンを含み、30未満のPGAコンプレッションを有する前記多層コアと、
前記多層コアを覆うように配置されたマントル層であって、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する前記マントル層と、
前記マントル層を覆うように配置されたカバーであって、熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する前記カバーと
から本質的になり、
前記ゴルフボールのPGAコンプレッションが、75以下であり、
前記ゴルフボールが、1.65よりも大きく1.71以下の総合衝突率(AI)を有し、
AI=(CT150/CT75)×(CA150/CA75)であり、
CT150が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CT75が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CA150が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積であり、CA75が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積である、前記ゴルフボール。
【請求項2】
前記カバーの質量が前記マントル層の質量よりも大きい、請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項3】
前記多層コアがジアクリル酸亜鉛をさらに含む、請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項4】
前記カバーの質量が前記ゴルフボールの質量の少なくとも10%である、請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項5】
前記多層コアが、30グラム~40グラムの範囲の質量を有する、請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項6】
ゴルフボールであって、
1.50インチ~1.60インチの範囲の直径を有するコアであって、複数の層を有し、220ポンドの荷重下で少なくとも0.230インチの撓みを有し、少なくとも0.780のCORを有し、少なくとも60のムーニー粘度を有する高シスネオジム触媒ポリブタジエンを含み、30未満のPGAコンプレッションを有する前記コアと、
前記コアを覆うように配置されたマントル層であって、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する前記マントル層と、
前記マントル層を覆うように配置されたカバーであって、熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する前記カバーと
から本質的になり、
前記ゴルフボールが、1.65よりも大きく1.71以下の総合衝突率(AI)を有し、
AI=(CT150/CT75)×(CA150/CA75)であり、
CT150が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CT75が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CA150が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積であり、CA75が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積である、前記ゴルフボール。
【請求項7】
前記カバーの質量が前記マントル層の質量よりも大きい、請求項6に記載のゴルフボール。
【請求項8】
前記コアがジアクリル酸亜鉛をさらに含む、請求項6に記載のゴルフボール。
【請求項9】
前記カバーの質量が前記ゴルフボールの質量の少なくとも10%である、請求項6に記載のゴルフボール。
【請求項10】
ゴルフボールであって、
1.565インチ未満の範囲の直径を有するコアであって、220ポンドの荷重下で少なくとも0.230インチの撓みを有し、少なくとも0.780のCORを有し、少なくとも60のムーニー粘度を有する高シスネオジム触媒ポリブタジエンを含み、30未満のPGAコンプレッションを有する前記コアと、
前記コアを覆うように配置されたマントル層であって、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有し、少なくとも60のショアD硬度を有する前記マントル層と、
