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特許7027418通信ネットワークにおけるネットワークオブジェクトの割り当てのタイミングを制御するための方法およびデバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-18
(45)【発行日】2022-03-01
(54)【発明の名称】通信ネットワークにおけるネットワークオブジェクトの割り当てのタイミングを制御するための方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20220221BHJP
   H04L 67/62 20220101ALI20220221BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L67/62
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2019525732
(86)(22)【出願日】2017-12-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-01-16
(86)【国際出願番号】 US2017065274
(87)【国際公開番号】W WO2018111714
(87)【国際公開日】2018-06-21
【審査請求日】2020-10-22
(31)【優先権主張番号】15/834,216
(32)【優先日】2017-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】201611141091.6
(32)【優先日】2016-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ボユ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ディ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ペン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ザイシャン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ユン
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ミンリ
【審査官】佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】特表2008-529139(JP,A)
【文献】特表2018-509667(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
H04L 67/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバが、通信アプリケーションを介して割り当て元によって提示されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する段階であって、前記オブジェクト割り当てメッセージは、前記割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、段階と、
前記サーバが、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出する段階と、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先が前記オブジェクトを取得する前記取得時間を制御する段階と
1つのグループの複数のグループメンバによって送信された同じグループに対する複数のオブジェクト割り当てメッセージのそれぞれを受信して、前記複数のオブジェクト割り当てメッセージに対応するオブジェクト割り当て時間が同一である場合、前記サーバが、オブジェクトの最大数を有する前記オブジェクト割り当てメッセージを保持して、前記複数のオブジェクト割り当てメッセージにおける他のオブジェクト割り当てメッセージの処理をキャンセルする段階と
備える、方法。
【請求項2】
サーバが、通信アプリケーションを介して割り当て元によって提示されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する段階であって、前記オブジェクト割り当てメッセージは、前記割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、段階と、
前記サーバが、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出する段階と、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先が前記オブジェクトを取得する前記取得時間を制御する段階と、
前記サーバが、割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト事前割り当て要求を受信する段階と、
前記割り当て元の前記クライアントが前記割り当て元であることが確認された場合、前記サーバが、前記オブジェクト事前割り当て要求に含まれる事前に割り当てられたオブジェクトの数を記録する段階と、
前記サーバが、前記割り当て元の前記クライアントによって送信されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する段階と、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当てメッセージに含まれる、前記割り当てられるべきオブジェクトの数を決定する段階と、
前記割り当てられるべきオブジェクトの数が、残っている前記事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きくない場合、前記サーバが、前記割り当て元の前記クライアントに対する本人確認を免除して、前記割り当て先に割り当てるために、前記サーバが、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出する段階と
備える、方法。
【請求項3】
前記割り当て先が前記オブジェクトを取得する取得時間を制御する段階は、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、前記オブジェクト割り当て時間で、前記オブジェクトに対する第1の取得通知を前記割り当て先のクライアントに送信する段階であって、前記第1の取得通知は、前記割り当て先の前記クライアントに、遅延することなく前記第1の取得通知に対するトリガ動作に応答するよう指示するのに使用される、段階、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく前記オブジェクトに対する第2の取得通知を前記割り当て先の前記クライアントに送信する段階であって、前記第2の取得通知は、前記オブジェクト割り当て時間まで遅延する場合、前記割り当て先の前記クライアントに、前記第2の取得通知に対する前記割り当て先のトリガ許可を承諾するよう指示するための前記オブジェクト割り当て時間を含む、段階、または、
前記サーバが、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく前記オブジェクトに対する第3の取得通知を前記割り当て先の前記クライアントに送信して、前記オブジェクト割り当て時間である場合、前記割り当てられるべきオブジェクトに対する前記割り当て先の取得許可を承諾する段階
を有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバが、取得通知を前記割り当て先に伝送する段階であって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されるオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、段階をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記サーバが、前記取得通知を伝送する前に前記オブジェクトを凍結させる段階をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記割り当てられるべきオブジェクトの数および前記オブジェクト割り当て時間は、前記割り当て元のクライアントによって設定される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記割り当てられるべきオブジェクトの数は、ランダム規則、数値範囲規則および比率規則のうちの1つを使用して生成される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記オブジェクト割り当て時間は、前記割り当て先に関連付けられたラッキーナンバーを選択すること、または、前記割り当て先によって好ましくない1または複数の数を破棄することによって生成される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
割り当て先のクライアントデバイスが、サーバから取得通知を受信する段階であって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されたオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生しない場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先のトリガ許可を制限する段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生する場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先の前記トリガ許可を承諾する段階と、
前記トリガ許可が承諾されている場合、前記クライアントデバイスが、前記オブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、前記取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、前記サーバにオブジェクト取得要求を送信する段階と
前記取得通知を受信した場合、前記クライアントデバイスが、リマインダ設定オプションを含む対応するリマインダページを表示する段階と、
前記リマインダ設定オプションがトリガされることを検出した場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対するリマインダメッセージを生成する段階であって、前記リマインダメッセージのリマインダ時間は、第1の事前設定期間だけ前記オブジェクト割り当て時間を先行し、リマインダオブジェクトは、前記割り当て先である、段階と
を備える、方法。
【請求項10】
割り当て先のクライアントデバイスが、サーバから取得通知を受信する段階であって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されたオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生しない場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先のトリガ許可を制限する段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生する場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先の前記トリガ許可を承諾する段階と、
前記トリガ許可が承諾されている場合、前記クライアントデバイスが、前記オブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、前記取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、前記サーバにオブジェクト取得要求を送信する段階と、
現在の時間が、第2の事前設定期間だけ前記オブジェクト割り当て時間を先行する場合、前記クライアントデバイスが、前記オブジェクト割り当て時間まで、前記割り当て先の前記クライアントデバイスで表示される他のコンテンツに、前記オブジェクト割り当て時間に対するカウントダウンアイコンを重ね合わせて表示する段階
を備える、方法。
【請求項11】
割り当て先のクライアントデバイスが、サーバから取得通知を受信する段階であって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されたオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生しない場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先のトリガ許可を制限する段階と、
前記オブジェクト割り当て時間が発生する場合、前記クライアントデバイスが、前記取得通知に対する前記割り当て先の前記トリガ許可を承諾する段階と
前記トリガ許可が承諾されている場合、前記クライアントデバイスが、前記オブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、前記取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、前記サーバにオブジェクト取得要求を送信する段階と
前記クライアントデバイスが、前記割り当て先の前記クライアントデバイス内にエントリアイコンを表示する段階と、
前記エントリアイコンがトリガされることを検出した場合、前記クライアントデバイスが、対応するオブジェクト割り当て時間が失効していない全ての受信した取得通知を含む、対応する通知リストを表示する段階と
を備える、方法。
【請求項12】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行するプログラムロジックを実体的に格納するための記憶媒体と
を備え、
格納された前記プログラムロジックは、
前記プロセッサにより実行される、通信アプリケーションを介して割り当て元によって提示されたオブジェクト割り当てメッセージを受信するロジックであって、前記オブジェクト割り当てメッセージは、前記割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、ロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出するロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先が前記オブジェクトを取得する前記取得時間を制御するロジックと
1つのグループの複数のグループメンバによって送信された同じグループに対する複数のオブジェクト割り当てメッセージのそれぞれを受信して、前記複数のオブジェクト割り当てメッセージに対応するオブジェクト割り当て時間が同一である場合、前記プロセッサにより実行される、オブジェクトの最大数を有する前記オブジェクト割り当てメッセージを保持して、前記複数のオブジェクト割り当てメッセージにおける他のオブジェクト割り当てメッセージの処理をキャンセルするロジックと
を有する、デバイス。
【請求項13】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行するプログラムロジックを実体的に格納するための記憶媒体と
を備え、
格納された前記プログラムロジックは、
前記プロセッサにより実行される、通信アプリケーションを介して割り当て元によって提示されたオブジェクト割り当てメッセージを受信するロジックであって、前記オブジェクト割り当てメッセージは、前記割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、ロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出するロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先が前記オブジェクトを取得する前記取得時間を制御するロジックと、
前記プロセッサにより実行される、割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト事前割り当て要求を受信するロジックと、
前記割り当て元の前記クライアントが前記割り当て元であると確認された場合、前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト事前割り当て要求に含まれる事前に割り当てられたオブジェクトの数を記録するロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記割り当て元の前記クライアントによって送信されたオブジェクト割り当てメッセージを受信するロジックと、
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当てメッセージに含まれる、前記割り当てられるべきオブジェクトの数を決定するロジックと、
前記割り当てられるべきオブジェクトの数が、残っている前記事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きくない場合、前記プロセッサにより実行される、前記割り当て元の前記クライアントに対する本人確認を免除して、前記割り当て先に割り当てるために、前記割り当て元に対応するオブジェクトのセットから前記割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出するロジックと
を有する、デバイス。
【請求項14】
取得時間を制御する前記ロジックは、
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、前記オブジェクト割り当て時間で、前記オブジェクトに対する第1の取得通知を前記割り当て先のクライアントに送信するロジックであって、前記第1の取得通知は、前記割り当て先の前記クライアントに、遅延することなく前記第1の取得通知に対するトリガ動作に応答するよう指示するのに使用される、ロジック、
