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特許7026617編まれた反射テキスタイルスリーブおよび構築の方法
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  • 特許-編まれた反射テキスタイルスリーブおよび構築の方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-17
(45)【発行日】2022-02-28
(54)【発明の名称】編まれた反射テキスタイルスリーブおよび構築の方法
(51)【国際特許分類】
   B32B 5/08 20060101AFI20220218BHJP
   D04C 1/06 20060101ALI20220218BHJP
   B32B 1/08 20060101ALI20220218BHJP
   H02G 3/04 20060101ALN20220218BHJP
【FI】
B32B5/08
D04C1/06 Z
B32B1/08 B
H02G3/04 062
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018530121
(86)(22)【出願日】2016-12-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-02-28
(86)【国際出願番号】 US2016065706
(87)【国際公開番号】W WO2017100499
(87)【国際公開日】2017-06-15
【審査請求日】2019-11-19
(31)【優先権主張番号】62/265,282
(32)【優先日】2015-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/530,182
(32)【優先日】2016-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503170721
【氏名又は名称】フェデラル-モーグル・パワートレイン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】FEDERAL-MOGUL POWERTRAIN LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マロイ,キャシー・エム
(72)【発明者】
【氏名】グァ,チントン
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,ティアンキ
(72)【発明者】
【氏名】ミューラ,エドガー
(72)【発明者】
【氏名】ウィンターズ,ダニー
【審査官】清水 晋治
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0220276(US,A1)
【文献】米国特許第05843542(US,A)
【文献】中国特許出願公開第1499538(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0091655(US,A1)
【文献】欧州特許出願公開第01422728(EP,A2)
【文献】特開2004-176243(JP,A)
【文献】特開平11-311396(JP,A)
【文献】特開2013-123368(JP,A)
【文献】特表2016-511801(JP,A)
【文献】特表2001-522950(JP,A)
【文献】英国特許出願公開第02238061(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B32B 1/00-43/00
D04C 1/00-7/00
D04G 1/00-5/00
H02G 3/00-3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護テキスタイルスリーブであって、
両開放端部間に長手方向軸に沿って延在する管状壁を備え、前記管状壁は、反対のらせん方向に互いに編まれる第1の組の糸および第2の組の糸を有し、
前記第1の組の糸は、個々のマルチフィラメントとして編まれ、
前記第2の組の糸は、複数の束として編まれ、前記複数の束の各々は、相互に並んだ関係で配置された複数のモノフィラメントを含み、
第1のらせん方向に延在する複数の前記モノフィラメントの各束は、各束に隣接する前記第1のらせん方向に延在する複数の前記モノフィラメントの各束から、前記第1のらせん方向に延在する少なくとも一つの個々の前記マルチフィラメントの分、離間しており、
記管状壁は、前記第1の組の糸と前記第2の組の糸との間に捕捉される第3の組の糸を有し、前記第3の組の糸は、前記長手方向軸に概ね平行に延在し、前記保護テキスタイルスリーブはさらに、
前記管状壁の外面に結合される反射外層を備える、保護テキスタイルスリーブ。
【請求項2】
前記モノフィラメントはヒートセット可能である、請求項に記載の保護テキスタイルスリーブ。
【請求項3】
前記第3の組の糸はマルチフィラメントである、請求項に記載の保護テキスタイルスリーブ。
【請求項4】
