(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-22
(45)【発行日】2022-03-03
(54)【発明の名称】可動のホーンを有する時計ケース
(51)【国際特許分類】
G04B 37/16 20060101AFI20220224BHJP
【FI】
G04B37/16 Z
(21)【出願番号】P 2018155330
(22)【出願日】2018-08-22
【審査請求日】2021-02-03
(32)【優先日】2017-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CH
(73)【特許権者】
【識別番号】518300043
【氏名又は名称】カルロ・フェラーラ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【氏名又は名称】中村 真介
(72)【発明者】
【氏名】マーティアル・ヴマール
【審査官】細見 斉子
(56)【参考文献】
【文献】特表2007-506087(JP,A)
【文献】特開平10-000109(JP,A)
【文献】米国特許第10058149(US,B1)
【文献】独国特許出願公開第102006007336(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 37/16
G04B 37/14
A44C 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
止まり穴(20)を備えたミドル(2)と、
ブレスレットのストランドを締めるための、貫通孔(33)を備えた第1の可動のホーン(3)と、
該ホーン(3)を広げられたラグ間隔(d)を有する位置へ押し戻そうとする力を前記ホーン(3)へ及ぼす第1の弾性要素(31)と、
前記貫通孔(33)を横切り、前記ミドルにおける前記止まり穴(20)に係合するとともに、当該押しボタン(5)が前記ホーン(3)の変位をブロックするロックされた位置と前記ホーン(3)の押し戻し位置への変位が可能な解放された位置との間で摺動可能であるように配置された押しボタン(5)と、
前記ロックされた位置へ前記押しボタンを押し戻すために前記押しボタン(5)へ力を及ぼす第2の弾性要素(52)と
を含む時計ケース(1)。
【請求項2】
前記押しボタン(5)が、第1の直径を有するヘッド(51)と、前記第1の直径より小さな第2の直径を有するロッド(50)とを含んでおり、前記貫通孔(33)に係合する前記押しボタンヘッド(51)に対応する前記ロックされた位置と、前記貫通孔(33)と係合する前記押しボタンロッド(50)に対応する前記解放された位置とを有することを特徴とする請求項1に記載の時計ケース。
【請求項3】
前記第2の弾性要素(52)が、前記押しボタン(5)を前記止まり穴の外側へ向けて押し戻すために、前記ミドルにおける前記止まり穴(20)の底部で係合していることを特徴とする請求項2に記載の時計ケース。
【請求項4】
前記押しボタンヘッド(51)が、前記止まり穴の開口部へ向けて戻される前記押しボタンロッド(50)によって、前記ミドルにおける前記止まり穴(20)の底部へ向けて戻されることを特徴とする請求項3に記載の時計ケース。
【請求項5】
前記押しボタン(5)が、前記ミドル(2)の内側の下方で終わっていることを特徴とする請求項1に記載の時計ケース。
【請求項6】
前記ミドル(2)の周囲にホーンの2つの対を形成するために2つずつ留められた4つの前記ホーン(3)を含み、第1の対の第1のホーンと第2の対の第1のホーンの間で第1のブレスレットストランドを保持し、前記第1の対の第2のホーンと前記第2の対の第2のホーンの間で第2のブレスレットストランドを保持するために配置されていることを特徴とする請求項1に記載の時計ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動のホーンを有する時計ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
腕時計用の時計ケースは、ブレスレットの2つのストランドを留めるために、たいていはホーンの2つの対を備えたミドル(middle)を含んでいる。
【0003】
