(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-18
(45)【発行日】2022-03-01
(54)【発明の名称】ビーム情報を指示および決定するための方法および装置、ならびに通信システム
(51)【国際特許分類】
H04B 7/06 20060101AFI20220221BHJP
H04B 7/08 20060101ALI20220221BHJP
【FI】
H04B7/06 950
H04B7/08 804
(21)【出願番号】P 2020507535
(86)(22)【出願日】2018-06-27
(86)【国際出願番号】 CN2018093180
(87)【国際公開番号】W WO2019029290
(87)【国際公開日】2019-02-14
【審査請求日】2020-02-14
(31)【優先権主張番号】201710686152.5
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 山枝
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ 韶▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
【審査官】吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/173163(WO,A1)
【文献】特表2020-516129(JP,A)
【文献】国際公開第2018/173239(WO,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,DL beam management,3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704229,2017年03月25日
【文献】Huawei, HiSilicon,General views on DL beam management,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1-1711636,2017年06月25日
【文献】Huawei, HiSilicon,DL beam management,3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708134,2017年05月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/06
H04B 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信端は、受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定するステップと、
前記送信端は、ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に基づいて、前記第1の送信ビームに対応する第1のBPL識別子を決定するステップと、
前記送信端は、前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信するステップと、
前記送信端は、前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信するステップと
を備え、
前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係があ
り、
前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含むことを特徴とするビーム情報を指示するための方法。
【請求項2】
前記送信端は、前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記送信端は、前記参考信号リソースにおいて、前記受信
端による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記送信端は、前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定することを特徴とする請求項
1に記載のビーム情報を指示するための方法。
【請求項3】
前記送信端は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を前記受信端に送信することを特徴とする請求項
1に記載のビーム情報を指示するための方法。
【請求項4】
受信端は、送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信するステップと、
前記受信端は、BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定するステップと、
前記受信端は、前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信するステップと
を備え、
前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係があ
り、
前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む
ことを特徴とするビーム情報を決定するための方法。
【請求項5】
前記受信端は、前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信することを特徴とする請求項
4に記載のビーム情報を決定するための方法。
【請求項6】
前記受信端は、前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報を受信し、
前記受信端は
、参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記受信端は、前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定することを特徴とする請求項
5に記載のビーム情報を決定するための方法。
【請求項7】
受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定するように構成された第1のユニットと、
ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に従って、前記第1の送信ビームに対応する
第1のBPL識別子を決定するように構成された第2のユニットと、
前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信するように構成された第3のユニットと、
前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信するように構成された第4のユニットと
を備え、
前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係があ
り、
前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む
ことを特徴とするビーム情報を指示するための装置。
【請求項8】
前記第2のユニットは、
前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記参考信号リソースにおいて、前記受信
端による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定することを特徴とする請求項
7に記載のビーム情報を指示するための装置。
【請求項9】
送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信するように構成された第5のユニットと、
BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定するように構成された第6のユニットと、
前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信するように構成された第7のユニットと
