(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-16
(45)【発行日】2022-02-25
(54)【発明の名称】皮膚測定装置
(51)【国際特許分類】
A61B 5/00 20060101AFI20220217BHJP
A61B 5/0531 20210101ALI20220217BHJP
【FI】
A61B5/00 M
A61B5/0531
(21)【出願番号】P 2017128988
(22)【出願日】2017-06-30
【審査請求日】2020-03-17
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000151380
【氏名又は名称】アルケア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112874
【氏名又は名称】渡邊 薫
(72)【発明者】
【氏名】松崎 健一
(72)【発明者】
【氏名】久保 貴史
(72)【発明者】
【氏名】奥山 亘
(72)【発明者】
【氏名】上原 治
【審査官】樋口 祐介
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-312927(JP,A)
【文献】特開2009-153727(JP,A)
【文献】特開2009-153728(JP,A)
【文献】特開2013-198639(JP,A)
【文献】特開2003-024307(JP,A)
【文献】特開2003-210416(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B5/00
A61B5/05
A61B5/107
A61B10/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚接触面を有し、皮膚の状態を測定する測定電極と、
前記測定電極に隣接しており、撮影口を有し、前記皮膚を撮影する撮影部と、
前記測定電極および前記撮影部を収容する本体部と、
前記測定電極および前記撮影部を介して前記皮膚に所定の圧力を与える可動部と、を備え、
前記皮膚接触面と前記撮影口とが、
前記可動部の可動方向に対する垂直方向に隣接して前記本体部の同一表面の端部に面一に配置されている皮膚測定装置。
【請求項2】
前記本体部は、前記測定電極に測定を開始させる測定スイッチをさらに備え、前記可動部は、前記皮膚に所定の圧力を与える方向に可動して前記測定スイッチを押す、請求項1に記載の皮膚測定装置。
【請求項3】
前記本体部の表面には、前記撮影口が配置されている位置の面に、前記撮影部の撮影を開始させる撮影スイッチを備えている請求項1または2に記載の皮膚測定装置。
【請求項4】
前記本体部には、前記可動部の可動方向に伸縮する弾性体が備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の皮膚測定装置。
【請求項5】
前記可動部は、前記弾性体を伸縮させる固定部材を有する請求項4に記載の皮膚測定装置。
【請求項6】
前記固定部材の側面には、前記可動部の可動方向に延在した溝が形成されている請求項5に記載の皮膚測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚測定装置に関し、特に、皮膚の状態を測定し、併せて皮膚を撮影することができる皮膚測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、皮膚科領域の医療現場においては、皮膚科医などから簡単な方法で皮膚の状態を定量化および視覚化したいという要望があった。ところが、従来の皮膚の状態を測定する装置は、装置本体から突出した電極を皮膚に押し当てて測定するものであるため、電極から皮膚に与える圧力を一定にできず、測定値がばらついてしまうという問題があった。
【0003】
このような問題に対し、例えば、特許文献1では、人の肌または髪の状態を規定する複数のパラメータを同時に測定するための装置として、肌または髪の状態診断装置であって、(i)ハウジングと、(ii)水分を測定するための水分量計測器であって、ハウジング内で支持され、水分量を測定するために肌または髪に接触させることができる外表面を有し、それぞれの静電容量が誘電率差に対して反応する少なくとも2本の隣接した金属線を備える水分量計測器と、(iii)診断される肌または髪の領域の画像を電子的に記録するためにハウジング内に収容されるカメラであって、ハウジング内で支持され、電子的に記録可能な画像をハウジングの前端の光透過窓から受像するカメラとを備え、窓は水分量計測器の外表面によって囲まれる、診断装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、電極から皮膚に与える圧力を一定にすることは可能であるが、電極だけで皮膚に圧力を与えているため、皮膚の歪みがカメラの撮影口に届き、画像がぼやけたりピント調整が困難になったりするなどの問題がある。