一般的に、ミドルは、ホーンを統合する間に打抜き加工によって製造される単一部分で構成されている。ホーンの存在は、ケースの製造及び研磨を困難とするものである。
【0004】
ブレスレットの各ストランドは、ブレスレットの端部における孔を通過し、対の2つのホーンの内側における小さな孔へ入るスプリングバーによって時計ケースに結合されている。バーの長さは、これらの孔へはめ込むために低減されることができ、そして、ブレスレットを保持することを可能とする元の位置にあれば、その初期長さをとる。これらロッドは、壊れやすく、挿入のために精密である。
【0005】
ストランドの挿入を容易にするために、特許文献1には、ホーンの下側の下方におけるスライドラッチを用いてブレスレットバーの端部をロックするための装置が提案されている。この装置は、壊れやすい。
【0006】
特許文献2には、ロックされた位置においてホーンを覆う回転ベゼルによりブレスレットバーの端部をロックするための装置が記載されている。この装置は、この機能のためにベゼルを独占している。
【0007】
特許文献3には、ミドルを包囲するストラップに取り付けられたホーンを含む時計ケースが記載されている。このブレスレットは、ラグ間隔を一時的に大きくするためにストラップを開放することで挿入されることが可能である。
【0008】
さらに、ミドル及びホーンが別々に製造され、その後互いに組み立てられる時計ケースが知られている。これらケースは、容易に製造可能である。いくつかのモデルでは、ホーンは、ブレスレットを取り外すためにミドルから係合解除されることができる。
【0009】
例えば、特許文献4には、ミドル及び取り外し可能なホーンを含む時計ケースが記載されている。ホーンは2つの対にグループ化されており、各対が、ブレスレットのストランドのうち1つを保持している。各対の2つのホーンは、6時と12時の間でケースの直径を増大させる結合部によって、互いに結合されている。
【0010】
特許文献5には、結合部分がミドルの内側の弾性要素を用いてミドルに対して保持される類似の解決手段が記載されている。
【0011】
特許文献6及び特許文献7には、ホーンの結合部を収容するよう設定されたハウジングを備えたミドルが提案されている。
【0012】
特許文献8には、ブレスレットが外部部材及びロック要素を用いてミドルに留められている腕時計用のミドルが記載されている。
【0013】
特許文献9には、突出要素の変形を用いてミドルに結合された取り外し可能なホーンが記載されている。弾性変形に基づくこの解決手段は壊れやすい。
【0014】
特許文献10には、くいによって保持されるアセンブリを有する、ほぞ穴及びほぞタイプの結合によるホーン-ミドル結合部が記載されている。組立及び分解が複雑である。
【0015】
類似の解決手段が欧州特許出願公開第1902641号明細書に記載されている。
【0016】
特許文献11には、交換可能なホーンを有する腕時計が開示されている。ケースは、2つのホーンセットと、スプリング作用を有する留め手段とを含んでいる。各セットは、ブレードの対となる留め手段を有する、互いに一体化された2つのホーンを含んでいる。ホーンセットは、ブレードに圧力を加えることで、ユーザによって結合解除されることが可能である。
【0017】
特許文献12には、ナットから製造された腕時計が記載されている。このナットは、時計ケースを形成しているとともに、ホーンを保持するように構成された止まり凹部を備えている。
【0018】
特許文献13には、ミドル及び取り外し可能なブレスレットを含む時計ケースが記載されている。このブレスレットは、ブレスレットと一体化された、ミドルに設けられた凹部に収容される結合要素の周辺部分間のボールジョイント結合部によってミドルに保持されている。
【0019】
一般的に、ネジアセンブリによるホーンの組立は、ネジが脱落しやすいことによる信頼性の問題を生じさせる。これらを接着することが可能であるが、これは、例えばユーザがブレスレットの色を変えたい場合に、ブレスレットを取り替えるためにホーンを迅速に分解及び再組立する可能性を明らかに損なうものである。
【0020】
記載された他の留め手段は、エンドユーザがまれにしか有していない分解若しくは再組立のための特別な工具又はかさばるホーンを有する厚い時計ケースにのみ適合するロック機構を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【文献】スイス国特許第697598号明細書
