(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-16
(45)【発行日】2022-02-25
(54)【発明の名称】電動用紙トレイ、電動用紙トレイを有する自動給紙装置、及びその自動開閉方法
(51)【国際特許分類】
B65H 31/02 20060101AFI20220217BHJP
【FI】
B65H31/02
(21)【出願番号】P 2020130853
(22)【出願日】2020-07-31
【審査請求日】2020-07-31
(73)【特許権者】
【識別番号】505042011
【氏名又は名称】▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100104329
【氏名又は名称】原田 卓治
(74)【代理人】
【識別番号】100166442
【氏名又は名称】鈴木 洋雅
(74)【代理人】
【識別番号】100100860
【氏名又は名称】長谷川 陽子
(72)【発明者】
【氏名】高 士超
(72)【発明者】
【氏名】廖 慶豐
(72)【発明者】
【氏名】方 敬樺
(72)【発明者】
【氏名】盧 佩君
【審査官】飯田 義久
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-127755(JP,U)
【文献】特開平02-248965(JP,A)
【文献】実開平02-105954(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 31/00-31/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動給紙装置に用いられる電動用紙トレイであって、
前記自動給紙装置の基台部の一側に設けられ前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面と前記基台部の天井面が連続面となり、前記用紙トレイの外表面を前記自動給紙装置の外観面とし、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙トレイと前記自動給紙装置との間に凹溝部を形成
し、
前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、
前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、
前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、
前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する、
電動用紙トレイ。
【請求項2】
前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、
前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、
前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、
前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである
、
請求項
1に記載の電動用紙トレイ。
【請求項3】
前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、
前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、
前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、
前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、
前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、
前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、
前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、
前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、
前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される
、
請求項
1に記載の電動用紙トレイ。
【請求項4】
自動給紙装置であって、
基台部と、前記基台部内に設けられ用紙進入口及び用紙排出口を有する紙送り経路と、前記用紙進入口に設けられる用紙ピックアップローラーモジュールと、前記紙送り経路に沿って設けられる複数の駆動ローラー組と、前記基台部に接続される給紙トレイ及び電動用紙トレイとを有し、
前記給紙トレイ及び前記電動用紙トレイは、それぞれ前記用紙進入口及び前記用紙排出口に設けられ、
前記電動用紙トレイは、前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面と前記基台部の天井面が連続面となり、前記用紙排出口が前記用紙トレイによって遮蔽され、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙排出口が前記用紙トレイに露出
し、
前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、
前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、
前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、
前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する、
自動給紙装置。
【請求項5】
前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、
前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、
前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、
前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである
、
請求項
4に記載の自動給紙装置。
