(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-22
(45)【発行日】2022-03-03
(54)【発明の名称】回転体動力機関(VR-3)
(51)【国際特許分類】
F03G 3/06 20060101AFI20220224BHJP
【FI】
F03G3/06
(21)【出願番号】P 2019240158
(22)【出願日】2019-12-02
【審査請求日】2020-02-07
【審判番号】
【審判請求日】2021-01-26
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】503380490
【氏名又は名称】山本 敏美
(72)【発明者】
【氏名】山本 敏美
【合議体】
【審判長】芦原 康裕
【審判官】島田 信一
【審判官】八木 誠
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-83370(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03G3/00,B63H19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
振り子運動する物体を回転する物体に変化させることでエネルギーを回収する回転体動力機関であって、
重量回転体、スイング装置、及びピッチング素子を有し、
前記重量回転体の錘積載部に任意重量の錘をつけ、主軸を中心として回転し、
前記スイング装置を前記重量回転体の最下部付近に置き、
前記重量回転体の回転方向は正面を見て時計回りであり、
前記スイング装置の回転方向は左回りであり、前記重量回転体の運動エネルギー増幅作用を行うものにおいて、
位置エネルギー頂点に前記重量回転体の前記錘積載部を前記主軸を中心としてセットし、前記重量回転体は、以下の(1)~(5)の地点又は区間を備える回転運動軌跡を有する。
(1)運動エネルギー回収部区間の弧長量分は初期落下のとき前記重量回転体は運動エネルギーの回収作業はなく、自由落下のみであるが、連続回転に入るときこの位置は、重量回転体の運動エネルギー回収場所となる。
(2)前記重量回転体の前記錘が、初期落下では∠30°地点を通過、このとき自由落下を継続しているが、連続回転に入っているときこの位置は、自由落下の開始地点である。
(3)前記スイング装置はスイング素子(空気圧式タイヤ)及びフライホイールを搭載し、回転している前記スイング素子(空気圧式タイヤ)は、前記重量回転体を自由上昇終了以後から頂点(位置エネルギー地点)まで押し上げるための運動エネルギーを増幅させる役目を担うものであり、回転体中心から見て最下位置で、この時すでに回転している前記スイング素子(空気圧式タイヤ)に落下してきた前記重量回転体の平面接触部が接触し、自由エネルギーの上昇分に前記スイング素子から与えられた運動エネルギーを上乗せして弾き飛ばす。
(4)最下位置でのエネルギーは、自由上昇エネルギー+運動エネルギーの上昇分の合計値である。
(5)自由エネルギー上昇終了し、後与えられた運動エネルギーによって位置エネルギー頂点に到着し、前記重量回転体を停止するには終点付近で停止する、また、連続回転では、停止はなく自由落下の繰り返しで、このときの運動エネルギーの回収は位置エネルギー頂部から落下方向の∠60°区間で自由落下はその後の角度から始まり、1ユニットでは運動エネルギ-の回収は∠60°区間の弧長量だけ出力が発生し、その発生出力は、前記錘の重量+腕金の長さ+ピッチング素子の据付角度による挺子の応用からなるものであり、前記錘の重量は前記錘積載部に据え付ける追加錘のことであり、腕金の長さは、主軸の中心から前記追加錘の端までの長さであり、前記ピッチング素子は腕金の垂線に対する前記据付角度で取り付けることを特徴とする回転体動力機関。
【請求項4】