を備え、
前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係があ
り、
前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む
ことを特徴とするビーム情報を決定するための装置。
【請求項10】
コンピュータを請求項1または請求項4に記載の方法に従わせるコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特にビーム情報を指示および決定するための方法および装置、ならびに通信システムに関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2017年8月11日に中国特許局に提出し、出願番号が201710686152.5であり、発明名称が「ビーム情報を指示および決定するための方法および装置、ならびに通信システム」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【背景技術】
【0003】
現在、多入力多出力(MIMO)技術をさらに改善するために、大規模アンテナ技術が移動通信システムに導入されている。基地局の場合、大規模アンテナアレイには最大512個または1024個のアンテナ素子が搭載されている場合がある。フルデジタルアンテナを使用する場合、各アンテナ素子は1つの送受信ユニット(TXRU)に接続され、現時点で最大512または1024のTXRUが存在する場合がある。端末では、最大32/64のアンテナ素子を備えたアンテナアレイも構成できる。基地局側と端末側でビームフォーミングを行うことにより、ビーム損失によって生じる信号の減衰を補うために、巨大なビームフォーミングゲインを得ることができる。特に、高周波通信の経路損失(たとえば30GHzの周波数ポイント)は、低周波通信の経路損失よりも深刻であるため、無線信号のカバーエリアは非常に制限される。大規模アンテナのビームフォーミング技術により、無線信号のカバーエリアを実用範囲に拡大できる。
【0004】
アナログビームフォーミング性能をさらに改善するために、デジタルビームフォーミングの柔軟性とアナログビームフォーミングの低い複雑さの間のバランスを取ったデジタルアナログハイブリッドビームフォーミングの送受信スキームもある。複数のデータストリームと複数のユーザーの同時フォーミングをサポートする能力を有する。同時に、複雑さも合理的な範囲内で制御される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
送信端は、受信端が最適の受信効果を達成するために受信ビームを調整できるように、ビーム情報を指示する。ただし、大規模アンテナアレイを使用するシステムでは、ビーム数が256、1024以上に達することがあり、ビーム情報の示すには一度に8ビット、10ビット、またはそれ以上が必要である。したがって、ビーム情報の指示プロセスは高価で非効率的である。
【0006】
本出願の実施形態は、送信端と受信端との間でビーム情報を送信するオーバーヘッドを低減するために、ビーム情報を指示および決定するための方法および装置、ならびに通信システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を指示するための方法は、
送信端は、受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定するステップと、
前記送信端は、ビームペアリンク(BPL, beam pair link)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に基づいて、前記第1の送信ビームに対応する第1のBPL識別子を決定するステップと、
前記送信端は、前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信するステップと、
前記送信端は、前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信するステップとを備え、
前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係がある。
【0008】
本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、送信端でBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係を確立し、それに応じて受信端でBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係を確立することにより、ビーム情報の指示の場合、BPL識別子の指示のみを必要とし、受信端はBPL識別子のみに従って対応する受信ビームを決定できるため、ビーム情報の指示プロセス中のシステムオーバーヘッドを削減できる。
【0009】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI, channel state information-reference signal resource indicator)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0010】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法,前記送信端は以下の方式によって前記第1のマッピング関係を決定する:
前記送信端は、前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記送信端は、前記参考信号リソースにおいて、前記受信による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記送信端は、前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定する。
【0011】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、さらに、
前記送信端は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を前記受信端に送信する。
【0012】
第2の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を決定するための方法は、
受信端は、送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信するステップと、
前記受信端は、BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定するステップと、
前記受信端は、前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信するステップとを備え、
前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係がある。
【0013】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法,前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0014】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法では、前記受信端は、前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信する。
【0015】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法,前記受信端は、以下の方式によって前記第2のマッピング関係を決定する:
前記受信端は、前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報を受信し、