【請求項6】
前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、
前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、
前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、
前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、
前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、
前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、
前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、
前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、
前記用紙分離用歯車は、前記用紙ピックアップローラーモジュールに接続され、
前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される
、
請求項
4に記載の自動給紙装置。
【請求項7】
自動給紙装置の基台部の一側に設けられ前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面と前記基台部の天井面が連続面となり、前記用紙トレイの外表面を前記自動給紙装置の外観面とし、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙トレイと前記自動給紙装置との間に凹溝部を形成する電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法であって
、
用紙進入センサーによって給紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、
前記用紙進入センサーによって前記給紙トレイに用紙があると検出した場合、動力ユニットによって昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを開放する工程と、
持ち上げセンサーによって前記用紙トレイが開放位置まで回転移動して開放したことを検出する工程と、
前記用紙トレイが前記開放位置に回転移動して開放した場合、用紙ピックアップローラーモジュールによって前記用紙を前記自動給紙装置に給送し、駆動ローラー組によって前記用紙を前記用紙トレイに排出する工程と、
用紙排出センサーによって前記用紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、
前記用紙排出センサーによって前記用紙トレイに用紙がないと検出した場合、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを閉鎖位置に回転移動させることで、前記用紙トレイを閉鎖する工程と、を有す
る、
電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法。
【請求項8】
前記用紙トレイが前記閉鎖位置又は前記開放位置に回転移動した場合、前記動力ユニットから前記用紙トレイに伝達した動力は前記昇降モジュールによって遮断され
る、
請求項
7に記載の電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動用紙トレイ、特に電動用紙トレイを有する自動給紙装置及びその自動開閉方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図1を参考しながら説明する。一般的には、市販の自動給紙装置300’の用紙排出トレイ100’は、給紙トレイ200’の下側に設けられる。もう1種類の製品としては、
図2に示すように、自動給紙装置300’の使用空間を増加し、且つその高さを低減するために、前記給紙トレイ200’と前記用紙排出トレイ100’の位置を逆さまにする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しがしながら、前記用紙排出トレイ100’を前記給紙トレイ200’の下側に設ける場合、収容できる用紙の枚数、及び使用者が用紙を取るための空間等を考えると、製品の全体的な高さが制限される。前記用紙排出トレイ100’を前記給紙トレイ200’の上側に設ける場合、用紙排出後の積み重ね状態が良くない上、低位且つスピードが遅い自動給紙装置にしか使われない。また、使用する際に、前記用紙排出トレイ100’を手動で開けなければならない。そのため、自動給紙装置に詳しくない使用者にとって不便である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そのため、本発明は、電動用紙トレイ、電動用紙トレイを有する自動給紙装置、及びその自動開閉方法を提供する。
【0005】
本発明の目的は、自動給紙装置に用いられる電動用紙トレイを提供することにある。前記電動用紙トレイは、前記自動給紙装置の基台部の一側に設けられ前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面と前記基台部の天井面が連続面となり、前記用紙トレイの外表面を前記自動給紙装置の外観面とし、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙トレイと前記自動給紙装置との間に凹溝部を形成する。
【0006】
好ましくは、前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する。
【0007】
好ましくは、前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである。
【0008】
好ましくは、前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される。
【0009】