連携装置を有し、この連携装置は、通電中は連携なしで開放を現し、通電なし時は連携して機械的に連結する、連携-電磁OFF式動作板、連携-固定式ロック板からなり、ユニット間の連携時に使用するものであり、
no1~no6までの各ユニット間の主軸角度の位相差を∠60°で設定し、前記主軸の位相差の角度×6ユニット、で1回転にするための装置であり、6台連結して1基とする、請求項1記載の回転体動力機関。
【請求項5】
前記スイング装置は、接触度調節機能、スイング起動機能、及び動力増幅機能を有する3部門で構成し、
前記接触度調節機能を有する部門は、接触度調節付ベース台板を備え、前記重力回転体と前記スイング素子(空気圧式タイヤ)の接触面圧力調整を行い、前記スイング起動機能 前記スイング起動機能を有する部門は、電動機、スイング動力軸、スイング素子(空気圧式タイヤ)で構成され、
前記動力増幅機能搭載を有する部門は、前記フライホイールを搭載することにより電動機軸の余分な回転数から動力を蓄え前記スイング素子(空気圧式タイヤ)と前記重量回転体との接触時に前記フライホイールからトルクの増幅分を加えて利用する、請求項1記載の回転体動力機関。
【請求項6】
(ユニット組立-1)と(ユニット組立-2)で構成される回転体動力機関であって、
前記(ユニット組立-1)は、A系統機材とB系統機材を有し、
前記A系統機材は、フライホイール、スイング素子(空気圧式タイヤ)、スイング動力軸、電動機、スプロケット、及び接触度調節付ベース台板を備え、
前記B系統機材は、重力回転体、B系統主軸、追加錘、及び軸受ベアリングを備え、
前記スイング素子は(空気圧式タイヤ)の中芯と前記重量回転体の中芯間は垂直で整い、
位置エネルギー頂部から-5°の始点付近を電磁ブレーキの吸引停止場所とし、
前記始点から落下が開始され、又、連続回転に入る際、運動エネルギーの回収区間として∠60°の弧長量が得られるものであり、
前記(ユニット組立-2)は、ピッチング素子とC系統機材を有し、
前記C系統機材は、キャッチング素子(空気圧式タイヤ)、伝達部材(大径スプロケット)、及びスライド調節金物を備え、
腕金部の垂直線に対して主軸を中心に任意の角度に傾けて据えつけられた前記ピッチング素子は、前記重量回転体の錘が頂点∠90°に差し掛かるとき、前記キャチング素子へ滑らかに接触し、前記重量回転体の錘の前記∠60°の弧長量として前記キャチング素子へ連結したとして前記キャチング素子へ連結したとき、腕金の長さ+錘の重量+梃子の応用分の出力と前記重量回転体の運動エネルギーが前記回収区間で生まれるものであり、
前記キャチング素子へ連結された出力は回転数増幅用スプロケットにより回転数を多くして次へ至るものであり、
前記重量回転体が頂点の位置エネルギー部位から自由落下し、真下に来た場合の状態で前記重量回転体の錘の接触面が前記スイング素子(空気圧式タイヤ)に接触し、この状態で前記重量回転体が弾み、そのとき生まれる上昇位置エネルギー+自由上昇運動エネルギーの合体エネルギーを発生させることで、前記重量回転体が連続回転することを特徴とする回転体動力機関。
【請求項7】
前記スライド調節金物は、前記キャッチング素子(空気圧式タイヤ)の移動幅を0~15mm内で調節し、調節後はボルトを締め付け固定するものであり、
前記重量回転体が運動エネルギーの回収に入ると同時に前記ピッチング素子が前記キャッチング素子(空気圧式タイヤ)と連結して、前記キャッチング素子(空気圧式タイヤ)は、前記ピッチング素子の∠60°弧長量の運動エネルギーを受け、タイミングベルト又は、チエーンを介して、D系統出力軸へ伝えるものであって前記D系統出力軸の回転数増幅には適当な歯数を備えた前記伝達部材(大径スプロケット)で増幅する、請求項6記載の回転体動力機関。
【請求項8】
