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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-21
(45)【発行日】2022-03-02
(54)【発明の名称】ブローアウトパネル開閉装置
(51)【国際特許分類】
   G21C 9/004 20060101AFI20220222BHJP
   E05F 15/72 20150101ALI20220222BHJP
【FI】
G21C9/004
E05F15/72
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019065124
(22)【出願日】2019-03-28
(65)【公開番号】P2020165739
(43)【公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-04-26
(73)【特許権者】
【識別番号】507250427
【氏名又は名称】日立GEニュークリア・エナジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】畠山 泰輔
(72)【発明者】
【氏名】飯島 唯司
(72)【発明者】
【氏名】遠山 典秀
【審査官】後藤 大思
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-86377(JP,A)
【文献】特開2009-121917(JP,A)
【文献】特開2000-275381(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 9/00-9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物の開口部を開閉するブローアウトパネルと、
前記建造物内の圧力を検出するセンサと、
前記ブローアウトパネルを駆動させて前記開口部を開閉させる開閉装置と、を備え、
前記開閉装置は、前記センサで検出した前記建造物内の圧力が、予め設定した所定値を超えたら駆動して前記ブローアウトパネルを開放させ、
前記センサで検出した前記建造物内の圧力が、予め設定した所定値以下のときに、前記ブローアウトパネルを閉塞させ、
前記建造物内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能であること
を特徴とするブローアウトパネル開閉装置。
【請求項2】
前記センサは、前記建造物内の圧力と、予め設定した所定の震度以上の震度と、をそれぞれ検出し、
前記開閉装置は、前記センサで所定の震度以上の震度を検出しても、前記建造物内の圧力が予め設定した所定値を超えない限り、前記ブローアウトパネルを開放しないこと
を特徴とする請求項1に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項3】
前記ブローアウトパネルは、基端部に設けられて、当該ブローアウトパネルを前記建造物に対して回動自在に連結するヒンジ部を備え、
前記開閉装置は、前記センサで検出した検出信号で駆動するモータと、
前記モータによって回転駆動されるネジ部材と、
前記ネジ部材に螺合して進退する雌ネジ部材と、
前記雌ネジ部材と前記ブローアウトパネルとを回動自在に連結された連結部材と、を備え、
前記モータは、前記センサで検出した検出信号で回転駆動することによって、前記ネジ部材を回転させることで、前記ヒンジ部を中心として前記ブローアウトパネルを回動させて、前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項4】
前記開閉装置は、前記ブローアウトパネルの上端部に設けられて、当該ブローアウトパネルを前記建造物に対して回動自在に連結するヒンジ部と、
前記センサで検出した検出信号で駆動するシリンダ機構と、を備え、
前記シリンダ機構は、前記センサで検出した検出信号で駆動してロッドを進退させることで、前記ヒンジ部を中心として前記ブローアウトパネルを回動させて、前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項5】
前記開閉装置は、前記ブローアウトパネルの上端部に設けられて、前記建造物に対して進退する当該ブローアウトパネルを案内するガイドと、
前記ガイドに平行に対向配置されたベルトコンベアと、を備え、
前記ベルトコンベアは、前記センサで検出した検出信号で駆動して、ベルトを前進、または、後退させることで、前記ブローアウトパネルを前記開口部から離間、近接させて前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項6】
前記ブローアウトパネルは、基端部に設けられて、当該ブローアウトパネルを前記建造物に対して回動自在に連結するヒンジ部を備え、
前記開閉装置は、前記ブローアウトパネルの先端部に一端部を連結したワイヤと、
