(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-17
(45)【発行日】2022-02-28
(54)【発明の名称】情報処理システム,情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20120101AFI20220218BHJP
【FI】
G06Q10/00
(21)【出願番号】P 2020193917
(22)【出願日】2020-11-20
【審査請求日】2020-12-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月19日に、株式会社OSKが、電気通信回線を通じて公開
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月20日に、株式会社OSKが、株式会社大塚商会に販売して公開
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596166623
【氏名又は名称】株式会社OSK
(72)【発明者】
【氏名】佐古 達哉
(72)【発明者】
【氏名】杉村 厚
【審査官】田中 寛人
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-077056(JP,A)
【文献】特開2002-092493(JP,A)
【文献】特開2000-311200(JP,A)
【文献】特開2007-041806(JP,A)
【文献】特開2000-020465(JP,A)
【文献】国際公開第2020/031347(WO,A1)
【文献】特開2017-073087(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求
に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1
方向連携指示
の受領後に起動される第2登録画面にお
いて該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の
初期値を設定する
第1方向連携手段と、
前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携手段と、
を備える、情報処理システム。
【請求項2】
前記第2方向連携手段が、前記第2情報を対象とする更新画面を介して受け付ける更新要求に関連付けられた第2方向連携指示の受領後に、該第2情報に対応する前記第1情報における前記第1情報可変項目の値を整合させる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2方向連携手段が、前記更新画面において前記第2方向連携指示の送信が必要か否かを選択可能な要素に必要を意味する固定値を設定する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1情報は予定の情報であり、前記第1情報可変項目は該予定の時期を特定可能な単数又は複数の項目であり、前記第2情報は業務の情報であり、前記第2情報可変項目は該業務の時期を特定可能な単数又は複数の項目である、
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第1情報は予定の情報であり、前記第1情報可変項目は該予定の開始時期と終了時期を特定可能な単数又は複数の項目であり、前記第2情報は商談の情報であり、前記第2情報可変項目は該商談の開始時期と終了時期を特定可能な単数又は複数の項目である、
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携処理と、
前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携処理と、
をコンピュータシステムが実行する、情報処理方法。
【請求項7】
第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携処理と、
前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携処理と、
をコンピュータシステムに実行させる、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム,情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
個人スケジュールの情報を利用して業務報告書の作成を支援する機能を有するホストコンピュータが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のホストコンピュータは、個人スケジュールが登録された際に、当該スケジュールに係る日時等の情報が計画欄に記載されかつ報告欄が未記載の業務報告書データを業務担当者に提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スケジュール管理システムには、特定の業務報告書を起案するべき業務に関連しないスケジュールも登録され得る。特許文献1記載の機能は、個人スケジュールが登録された際に特定種類の業務報告書の作成を支援するだけである。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、複数の機能を利用するユーザの利便性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、当該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において当該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定するとともに、上記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき上記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に当該第2情報における上記第2情報可変項目の値が更新された場合に、当該第1情報における上記第1情報可変項目の値を当該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1情報の管理機能と第2情報の管理機能が双方向に連携し、両機能を利用するユーザの利便性が向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】業務システムの概要の説明図である。(実施形態)
【
図6】商談入力画面(登録モード)の説明図である。(実施形態)
【
図7】業務システムの概要の説明図である。(実施形態)
【
図8】業務システムのネットワーク構成の説明図である。(実施形態)
【
図9】サーバ装置の電気的構成の説明図である。(実施形態)
【
図10】業務支援システムの機能的構成の説明図である。(実施形態)
【
図11-1】ユーザ基本情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図11-2】施設基本情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図11-3】顧客基本情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図11-4】プログラム基本情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図12-1】プログラム分類情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図12-2】起動区分情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図12-3】ユーザ制御情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図12-4】施設制御情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図13-1】共通予定情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図13-2】個別予定情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図13-3】商談情報のデータ構成の説明図である。(実施形態)