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく前記オブジェクトに対する第2の取得通知を前記割り当て先の前記クライアントに送信するロジックであって、前記第2の取得通知は、前記オブジェクト割り当て時間まで遅延する場合、前記割り当て先の前記クライアントに、前記第2の取得通知に対する前記割り当て先のトリガ許可を承諾するよう指示するための前記オブジェクト割り当て時間を含む、ロジック、または
前記プロセッサにより実行される、前記オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく前記オブジェクトに対する第3の取得通知を前記割り当て先の前記クライアントに送信して、前記オブジェクト割り当て時間である場合、前記割り当てられるべきオブジェクトに対する前記割り当て先の取得許可を承諾するロジック
を含む、請求項12または13に記載のデバイス。
【請求項15】
前記プロセッサにより実行される、取得通知を前記割り当て先に伝送するロジックであって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されるオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、ロジックをさらに備える、請求項12から14のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項16】
前記プロセッサにより実行される、前記取得通知を伝送する前に前記オブジェクトを凍結させるロジックをさらに備える、請求項15に記載のデバイス。
【請求項17】
前記プロセッサにより実行される、取得通知を割り当て先のクライアントデバイスに伝送するロジックであって、前記取得通知は、割り当て元によって設定されるオブジェクト割り当て時間を含み、前記取得通知は、前記割り当て元から前記割り当て先にオブジェクト割り当てるのに使用される、ロジックをさらに備える、請求項12から16のいずれか一項に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、「オブジェクトのための方法および装置」という発明の名称で、2016年12月12日に出願された中国特許出願第201611141091.6号および「通信ネットワークにおけるネットワークオブジェクトの割り当てのタイミングを制御する方法およびデバイス」という発明の名称で、2017年12月7日に出願された米国特許出願第15/834,216号の優先権の利益を主張し、それらの全体を参照することにより援用する。
【0002】
本開示は、ネットワーク通信の分野に関し、特に、通信ネットワーク内のネットワーク割り当てのタイミングを制御するための方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
通信シナリオが例として使用される。通信シナリオの例において、1または複数のクライアントおよびサーバが提供され、各クライアントには、クライアントに対応するオブジェクトのセットおよびクライアントが属するオブジェクトを含むオブジェクトのセットが提供される。例えば、オブジェクトは、通信シナリオにおける通信リソースであり得る。各クライアントは、サーバにオブジェクト割り当てメッセージを送信することによって、他のクライアントにオブジェクトの少なくとも一部を割り当て得る。従って、オブジェクトが通信リソースである場合、通信リソースに対する合理的な割り当ては、上述のプロセス通じて実現され得、その結果、各ネットワークノードは、十分な通信リソースを取得し得、これにより、通信ネットワーク全体の通信効率を向上させ、いくつかのネットワークノードで通信遮断が発生することを回避する。
【0004】
しかしながら、オブジェクト割り当て動作に対する時間要素は、現在のシステムにおいて考慮されておらず、割り当て元によってオブジェクト割り当て動作の実行時間を主導的に決定することは、不合理的なオブジェクト割り当て時間をもたらし得る。例えば、オブジェクト割り当て動作を実行するのが時期尚早である場合、割り当てられたオブジェクトは、時間内に適用されない可能性があり、それは、リソースを使用されていないままにし、その一方で、オブジェクト割り当て動作を実行するのが遅すぎる場合、通信の遮断が対応するクライアントで既に発生している可能性があり、それは、通信効率の低下を引き起こす。
【発明の概要】
【0005】
これらの欠陥のため、本開示は、ユーザ操作を簡略化でき、オブジェクト割り当て動作の時間厳守を向上できる、オブジェクト割り当てのための方法、システムおよびデバイスを提供する。
【0006】
上述の目的を達成すべく、本開示は、以下の技術的解決手段を提供する。
【0007】
一実施形態において、サーバが、通信アプリケーションを介して割り当て元によって提示されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する段階であって、オブジェクト割り当てメッセージは、割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、段階と、サーバが、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出する段階と、サーバが、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先がオブジェクトを取得する取得時間を制御する段階とを備える方法が開示される。
【0008】
別の実施形態において、割り当て先のクライアントデバイスが、サーバから取得通知を受信する段階であって、取得通知は、割り当て元によって設定されたオブジェクト割り当て時間を含み、取得通知は、割り当て元から割り当て先にオブジェクトを割り当てるのに使用される、段階と、オブジェクト割り当て時間が発生しない場合、クライアントデバイスが、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を制限する段階と、オブジェクト割り当て時間が発生する場合、クライアントデバイスが、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を承諾する段階と、トリガ許可が承諾されている場合、クライアントデバイスが、オブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、サーバにオブジェクト取得要求を送信する段階とを備える方法が開示される。
【0009】
別の実施形態において、プロセッサと、プロセッサが実行するプログラムロジックを実体的に格納する記憶媒体とを備え、プログラムロジックは、プロセッサにより実行される、通信アプリケーションを介して割り当て元によって送信されるオブジェクト割り当てメッセージを受信するロジックであって、オブジェクト割り当てメッセージは、割り当て元の識別情報、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を含む、ロジックと、プロセッサにより実行される、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当てられるべきオブジェクトの数に対応するオブジェクトを抽出するロジックと、プロセッサにより実行される、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しないように、割り当て先がオブジェクトを取得する取得時間を制御するロジックとを有するデバイスが開示される。
【0010】
上記の技術的解決手段から、本開示において、クライアントを通じてオブジェクト割り当て時間を設定することにより、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間は、正確に制限され得、よって、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生せず、これにより、オブジェクト割り当て動作の制御性および時間厳守を向上させることが理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て元に基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。
【0012】
図2】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。
【0013】
図3】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て先に基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。
【0014】
図4】本開示のいくつかの実施形態に従って、オブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。
【0015】
図5】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀(red envelope)を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図7】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図8】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図9】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図10】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図11】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図12】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図13】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図14A】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図14B】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図15A】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図15B】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図16A】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図16B】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図17】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図18】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図19】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図20】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図21】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図22】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図23】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
図24】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するためのページのユーザインターフェースの図である。
【0016】
図25】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て元に基づく電子機器のブロック図である。
【0017】
図26】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て元に基づくオブジェクト割り当てるためのデバイスを図示するブロック図である。
【0018】
図27】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0019】
図28】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てるためのデバイスを図示するブロック図である。
【0020】
図29】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て先に基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0021】
図30】本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て先に基づくオブジェクト割り当てるためのデバイスを図示するブロック図である。
【0022】
図31】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。
【0023】
図32】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図33】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図34】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図35】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図36】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図37】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図38】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
図39】本開示のいくつかの実施形態に従って、ご祝儀を送信するための別のページのユーザインターフェースの図である。
【0024】
図40】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0025】
図41】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てるためのデバイスを図示するブロック図である。
【0026】
図42】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法のフロー図である。
【0027】
図43】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0028】
図44】本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てるためのデバイスを図示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1は、本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て元に基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。図1に示されるように、方法は、通信アプリケーションのクライアントに適用され、割り当て元の登録アカウントがクライアントに記録される(即ち、方法は、割り当て元に対応するクライアントに適用される)。方法は、以下のステップを含み得る。
【0030】
ステップ102:割り当て元のクライアントによって受信されるオブジェクト割り当て要求に従って、割り当てられるべきオブジェクトの数およびオブジェクト割り当て時間を設定する。
【0031】
一実施形態において、通信アプリケーションのタイプは、本開示において限定されない。例えば、通信アプリケーションは、エンタープライズインスタントメッセージ(EIM)アプリケーション(例えば、DINGTALK)のような、インスタント通信アプリケーションであり得る。
【0032】
一実施形態において、電子機器は、通信アプリケーションのクライアントアプリケーションを電子機器にインストールして、通信アプリケーションにユーザの登録アカウントでログインすることによって、ユーザに対応する通信アプリケーションのクライアントとして設定され得る。電子機器は、携帯電話、タブレットなどのような、モバイル機器であり得る。代替的に、電子機器は、PCホストコンピュータなどのような、非モバイル電子機器であってもよく、本開示において限定されない。一実施形態において、HTML5技術のような、オンラインの「クライアント」が使用される場合、上記のクライアントは、対応するアプリケーションを電子機器にインストールすることなく、電子機器で実行し得る。
【0033】
この場合において、任意のユーザが、(上記の通信アプリケーションのクライアントを介して)他のユーザに自分自身のオブジェクトを割り当てる場合、ユーザは、「割り当て元」とみなされる。逆に、オブジェクトを割り当てられたユーザは、「割り当て先」とみなされる。確かに、あるユーザが別のユーザに自分自身のオブジェクトを割り当てる場合、あるユーザは、「割り当て元」とみなされ、その一方で、反対側のユーザは、「割り当て先」とみなされる。従って、本開示における「割り当て元」および「割り当て先」は、特定のユーザまたは特定の複数のユーザを必ずしも指すものではなく、単に識別タイプを示し、実際の状況の変化に依存して決定される。
【0034】
一実施形態において、オブジェクト割り当て要求は、割り当て元によって手動で設定される数字を含み得る。例えば、割り当て元は、クライアントの表示インタフェースで数を入力し得、よって、割り当て元のクライアントは、それに応じて割り当てられるべきオブジェクトの数を設定し得る。