前記センサで検出した検出信号で駆動して巻き取るウインチ装置と、を備え、
前記ウインチ装置は、前記センサで検出した検出信号で駆動して、前記ワイヤを引き上げ、または、引き下ろすことで、前記ブローアウトパネルを、前記ヒンジ部を中心として回動させて前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項7】
前記ブローアウトパネルは、基端部側に折曲形成された折曲部と、
前記折曲部に回動自在に軸支された軸部と、
を備え、
前記開閉装置は、側面視して略X字に回動自在に連結した一対の回動部材と、
前記一対の回動部材間に介在された圧縮バネと、
前記一対の回動部材の上下外側に設置されて、前記一対の回動部材をそれぞれ外側から押圧する一対の押圧装置と、
を備え、
前記一対の押圧装置は、前記センサで検出した検出信号で駆動して、前記一対の回動部材を圧縮状態、または、伸展状態にすることで、前記ブローアウトパネルを、前記軸部を中心として回動させて前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【請求項8】
前記ブローアウトパネルは、基端部側に折曲形成された折曲部と、
前記折曲部に回動自在に軸支された軸部と、
前記折曲部の先端に形成されて係止爪と、
を備え、
前記開閉装置は、前記センサで検出した検出信号で駆動するモータと、
前記モータによって回転駆動され、前記係止爪に係止するラチェット歯を有するラチェット歯車と、を備え、
前記モータは、前記センサで検出した検出信号で回転駆動して、前記ラチェット歯車を回転させて、前記ラチェット歯が前記係止爪を回動させることで、前記ブローアウトパネルを、前記軸部を中心として回動させて前記開口部を開閉させること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のブローアウトパネル開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブローアウトパネル開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、原子力施設では、建造物内で何らかの事故によって屋内の内圧が上昇した場合、建造物の開口部を閉塞しているブローアウトパネル(閉止パネル)を開放させるブローアウト装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のブローアウト装置は、閉止パネルと、建造物の内圧を検出する圧力計と、圧力計が所定値以上になったときに破壊される固定装置と、閉止パネルに設けられたワイヤと、ワイヤの他端を巻き取るパネル復旧装置と、を備えている。そのブローアウト装置は、閉止パネルを固定する固定装置が破損することで、閉止パネルが転倒して開放されるように構成されている。
【0004】
また、そのブローアウト装置のパネル復旧装置は、建屋の内部圧力を測定する圧力計の測定値を受けてワイヤの他端を巻き取ることで、閉止パネルによって建屋の開口部を閉塞するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2009-121917号公報(図1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載のブローアウト装置は、建造物の内部圧力を検出する圧力計の検出値が所定値以上になったときに、固定装置が破壊されることで開放される構造になっている。このため、その後、パネル復旧装置で閉止パネルを閉塞した場合は、固定装置が破壊されているので、再度、閉止パネルを開放することができないという問題点があった。
【0007】
例えば、特許文献1に記載のブローアウト装置では、建造物の内部圧力が上昇、下降を繰り返した場合、内部圧力に応じて閉止パネルを繰り返して開放及び閉塞させることができないという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、建造物内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能なブローアウトパネル開閉装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、建造物の開口部を開閉するブローアウトパネルと、前記建造物内の圧力を検出するセンサと、前記ブローアウトパネルを駆動させて前記開口部を開閉させる開閉装置と、を備え、前記開閉装置は、前記センサで検出した前記建造物内の圧力が、予め設定した所定値を超えたら駆動して前記ブローアウトパネルを開放させ、前記センサで検出した前記建造物内の圧力が、予め設定した所定値以下のときに、前記ブローアウトパネルを閉塞させ、前記建造物内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能であることを特徴とする。