保護テキスタイルスリーブを構築する方法であって、
第1の組の糸と第2の組の糸とを互いに反対の第1らせん方向および第2らせん方向に編み、前記第1の組の糸と前記第2の組の糸との間に第3の組の糸を捕捉することを介して、縫い目のない管状壁を形成することを備え、前記第3の組の糸は前記スリーブの長手方向軸に実質的に平行に延在し、前記方法はさらに、
前記管状壁の外面に反射外層を結合することを備え
前記第1の組の糸を個々のマルチフィラメントとして編むことと、
前記第2の組の糸をモノフィラメントのグループとして編むことであって、第1のらせん方向に延在する複数の前記モノフィラメントの各束が、各束に隣接する前記第1のらせん方向に延在する複数の前記モノフィラメントの各束から、前記第1のらせん方向に延在する少なくとも一つの個々の前記マルチフィラメントの分、離間するように、前記第2の組の糸を前記モノフィラメントのグループとして編むことと、をさらに含む、方法。
【請求項5】
前記第3の組の糸をマルチフィラメントとして提供することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項6】
少なくともいくつかのモノフィラメントをヒートセットして概ね円形の外周を有する前記縫い目のない管状壁を維持することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
すべてのモノフィラメントをヒートセットすることと、マルチフィラメントを非ヒートセット状態のままにすることとをさらに含む、請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の背景
1.技術分野
この発明は、概して、細長い部材を保護するためのテキスタイルスリーブに関し、より特定的には、反射外層を有する編まれたテキスタイルスリーブに関する。
【背景技術】
【0002】
2.関連技術
管状のテキスタイルスリーブは、たとえば、ワイヤハーネス、液体もしくは気体の輸送管、またはケーブルなどの内部に収容された細長い部材へ保護を提供するための使用で知られる。さらに、細長い部材を熱に曝すことから保護する能力を有するスリーブを提供するために、スリーブに反射外層を適用することが知られる。テキスタイルスリーブはしばしば既知の良い点および悪い点を有する各種の構造を有して織られる、または編まれる。織られたスリーブでは、スリーブはしばしば、スリーブを概ね円形の管状構造に維持するという利点を提供し得るが、使用時に堅すぎる傾向にあるため、急な曲がり角の周りに経路決めすることが難しくなり得、さらによじれやすい密織構造を有して織られる。編まれたスリーブでは、スリーブは概してゆるいため、スリーブ壁は典型的には構築される際にそれ自体の上につぶれ得る。このように、編まれたスリーブが反射外層を有する場合、外層は荷積みの間などにしばしばダメージを受け、結果として壁はつぶれ、反射外層は折り重なる。さらに、既知の編まれたスリーブは、急な曲がり角の周りで経路決めされるとき、よじれも示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明に従って構築される編まれた反射スリーブは、上述されたそれらの欠点の少なくとも1つを克服すると同時に、他の利益が当業者によって容易に認識されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の概要
可撓性のある、縫い目のない、反射管状壁を有するテキスタイルスリーブが提供される。管状壁は、両開放端部間に長手方向軸に沿って延在し、互いに編まれる第1の組の糸および第2の組の糸を含み、第1の組の糸および第2の組の糸は、互いに反対のらせん方向で編まれる。管状壁は、第1の組の糸と第2の組の糸との間に捕捉される第3の組の糸をさらに含み、第3の組の糸は、長手方向軸に概ね平行に延在してその管状形状を維持することによって壁の構造的な一体性を維持することを容易にする。さらに、管状壁は、外部の熱の影響からスリーブ内に収容される部材を保護するために、編まれた糸の外面に結合される反射外層を有する。
【0005】
本発明の別の局面に従えば、保護性の第1の組の糸は、単一の個々の糸として互いに別々に編まれてもよく、第2の組の糸は、分離された別個の束として編まれてもよく、各束は複数の糸を含む。第1の組の糸は、スリーブに物理的な保護特性の第1の組を提供し、第2の組の糸はスリーブに物理的な特性の第1の組とは異なる物理的な保護特性の第2の組を提供する。物理的な保護特性の第1の組および第2の組の相乗効果は、汚染および熱的影響からその中に収容される部材を保護するというスリーブの能力を最適化すると同時に、反射外層にひびを入れることなくスリーブの可撓性も高め、その所望の形状をよじれることなく保持するスリーブの能力および保護特性を高める。
【0006】
本発明の別の局面に従えば、被覆率(隣接する糸間の開口のサイズを最小化する)、可撓性および衝撃力に対する緩衝特徴を高めるために、第1の組の糸の単一の糸はマルチフィラメントとして提供されてもよい。
【0007】
