(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-21
(45)【発行日】2022-03-02
(54)【発明の名称】Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法、Wi-Fiホットスポットデバイス、及びユーザ機器
(51)【国際特許分類】
H04W 76/10 20180101AFI20220222BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20220222BHJP
H04W 12/06 20210101ALI20220222BHJP
【FI】
H04W76/10 130
H04W84/12
H04W12/06
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020088534
(22)【出願日】2020-05-21
(62)【分割の表示】P 2017228413の分割
【原出願日】2013-11-19
【審査請求日】2020-06-05
(73)【特許権者】
【識別番号】517332063
【氏名又は名称】華為終端有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ジェン
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-246828(JP,A)
【文献】特開2013-150150(JP,A)
【文献】国際公開第2011/132761(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の電子デバイスと、
前記第2の電子デバイスに通信可能に結合された第1の電子デバイスと、を備え、
前記第1の電子デバイスは、
前記第2の電子デバイスに対応する無線ローカルエリアネットワーク認証情報(WLAN認証情報)に従って2次元バーコードを生成することであって、前記WLAN認証情報は、前記第2の電子デバイスと接続する認証のためのものである、生成することと、
前記2次元バーコードを前記第2の電子デバイスに送信することと、を実行するよう構成され、
前記第2の電子デバイスは、
前記第1の電子デバイスからの前記2次元バーコードを受信することと、
前記第2の電子デバイスの表示画面上に前記2次元バーコードを自動的に表示することと、を実行するよう構成され、
第3の電子デバイスは、
前記第3の電子デバイスのカメラを用いて、前記表示画面上に表示された前記2次元バーコードをスキャンすることと、
前記2次元バーコードから前記WLAN認証情報を自動的に抽出することと、
前記WLAN認証情報に従って、前記第2の電子デバイスとの自動の認証を完了することと、
認証が完了した場合に、前記第2の電子デバイスに接続することと、を実行するよう構成され
、
前記第2の電子デバイスは、ランダムに又は予め設定されたルールに従って、前記WLAN認証情報を動的に変更するように更に構成され、
前記第1の電子デバイスは、動的に変更されたWLAN認証情報に従って、前記2次元バーコードを動的に生成するように構成される
システム。
【請求項2】
前記第3の電子デバイスは、前記2次元バーコードから前記WLAN認証情報が抽出された後に、前記第2の電子デバイスに接続するように、前記第3の電子デバイスのユーザに命令するプロンプト情報を表示するように更に構成される
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記プロンプト情報は、ボタンを含み、前記第3の電子デバイスは、
前記ボタンに対する入力を受信し、
前記入力に応答して、前記WLAN認証情報に従って前記第2の電子デバイスとの前記認証を完了するように更に構成され、
前記第3の電子デバイスは、前記認証が完了した後に前記第2の電子デバイスに自動的に接続される
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第3の電子デバイスは、前記第2の電子デバイスへの接続の前に、前記第3の電子デバイスのWLAN機能を、前記第3の電子デバイスの前記WLAN機能がまだイネーブルにされていない場合に、自動的にイネーブルにするように更に構成される
請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記第3の電子デバイスは、前記2次元バーコードを第4の電子デバイスに送信するように更に構成される
請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記2次元バーコードは、クイックレスポンス(QR)コードを含む
請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記WLAN認証情報は、サービスセット識別子(SSID)、認証モード、または認証パスワードを含む
請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記第1の電子デバイスは、前記第2の電子デバイスからの前記WLAN認証情報を受信するように更に構成される
請求項1から
7のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
第2の電子デバイスと、
前記第2の電子デバイスに通信可能に結合された第1の電子デバイスと、を備え、
前記第1の電子デバイスは、
前記第2の電子デバイスに対応する無線ローカルエリアネットワーク認証情報(WLAN認証情報)に従って2次元バーコードを生成することであって、前記WLAN認証情報は、前記第2の電子デバイスと接続する認証のためのものである、生成することと、
前記2次元バーコードを前記第2の電子デバイスに送信することと、を実行するよう構成され、
前記第2の電子デバイスは、
前記第1の電子デバイスからの前記2次元バーコードを受信することと、
前記第2の電子デバイスの表示画面上に前記2次元バーコードを自動的に表示することと、を実行するよう構成され、
前記2次元バーコードは、第3の電子デバイスのカメラによってスキャンされるように構成され、これにより、前記WLAN認証情報は、前記第2の電子デバイスと前記第3の電子デバイスとの間の自動の認証のために、前記2次元バーコードから自動的に抽出され
、
前記第2の電子デバイスは、ランダムに又は予め設定されたルールに従って、前記WLAN認証情報を動的に変更するように更に構成され、
前記第1の電子デバイスは、動的に変更されたWLAN認証情報に従って、前記2次元バーコードを動的に生成するように構成される
システム。
【請求項10】
前記2次元バーコードは、クイックレスポンス(QR)コードを含む
請求項
9に記載のシステム。
【請求項11】
前記WLAN認証情報は、サービスセット識別子(SSID)、認証モード、または認証パスワードを含む
請求項
9または
10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1の電子デバイスは、前記第2の電子デバイスからの前記WLAN認証情報を受信するように更に構成される
請求項
9から
11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
第1の電子デバイスに対応する認証情報に従って2次元バーコードを
、第4の電子デバイスが生成する段階であって、前記認証情報は、前記第1の電子デバイスと接続する認証のためのものである、段階と、
前記2次元バーコードを前記第1の電子デバイスに
、前記第4の電子デバイスが送信する段階と、
前記2次元バーコード
を前記第1の電子デバイスが受信した後に、前記第1の電子デバイスの表示画面上に前記2次元バーコードを
、前記第1の電子デバイスが自動的に表示する段階と、
第2の電子デバイスのカメラを用いて、前記第1の電子デバイスの前記表示画面上に表示された前記2次元バーコードを
、前記第2の電子デバイスがスキャンする段階と、
前記第2の電子デバイス
が、前記2次元バーコードから前記認証情報を自動的に抽出する段階と、
前記認証情報に従って、自動の認証を
、前記第2の電子デバイスが完了する段階であって、前記認証が成功した後に、前記第2の電子デバイスは前記第1の電子デバイスに接続する、段階と、
前記第1の電子デバイスに対応する前記認証情報を、ランダムに又は予め設定されたルールに従って、前記第1の電子デバイスが動的に変更する段階と、
動的に変更された認証情報に従って、前記2次元バーコードを、前記第4の電子デバイスが動的に生成する段階と、
を備える
方法。
【請求項14】
前記第2の電子デバイスの表示画面上にプロンプト情報を
、前記第2の電子デバイスが表示する段階であって、前記プロンプト情報は、前記2次元バーコードからの前記認証情報の抽出が成功した後に、前記第1の電子デバイスに接続するように、前記第2の電子デバイスのユーザに命令する、段階をさらに備える
請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
前記プロンプト情報は、ボタンを含み、前記方法は、
前記ボタンに対する入力を
、前記第2の電子デバイスが受信する段階と、
前記ボタンに対する前記入力に応答して、前記認証情報に従って前記第1の電子デバイスとの前記認証を
、前記第2の電子デバイスが完了する段階であって、前記第2の電子デバイスは、前記認証が完了した後に前記第1の電子デバイスに自動的に接続される、段階と、をさらに備える
請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、前記第1の電子デバイスへの接続の前に、前記第2の電子デバイスのネットワーク接続機能を、前記第2の電子デバイスの前記ネットワーク接続機能がまだイネーブルにされていない場合に、
前記第2の電子デバイスが自動的にイネーブルにする段階をさらに備える
請求項
13から
15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は、前記第2の電子デバイス
が、前記2次元バーコードを第3の電子デバイスに送信する段階をさらに備える
