(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-17
(45)【発行日】2022-02-28
(54)【発明の名称】鉄筋用継手
(51)【国際特許分類】
E04C 5/18 20060101AFI20220218BHJP
【FI】
E04C5/18 102
(21)【出願番号】P 2017244902
(22)【出願日】2017-12-21
【審査請求日】2020-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】390026723
【氏名又は名称】東京鐵鋼株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085556
【氏名又は名称】渡辺 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100115211
【氏名又は名称】原田 三十義
(74)【代理人】
【識別番号】100153800
【氏名又は名称】青野 哲巳
(72)【発明者】
【氏名】阿部 康晴
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 亜都
(72)【発明者】
【氏名】桑野 淳
【審査官】土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】実公昭36-016110(JP,Y1)
【文献】特開2009-150049(JP,A)
【文献】特開2000-096773(JP,A)
【文献】特開平11-006249(JP,A)
【文献】特開平10-266464(JP,A)
【文献】実開昭51-054420(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2004/0086330(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04C 5/00 - 5/20
E04G 21/12
F16B 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本の鉄筋をグラウト材を用いて連結する継手であって、
筒形状をなし、軸方向の先端から一方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第1連結部と、
筒形状をなし、軸方向の先端から他方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第2連結部と、
を備え、
上記第1及び第2連結部の筒壁にはそれぞれ、軸方向の先端と基端との中間位置に、グラウト材を上記筒壁と挿入された上記鉄筋との間に充填するための注入孔が形成され、
上記第1連結部の基端部と上記第2連結部の基端部との間には、上記第1及び第2連結部を離間させた状態で架け渡す橋架部が、上記第1及び第2連結部の周方向に間隔を置いて複数設けられ、
上記複数の橋架部の間の隙間は、上記第1及び第2連結部をそれぞれ貫通した上記一方及び他方の鉄筋の各先端部を露出させ、
上記第1連結部の基端面及び上記第2連結部の基端面は、視認可能に離れて対向していることを特徴とする継手。
【請求項2】
上記橋架部は、上記第1連結部の外周面と上記第2連結部の外周面とをつなぐように架け渡されていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
【請求項3】
上記
橋架部の軸線方向の中間部は、両端部より肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の継手。
【請求項4】
上記複数の橋架部は等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の継手。
【請求項5】
上記第1及び第2連結部の内周面には、ねじ鉄筋を螺合するため雌ねじが形成され、上記第1及び第2連結部に挿入される鉄筋はねじ鉄筋であることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の継手。
【請求項6】
上記第1連結部の基端部及び先端部、並びに、上記第2連結部の基端部及び先端部には、弾性材料で形成されたシール部材が上記筒壁の内周面から径方向内方向に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の継手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、2本の鉄筋を連結する継手に関する。
【背景技術】
【0002】
2本の鉄筋を筒形状の継手を介して連結することが行われている。例えば、螺合により連結する継手では、継手の内周には雌ねじが形成されており、継手の両端開口からねじ鉄筋(等ピッチでねじ節を有する鉄筋)を螺合させることにより、2本のねじ鉄筋を連結している。この連結状態で、継手とねじ鉄筋との隙間にグラウト材を充填し、両者のがたを無くしている。