ここで、建造物内の圧力とは、建造物内に設けられた適宜な部屋内の空気圧、あるいは、建造物の外壁の内側内に設けられた部屋内の空気圧(以下適宜「圧力」という)をいう。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、建造物内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能なブローアウトパネル開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置を示す一部断面を有する概略側面図である。
図2】開口部を開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
図3】開口部を開放したときの状態を示す一部断面を有する概略斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第1変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。
図5】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第2変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。
図6】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第3変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。
図7】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第3変形例を示す図で、ブローアウトパネルを開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
図8】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第4変形例を示す図で、(a)は開口部を閉塞しているときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(b)は開口部を開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
図9】本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置の第5変形例を示す図で、(a)は開口部を閉塞しているときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(b)は開口部を開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(c)は開口部が閉塞されたときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1図3を参照して本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100を説明する。
まず、ブローアウトパネル1を説明する前に、ブローアウトパネル1が設置される建造物2、ヒンジ部10を説明する。
【0013】
<建造物>
図1に示す建造物2は、例えば、原子炉関連施設の原子炉建屋である。建造物2の壁部21には、建造物2内を換気するための複数の開口部2aが形成されている。壁部21は、建造物2の屋内側と、屋外側とを仕切る躯体である。
【0014】
<開口部>
開口部2aは、ブローアウトパネル1が外れたときに形成される開口である。開口部2aは、建造物2内の内圧を低下させたり、建造物2内を換気させたりするための開口である。開口部2aは、例えば、壁部21を貫通して形成された正面視して四角形の貫通孔からなる。開口部2aの外側周縁の壁部21には、シール材4が設けられている。開口部2aには、例えば、窓枠を設けても、設けなくても、どちらでもよい。
【0015】
<シール材>
シール材4は、開口部2aの屋外側の外周面2bと、ブローアウトパネル1の当接面1aと、が当接して開口部2aを閉塞した際に、隙間無く密着するように当接して気密性を高めるための部材である。シール材4は、四角形の枠板状のパッキン、ガスケット等からなる。
【0016】
<ヒンジ部>
ヒンジ部10は、ブローアウトパネル1を建造物2に対して回動自在に連結するための蝶番の機能を有する部材である。ヒンジ部10は、ブローアウトパネル1の左右上端部にそれぞれ突設された軸部11と、開口部2aの上部の側部の左右から屋外方向に向けて突設されて、軸部11を回動自在に軸支する軸受部12と、を備えている。
【0017】
<ブローアウトパネル>
ブローアウトパネル1は、建造物2の開口部2aを開放して屋内の内圧を低下させたり、屋内の物質が外部に漏出するのを防止するために遮断したりする開閉体(扉体)である。ブローアウトパネル1は、基端部に設けられて、ブローアウトパネル1を建造物2に対して回動自在に連結する前記のヒンジ部10と、開閉装置3の連結部材33が回動自在に連結される前記の開閉装置連結部13と、を有している。