前記D系統出力軸は、各ユニットno1~no6の6台分の単独出力軸を直列に連結した状態で外部へ出力する動力発生軸であり、連携して、各ユニットno1~no6の出す∠60°位相差の出力を、この連結した前記動力発生軸で受け止め、1回転360°の途切の無い連続した動力が合体ユニット1基から発生するエネルギーを動力源として外部へ送り出すものであって、
前記動力発生軸の端に、荷吊り用ロープ巻ドラム部を備える、請求項6記載の回転体動力機関。
【請求項9】
D系統機材は、軸受、前記D系統出力軸、連結用スプロケット、M12ボルト-ナット、アイドラースプロケット、ロングボルト-ナット、伝達用スプロケット、ロープ巻き上げドラム-1個のみを有し、
前記D系統出力軸は、1台のユニット分で単独軸であって、前記重量回転体に任意、重量の錘を搭載し回転すると∠60°区間の弧長量から出力する運動エネルギーを各部連結して外部出力へ導くユニット1台分の出力軸である、請求項6記載の回転体動力機関。
【請求項10】
回転体動力機関を起動及び運転、停止で使用する電気設備を有し、
前記電気設備は、
太陽光、風力、地熱、一般売買電力、に対応している主電力電源と、
機側方面NFBと、
no1~no6までのユニット分の各スイング装置の電動機電源であるインバータ電源A系統-スイング装置動力源と、
マグネット動作電圧により、no1~no6までの各ユニットに分配、各連携装置の電磁off式動作板コントロール用電源である高負荷電流回路電源と、
no1~no6までの各ユニットに分配、連携装置の機側コントローラ制御盤の内部回路の操作電源である内部回路操作電源と、を備え、
前記高負荷電流回路電源、前記内部回路操作電源は、始動時と停止時のときのみ使用する以外運転中は不要とし、消費電力は運転時スイング装置系統の負荷電力だけとなる、請求項4、5、8のいずれか一項記載の回転体動力機関。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新しい形態で錘つき重量回転体の動力発生の仕組みを解明して、その仕組みを利用する目的をもっている。
【背景技術】
【0002】
昨、今の飛び交う情報から人口衛星を遠くの宇宙へ導くことに力を発揮するスイングバイ工法、とパチンコ玉の打撃方法から受けたヒントによって考えたことである、
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、
(1)船舶の主エンジンとして使用する、冷却装置が不要のため室内スペースが広くなる、又内燃機関特有の、上、下振動が少なく船自体の突き上げ振動の揺れがない、
騒音も少なく又、熱源不要のため機関室の室温は高くならない、
したがって、燃費効率は格段に向上する。
(2)本機、重量回転体の数はユニット化することで個々の連携が直列に数多く連結することができる。
又、6ユニット1式を1基とみて並列に連携することも可能である。
本機の連結、連携方式は出力エネルギーの増、減に希望を持たせる能力の有る装置である。
(3)上記の状況以外で、本機重量回転体の錘の重量を加減する方法、又回転体腕金部の伸縮を図ることで、本機ユニット内でも出力エネルギーを増減することが容易である。
(4)現在、本機の入力電源は購買電力使用であるが、ソラー電源電力、水力電力、風力電力、燃料電池電力、蓄電池電力、からの入力を電源として使用することが可能である。
又本機で発電機関として使用することも可能であって余剰電力を蓄電池へ蓄電するなど、サイクルすることも可能である。
(5)これをもって社会へ貢献する場合、その地域に発電設備を置くことにより広範囲な停電がなくなる、又大きな送電設備が不要となり、地域インフラの維持管理が容易となる。
(5)これをもって社会へ貢献する場合、その地域に発電設備を置くことにより広範囲な停電がなくなる、又大きな送電設備が不要となり、地域インフラの維持管理が容易となる。
