IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 伊藤 康弘の特許一覧

<>
  • 特許-教具 図1
  • 特許-教具 図2
  • 特許-教具 図3
  • 特許-教具 図4
  • 特許-教具 図5
  • 特許-教具 図6
  • 特許-教具 図7
  • 特許-教具 図8
  • 特許-教具 図9
  • 特許-教具 図10
  • 特許-教具 図11
  • 特許-教具 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-24
(45)【発行日】2022-03-04
(54)【発明の名称】教具
(51)【国際特許分類】
   G09B 19/08 20060101AFI20220225BHJP
   G09B 1/12 20060101ALI20220225BHJP
【FI】
G09B19/08
G09B1/12
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021129462
(22)【出願日】2021-08-06
【審査請求日】2021-08-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521327002
【氏名又は名称】伊藤 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100134533
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 夏香
(74)【代理人】
【識別番号】100186451
【弁理士】
【氏名又は名称】梅森 嘉匡
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 里美
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 弘太
【審査官】松山 紗希
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-091293(JP,A)
【文献】登録実用新案第3230975(JP,U)
【文献】国際公開第2007/074546(WO,A1)
【文献】特開2004-198818(JP,A)
【文献】【自宅学習】すごいぞ!ちびむすドリルが更なる進化を遂げていた!!【無料教材】, [online],2020年03月30日,第1-4頁,<URL>https://www.homeschoolplusalpha.com/【自宅学習】すごいぞ!ちびむすドリルが更なる/,[2021年10月22日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 1/00-9/56,17/00-19/26
B42D 15/00、15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)表面にアルファベット1文字と顔の一部とを含むイラストが描かれ、裏面には当該アルファベットの書き順が表示された第1のカードを、全アルファベット各1枚含む1組又は複数組の第1カード群と、
(B)上方に開口した袋状で、表面にアルファベット1文字のみが描かれ、裏面は無地で、任意のカード1枚を収納可能で透明又は半透明なカードポケットを、全アルファベット各1個含む1組又は複数組のカードポケット群と、を有し、
(A-1)前記第1のカードの1又は複数は、前記イラストがアルファベットを発音するときの口の形を含むものであることを特徴とする教具。
【請求項2】
前記第1のカード及び前記カードポケットが、いずれも、上方及び下方に、端部に届く切り込みと当該切り込みに連通するリング通し穴が穿設されており、
前記教具が、さらに、
(C)表面にアルファベット1文字のみが描かれ、上方及び下方に、端部に届く切り込みと当該切り込みに連通するリング通し穴が穿設された第2のカードを、全アルファベット各1枚含む1組又は複数組の第2カード群と、
(D)(ア)表面に、前記第1カード群及び前記第2カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して載置可能なカード載置部が3以上並列に設けてあり、前記カード載置部のそれぞれの上辺側略中央部及び下辺側略中央部に環装穴を設けてあるボード本体、
(イ)前記環装穴にそれぞれ取り付け、前記第1カード群及び前記第2カード群のうち任意のカード1又は複数枚をそれぞれ前記カードポケットに収納して着脱自在かつ揺動自在に保持するカードホルダーリングを、6以上含むリング群、
を備えるフラップボードと、
を有することを特徴とする請求項1記載の教具。
【請求項3】
前記教具が、さらに、
(E)両面が無地の第3のカードを6枚含む第3カード群を有し、
前記フラップボードが、さらに、
(ウ)上方に開口した袋状で、前記第1カード群及び前記第2カード群並びに前記第3カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して出し入れ自在に保持する透明又は半透明なポケット部を、3以上連設したシート状のフラップで、前記ボード本体の左辺側に、前記ボード本体の表面側へ折り畳み可能に連結される左辺側フラップ、
