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▶ 穴井 孝の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-18
(45)【発行日】2022-03-01
(54)【発明の名称】多用途のテーブル
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/08 20060101AFI20220221BHJP
   A47B 13/00 20060101ALI20220221BHJP
   A47B 96/18 20060101ALI20220221BHJP
   A47B 9/18 20060101ALI20220221BHJP
   A47B 23/04 20060101ALI20220221BHJP
【FI】
A47B13/08 A
A47B13/00 Z
A47B96/18 F
A47B9/18
A47B23/04 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2017152326
(22)【出願日】2017-08-07
(65)【公開番号】P2019030409
(43)【公開日】2019-02-28
【審査請求日】2019-11-12
(73)【特許権者】
【識別番号】591243413
【氏名又は名称】穴井 孝
(72)【発明者】
【氏名】穴井 孝
【審査官】中村 百合子
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第205197377(CN,U)
【文献】実開昭57-154336(JP,U)
【文献】特開2005-131196(JP,A)
【文献】特開2013-022397(JP,A)
【文献】実開平01-133428(JP,U)
【文献】特開平07-079826(JP,A)
【文献】中国実用新案第202286973(CN,U)
【文献】特開昭56-097414(JP,A)
【文献】実開昭60-006442(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00-41/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭用、外食産業の業務用などの対面テ-ブルの平面を支える支柱を、テ-ブル面の中央部に空洞の円柱で構成して、空洞化した中心部に高さ調整用の継ぎ足し装置を入るようにして、本願はその高さ調整用の継ぎ足し装置を操作することによってテ-ブル平面よりもう一段上の小さな平板を食事用品の置き板などとして活用し、その平板を継ぎ足し装置で自在に高さを調整できるものをテ-ブル上に作り、、継ぎ足し装置を動かして高くしたときには安定感を出すために、テ-ブルの平面に本願は継ぎ足し装置を固定するための埋め込みナツトを装着して全体を固定し、この継ぎ足し装置を利用しない場合はそこに目くら板をして普通の平面テ-ブルとして使用して、さらには中央の円柱で支えたテ-ブル面の両端に柔らかいカ-ブをつけた化粧合板を成型して、その末端には弾力性のあるゴムなどをカ-ブ面に固着した多用途のテ-ブル。
【請求項2】
請求項1記載の前記継ぎ足し装置の上部に設ける平板の端を、皿上に内向きに膨らまして物が落ちたりしないような形状にして、そこに箸やスプ-ンおしぼりなどの食事用備品を置くことのできる皿上形平板として用い、皿上形平板の中心部に富士山型の構造の盛り材質を付け加えて、その上にも調味料やタブレット、メニュ-表などを置けるようにしたテ-ブルの前記継ぎ足し装置によって高さを自在に変えられる3層構造を特徴とする、テ-ブル面に食材をいっぱい並べることができるようにした多用途のテ-ブル。
【請求項3】
請求項1記載の前記継ぎ足し装置の上部平板の側面に、電源用のコンセントを設け、その電源を利用して上部平板には熱帯魚などの水槽を備え付けたり、水槽が空の時には液晶パネルを入れたり、あるいは上部平板には会合などのお客様の目線で生け花などをかざしたりすることもでき、またグル-プの会食時には空気清浄機などを備え付けて食事の客の間の対流を良くする多用途のテ-ブル。
【請求項4】
請求項1記載の前記継ぎ足し装置を操作することによって、上部平板に本立て式角度調整装置を取り付け、テ-ブルに座って本を読んだりする場合は高さを加減することができ、書物を読む時には本立て式角度調整装置を使用することによって置いた本が反り返ったりしないように、片面の可動版で厚みのある本や薄い本に合わせて書物の開き加減を角度調整して、さらに前記継ぎ足し装置の操作で本を目線の位置にする高低を調節でき、顔を上げて背筋を伸ばした状態で本を読みやすくするブックスタンドを備えた多用途のテ-ブル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外食店舗の業務用テーブルと一般家庭用テーブルの利便性の向上を企画立案した発明である。
