(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-16
(45)【発行日】2022-02-25
(54)【発明の名称】マルチタッチ用タッチモジュール
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20220217BHJP
【FI】
G06F3/041 600
G06F3/041 590
(21)【出願番号】P 2018230366
(22)【出願日】2018-12-07
(62)【分割の表示】P 2016571187の分割
【原出願日】2015-06-01
【審査請求日】2019-01-07
【審判番号】
【審判請求日】2021-02-25
(31)【優先権主張番号】10-2014-0066717
(32)【優先日】2014-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0066718
(32)【優先日】2014-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0068395
(32)【優先日】2014-06-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0069164
(32)【優先日】2014-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0069168
(32)【優先日】2014-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0069173
(32)【優先日】2014-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516361864
【氏名又は名称】ワンツーシーエム
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ジョンギュン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェヒョン
【合議体】
【審判長】角田 慎治
【審判官】▲高▼瀬 健太郎
【審判官】小田 浩
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-134298(JP,A)
【文献】国際公開第2014/077657(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、
静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部;
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部を配置固定するかまたは前記内部領域を通じて前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部と接触するタッチ膜;および
前記タッチ膜へ向かう又は前記タッチ膜から離れる方向に移動可能に構成されるフレーム部であって、前記複数のタッチ部は、前記フレーム部と前記タッチ膜によって形成される空間内に配置される、前記フレーム部;
を具備
し、
前記設計上の幾何学的関係は、
前記複数のタッチ部のうちいずれか一つの指定タッチ部を設計上の指定された位置に固定して配置する幾何学的関係を含んでなることを特徴とする、マルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項2】
前記タッチ膜はタッチ部による静電式タッチを静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項3】
前記タッチ膜は、
前記複数のタッチ部が形成する幾何学的関係を視覚的に露出されないように遮断する材質を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項4】
前記タッチ部は、収縮後復元可能な材質を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項5】
前記タッチ部は、少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項6】
前記タッチ部は、最も高いタッチ部から順次静電式タッチスクリーンに静電式でタッチされることを特徴とする、請求項5に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項7】
前記フレーム部は、人体の静電容量を前記タッチ部に印加することを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項8】
前記設計上の幾何学的関係は、各タッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項9】
前記設計上の幾何学的関係は、
前記指定タッチ部の中点と残りのタッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含んでなることを特徴とする、請求項
1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項10】
前記設計上の幾何学的関係は、前記指定タッチ部を通じて定められる基準点と各タッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含んでなることを特徴とする、請求項
1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項11】
前記フレーム部は、前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部を配置固定し、
前記タッチ膜は、前記内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項12】
前記タッチ膜は、タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
11に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項13】
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と前記タッチ膜を一定間隔以上離隔した状態で維持するスプリングをさらに具備してなることを特徴とする、請求項
11に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項14】
前記タッチ膜は、
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と一定間隔以上離隔していてタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
11に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項15】
前記フレーム部は、
前記複数のタッチ部のうち少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項
11に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項16】
前記タッチ膜は、
前記フレーム部に配置固定された最も高い高さのタッチ部と接触状態を維持することを特徴とする、請求項
15に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項17】
前記タッチ膜は、前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部のうち一部のタッチ部を配置固定し、
前記フレーム部は、前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部のうち残りのタッチ部を配置固定するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項18】
前記タッチ膜は、
前記内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定された残りのタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項19】
前記フレーム部は、
前記タッチ膜の内部領域に配置固定された一部のタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項20】
前記フレーム部は、
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項21】
前記タッチ膜は、タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項22】
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と前記タッチ膜を一定間隔以上離隔した状態で維持するか、または前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と前記フレーム部を一定間隔以上離隔した状態で維持するスプリングをさらに具備してなることを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項23】
前記フレーム部は、タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と一定間隔以上離隔していてタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項24】
前記タッチ膜は、
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と一定間隔以上離隔していてタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項25】
前記フレーム部は、
前記フレーム部に配置固定された少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項26】
前記タッチ膜は、
前記フレーム部に配置固定された最も高い高さのタッチ部と接触状態を維持することを特徴とする、請求項
25に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項27】
前記タッチ膜は、
前記内部領域に配置固定された一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項
17に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項28】
前記フレーム部は、
前記タッチ膜の内部領域に配置固定された最も高い高さのタッチ部と接触状態を維持することを特徴とする、請求項
26に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項29】
前記タッチ膜は、前記内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部を配置固定し、
前記フレーム部は、前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項30】
前記フレーム部は、
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
29に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項31】
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と前記フレーム部を一定間隔以上離隔した状態で維持するスプリングをさらに具備してなることを特徴とする、請求項
29に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項32】
前記フレーム部は、
タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする前に前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と一定間隔以上離隔していてタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