(エ)上方に開口した袋状で、前記第1カード群及び前記第2カード群並びに前記第3カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して出し入れ自在に保持する透明又は半透明なポケット部を、3以上連設したシート状のフラップで、前記ボード本体の右辺側に、前記ボード本体の表面側へ折り畳み可能に連結される右辺側フラップ、
を備えることを特徴とする請求項2記載の教具。
【請求項4】
前記第1のカード及び前記第2のカードのうち、母音のアルファベットのカードと、子音有声音のアルファベットのカードと、子音無声音のアルファベットのカードとは異なる色で着色されており、前記第3のカードのうち2枚が前記母音のアルファベットのカードと同色、2枚が前記子音有声音のアルファベットのカードと同色、2枚が前記子音無声音のアルファベットのカードと同色であることを特徴とする請求項3記載の教具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォニックスによる学習、中でもスペリングビーやライミングの学習に適した教具に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットの普及などにより国際化が加速し、英語力(聞く・話す・読む・書く)の必要性が高まり、語学の早期学習の有効性が指摘されている。
【0003】
フォニックス・ライミング・スペリングビーは英語圏の基礎教養である。
【0004】
フォニックスは、英語の綴りと発音の間の規則性であり、また、正しい発音の学習を行うための方法としても知られている。スペリングビーは、耳で聞いた単語をスペリングする競技で、これを行うことでフォニックスのルールが自然に身につき、初めて見る単語でも読めるようになり、また、聞いた単語の意味が分からなくても予測される綴りから辞書でその意味を調べることができるようになるという効果がある。ライミングは、同じ音で終わる単語を集めて韻を踏む音遊びで、遊びながら英単語に慣れ、フォニックスについて自然に理解できる効果がある。英語の学習法やこれに用いる学習用具としてはいくつか知られている(特許文献1~5参照)。
【0005】
効率よく英語を学習するためには、まず、アルファベットの名称と、正しいフォニックス音を関連付けて学ぶ必要がある。次に、フォニックスを理解して、単語を読みこなすには、並んでいる文字を音読するという訓練が欠かせないが、音素認識能力を高めるライミングはその訓練に欠かせない。音素音韻の認識能力の高さは、語彙力の伸長を予測し、ひいては読む力や書く力に多大な影響を与える。フォニックス・ライミングを理解し、耳にした単語の文字を選んで目にした単語を音読できるようになるには、スペリングビーの学習が最も効果的である。かかる理由から、幼児や児童でも取り組めるフォニックス・ライミング・スペリングビーを習得するための教具の需要が高まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特許第6481442号公報
【文献】特開2002-091293号公報
【文献】特開2010-072606号公報
【文献】特開2021-009235号公報
【文献】実用新案登録第3230975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1~5記載の方法や用具では、日本語の語彙の豊富さや読み書き能力が必要であり、中には英単語を知っていることが前提のものもあり、すでに母語の発話が始まってからフォニックスに出会うことになる。すなわち、学習する者がアルファベットや英単語を知っていることや、日本語の語彙や知識が豊富であることが前提となっており、まだ文字が読めない幼い子には適していないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、文字が読めなくてもアルファベットの形と音を同時に学ばせることができることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は、(A)表面にアルファベット1文字と顔の一部とを含むイラストが描かれ、裏面には当該アルファベットの書き順が表示された第1のカードを、全アルファベット各1枚含む1組又は複数組の第1カード群と、
(B)上方に開口した袋状で、表面にアルファベット1文字のみが描かれ、裏面は無地で、任意のカード1枚を収納可能で透明又は半透明なカードポケットを、全アルファベット各1個含む1組又は複数組のカードポケット群と、を有し、
(A-1)前記第1のカードの1又は複数は、前記イラストがアルファベットを発音するときの口の形を含むものであることを特徴とする教具を提供する。
【0010】
本発明の第1の態様によれば、文字が読めなくてもアルファベットの形と音を同時に学ばせることができることを実現することができる。
【0011】
また、前記第1のカード及び前記カードポケットが、いずれも、上方及び下方に、端部に届く切り込みと当該切り込みに連通するリング通し穴が穿設されており、
前記教具が、さらに、