大量の熱エネルギーを消費する現在、二酸化炭素の発生を防ぐことが呼ばれている昨、今ではあるが、この発明が上記述を解決へ導くことを期待する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、鋭意検討し上記課題を解決する方法を見出し本発明を完成させた、
本発明は、「BK」図(BK-2-1)、説明(BK-2-2)から、
(1)図(BK-2-1)を思考し、この説(BK-2-2)にともなって本機、回転体動力機関を開発したものである。
(2)説明(BK-2-2)の通り相違ない、
本発明は、図面、ユニット組立正面図-1、左記同じ正面図-2、左記同じ正面図-3から
(1)この図は正面のみ描写ではあるが、表面
図1段目を表している。
(2)図(BK-1)重量回転体を外して(BK-3)ピッチング素子と(CK-1)キャッチング素子の連結と(DK-2)D系統-出力軸への伝達する連携状態を表している。
(3)(AK-1-3)フライホイールを外して(BK-1)重量回転体と(AK-1-2)スイング装置(空気圧式タイヤ)との連携を表している。
本発明は、「AK」スイング装置を製作することに当り、
(1)(AK-1-1)「AK」:「BK」間の接触度調節装置の方法、形状の選択、等
(2)(AK-1-2)スイング素子の選定、空気圧タイヤ方式、タイヤ接触面の改造、等
(3)(AK-1-3)フライホイールの重量、大きさ、取り付け位置、組み立て式の選択、本発明は、「BK」重量回転体を製作することに当り、
(1)(BK-1)重量回転体の形状、「AK」:「BK」間の平面接触部の構造、バランス円盤部の大きさ、等
(2)(BK-1-3)追加錘部の取り付け、追加錘の形状、
(3)(BK-1-1)主軸の形状、(両端面の加工、中心キー溝の加工要領)
(4)(BK-2)ピッチング素子取り付け要領、(芯、と 角度、と 腕金の長さ、)
(5)(BK-3)ピッチング素子の形状、と「CK」キャッチングの接触面とキー溝角度、
(6)(BK-4-1)連携用電磁OFF式動作板、(形状、動作力、電磁力、バネ力、受電方式、固定着力、)
(7)(BK-4-2)連携用固定式ロック板(形状、キー溝角度、接触リング材質、)
本発明は、「CK」キャッチング装置を製作することに当り、
(1)(CK-1)キャッチング素子構造、(空気圧式ゴムタイヤ、空気圧、タイヤホイール大径スプロケット、移動可能な軸、)
(2)(CK-2)キャッチングスライド調節金物、(スライド金具、タイミングベルト、移動押し返し長ボルト、)
本発明は、「DK」外部出力軸を製作することに当り、
(1)(DK-1)外部出力の連携図、(スプロケット2列チェーン及び金具、連結に使用スプロケット、連携ユニット部、ロープ巻き上げドラム、)
(2)(DK-2)単独ユニット図、(アイドラースプロケット、ロングボルト、ピロー式ベアリング、)
本発明は、回転体動力機関動力用「EK」電気設備、配線、系統図、である。
(1)主電源がNFB-1とNFB-2に分岐している、
(2)NFB-1はコントロール回路、機側操作で連携装置の開、閉をおこなうことである
(3)NFB-2はインバータブロック部動力電源でインバータを通して機側NFBを運転及び停止用として「AK」スイング装置の動力源となる、
【発明の効果】
【0006】
本発明は、
(1)船舶の主エンジンとして使用する、冷却装置が不要のため室内スペースが広くなる、又内燃機関特有の、上、下振動が少なく船自体の突き上げ振動の揺れがない、
騒音も少なく又、熱源不要のため機関室の室温は高くならない、
したがって、燃費効率は格段に向上する。
(2)本機、重量回転体の数はユニット化することで個々の連携が直列に数多く連結することができる。
又、6ユニット1式を1基とみて並列に連携することも可能である。
本機の連結、連携方式は出力エネルギーの増、減に希望を持たせる能力の有る装置である。
(3)上記の状況以外で、本機重量回転体の錘の重量を加減する方法、又回転体腕金部の伸縮を図ることで、本機ユニット内でも出力エネルギーを増減することが容易である。