【
図14】起動制御手順の説明図である。(実施形態)
【
図15】業務システムの補足事項の説明図である。(補足1)
【
図17】商談入力画面(修正モード)の説明図である。(補足1)
【
図18】業務システムの補足事項の説明図である。(補足2)
【
図19】業務システムの変形例の説明図である。(変形例1)
【
図20】訪問履歴情報のデータ構成の説明図である。(変形例1)
【
図21-1】グループ制御情報のデータ構成の説明図である。(変形例2)
【
図21-2】ユーザグループ設定情報のデータ構成の説明図である。(変形例2)
【
図21-3】施設グループ設定情報のデータ構成の説明図である。(変形例2)
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.実施形態]
[1-1.概要]
(1)業務システムの概要
図1乃至
図7を参照して、業務システムの概要を説明する。本実施形態は、業務を支援する業務支援システム10を含む業務システムに関する。業務支援システム10は、予定情報(第1情報)を管理する予定管理機能110(第1機能)や業務情報(第2情報)を管理する業務管理機能120(第2機能)を提供する。業務管理機能120は、業務の種類やニーズに応じて拡張可能な単数又は複数の支援機能を包含する。以下の説明では、業務管理機能120が商談情報を管理する場合の例を用いる。
【0010】
(2)連携機能の概要
業務支援システム10は、予定管理機能110と業務管理機能120とを連携させる連携機能を提供する。
図1に示すように、連携機能は、予定管理機能110側の登録画面31(第1登録画面)で入力され新規に登録されるデータの一部を、業務管理機能120側の登録画面32(第2登録画面)に承継する。これにより、登録画面32におけるユーザの入力の手間が軽減するとともに、誤入力の発生が抑止される。この点において、予定管理機能110と業務管理機能120の双方を利用するユーザの利便性が向上し得る。
【0011】
また、
図7に示すように、連携機能は、業務管理機能120側の登録画面32で入力され新規に登録されるデータの一部を予定管理機能110に承継する。これにより、登録画面31における入力の手間が削減され、誤入力の発生が防止される。この点において、予定管理機能110と業務管理機能120の双方を利用するユーザの利便性が向上し得る。
【0012】
(3)連携手順の概要
(a)予定情報の登録→業務情報の登録
図1に示されるように、予定管理機能110はまず、ユーザ端末20からの求めに応じて登録画面31を起動させる(ステップS111)。例えば、予定一覧画面200(
図2)を介して受け付ける要求に応じて、件名入力画面300(
図3)が提示される。また、例えば、予定一覧画面200又は件名入力画面300を介して受け付ける要求に応じて、予定登録画面400(
図4)が提示されてもよい。件名入力画面300や予定登録画面400は、登録画面31の一例である。
【0013】
予定管理機能110は続いて、登録画面31を介して登録要求(第1登録要求)を受け付けて予定情報を登録するとともに、当該登録要求に関連付けて他の登録画面を起動させるための起動指示(第1起動指示の一例)を受領する(ステップS112)。例えば、件名入力画面300(
図3)においてチェックボックス312がオンの状態でボタン320がクリックされた場合や、予定登録画面400(
図4)においてチェックボックス413がオンの状態でボタン420がクリックされた場合に、起動させる画面を特定しない起動指示(第1種起動指示)が送信される。
【0014】
起動可能な画面が複数である場合、予定管理機能110は、複数の当該画面にそれぞれ対応する複数の選択肢が提示される選択画面41をユーザ端末20に起動させ(ステップS113)、選択画面41を介して起動指示(第1起動指示の一例)を受領する(ステップS114)。例えば、機能選択画面500(
図5)を介して、起動させる画面を特定した起動指示(第2種起動指示)が受領される。起動可能な画面が単数である場合、又は、選択画面41を介して起動させる画面が指定(選択)された場合に、予定管理機能110は、当該画面(ここでは登録画面32とする。)を起動させる起動要求を業務管理機能120に送信する(ステップS121)。起動要求は、例えば、商談入力画面600(
図6)を登録モードで起動させる要求である。
【0015】
起動要求は、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報における第1連携事項(第1事項)の内容を伴う。第1連携事項は、予定情報と業務情報に共通し又は重複する事項である。第1連携事項は、例えば、「開始日時」及び「終了日時」であり、「件名」を含んでいてもよい。また、起動要求に関連付けて予定情報の識別情報(後述の「個別予定ID」)が予定管理機能110から業務管理機能120に提供される。
【0016】
業務管理機能120は、起動要求(ステップS121)に応じて、登録画面32をユーザ端末20に起動させる(ステップS131)。ことのき、登録画面32における第1連携事項に対応する事項の内容が、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報を用いて設定される。例えば、商談入力画面600が起動される場合に、予定管理機能110から承継した内容を用いて、入力欄612の「商談日付」及び入力欄613の「商談時間」の起動後の初期値が、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報の「開始日時」及び「終了日時」の内容と実質的に同等になるように設定される。なお、ここでは、チェックボックス614がオンで固定されるのが好ましい。
【0017】
最後に、業務管理機能120は、登録画面32を介してユーザ端末20から業務情報の登録要求を受け付け、業務情報を登録する(ステップS132)。業務情報には、予定情報の識別情報が含まれる。
【0018】
(b)業務情報の登録→予定情報の登録
図7に示されるように、業務管理機能120は、ユーザ端末20からの求めに応じて登録画面32を起動させる(ステップS711)。例えば、商談入力画面600(
図6)が提示される。ここでは、チェックボックス614にて連携のオン・オフが選択可能である。業務管理機能120は続いて、登録画面32を介して業務情報の登録要求を受け付けて業務情報を登録するとともに、当該登録要求に関連付けて、予定情報の登録指示を受領する(ステップS712)。例えば、商談入力画面600においてチェックボックス612がオンの状態でボタン620がクリックされた場合に、登録指示が送信される。
【0019】
業務管理機能120は続いて、予定情報の登録要求を予定管理機能110に送信する(ステップS721)。登録要求(ステップS721)は、登録要求(ステップS712)に基づいて登録される業務情報における第1連携事項の内容を伴う。第1連携事項は、例えば、「商談日付」及び「商談時間」であり、「件名」を含んでいてもよい。予定管理機能110は、登録要求(ステップS721)に基づいて予定情報を登録した後に、予定情報の識別情報(後述の「個別予定ID」)を業務管理機能120に提供する(ステップS722)。業務管理機能120は、業務情報に予定情報の識別情報を追加登録して、業務情報に予定情報を対応付ける。
【0020】
[1-2.ネットワーク構成]
図8は、業務システムのネットワーク構成を例示する。
図8に例示されるように、業務システムは、予定管理機能110と業務管理機能120を含む業務支援機能を提供する業務支援システム10と、業務支援システム10のユーザが使用するユーザ端末20と、を含む。業務支援システム10は、サーバ11とストレージ12を含む。サーバ11はストレージ12にアクセス可能である。
【0021】
業務支援システム10とユーザ端末20とは、通信ネットワーク90を通じてデータの授受が可能である。通信ネットワーク90は、インターネット(Internet),携帯電話網,無線WAN(Wireless Wide Area Network),無線LAN(Wireless Local Area Network),イーサネット(Ethernet)(登録商標)等の既存のネットワークのうち少なくともいずれかを含んでいてよい。
