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  • 特許-ゴルフクラブ用ヘッドカバー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-24
(45)【発行日】2022-03-04
(54)【発明の名称】ゴルフクラブ用ヘッドカバー
(51)【国際特許分類】
   A63B 60/62 20150101AFI20220225BHJP
【FI】
A63B60/62
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020534017
(86)(22)【出願日】2018-08-03
(86)【国際出願番号】 JP2018029228
(87)【国際公開番号】W WO2020026435
(87)【国際公開日】2020-02-06
【審査請求日】2021-02-10
(73)【特許権者】
【識別番号】502039481
【氏名又は名称】株式会社後藤
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】後藤 慎司
(72)【発明者】
【氏名】尾形 和也
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3128053(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2011/0048596(US,A1)
【文献】登録実用新案第3114460(JP,U)
【文献】国際公開第2015/069499(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2003-0026715(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 60/62
A63B 102/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフクラブのヘッドを収容するように形成されたカバー本体であって、前記ヘッドを収容した状態で前記ゴルフクラブのシャフトを外部に突出させる開口を有するカバー本体と、
前記開口を開閉する蓋部と、
前記蓋部の周縁部を前記開口の周縁部に密着するように取付けるための取付手段であって、前記開口から突出する前記シャフトの位置に応じて、前記開口の周縁部に対する前記蓋部の周縁部の密着位置が変動するように構成された取付手段と、を備える、
ゴルフクラブ用ヘッドカバー。
【請求項2】
前記取付手段は、前記蓋部の周縁部及び前記開口の周縁部のうち一方に設けられた第1磁石と、前記蓋部の周縁部及び前記開口の周縁部のうち他方に設けられた、前記第1磁石と引き合う第2磁石又は磁性体と、から構成されている、請求項1に記載のゴルフクラブ用ヘッドカバー。
【請求項3】
前記開口は、前記シャフトの延在方向と略直交する方向に開口するように形成されている、請求項1又は2に記載のゴルフクラブ用ヘッドカバー。
【請求項4】
前記ゴルフクラブ用ヘッドカバーはパター用ヘッドカバーである、請求項1~3の何れかに記載のゴルフクラブ用ヘッドカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフクラブ用ヘッドカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、未使用時のゴルフクラブ(例えば、ウッド、アイアン、ユーティリティー、パター等)のヘッドを保護するためのゴルフクラブ用ヘッドカバーが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載されたゴルフクラブ用ヘッドカバーは、ゴルフクラブのヘッドを入れる本体袋部と、ヘッドが挿入された後に本体袋部の開口部を閉じるように本体袋部に係止可能なベロ部と、を備えており、ヘッドを開口部から本体袋部に挿入した後にベロ部を本体袋部に係止させることによって、ゴルフクラブ用ヘッドカバーをヘッドに取り付けるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実用新案登録第3114460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、ゴルフクラブ用ヘッドカバーをヘッドに取り付けた場合に、開口部の周縁部に設けられたシャフト貫通部からゴルフクラブのシャフトが突出するようになっている。ところで、ゴルフクラブには、例えばセンターシャフトのパターや右利き用又は左利き用のL字型パター等のように、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプが存在する。しかしながら、特許文献1に記載されたゴルフクラブ用ヘッドカバーは、ヘッドの収納空間及びシャフト貫通部の各々の位置が固定されているので、これらの位置に対応するヘッド及びシャフトを有するゴルフクラブにしか取り付けることができず、これ以外のタイプのゴルフクラブに取り付けることが困難であった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドに容易に取り付けることの可能なゴルフクラブ用ヘッドカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、ゴルフクラブのヘッドを収容するように形成されたカバー本体であって、前記ヘッドを収容した状態で前記ゴルフクラブのシャフトを外部に突出させる開口を有するカバー本体と、前記開口を開閉する蓋部と、前記蓋部の周縁部を前記開口の周縁部に密着するように取付けるための取付手段であって、前記開口から突出する前記シャフトの位置に応じて、前記開口の周縁部に対する前記蓋部の周縁部の密着位置が変動するように構成された取付手段と、を備える、ゴルフクラブ用ヘッドカバーを提供する(発明1)。