電動用紙トレイを有する自動給紙装置を提供する。前記自動給紙装置は、基台部と、前記基台部内に設けられ、用紙進入口及び用紙排出口を有する紙送り経路と、前記用紙進入口に設けられる用紙ピックアップローラーモジュールと、前記紙送り経路に沿って設けられる複数の駆動ローラー組と、前記基台部に接続される給紙トレイ及び電動用紙トレイとを有し、前記給紙トレイ及び前記電動用紙トレイは、それぞれ前記用紙進入口及び前記用紙排出口に設けられ、前記電動用紙トレイは、前記基台部に接続される回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面と前記基台部の天井面が連続面となり、前記用紙排出口が前記用紙トレイによって遮蔽され、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙排出口が前記用紙トレイに露出する。
【0010】
好ましくは、前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する。
【0011】
好ましくは、前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである。
【0012】
好ましくは、前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、前記用紙分離用歯車は、前記用紙ピックアップローラーモジュールに接続され、前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される。
【0013】
電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法を提供する。前記自動給紙装置の自動開閉方法は、用紙進入センサーによって給紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、前記用紙進入センサーによって前記給紙トレイに用紙があると検出した場合、動力ユニットによって昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを開放位置に回転移動させることで、前記用紙トレイを開放する工程と、持ち上げセンサーによって前記用紙トレイが開放位置まで回転移動して開放したことを検出する工程と、前記用紙トレイが前記開放位置に回転移動して開放した場合、用紙ピックアップローラーモジュールによって前記用紙を前記自動給紙装置に給送し、駆動ローラー組によって前記用紙を前記用紙トレイに排出する工程と、用紙排出センサーによって前記用紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、前記用紙排出センサーによって前記用紙トレイに用紙がないと検出した場合、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを閉鎖位置に回転移動させることで、前記用紙トレイを閉鎖する工程とを有する。
【0014】
好ましくは、前記用紙トレイが前記閉鎖位置又は前記開放位置に回転移動した場合、前記動力ユニットから前記用紙トレイに伝達した動力は前記昇降モジュールによって遮断される。
【発明の効果】
【0015】
本発明の電動用紙トレイは、自動に開閉でき、用紙排出後の積み重ね品質を向上し、構造空間を減少してコストを低減し、さらに美観を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図2】もう1つの従来の自動給紙装置を示す模式図である。
【
図3】本発明における電動用紙トレイの開放状態を示す模式図である。
【
図4】本発明における電動用紙トレイの閉鎖状態を示す模式図である。
【
図5】本発明における電動用紙トレイの開放状態を示す斜視図である。
【
図6】本発明における電動用紙トレイの開放状態を他の角度から示す斜視図である。
【
図7】本発明における電動用紙トレイの開放状態を他の角度から示す局部斜視図である。
【
図8】本発明における電動用紙トレイの開放状態を示す局部斜視図である。
【
図9】本発明における電動用紙トレイの開放状態を他の角度から示す局部斜視図である。
【
図10】本発明における電動用紙トレイの閉鎖状態を示す局部斜視図である。
【
図11】本発明における電動用紙トレイの
図6のXI-XI線に沿った断面図である。
【
図12】本発明における電動用紙トレイの
図6のXII-XII線に沿った断面図である。
【
図13】本発明における電動用紙トレイの昇降アセンブリ及び支持用アセンブリの開放状態を示す斜視図である。
【
図14】本発明における電動用紙トレイの昇降アセンブリ及び支持用アセンブリの閉鎖状態を示す斜視図である。
【
図15】本発明における電動用紙トレイの遊星歯車組を示す斜視図である。
【
図16】本発明における電動用紙トレイの欠歯歯車を示す斜視図である。
【
図17】本発明における電動用紙トレイの開放状態の局部構造の位置を示す模式図である。
【
図18】本発明における電動用紙トレイの伝動歯車組の開放状態を示す斜視図である。
【
図19】本発明における電動用紙トレイの閉鎖状態の局部構造の位置を示す模式図である。
【
図20】本発明における電動用紙トレイの伝動歯車組の閉鎖状態を示す斜視図である。
【
図21】本発明における電動用紙トレイの自動開閉を示すフローチャートである。
【
図22】本発明における電動用紙トレイの動力ユニットの第2実施例の位置を示す模式図である。
【
図23】本発明における動力ユニットとウォームギヤ機構及び昇降プレートとを組み合わせた状態を示す斜視図である。
【
図24】本発明における動力ユニットとウォームギヤ機構及び昇降プレートとを組み合わせて、その閉鎖状態を示す側面図である。
【
図25】本発明における動力ユニットとウォームギヤ機構及び昇降プレートとを組み合わせて、その開放状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、実施例及び図面を開示しながら本発明の電動用紙トレイ100の技術的な内容、構造的な特徴、目的及び効果を詳しく説明する。
【0018】
図3及び
図4の模式図に示すように、本発明の電動用紙トレイ100は、基台部1を有する自動給紙装置300に用いられ、給紙トレイ200の上側に設けられる。前記自動給紙装置300において、本発明の電動用紙トレイ100を用紙排出トレイとして用いられる。従来技術と比べて、前記自動給紙装置300は、その高さを増加しなくても、用紙排出後の積み重ね状態が良く、スピードが遅い等の問題を改善できる。
【0019】
図5~