【0035】
別の実施形態において、割り当て元のクライアントは、設定ページを表示し得る。設定ページの数推奨機能が有効状態である場合、クライアントは、割り当てられるべきオブジェクトの数として事前に定義された数推奨規則を満たす推奨数を生成し得る。本実施形態において、任意の形態の数推奨規則が使用され得る。例えば、数推奨規則は、クライアントが事前に定義されたランダムアルゴリズムまたは擬似ランダムアルゴリズムに従って乱数を計算するランダム推奨規則であり得る。確かに、数値範囲が割り当て元の許容範囲を超えないことを保証すべく、乱数の数値範囲は、さらに限定され得る。例えば、範囲は、割り当て元によって所有されるオブジェクトの数を超えないかもしれない。代替的に、または上述と併せて、範囲は、割り当て元が割り当てたいオブジェクトの数を超えないかもしれない。別の実施形態において、数推奨規則は、クライアントが、割り当て元の全てのオブジェクトの総数に予め設定された比率を掛けて、結果として得られる数を推奨数として使用する比率推奨規則であり得る。
【0036】
一実施形態において、割り当て元は、割り当て元が参加する通信セッションにおいてオブジェクト割り当て要求を開始し得る。クライアントは、次に、通信セッションの全てのピアユーザを割り当て先として自動的に設定し得、通信セッションは、1つのチャットの通信セッションまたはグループチャットの通信セッションであり得る。しかしながら、場合によっては、割り当て元が、割り当てられるべきオブジェクトをいくつかのサブセットに(例えば、均等にまたはランダムに)分けて、サブセットの数が通信セッションの全てのピアユーザの数より少ない場合、これらのピアユーザは、限られたサブセットの数を競合する必要がある。クライアントは、全てのピアユーザに競合の参加許可を承諾するだけであり、競合に勝ったピアユーザのみが、上記の割り当て先に属し、その一方で、競合に負けたピアユーザは、割り当て先に属さない。
【0037】
別の実施形態において、割り当て元が、割り当て元が参加するグループチャットの通信セッションにおいてオブジェクト割り当て要求を開始する場合、割り当て元は、全ピアユーザからピアユーザをさらに選択し得る。クライアントは、次に、選択したピアユーザを割り当て先として設定し得、その一方で、選択しなかったピアユーザを割り当て先として設定しない。これにより、選択されなかったピアユーザは、割り当て元によって割り当てられるオブジェクトを取得できない。
【0038】
一実施形態において、オブジェクト割り当て要求は、割り当て元によって手動で設定される時間を含み得る。例えば、割り当て元は、クライアントの表示インタフェースで時間を入力し得、よって、クライアントは、オブジェクト割り当て時間を設定し得る。
【0039】
別の実施形態において、割り当て元のクライアントは、設定ページを表示し得る。設定ページの時間推奨機能が有効状態である場合、クライアントは、オブジェクト割り当て時間として事前に定義された時間推奨規則を満たす推奨時間を生成し得る。
【0040】
一実施形態において、時間推奨規則は、第1の特性数値に対する推奨条件を含み得る。次に、割り当て元のクライアントは、時間位置のそれぞれが第1の特性数値であれば、推奨時間を生成し得る。時間位置は、推奨時間を構成する「時」、「分」、「秒」、「ミリ秒」などを指す。例えば、推奨時間が「18:18:18」である場合、推奨時間に含まれる時間位置は、「時」、「分」および「秒」であり、各時間位置の数値は、全て18である。別の例として、推奨時間が「9:59:59:999」である場合、推奨時間に含まれる時間位置は、「時」、「分」、「秒」および「ミリ秒」であり、時間位置の数値は、それぞれ9、59、59および999である。第1の特性数値は、より高いユーザの傾向および好みを有する数値であり得る。関連技術は、割り当て元によって時間情報を手動で設定するソリューションを提供し、よって、サーバは、時間情報によって示された時間で、割り当てられるべきオブジェクト対する割り当て先の取得許可を承諾する。次に、サーバは、関連技術における時間情報に対する過去の設定データを取得すること、および統計的処理を実行することによって、上記の第1の特性数値(例えば、6、8、9…59、および66…999など)を取得し得る。上記の第1の特性数値が使用される場合、第1の特性数値に対するより高いユーザの好みに起因して、割り当て先が推奨をより容易に記憶して推奨時間である場合に関連イベントをより容易に呼び出すことが可能となり、これは、割り当てられるべき対応するオブジェクトが、時間内に要求されて取得され、オブジェクト割り当て効率を向上させるのに役立たせる。
【0041】
別の実施形態において、時間推奨規則は、第2の特性数値に対する破棄条件を含み得る。次に、割り当て元のクライアントは、時間位置のそれぞれが第2の特性数値を使用することを回避されれば、推奨時間を生成し得る。第2の特性数値は、ユーザが使用したくない数値であり得る。例えば、サーバは、上記の過去の設定データを解析すること、および統計的処理を実行することによって、上記の第2の特性数値を同様に取得し得る。例えば、類似した形状に起因して、ユーザがいくつかの数値(例えば、数値1および数値7など)を間違えることは、容易である。例えば、多数の割り当て先がある場合、割り当て先が誤って時間「16:11:18」を「16:17:18」とした場合に、割り当てられるべきオブジェクトが、「16:11:18」から「16:17:18」までの間の時間で、他の割り当て先によって完全に取得され得、これにより、割り当てられるべきオブジェクトの合理的な割り当てに影響を与える。
【0042】
別の実施形態において、割り当て元のクライアントは、サーバによって送信されたプロンプトメッセージを受信し得る。プロンプトメッセージは、割り当て元の関連付けられた任意のユーザに関連付けられた日付情報を含み得る。次に、時間推奨規則が日付情報に対するアプリケーション条件を含む場合、プロンプトメッセージに対する応答動作が検出された場合に、日付情報に関連した推奨時間(例えば、日付情報に対応する日付で固定または動的に決定された時間)が生成される。さらに、本開示の技術的解決手段に基づいて、関連付けられた任意のユーザに対するオブジェクト割り当て動作を実行すべく、関連付けられた任意のユーザも、割り当て先としてみなされ得る。従って、割り当て元は、オブジェクト割り当てを主導的にトリガすることなく、サーバによって送信されたプロンプトメッセージに基づいて、関連付けられた任意のユーザに対するオブジェクト割り当て動作を直接開始し得、これは、割り当て元の動作を簡略化することを促進する。
【0043】
本実施形態において、割り当て元が属する任意のグループに対してオブジェクト割り当て要求が開始された場合、クライアントは、任意のグループの他のグループメンバによってサーバに送信されたオブジェクト割り当てメッセージに従って、使用されている、対応する推奨時間を決定し得る。次に、時間推奨規則を満たし、使用されている推奨時間と異なる推奨時間を生成する。これは、複数のグループメンバが同じ推奨時間を使用する場合、グループメンバのそれぞれに対応する割り当てられるべきオブジェクトを取得する際に、割り当て先が影響を受けることを防ぐ。
【0044】
ステップ104:サーバにオブジェクト割り当てメッセージを送信する。オブジェクト割り当てメッセージは、割り当てられるべきオブジェクトの数およびオブジェクト割り当て時間を含む。割り当てられるべきオブジェクトの数は、サーバに、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから対応する割り当てられるべきオブジェクトの数を抽出するよう指示するのに使用され、オブジェクト割り当て時間は、サーバに、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間を制御するよう指示するのに使用される。よって、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しない。
【0045】
本実施形態において、割り当て元のクライアントは、オブジェクト割り当て要求の受信時間に対応する祭日の情報を決定し得、祭日の情報に関連する説明情報を取得し得る。次に、割り当て元のクライアントは、オブジェクト割り当てメッセージに説明情報を記録し得る。それに応じて、割り当て先のクライアントは、割り当てられるべきオブジェクトの取得に関連するページの説明情報を表示し得、よって、割り当て先は、対応する祭日の情報を視覚的に把握して理解し、割り当て先を促す機能を実現する。一実施形態において、割り当てられるべきオブジェクトの取得に関連するページは、割り当て先がサーバからの割り当てられるべきオブジェクトの少なくとも一部の取得を要求するのに使用されるオブジェクト要求ページと、オブジェクトの要求の結果などを表示する結果表示ページとを含み得る。
【0046】
図2は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。図2に示されるように、方法は、通信アプリケーションのサーバに適用され、方法は、以下のステップを含み得る。
【0047】
ステップ202:サーバによって受信されるオブジェクト割り当てメッセージに従って、割り当て元、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を決定する。
【0048】
ステップ204:割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出する。
【0049】
ステップ206:割り当てられるべきオブジェクトが、割り当て先に割り当てられる場合、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間を制御する。よって、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生しない。
【0050】
一実施形態において、オブジェクト割り当てメッセージが受信された後で、オブジェクト割り当て時間まで遅延する場合、サーバは、割り当てられるべきオブジェクトに対する第1の取得通知を割り当て先のクライアントに送信する。第1の取得通知は、割り当て先のクライアントに、遅延することなく第1の取得通知に対するトリガ動作に応答するよう指示するのに使用される。例えば、オブジェクト割り当てメッセージを受信した後に、サーバは、オブジェクト割り当てメッセージからオブジェクト割り当て時間(即ち、「x:y:z」)を構文解析する(x、y、およびzは、時間推奨規則を満たす任意の同一または異なる数値であり得る)。その後、サーバは、オブジェクト割り当て時間まで第1の取得通知を割り当て先に送信できない。クライアントで第1の取得通知を受信した後に、割り当て先は、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間がオブジェクト割り当て時間の前に発生しないよう制御すべく、第1の取得通知をトリガすることによって、割り当てられるべきオブジェクトを直ちに取得し得る。「遅延」とは、サーバまたはクライアントが関連する動作の実行時間を「意図的に」または「主導的に」遅延させるものとして理解されるべきであり、サーバまたはクライアントの計算処理性能およびデータ伝送性能の不足によって生じる「遅れている」応答を含まない。
【0051】
別の実施形態において、オブジェクト割り当てメッセージを受信した後に、サーバは、遅延することなく、割り当てられるべきオブジェクトに対する第2の取得通知を割り当て先のクライアントに送信し得る。一実施形態において、第2の取得通知は、オブジェクト割り当て時間を含み、オブジェクト割り当て時間まで遅延する場合、割り当て先のクライアントに、第2の取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を承諾するよう指示するのに使用される。言い換えれば、オブジェクト先のクライアントは、オブジェクト割り当て時間の前に第2の取得通知を受信し得、割り当て先は、オブジェクト割り当て時間の前に第2の取得通知に対するトリガ許可を有さず、オブジェクト割り当て時間になって初めて第2の取得通知に対するトリガ許可を有し、よって、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間がオブジェクト割り当て時間の前に発生しないよう制御される。
【0052】
別の実施形態において、サーバは、オブジェクト割り当てメッセージを受信した後に、遅延することなく割り当てられるべきオブジェクトに対する第3の取得通知を割り当て先のクライアントに送信し得、オブジェクト割り当て時間である場合、割り当てられるべきオブジェクトに対する割り当て先の取得許可を承諾し得る。すなわち、割り当て先のクライアントは、オブジェクト割り当て時間の前に第3の取得通知を受信し得、割り当て先も第3の取得通知をトリガし得る。しかし、クライアントが取得許可を承諾しないので、割り当て先は、オブジェクト割り当て時間の前に割り当てられるべきオブジェクトを取得できず、よって、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間がオブジェクト割り当て時間の前に発生しないよう制御される。
【0053】
本実施形態において、グループのそれぞれに対して同じグループの複数のグループメンバよって送信されたオブジェクト割り当てメッセージが、受信され、複数のオブジェクト割り当てメッセージに対応するオブジェクト割り当て時間が同一である場合、サーバは、割り当てられるべきオブジェクトの最大数を有するオブジェクト割り当てメッセージを保持し得、複数のオブジェクト割り当てメッセージにおける他のオブジェクト割り当てメッセージの処理をキャンセルし得る。これは、複数のグループメンバが同じオブジェクト割り当て時間を使用する場合、グループメンバのそれぞれに対応する割り当てられるべきオブジェクトを取得する際に、割り当て先が影響を受けることを防ぎ、これにより、オブジェクト割り当て効率を向上させることを促進する。確かに、グループメンバのそれぞれは、例えば、対応するオブジェクト割り当て時間で、オブジェクト割り当てを実行するための「許可」を取得すべく、グループメンバに対応する「割り当てられるべきオブジェクトの数」を最大化することによって、グループメンバに対応する「割り当てられるべきオブジェクトの数」を編集し得、即ち、同じオブジェクト割り当て時間に対する「入札」が実現される。同様に、グループメンバのそれぞれは、グループに対応する「オブジェクト割り当て時間」も編集し得、例えば、「オブジェクト割り当て時間」を他のメンバに使用されていない時間に修正する。
【0054】
図3は、本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て先に基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。図3に示されるように、方法は、通信アプリケーションのクライアントに適用され、割り当て先の登録アカウントは、クライアントに記録される(即ち、方法は、割り当て先に対応するクライアントに適用される)。方法は、以下のステップを含み得る。
【0055】
ステップ302:割り当て先のクライアントによってサーバから受信された取得通知に従って取得通知に含まれるオブジェクト割り当て時間を決定する。取得通知は、割り当て元から割り当て先に割り当てられるべきオブジェクトを割り当てるのに使用され、オブジェクト割り当て時間は、割り当て元によって設定された後、取得される。
【0056】
ステップ304:まだオブジェクト割り当て時間でない場合、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を制限し、オブジェクト割り当て時間である場合、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を承諾する。
【0057】
ステップ306:トリガ許可が既に承諾されている場合、割り当てられるべきオブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、サーバにオブジェクト取得要求を送信する。
【0058】
本実施形態において、取得通知を受信する場合、割り当て先のクライアントは、リマインダ設定オプションを含む対応するリマインダページを表示し得る。次に、リマインダ設定オプションがトリガされたことを検出した場合、割り当て先のクライアントは、取得通知に対するリマインダメッセージを作成し得る。リマインダメッセージのリマインダ時間は、第1の事前設定期間だけオブジェクト割り当て時間を先行し、リマインダオブジェクトは、割り当て先である。すなわち、割り当て先は、オブジェクト割り当て時間の前にリマインドされる。これは、現在の時間とオブジェクト割り当て時間との間の間隔が長い場合に特に有用である。オブジェクト割り当て時間の近くにリマインダメッセージを設定することによって、割り当て先のリマインドを時間内に提供することを促進し得、その結果、割り当て先は、リマインダメッセージを受信した後、オブジェクト割り当ての到着に注意を払うだけでよく、これにより、割り当て先が処理および動作する他の事項に対する影響を可能な限り減少させる。割り当て先が迅速に見ることを促進すべく、リマインダページは、対応するオブジェクト割り当て時間またはオブジェクト割り当て時間に対するカウントダウンを表示し得る。
【0059】
本実施形態において、現在の時間が第2の事前設定期間だけオブジェクト割り当て時間を先行する場合、割り当て先のクライアントは、オブジェクト割り当て時間まで、割り当て先のクライアントの他の表示されたコンテンツに、オブジェクト割り当て時間に対するカウントダウンアイコンを重ね合わせて表示し得る。これは、オブジェクト割り当て時間が間近に迫っていることを視覚的に、かつ、明確に示し、割り当て先の注目を引き付けるのに役に立つ。このように、対応する割り当てられるべきオブジェクトを取得するのに間に合うようにサーバにオブジェクト取得要求を送信すべく、割り当て先は、オブジェクト割り当て時間の到着により関心を持っている。
【0060】