(4)現在、本機の入力電源は購買電力使用であるが、ソラー電源電力、水力電力、風力電力、燃料電池電力、蓄電池電力、からの入力を電源として使用することが可能である。
又本機で発電機関として使用することも可能であって余剰電力を蓄電池へ蓄電するなど、サイクルすることも可能である。
(5)これをもって社会へ貢献する場合、その地域に発電設備を置くことにより広範囲な停電がなくなる、又大きな送電設備が不要となり、地域インフラの維持管理が容易となる。
大量の熱エネルギーを消費する現在、二酸化炭素の発生を防ぐことが呼ばれている昨、今ではあるが、この発明が上記述を解決へ導くことを期待する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】図は、「BK-2」(BK-2-1)回転運動軌跡図でページ(1/3)である、
【
図2】図は、「BK-2」(BK-2-2)同上解説文 (2/13)である、
【
図3】図は、「BK」(BK-1)重量回転体 他連帯部品 (3/13)である、
【
図4】図は、「BK」(BK-1)重量回転体 詳細説明 (4/13)である、
【
図5】図は、「BK-4」総合図連携装置 (5/13)である、
【
図6】図は、「AK」総合図スイング装置 詳細 (6/13)である、
【
図7】図は、ユニット組立、正面図-1 (7/13)である、
【
図8】図は、 同上 正面図-2 (8/13)である、
【
図9】図は、 同上 正面図-3 (9/13)である、
【
図10】図は、「CK」総合図キャッチング装置 (10/13)である、
【
図11】図は、「DK」(DK-1)外部出力軸の連携図 (11/13)である、
【
図12】図は、「DK」(DK-2)ユニット単体図 (12/13)である、
【
図13】図は、「EK」電気設備及び配線図 (13/13)である、
【発明を実施する為の形態】
【0008】
本発明、「回転体動力機関」は製作完了している、ゆえにその各部分からみた状態を書き入れる、本発明は各部分に分別されている
1、A系統部、又は(AK)スイング装置部、(回転延長エネルギーの増幅、スイング起動、接触度、調節機能等)、
2、B系統部、又は(BK)重量回転体装置部、(連携装置及びピッチング装置含む)
3、C系統部、又は(CK)回転動力受キャッチング装置、(回転数増幅機能、スライド調節機能)、
4、D系統部、又は(DK)外部伝達出力部、(CK~DK間のタイミングベルト調節用アイドラー機能、を設置した、
5、E系統部、又は(EK)電気回路系統部、(電源コントロール回路、インバータ-ブロック、内部回路コントロール)、
6、ユニットとは、本機1台を表す、(no1~no6までの本機は、ユニット数にして6台で仕事をする)、
7、1基ユニットの起動の流れは、EK~AK~BK~CK~DK順に連結して出力の発生出力伝達をする、
8、回転体動力機関「Vr-3」は、主本機としてユニット数6台の連携機構である、
9、本発明は、位置エネルギーを回収することを目的とした一種の動力機関である。
振子運動をしている物体が落下する際に、下へ向かって押す力を少し与えると、振子運動が頂点を超え回転運動へと変化する、この運動に着目しその工程を発明者なりに(図番号BK-2-1)図に示した、この図で表しているエネルギー回収場所は、正面図をみて頂点から-60°地点内で改修することとして残りの落下を空転落下として使用した。
一軸の内60°だけの回収であれば残りの300°は空白になるのでどのようにするか、思考した。
結果、ユニット形態にし、合計6台使用することにした、そうすることにより(DK)軸で合算すると軸一回転に360°分の力が発生することとなると思い、結果を見たくて実際に作ることにした。
10、図、「AK」スイング装置の形態の研究、
ある日、TV番組で人口衛星を遠くへ飛ばすことを目的に図で表して説明をしているところを見た、