29に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項33】
前記タッチ膜は、
前記複数のタッチ部のうち少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項
29に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項34】
前記フレーム部は、
前記内部領域に配置固定された最も高い高さのタッチ部と接触状態を維持することを特徴とする、請求項
32に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項35】
静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、
静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部;
前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部を前記設計上の幾何学的関係に配置固定するフレーム部;および
前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触するタッチ膜;を具備し、
前記フレーム部は、前記タッチ膜へ向かう又は前記タッチ膜から離れる方向に移動可能に構成され、前記複数のタッチ部は、前記フレーム部と前記タッチ膜によって形成される空間内に配置され
、
前記設計上の幾何学的関係は、
前記複数のタッチ部のうちいずれか一つの指定タッチ部を設計上の指定された位置に固定して配置する幾何学的関係を含んでなる、
マルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項36】
静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、
静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部;
前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部のうち一部のタッチ部を配置固定するタッチ膜;および
前記複数のタッチ部のうち前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部を除く残りのタッチ部を配置固定するフレーム部であって、前記フレーム部は、前記タッチ膜へ向かう又は前記タッチ膜から離れる方向に移動可能に構成され、前記複数のタッチ部は、前記フレーム部と前記タッチ膜によって形成される空間内に配置される、フレーム部;を具備
し、
前記設計上の幾何学的関係は、
前記複数のタッチ部のうちいずれか一つの指定タッチ部を設計上の指定された位置に固定して配置する幾何学的関係を含んでなる、マルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項37】
前記タッチ膜は、前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触し、
前記フレーム部は、前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することを特徴とする、請求項
36に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項38】
静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、
静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部;
前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部を前記設計上の幾何学的関係に配置固定するタッチ膜;および
前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触するフレーム部であって、前記フレーム部は、前記タッチ膜へ向かう又は前記タッチ膜から離れる方向に移動可能に構成され、前記複数のタッチ部は、前記フレーム部と前記タッチ膜によって形成される空間内に配置される、フレーム部;を具備
し、
前記設計上の幾何学的関係は、
前記複数のタッチ部のうちいずれか一つの指定タッチ部を設計上の指定された位置に固定して配置する幾何学的関係を含んでなる、マルチタッチ用タッチモジュール。
【請求項39】
前記タッチ部は、少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することを特徴とする、請求項
35、
36または
38のいずれか一項に記載のマルチタッチ用タッチモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は静電変化を誘導する材質を含んでなる複数のタッチ部をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置してタッチモジュールを製作するものの、指定個数のタッチ部を静電式タッチスクリーンに接触するタッチ膜に配置または接触させて静電式でタッチすることによって、前記複数のタッチ部に対する設計上の幾何学的関係と前記複数のタッチ部が静電式タッチスクリーンにタッチ認識される機械構造が視覚的に外部に露出されないように遮断するとともに、静電式タッチ時点の認識エラーと幾何学的関係の歪曲を防止するものである。
【背景技術】
【0002】
静電変化を誘導する材質を含んでなる複数のタッチ部をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置して製作されたタッチモジュールを、端末機に具備された静電式タッチスクリーンに静電式でタッチして認識された複数のタッチ点の幾何学的関係を判読し、前記判読された複数のタッチ点の幾何学的関係をサービス提供の識別手段および/または認証手段として利用するタッチ基盤サービスが開示される。
【0003】
前記のようなタッチ基盤サービスでタッチ点が形成する幾何学的関係はサービス提供の識別手段および/または認証手段としてしようされるため、前記タッチモジュールに配置されるタッチ部の幾何学的関係は視覚的に外部に露出されてはならない。万一、前記タッチ部の幾何学的関係が外部に露出される場合、これを容易に複製または盗用して不正使用する問題点を発生させ得る。一方、前記タッチモジュールがタッチされる殆どの静電式タッチスクリーンは人の指を利用した静電式タッチをタッチ入力手段として使用するように最適化されている。したがって、人体の静電容量を利用してタッチする場合、2つ以内のタッチ点に対するマルチタッチには特に認識エラーは発生しない。しかし、タッチ点の幾何学的関係が形成されるためには、少なくとも3以上のタッチ点がマルチタッチされなければならず、これを識別手段および/または認証手段として利用するためには4~5以上のタッチ点がマルチタッチされなければならない。ところで、このようにマルチタッチされるタッチ点の個数が増加する場合、特定の条件ではタッチモジュールに具備されたすべてのタッチ部がすべてタッチ認識されるのではなく、一部だけが認識される問題が発生する。例えば、一部の静電式タッチスクリーンの場合、タッチスクリーン上に横/縦の格子構造のタッチ回路が形成され得るが、この場合、横方向に3点以上がマルチタッチされるかまたは縦方向に3点以上がマルチタッチされて、同じ回路に3点以上のタッチ点がマルチタッチされる場合、静電容量が分散されて一部のタッチ点が認識されないことがある。特にタッチモジュールに具備されたタッチ部が静電式タッチスクリーンに直接タッチされずにタッチ部とタッチスクリーンの間に膜が存在する場合、静電容量は分散によって一部のタッチ点が認識されない確率がさらに増加する問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような問題点を解消するための本発明の目的は、静電変化を誘導する材質を含んでなる複数のタッチ部を静電式タッチスクリーンに投影される設計上の固有の幾何学的関係に配置するものの、前記複数のタッチ部と静電式タッチスクリーンの間にタッチ部の露出を視覚的に遮断するタッチ膜を具備するマルチタッチ用タッチモジュールを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、静電式タッチスクリーンに接触するタッチ膜の接触領域の反対方向に具備されたタッチ膜の内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部を配置固定するかまたは前記内部領域で前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部を接触させて静電式タッチを提供するマルチタッチ用タッチモジュールを提供することにある。
【0006】
本発明のさらに他の目的は、タッチ膜の内部領域に配置固定されているか人の手によって加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に接触するタッチ部を微細な時間差を置いて静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識させることによって、タッチモジュールに具備されたタッチ部の個数が増加してもタッチモジュールに具備されたすべてのタッチ部が認識エラーを起こすことなくすべてタッチ認識されるようにするマルチタッチ用タッチモジュールを提供することにある。特に本発明は静電式タッチスクリーンにタッチ部を直接タッチせずにタッチ膜を経由してタッチするにもかかわらず、タッチ膜の内側で発生する微細な時間差マルチタッチを利用して静電式タッチスクリーンに同時にマルチタッチされるタッチ点の個数を調節して認識エラーが発生しないように制御することができる。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、タッチモジュールに具備されたタッチ膜を静電式タッチスクリーンに先に接触させた後、押圧力によってタッチ膜の内部領域に配置固定されているか前記タッチ膜の内部領域に接触するタッチ部を静電式タッチスクリーンにタッチ認識させることによって、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチ部が微細な時間差を置いて順次タッチされてもタッチ過程で加えられる押圧力によってタッチ部の幾何学的関係が歪曲されないようにするマルチタッチ用タッチモジュールを提供することにある。万一、互いに異なる高さを有したタッチ部を外部に露出させて静電式タッチスクリーンに直接タッチする場合、タッチモジュールに加えられる押圧力の大きさによって、高い高さのタッチ部は計算された面積よりも多くの面積が超過タッチされ、低い高さのタッチ部は計算された面積よりも小さい面積がタッチされて幾何学的関係の歪曲が発生する確率が増加する可能性がある。仮に、このような面積歪曲を補正して高さの差により違う面積を有したタッチ部をタッチモジュールに配置するとしても、互いに異なる高さのタッチ部が直接静電式タッチスクリーンにタッチする場合、押圧力が加えられる力の方向がタッチ部の高さの差によって特定方向に傾いて幾何学的関係の歪曲が発生する確率が増加する可能性がある。しかし、本発明は静電式タッチスクリーンにタッチ膜を先に接触させた後、タッチ膜の内部領域に配置固定されるか接触する複数のタッチ部を静電式タッチスクリーンにタッチさせることによって、タッチ認識過程でタッチモジュールによって幾何学的関係が歪曲されることを防止することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るマルチタッチ用タッチモジュールは、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部と、タッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部を配置固定するかまたは前記内部領域を通じて前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部と接触するタッチ膜を具備する。
【0009】
本発明によれば、前記タッチ膜はタッチ部による静電式タッチを静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質を含み、前記複数のタッチ部が形成する幾何学的関係を視覚的に露出されないように遮断する材質を含むことができる。好ましくは、前記タッチ部は収縮後復元可能な材質を含むことができる。