【0018】
図3に示すように、ブローアウトパネル1は、正面視して四角形の厚板状部材からなる。ブローアウトパネル1は、例えば、スチール、ステンレス鋼等の金属、あるいは、カーボン複合材によって形成されている。また、ブローアウトパネル1は、四角形の厚板状部材をステンレス鋼板で覆ったものであってもよい。
【0019】
ブローアウトパネル1は、閉塞した際に、四角形の開口部2aの開口縁に設けられた四角形の枠板形状のゴム製部材からなるシール材4に当接して、開口部2aを密閉するように配置されている。
【0020】
<ブローアウトパネル開閉装置>
図1に示すように、ブローアウトパネル開閉装置100は、ブローアウトパネル1を回動させて、自動的に建造物2の開口部2aを開放及び閉塞させるための装置である。ブローアウトパネル開閉装置100は、建造物2の開口部2aを開閉するブローアウトパネル1と、建造物2内の圧力を検出するセンサSと、ブローアウトパネル1を駆動させて開口部2aを開閉する開閉装置3と、を備えて構成されている。
【0021】
<センサ>
センサSは、建造物2の適宜な部屋の内壁等に設置されて、建造物2内の空気圧を検出する圧力センサと、予め設定した所定の震度以上の震度を検知する地震検知センサと、の機能を備えている。センサSは、圧力センサと地震検知センサとの二つのセンサであっても、また、圧力センサの機能と地震検知センサの機能との二つの機能を備えた一つのセンサであってもよい。また、センサSは、所定の震度以上の震度を検出して、大きな地震が発生したときに、ブローアウトパネル1で開口部2aを閉塞する地震検出機能を有する。センサSは、開口部2aが形成された建造物2の内側の部屋に設置されている。センサSは、制御装置(図示省略)を介して開閉装置3に接続されている。
【0022】
<開閉装置>
開閉装置3は、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値(例えば、560kpa)を超えたら駆動してブローアウトパネル1を開放させ、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値以下のときに、ブローアウトパネル1を閉塞させる装置である。開閉装置3は、建造物2内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能である。
開閉装置3は、モータMと、ネジ部材31と、雌ネジ部材32と、連結部材33と、ガイド部材34と、を備えて構成されている。つまり、開閉装置3は、モータMによってネジ部材31を回転させることで、ブローアウトパネル1を雌ネジ部材32で開閉させるモータネジ機構からなる。
【0023】
モータMは、センサSで検出した検出信号に応じて、ネジ部材31を正転駆動、及び、反転駆動させる電動モータである。モータMは、開口部2aの上部に屋内側の壁部21に取り付けられている。モータMは、センサSで検出した検出信号で回転駆動して、ネジ部材31を回転させることで、ヒンジ部10を中心としてブローアウトパネル1を回動させて、開口部2aを開閉させる。
なお、モータMは、ネジ部材31を回転駆動させることができれば、壁部21の屋外側の壁面や、ネジ部材31の中間部あるいは先端部に設けてもよい。
【0024】
ネジ部材31は、モータMによって回転駆動される雄ネジ状のネジ軸部材である。ネジ部材31は、外周部に雌ネジ部材32に螺合される雄ネジ部が形成されている。その雄ネジ部は、例えば、ボールネジからなる。ネジ部材31は、基端側が壁部21を回転自在に挿通してモータMに連結され、中間部が雌ネジ部材32に螺合され、先端部が支持部材34bに回転自在に支持されている。
【0025】
雌ネジ部材32は、ネジ部材31に螺合して、ネジ部材31に沿って進退するナット状部材である。雌ネジ部材32は、例えば、ネジ部材31との当接面に鋼球を内設したボールネジからなる。
【0026】
連結部材33は、雌ネジ部材32と、ブローアウトパネル1に固定された開閉装置連結部13と、を回動自在に連結した平板状部材からなる。
【0027】
ガイド部材34は、雌ネジ部材32を備えたネジ部材31を、回動自在に支持する部材である。図3に示すように、ガイド部材34は、開口部2aの上方の壁部21から屋外側に水平に突出した厚板状部材からなる庇状部材34aと、庇状部材34aの先端側下面に固定された軸受状の支持部材34bと、を備えて構成されている。
【0028】
≪ブローアウトパネル開閉装置の作用≫
次に、図1図3を参照しながら本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100の作用を説明する。
【0029】
図1に示すように、ブローアウトパネル1は、建造物2の屋内の内圧が予め設定した所定値以下の平常時の状態の場合、開口部2aを閉塞した状態に配置されている。
【0030】