【文献】スイス国特許第698787号明細書
【文献】仏国特許第3004898号明細書
【文献】スイス国特許出願公開第706260号明細書
【文献】欧州特許出願公開第2188676号明細書
【文献】スイス国特許第355094号明細書
【文献】スイス国特許第321188号明細書
【文献】欧州特許出願公開第0400206号明細書
【文献】欧州特許出願公開第2431825明細書
【文献】スイス国特許出願公開第701221号明細書
【文献】仏国特許出願公開第3021128号明細書
【文献】欧州特許出願公開第0886196号明細書
【文献】国際公開第2004/023221号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
本発明の1つの目的は、上述のような制限のない時計ケースを提案することにある。
【0023】
特に、本発明の1つの目的は、特別な工具なしに、例えばブレスレットの迅速な取り替えのために容易に分解及び再組立され得るホーンを有する時計ケースを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明によれば、これら目的は、とりわけ、止まり穴を備えたミドルと、
ブレスレットのストランドを締める(fastening)ための、貫通孔を備えた第1の可動のホーンと、
該ホーンを広げられたラグ間隔を有する位置へ押し戻そうとする力を前記ホーンへ及ぼす第1の弾性要素と、
前記貫通孔を横切り、前記止まり穴に係合するとともに、当該押しボタンが前記ホーンの変位をブロックするロックされた位置と前記ホーンの押し戻し位置への変位が可能な解放された位置との間で摺動可能であるように配置された押しボタンと、
前記ロックされた位置へ前記押しボタンを押し戻すために前記押しボタンへ力を及ぼす第2の弾性要素と
を含む時計ケースによって達成される。
【0025】
この解決手段は、とりわけ、ラグ間隔、すなわち2つのホーンの間の間隔を広げるために、単に押しボタンを作動させることにより、ブレスレットストランドの挿入及び取り出しを容易にすることが可能であるという利点を有している。
【0026】
押しボタンは、指で直接作動され得るか、又は好ましくはペン若しくは他の容易に使用可能な家庭用品の先端のような細い点によって作動され得る。細い点を用いることで、不意の開放又は悪意による開放のリスクが制限される。
【0027】
例えばバーを用いて2つのホーンの間に保持されたブレスレットストランドは、バーの長さを修正する必要なく、容易に挿入され、又は取り外されることが可能である。
【0028】
本発明の補助的な目的は、かさばるホーン又はミドルなしでもホーンを確実に留めることを可能とすることにある。
【0029】
特に、1つの目的は、各対の2つのホーンの間の結合部又は結合部分を用いて6時及び12時においてホーンを次いで結合することを回避することにある。このような部分は、6時と12時の間のケースの直径を増大させ、小さな手首に適合しにくい。
【0030】
この趣旨で、有利には、本発明による時計ケースのホーンは、ホーンの2つの対をより容易に止めることができるようにホーンの2つの対を形成するために、結合部分によって2つずつ結合されている。しかしながら、ブレスレットの第1のストランドは、第1の対の第1のホーンと第2の対の第1のホーンの間に保持されており、一方、第2のブレスレットストランドは、第1の対の第2のホーンと第2の対の第2のホーンの間に保持されている。
【0031】
したがって、ホーンの2つの対は、ミドルを包囲する受け台(cradle)を形成している。対のうち1つの重心は3時にある一方、他の対の重心は9時にある。
【0032】
本発明の実施例は、添付の図面によって示された説明において表される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明の一実施例による時計ケースの平面図である。
【
図2A】ロックされた位置における時計ケースのH-H線に沿った断面図である。
【
図2B】ロックされた位置における時計ケースの水平な断面図である。
【
図3A】解放された位置における時計ケースのH-H線に沿った断面図である。
【