その時に憶えた理論と言葉、スイングバイそしてパチンコ打撃方法の研究など応用することとして現在私の作ったスイング装置「AK」総合図参照、である。
現在は、買電力で動かしている、汎用電動機、フライホイール、空気圧式ゴムタイヤ、インバータ、その他軸受、軸、スプロケット、インバータによる回転運動の調整できる装置とした、
現在、(BK-1)重量回転体と(AK-1-2)スイング素子との回転差は1:4となっている。
11、図、「BK」の中(BK-1)重量回転体の構造は図のごとく腕金の長さとなる半径を持ち錘を頂きに乗せる形で錘の加減調整のできるようになっている。又楕円形でずれている軸受部に中心がある円形板は繰り返す回転の時に発生するアンバランス振動を抑えるために軸中心から円形バランス円盤を設けて減振動効果を取り入れている(AK-1-2)スイング素子の接触面は(BK-1)図の平面が接触部分となる。
又(BK-1-1)B-主軸は四個の役目があり、一つ目は(BK-1)重量回転体の主軸としての役目、二つ目は(BK-3)ピッチング装置(素子):重量回転体の芯から130°角度の位置に取り付けられ、その仕事は「CK」キャッチング装置へ回転出力を伝達する、主軸を中心に対して梃子の応用を利用して出力増強を図る、
三つ目は「BK-4」連携装置(BK-4-2)固定式ロック板(BK-1-1)主軸を見て左端面にキーセット角度60°をキープして、左側に組み込む別ユニットの(BK-4-1)との連携にかかわる。
11、四つ目「BK-4」図参照、右側(BK-4-1)電磁OFF式可動板が(BK-1)重量回転体の垂直位置どおり主軸右側端面にキーセット角度と同角に取り付けられていて、右方面は別ユニットの固定式ロック板が有り、そのロック板にセッテングする状態になっている、セッテンぐの待ち電磁コイルはその時すでに通電されてON(磁気で引っ張ている状態)であるので、
セッテングは両方のタイミングを見て通電OFFすると可動板がバネの圧力で相手方面へ飛び出しロック板に接触する。
6基のユニットを動かす場合はこの作業は5回おこなわれる。
12,「CK」(CK-1)キャッチング素子は空気入れタイヤでスプロケットと合体(CK-2)スライド調節金物も含むことで「CK」キャッチング装置を構成している、「BK」方ピッチング素子からの動力は、(BK-1)動力回転体の錘部位の動力又は腕金の長さによること、梃子の応用の分先端に乗る錘の分等が含まれる。
この総合された動力はキャッチング素子に乗りかかり、接触時に接触抵抗の増大、衝撃の際の音、ショックの緩和など、と対応するために空気圧タイヤを用いることとなった、
ピッチングの回転動力を受け取ったキャッチング素子は、口径の大きいスプロケットにに伝えられ回転数を増幅してタイミングベルトに連結し、「DK」出力軸へと伝えられる途中アイドラースプロケットやキャッチング装置付(CK-2)スライド調節金物で調節を重ねながら回転動力を「DK」出力軸へと連結動作が続く、
13、「DK」図(DK-2)1台のユニットではあるが、「CK」キャッチング装置からの回転出力をタイミングベルト(CK~DK)間を連結用スプロケットで迎えて(DK)外部出力軸へと連結する、タイミングベルトの張調節はアイドラースプロケットでおこなう。
「DK」図、(DK-1)は単独ユニットを連結した状態を表示した。
単独ユニットでは軸1回に付き角60°分の回転出力より発生しないが、この6台の連携により軸1回転で360°の回転出力を生み出すことができることが解る。
14、この回転体動力機関一連の運転動作から最終的には停止に入りますが停止を開始するときは、1ユニットずつ停止に入る段取りをもって、1ユニットの機側NFBをOFFにするこの時のコントロールスイッチはONにしておく、NFBがOFFすると同時に「AK」スイング装置付きフライホイールが停止する。(完全に止めるには現在フットブレーキ方式を使っている)、
停止後も「BK」重量回転体は惰性で回っているので電磁吸着式でスピードを緩めながら、頂点付近で吸着停止する。