そして、ブローアウトパネル1は、図2及び図3に示すように、建造物2内の圧力が予め設定した所定値を超えたことをセンサSで検出したときに、センサSの検出値に応じて、制御装置(図示省略)がモータMを開方向に回転駆動させる。モータMが開方向に回転すると、ネジ部材31が屋外方向に移動して、連結部材33を介在してブローアウトパネル1を引き上げる。すると、ブローアウトパネル1は、開口部2aを開放して、建造物2内の内気等を放出させる。
【0031】
そして、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値以下に低下すると、センサSの検出値に応じて、制御装置(図示省略)がモータMを閉方向に回転駆動させる。モータMが閉方向に回転すると、ネジ部材31が屋内方向に移動して、連結部材33を介在してブローアウトパネル1を引き下ろす。すると、ブローアウトパネル1は、開口部2aを閉塞して、建造物2内の内気等が屋外に放出されるのを抑制する。
【0032】
その後、建造物2内の圧力が変動して、所定値を超えたり、所定以下になったりした場合は、建造物2内の圧力値に応じてブローアウトパネル1の開放及び閉塞が行われる。このため、建造物2内の圧力が所定値以上になるのを防止すると共に、建造物2内の空気等が必要以上に屋外に放出されるのを防止することができる。
【0033】
また、開閉装置3は、所定の震度以上の震度が発生しても、建造物2内の圧力が予め設定した所定値を超えない限り、ブローアウトパネル1を開放しないので、大きな地震が発生しても、不用意に建造物2内の空気等を放出することがない。
【0034】
このように、本発明は、図1図3に示す建造物2の開口部2aを開閉するブローアウトパネル1と、建造物2内の圧力を検出するセンサSと、ブローアウトパネル1を駆動させて開口部2aを開閉させる開閉装置3と、を備え、開閉装置3は、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値を超えたら駆動してブローアウトパネル1を開放させ、センサSで検出した建造物2内の圧力が、所定値以下のときに、ブローアウトパネル1を閉塞させ、建造物2内の圧力に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能である。
【0035】
かかる構成によれば、開閉装置3は、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値を超えたら駆動してブローアウトパネル1を開放させる。これにより、建造物2内の圧力が高くなれば、建造物2内の内気等を放出させて、圧力を低下させることができる。
また、開閉装置3は、センサSで検出した建造物2内の圧力が、予め設定した所定値以下のときに、ブローアウトパネル1を閉塞させることで、建造物2内の内気等が必要以上に放出されるのを阻止することができる。
このように、ブローアウトパネル開閉装置100は、建造物2内の圧力の変動に応じて繰り返して開放及び閉塞することが可能である。このため、建造物2内の圧力が所定値以上になるのを防止すると共に、開放時に建造物2内の空気等が必要以上に屋外に漏れるの防止することができる。
【0036】
また、センサSは、建造物2内の圧力と、予め設定した所定の震度以上の震度と、をそれぞれ検出し、開閉装置3は、センサSで所定の震度以上の震度を検出しても、建造物2内の圧力が予め設定した所定値を超えない限り、ブローアウトパネル1を開放しない。
【0037】
かかる構成によれば、開閉装置3は、所定の震度以上の震度が発生しても、建造物2内の圧力が予め設定した所定値を超えない限り、ブローアウトパネル1が開放されないので、大きな地震が発生しても、不用意に開放されないようにすることができる。
【0038】
また、図1及び図3に示すように、ブローアウトパネル1は、基端部に設けられて、当該ブローアウトパネル1を建造物2に対して回動自在に連結するヒンジ部10を備え、開閉装置3は、センサSで検出した検出信号で駆動するモータMと、モータMによって回転駆動されるネジ部材31と、ネジ部材31に螺合して進退する雌ネジ部材32と、雌ネジ部材32とブローアウトパネル1とを回動自在に連結された連結部材33と、を備え、モータMは、センサSで検出した検出信号で回転駆動することによって、ネジ部材31を回転させることで、ヒンジ部10を中心としてブローアウトパネル1を回動させて、開口部2aを開閉させる。
【0039】
かかる構成によれば、開閉装置3は、センサSの検出信号で駆動するモータMと、モータMで回転駆動されるネジ部材31と、ネジ部材31によって進退する雌ネジ部材32と、雌ネジ部材32とブローアウトパネル1とに連結された連結部材33と、を備えてなるシンプルな構造である。
また、モータMは、センサSの検出信号で回転駆動して、ネジ部材31を回転させることで、ブローアウトパネル1を回動させて、開口部2aを開閉させることができる。このため、本発明は、建造物2内の圧力に応じて、ブローアウトパネル1を効率よく開閉させることができる。
【0040】
