(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-18
(45)【発行日】2022-03-01
(54)【発明の名称】メッセージ交換方法及び装置、コンピュータプログラム、電子装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/06 20120101AFI20220221BHJP
【FI】
G06Q20/06
(21)【出願番号】P 2020562202
(86)(22)【出願日】2019-06-26
(86)【国際出願番号】 CN2019093067
(87)【国際公開番号】W WO2020082769
(87)【国際公開日】2020-04-30
【審査請求日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】201811237273.2
(32)【優先日】2018-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 雷
【審査官】山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0127526(US,A1)
【文献】特開2003-123020(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0201067(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0178130(US,A1)
【文献】特開2015-125453(JP,A)
【文献】鳴海淳義,意外と知られてないけどLINEで割り勘したらむちゃくちゃ便利だった,[online],2018年05月23日,[令和3年12月3日検索], インターネット<URL:https://www.buzzfeed.com/jp/linepay/line-pay>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージ交換方法であって、
サーバが、グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するステップと、
前記サーバが、前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するステップであって、前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあるステップと、
前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記サーバが、前記ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップは、
前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに同時に送信するステップ、又は、
前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに非同期的に送信するステップ、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サーバが、前記ターゲット請求書を、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに非同期的に送信するステップは、
前記サーバが、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するステップであって、前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するステップ、又は、
前記サーバが、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するステップであって、前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するステップ、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、さらに、
前記サーバが、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って転送した仮想リソースを受信し、前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するステップ、又は、
前記サーバが、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って転送した仮想リソースを受信し、前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するステップ、又は、
前記サーバが、前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送し、前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って転送した仮想リソースを受信するステップ、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サーバが、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記転送対象となる
仮想リソースのリソース値に従って転送した仮想リソースを受信し、前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するステップは、
前記第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースのリソース値が第1リソース値に達し、且つ前記第1リソース値が前記第2オブジェクトセットにおけるターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値以上である場合、前記サーバが、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースから仮想リソースを差し引き、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記ターゲットオブジェクトに仮想リソースを転送するステップ、
を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記サーバが前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、さらに、
前記サーバが、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令を受信するステップであって、前記第1請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが転送対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用されるステップと、
前記サーバが、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信するステップであって、前記第2請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが受信対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
メッセージ交換方法であって、前記方法は、
ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第1オブジェクトセットにあるステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップであって、前記ターゲットリソース値が、前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するために使用されるステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ユーザ機器が、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップは、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップであって、前記グループセッションのうちの前記第1オブジェクトセット及び前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、前記ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置されるステップと、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、前記ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップと、
のうちの1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップは、
前記ユーザ機器が、第1操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第1転送命令を取得するステップであって、前記第1操作パネルが、前記グループセッションのセッションウインドウに表示されるステップと、
前記ユーザ機器が前記第1転送命令に応答して、前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、前記ターゲット仮想リソースをサーバに転送するステップと、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウに、第1転送結果メッセージを表示するステップであって、前記第1転送結果メッセージが、前記ターゲットオブジェクトが前記ターゲット仮想リソースを転送した後の転送結果を指示するために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップは、
前記ユーザ機器が、第2操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第2転送命令を取得するステップであって、前記第2操作パネルが、前記ターゲットセッションのセッションウインドウに表示されるステップと、
前記ユーザ機器が、前記第2転送命令に応答して、前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、前記ターゲット仮想リソースをサーバに転送するステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲットセッションのセッションウインドウに、第2転送結果メッセージを表示するステップであって、前記第2転送結果メッセージが、前記ターゲットオブジェクトが前記ターゲット仮想リソースを転送した後の転送結果を指示するために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記ユーザ機器が前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップの前に、
前記ユーザ機器が、請求書確認命令を取得するステップであって、前記請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースの前記ターゲットリソース値を確認するために使用されるステップと、
前記ユーザ機器が前記請求書確認命令をサーバに送信するステップと、
前記ユーザ機器が、前記サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するステップであって、前記操作提示メッセージが、前記ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース転送操作を実行することが許可されていることを提示するために使用されるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップは、
前記ユーザ機器が、前記ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、前記第1請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、前記第1請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれるステップ、又は、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、前記第2請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、前記第2請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれ、前記他のオブジェクトが前記複数のオブジェクトのうちの、前記ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトであるステップ、
を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項13】
メッセージ交換方法であって、
ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第2オブジェクトセットに含まれるステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップであって、前記ターゲットリソース値が、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別するステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ユーザ機器が、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップは、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップであって、前記グループセッションのうちの前記第1オブジェクトセット及び前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、前記ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置されるステップと、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、前記ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップと、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップは、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションのセッションウインドウを介して、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット仮想リソースを前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するステップと、
を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザ機器が前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップは、
前記ユーザ機器が前記ターゲットセッションのセッションウインドウから、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット仮想リソースを前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するステップと、
を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザ機器が前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップの前に、さらに、
前記ユーザ機器が、請求書確認命令を取得するステップであって、前記請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースの前記ターゲットリソース値を確認するために使用されるステップと、
前記ユーザ機器が前記請求書確認命令をサーバに送信するステップと、
前記ユーザ機器が、前記サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するステップであって、前記操作提示メッセージが、前記ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース受信操作を実行することが許可されていることを提示するために使用されるステップと、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップは、
前記ユーザ機器が、前記ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、前記第1請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、前記第1請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトが、それぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれるステップ、又は、
前記ユーザ機器が、前記グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、前記第2請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、前記第2請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトが、それぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれ、前記他のオブジェクトが、前記複数のオブジェクトのうちの、前記ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトであるステップ、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項19】
メッセージ交換装置であって、
グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するための第1受信ユニットと、
前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するための生成ユニットであって、前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにある生成ユニットと、
前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するための第1送信ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するための第2送信ユニットと、
を含むことを特徴とするメッセージ交換装置。
【請求項20】
メッセージ交換装置であって、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニットであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第1オブジェクトセットにある第1表示ユニットと、