【0022】
[1-2-1.業務支援システム]
業務支援システム10は、サーバ11とストレージ12を含む。サーバ11は、所定プログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)である。ストレージ12は、所定データを記憶する記憶装置である。ストレージ12は、DBMS(database management system)を構成していてよい。サーバ11は、要求元から取得したデータをストレージ12に記憶させる。また、サーバ11は、要求に応じてストレージ12に記憶されるデータを取得し、取得されたデータを要求元に提供する。
【0023】
なお、複数のサーバ装置を連携させてサーバシステムを構成し、サーバ11の機能を分担させ又はサーバ11にかかる負荷を分散させてもよい。サーバ装置又はサーバシステムにおいて、複数の仮想的なサーバにサーバ11の複数の機能をそれぞれ分担させてもよい。また、複数の記憶装置を用意し、ストレージ12が記憶するデータの種類ごとに別々に記憶させてもよい。ストレージ12が記憶するデータを複数の記憶装置に分散配置することも可能である。
【0024】
[1-2-2.ユーザ端末]
ユーザ端末20は、所定プログラムがインストールされたユーザ装置(コンピュータ)である。本実施形態のシステムでは、ユーザ装置として、汎用の処理装置(例えば、PC(personal computer)など)や汎用の携帯装置(例えば、携帯電話,スマートフォン(smartphone),タブレット(tablet)端末,タブレットPC(personal computer),ウェアラブルデバイス(wearable device)など)を用いることができる。
【0025】
[1-3.業務支援システムの構成]
[1-3-1.サーバ装置の電気的構成]
図9は、サーバ装置の電気的構成を例示する。典型的なサーバ装置は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)を含む制御処理装置910と、RAM(Random Access Memory)を含む主記憶装置920と、HDD(Hard Disc Drive)を含む補助記憶装置930と、マウスやキーボードを含む入力装置940と、ディスプレイやスピーカを含む出力装置950と、ネットワークカード(Network Interface Card)を含む通信制御装置960と、を有する。
【0026】
主記憶装置920、補助記憶装置930、入力装置940、出力装置950及び通信制御装置960は、バスラインを介して制御処理装置910とそれぞれ接続される。制御処理装置910は、(1)補助記憶装置930に記憶されたプログラムを主記憶装置920上に読み込み、(2)プログラムの指示に従って入力装置940と補助記憶装置930と通信制御装置960との少なくともいずれかからデータを取得し、(3)取得したデータをプログラムに規定される手順で演算・加工した上で、(4)演算済み・加工済みのデータを補助記憶装置930と出力装置950と通信制御装置960との少なくともいずれかに提供する。
【0027】
[1-3-2.業務支援システムの機能的構成]
図10は、業務システムの機能的構成を例示する。
図10に例示されるように、業務支援システム10は、格納部1011と、取得部1012と、管理部1013と、提供部1014と、機能部1021と、機能部1022と、を有する。格納部1011はストレージ12が提供する機能であり、その他はサーバ11が提供する機能である。
【0028】
サーバ11の機能は、サーバ装置向けOS(Operating System)と当該OS上で動作する所定プログラム(情報処理プログラム)がサーバ装置にそれぞれインストールされることにより実現される。管理部1013,機能部1021,機能部1022は、サーバ11を構成するサーバ装置の制御処理装置910を含んで構成される。取得部1012,提供部1014はそれぞれ、サーバ11を構成するサーバ装置の制御処理装置910と通信制御装置960を含んで構成される。ストレージ12の機能は、サーバ装置向けOSと当該OS上で動作する所定プログラムがサーバ装置にそれぞれインストールされることにより実現される。
【0029】
サーバ装置向けOS及びサーバ装置にインストールされるべき所定プログラムは、通信ネットワーク90を介し搬送波に重畳させてサーバ装置に供給されてもよいし、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disk),MOディスク(Magneto-Optical disk),フラッシュメモリ(flash memory)等の記録媒体に記録された状態で配布され当該記録媒体からサーバ装置に読み込まれてもよい。
【0030】
格納部1011は、基本情報,制御情報,登録情報をそれぞれ格納する。基本情報,制御情報,登録情報のデータ構成については、項を分けて後述する。取得部1012は、ユーザ端末20から各種要求を受け付ける。また、取得部1012は、ユーザ端末20から各種指示を受領する。
【0031】
管理部1013は、ユーザ端末20,機能部1021,機能部1022の間で各種要求及び各種指示の送受を中継する。また、管理部1013は、ユーザ端末20,機能部1021又は機能部1022の求めに応じて格納部1011にアクセスし、基本情報,制御情報,登録情報を登録し、修正し、削除し、又は読み出す。提供部1014は、ユーザ端末20に各種データを提供する。特に、提供部1014は、ユーザ端末20に画面データを提供し、画面を表示させる。
【0032】
機能部1021は、予定管理機能110を提供する。機能部1021は、例えば、第1起動部,第1受付部,第1登録部,第1受領部,第1要求部,第1連携部を含む。
【0033】
第1起動部は、画面データを提供してユーザ端末20に画面を起動(表示)させる。第1起動部は、例えば、予定一覧画面200(
図2),件名入力画面300(
図3),予定登録画面400(
図4),機能選択画面500(
図5)をそれぞれユーザ端末20に起動させる。
【0034】
第1受付部は、画面を介してユーザ端末20から要求を受け付ける。第1受付部は、例えば、件名入力画面300又は予定登録画面400を介して予定情報の登録要求を受け付ける。また、第1受付部は、機能部1022から予定情報の登録要求を受け付ける。
【0035】
第1登録部は、登録要求に基づいて予定情報を登録する。第1登録部は、例えば、予定情報の登録要求に基づいて、予定情報を格納部1011に記憶させる。
【0036】
第1受領部は、登録要求に関連付けてユーザ端末20から、他の登録画面を表示させるための起動指示(第1種起動指示)を受領する。特に、起動可能な登録画面に関する複数の選択肢が提示される選択画面を介して、他の特定の登録画面を起動させる起動指示(第2種起動指示)を受領する。第1受領部は、例えば、件名入力画面300又は予定登録画面400を介して第1種起動指示を受領する。第1受領部は、例えば、機能選択画面500を介して商談入力画面600を起動させる第2種起動指示を受領する。
【0037】
第1要求部は、特定の画面を起動させる起動要求を機能部1022に供給する。第1要求部は、例えば、商談入力画面600を起動させる起動要求を機能部1022に供給する。
【0038】
第1連携部は、連携機能を提供する。第1連携部は、例えば、予定情報を構成する「開始日時」,「終了日時」及び「件名」の値を、機能部1022に提供(承継)する。第1連携部は、例えば、「個別予定ID」を機能部1022に提供(承継)し、予定情報に業務情報を対応付けさせる。
【0039】
機能部1022は、業務管理機能120を提供する。機能部1022は、例えば、第2起動部,第2受付部,第2登録部,第2受領部,第2要求部,第2連携部を含む。
【0040】
第2起動部は、画面データを提供してユーザ端末20に画面を起動(表示)させる。第2起動部は、例えば、商談入力画面600(
図6)をユーザ端末20に起動させる。その際、機能部1021から提供を受けたデータを用いて、入力欄611,入力欄612,入力欄613にそれぞれ対応する「件名」,「商談日付」,「商談時間」の初期値を設定する。
【0041】
第2受付部は、画面を介してユーザ端末20から要求を受け付ける。第2受付部は、例えば、商談入力画面600を介して業務情報(商談情報)の登録要求を受け付ける。また、第2受付部は、機能部1021から業務情報の登録要求を受け付ける。