【0010】
本発明によれば、前記タッチ部は少なくとも一つのタッチ部の高さを他のタッチ部の高さより高く配置固定することができる。この場合、前記タッチ部は最も高いタッチ部から順次静電式タッチスクリーンに静電式でタッチすることができる。
【0011】
本発明によれば、前記マルチタッチ用タッチモジュールは、人体の静電容量を前記タッチ部に印加するフレーム部をさらに具備することができる。
【0012】
本発明によれば、前記設計上の幾何学的関係は各タッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含むことができる。
【0013】
本発明によれば、前記設計上の幾何学的関係は複数のタッチ部のうちいずれか一つの指定タッチ部を設計上の指定された位置に固定して配置する幾何学的関係を含むことができる。この場合、前記設計上の幾何学的関係は前記指定タッチ部の中点と残りのタッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含むことができる。または前記設計上の幾何学的関係は前記指定タッチ部を通じて定められる基準点と各タッチ部の中点間の距離関係と角度関係のうち一つ以上の関係を含むことができる。
【0014】
本発明によれば、前記マルチタッチ用タッチモジュールは、前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部を配置固定するフレーム部をさらに具備し、前記タッチ膜は、前記内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することができる。この場合、前記タッチ膜はタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触することができる。
【0015】
本発明によれば、前記タッチ膜は前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部のうち一部のタッチ部を配置固定し、前記タッチモジュールは、前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部のうち残りのタッチ部を配置固定するフレーム部をさらに具備することができる。この場合、前記タッチ膜は前記内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定された残りのタッチ部と接触することができ、前記フレーム部は前記タッチ膜の内部領域に配置固定された一部のタッチ部と接触することができる。
【0016】
本発明によれば、前記タッチ膜は前記内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する複数のタッチ部を配置固定し、前記タッチモジュールは前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触するフレーム部をさらに具備することができる。この場合、前記フレーム部はタッチモジュールを静電式タッチスクリーンにタッチする時点に、一側方向から加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することができる。
【0017】
一方、本発明に係るマルチタッチ用タッチモジュールは、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部と、前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部を前記設計上の幾何学的関係に配置固定するフレーム部と、前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域を通じて前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触するタッチ膜を具備する。
【0018】
一方、本発明に係るマルチタッチ用タッチモジュールは、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部と、前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部のうち一部のタッチ部を配置固定するタッチ膜と、前記複数のタッチ部のうち前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部を除く残りのタッチ部を配置固定するフレーム部を具備する。この場合、前記タッチ膜は前記フレーム部に配置固定されたタッチ部と接触し、前記フレーム部は前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触することができる。
【0019】
一方、本発明に係るマルチタッチ用タッチモジュールは、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチモジュールにおいて、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の幾何学的関係で静電式タッチスクリーンに投影される設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部と、前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域を含んでなり、前記接触領域の反対方向に具備された内部領域に前記設計上の幾何学的関係に対応する前記複数のタッチ部を前記設計上の幾何学的関係に配置固定するタッチ膜と、前記タッチ膜の内部領域に配置固定されたタッチ部と接触するフレーム部を具備する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、タッチモジュールに具備される複数のタッチ部の幾何学的関係(例えば、距離および/または角度)とタッチ部の機械構造(例えば、高さの差)が視覚的に外部に露出されないように遮断することによって、前記タッチモジュールを各種タッチ基盤サービスの信頼可能な識別手段および/または認証手段として利用するようにする利点がある。
【0021】
本発明によれば、タッチ膜の内部領域に配置固定されているか人の手によって加えられる押圧力によって前記タッチ膜の内部領域に接触するタッチ部を微細な時間差を置いて静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識させることによって、タッチモジュールに具備されたタッチ部の個数が増加してもタッチモジュールに具備されたすべてのタッチ部が認識エラーを起こすことなくすべて有効にタッチ認識させる利点がある。例えば、タッチモジュールに具備された4以上のタッチ部を静電式タッチスクリーンに直接接触させて同時にタッチする場合、特定条件で一部のタッチ部が認識されない確率が増加するが、本発明はタッチ膜を経由して近接タッチするにもかかわらず、4以上のタッチ部を同時に直接タッチするよりも認識エラーがなく、安定的に4以上のタッチ部をすべて静電式タッチスクリーンにタッチ認識されるようにする利点がある。
【0022】
本発明によれば、タッチモジュールに具備されたタッチ膜を静電式タッチスクリーンに先に接触させた後、押圧力によってタッチ膜の内部領域に配置固定されているか前記タッチ膜の内部領域に接触するタッチ部を静電式タッチスクリーンにタッチ認識させることによって、静電式タッチスクリーンにタッチされるタッチ部が微細な時間差を置いて順次タッチされてもタッチ過程で加えられる押圧力によってタッチ部の幾何学的関係が歪曲されないようにする利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】タッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜の関係を図示した図面である。
【
図2】本発明の第1実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図3】本発明の第1実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図4】本発明の第1実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図5】本発明の第1実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図6】本発明の第2実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図7】本発明の第2実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図8】本発明の第2実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図9】本発明の第2実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図10】本発明の第3実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図11】本発明の第3実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図12】本発明の第3実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図13】本発明の第3実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図14】本発明の第4実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図15】本発明の第4実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図16】本発明の第4実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図17】本発明の第5実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図18】本発明の第5実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図19】本発明の第5実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図20】本発明の第6実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図21】本発明の第6実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図22】本発明の第6実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図23】本発明の第7実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図24】本発明の第7実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図25】本発明の第7実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図26】本発明の第8実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図27】本発明の第8実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図28】本発明の第8実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図29】本発明の第9実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図30】本発明の第9実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図31】本発明の第9実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図32】本発明の第10実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図33】本発明の第10実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図34】本発明の第10実施方法によりタッチモジュールに具備されるタッチ部とタッチ膜およびフレーム部の関係を図示した図面である。