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、皮膚の状態を高精度で測定し、かつ画像がぼやけることなく皮膚を撮影できる皮膚測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態である皮膚測定装置は、皮膚接触面を有し、皮膚の状態を測定する測定電極と、撮影口を有し、皮膚を撮影する撮影部と、測定電極および撮影部を収容する本体部と、本体部を介して皮膚に所定の圧力を与える可動部と、を備え、皮膚接触面と撮影口とが、本体部の同一表面に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、皮膚の状態を高精度で測定し、かつ画像がぼやけることなく皮膚を撮影できる皮膚測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置を示す正面図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置を示す底面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置を示す側面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置を示す断面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置の動作を示す模式図である。
【
図6】本発明の第2実施形態に係る皮膚測定装置の動作を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。また、本発明は、下記の各実施形態を互いに組み合わせることもできる。
【0011】
<1.第1実施形態に係る皮膚測定装置>
図1から
図5を用いて、本発明の第1実施形態に係る皮膚測定装置について説明する。本実施形態に係る皮膚測定装置は、皮膚の状態を電気的に計測し、かつ皮膚の表面を撮影できる皮膚測定装置(皮膚測定用プローブ)である。
【0012】
(1-1)皮膚測定装置の構成例
まず、本実施形態に係る皮膚測定装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る皮膚測定装置を示す正面図である。
図2は、本実施形態に係る皮膚測定装置を示す底面図である。
図3は、本実施形態に係る皮膚測定装置を示す側面図である。
図4は、
図3の線分A-A線で切断した本実施形態に係る皮膚測定装置の切断面を示す断面図である。本実施形態に係る皮膚測定装置1は、本体部2と、可動部3と、測定電極4と、カメラ21と、を備えている。以下に、各部について詳細に説明する。
【0013】
本体部2は、
図1に示すように、正面から見た平面形状が略矩形で、下方部分が上方部分よりも幅が広く段差が形成されている。また、本体部2は、
図2に示すように、底面形状が略楕円形状に形成されている。このような本体部2は、
図1において、左側面上方に、カメラ21の撮影を開始するプッシュタイプの撮影スイッチ6を有し、正面下方に略矩形のカメラ21のピントを微調整するピント調整口7を有している。ピント調整口7は、ダイアルを回転してピントを調整するものである。さらに、本体部2は、皮膚に接触させる底面部8と、底面部8の反対に位置する上面部中央の背面側に位置する円柱状の端子9と、を有している。本体部2は、測定電極4およびカメラ21等を収容して固定するために用いられる。なお、本体部2の上方部分と下方部分との間の段差は、可動部3が下方に可動した時のストッパーの役割を有している。また、端子9は、測定器本体から測定電極4への制御信号の受信や測定電極4から測定器本体への電気計測信号の送信に用いられる。
【0014】
可動部3は、
図1において、本体部2の上方部分の外周面を取り囲むように位置し、本体部に対して上下方向に可動可能に本体部2に取り付けられている。可動部3は、
図1に示すように、一例として、本体部2正面から見て右側の高さが左側の高さよりも高く形成されている。可動部3は、後述するバネおよび固定部材と一体となって、本体部2と皮膚に所定の圧力を与えるために用いられる。
【0015】
測定電極4は、
図1に示すように、皮膚と接触する皮膚接触面を有し、本体部2の底面部8の正面から見て右側に固定されている。また、測定電極4は、
図2および
図4に示すように、底面形状が円形で全体形状が略円柱形に形成されている。測定電極4は、皮膚の状態を電気的に測定するために用いられる。
【0016】
カメラ21は、
図4に示すように、略円柱状に形成されて、本体部2の内部下方に収容され、カメラ21の下方に皮膚と接触する撮影口5を有している。撮影口5は、底面部8の正面から見て左側に固定されている。また、撮影口5は、
図2および
図4に示すように、底面形状が円形で全体形状が略円錐台形に形成されている。カメラ21は、皮膚の表面を撮影するために用いられる。皮膚接触面と撮影口5とは、隣接して本体部2の端部である底面部8の同一表面に配置されている。
【0017】
さらに、本体部2は、