本発明の別の局面に従えば、所望の剛性、形状および曲げられたり曲がり角の周りで経路決めされたりする間の抗よじれ特性など、スリーブの構造的な一体性を維持すると同時に、摩耗に対する耐性も高めることを強化するために、複数の糸がモノフィラメントとして提供されてもよい。
【0008】
本発明の別の局面によれば、壁がヒートセットされることを可能にするために、個々のモノフィラメントはヒートセットされた糸として提供されてもよく、これにより、所望の剛性、形状および抗よじれ特性などのスリーブの構造的な一体性をさらに維持するようにはたらくと同時に、反射外層を適用する前にヒートセットされる場合、編まれた糸の外面上に反射外層を適用するという能力も高める。
【0009】
本発明の別の局面に従えば、らせん状の第1の組の糸および第2の組の糸のそれらの所望の位置への保持を高めて壁を安定した管状構造に維持することを容易にするために、第3の組の糸はマルチフィラメントとして提供されてもよく、これにより、スリーブの内部キャビティを通って保護される細長い部材をグループさせ、スリーブを曲がり角の周りに経路決めする間、よじれに対する耐性をさらに高めるという能力を高める。
【0010】
本発明の別の局面に従えば、テキスタイルスリーブを構築する方法が提供される。上記方法は、第1のらせん方向に延在する第1の組の糸と、第1のらせん方向と反対の第2のらせん方向に延在する第2の組の糸と、スリーブの長手方向軸に実質的に平行に延在する第3の組の糸とを含む管状壁を編むことを含む。上記方法は、壁の外面上に反射外層を適用することをさらに含む。
【0011】
上記構築する方法の別の局面に従えば、上記編むことは、第3の組の糸の周りに第1の組の糸および第2の組の糸を編んで第1の組の糸と第2の組の糸との間に第3の組の糸を捕捉することを含んでもよい。
【0012】
上記構築する方法の別の局面に従えば、上記編むことは、第1の組の糸および第2の組の糸を第3の組の糸の周りに編む間、第3の組の糸を固定された位置に維持することを含んでもよい。
【0013】
上記構築する方法の別の局面に従えば、上記編むことは、第1の組の糸を分離されたキャリアから個々のマルチフィラメントとして編むことと、モノフィラメントの各束が共通のキャリアから単一の部材として編まれるように、第2の組の糸をモノフィラメントの束ねられたグループとして編むこととを含んでもよい。
【0014】
本発明の別の局面に従えば、上記方法は、スリーブを実質的に円形の管状形状に維持することを容易にするために、少なくともいくつかの糸をヒートセットすることを含んでもよい。
【0015】
本発明の別の局面に従えば、上記方法は、実質的に円形の管状形状を有するスリーブを維持することを容易にし、曲がり角の周りに経路決めされる間によじれることに対抗するという能力をさらに高め、ひび割れに対する反射外層の耐性をさらに高めるために、モノフィラメントの束ねられたグループをヒートセットすることを含んでもよい。
【0016】
本発明の別の局面に従えば、上記の方法は、壁上に反射外層を付ける前に実質的に円形の管状形状を有するスリーブを維持することを容易にして、実質的に均一なしわが寄らない態様で編まれた壁の外面上に反射外層を適用する能力を高めるために、モノフィラメントの束ねられたグループをヒートセットすることを含んでもよい。
【0017】
本発明のこれらのおよび他の局面、特徴ならびに利点は、現在好ましい実施形態およびベストモードの以下の詳細な説明、添付された請求項、および添付の図面を考慮して、当業者に容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の1つの局面に従って構築された保護テキスタイルスリーブの模式的な、部分分解斜視図である。
図2】本発明の別の局面に従う、図1のスリーブの壁のインターレースされた部分の拡大断片の例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
好ましい実施形態の詳細な説明
図面をより詳細に参照すると、図1は、本発明の1つの実施形態に従って構築される管状テキスタイルスリーブ10を示す。テキスタイルスリーブ10は、壁12を形成するための編みプロセスを介して互いにインターレースされる複数の糸11を含む。壁12は、縫い目のない態様で編まれるため、外面14と、スリーブ10の両端部22,24間に中心長手方向軸20に沿って軸方向に延在するキャビティ18を規定する内面16とを有して周方向に連続的である。キャビティ18は、ワイヤハーネス、流体または気体の輸送管、ケーブルなどの、保護対象となる細長い部材26の収容のために寸法決めされる。壁12は、例示であって限定ではないがエンジン部品内など、周囲の環境からの熱的影響に対して細長い部材26を保護するためにそこに結合される外側反射層28を有する。壁12は円形の管状形状を維持または実質的に維持するように編まれると同時に、壁12はよじれることなく、かつ反射外層28に対してダメージを受けさせることなく急な曲がり角の周りに経路決めされることができるように十分な可撓性も有する。
【0020】