請求項
13から
16のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信の分野に関し、具体的には、ワイヤレスフィディリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)ホットスポットデバイスに接続するための方法、Wi-Fiホットスポットデバイス、及びユーザ機器(User Equipment、UE)に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットに接続すべく、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し、Wi-Fiホットスポットデバイスを用いるUEは、非常に成熟した技術である。ユーザがUEを用いてWi-Fiホットスポットデバイスに接続する場合に、ユーザは、UEによって現在見つけられる複数のホットスポットデバイスから、特定のWi-Fiホットスポットデバイスを選択し、次に認証モード又は認証パスワードなどの対応する認証情報をUEに入力する必要があり、そしてUEは、対応する認証情報を用いることによって認証された後にのみ、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。そのような接続態様において、ユーザは、いくつかの操作を実行する必要があり、これが、不都合をもたらし、ユーザエクスペリエンスを阻害する。
【発明の概要】
【0003】
本発明の複数の実施形態は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法、Wi-Fiホットスポットデバイス、及びユーザ機器を提供し、これによりユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0004】
第1態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法が提供される。方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する段階であって、2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる、生成する段階と、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによってユーザ機器UEに2次元バーコードを提示する段階とを含む。
【0005】
第1態様に関し、第1の可能な実施例において、方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報を動的に更新する段階をさらに含み、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する段階は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成する段階を含む。
【0006】
第1態様又は第1態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0007】
第2態様に従って、ワイヤレスフィディリティWi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法が提供される。方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する段階であって、2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる、生成する段階と、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する段階であって、管理アプリケーションプログラムは、別のユーザ機器UEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる、設定する段階とを含む。
【0008】
第2態様に関し、第1の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0009】
第2態様又は第2態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報を動的に更新する段階をさらに含む。Wi-Fiホットスポットデバイスにより、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する段階は、Wi-Fiホットスポットデバイスにより、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを動的に生成する段階を含む。
【0010】
第2態様、又は、第2態様の第1の可能な実施例又は第2の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0011】
第3態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法が提供される。方法は、ユーザ機器UEにより、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する段階と、UEにより、Wi-Fi認証情報に従ってWi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了し、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する段階とを含む。
【0012】
第3態様に関し、第1の可能な実施例において、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成される。
【0013】
第3態様に関し、第2の可能な実施例において、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理デバイスによって生成される。
【0014】
第3態様、又は、第3態様の第1の可能な実施例又は第2の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、UEにより、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する段階は、UEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する段階を含む。
【0015】
第3態様、又は、第3態様の第1の可能な実施例又は第2の可能な実施例に関し、第4の可能な実施例において、UEにより、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する段階は、UEにより、別のUEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する段階を含み、2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0016】
第3態様の第4の可能な実施例に関し、第5の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0017】
第3態様、又は、第3態様の第1の可能な実施例から第5の可能な実施例の任意の態様に関し、第6の可能な実施例において、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する段階の前に、方法は、UEにより、UEのWi-Fi機能がイネーブルか否かを調べる段階と、Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、UEにより、Wi-Fi機能をイネーブルにする段階とをさらに含む。
【0018】
第3態様、又は、第3態様の第1の可能な実施例から第6の可能な実施例の任意の態様に関し、第7の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0019】
第4態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスが提供される。Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを生成するよう構成された生成ユニットであって、2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる、生成ユニットと、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、ユーザ機器UEに2次元バーコードを提示するよう構成された提示ユニットとを含む。
【0020】
第4態様に関し、第1の可能な実施例において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、更新ユニットをさらに含む。更新ユニットは、Wi-Fi認証情報を動的に更新するよう構成され、生成ユニットは、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成するよう特に構成される。
【0021】
第4態様又は第4態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0022】
第5態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスが提供される。Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成するよう構成された生成ユニットであって、2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる、生成ユニットと、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定するよう構成された設定ユニットであって、管理アプリケーションプログラムは、別のユーザ機器UEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる、設定ユニットとを含む。