【0042】
第2登録部は、登録要求に基づいて業務情報を登録する。第2登録部は、例えば、業務情報の登録要求に基づいて、業務情報を格納部1011に記憶させる。
【0043】
第2受領部は、登録要求に関連付けてユーザ端末20から、他の情報を登録するための登録指示(自動登録指示)を受領する。第2受領部は、例えば、商談入力画面600を介して予定情報の自動登録指示を受領する。
【0044】
第2要求部は、他の情報を登録させる登録要求を機能部1021に供給する。第2要求部は、例えば、予定情報を登録させる登録要求を機能部1021に供給する。
【0045】
第2連携部は、連携機能を提供する。第2連携部は、例えば、商談情報を構成する「商談日付」,「商談時間」及び「件名」の値を、機能部1021に提供(承継)する。
【0046】
[1-3-3.データ構成]
(1)基本情報
図11-1は、ユーザ基本情報のデータ構成を例示する。
図11-1に例示されるように、ユーザ基本情報は、ユーザを特定可能な「ユーザID」(キー項目)に、「ユーザ氏名」を関連付ける。
図11-2は、施設基本情報のデータ構成を例示する。
図11-2に例示されるように、施設基本情報は、施設を特定可能な「施設ID」(キー項目)に、「施設名称」を関連付ける。
【0047】
図11-3は、顧客基本情報のデータ構成を例示する。
図11-3に例示されるように、顧客基本情報は、顧客を特定可能な「顧客ID」(キー項目)に、「顧客名称」を関連付ける。
図11-4は、プログラム基本情報のデータ構成を例示する。
図11-4に例示されるように、プログラム基本情報は、プログラムを特定可能な「プログラムID」(キー項目)に、「連携可否フラグ」を関連付ける。「連携可否フラグ」が示す内容に応じて、プログラムに対応する画面に、チェックボックス(例えば、チェックボックス312,413,614,1714)やボタン(例えば、ボタン1612)の配置の要否が判定される。
【0048】
(2)制御情報
図12-1は、プログラム分類情報のデータ構成を例示する。
図12-1に例示されるように、プログラム分類情報は、「プログラムID」(キー項目)に、「表示名称」,「所有者区分」,「起動判定分類」をそれぞれ関連付ける。
図12-2は、起動区分情報のデータ構成を例示する。
図12-2に例示されるように、起動区分情報は、「所有者区分」と「起動判定分類」と「分類コード」の組(複合キー)に、「起動区分」(起動可/起動不可)をそれぞれ関連付ける。
【0049】
図12-3は、ユーザ制御情報のデータ構成を例示する。
図12-3に例示されるように、ユーザ制御情報は、「ユーザID」(キー項目)に、分類1~m(mは適当な自然数)の「分類コード」をそれぞれ関連付ける。
図12-4は、施設制御情報のデータ構成を例示する。
図12-4に例示されるように、施設制御情報は、「施設ID」(キー項目)に、分類1~n(nは適当な自然数)の「分類コード」をそれぞれ関連付ける。
【0050】
(3)登録情報
図13-1は、共通予定情報のデータ構成を例示する。
図13-1に例示されるように、共通予定情報は、「予定ID」(キー項目)に、「予定種別」,「件名」,「場所」,「内容」をそれぞれ関連付ける。これらは、予定情報に共通する事項である。
【0051】
図13-2は、個別予定情報のデータ構成を例示する。
図13-2に例示されるように、個別予定情報は、「個別予定ID」(キー項目)に、「予定ID」,「所有者区分」(ユーザ/施設),「所有者コード」(ユーザID/施設ID),「開始日時」,「終了日時」,「回答区分」(参加/不参加)をそれぞれ関連付ける。「予定ID」は、個別予定情報を共通予定情報に関連付ける。1つの共通予定情報には、複数の個別予定情報が関連付けられ得る。「所有者区分」以下は、ユーザや施設ごとの予定情報である。
【0052】
図13-3は、商談情報のデータ構成を例示する。
図13-3に例示されるように、商談情報は、「商談コード」(キー項目)に、「顧客コード」,「件名」,「日付」,「開始時刻」,「終了時刻」,「個別予定ID」をそれぞれ関連付ける。「個別予定ID」は、商談情報を予定情報に対応付ける。
【0053】
[1-4.起動制御手順]
図14は、起動制御手順を例示する。以下では、予定管理機能110により予定情報が登録され、さらに業務管理機能120により商談情報が登録される一連の流れが説明される。
【0054】
前提として、ユーザ端末20に予定一覧画面200(
図2)が表示されている。予定一覧画面200には、特定の日付における、ユーザごとの登録済みの予定情報が表示される。例えば、
図2の表示例では、2020年11月15日における、ユーザAの登録済→の予定情報211等が表示されている。
【0055】
予定一覧画面200においてユーザAに対応する時間領域において軌跡212を描くドラッグ&ドロップ操作がなされると、時間領域213に対応する指定時間帯(2020年11月15日の14時00分~16時00分)の予定情報の登録に用いる件名入力画面300(
図3)が表示される。また、「予定登録」と表示されるボタン220に対するクリック操作がなされると、予定情報の登録に用いる予定登録画面400(
図4)が表示される。件名入力画面300及び予定登録画面400は、いずれも登録画面である。
【0056】
ステップS1405bでは、業務支援システム10がユーザ端末20の求めに応じて、登録画面を起動する。例えば、件名入力画面300(
図3)や予定登録画面400(
図4)の表示データがユーザ端末20に提供される。ステップS1405aでは、ユーザ端末20が、登録画面を表示する。例えば、件名入力画面300(
図3)や予定登録画面400(
図4)が表示される。
【0057】
件名入力画面300には、件名を入力する入力欄311,連携の要否を指定可能なチェックボックス312が配置される。「登録」と表示されるボタン320に対するクリック操作がなされると、入力欄311の入力内容を含む登録要求が業務支援システム10に送信される。また、チェックボックス312がオンである場合は、当該登録要求とともに第1種起動指示が業務支援システム10に送信される。「詳細」と表示されるボタン330に対するクリック操作がなされると、予定登録画面400(
図4)が表示される。
【0058】
予定登録画面400には、日時を入力する入力欄411,件名を入力する入力欄412の他、場所,内容等をそれぞれ入力する入力欄や連携の要否を指定可能なチェックボックス413が配置される。「登録」と表示されるボタン420に対するクリック操作がなされると、入力欄411及び入力欄412の入力内容を含む登録要求が業務支援システム10に送信される。また、チェックボックス413がオンである場合は、当該登録要求とともに第1種起動指示が業務支援システム10に送信される。
【0059】
ステップS1410aでは、ユーザ端末20が業務支援システム10に、登録画面の入力値に基づく予定情報の登録を要求する。件名入力画面300のチェックボックス312や予定登録画面400のチェックボックス413がオンである場合、登録要求は第1種起動指示を伴う。ステップS1410bでは、業務支援システム10が、登録要求を受け付ける。ここでは、さらに、第1種起動指示を受領する。
【0060】
ステップS1415bでは、業務支援システム10が、登録処理を実行して、共通予定情報(
図13-1)及び個別予定情報(
図13-2)を登録する。ステップS1420bでは、業務支援システム10が、起動可能な機能(入力画面)を抽出する。
【0061】
ステップS1415bで登録される個別予定情報(
図13-2)の「所有者区分」がユーザである場合、起動可能な機能が下記手順で抽出される。なお、下記手順は、制御変数iを1からmまで順次インクリメントさせながら、繰り返し実行される。
〔手順1〕個別予定情報の「所有者コード」(ユーザID)に対応するユーザ制御情報(
図12-3)において、分類iの分類コードを特定する。
〔手順2〕「所有者区分」がユーザで、かつ、上記〔手順1〕で特定された「分類コード」を複合キーとする起動区分情報(
図12-2)において、「起動区分」が起動可であれば、「起動判定分類」の値を特定する。
〔手順3〕「所有者区分」がユーザで、かつ、上記〔手順2〕で特定された「起動判定分類」の値に関連付けられているプログラム分類情報(
図12-1)において、「プログラムID」の値と「表示名称」の値をそれぞれ特定する。
【0062】