【0008】
かかる発明(発明1)によれば、開口の周縁部に対する蓋部の周縁部の密着位置を、開口から突出するシャフトの位置に応じて変動させることが可能になるので、例えば、或るタイプのゴルフクラブのヘッドがカバー本体に収容されている場合であっても、蓋部の周縁部を、当該ゴルフクラブのシャフトの位置に応じて密着位置が変動した状態で開口の周縁部に取り付けることができる。したがって、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドに容易に取り付けることができる。
【0009】
上記発明(発明1)においては、前記取付手段は、前記蓋部の周縁部及び前記開口の周縁部のうち一方に設けられた第1磁石と、前記蓋部の周縁部及び前記開口の周縁部のうち他方に設けられた、前記第1磁石と引き合う第2磁石又は磁性体と、から構成されてもよい(発明2)。
【0010】
かかる発明(発明2)によれば、第1磁石と第2磁石又は磁性体との間の引き合う磁力によって、蓋部の周縁部を開口の周縁部に密着するように取り付けることができる。
【0011】
上記発明(発明1~2)においては、前記開口は、前記シャフトの延在方向と略直交する方向に開口するように形成されてもよい(発明3)。
【0012】
かかる発明(発明3)によれば、例えば開口がシャフトの延在方向と同じ方向に開口するように形成されている場合と比較して、蓋部を、シャフトに遮られないように開口の周縁部に取り付けることができる。
【0013】
上記発明(発明1~3)においては、前記ゴルフクラブ用ヘッドカバーはパター用ヘッドカバーであってもよい(発明4)。
【0014】
上述したように、パターは、例えばセンターシャフトのパターや右利き用又は左利き用のL字型パター等のように、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプが存在する。かかる発明(発明4)によれば、例えば、センターシャフトのパター、右利き用のL字型パター、及び、左利き用のL字型パター等の各々のヘッドに容易に取り付けることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のゴルフクラブ用ヘッドカバーによれば、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドに容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ用ヘッドカバーの基本構成を概略的に示す図である。
図2】(a)は、開口が開いた状態のゴルフクラブ用ヘッドカバーの正面図であり、(b)は、開口が開いた状態のゴルフクラブ用ヘッドカバーの側面図である。
図3】(a)は、開口が閉じた状態のゴルフクラブ用ヘッドカバーの正面図であり、(b)は、開口が閉じた状態のゴルフクラブ用ヘッドカバーの側面図である。
図4】(a)~(b)は、ゴルフクラブのヘッドが収容されたときのシャフトの位置に応じて、開口の周縁部に対する蓋部の周縁部の密着位置が変動する場合の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、この実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ用ヘッドカバー(以下、ヘッドカバーと称する。)の基本構成を概略的に示す図であり、図2(a)は、開口が開いた状態のヘッドカバーの正面図であり、図2(b)は、開口が開いた状態のヘッドカバーの側面図である。また、図3(a)は、開口が閉じた状態のヘッドカバーの正面図であり、図3(b)は、開口が閉じた状態のヘッドカバーの側面図である。さらに、図4(a)~(b)は、ゴルフクラブのヘッドが収容されたときのシャフトの位置に応じて、開口の周縁部に対する蓋部の周縁部の密着位置が変動する場合の一例を説明するための図である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態に係るヘッドカバー10は、ゴルフクラブ(例えば、ウッド、アイアン、ユーティリティー、パター等)のヘッドHを保護するものであり、当該ヘッドHを収容するための収容空間が長さ方向(図中Y方向)に延在するように形成された袋状のカバー本体11と、蓋部12と、を備えている。蓋部12は、ヘッドHを収容空間内に挿入するためにカバー本体11の長さ方向一端側に形成された開口11aを開閉するようになっている。
【0020】