前記受信端は、前記参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記受信端は、前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定する。
【0016】
第3の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を指示するための装置は、
受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定するように構成された第1のユニットと、
ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に従って、前記第1の送信ビームに対応するBPL識別子を決定するように構成された第2のユニットと、
前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信するように構成された第3のユニットと、
第1の前記送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信するように構成された第4のユニットとを備え、
前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係がある。
【0017】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置,前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0018】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置では、前記第2のユニットは、以下の方式によって前記第1のマッピング関係を決定する:
前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記参考信号リソースにおいて、前記受信による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定する。
【0019】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置,前記第3のユニットはさらに、
BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を前記受信端に送信する。
【0020】
第4の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を決定するための装置では、
送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信するように構成された第5のユニットと、
BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定するように構成された第6のユニットと、
前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信するように構成された第7のユニットとを備え、
前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係がある。
【0021】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置,前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0022】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置,前記第6のユニットはさらに、
前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信する。
【0023】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記装置,前記第6のユニットは、以下の方式によって前記第2のマッピング関係を決定する:
前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報を受信し、
前記参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定する。
【0024】
第5の態様では、本出願の実施形態に係る通信システムは、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための装置と、および/または、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための装置を含む。
【0025】
第6の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を指示するための装置は、
プログラム命令を保存するように構成されたメモリと、
前記メモリに保存されたプログラム命令を呼び出し、取得したプログラムに従って上記任意のビーム情報を指示するための方法を実行するプロセッサとを備える。
【0026】
第7の態様では、本出願の実施形態に係るビーム情報を決定するための装置は、
プログラム命令を保存するように構成されたメモリと、
前記メモリに保存されたプログラム命令を呼び出し、取得したプログラムに従って上記任意のビーム情報を決定するための方法を実行するプロセッサとを備える。
【0027】
第8の態様では、本出願の実施形態は、前記ビーム情報を指示するための任意の方法または前記ビーム情報を決定するための任意の方法をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を格納する、コンピュータ記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本出願の実施形態に係るビーム情報を処理する(指示および決定することを含む)ための方法の流れ概略図である。
【
図2】本出願の実施形態に係るビーム情報を指示するための方法の流れ概略図である。
【
図3】本出願の実施形態に係るビーム情報を決定するための方法の流れ概略図である。
【
図4】本出願の実施形態に係るビーム情報を指示するための装置の構造概略図である。
【
図5】本出願の実施形態に係るビーム情報を決定するための装置の構造概略図である。
【
図6】本出願の実施形態に係る別のビーム情報を指示するための装置の構造概略図である。
【
図7】本出願の実施形態に係る別のビーム情報を決定するための装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明に係る実施例の目的、技術案及びメリットをより明確にするため、以下、本発明に係る実施例の図面を参考しながら、本発明に係る実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。説明した実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないのが明らかである。本発明の実施例に基づき、当業者は、創造性作業を行わない限りに得られた他の実施例は、全部本発明の保護範囲に属する。
【0030】
データ送信の前に、受信端が受信ビームを合理的に設定できるようにするために、送信端は、データチャネルまたは制御チャネル(データまたは制御チャネルの復調参考信号(Demodulation Reference Signal,DMRS))の送信ビームに関連する情報を受信端に通知する。通知方法の1つは、準コロケーション(Quasi-co-located,QCL)の仮定を受信端に伝えることである。つまり、空間パラメータ(空間的到来角の平均値、空間的到来角の広がり、空間的逸脱角の平均値、または空間的逸脱角の広がりなど)に関し、どの参考信号ポートが受信端のデータのDMRSポートまたは制御チャネルのDMRSポートとの間にQCL関係があるかを受信端に示す。2つの信号が1つの空間パラメータに関してQCLである場合、他の信号の空間パラメータは1つの信号の空間パラメータから推測できる(たとえば、2つの信号の空間パラメータは同じである)。送信端が受信端に、どの参考信号ポートが空間パラメータに関して受信端のデータまたは制御チャネルのDMRSとの間にQCL関係であるかを通知する場合、受信端はこれらの参考信号ポートに基づいて空間パラメータを推定でき、受信ビームを決定し、およびこれらの受信ビームを使用してデータまたは制御信号を受信する。