【0003】
ねじ鉄筋と継手とは十分な連結強度を確保するため、各ねじ鉄筋の継手に対する挿入深さが所定量以上である必要がある。そのため、従来では、ねじ鉄筋の先端から離れた位置に塗料等で長手方向に延びるマーキングを施し、ねじ鉄筋の挿入深さの目安とすることが行われている。しかし、マーキングを施す作業は、治具等を用いて塗料を塗布したり吹き付けたりしなければならず、多くの人手を必要とし、非常に面倒であった。また、マーキングの間違いなどの人的ミスにより施工不良を生じる恐れがあった。
【0004】
特許文献1に開示された継手には、軸方向中央部に細長い長円形の確認窓が形成されている。この確認窓を通して、継手に螺合された2本の鉄筋の突合せ間隔を目視することができるようになっている。これにより、2本の鉄筋が継手に所定深さ以上で挿入されたものと確認することができる。鉄筋の挿入深さを確認した後、透明の弾性樹脂からなるキャップを上記確認窓に嵌め込み、各鉄筋の先端部の外周に密着させる。このキャップに形成された注入口から継手の内部にグラウト材を注入している。
【0005】
上記特許文献1の継手を用いた場合には、グラウト材の硬化後においても鉄筋の外周に密着した透明なキャップを介して2本の鉄筋の突合せ間隔を視認することができ、鉄筋の挿入深さの再確認が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1では、継手の他に、別部品であるキャップを透明の樹脂によりを形成する必要があった。また、キャップの鉄筋外周への密着は不安定であり、グラウト材がその注入圧によりキャップと鉄筋の外周との間に進入すると、このグラウト材により鉄筋の突合せ間隔を目視できず、グラウト材注入後に鉄筋の挿入深さの再確認ができなくなることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明は、2本の鉄筋をグラウト材を用いて連結する継手であって、筒形状をなし、軸方向の先端から一方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第1連結部と、筒形状をなし、軸方向の先端から他方の鉄筋が貫通可能に挿入されて連結される第2連結部と、を備える。上記第1及び第2連結部の筒壁にはそれぞれ、軸方向の先端と基端との中間位置に、グラウト材を上記筒壁と挿入された上記鉄筋との間に充填するための注入孔が形成されている。上記第1連結部の基端部と上記第2連結部の基端部との間には、上記第1及び第2連結部を離間させた状態で架け渡す橋架部が、上記第1及び第2連結部の周方向に間隔を置いて複数設けられている。上記複数の橋架部の間の隙間は、上記第1及び第2連結部をそれぞれ貫通した上記一方及び他方の鉄筋の各先端部を露出させる。
【0009】
上記構成によれば、離間した第1連結部と第2連結部との間で、第1及び第2連結部をそれぞれ貫通した2本の鉄筋の先端は突き合わせられる。これら鉄筋先端の突合せ間隔は複数の橋架部の間の隙間から視認することができる。グラウト材は、第1及び第2連結部の内部に充填され、第1連結部と第2連結部との間には充填されないので、グラウト材の注入後にも、2本の鉄筋の突合せ間隔を視認することができ、鉄筋の挿入深さの再確認を確実に行うことができる。
【0010】
好ましくは、上記複数の橋架部は等間隔に設けられている。
上記構成によれば、2本の鉄筋の突合せ間隔を視認できる隙間が分散して形成され、広い方向から鉄筋の挿入深さを確認することができる。
【0011】
好ましくは、上記第1及び第2連結部の内周面には、ねじ鉄筋を螺合するための雌ねじが形成され、上記第1及び第2連結部に挿入される鉄筋はねじ鉄筋である。
上記構成によれば、第1及び第2連結部には、ねじ鉄筋が螺合により連結されるため、鉄筋の連結をより強固にすることができる。
【0012】
好ましくは、上記第1連結部の基端部及び先端部、並びに、上記第2連結部の基端部及び先端部には、弾性材料で形成されたシール部材が、上記筒壁の内周面から径方向内方向に突出するように設けられている。
上記構成によれば、シール部材により、第1及び第2連結部に注入されたグラウト材を保持することができる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、鉄筋用継手において、グラウト材の充填後においても確実に鉄筋の突合せ間隔を視認でき、鉄筋の挿入深さの再確認を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】この発明の第1実施形態に係る継手の斜視図である。
【
図2】(A)同継手の正面図である。(B)同継手の右側面図である。
【
図3】(A)
図2(B)のIIIA-IIIA線に沿う縦端面図である。(B)
図2(A)のIIIB-IIIB線に沿う端面図である。(C)
図2(A)のIIIC-IIIC線に沿う端面図である。
【
図4】同継手への鉄筋の連結手順を工程順に示す図であって、(A)は同継手の