(C)表面にアルファベット1文字のみが描かれ、上方及び下方に、端部に届く切り込みと当該切り込みに連通するリング通し穴が穿設された第2のカードを、全アルファベット各1枚含む1組又は複数組の第2カード群と、
(D)(ア)表面に、前記第1カード群及び前記第2カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して載置可能なカード載置部が3以上並列に設けてあり、前記カード載置部のそれぞれの上辺側略中央部及び下辺側略中央部に環装穴を設けてあるボード本体、
(イ)前記環装穴にそれぞれ取り付け、前記第1カード群及び前記第2カード群のうち任意のカード1又は複数枚をそれぞれ前記カードポケットに収納して着脱自在かつ揺動自在に保持するカードホルダーリングを、6以上含むリング群、
を備えるフラップボードと、
を有することが好ましい。
【0012】
前記教具が、さらに、
(E)両面が無地の第3のカードを6枚含む第3カード群を有し、
前記フラップボードが、さらに、
(ウ)上方に開口した袋状で、前記第1カード群及び前記第2カード群並びに前記第3カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して出し入れ自在に保持する透明又は半透明なポケット部を、3以上連設したシート状のフラップで、前記ボード本体の左辺側に、前記ボード本体の表面側へ折り畳み可能に連結される左辺側フラップ、
(エ)上方に開口した袋状で、前記第1カード群及び前記第2カード群並びに前記第3カード群のうち任意のカード1枚を前記カードポケットに収納して出し入れ自在に保持する透明又は半透明なポケット部を、3以上連設したシート状のフラップで、前記ボード本体の右辺側に、前記ボード本体の表面側へ折り畳み可能に連結される右辺側フラップ、
を備えることが好ましい。
【0013】
また、前記第1のカード及び前記第2のカードのうち、母音のアルファベットのカードと、子音有声音のアルファベットのカードと、子音無声音のアルファベットのカードとは異なる色で着色されており、前記第3のカードのうち2枚が前記母音のアルファベットのカードと同色、2枚が前記子音有声音のアルファベットのカードと同色、2枚が前記子音無声音のアルファベットのカードと同色であることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、文字が読めなくてもアルファベットの形と音を同時に学ばせることができることを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実施例1の教具の第1のカード例を示す図である。
図2】実施例1の教具の第1のカード群一組を示す図である。
図3】実施例1の教具の第2のカード例を示す図である。
図4】本発明の教具の第3のカード例を示す図である。
図5】本発明の教具の実施例1のカードポケット例を示す図である。
図6】本発明の教具の実施例1のフラップボード例を示す図である。
図7】本発明の教具の実施例1の収納状態を示す図である。
図8】本発明の教具の実施例1のカードポケットへの第1のカードの挿入例1を示す図である。
図9】本発明の教具の実施例1のカードポケットへの第1のカードの挿入例2を示す図である。
図10】本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。
図11】本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。
図12】本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の教具について、添付図面を参照して実施例を用いて本発明の好適な実施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0017】
本実施例は、文字が読めない幼児・児童でも楽しくフォニックスを身につけることができ、効果的な学習ができる教具であり、スペリングビーの学習もライミングの学習もできるものである。
【0018】
{構成}
本実施例の教具は、1組又は複数組の第1カード群と、1組又は複数組の第2カード群と、1組又は複数組のカードポケット群と、フラップボードとを有する。なお、本実施例では、さらに第3カード群を有する。
【0019】
第1カード群は、第1のカード26枚で構成され、本実施例では第1カード群は一組(第1のカード26枚)である。図1は、実施例1の教具の第1のカード例を示す図である。本実施例では、図1(a)に示すように、第1のカード1は、表面11に、1文字のアルファベット(図1では「P」)を含むイラストで、かつ、かかるアルファベット(図1では「P」)を発音するときの口の形又は動作を表したイラスト112pが描かれ、図1(b)に示すように、裏面12には表面に記載されたアルファベットの書き順が矢印123と数字124とで表示されている。また、上方及び下方に、端部に届く切り込み13と、切り込み13に連通するリング通し穴14が穿設されている。第1のカード1は、目で見て発音がわかるイラストが描いてあるカードである。
【0020】