【0031】
本願の実施形態では、チャネル状態情報-参考信号(Channel State Information-Reference Signal,CSI-RS)である参考信号が例として取り上げられ、すなわち、送信端が受信端に、どのCSIリソースで送信された参考信号が空間パラメータに関して受信端のデータまたは制御チャネルのDMRSとの間にQCL関係であるかを通知する。たとえば、基地局(送信端)は端末(受信端)に対してN個のCSI-RSリソースを設定し、各CSI-RSリソースの信号は1つのビームで送信される。端末はN個のCSI-RSリソースを測定し、最高品質のQ個のCSI-RSリソースを選択し、Q個のCSI-RSリソースの識別子と品質インデックスを基地局にフィードバックする。品質指標は、参考信号受信電力(Reference Signal Receiving Power,RSRP)、または参考信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality,RSRQ)などである。基地局は、端末からフィードバックされた情報を受信し、これにより送信用の送信ビームを決定し、さらに、データまたは制御チャネルのDMRS QCLのCSI-RSリソースを決定する。基地局は、端末が適切な受信ビームを設定できるように、CSI-RSリソースインジケータ(CRI)情報を端末に送信する。
【0032】
大規模アンテナアレイを使用するシステムでは、ビーム数は256、1024以上に達する可能性があり、ビーム情報の指示には一度に8ビット、10ビット、またはそれ以上が必要になるため、本出願の実施形態は、ビーム情報を指示することによって引き起こされるシステムオーバーヘッドを低減するために、ビーム情報を指示するための方法を提供する。
【0033】
送信端を基地局として、受信端を端末(UE)として例にとると、
図1、示されるように、本出願の実施形態によって提供される、送信端と受信端との間のビーム情報を処理する方法、具体的には次のステップが含まれる。
【0034】
ステップS101:基地局は、端末に対してN個(N≧1)の参考信号リソースを設定する。
【0035】
参考信号リソースは、例えば、直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボル内のいくつかのリソース要素(Resource Element,RE)を含むいくつかの時間周波数リソースを含む。参考信号リソースは、時間領域で繰り返し発生する可能性がある。たとえば、特定の期間に応じて繰り返し発生したり、1つの期間に複数回発生したりする。
【0036】
ステップS102:基地局は、端末による測定および報告のために、設定された参考信号リソースで端末に参考信号を送信し、端末は測定結果を基地局に報告する。
【0037】
基地局側では:
P(P≧1)個のアンテナポートの参考信号は、各参考信号リソースにマッピングされ得る。異なる参考信号リソースから送信される参考信号は、異なるダウンリンク送信ビームを使用して送信できる。基地局に合計
【数1】
のダウンリンク送信ビームがあると仮定すると、各ダウンリンクビームはビームフォーミング重みのグループ1つに対応し、n番目のビームの送信ビームフォーミング重みは
【数2】
であり、kはビームフォーミング用のアンテナ要素の数であり、基地局のアンテナ要素の数よりも小さい。たとえば、1つのダウンリンクビームが送受信ユニットに接続されたk個のアンテナ素子からのみ送信される場合、ビームフォーミング用のアンテナ素子の数kは基地局のアンテナ素子の数よりも少なくなる。
【0038】
基地局は、対応するダウンリンク参考信号を送信するために、候補ダウンリンク送信ビームごとに参考信号リソースを選択する。たとえば、
【数3】
のダウンリンク送信ビームの場合、基地局は
【数4】
の参考信号リソースを設定でき、各ビームの参考信号は1つの参考信号リソースにマッピングされてから送信される。
【0039】
例えば、基地局が256個のダウンリンク送信ビームを有する場合、基地局は256個の参考信号リソースを設定し、各ビームの参考信号は1つの参考信号リソースにマッピングされてから送信される。各ダウンリンク送信ビームの参考信号は、当該ビームに対応するビームフォーミング重みを使用してビームフォーミングを行った後に参考信号がマッピングされる参考信号リソース上で送信される。
【0040】
任意選択で、特定の実施中、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を示すための上記の方法では、上記のN個の参考信号リソースは、定期的または半永続的なリソースであり、すなわち参考信号は、定期的に送信されるか、半連続的に送信される。
【0041】
端末側で:
端末は、基地局によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定する。端末の受信ビームは、候補受信ビームから選択されてもよい。端末には合計
【数5】
の受信ビームがあり、各受信ビームはビームフォーミング重みのグループ1つに対応し、n番目のビームのビームフォーミング重みは
【数6】
である。ここで、Lはビームフォーミング用のアンテナ要素の数であり、端末のアンテナの数よりも小さくすることができる。1つのCSI-RSリソース上の参考信号の場合、端末は各受信ビームを使用して参考信号の受信を試行し、CSI-RSリソースの受信ビームとして最も高い受信信号電力を持つ受信ビームを選択することができる。
【0042】
任意選択で、特定の実施中に、端末は各CSI-RSリソースに対応する受信ビームを格納し、もちろん、端末はいくつかのCSI-RSリソースに対応する受信ビームも格納することができ、これは限定されない。ここで、端末は、CSI-RSリソースインジケータ(CSI-RS Resource Indicator,CRI)と受信ビームとの間のマッピング関係を保存してもよい。
【0043】
任意選択で、特定の実施中に、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示ための上述の方法において、基地局は、リソース集合の方式で端末のCSI-RSリソースを設定することもできる。たとえば、基地局は端末のS個のCSI-RSリソース集合を設定する。s番目のリソース集合には、Ns個のCSI-RSリソースが含まれる。このように、CSI-RSリソースを識別するための複数の方法がある。これらの方法は、以下の例で説明する。
【0044】
方式I:
リソース集合インデックス+CSI-RSリソースインデックス:ここでのCSI-RSリソースインデックスは、集合内のCSI-RSリソースのインデックスを指す。また、各CSI-RSリソースは、リソース集合インデックス(Resource Setting Index,RSI)とCSI-RSリソースインデックス(つまり、CRI)という2つのインデックスによって唯一に決定される。
【0045】
方式II:
CSI-RSリソースインデックス:すべてのCSI-RSリソース集合内のCSI-RSリソースは均一にインデックス付けされる。
【0046】
採用された設定および識別方法に関係なく、CRIは、本出願の実施形態の以下の説明においてCSI-RSリソースのインデックスを表すために使用される。リソース集合インデックス+CSI-RSリソースインデックスの方式が採用されている場合、CRIは(RSI、CRI)に置き換えることができる。
【0047】
ステップS103:基地局は、ビームペアリンク(Beam Pair Link,BPL)識別子とCRIとの間のマッピング関係を確立する。
【0048】
BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を定義する。BPL識別子の数は、予め設定された値であってもよく、または基地局自体によって決定されてもよい。BPL識別子の数が基地局によって決定される場合、基地局はシグナリングを通じてその数を端末に通知する必要がある。一般に、BPL識別子の数は、ダウンリンク送信ビームの数よりもはるかに少ないである。たとえば、256個のダウンリンク送信ビームがある場合、BPL識別子の数は4または8である。
【0049】
BPL識別子がマッピングされるCRIは、端末によって報告される測定を通じて基地局によって決定され得、基地局は、端末によって報告される測定結果に従ってマッピングテーブルを作成する。
【0050】
マッピングテーブル内の各BPL識別子は、1つのCSI-RSリソース(CRIによって表される)にマッピングされる。異なるCSI-RSリソースは異なるダウンリンク送信ビームを介して送信されるため、異なるBPL識別子は異なるダウンリンク送信ビームを表す。
【0051】
以下の表1に示されるBPLマッピングの例では、表1のBPL識別子の数は2であり、BPL識別子「0」は、送信ビーム(Tx beam)0に対応するCRI0にマッピングされる。また、BPL識別子「1」は、送信ビーム1に対応するCRI1にマッピングされる。
【0052】
【0053】
特定の実施中、本願の実施形態により提供されるビーム情報を指示するための方法において、端末は、基地局により送信されたダウンリンク参考信号を受信し、Q個の参考信号リソースを選択する。
【0054】
以下は、端末が基地局によって送信される参考信号リソースを選択する方法を例示する。
【0055】
基地局によって送信された参考信号リソースを受信した後、端末は各参考信号リソースの受信信号を測定し、受信信号の品質を計算し、最高の受信品質のQ個の参考信号リソース(参照情報リソースが受信品質に応じて高から低にランク付けされた後のQ個の参照情報リソース)を選択する。受信品質の指標は、RSRPまたはRSRQなどである。
【0056】
任意選択で、特定の実施中に、Qの値は基地局によって決定され、端末に通知されるか、または端末自体によって決定されることができ、これは限定されない。たとえば、端末は、受信信号品質が特定のしきい値よりも大きい独立した実例の数に従ってQの値を決定できる。
【0057】
端末は、Q個の参考信号リソースの識別子を基地局にフィードバックする。
【0058】
例えば、N = 256(Nは基地局によって送信されたCSI-RSリソースの数である)およびQ = 2(Qは端末によって選択されたCSI-RSリソースの数である)とき、端末は、以下の表2に示すように、端末によって選択された2つのCSI-RSリソースの識別子、CRI、および対応するRSRPを報告する。
【0059】
【0060】
端末によって報告された情報を受信した後、基地局は、以下の表3に示すようなBPLマッピングテーブルを確立する(CRIのインデックスがxであり、対応する基地局の送信ビームのインデックスもxであると仮定する):
【0061】
【0062】
上述の基地局は、端末によって報告された情報を参照してBPLマッピングテーブルを確立し、これは、基地局が、端末によって報告された情報完全に従ってBPLマッピングテーブルを確立しないことを意味する。たとえば、端末が表2に示す内容に従って報告するという条件の下で、基地局は、たとえば、マルチユーザーペアリングの必要性などの事項を考慮して、以下の表3-1に示すように、BPL、CRI、および送信ビーム間のマッピング関係の表を確立できる。
【0063】
【0064】
ステップS104:基地局は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係のテーブルを端末に送信する。
【0065】
例えば、ステップS103に対応する以下の表4は、端末に送信される(送信ビームのインデックス情報は、基地局側にのみ格納され、端末に送信されない場合がある)。
【0066】
【0067】
任意選択で、特定の実施中に、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための方法において、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係の上述のテーブルは、高位層のシグナリングを通じて端末によって送信され得る。当該高位層のシグナリングは、たとえば、無線リソース制御(radio Resource Control,RRC)シグナリングまたはメディアアクセス制御(Media Access Control,MAC)層シグナリングである場合がある。
【0068】
ステップS105:端末は、基地局によって送信されたBPLとCRIとの間のマッピング関係のテーブルを受信し、最適の受信ビームを決定する。
【0069】
端末は、CRIと受信ビームとの間の格納されたマッピング関係に従って、BPL識別子と受信ビームとの間のマッピング関係を決定する。
【0070】
端末は、CRIと受信ビームとの間の格納されたマッピング関係に従って、BPL識別子と受信ビームとの間のマッピング関係を決定する。
【0071】
例えば、表5に示されるマッピング関係表が確立される。端末が合計8個の受信ビームを持っていると仮定すると、CSI-RSリソース24を受信するのに最適な受信ビームは受信ビーム4であり、CSI-RSリソース37を受信するのに最適な受信ビームは受信ビーム7である。端末は、以下の表5に示すマッピング関係を確立する。BPL識別子とCRIの間のマッピング関係は、基地局から端末によって取得される。
【0072】
【0073】
ステップS106:基地局は、端末のデータまたは制御チャネル送信をスケジュールする。
【0074】
基地局は、送信に使用される送信ビームを決定し、基地局側に格納されたBPL識別子と送信ビームとの間のマッピング関係を通して送信ビームに対応するBPL識別子を決定する。たとえば、表3に示すように、基地局が送信ビーム24を使用して端末にデータを送信することを決定した場合、対応するBPL識別子は「0」である。
【0075】
基地局は、端末に送信される制御情報で(例えばダウンリンク制御シグナリングで)、BPL識別子情報を運ぶ。たとえば、上記の例では、BPL識別子情報の値は「0」である。
【0076】
BPL識別子情報によって占有されるビットの数は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係におけるBPLの数によって決定される。たとえば、BPL識別子の数が2の場合、BPL識別子情報フィールドは1ビットを占有する。また、たとえば、BPL識別子の数が4の場合、BPL識別子情報フィールドは2ビットを占有する。
【0077】
端末は、基地局によって送信された制御情報のBPL識別子情報を受信し、BPL識別子と受信ビームとの間の格納されたマッピング関係を検索することにより、基地局によって送信されたデータまたは制御チャネルを受信するのに使用されるべき受信ビームを決定する。たとえば、上記の例では、BBPL識別子情報の値は「0」であり、端末は表5を参照して受信ビーム4を受信に使用することを決定する。
【0078】
上述の方法により、本出願により提供されるビーム情報を指示するための方法において、BPLとCRIとの間のマッピング関係を確立することにより、ビーム情報を示すプロセス中に占有されるリソースは制限される。ビーム情報の指示プロセスのシステムオーバーヘッドが削減される。
【0079】
任意選択で、特定の実施中、本出願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法において、ステップS103で、基地局は、端末から報告された測定結果によらなくても、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係も確立することができる。つまり、端末からの報告がある場合でも、基地局は、端末によって選択および報告されるCRIに制限されることなく、BPL識別子にマップされたCRIを選択できる。たとえば、上記の例では、端末はCRI 24およびCRI 37を選択して報告するが、マルチユーザー送信をより適切にサポートするために、基地局は上記の表3-1に示すマッピング関係を確立できる。