前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するための実行ユニットであって、前記ターゲットリソース値が、前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するために使用される実行ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニットであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニットと、
を含むことを特徴とするメッセージ交換装置。
【請求項21】
メッセージ交換装置であって、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニットであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第2オブジェクトセットにある第1表示ユニットと、
前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するための実行ユニットであって、前記ターゲットリソース値が、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別するために使用される実行ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニットであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニットと、
を含むことを特徴とするメッセージ交換装置。
【請求項22】
メモリとプロセッサとを含む電子装置であって、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムによって、請求項1~6又は請求項7~12、或いは請求項13~18のいずれか1項に記載の方法を実行するように配置されることを特徴とする電子装置。
【請求項23】
コンピュータに、請求項1~6又は請求項7~12、或いは請求項13~18のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラ
ム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2018年10月23日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201811237273.2であり、名称が「メッセージ交換方法及び装置、記憶媒体、電子装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容が援用により本出願に組み込まれる。
【0002】
本発明はコンピュータ分野に関わり、具体的に、メッセージ交換に関わる。
【背景技術】
【0003】
ネットワークセキュリティ技術の開発に伴い、ますます多くのユーザーがオンラインでトランザクションアクティビティを完成することを選択し始め、その結果、大量の電子請求書がますます複雑になっている。例えば、複数のユーザオブジェクトに関与する電子請求書について、一般的に、前記複数のユーザオブジェクトが含まれるグループセッションにおいて、当該電子請求書に対する帳消し処理を完成する。具体的に、当該電子請求書に関する複数のユーザオブジェクトはオフラインで、支払い又は受取対象となる金額を事前に決定してから、上記の金額に従って、グループセッションにおいて、それぞれ振込又は入金操作を実行することで、請求書に対する帳消し処理を完成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の関連技術が提供した、電子請求書に対して帳消し処理を行う方法において、一般的に、帳消し処理を完成するために、オフラインで帳消し対象となる金額を事前に決定してから、グループセッションで当該電子請求書の請求書メッセージに対して簡単な一方向会話を行う必要がある。
【0005】
本発明の実施例は、少なくとも、関連技術における複雑な帳消し処理操作による請求書の処理効率が低いという技術的問題を解決するための、メッセージ交換方法及び装置、記憶媒体、電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の一態様によれば、メッセージ交換方法を提供し、
サーバがグループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するステップと、
前記サーバが前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するステップであって、前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあるステップと、
前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、前記サーバが、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記サーバが、前記ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するステップと、を含む。
【0007】
本発明の実施例の他の態様によれば、メッセージ交換方法をさらに提供し、
ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第1オブジェクトセットにあるステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップであって、前記ターゲットリソース値が、前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するために使用されるステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ユーザ機器が、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップと、を含む。
【0008】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換方法をさらに提供し、
ユーザ機器が、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第2オブジェクトセットにあるステップと、
前記ユーザ機器が、前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップと、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別する為に使用されるステップと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ユーザ機器が、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップと、を含む。
【0009】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供し、
グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するための第1受信ユニットと、
前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するための生成ユニットであって、前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにある生成ユニットと、
前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記ターゲット請求書に記録された前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、前記ターゲット請求書を、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するための第1送信ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するための、第2送信ユニットと、を含む。
【0010】
選択可能な例示として、前記第1送信ユニットは、
前記ターゲット請求書を同時に前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するための、第1送信モジュール、又は、
前記ターゲット請求書を非同期的に前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するための第2送信モジュール、を含む。
【0011】
選択可能な例示として、前記第2送信モジュールは、
前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するための第1送信サブモジュールであって、前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信する第1送信サブモジュール、又は、
前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信するための第2送信サブモジュールであって、前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに前記ターゲット請求書を送信する第2送信サブモジュール、を含む。
【0012】
選択可能な例示として、前記装置はさらに、
前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するための第2受信ユニット、又は、
前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソースを前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに転送するための第3受信ユニット、又は、
前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送し、前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信するための第4受信ユニット、を含む。
【0013】
選択可能な例示として、前記第2受信ユニットは、
前記第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースのリソース値が第1リソース値に達し、且つ前記第1リソース値が前記第2オブジェクトセットにおけるターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値以上である場合、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースから、仮想リソースを差し引き、前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、前記ターゲットオブジェクトに仮想リソースを転送するための差し引きモジュール、を含む。
【0014】
選択可能な例示として、前記装置はさらに、
前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令を受信するための第5受信ユニットであって、前記第1請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが転送対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用される第5受信ユニットと、
前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信するための第6受信ユニットであって、前記第2請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが受信対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用される第6受信ユニットと、を含む。
【0015】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供し、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニットであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第1オブジェクトセットにある第1表示ユニットと、
前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するための実行ユニットであって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するために使用される実行ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニットであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニットと、を含む。
【0016】
選択可能な例示として、前記第1表示ユニットは、
前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第1表示モジュールであって、前記グループセッションのうちの前記第1オブジェクトセット及び前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、前記ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置される第1表示モジュールと、
前記グループセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、前記ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第2表示モジュールと、のうちの1つを含む。
【0017】
選択可能な例示として、前記実行ユニットは、
第1操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第1転送命令を取得するための第1取得モジュールであって、前記第1操作パネルが前記グループセッションのセッションウインドウに表示される第1取得モジュールと、
前記第1転送命令に応答して、前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、前記ターゲット仮想リソースをサーバに転送するための第2取得モジュールと、
前記グループセッションのセッションウインドウに、第1転送結果メッセージを表示するための第3表示モジュールであって、前記第1転送結果メッセージが、前記ターゲットオブジェクトによって前記ターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示する第3表示モジュールと、を含む。
【0018】
選択可能な例示として、前記実行ユニットは、
第2操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第2転送命令を取得するための第4取得モジュールであって、前記第2操作パネルが前記ターゲットセッションのセッションウインドウに表示される第4取得モジュールと、
前記第2転送命令に応答して、前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、前記ターゲット仮想リソースを前記サーバに転送するための第5取得モジュールと、
前記ターゲットセッションのセッションウインドウに、第2転送結果メッセージを表示するための第4表示モジュールであって、前記第2転送結果メッセージが、前記ターゲットオブジェクトによって前記ターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示する第4表示モジュールと、を含む。
【0019】
選択可能な例示として、前記装置はさらに、
前記ターゲット請求書に記録された前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行する前に、請求書確認命令を取得するための取得ユニットであって、前記請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースの前記ターゲットリソース値を確認するために使用される取得ユニットと、
前記請求書確認命令を前記サーバに送信するための送信ユニットと、
前記サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するための受信ユニットであって、前記操作提示メッセージが、前記ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース転送操作を実行することが許可されていることを提示するために使用される受信ユニットと、を含む。
【0020】
選択可能な例示として、前記第1表示ユニットは、
前記ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、前記第1請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第7取得モジュールであって、前記第1請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれる第7取得モジュール、又は、
前記グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、前記第2請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第8取得モジュールであって、前記第2請求書リクエストが前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれ、前記他のオブジェクトが前記複数のオブジェクトのうちの、前記ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトである第8取得モジュール、を含む。
【0021】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供し、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニットであって、処理対象となる前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにあり、前記ターゲットオブジェクトが前記第2オブジェクトセットにある第1表示ユニットと、
前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するための実行ユニットであって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別するために使用される実行ユニットと、
前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニットであって、前記請求書帳消しメッセージが、前記ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニットと、を含む。
【0022】
選択可能な例示として、前記第1表示ユニットは、
前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第1表示モジュールであって、前記グループセッションのうちの前記第1オブジェクトセット及び前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、前記ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置される第1表示モジュールと、
