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特許70261553ピースの拡張可能な可動サウンドボックス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-16
(45)【発行日】2022-02-25
(54)【発明の名称】3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/02 20060101AFI20220217BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20220217BHJP
【FI】
H04R1/02 102Z
H04R3/00 310
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020042884
(22)【出願日】2020-03-12
(65)【公開番号】P2021007212
(43)【公開日】2021-01-21
【審査請求日】2020-04-21
(31)【優先権主張番号】16/454,262
(32)【優先日】2019-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518310477
【氏名又は名称】名世電子企業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】陳錫賢
【審査官】西村 純
(56)【参考文献】
【文献】実開昭63-152390(JP,U)
【文献】特開2001-103590(JP,A)
【文献】特開2007-201830(JP,A)
【文献】特開平09-161556(JP,A)
【文献】実開昭58-050566(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/02- 1/04
H04R 3/00- 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスであって、
ホスト部と、
第1のサウンドボックス部であって、前記ホスト部が、第1の接続線デバイスによって前記第1のサウンドボックス部に拡張可能に接続される、前記第1のサウンドボックス部と、
第2のサウンドボックス部であって、前記ホスト部が、第2の接続線デバイスによって前記第2のサウンドボックス部に拡張可能に接続される、前記第2のサウンドボックス部と、を備え、
前記第1の接続線デバイスは、第1の巻取り装置および第1の接続線を備え、前記第2の接続線デバイスは、第2の巻取り装置および第2の接続線を備え、前記第1の巻取り装置は、前記第1の接続線を延長又は停止し、前記第2の巻取り装置は、前記第2の接続線を延長又は停止し、
前記3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、
第1の補助コンポーネントと、第2の補助コンポーネントと、をさらに備え、
前記第1の補助コンポーネントは、前記ホスト部と前記第1のサウンドボックス部との間に取り外し可能に結合され、該第1の補助コンポーネント内に前記第1の接続線を収容し、前記第2の補助コンポーネントは、前記ホスト部と前記第2のサウンドボックス部との間に取り外し可能に結合され、該第2の補助コンポーネント内に第2の接続線を収容する、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項2】
前記第1の巻取り装置および前記第2の巻取り装置は、前記ホスト部内に配置される、請求項に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項3】
前記第1の接続線は、プラグ着脱式で、前記第1のサウンドボックス部に接続され、前記第2の接続線は、プラグ着脱式で、前記第2のサウンドボックス部に接続される、請求項に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項4】
前記第1の接続線デバイスは、伸長及び接続可能な第1のフラット接続線を備え、前記第1のフラット接続線は、4本の第1の電気接続線を備え、
前記第2の接続線デバイスは、伸長及び接続可能な第2のフラット接続線を備え、前記第2のフラット接続線は、4本の第2の電気接続線を備える、請求項に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項5】
前記第1のサウンドボックス部の第1の接続部は、前記ホスト部の第1のホスト接続部に接続可能であり、前記第2のサウンドボックス部の第2の接続部は、前記ホスト部の第2のホスト接続部に接続可能である、請求項1に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項6】
前記第1の接続部は第1の磁石を有し、前記第2の接続部は第2の磁石を有し、前記ホスト部は第3の磁石及び第4の磁石を有し、前記第1の接続部は、前記第1の磁石及び前記第3の磁石により前記第1のホスト接続部に接続され、前記第2の接続部は、前記第2の磁石及び前記第4の磁石により前記第2のホスト接続部に接続される、請求項に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項7】
前記第1の磁石、前記第2の磁石、前記第3の磁石および前記第4の磁石は、ネオジム鉄ホウ素磁石である、請求項に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【請求項8】