【0080】
したがって、上記のステップS101およびS102は、必ず実行する必要があるステップではない。
【0081】
任意選択で、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法において、基地局は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を更新することを決定することができる。例えば、端末が最新のCRI情報を報告すると、基地局はBPL識別子とCRIの間のマッピング関係を更新できる。BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係が更新された後、基地局は、BPL識別子とCRIとの間の更新されたマッピング関係を端末に送信する必要がある。
【0082】
任意選択で、特定の実施中に、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法では、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係をさまざまな方式で更新することができる。以下に例を挙げて説明する。
【0083】
方式I:完全に更新する。BPL識別子とCRI間のマッピング関係でのすべてのBPL識別子のマッピング関係が更新される。つまり、マッピングテーブル全体が更新される。マッピング関係が更新された後、基地局は新しいテーブルを端末に送信する。たとえば、表4全体が更新され、更新された表4が端末に送信される。
【0084】
方式II:部分的に更新。BPL識別子とCRIの間のマッピング関係では、BPL識別子のマッピング関係の一部のみを更新する必要があり、基地局はBPL識別子の更新されたマッピング関係のみを端末に送信できる。更新メッセージに含まれていないBPL識別子の場合、基地局と端末は以前のマッピング関係が存在すると想定する。たとえば、表4の最初の行のマッピング関係(CRI 24に対応するBPL 0)のみが更新される場合、最初の行の更新されたマッピング関係のみが送信され、デフォルトとしては、2行目のマッピング関係(BPL 1に対応するCRI 37)への変更はない。
【0085】
任意選択で、特定の実施中、本出願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上記の方法において、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係が端末に送信された後、基地局は、端末が受信ビームを変更せずに変更された送信ビームを正常に受信できる限り、BPL識別子にマッピングされた送信ビームを変更する。この場合、BPL識別子とCRIの間のマッピング関係は更新されない。つまり、基地局は更新メッセージを端末に送信する必要はない。同様に、端末がBPL識別子とCRIの間のマッピング関係を受信した後、端末はBPL識別子にマッピングされた受信ビームも変更できる。
【0086】
任意選択で、特定の実施中、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法において、基地局と端末との間の送受信関係を交換することができ、これは限定されない。上記の例では、基地局が送信端であり、端末が受信端であることも可能である。
【0087】
結論として、
図2を参照すると、送信端において、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を示す方法は、以下のステップを含む。
【0088】
ステップS201:送信端は、受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定する。
【0089】
明確な表現、および他の説明で言及された送信ビームと区別するために、送信端と受信端との間のデータまたはシグナリング送信に使用される送信ビームは、本明細書では第1の送信ビームと呼ばれる。それに対応して、受信端でも同じようになる。
【0090】
ステップS202:送信端は、ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に基づいて、第1のビームに対応するBPL識別子を決定する。ここで、受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係がある。
【0091】
ステップS203:送信端は前記第1のBPL識別子を受信端に送信する。
【0092】
明確な表現のため、および他の説明で言及されたBPL識別子と区別するために、送信端によって受信端に送信されるBPL識別子は、本明細書では第1のBPL識別子と呼ばれる。それに対応して、受信端でも同じようになる。
【0093】
ステップS204:送信端は、前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信する。
【0094】
任意選択で、特定の実施中、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法では、基地局側によって確立されるBPL識別子、CRI、および送信ビーム間のマッピング関係は上記の表1に示すマッピング関係など、第1のマッピング関係と呼ばれる。
【0095】
任意選択で、特定の実施中、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法では、端末側によって確立されたBPL識別子、CRI、および送信ビーム間のマッピング関係、たとえば上記の表5に示すマッピング関係などが、2番目のマッピング関係として参照されてもよい。
【0096】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0097】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、前記送信端は以下の方式によって前記第1のマッピング関係を決定する:
前記送信端は、前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記送信端は、前記参考信号リソースにおいて、前記受信による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記送信端は、前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定する。
【0098】
任意選択で、特定の実施中、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の方法において、測定結果は、基地局によって送信される参考信号リソースの品質に従って端末によって選択されるx個の参考信号リソースの識別子である。xは必要に応じて設定できる。たとえば、xは上記の表2に示す測定結果である。
【0099】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を指示するための方法では、前記送信端は、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係(例えば、上記の表4に示されるマッピング関係)を受信端に送信する。その後、マッピング関係の更新が含まれる場合、送信端は、BPL識別子とCRI間の更新されたマッピング関係を受信端に送信することもできる。
【0100】
それに対応して、
図3に示すように、受信端において、本出願は、以下のステップを含むビーム情報を決定するための方法も提供する。
【0101】
ステップS301:受信端は、送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信する。
【0102】
ステップS302:受信端は、BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定し、前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係がある。
【0103】