ステップS1415bで登録される個別予定情報(
図13-2)の「所有者区分」が施設である場合、起動可能な機能が下記手順で抽出される。なお、下記手順は、制御変数jを1からnまで順次インクリメントさせながら、繰り返し実行される。
〔手順1〕個別予定情報の「所有者コード」(施設ID)に対応する施設制御情報(
図12-4)において、分類jの分類コードを特定する。
〔手順2〕「所有者区分」が施設で、かつ、上記〔手順1〕で特定された「分類コード」を複合キーとする起動区分情報(
図12-2)において、「起動区分」が起動可であれば、「起動判定分類」の値を特定する。
〔手順3〕「所有者区分」が施設で、かつ、上記〔手順2〕で特定された「起動判定分類」の値に関連付けられているプログラム分類情報(
図12-1)において、「プログラムID」の値と「表示名称」の値をそれぞれ特定する。
【0063】
ステップS1425bでは、業務支援システム10が、ステップS1420bで抽出された機能が複数であるか否かを判定する。抽出された機能が複数であれば(S1425b:「Yes」)、ステップS1430bに進む。抽出された機能が複数でなければ(S1425b:「No」)、ステップS1440bに進む。
【0064】
ステップS1430bでは、業務支援システム10が、選択画面を起動する。例えば、機能選択画面500(
図5)の表示データがユーザ端末20に提供される。ステップS1415aでは、ユーザ端末20が、選択画面を表示する。例えば、機能選択画面500が表示される。
【0065】
機能選択画面500には、ステップS1420bで抽出された複数の機能(入力画面)にそれぞれ対応する複数の起動リンク511~513(選択肢)が表示される。機能選択画面500は、明示的な消去操作(例えば、領域520に対するクリック操作)がなされるまで、ユーザ端末20に表示され続ける。
【0066】
ステップS1420aでは、ユーザ端末20が業務支援システム10に、指定された機能(入力画面)の起動を指示する。例えば、機能選択画面500においてクリックされた起動リンク513に対応する機能(商談入力画面)を起動させる第2種起動指示が業務支援システム10に送信される。ステップS1435bでは、業務支援システム10が、第2種起動指示を受領する。
【0067】
ステップS1440bでは、業務支援システム10が、登録画面を起動する。例えば、商談入力画面600(
図6)の表示データがユーザ端末20に提供される。ステップS1425aでは、ユーザ端末20が、登録画面を表示する。例えば、商談入力画面600が登録モードで表示される。
【0068】
商談入力画面600には、件名を入力する入力欄611,商談日付を入力する入力欄612,商談時間を入力する入力欄613の他、連携処理の起動を指示するチェックボックス614が配置される。「実行」と表示されるボタン620に対するクリック操作がなされると、入力欄611入力欄612及び入力欄613の入力内容を含む登録要求が業務支援システム10に送信される。チェックボックス614では連携のオン・オフが指定可能である。ただし、予定情報の登録を契機として商談入力画面600が起動される場合、チェックボックス614はオンで固定されるのが好ましい。
【0069】
ステップS1430aでは、ユーザ端末20が業務支援システム10に、登録画面の入力値に基づく商談情報の登録を要求する。ステップS1445bでは、業務支援システム10が、登録要求を受け付ける。ステップS1450bでは、業務支援システム10が、登録処理を実行して、商談情報(
図13-3)を登録する。
【0070】
[1-5.補足]
以上の説明では、予定情報と業務情報のいずれか一方の新規登録を契機として他方を併せて登録する用途が主として想定されている。これに対し、業務支援システム10は、予定情報と業務情報が対応付けて登録されている場合に、いずれか一方の修正を契機として他方を併せて修正させ又は自動的に修正することができる。この点において、複数の機能を利用するユーザの利便性がさらに向上し得る。
【0071】
(1)補足1:予定情報の修正→業務情報の修正
図15に示されるように、予定管理機能110はまず、ユーザ端末20からの求めに応じて参照画面51を起動させる(ステップS1511)。例えば、予定一覧画面200(
図2)を介して受け付ける要求に応じて、予定参照画面1600(
図16)(第1情報参照画面)が提示される。要求は、例えば登録済み予定に対応する領域(例えば、領域211)に対するクリック操作を契機として送信される。予定参照画面1600は、特定の予定情報に対応する参照画面である。メニュー1611に対するクリック操作がなされた場合に、修正画面が表示される。
【0072】
予定管理機能110は続いて、対応する業務情報の修正画面52を起動させる起動指示(第3起動指示)を受領する(ステップS1512)。例えば、予定参照画面1600(
図16)において「起動」と表示されるボタン1612に対するクリック操作がなされた場合に、起動指示が送信される。
【0073】
予定管理機能110は、修正画面52を起動させる起動要求を業務管理機能120に送信する(ステップS1521)。起動要求は、例えば、商談入力画面1700(
図17)(第2情報修正画面)を修正モードで起動させる要求である。商談入力画面1700の構成は、商談入力画面600(
図6)と同様である。
【0074】
起動要求は、現在の予定情報における第1連携事項(第1事項)の内容を伴う。第1連携事項は、予定情報と業務情報に共通し又は重複する事項である。第1連携事項は、例えば、「開始日時」及び「終了日時」であり、「件名」を含んでいてもよい。
【0075】
業務管理機能120は、起動要求(ステップS1521)に応じて、修正画面52をユーザ端末20に起動させる(ステップS1531)。ことのき、修正画面52における第1連携事項に対応する事項の内容が、最新の予定情報を用いて設定される。例えば、商談入力画面1700が起動される場合に、予定管理機能110から承継した内容を用いて、入力欄1712の「商談日付」及び入力欄1713の「商談時間」の起動後の初期値が、最新の予定情報の「開始日時」及び「終了日時」の内容と実質的に同等になるように設定される。なお、ここでは、チェックボックス1714がオンで固定されるのが好ましい。
【0076】
最後に、業務管理機能120は、修正画面52を介してユーザ端末20から業務情報の修正要求を受け付け、業務情報を修正する(ステップS1532)。
【0077】
(2)補足2:業務情報の修正→予定情報の修正
図18に示されるように、業務管理機能120は、ユーザ端末20からの求めに応じて業務情報の修正画面52を起動させる(ステップS1811)。例えば、商談入力画面1700(
図17)が提示される。ここでは、チェックボックス1714がオンで固定となるように制御される。業務管理機能120は続いて、修正画面52を介して業務情報の修正要求(第2情報修正要求)を受け付けて業務情報を修正する(ステップS1812)。
【0078】
修正要求(ステップS1812)に基づいて業務情報が修正される場合、業務管理機能120は続いて、予定情報の修正要求を予定管理機能110に送信する(ステップS1821)。修正要求(ステップS1821)は、修正要求(ステップS1812)に基づいて登録される業務情報における第1連携事項の内容を伴う。第1連携事項は、例えば、「商談日付」及び「商談時間」であり、「件名」を含んでいてもよい。予定管理機能110は、修正要求(ステップS1821)に基づいて予定情報を修正する。なお、修正要求(ステップS1812)に基づいて業務情報における第1連携事項(第1事項)のいずれか内容が修正される場合に限って、連携に関する手順(ステップS1821以降)が進められるように構成してもよい。
【0079】
[2.変形例]
[2-1.変形例1:複数種類の業務情報を登録する]
(1)変形例1の概要
図19を参照して、変形例1の概要を説明する。なお、
図1と共通の符号が付されている要素は、
図1の当該符号が付されている要素とそれぞれ同一の要素である。また、予定情報の登録→業務情報の登録の手順(ステップS111からステップS132まで)は、
図1と同様である。
【0080】
上記実施形態では、選択画面41を介して複数の機能(入力画面)を順次起動させることができる。例えば、機能選択画面500(
図5)において起動リンク513が指定(選択)されて起動した商談入力画面600(