図10の斜視図に示すように、本発明の電動用紙トレイ100は、用紙トレイ2と、昇降アセンブリ3と、支持用アセンブリ4と、伝動歯車組5と、動力ユニット6とを有する。前記用紙トレイ2は、前記基台部1に設けられる。前記昇降アセンブリ3の底端は、前記基台部1の一端に設けられる。前記昇降アセンブリ3の頂端は、前記用紙トレイ2の内表面に摺動できる。前記昇降アセンブリ3の底端は、前記基台部1内に設けられる。前記支持用アセンブリ4は、前記昇降アセンブリ3の底端に設けられ、前記基台部1内に固定される。前記伝動歯車組5は、前記基台部の一側に設けられる。前記動力ユニット6は、前記伝動歯車組5に接続され、前記伝動歯車組5と共に前記基台部1の同じ一側に設けられる。前記動力ユニット6及び前記伝動歯車組5は、前記基台部1に接続される。
【0020】
本実施例において、前記動力ユニット6から前記伝動歯車組5に動力を伝達し、前記伝動歯車組5が前記昇降アセンブリ3を駆動させ、前記用紙トレイ2の開閉動作を行う。前記昇降アセンブリ3が第2位置212に回転した場合、前記支持用アセンブリ4は、前記用紙トレイ2を開いた後に必要としている支持力を提供することで、前記用紙トレイ2が特定角度まで正確に開けられることを確保できる。前記昇降アセンブリ3が第1位置211に回転した場合、前記支持用アセンブリ4は、前記用紙トレイ2を閉めるための力を提供することで、前記用紙トレイ2が閉められること確保できる。
【0021】
図5~
図7に示すように、前記基台部1に、用紙分離用歯車11と、伝動軸12と、接続歯車13と、用紙ピックアップローラーモジュール14とを設けられる。前記用紙分離用歯車11は、前記基台部1の一側に露出される。前記用紙分離用歯車11、前記伝動歯車組5、及び前記動力ユニット6は、前記基台部1の同じ一側に設けられる。前記用紙分離用歯車11は、前記動力ユニット6に接続され、前記動力ユニット6から前記用紙分離用歯車11に動力を伝達する。前記用紙分離用歯車11の内側に、内部に延伸する前記伝動軸12を設けられる。前記用紙分離用歯車11は、前記伝動軸12の一端に挿設する。前記伝動軸12は、前記基台部1内に設けられる。前記用紙分離用歯車11と前記伝動軸12との間に前記接続歯車13を有する。前記接続歯車13は、前記基台部1内に設けられる。前記接続歯車13及び前記用紙分離用歯車11が同軸に接続されるため、前記動力ユニット6から前記用紙分離用歯車11に動力を伝達した場合、前記用紙分離用歯車11の回転によって、前記接続歯車13及び前記伝動軸12の回転を駆動できる。また、前記接続歯車13が更に前記伝動歯車組5に噛合されるため、前記用紙分離用歯車11は、前記用紙ピックアップローラーモジュール14を駆動でき、更に前記伝動歯車組5に動力を伝達できることで、本発明の電動用紙トレイ100を自動開閉できる。前記基台部1の下方に、前記基台部1に露出される前記用紙ピックアップローラーモジュール14を設けられる。前記伝動軸12の一端は、前記用紙分離用歯車11に接続され、他端は、前記用紙ピックアップローラーモジュール14の一側に接続される。
【0022】
本実施例において、前記用紙分離用歯車11、前記接続歯車13、前記昇降アセンブリ3、前記支持用アセンブリ4、及び前記伝動歯車組5は、昇降モジュールを構成する。
【0023】
図5、
図6、
図9に示すように、前記用紙トレイ2の外表面に用紙を載せる。前記用紙トレイ2の内表面に、内部に向かって少なくとも一つの凹む摺動溝21を有する。本実施例において、前記摺動溝21の設置数は、2つである。2つの前記摺動溝21は、前記用紙トレイ2の内表面にそれぞれ対応して設けられる。2つの前記摺動溝21は、前記用紙トレイ2の前後方向に沿って設けられる。前記昇降アセンブリ3は、前記摺動溝21に設けられる。前記用紙トレイ2の先端の一側に用紙ピックアップ部22を設けられる。本実施例において、前記用紙ピックアップ部22と前記用紙トレイ2との間に接続軸(図示せず)を有する。
図17に示すように、前記用紙トレイ2を開放するにつれて、前記用紙ピックアップ部22は、その自重によって下方に傾ける。そのため、使用者が容易に用紙を取ることができる。前記用紙トレイ2の先端に、外部に延伸する用紙ストッパー部23を設けられる。前記用紙ストッパー部23は、前記自動給紙装置300から送り出した用紙が乱雑にならないように、その用紙を固定するために用いられる。
図17及び
図19に示すように、前記電動用紙トレイ100を閉鎖した場合、前記用紙ストッパー部23は、前記用紙トレイ2の内表面の先端に収容される。
【0024】
図9及び
図10に示すように、前記摺動溝21は、第1位置211及び第2位置212を有する。
図4及び
図10に示すように、前記昇降アセンブリ3が前記第1位置211に移動した場合、本発明の電動用紙トレイ100が閉鎖状態となり、前記用紙トレイ2の外表面及び前記自動給紙装置300の天井は、同じ水平線に位置する。その場合、前記用紙トレイ2の外表面を前記自動給紙装置300の外観面とする。それによって、前記自動給紙装置300の外観がより平らで美観を確保できる。前記昇降アセンブリ3が前記第2位置212に移動した場合、
図3、
図5及び
図9に示すように、本発明の電動用紙トレイ100が開放状態となる。本実施例において、本発明の電動用紙トレイ100と前記自動給紙装置300の底部との傾斜角度は26°である。本発明の電動用紙トレイ100と前記自動給紙装置300の天井との間に、用紙を載せるための凹溝部を形成する。従来の自動給紙装置の傾斜角度が10°以下であることに対して、本発明の電動用紙トレイ100は、用紙原稿を送り出した後のスピードを緩めて、用紙の積み重ねが良くなる効果を奏する。
【0025】
図9~
図11、
図17及び
図19に示すように、前記用紙トレイ2の中央の左右両側に、それぞれ下方に延伸するシャフトシート24を有する。前記シャフトシート24の底部に、前記基台部1に接続される回動軸25を設けられる。そのため、前記用紙トレイ2は、前記回動軸25を介して前記基台部1に対して回転移動できる。それによって、前記電動用紙トレイ100が開放状態又は閉鎖状態に回転移動できる。前記第1位置211は、前記第2位置212より前記用紙トレイ2の先端に近い。前記第2位置212は、前記第1位置211より前記用紙トレイ2の前記回動軸25に近い。本実施例において、前記伝動歯車組5の一側に近い前記回動軸25は、前記基台部の一側に係合される。他側に設けられる前記回動軸25は、ネジ26によって前記基台部の一側に固定される。
【0026】
図8~
図10、
図13及び