前記マントル層を覆うように配置されたカバーであって、熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する前記カバーと
から本質的になり、
前記ゴルフボールの直径が、少なくとも1.68インチであり、
前記ゴルフボールのPGAコンプレッションが、75以下であり、
前記ゴルフボールの前記コアが、2.40よりも大きく2.71以下の相対衝突率(RI)を有し、
RI=(CA150/CA75)÷(CT150/CT75)であり、
CT150が、150フィート/秒の衝突速度におけるコア接触時間であり、CT75が、75フィート/秒の衝突速度におけるコア接触時間であり、CA150が、150フィート/秒の衝突速度におけるコア接触面積であり、CA75が、75フィート/秒の衝突速度におけるコア接触面積である、前記ゴルフボール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低コンプレッションスリーピースゴルフボールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術は、低コンプレッションを有するゴルフボールを開示している。
【0003】
中和エチレン-アクリル酸コポリマー(Neutralized Poly(ethylene-acrylic acid) Copolymer)のゴルフボールカバーに関する、Sullivanらの米国特許第4911451号は、表1で、50未満のコンプレッション(compression)を有するゴルフボールおよび50~61の範囲の様々なショアD硬度値を有するアイオノマーで構成されるカバーを開示している。
【0004】
ゴルフボールに関する、Sullivanの米国特許第4986545号は、50未満のRhieleコンプレッションを有するゴルフボールおよび82程度の低さのショアC値を有するカバーを開示している。
【0005】
中実ゴルフボールに関する、Egashiraらの米国特許第5252652号は、ゴルフボールのコアに亜鉛ペンタクロロチオフェノールを使用することを開示している。
【0006】
ゴルフボール組成に関する、Pasquaの米国特許第5721304号は、コアが低コンプレッションを有し、酸化カルシウムを含むゴルフボールを開示している。
【0007】
ゴルフボールに関する、Sullivanらの米国特許第5588924号は、70未満のPGAコンプレッションおよび0.780~0.825の範囲のCOR(反発係数:Coefficient Of Restitution)を有するゴルフボールを開示している。
【0008】
ゴルフボールおよび製造方法に関する、Sullivanらの米国特許第6142886号は、70未満のPGAコンプレッション、57のカバーショアD硬度、0.794程度の高さのCORを有するゴルフボールを開示している。
【0009】
ゴルフボールに関する、Tzivanisらの米国特許第6520870号は、50未満のコアコンプレッション、55以下のカバーショアD硬度、および0.80よりも大きなCORを有するゴルフボールを開示している。
【0010】
従来技術は、ツアーレベル性能のために低コンプレッションおよび高CORを有するスリーピースゴルフボールを開示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】米国特許第4911451号
【文献】米国特許第4986545号
【文献】米国特許第5252652号
【文献】米国特許第5721304号
【文献】米国特許第5588924号
【文献】米国特許第6142886号
【文献】米国特許第6520870号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、ツアーレベル性能のために超低コンプレッションおよび高CORを有するスリーピースゴルフボールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様は、本質的にコア、マントル層、およびカバーからなる超低コンプレッションゴルフボールである。コアは、少なくとも60のムーニー粘度を有するランタニド触媒ポリブタジエンおよびネオジム触媒ポリブタジエンを含む。コアの直径は、1.50インチ~1.60インチの範囲である。コアのCORは、少なくとも0.780である。マントル層は、コアを覆うように配置され、アイオノマーの混合物で構成される。マントル層の厚さは、0.025インチ~0.040インチの範囲である。マントル層のショアD硬度は、少なくとも60である。カバーは、マントル層を覆うように配置される。カバーは、70~95の範囲のショアA硬度および0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有する熱可塑性ポリウレタン材料で構成される。カバーは、コアよりも大きな比重を有する。ゴルフボールのPGAコンプレッションは、75以下である。ゴルフボールのCORは、コアのCOR以上である。