本実施形態において、割り当て先のクライアントは、割り当て先のクライアント内のエントリアイコンを表示し得る。エントリアイコンがトリガされたことを検出された場合、クライアントは、対応するオブジェクト割り当て時間が失効していない、受信した全ての取得通知を含む、対応する通知リストを表示する。従って、通知リストが折り畳まれた場合、他の表示されたコンテンツが隠されることは回避され得、これにより、割り当て先による他の事項の処理に対する影響を防ぐ。さらに、通知リストが表示された場合、情報(即ち、オブジェクト割り当て時間が失効していない取得通知が存在する)の取得効率を向上させるべく、割り当て先が全ての取得通知を迅速に取得することを可能にし得る。さらに、割り当て先が迅速に見ることを促進すべく、対応するオブジェクト割り当て時間またはオブジェクト割り当て時間に対するカウントダウンは、通知リストにおける取得通知のそれぞれの表示エリアに表示され得る。
【0061】
上記の技術的解決手段から、本開示において、クライアントを通じてオブジェクト割り当て時間を設定することにより、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間は、正確に制限され得、よって、オブジェクト割り当て時間の前に取得時間が発生せず、これにより、オブジェクト割り当て動作の制御性および時間厳守を向上させることが理解され得る。
【0062】
本開示の技術的解決手段は、さまざまなタイプのオブジェクト割り当てシナリオに適用され得、本開示において限定されない。例えば、一実施形態において、本開示の技術的解決手段は、通信リソースが上記のオブジェクトとして解釈され得る通信シナリオに適用され得、その一方で、通信リソースは、本開示の技術的解決手段に従って、通信ネットワークにおけるクライアントとして設定されるネットワークノードの間に割り当てられ得、よって、特定のネットワークノードの通信リソースは、他ネットワークノードより時間通りに割り当てられる。別の実施形態において、本開示の技術的解決手段は、アプリケーションシナリオに適用され得る。例えば、上記のオブジェクトは、バーチャルギフト、電子的なご祝儀、およびバーチャルリソースなどとして解釈され得る。電子的なご祝儀を例として取りあげることによって、より時間どおりの電子的なご祝儀の送信動作が、本開示の技術的解決手段に基づいて実現され得る。確かに、技術的解決手段は、他シナリオにも適用され得、本開示において限定されない。
【0063】
理解しやすいように、「電子的なご祝儀」の形式のオブジェクトを例として取りあげ、本開示のオブジェクト割り当てソリューションは、「ご祝儀を送信する」シナリオについて詳述する。
【0064】
図4は、本開示のいくつかの実施形態に従って、オブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。図4に示されるように、ユーザAは、エンタープライズインスタントメッセージアプリケーション(例えば、「DING TALK」)のクライアント1を使用し、ユーザBは、クライアント2を使用すると仮定し、ユーザAがクライアント1を通じてご祝儀(即ち、電子的なご祝儀)をユーザBに送信する場合、ユーザAは、本開示における割り当て元に相当し、ユーザBは、本開示における割り当て先に相当する。従って、クライアント1、サーバ(即ち、DING TALKサーバ)、およびクライアント2の間の相互作用プロセスを通じて、以下に説明されるオブジェクト割り当てプロセスは、実現される。
【0065】
ステップ402:クライアント1が、ご祝儀送信要求(上述のオブジェクト割り当て要求に相当)を受信する。
【0066】
一実施形態において、図5に示されるように、ユーザAは、ユーザAが属する「ハードウォーキンググループ(hard-working group)」に対応する通信セッションページで動作し、例えば、図6に示されるような通信セッションページの一番下に位置付けられるメニューオプションを呼び出すべく、ユーザAは、図5に示される通信セッションページの右下の「+」(プラス)アイコンをクリックし得ると仮定する。メニューオプションは、「ピクチャ」、「小型ビデオ」、「送金」、「電話呼び出し」および「ご祝儀」などのような機能の項目を含む。ユーザAが、図6の「ご祝儀」機能の項目を選択した後に、表示は、図7に示されるようなご祝儀の設定ページにスイッチし得る。図7に示されるように、ユーザAが「企業のご祝儀(enterprise red envelope)」タイプを使用する場合、ユーザAは、「ハードウォーキンググループ」における全13のメンバ(13は例として与えられる)からユーザAがご祝儀を送信したい何人かのグループメンバ(B、CおよびD)を選択し得る。例えば、図7は、ユーザAがグループメンバB、グループメンバCおよびグループメンバDを「受領者」即ち、ご祝儀が送信されるオブジェクトとして選択することを示す。さらに、ユーザAはまた、「1つのご祝儀の金額」を3,000元と手動で設定し得、その結果、ご祝儀の金額は、3,000×3=9,000元である。異なるご祝儀を互いに区別すべく、ユーザAはまた、関連するご祝儀の記述内容、例えば、「第3四半期の高効率従業員賞」、を手動で入力し得る。
【0067】
確かに、「企業のご祝儀」に加え、本開示は、他の任意のタイプのご祝儀にも適用され得る。例えば、図8に示されるように、ユーザAが「幸運なご祝儀(lucky red envelope)」を選択した場合、ハードウォーキンググループにおける全グループメンバは、ご祝儀が送信されるオブジェクトとして自動的に追加される。ユーザAは、ご祝儀の金額を10元に手動で設定し得、記述内容を「幸せで繁栄することができますように!!!」、などに手動で設定し得る。別の例として、ユーザAが、例えば、図6に示されるように、ユーザAとユーザBとの間の1つのチャットの通信セッションのページにおける「ご祝儀」機能の項目をトリガする場合、ユーザBは、固有のピアユーザとして、ユーザAによって手動で設定されることなく、ご祝儀が送信されるオブジェクトとして自動的に設定されもし得る。
【0068】
別の実施形態において、クライアントが、ソリューションを送信するさまざまなタイプのご祝儀をサポートする場合、ソリューションを送信するご祝儀のそれぞれに対応する機能の項目は、図6に示されるように、メニューオプションにそれぞれ提供され得る。例えば、図9に示されるように、ユーザAとユーザBとの間の1つのチャットの通信セッションのページにおいて、メニューオプションは、「祝日のご祝儀」機能の項目およびソリューションを送信する異なる形態のご祝儀にそれぞれ対応する「ご祝儀」機能の項目をそれぞれ含む。この場合、以下の例で説明されるように、対応するご祝儀の送信動作を達成すべく、ユーザAは、実際に適用されることが望まれる、ソリューションを送信するご祝儀に従って、適切な機能の項目を選択し得る。
【0069】
ユーザAが図9に示される「祝日のご祝儀」機能の項目をトリガする場合、表示は、ご祝儀の金額などのようなパラメータをユーザAが設定するのに使用され得る、図10に示されるご祝儀の設定ページにジャンプし得る。しかしながら、固有のピアユーザ、即ちユーザBのみ存在するので、ユーザBは、デフォルトでターゲットユーザとなり、修正できない。図10における設定可能なパラメータは、祭日の情報に関連する説明情報を含み、例えば、現在の時間が祝日または祝日の近くである場合、例えば、祝祭が「元日」であると仮定すると、「元日」に対応する説明情報は、図10に示されるような、「明けましておめでとうございます」のピクチャ、および「明けましておめでとうございます、お元気で」のテキストなどの記述内容を含み得ることを留意する。同様に、現在の時間が「クリスマス」または「クリスマス」の近くの日である場合、対応する説明情報は、「クリスマス」に関連したピクチャ、テキストなどを含み得る。確かに、「祝日のご祝儀」または他のタイプのご祝儀は、図5および図6に示されるグループチャットの通信セッションのページのようなアプリケーションシナリオにも適用でき、図9に示されるような1つのチャットの通信セッションのページのアプリケーションシナリオに限定されない。
【0070】
ユーザAが図9に示される「ご祝儀」機能の項目をトリガする場合、表示は、ご祝儀の金額などのようなパラメータをユーザAが設定するのに使用され得る、図11に示されるご祝儀の設定ページにジャンプし得る。さらに、固有のピアユーザ、即ちユーザBのみ存在するので、ユーザBは、デフォルトでターゲットユーザとなり、修正できない。図11に示されるご祝儀の設定ページは、上記の「祝日のご祝儀」と区別すべく、祭日の情報に関連する上記の説明情報を含まない。他のパラメータの説明は、ここで繰り返さない。
【0071】
別の実施形態において、ユーザAは、上記の「ご祝儀」機能の項目および「祝日のご祝儀」機能の項目などを手動でトリガ必要はなく、他の方法によってご祝儀を送信することを達成する。この場合、サーバは、ユーザAに関連付けられたユーザの情報を取得し得、例えば、ユーザAおよびユーザBは、企業の同僚の関係であるので、サーバは、ユーザBの生年月日、入学日などのような情報をユーザBに関連する日付情報として取得し得る。次に、ユーザBに関連する日付情報によって示される日付が間近、例えば、ユーザBの誕生日または入学記念日の3日前、に迫っている場合、サーバは、ユーザAに(誕生日または入学記念日のような)ユーザBに関連する日付情報に関するプロンプトメッセージを送信し得、よって、プロンプトメッセージは、ユーザAによって使用されるクライアント1に表示される。例えば、図10に示されるように、サーバは、「通信セッション」を通じて、クライアント1に上記のプロンプトメッセージを送信し得る。この場合、プロンプトメッセージの「祝福の送信」オプションに対して、ユーザAによって実行されるトリガ動作が検出される場合、ユーザBにご祝儀を送信することは、例えば、図11に示されるようなご祝儀の設定ページにスイッチすることによって実現され得る。
【0072】
本実施形態において、予め設定されたパラメータに対して実行される設定動作およびご祝儀に対して実行される送信動作を達成すべく、ユーザAは、例えば、上記の方法によって、ご祝儀の設定ページに行き得る。しかしながら、「ご祝儀送信要求」は、異なるシナリオにおいてさまざま方法で理解され得る。一実施形態において、図9に示されるような、「ご祝儀」機能の項目および「祝日のご祝儀」機能の項目など、または、図12に示されるような「祝福の送信」オプションに対して、ユーザAによって実行されるトリガ動作が検出される場合、クライアント1は、ご祝儀送信要求が検出されることを理解し得る。その後、ターゲットユーザおよびご祝儀の金額などのようなパラメータは、ユーザAによる手動設定によって、または、クライアント1による自動決定によって決定され得る。別の実施形態において、ユーザAが上記のご祝儀の設定ページにおけるパラメータの設定を完了し、図10に示される「送信」オプションまたは図11に示される「ご祝儀の送信」オプションをトリガする場合、クライアント1は、ご祝儀送信要求が検出されることを理解し得、理解される必要がある全てのパラメータは、この時決定され得る。別の実施形態において、ユーザAが、図12に示されるプロンプトメッセージの「祝福の送信」オプションをトリガする場合、クライアント1は、ご祝儀送信要求が検出されることを理解し得る。確かに、「ご祝儀送信要求」は、他のさまざまな方法でも理解され得、本開示において限定されない。
【0073】
ご祝儀の設定ページにおいて、ユーザAは、上述のパラメータに加えて、他の任意のタイプのパラメータも設定し得、本開示において限定されないことを留意する。図8に示されるご祝儀の設定ページを例として取りあげることによって、ご祝儀の設定ページは、「ご祝儀の数」オプションを含み得、次に、ユーザAは、「ご祝儀の数」を設定することによって、サーバのご祝儀割り当て動作を制御し得る。例えば、ご祝儀の数が13である場合、割り当て先として13のグループメンバに割り当てるために、総額「10元」のご祝儀の金が、平均的にまたはランダムに13の部分に分けられ得ることが保証される。
【0074】
ステップ404:クライアント1が、ターゲットユーザ(本開示における割り当て先に相当)、ご祝儀の金額(本開示における割り当てられるべきオブジェクトに相当)、および送信時間(本開示における推奨時間に相当)を決定する。
【0075】
1.ターゲットユーザ
【0076】
ユーザAとユーザBとの間の1つのチャットの通信セッションのシナリオに関して、図11に示されるような、固有のピアユーザ、即ちユーザBのみがいるので、クライアント1は、ユーザAによって手動で設定することなく、デフォルトでユーザBをターゲットユーザと見なし得る。
【0077】
ユーザAおよびユーザBが属する「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションのシナリオに関して、多数のピアユーザがいる。一実施形態において、図8に示されるように、クライアント1は、ユーザAによって手動で設定することなく、デフォルトで「ハードウォーキンググループ」における全てのグループメンバをターゲットユーザとして追加し得る。別の実施形態において、図7に示されるように、ユーザAは、「ハードウォーキンググループ」における全てのグループメンバから手動で選択し得、選択されたユーザB、ユーザC、およびユーザDをターゲットユーザとして設定し得る。
【0078】
グループチャットの通信セッションのシナリオについては、例えば、図8に示される「ご祝儀の数」オプションを通じてユーザAによって設定されたご祝儀の数が「ハードウォーキンググループ」におけるグループメンバの数より少ない場合、クライアント1は、「真剣に働くグループ(seriously working group)」における全てのグループメンバにご祝儀を「つかみ取る」許可のみを承諾し得、サーバは、例えば、先着先順競合規則に従って、全てのグループメンバの間で競合(即ち、ご祝儀をつかみ取る)を実行し、その後、ご祝儀を取得するグループメンバは、上述のターゲットユーザであり(サーバは、対応するご祝儀の金をターゲットユーザに割り当てる必要がある)、その一方で、ご祝儀を取得しないグループメンバは、ターゲットユーザではない(サーバは、ご祝儀の金をご祝儀を取得しないグループメンバに割り当てる必要はない)。
【0079】
2.ご祝儀の金額
【0080】
一実施形態において、ユーザAは、ご祝儀の金額を手動で設定し得る。例えば、図7に示されるご祝儀の設定ページにおいて、ユーザAは、「1つのご祝儀の金額」の数値を設定し得、その結果、ご祝儀の金額は、全ての「受領者」に割り当てられる総額であり、即ち、図7におけるご祝儀の金額は、9,000元である。図8に示されるご祝儀の設定ページにおいて、ユーザAは、「総額」の数値を設定し得、ご祝儀の金額、即ち、総額は、10元である。図11に示されるご祝儀の設定ページにおいて、ユーザAは、金額の数値を設定し得、ご祝儀の金額、即ち、金額は、10元である。
【0081】
別の実施形態において、クライアント1は、ご祝儀の金額を自動的に生成し得る。例えば、クライアント1が図10に示されるご祝儀の設定ページを表示する場合、「祝日のご祝儀」に関連するご祝儀の設定ページにおける数推奨機能がデフォルトで有効状態であると仮定すると、クライアント1は、事前に定義された数推奨規則に従って、対応する推奨された金額(本開示における「推奨数」に相当)を主導的に生成し得、ご祝儀の金額と同じものを使用し得、例えば、図10におけるご祝儀の金額は、8.88元であり得る。確かに、ユーザAがクライアント1におけるご祝儀の金額を満たさない場合、ユーザAは、図10における「8.88元を置く」の右側の「更新」アイコンをトリガし得、よって、クライアント1は、ご祝儀の金額を再計算して更新する。
【0082】
確かに、他の実施形態において、クライアント1によってユーザAに推奨された金額を提供することも好ましく、ユーザAがクライアント1によって提供された推奨された金額を満たさない場合、クライアント1は、ユーザAが所望のご祝儀の金額を手動で入力するための入力ボックスをユーザAにさらに提供し得る。
【0083】
3.送信時間
【0084】
本実施形態において、クライアント1は、ユーザAによって実行された時間設定動作に従って、ユーザAによって手動で設定された送信時間を決定し得る。代替的に、クライアント1は、事前に定義された時間推奨規則に従って、ここでは送信時間としての時間推奨規則を満たす推奨時間を自動的に生成し得、よって、ユーザBがご祝儀を受信する時間は、推奨時間の前に発生しない。例えば、推奨時間が「18:18:18」である場合、ユーザBは、早くて「18:18:18」にご祝儀を受信するはずであり、「18:18:17」または他のより早い時間でご祝儀を受信できず、これにより、ご祝儀の送信時間の正確な制御を実現する。
【0085】
別の実施形態において、時間推奨規則は、第1の特性数値に対する推奨条件を含み得る。第1の特性数値は、多くのユーザが好む6,8,9などであり得、6,8,9などは「ラッキーナンバー」であり、対応する推奨時間は、いわゆる「縁起の良い時間」になる。例えば、「縁起の良い時間で送信」オプションは、図7、8、10および11などに示されるようなご祝儀の設定ページのそれぞれに含まれる。ユーザAが、「縁起の良い時間で送信」オプションを有効化する場合、クライアント1は、本開示の技術的解決手段に従って、上記の推奨時間を主導的に生成し得る。さらに、本実施形態において与えられる推奨時間は、「縁起の良い時間」であり得、よって、推奨時間における時間位置のそれぞれは、第1の特性数値であり、例えば、上記の推奨時間「18:18:18」は、それぞれの数値が18である「時」、「分」および「秒」などの時間位置を含む。確かに、推奨時間における異なる時間位置に異なる第1の特性数値が提供され得、例えば、推奨時間「10:18:18」において、「時」の時間位置は、数値10を有し、「分」の時間位置および「秒」の時間位置は、数値18を有する。図11に示されるご祝儀の設定ページを例として取りあげることによって、「縁起の良い時間で送信」オプションが有効化されていることが検出された場合、表示ボックス(図13において空白の表示ボックスとして示される)および図13に示される「縁起の良い時間の計算」オプションが表示され得る。さらに、「縁起の良い時間の計算」オプションに対して実行されるトリガ動作が検出された場合、図14Aに示される推奨時間「18:18:18」は、表示ボックス内に表示される。さらに、いくつかの関連する表示された情報が、上述の表示ボックスおよび「縁起の良い時間の計算」オプションの周囲に表示され得る。例えば、上方に示されるものは、現在の日付「本日:2017年1月28日」であり得、左側に示されるものは、「ご祝儀および祝福を送信するのに良い」であり得、および右側に示されるものは、「不運で落ち着きのないのは良くない」であり得、ならびに、表示された情報のこれらの部分は、現在の日付または現在の時間で変わり得る。