図14に示すように、前記昇降アセンブリ3は、接続ロッド31と、支持アーム32と、カム33と、ピボット部34とを有する。前記接続ロッド31は、前記基台部1の先端内に設けられ、且つ前記用紙トレイ2の左右方向に沿って設けられる。前記支持アーム32の頂端に、外側に延伸する前記ピボット部34を設けられる。前記ピボット部34は、前記摺動溝21の第1位置211と第2位置212との間に摺動できる。前記支持アーム32の底端に前記カム33を設けられる。前記カム33は、前記支持用アセンブリ4に設けられる。本実施例において、前記支持アーム32、前記カム33、及び前記ピボット部34の設置数は、2つである。前記接続ロッド31は、2つの前記支持アーム32に接続される。2つの前記支持アーム32は、前記接続ロッド31の両端にそれぞれ対応して設けられる。
【0027】
図9及び
図10に示すように、前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第1位置211に移動した場合、本発明の電動用紙トレイ100が閉鎖状態となる。前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第2位置212に移動した場合、本発明の電動用紙トレイ100が開放状態となる。前記昇降アセンブリ3は、前記用紙トレイ2の前記回動軸25と前記用紙トレイ2の先端との間に設けられる。前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第2位置212に移動した場合、前記用紙トレイ2の先端が前記ピボット部34によって持ち上げられるため、前記用紙トレイ2は、前記回動軸25を介して前記基台部1に対して回転移動し、前記電動用紙トレイ100が開放状態となる。前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第1位置211に移動した場合、前記用紙トレイ2の先端が前記ピボット部34によって持ち上げられないため、前記用紙トレイ2は、前記回動軸25を介して前記基台部1に対して回転移動し、前記電動用紙トレイ100が閉鎖状態となる。
【0028】
図8~
図11に示すように、前記支持用アセンブリ4は、少なくとも一つの摩擦プレート41と、少なくとも一つの第1弾性部材42と、第2弾性部材43と、少なくとも一つの固定軸44とを有する。前記カム33は、前記摩擦プレート41の一側に設けられ、前記摩擦プレート41と接触する。前記第1弾性部材42は、前記摩擦プレート41の他側に設けられる。前記摩擦プレート41の他側に前記固定軸44を設けられる。前記固定軸44及び前記第1弾性部材42は、前記摩擦プレート41の同じ一側に設けられる。前記固定軸44は、前記第1弾性部材42を固定、制限するために用いられる。前記第2弾性部材43は、前記用紙トレイ2の内表面に設けられ、前記基台部1の中段内に固定される。前記第1弾性部材42の両端は、それぞれ前記基台部1、及び前記摩擦プレート41の底面の前記固定軸44に当接することで、前記昇降アセンブリ3を第1位置211又は第2位置212に保持する力を提供する。
【0029】
本実施例において、前記摩擦プレート41、前記第1弾性部材42、及び前記固定軸44の設置数は、2つである。前記第1弾性部材42が圧縮バネであり、前記第2弾性部材43がねじりバネである。
【0030】
図12に示すように、本実施例において、前記用紙トレイ2の内表面に、下方に延伸する受止め用壁部27を有する。前記第2弾性部材43の一端は、前記用紙トレイ2の内表面の前記受止め用壁部27に当接する。前記第2弾性部材43の他端は、前記基台部1に当接する。前記第2弾性部材43は、前記基台部1内の固定部15に設けられる。前記固定部15及び前記回動軸25は同軸である。
【0031】
図12に示すように、前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第2位置212に移動した場合、前記受止め用壁部27が前記第2弾性部材43を圧縮する。前記昇降アセンブリ3の前記ピボット部34が前記第1位置211に移動した場合、前記第2弾性部材43は、前記受止め用壁部27からの圧縮力を解放する。そのため、前記第2弾性部材43の弾力によって前記用紙トレイ2は駆動され、前記回動軸25を介して前記基台部1に対して回転移動し、前記電動用紙トレイ100が閉鎖状態となる。
【0032】
本実施例において、前記第1弾性部材42は、前記用紙トレイ2を開放した後に必要としている支持力を提供し、前記用紙トレイ2が特定角度まで正確に開けられることを確保できる。前記第2弾性部材43は、前記用紙トレイ2を閉鎖するための力を提供し、前記用紙トレイ2が閉鎖されること確保できる。前記支持用アセンブリ4は、解放するための力を増加しなくても用紙スタックの重量を支える効果を奏する。
【0033】
図13に示すように、本発明の電動用紙トレイ100が開放状態であり、閉鎖状態に変更する際に、前記カム33と前記摩擦プレート41との接点は、前記カム33の回転軸心と同じ直線に位置しない。前記カム33が前記第1弾性部材42のばね力によるトルクを乗り越えた場合、本発明の電動用紙トレイ100が閉鎖されることができる。
【0034】
図14に示すように、本発明の電動用紙トレイ100が閉鎖状態であり、開放状態に変更する際に、前記カム33と前記摩擦プレート41との接点は、前記カム33の回転軸心と同じ直線に位置する。前記カム33が前記摩擦プレート41からの摩擦力を乗り越えた場合、本発明の電動用紙トレイ100が開放されることができる。
【0035】
図15及び
図16に示すように、前記伝動歯車組5は、遊星歯車組51と欠歯歯車52とを有する。前記接続歯車13は、前記遊星歯車組51に噛合される。前記遊星歯車組51は、前記欠歯歯車52に噛合される。前記遊星歯車組51が前記欠歯歯車52の回転を駆動する。前記欠歯歯車52は、前記接続ロッド31の一端に設けられ、前記基台部1の外側面に位置する。また、前記欠歯歯車52は、前記支持アーム32の外側に設けられ、前記接続ロッド31の回転を駆動すると共に、前記支持アーム32の回転を駆動する。さらに、前記昇降アセンブリ3を制御して前記用紙トレイ2の開閉動作を行う。本実施例において、前記欠歯歯車52が前記昇降アセンブリ3を駆動し、傾斜角度26°に持ち上げる。
【0036】