【
図35】本発明の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図36】本発明の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図37】本発明の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図38】本発明の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図39】本発明の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図40】本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図41】本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図42】本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図43】本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【
図44】本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール製作過程を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付された図面と説明を参照して本発明の好ましい実施例に対する動作原理を詳細に説明する。ただし、下記に図示される図面と後述される説明は本発明の特徴を効果的に説明するための様々な方法のうち好ましい実施方法に対するものであり、本発明は下記の図面と説明だけによって限定されるものではない。
【0025】
すなわち、下記の実施例は本発明の数多くの実施例のうち好ましい実施例に過ぎず、下記の実施例で特定構成を省略する実施例、または特定構成に具現された機能を特定構成に分割する実施例、または二つ以上の構成に具現された機能をいずれか一つの構成に統合する実施例などは、下記の実施例で特に言及しなくてもすべて本発明の権利範囲に属するものであることは自明である。
【0026】
また、下記で本発明を説明するにおいて、関連の公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にする可能性があると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。そして、後述される用語は本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例などにより変わり得る。したがって、その定義は本発明の全般にわたった内容に基づいて下されるべきである。
【0027】
結果的に、本発明の技術的思想は特許請求の範囲によって決定され、以下の実施例は進歩的な本発明の技術的思想を本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に効率的に説明するための一つの手段に過ぎない。
【0028】
図1はタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110の関係を図示した図面である。
【0029】
より詳細には、
図1は静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなる複数のタッチ部105を設計された固有の幾何学的関係に配置して製作されるタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、
図1を参照および/または変形して前記タッチ部105とタッチ膜110の関係に対する多様な実施方法を類推できるであろうが、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含んでなり、
図1に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。
【0030】
図1を参照すれば、タッチモジュール100は、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質を含んでなり、あらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置される複数のタッチ部105と、タッチモジュール100を静電式タッチスクリーンにタッチする時点に前記静電式タッチスクリーンに接触する接触領域110aを含んでなり、前記接触領域110aの反対方向に具備された内部領域110bに前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部105を配置固定するかまたは前記内部領域110bを通じて前記設計上の幾何学的関係に対応する指定個数のタッチ部105と接触するタッチ膜110を具備してなり、人体の静電容量を前記タッチ部105に印加する材質を含んでなるフレーム部115を具備してなる。
【0031】
前記タッチ部105は静電式タッチスクリーンに静電式でタッチ可能な静電変化誘導材質を含んでなる構成物の総称であって、好ましくは外力(例えば、押圧力)によって収縮後復元可能な静電変化誘導材質を含んでなることが好ましい。
【0032】
本発明の第1タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は伝導性ゴム材質、伝導性プラスチック材質、伝導性シリコン材質のうち少なくとも一つのゴム弾性を有した伝導性材質を利用して製作され得、例えば、前記タッチ部105はあらかじめ設計された硬度(例えば、ショア(Shore)A硬度計基準80以下)と電気的抵抗(例えば、タッチされる部分と人体と電気的に連結される部分間の測定抵抗値が300以下)を有するように製作され得る。
【0033】
本発明の第2タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は金属性材質を利用して製作され得、前記金属性材質は金、銀、銅、アルミニウムなど、電気伝導率の高い(例えば、タッチされる部分と人体と電気的に連結される部分間の測定抵抗値が1未満の)金属性材質であればいかなる材質であってもよい。ただし、金属性材質は収縮および復元が難解であるため、収縮後復元可能な他の静電変化誘導材質と連結される形態でタッチモジュール100に具備され得る。
【0034】
本発明の第3タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は非伝導性材質に金属性材質をメッキして製作され得る。ここで前記非伝導性材質は収縮後復元可能な材質からなることが好ましい。万一、前記非伝導性材質が収縮後復元できないのであれば、収縮後復元可能な他の静電変化誘導材質と連結される形態でタッチモジュール100に具備され得る。
【0035】
本発明の第4タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は収縮後復元可能な弾性材質の緩衝材の外部に金属性材質の金属膜を形成して製作され得る。前記緩衝材はスポンジ、ポリウレタンなどの発泡性材質からなり得、前記金属膜は前記緩衝材に金属性材質をメッキするかおよび/または金属性材質を原糸または綿糸して製作され得る。例えば、前記タッチ部105はEMI遮蔽用ガスケットの構造で構成され得る。
【0036】
本発明の第5タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は炭素ナノチューブ材質または単一壁カーボンナノチューブ材質を含む炭素繊維材質を利用して製作され得る。
【0037】
本発明の第6タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は固体形態の誘電物質または液相の誘電物質とこれを収納する容器からなる誘電体材質を利用して製作され得る。誘電物質は電圧または電場によって分極が発生して表面に拘束電荷が生成される物質の総称であって、タッチスクリーンの表面に加えられる電圧または電場によって分極が発生して静電変化を誘導できる拘束電荷を生成する誘電率を有した強誘電物質(例えば、チタン酸バリウムまたはロッシェル塩など)を含んでなることが好ましい。
【0038】
本発明の第7タッチ部実施例によれば、前記タッチ部105は前記第1~第6タッチ部実施例を組み合わせた形態(例えば、第2タッチ部実施例の金属性材質に第4タッチ部実施例の収縮後復元可能な弾性材質の緩衝材の外部に金属性材質の金属膜を形成した材質を連結した形態)で構成され得る。
【0039】
一方、本発明のタッチ部実施例は決して前記第1~第7タッチ部実施例の場合に限定されず、静電式タッチスクリーンの静電変化を誘導する材質で構成されるのであれば、いかなる材質であっても本発明の権利範囲に属するものであることは明白である。
【0040】
前記第1~第7タッチ部実施例によって製作されたタッチ部105は、静電式タッチスクリーンとタッチされるように計算された接触面積を有した接触面を含んで製作される。好ましくは、前記タッチ部105の接触面は直径3~7の円形、または前記直径3~7の円の面積に対応する接触面積を有した楕円形または多角形状で製作され得る。
【0041】
本発明の実施方法によれば、前記複数のタッチ部105は同じ高さで製作されるか、または少なくとも一つの高さが他のタッチ部105の高さより既設定された基準値以上高い高さで製作され得る。前記タッチ部105のうち少なくとも一つの高さが他のタッチ部105の高さより高く製作される場合、前記タッチ部105は最も高いタッチ部105から順次静電式タッチスクリーンに静電式でタッチされる。一方、前記複数のタッチ部105が同じ高さで製作されてもフレーム部115に押圧力が加えられてスライディングされる過程で前記タッチ部105は微細な時間差を置いて静電式タッチスクリーンに静電式でタッチすることができる。
【0042】
前記タッチ膜110は前記タッチ部105による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質からなる構成物の総称であって、好ましくは静電式タッチスクリーンに接触する接触領域110aが具備した板の形態で製作される。前記タッチ膜110に具備された接触領域110aの反対方向に具備された内部領域110bにタッチ部105を配置固定するかまたはフレーム部115に配置固定されたタッチ部105と接触することができる。
【0043】
本発明の実施方法によれば、前記タッチ膜110は前記内部領域110bに配置固定されるかおよび/または接触したタッチ部105による静電式タッチを静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質を含んで構成される。前記タッチ膜110は電気的伝導性の側面で非伝導性材質、伝導性材質と非伝導性材質の組合せ形態のうちいずれか一つで構成され得る。
【0044】
本発明に係るタッチ膜材質の第1伝導性実施例によれば、前記タッチ膜110は非伝導性材質からなることが可能であり、この場合、前記タッチ膜110は0.2mm以内の厚さで製作されることが好ましい。すなわち、前記タッチ膜110の厚さが0.2mm以内では非伝導性材質であっても人体の静電容量を基準として複数のタッチ部105を構成する静電変化誘導材質の静電変化を99%以上静電式タッチスクリーンに伝達可能である。ただし、非伝導性材質からなるタッチ膜110の厚さは前記静電式タッチスクリーンの表面に印加される電流または電圧の大きさに比例するかまたは人体の静電容量を伝達する伝導性材質からなるタッチ部105の抵抗に反比例して可変され得、本発明はこのような非伝導性材質からなるタッチ膜110の場合も権利範囲に含むことを明白に明しておく。
【0045】
本発明に係るタッチ膜材質の第2伝導性実施例によれば、前記タッチ膜110は非伝導性材質に複数のホールが格子構造(またはハニカム構造)で形成され、前記複数のホールを通過してタッチ膜110の両面の所定領域(例えば、直径2mm前後)に金属性材質がメッキされてメッキホールが形成される形態で製作され得る。本第3タッチ膜実施例において、前記メッキホールを通過して両面の所定領域にメッキされる金属性材質が前記タッチ部105の静電変化を伝達する役割を遂行する。したがって、前記メッキホールは細目(例えば、メッキホールを通過して両面にメッキされた領域間の間隔が2mm前後)に配列することが好ましい。一方、タッチ膜110がメッキホールの形態で製作される場合、前記タッチ膜110の厚さは特に限定されなくてもよいが、0.2mm以内である場合に静電変化の伝達率がさらに向上する。