[第1変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、以下の変形例において、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0041】
図4は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Aの第1変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。
【0042】
前記実施形態では、図1に示すように、ブローアウトパネル1を開閉させる開閉機能の一例として、モータネジ機構からなる場合を説明したが、これに限定されるものではない。
【0043】
本発明は、図4に示す第1変形例のように、開閉装置3Aは、ブローアウトパネル1Aの上端部に設けられて、当該ブローアウトパネル1Aを建造物2に対して回動自在に連結するヒンジ部10Aと、センサSで検出した検出信号で駆動するシリンダ機構30Aと、を備え、シリンダ機構30Aは、センサSで検出した検出信号で駆動してロッド32Aを進退させることで、ヒンジ部10Aを中心としてブローアウトパネル1Aを回動させて、開口部2aを開閉させるようにしてもよい。
【0044】
この場合、開閉装置3Aのシリンダ機構30Aは、シリンダ31Aと、シリンダ31Aから屋外方向に進退自在に設けられたロッド32Aと、シリンダ31Aを開口部2a内に設置するためのシリンダ設置部33Aと、を備えて構成されている。シリンダ機構30Aは、シリンダ31Aに供給した圧縮空気によってロッド32Aを作動させる圧縮空気式のもの、シリンダ31Aに供給した油圧によってロッド32Aを作動させる油圧式のもの、シリンダ31Aで発生した磁力でロッド32Aを作動させる電磁式のもの、あるいは、シリンダ31Aに設けた電動モータによってロッド32Aを進退する動させる電動歯車機構式のものからなる。
【0045】
また、ロッド32Aは、開閉するブローアウトパネル1Aの押圧位置のストロークに応じて、二段式、あるいは、三段式に伸縮するピストンロッド状のものであってもよい。
【0046】
かかる構成によれば、ブローアウトパネル1Aは、シリンダ機構30AがセンサSで検出した検出信号で駆動してロッド32Aを進退させることで、ブローアウトパネル1Aを回動させて、開口部2aを開閉させることができる。
【0047】
[第2変形例]
図5は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Bの第2変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。
【0048】
また、本発明は、図5に示す第2変形例のように、開閉装置3Bは、ブローアウトパネル1Bの上端部に設けられて、建造物2に対して進退する当該ブローアウトパネル1Bを案内するガイド33Bと、ガイド33Bに平行に対向配置されたベルトコンベア30Bと、を備え、ベルトコンベア30Bは、センサSで検出した検出信号で駆動して、ベルト31Bを前進、または、後退させることで、ブローアウトパネル1Bを開口部2aから離間、近接させて開口部2aを開閉させるようにしてもよい。
【0049】
この場合、ベルトコンベア30Bは、モータMbと、モータMbの駆動によって回転するコンベア用のベルト31Bと、ベルト31Bを支持するローラ32Bと、を備えている。ベルトコンベア30Bは、モータMb及びベルト31Bの基端側が開口部2aの下端部に配置されて、ベルト31Bの基端側が開口部2aの下端部から屋外側に水平に延設されている。ベルト31Bの上面には、ブローアウトパネル1Bの下端部が垂設されている。
【0050】
ガイド33Bは、建造物2の壁部21からガイド33Bに沿って屋外側に突出した状態に設置されている。ガイド33Bの先端には、ブローアウトパネル1Bの移動を規制するストッパ33Baが設けられている。
ブローアウトパネル1Bは、上端部が、ガイド33Bの下面に摺動自在に配置され、下端部が、ベルト31B上に垂直に固定される。このため、ブローアウトパネル1Bは、ベルト31Bが駆動すると、屋外側及び屋内側に直線移動する。
【0051】
開口部2a内の上下には、屋外側の外周面にシール材4を設置した突起22B,23Bが設けられている。その突起22B,23Bは、ブローアウトパネル1Bが屋内側に移動する範囲を規制するためのストッパである。
【0052】
ブローアウトパネル1Bは、平板状部材からなる。ブローアウトパネル1Bは、ベルト31B上に垂直に立設されて、ガイド33の下面に、垂直な状態を維持したまま摺動可能に配置されている。
【0053】
かかる構成によれば、開閉装置3Bは、ブローアウトパネル1Bの移動を案内するガイド33Bと、ブローアウトパネル1Bを移動させるベルトコンベア30Bと、を備えて構成されていることで、ブローアウトパネル1Bを平行移動させて、開口部2aを開閉させることができる。
【0054】
[第3変形例]