また、カバー本体11の開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部には、蓋部12の周縁部を開口11aの周縁部に密着するように取付けるための複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14(図2図4に示す)が設けられている。ここで、複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14は、本発明の「取付手段」の一例である。
【0021】
なお、本実施形態において、蓋部12は、カバー本体11の開口11aの周縁部においてカバー本体11と一体に形成されている。また、本実施形態では、ヘッドカバー10が、パター(例えば、マレット型のパター等)用ヘッドカバーである場合を一例として説明する。
【0022】
カバー本体11は、内部の収容空間においてヘッドHを収容可能な形状及びサイズ(幅(図中X方向の寸法)、長さ(図中Y方向の寸法)及び高さ(図中Z方向の寸法))を有している。なお、カバー本体11は、ヘッドHのみを収容するように形成されてもよいし、ヘッドHのみでなくゴルフクラブのネック(図示省略)やシャフトSの付け根部分(ヘッドH側の部分)も収容可能に形成されてもよい。
【0023】
開口11aの幅(図中X方向の寸法)及び高さ(図中Z方向の寸法)は、ヘッドHを挿通可能な寸法に形成されている。なお、本実施形態では、ゴルフクラブのヘッドHがカバー本体11内の収容空間に収容されると、当該ゴルフクラブのシャフトSが開口11aからカバー本体11の外部に突出するようになっている。ここで、開口11aは、シャフトSの延在方向(図中Z方向)と略直交する方向(図中Y方向)に開口するように形成されてもよい。これにより、例えば開口11aがシャフトSの延在方向と同じ方向(図中Z方向)に開口するように形成されている場合と比較して、蓋部12を、シャフトSに遮られないように開口11aの周縁部に取り付けることができる。
【0024】
蓋部12は、周縁部を開口11aの周縁部に取付可能な形状及びサイズを有している。なお、本実施形態では、図1に示すように、蓋部12が平板状に形成されている場合を一例として説明するが、この場合に限られない。例えば、蓋部12には、ゴルフクラブのヘッドHの一部を収容可能な凹部が形成されていてもよい。
【0025】
カバー本体11及び蓋部12の素材としては、例えば緩衝性を有する素材(例えば、皮革、合成皮革、布、不織布、ニット等)が挙げられるが、これに限定されない。また、カバー本体11は、外側と内側で異なる素材(例えば、外側が合成皮革、内側が起毛布等)によって形成されてもよいし、ヘッドHの保護効果を高めるために、外側の素材と内側の素材との間に例えばクッション材が設けられてもよい。
【0026】
カバー本体11の開口11aの周縁部には、図2(a)~(b)に示すように、複数の第1磁石13が間隔をおいて設けられている。第1磁石13の数や磁力は、例えば蓋部12の開閉操作の容易性等に応じて適宜設定されてもよい。
【0027】
また、蓋部12の周縁部には、複数の第1磁石13の各々と引き合う複数の第2磁石14が設けられている。複数の第2磁石14の各々は、図3(a)~(b)に示すように、開口11aを閉じるように蓋部12を開口11aの周縁部に取り付けた場合に、複数の第1磁石13の各々と対向する位置に設けられている。これにより、複数の第1磁石13と複数の第2磁石14との間の引き合う磁力によって、蓋部12の周縁部を開口11aの周縁部に密着するように取り付けることができる。なお、複数の第2磁石14の数や磁力は、第1磁石13と同様に適宜設定されてもよい。
【0028】
本実施形態では、複数の第1磁石13の各々及び複数の第2磁石14の各々が間隔をおいて設けられていることにより、後述するように、開口11aから突出するシャフトSの位置に応じて、開口11aの周縁部に対する蓋部12の周縁部の密着位置が変動するようになっている。
【0029】
以上のように構成されたヘッドカバー10をゴルフクラブのヘッドHに取り付ける方法について説明する。先ず、図1及び図2(a)~(b)に示すように開口11aが開いている場合に、ゴルフクラブのヘッドHを開口11aからカバー本体11内に挿入する。ここで、ゴルフクラブのヘッドHは、ゴルフクラブのシャフトSが開口11aの開口方向(図中Y方向)と略直交する方向(図中Z方向)に延在する状態でカバー本体11内に挿入される。
【0030】
次に、図3(a)~(b)に示すように、開口11aを閉じるように蓋部12を移動させると、蓋部12の周縁部に設けられた複数の第2磁石14が、開口11aの周縁部に設けられた複数の第1磁石13と引き合うことにより、蓋部12の周縁部が開口11aの周縁部に密着するように蓋部12が開口11aの周縁部に取り付けられる。
【0031】
ここで、図4(a)に示すように、開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部のうちシャフトSが介在する箇所では開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部が密着していないが、他の箇所では複数の第2磁石14が複数の第1磁石13と引き合うことによって開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部が密着しているので、蓋部12が開口11aの周縁部から簡単に取り外されるのを抑制することができ、ヘッドカバー10をゴルフクラブのヘッドHに安定して取り付けることができる。