【0023】
第5態様に関し、第1の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0024】
第5態様又は第5態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、更新ユニットをさらに含む。更新ユニットは、Wi-Fi認証情報を動的に更新するよう構成され、生成ユニットは、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成するよう特に構成される。
【0025】
第5態様、又は、第5態様の第1の可能な実施例又は第2の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0026】
第6態様に従って、ユーザ機器が提供される。ユーザ機器は、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出するよう構成された抽出ユニットと、Wi-Fi認証情報に従ってWi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了し、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するよう構成された接続ユニットとを含む。
【0027】
第6態様に関し、第1の可能な実施例において、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成される、又は2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理デバイスによって生成される。
【0028】
第6態様又は第6態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、抽出ユニットは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出するよう特に構成される。
【0029】
第6態様又は第6態様の第1の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、抽出ユニットは、別のユーザ機器UEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出するよう特に構成される。2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0030】
第6態様の第3の可能な実施例に関し、第4の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0031】
第6態様、又は、第6態様の第1の可能な実施例から第4の可能な実施例の任意の態様に関し、第5の可能な実施例において、接続ユニットは、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、UEのWi-Fi機能がイネーブルか否かを調べ、Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、Wi-Fi機能をイネーブルにするようさらに構成される。
【0032】
第7態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスが提供される。Wi-Fiホットスポットデバイスは、メモリとプロセッサと表示画面とを含む。メモリは、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサは、メモリに格納された実行可能命令を実行し、またWi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成して、表示画面を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示するよう構成される。2次元バーコードは、Wi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる。
【0033】
第7態様に関し、第1の可能な実施例において、プロセッサは、Wi-Fi認証情報を動的に更新し、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成するようさらに構成される。
【0034】
第7態様又は第7態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわちSSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0035】
第8態様に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスが提供される。Wi-Fiホットスポットデバイスは、メモリとプロセッサとを含む。メモリは、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサは、メモリに格納された実行可能命令を実行し、またWi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定するよう構成される。2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる。管理アプリケーションプログラムは、別のユーザ機器UEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる。
【0036】
第8態様に関し、第1の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0037】
第8態様又は第8態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、プロセッサは、Wi-Fi認証情報を動的に更新して、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成するようさらに構成される。
【0038】
第8態様、又は、第8態様の第1の可能な実施例又は第2の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含む。
【0039】
第9態様に従って、UEが提供される。UEは、メモリとプロセッサとを含む。メモリは、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサは、メモリに格納された実行可能命令を実行し、また2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出し、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了し、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するよう構成される。
【0040】
第9態様に関し、第1の可能な実施例において、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成される、又は2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理デバイスによって生成される。
【0041】
第9態様又は第9態様の第1の可能な実施例に関し、第2の可能な実施例において、UEはカメラをさらに含む。プロセッサは、カメラを制御して、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンし、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する。
【0042】
第9態様又は第9態様の第1の可能な実施例に関し、第3の可能な実施例において、プロセッサはカメラを制御して、別のUEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンし、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する。2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0043】
第9態様の第3の可能な実施例に関し、第4の可能な実施例において、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作する。
【0044】
第9態様、又は、第9態様の第1の可能な実施例から第4の可能な実施例の任意の態様に関し、第5の可能な実施例において、接続ユニットは、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、UEのWi-Fi機能がイネーブルか否かを調べ、Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、Wi-Fi機能をイネーブルにするようさらに構成される。
【0045】
本発明の複数の実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成し、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示し、これにより、UEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得るので、ユーザはWi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要はなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
本発明の複数の実施形態において、複数の技術的解決手段をより明確に説明すべく、本発明の複数の実施形態を説明するために必要とされる複数の添付図面を以下簡潔に紹介する。以下の説明における複数の添付図面は、本発明の複数の実施形態のいくつかを示すだけに過ぎず、当業者はそれでも、創造的な努力なしにこれらの添付図面から他の複数の図面を導き出し得ることは明らかである。
