技術分野
,cAMPの増加をメカニズムとする有機酸血症における神経障害の治療薬剤
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1には,神経発生を増大させるための組成物および方法に関する技術が開示されている。また,特許文献2には,末梢神経障害を治療および予防するための方法等に関する技術が開示されている。
これら先行技術については,cAMPの調整やcAMPモジュレーターなどが開示されており,中枢神経障害や末梢神経障害とcAMPの関連性を示唆するものではある。
しかしながら,神経障害といっても,これをもたらす疾患により,その発生原因は様々であり,また,これら先行技術において,有機酸血症における神経障害について開示も示唆もない。加えて,有機酸血症の神経障害において,cAMP調整をメカニズムとした治療は行われておらず,有効な治療薬も存在しないのが現状である。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
発明者らは,鋭意研究の結果,メチルマロン血症をはじめとする有機酸血症において,神経細胞内におけるcAMP濃度の低下が神経障害の原因であることを見出し,cAMPの補充を行うことで有機酸血症における神経障害を治療,防止する薬剤等の発明を完成させたものである。
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明により,メチルマロン血症における神経障害に関するメカニズムが明らかになるとともに,この知見に基づいた有機酸血症における神経障害の新たな治療薬等の提供が可能となった。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
スクリーニング実験系の妥当性をグラフで検討した図
【図2】
ジブチル-cAMPのメチルマロン酸血症患者由来神経前駆細胞への保護作用
【図3】
正常iPS細胞由来神経前駆細胞(201B7 NPCs)とメチルマロン酸患者iPS細胞由来神経前駆細胞(B47 NPCs)における細胞内cAMP濃度を比較した図
【図4】
フォルスコリン添加による細胞内cAMP産生能を比較した図
【図5】
メチルマロン酸患者iPS細胞由来神経前駆細胞(B42 NPCs)において細胞内cAMP濃度へのメチルマロン酸添加の影響を調べた図
【図6】
メチルマロン酸患者iPS細胞由来神経前駆細胞(B42 NPCs)において各条件における各タンパクの発現量を調べた図
【図7】
メチルマロン酸血症簡易神経障害モデルにおいて,cAMP上昇候補薬投与前後における発作回数を比較検討した結果を示した図
【図8】
メチルマロン酸血症簡易神経障害モデルにおいて,cAMP上昇候補薬投与前後における発作総持続時間を比較検討した結果を示した図
【図9】
致死的メチルマロン酸発作モデルにおいて,cAMP上昇候補薬投与有無における生存率を比較検討した結果を示した図
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