前記グループセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、前記ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウに、前記ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第2表示モジュールと、を含む。
【0023】
選択可能な例示として、前記実行ユニットは、
前記グループセッションのセッションウインドウを介して前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するための第1取得モジュールと、
前記ターゲット仮想リソースを前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するための第1転送モジュールと、を含む。
【0024】
選択可能な例示として、前記実行ユニットは、
前記ターゲットセッションのセッションウインドウから、前記ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するための第2取得モジュールと、
前記ターゲット仮想リソースを前記ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するための第2転送モジュールと、を含む。
【0025】
選択可能な例示として、前記装置はさらに、
前記ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行する前に、請求書確認命令を取得するための第1取得ユニットであって、前記請求書確認命令が、前記ターゲット請求書における前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースの前記ターゲットリソース値を確認するために使用される第1取得ユニットと、
前記サーバに前記請求書確認命令を送信するための送信ユニットと、
前記サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するための受信ユニットであって、前記操作提示メッセージが、前記ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース受信操作を実行することが許可されていることを提示するために使用される受信ユニットと、を含む。
【0026】
選択可能な例示として、前記第1表示ユニットはさらに、
前記ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、前記第1請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第2取得ユニットであって、前記第1請求書リクエストが前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれる第2取得ユニット、又は、
前記グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、前記第2請求書リクエストに応答して、前記グループセッションのセッションウインドウに前記ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第3取得ユニットであって、前記第2請求書リクエストが前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択して前記ターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、前記複数のオブジェクトがそれぞれ前記第1オブジェクトセットと前記第2オブジェクトセットに含まれ、前記他のオブジェクトが前記複数のオブジェクトのうちの、前記ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトである第3取得ユニット、を含む。
【0027】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、記憶媒体をさらに提供し、当該記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、当該コンピュータプログラムは、実行されるときに、上記のメッセージ交換方法のいずれかを実行するように配置される。
【0028】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、電子装置をさらに提供し、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され且つプロセッサで実行され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサはコンピュータプログラムによって、上記のメッセージ交換方法のいずれかを実行する。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施例において、グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するステップと、前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するステップと、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップと、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値と第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録されたリソース合計値に達した場合、ターゲット請求書の帳消しが既に完成したことを指示するステップとを含む方法を採用している。前記方法において、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送するので、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送操作が簡素化され、関連技術における複雑な帳消し処理操作による請求書の処理効率が低いという技術的問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本明細書で説明される図面は本発明に対するさらなる理解を提供し、本出願の一部を構成し、本発明の例示的な実施例及びその説明は、本発明に対する不適切な限定を構成するものではなく、本発明を解釈するためのものである。図面において、
【
図1】本発明の実施例による選択可能なメッセージ交換方法の適用環境の概略図である。
【
図2】本発明の実施例による選択可能なメッセージ交換方法の概略フロ一チャートである。
【
図3】本発明の実施例による選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図4】本発明の実施例による他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図5】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図6】本発明の実施例による他の選択可能メッセージ交換方法の概略フロ一チャートである。
【
図7】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図8】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図9】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図10】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略フローチャートである。
【
図11】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換方法の概略図である。
【
図12】本発明の実施例による選択可能なメッセージ交換装置の概略構成図である。
【
図13】本発明の実施例による他の選択可能なメッセージ交換装置の概略構成図である。
【
図14】本発明の実施例によるさらに他の選択可能なメッセージ交換装置の概略構成図である。
【
図15】本発明の実施例による選択可能な電子装置の概略構成図である。
【
図16】本発明の実施例による他の選択可能な電子装置の概略構成図である。
【
図17】本発明の実施例によるさらに他の選択可能な電子装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
当業者が本発明の技術案をよりよく理解するために、以下、本発明の実施例の図面を参照して、本発明の実施例の技術案を明確且つ完全に記載し、明らかに、記載された実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例のみである。本発明の実施例に基づいて、創造的な作業なし当業者によって得られた他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に属している。
【0032】
なお、本発明の明細書、請求の範囲、及び上記の図面における「第1」、「第2」という用語などが、類似のオブジェクトを区別するために使用され、特定の順序又は前後順番を説明するために必ずしも使用されないことに留意されたい。このように使用されるデータは、本明細書で説明される本発明の実施例が、本明細書に図示又は記載される順序以外の順序で実施され得るように、適切な状況で互いに置き換えられることができることが理解されるべきである。また、「含む」、「有する」という用語、及びこれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明確に挙げられたステップ又はユニットに限定されず、明確に挙げられていない、又はこれらの過程、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0033】
本発明の実施例の1つの態様によれば、メッセージ交換方法を提供し、好ましくは、1つの選択可能な実施形態として、前記メッセージ交換方法は、
図1に示される環境に適用されてもよいが、これに限定されていない。
【0034】
ユーザ102はユーザ機器104との間でマンマシンインタラクションを実行でき、ユーザ106はユーザ機器108との間でマンマシンインタラクションを実行でき、ユーザ110はユーザ機器112との間でマンマシンインタラクションを実行でき、ユーザ114はユーザ機器116との間でデータ交換を実行できる。ユーザ102とユーザ106は第1オブジェクトセットを構成し、ユーザ110とユーザ116は第2オブジェクトセットを構成する。サーバ120はデータベース122と帳消しエンジン124とを含み、サーバ120はステップS102を介してネットワーク118によってユーザ機器104から送信された請求書作成リクエストを受信し、サーバ120は請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成し、ステップS104を介してターゲット請求書をユーザ機器104、ユーザ機器108、ユーザ機器112及びユーザ機器116に送信し、それにより、ユーザ102とユーザ106はターゲット請求書に従って、仮想リソースを転送し、ユーザ110とユーザ114はターゲット請求書に従って、仮想リソースを受信する。転送された仮想リソースの合計値が受信された仮想リソースの合計値に等しい場合、サーバ120は、ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示する。
【0035】
なお、関連技術において、複数の人が関与する仮想リソースのリソース値の転送問題に関し、関与者が多く、転送過程が複雑な場合、仮想リソースのリソース値の転送を完成するために、複雑な操作が必要になる。本実施例において、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送するので、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、これにより、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0036】
なお、上記のメッセージ交換方法は、データを計算できる端末に適用されてもよいが、これに限定されないことに留意されたい。上記のユーザ機器104、ユーザ機器108、ユーザ機器112、ユーザ機器116は携帯電話、タブレット、ラップトップ、パソコンなどの端末であってもよいが、これらに限定されていない。上記のネットワークは、無線ネットワーク又は有線ネットワークが含まれてもよいが、これらに限定されていない。当該無線ネットワークは、WIFI及び無線通信を実現する他のネットワークを含む。上記の有線ネットワークは、広域ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、ローカルエリアネットワークが含まれるが、これらに限定されていない。上記のサーバ120はデータを計算できる任意のハードウエア機器であってもよいが、これに限定されていない。
【0037】
好ましくは、1つの選択可能な実施形態として、
図2に示すように、上記のメッセージ交換方法は上記のサーバによって実施され、当該方法は、以下のステップを含む。
ステップS202は、グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信する。
【0038】
本出願の実施例は、請求書作成リクエストを開始する具体的な開始位置を限定していなく、グループセッションによって開始さればよい。
【0039】
可能な実現方式において、当該請求書作成リクエストは、グループセッションのセッションウインドウによって開始されてもよい。
【0040】
ステップS204は、請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値は受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにある。
【0041】
ステップS206は、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信する。
【0042】
ステップS208は、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示する。
【0043】
好ましくは、上記のメッセージ交換方法は、複数人のセッションの複数人の振込分野、又は個人の複数のアカウントの間の資産譲渡過程、或いは市場において複数人が参加する物品の売買過程、又はゲーム分野でのマルチプレイヤーゲームの資産譲渡過程に適用されてもよいが、これらに限定されていない。
【0044】
好ましくは、上記のグループセッションは、複数人が参加するセッションであってもよいが、これに限定されていない。前記メッセージ交換方法を複数人のセッションの複数人の振込分野に適用することを例として説明する。前記複数人のセッションはグループセッションであってもよいが、これに限定されていない。グループセッションのうちのあるオブジェクトは請求書作成リクエストを開始し、請求書作成リクエストに仮想リソース値を転送する第1オブジェクトセットと、仮想リソースを受信する第2オブジェクトセットが記録される。第1オブジェクトセットに含まれるオブジェクトは第2オブジェクトセットに含まれるオブジェクトと重複していない。第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトはターゲット請求書に従って、仮想リソースを転送し、サーバは、前記転送された仮想リソースを受信し、ターゲット請求書に従って、上記の転送された仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに送信する。
【0045】
例えば、請求書作成リクエストを開始するオブジェクトは第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれていないことを例として、
図3に示すように、端末302は、請求書処理リクエストを取得した後、ステップS302を介して前記
請求書処理リクエストをサーバ304に送信することで、サーバ304は請求書処理リクエストに従って、ターゲット請求書を生成する。そして、ステップS304を介してターゲット請求書を第1メンバオブジェクトセット306に送信する。第1メンバオブジェクトセット306はステップS306を介して仮想リソースをサーバ304に送信し、サーバ304からステップS308を介して仮想リソースを第2メンバオブジェクトセット308に転送する。
【0046】
上記のサーバ304は、サーバ機能を提供できる任意のハードウエア機器であってもよいが、これに限定されず、又は、上記のサーバ304は、代わりに、サーバが構築された端末機器であってもよいが、これに限定されていない。例えば、端末機器にはサーバ304が構築され、端末機器から前記サーバ304によって提供される機能を提供する。
【0047】
本実施例の方法によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送するので、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送の操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0048】
好ましくは、前記請求書作成リクエストは、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされ、又は、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされ、或いは、グループセッションのうちの他のオブジェクトによってトリガーされてもよいが、これらに限定されていない。その中、他のオブジェクトは第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに属していない。つまり、開始された請求書処理リクエストのうちのターゲット請求書には開始者が含まれてもよく、含まれていなくてもよい。
【0049】
例えば、前記メッセージ交換方法が複数人のセッションの複数人の振込分野に適用されることを例とする。
図4に示すように、グループセッションには、それぞれオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトD、オブジェクトEという5人のオブジェクトが含まれる。前記5人のうちのオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトDは複数人の振込をする必要があるが、オブジェクトEは複数人の振込をする必要がない。この場合、オブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトDのうちのいずれかは、請求書作成リクエストを開始することができ、サーバは、請求書作成リクエストを受信した後、ターゲット請求書を生成する。例えば、ターゲット請求書において、オブジェクトAとオブジェクトBは第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトであり、オブジェクトC、オブジェクトDは第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトである。又は、オブジェクトEは請求書作成リクエストを開始し、サーバは、請求書作成リクエストを受信した後、ターゲット請求書を生成し、例えば、ターゲット請求書において、オブジェクトAとオブジェクトBは第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトであり、オブジェクトC、オブジェクトDは第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトである。