【0014】
本発明の別の態様は、本質的にコア、マントル層、およびカバーからなり、コアのPGAコンプレッションが30以下である超低コンプレッションゴルフボールである。コアは、少なくとも60のムーニー粘度を有するランタニド触媒ポリブタジエンおよびネオジム触媒ポリブタジエンを含む。コアの直径は、1.50インチ~1.60インチの範囲である。コアのCORは、少なくとも0.780である。コアのPGAコンプレッションは、30未満である。マントル層は、コアを覆うように配置され、アイオノマーの混合物で構成される。マントル層の厚さは、0.030インチ~0.037インチの範囲である。マントル層のショアD硬度は、60~67の範囲である。カバーは、マントル層を覆うように配置される。カバーは、30~36の範囲のショアD硬度および0.030インチ~0.036インチの範囲の厚さを有する熱可塑性ポリウレタン材料で構成される。カバーは、コアよりも大きな比重を有する。マントル層は、カバーよりも0.002インチを超えて厚くならない。ゴルフボールのPGAコンプレッションは、75以下である。ゴルフボールのCORは、コアのCOR以上である。ゴルフボールの直径は、1.68インチ~1.72インチの範囲である。
【0015】
本発明のさらに別の態様は、本質的にコア、マントル層、およびカバーからなり、コアのPGAコンプレッションが30以下である超低コンプレッションゴルフボールである。コアは、少なくとも60のムーニー粘度を有するランタニド触媒ポリブタジエンおよびネオジム触媒ポリブタジエンを含む。コアの直径は、1.50インチ~1.60インチの範囲である。コアのCORは、少なくとも0.780である。コアのPGAコンプレッションは、30未満である。コアの質量は、32グラム~38グラムの範囲である。マントル層は、コアを覆うように配置され、アイオノマーの混合物で構成される。マントル層の厚さは、0.030インチ~0.037インチの範囲である。マントル層のショアD硬度は、60~67の範囲である。マントル層の質量は、3グラム~5グラムの範囲である。カバーは、マントル層を覆うように配置される。カバーは、30~36の範囲のショアD硬度および0.030インチ~0.036インチの範囲の厚さを有する熱可塑性ポリウレタン材料で構成される。カバーの質量は、4.5グラム~5.5グラムの範囲である。カバーは、コアよりも大きな比重を有する。マントル層は、カバーよりも0.002インチを超えて厚くならない。ゴルフボールのPGAコンプレッションは、75以下である。ゴルフボールのCORは、コアのCOR以上である。ゴルフボールの直径は、1.68インチ~1.72インチの範囲である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】低コンプレッションスリーピースゴルフボールの部分切取図である。
図2】低コンプレッションスリーピースゴルフボールの上面斜視図である。
図3】低コンプレッションスリーピースゴルフボールを打つドライバーの図である。
図4】低コンプレッションスリーピースゴルフボールを打つアイアンの図である。
図5】測定ソフトウェア較正の図である。
図6】COR板への高速ボールの衝突のサンプルの図である。
図7】計算値を伴った衝突テープサンプル測定の図である。
図8】キスラー製の力センサの図である。
図9】ゴルフボールが力センサに直接接触しないように2枚の鋼板間に配置された力センサの図である。
図10】Labviewコンピュータプログラムのユーザインターフェースの図である。
図10A】は、振幅(Y軸)対時間(X軸)を示す、図10のグラフの図である。
図11】ボール相関(Y軸)対コンプレッション(X軸)のグラフである。
図12】コア相関(Y軸)対コンプレッション(X軸)のグラフである。
図13】ゴルフボールの総合衝突率のチャートである。
図14】ウレタンカバーを有するゴルフボールの総合衝突率のチャートである。
図15】ゴルフボールのコアの総合衝突率のチャートである。
図16】ウレタンカバーを有するゴルフボールのコアの総合衝突率のチャートである。
図17】COR(Y軸)対総合衝突値(X軸)のグラフである。
図18】ゴルフボールの相対衝突率のチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1および図2は、コア12、マントル14、およびカバー16を備える低コンプレッションスリーピースゴルフボール10を示す。
【0018】