前記遊星歯車組51は、太陽歯車510と、第1歯車511と、第2歯車512と、第3弾性部材513と、第3歯車514と、第4歯車515と、遊星キャリヤ516とを有する。前記太陽歯車510は、前記第1歯車511、前記第2歯車512、及び前記第3歯車514に噛合される。前記第3弾性部材513は、前記第2歯車512と前記遊星キャリヤ516との間に設けられる。前記第3弾性部材513は、力を前記第2歯車512に伝達し、前記第2歯車512を正回転又は逆回転させる際に摩擦力を生じることで、前記遊星歯車組51は前記第1歯車511と前記第2歯車512との間に切り替え、動力を前記欠歯歯車52に伝達し、前記昇降アセンブリ3の昇降動作を行う。前記第4歯車515は、前記接続歯車13及び前記第3歯車514に噛合される。前記遊星キャリヤ516は、前記太陽歯車510、前記第1歯車511、及び前記第2歯車512の一側に設けられる。本実施例において、前記太陽歯車510、前記第3歯車514、前記第4歯車515、及び前記遊星キャリヤ516は、それぞれピントル517を介して前記基台部1に接続される。前記第1歯車511及び前記第2歯車512は、それぞれ前記ピントル517を介して前記遊星キャリヤ516に接続される。
【0037】
図15に示すように、本実施例において、第4歯車515が前記接続歯車13に噛合されるため、前記接続歯車13の回転方向は前記用紙分離用歯車11とは同じである。そのため、前記第4歯車515の回転方向は前記接続歯車13とは逆であり、前記第4歯車515の回転方向は前記第3歯車514とは逆であり、前記第3歯車514の回転方向は前記太陽歯車510とは逆である。よって、前記太陽歯車510の回転方向は前記第4歯車515とは同じであり、前記太陽歯車510の回転方向は前記第1歯車511及び前記第2歯車512とはが逆である。前記第1歯車511の回転方向、前記第2歯車512の回転方向、及び前記第3歯車514の回転方向が同じである。
【0038】
前記欠歯歯車52は、第1欠歯部521及び第2欠歯部522を有する。前記第1欠歯部521及び前記第2欠歯部522は、本発明の電動用紙トレイ100が完全に開放られた又は閉鎖された時に、持続的に回転するため傷つけられないために、前記用紙トレイ2と前記動力ユニット6を遮断することに用いられる。
【0039】
図19及び
図20に示すように、本発明の電動用紙トレイ100が閉鎖状態である場合、前記第1歯車511は、前記第1欠歯部521に対応する。その場合、前記欠歯歯車52が自動に分離され、前記用紙分離用歯車11からの動力を遮断する。そのため、閉鎖状態の前記用紙トレイ2が開放されないことを確保できる。
【0040】
図17及び
図18に示すように、本発明の電動用紙トレイ100が開放状態である場合、前記第2歯車512は、前記第2欠歯部522に対応する。その場合、前記欠歯歯車52が自動に分離され、前記用紙分離用歯車11からの動力を遮断する。そのため、開放状態の前記用紙トレイ2が閉鎖されないことを確保できる。
【0041】
図21を参照しながら説明する。
図21は、本発明の電動用紙トレイ100の自動開閉方法のフローチャートである。前記方法において、下記工程を行う。
【0042】
工程S101:待機。
図4に示すように、前記用紙トレイ2の外表面は、前記自動給紙装置300の天井と同じ水平線に位置する。その場合、前記用紙トレイ2の外表面を前記自動給紙装置300の外観面とすることで、前記自動給紙装置300の外観がより平らで美観を確保できる。
【0043】
工程S102:用紙を前記給紙トレイ200に置いた場合、用紙進入センサー101によって用紙の存在を検出する。用紙を検出した場合、工程S103を行う。用紙を検出しなかった場合、工程S102を繰り返す。前記用紙進入センサー101は、前記自動給紙装置300に設けられる。前記用紙進入センサー101は、前記自動給紙装置300の前記給紙トレイ200に設けられる。
【0044】
工程S103:前記動力ユニット6によって前記電動用紙トレイ100を開放する。
【0045】
工程S104:持ち上げセンサー103によって、前記電動用紙トレイ100のセンサー端部104の検出を行う。前記センサー端部104を検出した場合、工程S105を行う。前記センサー端部104を検出しなかった場合、工程S104を繰り返す。本実施例において、前記用紙トレイ2の後端を前記センサー端部104とし、前記電動用紙トレイ100が開放された場合、前記用紙トレイ2の後端を下に前記持ち上げセンサー103に検出されることができるまでに移動する。
【0046】
工程S105:前記電動用紙トレイ100が完全に開放された場合、前記第2歯車512と前記第2欠歯部522は互いに対応する。前記動力ユニット6から前記昇降アセンブリ3に伝達する動力は、前記欠歯歯車52によって遮断される。そのため、前記電動用紙トレイ100の作動が停止される。
【0047】
工程S106:使用者が前記自動給紙装置300を操作し、ボタンを押して給紙を行い、前記動力ユニット6が前記用紙ピックアップローラーモジュール14を駆動し、用紙を前記自動給紙装置300に搬送した後、工程S107を行う。その場合、
図3に示すように、本発明の電動用紙トレイ100と前記自動給紙装置300天井との間に、用紙を載せるための凹溝部を形成する。
【0048】
工程S107:前記用紙進入センサー101によって、用紙が前記自動給紙装置300に搬送されたかどうかを判断する。前記給紙トレイ200に用紙がないと検出した場合、工程S108を行う。前記給紙トレイ200に用紙があると検出した場合、工程S107を繰り返す。
【0049】
工程S108:前記動力ユニット6を止めて、用紙を紙送り経路302の用紙進入口303から前記用紙ピックアップローラーモジュール14を介して前記自動給紙装置300に搬送し、そして、複数の駆動ローラー組301を介して前記紙送り経路302に搬送し、最後、前記紙送り経路302の用紙排出口304に送り出し、前記電動用紙トレイ100に積み重ねた後、工程S109を行う。
【0050】
工程S109:用紙排出センサー102によって用紙の存在を検出する。用紙を検出した場合、工程S109を繰り返す。使用者が前記電動用紙トレイ100上の用紙を全部取って、前記用紙排出センサー102が用紙を検出しなかった場合、工程S110を行う。本実施例において、前記用紙排出センサー102は、前記凹溝部又は前記用紙トレイ2に設けられる。前記凹溝部内又は前記用紙トレイ2上に用紙がある場合、記用紙排出センサー102によって検出され、前記電動用紙トレイ100に用紙があると判定される。逆に、前記凹溝部内又は前記用紙トレイ2にある用紙が取られた場合、前記用紙排出センサー102が資料を検出しなかったため、電動用紙トレイ100上の用紙が既に取られたと判定する。
【0051】
工程S110:前記動力ユニット6によって前記電動用紙トレイ100を閉鎖した後、工程S111を行う。
【0052】