図2(B)のIV-IV線に沿う縦断面図、(B)は同継手に2本の鉄筋を螺合した状態を示す縦断面図、(C)は同継手にグラウト材を充填した状態を示す縦断面図である。
【
図5】同継手に2本の鉄筋を螺合した状態を示す正面図である。
【
図6】この発明の第2実施形態に係る継手であって、(A)は右側面図、(B)は
図6(A)のVIB-VIB線に沿う縦断面図である。
【
図7】(A)同継手に2本の鉄筋を挿入した状態を示す縦断面図である。(B)同継手にグラウト材を充填した状態を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1実施形態]
以下、この発明の第1実施形態を、
図1~
図5を参照して説明する。この実施形態は、この発明を、ねじ鉄筋用の継手に適用したものである。この実施形態に用いられる継手1は、第1連結部11と、第2連結部12と、これらの基端部間に架け渡される複数の橋架部13とを備えている。継手1は、鋳造により一体成形された鋳鉄製である。
【0016】
第1連結部11は筒形状をなしており、その先端及び基端にそれぞれ開口11a,11bを有している。第1連結部11の筒壁の外周形状は円形をなし、その内周にはねじ鉄筋2を螺合するための雌ねじ11cが形成されている。先端側の開口11aからはねじ鉄筋2が螺合により挿入され、第1連結部11を貫通可能である。第1連結部11の筒壁の軸方向中央には、グラウト材3を注入するための円形の注入孔11dが形成され、筒壁を貫通している。この注入孔11dには、グラウト注入治具(図示しない)のノズル先端が差し込まれるようになっている。
【0017】
第2連結部12は、上記第1連結部11と同様の形状を有しており、筒形状をなして、その先端及び基端に開口12a,12bを有している。基端側の開口12bは、上記第1連結部11の基端側の開口11bと同軸に配置され離間した状態で対向している。第2連結部12の筒壁の外周形状は円形をなし、その内周には雌ねじ12cが形成されている。先端側の開口12aからはねじ鉄筋2が螺合により挿入され、第2連結部12を貫通可能である。第2連結部12の筒壁の軸方向中央には、グラウト材3を注入するための円形の注入孔12dが形成され、筒壁を貫通している。この注入孔12dと上記第1連結部11の注入孔11dとは、継手1の長手方向に沿って直線上に配置されている。
【0018】
橋架部13は、離間した、第1連結部11の基端部と第2連結部12の基端部に架け渡されている。この実施形態では、4つの橋架部13が設けられており、継手1の周方向に等間隔に配置されている。各橋架部13は、継手1の軸線方向に延びており、両端の基台部13a,13aとそれらの間の連架部13bとを有している。基台部13a,13aは、それぞれ第1連結部11の基端部及び第2連結部12の基端部に連なっており、それぞれ第1及び第2連結部11,12の先端側から基端側に向かうにしたがって、継手1の径方向外方向に進むように傾斜している。連架部13bは全長にわたってほぼ一定の肉厚を有している。隣接する橋架部13の間には、隙間14が形成されており、継手1の内部を目視できるようになっている。
【0019】
上記構成の継手1に、一対のねじ鉄筋2を連結する場合について
図4を参照して説明する。まず、一方のねじ鉄筋2に継手1をその第1連結部11の先端から螺合させ、継手1全長にわたって螺合させる。この状態で他方のねじ鉄筋2を同一直線上に配置して、ねじ鉄筋2同士の端面を当接させるか、近接させる。その後、継手1を回して、
図4(B)に示すように第2連結部12を上記他方のねじ鉄筋2に螺合させる。なお、最初に継手1を第2連結部12の先端から他方のねじ鉄筋2に螺合させ、継手1全長にわたって螺合させてもよい。また、一方のねじ鉄筋2に第1連結部11を半分螺合させた状態で、他方のねじ鉄筋2を回して第2連結部12に螺合させてもよい。
【0020】
次に、継手1の隙間14から覗いて、両方のねじ鉄筋2の先端部2aが見えるかどうかを確認する。
図5に示すように、両方のねじ鉄筋2の先端部2aを隙間14から目視できれば、両方のねじ鉄筋2が必要な挿入深さを確保した状態で、継手1に螺合されていると判断し、次のグラウト注入工程に移る。隙間14から両方又は一方のねじ鉄筋2が見えなければ、必要な挿入深さになっていないと判断して、見えないねじ鉄筋2の螺合を、その先端部2aが隙間14から視認できるまで進める。
【0021】
螺合が完了したら、図示しない注入治具のノズル先端を注入孔11d,12dにあてがい、例えばセメントミルクやフィラー充填エポキシ樹脂等のグラウト材3を注入する。
図4(C)に示すように、このグラウト材3は第1及び第2連結部11,12の内周と鉄筋2の外周の間に充填される。グラウト材3が第1連結部11の開口部11a,11b及び第2連結部12の開口部12a,12bから漏れ出したら、グラウト材3の注入を停止する。このグラウト材3の硬化により、2本のねじ鉄筋2が継手1の第1連結部11及び第2連結部12に強固に連結され、ひいては2本のねじ鉄筋2同士が強固に連結される。