図2は、実施例1の教具の第1のカード群一組を示す図である。一組の第1カード群を構成する26枚の第1のカードそれぞれには、a~zの異なるアルファベットが記されている。イラスト112pには、アルファベットを発音するときの口の形と動作の両方が描かれていてもよい。本実施例では、イラスト112pはアルファベットを使った顔文字である。本実施例では、裏面12は、3段に仕切られており、表面11のイラスト112pの中に描かれているアルファベットの書き順の矢印123と数字124(一画のアルファベットでは数字は省略)が描かれているので、書き順とともに位置も覚えられるようになっている。第1のカードに顔文字が描いてあり、発音する口の形などがわかるので、文字が読めない幼い子でも発音を習得できる。本実施例では、第1カード群一組であるが、第1カード群二組以上でも構成してもよい。第1カード群を構成する第1のカード26枚は、同じ大きさで同一形状のカードである。
【0021】
本実施例では、第1のカードは3色で色分けしてあり、カードの色の違いで発音の違いを区別できるようにしてある。具体的には、第1のカードのうち、母音のアルファベットのカードは第1色(例えば黄色等の中間色)、子音有声音のアルファベットのカードは第2色(例えば水色等の寒色)、子音無声音(例えばピンク色等の暖色)は第3色としてある。なお、図2では、各カードの色の違いについて、アルファベットを囲む四角い枠の濃淡で表現している。本実施例によれば、発音の違いによりカードの色が異なり、発音の種類の区別を容易に視認できるので、共通する発音方法が習得しやすくなり、また、一文字ずつの音の区別が明確になる。
【0022】
リング通し穴14は、後述するカードホルダーリング57に第1のカードを懸架させるための穴である。カードホルダーリング57は、第1のカード1の端部からリング通し穴14まで設けた切り込み13の端部側に押し当てることにより、切り込み13を通ってリング通し穴14に挿通される。切り込み13の隙間はカードホルダーリング57の直径より狭く、カードホルダーリング57はリング通し穴14から自然には抜けにくい。第1のカード1は、手で切り込み13と反対側に引っ張ることによりカードホルダーリング57から容易に抜ける。
【0023】
第2カード群は、第2のカード26枚を一組で構成され、本実施例では第2カード群は二組(第2カード52枚)を有する。図3は、実施例1の教具の第2のカード例を示す図である。本実施例では、第2のカード2は、第1のカード1と同じ大きさ同一形状で、図3(a)に示すように、表面21にアルファベット211p(図3では「P」)が1文字のみ描かれ、図3(b)に示すように、裏面22は無地で、上方及び下方に、端部に届く切り込み23と、切り込み23に連通するリング通し穴24が穿設されている。第2のカードは、目で見て発音がわからないカードである。一組の第2のカードそれぞれには、a~zの異なるアルファベットが記されている。本実施例では、第2カード群二組であるが、第2カード群一組のみ又は三組以上でもよい。
【0024】
本実施例では、第2のカードの個々の色は、第1のカードと同様な色分けがしてある。また、リング通し穴24と切り込み23は第1のカードのリング通し穴14と切り込み13と同様な役割を果たす。
【0025】
本実施例では、第3カード群は、第3のカード6枚を有する。図4は、本発明の教具の第3のカード例を示す図である。本実施例の第3のカード3は、図4(a)(b)に示すように、両面(表面31、裏面32)が無地のカードである。第3のカードは、第1のカード1と同じ大きさ同一形状で、アルファベットも顔文字も描かれておらず、目で見て発音もアルファベットもわからない、無地のカードである。本実施例では、第3のカードのうち2枚が第1色、2枚が第2色、2枚が第3色である。本実施例では、第3のカード3には、上方及び下方に、端部に届く切り込み33と、切り込み33に連通するリング通し穴34が穿設されているが、なくてもよい。第3のカードは、第1のカード1や第2のカード2を隠したい場合に、主に、後述する左辺側フラップ58又は右辺側フラップ59に挿入して使用するカードである。
【0026】
第1~3カード群は、ある程度の耐久性と弾性を有した素材であることが好ましい。
【0027】
カードポケット群は、カードポケット26個で構成され、本実施例ではカードポケット群は二組(52個)を有する。図5は、本発明の教具の実施例1のカードポケット例を示す図である。本実施例では、カードポケット4は、上方に開口した袋状で、図5(a)に示すように、表面41にアルファベット411p(図5では「P」)が1文字のみ描かれ、図5(b)に示すように、裏面42は無地で、上方及び下方に、端部に届く切り込み43と、切り込み43に連通するリング通し穴44が穿設され、第1カード群及び第2カード群のうち任意のカード1枚を収納可能で透明又は半透明である。一組のカードポケットそれぞれには、a~zの異なるアルファベットが記されている。アルファベットの書体・大きさ・位置は、カードポケットに第1のカードを入れたとき、そのアルファベット部分が重なるように描いてある。カードポケット4それぞれには、第1のカード1又は第2のカード2を収納可能であり、カードポケットと同じアルファベットが描かれたカードを収納する。カードポケット4に第3のカード3を収納してもよい。開口部45側が上端側であり、リング通し穴44と切り込み43は第1のカードのリング通し穴14と切り込み13と同様な役割を果たす。カードポケット26個は、同じ大きさで同一形状のポケットである。本実施例では、カードポケット群二組であるが、カードポケット群一組のみ又は三組以上でもよい。カードポケット群は、ある程度の耐久性と弾性を有した素材であることが好ましい。