【0050】
好ましくは、サーバが、ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示する場合、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに請求書帳消しメッセージを送信してもよいが、これに限定されず、前記請求書帳消しメッセージは、ターゲット請求書の帳消しが既に完成したことを示すために使用される。請求書作成リクエストを開始したオブジェクト、又は第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの任意のオブジェクトがその後でチェックできるように、サーバは当該請求書の処理結果を保存することができる。
【0051】
好ましくは、サーバが受信した請求書作成リクエストは、グループセッションのうちのいずれか1つのオブジェクトがクライアントを操作することで生成されてもよいが、これに限定されていない。例えば、グループセッションのうちのいずれか1つのオブジェクトはグループセッションのセッションウインドウにおけるボタンをクリックしたり、グループセッションのうちのいずれか1つのオブジェクトは、シェイク、タッチパネルでの所定のジェスチャーのトリガーなどのクライアントへの所定の命令を開始したりする。クライアントは上記の命令を受信した後、請求書作成インタフェースに入り、請求書が作成された後、サーバへの請求書作成リクエストを開始する。
【0052】
例えば、セッションウインドウにボタンを配置することを例として、ボタンが押されたと、クライアントはサーバへの請求書作成リクエストを開始する。
図5に示すように、
図5は4つの表示インタフェースa、b、c、dを含む。
図5aにはオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトDのチャット記録が表示され、オブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトD、及びオブジェクトEは1つのグループセッションを構成し、オブジェクトEは現在話していない。
図5aの表示インタフェースには請求書開始ボタン502が表示され、請求書開始ボタン502が押されたと、画面は、
図5bの表示インタフェースにジャンプする。
図5bには、第1オブジェクトセットを選択するための選択ボタン504-1、選択された第1オブジェクトセットを削除するための削除ボタン504-2、第2オブジェクトセットを選択するための選択ボタン506-1、選択された第2オブジェクトセットを削除するための削除ボタン506-2が表示される。
図5bにおける選択ボタン504-1又は選択ボタン506-1が押されたと、
図5cに示す画面にジャンプする。
図5cには現在グループセッションのうちの全てのメンバが表示され(他の例示として、
図5cにグループセッションのうちの全てのメンバが表示される際、請求書の開始者が表示されていなくてもよい)、各グループセッションのうちのメンバは、1つの選択標識508に対応し、端末は選択標識508が押されたことを受信したと、選択標識508に対応するグループセッションのうちのメンバを選定し、
図5cにおけるオブジェクトAとオブジェクトBが選定される。
図5cにおけるキャンセルキー510-2は押されたと、今回の選択をキャンセルし、
図5bが表示するインタフェース、又は
図5aが表示するインタフェースに戻る。
図5cにおける決定ボタン510-1は押されたと、前記選定されたオブジェクトAとオブジェクトBとは第1オブジェクトセット又は第2オブジェクトセットのうちのメンバとする。第1オブジェクトセットのうちのメンバと第2オブジェクトセットのうちのメンバを決定し、且つ各々メンバが取得又は支払うべきの仮想リソースのリソース値を決定した後、
図5dに示されるインタフェースを表示し、インタフェースにはオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトDが収入、支出すべきの仮想リソースの仮想値、及び決定キー512-1、キャンセルキー512-2が表示される。決定キー512-1が押されたと、請求書を開始し、キャンセルボタン512-2は押されたと、請求書の開始をキャンセルする。
【0053】
本実施例の方法によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送することで、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソースの転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0054】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信することは、
(1)ターゲット請求書を同時に第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップ、又は、
(2)ターゲット請求書を非同期的に第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップ、を含む。
【0055】
好ましくは、サーバがターゲット請求書を生成した後、ターゲット請求書を同期的又は非同期的に第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信してもよいが、これらに限定されていない。
【0056】
例えば、サーバが請求書作成リクエストを受信してターゲット請求書を生成した後、生成されたターゲット請求書を第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトにすぐ又はある予め設定された時間に送信するか、又は、サーバはまずターゲット請求書を第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信し、次にターゲット請求書を第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信するか、又はサーバはまずターゲット請求書を第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信し、次にターゲット請求書を第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信してもよいが、これらに限定されていない。
【0057】
例えば、引き続いて、グループセッションにはオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトD、オブジェクトEという5人のオブジェクトが含まれることを例として、サーバはオブジェクトAから送信された請求書作成リクエストを受信し、サーバは請求書作成リクエストに基づいてターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書は、オブジェクトAとオブジェクトBが仮想リソースをオブジェクトCとオブジェクトDに転送する必要があることを示し、即ち、オブジェクトAとオブジェクトBは第1オブジェクトセットを構成し、オブジェクトCとオブジェクトDは第2オブジェクトセットを構成する。サーバはまずターゲット請求書をオブジェクトAとオブジェクトBに送信し、次にターゲット請求書をオブジェクトCとオブジェクトDに送信する。又は、サーバはターゲット請求書を同時にオブジェクトAとオブジェクトB、及びオブジェクトCとオブジェクトDに送信する。
【0058】
本実施例によれば、サーバはターゲット請求書を同期的又は非同期的に第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の柔軟性を向上させる。
【0059】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書を非同期的に第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信することは、
(1)第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するステップであって、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するステップ、又は、
(2)第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するステップであって、第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するステップ、を含む。
【0060】
例えば、引き続いて、グループセッションにはオブジェクトA、オブジェクトB、オブジェクトC、オブジェクトD、オブジェクトEという5人のオブジェクトが含まれることを例として、オブジェクトAとオブジェクトBは第1オブジェクトセットを構成し、オブジェクトCとオブジェクトDは第2オブジェクトセットを構成する。サーバはまずターゲット請求書をオブジェクトAとオブジェクトBに送信し、オブジェクトAとオブジェクトBは仮想リソースを転送する。オブジェクトAとオブジェクトBが仮想リソースの転送を完成した後、サーバはオブジェクトAとオブジェクトBによって転送された仮想リソースを受信する。そして、ターゲット請求書をオブジェクトCとオブジェクトDに送信し、オブジェクトCとオブジェクトDが仮想リソースを受信する。又は、サーバはまずターゲット請求書をオブジェクトCとオブジェクトDに送信し、オブジェクトCとオブジェクトDは先に仮想リソースを受信し、オブジェクトCとオブジェクトDが仮想リソースを受信した後、サーバはターゲット請求書をオブジェクトAとオブジェクトBに送信し、オブジェクトAとオブジェクトBは仮想リソースを転送する。
【0061】
なお、オブジェクトCとオブジェクトDが先に仮想リソースを受信する場合、仮想リソースライブラリを事前に構築する必要があり、仮想リソースライブラリには一定の仮想リソースが含まれる。仮想リソースライブラリにおける仮想リソースをオブジェクトCとオブジェクトDに割り当て、そして、オブジェクトAとオブジェクトBによって転送された仮想リソースは仮想リソースライブラリに入力される。また、オブジェクトCとオブジェクトDが先に仮想リソースを受信する場合、オブジェクトCとオブジェクトDによって受信された仮想リソースは、オブジェクトAとオブジェクトBが仮想リソースを転送しない場合に、取り戻されることができる。
【0062】
本実施例によれば、前記方法を利用して、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットにターゲット請求書を送信することで、ターゲット請求書の送信タイミングを柔軟に選択することができ、このように、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の送信の柔軟性を向上させる。
【0063】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、さらに、
(1)第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するステップ、又は、
(2)第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送するステップ、又は、
(3)ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送し、第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信するステップ、を含む。
【0064】
好ましくは、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを転送する過程では、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを受信する。例えば、第1オブジェクトセットのうちの一部のオブジェクトが仮想リソースを転送し、一部のオブジェクトがまだ仮想リソースを転送していない場合、サーバは、転送された仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの一部のオブジェクトに割り当てる。
【0065】
転送された仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの一部のオブジェクトに割り当てる場合、割当の順序は、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが受信すべき仮想リソースの数に応じて决定できる。
【0066】
又は、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトがリソースの転送を完成した後、サーバは、受信された全ての仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送する。
【0067】
又は、第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが仮想リソースを受信した後、サーバは、ターゲット請求書に従って、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを受け取る。
【0068】
本実施例によれば、前記方法を利用して、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって転送された仮想リソースを転送するとともに、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに仮想リソースを送信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の柔軟性を向上させる。
【0069】
1つの選択可能な実施案として、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送することは、
第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースのリソース値が第1リソース値に達し、且つ、第1リソース値が前記第2オブジェクトセットのうちのターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値以上である場合、ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、第1オブジェクトセットから受信した仮想リソースから、仮想リソースを差し引き、ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、ターゲットオブジェクトに仮想リソースを転送するステップS1、を含む。
【0070】
好ましくは、サーバが受信した第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが受信すべき仮想リソースのリソース値よりも大きい場合、サーバは、余分な部分を差し引き、差し引かれた後の仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに転送する。その同時に、ターゲット請求書に従って、差し引かれた余分な仮想リソースを第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトに返却する。
【0071】
本実施例によれば、受信された、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって転送された仮想リソースのリソース値が、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが受信すべき仮想リソースのリソース値を超えた場合、第2オブジェクトセットのうちのターゲットオブジェクトが受信すべき仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソースを転送することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の正確性を向上させる。
【0072】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、さらに、
第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令を受信するステップS1であって、第1請求書確認命令が、ターゲット請求書における第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが転送対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用されるステップS1と、
第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信するステップS2であって、第2請求書確認命令が、ターゲット請求書における第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが受信対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用されるステップS2と、を含む。
【0073】
好ましくは、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを転送する場合、さらに、確認命令をサーバに送信する必要があり、前記確認命令は、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトが転送対象となる仮想リソースを照合し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに転送することに同意したことを確認するために使用される。
【0074】
第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを転送する場合、さらに、確認命令をサーバに送信する必要があり、前記確認命令は、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが既に受信対象となる仮想リソースを照合し、仮想リソースを受信することに同意したことを確認するために使用される。
【0075】
本実施例によれば、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令と、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の正確性を向上させる。
【0076】
なお、上記の各方法の実施例について、説明を簡単にするために、一連の動作の組み合わせとして表現されるが、当業者に知られているように、本発明は、説明された動作順序に限定されず、なぜならば、本発明によれば、いくつかのステップは他の順序で又は同時に実行することができるからである。そして、当業者は、明細書に記載の実施例が全て好適な実施例であり、関与する動作及びモジュールが、必ずしも本発明にとって必要なものではないことも知っておくべきである。
【0077】
本発明の実施例の他の態様によれば、メッセージ交換方法をさらに提供し、選択可能な例示として、
図6に示すように、前記メッセージ交換方法はユーザ機器によって実施されることができ、本実施例において、ターゲットオブジェクトは当該メッセージ交換において仮想リソースを転送するオブジェクトであってもよく、当該ターゲットオブジェクトは、当該ユーザ機器におけるクライアントにログインすることで、前記仮想リソースを転送することができる。