【0022】
上記構成の継手1では、第1連結部11と第2連結部12との間には、グラウト材3が充填されないことから、継手1へのグラウト材3の注入後にも、第1及び第2連結部11,12の間に架け渡された複数の橋架部13の間の隙間14から、ねじ鉄筋2の先端部2aを目視することができる。
コンクリート打設前に、上記継手1でのねじ鉄筋2の挿入深さを再確認する必要が生じた場合には、上記隙間14から露出したねじ鉄筋2先端の突合せ間隔を視認することにより、ねじ鉄筋2の挿入深さが所定以上であることを再確認することができる。4つの橋架部13は、継手1の周方向に等間隔に配置されているので、隙間14が分散して形成され、概ねどの方向からでも継手1の内部を目視することができるようになっている。
【0023】
上記構成の継手1は、特に、大量の継手が配置された配筋現場において鉄筋の挿入深さを再確認する際に有用である。
従来の継手では、限られた大きさの確認窓のために、夕方等の薄暗い環境で鉄筋の突合せ間隔を視認できなかった場合であっても、上記構成の継手1では、離間した第1及び第2連結部11,12の間から露出した2本の鉄筋2を目視するので、鉄筋2の突合せ間隔を視認し易く、ひいては鉄筋2の挿入深さを確認し易くなっている。
また、従来の継手では、配筋現場における確認窓の向きにより、鉄筋の突合せ間隔を視認するために継手の周囲を回り込むように確認窓を覗きこまなければならない場合であっても、上記構成の継手1では、2本の鉄筋2の先端部2aが露出する複数の隙間14は、継手1の周方向に等間隔に形成されているので、鉄筋2の突合せ間隔を広い範囲から視認できる。
さらに、従来の継手の細長い確認窓に比べ、上記構成の継手1の隙間14は、隣接する橋架部13と、第1及び第2連結部11,12の各基端とによって形成されるため、開口面積を大きくとることができ、突合せ間隔をより遠くから視認できる。
【0024】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態については、上記実施形態と異なる構成だけを説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
[第2実施形態]
図6、
図7は、この発明の第2実施形態に係る継手を示す。この実施形態の継手は、第1及び第2連結部の内周に雌ねじが形成されていないスリーブ式継手となっている。
第1連結部11の両端部の内周には、それぞれ環状の収容溝11eが形成され、第2連結部12の両端部の内周には、それぞれ環状の収容溝12eが形成されている。
これら収容溝11e,12eにはシール部材4が装着されている。
【0026】
シール部材4はゴム(弾性体)により形成されている。シール部材4は2枚の膜部41を有している。膜部41は中央に穴41aを有する薄い円盤形状なっている。第1連結部11に一方の鉄筋2を挿入し、第2連結部12に他方の鉄筋2を挿入すると、膜部41の穴41aが拡径するように膜部41が弾性変形し鉄筋2に密着する。
図7に示すように、グラウト材3を注入孔11d,12dから第1及び第2連結部11,12の内部に注入すると、シール部材4によって、グラウト材3を連結部11,12の内部に保持しておくことができる。これにより、グラウト材3が硬化するまでの間、グラウト材3の漏出を阻止することができる。
【0027】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
上記実施形態では、橋架部を4つ設けたが、橋架部は2つ又は3つでもよく、5つ以上でもよい。
上記実施形態では、橋架部を継手の周方向に等間隔に配置して、隙間が等間隔に形成されるようにしたが、橋架部の配置に偏りをもたせて、広さの異なる隙間が形成されるようにしてもよい。これにより、特定の方向から継手の内部をより目視し易くさせることができる。
上記実施形態では、継手を鋳造により形成したが、鋼鉄の金属加工により形成してもよい。
上記実施形態では、継手を一体に成形したが、第1及び第2連結部を別個に成形し、これらに橋架部を溶接により接合してもよい。
上記第1実施形態の継手に上記第2実施形態のシール部材を設けてもよい。
上記第2実施形態において、ねじ鉄筋の代わりに縦リブと横フシを有する通常の異形鉄筋を用いてもよい。
第1及び第2連結部の外周の断面形状は六角形等、多角形に形成してもよい。
上記実施形態の継手に、鉄筋にマーキングを施す従来の手法を併せて用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
この発明は、2本の鉄筋を連結する継手に適用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1 継手
2 ねじ鉄筋(鉄筋)
2a ねじ鉄筋の先端部
3 グラウト材
4 シール部材
11 第1連結部
11c 雌ねじ
11d 注入孔
12 第2連結部
12c 雌ねじ
12d 注入孔
13 橋架部
14 隙間