【0046】
本発明に係るタッチ膜材質の第3伝導性実施例によれば、前記タッチ膜110は非伝導性材質の板の内部に伝導性材質(例えば、金属性材質)が埋め立てられて伝導層を形成するように製作され得る。前記伝導層は板または網の形態すべて可能である。本第3タッチ膜実施例でタッチ膜110自体の厚さは特に限定されなくてもよいが、前記タッチ膜110が静電式タッチスクリーンと接触した状態で伝導層と静電式タッチスクリーン間の間隔が0.2mm以内になるように製作されることが好ましい。
【0047】
本発明に係るタッチ膜材質の第4伝導性実施例によれば、前記タッチ膜110は前記第1~第3伝導性実施例を二つ以上組み合わせた形態で製作可能である。一方、本発明のタッチ膜110の実施例は前述した実施例の場合に限定されず、前記タッチ部105による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質や特性を有するのであればいかなる形態または構成を有しても本発明の特許請求の範囲に記載された権利範囲に属することを明白に明かしておく。
【0048】
本発明の実施方法によれば、前記タッチ膜110は前記内部領域110bに配置固定されるかおよび/または接触したタッチ部105が形成する幾何学的関係を視覚的に露出されないように遮断する材質を含んで構成される。前記タッチ膜110は光透過率の側面で不透明材質からなるか、少なくとも一側に不透明材質を含んでなるか、半透明材質からなるか、少なくとも一側に半透明材質を含んでなるか、透明材質からなるか、少なくとも一側に透明材質を含んでなるか、透過率可変材質からなるか、少なくとも一側に透過率可変材質を含んでなるもののうち少なくとも一つまたは二つ以上の組合せで構成され得る。
【0049】
本発明に係るタッチ膜材質の第1透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な不透明材質からなり得る。ここで、不透明材質はタッチ膜110に入射した光の透過率が0%である材質を含むことが理想的であるが、外部から肉眼で前記内部領域110bに具備された複数のタッチ部105の指定された幾何学的関係を視覚的に識別できない光透過率まで不透明材質の範疇に属するものと定義し、その数値は光透過率が5%未満の場合まで含むものとする。
【0050】
本発明に係るタッチ膜材質の第2透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は少なくとも一側に静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な不透明材質を含んでなり得る。例えば、前記タッチ膜110は他側に透明または半透明材質を含んでなり、少なくとも一側に不透明材質の層またはフィルムが具備されるか、または不透明材質が塗布されるか塗られる形態で構成され得る。
【0051】
本発明に係るタッチ膜材質の第3透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な半透明材質からなり得る。ここで、半透明材質はタッチ膜110に入射した光の透過率が不透明の範疇にも属さず透明の範疇にも属さない光透過率を有した材質を意味する。
【0052】
本発明に係るタッチ膜材質の第4透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は少なくとも一側に静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な半透明材質を含んでなり得る。例えば、前記タッチ膜110は他側に透明または不透明材質を含んでなり、少なくとも一側に半透明材質の層またはフィルムが具備されるか、または半透明材質が塗布されるか塗られる形態で構成され得る。
【0053】
本発明に係るタッチ膜材質の第5透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な透明材質からなり得る。ここで、透明材質はタッチ膜110に入射した光の透過率が100%である材質を含むことが理想的であるが、光透過率が95%以上である材質まで透明材質の範疇に属するものと定義する。
【0054】
本発明に係るタッチ膜材質の第6透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は少なくとも一側に静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な透明材質を含んでなり得る。例えば、前記タッチ膜110は他側に不透明または半透明材質を含んでなり、少なくとも一側に透明材質の層またはフィルムが具備されるか、または透明材質が塗布されるか塗られる形態で構成され得る。
【0055】
本発明に係るタッチ膜材質の第7透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な透過率可変材質からなり得る。ここで、透過率可変材質は電気的信号によって透過率が可変される材質の総称であって、例えば透過率可変ガラス材質を含むことができる。しかし、前記透過率可変材質は前記透過率可変ガラスに限定されず、静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能であれば透過率が可変される材質であればいかなる材質を含んでも本発明の権利範囲に属することを明白に明かしておく。
【0056】
本発明に係るタッチ膜材質の第8透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は少なくとも一側に静電変化誘導材質による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な透過率可変材質を含んでなり得る。例えば、前記タッチ膜110は他側に透明または半透明または不透明材質を含んでなり、少なくとも一側に透過率可変材質の層またはフィルムが具備されるか、または透過率可変材質が塗布されるか塗られる形態で構成され得る。
【0057】
本発明に係るタッチ膜材質の第8透過率実施例によれば、前記タッチ膜110は前記第1~第8透過率実施例を二つ以上組み合わせた形態で製作可能である。一方、本発明のタッチ膜110の実施例は前述した実施例の場合に限定されず、前記タッチ部105による静電変化を静電式タッチスクリーンに伝達可能な材質や特性を有するのであればいかなる光透過率を有しても本発明の特許請求の範囲に記載された権利範囲に属することを明白に明かしておく。
【0058】
本発明の実施方法によれば、前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触する時点に、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されるかおよび/または前記タッチ膜110の内部領域110bに接触したタッチ部105によって前記静電式タッチスクリーンに静電式タッチが発生する。
【0059】
本発明の第1タッチ部配置実施例によれば、前記複数のタッチ部105はフレーム部115に配置固定され得、この場合、前記フレーム部115はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係で複数のタッチ部105を配置固定する。前記複数のタッチ部105をフレーム部115に配置固定あるタッチモジュール100を静電式タッチスクリーンにタッチする場合、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105の設計上の幾何学的関係により複数のタッチ点が静電式タッチスクリーンにタッチ認識される。すなわち、前記第1タッチ部配置実施例で前記フレーム部115は静電式タッチスクリーン上に投影される設計上の幾何学的関係で複数のタッチ部105を配置固定する。
【0060】
本発明の第2タッチ部配置実施例によれば、前記複数のタッチ部105はタッチ膜110の内部領域110bに配置固定され得、この場合、タッチ膜110の内部領域110bはあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係で複数のタッチ部105を配置固定する。前記複数のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bに配置固定あるタッチモジュール100を静電式タッチスクリーンにタッチする場合、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105の設計上の幾何学的関係により複数のタッチ点が静電式タッチスクリーンにタッチ認識される。すなわち、前記第2タッチ部配置実施例で前記タッチ膜110の内部領域110bは静電式タッチスクリーン上に投影される設計上の幾何学的関係で複数のタッチ部105を配置固定する。
【0061】
本発明の第3タッチ部配置実施例によれば、前記複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105はタッチ膜110の内部領域110bに配置固定され、残りのタッチ部105はフレーム部115に配置固定され得る。前記第3タッチ部配置実施例で前記複数のタッチ部105を配置する設計上の幾何学的関係は前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された一部のタッチ部105の配置位置と前記フレーム部115に配置固定された残りのタッチ部105の配置位置を組み合わせた幾何学的関係で定義される。すなわち、前記第3タッチ部配置実施例で前記設計上の幾何学的関係は前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された一部のタッチ部105の配置位置と前記フレーム部115に配置固定された残りのタッチ部105の配置位置を組み合わせて静電式タッチスクリーンに投影したタッチ部105の幾何学的関係を含んで構成される。
【0062】
前記第1~第3タッチ部配置実施例で前記複数のタッチ部105を配置する設計上の幾何学的関係は各タッチ部105の中点間の設計上距離関係、各タッチ部105の中点間の設計上角度関係、各タッチ部105の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。
【0063】
本発明の実施方法によれば、前記複数のタッチ部105を配置する設計上の幾何学的関係は前記複数のタッチ部105のうちいずれか一つの指定タッチ部105を設計上のあらかじめ指定された固定位置に固定配置する幾何学的関係を含むことができる。この場合、前記設計上の幾何学的関係は前記指定タッチ部105の中点と残りのタッチ部105の中点間の設計上距離関係、前記指定タッチ部105の中点と残りのタッチ部105の中点間の設計上角度関係、前記指定タッチ部105の中点と残りのタッチ部105の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。一方、設計上のあらかじめ指定された固定位置に固定配置された指定タッチ部105は前記設計上の幾何学的関係の基準点を定める標識になり得る。この場合、設計上の幾何学的関係は前記指定タッチ部105を通じて定められる基準点と各タッチ部105の中点間の設計上距離関係、前記基準点と各タッチ部105の中点間の設計上角度関係、前記基準点と各タッチ部105の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。前記指定タッチ部105または基準点は前記タッチモジュール100を静電式タッチスクリーンのいずれの位置いずれの方向にタッチしてもタッチ点の幾何学的関係を判読するための基準を提供する。
【0064】
図2~
図5は本発明の第1実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0065】
より詳細には、
図2~
図5は同じ高さからなる複数のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する実施例を図示したものである。
【0066】