【0028】
図6は、本発明の教具の実施例1のフラップボード例を示す図である。図の中の<1>~<9>は領域を表すために便宜上示したものであり、符号ではない。本実施例では、フラップボード5は、ボード本体56と、左辺側フラップ58、右辺側フラップ59(図示省略)、リング群を有する。本実施例では、ボード本体56は、表面に、カード載置部565が3つ並列に設けてあり、カード載置部565a、b、cのそれぞれの上辺側略中央部及び下辺側略中央部に環装穴567を設けてある。本実施例では、カード載置部565が3つであるため、環装穴567は上辺側3箇所、下辺側3箇所の計6箇所である。本実施例では、各箇所2つの穴で1セットである。カード載置部565が4以上設けてあってもよいが、フォニックス音の習得の初期段階で使用する場合は、カード載置部565が3つであることが好ましい。
【0029】
カード載置部565a、b、cは、第1カード群及び第2カード群のうち任意のカード1枚をカードポケット4に収納して載置することが可能である。本実施例では、リング群は、上辺側3個、下辺側3個の計6個のカードホルダーリング57で構成される。カード載置部565が4以上である場合は、環装穴567が8セット以上、カードホルダーリング57が8個以上設けてあってもよい。カードホルダーリング57は、半分にカットしたドーナッツのような半円弧状に表面側に出ている。
【0030】
本実施例では、カードホルダーリング57は、環装穴567にそれぞれ嵌め、第1カード群及び第2カード群のうち任意のカード1又は複数枚をそれぞれカードポケット4に収納した状態で、着脱自在かつ揺動自在に保持する。カードホルダーリング57は紐輪でも金属製あるいは木製のリングでもよく、環装穴567に着脱可能なリングであってもよい。
【0031】
図6では、左側のカード載置部565aに、「C」の第1のカード1cが、表面側が見えるように、「C」のカードポケット4(図示省略)に収納され、カード載置部565aの上辺側略中央部に設けた環装穴567aに嵌めたカードホルダーリング57aに取り付けて保持されている。カード載置部565aの下辺側略中央部に設けた環装穴567dに嵌めたカードホルダーリング57dにはカードは嵌められていない。同様に、中央のカード載置部565bに「a」の第1のカード1a、右側のカード載置部565cに「t」の第1のカード1tが保持されている。文字が読めない幼児や児童でも、顔文字のイラストを見ながら、「cat」の英単語のフォニックス音の習得ができる。
【0032】
本実施例では、左辺側フラップ58は、透明なポケット部588を、3つ連設したシート状のフラップである。ポケット部588は半透明(トランスルーセント)でもよい。連接するポケット部588の数は4つ以上であってもよい。左辺側フラップ58は、上方に開口した袋状で、開口部585は、ポケット部毎に分けられていてもよいし、全ポケット部で上部が共通した開口部となっていて下方でポケット部ごとに仕切られていてもよい。第1カード群及び第2カード群並びに第3カード群のうち任意のカード1枚を、カードポケット4に収納した状態とし、ポケット部588に挿入する。ポケット部588a、b、c全部にそれぞれカードを入れることもできるし、いずれか必要なポケット部のみにカードを入れることもできる。各カードは、ポケット部588に、開口部585から出し入れ自在に保持される。左辺側フラップ58は、ボード本体56の左辺側に連結され、ボード本体56の表面側、すなわちカード載置部565が設けられた面へ折り畳み可能とする可動部589を有する。本実施例では、左辺側フラップ58は、全体が可撓性のある樹脂製シートで構成されているが、少なくとも可動部589は折り曲げ可能な素材であることが好ましい。
【0033】
本実施例では、右辺側フラップ59は、左辺側フラップ58と左右対称な構成である。すなわち、上方に開口した袋状で第1カード群及び第2カード群並びに第3カード群のうち任意のカード1枚をカードポケット4に収納して出し入れ自在に保持する透明なポケット部598を、3つ連設したシート状のフラップで、ボード本体56の右辺側に連結され、ボード本体56の表面側へ折り畳み可能とする可動部599を有する。
【0034】
図7は、本発明の教具の実施例1の収納状態を示す図である。本実施例では、左辺側フラップ58と右辺側フラップ59は、ボード本体56の表面側、すなわちカード載置部565側に片観音折りで折り畳んで収納される。したがって、本実施例によれば、コンパクトに持ち運び可能とすることができる。また、本実施例では、ボード本体56は、左辺側フラップ58及び右辺側フラップ59と同じビニル樹脂製のシートでカバーされている。左辺側フラップ58と右辺側フラップ59は透明なので、カード載置部565にカードが取り付けてあるときは、カードを視認できる。図7においては、第1のカード1がカードホルダーリング57に保持されているが、カードホルダーリング57に保持するカードは、第1のカード1に限らず、第2のカード2、第3のカード3でもよく、これらのカードがカードポケット4に収納された状態であってもよい。なお、本発明の教具は、幼児・児童が使用することから、どのパーツも、角のない丸みのある形状であることが好ましい。