前記ホスト部の後端は、段差付き構造を有する、請求項1に記載の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスに関し、より詳細には、3ピースの拡張可能な可動サウンドバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のサウンドバーは、ホームシアターシステムのフラットスクリーンテレビまたはテレビでの使用に適した棒状であり、サウンドバーとホストが互いに一体化されている。従って、どのテレビも、使いやすさを損なわせる同じサイズのサウンドバーを要する。さらに、一体化されたサウンドバー(特に、真空管ベースのサウンドバー)はかさばるので、製造と配送が非常に不便である。そのためには、製造と配送に便利なだけでなく、位置調整が可能なサウンドボックスを提供することが重要である。
【発明の概要】
【0003】
従来技術の前述した欠点を考慮して、本開示の目的は、製造および配送するのに便利であるだけでなく、その位置に関して調節可能な3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスを提供することである。
【0004】
上記および他の目的を達成するために、本開示は、ホスト部と、第1のサウンドボックス部であって、ホスト部が、第1の接続線デバイスによって第1のサウンドボックス部に拡張可能に接続される、第1のサウンドボックス部と、第2のサウンドボックス部であって、ホスト部が、第2の接続線デバイスによって第2のサウンドボックス部に拡張可能に接続される、第2のサウンドボックス部と、を備える3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスを提供する。
【0005】
好ましい実施形態では、第1の接続線デバイスは、第1の巻取り装置および第1の接続線を備え、第2の接続線デバイスは、第2の巻取り装置および第2の接続線を備え、第1の巻取り装置は、第1の接続線を延長又は停止し、第2の巻取り装置は、第2の接続線を延長又は停止する。
【0006】
好ましい実施形態では、第1の巻取り装置および第2の巻取り装置は、ホスト部内に配置される。
好ましい実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、第1の補助コンポーネントと、第2の補助コンポーネントとをさらに備え、第1の補助コンポーネントは、ホスト部と第1のサウンドボックス部との間に取り外し可能に結合され、第1の補助コンポーネント内に第1の接続線を収容し、第2の補助コンポーネントは、ホスト部と第2のサウンドボックス部との間に取り外し可能に結合され、第2の補助コンポーネント内に第2の接続線を収容する。
【0007】
好ましい実施形態では、第1の接続線は、プラグ着脱式で、第1のサウンドボックス部に接続され、第2の接続線は、プラグ着脱式で、第2のサウンドボックス部に接続される。
【0008】
好ましい実施形態では、第1の接続線デバイスは、伸長及び接続可能な第1のフラット接続線を備え、第1のフラット接続線は、4本の第1の電気接続線を備え、第2の接続線デバイスは、伸長及び接続可能な第2のフラット接続線を備え、第2のフラット接続線は、4本の第2の電気接続線を備える。
【0009】
好ましい実施形態では、第1のサウンドボックス部の第1の接続部は、ホスト部の第1のホスト接続部に接続可能であり、第2のサウンドボックス部の第2の接続部は、ホスト部の第2のホスト接続部に接続可能である。
【0010】
好ましい実施形態では、第1の接続部は第1の磁石を有し、第2の接続部は第2の磁石を有し、ホスト部は第3の磁石及び第4の磁石を有し、第1の接続部は、第1の磁石及び第3の磁石により第1のホスト接続部に接続され、第2の接続部は、第2の磁石及び第4の磁石により第2のホスト接続部に接続される。
【0011】
好ましい実施形態では、第1の磁石、第2の磁石、第3の磁石および第4の磁石は、ネオジム鉄ホウ素磁石である。
好ましい実施形態では、ホスト部の後端は段差付き構造を有する。
【0012】
本開示の上記および他の態様は、非限定的な特定の実施形態、添付の図面、および以下の詳細な説明によって明確にかつ理解可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図である。
図2】本開示の特定の実施形態によるプラグ着脱式でサウンドボックス部に接続された接続線デバイスの概略図である。
図3】本開示の特定の実施形態による接続線デバイスの概略図である。
図4】本開示の別の特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図である。
図5】本開示のさらに別の特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図である。
図6】本開示のさらなる特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照すると、本開示の特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス(three-piece extensible movable soundbox)の概略図が示されている。図1に示す実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス100は、サウンドバーである。3つの拡張可能な可動サウンドボックス100は、ホスト部110、第1のサウンドボックス部120および第2のサウンドボックス部130を含む。ホスト部110は、第1の接続線デバイス140によって第1のサウンドボックス部120に拡張可能に接続される。ホスト部110は、第2の接続線デバイス150によって第2のサウンドボックス部130に拡張可能に接続される。