図2のタッチモジュール100は同じ高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110を具備し、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した後、押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と一定間隔以上離隔した状態を維持するフレーム部115を具備してなる。
【0067】
図3を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0068】
前記ハウジング部120の内部には前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と接触可能な対向面を有したフレーム部115が具備される。前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0069】
図3を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105とフレーム部115を一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。一方、前記スプリング125は
図5の実施例の通り、省略可能である。
【0070】
図4を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記フレーム部115は前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105に印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された複数のタッチ部105はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンにタッチ認識される。
【0071】
図6~
図9は本発明の第2実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0072】
より詳細には、
図6~
図9は同じ高さからなる複数のタッチ部105をフレーム部115にあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する実施例を図示したものである。
【0073】
図6のタッチモジュール100は同じ高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した後、押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105と一定間隔以上離隔した状態を維持するタッチ膜110を具備してなる。
【0074】
図7を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してフレーム部115に配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0075】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0076】
図7を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105とタッチ膜110の内部領域110bを一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。一方、前記スプリング125は
図9の実施例の通り、省略可能である。
【0077】
図8を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110の内部領域110bに接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ部105に印加され、フレーム部115に配置固定された複数のタッチ部105はタッチ膜110の内部領域110bと接触してあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンにタッチ認識される。
【0078】
図10~
図13は本発明の第3実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0079】
より詳細には、
図10~
図13は同じ高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bに配置固定し、残りのタッチ部105をフレーム部115に配置固定する実施例を図示したものである。
【0080】
図10のタッチモジュール100は同じ高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105を配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110と前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を除く残りのタッチ部105を配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105の配置位置とフレーム部115に配置固定されたタッチ部105の配置位置を組み合わせた幾何学的関係はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係を形成する。
【0081】
図10を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記フレーム部115と一定間隔以上離隔した状態を維持し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110の内部領域110bと一定間隔以上離隔した状態を維持する。
【0082】
図11を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0083】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0084】
図11を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105とタッチ膜110の内部領域110bを一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。一方、前記スプリング125は
図13の実施例の通り、省略可能である。
【0085】
図12を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記フレーム部115に接触して前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110の内部領域110bに接触する。このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ部105に印加され、タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に配置固定されたタッチ部105はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンにタッチ認識される。
【0086】
図14~
図16は本発明の第4実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0087】
より詳細には、
図14~
図16は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する実施例を図示したものである。
【0088】
図14のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110を具備し、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した後、押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と一定間隔以上離隔した状態を維持するフレーム部115を具備してなる。
【0089】
図15を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0090】
前記ハウジング部120の内部には前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と接触可能な対向面を有したフレーム部115が具備される。前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0091】
図15を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105とフレーム部115を一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。
【0092】
図16を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105から前記フレーム部115に順次接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ膜110の内部領域110bに互いに異なる高さで配置固定されたそれぞれのタッチ部105に順次印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された複数のタッチ部105はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0093】
図17~
図19は本発明の第5実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0094】
より詳細には、
図17~
図19は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をフレーム部115にあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する実施例を図示したものである。
【0095】
図17のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した後、押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105と一定間隔以上離隔した状態を維持するタッチ膜110を具備してなる。
【0096】
図18を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してフレーム部115に配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0097】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0098】
図18を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105とタッチ膜110の内部領域110bを一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。
【0099】
図19を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105から前記タッチ膜110の内部領域110bに順次接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ部105に印加され、フレーム部115に配置固定された複数のタッチ部105はタッチ膜110の内部領域110bに順次接触してあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0100】
図20~
図22は本発明の第6実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0101】
より詳細には、
図20~
図22は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bに配置固定し、残りのタッチ部105をフレーム部115に配置固定する実施例を図示したものである。
【0102】