(電磁式吸着器の取り付け位置は頂点付近である)
回転体の停止位置及び出発、落下位置は同じであるのでその場で(頂点-5付近)機械的に停、発がかなう方法を望んでいる。
15、現在、回転体動力機関は回転動力出力試験、運転テスト中であります。
「DK」出力軸の作業は、荷重吊上げ重量物は60kg進行中、
買電力 対 出力電力の比は別紙による、
【実施例】
回転体動力機関「VR-3」
【0009】
本発明、回転体動力機関の入力電力と出力電力の比について、実施調査した、
(1)標準タイプ-インバータ使用での回転調査、
1、周波数設定は(25Hz)~(30Hz)まで6段階運転した、
2、周波数の切り替えはインバータ付けのボリュウム、コントロール、
(2)購買電力電源の使用-電圧変動があるので 3相 200V電圧調節器(スライダーク)の使用、適時に修正絶対値 3相 200Vをキープ、
(3)電圧指示器は入力主電源、NFB-(R、S、T)1次側に設置、
サンワ製-CD771型(テスター手持ちタイプ)、
(4)電流計(クランプ式)入力主電源、NFB-(U,V,W)負荷側に設置、
1、日置製-H10K3281型(クランプメータ-手持ちタイプ)、
2、電流計測定の時は、3相の内1相ずつ3回あて調査記録をとる、
3、荷重量物を吊上げるとき、2名のスタッフで1名は購買電力側の記録取りに従事、1名は吊り荷の時ロープの巻き込みそして巻き戻しの作業を繰り返しておこなう方式に従事、
おこなった数値を3回読み記録、例、(1+2+3)/3で平均値となりi=2となる。
(5)吊上げ荷重量物のおもり 加、減 法は、
1、20Lのポリタンク(風袋こみ)に水を満タンに入れると1個21.5kgであり、その重さ、21.5kgを利用する、
2、おもり鉄片板、1枚 4kgで荷重調節用として用いる、
3、水入れポリタンク2個+おもり鉄板板2枚 50kgとした、
4、水入れポリタンク2個 で43kgとした、
(6)吊上げ距離は1.5mである、 吊上げタイム-タイムウオッチ使用した
(7)上記の条件で、出力電力は荷重量巻き上げからの計算式での記録である、
(8)本機の入力電力はすべて測定値からの計算式での記録である、
(9)表2、荷重量 50kgの時のデータ、表3、荷重量 43kgの時のデータ、表4、「AK」+「BK」+「CK」+「DK」各ユニット連結及び連携した時の荷重なしでD軸が空転している時のデータ、
【符号の説明】
【0010】
1、「AK」スイング装置で(AK-総合図)から1式、
2、(AK-1-1)接触度調節用ベース台部、
3、(AK-1-2)スイング素子つきスイング起動機能部、
4、(AK-1-3)回転動力増幅機能部、
5、「BK」重量回転体総合1式、
6、(BK-1)重量回転体、本体、
7、(BK-1-1)同上 部品(主軸)、
8、(BK-1-2)同上 付属品、
9、(BK-1-3)同上 部品(追加錘)、
10、(BK-2)ピッチング 取付明細図、
11、(BK-2-1)重量回転体の回転運動軌跡図、
12、(BK-2-2)同上 説明書、
13、(BK-3)ピッチング素子、
14、「BK-4」連携装置 1式、
15、(BK-4-1)電磁OFF式可動板、
16、(BK-4-2)固定式ロック板、
17、「CK」キャッチング装置 1式、
18、(CK-1)キャッチング素子、
19、(CK-2)キャッチング、スライド調節器、
20、(ユニット組立、正面図)-1 回転体とフライホイール、正面配置1段目、
21、( 同 上 )-2 ピッチング対キャッチング、正面配置2段目、
22、( 同 上 )-3 重量回転体対スイング素子、正面配置3段目、
23、「DK」合計6台のユニットの連結と出力軸の連携図、
24、(DK-1)外部出力軸へ荷吊り用、ロープ巻きドラム付部、
25、(DK-2)1基分 ユニットの製作図、正面と側面
26、「EK」電気設備と配線図