好ましい実施形態では、カバーは、好ましくは熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、好ましくは0.025インチ~0.04インチの範囲、より好ましくは0.03インチ~0.04インチの範囲の厚さを有する。カバーの材料のショアDプラーク硬度(Shore D plaque hardness)は、好ましくは30~40、より好ましくは32~36の範囲である。カバーに関して測定されるショアD硬度は、好ましくは40ショアD未満である。好ましくは、カバー16のショアA硬度は88未満である。ゴルフボールに関する米国特許第7367903号に一例が開示されており、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。別の例は、Melansonの米国特許第7641841号であり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。別の例は、Melansonらの米国特許第7842211号であり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。別の例は、Matroniらの米国特許第7867111号であり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。別の例は、Dewanjeeらの米国特許第7785522号であり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0019】
マントル層14の厚さは、好ましくは0.02インチ~0.04インチ、より好ましくは0.030インチ~0.038インチの範囲である。マントル層14は、好ましくはアイオノマー材料の混合物で構成される。1つの好ましい実施形態は、サーリン(SURLYN)9150材料、サーリン8940材料、サーリンAD1022材料、およびマスターバッチを含む。サーリン9150材料の量は、カバーの好ましくは20~45重量パーセント、より好ましくは30~40重量パーセントの範囲である。サーリン8945の量は、カバーの好ましくは15~35重量パーセント、より好ましくは20~30重量パーセントの範囲、最も好ましくは26重量パーセントである。サーリン9945の量は、カバーの好ましくは30~50重量パーセント、より好ましくは35~45重量パーセントの範囲、最も好ましくは41重量パーセントである。サーリン8940の量は、カバーの好ましくは5~15重量パーセント、より好ましくは7~12重量パーセントの範囲、最も好ましくは10重量パーセントである。
【0020】
デュポン(DuPont)製のサーリン8320は、ナトリウムイオンで酸基を部分的に中和した非常に低い率(modulus)のエチレン/メタクリル酸コポリマーである。同様にデュポン製のサーリン8945は、ナトリウムイオンで酸基を部分的に中和した高酸エチレン/メタクリル酸コポリマーである。同様にデュポン製のサーリン9945は、亜鉛イオンで酸基を部分的に中和した高酸エチレン/メタクリル酸コポリマーである。同様にデュポン製のサーリン8940は、ナトリウムイオンで酸基を部分的に中和したエチレン/メタクリル酸コポリマーである。
【0021】
内側マントル層は、アイオノマーの混合物であって、好ましくはターポリマーと、ナトリウム、亜鉛、マグネシウム、または他の金属イオンで中和した少なくとも2種類の高酸(18重量パーセント超)アイオノマーとを含む、アイオノマーの混合物で構成されることが好ましい。
【0022】
マントル層の材料のショアDプラーク硬度は、好ましくは55~75、より好ましくは60~70の範囲、最も好ましくは約65であることが好ましい。
【0023】
コア12およびマントル層14を含むインサートの質量は、好ましくは38グラム~42グラム、より好ましくは39~41グラムの範囲、最も好ましくは約40.5グラムである。
【0024】
コア12の直径は、好ましくは1.50インチ~1.60インチ、より好ましくは1.52インチ~1.58インチの範囲、最も好ましくは約1.54インチ直径である。コア12のPGAコンプレッションは、好ましくは30未満、より好ましくは26未満、最も好ましくは20未満である。コア12は、少なくとも60のムーニー粘度を有するランタニド触媒ポリブタジエンおよびネオジム触媒ポリブタジエン、ジアクリル酸亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ペプタイザー、ならびに過酸化物から形成されることが好ましい
【0025】
コア12の質量は、好ましくは、30グラム~40グラム、32グラム~38グラムの範囲、最も好ましくは約36グラムである。