【0078】
当該方法は、以下のステップを含み、
ステップS602は、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値は受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、ターゲットオブジェクトは第1オブジェクトセットにある。
【0079】
ステップS604は、ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップである。前記ターゲットリソース値は前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別し、即ち、転送対象となる仮想リソースのリソース値を表現する。
【0080】
ステップS606は、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、請求書帳消しメッセージは、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される。
【0081】
好ましくは、前記メッセージ交換方法は、複数人のセッションの複数人の振込分野、又は個人の複数のアカウントの間の資産譲渡過程、或いは市場において複数人が参加する物品の売買過程、又はゲーム分野でのマルチプレイヤーゲームの資産譲渡過程に適用されてもよいが、これらに限定されていない。
【0082】
好ましくは、前記グループセッションは、複数人が参加するセッションであってもよいが、これに限定されていない。前記メッセージ交換方法を複数人のセッションの複数人の振込分野に適用することを例として説明する。前記複数人のセッションはグループセッションであってもよいが、これに限定されていない。グループセッションのうちのあるオブジェクトは請求書作成リクエストを開始し、請求書作成リクエストに仮想リソース値を転送する第1オブジェクトセットと、仮想リソースを受信する第2オブジェクトセットが記録される。第1オブジェクトセットに含まれるオブジェクトは第2オブジェクトセットに含まれるオブジェクトと重複していない。第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトはターゲット請求書に従って、仮想リソースを転送し、サーバは、前記転送された仮想リソースを受信し、ターゲット請求書に従って、前記転送された仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに送信する。
【0083】
好ましくは、前記請求書帳消しメッセージはサーバによって送信されてもよいが、これに限定されていない。前記サーバは、サーバ機能を提供できる任意のハードウエア機器であってもよいが、これに限定されず、又は、前記サーバは、代わりに、サーバが構築された端末機器であってもよいが、これに限定されていない。例えば、端末機器にサーバが構築され、端末機器から前記サーバによって提供される機能を提供する。
【0084】
本実施例によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に従って、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送することで、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0085】
1つの選択可能な実施案として、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに処理対象となるターゲット請求書の請求書情報を表示することは、
(1)グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するステップであって、グループセッションのうちの第1オブジェクトセット及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置されるステップと、
(2)グループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、ターゲットオブジェクトのために単独で作成されるターゲットセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップと、のうちの1つを含む。
【0086】
好ましくは、前記請求書記録は、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを転送する記録、及び/又は第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを受信する記録であってもよいが、これらに限定されていない。前記記録はグループセッションのセッションウインドウに表示されてもよく、ターゲットオブジェクトのために単独で作成されるセッションウインドウに表示されてもよい。
【0087】
前記記録は権限を持つオブジェクトのみに見られ、例えば、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクト、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクト、及びターゲット請求書リクエストを開始するオブジェクトに対して権限を配置する。他のグループセッションのうちのオブジェクトは見えない。
【0088】
例えば、前記記録をグループセッションのセッションウインドウに表示することを例として、
図7に示すように、
図7は選択可能なグループセッションのセッションウインドウである。グループセッションのセッションウインドウには、ターゲット請求書のショートカットインタフェース702と、仮想リソースを転送又は受信する請求書記録704とが表示される。ターゲット請求書のショートカットインタフェース702がクリックされたと、仮想リソースを転送するページ又は仮想リソースを受信するページにジャンプする。
【0089】
本実施例によれば、グループセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するか、又は、単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書記録の表示効率を向上させる。
【0090】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行することは、
グループセッションのセッションウインドウに表示される第1操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第1転送命令を取得するステップS1と、
第1転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送するステップS2と、
グループセッションのセッションウインドウに、第1転送結果メッセージを表示するステップS3であって、第1転送結果メッセージが、ターゲットオブジェクトによってターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示するために使用されるステップS3と、を含む。
【0091】
例えば、
図8に示すように、
図8は、選択可能なグループセッションのセッションウインドウの表示インタフェースである。セッションウインドウには、第1転送命令をトリガーするためのボタン802が設けられる。セッションウインドウに、ターゲットオブジェクトが30元を支払う必要があることが表示される。ボタン802がトリガーされたと、クライアントは仮想リソースの転送を完成し、セッションウインドウに、支払い成功のメッセージが表示される。
【0092】
本実施例によれば、第1転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリからターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第1転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0093】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行することは、
ターゲットセッションのセッションウインドウに表示される第2操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第2転送命令を取得するステップS1と、
第2転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送するステップS2と、
ターゲットセッションのセッションウインドウに、第2転送結果メッセージを表示するステップS3であって、第2転送結果メッセージが、ターゲットオブジェクトによってターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示するために使用されるステップS3と、を含む。
【0094】
例えば、
図9に示すように、
図9は、選択可能なターゲットセッションのセッションウインドウである。ターゲットセッションのセッションウインドウには、開始された履歴請求書が記録される。ターゲットオブジェクトは、そのうちのいずれか1つの請求書を選択して支払うことができ、支払いが完成した後、セッションウインドウに、支払いが完成したというメッセージが表示される。
【0095】
本実施例によれば、第2転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第2転送結果メッセージを表示することで、仮想リソースの転送効率を向上させる。
【0096】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行する前に、さらに、
請求書確認命令を取得するステップS1であって、請求書確認命令が、ターゲット請求書におけるターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値を確認するために使用されるステップS1と、
請求書確認命令をサーバに送信するステップS2と、
サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するステップS3であって、操作提示メッセージが、ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース転送操作を実行することが許可されていることを提示するために使用されるステップS3と、を含む。
【0097】
好ましくは、ターゲットオブジェクトが請求書を支払う前に、さらに、請求書の開始者、請求書の開始時間、請求書金額、支払い期限などの請求書情報を照合する必要がある。前記メッセージを照合した後、請求書確認命令を送信する。クライアントは、請求書確認命令を受信した後、請求書確認命令をサーバに送信し、サーバは、請求書確認命令を受信した後にのみ、仮想リソースを転送することができる。
【0098】
本実施例によれば、請求書確認命令を取得し、請求書確認命令に従って、仮想リソース転送操作を実行することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の安全性を向上させる。
【0099】
1つの選択可能な実施案として、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、処理対象となるターゲット請求書の請求書情報を表示することは、
(1)ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、第1請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、第1請求書リクエストがグループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトがそれぞれ第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれるステップと、
(2)グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、第2請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、第2請求書リクエストがグループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトがそれぞれ第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれ、当該他のオブジェクトが複数のオブジェクトのうちの、ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトであるステップと、を含む。
【0100】
好ましくは、前記請求書作成リクエストは、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされるか、又は第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされるか、又はグループセッションのうちの他のオブジェクトによってトリガーされてもよいが、これらに限定されていない。その中、他のオブジェクトは、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに属していない。つまり、開始された請求書処理リクエストのうちのターゲット請求書に開始者が含まれてもよく、含まれていなくてもよい。クライアントは、ターゲットオブジェクトによって開始された第1請求書リクエスト、又は他のオブジェクトによって開始された第2請求書リクエストを受信した後、グループセッションのうちの全てのオブジェクトを表示し、その後、受信した命令に従って、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットを決定し、ターゲット請求書を生成する。
【0101】
本実施例によれば、第1請求書リクエスト又は第2請求書リクエストに従って、ターゲット請求書の請求書情報を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書情報を表示する柔軟性を向上させる。
【0102】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換方法をさらに提供する。選択可能な示例として、
図10に示すように、前記メッセージ交換方法はユーザ機器によって実施されることができ、本実施例において、ターゲットオブジェクトは、当該メッセージ交換において、仮想リソースを受信するオブジェクトであってもよく、当該ターゲットオブジェクトは、当該ユーザ機器におけるクライアントにログインすることで、前記仮想リソースを受信することができる。
【0103】
当該方法は、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップS1002であって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が、受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、ターゲットオブジェクトが第2オブジェクトセットにあるステップS1002と、
ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップS1004と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップS1006であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップS1006と、を含む。
【0104】
好ましくは、前記メッセージ交換方法は、複数人のセッションの複数人の振込分野、又は個人の複数のアカウントの間の資産譲渡過程、或いは市場において複数人が参加する物品の売買過程、又はゲーム分野でのマルチプレイヤーゲームの資産譲渡過程に適用されてもよいが、これらに限定されていない。
【0105】
好ましくは、前記グループセッションは、複数人が参加するセッションであってもよいが、これに限定されていない。前記メッセージ交換方法を複数人のセッションの複数人の振込分野に適用することを例として説明する。前記複数人のセッションはグループセッションであってもよいが、これに限定されていない。グループセッションのうちのあるオブジェクトは請求書作成リクエストを開始し、請求書作成リクエストに仮想リソース値を転送する第1オブジェクトセットと、仮想リソースを受信する第2オブジェクトセットが記録される。第1オブジェクトセットに含まれるオブジェクトは第2オブジェクトセットに含まれるオブジェクトと重複していない。第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトはターゲット請求書に従って、仮想リソースを転送し、サーバは、前記転送された仮想リソースを受信し、ターゲット請求書に従って、前記転送された仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに送信する。
【0106】
好ましくは、前記請求書帳消しメッセージは、サーバによって送信されてもよいが、これに限定されていない。前記サーバは、サーバ機能を提供できる任意のハードウエア機器であってもよいが、これに限定されず、又は、前記サーバは、代わりにサーバが構築された端末機器であってもよいが、これに限定されていない。例えば、端末機器にサーバが構築され、端末機器から前記サーバによって提供される機能を提供する。
【0107】
本実施例によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送することで、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0108】
1つの選択可能な実施案として、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、処理対象となるターゲット請求書の請求書情報を表示することは、
(1)グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するステップであって、グループセッションのうちの第1オブジェクトセット及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに、ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置されるステップと、
(2)グループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書記録を表示するステップと、のうちの1つを含む。
【0109】
好ましくは、前記請求書記録は、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを転送した記録、及び/又は第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが仮想リソースを受信した記録であってもよいが、これらに限定されていない。前記記録はグループセッションのセッションウインドウに表示されもよいし、ターゲットオブジェクトのために単独で作成されたセッションウインドウに表示されてもよい。
【0110】
前記記録は、権限を持つオブジェクトのみに見られ、例えば、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクト、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクト、及びターゲット請求書リクエストを開始するオブジェクトに対して権限を配置する。他のグループセッションのうちのオブジェクトは見えない。