【0086】
別の実施形態において、時間推奨規則は、第2の特性数値に対する破棄条件を含み得る。第2の特性数値は、3、4、7などのような、ユーザに不快な数値、即ち「アンラッキーナンバー」であり得る。 言い換えれば、本実施形態において、第2の特性数値は、推奨時間から除外され得、よって、推奨時間の全ての時間位置の数値は、上記の第1の特性数値であり、従って、結果として得られる推奨時間は、いつでも「縁起の良い時間」である。
【0087】
クライアント1が上記の第1の特性数値および第2の特性数値を決定することを可能にすべく、ユーザAは、クライアント1を手動で設定し得、これにより、推奨時間の自動生成を実現する。代替的に、ユーザがご祝儀の送信時間を手動で設定する技術的解決手段は、関連技術に存在するので、各時間位置の数値の適用確率に従って、相対的に高い確率を有する数値を上記の第1の特性数値として設定し、相対的に低い確率を有する数値を上記の第2の特性数値として設定すべく、サーバは、送信時間に対するユーザの過去の設定データに対して統計的処理を実行し得る。さらに、第1の特性数値および第2の特性数値は、クライアント1にさらにプッシュされ、よって、クライアント1は、それに応じて対応推奨時間を生成し得る。
【0088】
別の実施形態において、クライアント1がサーバにプッシュされたプロンプトメッセージを受信し、プロンプトメッセージが、対応する関連付けられたユーザに関連する日付情報を含む、図12に示される実施形態については、時間推奨規則が日付情報に対するアプリケーション条件を含む場合、クライアント1がプロンプトメッセージに対する応答動作を検出する(例えば、クライアント1は、図12に示される「祝福の送信」オプションがトリガされることを検出する)場合に、日付情報に関連する推奨時間は、生成され得る。例えば、現在の日付が2017年1月28日であり、ユーザBの誕生日が、2017年1月28日の3日後である2017年1月31日であると仮定すると、推奨時間は、2017年1月31日のある時間であり得る。例えば、一実施形態において、推奨時間は、2017年1月31日のランダムな時間であり得る。別の実施形態において、推奨時間は、2017年1月31日の特定の時間、例えば、「2017年1月31日の08:08:08」であり得る。別の実施形態において、推奨時間は、上述の「第1の特性数値に対する推奨条件」または「第2の特性数値に対する破棄条件」を満たす2017年1月31日の時間であり得、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0089】
ユーザAが表示ボックス内に表示される推奨時間を満たさない場合、ユーザAは「縁起の良い時間の計算」オプションを再トリガし得、よって、クライアント1は、ユーザAが満足する推奨時間を取得するまで別の推奨時間を再計算する。確かに、ユーザAは、表示ボックスをトリガするような、予め設定された方法によって所望の推奨時間を手動で調節および設定もし得、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0090】
さらに、グループチャットの通信セッションのシナリオにおいて、同じグループに多くのグループメンバがいるので、複数のグループメンバによって使用される全てのクライアントが同じ送信時間を推奨することが可能であり、よって、グループメンバは、ご祝儀を受信する場合に、ご祝儀のいくつかを無視するかもしれず、その結果、全てのご祝儀を時間内に受信できるわけではない。この点については、ユーザAによって使用されるクライアント1を例として取りあげると、ユーザAが属する「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションのページ内で、ユーザAがご祝儀を送信すると仮定する。サーバがハードウォーキンググループの他のグループメンバによって送信されたご祝儀送信メッセージを受信したことを知るべく、クライアント1は、次に、サーバに問い合わせを開始し得る。ご祝儀送信メッセージは、クライアントによって生成され、他のグループメンバによって使用される推奨時間(即ち、使用された推奨時間)を含む。さらに、クライアント1は、時間推奨規則を満たす推奨時間を生成する場合、使用されたこれらの推奨時間を主導的に回避し得、これにより、同じグループ内の全てのご祝儀の送信時間が可能な限りずらされることを保証する。
【0091】
さらに、図8に示される実施形態については、関連技術において提供される「幸運なご祝儀」および「企業のご祝儀」などのご祝儀のタイプに関して、本開示は、上記の「縁起の良い時間で送信」オプションを追加し得、よって、「幸運なご祝儀」および「企業のご祝儀」などに対応するご祝儀の設定ページの「縁起の良い時間で送信」オプションを有効化することによって、「送信時間」は、対応するご祝儀送信メッセージに含まれ、即ち、上記の「縁起の良い時間のご祝儀」は取得される。それにもかかわらず、ご祝儀の設定ページ内で「縁起の良い時間で送信」オプションを追加する方法の使用に加えて、「幸運なご祝儀」および「企業のご祝儀」などのご祝儀のタイプと並列したご祝儀のタイプも、別々に提供され得る。例えば、図14Bに示される「縁起の良い時間のご祝儀」のタイプが、追加され得る。従って、ユーザAが「縁起の良い時間のご祝儀」に対応するご祝儀の設定ページを選択する場合、ご祝儀の設定ページは、表示ボックス、「縁起の良い時間の計算」オプション、現在の日付「本日:2017年1月28日」、左側に示される「ご祝儀および祝福を送信するのに良い」、右側に示される「不運で落ち着きのないのは良くない」、および図13および14Aに表示された情報と同様の他の表示された情報をそのまま含み得る。上述の他のご祝儀の設定ページが参照され得、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0092】
ステップ406:クライアント1が、サーバにご祝儀送信メッセージ(本開示におけるオブジェクト割り当てメッセージに相当)を送信する。
【0093】
ステップ408:サーバが、受信したご祝儀送信メッセージに基づいて、ソースユーザ(本開示における割り当て元に相当)、ターゲットユーザ、ご祝儀の金額、および送信時間を決定する。
【0094】
例示された実施形態において、同じグループにおける複数のグループメンバが同じ推奨時間を採用する課題を解決すべく、サーバは、以下の方法を採用し得る。同じグループにおける複数のグループメンバによって、グループに対してそれぞれ送信されるご祝儀送信メッセージが受信され、複数のオブジェクト割り当てメッセージに対応する推奨時間が同一である場合、最高金額のご祝儀を有するご祝儀送信メッセージが保持され、これらのご祝儀送信メッセージにおける他のご祝儀送信メッセージの処理がキャンセルされる。
【0095】
さらに、サーバは、ご祝儀送信メッセージの処理がキャンセルされたグループメンバにキャンセル通知を送信し得、その後、グループメンバは、キャンセル通知をトリガすることによって、最初のご祝儀送信メッセージにおけるご祝儀の金額を修正し得、その後、サーバに修正されたご祝儀送信メッセージを再伝送し得る。確かに、サーバは、ご祝儀送信メッセージが初めて送信されるのか、修正された後に送信されるか、という事実に注意を払う必要がなくてよく、ご祝儀送信メッセージを新たに受信したご祝儀送信メッセージとして処理するだけでよい。繰り返しの説明は、ここでは省略される。さらに、上記の処理を実行して、処理の間、同じ推奨時間および最高金額のご祝儀を有するご祝儀送信メッセージを選択するだけで、対応する複数のグループメンバは、この推奨時間の「使用する権利」のために競合し得、例えば、推奨時間が「縁起の良い時間」である場合、処理は、複数のグループメンバの「縁起の良い時間の入札」イベントとみなされ得る。
【0096】
確かに、キャンセル通知を受信したグループメンバはまた、対応するご祝儀送信メッセージの推奨時間を修正し得る。次に、サーバに修正されたご祝儀送信メッセージを再送信する。サーバは、修正されたご祝儀送信メッセージを新たに受信したご祝儀送信メッセージとして処理する。繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0097】
ステップ410:サーバが、クライアント1に対応する資金アカウント(本開示における割り当て元に対応するオブジェクトのセットに相当)からの対応するご祝儀の送金の金額(本開示における割り当てられるべきオブジェクトに相当)を凍結させる。
【0098】
例示された実施形態において、ターゲットユーザが対応するご祝儀の金を受け取ることができることを保証すべく、サーバは、クライアント1に対応する資金アカウントからの対応するご祝儀の送金の金額を前もって凍結させ得、これにより、ユーザAが、ご祝儀を送信した後および送信時間の前に、資金アカウントから送金することを防ぐ。代替的に、他の方法も、処理するのに使用され得る。例えば、ご祝儀の送金は、クライアント1に対応する資金アカウントから一時的な保管のための第三者の支払いプラットフォームに転送される。ターゲットユーザがご祝儀の金を受け取る必要がある場合、ユーザは、第三者の支払いプラットフォームからターゲットユーザに対応する資金アカウントに対応するご祝儀の金を直接転送する。
【0099】
確かに、ソースユーザの大部分は、ご祝儀を送信した後および送信時間の前に、資金アカウントから送金せず、さらに、金の欠如は、ご祝儀の受け取り失敗を引き起こすだけであり、金融セキュリティなどのような課題は存在せず、前もってご祝儀の送金を凍結させる、または転送する必要はなく、よって、ステップ410は実行される必要はない。
【0100】
ステップ412:サーバが、クライアント2にご祝儀の受け取り通知(取得通知に相当)を送信する。
【0101】
ステップ414:クライアント2が、受信したご祝儀の受け取り通知に従って、対応する送信時間を決定する。
【0102】
ステップ416:クライアント2が、送信時間に従って、ご祝儀の受け取り通知のトリガ許可を管理する。
【0103】
ステップ418:クライアント2が、トリガ許可が承諾された後に、ご祝儀の受け取り通知に対するトリガ動作を検出する。
【0104】
ステップ420:クライアント2が、ご祝儀の受け取り通知に対する検出されたトリガ動作に従って、サーバにご祝儀の受け取り要求(本開示におけるオブジェクト取得要求に相当)を送信する。
【0105】
ステップ422:サーバが、クライアント2にご祝儀の金を送金する。
【0106】
ステップ424:サーバが、クライアント1およびクライアント2に受け取り結果通知をそれぞれ送信する。
【0107】
本実施形態において、ユーザAからご祝儀送信メッセージを受信した後、サーバは、遅延することなく、ターゲットユーザとしてのユーザBに対応するクライアント2に、送られるべきご祝儀の金のご祝儀の受け取り通知を送信する。ご祝儀の受け取り通知は、クライアント1によって生成された送信時間を含み、よって、クライアント2は、送信時間の前のご祝儀の受け取り通知のトリガ許可を制限する。遅延が送信時間まで続く場合に、ご祝儀の受け取り通知に対するユーザBのトリガ許可は承諾され、よって、ご祝儀の受け取り要求は、ご祝儀の受け取り通知に対するユーザBのトリガ動作に基づいて、サーバに送信される。このように、上記の処理を通じて、クライアント2は、ユーザBが対応するご祝儀の金を受け取る場合、受け取り時間を制限し得、その結果、受け取り時間は、少なくともご祝儀の受け取り通知に含まれる送信時間より早くなく、これにより、ご祝儀の金を「縁起の良い時間で送信」することを実現する。同様に、ユーザAが多数のターゲットユーザを選択する場合、ターゲットユーザのそれぞれのクライアントは、クライアント2において採用した処理方法と同様の処理方法を使用し得、繰り返しの説明は、ここでは省略される。説明は、添付図面に併せて実施形態に基づいて行われる。
【0108】
本実施形態において、クライアント2がサーバによって送信されたご祝儀の受け取り通知を受信する場合、図15Aに示されるようなリマインダページが表示され得る。例えば、リマインダページは、図15Aにおいて「ハードウォーキンググループ」のグループチャットの通信セッションのページの上部領域に重ね合わせて表示される。これは、一方では、ユーザBがリマインダページをチェックすることを促進し、他方では、グループチャットの通信セッションのページの下部領域におけるリフレッシュされた通信メッセージを隠すことを回避し得る。確かに、リマインダページは、ポップアップウィンドウなどのような任意の形態も使用し得、本開示において限定されない。
【0109】
図15Aに示されるリマインダページにおいて、ユーザAからの「縁起の良い時間のご祝儀」の存在は、ユーザAのアバターおよび「ユーザAからの縁起の良い時間のご祝儀」のテキストを表示することによって示される(即ち、対応する送信時間、即ち、「縁起の良い時間」が存在する)。同時に、クライアント2は、ご祝儀の受け取り通知に含まれる送信時間を取得することによって、対応するカウントダウンを表示し得、例えば、図15Aに示されるカウントダウン情報は、送信時間まで「2時間59分20秒」残されていることを示す。
【0110】
さらに、リマインダページは、リマインダ設定オプションも含み得る。例えば、リマインダ設定オプションは、図15Aに示されるリマインダページの右上隅に配置される。リマインダ設定オプションがトリガされたことが検出された場合、クライアント2は、対応するご祝儀の受け取り通知に対するリマインダメッセージ(例えば、エンタープライズインスタントメッセージアプリケーション「DING TALK」については、リマインダメッセージは、「DING TALK」をサポートする「DINGメッセージ」であり得る)を作成し得る。リマインダメッセージのリマインダ時間は、第1の事前設定期間だけ送信時間を先行し、リマインダオブジェクトはユーザB自身である。例えば、リマインダメッセージが作成された後に、リマインダ設定オプションは、図15Aに示される「つかみ取りのリマインダ」から図15Bに示される「キャンセルリマインダ」(リマインダ設定オプションのクリックは、確立されている上記のリマインダメッセージをキャンセルし得る)に変化し得る。図15Bに示される「ご祝儀を開く5分前にDINGリマインダを送信」は、クライアント2が、上記の第1の事前設定期間を5分に設定し、リマインダ方法を「アプリケーション内で」と設定することを示し、即ち、クライアント2は、送信時間の5分前にクライアント2自身が送信したリマインダメッセージを受信し得る。
【0111】
確かに、リマインダメッセージは、他の方法によっても送信され得る。例えば、リマインダ方法が「ショートメッセージ」である場合、通信番号を使用する電子機器が、「DING TALK」でユーザBによってバインドされた通信番号に基づいて、送信時間の5分前に、対応するリマインダショートメッセージを受信し得る。リマインダ方法が「電話呼び出し」である場合、電子機器は、送信時間の5分前に呼び出され得、呼び出しが接続された後に、音声によってブロードキャストされるリマインダコンテンツを聞き得る。
【0112】
さらに、上記のリマインダページが図15Aおよび図15Bに示される通信セッションページに表示され得、よって、ユーザBなどのようなターゲットユーザは、縁起の良い時間のご祝儀が対応する通信セッションに存在することをそれに応じて決定し得ることを除いて、他の方法も、ターゲットユーザをリマインドするのに使用され得る。例えば、図16Aは、ユーザBによって使用されるクライアントのセッションリストのページを示し、セッションリストのページは、図16Aにおける、ユーザBとユーザ「Xiao Bai」との間の1つのチャットの通信セッションのセッションページの項目のような、ユーザBが関わっている通信セッションのセッションページの項目、「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションのセッションページの項目、および「プロジェクトX」グループに対応するグループチャットの通信セッションのセッションページの項目などを含む。「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションのセッションページの項目に対するトリガ動作が検出された場合、表示は、図15Aまたは図15Bに示される「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションの通信セッションページにスイッチし得る。図16Aに示されるように、縁起の良い時間のご祝儀が「ハードウォーキンググループ」に対応するグループチャットの通信セッションに存在する場合、リマインダアイコンは、対応するセッションページの項目の表示エリア内に表示され得(例えば、リマインダアイコンは、図16Aに示される「ご祝儀」アイコンであり得る)、よって、ユーザBは、通信セッションのそれぞれに対応する通信セッションページに立ち入ることなく、送信時間が失効していないご祝儀のリマインダを含む全ての通信セッションを決定し得る。同様に、図16Aに示されるセッションリストのページに基づいて、送信時間が失効していないご祝儀のリマインダは、ユーザ「Xiao Bai」に対応する通信セッションにも存在する。
【0113】
さらに、図16Aに示されるリマインダアイコンは、トリガされ得るタイプに設定され得る。このように、ユーザBが、例えば、「ハードウォーキンググループ」に対応するセッションページの項目におけるリマインダアイコンをトリガすることを検出した場合、図16Bに示されるようなポップアップウィンドウが表示され得、「ユーザAからの縁起の良い時間のご祝儀」のテキストおよび「2時間59分20秒」のカウントダウンなどは、ポップアップウィンドウ内表示され、ユーザBが、縁起の良い時間のご祝儀のソースユーザおよび送信時間までに残されている期間などのような情報を知ることを可能にする。
【0114】