工程S111:完全に閉鎖された後、前記第1歯車511と前記第1欠歯部521は互いに対応する。前記動力ユニット6から前記昇降アセンブリ3に提供する動力は、前記欠歯歯車52によって遮断される。そのため、前記電動用紙トレイ100の作動が停止される。その場合、
図4に示すように、前記用紙トレイ2上面を前記自動給紙装置300の外観面とする。
【0053】
具体的な実施例において、前記用紙進入センサー101、前記用紙排出センサー102、及び前記持ち上げセンサー103は、光学式、スイングアーム式、又は光学式及びスイングアーム式の組み合わせであってもよい。
【0054】
図22~
図25は、前記動力ユニット6とウォームギヤ機構7及び昇降プレート8を組み合わせた実施例である。前記組み合わせは、前記電動用紙トレイ100と前記自動給紙装置300との間に設けられる。前記動力ユニット6によって前記ウォームギヤ機構7を駆動し、前記昇降プレート8が前記ウォームギヤ機構7の斜面に沿って高さを調整することで、本発明の電動用紙トレイ100を開閉させる。
【0055】
前記昇降プレート8は、第1連結部81と、第2連結部82と、第3連結部83とを有する。前記第1連結部81は、前記昇降プレート8の一端に設けられ、前記基台部1内に固定される。前記第3連結部83は、前記昇降プレート8の他端に設けられ、前記用紙トレイ2の内側面に固定される。前記第2連結部82は、前記第1連結部81と前記第3連結部83との間に設けられ、且つ前記ウォームギヤ機構7の斜面に設けられる。前記第2連結部82が低部71に位置する場合、前記用紙トレイ2が前記第3連結部83によって持ち上げられず、前記昇降プレート8が平行状態となる。前記第2連結部82が高部72に位置する場合、前記用紙トレイ2が前記第3連結部83によって持ち上げられる。その場合、前記第3連結部83の位置が前記第2連結部82より高く、前記第2連結部82の位置が前記第1連結部81より高い。
【0056】
具体的な実施例において、前記昇降モジュールの代わりに、前記ウォームギヤ機構7及び前記昇降プレート8を前記電動用紙トレイ100内に設けてもよい。具体的な実施例において、前記昇降モジュールが電磁弁であってもよい。
【0057】
上記をまとめると、本発明の電動用紙トレイ100は、前記動力ユニット6から前記伝動歯車組5に動力を伝達し、前記伝動歯車組5によって前記昇降アセンブリ3を駆動することで、前記用紙トレイ2の開閉動作を行う。前記第1弾性部材42は、前記用紙トレイ2を開放した後に必要としている支持力を提供し、前記用紙トレイ2が開放されることを確保する。前記第2弾性部材43は、前記用紙トレイ2を閉鎖するための力を提供し、前記用紙トレイ2が閉鎖されることを確保する。そのため、本発明の電動用紙トレイ100は、自動に開閉でき、用紙排出後の積み重ね品質を向上し、構造空間を減少してコストを低減し、さらに美観を確保できる。
【0058】
(付記)
(付記1)
自動給紙装置に用いられる電動用紙トレイであって、
前記自動給紙装置の基台部の一側に設けられ前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙トレイの外表面を前記自動給紙装置の外観面とし、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙トレイと前記自動給紙装置との間に凹溝部を形成する、
ことを特徴とする、
電動用紙トレイ。
【0059】
(付記2)
前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、
前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、
前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、
前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する、
ことを特徴とする、
付記1に記載の電動用紙トレイ。
【0060】
(付記3)
前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、
前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、
前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、
前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである、
ことを特徴とする、
付記2に記載の電動用紙トレイ。
【0061】
(付記4)
前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、
前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、
前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、
前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、
前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、
前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、
前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、
前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、
前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される、
ことを特徴とする、
付記2に記載の電動用紙トレイ。
【0062】
(付記5)
自動給紙装置であって、
基台部と、前記基台部内に設けられ用紙進入口及び用紙排出口を有する紙送り経路と、前記用紙進入口に設けられる用紙ピックアップローラーモジュールと、前記紙送り経路に沿って設けられる複数の駆動ローラー組と、前記基台部に接続される給紙トレイ及び電動用紙トレイとを有し、
前記給紙トレイ及び前記電動用紙トレイは、それぞれ前記用紙進入口及び前記用紙排出口に設けられ、