【0026】
コア12の撓みは、220ポンドの荷重下で少なくとも0.230インチであることが好ましい。さらに、初期荷重10キログラムから終荷重130キログラムまでのコア12の圧縮変形は、好ましくは4ミリメートル~7ミリメートル、より好ましくは5ミリメートル~6.5ミリメートルの範囲である。超低コンプレッションコアは、ティーからの低スピンの飛び出しを可能にし、より大きな距離をもたらす。
【0027】
図3に示すように、ゴルフボール10の、ドライバー40からの低スピンの飛び出しは、コア12によって、ボール最大速度および最大距離をもたらす。コア12は、ティーからの長い直線距離をもたらす鍵であり、最適化されたHEX AERODYNAMICS(商標)の好ましい使用は、抗力を低減し、揚力を増大させることによってゴルフボール10の飛距離をさらに長くする。
【0028】
図4に示すように、ゴルフボール10は、ゴルフボール10および熱可塑性ポリウレタンカバー16の柔らかい感触に起因して、アイアン50の積極的なショットの高いレベルの制御を可能にする。
【0029】
ゴルフボール10は、低コンプレッションを有することから、ゴルファーに柔らかい感触を提供する。低い65のコンプレッションは、アイアンショットにおいて信じられないほど柔らかい感触でボールを圧縮させるものであるが、それは、グリーンの周りで驚くほどである。このとき、すべてのゴルファーは、プロツアープレーヤーのようにボールを圧縮することができる。
【0030】
ゴルフボール10は、好ましくは、少なくとも1.68インチの直径と、44グラム~47グラム、より好ましくは45グラム~46グラムの範囲の質量と、少なくとも0.780のCORと、75以下のPGAコンプレッション、より好ましくは65未満のPGAコンプレッションとを有する。
【0031】
本発明の特に好ましい実施形態では、ゴルフボールは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、ゴルフボールの低体積カバーに関する、Simondsらの米国特許第7419443号に開示されているような空気力学的パターンを有することが好ましい。あるいは、ゴルフボールは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、ゴルフボールの空気力学的表面形状に関する、Simondsらの米国特許第7338392号に開示されているような空気力学的パターンを有する。
【0032】
本発明のゴルフボールの様々な態様が、特定の試験または測定手順に関して記載されている。これらは、以下でより詳細に説明される。
【0033】
本明細書で使用される場合、ゴルフボール層の「ショアD硬度」は、プラークではなくゴルフボールの構成要素の曲面の測定を行う場合を除いて、ASTM D-2240タイプDに概ね従って測定されている。ボールを測定した場合、測定値は、測定がボールに対して行われたことを示す。ゴルフボールの層の材料の硬度に関して、プラークの測定は、ASTM D-2240に従って行われる。さらに、カバーがマントルおよびコアを覆ったままで、カバーのショアD硬度は測定されている。ゴルフボールの硬度測定を行うとき、ショアD硬度は、カバーのランドエリアで測定することが好ましい。
【0034】
本明細書で使用される場合、カバーの「ショアA硬度」は、プラークではなくゴルフボールの構成要素の曲面の測定を行う場合を除いて、ASTM D-2240タイプAに概ね従って測定されている。ボールを測定した場合、測定値は、測定がボールに対して行われたことを示す。ゴルフボールの層の材料の硬度に関して、プラークの測定は、ASTM D-2240に従って行われる。さらに、カバーがマントルおよびコアを覆ったままで、カバーのショアA硬度は測定されている。ゴルフボールの硬度測定を行うとき、ショアA硬度は、カバーのランドエリアで測定することが好ましい。
【0035】
ゴルフボールの弾力または反発係数(COR:coefficient of restitution)は、衝突前の弾性球の相対速度に対する、直接衝突後の弾性球の相対速度の比である定数「e」である。結果として、COR(「e」)は、0から1まで多様であり得るものであり、1は、完璧なまたは完全な弾性衝突に相当し、0は、完璧なまたは完全な非弾性衝突に相当する。
【0036】