図6は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Cの第3変形例を示す一部断面を有する概略側面図である。図7は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Cの第3変形例を示す図で、ブローアウトパネル1Cを開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
【0055】
また、本発明は、図6及び図7に示す第3変形例のように、ブローアウトパネル1Cは、基端部に設けられて、当該ブローアウトパネル1Cを建造物2に対して回動自在に連結するヒンジ部10Cを備え、開閉装置3Cは、ブローアウトパネル1Cの先端部に一端部を連結したワイヤ31Cと、センサSで検出した検出信号で駆動して巻き取るウインチ装置30Cと、を備え、ウインチ装置30Cは、センサSで検出した検出信号で駆動して、ワイヤ31Cを引き上げ、または、引き下ろすことで、ブローアウトパネル1Cを、ヒンジ部10Cを中心として回動させて開口部2aを開閉させるようにしてもよい。
【0056】
この場合、ブローアウトパネル1Cは、ヒンジ部10Cの軸部11Cを中心として屋外方向に回動自在に設けられている。ブローアウトパネル1Cは、先端部に開閉装置連結部13C,14Cを有し、基端部に開閉装置連結部15Cを有している。
【0057】
先端部屋外側の開閉装置連結部13Cには、開口部2aの外側上部の壁部21に設置されたブローアウトパネル開放用のウインチ装置30Cによって巻き取られるワイヤ31Cが連結されている。
【0058】
先端部屋内側の開閉装置連結部14Cには、開口部2a内の内側下部の底面に設置されたブローアウトパネル閉塞用のウインチ装置34Cによって巻き取られるワイヤ32Cが連結されている。
【0059】
基端部屋内側の開閉装置連結部15Cには、開口部2a内の内側天井面に設置されたブローアウトパネル閉塞用のウインチ装置35Cによって巻き取られるワイヤ33Cが連結されている。
【0060】
開口部2a内には、ブローアウトパネル1Cが開口部2aを閉塞した際に、ブローアウトパネル1Cに密着するシール材4を設置するための枠形状の突起22C,23Cが突出形成されている。
【0061】
ワイヤ31C,32C,33Cは、ウインチ装置30C,34C,35Cによって巻き取ることができるものであればよく、ロープ、ケーブル等の線状部材であってもよい。
【0062】
かかる構成によれば、ウインチ装置30Cは、センサSの検出信号で駆動して、ワイヤ31Cを引き上げ、または、引き下ろすことで、ブローアウトパネル1Cを、ヒンジ部10Cを中心として回動させて開口部2aを開閉させることができる。また、ブローアウトパネル1Cで開口部2aを閉塞する際には、ウインチ装置34C,35Cでワイヤ32C,33Cを巻き取ることで、開口部2aを閉塞させてもよい。
【0063】
[第4変形例]
図8は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Dの第4変形例を示す図で、(a)は開口部2aを閉塞しているときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(b)は開口部2aを開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
【0064】
また、本発明は、図8に示す第4変形例のように、ブローアウトパネル1Dは、基端部側に折曲形成された折曲部1Daと、折曲部1Daに回動自在に軸支された軸部11Dと、を備え、開閉装置3Dは、側面視して略X字に回動自在に連結した一対の回動部材31Dと、一対の回動部材31D間に介在された圧縮バネ32Dと、一対の回動部材31Dの上下外側に設置されて、一対の回動部材31Dをそれぞれ外側から押圧する一対の押圧装置33Dと、を備え、一対の押圧装置33Dは、センサSで検出した検出信号で駆動して、一対の回動部材31Dを圧縮状態、または、伸展状態にすることで、ブローアウトパネル1Dを、軸部11Dを中心として回動させて開口部2aを開閉させるようにしてもよい。
【0065】
この場合、ブローアウトパネル1Dは、基端部に折曲部1Daを有し、側面視して、略L字形状に形成されている。折曲部1Daは、側面視して略X字に回動自在に連結された一対の回動部材31D間に配置されて、回動部材31Dが回動すると、ブローアウトパネル1Dが軸部11Dを中心として回動するように軸支されている。
【0066】
圧縮バネ32Dは、一対の回動部材31D間に介在されて、略X字状に配置された一対の回動部材31Dの端部間を押し広げるように配置されている。
一対の押圧装置33Dは、一対の回動部材31Dの端部間が圧縮バネ32Dによって広がるのを規制する装置である。押圧装置33Dは、図4に示すシリンダ機構30Aと同様に、シリンダ33Daと、シリンダ33Daに進退自在に設けられたロッド33Dbと、を備えて構成されている。その押圧装置33Dは、図4に示すシリンダ機構30Aと同様に、圧縮空気式のものでも、油圧式のものでも、電磁式のものでも、電動歯車機構式のものでもよい。