ステップS303:前記受信端は、前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信する。
【0104】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法,前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0105】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法では、
前記受信端は、前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信する。
【0106】
任意選択で、本出願の実施形態によって提供される上記ビーム情報を決定するための方法,前記受信端は、以下の方式によって前記第2のマッピング関係を決定する:
前記受信端は、前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報を受信し、
前記受信端は、前記参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記受信端は、前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定する。
【0107】
その後、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係の更新が含まれる場合、受信端は、送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間の更新されたマッピング関係を受信するステップをさらに含むことができる。BPL識別子とCRI間の更新されたマッピング関係を使用して、BPL識別子と受信端のCRI間のマッピング関係を更新する。
【0108】
上述の方法に対応して、本願の実施形態はまた、以下の装置を提供する。
【0109】
図4を参照すると、送信端において、本出願の実施形態は、ビーム情報を指示するための装置を提供する。
【0110】
当該装置は、
受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定するように構成された第1のユニット41と、
ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に従って、前記第1の送信ビームに対応する第1のBPL識別子を決定するように構成された第2のユニット42と、
前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信するように構成された第3のユニット43と、
前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信するように構成された第4のユニット44とを備える。
【0111】
前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係がある。
【0112】
任意選択で、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0113】
任意選択で、前記第2のユニット42は、以下の方式によって前記第1のマッピング関係を決定する:
前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記参考信号リソースにおいて、前記受信による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定する。
【0114】
任意選択で、前記第3のユニット43はさらに、
BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を前記受信端に送信する。
【0115】
図5に示されるように、受信端において、本出願の実施形態は、ビーム情報を決定するための装置を提供する。
【0116】
当該装置は、
送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信するように構成された第5のユニット51と、
BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記送信端によって指示されたBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定するように構成された第6のユニット52と、
前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信するように構成された第7のユニット53とを備える。
【0117】
前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係がある。
【0118】
任意選択で、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0119】
任意選択で、前記第6のユニットはさらに、
前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信する。
【0120】
任意選択で、前記第6のユニットは、以下の方式によって前記第2のマッピング関係を決定する:
前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報を受信し、
前記参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定する。
【0121】
図6に示されるように、送信端において、本出願の実施形態は、プロセッサ500および送受信機510を含む、ビーム情報を指示するための装置を提供する。
【0122】
プロセッサ500は、メモリ520内のプログラムを読み取り、以下のプロセスを実行するために使用される:
受信端との送信に使用される必要がある第1の送信ビームを決定し、
ビームペアリンク(BPL)識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係に従って、第1の送信ビームに対応する第1のBPL識別子を決定し、前記受信端にBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係があり、
送受信機510を通じて、前記第1のBPL識別子を前記受信端に送信し、
送受信機510を通じて、前記第1の送信ビームを使用して前記受信端に信号を送信する。
【0123】
任意選択で、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0124】
任意選択で、プロセッサ500は以下の方式によって前記第1のマッピング関係を決定する:
前記受信端に対して参考信号リソースを設定し、
前記参考信号リソースにおいて、前記受信による測定および報告のために、前記受信端に参考信号を送信し、
前記受信端の測定報告端の測定結果に基づいて前記第1のマッピング関係を決定する。
【0125】
任意選択で、前記プロセッサ500はさらに、
送受信機510を通じて、BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を前記受信端に送信する。
【0126】
送受信機510は、プロセッサ500の制御の下でデータを送受信する。
【0127】
ここで、
図6において、バスアーキテクチャは、いずれ数の相互接続するバス及びブリッジを備える。具体的に、プロセッサ500によって表される1つまたは複数のプロセッサ及びメモリ520によって表されるメモリの様々な回路をリンクすることにより形成される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路もリンクでき、さまざまな他の回路は当技術分野で周知であり、したがって、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機510は、伝送媒体を介して様々な他のデバイスと通信するためのユニットを提供するために、複数の要素、すなわち、送信機と受信機を含むことができる。プロセッサ500は、バスアーキテクチャを管理し、通常の処理を実行する役割を果たし、メモリ520は、プロセッサ500が動作を実行するときに使用されるデータを格納することができる。