【0047】
【
図1】本発明の一実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
【0048】
【
図2】本発明の一実施形態による、2次元バーコードの概略図である。
【0049】
【
図3】本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
【0050】
【
図4】本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
【0051】
【
図5】本発明の一実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
【0052】
【
図6】本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
【0053】
【
図7】本発明の一実施形態による、UEの概略ブロック図である。
【0054】
【
図8】本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
【0055】
【
図9】本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
【0056】
【
図10】本発明の別の実施形態による、UEの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
本発明の複数の実施形態における複数の添付図面を参照して、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決手段を以下に明確且つ完全に説明する。説明された複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態の一部であり、それらの全てではないことは明らかである。本発明の複数の実施形態に基づいて、当業者によって創造的な努力なしに取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0058】
本発明の複数の実施形態において、ユーザ機器(User Equipment、UE)は、モバイル端末(Mobile Terminal、MT)、モバイルユーザ機器などとも称されるが、無線アクセスネットワーク(例えば、Radio Access Network、RAN)を用いることによって、1又は複数のコアネットワークと通信し得る。ユーザ機器は、携帯電話(「セルラー」電話とも称される)やモバイル端末付きコンピュータなどのモバイル端末であってよい。例えば、ユーザ機器は、携帯型、ポケットサイズ型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型のモバイル装置であってよい。例えば、UEの製品形態は、携帯電話、タブレットコンピュータ、又は同種のものを含んでよい。あるいは、スマートウォッチ又はスマートグラスなどのスマートウェアラブルデバイスであってもよい。
【0059】
図1は、本発明の一実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
図1の方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスによって実行される。Wi-Fiホットスポットデバイスは、無線ルータ、モバイルWiFi、又は別の製品形態でWi-Fiホットスポットとして用いられ得るデバイスを含んでよい。
【0060】
110.Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する。2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に認証用に用いられる。
【0061】
120.Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示する。
【0062】
Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に2次元バーコードを提示し得て、これにより、UEは、提示された2次元バーコードを読み取り得る。例えば、UEは、例えば、既存のソフトウェア「Barcode Scanner」を用いることによって、2次元バーコードをスキャンするサードパーティアプリケーションを用いることにより、2次元バーコードをスキャンしてよい。
【0063】
Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する既存プロセスにおいて、ユーザは、Wi-Fi認証情報を記憶又は記録して、そのような情報をUEに手動で入力する必要があり、これが不満足なユーザエクスペリエンスの原因となる。しかしながら、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、2次元バーコードをUEに提示し得る。従って、UEは、2次元バーコードからWi-Fi認証情報を抽出して、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得るので、ユーザは認証情報を手動で入力する必要がない。これにより、ユーザの操作が低減され、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0064】
さらに、現在、いくつかのWi-Fiホットスポットデバイスの認証モードは、「Open」、すなわち、ユーザはパスワードをUEに入力する必要がないモードに設定されているので、UEは、Wi-Fiホットスポットデバイスを見つけた後に、Wi-Fiホットスポットデバイスに直接接続し得る。そのようなやり方において、ユーザは、対応する認証情報をUEに入力する必要がないが、これは、パスワード保護がないので極めて危険である。しかしながら、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成し、これにより、UEは、2次元バーコードに従ってWi-Fiホットスポットデバイスに接続する。これは、パスワード不要モードと比較すると、Wi-Fiネットワークのセキュリティをさらに保証し得る。
【0065】
従って、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示する。これにより、UEは、2次元バーコードに従ってWi-Fiホットスポットデバイスに接続し得るので、ユーザはWi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0066】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0067】
2次元バーコードは、従来の1次元「バーコード」の2次元拡張版とみなされ得る。2次元バーコードは、その中に1つのテキスト情報が組み込まれている画像と解釈され得る。テキスト情報の具体的な内容は限定ないが、例えば、ユニフォームリソースロケータ(Uniform Resource Locator、URL)、電子メール(email)アドレス、個人連絡先情報、又は同種のものであり得る。本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成された2次元バーコードは、Wi-Fi認証情報を組み込むのに用いられ得る。さらに、本発明のこの実施形態における2次元バーコードは、バーコード、3次元バーコード、又は他の予め定められた複数の画像によってさらに置換えられてよく、これらの全ては、Wi-Fi認証情報を組み込むのに用いられ得る。
【0068】
2次元バーコードに含まれる認証情報は、SSID、認証モード、及び認証パスワードを含み得ることが好ましく、この場合、ユーザは、付加的な操作を何も実行する必要はなく、これによって、ユーザエクスペリエンスが改善される。別の場合において、2次元バーコードに含まれる認証情報は、認証モード及び認証パスワードだけを含んでよく、この場合、ユーザは、SSIDを手動で選択し得る。同様に、認証情報は、認証パスワードだけを含んでよいので、ユーザは、SSID及び認証モードを手動で選択し得る。
【0069】
複数の異なる構造を有する2次元バーコードなどの複数の種類の2次元バーコード、並びに、複数の編集及び読み取り方法が存在する。一般的な種類の2次元バーコードは、PDF417コード、クイックレスポンスコード(Quick Response Code、QR code)、中国語感知コード(Chinese-sensible code)、カラーバーコードなどを含む。現在、最も一般的に用いられる2次元バーコードは、QRコード(登録商標)である。
図2は、本発明の一実施形態による、2次元バーコードの概略図である。
図2に示されるように、2次元バーコードに含まれるテキスト情報は、「WIFI:S:test1;T:WPA;P:1234;」であり得て、SSIDがtest1であり、認証モードがWi-Fi保護アクセス(Wi-Fi Protected Access、WPA)/WPA2であり、認証パスワードは1234であることを、テキスト情報は示し得る。
【0070】
例えば、表1は、例示的な2次元バーコード中のテキスト情報の定義説明を示す。表1において、テキスト情報は、「WIFI:T:WPA;S:mynetwork;P:mypass」であると仮定する。
【表1】
【0071】
任意選択で、別の実施形態として、段階110において、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスの内部に格納され、例えば、メモリに格納されてもよい。従って、Wi-Fiホットスポットデバイスは、メモリからWi-Fi情報を読み取り得る。
【0072】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を動的に更新してよい。この場合、段階110において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。
【0073】