CORは、さらなる要因、例えばクラブヘッド速度、クラブヘッド質量、ボール重量、ボールのサイズおよび密度、スピン速度、軌道角度、および表面形状、ならびに環境条件(例えば、温度、湿度、大気圧、風など)とともに、打撃時にボールが飛ぶ距離を概ね決定する。この考え方に従うと、ゴルフボールが制御された環境条件下で飛ぶ距離は、クラブの速度および質量、ボールのサイズ、密度、および弾力(COR)、ならびに他の要因の関数である。クラブの初期速度、クラブの質量、およびボールの飛び出し角度は、本質的に、ゴルファーによって打撃時に与えられる。クラブヘッド速度、クラブヘッド質量、軌道角度、および環境条件は、ゴルフボール製造者によって制御可能な決定要因ではなく、ボールのサイズおよび重量は、全米ゴルフ協会(U.S.G.A)によって設定されているため、これらは、ゴルフボール製造業者の間では関心事の要因ではない。距離の改善に関して興味ある要因または決定要因は、一般に、ボールのCORおよび表面形状である。
【0037】
反発係数は、接近速度(incoming velocity)に対する離脱速度(outgoing velocity)の比である。本出願の実施例では、ゴルフボールの反発係数を、概ね垂直の硬い平坦な鋼板に対してボールを水平方向に、125フィート/秒(fps:feet per second)に補正される、125±5fpsの速度で推進させ、ボールの接近速度および離脱速度を電子的に測定することによって測定した。速度を、一対の弾道スクリーンであって、これらを物体が通過するときにタイミングパルスを供給する一対の弾道スクリーンを用いて測定した。これらのスクリーンを、互いに36インチ離し、リバウンド壁から25.25インチおよび61.25インチの位置に配置した。ボール速度を、リバウンド壁に向かう途中でスクリーン1からスクリーン2までのパルスの時間を計ることによって測定し(36インチで割ったボールの平均速度として)、離脱速度を、スクリーン2からスクリーン1までの時間を計って同じ距離で割って求めた。リバウンド壁を、ボールを発射する砲の縁に当たらないようにする目的でボールをわずかに下方にリバウンドさせるために垂直平面から2度傾けた。リバウンド壁は中実鋼である。
【0038】
上記のように、接近速度は、125±5fpsであるはずだが、125fpsに補正されている。CORと前進速度または接近速度との相関を究明して、±5fpsの範囲に関して補正を行っている。このため、CORは、ボールの接近速度があたかも正確に125.0fpsであるかのようにして報告されている。
【0039】
本明細書で使用されているPGAコンプレッションは、構成要素(コアまたはゴルフボールなど)に200ポンドの荷重を加えた、インストロン(Instron)マシンから生成されている。インストロン偏差値(Instron deflection value)に1000を掛けた後、この値を180から引いて、PGAコンプレッション値を生成している。例えば、7日後のゴルフボール10の最も好ましいインストロン値は0.113である。この値に1000を掛けて113にする。次に、PGAコンプレッション値が、180から113を引いて67のPGAコンプレッション値を得ることによって得られる。同様にコア12に関して、2日後の最も好ましいインストロン値は0.154である。この値に1000を掛けて154にする。次に、PGAコンプレッション値が、180から154を引いて26のPGAコンプレッション値を得ることによって得られる。
【0040】
撓み、コンプレッション、および硬度などの測定は、完成したゴルフボールで行うことが好ましい。コアは、成形の2日以内に測定することが好ましい。
【0041】
図6に示すように、ボールおよびコアを、板に向けて75、100、125、および150フィート/秒(「fps」)を目標とした接近速度で発射した。
【0042】
図8および図9に示すように、接触時間は、PTM CORマシン(ADCによって構築された)内の中実鋼板に固定されたキスラー製の力センサ(モデル9367)を用いて測定されている。接触時間(150fps)は、150fpsの接近速度で発射されたときにボールまたはコアが板の表面に留まった時間を意味する。同様に、接触時間(75fps)は、75fpsの接近速度条件を意味する。
【0043】
図5および図7に示すように、接触面積は、COR板上の衝突位置に一片の衝突テープ(ゴルフ産業で標準的な)を配置することによって測定されている。衝突後、総面積が、一片のテープを取り外し、これを顕微鏡の下に配置し、衝突領域の外側に合わせて、測定ツールを備えた単純なSWプログラムを用いて総面積を得ることによって定量化されている。接触面積(150fps)は、150fpsの接近速度でボールを発射したときの衝突円の総面積を意味する。同様に、接触面積(75fps)は、75fpsの接近速度条件を意味する。
【0044】