【0035】
本実施例の教具の使用方法として、いくつかの方法を述べる。
【0036】
{使用方法1}
まず、第1のカード1の第1カード群と、カードポケット4のカードポケット群とを使用した教育方法について、次に述べる。かかる方法においては、教具の構成要素は、一組の第1のカード群と一組のカードポケット群である。第1のカードは出し入れ可能に対応するアルファベットのカードポケットに挿入して使用する。
【0037】
図8は、本発明の教具の実施例1のカードポケットへの第1のカードの挿入例1を示す図である。カードポケット4に第1のカード1を、図8(a)に示すように、カードポケットの表面41側が第1のカードの表面11側となるように挿入すると図8(b)に示すように、カードポケットのアルファベット411pに第1のカードのイラスト112pの中のアルファベット部分が重なった状態でイラスト112pが視認できる。したがって、アルファベットと顔文字を紐づけて覚えることができる。なお、このとき、カードポケットの裏面42側からは第1のカードの裏面12が視認できる。
【0038】
図9は、本発明の教具の実施例1のカードポケットへの第1のカードの挿入例2を示す図である。カードポケット4に第1のカード1を、図9(a)に示すように、カードポケットの表面41側が第1のカードの裏面12側となるように挿入すると、図9(b)に示すように、カードポケットのアルファベット411pの周囲に記載されている第1のカードの書き順の矢印123と数字124が視認できる。したがって、書き順が覚えられ、書き方の手引きとなる。なお、このとき、カードポケットの裏面42側からは第1のカードの表面11が視認できる。
【0039】
なお、カードポケット4に第2のカード2をカードポケットの表面41側が第2のカードの表面21側となるように挿入すると、アルファベット部分が重なって、アルファベットのみが視認できる。
【0040】
本実施例では、カードポケットが、中身が透けて見える透明なカード入れで表面にアルファベットが印刷されているため、アルファベットと中のカードを同時に目にすることができ、したがって、アルファベットと、中に入れ替えるカードの情報とを併せて学べる。
【0041】
本実施例では、また、イラストの顔文字が、口の形や動作など、基本となる26のフォニックス音を想起させるイラストであるので、発音のヒントを目にすることができ、したがって、イラストの表情や動作をまねるだけで発音できる。
【0042】
本実施例では、カードポケットと顔文字がセットになっているため、アルファベットの形と音を同時に学べる。また、入れ替えるカードの情報によってアルファベットを多角的に学べる。
【0043】
{使用方法2}
次に、本実施例の教具の使用方法として、第1のカード1の第1カード群と、カードポケット4のカードポケット群と、第2のカード2の第2カード群とを使用した教育方法について述べる。かかる方法においては、教具の構成要素は、一組の第1のカード群と二組のカードポケット群と一組の第2のカード群である。第1のカードと第2のカードは出し入れ可能に対応するアルファベットのカードポケットに挿入して使用する。
【0044】
アルファベット文字への習熟度が低いときは第1カード群とカードポケット群の組み合わせで学習し、習熟度が高くなってきたら顔文字がない第2カード群を使用してアルファベットを学習する。本実施例の教具によれば、文字毎の習熟度に応じたカスタマイズができる。
【0045】
{使用方法3}
次に、第1のカード群とカードポケット群だけでなく、第2のカード群と第3のカード群とフラップボードを含めた本実施例の教具を使用した教育方法について述べる。
【0046】
文字が読めない者にフォニックス音の学習をさせるときは、図8に示したように、教具を用い、カード載置部には並べるカードとしては、最初は第1のカードを使用する。徐々に習熟度が高くなったら、十分習熟した文字からカードを第2のカードに入れ替える。かかる方法によれば、文字が読めなくても顔文字で英単語の発音を習得することができる。
【0047】
{使用方法4}
本実施例の教具を用いてライミングの学習、例えば「ben」「hen」「pen」の学習を行うときは次の方法で行うことができる。
【0048】
図10は、本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。図の中の<1>~<6>は領域を表すために便宜上示したものであり、符号ではない。まず、右辺側フラップ59をボード本体56の表面側、すなわちカード載置部のうえに重ねた状態とする。次に、右辺側フラップ59のポケット収納部598aに、「n」の第2のカード2nを挿入し、ポケット収納部598bに、「e」の第2のカード2eを挿入する。さらに、カード載置部565aのうえに重ねた右辺側フラップ59のポケット収納部598cに重ねて、「b」の第2のカード2bを置く。第2のカード2bの切り込み23を通してリング通し穴24に、カード載置部565aの上辺側のカードホルダーリングを嵌め込み、第2のカード2bを保持する。またさらに、「b」の第2のカード2bの上に重ねて、「h」の第2のカード2h、「p」の第2のカード2pをかかるカードホルダーリングに取り付けて、同様に保持する。各第2のカード2は、それぞれのアルファベットに対応したカードポケット4に収納してもよい。