図6)を介して商談情報(
図13-3)が登録された後に、機能選択画面500(
図5)においてさらに起動リンク512が指定(選択)された場合に、訪問履歴入力画面(図示せず)を起動させて訪問履歴情報(
図20)の登録を受け付けることができる。
【0081】
図20は、訪問履歴情報のデータ項目を例示する。
図20に例示されるように、訪問履歴情報は、訪問履歴を特定可能な「訪問履歴コード」(キー項目)に、「顧客コード」,「訪問日」,「開始時刻」,「終了時刻」,「個別予定ID」を関連付ける。「個別予定ID」は、訪問履歴情報を予定情報に対応付ける。
【0082】
この場合、予定情報における第1連携事項(第1事項)が予定管理機能110から業務管理機能120に提供(承継)されるため、商談入力画面600における「商談日付」,「商談時間」,「件名」の初期値が、提供される第1連携事項を用いて設定される。同様に、予定情報における第2連携事項(第2事項)が予定管理機能110から業務管理機能120に提供(承継)されるため、訪問履歴入力画面における「訪問日」,「開始時刻」,「終了時刻」の初期値が、提供される第2連携事項を用いて設定される。
【0083】
変形例1では、さらに、商談情報登録機能と訪問履歴情報登録機能とを連携させる。具体的には、予定情報(
図13-1,
図13-2)に含まれずかつ商談情報(
図13-3)に含まれる差分事項を利用することにより、訪問履歴登録画面において第3連携事項(第3事項)の初期値の自動入力が可能な項目を増大させる。差分事項は、例えば、「顧客コード」である。これにより、予定管理機能110と業務管理機能120の双方を利用するユーザの利便性がさらに向上し得る。
【0084】
一例として、訪問履歴入力画面における「訪問日」,「開始時刻」,「終了時刻」の起動後の初期値を、予定情報における第2連携事項(第2事項)を用いて設定する。これに加えて、訪問履歴入力画面における「顧客コード」の起動後の初期値を、商談情報における差分事項を用いて設定するとよい。
【0085】
(2)変形例1に係る連携手順の概要
商談情報の登録要求(ステップS132)を受け付けた後、業務管理機能120は予定管理機能110に、連携要求を送信する(ステップS1941)。連携要求は、登録要求(ステップS132)に基づいて登録される商談情報(
図13-3)における第3連携事項の内容を伴う。第3連携事項は、商談情報と訪問履歴情報に共通し又は重複する事項である。第3連携事項は、特に、商談情報と訪問履歴情報に共通し又は重複する事項であって、予定情報と訪問履歴情報に共通せずかつ重複しない事項(差分事項)である。第3連携事項は、例えば、「顧客コード」である。
【0086】
登録画面32を介して商談情報の登録手順が進められている間、選択画面41はユーザ端末20に表示されたままになっている。その間、予定管理機能110は、選択画面を介して特定の画面を起動させる起動指示(第2種起動指示)の受領を待機している。この状態で、商談情報の登録要求(ステップS132)が受け付けられると、登録画面32がユーザ端末20から消去される。
【0087】
予定管理機能110は、ユーザ端末20に表示されたままの選択画面41を介して、さらに起動指示(第2起動指示)を受領する(ステップS1951)。例えば、機能選択画面500(
図5)を介して、起動させる画面を特定する起動指示(第2種起動指示)が受領される。選択画面41を介して起動させる画面が指定(選択)された場合に、予定管理機能110は、当該画面(ここでは登録画面33とする。)を起動させる起動要求を業務管理機能120に送信する(ステップS1942)。起動要求は、例えば、訪問履歴入力画面(図示せず)を登録モードで起動させる要求である。
【0088】
起動要求は、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報における第2連携事項(第2事項)の内容を伴う。第2連携事項は、予定情報と業務情報に共通し又は重複する事項である。第2連携事項は、例えば、「開始日時」及び「終了日時」である。起動要求は、さらに、連携要求(ステップS1942)において業務管理機能120から提供を受けた第3連携事項の内容を伴う。第3連携事項は、商談情報と業務情報に共通し又は重複する事項である。第3連携事項は、例えば、「顧客コード」である。さらに、起動要求に関連付けて予定情報の識別情報(「個別予定ID」)が業務管理機能120に提供される。
【0089】
業務管理機能120は、起動要求(ステップS1942)に応じて、登録画面33をユーザ端末20に起動させる(ステップS1961)。ことのき、登録画面33における第2連携事項に対応する事項の内容が、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報を用いて設定される。例えば、訪問履歴入力画面が起動される場合に、予定管理機能110から承継した内容を用いて、「訪問日」,「開始時刻」及び「終了時刻」の起動後の初期値が、登録要求(ステップS112)に基づいて登録される予定情報の「開始日時」及び「終了日時」の内容と実質的に同等になるように設定される。
【0090】
さらに、登録画面33における第3連携事項に対応する事項の内容が、登録要求(ステップS132)に基づいて登録される商談情報を用いて設定される。例えば、訪問履歴入力画面が起動される場合に、予定管理機能110から承継した内容を用いて、「顧客コード」の起動後の初期値が、登録要求(ステップS132)に基づいて登録される商談情報の「顧客コード」の内容と実質的に同等になるように設定される。なお、訪問履歴入力画面に連携の要否を指定可能なチェックボックスが配置される場合、当該チェックボックスはオンで固定されるのが好ましい。
【0091】
最後に、業務管理機能120は、登録画面33を介してユーザ端末20から業務情報(訪問履歴情報)の登録要求を受け付け、業務情報を登録する(ステップS1962)。業務情報には、予定情報の識別情報(「個別予定ID」)が含まれる。
【0092】
(3)変形例1に係る補足1:予定情報の修正→業務情報の修正
変形例1に係る業務支援システム10は、予定情報と複数種類の業務情報がそれぞれ対応付けて登録されている場合に、予定情報の修正を契機として複数種類の業務情報を併せて修正させることができる。この点において、複数の機能を利用するユーザの利便性がさらに向上し得る。なお、修正及び連携の手順は、上記実施形態の補足1と同様である。
【0093】
この場合、予定参照画面1600(
図16)には、複数種類の機能(業務情報の入力画面)にそれぞれ対応する複数のボタンが配置されるとよい。または、予定参照画面1600(
図16)に配置されるボタン1012に対するクリック操作がなされた場合に、修正する業務情報に対応する機能(入力画面)を指定(選択)させる選択画面をユーザ端末20に起動させ、ユーザに指定させてもよい。
【0094】
(4)変形例1に係る補足2:業務情報の修正→予定情報の修正
変形例1に係る業務支援システム10は、予定情報と複数種類の業務情報がそれぞれ対応付けて登録されている場合に、一の業務情報の修正を契機として予定情報を自動的に修正することができる。この点において、複数の機能を利用するユーザの利便性がさらに向上し得る。
【0095】
一例として、予定情報(
図13-1,
図13-2)と商談情報(
図13-3)に共通し又は重複する第1連携事項が商談情報において修正された場合に、対応する予定情報を自動的に修正するとよい。例えば、商談情報の「商談日付」,「開始時刻」又は「終了時刻」が修正された場合に限って、予定情報の「開始日時」と「終了日時」の少なくともいずれかを自動的に修正するとよい。
【0096】
他の一例として、予定情報と訪問履歴情報(
図20)に共通し又は重複する第2連携事項が訪問履歴情報において修正された場合に、対応する予定情報を自動的に修正するとよい。例えば、訪問履歴情報の「訪問日」,「開始時刻」又は「終了時刻」が修正された場合に限って、予定情報の「開始日時」と「終了日時」の少なくともいずれかを自動的に修正するとよい。
【0097】
さらに、第1連携事項と第2連携事項が共通し又は重複する場合であって、第1連携事項が商談情報において修正されたときに、対応する予定情報を自動的に修正するとともに、対応する訪問履歴情報を自動的に修正するとよい。例えば、商談情報の「商談日付」,「開始時刻」又は「終了時刻」が修正された場合に限って、予定情報の「開始日時」と「終了日時」の少なくともいずれかを自動的に修正するとともに、訪問履歴情報の「訪問日」と「開始時刻」と「終了時刻」の少なくともいずれかを自動的に修正するとよい。