上記の総合衝突率(AIR:Aggregate Impact Ratio)、総合衝突値(AIV:Aggregate Impact Value)、および相対衝突率(RIR:Relative Impact Rate)の式を用いて、本発明のボール(クロームソフトプロトタイプ(CHROME SOFT PROTO)として挙げられている)が競合データセットに比べてどれほど優れているかを確かめることができる。
【0045】
AI=(CT150/CT75)×(CA150/CA75
AI=(接触時間)×(接触面積)
RI=(CA150/CA75)÷(CT150/CT75
【0046】
一般的に言えば、本発明は、2つのことを実現するゴルフボールを製造する。コアに関しては、衝突速度が増大するにつれて、接触時間よりも高い率で衝突面積が増大するように変形が生じる。試験したすべての従来のコアでは、速度が増大するにつれて衝突面積および接触時間は比例して増大した。この新製品は、表面における接触時間によって測定されるボール速度を犠牲にすることなく、接触面積を増大させることによって「知覚される感触」を本質的に改善する。ボールに関しては、衝突力が増大するにつれて衝突面積および接触時間が増大する率によって、ボールは一定の感触レベルでより良い性能を発揮する。
【0047】
この点をさらに説明し、これらの性能メトリックがボール全体のコンプレッションに関連しないことを確認するために、AIまたはRIとボールまたはコアのコンプレッションとの間には相関がないことを以下で理解することができる。これらの結果が厳密に、より柔らかい構造またはより柔らかいコアのコンプレッションの結果であれば、これらのチャートのR値は1.0に非常に近くなる。
【0048】
この設計のゴルフボールは、中心にポリブタジエンベースのコアを用いて構築される。このコアは、単一ピースまたは複数の層であってもよい。コアは、60ムーニー品種の高シスネオジム触媒ゴムを用いて構成されることが好ましい。コアは、その主架橋剤としてDymalinkという商標名のZDAを含有し、ペンタクロロチオフェノールを含む。チャート内ではM44272クロームソフトプロトタイプというラベルの付いたこの特定な構造は、200lbの荷重下で試験すると0.192インストロンのコア撓みを有する。このグループは、それを覆うように成形され、0.030インチの厚さに研削された単一の65ショアDのアイオノマーベースのマントル層を有する。カバーは、約0.034インチの厚さであり、88ショアAの熱可塑性ウレタンから構成されている。ボールの直径は、>1.680インチというUSGAの規格に準拠するためにおおよそ1.685インチである。
【0049】
上述のボールはスリーピースウレタンカバー構造であるが、本発明は、他のタイプのカバー材料を有する2ピース構造および多層構造にも適用することができる。
【0050】
測定は、USBカメラ(Dino-LiteモデルAD413T)および測定ソフトウェア(Dino Capture 2.0 v1.5.10)を用いて行われている。測定ソフトウェアは、ボールの衝突を表す陰影領域の半径、面積、および円周の平均を計算する。カメラの較正は、測定が行われる各日に、標準的なShinwa 3102Cステンレス鋼製定規を用いて行われている。較正が完了した後の画像の例を図5に示す。
【0051】
試験手順:各試験条件(ロボットまたはCORマシン)で各ボールグループから3つの衝突テープサンプルを集め、衝突テープサンプルを、カメラの視野の中心に置き、Three Points Circleツールをクリックし、サンプル衝突跡の外縁の、互いにおおよそ120°の間隔にある3点をクリックし、3番目の点をクリックすると、半径を伴う調整可能な円が画像に重ねて表示されるので、マウスをドラッグして円のサイズおよび中心を調整する。衝突跡を正確に囲むように円を最適に適合させることが目的であり、マウスを最後にクリックすると、円のサイズおよび位置が固定され、半径、面積、および円周が、自動的に計算されて、画像上に表示され(図7)、これらの値は、さらなる分析のためにExcelスプレッドシートに記録される。
【0052】
接触時間試験は、キスラー製の力センサ(P/N9367)を用いて修正されたPTM CORマシンで実行されている(図8)。
【0053】
センサは、ボールが力センサに直接接触しないように2枚の鋼板の間に挟まれている(図9)。
【0054】
接触時間設定:サンプルを、プレキシグラスの穴から番号順に装填し、ドアを閉じて固定し、メモリに記憶されている可能性のある履歴をクリアするためにPTMのフロント制御パネルに配置されたリセット(RESET)ボタンを押し、空気圧を設定し、Labviewプログラム「ImpactTimeV4.0.vi」(図10)を開き、試験するサンプルのグループ番号および作業順序の番号を入力し、振幅トリガレベルがサンプルの衝突を検出するのに十分低いことを確認し、トリガ閾値レベルがセンサ信号のノイズ(衝突前データ)を適切に上回っていることを確認し、ImpactTimeV4.0.vの左上隅にあるプログラム実行ボタン(単一の矢印)をクリックし、試験するサンプルの数および1サンプルあたりのショットの数を入力し、PTM制御パネルで、ボールおよびショットの数がそれ相応に更新されたことを確認する。