具体的には、Wi-Fi認証情報は動的に変化し得て、Wi-Fiホットスポットデバイスは、変化したWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。例えば、Wi-Fi認証情報中の認証パスワードはランダムに生成され得る、又は予め設定されたルールに従って変化し得る。この場合において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を動的に更新し、動的に更新されたWi-Fi認証情報に基づいて2次元バーコードを動的に生成し、次に、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、動的に生成された2次元バーコードをUEに提示し得る。これにより、Wi-Fiネットワークのセキュリティがさらに改善され得る。
【0074】
図3は、本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
図3の方法は、Wi-Fiホットスポットデバイスによって実行される。
【0075】
310.Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成する。2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に認証用に用いられる。
【0076】
320.Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。管理アプリケーションプログラムは、別のUEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる。
【0077】
2次元バーコードの具体的な説明のために、
図1及び
図2の実施形態が参照され得るが、これらは改めて説明されない。
【0078】
Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する既存プロセスにおいて、ユーザは、Wi-Fi認証情報を記憶又は記録し、そのような情報をUEに手動で入力する必要がある。これが不満足なユーザエクスペリエンスの原因となる。しかしながら、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定し得る、これにより、別のUEは、2次元バーコードを取得して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示し得る。このように、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEは、2次元バーコードからWi-Fi認証情報を抽出し得る。ユーザは認証情報を手動で入力する必要がなく、UEは、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0079】
さらに、現在、いくつかのWi-Fiホットスポットデバイスの認証モードは、「Open」、すなわち、ユーザはパスワードをUEに入力する必要がないモードに設定されているので、UEは、Wi-Fiホットスポットデバイスを見つけた後に、Wi-Fiホットスポットデバイスに直接接続し得る。そのようなやり方において、ユーザは、対応する認証情報をUEに入力する必要がないが、これは、パスワード保護がないので極めて危険である。しかしながら、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成し、これにより、UEは、2次元バーコードに従ってWi-Fiホットスポットデバイスに接続する。これは、パスワード不要モードと比較すると、Wi-Fiネットワークのセキュリティをさらに保証し得る。
【0080】
従って、本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。これにより、別のUEは、管理アプリケーションプログラムから2次元バーコードを取得して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示し得る。これにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。ユーザはWi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0081】
具体的には、段階320において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、別の表示インターフェースを用いることによって、2次元バーコードを提示し得る。例えば、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに、生成された2次元バーコードを設定し得る。例えば、管理アプリケーションプログラムは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応するWeb管理ページであってよく、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応するWeb管理ページは、ネットワークパラメータ、Wi-Fiホットスポットデバイスの複数の設定、又は同種のものを修正するのに用いられ得る。管理アプリケーションプログラムは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する、携帯電話アプリなどのサードパーティアプリケーション(Application、App)であってもよい。
【0082】
具体的には、別のUEは、Wi-Fiホットスポットデバイスを管理し得る。別のUEは、Wi-FiホットスポットデバイスのWeb管理ページから、2次元バーコードを取得して、別のUEの表示画面に2次元バーコードを提示し得る。又は、別のUEは、アプリを用いることによって、2次元バーコードを取得して、別のUEの表示画面に2次元バーコードを提示し得る。例えば、別のUEはコンピュータであってよく、コンピュータは、コンピュータの表示画面に2次元バーコードを提示し得る。この場合において、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要がある上述のUEは、別のUEの表示画面に提示された2次元バーコードをスキャンして、対応するWi-Fi認証情報を抽出し得る。
【0083】
上述のやり方は、表示画面を持たないWi-Fiホットスポットデバイスに、より適用可能である。
【0084】
Wi-Fiホットスポットデバイスが、管理アプリケーションプログラムを用いることによって、2次元バーコードを提供する場合において、ユーザは、UEを用いることにより、2次元バーコードを別のUEのユーザとさらに共有し得る。これにより、別のUEはWi-Fiホットスポットデバイスに接続し得て、これによりユーザエクスペリエンスが改善される。
【0085】
任意選択で、一実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作してよい。この場合において、別のUEは、管理アプリケーションプログラムから2次元バーコードを取得して、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示し得る。
【0086】
さらに、管理アプリケーションプログラムは、サーバなど、別のUE以外のデバイスでも動作し得る。この場合において、デバイスは、管理アプリケーションプログラムから、2次元バーコードを取得して、別のUEに2次元バーコードを送信し得る。
【0087】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0088】
さらに、本発明のこの実施形態における2次元バーコードは、バーコード、3次元バーコード、又は他の予め定められた複数の画像によってさらに置換えられてよく、これらの全ては、Wi-Fi認証情報を組み込むのに用いられ得る。
【0089】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を動的に更新してよい。この場合、段階310において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。
【0090】
具体的には、Wi-Fi認証情報は動的に変化し得て、Wi-Fiホットスポットデバイスは、変化したWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。例えば、Wi-Fi認証情報中の認証パスワードはランダムに生成され得る、又は予め設定されたルールに従って変化し得る。この場合において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を更新し、更新された認証情報に基づいて、更新された2次元バーコードを生成し得て、且つ更新された2次元バーコードを管理アプリケーションプログラムに設定し得る。
【0091】
理解され得るように、Wi-Fiホットスポットデバイスは、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得て、これにより、Wi-Fiネットワークのセキュリティがさらに改善される。
【0092】
図4は、本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するための方法の概略フローチャートである。
図4の方法は、UEによって実行される。
【0093】
410.UEは、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する。
【0094】
420.UEは、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了し、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する。
【0095】
この実施形態において、2次元バーコードの具体的な説明のために、
図1及び
図2の実施形態が参照され得るが、これらは改めて説明されない。