【0015】
特定の実施形態では、ホスト部110は、第1のホスト接続部112および第2のホスト接続部114を有する。第1のホスト接続部112は、第3の磁石112Aを有する。第2のホスト接続部114は、第4の磁石114Aを有する(第1のホスト接続部112および第3の磁石112Aは図1には示されていないが、それらの相対位置は、第2のホスト接続部114と第4の磁石114Aとの相対位置と同様であり、したがって、図1は、第1のホスト接続部112と第3の磁石112Aとの相対位置を示すのに十分である。)。さらに、第1のサウンドボックス部120は、第1の接続部122を有する。第1の接続部122は、第1の磁石122Aを有する。第2のサウンドボックス部130は、第2の接続部132を有する。第2の接続部132は、第2の磁石132Aを有する(図1では、第2の接続部132および第2の磁石132Aは示されていないが、それらの相対位置は、第1の接続部122と第1の磁石122Aとの相対位置と同様であり、したがって、図1は、第2の接続部132と第2の磁石132Aとの相対位置を示すのに十分である。)。第1のサウンドボックス部120の第1の接続部122は、ホスト部110の第1のホスト接続部112に接続可能であり、第1の磁石122Aと第3の磁石112Aとの間の引力によりその接続は確実にされている。第2のサウンドボックス部130の第2の接続部132は、ホスト部110の第2のホスト接続部114に接続可能であり、第2の磁石132Aと第4の磁石114Aとの間の引力によりその接続は確実にされている。
【0016】
特定の実施形態では、第1の磁石122A、第2の磁石132A、第3の磁石112A、および第4の磁石114Aは、ネオジム鉄ホウ素磁石(neodymium-iron-boron magnets)である。特定の実施形態では、第1の磁石122A、第2の磁石132A、第3の磁石112Aおよび第4の磁石114Aは、対角線上に位置付けられ(例えば、右上隅および左下隅に位置付けられ)、第1の接続部122、第2の接続部132、第1のホスト接続部112および第2のホスト接続部114にそれぞれ配置される。別の実施形態では、上記の磁石は、要件、例えば、上記の磁石が四隅すべてに配置されているか、または1つだけ磁石が中央に配置されることに従って他の方法で配置される。ただし、本開示はこれに限定されない。さらに、変形の特定の実施形態では、図1に示す第1の磁石122A、第2の磁石132A、第3の磁石112Aおよび第4の磁石114Aは、第1の接続部122、第2の接続部132、第1のホスト接続部112および第2のホスト接続部114にそれぞれ露出せずに配置されているか、または必要に応じて一部分または全部で露出されている。例えば、第1の磁石122A、第2の磁石132A、第3の磁石112Aおよび第4の磁石114Aは、プラスチック成形プロセスの埋め込み射出成形(embedded injection molding)によって製造され、したがって、それらの完成品はそれらの外観から磁石が見えない。
【0017】
特定の実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス100は、真空管ベースである。特定の実施形態では、第1の接続線デバイス140の第1の接続線(第1の接続線については図3を参照)は、プラグ着脱式(pluggable and unpluggable manner)で、第1のサウンドボックス部120に接続され、第2の接続線デバイス150の第2の接続線(第2の接続線については図3を参照)は、プラグ着脱式で第2のサウンドボックス部130に接続されている。図2を参照すると、本開示の特定の実施形態による、プラグ着脱式でサウンドボックス部に接続された接続線デバイスの接続線の概略図が示されている。図2に示す実施形態では、接続線デバイス250の接続線の前端は、コネクタ256を有する。したがって、ホスト部210は、接続線デバイス250の接続線のコネクタ256によって、プラグ着脱式でサウンドボックス部230に接続される。
【0018】
図3を参照すると、本開示の特定の実施形態による、接続線デバイスの概略図が示されている。図3に示す実施形態では、接続線デバイス340は、接続線342および巻取り装置(reeling device)344を備える。巻取り装置344は、接続線342を延長または停止することができる。例えば、ユーザが接続線342の前端を引っ張ると、巻取り装置344に保持された接続線342は、入り口344Aから継続的に引き出される。その後、ユーザが接続線342を引っ張るのを止めると、巻取り装置344は接続線342を停止し、それにより、接続線342を入り口344Aから引き出したり、または入り口344A内に引き込むのを防ぐ。巻取り装置344が停止状態にあるとき、ユーザは、接続線342を再び引っ張って、巻取り装置344の巻き上げメカニズム(reel-in mechanism)を開始することができ、それにより、接続線342を入り口344A内に引き込み可能にする。当然のことながら、本明細書に記載されるような巻取り装置344の巻き上げメカニズムおよび繰り出しメカニズムは、単に例示的な目的の役割を果たしているだけであり、本開示はそれに限定されない。
【0019】