【0049】
結果として<4>の領域には「b」又は「h」又は「p」を表示でき、<5>の領域には、「e」、<6>の領域には「n」が表示される。学習する者は、カード載置部565aの上に第2のカード2bの表面側が視認できる状態で「ben」(図10の状態)、次に第2のカード2bのうえに第2のカード2hを重ねて、第2のカード2hの表面側が視認できる状態で「hen」、次に第2のカード2hのうえに第2のカード2pを重ねて、第2のカード2pの表面側が視認できる状態で「pen」の文字を視認できる。本実施例の教具によれば、同じ韻の発音を確認でき、発音を覚えやすいという効果がある。また、反復練習することも容易である。
【0050】
ライミングワーズ学習のための、頭韻や脚韻の二文字三文字を入れることも可能である。
【0051】
{使用方法5}
本実施例の教具を用いてスペリングビーの学習、例えば「bed」の音から綴りを覚える学習を行うときは次の方法で行うことができる。
【0052】
図11は、本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。まず、カード載置部565aに、「b」の第2のカード2bを置く。第2のカード2bの切り込み23を通してリング通し穴24に、カード載置部565aの上辺側のカードホルダーリングを嵌め込み、第2のカード2bを保持する。同様に、カード載置部565bには「e」の第2のカード2eを保持し、カード載置部565cには「d」の第2のカード2dを保持する。次に、左辺側フラップ58をボード本体56の表面側、すなわち3枚並べた第2のカードのうえに重ねた状態とする。次に、左辺側フラップ58のポケット収納部588cに、第2色(子音有声音)の第3のカード3を挿入する。これにより、第2のカード2dの表面に描かれたアルファベットは第3のカード3で隠されて視認できない。
【0053】
学習する者は、図11に示した状態で、指導者が「bed」と発音するのを聞いて、隠れているアルファベットを考える。そのとき、第2のカード2dを隠している第3のカードが第2色であることから、学習する者は、子音有声音であることが分かるので、アルファベット選択のヒントとなる。考えた後に、ポケット収納部588cから第3のカード3を抜き出すこと又は左辺側フラップ58をめくることにより、第2のカード2dが視認できるようになり、正解が分かる。本実施例の教具によれば、スペリングビーの学習がしやすいという効果がある。
【0054】
{使用方法6}
本実施例の教具を用いてスペリングビー競技の練習、例えば出題者が発音した言葉について素早く綴りを完成させる練習を行うときは次の方法で行うことができる。
【0055】
図12は、本発明の実施例1の教具の使用状態を示す図である。「a」から「m」までの第1のカード1a~mをカード上方のリング通し穴にカード載置部565aの上辺側のカードホルダーリングを差し込んでリングに沿ってめくれるように保持する。同様に、「n」から「z」までの第1のカード1n~zをカード下方のリング通し穴にカード載置部565aの下辺側のカードホルダーリングを差し込んでリングに沿ってめくれるように保持する。カード載置部565bには一組目の第2のカード2、カード載置部565cには二組目の第2のカード2が同様に保持される。図12の状態では各カードのアルファベットは視認できない。カードをめくってカード載置部に置いたときに一番上にあるカードのアルファベットが視認できる。
【0056】
練習する者は、図12に示した状態で、出題者が3文字の単語を発音するのを聞いて、綴りを考え、カード載置部に該当するカードが表示されるようにする。時間と正確性を競うため、素早く行うことが必要となる。本実施例の教具によれば、英語がまだ書けない者でも、カードをめくることにより綴りを完成させることができるので、幼少期のスペリングビーの訓練に適している。
【0057】
従来の方法は、出題者によって読み上げられた単語のスペルを一人の回答者のみが答える方法であったので、複数人での同時学習が困難であった。文字が書ける学習者であれば、声を出させずに書かせる方法も可能であるが、書くことに時間が割かれ、効率が悪い上に、集中力が途切れる。しかし、本実施例の教具によれば、出題者によって読み上げられた単語のスペルを、一度に複数の回答者がボード上にカードで表示することによって、効率よくスペリングビー学習に取り組める。したがって、指導者にとっても、複数の学習者の習熟度が、一見で把握可能となる。
【0058】
また、本実施例では、カードがアルファベット順に上下に分けて並べてあるので、本実施例の教具によれば、辞書を使い始める前に自然にアルファベットの順番を身につけることができ、辞書で調べるときの時間短縮ができるようになる。また、ホルダーリングに取り付けるカードの数を、学習者の習熟度や操作力に合わせて変えられる。初心者は、少ない枚数で余分な情報に惑わされることなく集中して取り組め、上級者は、アルファベット順に26枚並べることで、辞書引きへのステップとなる。