【0111】
例えば、前記記録をグループセッションのセッションウインドウに表示することを例として、
図7に示すように、
図7は選択可能なグループセッションのセッションウインドウである。グループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書のショートカットインタフェース702と、仮想リソースを転送又は受信する請求書記録704とが表示される。ターゲット請求書のショートカットインタフェース702がクリックされた後、仮想リソースを転送するページ又は仮想リソースを受信するページにジャンプする。
【0112】
本実施例によれば、グループセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するか、又は、単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示することで、仮想リソースの転送効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書記録の表示効率を向上させる。
【0113】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行することは、
グループセッションのセッションウインドウを介して、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するステップS1と、
ターゲット仮想リソースをターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するステップS2と、を含む。
【0114】
好ましくは、前記リソースライブラリは、ターゲットオブジェクトの銀行口座であってもよいが、これに限定されていない。ターゲットオブジェクトは、グループセッションのセッションウインドウを介して、他のオブジェクトが支払った仮想リソースを取得した後、仮想リソースを銀行口座に振り込む。
【0115】
本実施例によれば、第1転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリからターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第1転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0116】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行することは、
ターゲットセッションのセッションウインドウから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するステップS1と、
ターゲット仮想リソースをターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するステップS2と、を含む。
【0117】
例えば、
図11に示すように、
図11は選択可能なターゲットセッションのセッションウインドウの表示インタフェースである。セッションウインドウに、受取対象となる仮想リソースが表示される。ターゲットオブジェクトは、受取ボタンをクリックして受け取った後、セッションウインドウに、受取完成という提示文字が表示される。ターゲットオブジェクトは、受け取られた仮想リソースを銀行口座に振り込む。
【0118】
本実施例によれば、第2転送命令に応答して、ターゲットオブジェクトに関連付けられたリソースライブラリからターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第2転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0119】
1つの選択可能な実施案として、ターゲット請求書に記録されたターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行する前に、さらに、
請求書確認命令を取得するステップS1であって、請求書確認命令が、ターゲット請求書におけるターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値を確認するために使用されるステップS1と、
請求書確認命令をサーバに送信するステップS2と、
サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するステップS3であって、操作提示メッセージが、ターゲットオブジェクトに対して仮想リソース受信操作を実行することが許可されていることを提示するステップS3と、を含む。
【0120】
好ましくは、ターゲットオブジェクトが仮想リソースを受信する前に、例えば、請求書の開始者、請求書の開始時間、請求書金額、受取期限などの請求書情報をさらに照合する必要がある。前記メッセージを照合した後、請求書確認命令を送信する。クライアントは、請求書確認命令を受信した後、請求書確認命令をサーバに送信し、サーバは、請求書確認命令を受信した後にのみ、仮想リソースを転送することができる。
【0121】
本実施例によれば、請求書確認命令を取得し、請求書確認命令に従って仮想リソース転送操作を実行することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソース転送の安全性を向上させる。
【0122】
1つの選択可能な実施案として、ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示することは、具体的に、
(1)ターゲットオブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、第1請求書リクエストに応答して、グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、第1請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトがそれぞれ第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれるステップ、又は、
(2)グループセッションにある他のオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、第2請求書リクエストに応答して、グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書情報を表示するステップであって、第2請求書リクエストが、前記グループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトがそれぞれ第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれ、他のオブジェクトが複数のオブジェクトのうちの、ターゲットオブジェクト以外のオブジェクトであるステップ、を含む。
【0123】
好ましくは、前記請求書作成リクエストは、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされるか、又は第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトによってトリガーされるか、又はグループセッションのうちの他のオブジェクトによってトリガーされてもよいが、これらに限定されていない。その中で、他のオブジェクトは第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに属していない。つまり、開始された請求書処理リクエストにおけるターゲット請求書に開始者が含まれてもよく、含まれていなくてもよい。クライアントは、ターゲットオブジェクトによって開始された第1請求書リクエスト、又は他のオブジェクトによって開始された第2請求書リクエストを受信した後、グループセッションのうちの全てのオブジェクトを表示し、その後、受信した命令に従って、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットを決定し、ターゲット請求書を生成する。
【0124】
本実施例によれば、第1請求書リクエスト又は第2請求書リクエストに従って、ターゲット請求書の請求書情報を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書情報を表示する柔軟性を向上させる。
【0125】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供する。選択可能な例示として、
図12に示すように、前記メッセージ交換装置は、
(1)グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するための、第1受信ユニット1202と、
(2)前記請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するための生成ユニット1204であって、前記ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが前記グループセッションにある生成ユニット1204と、
(3)前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、前記ターゲット請求書に記録された前記受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、前記ターゲット請求書を前記第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと、前記第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するための第1送信ユニット1206と、
(4)前記第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、前記転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ前記第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、前記受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、前記ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するための第2送信ユニット1208と、を含む。
【0126】
本実施例の方法によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送することで、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソースの転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0127】
1つの選択可能な実施案として、前記第1送信ユニットは、
(1)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに同時に送信するための第1送信モジュール、又は、
(2)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに非同期的に送信するための第2送信モジュール、を含む。
【0128】
本実施例によれば、サーバが、ターゲット請求書を同期的又は非同期的に第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに送信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の柔軟性を向上させる。
【0129】
1つの選択可能な実施案として、前記第2送信モジュールは、
(1)第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するための第1送信サブモジュールであって、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信する第1送信サブモジュール、又は、
(2)第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信するための第2送信サブモジュールであって、第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトにターゲット請求書を送信する第2送信サブモジュール、を含む。
【0130】
本実施例によれば、前記方法を利用して、第1オブジェクトセット及び第2オブジェクトセットにターゲット請求書を送信することで、ターゲット請求書の送信タイミングを柔軟に選択することができ、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の送信の柔軟性を向上させる。
【0131】
1つの選択可能な実施案として、前記装置はさらに、
(1)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって転送された仮想リソースを受信し、仮想リソースをターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに転送するための第2受信ユニット、又は、
(2)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信し、第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し場合、仮想リソースをターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに転送するための第3受信ユニット、又は、
(3)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、ターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに仮想リソースを転送し、第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによってターゲット請求書に記録された仮想リソースのリソース値に従って転送された仮想リソースを受信するための第4受信ユニット、を含む。
【0132】
本実施例によれば、前記方法を利用して、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって転送された仮想リソースを転送し、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトに仮想リソースを送信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の柔軟性を向上させる。
【0133】
1つの選択可能な実施案として、前記第2受信ユニットは、
(1)第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースのリソース値が第1リソース値に達し、且つ第1リソース値が第2オブジェクトセットのうちのターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値以上である場合、ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、第1オブジェクトセットから受信された仮想リソースから、仮想リソースを差し引き、ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、ターゲットオブジェクトに仮想リソースを転送するための差し引きモジュールを含む。
【0134】
本実施例によれば、受信された、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって転送された仮想リソースのリソース値が、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトが受信すべき仮想リソースのリソース値を超えた場合、第2オブジェクトセットのうちのターゲットオブジェクトが受信すべき仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソースを転送することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の正確性を向上させる。
【0135】
1つの選択可能な実施案として、前記装置はさらに、
(1)ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信した後、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令を受信するための第5受信ユニットであって、第1請求書確認命令が、ターゲット請求書における第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが転送対象となる仮想リソースを確認したことを指示するために使用される第5受信ユニットと、
(2)第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信するための第6受信ユニットであって、第2請求書確認命令が、ターゲット請求書における第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが受信対象となる仮想リソースを確認したことを指示する第6受信ユニットと、を含む。
【0136】
本実施例によれば、第1オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって送信された第1請求書確認命令と、第2オブジェクトセットのうちのオブジェクトによって送信された第2請求書確認命令を受信することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の正確性を向上させる。
【0137】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供する。選択可能な例示として、
図13に示すように、前記メッセージ交換装置は、
(1)現在オブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、処理対象となるターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニット1302であって、ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、現在オブジェクトが第1オブジェクトセットに含まれる第1表示ユニット1302と、
(2)ターゲット請求書に記録された現在オブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するための実行ユニット1304と、
(3)第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニット1306であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニット1306と、を含む。
【0138】
本実施例によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送し、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0139】
1つの選択可能な実施案として、前記第1表示ユニットは、
(1)グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するための第1表示モジュールであって、グループセッションのうちの第1オブジェクトセット及び第2オブジェクトセットにターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置される第1表示モジュールと、