本実施形態において、図15Aおよび図15Bに示されるリマインダページは、通信セッションページを常にある程度隠すので、クライアント2が、ユーザBがリマインダページの右下隅の「折り畳む」オプションをトリガすること検出した場合、リマインダページが閉じられ得、エントリアイコンが表示され、例えば、エントリアイコンは、図17に示される通信セッションページの右下隅の「ご祝儀」アイコンであり得る。このように、送信時間に達していない1つの「縁起の良い時間のご祝儀」のみが存在する場合、クライアント2は、エントリアイコンに対して実行されるトリガ動作を検出した場合に、対応するリマインダページをそのまま表示し得、即ち、図15Aまたは図15Bに示される状態に戻り、その一方で、送信時間に達していない多数の「縁起の良い時間のご祝儀」が同時に存在する場合、クライアント2は、エントリアイコンに対して実行されるトリガ動作を検出した場合に、図18に示される通知リストを表示し得、通知リストは、対応する送信時間が失効していない受信した全てのご祝儀の受け取り通知を含み、よって、ユーザBは、通知リストにおけるご祝儀の受け取り通知の全てを同時に迅速にブラウズし得、対応するリマインダメッセージの迅速な作成またはキャンセルしやすくするために、上記の「リマインダ設定オプション」が、通知リストにおける表示エリア内でご祝儀の受け取り通知のそれぞれに表示され得る。
【0115】
本実施形態において、上記のリマインダメッセージが作成されたか否かに関係なく、現在の時間が第2の事前設定期間だけ送信時間を先行する場合、送信時間に対するカウントダウンアイコンは、送信時間まで、ターゲットユーザのクライアントの他の表示されたコンテンツに重ね合わせて表示され得る。例えば、第2の事前設定期間が10秒であると仮定すると、ユーザAからの縁起の良い時間のご祝儀のカウントダウンまで10秒のみ残されている場合、クライアント2は、図19に示されるようなカウントダウンアイコンを表示し得、カウントダウンアイコンは、ユーザBの注目の焦点を得るべく、クライアント2によって示される通信セッションページなどのような、全ての他の表示されたコンテンツに重ね合わせられ、これは、特に、ご祝儀の数がターゲットユーザの総数より少ない場合に、ユーザBが縁起の良い時間のご祝儀を受け取り損なうことを効率的に回避し得る。確かに、ユーザBがより緊急なものを扱う必要がある場合、対応するカウントダウンアイコンの表示をキャンセルすべく、ユーザBは、図19の左上隅で「退出」をクリックし得る。
【0116】
本実施形態において、クライアント2は、通信セッションページに、受信したご祝儀の受け取り通知に対する、図20に示されるご祝儀のメッセージを表示し得る。さらに、ご祝儀のメッセージに対して実行されるトリガ動作を検出した場合、クライアント2は、図21に示されるご祝儀の受け取りページ(本開示における「オブジェクト要求ページに相当」)を表示し得る。ご祝儀の受け取りページにおける「受け取る」オプションに対して実行されるトリガ動作を検出した場合、クライアント2は、ご祝儀の受け取り通知に対して実行されるトリガ動作が検出されたことを決定する。上記から、本開示において、送信時間の前に、クライアント2は、ユーザBがご祝儀の受け取り通知に対するトリガ許可を管理することによって対応するご祝儀の金を受け取る場合、受け取り時間を制限すること、およびクライアント2は、さまざまな方法によって、ご祝儀の受け取り通知に対するトリガ許可を管理し得ることが理解され得る。ユーザAからの縁起の良い時間のご祝儀は、例として取りあげられる。
【0117】
一実施形態において、縁起の良い時間のご祝儀に対応する送信時間の前に、クライアント2は、図20に示されるご祝儀のメッセージを表示できない可能性があり、よって、ユーザBは、ご祝儀のメッセージをトリガすることができない。代替的に、クライアント2は、図20に示されるご祝儀のメッセージを表示し得、ご祝儀のメッセージに対してユーザBによって実行されるトリガ動作に基づいて、図21に示されるご祝儀の受け取りページを表示せず、よって、ユーザBは、ご祝儀の受け取りページにおける「受け取る」オプションをトリガできない。要約すれば、ご祝儀のメッセージまたはご祝儀の受け取りページの表示を制限することによって、ご祝儀の受け取り通知に対してユーザBによって実行されるトリガ動作が、クライアント2によって検出されない。
【0118】
別の実施形態において、クライアント2は、図20に示されるご祝儀のメッセージを表示し得、ご祝儀のメッセージに対してユーザBによって実行されるトリガ動作に基づいて、図21に示されるご祝儀の受け取りページを表示し得、ご祝儀の受け取り通知に対するトリガ動作を実行すべく、ユーザBが、ご祝儀の受け取りページにおける「受け取る」オプションをトリガする場合、クライアント2は、トリガ動作に対する応答をしないかもしれない。
【0119】
確かに、送信時間に、ご祝儀の受け取り通知に対するユーザBのトリガ許可を承諾することによって、クライアント2は、ご祝儀の受け取り通知に対してユーザBによって実行されるトリガ動作が検出された場合(例えば、図21に示されるご祝儀の受け取りページにおける「受け取る」オプションに対して実行されるトリガ動作が検出された場合)、サーバに対応するご祝儀の受け取り要求を送信し得、よって、サーバは、ユーザBに対応するご祝儀の金の少なくとも一部を送る。例えば、ユーザAが図8に示される「幸運なご祝儀」タイプを使用する場合、ご祝儀の金は、全てのターゲットユーザにランダムで割り当てられ得る。従って、クライアント2が、サーバによって返送された受け取り結果通知に従って、受け取り結果を以下のように決定すると仮定する。2.88元のご祝儀の金は、ユーザBに送信される。クライアント2は、次に、ユーザBが関連条件を知るべく、図22に示される結果表示ページにおける受け取り結果を表示し得る。
【0120】
図10に示される実施形態に関して、ユーザAが、ご祝儀を送る処理の間、クライアント1を通じて現在の時間に対応する祭日の情報を考慮に入れる場合(例えば、現在の時間が元日または元日に近いので、図10に示されるご祝儀の設定ページは、「明けましておめでとうございます」のピクチャおよび「明けましておめでとうございます、お元気で」のテキストなどを含む、祭日の情報に対する説明情報で設定される)、説明情報は、ステップ406のご祝儀送信メッセージに含まれ得、ステップ412のご祝儀の受け取り通知にさらに含まれ得、よって、クライアント2は、図22に示される結果表示ページに置き換えるべく、上記の「明けましておめでとうございます」のピクチャ、「明けましておめでとうございます、お元気で」のテキスト、および「元旦」に対する他の説明情報が表示される、図23に示される結果表示ページを表示し得る。確かに、クライアント2は、他のページ、例えば、ご祝儀の受け取りページに祭日の情報に対する説明情報も表示し得、本開示において限定されない。
【0121】
さらに、図22に示される結果表示ページを例として取りあげることによって、結果表示ページは、事前に定義された出発時に書かれたメッセージの情報も表示し得、次に、任意の出発時に書かれたメッセージの情報に対してユーザBによって実行された選択動作を検出した場合、クライアント2は、選択された出発時に書かれたメッセージの情報をユーザBによって入力された通信コンテンツとして使用して対応する通信メッセージを生成し得、対応する通信セッションページに対応する通信メッセージを送信し得る。例えば、ユーザBが「Aのおかげで、ランチをアップグレードできる」を選択する場合、図24は、送信される対応する通信メッセージを示す。クライアント2が、「*のおかげでランチをアップグレードできる」のような出発時に書かれたメッセージのテンプレートを事前に定義すること、サーバによって送信されたご祝儀の受け取り通知を受信した後、クライアント2は、ターゲットユーザの対応する名前を決定し、上記の出発時に書かれたメッセージのテンプレートのシンボル「*」をその名前に置き換えて対応する出発時に書かれたメッセージの情報を取得すること、および、クライアント2は、ユーザの名前を含まない出発時に書かれたメッセージの情報をそのまま表示するだけでよいことを留意する。このように、上記の出発時に書かれたメッセージの情報を表示することを通じて、ユーザBは、コンテンツの入力動作を実行することなく、出発時に書かれたメッセージの情報を単純に選択することによって、対応する通信セッションページにおいてクイックスピーチを作成でき、ユーザ操作を簡素化することおよび通信効率を向上させることに役立つ。
【0122】
本開示は、図4に示される一実施形態において提供される許可管理方法に加えて、他の処理方法をさらに提供し、ユーザBなどのようなターゲットユーザがご祝儀の金を受け取る場合、受け取り時間も制限し得、よって、受け取り時間は、ご祝儀の受け取り通知に含まれる送信時間より早くないことを留意する。
【0123】
別の実施形態において、ご祝儀送信メッセージを受信した後に、サーバは、遅延が対応する送信時間まで続く場合、クライアント2にご祝儀の受け取り通知を送信し得る。送信時間から、クライアント2は、関連技術と同様に、遅延することなく、ご祝儀の受け取り通知に対してユーザBによって実行されるトリガ動作に応答するだけでよく、ユーザBがご祝儀の金を受け取る受信時間が送信時間より早くないことを保証する。言い換えれば、本実施形態において、ご祝儀の受け取り通知の送信は、ユーザBがご祝儀の金を受け取る受信時間を制限するようサーバによって制御され、その一方で、クライアント2は、特別な処理手段を採用する必要はない。
【0124】
別の実施形態において、ご祝儀送信メッセージを受信した後に、サーバは、遅延することなくクライアント2にご祝儀の受け取り通知を送信し得、対応する送信時間である場合、ご祝儀の金に対するユーザBの取得許可を承諾し得る。言い換えれば、関連技術における従来の処理手段を含む、クライアント2によって使用されるさまざまな処理手段または図4に示される一実施形態における許可制御手段に関わらず、いずれの場合でも、サーバは、送信時間の前にご祝儀の金に対する取得許可を承諾しないので、たとえ、クライアント2が送信時間の前にご祝儀の受け取り要求をサーバに送信しても、ご祝儀の受け取り要求は、サーバによって応答されない。従って、ユーザBは、送信時間の前にご祝儀の金を受け取ることができず、これにより、ユーザBがご祝儀の金を受け取る取得時間の制御は、推奨時間の前に発生しない。
【0125】
図25は、本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て元に基づく電子機器のブロック図である。
【0126】
図25を参照すると、ハードウェアレベルで、電子機器は、プロセッサ2502、内部バス2504、ネットワークインタフェース2506、メモリ2508、および不揮発性メモリ2510を含み、言うまでもなく、他のサービスに必要とされるハードウェアも含み得る。プロセッサ2502は、不揮発性メモリ2510からの対応するコンピュータプログラムをメモリ2508に読み込み、次に、コンピュータプログラムを実行し、これにより、オブジェクト割り当てのためのデバイスを論理レベルで形成する。確かに、ソフトウェア実装に加えて、本開示は、論理デバイスまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどのような他の実装を除外しない。すなわち、以下の処理フローの実行は、各種論理ユニットに限定されず、他のハードウェアまたは論理デバイスによっても実行され得る。
【0127】
図26を参照すると、ソフトウェア実装において、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、設定部2601および送信部2602を含み得る。
【0128】
例示された実施形態において、設定部2601は、割り当て元のクライアントによって受信されるオブジェクト割り当て要求に従って、割り当てられるべきオブジェクトの数およびオブジェクト割り当て時間を設定するのに使用される。送信部2602は、サーバにオブジェクト割り当てメッセージを送信するのに使用され、オブジェクト割り当てメッセージは、割り当てられるべきオブジェクトの数およびオブジェクト割り当て時間を含み、割り当てられるべきオブジェクトの数は、サーバに、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから対応する割り当てられるべきオブジェクトの数を抽出するよう指示するのに使用され、オブジェクト割り当て時間サーバに、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間を制御するよう指示するのに使用され、よって、取得時間は、オブジェクト割り当て時間の前に発生しない。
【0129】
任意で、設定部2601は、オブジェクト割り当て要求に含まれる割り当てられるべきオブジェクトの数を取得することによって割り当てられるべきオブジェクトの数を設定し、または、割り当て元のクライアントによって、割り当てられるべきオブジェクトの数として事前に定義された数推奨規則を満たす推奨数を生成する。
【0130】
任意で、設定部2601は、オブジェクト割り当て要求に含まれるオブジェクト割り当て時間を取得することによってオブジェクト割り当て時間を設定し、または、割り当て元のクライアントによって、事前に定義された時間推奨規則を満たす推奨時間を生成する。
【0131】
任意で、設定部2601は、以下の処理を通じて事前に定義された時間推奨規則を満たす推奨時間を生成する。時間推奨規則が第1の特性数値に対する推奨条件を含む場合、時間位置のそれぞれが第1の特性数値であれば、推奨時間を生成し、時間推奨規則が第2の特性数値に対する破棄条件を含む場合、時間位置のそれぞれが第2の特性数値を使用することをやめれば、推奨時間を生成する。
【0132】
任意で、設定部2601は、以下の処理を通じて事前に定義された時間推奨規則を満たす推奨時間を生成する。サーバによって送信された、割り当て元の関連付けられたユーザのいずれに関連する日付情報を含むプロンプトメッセージを受信し、時間推奨規則が日付情報に対するアプリケーション条件を含む場合、プロンプトメッセージに対する応答動作が検出された場合に、日付情報に関連する推奨時間を生成する。
【0133】
任意で、設定部2601は、以下の処理を通じて事前に定義され時間推奨規則を満たす推奨時間を生成する。割り当て元に属する任意のグループに対するオブジェクト割り当て要求が開始された場合、任意のグループにおける他のグループメンバによってサーバに送信されたオブジェクト割り当てメッセージに従って、使用される対応する推奨時間を決定し、時間推奨規則を満たして、使用される推奨時間と異なる推奨時間を生成する。
【0134】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、オブジェクト割り当て要求の受信時間に対応する祭日の情報を決定するのに使用される情報決定部2603、祭日の情報に関連する説明情報を取得するのに使用される取得部2604、および割り当て先のクライアントに、割り当てられるべきオブジェクトの取得に関連するページの説明情報を表示するよう指示すべく、オブジェクト割り当てメッセージにおける説明情報を記録するのに使用される記録部2605をさらに含む。
【0135】
図27は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0136】
図27を参照すると、ハードウェアレベルで、電子機器は、プロセッサ2702、内部バス2704、ネットワークインタフェース2706、メモリ2708、および不揮発性メモリ2710を含み、言うまでもなく、他のサービスに必要とされるハードウェアも含み得る。プロセッサ2702は、不揮発性メモリ2710から対応するコンピュータプログラムをメモリ2708に読み込み、次に、コンピュータプログラムを実行し、これにより、オブジェクト割り当てのためのデバイスを論理レベルで形成する。確かに、ソフトウェア実装に加えて、本開示は、論理デバイスまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどのような他の実装を除外しない。すなわち、以下の処理フローの実行は、各種論理ユニットに限定されず、他のハードウェアまたは論理デバイスによっても実行され得る。
【0137】
図28を参照すると、ソフトウェア実装において、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、決定部2801、抽出部2802および制御部2803を含み得る。例示された実施形態において、決定部2801は、サーバによって受信されるオブジェクト割り当てメッセージに従って、割り当て元、割り当てられるべきオブジェクトの数、およびオブジェクト割り当て時間を決定するのに使用され、抽出部2802は、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出するのに使用され、および、制御部2803は、割り当てられるべきオブジェクトが割り当て先に割り当てられる場合、割り当て先が割り当てられるべきオブジェクトを取得する取得時間を制御するのに使用され、よって、取得時間がオブジェクト割り当て時間の前に発生しない。
【0138】
任意で、制御部2803は、オブジェクト割り当てメッセージを受信してオブジェクト割り当て時間まで遅延した後、割り当て先のクライアントに、割り当てられるべきオブジェクトに対する第1の取得通知を送信するのに特に使用される。第1の取得通知は、割り当て先のクライアントに、遅延することなく第1の取得通知に対するトリガ動作に応答するよう指示するのに使用される。または、制御部2803は、オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく割り当てられるべきオブジェクトに対する第2の取得通知を割り当て先のクライアントに送信するのに特に使用される。第2の取得通知は、オブジェクト割り当て時間まで遅延する場合、割り当て先のクライアントに、第2の取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を承諾するよう指示するためのオブジェクト割り当て時間を含む。または、制御部2803は、オブジェクト割り当てメッセージを受信した後、遅延することなく割り当てられるべきオブジェクトに対する第3の取得通知を割り当て先のクライアントに送信して、オブジェクト割り当て時間である場合、割り当てられるべきオブジェクトに対する割り当て先の取得許可を承諾するのに特に使用される。