【0096】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成された2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報が抽出され、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って接続される。従って、ユーザは、認証情報を手動で入力する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0097】
理解され得るように、本発明のこの実施形態において、ユーザは、Wi-Fi認証情報をUEに入力する必要がなく、これによって、ユーザの操作が低減され得る。
【0098】
任意選択で、一実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成されてよい。具体的には、Wi-Fiホットスポットデバイスは、それ自体によって2次元バーコードを生成し得る。
【0099】
任意選択で、別の実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスの管理デバイスによって生成されてよい。
【0100】
具体的には、2次元バーコードは、2次元バーコードを生成するのに特に用いられる管理デバイスなど、別のデバイスを用いることによって生成され得る。管理デバイスは、Wi-FiホットスポットデバイスからWi-Fi認証情報を取得して、Wi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを生成し得る。
【0101】
管理デバイスは、生成された2次元バーコードをWi-Fiホットスポットデバイスに送信し得て、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に2次元バーコードを提示する。代わりに、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。
【0102】
さらに、管理デバイスは、2次元バーコードをWi-Fiホットスポットデバイスに送信しなくてよいが、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを直接設定する。
【0103】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fi認証情報は、SSID、認証モード、及び認証パスワードを含んでよい。
【0104】
任意選択で、別の実施形態として、段階410において、UEは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出してよい。
【0105】
表示画面を有するWi-Fiホットスポットデバイスでは、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に2次元バーコードを提示し得る。UEは、提示された2次元バーコードをスキャンし得る。例えば、UEは、対応するアプリを用いることによって2次元バーコードをスキャンし、次に2次元バーコード中のWi-Fi認証情報を抽出し得る。
【0106】
任意選択で、別の実施形態として、段階410において、UEは、別のUEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出してよく、2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0107】
2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに設定され得る。例えば、管理アプリケーションプログラムは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応するWeb管理ページであってよく、又はWi-Fiホットスポットデバイスに対応するサードパーティアプリであってもよい。別のUEは、2次元バーコードを管理アプリケーションプログラムから取得して、別のUEの表示画面に2次元バーコードを提示し得る。Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要がある上述のUEは、別のUEの表示画面に提示された2次元バーコードをスキャンして、Wi-Fi認証情報を抽出し得る。
【0108】
さらに、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要がある上述のUEはまた、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応するサードパーティアプリを用いることによって、2次元バーコードを取得し、2次元バーコードをスキャンし、次にWi-Fi認証情報を抽出し得る。
【0109】
任意選択で、別の実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作してよい。この場合において、別のUEは、2次元バーコードを管理アプリケーションプログラムから取得し得る。
【0110】
任意選択で、別の実施形態として、段階420の前に、UEは、プロンプト情報を提示してよい。プロンプト情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するよう指示するのに用いられる。UEは、Wi-Fi認証情報に従って、且つプロンプト情報に対応する入力に基づいて、Wi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。
【0111】
例えば、UEは、ユーザにWi-Fiホットスポットデバイスへの接続を確認するよう促すのに用いられるプロンプト情報を提示し得えて、例えば、「接続」ボタンを提示し得る。ユーザは、プロンプト情報に従って入力を実行し得て、例えば、「接続」ボタンをクリックし得る。これによって、ユーザがWi-Fiホットスポットデバイスへの接続を確認することが示される。次に、UEは入力に基づき、且つ抽出されたWi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。
【0112】
代わりに、UEはプロンプト情報を提示しなくてよいが、Wi-Fiホットスポットデバイスに直接接続する。これでユーザの操作が低減され、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0113】
任意選択で、別の実施形態として、段階420の前に、UEは、UEのWi-Fi機能がイネーブルか否かを調べてよい。Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、UEは、Wi-Fi機能をイネーブルにし得る。
【0114】
具体的には、UEは、UEのWi-Fi機能がイネーブルか否かを調べてよく、Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、UEは、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、機能を自動的にイネーブルにし得る。既存プロセスにおいて、ユーザは、UEのWi-Fi機能を事前にイネーブルにする必要があり、これが操作を増大させる。しかしながら、この実施形態において、UEは、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、機能を自動的にイネーブルにする。これで、ユーザの操作が低減され、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0115】
図5は本発明の一実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
図5のWi-Fiホットスポットデバイスの製品形態は、無線ルータ、モバイルWiFi、又は同種のものであってよい。Wi-Fiホットスポットデバイス500は、生成ユニット510及び提示ユニット520を含む。
【0116】
生成ユニット510は、Wi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを生成する。2次元バーコードは、Wi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイス500に接続する前に認証用に用いられる。提示ユニット520は、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示する。
【0117】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面を用いることによってUEに2次元バーコードを提示する。これにより、UEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。ユーザは、Wi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0118】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0119】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fiホットスポットデバイス500は、更新ユニット530をさらに含んでよい。更新ユニット530は、Wi-Fi認証情報を動的に更新し得る。生成ユニット510は、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。
【0120】
Wi-Fiホットスポットデバイス500の他の複数の機能及び動作では、上述の
図1の方法の実施形態におけるWi-Fiホットスポットデバイスを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0121】
図6は、本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