【0055】
接触時間試験:「試験開始(START TEST)」ボタンを押し、必要に応じて空気圧を調整して目標速度に合わせ、試験が完了すると、マシンは自動的に停止し、試験が完了したら、ImpactTimeV4.0.vi Labviewプログラムで、期待したショットの数が集まったことを確認し、接触時間(Contact Time)Excelテンプレートで、PTMマシンからデータを転送するために「試験データ収集(Collect Test Data)」をクリックし、PTMを開き、収集箱(collection bin)からサンプルを取り出す。
なお、本発明には、以下の形態が含まれることを付記する。
〔1〕
ゴルフボールであって、
1.50インチ~1.60インチの範囲の直径を有し、少なくとも0.780のCORを有するコアと、
前記コアを覆うように配置され、アイオノマーの混合物で構成されたマントル層であって、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有し、少なくとも60のショアD硬度を有するマントル層と、
前記マントル層を覆うように配置されたカバーであって、70~95の範囲のショアA硬度を有する熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有するカバーと
から本質的になり、
前記カバーが、前記コアよりも大きな比重を有し、
前記ゴルフボールのPGAコンプレッションが、75以下であり、
前記ゴルフボールが、1.65よりも大きな総合衝突率(AI )を有し、
AI =(CT 150 /CT 75 )×(CA 150 /CA 75 )であり、
CT 150 が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CT 75 が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触時間であり、CA 150 が、150フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積であり、CA 75 が、75フィート/秒の衝突速度におけるゴルフボール接触面積である、前記ゴルフボール。
〔2〕
前記カバーの質量が前記マントル層の質量よりも大きい、〔1〕に記載のゴルフボール。
〔3〕
前記コアがジアクリル酸亜鉛をさらに含む、〔1〕に記載のゴルフボール。
〔4〕
前記カバーの質量が前記ゴルフボールの質量の少なくとも10%である、〔1〕に記載のゴルフボール。
〔5〕
前記コアが多層コアである、〔1〕に記載のゴルフボール。
〔6〕
ゴルフボールであって、
1.565インチ未満の範囲の直径を有し、少なくとも0.780のCORを有するコアと、
前記コアを覆うように配置され、アイオノマーの混合物で構成されたマントル層であって、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有し、少なくとも60のショアD硬度を有するマントル層と、
前記マントル層を覆うように配置されたカバーであって、70~95の範囲のショアA硬度を有する熱可塑性ポリウレタン材料で構成され、0.025インチ~0.040インチの範囲の厚さを有するカバーと
から本質的になり、
前記カバーが、前記コアよりも大きな比重を有し、
前記ゴルフボールの直径が、少なくとも1.68インチであり、
前記ゴルフボールのPGAコンプレッションが、75以下であり、
前記ゴルフボールの前記コアが、2.40よりも大きな相対衝突率(RI )を有し、
RI =(CA 150 /CA 75 )×(CT 150 /CT 75 )であり、
CT 150 が、150フィート/秒の衝突速度におけるコア接触時間であり、CT 75 が、75フィート/秒の衝突速度におけるコア接触時間であり、CA 150 が、150フィート/秒の衝突速度におけるコア接触面積であり、CA 75 が、75フィート/秒の衝突速度におけるコア接触面積である、前記ゴルフボール。
〔7〕
前記コアが多層コアである、〔6〕に記載のゴルフボール。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図10A
図11
図12
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図18