【0032】
また、図4(b)に示すように、ヘッドHに対するシャフトSの位置が異なる他のタイプのゴルフクラブにヘッドカバー10を取り付ける場合であっても、開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部のうちシャフトSが介在する箇所が図4(a)の場合と異なるものの、他の箇所では複数の第2磁石14が複数の第1磁石13と引き合うことによって開口11aの周縁部及び蓋部12の周縁部が密着している(つまり、図4(a)の場合と比較して、密着位置が変動している)ので、蓋部12が開口11aの周縁部から簡単に取り外されるのを抑制することができ、ヘッドカバー10をゴルフクラブのヘッドHに安定して取り付けることができる。
【0033】
このようにして、本実施形態に係るヘッドカバー10を、ヘッドHに対するシャフトSの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドHに容易に取り付けることができる。
【0034】
なお、ヘッドカバー10をヘッドHから取り外す場合には、蓋部12の周縁部を開口11aの周縁部から引き離すことによって開口11aを開いた状態にして、ヘッドHをカバー本体11から取り出す。これにより、ヘッドカバー10をヘッドHから容易に取り外すことができる。
【0035】
上述したように、本実施形態に係るヘッドカバー10によれば、開口11aの周縁部に対する蓋部12の周縁部の密着位置を、開口11aから突出するシャフトSの位置に応じて変動させることが可能になるので、例えば、或るタイプのゴルフクラブのヘッドHがカバー本体11に収容されている場合であっても、蓋部12の周縁部を、当該ゴルフクラブのシャフトSの位置に応じて密着位置が変動した状態で開口11aの周縁部に取り付けることができる。したがって、ヘッドHに対するシャフトSの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドHに容易に取り付けることができる。
【0036】
なお、本実施形態のヘッドカバー10は、例えばウッド、アイアン、ユーティリティー、パター等のうち何れのゴルフクラブ用であってもよいが、特にパター用ヘッドカバーである場合に、本実施形態の構成を用いることが有効である。すなわち、パターは、例えばセンターシャフトのパターや右利き用又は左利き用のL字型パター等のように、ヘッドHに対するシャフトSの位置が異なる様々なタイプが存在するものであるが、上述したように、本実施形態のヘッドカバー10は、例えば、センターシャフトのパター、右利き用のL字型パター、及び、左利き用のL字型パター等の各々のヘッドHに容易に取り付けることができるので、パター用ヘッドカバーに本実施形態の構成を用いることが極めて有効である。
【0037】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0038】
上記実施形態では、複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14を備える場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14の何れか一方の磁石の代わりに、他方の磁石と引き合う磁性体(例えば鉄板等)が設けられてもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14を備える場合を一例として説明したが、第1磁石13及び/又は第2磁石14の数は1つであってもよい。この場合、第1磁石13は開口11aの周縁部全体に亘って連続して設けられてもよいし、第2磁石14は蓋部12の周縁部全体に亘って連続して設けられてもよい。
【0040】
さらに、上記実施形態では、複数の第1磁石13及び複数の第2磁石14が取付手段として設けられている場合を一例として説明したが、取付手段は、例えば、面ファスナーであってもよいし、シールであってもよいし、ボタンやフック等であってもよい。
【0041】
さらにまた、上記実施形態では、蓋部12がカバー本体11と一体に形成されている場合を一例として説明したが、蓋部12はカバー本体11と別個に形成されていてもよい。
【0042】
また、上記実施形態では、ゴルフクラブのヘッドHが開口11aから挿入されるようにカバー本体11が形成されている場合を一例として説明したが、例えば、ゴルフクラブのヘッドHを挿入するためのスリットが開口11aとは別にカバー本体11に設けられてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のゴルフクラブ用ヘッドカバーは、ヘッドに対するシャフトの位置が異なる様々なタイプのゴルフクラブのヘッドに容易に取り付けることの可能なゴルフクラブ用ヘッドカバーとして好適に利用することができるので、その産業上の利用可能性は極めて大きい。
【符号の説明】
【0044】
10…ゴルフクラブ用ヘッドカバー
11…カバー本体
11a…開口
12…蓋部
13…第1磁石
14…第2磁石
H…ヘッド
S…シャフト
図1
図2
図3
図4