図6のWi-Fiホットスポットデバイスの製品形態は、無線ルータ、モバイルWiFi、又は同種のものであってよい。Wi-Fiホットスポットデバイス600は、生成ユニット610及び設定ユニット620を含む。
【0122】
生成ユニット610は、Wi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを生成する。2次元バーコードは、Wi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に認証用に用いられる。
【0123】
設定ユニット620は、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。管理アプリケーションプログラムは、別のUEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる。
【0124】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。これにより、別のUEは、管理アプリケーションプログラムから2次元バーコードを取得して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示し得る。これにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。ユーザはWi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0125】
任意選択で、一実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作してよい。
【0126】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fiホットスポットデバイス600は、更新ユニット630をさらに含んでよい。
【0127】
更新ユニット630は、Wi-Fi認証情報を動的に更新し得る。生成ユニット610は、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成し得る。
【0128】
任意選択で、別の実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、サービスセット識別子SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0129】
Wi-Fiホットスポットデバイス600の他の複数の機能及び動作では、上述の
図3の方法の実施形態におけるWi-Fiホットスポットデバイスを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0130】
図7は、本発明の一実施形態による、UEの概略ブロック図である。
図7のUE700の製品形態は、携帯電話又はタブレットコンピュータであってよい。あるいは、スマートウォッチ、スマートグラス、又は同種のものなどのスマートウェアラブルデバイスであってもよい。UE700は、抽出ユニット710及び接続ユニット720を含む。
【0131】
抽出ユニット710は、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出する。接続ユニット720は、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する。
【0132】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成された2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報が抽出され、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って接続される。従って、ユーザは、認証情報を手動で入力する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0133】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0134】
任意選択で、別の実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成されてよい。
【0135】
任意選択で、別の実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理デバイスによって生成されてよい。
【0136】
任意選択で、別の実施形態として、抽出ユニット710は、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出してよい。
【0137】
任意選択で、別の実施形態として、抽出ユニット710は、別のUEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンして、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出してよく、2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0138】
任意選択で、別の実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作してよい。
【0139】
任意選択で、別の実施形態として、接続ユニット720は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、UE700のWi-Fi機能がイネーブルか否かをさらに調べてよい。Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、接続ユニット720はWi-Fi機能をイネーブルにし得る。
【0140】
UE700の他の複数の機能及び動作では、上述の
図4の方法の実施形態におけるUEを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0141】
図8は、本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
図8のWi-Fiホットスポットデバイス800の製品形態は、無線ルータ、モバイルWiFi、又は同種のものであってよい。Wi-Fiホットスポットデバイス800は、メモリ810、プロセッサ820、及び表示画面830を含む。
【0142】
メモリ810は、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、不揮発性メモリ、レジスタ、又は同種のものを含んでよい。プロセッサ820は、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)であってよい。
【0143】
メモリ810は、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサ820は、メモリ810に格納された実行可能命令を実行し得て、またWi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成して、表示画面830を用いることによって、UEに2次元バーコードを提示するよう構成される。2次元バーコードは、Wi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイス800に接続する前に、認証用に用いられる。
【0144】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、2次元バーコードをUEに提示する。これにより、UEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。ユーザは、認証情報を手動で入力する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0145】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0146】
任意選択で、別の実施形態として、プロセッサ820は、Wi-Fi認証情報をさらに動的に更新して、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成してよい。
【0147】
Wi-Fiホットスポットデバイス800の他の複数の機能及び動作では、上述の
図1の方法の実施形態におけるWi-Fiホットスポットデバイスを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0148】
図9は、本発明の別の実施形態による、Wi-Fiホットスポットデバイスの概略ブロック図である。
図9のWi-Fiホットスポットデバイス900の製品形態は、無線ルータ、モバイルWiFi、又は同種のものであってよい。Wi-Fiホットスポットデバイス900は、メモリ910及びプロセッサ920を含む。
【0149】
メモリ910は、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、不揮発性メモリ、レジスタ、又は同種のものを含んでよい。プロセッサ920はCPUであってよい。
【0150】
メモリ910は、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサ920は、メモリ910に格納された実行可能命令を実行し得て、またWi-Fi認証情報に従って2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定するよう構成される。2次元バーコードはWi-Fi認証情報を含み、Wi-Fi認証情報は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、認証用に用いられる。管理アプリケーションプログラムは、別のUEに2次元バーコードを提供するのに用いられ、別のUEは、別のUEの表示画面を用いることによって、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示するのに用いられる。