図3B】解放された位置における時計ケースの水平な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本発明による時計ケース1の一例が
図1において平面図で図示されている。時計ケース1は、ここでは円筒状のミドルであるミドル(middle)2と、受け台を形成する二対のホーン(horn)3とを含んでいる。好ましくは、
図2A及び
図2Bに図示されているように可動の底部4が設けられている。
【0035】
図中左側のホーンの第1の対は、ブレスレットの第1のストランドの第1の側を保持する第1のホーン(ほぼ11時)と、ブレスレットの第2のストランドの第1の側を保持するための第2のホーン(ほぼ7時)とを含んでいる。第1の対の2つのホーンは、上方から見たときミドルの左側を包囲する結合部分によって互いに結合されている。したがって、ホーンのこの対の重心は、9時である。
【0036】
図中右側のホーンの第2の対は、ブレスレットの第1のストランドの第2の側を保持する第1のホーン(ほぼ1時)と、ブレスレットの第2のストランドの第2の側を保持するための第2のホーン(ほぼ5時)とを含んでいる。第2の対の2つのホーンは、上方から見たときミドルの右側を包囲する結合部分によって互いに結合されている。したがって、ホーンのこの対の重心は、3時である。
【0037】
第1のブレスレットストランド(不図示)は、第1の対の第1のホーンと第2の対の第1のホーンの間で保持されている。静止時の2つのホーンの間の隙間が符号dで示されている。第2のブレスレットストランド(不図示)は、第1の対の第2のホーンと第2の対の第2のホーンの間で保持されている。静止時の2つのホーンの間の隙間も好ましくはdと同一である。
【0038】
各ブレスレットストランドは、ブレスレットの先端を横断する非伸張性のバーによって保持され得るとともに、2つの対向するホーンの内面における2つの止まり穴内へ挿入され得る。バーは伸張性である必要はなく、挿入又は引き抜きは、見て取れるように、ラグ間隔dを一時的に広げることで行われる。バーは、円形断面バー又は好ましくはブレスレットストランドが向けられる方向を強制する形状のバーであり得る。
【0039】
図2Aには、
図1のH-H線に沿った、ホーンのロックされた位置における時計ケースの断面図が示されている。
図2Bには、
図2AのJ-J線に沿った断面における同一のケースが示されている。ホーンが解放された位置における対応する図が、
図3A及び
図3Bに図示されている。
【0040】
各ホーン又はホーンの各対は、第1の弾性要素31、好ましくはひげぜんまいを収容するための止まり穴32を含んでおり、第1の弾性要素は、本質的に径方向においてホーン30をミドル2から離れるように押し戻そうとするものである。ホーンごとに、又はホーン3の対ごとに1つのバネ31を設けることが可能である。ホーン3は、ブレスレットを保持するために径方向に延びる部分34と、ミドル2の下方又はミドル2と底部4の間で延びる部分35とを含んでいる。第1の弾性要素は、ミドルにおける止まり穴に収容されるか、又はホーンとミドルの間のブレードの形態で構成されることも可能である。第1の弾性要素としてエラストマを用いることも可能である。
【0041】
図2A及び
図2Bに図示されたロックされた位置では、ホーンの運動は、ホーンの下方の貫通孔33及びミドルの下方の止まり穴20に係合する押しボタン5によって保持されている。図示の例では、この押しボタンも、底部4を横断している。第2の弾性要素52、好ましくはひげぜんまいは、この止まり穴20に収容されているとともに、
図2Aの底部へ向けてこの止まり穴から押しボタンを押し戻そうとするものである。
【0042】
バネ31の数にかかわらず、ホーン30ごとに、又はホーン3の対ごとに1つの押しボタン5/バネ52のアセンブリを設けることが可能である。
【0043】
各押しボタン5は、押しボタンヘッド51及び押しボタンロッド50を含んでいる。押しボタンヘッド51の直径は、押しボタンロッド50の直径よりも大きいとともに、組立後に押しボタンが抜けるのを防止するものである。
【0044】
弾性要素52は、少なくとも部分的に止まり穴20と係合する押しボタンヘッド51に当接している。押しボタンロッド50は、ミドル2の下方でホーンの部分35を通って孔33を横断している。
【0045】