【0098】
同様に、第1連携事項と第2連携事項が共通し又は重複する場合であって、第2連携事項が訪問履歴情報において修正されたときに、対応する予定情報を自動的に修正するとともに、対応する商談情報を自動的に修正するとよい。例えば、訪問履歴情報の「訪問日」,「開始時刻」又は「終了時刻」が修正された場合に限って、予定情報の「開始日時」と「終了日時」の少なくともいずれかを自動的に修正するとともに、商談情報の「商談日付」と「開始時刻」と「終了時刻」の少なくともいずれかを自動的に修正するとよい。
【0099】
(5)変形例1に係る補足3:一の業務情報の修正→他の業務情報の修正
変形例1に係る業務支援システム10は、予定情報と複数種類の業務情報がそれぞれ対応付けて登録されている場合に、一の業務情報の修正を契機として他の業務情報を自動的に修正することができる。この点において、複数の機能を利用するユーザの利便性がさらに向上し得る。
【0100】
一例として、第3連携事項が第1連携事項及び第2連携事項のいずれとも共通せずかつ重複しない場合であって、第3連携事項が商談情報と訪問履歴情報のいずれか一方において修正されたときに、他方を自動的に修正するとよい。例えば、商談情報の「顧客コード」が修正された場合に限って、訪問履歴情報の「顧客コード」を自動的に修正するとよい。また、例えば、訪問履歴情報の「顧客コード」が修正された場合に限って、商談情報の「顧客コード」を自動的に修正するとよい。
【0101】
[2-2.変形例2:制御情報をグループごとに設定する]
上記実施形態では、起動制御手順(
図14)における起動可能な機能の抽出ステップS1420bで用いる制御情報が、ユーザごとに又は施設ごとに設定されている(
図12-3のユーザ制御情報,
図12-4の施設制御情報)。これに対し、制御情報はユーザグループごとに又は施設グループごとに設定されてもよい。変形例2では、ユーザ制御情報及び施設制御情報に代えて、グループ制御情報,ユーザグループ設定情報,施設グループ設定情報が格納部1011に格納される。
【0102】
図21-1は、グループ制御情報のデータ構成を例示する。
図21-1に例示されるように、グループ制御情報は、「グループID」(キー項目)に、分類1~x(xは適当な自然数)の「分類コード」をそれぞれ関連付ける。
図21-2は、ユーザグループ設定情報のデータ構成を例示する。
図21-2に例示されるように、ユーザグループ設定情報は、「ユーザID」(キー項目)に、「グループID」を関連付ける。
図21-3は、施設グループ設定情報のデータ構成を例示する。
図21-3に例示されるように、施設グループ設定情報は、「施設ID」(キー項目)に、「グループID」を関連付ける。
【0103】
変形例2では、起動制御手順(
図14)において、ステップS1415bで登録される個別予定情報(
図13-2)の「所有者区分」がユーザである場合、起動可能な機能が下記手順で抽出される。なお、下記手順は、制御変数iを1からxまで順次インクリメントさせながら、繰り返し実行される。
〔手順1〕個別予定情報の「所有者コード」(ユーザID)に対応するユーザグループ設定情報(
図21-2)において、「グループID」の値を特定する。
〔手順2〕上記〔手順1〕で特定された「グループID」の値に対応するグループ制御情報(
図21-1)において、分類iの分類コードを特定する。
〔手順3〕「所有者区分」がユーザで、かつ、上記〔手順2〕で特定された「分類コード」を複合キーとする起動区分情報(
図12-2)において、「起動区分」が起動可であれば、「起動判定分類」の値を特定する。
〔手順4〕「所有者区分」がユーザで、かつ、上記〔手順3〕で特定された「起動判定分類」の値に関連付けられているプログラム分類情報(
図12-1)において、「プログラムID」の値と「表示名称」の値をそれぞれ特定する。
【0104】
変形例2では、起動制御手順(
図14)において、ステップS1415bで登録される個別予定情報(
図13-2)の「所有者区分」が施設である場合、起動可能な機能が下記手順で抽出される。なお、下記手順は、制御変数jを1からxまで順次インクリメントさせながら、繰り返し実行される。
〔手順1〕個別予定情報の「所有者コード」(施設ID)に対応する施設グループ設定情報(
図21-3)において、「グループID」の値を特定する。
〔手順2〕上記〔手順1〕で特定された「グループID」の値に対応するグループ制御情報(
図21-1)において、分類iの分類コードを特定する。
〔手順3〕「所有者区分」が施設で、かつ、上記〔手順2〕で特定された「分類コード」を複合キーとする起動区分情報(
図12-2)において、「起動区分」が起動可であれば、「起動判定分類」の値を特定する。
〔手順4〕「所有者区分」が施設で、かつ、上記〔手順3〕で特定された「起動判定分類」の値に関連付けられているプログラム分類情報(
図12-1)において、「プログラムID」の値と「表示名称」の値をそれぞれ特定する。
【0105】
[2-3.変形例3:起動させる画面を自動選択する場合]
上記実施形態では、起動可能な複数の機能(入力画面)が抽出された場合に、選択画面を起動してユーザ端末20に表示させ、起動させる機能をユーザに指定(選択)させている(
図1のステップS113~ステップS114,
図14のステップS1425b:「Yes」~ステップS1435b)。これに対し、起動させる機能を業務支援システム10が自動的に選択するように構成してもよい。
【0106】
変形例3では、起動させる機能の自動選択に、予定情報の登録画面31で入力される「件名」を利用する。具体的には、予定管理機能110は、件名入力画面300(
図3)又は予定登録画面400(
図4)を介して第1種起動指示(第1起動指示)を受領した場合に、登録要求に応じて新規に登録される予定情報における「件名」の入力値との関連度が最も高い機能(入力画面)を特定し、当該機能の起動要求を業務管理機能120に送信するとよい。関連度は、例えば、機能(入力画面)ごとに予め設定されるキーワードと同一の又は同様の意味内容の文字列が含まれる場合に高くなるように評価するとよい。
【0107】
[3.付記1]
[3-1.概要]
本発明は、第1登録画面を介して受け付ける登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための起動指示を受領するとともに、上記起動指示に基づいて起動される第2登録画面における所定事項の内容を上記登録要求に基づいて登録される所定情報を用いて設定する。これにより、第1登録画面を利用する機能と第2登録画面を利用する機能の双方を利用するユーザの利便性が向上し得る。
[3-2.主要な形態]
本発明は、少なくとも下記の形態を包含する。
〔A〕第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための第1起動指示を受領する第1受領手段と、前記第1起動指示に基づいて起動される第2登録画面における第1事項の内容を、前記第1登録要求に基づいて登録される第1情報を用いて設定する第1設定手段と、を備える、情報処理システム。
〔B〕第1登録画面を介して受け付ける登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための起動指示を受領する受領処理と、前記起動指示に基づいて起動される第2登録画面における所定事項の内容を、前記登録要求に基づいて登録される所定情報を用いて設定する設定処理と、をコンピュータシステムが実行する、情報処理方法。
〔C〕第1登録画面を介して受け付ける登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための起動指示を受領する受領処理と、前記起動指示に基づいて起動される第2登録画面における所定事項の内容を、前記登録要求に基づいて登録される所定情報を用いて設定する設定処理と、をコンピュータシステムに実行させる、情報処理プログラム。
〔D〕第1登録画面を介して受け付ける登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための起動指示を受領する受領処理と、前記起動指示に基づいて起動される第2登録画面における所定事項の内容を、前記登録要求に基づいて登録される所定情報を用いて設定する設定処理と、をコンピュータシステムに実行させる情報処理プログラムを記録する、記録媒体。