図20のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105を配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110と前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を除く残りのタッチ部105を配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105の配置位置とフレーム部115に配置固定されたタッチ部105の配置位置を組み合わせた幾何学的関係はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係を形成する。
【0103】
図20を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記フレーム部115と一定間隔以上離隔した状態を維持し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110の内部領域110bと一定間隔以上離隔した状態を維持する。
【0104】
図21を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0105】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0106】
図21を参照すれば、前記タッチモジュール100は前記タッチ膜110の接触領域110aを静電式タッチスクリーンに接触させて押圧力が加えられる前に前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105とタッチ膜110の内部領域110bを一定間隔以上離隔した状態を維持させるスプリング125を具備する。
【0107】
図22を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からフレーム部115に順次接触し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からタッチ膜110の内部領域110bに順次接触する。万一、前記複数のタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105がタッチ膜110の内部領域110bに配置固定されているのであれば、前記押圧力によって前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された最も高い高さのタッチ部105からフレーム部115に接触する。または前記複数のタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105がフレーム部115に配置固定されているのであれば、前記押圧力によって前記フレーム部115に配置固定された最も高い高さのタッチ部105からタッチ膜110の内部領域110bに接触する。このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115に配置固定されたタッチ部105にまず印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105が前記フレーム部115と接触するにつれて前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105にも印加される。前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105がフレーム部115に接触する順序と前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105が前記タッチ膜110の内部領域110bに接触する順序により、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に異なる高さで分散配置固定されたタッチ部105はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0108】
図23~
図25は本発明の第7実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0109】
より詳細には、
図23~
図25は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する他の実施例を図示したものである。
【0110】
図23のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110を具備し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105と接触状態を維持するフレーム部115を具備してなる。
【0111】
図24を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0112】
前記ハウジング部120の内部には前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105と接触可能な対向面を有したフレーム部115が具備される。前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0113】
図25を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105はそれぞれの高さにより前記フレーム部115に順次接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ膜110の内部領域110bに互いに異なる高さで配置固定されたそれぞれのタッチ部105に順次印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された複数のタッチ部105はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0114】
図26~
図28は本発明の第8実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0115】
より詳細には、
図26~
図28は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をフレーム部115にあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定する他の実施例を図示したものである。
【0116】
図26のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105をあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定するフレーム部115を具備し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105と接触状態を維持するタッチ膜110を具備してなる。
【0117】
図27を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してフレーム部115に配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0118】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0119】
図28を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105はそれぞれの高さにより前記タッチ膜110の内部領域110bに順次接触し、このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115を経てタッチ部105に印加され、フレーム部115に配置固定された複数のタッチ部105はタッチ膜110の内部領域110bに順次接触してあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0120】
図29~
図31は本発明の第9実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0121】
より詳細には、
図29~
図31は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bに配置固定し、残りのタッチ部105をフレーム部115に配置固定する他の実施例を図示したものである。
【0122】
図29のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105を配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110と前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を除く残りのタッチ部105を配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105の配置位置とフレーム部115に配置固定されたタッチ部105の配置位置を組み合わせた幾何学的関係はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係を形成する。
【0123】
図29を参照すれば、前記フレーム部115は前記複数のタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105を配置固定し、前記フレーム部115に配置固定された最も高い高さのタッチ部105は前記タッチ膜110の内部領域110bと接触した状態を維持する。
【0124】
図30を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0125】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0126】
図31を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からフレーム部115に順次接触し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からタッチ膜110の内部領域110bに順次接触する。このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115に配置固定されたタッチ部105と前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105にまず印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105が前記フレーム部115と接触するにつれて前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105にも印加される。
【0127】
図31を参照すれば、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に異なる高さで分散配置固定されたタッチ部105のうち前記フレーム部115に配置固定された最も高い高さのタッチ部105から静電式タッチスクリーンにまずタッチ認識され、押圧力によって前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105がフレーム部115に接触する順序と前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105が前記タッチ膜110の内部領域110bに接触する順序により、残りのタッチ部105があらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0128】
図32~
図34は本発明の第10実施方法によりタッチモジュール100に具備されるタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係を図示した図面である。
【0129】
より詳細には、
図32~
図34は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bに配置固定し、残りのタッチ部105をフレーム部115に配置固定するさらに他の実施例を図示したものである。
【0130】