貫通孔33は、だ円形状を有しており、したがってホーン3を押しボタン5、したがってミドル2に対して相対的に近似的な方向へ移動させることが可能である。
図2A及び
図2Bでは、ホーン3は、ミドルの外側面に当接している。
図3A及び
図3Bでは、ホーン3は、ミドル2の外側面とホーンの内側面の間に遊び36を残しつつ弾性要素31によって径方向に押し戻されている。この位置では、ラグ間隔が広げられており、これにより、ブレスレットストランドを締めるために2つのホーンの間にロッドを挿入することが可能である。
【0046】
図2A及び
図2Bに図示されたロックされた位置では、ホーン3の運動は、弾性要素52により貫通孔33内へ押し戻されている押しボタンヘッド52の部分によって妨げられている。
図2Aにおいて見られる小さな遊び330は、断面においては存在するものの、ホーンの移動面においては存在しない。
【0047】
例えば工具又はペンの先端を用いて時計の底部から押しボタン5を弾性要素52の動作に対して押すことにより、ヘッド51が全体的にミドル2を通して止まり穴20へ入り込み、
図3A及び
図3Bに図示されているように、ホーンが解放される。そうすると、ミドル2とホーン30の間の遊び36を形成しつつホーンが外方へ移動する。移動の大きさは、貫通孔33のエッジ部とロッド50の間の接触によって制限されている。
【0048】
ホーン3は、第2の弾性要素52の動作の下で押しボタンヘッド51が貫通孔33内へ戻ることができるまでその外側を押圧することでロックされた位置へ戻されることが可能である。
【0049】
押しボタンの存在及びホーンの対をミドルに据え付ける方法の存在にかかわらず、腕時計は、電子的な要素、例えばバッテリ、プロセッサ、慣性センサ、GPSセンサ及び/又はRF回路などを備えたブレスレットを含んでいる。これら構成要素は、例えばゴム製又は合成材料製のオーバーモールドされたブレスレットに埋設されることが可能である。電気的な接続は、このブレスレットの構成要素と例えばバーを通してホーンに収容された導体との間で確立されている。バーは、互いに電気的に絶縁された2つの部分で構成されることが可能である。
【0050】
ブレスレットがロックされた位置に取り付けられるときにバーに接続される導体ワイヤを収容するために、ホーン30は、例えば合成材料又はセラミック材料である例えば絶縁材料で構成されることができる。ホーンは、導体材料、例えば金属で構成することもできるとともに、絶縁性の周辺の覆いを備えた1つ又はいくつかの導体を収容することができる。ワイヤは、機械加工され得るホーンにおける孔を通過することが可能である。一変形例では、孔が、アセンブリにより構成されているか、又は付加製造、例えばMIME又は3Dプリントにより構成された1つのホーンを備えている。これらホーンのうち1つは、絶縁された導体を必要とすることなく、導体、例えば接地導体として役立つ。
【0051】
ブレスレットストランドとこのストランドを保持する2つのホーンの間の電気的な接続は、ブレスレットの電子的な構成要素が時計バッテリによって給電されることを許容するか、又は逆に時計がブレスレットストランドにおけるバッテリによって給電されることが可能である。
【0052】
他の実施例では、ブレスレットストランドとこのストランドを保持する2つのホーン30の間の電気的な接続は、電気的な電力信号が、ホーンの2つの対のそれぞれの接続部分を通過する2つのブレスレットストランド間で伝達されることを許容する。ホーンの対のうち1つは、2つのブレスレットストランド間で例えば電気信号の大きさを伝達することができ、ホーンの第2の対は、これら2つのストランド間で連続的な電力信号Vddを伝達することが可能である。この配置により、2つのストランドがこれら2つのストランドのうち1つにおいてバッテリ又は電気エネルギー源によって給電される電子的な構成要素を有するブレスレットを形成することが可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 時計ケース
2 ミドル
20 止まり穴
3 ホーンの対
30 ホーン
31 第1の弾性要素
32 ホーンにおける止まり穴
33 貫通孔
330 断面において存在する遊び
34 径方向に延びるホーンの部分
35 ミドルの下方のホーンの部分
36 遊び
4 底部
5 押圧部材
50 押圧部材ロッド
51 押圧部材ヘッド
52 第2の弾性要素