【背景技術】
【0002】
従来の業務用テーブルまたは家庭用テーブルは、テーブルの上に皿や鍋を置いて食事をするだけのもので、食事が進むと箸やフオークそれにナプキンなどの食器であふれ、平面が狭く腕の置き場も無くなりまたテーブルの美観が損なわれていることになる。
【0003】
従来からテーブルの平面の角を丸くして腕の当たりを柔らかくした形状が用いられていますが、これだれでは長時間テーブルの上に腕を乗せていたりすると腕の圧迫だけでなく肩が重くなったりしいては全身にストレスを及ぼす弊害があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開昭53-034068号 公報
【文献】特開昭54-172650号 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
家庭であるいは外食チエーンでの食事は、人間のもつとも要求の高いひとつであるが、テーブルが平面だけの簡素なもので客人のもてなしと雰囲気の盛り上げに乏しかった。一般的にただテーブルの端を丸い形状にしたものである。
【0006】
食事は日本料理と西洋料理を問わず外食店舗で対面食事をしていると、テーブル面がいろいろな皿であふれて動きがとれなくなる。
【0007】
食事の途中に一息入れて顔を上げても店舗の中を見渡せるだけでなにか殺風景である。
【0008】
家庭でテーブルに向かって読書をしようとすると、平面板に本を置いて前かがみになるので姿勢が悪くなる欠点がおきる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
テーブル面を成型する場合、腕を置く部分に緩やかなカーブをつけて成型すると共に、その末端に柔軟性のあるゴムなどを固着する。
【0010】
テーブル面の中心に円筒状の筒を設置して、テーブル面とその上部に二階建て構造の備品を取り付けられるように高さ調整機能のついた継ぎ足し装置をテーブル面に取り付ける。
【0011】
継ぎ足し装置の上部ある埋め込みナツトに長方形の枠の水槽を取り付けて、目線の高さで熱帯魚や生け花を観賞する。
【0012】
継ぎ足し装置の上部にある埋め込みナツトにブックスタンドを取り付けて、本立て板の背面に設けた角度調整装置で読書をする。
【発明の効果】
【0013】
広く見られるテーブル面の端を丸くした構造のものでは、腕を長時間乗せた状態では肩にまで圧迫がかかり、精神的なストレスが全身に及ぼす。
テーブル面の腕を置く部分に緩やかな曲線を描く面を成型して、その末端に柔軟性のあるゴムなどを固着すると腕に力を加えた状態でも優しく反応して、疲労感が少なくなる。
このテーブル面の構造は、単に食事用だけでなく応用がスタンデングテーブルや電気ホームコタツの上板などに幅広く利用することができる。
市場にはまだこのような製品が出回っていず、新しい産業の構築と雇用の促進を図ることができる。
【0014】
テーブルをいろいろな用途に利用活用するために、テーブルの中心に継ぎ足し装置を利用すると、テーブルを二階構造にすることができ、テーブル面を上下にものを置いて広く使うことができる。
装置がいらないときはめくら板をかぶせて、普通のテーブルとして使うことができる。
【0015】
継ぎ足し装置の上部に湾曲の食事用備品置き台を設置すると、一段目に箸やフオークを用意することができて、その上部にはナプキンやメニュウ帳などを並べてテーブル自体を食事のために幅広く活用することができる。
【0016】
継ぎ足し装置の上部に長方形の熱帯魚の水槽をとりつけると、お客様が食事の合間に一息入れたときなど、リラツクス効果が上がり店舗の存在を高めることができる。
水槽として使わない場合は、生け花や液晶画面を用いて、お客様にくつろぎ感を持ってもらうことができ、食事を美味しく味わってもらうことができる。
店舗の高感度をあげることができて、来客を増やすことができる。
【0017】
テーブルの上で読書がしたいとき、継ぎ足し装置の上部に本発明のブックスタンドを取り付けると、目線による高さ調整と角度調整をすることができて、読書の姿勢を平易にして体に余分な力が加わらず疲れが少なくなる。
この装置は継ぎ足しようの高さ調整機能を支柱に用いることによって、普通の平面デスクの本立てとして単独で使用することができる。
姿勢が極端な前形態性にならず、この製品が学力の向上と新商品として市場の活成果に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】多用途テーブルの側面図