図32のタッチモジュール100は少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105のうち一部のタッチ部105を配置固定する内部領域110bを有したタッチ膜110と前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105を除く残りのタッチ部105を配置固定するフレーム部115を具備し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105の配置位置とフレーム部115に配置固定されたタッチ部105の配置位置を組み合わせた幾何学的関係はあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係を形成する。
【0131】
図32を参照すれば、前記タッチ膜110の内部領域110bは前記複数のタッチ部105のうち最も高い高さのタッチ部105を配置固定し、前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された最も高い高さのタッチ部105は前記フレーム部115と接触した状態を維持する。
【0132】
図33を参照すれば、前記タッチモジュール100はタッチ膜110を固定してタッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105を保護するハウジング部120を具備してなる。前記タッチ膜110は前記ハウジング部120に固定され、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に分散配置固定されたタッチ部105は前記タッチ膜110とハウジング部120により視覚的に外部に露出されない。
【0133】
前記フレーム部115の一側は前記ハウジング部120の外部に突出して前記タッチモジュール100を手で握った人体の静電容量の印加を受ける。一方、前記ハウジング部120の外部に突出したフレーム部115は人の手で把持できる取っ手部130と連結され得、前記取っ手部130は前記フレーム部115と電気的に連結される伝導性材質を含んで構成される。
【0134】
図34を参照すれば、前記タッチ膜110の接触領域110aが静電式タッチスクリーンに接触した状態で押圧力が加えられると前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からフレーム部115に順次接触し、前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105のうち高い高さのタッチ部105からタッチ膜110の内部領域110bに順次接触する。このとき、押圧力を加える人体の静電容量はフレーム部115に配置固定されたタッチ部105にまず印加され、タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105が前記フレーム部115と接触するにつれて前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105にも印加される。
【0135】
図34を参照すれば、前記タッチ膜110の内部領域110bとフレーム部115に異なる高さで分散配置固定されたタッチ部105のうち前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定された最も高い高さのタッチ部105から静電式タッチスクリーンにまずタッチ認識され、押圧力によって前記タッチ膜110の内部領域110bに配置固定されたタッチ部105がフレーム部115に接触する順序と前記フレーム部115に配置固定されたタッチ部105が前記タッチ膜110の内部領域110bに接触する順序により、残りのタッチ部105があらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係により静電式タッチスクリーンに順次タッチ認識される。
【0136】
図35~
図39は本発明の一実施方法に係るタッチモジュール100製作過程を図示した図面である。
【0137】
より詳細には、
図35~
図39は前記
図15の実施例と類似しており、互いに異なる高さのタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定し、スプリング125を通じてタッチ部105とフレーム部115の間を一定間隔以上離隔させて維持するタッチモジュール100を製作する過程を図示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、
図35~
図39を参照および/または変形して前記タッチモジュール100製作過程に対する多様な実施方法(例えば、一部の段階や構成が省略されるか、または順序が変更された実施方法)を類推できるであろうが、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含んでなり、
図35~
図39に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されるものではない。また、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、
図35~
図39の実施例を変形して他の実施例のタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係に対応するタッチモジュール100を製作する過程を類推できるであろうが、本発明は前記類推される実施例まで権利範囲に含むことができる。
【0138】
図35を参照すれば、少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105を準備し、前記複数のタッチ部105を埋め立てる埋め立て板部135を準備する。前記複数のタッチ部105を配置するための固有の幾何学的関係を設計し、前記設計された固有の幾何学的関係により埋め立て板部135に埋め立てホール140を形成する。万一、自動化されたロボット工程を通じて前記複数のタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係で固定することができるのであれば、前記埋め立て板部135の製作は省略可能である。
【0139】
前記設計上の幾何学的関係は各埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係、各埋め立てホール140の中点間の設計上角度関係、各埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。
【0140】
本発明の実施方法によれば、前記複数の埋め立てホール140を配置する設計上の幾何学的関係は前記複数の埋め立てホール140のうちいずれか一つの指定埋め立てホール140を設計上のあらかじめ指定された固定位置に固定配置する幾何学的関係を含むことができる。この場合、前記設計上の幾何学的関係は前記指定埋め立てホール140の中点と残りの埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係、前記指定埋め立てホール140の中点と残りの埋め立てホール140の中点間の設計上角度関係、前記指定埋め立てホール140の中点と残りの埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。一方、設計上のあらかじめ指定された固定位置に固定配置された指定埋め立てホール140は前記設計上の幾何学的関係の基準点を定める標識となり得る。この場合、設計上の幾何学的関係は前記指定埋め立てホール140を通じて定められる基準点と各埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係、前記基準点と各埋め立てホール140の中点間の設計上角度関係、前記基準点と各埋め立てホール140の中点間の設計上距離関係と角度関係の組合せのうち少なくとも一つの関係を含むことができる。
【0141】
図36を参照すれば、あらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係で埋め立てホール140が形成された埋め立て板部135をタッチ膜110の内部領域110bに積層し、前記埋め立て板部135の埋め立てホール140に複数のタッチ部105を埋め立ててタッチ膜110の内部領域110bに固定する。前記埋め立て板部135の埋め立てホール140に埋め立てられた複数のタッチ部105は前記埋め立てホール140の設計上幾何学的関係と同一の設計上の幾何学的関係を形成する。一方、前記複数のタッチ部105が前記タッチ膜110の内部領域110bに固定された場合、前記埋め立て板は除去可能である。
【0142】
図37を参照すれば、前記タッチ膜110を固定するハウジング部120を準備し、前記ハウジング部120の外部に具備される外部フレーム部115と前記ハウジング部120の内部に具備される内部フレーム部115を準備し、前記外部フレーム部115と内部フレーム部115の間に具備されるスプリング125を準備した後、
図38のように前記内部フレーム部115の柱をハウジング部120の挿入ホールに挿入して外部フレーム部115に結合しながら前記内部フレーム部115と外部フレーム部115の間にスプリング125を位置させて前記内部フレーム部115をハウジング部120に密着させる。前記内部フレーム部115と外部フレーム部115はボルト結合によって結合され得る。
【0143】
図38を参照すれば、前記
図36のように製作されたタッチ膜110を前記
図37の工程を通じて製作されたハウジング部120に固定して
図39のようにタッチモジュール100を製作する。
【0144】
図40~
図44は本発明の他の一実施方法に係るタッチモジュール100製作過程を図示した図面である。
【0145】
より詳細には、
図40~
図44は前記
図24の実施例と類似しており、互いに異なる高さのタッチ部105をタッチ膜110の内部領域110bにあらかじめ設計された固有の設計上の幾何学的関係に配置固定し、タッチモジュール100を製作する過程を図示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、
図40~
図44を参照および/または変形して前記タッチモジュール100製作過程に対する多様な実施方法(例えば、一部の段階や構成が省略されるか、または順序が変更された実施方法)を類推できるであろうが、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含んでなり、
図40~
図44に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されるものではない。また、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、
図40~
図44の実施例を変形して他の実施例のタッチ部105とタッチ膜110およびフレーム部115の関係に対応するタッチモジュール100を製作する過程を類推できるであろうが、本発明は前記類推される実施例まで権利範囲に含むことができる。
【0146】
図40を参照すれば、少なくとも一つのタッチ部105の高さを他のタッチ部105の高さと異なる高さからなる複数のタッチ部105を準備し、前記複数のタッチ部105を埋め立てる埋め立て板部135を準備する。前記複数のタッチ部105を配置するための固有の幾何学的関係を設計し、前記設計された固有の幾何学的関係により埋め立て板部135に埋め立てホール140を形成した後、
図41のように前記埋め立て板部135をタッチ膜110に積層させるとともに、前記埋め立て板部135の埋め立てホール140に複数のタッチ部105を埋め立ててタッチ膜110の内部領域110bに固定する。前記タッチ膜110の内部領域110bに固定された複数のタッチ部105は前記埋め立てホール140の設計上幾何学的関係と同一の設計上の幾何学的関係を形成する。
【0147】
図42を参照すれば、前記タッチ膜110を固定するハウジング部120を準備し、前記ハウジング部120に具備されるフレーム部115を準備し、
図43のように前記フレーム部115の柱をハウジング部120の挿入ホールに挿入した後、前記
図41のように製作されたタッチ膜110を前記ハウジング部120に固定して
図44のようにタッチモジュール100を製作する。
【符号の説明】
【0148】
100:タッチモジュール
105:タッチ部
110:タッチ膜
110a:接触領域
110b:内部領域
115:フレーム部
120:ハウジング部
125:スプリング
130:取っ手部
135:埋め立て板部
140:埋め立てホール