図4に示すように、その内部に収容したカメラ21の上方に皮膚の状態の電気的な測定を開始する測定スイッチ22を有している。測定スイッチ22は、可動部3が下方に位置していることを検出し、可動部3が下方に下がった時に皮膚の測定を開始する。
【0018】
また、本体部2には、
図4に示すように、その内部の右側中央付近に、可動部3の可動方向に伸縮する弾性体であるバネ23が備えられている。バネ23は、測定電極4およびカメラ21の両方から皮膚に対して同じ圧力をかけるために用いられる。
【0019】
一方、可動部3は、バネ23の伸縮方向に延在した略四角柱形状の固定部材24を有している。固定部材24の一端である下部中心には、バネ23の上端が取り付けられている。固定部材24の側面には、可動部3の可動方向に延在した溝25が形成されている。固定部材24は、可動部3の可動性を高めるために用いられる。さらに、溝25を形成することにより、固定部材24の可動をスムーズに行うことができる。
【0020】
本実施形態に係る皮膚測定装置1の各部の寸法の一例について、
図1および
図2を用いて説明する。まず、端子9の上端から測定電極4および撮影口5の皮膚接触面までの高さaは、156.3mmである。皮膚測定装置1の上面から測定電極4および撮影口5の皮膚接触面までの高さbは、150mmである。可動部3の右側面の高さcは、70mmである。可動部3の右側面の下端から本体部2の上方部分と下方部分との間の段差までの高さdは、10mmである。可動部3の左右の幅fは、76mmであり、可動部3の左側面の高さgは、35mmである。測定電極4および撮影口5の高さhは、2mmである。そして、測定電極4の中心と撮影口5の中心との間隔iは、26mmである。
【0021】
なお、本実施形態では撮影スイッチ6が本体部2の正面から見て左側面上方に配置されているが、撮影スイッチの配置はこれに限らず、本体部2の表面の撮影口5が配置されている位置の近傍に撮影スイッチを備えることもできる。これにより、皮膚測定装置を持ったままカメラの撮影スイッチを押すことができるため、スイッチを押した時に皮膚測定装置が傾いて画像がぼやけたりするのを防止することができる。
【0022】
(1-2)皮膚測定装置の動作手順の実施例1
次に、本実施形態に係る皮膚測定装置1の動作手順の実施例1について、
図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態に係る皮膚測定装置の動作を示す模式図である。実施例1では、背中等の皮膚の大きな面積を測定する場合の皮膚測定装置1の動作手順について説明する。
【0023】
第1工程として、
図5Aに示すように、皮膚測定装置1を測定対象者の皮膚40に近づけ、測定電極4の皮膚接触面およびカメラ21の撮影口5を測定部位に接触させる。
【0024】
第2工程として、皮膚測定装置1は、撮影スイッチ6を押して皮膚40の表面の測定部位を撮影し画像データを得る。
【0025】
第3工程として、
図5Aに示すように、測定電極4および撮影口5を測定部位に接触させたまま、可動部3を測定部位方向に可動させる。具体的には、バネ23を固定する本体部2の固定部31に向かって、可動部3の固定部材24がバネ23を下方向に圧縮して変形させる。すると、本体部2の固定部32に固定された測定スイッチ22に向かって、可動部3の押し当て部33が下方向に可動する。このとき、バネ23が変形したことによって発生する力が、一体となって動く測定電極4および撮影口5を介して皮膚40に加わっている。
【0026】
第4工程として、
図5Bに示すように、可動部3を押し切ると可動部3の下端が段差35に接触して止まり、その位置で押し当て部33が測定スイッチ22に接触して、電気的計測の測定スイッチ22が入る。
【0027】
第5工程として、皮膚測定装置1は、例えば約10秒後に、電気的計測を終えて、皮膚40を測定した数値データを得る。なお、第1工程の後第3工程から第5工程を行い、その後第2工程を行っても良い。
【0028】
(1-3)皮膚測定装置の動作手順の実施例2
次に、本実施形態に係る皮膚測定装置1の動作手順の実施例2について、
図5を参照しながら説明する。実施例2では、ほくろや小さな炎症部等の皮膚の比較的小さな面積を測定する場合の皮膚測定装置1の動作手順について説明する。
【0029】
第1工程として、皮膚測定装置1を測定対象者の皮膚40に近づけ、カメラ21の撮影口5を測定部位に接触させる。
【0030】
第2工程として、皮膚測定装置1は、撮影スイッチ6を押して皮膚40の表面の測定部位を撮影し画像データを得る。
【0031】
第3工程として、皮膚測定装置1を皮膚40の表面と平行な方向にずらし、測定電極4を測定部位に接触させる。
【0032】
第4工程として、測定電極4を測定部位に接触させたまま、可動部3を測定部位方向に可動させる。具体的には、バネ23を固定する本体部2の固定部31に向かって、可動部3の固定部材24がバネ23を下方向に圧縮して変形させる。すると、本体部2の固定部32に固定された測定スイッチ22に向かって、可動部3の押し当て部33が下方向に可動する。このとき、バネ23が変形したことによって発生する力が、一体となって動く測定電極4および撮影口5を介して皮膚40に加わっている。
【0033】