一対の押圧装置33Dは、開口部2aの天井面に設置されたケース体34D内に設けられている。
【0067】
かかる構成によれば、一対の押圧装置33Dは、センサSの検出信号で駆動して、一対の回動部材31Dを圧縮状態、または、伸展状態にすることで、ブローアウトパネル1Dを、軸部11Dを中心として回動させて開口部2aを開閉させる。
【0068】
[第5変形例]
図9は、本発明の実施形態に係るブローアウトパネル開閉装置100Eの第5変形例を示す図で、(a)は開口部2aを閉塞しているときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(b)は開口部2aを開放したときの状態を示す一部断面を有する概略側面図、(c)は開口部2aが閉塞されたときの状態を示す一部断面を有する概略側面図である。
【0069】
また、図9(a)、(b)、(c)に示すように、ブローアウトパネル1Eは、基端部側に折曲形成された折曲部1Eaと、折曲部1Eaに回動自在に軸支された軸部11Eと、折曲部1Eaの先端に形成されて係止爪1Ebと、を備え、開閉装置3Eは、センサSで検出した検出信号で駆動するモータMeと、モータMeによって回転駆動され、係止爪1Ebに係止するラチェット歯31Eaを有するラチェット歯車31Eと、を備え、モータMeは、センサSで検出した検出信号で回転駆動して、ラチェット歯車31Eを回転させて、ラチェット歯31Eaが係止爪1Ebを回動させることで、ブローアウトパネル1Eを、軸部11Eを中心として回動させて開口部2aを開閉させるようにしてもよい。
【0070】
この場合、ブローアウトパネル1Eは、基端部に折曲部1Eaを有して、側面視して、略L字形状に形成されている。折曲部1Eaは、先端部に係止爪1Ebが形成され、中央部に軸部11Eが設けられて、ブローアウトパネル1Eを、軸部11Eを中心として軸支している。
【0071】
モータMeは、開閉装置3Eのラチェット歯車31Eを回転駆動させるための電動モータである。
ラチェット歯車31Eは、ブローアウトパネル1Eの係止爪1Ebを押圧して、ブローアウトパネル1Eを回動させるための回転部材である。ラチェット歯車31Eは、ケース体33Eの天井面から垂下したラチェット支持部材32Eによって回転自在に軸支されている。ラチェット歯車31Eは、係止爪1Ebに係止してブローアウトパネル1Eを回動させるラチェット歯31Eaと、係止爪1Ebを回動させない円弧状部31Ebと、を有する円板状部材からなる。
モータMe及びラチェット歯車31Eは、開口部2aの天井面に固定されたケース体33E内に設けられている。
【0072】
かかる構成によれば、モータMeは、センサSの検出信号で回転駆動して、ラチェット歯車31Eを回転させて、ラチェット歯31Eaが係止爪1Ebを回動させることで、ブローアウトパネル1Eを回動させて開口部2aを開放させる。また、ブローアウトパネル1Eは、係止爪1Ebが円弧状部31Ebの外周面のあるときは、ラチェット歯車31Eによって係止爪1Ebが押圧されないため、開口部2aを閉塞させる。
【0073】
[その他の変形例]
なお、開口部2aは、建造物2の側壁に設けたものであればよく、壁部21に取り付けた窓枠や、出窓状のものであってもよい。
また、シール材4は、開口部2aの屋外側の開口縁に設けたブローアウトパネル1に当接して密閉状態になるものであればよい。また、シール材4は、パッキン、ガスケットに限定されず、シール性を有するものであればよく、例えば、Oリング等であってもよい。
【0074】
また、前記したヒンジ部10の軸部11には、図1に示すブローアウトパネル1を、開方向または閉方向に回動させるバネ力を有するバネ部材を配置してもよい。
また、開口部2aの下部には、ブローアウトパネル1を強制的に開放状態にする強制開放機構を設けてもよい。
【0075】
開口部2aを開閉するブローアウトパネル1(図1参照)は、開口部2aの上側にヒンジ部10を配置してヒンジ部10を中心として開閉するものに限定されるものではなく、横開き式(横開閉式)のものや、ブローアウトパネル1を2枚設けた観音開き式のものであってもよい。
【符号の説明】
【0076】
1,1A,1B,1D,1E ブローアウトパネル
1Da,1Ea 折曲部
1Eb 係止爪
2 建造物
2a 開口部
3,3A,3B,3C,3D,3E 開閉装置
10,10A ヒンジ部
11C,11D,11E 軸部
30A シリンダ機構
30B ベルトコンベア
30C ウインチ装置
31 ネジ部材
31B ベルト
31C ワイヤ
31D 回動部材
31E ラチェット歯車
31Ea ラチェット歯
31Eb 係止爪
32 雌ネジ部材
32D 圧縮バネ
33 連結部材
33B ガイド
33D 押圧装置
100,100A,100B,100C,100D,100E ブローアウトパネル開閉装置
M,Mb,Me モータ
S センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9