[3-3.主要な限定]
上記〔A〕の「情報処理システム」には、下記の技術的限定を加えてもよい。また、同様の技術的限定を、上記〔B〕の「情報処理方法」,上記〔C〕の「情報処理プログラム」及び上記〔D〕の「記録媒体」にそれぞれ加えてもよい。
(1)前記第1受領手段が、起動させる登録画面に関する複数の選択肢が提示される選択画面を介して、前記第2登録画面を起動させる前記第1起動指示を受領する。
(2)前記第1受領手段が、前記第2登録画面及び第3登録画面をそれぞれ起動させる2つの前記選択肢が少なくとも提示される前記選択画面を介して前記第1起動指示を受領し、前記第1受領手段が、前記第2登録画面を介して第2登録要求を受け付けた後に、前記選択画面を介してさらに、前記第3登録画面を起動させる第2起動指示を受領し、前記第2起動指示に基づいて起動される前記第3登録画面における第2事項の内容を、前記第1登録要求に基づいて登録される前記第1情報を用いて設定する第2設定手段をさらに備える。
(3)前記第2設定手段が、前記第2起動指示に基づいて起動される前記第3登録画面における第3事項の内容を、前記第2登録要求に基づいて登録される前記第2情報に含まれかつ前記第1情報に含まれない差分事項を用いて設定する。
(4)前記第1登録要求に基づいて、前記第1情報を登録する第1登録手段と、前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づいて、第2情報を前記第1情報に対応付けて登録する第2登録手段と、をさらに備える。
(5)前記第1情報が表示される第1情報参照画面を介して該第1情報に対応する前記第2情報が表示される第2情報修正画面を起動させる第3起動指示を受領する第2受領手段と、前記第3起動指示に基づいて起動される前記第2情報修正画面における前記第1事項の内容を、最新の前記第1情報を用いて設定する第3設定手段と、をさらに備える。
(6)前記第2情報修正画面を介して受け付ける第2情報修正要求に基づいて、前記第2情報を修正する第1修正手段と、前記第2情報修正要求に基づいて前記第2情報における前記第1事項の内容が修正される場合に、該第2情報に対応する前記第1情報における前記第1事項の内容を修正する第2修正手段と、をさらに備える。
(7)件名を含む予定情報の登録を求める前記第1登録要求に基づいて、該予定情報を登録する予定登録手段と、前記第1起動指示を受領した場合に、起動させ得る複数の登録画面の中から前記件名を用いて特定される前記第2登録画面を起動させる画面起動手段と、をさらに備える。
[4.付記2]
[4-1.概要]
本発明は、第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、当該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において当該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定するとともに、上記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき上記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に当該第2情報における上記第2情報可変項目の値が更新された場合に、当該第1情報における上記第1情報可変項目の値を当該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる。これにより、第1情報の管理機能と第2情報の管理機能が双方向に連携し、両機能を利用するユーザの利便性が向上し得る。
[4-2.主要な形態]
本発明は、少なくとも下記の形態を包含する。
〔A〕第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携手段と、前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携手段と、を備える、情報処理システム。
〔B〕第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携処理と、前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携処理と、をコンピュータシステムが実行する、情報処理方法。
〔C〕第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携処理と、前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携処理と、をコンピュータシステムに実行させる、情報処理プログラム。
〔D〕第1登録画面を介して受け付ける第1登録要求に基づいて登録された第1情報における第1情報可変項目の値を用いて、該第1登録要求に関連付けられた第1方向連携指示の受領後に起動される第2登録画面において該第1情報可変項目に対応する第2情報可変項目の初期値を設定する第1方向連携処理と、前記第2登録画面を介して受け付ける第2登録要求に基づき前記第1情報に対応付けて第2情報が登録された後に該第2情報における前記第2情報可変項目の値が更新された場合に、該第1情報における前記第1情報可変項目の値を該第2情報可変項目の更新後の値に自動的に整合させる第2方向連携処理と、をコンピュータシステムに実行させる情報処理プログラムを記録した記録媒体。
[4-3.主要な限定]
上記〔A〕の「情報処理システム」には、下記の技術的限定を加えてもよい。また、同様の技術的限定を、上記〔B〕の「情報処理方法」,上記〔C〕の「情報処理プログラム」及び上記〔D〕の「記録媒体」にそれぞれ加えてもよい。
・前記第2方向連携手段が、前記第2情報を対象とする更新画面を介して受け付ける更新要求に関連付けられた第2方向連携指示の受領後に、該第2情報に対応する前記第1情報における前記第1情報可変項目の値を整合させる。
・前記第2方向連携手段が、前記更新画面において前記第2方向連携指示の送信が必要か否かを選択可能な要素に必要を意味する固定値を設定する。
・前記第1情報は予定の情報であり、前記第1情報可変項目は該予定の時期を特定可能な単数又は複数の項目であり、前記第2情報は業務の情報であり、前記第2情報可変項目は該業務の時期を特定可能な単数又は複数の項目である。
・前記第1情報は予定の情報であり、前記第1情報可変項目は該予定の開始時期と終了時期を特定可能な単数又は複数の項目であり、前記第2情報は商談の情報であり、前記第2情報可変項目は該商談の開始時期と終了時期を特定可能な単数又は複数の項目である。
【符号の説明】
【0110】
10 業務支援システム(情報処理システム)
11 サーバ(情報処理装置)
12 ストレージ
20 ユーザ端末
31 登録画面(第1登録画面)
32 登録画面(第2登録画面)
33 登録画面(第3登録画面)
41 選択画面
51 参照画面(第1情報参照画面)
52 修正画面(第2情報修正画面)
90 通信ネットワーク
110 予定管理機能
120 業務管理機能
200 予定一覧画面
300 件名入力画面(第1登録画面の表示例)
400 予定登録画面(第1登録画面の表示例)
500 機能選択画面(選択画面の表示例)
600 商談入力画面の登録モード(第2登録画面の表示例)
1011 格納部
1012 取得部
1013 管理部
1014 提供部
1021 機能部
1022 機能部
1600 予定参照画面(第1情報参照画面の表示例)
1700 商談入力画面の修正モード(第2情報修正画面の表示例)
【要約】
【課題】複数の機能を利用するユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】本発明の一形態である情報処理システム(例えば、業務支援システム10)は、第1登録画面(例えば、登録画面31)を介して受け付ける登録要求に関連付けて、他の登録画面を起動させるための起動指示を受領する受領手段(例えば、予定管理機能110)と、上記起動指示に基づいて起動される第2登録画面(例えば、登録画面32)における所定事項の内容を、上記登録要求に基づいて登録される所定情報を用いて設定する設定手段(例えば、業務管理機能120)と、を備える。
【選択図】
図1