前記電動用紙トレイは、前記基台部に接続されるための回動軸を少なくとも有する用紙トレイと、前記基台部に設けられる動力ユニットと、前記動力ユニットと前記用紙トレイとの間に接続される昇降モジュールとを有し、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第1位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して閉鎖位置に回転移動することで、前記用紙進入口又は前記用紙排出口が前記用紙トレイによって遮蔽され、
前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動して第2位置に移動させると、前記用紙トレイは、前記昇降モジュールによって前記回動軸を介して前記基台部に対して開放位置に回転移動することで、前記用紙進入口又は前記用紙排出口が前記用紙トレイに露出する、
ことを特徴とする、
自動給紙装置。
【0063】
(付記6)
前記昇降モジュールは、伝動歯車組と、昇降アセンブリと、前記基台部内に設けられる支持用アセンブリとを有し、
前記昇降アセンブリは、少なくとも一つの支持アームと、前記基台部内に設けられ前記伝動歯車組と前記支持アームとを接続する接続ロッドと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのカムと、前記支持アームに設けられる少なくとも一つのピボット部とを有し、
前記接続ロッドと前記支持アームとの接続箇所は、前記カムと前記ピボット部との間に位置し、
前記ピボット部は、前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記カムは、前記支持用アセンブリに当接する、
ことを特徴とする、
付記5に記載の自動給紙装置。
【0064】
(付記7)
前記支持用アセンブリは、少なくとも一つの固定軸と、少なくとも一つの摩擦プレートと、前記固定軸と前記基台部との間に当接する少なくとも一つの第1弾性部材と、前記基台部の前記回動軸と同軸である固定部に設けられる第2弾性部材とを有し、
前記カムは、前記摩擦プレートの一側に設けられ、
前記固定軸は、前記摩擦プレートの他側に設けられ、
前記第2弾性部材の両端は、それぞれ前記基台部及び前記用紙トレイの内表面に当接し、
前記第1弾性部材が圧縮バネであり、前記第2弾性部材がねじりバネである、
ことを特徴とする、
付記6に記載の自動給紙装置。
【0065】
(付記8)
前記伝動歯車組は、用紙分離用歯車と、接続歯車と、遊星歯車組と、欠歯歯車とを有し、
前記遊星歯車組は、太陽歯車と、第1歯車と、第2歯車と、第3弾性部材と、第3歯車と、第4歯車と、遊星キャリヤとを有し、
前記太陽歯車は、前記第1歯車、前記第2歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記第3弾性部材は、前記第2歯車と前記遊星キャリヤとの間に設けられ、
前記第4歯車は、前記接続歯車、及び前記第3歯車に噛合され、
前記遊星キャリヤは、前記太陽歯車、前記第1歯車、及び前記第2歯車の一側に設けられ、
前記欠歯歯車は、第1欠歯部と第2欠歯部とを有し、
前記昇降モジュールが前記第1位置に移動する場合、前記第1歯車が前記第1欠歯部に対応し、
前記昇降モジュールが前記第2位置に移動する場合、前記第2歯車が前記第2欠歯部に対応し、
前記動力ユニットは、前記用紙分離用歯車に接続され、
前記用紙分離用歯車は、前記用紙ピックアップローラーモジュールに接続され、
前記接続歯車は、前記用紙分離用歯車に同軸に接続される、
ことを特徴とする、
付記6に記載の自動給紙装置。
【0066】
(付記9)
付記1に記載の電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法であって
用紙進入センサーによって給紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、
前記用紙進入センサーによって前記給紙トレイに用紙があると検出した場合、動力ユニットによって昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを開放する工程と、
持ち上げセンサーによって前記用紙トレイが開放位置まで回転移動して開放したことを検出する工程と、
前記用紙トレイが前記開放位置に回転移動して開放した場合、用紙ピックアップローラーモジュールによって前記用紙を前記自動給紙装置に給送し、駆動ローラー組によって前記用紙を前記用紙トレイに排出する工程と、
用紙排出センサーによって前記用紙トレイにおける用紙の存在を検出する工程と、
前記用紙排出センサーによって前記用紙トレイに用紙がないと検出した場合、前記動力ユニットによって前記昇降モジュールを駆動し、前記昇降モジュールによって前記用紙トレイを閉鎖位置に回転移動させることで、前記用紙トレイを閉鎖する工程と、
を有することを特徴とする、
電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法。
【0067】
(付記10)
前記用紙トレイが前記閉鎖位置又は前記開放位置に回転移動した場合、前記動力ユニットから前記用紙トレイに伝達した動力は前記昇降モジュールによって遮断されることを特徴とする、
付記9に記載の電動用紙トレイを有する自動給紙装置の自動開閉方法。
【符号の説明】
【0068】
100 電動用紙トレイ
101 用紙進入センサー
102 用紙排出センサー
103 持ち上げセンサー
104 センサー端部
1 基台部
11 用紙分離用歯車
12 伝動軸
13 接続歯車
14 用紙ピックアップローラーモジュール
15 固定部
2 用紙トレイ
21 摺動溝
211 第1位置
212 第2位置
22 用紙ピックアップ部
23 用紙ストッパー部
24 シャフトシート
25 回動軸
26 ネジ
27 受止め用壁部
3 昇降アセンブリ
31 接続ロッド
32 支持アーム
33 カム
34 ピボット部
4 支持用アセンブリ
41 摩擦プレート
42 第1弾性部材
43 第2弾性部材
44 固定軸
5 伝動歯車組
51 遊星歯車組
510 太陽歯車
511 第1歯車
512 第2歯車
513 第3弾性部材
514 第3歯車
515 第4歯車
516 遊星キャリヤ
517 ピントル
52 欠歯歯車
521 第1欠歯部
522 第2欠歯部
6 動力ユニット
7 ウォームギヤ機構
71 低部
72 高部
8 昇降プレート
81 第1連結部
82 第2連結部
83 第3連結部
200、200’ 給紙トレイ
300、300’ 自動給紙装置
301 駆動ローラー組
302 紙送り経路
303 用紙進入口
304 用紙排出口
S101~S111 工程