また、図3に示すように、接続線342は、その中に4つの電気接続線342A、342B、342C、342Dを含むフラット接続線(flat connection line)である。特定の実施形態では、電気接続線342A、342Bは低域出力で使用するためのものであり、電気接続線342C、342Dは高域出力で使用するためのものである。当然のことながら、図3は例示的な目的の役割を果たし、接続線342の電気接続線342A、342B、342C、342Dは、接続線342の前端に配置されていないが、接続線342の前端はコネクタを有して、サウンドボックス部に便利に接続できる。
【0020】
図3に示す接続線デバイスは、図1に示される第2の接続線デバイス150および第1の接続線デバイス140の実施形態を説明するのに役立つ。特定の実施形態では、第1の接続線デバイスの巻取り装置および第2の接続線デバイスの巻取り装置の両方が、ホスト部内に配置される。別の特定の実施形態では、第1の接続線デバイスの巻取り装置及び第2の接続線デバイスの巻取り装置は、必要に応じてホスト部の外側に配置されるか、または必要に応じてホスト部から部分的にのみ露出される。
【0021】
図4を参照すると、本開示の他の特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図が示されている。図4に示す実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、補助コンポーネント460をさらに備える。補助コンポーネント460は、第1の補助コンポーネント部462および第2の補助コンポーネント部464を備える。補助コンポーネント460は、ホスト部410とサウンドボックス部430との間に取り外し可能に接続され、その中に接続線450を収容する。特定の実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、2つの補助コンポーネントを含み、第1の補助コンポーネントは、ホスト部と第1のサウンドボックス部との間に結合され、その中に第1の接続線を収容し、第2の補助コンポーネントは、ホスト部と第2のサウンドボックス部との間に結合され、その中に第2の接続線を収容する。
【0022】
図5を参照すると、本開示のさらに別の特定の実施形態による、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図が示されている。図5に示す実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス500のホスト部510の後端は、段差付き構造(stepped structure)516を有する。ホスト部510の後端は、ホスト部回路518A、518B、518Cに接続される。3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス500がテレビの下方に配置されたときに、ホスト部510の段差付き構造516は、ホスト部信号線518A,518B,518Cを(図6に示すように)テレビの背後に隠すことができる。
【0023】
図6を参照すると、本開示のさらなる特定の実施形態による3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの概略図が示されている。図6に示す実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス600は、第1の接続線デバイス640を使用して第1のサウンドボックス部620とホスト部610との間の距離を調整し、第2の接続線デバイス650を使用して第2のサウンドボックス部630とホスト部610との間の距離を調整する。したがって、テレビ700のサイズに関係なく、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックス600は、ホスト部610、第1のサウンドボックス部620および第2のサウンドボックス部630の位置を調整することにより、テレビ700での使用に適している。また、図6に示すように、ホスト部610の段差付き構造616は、テレビ700の背後に配置され、したがって、ホスト部610に接続されたすべてのホスト部信号線をテレビ700の背後に隠すことができ、これらホスト部信号線を見えない状態にする。
【0024】
特定の実施形態では、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスの第1のサウンドボックス部および第2のサウンドボックス部は対称的であり、したがって、製造プロセス中に同じダイ(die)を共有し、それによりダイオープニングコスト(die-opening cost)が低くなる。また、型番が変更になった場合、ホスト部のダイのみ変更することも可能であるが、第1のサウンドボックス部と第2のサウンドボックス部のダイは変更されずにコストを削減できる。さらに分解する場合、3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、従来の一体成形サウンドバーに比べて体積が小さく、製造ラインでの生産に適しており、高い製造効率を有する。
【0025】
本開示の3ピースの拡張可能な可動サウンドボックスは、添付の図面とともに示され、上記で説明されている。当然のことながら、本開示の特定の実施形態は、単に例示的な目的の役割を果たす。様々な変更は、本開示の趣旨および特許請求の範囲から逸脱することなく特定の実施形態に加えられることができ、それでもなお、本開示の特許請求の範囲に含まれる。したがって、本開示の特定の実施形態は、本開示を限定するものではなく、本開示の完全な特許請求の範囲および趣旨が以下に開示される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6