第5工程として、
図5Bに示すように、可動部3を押し切ると可動部3の下端が段差35に接触して止まり、その位置で押し当て部33が測定スイッチ22に接触して、電気的計測の測定スイッチ22が入る。
【0034】
第6工程として、皮膚測定装置1は、例えば約10秒後に、電気的計測を終えて、皮膚40を測定した数値データを得る。なお、第3工程から第6工程を先に行った後、第1工程及び第2工程を行っても良い。
【0035】
以上のように、本実施形態に係る皮膚測定装置1は、測定電極4の皮膚接触面と撮影口5とが、本体部2の同一表面である底面部8に配置されていることにより、皮膚の撮影と測定を連続的に行い、皮膚の状態を高精度で測定し、かつ画像がぼやけることなく皮膚を撮影することができる。また、皮膚測定装置1は、上記構成により、測定電極4の測定スイッチ22を可動部3の可動と連動して押すことができるため、スイッチを押した時に皮膚測定装置1が傾いて画像がぼやけたり測定値に誤差が出たりするのを防止することができる。
【0036】
なお、本実施形態に係る皮膚測定装置1は、皮膚40の撮影と電気的計測をそれぞれ単体で行なったり、同時に行なったりすることができる。また、皮膚測定装置1は、皮膚40の電気的計測を行う場合に、皮膚40に一定の圧力をかけた状態で実施することができる。さらに、皮膚測定装置1は、皮膚40の撮影のみを行う場合には圧力を付与せずに撮影することができる。なお、皮膚40の撮影と電気的計測を同時に行う場合は、まず撮影口5を皮膚40に接触させた状態で測定部位の撮影を行い、そのまま可動部3を可動させることで電気的計測を行うことができる。
【0037】
<2.第2実施形態に係る皮膚測定装置>
図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る皮膚測定装置について説明する。
図6は、本実施形態に係る皮膚測定装置の動作を示す模式図である。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、本体部に取り付けられたバネが圧縮バネではなく、引っ張りバネを用いている点である。
【0038】
(2-1)皮膚測定装置の構成例
図6に示すように、本実施形態に係る皮膚測定装置61は、本体部2の上端部に位置する固定部62の下面と可動部3の固定部材24の上面との間にバネ62が固定されている。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0039】
(2-2)皮膚測定装置の動作手順の実施例
次に、本実施形態に係る皮膚測定装置61の動作手順の一実施例について、
図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態に係る皮膚測定装置の動作を示す模式図である。本実施例では、背中等の皮膚の大きな面積を測定する場合の皮膚測定装置61の動作手順について説明する。
【0040】
第1工程として、
図6Aに示すように、皮膚測定装置61を測定対象者の皮膚40に近づけ、測定電極4の皮膚接触面およびカメラ21の撮影口5を測定部位に接触させる。
【0041】
第2工程として、皮膚測定装置61は、撮影スイッチ6を押して皮膚40の表面の測定部位を撮影し画像データを得る。
【0042】
第3工程として、
図6Aに示すように、測定電極4および撮影口5を測定部位に接触させたまま、可動部3を測定部位方向に可動させる。具体的には、バネ63を固定する本体部2の固定部62から下方向に向かって、可動部3の固定部材24がバネ63を引っ張って変形させる。すると、本体部2の固定部32に固定された測定スイッチ22に向かって、可動部3の押し当て部33が下方向に可動する。このとき、バネ63が変形したことによって発生する力が、一体となって動く測定電極4および撮影口5を介して皮膚40に加わっている。
【0043】
第4工程として、
図6Bに示すように、可動部3を押し切ると可動部3の下端が段差35に接触して止まり、その位置で押し当て部33が測定スイッチ22に接触して、電気的計測の測定スイッチ22が入る。
【0044】
第5工程として、皮膚測定装置61は、例えば約10秒後に、電気的計測を終えて、皮膚40を測定した数値データを得る。なお、第1工程の後第3工程から第5工程を行い、その後第2工程を行っても良い。
【0045】
上記構成により、本実施形態に係る皮膚測定装置61は、第1実施形態と同様に、皮膚の撮影と測定を連続的に行い、皮膚の状態を高精度で測定し、かつ画像がぼやけることなく皮膚を撮影することができる。また、皮膚測定装置61は、測定電極4の測定スイッチ22を可動部3の可動と連動して押すことができるため、スイッチを押した時に皮膚測定装置61が傾いて画像がぼやけたり測定値に誤差が出たりするのを防止することができる。
【符号の説明】
【0046】
1、61 皮膚測定装置
2 本体部
3 可動部
4 測定電極
5 撮影口
6 撮影スイッチ
7 ピント調整口
8 底面部
9 端子
21 カメラ
22 測定スイッチ
23、63 バネ
24 固定部材
25 溝
31、32、62 固定部
33 押し当て部
35 段差
40 皮膚