(2)グループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、現在オブジェクトのために単独で作成されるターゲットセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第2表示モジュールと、のうちの1つを含む。
【0140】
本実施例によれば、グループセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するか、又は単独で作成されるターゲットセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書記録の表示効率を向上させる。
【0141】
1つの選択可能な実施案として、前記実行ユニットは、
(1)グループセッションのセッションウインドウに表示される第1操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第1転送命令を取得するための第1取得モジュールと、
(2)第1転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送するための第2取得モジュールと、
(3)グループセッションのセッションウインドウに、第1転送結果メッセージを表示するための第3表示モジュールであって、第1転送結果メッセージが、現在オブジェクトによってターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示する第3表示モジュールと、を含む。
【0142】
本実施例によれば、第1転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第1転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0143】
1つの選択可能な実施案として、前記実行ユニットは、
(1)ターゲットセッションのセッションウインドウに表示される第2操作パネルに対して操作を実行することによって生成された第2転送命令を取得するための第4取得モジュールと、
(2)第2転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられるリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送するための第5取得モジュールと、
(3)ターゲットセッションのセッションウインドウに、第2転送結果メッセージを表示するための第4表示モジュールであって、第2転送結果メッセージが、現在オブジェクトによってターゲット仮想リソースが転送された後の転送結果を指示する第4表示モジュールと、を含む。
【0144】
本実施例によれば、第2転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第2転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0145】
1つの選択可能な実施案として、前記装置はさらに、
(1)ターゲット請求書に記録された現在オブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行する前に、請求書確認命令を取得するための取得ユニットであって、請求書確認命令が、ターゲット請求書における現在オブジェクトの転送対象となる仮想リソースのターゲットリソース値を確認するために使用される取得ユニットと、
(2)請求書確認命令をサーバに送信するための送信ユニットと、
(3)サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するための受信ユニットであって、操作提示メッセージが、現在オブジェクトが仮想リソース転送操作を実行することが許可されていることを提示する受信ユニットと、を含む。
【0146】
本実施例によれば、請求書確認命令を取得し、請求書確認命令に従って、仮想リソース転送操作を実行することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソースの転送の安全性を向上させる。
【0147】
1つの選択可能な実施案として、前記第1表示ユニットは、
(1)現在オブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、第1請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第7取得モジュールであって、第1請求書リクエストが、グループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトが第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれる第7取得モジュールと、
(2)グループセッションにあるターゲットオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、第2請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第8取得モジュールであって、第2請求書リクエストがグループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトが第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれ、ターゲットオブジェクトが複数のオブジェクトのうちの、現在オブジェクト以外の他のオブジェクトである第8取得モジュールと、を含む。
【0148】
本実施例によれば、第1請求書リクエスト又は第2請求書リクエストに従って、ターゲット請求書の請求書情報を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書情報を表示する柔軟性を向上させる。
【0149】
本発明の実施例のもう1つの態様によれば、メッセージ交換装置をさらに提供する。選択可能な例示として、
図14に示すように、前記メッセージ交換装置は、
(1)現在オブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに処理対象となるターゲット請求書の請求書情報を表示するための第1表示ユニット1402であって、ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、現在オブジェクトが第2オブジェクトセットに含まれる第1表示ユニット1402と、
(2)ターゲット請求書に記録された現在オブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するための実行ユニット1404と、
(3)第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値がターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するための第2表示ユニット1406であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用される第2表示ユニット1406と、を含む。
【0150】
本実施例によれば、請求書作成リクエストを取得した後、ターゲット請求書を生成し、ターゲット請求書に基づいて、第1オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトから仮想リソースを取得し、仮想リソースを第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトに転送することで、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットのうちの全てのオブジェクトが1回の操作を介して仮想リソースの転送を完成できるという目的を実現し、それにより、仮想リソース転送操作が簡素化され、請求書に対する処理効率を向上させる。
【0151】
1つの選択可能な実施案として、前記実行ユニットは、
(1)グループセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するための第1表示モジュールであって、グループセッションのうちの第1オブジェクトセット及び第2オブジェクトセットに、ターゲット請求書をチェックするチェック権限が配置される第1表示モジュールと、
(2)グループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書が生成されたことを提示するための提示情報を表示し、現在オブジェクトのため単独で作成されるターゲットセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書記録を表示するための第2表示モジュールと、のうちの1つを含む。
【0152】
本実施例によれば、グループセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示するか、又は、単独で作成されたターゲットセッションのセッションウインドウにターゲット請求書の請求書記録を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書記録の表示効率を向上させる。
【0153】
1つの選択可能な実施案として、前記実行ユニットは、
(1)グループセッションのセッションウインドウを介して、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するための第1取得モジュールと、
(2)ターゲット仮想リソースを現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するための第1転送モジュールと、を含む。
【0154】
本実施例によれば、第1転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第1転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0155】
1つの選択可能な実施案として、前記実行ユニットは、
(1)ターゲットセッションのセッションウインドウから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得するための第2取得モジュールと、
(2)ターゲット仮想リソースを現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリに転送するための第2転送モジュールと、を含む。
【0156】
本実施例によれば、第2転送命令に応答して、現在オブジェクトに関連付けられたリソースライブラリから、ターゲットリソース値に対応するターゲット仮想リソースを取得し、ターゲット仮想リソースをサーバに転送し、第2転送結果メッセージを表示することで、仮想リソース転送の効率を向上させる。
【0157】
1つの選択可能な実施案として、前記装置はさらに、
(1)ターゲット請求書に記録された現在オブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行する前に、請求書確認命令を取得するための第1取得ユニットであって、請求書確認命令が、ターゲット請求書における現在オブジェクトの受信対象となる仮想リソースのターゲットリソース値を確認するために使用される第1取得ユニットと、
(2)請求書確認命令をサーバに送信するための送信ユニットと、
(3)サーバによって送信された操作提示メッセージを受信するための受信ユニットであって、操作提示メッセージが、現在オブジェクトが仮想リソース受信操作を実行することが許可されていることを提示するために使用される受信ユニットと、を含む。
【0158】
本実施例によれば、請求書確認命令を取得し、請求書確認命令に従って、仮想リソース転送操作を実行することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、仮想リソース転送の安全性を向上させる。
【0159】
1つの選択可能な実施案として、前記装置はさらに、
(1)請求書処理リクエストを取得する前に、現在オブジェクトによってトリガーされた第1請求書リクエストを取得し、第1請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第2取得ユニットであって、第1請求書リクエストが、グループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトが、第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれる第2取得ユニット、又は、
(2)請求書処理リクエストを取得する前に、グループセッションにあるターゲットオブジェクトによってトリガーされた第2請求書リクエストを取得し、第2請求書リクエストに応答して、ターゲット請求書の請求書情報を表示するための第3取得ユニットであって、第2請求書リクエストがグループセッションから複数のオブジェクトを選択してターゲット請求書を生成することをリクエストするために使用され、複数のオブジェクトが第1オブジェクトセットと第2オブジェクトセットに含まれ、ターゲットオブジェクトが複数のオブジェクトのうちの、現在オブジェクト以外の他のオブジェクトである第3取得ユニット、を含む。
【0160】
本実施例によれば、第1請求書リクエスト又は第2請求書リクエストに従って、ターゲット請求書の請求書情報を表示することで、仮想リソース転送の効率を確保しつつ、ターゲット請求書の請求書情報を表示する柔軟性を向上させる。
【0161】
本発明の実施例の他の態様によれば、さらに、前記メッセージ交換方法を実施するための電子装置を提供し、
図15に示すように、当該電子装置はメモリ1502とプロセッサ1504とを含み、当該メモリ1502にはコンピュータプログラムが記憶され、当該プロセッサ1504は、コンピュータプログラムによって上記の方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように配置される。
【0162】
好ましくは、本実施例において、前記電子装置は、コンピュータネットワーク内の複数のネットワーク機器のうちの、少なくとも1つのネットワーク機器に配置され得る。
【0163】
好ましくは、本実施例において、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって、
グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するステップS1と、
請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するステップS2であって、ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあるステップS2と、
第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップS3と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するステップS4と、を実行するように配置され得る。
【0164】
好ましくは、当業者は、
図15に示される構成が例示のみであり、電子装置がスマートフォン(例えばAndroidフォン、iOSフォンなど)、タブレット、パームトップ及びモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Devices、MID)、PADなどの端末機器であってもよいことを理解することができる。
図15は上記の電子装置の構成を限定していない。例えば、電子装置はさらに、
図15に示されるものよりも多い又は少ないコンポーネント(例えばネットワークインタフェース、表示装置など)を含み得るか、又は
図15に示されるものとは異なる配置を有してもよい。
【0165】
メモリ1502は、本発明の実施例におけるメッセージ交換方法及び装置に対応するプログラム命令/モジュールのような、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶してもよく、プロセッサ1504はメモリ1502に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能の適用及びデータ処理を実行し、即ち、前記メッセージ交換方法を実現する。メモリ1502は高速ランダムメモリを含んでもよく、また、例えば、1つ以上の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの例において、メモリ1502はさらに、プロセッサ1504に対して遠隔的に配置されたメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して端末に接続される。上記のネットワークの例は、インターネット、企業イントラネットワーク、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されていない。具体的に、メモリ1502はターゲット請求書と仮想リソースのリソース値などのコンテンツを記憶する。一例として、
図15に示すように、前記メモリ1502は、前記メッセージ交換装置における第1受信ユニット1202、生成ユニット1204、第1送信ユニット1206及び第2送信ユニット1208などを含んでもよいが、これらに限定されていない。また、さらに、前記メッセージ交換装置における他のモジュールユニットを含んでもよいが、これらに限定されていない。この例において繰り返されない。
【0166】
前記電子装置はさらに、伝送装置1506を含み、前記伝送装置1506は、1つのネットワークを介してデータを送受信する。上記のネットワークの特定の例は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含んでもよい。一例において、伝送装置1506は、ネットワークケーブルを介して他のネットワーク機器及びルータに接続されることで、インターネット又はローカルエリアネットワークと通信できるネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含む。一例において、伝送装置1506は無線方式でインターネットと通信するための無線周波(Radio Frequency、RF)モジュールである。
【0167】
また、前記電子装置はさらに、前記ターゲット請求書などのコンテンツを表示するためのディスプレイ1508と、前記電子装置における各モジュール部品を接続するための接続バス1510と、を含む。
【0168】
本発明の実施例の他の態様によれば、さらに、前記メッセージ交換方法を実施するための電子装置を提供し、
図16に示すように、当該電子装置はメモリ1602とプロセッサ1604とを含み、当該メモリ1602にはコンピュータプログラムが記憶され、当該プロセッサ1604は、コンピュータプログラムによって上記の方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように配置される。
【0169】
好ましくは、本実施例において、前記電子装置は、コンピュータネットワーク内の複数のネットワーク機器のうちの、少なくとも1つのネットワーク機器に配置され得る。
【0170】
好ましくは、本実施例において、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップS1であって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、現在オブジェクトが第1オブジェクトセットにあるステップS1と、
ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップS2であって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するステップS2と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップS3であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップS3と、を実行するように配置され得る。
【0171】
好ましくは、当業者は、
図16に示される構成が例示のみであり、電子装置がスマートフォン(例えばAndroidフォン、iOSフォンなど)、タブレット、パームトップ及びモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Devices、MID)、PADなどの端末機器であってもよいことを理解することができる。
図16は前記電子装置の構成を限定していない。例えば、電子装置はさらに、
図16に示されるものよりも多い又は少ないコンポーネント(例えばネットワークインタフェース、表示装置など)を含み得るか、又は
図16に示されるものとは異なる配置を有してもよい。
【0172】
メモリ1602は、本発明の実施例におけるメッセージ交換方法及び装置に対応するプログラム命令/モジュールのような、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶し、プロセッサ1604はメモリ1602に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能の適用及びデータ処理を実行し、即ち、前記メッセージ交換方法を実現する。メモリ1602は高速ランダムメモリを含んでもよく、また、例えば、1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの例において、メモリ1602はさらに、プロセッサ1604に対して遠隔的に配置されるメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリはネットワークを介して端末に接続される。上記のネットワークの例は、インターネット、企業イントラネットワーク、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されていない。具体的に、メモリ1602はターゲット請求書と仮想リソースのリソース値などのコンテンツを記憶する。一例として、
図16に示すように、前記メモリ1602はさらに前記メッセージ交換装置における第1表示ユニット1302、実行ユニット1304、第2表示ユニット1306などを含んでもよいが、これらに限定されていない。また、前記メッセージ交換装置における他のモジュールユニットを含んでもよいが、これらに限定されていない。この例において繰り返されない。
【0173】
前記電子装置はさらに、伝送装置1606を含み、前記伝送装置1606は1つのネットワークを介してデータを送受信する。上記のネットワークの特定の例は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含んでもよい。一例において、伝送装置1606は、ネットワークケーブルを介して他のネットワーク機器及びルータに接続されることで、インターネット又はローカルエリアネットワークと通信できるネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含む。一例において、伝送装置1606は、無線方式でインターネットと通信するための無線周波(Radio Frequency、RF)モジュールである。
【0174】
また、前記電子装置はさらに、前記ターゲット請求書などのコンテンツを表示するためのディスプレイ1608と、 前記電子装置における各モジュール部品を接続するための接続バス1610とを含む。
【0175】
本発明の実施例の他の態様によれば、さらに、前記メッセージ交換方法を実施するための電子装置を提供し、
図17に示すように、当該電子装置は、メモリ1702とプロセッサ1704とを含み、当該メモリ1702にはコンピュータプログラムが記憶され、当該プロセッサ1704は、コンピュータプログラムによって上記の方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように配置される。
【0176】
好ましくは、本実施例において、前記電子装置は、コンピュータネットワーク内の複数のネットワーク機器のうちの少なくとも1つのネットワーク機器に配置され得る。
【0177】
好ましくは、本実施例において、前記プロセッサは、コンピュータプログラムによって、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するためのステップS1であって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、現在オブジェクトが第2オブジェクトセットにあるステップS1と、
ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップS2であって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別するステップS2と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップであって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップS3と、を実行するように配置され得る。
【0178】
好ましくは、当業者は、
図17に示される構成が例示のみであり、電子装置がスマートフォン(例えばAndroidフォン、iOSフォンなど)、タブレット、パームトップ及びモバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Devices、MID)、PADなどの端末機器であってもよいことを理解することができる。
図17は上記の電子装置の構成を限定していない。例えば、電子装置はさらに、
図17に示されるものよりも多い又は少ないコンポーネント(例えばネットワークインタフェース、表示装置など)を含み得るか、又は
図17に示されるものとは異なる配置を有し得る。
【0179】
メモリ1702は、本発明の実施例におけるメッセージ交換方法及び装置に対応するプログラム命令/モジュールのようなソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶し、プロセッサ1704は、メモリ1702に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能の適用及びデータ処理を実行し、即ち、上記のメッセージ交換方法を実現する。メモリ1702は、高速ランダムメモリを含んでもよく、また、例えば、1つ以上の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、又は他の不揮発性固体メモリなどの不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの例において、メモリ1702はさらに、プロセッサ1704に対して遠隔的に配置されるメモリを含んでもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して端末に接続され得る。上記のネットワークの例は、インターネット、企業イントラネットワーク、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されていない。具体的に、メモリ1702はターゲット請求書と仮想リソースのリソース値などのコンテンツを記憶する。一例として、
図17に示すように、前記メモリ1702は前記メッセージ交換装置における第1表示ユニット1402、実行ユニット1404、第2表示ユニット1406などを含んでもよいが、これらに限定されていない。また、前記メッセージ交換装置における他のモジュールユニットを含んでもよいが、これらに限定されていない。この例において繰り返されない。
【0180】
前記電子装置はさらに、伝送装置1706を含み、前記伝送装置1706は1つのネットワークを介してデータを送受信する。上記のネットワークの特定の例は、有線ネットワーク及び無線ネットワークを含んでもよい。一例において、伝送装置1706は、ネットワークケーブルを介して他のネットワーク機器及びルータに接続されることで、インターネット又はローカルエリアネットワークと通信できるネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含む。一例において、伝送装置1706は、無線方式でインターネットと通信するための無線周波(Radio Frequency、RF)モジュールである。
【0181】
また、前記電子装置はさらに、前記ターゲット請求書などのコンテンツを表示するためのディスプレイ1708と、前記電子装置における各モジュール部品を接続するための接続バス1710と、を含む。
【0182】
本発明の実施例の他の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶される記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、実行される際、前記方法実施例のいずれかにおけるステップを実行するように配置される。
【0183】
好ましくは、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
グループセッションによって開始される請求書作成リクエストを受信するステップS1と、
請求書作成リクエストに応答して、ターゲット請求書を生成するステップS2であって、ターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が、受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあるステップS2と、
第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトが、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行し、第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがターゲット請求書に記録された受信対象となる仮想リソースのリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するように、ターゲット請求書を第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトに送信するステップS3と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が、転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が、受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、ターゲット請求書の帳消しが完成したことを指示するステップS4と、を含む。
【0184】
好ましくは、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
ターゲットオブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップS1であって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトがグループセッションにあり、現在オブジェクトが第1オブジェクトセットにあるステップS1と、
ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース転送操作を実行するステップS2であって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの転送対象となる仮想リソースを識別するステップS2と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップS3であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップS3と、を含む。
【0185】
好ましくは、本実施例において、前記記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように配置され、
現在オブジェクトの所在するグループセッションのセッションウインドウに、ターゲット請求書の請求書情報を表示するステップS1であって、処理対象となるターゲット請求書には、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの転送対象となる仮想リソースのリソース値、及び第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトの受信対象となる仮想リソースのリソース値が記録され、ターゲット請求書に記録された転送対象となる仮想リソースのリソース合計値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に等しく、第1オブジェクトセットに含まれたオブジェクトと第2オブジェクトセットに含まれたオブジェクトとはグループセッションにあり、現在オブジェクトが第2オブジェクトセットにあるステップS1と、
ターゲット請求書に記録されたターゲットリソース値に従って、仮想リソース受信操作を実行するステップS2であって、前記ターゲットリソース値が前記ターゲットオブジェクトの受信対象となる仮想リソースを識別するステップS2と、
第1オブジェクトセットによって転送された仮想リソースのリソース値が転送対象となる仮想リソースのリソース合計値に達し、且つ第2オブジェクトセットによって受信された仮想リソースのリソース値が受信対象となる仮想リソースのリソース合計値に達した場合、請求書帳消しメッセージを表示するステップS3であって、請求書帳消しメッセージが、ターゲット請求書の帳消し処理が既に完成したことを示すために使用されるステップS3と、を含む。
【0186】
好ましくは、本実施例において、当業者は、上記の実施例の様々な方法における全部又は一部のステップが、プログラムを介して端末機器の関連するハードウエアに指令することによって完成することができることを理解することができ、当該プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、記憶媒体は、フラッシュディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光学ディスクなどを含んでもよい。
【0187】
本出願の実施例はさらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム製品はサーバで実行される際、上記の実施例によって提供されるメッセージ交換方法をサーバに実行させる。
【0188】
上記の本発明の実施例の番号は、説明のみを目的としており、実施例の優位性を表すものではない。
【0189】
上記の実施例における集積されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットという形式で実現されるとともに、独立の製品として販売又は使用される場合、上記のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本発明の技術案は、本質的に又は従来技術に寄与する部分、又は当該技術案の全部又は一部を、ソフトウェア製品という形式で具体化することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、1台又は複数台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ又はネットワーク機器などであってもよい)に、本発明の各実施例に記載される方法のステップの全部又は一部を実行させるための、若干の命令を含む。
【0190】
本発明の上記の実施例において、各実施例に対する説明はいずれも自体の重点があり、一実施例において詳しく説明されていない部分について、他の実施例の関連する説明を参照することができる。
【0191】
本出願によって提供されるいくつかの実施例において、開示されたクライアントは、他の方法で実現できることを理解されたい。上記の装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区画は、ただ論理機能の区画であり、実際に実現する場合、他の区画方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わされてもよく、他のシステムに集積されてもよく、或いは、いくつかの特徴を無視するか、又は実行していなくてもよい。また、表示或いは説明された相互結合、又は直接結合、或いは通信接続は、いくつかのインタフェース、ユニット又はモジュールによる間接結合又は通信接続であってもよいし、電気的又は他の形式であってもよい。
【0192】
上記の個別の部品として説明されたユニットは、物理的に離間してもよく、そうではなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットであってもよく、そうではなくてもよく、即ち、1つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0193】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、又は、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記の集積されたユニットは、ハードウエアという形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットという形式で実現されてもよい。
【0194】
上記は本発明の好適な実施形態のみであり、当業者にとって、本発明の原理から逸脱することなく、さらに若干の改良及び修飾を行うことができ、これらの改良及び修飾も本発明の保護範囲と見なされるべきであることに留意されたい。
【符号の説明】
【0195】
102 ユーザ
104 ユーザ機器
106 ユーザ
108 ユーザ機器
110 ユーザ
112 ユーザ機器
114 ユーザ
118 ネットワーク
120 サーバ
122 データベース
124 エンジン
302 端末
304 サーバ
306 第1メンバオブジェクトセット
308 第2メンバオブジェクトセット
502 請求書開始ボタン
504-1 選択ボタン
504-2 削除ボタン
506-1 選択ボタン
506-2 削除ボタン
508 選択標識
510-1 決定ボタン
510-2 キャンセルキー
512-1 決定キー
512-2 キャンセルボタン
702 ショートカットインタフェース
704 請求書記録
802 ボタン
1202 第1受信ユニット
1204 生成ユニット
1206 第1送信ユニット
1208 第2送信ユニット
1302 第1表示ユニット
1304 実行ユニット
1306 第2表示ユニット
1402 第1表示ユニット
1404 実行ユニット
1406 第2表示ユニット
1502 メモリ
1504 プロセッサ
1506 伝送装置
1508 ディスプレイ
1510 接続バス
1602 メモリ
1604 プロセッサ
1606 伝送装置
1608 ディスプレイ
1610 接続バス
1702 メモリ
1704 プロセッサ
1706 伝送装置
1708 ディスプレイ
1710 接続バス