【0139】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、さらに、同じグループの複数のグループメンバによって送信されたグループに対する複数のオブジェクト割り当てメッセージのそれぞれを受信して、複数のオブジェクト割り当てメッセージに対応するオブジェクト割り当て時間が同一である場合、割り当てられるべきオブジェクトの最大数を有するオブジェクト割り当てメッセージを保持し、複数のオブジェクト割り当てメッセージにおける他のオブジェクト割り当てメッセージの処理をキャンセルするのに使用される処理部2804を含む。
【0140】
図29は、本開示のいくつかの実施形態に従って、割り当て先に基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0141】
図29を参照すると、ハードウェアレベルで、電子機器は、プロセッサ2902、内部バス2904、ネットワークインタフェース2906、メモリ2908、および不揮発性メモリ2910を含み、言うまでもなく、他のサービスに必要とされるハードウェアも含み得る。プロセッサ2902は、不揮発性メモリ2910からの対応するコンピュータプログラムをメモリ2908に読み込み、次に、コンピュータプログラムを実行し、これにより、オブジェクト割り当てに対するデバイスを論理レベルで形成する。確かに、ソフトウェア実装に加えて、本開示は、論理デバイスまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどのような他の実装を除外しない。すなわち、以下の処理フローの実行は、各種論理ユニットに限定されず、他のハードウェアまたは論理デバイスによっても実行され得る。
【0142】
図30を参照すると、ソフトウェア実装で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、決定部3001、管理部3002、および送信部3003を含み得る。例示された実施形態において、決定部3001は、割り当て先のクライアントによって受信されたサーバからの取得通知に従って、取得通知に含まれるオブジェクト割り当て時間を決定するのに使用される。取得通知は、割り当て元から割り当て先に割り当てられるべきオブジェクトを割り当てるのに使用される。オブジェクト割り当て時間は、割り当て元によって設定された後取得される。管理部3002は、まだオブジェクト割り当て時間でない場合、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を制限し、オブジェクト割り当て時間である場合、取得通知に対する割り当て先のトリガ許可を承諾するのに使用される。送信部3003は、トリガ許可が既に承諾されている場合、割り当てられるべきオブジェクトの少なくとも一部を取得すべく、取得通知に対して実行される検出されたトリガ動作に従って、サーバにオブジェクト取得要求を送信するのに使用される。
【0143】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、取得通知を受信する場合、リマインダ設定オプションを含む対応するリマインダページを表示するのに使用されるページ表示部3004と、リマインダ設定オプションがトリガされることを検出する場合、取得通知に対するリマインダメッセージを生成するのに使用される生成部3005とをさらに含む。リマインダメッセージのリマインダ時間は、第1の事前設定期間だけオブジェクト割り当て時間を先行し、リマインダオブジェクトは、割り当て先である。
【0144】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、現在の時間が第2の事前設定期間だけオブジェクト割り当て時間を先行する場合、オブジェクト割り当て時間まで、割り当て先のクライアントで表示される他のコンテンツにオブジェクト割り当て時間に対するカウントダウンアイコンを重ね合わせて表示するのに使用されるカウントダウン表示部3006をさらに含む。
【0145】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、割り当て先のクライアント内にエントリアイコンを表示するのに使用されるアイコン表示部3007と、エントリアイコンがトリガされることを検出する場合、対応するオブジェクト割り当て時間が失効していない全ての受信した取得通知を含む、対応する通知リストを表示するのに使用されるリスト表示部3008とをさらに含む。
【0146】
図31は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法を図示するフロー図である。図31に示されるように、方法は、通信アプリケーションのサーバに適用され、方法は、以下のステップを含み得る。
【0147】
ステップ3102:グループのメンバにリソース推奨メッセージを送信する。リソース推奨メッセージは、事前に定義されたリソース推奨規則を満たす動作リソースの情報を含む。
【0148】
ステップ3104:リソース推奨メッセージに対して少なくとも1人のグループメンバによって返送されたリソースアプリケーションメッセージを受信する。リソースアプリケーションメッセージは、動作リソースに対するオブジェクトの規定量を含む。
【0149】
ステップ3106、最大のオブジェクトの規定量に対応する特定のグループメンバに動作リソースの使用許可を承諾し、よって、特定のグループメンバは、動作リソースを利用して任意のグループに対するオブジェクト割り当て動作を完了する。
【0150】
本実施形態において、動作リソースの合理的な承諾および割り当てという目標を達成すべく、サーバは、任意のグループのメンバが、任意のグループのグループメンバにリソース推奨メッセージを送信することによって、同じ動作リソースを競合して、より高い需要を有するグループメンバに動作リソースの使用許可を承諾することを可能にし得る。
【0151】
本実施形態において、動作リソースは、時間リソース、期間リソース、および地理的場所リソースのうちの少なくとも1つを含む。確かに、動作リソースは、オブジェクト割り当て動作を実行するための他動作リソースも含み得、本開示において限定されない。例えば、動作リソースが時間リソースを含む場合、対応する動作許可を承諾されたグループメンバのみが、時間リソースに対応する時間で、対応するグループに対するオブジェクト割り当て動作を実行でき、その一方で、対応するグループの他のグループメンバは、時間リソースを使用するができず、他の時間で、グループに対するオブジェクト割り当て動作を実行できるだけである。同様に、動作リソースが期間リソースを含む場合、対応する動作許可を承諾されたグループメンバのみが、期間リソースに対応する期間で、対応するグループに対するオブジェクト割り当て動作を実行できる。さらに、動作リソースが地理的場所リソースを含む場合、対応する動作許可を承諾されたグループメンバのみが、地理的場所リソースに対応する地理的場所で、対応するグループに対するオブジェクト割り当て動作を実行でき、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0152】
「ご祝儀の送信」シナリオが例として使用される。エンタープライズインスタントメッセージアプリケーション「DING TALK」における「ハードウォーキンググループ」に関して、サーバ(即ち、DING TALKサーバ)が、事前に定義されたリソース推奨規則に従って、対応する動作リソースの情報を決定できると仮定する。例えば、動作リソースが時間リソースである場合、事前に定義されたリソース推奨規則は、本開示の上述した実施形態における事前に定義された時間推奨規則であり得、決定された動作リソースは、上記の推奨時間であり得る。例えば、事前に定義された時間推奨規則が第1の特性数値に対する推奨条件を含む場合、例えば、第1の特性数値は、「縁起の良い時間の数」であり、その結果、上記の推奨時間は、「縁起の良い時間」であり得る(「縁起の良い時間」は、時間推奨規則に従って、サーバによって実行される主導的な計算を通じて取得され得、または「縁起の良い時間」は、時間推奨規則を満たすという条件で、事前に定義されたユーザによって、手動で設定され得ることを留意する)。以下では、サーバによって「縁起の良い時間」であると決定された動作リソースが、図を提供するための例として使用される。
【0153】
ユーザAが「ハードウォーキンググループ」のグループメンバであると仮定すると、図32は、ユーザAのDING TALKクライアントによって表示される対応するグループチャットの通信セッションのページであり得、グループチャットの通信セッションのページは、サーバに送信されたリソース推奨メッセージの表示コンテンツであり得る。コンテンツは、「縁起の良い時間:18:18:18」および縁起の良い時間に対するトリガオプション(例えば、図32における「入札」オプションとして示される)を含み得る。「入札」オプションに対するトリガ動作が検出された場合、図33に示される入札ページが表示され得(例えば、「ウィンドウ」の形式の入札ページが図33において使用される)、よって、ユーザAは、「入札価格」を設定し得る。さらに、DING TALKクライアントは、「入札確認」オプションに対して実行されるトリガ動作を検出する場合、サーバに、入札メッセージ(本開示における「リソースアプリケーションメッセージ」に相当)を返送し得、入札メッセージは、縁起の良い時間「18:18:18」に対してユーザAによって設定された入札価格(本開示における「オブジェクトの規定量」に相当)を含む。
【0154】
サーバは、グループメンバのそれぞれによって返送された入札メッセージを受信し得、グループメンバのそれぞれによって設定された入札価格を取得し得る。次に、サーバは、最も高い入札価格を提示するグループメンバに、縁起の良い時間「18:18:18」の使用許可を承諾し得る。例えば、ユーザAが最も高い入札価格を提示する場合、サーバは、ユーザAに図34に示されるような入札成功通知を送信して、ユーザAに「落札おめでとうございます」を知らせ得、次にユーザAは、入札成功通知をトリガすること(例えば、図34に示される「縁起の良い時間のご祝儀」をトリガすること)によって、図14Aに示されるようなご祝儀の設定ページ(または、「縁起の良い時間で送信」する機能をサポートする場合に限り、他のタイプのご祝儀の設定ページ)にスイッチし得る。「縁起の良い時間で送信」する機能は、入札から取得される「18:18:18」に自動的に設定され得る。金額は、ユーザAの入札価格「188.88元」に自動的に設定される。ユーザAは、「縁起の良い時間」および「金額」を主導的に修正してはいけない。確かに、ユーザAが、「縁起の良い時間」および「金額」を修正することを許可されている場合、その後、DING TALKクライアントは、入札から取得される上記の縁起の良い時間「18:18:18」の使用許可を取ることなく、一般的な縁起の良い時間のご祝儀としてご祝儀を送信し得る。
【0155】
サーバは、入札効率を向上させるべく、縁起の良い時間の入札に対する特定の入札規則を設定し得る。例えば、一実施形態において、サーバは、「ハードウォーキンググループ」における各グループメンバが対応する入札価格を設定した後、最も高い入札価格を提示したグループメンバが選択されて、対応する縁起の良い時間の使用許可が承諾されるのを規定し得る。各グループメンバは、n回の入札機会を有し得る(nは、1以上の整数であり、n=1の場合、グループメンバが入札価格を修正することを許可されていないことを示し、n>1の場合、グループメンバが入札価格をn-1回修正することを許可され得ることを示す)。別の実施形態において、サーバは、縁起の良い時間の入札に対する入札期間を設定し得る。例えばは、図33に示される入札ページは、「残り時間」、即ち、対応する縁起の良い時間の入札が後4分58秒で終わることを示す「00:04:58」の入札期間を含む。期間が終わった後、サーバは、最も高い入札価格に対応するグループメンバを選択し、対応する縁起の良い時間の使用許可を承諾する。各グループメンバは、入札期間内に少なくとも一回、入札価格を修正し得る。
【0156】
「入札期間」を提供することが例として使用される。ユーザAが入札を完了した後、図35に示されるリアルタイムの入札情報が表示され得る。リアルタイムの入札情報は、ユーザAの「リアルタイム入札ランキング」、「入札価格」、および「残り時間」などのような情報を含み得る。確かに、ユーザAの入札価格が図36に示されるように第1位に順位付けられていない場合、リアルタイムの入札情報は、「価格変更」オプションを含み得、よって、ユーザAは、図33に示されるような入札ページに行って、トリガオプションによって入札価格を変更し得る。さらに、ユーザAの入札価格がもともとは第1位に順位付けられていたが、他のユーザによって後に上回れた場合、リアルタイムの入札情報は、図37に示される「入札価格が上回れています!」を含み得、「入札価格更新」オプションを提供し得、よって、ユーザAは、図33に示されるような入札ページに行ってオプションに従って入札価格を変更し得る。
【0157】
入札価格の手動調整に加えて、DING TALKクライアントはまた、自動価格調整を実行するよう設定され得る。例えば、図38に示されるように、入札ページは、「切り札の保持」オプションを含み得、ユーザAがこのオプションを選択する場合、入札ページは、「毎回価格を上昇させる」オプションおよび「最高金額」オプションをさらに提供し得る。次に、サーバは、ユーザAの入札価格をそれに応じて自動的に設定し得る。例えば、毎回1元価格を上昇し、最高金額が200元である場合、ユーザAの入札価格より高い入札価格を提示する他のユーザが存在する場合に、その後、他のユーザの入札価格が最高金額、即ち、ユーザAによって設定された200元、を超えない限り、サーバは、ユーザAの入札価格を毎回1元単位で自動的に更新し得る。例えば、ユーザAのもともとの入札価格が188.88元であり、他のユーザHの入札価格が190元であると仮定すると、190>188.88なので、サーバは、もともとの入札価格に1元を追加してもともとの入札価格を189.88元に更新し得る。189.88<190、かつ、189.88<200なので、サーバは、継続的に1元を追加して入札価格を190.88元に更新する。190.88>190、かつ、190.88<200なので、サーバは、ユーザAの入札価格を更新することをやめる。ユーザAの入札価格は、最終的に190.88元に更新され、より高い入札価格が存在せず、ユーザAが対応する縁起の良い時間の使用許可を獲得できることを保証する。
【0158】
「ハードウォーキンググループ」の縁起の良い時間「18:18:18」の使用許可がユーザAに承諾され、その後、ユーザAは、縁起の良い時間「18:18:18」で「ハードウォーキンググループ」にご祝儀を送信できると仮定する。従って、その後に「ハードウォーキンググループ」に対するご祝儀送信メッセージを受信する処理において、サーバが、対応するソースユーザおよび適用された縁起の良い時間を決定することによって、例えば、ユーザFがサーバに縁起の良い時間「18:18:18」の使用許可を申請していることを発見した場合(即ち、適用された動作リソースの使用許可が既に承諾され、承諾されたオブジェクトが割り当て元と異なる)、縁起の良い時間「18:18:18」の使用許可は、ユーザAに既に承諾されているので、サーバは、ユーザFからのご祝儀送信メッセージの処理をキャンセルし得、すなわち、ユーザFは、縁起の良い時間「18:18:18」で「ハードウォーキンググループ」のご祝儀を送信できない。確かに、使用許可が承諾されていない他の縁起の良い時間をユーザFが申請する場合、その後、サーバは、ユーザFに適用された縁起の良い時間の使用許可を承諾し得る。
【0159】
上述のように、本開示における動作リソースは、時間リソースに加えて、多くの他のタイプのリソースも含み得る。例えば、動作リソースが期間リソースを含む場合、上記の「ご祝儀の送信」シナリオに関して、「ハードウォーキンググループ」における特定の期間の使用許可がユーザAに承諾された場合に、その後、ユーザAのみが、この期間の間に「ハードウォーキンググループ」にご祝儀を送信でき、その一方で、他のユーザは、この期間の間に「ハードウォーキンググループ」にご祝儀を送信することが制限され、これは、上記の「縁起の良い時間のご祝儀」と同様であり、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0160】
別の例としては、動作リソースが地理的場所リソースを含む場合、上記の「縁起の良い時間のご祝儀」と同様の「ご祝儀の場所」が実現され得る。図39に示されるように、サーバは、事前に定義されたリソース推奨規則に従って、対応する場所を決定し得る(場所は、事前に定義されたリソース推奨規則に従って、サーバによって実行される主導的な計算を通じて取得され得、または、場所はまた、事前に定義されたユーザ、例えば、事前に定義されたユーザは、グループオーナーまたはグループマネージャーなどであり得る、によって手動で設定され得る)。例えば、場所は、図39における「XXビル」であり得、「ハードウォーキンググループ」のグループメンバが、この場所で年次ミーティングを開催する必要がある場合、ユーザAなどのような「ハードウォーキンググループ」のグループメンバは、図39に示される「契約」オプションをトリガすることによって、場所「XXビル」の使用許可に入札し得る。例えば、ユーザAが、入札を通じて場所「XXビル」の使用許可を獲得したと仮定すると、年次ミーティングの間、ユーザAだけが、場所「XXビル」の周囲の特定の範囲内で、「ハードウォーキンググループ」においてご祝儀の送信動作を実行し得、その一方で、他のグループメンバは、上記の範囲の場合「ハードウォーキンググループ」においてご祝儀の送信動作の実行が制限される。上記の特定の入札処理に対する「縁起の良い時間の入札」が参照され得、繰り返しの説明は、ここでは省略される。
【0161】
図40は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。
【0162】