【0059】
なお、本実施例の教具は、右辺側フラップと左辺側フラップを拡げると、9文字までの単語を作ることができ、文字数を増やしての学習にも適する。また、複数の単語を並べ、ライミングやチャンツに取り組めるだけでなく、いくつかのフラップポードを並べ、文章を作るなどのグループ学習も可能となる。
【0060】
本実施例の教具は、左右に配された透明な3連のポケット部を備えたフラップとカードの組み合わせによる可視性・不可視性の違いを利用して、部分的に隠すことができる。例えば、第2のカードの裏面又は第3のカードを挿した状態のフラップを第1のカード又は第2のカードの表面側に重ねることによって単語の一部分を隠すことができる。ツァィガルニック効果やティザー効果として知られているように、幼児・児童も、存在すると認識しているが不可視のものに対して、強い興味を持ち、また集中力も継続するので、本実施例の教具によれば学習効果が高まる。
【0061】
{効果}
以上述べたように、本実施例によれば、文字が読めなくてもアルファベットの形と音を同時に学ばせることができることを実現することができる。本実施例によれば、それぞれの文字に対する習熟度によって、また子どもそれぞれの習熟度によってカスタマイズが可能となる。また、スペリングビー競技のための練習とライミング学習を1つの教具で行うことができる。
【0062】
本実施例の教具は、第1カード群とカードポケット群のみ、あるいはこれに第2カード群を追加したのみの使用も可能であるが、フラップボードと組み合わせることにより、カードの定位置が分かりやすく、分散しにくく、幼児・児童、特に発達障害児など集中力が続きにくい学習者の集中が途切れることのないユニバーサルデザインとなっている。
【0063】
本実施例の教具は、パソコンやスマートフォンのアプリや電子機器ではないので、ブルーライトの心配もなく、幼児・児童が操作することによって、エンハンスメントも可能になり、記憶の定着が促進されるのみならず、認知能力の向上にも役立つ。
【0064】
本実施例の教具は、擬人化に関して知られている3つの効果(「人間は自分と似たものに対して好感を持つMontoya(2008)」、「人間は未知の対象を理解しようとする時、既知の事柄を当てはめて考える。Epley(2007)」、「乳幼児は顔の形状を注視する。Fantz(1963)」)を活用できているものであり、アルファベットの名称と、正しいフオニツクス音を関連付けて指導することが可能となる。
【0065】
語学の学習は早期に行うことが望ましく、また、聴覚域の狭小化が進み、母語にカスタマイズしきる前に、アルファベットの名称とフォニックス音を関連付けて学習する必要がある。一方、乳児が最初に識別するのは、母親の顔であると言われている。本実施例の教具は、アルファベット小文字(文章に使われる頻度が、大文字より高い)を、幼児にも識別可能な顔のイラストでデザインしてあるので、アルファベットの名称を「擬人化したアルファベットの名前」、フォニックス音を「擬人化したアルファベットの鳴き声」と意味づけることによって、容易に正しい組み合わせで習得することができる。また、幼児は、日常的に、物や動物を擬人化して取り上げる機会が多く「猫ちゃんはニャーニャー鳴くね」「犬さんはワンワン吠えるね」のように、アルファベットの名称とフォニックス音の意味合いを楽しんで、学習することが可能であることを考慮すると、本実施例の教具は、擬人化したアルファベットの表情や幼児にも馴染みのある動作をまねることによって「フォニックス音」を視覚的に認識することが可能なユニバーサルデザインを実現している。
【符号の説明】
【0066】
1 第1のカード
11 表面
112 イラスト
12 裏面
123 矢印
124 数字
13 切り込み
14 リング通し穴
2 第2のカード
21 表面
211 アルファベット
22 裏面
23 切り込み
24 リング通し穴
3 第3のカード
31 表面
32 裏面
33 切り込み
34 リング通し穴
4 カードポケット
41 表面
411 アルファベット
42 裏面
43 切り込み
44 リング通し穴
45 開口部
5 フラップボード
56 ボード本体
565 カード載置部
567 環装穴
57 カードホルダーリング
58 左辺側フラップ
585 開口部
588 ポケット部
589 可動部
59 右辺側フラップ
595 開口部
598 ポケット部
599 可動部
【要約】
【課題】文字が読めなくてもアルファベットの形と音を同時に学ばせることができることを実現する。
【解決手段】(A)表面11にアルファベット1文字を含み当該アルファベットを発音するときの口の形及び/又は動作を表したイラスト112Pが描かれ、裏面12には当該アルファベットの書き順が表示された第1のカード1を、全アルファベット各1枚含む1組又は複数組の第1カード群と、(B)上方に開口した袋状で、表面にアルファベット1文字のみが描かれ、裏面は無地で、任意のカード1枚を収納可能で透明又は半透明なカードポケットを、全アルファベット各1個含む1組又は複数組のカードポケット群と、を有する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12