壁12は、任意の好適な長さおよび直径を有して構築されてもよく、例示であって限定ではないが、最大約20PPIなどの高いインチあたりのピック数(PPI;picks-per-inch)で提供される密編構造を有して編まれて壁12のフープ強度を高める。壁12は、第1のらせん方向に延在する第1の組の糸30と、第1のらせん方向と反対の第2のらせん方向に延在する第2の組の糸32と、スリーブ10の中心長手方向軸20に概ね平行に延在する第3の組の糸34とを有する。第1の組の糸30は、互いに反対のらせんの関係で第2の組の糸32とともに編まれる。
【0021】
第1の組の糸30は、互いに別々に編まれ、例示あって限定ではないが平編パターンなどで第2の組の糸32とともに編まれる、個々のマルチフィラメント36を含む。マルチフィラメント36は、ファイバガラス、無機物糸などの材料の種類、および意図された使用のために所望されるようなデニールで提供されてもよく、1つの実施形態に従えば、約3923のデニールを有するガラスファイバとして提供された。さらに、マルチフィラメント36は、非ヒートセット可能な糸として提供されてもよい。
【0022】
第2の組の糸32は、ヒートセット可能なポリマー糸などの材料の種類、および意図された使用のために所望されるような直径のモノフィラメント38として提供されてもよく、1つの実施形態に従えば、約0.376mmの直径を有するヒートセット可能なポリエチレンテレフタレート(PET)として提供された。糸32はモノフィラメント38の個々のグループ42として束ねられ、各グループ42は、並んだ関係で配置される、例示であって限定ではないが3つものとして示される複数の糸32を含むため、個々のグループ42が共通のキャリアからの単一の糸であるかのように編まれる。
【0023】
第3の組の糸34は、互いに周方向に離間される個々のマルチフィラメント40を含み、所望されるように、間隔は均一または不均一であり得る。マルチフィラメント40は、意図された使用の性質に応じて、第1の組の糸30としての材料の種類およびデニールで提供されてもよく、または異なってもよい。編みプロセスの間、第1の組の糸30および第2の組の糸32が編まれてその間に第3の組の糸34を捕捉する間、第3の組の糸34は所定の位置で固定されたままとなり得る。このように、第3の組の糸34は、第1の組の糸30と第2の組の糸32との間に挟まれる。第3の組の糸34が捕捉され、平行または実質的に平行に(実質的にとは、糸34が中心軸20に対してわずかに斜めであっても、糸34を見る者がそれらが中心軸20に対して概ね平行であると一般に考え得ることを示唆するために用いられるものである)矢印A(図2)に沿って単に長手方向に延在する場合、糸34は、少なくとも部分的に、編まれたスリーブ10に拡張および収縮に対する安定性を提供するように機能することによって、壁12が円形の管状構造を保持することを促し、これにより、壁12がそれ自体につぶれることを防ぐようにはたらき、同様に特に曲がりくねった経路の周りへのスリーブの設置を容易にする。
【0024】
反射外層28は、例示であって限定ではないが、アルミニウム箔などの、任意の好適な反射金属材料として提供されてもよい。反射外層28は、所望されるように、概ね矩形のシートの対向する長手方向に延在する縁部が互いに重なる関係にされるたばこ巻きの態様で巻き付けられてもよく、または、金属箔のらせん状に巻き付かれた条片から渦状に巻き付かれた層として適用されてもよい。
【0025】
本発明の別の局面に従えば、テキスタイルスリーブ10を構築する方法が提供される。上記方法は、第3の組の糸34の周りに第1の組の糸30および第2の組の糸32を編んで第1の組の糸30と第2の組の糸32との間に第3の組の糸34を捕捉することを介して、縫い目のない管状壁12を形成することを含む。さらに、反射外層28を壁12の外面14に結合する。またさらに、編みプロセスの間、第1の組の糸30および第2の組の糸32を第3の組の糸の周りに編む間、スリーブ10の中心軸20に平行または実質的に平行な関係で第3の組の糸34を静止位置に維持する。
【0026】
上記構築する方法の別の局面に従えば、上記編むことは、第1の組の糸30を個々のマルチフィラメント36として編むことと、各束42が共通のキャリアからの単一の部材として編まれるように、第2の組の糸32をモノフィラメント38の束ねられたグループ42として編むこととを含んでもよい。またさらに、上記方法は、束ねられたモノフィラメント38などの、少なくともいくつかの糸をヒートセットすることを含んでもよく、これにより、フープ強度を高めるだけでなく曲がりくねった経路の周りに経路決めされるときに壁12のよじれを抑制するようにはたらく、その実質的に円形の管状外周形状を維持するというスリーブ壁12の能力を高めるとともに、外側反射層28へのダメージの可能性を低減させる。またさらに、上記方法は、マルチフィラメント36など、非ヒートセット状態を有する少なくともいくつかの糸をそのままにすることを含んでもよく、これにより、スリーブ壁12の可撓性および緩衝能力(衝撃力を吸収する能力)を高める。
【0027】
上記の詳細な説明はいくつかの現在好ましい実施形態に関連すること、および、当業者によって本明細書の開示から容易に認識される他の実施形態がここに包まれ、最終的に許可される請求項の範囲内にあると考えられることが理解されるべきである。
図1
図2