【0151】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報を含む2次元バーコードを生成して、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムに2次元バーコードを設定する。これにより、別のUEは、管理アプリケーションプログラムから2次元バーコードを取得して、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEに2次元バーコードを提示し得る。これにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する必要があるUEは、2次元バーコードに従って、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続し得る。ユーザはWi-Fi認証情報を記憶又は記録する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0152】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0153】
任意選択で、別の実施形態として、プロセッサ920は、Wi-Fi認証情報をさらに動的に更新して、動的に更新されたWi-Fi認証情報に従って、2次元バーコードを動的に生成してよい。
【0154】
任意選択で、別の実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、上述の別のUEで動作してよい。
【0155】
Wi-Fiホットスポットデバイス900の他の複数の機能及び動作では、上述の
図3の方法の実施形態におけるWi-Fiホットスポットデバイスを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0156】
図10は、本発明の別の実施形態による、UEの概略ブロック図である。
図10のUE1000の製品形態は、携帯電話又はタブレットコンピュータであってよい。あるいは、スマートウォッチ、スマートグラス、又は同種のものなどのスマートウェアラブルデバイスであってもよい。UE1000は、メモリ1010及びプロセッサ1020を含む。
【0157】
メモリ1010は、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、不揮発性メモリ、レジスタ、又は同種のものを含んでよい。プロセッサ1020はCPUであってよい。
【0158】
メモリ1010は、実行可能命令を格納するよう構成される。プロセッサ1020は、メモリ1010に格納された実行可能命令を実行し得て、また2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出し、Wi-Fi認証情報に従って、Wi-Fiホットスポットデバイスとの認証を完了し、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続するよう構成される。
【0159】
本発明のこの実施形態において、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成された2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報が抽出され、Wi-Fiホットスポットデバイスは、Wi-Fi認証情報に従って接続される。従って、ユーザは、認証情報を手動で入力する必要がなく、これにより、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0160】
任意選択で、一実施形態として、Wi-Fi認証情報は、以下の複数の項目、すなわち、SSID、認証モード、及び認証パスワードのうち少なくとも1つを含んでよい。
【0161】
任意選択で、別の実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスによって生成されてよい。
【0162】
任意選択で、別の実施形態として、2次元バーコードは、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理デバイスによって生成されてよい。
【0163】
任意選択で、別の実施形態として、UE1000は、カメラ1030をさらに含んでよい。プロセッサ1020は、カメラ1030を制御して、Wi-Fiホットスポットデバイスの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンし、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出し得る。
【0164】
任意選択で、別の実施形態として、プロセッサ1020は、カメラ1030を制御して、別のUEの表示画面に提示される2次元バーコードをスキャンし、2次元バーコードに含まれるWi-Fi認証情報を抽出してよく、2次元バーコードは、別のUEにより、Wi-Fiホットスポットデバイスに対応する管理アプリケーションプログラムから取得される。
【0165】
任意選択で、別の実施形態として、管理アプリケーションプログラムは、別のUEで動作してよい。
【0166】
任意選択で、別の実施形態として、プロセッサ1020は、Wi-Fiホットスポットデバイスに接続する前に、UE1000のWi-Fi機能がイネーブルか否かをさらに調べてよい。Wi-Fi機能がイネーブルでない場合に、プロセッサ1020はWi-Fi機能をイネーブルにする。
【0167】
UE1000の他の複数の機能及び動作では、上述の
図4の方法の実施形態におけるUEを含む複数の処理が参照され得るが、繰り返しを回避すべく、複数の詳細は、本明細書に改めて提供されない。
【0168】
当業者は気付くであろうように、本明細書で開示される複数の実施形態において説明される複数の例と組み合わせて、複数のユニット及びアルゴリズムの複数の段階は、電子的ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子的ハードウェアとの組み合わせにより実装され得る。複数の機能がハードウェアによって実行されるか、ソフトウェアによって実行されるかは、複数の特定の用途、及び複数の技術的解決手段の複数の設計制約条件に依存する。当業者は、説明された複数の機能を、それぞれの特定の用途のために実装すべく異なる複数の方法を用い得るが、その実装が本発明の範囲を超えるものとしてみなされるべきではない。
【0169】
簡便且つ簡潔な説明をする目的で、上述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについて、上述した方法の複数の実施形態における対応する処理が参照されてよいことは当業者により明確に理解されうることであり、詳細は本明細書で改めて説明されない。
【0170】
本願において提供される複数の実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は他の複数のやり方で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単に例示的なものにすぎない。例えば、ユニットの区分けは、単に論理的な機能の区分けであり、実際の実装においては他の区分けであり得る。例えば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステム中に組み合わされても、統合されてもよい。もしくは、いくつか複数の特徴が無視されても、実行されなくてもよい。さらに、表示された、又は議論された複数の相互結合又は複数の直接結合又は複数の通信接続は、いくつか複数のインターフェースを使用することによって実装されてよい。複数の装置間又は複数のユニット間の複数の間接的結合又は複数の通信接続は、電子的形態、機械的形態、又は他の複数の形態で実装されてよい。
【0171】
別個の複数の部分として説明される複数のユニットは、物理的に別個であっても、そうでなくてもよい。また複数のユニットとして表示される複数の部分は、複数の物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、1つの位置に配置されても、複数のネットワークユニット上で分散させられてもよい。複数のユニットのうちのいくつか又は全てが、複数の実施形態の複数の解決手段の複数の目的を達成すべく、実際の必要性に従って選択されてよい。
【0172】
さらに、本発明の複数の実施形態における複数の機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は、複数のユニットのそれぞれは物理的に単独で存在し得るか、又は、2つ又はそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。
【0173】
複数の機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または用いられる場合、それら機能はコンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づき、本発明の複数の技術的解決手段は基本的に、又は従来技術に寄与する一部、又は複数の技術的解決手段のうちいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、本発明の複数の実施形態において説明された複数の方法の複数の段階の全て又はいくつかを実行するよう、コンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクなど、プログラムコードを格納し得る任意の媒体を含む。
【0174】
上述の複数の説明は、単に本発明の特定の実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するよう意図されてはいない。本発明において開示される技術的範囲内で当業者により容易に理解される何らかの変形例および置換例は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。