図40を参照すると、ハードウェアレベルで、電子機器は、プロセッサ4002、内部バス4004、ネットワークインタフェース4006、メモリ4008、および不揮発性メモリ4010を含み、言うまでもなく、他のサービスに必要とされるハードウェアも見掛け上含み得るようである。プロセッサ4002は、不揮発性メモリ4010からの対応するコンピュータプログラムをメモリ4008に読み込み、次に、コンピュータプログラムを実行し、これにより、オブジェクト割り当てのためのデバイスを論理レベルで形成する。確かに、ソフトウェア実装に加えて、本開示は、論理デバイスまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどのような他の実装を除外しない。すなわち、以下の処理フローの実行は、各種論理ユニットに限定されず、他のハードウェアまたは論理デバイスによっても実行され得る。
【0163】
図41を参照すると、ソフトウェア実装で、オブジェクト割り当てのデバイスは、送信部4101、受信部4102、および承諾部4103を含み得る。例示された実施形態において、送信部4101は、任意のグループのメンバに、リソース推奨メッセージを送信するのに使用される。リソース推奨メッセージは、事前に定義されたリソース推奨規則を満たす動作リソースの情報を含む。受信部4102は、リソース推奨メッセージに対して少なくとも1人のグループメンバによって返送されたリソースアプリケーションメッセージを受信するのに使用される。リソースアプリケーションメッセージは、動作リソースに対するオブジェクトの規定量を含む。承諾部4103は、最大のオブジェクトの規定量に対応する特定のグループメンバに、動作リソースの使用許可を承諾するのに使用され、よって、特定のグループメンバは、動作リソースを利用して、任意のグループに対するオブジェクト割り当て動作を完了する。
【0164】
任意で、動作リソースは、時間リソース、期間リソース、および地理的場所リソースのうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
任意で、オブジェクト割り当てのためのデバイスは、受信した任意のグループに対するオブジェクト割り当てメッセージに従って、割り当て元および適用された動作リソースの情報を決定するのに使用される決定部4104と、適用された動作リソースの使用許可が、割り当て元と異なるオブジェクトに既に承諾されている場合、オブジェクト割り当てメッセージの処理をキャンセルし、適用された動作リソースの使用許可が、承諾されていない場合、割り当て元に適用された動作リソースの使用許可を承諾するのに使用される処理部4105とをさらに含む。
【0166】
図42は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づくオブジェクト割り当てのための方法のフロー図である。図42に示されるように、方法は、通信アプリケーションのサーバに適用され、以下のステップを含み得る。
【0167】
ステップ4202:割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト事前割り当て要求を受信する場合、オブジェクト事前割り当て要求の送信ユーザが割り当て元であることが確認された場合に、オブジェクト事前割り当て要求に含まれる事前に割り当てられたオブジェクトの数を記録する。
【0168】
本実施形態において、関連技術における全ての本人確認手段は、本実施形態に適用され得る。例えば、オブジェクト事前割り当て要求の送信ユーザは、割り当て元のクライアントを通じて、サーバに確認パスワードを送信し得、次に、サーバは、確認パスワードを割り当て元に対応する事前に定義されたパスワードにマッチングすることによって、オブジェクト事前割り当て要求の送信ユーザが割り当て元であるかどうかを識別し得る。代替的に、割り当て元のクライアントが割り当て元によって使用される電子機器を実行する場合、割り当て元のクライアントは、電子機器の指紋識別モジュールを起動して、オブジェクト事前割り当て要求の送信ユーザの識別を実行し得る。次に、割り当て元のクライアントによって、識別結果をサーバにレポートする。
【0169】
本実施形態において、「ご祝儀の送信」シナリオが例として使用される。ユーザAが、例えば、DING TALKクライアント1を通じてユーザBにご祝儀を送信したい場合、サーバは、ご祝儀を送信するユーザがユーザA自身であることを保証する必要があり、ユーザAのアカウント内の金をユーザBのアカウントに転送することが必要なので、ユーザAの電子機器を失うまたはユーザAのアカウントが盗まれた後に、他人がユーザAであるふりをして、金を転送する状況を回避する必要がある。従って、上記の本人確認手段を通じて、サーバは、ご祝儀を送信するユーザがユーザA自身であるかどうかを決定し得る。
【0170】
ステップ4204:通信セッションのいずれかに対して割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト割り当てメッセージが受信された場合、オブジェクト割り当てメッセージに含まれる割り当てられるべきオブジェクトの数を決定する。
【0171】
ステップ4206:割り当てられるべきオブジェクトの数が残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きくない場合、オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザの本人確認を免除して、割り当てに対する割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当て先に割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出する。
【0172】
本実施形態において、本人確認の完了後にサーバがオブジェクト事前割り当て要求に含まれる事前に割り当てられたオブジェクトの数を記録することは、対応するオブジェクトの数を事前に認証することに相当する。従って、その後に受信されたオブジェクト割り当てメッセージに含まれる割り当てられるべきオブジェクトの数が、記録された事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きくない場合、割り当てメッセージによって要求されたオブジェクトが、上記の「事前に承認された」範囲に含まれることを示す。オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザは、本人確認を実行することなく、上記の割り当て元として直接決定される。
【0173】
実際、オブジェクト割り当てメッセージによって要求されるオブジェクトが上記の「事前に承認された」範囲を超えない限り、オブジェクト割り当てメッセージが既に承認されているとみなされ得る。従って、割り当て元は、本人確認処理に繰り返し参加する必要はなく、これは、割り当て元の動作を著しく簡素化する。「ご祝儀の送信」シナリオへの適用の間、ユーザAは、前もって一回本人確認をパスして特定の金額を「事前に承認」するだけでよく、その後、ユーザAは、その後に送信されるご祝儀の金額が、「事前に承認された」範囲の金額を超えない限り、対応する本人確認処理を免除され得、これは、ユーザAの動作を簡素化する。例えば、ユーザAは、前もって100元を「事前に承認」し得、その後、ユーザAがその後にご祝儀を送信するたびに、サーバが100元から対応するご祝儀の金額を減算し得、よって、次に送信されるべきご祝儀の中の金額が「事前に承認された」金の残金を超えない場合、ご祝儀は、本人確認することなく送信され得、その一方で、次に送信されるべきご祝儀の中の金額が「事前に承認された」金の残金を超える場合、ご祝儀は、通常の本人確認の完了後にだけ送信され得る。
【0174】
本実施形態において、オブジェクト事前割り当て要求は、割り当て元が参加する特定の通信セッションに向けられ得る。このように、アプリケーションソースのクライアントによって送信されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する場合、サーバは、オブジェクト割り当てメッセージが向けられている通信セッションに従って、通信セッションに対応する、残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数を決定して、本人確認が、オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザに対して実行される必要があるかどうかをそれに応じて決定する必要がある。
【0175】
代替的に、オブジェクト事前割り当て要求は、割り当て元が参加する全ての通信セッションに向けられ得る。このように、割り当て元のクライアントによって送信されるオブジェクト割り当てメッセージを受信した場合、オブジェクト割り当てメッセージが向けられる通信セッションに関わらず、サーバは、オブジェクト事前割り当て要求に対応する、残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数に従って、本人確認がオブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザに対して実行される必要があるかどうかを決定する。
【0176】
図42に示される実施形態は、上述の本開示の技術的解決手段の全て(例えば、図2に示される一実施形態におけるステップ204)に適用され得、よって、割り当て元のクライアントによって送信されるオブジェクト割り当てメッセージを受信する場合、サーバは、対応する割り当てられるべきオブジェクトの数を残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数と比較し得、その結果、割り当てられるべきオブジェクトの数が残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きくない場合、割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトが、オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザに対して本人確認を実行することなく、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから抽出され得、割り当てられるべきオブジェクトの数が残っている事前に割り当てられたオブジェクトの数より大きい、または、事前に割り当てられたオブジェクトが存在しない場合、割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトが、オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザに対する本人確認を実行した後にだけ、割り当て元に対応するオブジェクトのセットから抽出され得ることを留意する。
【0177】
図43は、本開示のいくつかの実施形態に従って、サーバに基づく電子機器を図示するブロック図である。図43を参照すると、ハードウェアレベルで、電子機器は、プロセッサ4302、内部バス4304、ネットワークインタフェース4306、メモリ4308、および不揮発性メモリ4310を含み、言うまでもなく、他のサービスに必要されるハードウェアも含み得る。プロセッサ4302は、不揮発性メモリ4310からの対応するコンピュータプログラムをメモリ4308に読み込み、次に、コンピュータプログラムを実行し、これにより、オブジェクト割り当てのためのデバイスを論理レベルで形成する確かに、ソフトウェア実装に加えて、本開示は、論理デバイスまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせなどのような他の実装を除外しない。すなわち、以下の処理フローの実行は、各種論理ユニットに限定されず、他のハードウェアまたは論理デバイスによっても実行され得る。
【0178】
図44を参照すると、ソフトウェア実装で、オブジェクト割り当てのデバイスは、記録部4401、決定部4402、および抽出部4403を含み得る。ここで、記録部4401は、割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト事前割り当て要求を受信する場合、オブジェクト事前割り当て要求の送信ユーザが割り当て元であることが確認された場合に、オブジェクト事前割り当て要求に含まれる事前に割り当てられたオブジェクトの数を記録するのに使用される。決定部4402は、通信セッションに対して割り当て元のクライアントによって送信されたオブジェクト割り当てメッセージを受信する場合、オブジェクト割り当てメッセージに含まれる割り当てられるべきオブジェクトの数を決定するのに使用される。抽出部4403は、割り当てられるべきオブジェクトの数が、事前に割り当てられたオブジェクトの残り数より大きくない場合、オブジェクト割り当てメッセージの送信ユーザに対する確認をスキップして、割り当てに対する割り当て元に対応するオブジェクトのセットから割り当て先に割り当てられるべきオブジェクトの数に対応する割り当てられるべきオブジェクトを抽出するのに使用される。
【0179】
上述した実施形態において説明されたようなシステム、デバイス、モジュールまたはユニットは、コンピュータチップもしくはエンティティによって、または特定の機能を有する製品によって特に具現化され得る。典型的な実装装置は、コンピュータであり、コンピュータは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、または、これらの装置のいくつかの装置のいずれかの組み合わせの特定の形態であり得る。
【0180】
典型的な機器構成において、コンピュータは、1または複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース、ネットワークインタフェース、およびメモリを含む。
【0181】
メモリは、非永続的なメモリの形式のコンピュータ可読媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または、リードオンリメモリ(ROM)またはフラッシュメモリ(フラッシュRAM)のような不揮発性メモリなどを含み得る。メモリは、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0182】
コンピュータ可読媒体は、任意の方法または技術によって情報記憶を実現できる永続的媒体および非永続的媒体、ならびに移動可能媒体および移動不可能媒体を含む。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムのモジュールまたは他のデータであり得る。コンピュータの記憶媒体の例は、これらに限定されないが、相変化メモリ(PRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的に消去可能でプログラム可能なリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、リードオンリ光ディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)もしくは他の光記憶装置、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされ得る情報を格納するのに使用され得る任意の他の非伝送媒体を含む。ここでの定義を考慮すると、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号および搬送波のような一時的なコンピュータ可読媒体(一時的な媒体)を含まない。
【0183】
「備える」、「含む」または任意の他の変形した用語は、非排他的に含むことを包含することが意図され、よって、一連の要素を含むプロセス、方法、商品、または装置は、それらの要素だけでなく、明示的に挙げられていない他の要素またはそのようなプロセス、方法、商品または装置に固有の要素も含むことにも留意すべきである。「1つの…を備え」という記述によって定義される要素は、さらに限定がなければ、その要素を含むプロセス、方法、商品またはデバイスにおいて、追加的な同一要素の存在を除外するものではない。
【0184】
例示的な実施形態は、ここで詳細に説明され、それらの例は、図面において示される。以下の説明では、図面を参照し、別段の指示がない限り、異なる図面における同じ番号は、同じまたは同様の要素を表している。以下の例示的な実施形態において説明される実装は、本開示と一致した全ての実施形態を代表するものではない。むしろ、それらは、添付の請求項において詳述されるような本開示のいくつかの態様と一致したデバイスおよび方法の例にすぎない。
【0185】
本開示に使用される用語は、特定の実施形態を説明するだけのためであり、本開示を限定するように意図されるものではない。本開示および添付の請求項において使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上そうでないと明確に示さない限り、複数形を含むようにも意図される。ここで使用されるような「および/または」という用語は、関連付けられて列挙された事項の1または複数の任意または全ての可能な組み合わせを指して、それらを包含することも理解されるべきである。
【0186】
開示において第1の、第2の、および第3のような用語を使用してさまざまなタイプの情報が説明され得るが、そのような情報は、これらの用語により限定されるべきではないことが理解されるべきである。これらの用語は、あるタイプ情報と別のタイプの情報を区別するのに使用されるだけである。例えば、本開示の範囲から逸脱することがなければ、第1の情報が第2の情報として参照されてもよく、同様に、第2の情報が第1の情報として参照されてもよい。文脈に依存して、ここで使用される「if」という用語は、「…場合、」または「…するとすぐに」または「…の決定に応じて」として解釈され得る。
【0187】
上記の説明は、本開示の好ましい実施形態のみを含み、本開示を限定することを意図されるものではない。本開示の主旨および原理内である任意の改変、均等置換、および改善例などは、本開示の保護範囲に含まれるべきである。
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