図2】多用途テーブルの正面図
図3】継ぎ足し装置上部の食事用備品置き台の図
図4】継ぎ足し装置上部の熱帯魚の水槽の図
図5】継ぎ足し装置上部のブックスタンド正面図
図6】ブックスタンドの側面図
図7】ブックスタンド本立て上部の角度調整装置の図
【発明を実施するための形態】
【0019】
従来のテーブルは端が丸くなっただけのものですが、それでは腕にかかる圧迫が大きい。テーブル面の成型時に図1の7のような緩やかな曲面を設け、その末端8に柔軟性のあるゴムなどを固着することによってテーブルに乗せた腕がなだらかになり、圧迫が軽減されて疲労が少なくなる。
またテーブル面の平面とゆるやかな曲線面の境界面から末端までを、柔軟性のあるゴムなどで固着した方法でもって、腕の押さえの材質部分の柔軟性の強度を変化させると、腕や肩により圧迫の軽減した効果を得ることができる。
【0020】
外食産業のテーブルを多角的に使用するために、テーブル面を二階構造として活用することを目的とする。
図1の継ぎ足し装置の高さを調整する装置を取り付ける工程で、テーブルに6埋め込みナツトと13円筒形のスペースを設ける。
継ぎ足し装置の上部は9固定ナツトと1コンセントをもうけていろいろなものを取り付けられる固定台である。
4固定用円筒の内側を10可動用円筒が上下することによって高さを調整する。
高さ調整は3バンドを11の締め付け用ホルダーとボルトによって加減する。
10円筒の筒の空洞を12電気コードが通る。
【0021】
図3は高さ調整装置の上部に取り付ける食事用備品置き台である。
16の上部置き台にはナプキンや調味料などを置くことができ、その下の17の台にはスプーンや箸などを準備しておくことができてテーブル面を広く有効に使用できる。
【0022】
図4は熱帯魚の水槽図を示し、20継ぎ足し台に取り付ける固定金具に開けた18の穴でもって取り付ける。
【0023】
図5はテーブルの上で読書をするときに使うつぎたしブックスタンドの正面図を表わし、23固定ブックスタンドと27角度変更板の前に本を載せて読書をすることができる。
11は本を見る角度を調整する締め付けようホルダーとボルトを表わし、本のせ板から伸びる24背面支え板を締め付けることによって角度を変えることができる。
28は角度調整用の回転カラーリングで29回転用ピンとの効果で27の板が動く。
【0024】
図7はブックスタンドの右側角度調整板と連動させて、角度の固定をより高めて安定させるために板の上部に設置した角度調整装置の図。
23と27本立て板の上部にわたって22角度調整金具を取り付ける。
21は金具の固定ピンで26ブックスタンド角度調整ネジを緩めたり締め付けたりすることによって、29回転用ピンの作用によって開いた本の角度を調整することができる。
【0025】
外食用業務テーブルにおいて、図1の7腕の当たる部分を緩やかなカーブと8柔軟性のあるゴムなどで設置していると、着席したときのお客様の抵抗感が少なくなる。
食事のメニユーが多くなり、皿やカップが増えるとテーブルが狭くなるので、そのような場合は継ぎ足し用食器置き台を取り付けるとテーブル面を二層に使えて広くなるので話も弾むようになる。
【0026】
あまり食器が多くないときは,継ぎ足し装置の上部に熱帯魚の水槽を備えておくとお客様の心が和やかになり、食事も美味しく進むことができる。
【0027】
お客様の中にはお店に一服と読書をかねてこられる方もいるので、そのような時はサービスとして継ぎ足しブックスタンドを用意すると店の格が上がり信用が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0028】
外食用の業務テーブル 一般家庭用テーブル 学習用のテーブル スタンデングテーブル ホームコタツの天板 会議用テーブルなど
【符号の説明】
【0029】
1 コンセント
2 固定用ピン
3 高さ調整用のバンド
4 固定用外側円筒
5 継ぎ足し台固定用ボルト
6 埋め込みナツト
7 湾曲型テーブル面
8 柔軟弾性体
9 継ぎ足し装置の固定ナツト
10 可動用内側円筒
11 締め付けようホルダーとボルト
12 電気用コード
13 可動用円筒のテーブル面スペース
14 テーブルの脚
15 継ぎ足し用品の固定台
16 食事用備品ナプキン置き台
17 食事用備品の箸などの置き台
18 継ぎ足し固定台に取り付ける穴
19 水槽の枠
20 継ぎ足し台固定用金具
21 角度調整用の固定ピン
22 角度調整用金具
23 固定ブックスタンドの板
24 背面支え板
25 角度調整用ナツト
26 ブックスタンド角度調整ネジ
27 角度変更板
28 角度調整用の回転カラーリング
29 回転用ピン
30 本のせ板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7