【0128】
プロセッサ500は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、または複合プログラマブルロジックデバイス(complex Programmable Logic Device,CPLD)であってもよい。
【0129】
図7に示されるように、受信端において、本出願の実施形態は、プロセッサ600および送受信機610を含む、ビーム情報を決定するための装置と提供する。
【0130】
前記装置では、
プロセッサ600は、メモリ620内のプログラムを読み取り、以下のプロセスを実行するために使用される。
【0131】
送受信機610を介して送信端によって指示された第1のビームペアリンク(BPL)識別子を受信し、
BPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のBPL識別子に対応する第1の受信ビームを決定し、前記送信端にBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係があり、
送受信機610を介して前記第1の受信ビームを使用して前記送信端によって送信された信号を受信する。
【0132】
任意選択で、前記第1のマッピング関係は、BPL識別子、チャネル状態情報-参考信号リソースインジケータ(CRI)および送信ビーム間のマッピング関係を含み、
前記第2のマッピング関係は、BPL識別子、CRIおよび受信ビーム間のマッピング関係を含む。
【0133】
任意選択で、前記プロセッサ600はさらに、
送受信機610を介して前記送信端によって送信されたBPL識別子とCRIとの間のマッピング関係を受信する。
【0134】
任意選択で、前記プロセッサ600は、以下の方式によって前記第2のマッピング関係を決定する:
送受信機610を介して前記送信端によって送信された参考信号リソース設定情報;
送受信機610を介して前記参考信号リソースにおいて前記送信端によって送信された参考信号を受信し、各参考信号リソースに対応する受信ビームを決定し、CRIと受信ビームとの間のマッピング関係を決定し、
前記CRIと受信ビームとの間のマッピング関係および前記BPL識別子とCRIとの間のマッピング関係に基づいて、前記第2のマッピング関係を決定する。
【0135】
前記送受信機610は、プロセッサ600の制御の下でデータを送受信する。
【0136】
ここで、
図7において、バスアーキテクチャは、いずれ数の相互接続するバス及びブリッジを備える。具体的に、プロセッサ600によって表される1つまたは複数のプロセッサ及びメモリ620によって表されるメモリの様々な回路をリンクすることにより形成される。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路もリンクでき、さまざまな他の回路は当技術分野で周知であり、したがって、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機610は、複数の要素、すなわち送信機および受信機を含み、伝送媒体上の様々な他の装置と通信するユニットを提供することができる。異なるユーザー設備に対し、ユーザーインターフェース630は、所望のデバイスを外部および内部で接続することができるインターフェースであり得、接続されたデバイスは、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイク、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0137】
プロセッサ600は、バスアーキテクチャを管理し、通常の処理を実行する役割を果たし、メモリ620は、プロセッサ600が動作を実行するときに使用されるデータを格納することができる。
【0138】
選択可能で、プロセッサ600は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)または複合プログラマブルロジック装置(Complex Programmable Logic Device,CPLD)とすることができる。
【0139】
それに対応して、本願の実施形態は、本願の実施形態によって提供されるビーム情報を指示するための上述の装置、および/または本願の実施形態によって提供されるビーム情報を決定するための上述の装置を含む通信システムをさらに提供する。すなわち、本願の実施形態によって提供される通信システム(または通信装置とも呼ばれる)は、ビーム情報を指示するための上記の装置またはビーム情報を決定するための上記の装置の機能の全部または一部を有してもよい。
【0140】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の実施形態はまた、コンピュータ記憶媒体を提供する。当該コンピュータ記憶媒体は、不揮発性記憶媒体であり、前の実施形態で説明したように、ビーム情報を処理するフローをコンピュータに実行させるためのコンピュータ実行可能命令を格納する。
【0141】
結論として、本出願の実施形態によって提供される上記の解決策では、送信端でBPL識別子と送信ビームとの間の第1のマッピング関係を確立し、それに応じて受信端でBPL識別子と受信ビームとの間の第2のマッピング関係を確立することにより、ビーム情報の指示の場合、BPL識別子の指示のみを必要とし、受信端はBPL識別子のみに従って対応する受信ビームを決定できるため、ビーム情報の指示プロセス中のシステムオーバーヘッドを削減できる。
【0142】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システム或いはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである。さらに、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。また、当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0143】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム命令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム命令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0144】
これらのコンピュータプログラム命令は又、また、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、命令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の命令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0145】
これらコンピュータプログラム命令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム命令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される命令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0146】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0147】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0148】
41 第1のユニット
42 第2のユニット
43 第3のユニット
44 第4のユニット
51 第5のユニット
52 第6のユニット
53 第7のユニット
500 プロセッサ
510 送受信機
520 メモリ
600 プロセッサ
610 送受信機
620 メモリ
630 ユーザーインターフェース